JP2015103837A - 通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Abstract

【課題】企業間で装置の内線番号が重複した場合であっても、企業の構成を変更することなく内線電話のサービスを提供する。【解決手段】通信端末及び中継装置を含む拠点、及び通信端末間を発呼制御を行う端末収容交換機を備える通信システムであって、拠点及び端末収容交換機の間には仮想ネットワークが設定され、通信端末は、接続先の通信端末に接続するための発信番号が含まれる呼制御情報を含む第1のフレームを送信し、中継装置は、第1のフレームを受信した場合、仮想ネットワークの識別子が付与された第2のフレームを端末収容交換機に送信し、端末収容交換機は、第2のフレームに含まれる仮想ネットワークの識別子及び発信番号に基づいて、接続先の通信端末に接続するためのネットワークを特定し、特定されたネットワーク宛に、接続先の通信端末の呼出制御を行うための第3のフレームを送信する。【選択図】図1

Description

本発明は、企業における電話サービスを提供する電話交換システムに関する。
従来、企業に内線電話システムを構築する場合、企業内にIP−PBXを設置する必要があった。しかし、近年、IPセントレックスシステムの普及により、複数の企業内に設置される内線電話をキャリア側のIP−PBXに集約し、企業をテナントとして管理することによって、企業内の内線電話を管理することが可能となっている(例えば、特許文献1)。また、VLAN(仮想構内ネットワーク:Virtual Local Area Network)の技術を使用した内線電話の制御するシステムも知られている(例えば、特許文献2参照)。
特許文献1には、「自サーバがターゲットに送信したメッセージが、同一セッションで、かつ別トランザクションでターゲットから送信される折り返し呼が発生した場合に、SIPサーバで1個のセッションを2個のセッション(呼)として扱うことで、各々別のリモートターゲットを確定し、折り返し接続を行うことと、同一Request−URIによるメッセージの送信先を、前段の装置と、企業とで、別方向にルーティングする。これによって、SIPを搭載したIPセントレックス網内に設置された複数のSIPサーバの接続を中継するセンタサーバ」が記載されている。
特許文献2には、「1または複数のグループ対応中継処理装置を用いる通信システムにおいて、グループ対応中継処理装置のいずれかのポートに、直接的または間接的に接続され、通信装置のうち通信の始点または終点となるエンド端末通信装置からの要求に応じて、プロトコルデータ単位を用いた所定のリアルタイム通信に関し、その開始を許可するか否かを含む制御または管理を行うとともに、各エンド端末通信装置に対してその時点で有効なグループを示すグループ番号の割り当てを行うリアルタイム通信用制御管理装置と、エンド端末通信装置とを備え、リアルタイム通信用制御管理装置は、許可するリアルタイム通信の種類に応じて、各エンド端末通信装置に割り当てるグループ番号を変更する」ことが記載されている。
特開2006−287697号公報 特開2005−217764号公報
特許文献1に記載のIPセントレックスシステムを用いて、複数の企業を1台のIP−PBXに集約する場合、各企業の電話機、パソコン、DHCPサーバ等の装置のIPアドレスは重複しないように設定する必要がある。したがって、企業間で装置のIPアドレスが重複している場合、企業側のIPアドレス体系を変更する必要がある。この場合、企業に設置される装置のIPアドレスの変更が必要となり、ネットワークに接続される全ての装置の設定を一台ずつ変更する作業が発生する。
特許文献2に記載の技術では、VLAN IDをグループの種類毎に設け、サービスの実施の度に、内線電話のVLAN IDを動的に設定変更することしているが、前述したようなVLAN制御を用いて複数の企業の内線電話を集約して管理する場合、企業に設置される機器の全てにVLANタグを設定する必要があり、多大なコストがかかる。また、内線電話がVLANを動的に割り当てる機能を実装していない場合、内線電話自体を交換する必要がある。
また、特許文献2に記載の技術は、内線番号を特定するためにVLAN IDを使用していないため、企業間で装置の内線番号が重複した場合、内線電話を特定することができないため、全ての内線電話の内線番号を変更する必要がある。
本願において開示される発明の代表的な一例を示せば以下の通りである。すなわち、複数の通信端末及び中継装置を含む複数の拠点、並びに、前記複数の拠点を収容し、前記複数の通信端末の要求に応じて前記複数の通信端末間の発呼制御を行う端末収容交換機を備える通信システムであって、前記複数の拠点及び前記端末収容交換機は、第1のネットワークを介して接続され、前記拠点は、当該拠点に含まれる前記複数の通信端末を接続する第2のネットワークを含み、当該拠点とは異なる拠点の前記複数の通信端末と通信するための第3のネットワークと接続し、前記複数の拠点の各々と前記端末収容交換機との間には仮想ネットワークが設定され、前記複数の通信端末の各々は、接続先の通信端末との接続を要求するために、当該接続先の通信端末の呼び出しに用いる発信番号が含まれる呼制御情報を含む第1のフレームを送信し、前記中継装置は、前記通信端末から前記第1のフレームを受信した場合、当該中継装置が含まれる拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子が付与された第2のフレームを前記端末収容交換機に送信し、前記端末収容交換機は、前記第2のフレームを受信した場合、前記受信した第2のフレームに含まれる前記仮想ネットワークの識別子及び前記発信番号に基づいて、接続元の前記通信端末が含まれる拠点を特定し、前記接続先の通信端末に接続するために用いられる前記第2のネットワークのアドレスを特定し、前記特定された拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子、及び前記特定された第2のネットワークのアドレスを含み、前記接続先の通信端末の呼出制御を行うための第3のフレームを送信することを特徴とする。
本発明によれば、端末収容交換機(IP−PBX)は、仮想構内ネットワークの識別子に基づいて接続先のネットワークを特定することができる。したがって、拠点の構成を変更することなく、所定の通信端末の発呼制御を行える。これによって、拠点のアドレス体系及び内線番号体系を維持したまま、一つの端末収容交換機(IP−PBX)にて複数の拠点の内線電話サービスを提供することができる。
上記した以外の課題、構成及び効果は、以下の実施形態の説明により明らかにされる。
本発明の実施例における内線電話システムの構成例を示す説明図である。 本発明の実施例のIP−PBXのハードウェア構成及びソフトウェア構成を説明するブロック図である。 本発明の実施例におけるテナントテーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施例の内線テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施例の番号翻訳テーブルの一例を示す説明図である。 本発明の実施例におけるMACフレームの一例を示す説明図である。 本発明の実施例におけるMACフレームの一例を示す説明図である。 本発明の実施例における内線電話端末の追加時の処理の流れを説明するシーケンス図である。 本発明の実施例のIP−PBXが実行するログイン制御処理を説明するフローチャートである。 本発明の実施例における内線電話端末が内線に接続するときの処理の流れを説明するシーケンス図である。 本発明の実施例のIP−PBXが実行する発信制御処理を説明するフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を参照して説明する。
図1は、本発明の実施例における内線電話システム1の構成例を示す説明図である。
図1では、通信事業者等が提供するクラウドコミュニケーションサービス(クラウドPBXサービス)として、IP−PBXを利用した内線電話システム1の構成例を示す。内線電話システム1は、キャリアG1、及び二つの拠点G2、G3から構成される。なお、内線電話システム1は、DNSサーバ等のサーバ、及びネットワークスイッチその他の装置が含まれてもよい。
キャリアG1は、内線電話のサービスの提供者側のシステムであり、拠点G2、G3は、内線電話のサービスを利用する企業側のシステムである。キャリアG1は、拠点G2、G3をテナントとして管理する。なお、図1では、拠点の数は二つであるが、三つ以上の拠点が存在してもよい。
以下の説明では、キャリアG1によって管理される拠点G2、G3をテナントG2、G3とも記載する。
キャリアG1とテナントG2とはWAN14を介して接続され、キャリアG1とテナントG3とはWAN15を介して接続される。なお、WAN14及びWAN15は、同一のものであってよい。キャリアG1とテナントG2のルータ12とは、WAN14を介して互いに呼制御情報を送受信し、キャリアG1とテナントG3のルータ13とは、WAN15を介して互いに呼制御情報を送受信する。
ここで、呼制御情報は、内線電話端末が通話を希望する相手先に対して発信するためにIP−PBX10へ送信される発呼情報、及び、通話先の内線電話端末からの応答時にIP−PBX10へ送信される応答情報等の情報である。
以下、各システムの構成について説明する。
キャリアG1は、IP−PBX10及びルータ11を備える。
IP−PBX10は、IPネットワーク内において、電話端末の回線交換を行う装置である。本実施例では、IP−PBX10がテナントG2及びテナントG3のそれぞれの内線電話サービスを提供する。本実施例では、IP−PBX10には、IPアドレスとして「10.20.0.1」が設定されているものとする。IP−PBX10のIPアドレスは、例えば、IP−PBX10の設置時にキャリアG1の保守者によって設定される。
ルータ11は、OSI参照モデルのネットワーク層の処理を行うことによって、パケットを中継する装置である。ルータ11の構成は公知のものであるため詳細な説明は省略するが、プロセッサ(図示省略)、メモリ(図示省略)、ネットワークインタフェース(図示省略)等を備える。本実施例のルータ11は、VLAN機能を有する。なお、VLANの方式には、MACフレームに対してタグを付ける方式と、タグを付けない方式とが存在する。本実施例のルータ11は、前述したいずれの方式にも対応するものとする。
ルータ11は、IP−PBX10と内線電話端末21、22、31、32又はアナログトランク23、33との間で送受信される呼制御情報を含むIPパケットをMACフレームに含めることによって、装置間でIPパケットを中継する。
ルータ11は、ポートP10、ポートP11、及びポートP12を有し、ポートP10を介してIP−PBX10と接続し、ポートP11を介してWAN14と接続し、また、ポートP12を介してWAN15と接続する。
本実施例では、ルータ11のポートP10にはVLAN ID「VLAN010」及び「VLAN020」、ポートP11にはVLAN ID「VLAN010」、ポートP12にはVLAN ID「VLAN020」が設定されるものとする。
ルータ11は、IP−PBX10から受信したタグ付きMACフレームを受信した場合、当該MACフレームのVLANタグに含まれるVLAN IDに基づいて、ポートP11又はポートP12を介してテナントG2又はテナントG3にタグ付きMACフレームを送信する。また、ルータ11は、ポートP11又はポートP12からタグ付きMACフレームを受信した場合、ポートP10を介して当該MACフレームをIP−PBX10に送信する。
テナントG2は、ルータ12、スイッチ20、内線電話端末21、22、DHCPサーバ24、及びアナログトランク23を備える。ルータ12、スイッチ20、内線電話端末21、22、DHCPサーバ24、及びアナログトランク23はLAN(構内ネットワーク:Local Area Network)を介した互いに接続される。
ルータ12は、パケットを中継する装置であり、ルータ11と同様にVLAN機能を有する。ルータ12は、ポートP1、及びポートP2を有し、ポートP1を介してWAN14と接続し、ポートP2を介してスイッチ20と接続する。
本実施例では、ポートP1にはVLAN ID「VLAN010」が設定され、ポートP2には「VLANなし」が設定されているものとする。VLAN IDは、例えば、ルータ12の設置時に、テナントG2の保守者によって設定される。
ルータ12は、タグ付きMACフレーム用のポートP1と、タグ無しMACフレーム用のポートP2との間でフレームを中継する場合、ポートP1を介してWAN14に送信されるMACフレームに対してタグを追加し、ポートP2を介してスイッチ20に送信されるMACフレームに対してはタグを削除する。本実施例では、ポートP1を介してWAN14に送信されるMACフレームには、VLAN ID「VLAN010」が追加される。
スイッチ20は、OSI参照モデルのデータリンク層の処理を行うことによって、フレームを中継する装置である。スイッチ20は、ポートP21、ポートP22、ポートP23、ポートP24、及びポートP25を有し、ポートP21を介してルータ12と接続し、ポートP22を介して内線電話端末21と接続し、ポートP23を介して内線電話端末22と接続し、ポートP24を介してアナログトランク23と接続し、また、ポートP25を介してDHCPサーバ24と接続する。
内線電話端末21、22は、テナントG2に設置される内線電話端末であり、IPネットワークを介して電話通信を行う。内線電話端末21、22の構成は公知のものであるため詳細な説明は省略するが、プロセッサ(図示省略)、メモリ(図示省略)、ネットワークインタフェース(図示省略)等を備える。
本実施例では、内線電話端末21にはIPアドレスとして「192.168.0.100」が設定され、内線番号として「1000」が設定される。また、内線電話端末22にはIPアドレスとして「129.168.0.101」が設定され、内線番号として「1001」が設定される。
電話端末の内線番号は、例えば、電話端末の設置時に、テナントの保守者が電話端末を操作することによって登録される。また、電話端末のIPアドレスは、電話端末が通電されたときに、DHCPサーバ24によって自動的に設定される。
アナログトランク23は、アナログ公衆網25を介した通話を行うために、パケット音声データとアナログ音声データとの間の変換機能を有する装置である。本実施例では、アナログトランク23にはIPアドレスとして「192.168.0.200」が設定される。アナログトランク23のIPアドレスは、DHCPサーバ24によって自動的に設定される。
DHCPサーバ24は、テナントG2内のネットワーク機能を備える装置にIPアドレスを自動に割り当てる装置である。本実施例では、DHCPサーバ24にはIPアドレスとして「192.68.0.150」が設定される。DHCPサーバ24のIPアドレスは、例えば、DHCPサーバ24の設置時にテナントの保守者によって設定される。
テナントG2に設置される機器における設定は、ルータ12のVLAN ID以外を除き、IP−PBX10の利用前に設定された内線番号及びIPアドレスがそのまま使用される。
テナントG3は、ルータ13、スイッチ30、内線電話端末31、32、DHCPサーバ34、及びアナログトランク33を備える。テナントG3内の各構成は、テナントG2と同一であるため各構成の機能については説明を省略する。
ルータ12は、パケットを中継する装置であり、ルータ11と同様にVLAN機能を有する。ルータ13は、ポートP3、及びポートP4を有し、ポートP3を介してWAN15と接続し、ポートP4を介してスイッチ30と接続する。
本実施例では、ポートP3にはVLAN ID「VLAN020」が設定され、ポートP4には「VLANなし」が設定されているものとする。
ルータ13は、タグ付きMACフレーム用のポートP3と、タグ無しMACフレーム用のポートP4との間でフレームを中継する場合、ポートP3を介してWAN15に送信されるMACフレームに対してタグを追加し、ポートP4を介してスイッチ30に送信されるMACフレームに対してはタグを削除する。本実施例では、ポートP3を介してWAN15に送信されるMACフレームには、VLAN ID「VLAN020」が追加される。
スイッチ30は、ポートP31、ポートP32、ポートP33、ポートP34、及びポートP35を有し、ポートP31を介してルータ13と接続し、ポートP32を介して内線電話端末31と接続し、ポートP33を介して内線電話端末32と接続し、ポートP34を介してアナログトランク33と接続し、また、ポートP35を介してDHCPサーバ34と接続する。
本実施例では、内線電話端末31にはIPアドレスとして「192.168.0.100」が設定され、内線番号として「1000」が設定される。内線電話端末32にはIPアドレスとして「192.168.0.101」が設定され、内線番号として「1001」が設定される。
アナログトランク33は、アナログ公衆網35と接続され、また、IPアドレスとして「192.168.0.210」が設定される。また、DHCPサーバ34には、IPアドレスとして「192.168.0.150」が設定される。
テナントG3に設置される機器における設定は、ルータ13のVLAN ID以外を除き、IP−PBX10の利用前に設定された内線番号及びIPアドレスがそのまま使用される。
図1に示す例では、テナントG2、G3は、アナログ公衆網25、35を介して外部と接続しているが、これに限定されず、どのようなネットワークに接続されてもよい。この場合、アナログトランク23、33の代わり当該ネットワークと接続するスイッチ等を用いればよい。
図1に示すように、テナントG2内の機器及びテナントG3内の機器のIPアドレスは重複している。しかし、後述するように、IP−PBX10は、MACフレームに含まれるVLAN IDに基づいて、通話先の機器が所属するテナントを特定し、特定されたテナントに呼制御情報を送信する。
例えば、テナントG2の内線電話端末21から送信される呼制御情報は、テナントG2に対応するVLAN IDが設定されるVLANタグ付きMACフレームに含めてIP−PBX10のIPアドレス「10.20.0.1」宛に送信される。IP−PBX10は、受信したVLANタグ付きMACフレームに設定されたVLAN IDを参照することによって、テナントG2から送信された呼制御情報であることが分かる。
また、IP−PBX10は、テナントG2の内線電話端末21のIPアドレス「192.168.0.100」宛に呼制御情報を送信する場合、テナントG2に対応するVLAN IDが含まれるVLANタグ付きMACフレームを送信する。また、ルータ11は、当該VLAN IDに基づいて、IP−PBX10から受信したVLANタグ付きMACフレームをポートP11へルーティングし、WAN14に送信する。これによって、呼制御情報を含むMACフレームは、WAN14からルータ12、スイッチ20を経由して内線電話端末21に送信される。
以上のような制御によって、テナントG2及びテナントG3において機器のIPアドレスが重複した場合であっても、内線電話の発呼制御を可能としている。
図2は、本発明の実施例のIP−PBX10のハードウェア構成及びソフトウェア構成を説明するブロック図である。
IP−PBX10は、プロセッサ310、メモリ320、及びLANインタフェース(LAN I/F)330を備える。
LANインタフェース330は、LANを介して他の装置と接続するためのインタフェースであり、本実施例ではLANインタフェース330はLANケーブルを介してルータ11と接続される。
プロセッサ310は、メモリ320に格納されるプログラムを実行する演算装置である。プロセッサ310がメモリ320に格納されるプログラムを実行することによって、IP−PBX10が備える機能(機能部)を実現することができる。以下、機能部を主語に説明をする場合には、プロセッサ310によって当該機能部を実現するプログラムが実行されていることを示す。
メモリ320は、プロセッサ310が実行するプログラム及び当該プログラムの実行に必要な情報を格納する。メモリ320は、例えばFlash−ROM等の半導体メモリが考えられる。本実施例のメモリ320は、制御部340を実現するプログラム、テナントテーブル351、内線テーブル352、及び番号翻訳テーブル353を格納する。
制御部340は、IP−PBX10全体を制御する機能部である。制御部340は、複数のプログラムモジュールから構成される。具体的には、制御部340は、通信制御部341、ログイン制御部342、及び呼制御部343を含む。
通信制御部341は、LANインタフェース330に対して呼制御情報等の送信及び受信を制御する。また、通信制御部341は、ルータ11から受信したMACフレームからVLAN IDを取得し、ルータ11に送信されるMACフレームにVLAN IDを付与する。
ログイン制御部342は、テナントG2の内線電話端末21、22、及び、テナントG3の内線電話端末31、32の使用開始時に、IP−PBX10に対する当該内線電話端末のログイン処理を制御する。具体的には、ログイン制御部342は、内線電話端末からIP−PBX10に送信されたログイン要求情報を受信した場合、受信したログイン要求情報、及び通信制御部341によって取得されたVLAN IDに基づいて、内線テーブル352に内線番号及びIPアドレスを登録する。
呼制御部343は、内線電話端末から、通話先のダイヤル番号を含む発呼情報又は通話先の装置から送信される応答情報等の呼制御情報を制御する。具体的には、呼制御部343は、発呼情報に含まれるダイヤル番号に基づいて番号翻訳テーブル353を参照することによって通話先の種別を判定し、通信先の種別に応じて発呼情報の送信先を決定する。また、呼制御部343は、通信相手のIPアドレスを特定し、特定されたIPアドレスに対して発呼情報を送信する。
テナントテーブル351は、テナントを管理するための情報を格納する。内線テーブル352は、内線電話端末の内線電話番号、及びIPアドレス等の内線電話サービスを提供するために必要な情報を格納する。番号翻訳テーブル353は、内線電話端末の通話相手の接続先を特定するための情報を格納する。具体的には、番号翻訳テーブル353は、内線に内線電話端末を接続するのか、又は、アナログトランクに内線電話端末を接続するのかを判定するための情報を格納する。なお、テナントテーブル351、内線テーブル352、及び番号翻訳テーブル353の詳細は、それぞれ、図3から図5を用いて後述する。
図3は、本発明の実施例におけるテナントテーブル351の一例を示す説明図である。
テナントテーブル351は、テナントID401、VLAN ID402、番号翻訳テーブルID403、及び内線初期設定情報404を含む。
テナントID401は、IP−PBX10が管理するテナントを識別するための識別子である。本実施例では、IP−PBX10が、予め、当該IP−PBX10が管理可能なテナントの数だけ、テナントテーブル351にエントリを生成し、生成されたエントリのテナントID401に識別子を設定する。なお、IP−PBX10は、新規テナントの追加時にテナントテーブル351にエントリを追加してもよい。
VLAN ID402は、テナントID401に対応するテナントにおけるVLANの識別子を格納する。本実施例では、テナントID401に対応するテナントが存在する場合、VLAN ID402には当該テナントのVLANの識別子が格納される。一方、テナントID401に対応するテナントが存在しない場合、VLAN ID402には「未使用」が格納される。
番号翻訳テーブルID403は、テナントID401に対応するテナントに含まれる内線電話端末から送信されるダイヤル番号に基づいて通信相手の接続先を決定する場合に参照する、番号翻訳テーブル353のエントリを特定するための識別番号を格納する。
内線初期設定情報404は、テナントID401に対応するテナントにおいて使用される内線電話端末の登録時に設定される各種初期設定に関する情報(内線初期設定情報)を格納する。内線初期設定情報には、電話端末のサービス機能である発着信/保留応答等で接続規制を行うためのデータ、受話器外しによって自動的にハウラーを送出するか否かを設定するための情報、電話端末にメッセージランプが実装されていた場合には当該ランプを制御するか否かを設定するための情報等が含まれる。
テナントに内線電話端末が新たに追加された場合、当該テナントにおける内線初期設定情報に基づいて、サービス機能が動作するように設定される。また、テナント毎に内線初期設定情報を初期設定として設定することによって、追加される内線電話端末が、当該テナントに合わせたサービス機能を実施できるようになる。
なお、内線初期設定情報は、内線電話端末を管理するテナントの追加時に、キャリア側の保守者によって設定されるものである。しかし、本実施例では、管理対象のテナントが登録されていないエントリの内線初期設定情報404にも、予め、所定の内線初期設定情報を格納する。これによって、新たに管理対象のテナントが追加された場合、キャリア側の保守者が追加されたテナントに合わせた内線初期設定情報404を設定するまでの間、当該テナントに追加される内線電話において、ある程度のサービス機能を実施することが可能となる。
図3に示す例では、テナントテーブル351には、テナントG2及びテナントG3に対応するエントリが登録される。
具体的には、テナントG2に対応するエントリのテナントID401には「テナントA」、VLAN ID402にはテナントG2におけるVLAN IDである「VLAN010」、番号翻訳テーブルID403には「テーブル1」が設定される。また、テナントG3に対応するエントリのテナントID401には「テナントB」、VLAN ID402にはテナントG3におけるVLAN IDである「VLAN020」、番号翻訳テーブルID403には「テーブル2」が設定される。
また、テナントID401が「テナントC」及び「テナントD」のエントリは、まだ、管理対象の拠点が登録されていないエントリに対応する。二つのエントリの番号翻訳テーブルID403、及び内線初期設定情報404に格納される情報は、キャリア側の保守者によって事前に設定されているものとする。
図4は、本発明の実施例の内線テーブル352の一例を示す説明図である。
内線テーブル352は、内線番号501、テナントID502、IPアドレス503、及び設定情報504を含む。
内線番号501は、IP−PBX10によって提供される内線電話サービスにおいて使用される内線電話端末の電話番号を格納する。本実施例では、同一の電話番号である内線電話端末(エントリ)が複数存在する。
テナントID502は、内線番号501に対応する電話番号が割り当てられる内線電話端末が所属するテナントの識別子を格納する。IPアドレス503は、内線番号501に対応する電話番号が割り当てられる内線電話端末のIPアドレスを格納する。設定情報504は、各種サービス機能を実施するために必要な情報を格納する。
設定情報504は、内線電話端末が追加された場合に、その内線電話端末が所属するテナントに対応する内線初期設定情報が自動に設定される。
図4に示す例では、内線テーブル352には、テナントG2に所属する内線電話端末21、22、及び、テナントG3に所属する内線電話端末31、32の四つのエントリが登録される。
具体的には、内線電話端末21に対応するエントリの内線番号501には「1000」、テナントID502には「テナントA」、IPアドレス503には「192.168.0.100」が格納される。また、内線電話端末22に対応するエントリの内線番号501には「1001」、テナントID502には「テナントA」、IPアドレス503には「192.168.0.101」が格納される。また、前述した二つのエントリの設定情報504には、テナントテーブル351のテナントG2に対応するエントリ、すなわち、テナントID401が「テナントA」であるエントリの内線初期設定情報404に設定される情報が格納される。
また、内線電話端末31に対応するエントリの内線番号501には「1000」、テナントID502には「テナントB」、IPアドレス503には「192.168.0.100」が格納される。また、内線電話端末32に対応するエントリの内線番号501には「1001」、テナントID502には「テナントB」、IPアドレス503には「192.168.0.101」が格納されている。また、前述した二つのエントリの設定情報504には、テナントテーブル351のテナントG3に対応するエントリ、すなわち、テナントID401が「テナントB」であるエントリの内線初期設定情報404に設定される情報が格納される。
なお、内線テーブル352のエントリに格納する情報は、後述するログイン制御処理(図6参照)において、テナントG2において内線電話端末21、22がスイッチ20に接続された時に、また、テナントG3において内線電話端末31、32がスイッチ30に接続される時に、自動的に設定される。
図5は、本発明の実施例の番号翻訳テーブル353の一例を示す説明図である。
番号翻訳テーブル353は、テーブルID601、特番602、接続先種別603、及び収容位置604を含む。
テーブルID601は、管理グループを識別するための識別子を格納する。特番602は、ダイヤル番号の条件を格納する。本実施例では、IP−PBX10が、内線電話端末から操作された通話相手のダイヤル番号と、特番602に格納される条件とを比較することによって通話相手に接続するための接続先を特定する。
接続先種別603は、接続先を示す情報を格納する。本実施例では、内線接続の場合、接続先種別603には「内線」が格納され、外線接続の場合、接続先種別603には「アナログトランク」が格納される。収容位置604は、接続先種別603が「アナログトランク」である場合に、接続先の装置のIPアドレスを格納する。
図5に示す例では、番号翻訳テーブル353は、テナントG2及びテナントG3における接続先を決定するための情報を格納する。すなわち、番号翻訳テーブル353は、内線電話端末21、22、31、32からどの接続先への通話が要求されたかを決定するための情報を格納する。
本実施例のIP−PBX10は、特番602に登録される桁数分、内線電話端末から操作されたダイヤル番号が一致するか否かを判定する。
図5に示す番号翻訳テーブル353の一番目のエントリの特番602には「1XXX」が格納される。ここで「XXX」部分は、マスクされていることを示す。この場合、IP−PBX10は、ダイヤル番号の先頭の番号が「1」であるか否かを判定し、かつ、ダイヤル番号が四桁であるか否かを判定する。前述した条件を満たす場合、IP−PBX10は、接続先種別603を参照することによって、接続先が「内線」であることが分かる。
番号翻訳テーブル353は、管理する拠点をテナントとして追加する時に、キャリア側の保守者が、当該テナントにおいて利用される内線電話端末の番号体系に合わせ、テナントテーブル351の番号翻訳テーブルID403に対応するテーブルID601に対して、特番602、接続先種別603、及び収容位置604を設定する。ただし、テナントとして追加される拠点が未定の状態でも、事前に番号翻訳テーブル353にエントリを登録してもよい。これによって、新たに拠点がテナントとして追加された場合、キャリア側の保守者によって当該テナントに合わせた特番602、接続先種別603、及び収容位置604が設定されるまでの間、当該テナントに追加される内線電話端末は、予め設定された特番602に一致する接続先種別603に対応する相手先と通話することができる。
図5に示す例では、テナントテーブル351のテナントID401が「テナントC」に対応するテナントに拠点が追加された場合、IP−PBX10は、番号翻訳テーブル353のテーブルID601が「テーブル3」と一致する特番602を参照することによって通信先を特定する。例えば、内線電話端末がダイヤルした番号が「1XXX」である場合、IP−PBX10は、接続先が「内線」であることが分かる。
次に、本実施形態の動作について図6から図10を用いて説明する。なお、本実施例では、周知技術であるSIP制御を例として取り上げる。
まず、内線電話端末、ルータ、及びIP−PBX10の間で送受信されるMACフレームについて説明する。
図6A及び図6Bは、本発明の実施例におけるMACフレームの一例を示す説明図である。
図6Aは、VLANタグ付きMACフレーム700の一例を示す。VLANタグ付きMACフレーム700は、送信先MACアドレス701、送信元MACアドレス702、VLANタグ703、長さ/タイプ704、及びデータ部705を含む。VLANタグ703には、VLAN IDが含まれる。なお、VLANタグ703には優先度、及びアドレス形式を示す情報(CFI)等が含まれるが公知のものであるため説明を省略する。
図6Bは、VLANタグ無しMACフレーム710の一例を示す。VLANタグ無しMACフレーム710は、送信先MACアドレス711、送信元MACアドレス712、長さ/タイプ713、及びデータ部714を含む。
図7は、本発明の実施例における内線電話端末の追加時の処理の流れを説明するシーケンス図である。図7ではテナントG2に新たな内線電話端末26が追加時のログイン制御シーケンスを示す。
内線電話端末26の電源がONにされた後、企業側の保守者は内線電話端末26の設定画面等をみながら、内線番号及びログイン先であるIP−PBX10のIPアドレスを設定する(ステップS1、ステップS2)。
その後、内線電話端末26は、スイッチ20に接続されると、DHCPサーバ24との間でIPアドレスの取得処理を実行することによって、IPアドレスを取得する(ステップS3)。また、内線電話端末26は、取得したIPアドレスを自身のIPアドレスとして設定する(ステップS4)。
内線電話端末26は、IPアドレスを設定した後、IP−PBX10にログインするために、スイッチ20にVLANタグ無しMACフレーム710を送信する(ステップS5)。VLANタグ無しMACフレーム710のデータ部714には、「REGISTER」情報及びIP−PBX10のIPアドレスが含まれる。「REGISTER」情報には内線電話の内線番号及びIPアドレスが含まれる。
スイッチ20は、内線電話端末26から受信したVLANタグ無しMACフレームをルータ12に送信する。
ルータ12は、受信したMACフレームに、VLANタグ703にVLAN ID「VLAN010」を付与することによってVLANタグ付きMACフレーム700を生成し、当該VLANタグ付きMACフレーム700をWAN14に送信する。当該VLANタグ付きMACフレーム700は、WAN14からルータ11に送信される。
ルータ11は、WAN14から受信したVLANタグ付きMACフレーム700をIP−PBX10に送信する。
IP−PBX10は、受信したVLANタグ付きMACフレーム700を受信すると、当該MACフレーム700からVLAN ID、内線電話端末26のIPアドレス、及び内線電話端末26の内線番号を取得し、ログイン制御処理を実行する(ステップS6)。ログイン制御処理の詳細は図8を用いて説明する。
IP−PBX10は、ログイン制御処理の処理結果を内線電話端末26に通知するVLANタグ付きMACフレーム700をルータ11に送信する(ステップS7)。VLANタグ付きMACフレーム700のデータ部705には、処理結果である「401 Unauthorized」情報が含まれ、またVLANタグ703には内線電話端末26が追加されたテナントに対応するVLAN ID「VLAN010」が含まれる。
ルータ11は、受信したVLANタグ付きMACフレーム700に含まれるVLAN IDを参照し、出力先のポートP11へルーティングすることによってWAN14に当該VLANタグ付きMACフレーム700を送信する。
ルータ12は、受信したVLANタグ付きMACフレーム700からVLAN IDを含むVLANタグを削除することによってVLANタグ無しMACフレーム710を生成し、当該VLANタグ無しMACフレーム710をスイッチ20に送信する。スイッチ20は、VLANタグ無しMACフレーム710を、当該フレームに含まれるIPアドレスに対応する内線電話端末26に送信する。
ステップS8以降の動作シーケンスは一般的なSIP制御の流れと同一のものであり、ステップS5及びステップS7と同様に、MACフレームにVLAN IDを含むVLANタグが付与及び削除されて、IP−PBX10と内線電話端末26とが通信することによって、内線電話端末26の使用が可能となる。
図8は、本発明の実施例のIP−PBX10が実行するログイン制御処理を説明するフローチャートである。
通信制御部341は、受信したVLANタグ付きMACフレーム700からVLAN IDを取得する(ステップS31)。取得されたVLAN IDは、ログイン制御部342に入力される。
ログイン制御部342は、テナントテーブル351を参照し、取得されたVLAN IDに対応するテナントが登録されているか確認する(ステップS32)。具体的には、ログイン制御部342は、VLAN ID402が取得されたVLAN IDと一致するエントリを検索する。
ログイン制御部342は、検索の結果に基づいて、取得されたVLAN IDに対応するテナントがテナントテーブル351に登録されているか否かを判定する(ステップS33)。
テナントテーブル351に、取得されたVLAN IDに対応するテナントが既に登録されている場合、ログイン制御部342はステップS35に進む。
一方、テナントテーブル351に、取得されたVLAN IDに対応するテナントが登録されていない場合、ログイン制御部342は、テナントテーブル351に、内線電話端末が所属するテナントを新たなテナントとして登録する(ステップS34)。
具体的には、ログイン制御部342は、テナントテーブル351のVLAN ID402が「未使用」であるエントリに、取得されたVLAN IDを格納する。なお、当該エントリの番号翻訳テーブルID403及び内線初期設定情報404には、IP−PBX10が設置した時点でキャリア側の保守者によって事前に登録された情報が格納される。
ログイン制御部342は、テナントテーブル351の新たにVLAN IDが登録されたエントリのテナントIDを取得する(ステップS35)。
ログイン制御部342は、内線テーブル352を参照し、内線電話端末の内線番号が登録されているか否かを確認する(ステップS36)。具体的には、ログイン制御部342は、内線番号501及びテナントID502が、受信したMACフレーム700の「REGISTER」情報の内線番号及び取得されたテナントIDと一致するエントリを検索する。
ログイン制御部342は、検索の結果に基づいて、内線電話端末の内線番号が内線テーブル352に登録されているか否かを判定する(ステップS37)。
内線電話端末の内線番号が内線テーブル352に登録されている場合、ログイン制御部342は、ステップS40に進む。
一方、内線電話端末の内線番号が内線テーブル352に登録されていない場合、ログイン制御部342は、内線テーブル352の未使用のエントリに内線情報を追加し(ステップS38)、また、当該エントリに内線初期設定情報を登録する(ステップS39)。以下の説明では、新たに情報が登録される未使用のエントリを対象エントリとも記載する。
具体的には、ログイン制御部342は、対象エントリの内線番号501に「REGISTER」情報の内線番号を登録し、テナントID502に取得されたテナントIDを登録する。また、ログイン制御部342は、テナントテーブル351のテナントID502に対応するエントリを参照し、当該エントリの内線初期設定情報404から内線初期設定情報を取得する。ログイン制御部342は、対象エントリの設定情報504に取得された内線初期設定情報を登録する。
ログイン制御部342は、対象エントリのIPアドレス503に、「REGISTER」情報の内線電話端末のIPアドレスを登録し(ステップS40)、処理を終了する。
以上で説明したように、ログイン処理において、テナントテーブル351にはテナントID及びVLAN IDが対応付けて登録され、また、内線テーブル352には内線番号、IPアドレス及びテナントIDが対応付けて登録される。前述したような対応関係でVLAN ID、テナント、内線番号及びIPアドレスを管理することによって、IP−PBX10は、重複した内線番号及びIPアドレスであっても、VLAN IDに基づいて接続先を識別することが可能となる。
図9は、本発明の実施例における内線電話端末が内線に接続するときの処理の流れを説明するシーケンス図である。図9では、テナントG2の内線電話端末21が内線電話端末22を呼び出す場合の処理を示す。
以下の説明では、内線電話端末21の内線番号を「1000」、内線電話端末22の内線番号を「1001」とする。また、図9では、ルータ11及びルータ12を統合し、一つのルータ12として記載する。
内線電話端末21は、内線番号「1001」への発信のための操作が行われると(ステップS10)、ルータ12にMACフレームを送信する(ステップS11)。具体的には、内線電話端末21は、ルータ12に、「INVITE」情報及びIP−PBX10のIPアドレスを含むVLANタグ無しMACフレーム710を送信する。
ルータ12は、受信したVLANタグ無しMACフレーム710にVLAN ID「VLAN010」を含むVLANタグを付与することによって、VLANタグ付きMACフレーム700を生成し、生成されたVLANタグ付きMACフレーム700をWAN14に送信する。ルータ11は、WAN14から受信したVLANタグ付きMACフレーム700をIP−PBX10に送信する。
IP−PBX10は、受信したVLANタグ付きMACフレーム受信すると、当該VLANタグ付きMACフレーム700を用いて発信制御処理を実行する(ステップS12)。発信制御処理の詳細は、図10を用いて後述する。発信制御処理によって接続先のテナントが特定される。ここでは、接続先が「内線」、すなわち、内線電話端末21が所属するテナントG2であることが特定され、また、内線電話端末22が呼び出される。
IP−PBX10は、発信制御処理によって特定された内線電話端末22を呼び出すために、「INVITE」情報を含むVLANタグ付きMACフレーム700をルータ11に送信する(ステップS13)。なお、VLANタグ付きMACフレームのVLANタグ703には、内線電話端末21が所属するテナントG2に対応するVLAN ID「VLAN010」が格納される。
ルータ11は、受信したVLANタグ付きMACフレーム700のVLAN IDを参照して、出力先のポートP11へとルーティングを行うことによって、WAN14に当該VLANタグ付きMACフレーム700を送信する。
ルータ12は、受信したVLANタグ付きMACフレーム700のVLANタグ703を削除することによってVLANタグ無しMACフレーム710を生成し、生成されたVLANタグ無しMACフレーム710をスイッチ20に送信する。
スイッチ20は、VLANタグ無しMACフレーム710のIPアドレスに基づいて、当該IPアドレスに対応する内線電話端末22にVLANタグ無しMACフレーム710を送信する。
ステップS14以降の処理におけるVLAN IDの付与及び削除は、ステップS11とステップS13と同一であるため詳細な説明を省略する。
内線電話端末22は、受信したVLANタグ付きMACフレームの「INVITE」情報に対する応答情報として、「100 Try」を含むMACフレーム及び「100 Ring」を含むMACフレームをそれぞれIP−PBX10に送信する(ステップS14、ステップS15)。二つのMACフレームは、IP−PBX10から内線電話端末21へと送信される。
内線電話端末22は、操作者に対して鳴動することによって呼び出しを行う(ステップS16)。また、内線電話端末21の操作者は、受話器よりRBT音(Ring Back Tone)を聴取する(ステップS17)。
内線電話端末22の操作者がオフフック操作を行うと(ステップS18)、内線電話端末22は、IP−PBX10を経由して内線電話端末21へ「200 OK」情報を含むMACフレームを送信する(ステップS19)。
内線電話端末21は、「200 OK」情報を含むMACフレームの受信後、応答として「ACK」情報を含むMACフレームをIP−PBX10を経由して内線電話端末22に送信する(ステップS20)。内線電話端末22が「ACK」情報を含むMACフレームを受信すると、内線電話端末同士が相互通話状態となる。
図10は、本発明の実施例のIP−PBX10が実行する発信制御処理を説明するフローチャートである。
通信制御部341は、受信したMACフレームからVLAN IDを取得する(ステップS41)。取得されたVLAN IDは呼制御部343に入力される。
呼制御部343は、テナントテーブル351を参照し、取得されたVLAN IDに対応するエントリからテナントID及び番号翻訳テーブルIDを取得する(ステップS42)。具体的には、呼制御部343は、VLAN ID402が取得したVLAN IDと一致するエントリを検索し、検索されたエントリのテナントID401及び番号翻訳テーブルID403からテナントID及び番号翻訳テーブルIDを取得する。これによって、接続元の内線電話端末が所属するテナント、及び当該テナントにおいて使用される番号翻訳テーブルが特定される。
呼制御部343は、番号翻訳テーブル353を参照し、取得された番号翻訳テーブルIDに対応するエントリを検索する(ステップS43)。また、呼制御部343は、検索されたエントリの特番602と、受信したMACフレームの「INVITE」情報に含まれるダイヤル番号とを比較することによって、当該ダイヤル番号が特番602に登録される条件を満たすか否かを判定する(ステップS44)。
本実施例では、取得されるテーブルIDは「テーブル1」であるため、特番602が「1XXX」のエントリ、又は特番602が「0」のエントリのいずれかのエントリが検索される。ここでは、番号翻訳テーブル353の上のエントリから順に検索されるものとする。この場合、ダイヤル番号が「1001」であるため、特番602「1XXX」と比較した結果、先頭の数字が一致し、残り3桁のダイヤル番号であるため、特番602「1XXX」を満たすものと判定される。
特番602に登録される条件を満たさないと判定された場合、呼制御部343は発信制御処理を終了する。このとき、呼制御部343は、内線電話端末21にROT音(接続規制音)を聴取させ発信者にオンフック操作を促す。
特番602に登録される条件を満たすと判定された場合、呼制御部343は、接続先の種別が「内線」であるか否かを判定する(ステップS45)。具体的には、呼制御部343は、ステップS43において検索されたエントリの接続先種別603が「内線」であるか否かを判定する。
接続先の種別が「内線」であると判定された場合、呼制御部343は、内線テーブル352を参照し、接続先のIPアドレスを取得する(ステップS46)。具体的には、呼制御部343は、内線テーブル352を参照し、内線番号501及びテナントID502が、ステップS43において取得された内線番号及びステップS42において取得されたテナントIDに一致するエントリを検索する。呼制御部343は、検索されたエントリのIPアドレス503から、接続先の内線電話端末のIPアドレスを取得する。
接続先の種別が「内線」でないと判定された場合、呼制御部343は、番号翻訳テーブル353を参照し、ステップS43において検索されたエントリの収容位置604から接続先のアナログトランクのIPアドレスを取得する(ステップS47)。
呼制御部343は、ステップS45又はステップS46において取得されたIPアドレスに対して「INVITE」情報を含むMACフレームを送信し(ステップS48)、処理を終了する。
具体的には、呼制御部343は、VLANタグ703に接続元の内線電話端末が所属するテナントに対応するVLAN IDが設定されるVLANタグ付きMACフレーム700をルータ11に送信する。
以上で説明したように、本発明によれば、テナントに設置される機器のIPアドレス及び内線電話番号が重複した場合であっても、IP−PBX10は、受信した呼制御情報の送信元のテナントを特定し、また、呼制御情報の送信先のテナントを特定することができる。したがって、各企業に設置されるIP−PBXを集約する場合に、テナントに設置される機器の設定を変更及び機器の交換等を行うことなく、各テナントに対して内線電話のサービスを提供することができる。これによって、内線電話端末の設定が必要最低限に抑えられるため、集約時に発生する作業コストを低減することが可能となる。
なお、本実施例では、ソフトウェアによる制御を用いた例について説明したが、その一部をハードウェアによって実現することも可能である。
以上、本発明を添付の図面を参照して詳細に説明したが、本発明はこのような具体的構成に限定されるものではなく、添付した請求の範囲の趣旨内における様々な変更及び同等の構成を含むものである。
1 内線電話システム
10 IP−PBX
11、12、13 ルータ
14、15 WAN
20、30 スイッチ
21、22、31、32 内線電話端末
23、33 アナログトランク
24、34 DHCPサーバ
25、35 アナログ公衆網
26 内線電話端末
310 プロセッサ
320 メモリ
330 LANインタフェース
340 制御部
341 通信制御部
342 ログイン制御部
343 呼制御部
351 テナントテーブル
352 内線テーブル
353 番号翻訳テーブル
700 VLANタグ付きMACフレーム
710 VLANタグ無しMACフレーム

Claims (10)

  1. 複数の通信端末及び中継装置を含む複数の拠点、並びに、前記複数の拠点を収容し、前記複数の通信端末の要求に応じて前記複数の通信端末間の発呼制御を行う端末収容交換機を備える通信システムであって、
    前記複数の拠点及び前記端末収容交換機は、第1のネットワークを介して接続され、
    前記拠点は、
    当該拠点に含まれる前記複数の通信端末を接続する第2のネットワークを含み、
    当該拠点とは異なる拠点の前記複数の通信端末と通信するための第3のネットワークと接続し、
    前記複数の拠点の各々と前記端末収容交換機との間には仮想ネットワークが設定され、
    前記複数の通信端末の各々は、接続先の通信端末との接続を要求するために、当該接続先の通信端末の呼び出しに用いる発信番号が含まれる呼制御情報を含む第1のフレームを送信し、
    前記中継装置は、前記通信端末から前記第1のフレームを受信した場合、当該中継装置が含まれる拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子が付与された第2のフレームを前記端末収容交換機に送信し、
    前記端末収容交換機は、
    前記第2のフレームを受信した場合、前記受信した第2のフレームに含まれる前記仮想ネットワークの識別子及び前記発信番号に基づいて、接続元の前記通信端末が含まれる拠点を特定し、
    前記接続先の通信端末に接続するために用いられる前記第2のネットワークのアドレスを特定し、
    前記特定された拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子、及び前記特定された第2のネットワークのアドレスを含み、前記接続先の通信端末の呼出制御を行うための第3のフレームを送信することを特徴とする通信システム。
  2. 請求項1に記載の通信システムであって、
    前記拠点は、前記第3のネットワークと接続する接続装置を有し、
    前記端末収容交換機は、
    識別情報、前記発信番号の条件、及び前記第2のネットワークが対応付けられた第1のエントリ、並びに、前記識別情報、前記発信番号の条件、前記第3のネットワーク、及び前記接続装置のアドレスが対応付けられた第2のエントリを含む番号翻訳情報と、
    前記拠点の識別子、前記仮想ネットワークの識別子、及び前記番号翻訳情報のエントリの識別情報が対応付けられた第3のエントリを含む拠点情報と、を保持し、
    前記受信した第2のフレームに含まれる前記仮想ネットワークの識別子に基づいて前記拠点情報を参照して、当該仮想ネットワークの識別子に対応する前記第3のエントリを検索し、
    前記検索された第3のエントリから前記番号翻訳情報のエントリの識別情報を取得し、
    前記番号翻訳情報を参照して、前記取得された番号翻訳情報のエントリの識別情報に対応する前記第1のエントリ又は第2のエントリを検索し、
    前記受信した第2のフレームに含まれる発信番号が、前記検索された第1のエントリ又は第2のエントリの前記発信番号の条件を満たすか否かを判定し、
    前記受信した第2フレームに含まれる前記発信番号が、前記検索された第1のエントリ又は第2のエントリの前記発信番号の条件を満たすと判定された場合、前記検索された第1のエントリ又は第2のエントリのネットワークの種別に基づいて、前記第2のネットワークアドレスを特定することを特徴とする通信システム。
  3. 請求項2に記載の通信システムであって、
    前記端末収容交換機は、
    前記拠点の識別子、前記発信番号、及び前記第2のネットワークにおける前記通信端末のアドレスが対応付けられた第4のエントリを含む内線情報を保持し、
    前記検索された第3のエントリから前記拠点の識別子を取得し、
    前記取得された番号翻訳情報のエントリの識別情報に対応するエントリとして、前記第1のエントリが検索された場合、前記内線情報を参照して、前記取得された拠点の識別子及び前記受信した第2のフレームに含まれる発信番号に対応する前記第4のエントリを検索し、
    前記検索された第4のエントリから前記第2のネットワークにおける前記接続先の通信端末のアドレスを取得し、
    前記取得された接続先の通信端末のアドレスを含む前記第3のフレームを送信することを特徴とする通信システム。
  4. 請求項3に記載の通信システムであって、
    前記端末収容交換機は、前記取得された番号翻訳情報のエントリの識別情報に対応するエントリとして、前記第2のエントリが検索された場合、前記第2のエントリの前記接続装置のアドレスを含む前記第3のフレームを送信することを特徴とする通信システム。
  5. 請求項4に記載の通信システムであって、
    前記拠点に追加された新規通信端末は、当該新規通信端末の発信番号及び前記第2のネットワークにおける前記新規通信端末のアドレスを含む第4のフレームを送信し、
    前記中継装置は、前記新規通信端末から前記第4のフレームを受信した場合、当該中継装置が含まれる拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子が付与された第5のフレームを前記端末収容交換機に送信し、
    前記端末収容交換機は、
    前記第5のフレームを受信した場合、当該第5のフレームから前記仮想ネットワークの識別子を取得し、
    前記拠点情報を参照して、前記第5のフレームから取得された前記仮想ネットワークの識別子に対応する前記第3のエントリが存在するか否かを判定し、
    前記拠点情報に、前記第5のフレームから取得された仮想ネットワークの識別子に対応する前記第3のエントリが存在しないと判定された場合、前記拠点情報に、前記拠点の識別子、前記第5のフレームから取得された仮想ネットワークの識別子、及び前記番号翻訳情報のエントリの識別情報が対応付けられた前記第3のエントリを追加し、
    前記内線情報を参照し、前記拠点情報に新たに追加された第3のエントリの前記拠点の識別子、及び前記第5のフレームに含まれる前記新規通信端末の発信番号に対応する前記第4のエントリが存在するか否かを判定し、
    前記内線情報に、前記拠点情報に新たに追加された第3のエントリの前記拠点の識別子、及び前記第5のフレームに含まれる前記新規通信端末の発信番号に対応する第4のエントリが存在しないと判定された場合、前記内線情報に、前記拠点の識別子、並びに、前記第5のフレームに含まれる前記新規通信端末の発信番号及び前記新規通信端末のアドレスが対応付けられた前記第4のエントリを追加することを特徴とする通信システム。
  6. 複数の通信端末及び中継装置を含む複数の拠点、並びに、前記複数の拠点を収容し、前記複数の通信端末の要求に応じて前記複数の通信端末間の発呼制御を行う端末収容交換機を備える通信システムにおける通信方法であって、
    前記複数の拠点及び前記端末収容交換機は、第1のネットワークを介して接続され、
    前記拠点は、
    当該拠点に含まれる前記複数の通信端末を接続する第2のネットワークを含み、
    当該拠点とは異なる拠点の前記複数の通信端末と通信するための第3のネットワークと接続し、
    前記複数の拠点の各々と前記端末収容交換機との間には仮想ネットワークが設定され、
    前記通信方法は、
    前記複数の通信端末の各々が、接続先の通信端末との接続を要求するために、当該接続先の通信端末の呼び出しに用いる発信番号が含まれる呼制御情報を含む第1のフレームを送信する第1のステップと、
    前記中継装置が、前記通信端末から前記第1のフレームを受信した場合、当該中継装置が含まれる拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子が付与された第2のフレームを前記端末収容交換機に送信する第2のステップと、
    前記端末収容交換機が、前記第2のフレームを受信した場合、前記受信した第2のフレームに含まれる前記仮想ネットワークの識別子及び前記発信番号に基づいて、接続元の前記通信端末が含まれる拠点を特定する第3のステップと、
    前記端末収容交換機が、前記接続先の通信端末に接続するために用いられる前記第2のネットワークのアドレスを特定する第4のステップと、
    前記端末収容交換機が、前記特定された拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子、及び前記特定された第2のネットワークのアドレスを含み、前記接続先の通信端末の呼出制御を行うための第3のフレームを送信する第5のステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
  7. 請求項6に記載の通信方法であって、
    前記拠点は、前記第3のネットワークと接続する接続装置を有し、
    前記端末収容交換機は、
    識別情報、前記発信番号の条件、及び前記第2のネットワークが対応付けられた第1のエントリ、並びに、前記識別情報、前記発信番号の条件、前記第3のネットワーク、及び前記接続装置のアドレスが対応付けられた第2のエントリを含む番号翻訳情報と、
    前記拠点の識別子、前記仮想ネットワークの識別子、及び前記番号翻訳情報のエントリの識別情報が対応付けられた第3のエントリを含む拠点情報と、を保持し、
    前記第4のステップは、
    前記受信した第2のフレームに含まれる前記仮想ネットワークの識別子に基づいて前記拠点情報を参照して、当該仮想ネットワークの識別子に対応する前記第3のエントリを検索する第6のステップと、
    前記検索された第3のエントリから前記番号翻訳情報のエントリの識別情報を取得する第7のステップと、
    前記番号翻訳情報を参照して、前記取得された番号翻訳情報のエントリの識別情報に対応する前記第1のエントリ又は第2のエントリを検索する第8のステップと、
    前記受信した第2のフレームに含まれる発信番号が、前記検索された第1のエントリ又は第2のエントリの前記発信番号の条件を満たすか否かを判定する第9のステップと、
    前記受信した第2フレームに含まれる前記発信番号が、前記検索された第1のエントリ又は第2のエントリの前記発信番号の条件を満たすと判定された場合、前記検索された第1のエントリ又は第2のエントリのネットワークの種別に基づいて、前記第2のネットワークアドレスを特定する第10のステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
  8. 請求項7に記載の通信方法であって、
    前記端末収容交換機は、
    前記拠点の識別子、前記発信番号、及び前記第2のネットワークにおける前記通信端末のアドレスが対応付けられた第4のエントリを含む内線情報を保持し、
    前記第7のステップでは、前記検索された第3のエントリから前記拠点の識別子を取得し、
    前記第10のステップは、
    前記取得された番号翻訳情報のエントリの識別情報に対応するエントリとして、前記第1のエントリが検索された場合、前記内線情報を参照して、前記取得された拠点の識別子及び前記受信した第2のフレームに含まれる発信番号に対応する前記第4のエントリを検索するステップと、
    前記検索された第4のエントリから前記第2のネットワークにおける前記接続先の通信端末のアドレスを取得するステップと、を含み、
    前記第5のステップでは、前記取得された接続先の通信端末のアドレスを含む前記第3のフレームを送信することを特徴とする通信方法。
  9. 請求項8に記載の通信方法であって、
    前記第5のステップでは、前記取得された番号翻訳情報のエントリの識別情報に対応するエントリとして、前記第2のエントリが検索された場合、前記第2のエントリの前記接続装置のアドレスを含む前記第3のフレームを送信することを特徴とする通信方法。
  10. 請求項9に記載の通信方法であって、
    前記通信方法は、
    前記拠点に追加された新規通信端末が、当該新規通信端末の発信番号及び前記第2のネットワークにおける前記新規通信端末のアドレスを含む第4のフレームを送信するステップと、
    前記中継装置が、前記新規通信端末から前記第4のフレームを受信した場合、当該中継装置が含まれる拠点に対応する前記仮想ネットワークの識別子が付与された第5のフレームを前記端末収容交換機に送信するステップと、
    前記端末収容交換機が、前記第5のフレームを受信した場合、当該第5のフレームから前記仮想ネットワークの識別子を取得するステップと、
    前記端末収容交換機が前記拠点情報を参照して、前記第5のフレームから取得された前記仮想ネットワークの識別子に対応する前記第3のエントリが存在するか否かを判定するステップと、
    前記端末収容交換機が前記拠点情報に、前記第5のフレームから取得された仮想ネットワークの識別子に対応する前記第3のエントリが存在しないと判定された場合、前記拠点情報に、前記拠点の識別子、前記第5のフレームから取得された仮想ネットワークの識別子、及び前記番号翻訳情報のエントリの識別情報が対応付けられた前記第3のエントリを追加するステップと、
    前記端末収容交換機が前記内線情報を参照し、前記拠点情報に新たに追加された第3のエントリの前記拠点の識別子、及び前記第5のフレームに含まれる前記新規通信端末の発信番号に対応する前記第4のエントリが存在するか否かを判定するステップと、
    前記端末収容交換機が前記内線情報に、前記拠点情報に新たに追加された第3のエントリの前記拠点の識別子、及び前記第5のフレームに含まれる前記新規通信端末の発信番号に対応する第4のエントリが存在しないと判定された場合、前記内線情報に、前記拠点の識別子、並びに、前記第5のフレームに含まれる前記新規通信端末の発信番号及び前記新規通信端末のアドレスが対応付けられた前記第4のエントリを追加するステップと、を含むことを特徴とする通信方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2018011205A (ja) * 2016-07-14 2018-01-18 三菱電機株式会社 ゲートウェイ装置及び転送方法

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