JP6687513B2 - 良好な溶融強度及び高密度を有する低密度エチレン系ポリマー組成物 - Google Patents

良好な溶融強度及び高密度を有する低密度エチレン系ポリマー組成物 Download PDF

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Description

関連出願の参照
本出願は、2013年5月1日出願の米国仮出願第61/818,234号の利益を主張するものである。
押出コーティングLDPE樹脂に関して、典型的により高い密度のLDPEには、より低い溶融強度が伴う。したがって、LDPE押出コーティング樹脂は、典型的により低い密度のLDPEに制限される。より低いポリマーの密度は、より高い溶融強度ポリマーを生成するために必要とされる重合条件の結果もたらされる。押出コーティング加工に関して、(破断荷重(Fb)によって示されるような)より高い密度及び良好な溶融強度を有するLDPE樹脂組成物が必要とされている。
押出コーティング及び他のLDPE樹脂は、以下の参考文献:米国第2007/0225445号、欧州第2123707A1号、国際第2011/075465号、同第2005/023912号、及び同第2013/078018号に記載される。しかし、これらの従来の樹脂は、より高い密度の樹脂から得られる、低減された水蒸気透過性及び改善された摩擦係数などの利点を提供しない。押出コーティング加工に関して、より高い密度及び良好な溶融強度を有するLDPE樹脂組成物が依然として必要とされている。低減された水蒸気透過性及び改善された摩擦係数を有する、かかる組成物も必要とされている。粘着性の良好なバランスを達成し、基材・ポリマー層間剥離を低減するために、高圧LDPEポリマー成分のみを含むかかる組成物がさらに必要とされている。これらの必要性及び他の必要性は、以下の発明によって満たされた。
本発明は、少なくとも1つのオートクレーブ反応器を含む高圧フリーラジカル重合プロセスによって形成される第1のエチレン系ポリマーと、少なくとも1つのオートクレーブ反応器を含む高圧フリーラジカル重合プロセスによって形成される第2のエチレン系ポリマーと、を含む組成物を提供し、かかる組成物は、以下の特性:
A)2.5〜10g/10分の溶融指数(I2)と、
B)0.920〜0.935g/ccの密度と、を含み、
該第2のポリマーが、該第1のポリマー及び該第2のポリマーの重量の合計に基づいて、5〜95重量パーセントの量で存在し、
該第2のポリマーの密度が、該第1のポリマーの密度を超え、
該第1のポリマーが、2.5g/10分超の溶融指数I2を有する。
押出コーティングにおいて、密度、溶融強度、加工性、ならびに水蒸気透過率及び摩擦係数を含む最終用途性能の最適なバランスを含む新たなエチレン系ポリマー組成物が発見された。
上記で考察されるように、本発明は、少なくとも1つのオートクレーブ反応器を含む高圧フリーラジカル重合プロセスによって形成される第1のエチレン系ポリマーと、少なくとも1つのオートクレーブ反応器を含む高圧フリーラジカル重合プロセスによって形成される第2のエチレン系ポリマーと、を含む組成物を提供し、かかる組成物は、以下の特性:
A)2.5〜10g/10分の溶融指数(I2)と、
B)0.920〜0.935g/ccの密度と、を含み、
該第2のポリマーが、該第1のポリマー及び該第2のポリマーの重量の合計に基づいて、5〜95重量パーセントの量で存在し、
該第2のポリマーの密度が、該第1のポリマーの密度を超え、
該第1のポリマーが、2.5g/10分超の溶融指数I2を有する。
発明の組成物は、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
一実施形態では、第1のポリマーは、以下の関係、
Mw(abs)>A+B(I2)を満たし、式中、A=270,000g/モル、及びB=−8,000(g/モル)/(dg/分)である。
一実施形態では、第2のポリマーの密度は、0.9245g/cc以上であり、さらには0.925g/cc以上、さらには0.926g/cc以上(1cc=1cm)である。
一実施形態では、第2のポリマーは、0.926g/cc超の密度、2.6dg/分超の溶融指数(I2)、ならびに120,000g/モル超、さらには130,000g/モル超、及びさらには140,000g/モル超のMw(abs)を有する。
一実施形態では、第2のポリマーは、0.926g/cc超の密度、3.0dg/分超の溶融指数(I2)、及び150,000g/モル超のMw(abs)を有する。
一実施形態では、第1のポリマーは、2.5〜10g/10分、さらには2.7〜10g/10分、さらには2.8〜10g/10、さらには3.0〜10g/10の範囲の溶融指数(I2)を有する。
一実施形態では、第2のポリマーは、0.923〜0.932g/cc、さらには0.924〜0.932g/cc、さらには0.924〜0.930g/ccの密度を有する。
一実施形態では、第2のポリマーは、0.9245〜0.9320g/cc、さらには0.9245〜0.9310g/cc、さらには0.9245〜0.9320g/ccの密度を有する。
一実施形態では、本組成物は、0.922〜0.935g/cc、さらには0.924〜0.935g/cc(1cc=1cm)の密度を有する。
一実施形態では、本組成物は、0.924〜0.930g/cc、さらには0.924〜0.928g/cc(1cc=1cm)の密度を有する。
一実施形態では、本組成物は、2.5〜10g/10分、さらには3〜10g/10分の溶融指数(I2)を有する。
一実施形態では、本組成物は、2.5〜8g/10分、さらには3〜7g/10分の溶融指数(I2)を有する。
一実施形態では、第2のポリマーは、第1のポリマー及び第2のポリマーの重量の合計に基づいて、8〜92重量パーセント、さらには10〜90重量パーセントの量で存在する。
一実施形態では、第1のポリマー及び第2のポリマーは各々独立して、170℃で85Pa超、さらには170℃で87Pa超のG’を有する。
一実施形態では、第1のポリマー及び第2のポリマーは各々独立して、170℃で90Pa超のG’、さらには170℃で95Pa超のG’を有する。
一実施形態では、第1のポリマーは、170℃で110Pa超のG’を有する。
一実施形態では、第2のポリマーは、90Pa超のG’、3.0g/10分超の溶融指数(I2)、及び0.925g/cc超の密度を有する。
一実施形態では、第2のポリマーの密度及び第1のポリマーの密度の差は、0.006g/cc以上、さらには0.008g/cc以上、さらには0.010g/cc以上である。
一実施形態では、第2のポリマーの密度対第1のポリマーの密度の比は、1.006以上、さらには1.008以上、さらには1.010以上である。
一実施形態では、第2のエチレン系ポリマーは、2.6〜7g/10分、さらには3.0〜7g/10分、さらには3.5〜6.5g/10分の溶融指数(I2)を有する。
一実施形態では、第1のエチレン系ポリマーは、ポリエチレンホモポリマーである。
一実施形態では、第2のエチレン系ポリマーは、ポリエチレンホモポリマーである。
一実施形態では、本組成物は、(150℃で)18cN以上、さらには(150℃で)19cN以上の破断荷重(Fb)値を有する。
一実施形態では、本組成物は、設定温度=290℃、コーティング重量=25g/m、及びライン速度=300m/分で、200mm以下、さらには180mm以下、さらには160mm以下の「ネックイン」値を有する。
一実施形態では、本組成物は、設定温度=290℃で、300m/分以上、さらには320m/分以上、さらには340m/分以上の「ドローダウン」値を有する。
ドローダウンは、一定のポリマー生産量でライン速度を加速させたときの、ウェブ破断またはウェブ欠陥/ウェブ縁部の不均一性が発生する前の達成可能な最大ライン速度として定義される。一定のポリマー生産量レベルは、100m/分のライン速度で実行して、15g/mのコーティング重量によって設定される。ネックインは、固定ライン速度におけるウェブの最終幅とダイ幅との差である。
本発明は、発明の組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を備える物品も提供する。
一実施形態では、本物品は、コーティング、フィルム、発泡体、積層品、繊維、またはテープから選択される。
一実施形態では、本物品は、押出コーティングである。別の実施形態では、本物品は、フィルムである。
本発明は、発明の組成物を形成する方法も提供し、該方法は、第1のエチレン系ポリマー及び第2のエチレン系ポリマーを混合することを含む。
発明の組成物は、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
第1のエチレン系ポリマーは、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
第2のエチレン系ポリマーは、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
発明の物品は、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
発明の方法は、本明細書に記載される2つ以上の実施形態の組み合わせを含み得る。
本発明の組成物は、改善されたネックイン特性及びドローダウン特性を有する優良な押出コーティングを提供することが発見された。本明細書に記載される発明の組成物を使用しての、押出コーティング、ならびに特に板及び紙系基材上への単層(単一層)コーティング、または紙もしくは板系表面を有する積層品は、包装において、及び一般的には食品包装や工業包装積層品において使用され得る。本発明の組成物が、改善された水分遮断を提供することによって、紙の物理的特性を維持するため、かかる組成物が、紙及び板基材、ならびに特定の生鮮食品に保護を供することも発見された。水分は、一般的に、紙及び板の特性に影響を与えることが知られている。加えて、本発明の組成物は、良好な熱封性及び良好な機械的強度を提供し、それらは共に、層間剥離または断裂することなく従来の包装機器において加工され得る安定した紙系積層品を形成するために必要とされる。
添加剤
発明の組成物は、1つ以上の添加剤を含み得る。好適な添加剤としては、安定剤;充填剤、例えば、粘土、タルク、二酸化チタン、ゼオライト、粉末金属を含む有機または無機粒子、炭素繊維、窒化ケイ素繊維、鋼ワイヤまたはメッシュ、及びナイロンまたはポリエステルコードを含む有機または無機繊維、ナノサイズ粒子、粘土など;粘着付与剤、及びパラフィン系またはナフテレン系(napthelenic)油を含む伸展油が挙げられるが、これらに限定されない。
定義
反対の記述があるか、文脈から黙示的であるか、または当該技術分野において慣習的である場合を除き、すべての部及び割合は重量に基づき、すべての試験法は本開示の出願日時点で現行のものである。
本明細書において使用される「組成物」という用語は、その組成物を含む材料の混合物、ならびにその組成物の材料から形成される反応生成物及び分解生成物を指す。
使用される「ブレンド物」または「ポリマーブレンド」という用語は、2つ以上のポリマーの緊密な物理的混合物(つまり、反応を伴わない)を意味する。ブレンド物は、混和性(分子レベルで分相していない)である場合もない場合もある。ブレンド物は、分相している場合もしていない場合もある。ブレンド物は、透過電子分光法、光散乱、X線散乱、及び当該技術分野で既知の他の方法から決定されるときに、1つ以上のドメイン構成を含有する場合もしない場合もある。このブレンド物は、マクロレベル(例えば、樹脂を溶融ブレンドすること、もしくは調合すること)またはミクロレベル(例えば、同じ反応器内で2つ以上のポリマーを同時形成すること)で、その2つ以上のポリマーを物理的に混合することによってもたらされ得る。
「ポリマー」という用語は、同一のものか異なる種類のものかを問わず、モノマーを重合することによって調製される化合物を指す。したがってポリマーという総称は、ホモポリマーという用語(これは、ポリマー構造内に微量の不純物が組み込まれ得るという理解を踏まえて1種類のモノマーのみから調製されるポリマーを指す)、及び以下に定義される「インターポリマー」という用語を包含する。ポリマーの中に及び/またはポリマー内に微量の不純物が組み込まれ得る。
「インターポリマー」という用語は、少なくとも2つの異なる種類のモノマーの重合によって調製されるポリマーを指す。インターポリマーという総称は、コポリマー(これは、2つの異なるモノマーから調製されるポリマーを指す)、及び3つ以上の異なる種類のモノマーから調製されるポリマーを含む。
「エチレン系ポリマー」または「エチレンポリマー」という用語は、ポリマーの重量に基づいて、過半量の重合エチレンを含み、任意に、少なくとも1つのコモノマーを含み得る、ポリマーを指す。
「エチレン系インターポリマー」または「エチレンインターポリマー」という用語は、インターポリマーの重量に基づいて、過半量の重合エチレンを含み、かつ少なくとも1つのコモノマーを含む、インターポリマーを指す。
「エチレン系コポリマー」または「エチレンコポリマー」という用語は、コポリマーの重量に基づいて、過半量の重合エチレン、及び1つのみのコモノマー(したがって、2種のモノマーのみ)を含む、コポリマーを指す。
本明細書において使用される「オートクレーブ系生成物」、「オートクレーブ系樹脂」、または「オートクレーブ系ポリマー」は、少なくとも1つのオートクレーブ反応器を備える反応器構成において調製されるポリマー、またはポリマー生成物を指す。
本明細書において使用される「高圧フリーラジカル重合プロセス」という語句は、少なくとも1000バールの昇圧(100MPa)で実施されるフリーラジカル開始重合を指す。
「備える(comprising)」、「含む(including)」、「有する(having)」という用語、及びそれらの派生語は、任意の追加の構成要素、ステップ、または手順の存在が明確に開示されているか否かを問わず、それを除外することを意図しない。一切の疑義を回避するために、「備える(comprising)」という用語の使用によって特許請求されるすべての組成物は、反対の記述がない限り、ポリマーのものか別様のものかを問わず、任意の追加の添加剤、アジュバント、または化合物を含み得る。対照的に、「〜から本質的になる」という用語は、操作性に本質的であるものを除いて、いかなる他の構成要素、ステップ、または手順をも、いかなる後続の記述からも除外する。「〜からなる」という用語は、明確に詳述または列記されていないいかなる構成要素、ステップ、または手順をも除外する。
試験方法
密度:密度測定のための試料は、ASTM D 1928に従って調製される。ポリマー試料は、190℃及び30,000psi(207MPa)で3分間、次いで21℃及び207MPaで1分間押圧される。測定は、ASTM D792、方法Bを使用して試料押圧の1時間以内に行われる。
溶融指数:溶融指数、またはI、またはI2、(グラム/10分またはdg/分)は、ASTM D 1238、190℃/2.16kgの条件に従って測定される。I10またはI10は、ASTM D 1238、190℃/10kgの条件を用いて測定される。
GPC方法:Mw(abs)に関する三重検出器ゲル浸透クロマトグラフィ
高温3DetGPC分析は、145℃に設定したALLIANCE GPCV2000計器(Waters Corp.)で実施された。GPCの流速は1mL/分であった。注入体積は218.5μLであった。カラムセットは4つのMixed−Aカラム(20−μm粒子、7.5×300mm、Polymer Laboratories Ltd)からなった。
CH感知器を備えたPolymerChARによるIR4検出器、λ=488nmで動作する30−mWアルゴンイオンレーザーを備えたWyatt TechnologyのDawn DSP MALS検出器(Wyatt Technology Corp.,Santa Barbara,CA,USA)、及びWatersの3キャピラリー粘度検出器を使用して、検出が達成された。MALS検出器は、TCB溶媒の散乱強度を測定することによって校正された。32,100g/モルの重量平均分子量(Mw)及び1.11の多分散度(MWD)を有する高密度ポリエチレンであるSRM1483を注入することによって、光ダイオードの正規化が行われた。HDPE SRM 1483は、U.S. National Institute of Standards and Technology(Gaithersburg,MD,USA)から得られた。TCB中のポリエチレンについては、−0.104mL/mgの比屈折率増分(dn/dc)が使用された。
580〜7,500,000g/モルの範囲内の分子量を有する20の狭いPS標準(Polymer Laboratories Ltd.)を用いて、従来のGPC校正が行われた。ポリスチレン標準ピーク分子量は、以下の等式を使用してポリエチレン分子量に変換され、
ポリエチレン=Ax(Mポリスチレン
このうちAは0.39であり、Bは1であった。Aの値は、115,000g/モルのMwを有する線状高密度ポリエチレンホモポリマー(HDPE)を使用して決定された。HDPE参照材料もまた使用して、100%の質量回収率及び1.873dL/gの固有粘度を想定することによって、IR検出器及び粘度計を校正した。
200ppmの2,6−ジ−tert−ブチル−4−メチルフェノール(Merck,Hohenbrunn,Germany)を含有する、蒸留された「Baker分析済み」グレードの1,2,4−トリクロロベンゼン(J.T.Baker,Deventer,The Netherlands)が、試料調製、ならびに3DetGPC実験のための溶媒として使用された。
LDPE溶液は、160℃で3時間、穏やかな撹拌のもとで試料を溶解することによって調製された。PS標準は、30分間同じ条件下で溶解された。3DetGPC実験のための試料濃度は1.5mg/mLであり、ポリスチレン濃度は0.2mg/mLであった。
MALS検出器は、異なる散乱角度θのもとで試料中のポリマーまたは粒子からの散乱したシグナルを測定する。基本的な光散乱等式(M.Anderson,B.Wittgren,K.−G.Wahlund,Anal.Chem.75,4279(2003)による)は、以下の通り記され得、
Figure 0006687513
式中、Rθは、過剰レイリー比であり、Kは、とりわけ比屈折率増分(dn/dc)に依存する光学定数であり、cは、溶質の濃度であり、Mは、分子量であり、Rは、回転半径であり、λは、入射光の波長である。光散乱データからの分子量及び回転半径の算出は、ゼロ角度への外挿を必要とする(P.J.Wyatt,Anal.Chim.Acta272,1(1993)も参照されたい)。これは、所謂Debyeプロットにおけるsin(θ/2)の関数として(Kc/Rθ1/2をプロットすることによって行われる。分子量は縦軸との切片から、そして回転半径は曲線の初期傾斜から算出され得る。第2ビリアル係数は無視できるほどであると想定される。固有粘度数は、各溶出スライスにおける特定の粘度と濃度との比を得ることによって、粘度及び濃度検出器シグナルの両方から算出される。
ASTRA 4.72(Wyatt Technology Corp.)ソフトウェアを使用して、IR検出器、粘度計、及びMALS検出器からのシグナルを収集し、算出を実行した。
算出される分子量、例えばMw(abs)、及び分子量分布(例えば、Mw(abs)/Mn(abs))は、言及されたポリエチレン標準のうちの1つ以上から誘導される光散乱定数、及び0.104の屈曲率濃度係数、dn/dcを使用して得られた。一般的に、質量検出器応答及び光散乱定数は、約50,000ダルトンを超える分子量を有する線形標準から決定されるべきである。粘度計校正は、製造者により説明される方法を使用してか、あるいは、標準参照材料(SRM)1475a、1482a、1483、または1484aなどの好適な線形標準の公開された値を使用することによって達成され得る。クロマトグラフ的濃度は、アドレス指定する第2ビリアル係数作用(分子量に対する濃度作用)を除外するために十分に低いと想定される。
等式形態では、パラメータは以下の通り決定される。「logM」及び「dw/dlogM」の表からの数値積分法は、典型的には、次の台形規則を用いて行われる:
Figure 0006687513
レオロジーG’
G’測定で使用された試料は、圧縮成形プラークから調製された。アルミ箔の小片を背板上に置き、鋳型または成形型を背板の上に置いた。およそ12グラムの樹脂を成形型内に置き、アルミ箔の第2の小片を樹脂及び成形型の上に置いた。次いで第2の背板をアルミ箔の上に置いた。この集合体全体を圧縮成形加圧器内に入れ、これを以下の条件で運転した:10バールの圧力で、150℃で3分間、続いて150バールで、150℃で1分間、続いて150バールで「1.5分」の室温への急冷。圧縮成形プラークから25mmディスクを打抜いた。このディスクの厚さはおよそ2.0mmであった。
窒素環境内で、170℃で、そして10%の歪みで、G’を決定するためのレオロジー測定を行った。170℃で少なくとも30分間余熱されたARES−1(Rheometrics SC)レオメータ炉内に配置された2枚の「25mm」平行板間に打抜かれたディスクを置き、「25mm」平行板の間隙を1.65mmに緩徐に縮小した。次いで試料をこれらの条件で正確に5分間維持した。次いで炉を開け、板の縁に沿って過剰の試料を慎重に切り整え、炉を閉じた。100から0.1rad/s(0.1rad/sで500Paより低いG”値を得ることができる場合)、または100から0.01rad/sの減少する周波数掃引に従って、小振幅の振動せん断によって、試料の貯蔵弾性率及び損失弾性率を測定した。各周波数掃引について、周波数ディケード当たり10点(対数的に離隔している)を使用した。
両対数スケール上でデータをプロットした(G’(Y軸)対G”(X軸))。Y軸スケールは10〜1000Paの範囲を対象とし、一方でX軸スケールは100〜1000Paの範囲を対象とした。Orchestratorソフトウェアを使用して、G”が200〜800Paの間にある領域内のデータを選択した(または少なくとも4データ点を使用して)。適合等式Y=C1+C2ln(x)を使用して、データを対数多項式モデルに適合させた。Orchestratorソフトウェアを使用して、内挿によって500Paに等しいG’におけるG”を決定した。
ソフトウェアBに関して、データを、三次区分多項式フィットを用いるAkimaスプライン内挿アルゴリズムを使用して内挿した。これは、Hiroshi Akimaの“A new method of interpolation and smooth curve fitting based on local procedures”,J.ACM,17(4),589−602(1970)で詳細に記載される。
破断荷重(Fb)及び破断速度(Vb)
溶融強度測定は、Gottfert ALR−MBR71.92押出機と組み合わせてGottfert Rheotens71.97を用いて実施された。機器の起動後及び設定温度150℃の取得後、事前に洗浄されたホッパーを樹脂で満たして、測定した。このシステムを、レオテンス測定の実施前に、30分間、要求生産量でパージした。30分の平衡化時間の後、レオテンスをゼロにし、2N重量による力補正を実施した。次に、ポリマー鎖を上側の車輪を通るようにガイドし、ゼロ力レベルを得るために、鎖が床と接触したとき車輪速度を低減または増加させた。次に、この実験の速度を増加させて、破壊するまで観察した。F(b)及びV(b)は、少なくとも5回のレオテンス測定の平均であり、破断直前の力及び速度値を表示する。
円筒及び歯車のポンプ温度は、全ての区画において150℃であった。ダイの「L/D」は、30mm/2.5mmであった。ダイの入口角は、30度であった。押出機は、31.5rpm及び610gr/時間の生産量で操作された。Rheotensの車輪は、平坦であり、0.4mmの隙間を有した。スピンラインの長さは、100mmであり、加速度は、24mm/s^2であった。
実験
A.エチレン系ポリマー
The Dow Chemical Companyから入手可能な、0.918g/ccの密度及び7.3g/10分の溶融指数(I2)を有するLDPE PG7008(オートクレーブ系樹脂)。この樹脂は、239,000g/モル(Mw(abs)>A+B(I2)=211,600g/モルのMw(abs)を有し、式中、A=270,000g/モル、及びB=−8,000(g/モル)/(dg/分)である。
The Dow Chemical Companyから入手可能な、0.928g/ccの密度及び4〜5g/10分の溶融指数(I2)を有するLDPE XZ89139.00(オートクレーブ系樹脂)。この樹脂は、177,000g/モルのMw(abs)を有する(この樹脂の説明に関しては、2011年5月30日〜同年6月1日にオーストリアのブレゲンツで行われた、第13回、TAPPI European PLACE ConferenceのC.Zuercher及びその他による「PE Extrusion Coating Resin Design Tools」のページ1〜22を参照されたい)。
The Dow Chemical Companyから入手可能な、0.922g/ccの密度及び約4g/10分の溶融指数(I2)を有するLDPE PG7004(オートクレーブ系樹脂)。この樹脂は、259,000g/モルのMw(abs)を有する(Mw(abs)>A+B(I2)=238,800g/モルであり、式中、A=270,000g/モル、及びB=−8,000(g/モル)/(dg/分)である。
The Dow Chemical Companyから入手可能な、0.929g/ccの密度及び約3g/10分の溶融指数(I2)を有するLDPE 421E(オートクレーブ系樹脂)。この樹脂は、121,000g/モルのMw(abs)を有する。
B.発明の組成物の代表的な調製(実施例1〜6)
ブレンド成分をレオロジー試験のために、それらをペレット形態で、共回転式の二軸押出機であり、スクリュー直径19mm、L/D2.1、スクリュー構成:12D供給スクリュー/4×0.25Dパドル30°F(ブロック)/5×0.25Dパドル60°F/5×0.25Dパドル90°/4D供給スクリュー/3Dニュートラルエレメント /4D供給スクリュー/5×0.25Dパドル30°F/2.5D供給スクリュー/5×0.25Dパドル60°F/7D供給スクリュー/1.5Ddischarge供給スクリューを有する、APV Baker MP19−40TC(機械番号NEF200008 701/1)に供給することによって調合した。分子構造の変化を回避するために、化合を穏和な条件下で実施した。区画1の円筒の温度は160℃であった。区画2〜区画7の各々の円筒の温度は170℃であった。ダイの温度は、170℃であった。測定された溶融温度は、176℃であった。操作速度は、200RPMであり、生産量は、2.9kg/時であった。操作を窒素パージ下で実施した。化合物を押出機から押し出す際にペレット状にした。純成分をAPV押出にかけ、同じ条件を用いてペレット状にした。
コーティング形成及びフィルム形成において説明されたように、押出ステップから調製されたコーティング及びフィルムの他の(非レオロジー)特性を決定した。
発明の組成物(実施例1〜6)及び比較組成物(実施例A〜D)の特性は、表1及び2に示される。
Figure 0006687513
Figure 0006687513
C.押出コーティング及び単層フィルム
コーティング
単層押出コーティングを、以下、押出機円筒が200/250/280/320/320/320℃、突縁/アダプタ/配管が320℃(6区画)、及びダイが320℃×10区画の温度設定で実施した。
単層平面フィルム押出を、押出機円筒が200/250/280/290/290/290℃、突縁/アダプタ/配管が290℃(6区画)、及びダイが290℃×10区画の温度設定で実施した。紙基材を供給すること無く、以下に記載される押出コーティング手順に従ってフィルムを加工した。25g/m2の重量の平面フィルムを100m/分の積層装置速度で得た。
実験組成物(表1参照)を、32の長さ対直径(L/D)比率を有する直径「3.5インチ」のスクリューにより、70g/mのクラフト紙(コーティングのみ)上に、25g/mの量(コーティング重量)で押し出した。溶融圧及び溶融温度を、アダプタ内に配置された熱電対を用いて記録した。この溶融物を、公称0.6mmのダイ間隙に設定したDavis Standard/Er−We−Paフレックスリップエッジ気泡低減型、Series510Aを通して送達した。溶融延伸、及び移動している基材上への垂直方向の溶融物適用を、加圧ロールに向かって、250mmの空隙及び15mmのニップオフセットにおいて実施した。溶融物を、加圧ロールの接触点である、積層装置ニップにおける移動している基材上に、ゴム表面層がつや消し表面仕上げの「水冷却した」チルロールと接触している状態で適用し、15℃〜20℃の温度に維持した。この空隙を、ダイリップと積層装置ニップとの間の垂直距離として定義した。このニップオフセットを、積層装置ニップに対するダイリップ位置の水平オフセットとして定義した。押出前に、乾燥ブレンド物を、Maguire WSB−240T比重ブレンド装置を(室温で)使用して、それぞれのブレンド成分の重量割合の制御を可能にしながら調製した。
種々の固定ライン速度(100m/分及び300m/分)を使用して、15g/m及び25g/mのコーティング重量におけるネックインを決定した。ドローダウンは、一定のポリマー生産量でライン速度を加速させたときの、ウェブ破断またはウェブ欠陥/ウェブ縁部の不均一性が発生する前の達成可能な最大ライン速度として定義される。一定のポリマー生産量レベルは、100m/分のライン速度で実行して、15g/mのコーティング重量によって設定される。ネックインは、固定ライン速度におけるウェブの最終幅とダイ幅との差である。より低いネックイン値及びより高いドローダウン値が共に非常に望ましい。より低いネックイン値は、ウェブのより良好な寸法安定性を示し、同様に、これは基材上へのコーティングにおいてより良好な制御を提供する。より高いドローダウンは、より高いライン速度性能を示し、同様に、これはより良好な生産性を提供する。押出コーティング加工特性は、表3に示される。フィルム加工特性は、表4に示される。
Figure 0006687513
Figure 0006687513
最終コーティング特性は表5で示され、最終フィルム特性は表6で示される。
T=38℃、90%の相対湿度の試験条件下で、25g/m2にコーティングされた紙の水蒸気透過性を、基材側部を水蒸気に向けながらASTM E−398に従って測定した。
動的摩擦係数(COF)を、ISO8295に従って測定した。コーティング対コーティングに関する摩擦係数を測定した。
2009年版、ISO11357−1による示差走査熱量測定(DSC)方法を、フィルム試料に適用した。結晶化ピーク、摂氏Tc1及び摂氏Tc2の条件にある以下の先述の試料を、冷却周期の間に確立し、溶融ピーク、摂氏Tm及び%結晶片を、2回目の加熱周期に基づいて確立した。詳細な測定周期は、以下の手順に従う。
−5分間、摂氏−30度の条件にある試料。
−摂氏10度/分の加熱速度で、摂氏−30度から摂氏170度までの1回目の加熱周期。
−試料を摂氏170度で5分間保つ。
−摂氏10度/分の冷却速度で、摂氏170度から摂氏−30度までの冷却周期。
−摂氏10度/分の加熱速度で、摂氏−30度から摂氏170度までの2回目の加熱周期。
Figure 0006687513
Figure 0006687513
本発明の組成物は、非常に良好なドローダウン値及びネックイン値を有した。LDPEXZ89139.00について、ネックインは、LDPE PG7008と、例えば、25/75の重量比でブレンドすることによって実質的に改善された。本組成物のドローダウン値も、ブレンド比を変化させることによって調整され得る。本発明の組成物に見られるように、WVTR及びCoF値は、LDPE XZ89139をLDPE PG7008中にブレンドすると下がり、これらの特性の改善を示した。本発明の組成物は、良好なWVTR及びCoF特性をもたらすのに十分に高い密度を有する。本発明の組成物の成分のブレンド比を使用して、加工性と最終用途特性とのバランスを調整し得、個別の樹脂成分では達成不可能な特性の独特な組み合わせを供し得る。

Claims (13)

  1. 少なくとも1つのオートクレーブ反応器を含む高圧フリーラジカル重合プロセスによって形成される第1のエチレン系ポリマーと、少なくとも1つのオートクレーブ反応器を含む高圧フリーラジカル重合プロセスによって形成される第2のエチレン系ポリマーと、を含む組成物であって、かかる組成物が、以下の特性:
    A)2.5〜10g/10分の溶融指数(I)と、
    B)0.920〜0.935g/ccの密度と、を含み、
    前記第2のポリマーが、前記第1のポリマー及び前記第2のポリマーの重量の合計に基づいて、5〜95重量パーセントの量で存在し、
    前記第2のポリマーの密度が、前記第1のポリマーの密度を超え、
    前記第1のポリマーが、2.5g/10分以上の溶融指数Iを有し、
    前記第2のポリマーが、0.9245g/cc以上の密度、2.6g/10分以上の溶融指数I、及び120,000g/モル超のMw(abs)を有する、
    前記組成物。
  2. 前記第1のポリマーが、以下の関係、
    Mw(abs)>A+B(I)を満たし、式中、A=270,000g/モル、及びB=−8,000(g/モル)/(dg/分)である、Mw(abs)およびIを有する、請求項1に記載の前記組成物。
  3. 前記第2のポリマーが、0.9245〜0.9320g/ccの密度を有する、請求項1または2に記載の前記組成物。
  4. 前記第1のポリマーが、2.5〜10g/10分の溶融指数(I)を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  5. 前記第2のエチレン系ポリマーが、2.6〜7g/10分の溶融指数(I)を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  6. 前記第1のポリマー及び前記第2のポリマーが各々独立して、170℃で85Pa超のG’を有する、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  7. 前記第2のポリマーの密度と前記第1のポリマーの密度との差が、0.006g/cc以上である、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  8. 前記第2のポリマーの密度対前記第1のポリマーの密度の比が、1.006以上である、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  9. 前記第1のエチレン系ポリマーが、ポリエチレンホモポリマーである、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  10. 前記第2のエチレン系ポリマーが、ポリエチレンホモポリマーである、請求項1〜のいずれか一項に記載の前記組成物。
  11. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記組成物から形成される少なくとも1つの構成要素を備える物品。
  12. 前記物品が、コーティング、フィルム、発泡体、積層品、繊維、またはテープである、請求項11に記載の前記物品。
  13. 請求項1〜10のいずれか一項に記載の前記組成物を形成するための方法であって、前記第1のポリマー及び前記第2のポリマーを混合することを含む、前記方法。
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