JP6684351B2 - フラットモップの洗浄及び絞り脱水用モップバケツ - Google Patents

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Description

本発明はモップバケツに関し、特にフラットモップの洗浄と絞り脱水に用いるモップバケツ及び当該モップバケツを用いた清掃用具に関する。
現在の技術において、フラットモップの脱水には3つの方法がある。第1の方法は、足踏み圧搾式脱水である。この方法では、モップバケツに足踏み圧搾装置が設けられる。当該足踏み圧搾装置は、モップバケツ内に設けられた絞り脱水カゴと、モップバケツの上部にヒンジ接続され且つ絞り脱水カゴに対向するペダルと、を含み、ペダルと絞り脱水カゴで囲まれた絞り脱水スペースが形成される。脱水時には、まずフラットモップのモップ板のモップ材を取り外し、モップ材を絞り脱水スペースに入れた後、ペダルを脚で踏むと、絞り脱水スペースが収縮し、モップ材の水を絞り出すという目的が達成される。このような様式の脱水方法では、構造が複雑な足踏み圧搾装置を設計しなければならず、コストも割高である。また、絞り脱水する際に、まずモップ材を取り外さなければならない上、足を上げて踏むという操作をしなければならず、操作も比較的面倒である。
第2の方法は、遠心式回転脱水である。この方法は、ハンドプレス回転式のモップロッドを採用する。脱水時にフラットモップのモップ板の両端を折り曲げてモップバケツの絞り脱水スペースに入れ、モップロッドを下に押しつけることで、フラットモップのモップ板が遠心回転により脱水される。このような様式の脱水方法は、フラットモップのモップ板を折り曲げ可能に設計しなければならず、構造が比較的複雑であり、また、ハンドプレス回転式のモップロッドと組み合わせる必要もあり、コストが割高である。
第3の方法は、ハンドプッシュ圧搾式脱水である。中国実用新案CN201171658Y(登録番号ZL200720192814.5)、CN203074606U(登録番号ZL201320019718.6)、CN204146974U(登録番号ZL201420624020.1)等に開示されたフラットモップは、モップロッドと、モップロッドに運動可能に接続されたフラットモップ板と、を含み、フラットモップ板にワイピング部品が設けられ、モップロッドに絞り脱水機構が設けられている。絞り脱水機構とフラットモップ板との間で相対移動と圧搾が行われることにより、フラットモップ板のワイピング部品の絞り脱水及び洗浄が実現される。ここでの問題点は、絞り脱水操作を行う時、一方の手でモップロッドを持って位置を定め、他方の手で絞り脱水機構を握って、片手で絞り脱水機構を押し引きすることにより、絞り脱水機構とフラットモップ板との間の相対移動と圧搾動作を実現しなければならないため、絞り脱水操作が非常に大変で、実用性が高くなく、ユーザーの使用感も良くないことである。
現在のところ、フラットモップに適しており、また洗浄と脱水が同時に行えるモップバケツはまだ存在しない。
本発明が解決しようとする第1の技術的課題は、上述の現在の技術に対し、フラットモップの洗浄と絞り脱水に用いるモップバケツを提供する。このモップバケツでは、フラットモップのワイピング部品に対し洗浄と脱水を行うことができ、2つの機能が一体化されている。また、このモップバケツでは、洗浄と脱水の効果も比較的良好であり、絞り脱水操作も簡単で、力を必要とせず、使用感も快適で手軽である。
本発明が解決しようとする第2の技術的課題は、フラットモップのワイピング部品に対して洗浄と脱水を行うことが可能な清掃用具を提供する。
本発明が上述の第1の技術的課題を解決するために採用した技術的手段は以下の通りである。フラットモップの洗浄と絞り脱水に用いるモップバケツは、バケツ本体を含んでおり、以下を特徴とする。バケツ本体は、絞り脱水エリアと、洗浄エリアと、を有する。絞り脱水エリアと洗浄エリアとはそれぞれ2つの異なる位置に位置する。バケツ本体には、フラットモップのフラットモップヘッドとの間で相対移動と圧搾を行うことにより、フラットモップヘッドのワイピング部品に対して摩擦を行う圧搾装置が取り付けられる。
好ましくは、圧搾装置は、圧搾フレームと、圧搾器と、を含む。圧搾フレームには、フラットモップを挿入する圧搾口が形成される。圧搾器は圧搾口の位置に設けられる。圧搾器はフラットモップヘッドのワイピング部品と接触でき、ワイピング部品に対して摩擦を行う。
圧搾器の形状は複数の中から選択されてよい。好ましくは、圧搾器は、圧搾棒、又は圧搾ピース、又は回転可能な絞り脱水ローラーである。これらの圧搾棒、又は圧搾ピース、又は絞り脱水ローラーは、圧搾フレームの圧搾口の位置に固定して取り付けられる。
あるいは、上述の圧搾棒、又は圧搾ピース、又は絞り脱水ローラーは、弾性装置を介して、圧搾フレームの圧搾口の位置に運動可能に取り付けられる。
また、あるいは、上述の絞り脱水ローラー、又は圧搾棒、又は圧搾ピースは、圧搾フレームに設けられた斜めスライドレールを介して、圧搾フレームの圧搾口の位置に運動可能に取り付けられる。
好ましくは、洗浄エリアに少なくとも1つの圧搾装置が設けられ、絞り脱水エリアに少なくとも1つの圧搾装置が設けられる。
好ましくは、圧搾装置は1つのみであり、圧搾装置は絞り脱水エリアと洗浄エリアの間で切り換えて配置可能である。
洗浄エリアと、絞り脱水エリアを形成する方法は複数ある。好ましくは、バケツ本体は上方向延伸部を有し、この上方向延伸部内で絞り脱水エリアが形成され、上方向延伸部の下方のバケツ本体エリアに洗浄エリアが形成される。
さらに好ましくは、バケツ本体に、独立した洗浄エリアと、独立した絞り脱水エリアと、が設けられる。
圧搾装置の移動により、圧搾装置の位置を洗浄エリアと絞り脱水エリアで切り換える方法は複数ある。
好ましい実現方法1:バケツ本体にスライド溝が設けられ、圧搾装置はスライド溝に沿って絞り脱水エリアと洗浄エリアの間をスライドする。
圧搾装置の位置を洗浄エリアと絞り脱水エリアで切り換える好ましい実現方法2:バケツ本体内に、ヘッド部がバケツ本体の頂部周辺にヒンジ接続された反転フレームがさらに設けられる。圧搾装置は、反転フレームのテール部に回動可能に取り付けられる。反転フレームは、バケツ本体の頂部に対して水平状態と垂直状態の間で位置を転換することができる。これにより、圧搾装置の位置が絞り脱水エリアと洗浄エリアの間で切り換えられる。
力を入れてフラットモップを下に押した時に、フラットモップヘッドがモップバケツの底面と直接激しく衝突するのを防ぐため、好ましくは、バケツ本体の絞り脱水エリア及び/又は洗浄エリアに、フラットモップに対して緩衝作用を及ぼす緩衝機構が設けられる。
緩衝機構の構造には複数の様式がある。好ましくは、緩衝機構は、バケツ本体の底部に設けられた弾性シート、又は弾性ブロック、又はバネ反発装置である。
このバネ反発装置は、突き上げバネと、反発フレームと、を含む。突き上げバネの下端はバケツ本体に対して固定され、上端は反発フレームと互いに押し合う。
好ましくは、バケツ本体に、洗浄エリア及び/又は絞り脱水エリアに対応する放水バルブがさらに設けられる。
絞り脱水時、フラットモップヘッドに対する水の付着をできるだけ少なくする、又は水が付着しないようにするために、複数の方法を採用することができる。
好ましい実現方法1:バケツ本体の絞り脱水エリアに囲いを設ける。
さらに好ましくは、囲いの上端面に下方向に傾斜するガイド口を設ける。
フラットモップヘッドに対する水の付着をできるだけ少なくする、又は水が付着しないようにするための好ましい実現方法2:バケツ本体の絞り脱水エリア内に揚水装置を設け、揚水装置により絞り脱水エリア内の水を汲み出す。
揚水装置として各種の構造を採用できる。
好ましい実現方法1:揚水装置は、バケツ本体の底面に固定された揚水シリンダを含み、揚水シリンダ内に仕切り板が設けられる。仕切り板は、揚水シリンダの内部を上部の揚水エリアと下部の給水エリアに仕切る。揚水エリアには揚水管が接続される。
この給水エリアとバケツ本体とは連通している。揚水エリア内にはピストンが設けられ、両者の間はシールされている。ピストンと仕切り板との間には弾性装置が設けられる。
この仕切り板には逆止弁が設けられ、ピストンが下に押されると逆止弁は閉まり、ピストンが上昇すると逆止弁は開く。
揚水装置の好ましい実現方法2:揚水装置は、バケツ本体の底部に設けられたインペラポンプを含む。インペラポンプは揚水管と接続され、インペラポンプ内にはインペラが設けられる。インペラの中央には駆動軸が設けられ、駆動軸には駆動ギヤが設けられる。
バケツ本体内には、ギヤフレームと、昇降可能な昇降ラックとが設けられる。ギヤフレームにはダブルギヤが設けられ、このダブルギヤはベベルギヤと、昇降ラックと噛み合う主動ギヤと、を含む。
ギヤフレームには、縦方向のシャフトがさらに設けられる。シャフトには上ギヤと下ギヤとが設けられ、上ギヤとベベルギヤとが噛み合い、下ギヤと駆動ギヤとが噛み合う。
フラットモップヘッドに対する水の付着をできるだけ少なくする、又は水が付着しないようにするための好ましい実現方法3:圧搾装置は、絞り脱水エリアに取り付けられた絞り脱水フレームと、洗浄エリアに取り付けられた洗浄フレームと、2つの圧搾器を含む。絞り脱水フレームにはフラットモップを挿入する圧搾口が形成され、洗浄フレームにはフラットモップを挿入する洗浄口が形成される。2つの圧搾器はそれぞれ、絞り脱水フレームの圧搾口の位置と、洗浄フレームの洗浄口の位置と、に設けられ、圧搾器はフラットモップヘッドのワイピング部品に接触でき、ワイピング部品に対して相対摩擦を行う。
好ましくは、絞り脱水フレームは、洗浄エリアに延びる水路チャネルを有し、絞り脱水エリアの圧搾器によりフラットモップヘッドのワイピング部品に対する摩擦が行われることで絞り出された水が、水路チャネルを通って洗浄エリアに流れる。
フラットモップヘッドに対する水の付着をできるだけ少なくする、又は水が付着しないようにするための好ましい実現方法4:絞り脱水エリアの中に上向きに突出する凸台が設けられる。
洗浄バケツの構造をより合理的にするために、好ましくは、絞り脱水エリアに圧搾装置が設けられ、洗浄エリアに洗浄器が設けられる。この洗浄器は、バケツ本体に対して昇降可能である。洗浄器とフラットモップヘッドとの間で相対移動が行われることにより、フラットモップヘッドのワイピング部品に対して洗浄が行われる。
好ましくは、洗浄器のバケツ本体に対する昇降を実現する方法は、手動による方法である。
好ましくは、フラットモップヘッドが下に押された時に洗浄器が駆動され上昇し、フラットモップヘッドが上に持ち上げられた時に洗浄器が駆動され下降することにより、洗浄器とフラットモップヘッドとの間の相対移動を実現する。
好ましくは、洗浄器は、分離した第1フレームと、第2フレームとを含む。第1フレーム又は第2フレームには洗浄部材が設けられる。第1フレームと第2フレームの間には、第3フレームがさらに設けられる。第1フレームの両ヘッドには第1支持ロッドがヒンジ接続され、第2フレームの両ヘッドには第2支持ロッドがヒンジ接続される。第3フレームの両ヘッドには、第1フレーム寄りに第3支持ロッドがヒンジ接続され、第2フレーム寄りに第4支持ロッドがヒンジ接続される。第1支持ロッドと第3支持ロッドとが下端でヒンジ接続され、第2支持ロッドと第4支持ロッドとが下端でヒンジ接続される。洗浄操作時に、フラットモップヘッドが第3フレームに対して力を施すことにより、第1フレームと第2フレームとが動かされ昇降する。
好ましくは、洗浄器と1つのギヤラック機構とが接続され、ギヤラック機構はフラットモップヘッドにより駆動される。
好ましくは、圧搾装置は、フラットモップヘッドのワイピング部品に対し圧搾を行う圧搾器と、圧搾器に対向する第1支持部材を含む。圧搾器は直接又は間接的にバケツ本体に取り付けられる。第1支持部材はバケツ本体に直接設けられる。圧搾器と第1支持部材との間が圧搾層を形成し、フラットモップヘッドが圧搾層に挿入された状態で、ワイピング部品と圧搾器の間で縦方向の相対移動と圧搾が行われることによって、ワイピング部品に対して絞り脱水が行われる。
好ましくは、第1支持部材は、バケツ本体の端面から縦方向に延びる支持リブである、或いはバケツ本体の側面から横方向に延びる支持リブである、或いはバケツ本体の端面から縦方向に延びる支持フレームであって、支持フレームの末端にローラーが設けられる、或いはバケツ本体の側面から横方向に延びる支持フレームであって、支持フレームにはローラーが設けられる。
好ましくは、絞り脱水エリアに、絞り脱水エリアの水を洗浄エリアに移す通水装置が設けられる。
好ましくは、通水装置は絞り脱水エリアと洗浄エリアとにそれぞれ連通する通水流路であり、通水流路は、絞り脱水エリアと洗浄エリアとの上方に設けられている。このように、絞り出された水が絞り脱水エリアの底部に流れずに、絞り脱水エリアの上方から、直接洗浄エリアの上方に流れ、洗浄エリアに入る。
圧搾装置の構造をより簡単にし、また、組み立てを一層簡易化するために、好ましくは、圧搾装置は絞り脱水エリアに設けられる。圧搾装置は、フラットモップヘッドのワイピング部品に対して圧搾を行う圧搾器と、圧搾器に対向する第1支持部材とを含む。圧搾器は、直接又は間接的にバケツ本体に取り付けられる。第1支持部材はバケツ本体に設けられる。圧搾器と第1支持部材との間が圧搾層を形成し、フラットモップヘッドが圧搾層に挿入された状態で、ワイピング部品と圧搾器との間で相対移動と圧搾が行われることによって、ワイピング部品に対して絞り脱水が行われる。
好ましくは、洗浄エリアにワイピング部品に対して洗浄を行う洗浄装置が設けられる。
好ましくは、第1支持部材は、バケツ本体の端面から縦方向に延びる支持リブである、或いはバケツ本体の側面から横方向に延びる支持リブである、或いはバケツ本体の端面から縦方向に延びる支持フレームであって、支持フレームの末端にローラーが設けられる、或いはバケツ本体の側面から横方向に延びる支持フレームであって、支持フレームにローラーが設けられる。
好ましくは、圧搾器は、圧搾ローラー、又は圧搾ピース、又は圧搾板である。
好ましくは、圧搾装置は、バケツ本体に設けられた圧搾フレームを含み、圧搾器は圧搾フレームに取り付けられる。
好ましくは、絞り脱水エリアに、絞り脱水エリアの水を洗浄エリアに移す通水装置が設けられる。
好ましくは、通水装置は、絞り脱水エリアと洗浄エリアにそれぞれ連通する通水流路であり、通水流路は、絞り脱水エリアと洗浄エリアの上方に設けられる。このように、絞り出された水が絞り脱水エリア底部に流れず、絞り脱水エリアの上方から直接洗浄エリアの上方に流れ、洗浄エリア内に入る。
洗浄装置の構造をより簡単にし、また、組み立てを一層簡易化するために、好ましくは、圧搾装置は絞り脱水エリアに設けられる。洗浄エリアには、ワイピング部品に対して洗浄を行う洗浄装置が設けられる。
好ましくは、洗浄装置は、フラットモップヘッドのワイピング部品に対して圧搾、摩擦を行う洗浄器と、洗浄器に対向する第2支持部材と、を含む。洗浄器は直接又は間接的にバケツ本体に取り付けられる。第2支持部材はバケツ本体に設けられる。洗浄器と第2支持部材との間が洗浄層を形成する。フラットモップヘッドが洗浄層に挿入された状態で、ワイピング部品と洗浄器との間で相対移動と圧搾が行われることによって、ワイピング部品に対する摩擦、洗浄が行われる。
好ましくは、第2支持部材は、バケツ本体の端面から縦方向に延びる支持リブである、或いはバケツ本体の側面から横方向に延びる支持リブである、或いはバケツ本体の端面から縦方向に延びる支持フレームであって、支持フレームの末端にローラーが設けられる、或いは、バケツ本体の側面から横方向に延びる支持フレームであって、支持フレームにローラーが設けられる、或いは、バケツ本体の端面から縦方向に延びる支持フレームであって、支持フレームにはバネと弾性ブロックが設けられ、バネが弾性ブロックに作用し、弾性ブロックの部分を支持フレームのテール部から飛び出させる。
好ましくは、洗浄器は、洗浄スクレーパー、又は洗浄ブラシ、又は洗浄歯、又は洗浄ソフトゴム片である。
好ましくは、洗浄装置は、バケツ本体に設けられた洗浄フレームを更に含む。洗浄器は洗浄フレームに取り付けられる。
本発明が上述の第2の技術的課題を解決するために採用した技術的手段は、以下の通りである。清掃用具は、モップバケツと、フラットモップとを含む。フラットモップは、モップロッドと、モップロッドに運動可能に接続されたフラットモップヘッドと、を含む。フラットモップヘッドにはワイピング部品が設けられ、ワイピング部品はモップバケツの圧搾装置と接触する。
既存の技術と比較した本発明の特長は以下のとおりである。バケツ本体に圧搾装置が設けられ、使用時に両手でモップロッドを握って操作することができ、フラットモップの洗浄と脱水とを行うことができる。フラットモップヘッドと圧搾装置との間の相対移動と圧搾を実現し、洗浄と絞り脱水を行う。操作時に力を必要とせず簡単であり、絞り脱水時にはワイピング部品を一層固く絞ることができる。また、フラットモップに適応したモップバケツを提供するので、時間や場所を問わず洗浄と絞り脱水を簡単に行うことができる。
同時に、フラットモップにさらに他の絞り脱水機構を設ける必要がないので、モップの構造がより簡単であり、使用時に一層便利である。
本発明の清掃用具も上述の特長を有する。
本発明のモップバケツの実施例1の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例1のフラットモップの構造模式図。 本発明の圧搾装置の実施例1の構造模式図。 本発明の圧搾装置の実施例2の構造模式図。 本発明の圧搾装置の実施例3の構造模式図。 本発明の圧搾装置の実施例4の構造模式図。 本発明の圧搾装置の実施例5の構造模式図。 本発明の圧搾装置の実施例6の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例1に、実施例6の圧搾装置を2つ設けた場合の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例1の緩衝機構の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例1の絞り脱水エリアの囲いの構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例2の構造模式図(圧搾装置が洗浄エリアにある状態)。 本発明のモップバケツの実施例2の構造模式図(圧搾装置が絞り脱水エリアにある状態)。 本発明のモップバケツの実施例3の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例4の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例5の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例6の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例7の構造模式図(バルブ板が通水孔を塞いでいる状態)。 本発明のモップバケツの実施例7の構造模式図(バルブ板が開けられている状態)。 図18のA部分の拡大図。 図19のB部分の拡大図。 本発明のモップバケツの実施例8の構造模式図。 図22の揚水装置の昇降ラックが下降した状態にある構造模式図。 図22の揚水装置の昇降ラックが元の位置に戻った状態の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例9の構造模式図。 図25を別の角度から見た構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例10の構造模式図(圧搾装置が洗浄エリアにある状態)。 本発明のモップバケツの実施例10の構造模式図(圧搾装置が絞り脱水エリアにある状態)。 図27の圧搾装置が低い位置にある時の構造模式図。 図27の圧搾装置が高い位置にある時の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例11の構造模式図(圧搾装置が洗浄エリアにある状態)。 本発明のモップバケツの実施例11の構造模式図(圧搾装置が絞り脱水エリアにある状態)。 本発明のモップバケツの実施例12のフラットモップの構造模式図。 本発明の洗浄器の実施例1の構造模式図。 本発明の洗浄器の実施例2の構造模式図。 本発明の洗浄器の実施例3の構造模式図。 本発明の洗浄器の実施例4の構造模式図。 本発明の第1支持部材の実施例1の構造模式図。 本発明の第1支持部材の実施例2の構造模式図。 本発明の第1支持部材の実施例3の構造模式図。 本発明の第1支持部材の実施例4の構造模式図。 本発明の第1支持部材の実施例5の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例13の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例14の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例14の洗浄器の構造模式図。 本発明のモップバケツの実施例15の洗浄器とギヤラック機構の連携を示す図。 第1の圧搾装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第2の圧搾装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第3の圧搾装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第4の圧搾装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第5の圧搾装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第6の圧搾装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第1の洗浄装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第2の洗浄装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第3の洗浄装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第4の洗浄装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第5の洗浄装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。 第6の洗浄装置を使用した本発明のモップバケツの実施例16の構造模式図。
以下、図面と実施例とを合わせながら、本発明に対して更に詳しく説明をする。
<本発明のモップバケツの実施例1>
図1から図11は、本発明のフラットモップの洗浄と絞り脱水に用いるモップバケツの第1の好ましい実施例を示す。当該モップバケツは、バケツ本体1と、圧搾装置7と、を含む。このうち、バケツ本体1は、絞り脱水エリア5と、洗浄エリア6と、を有する。この絞り脱水エリア5と洗浄エリア6とはそれぞれ2つの異なる位置に位置する。このモップバケツは、フラットモップ2と組み合わせて用いられる。セットで用いられるフラットモップ2は、モップロッド3と、モップロッド3に運動可能に接続されるフラットモップヘッド4を含む。このフラットモップヘッド4には、ワイピング部品が設けられる。図2に示すように、ワイピング部品は、フラットモップヘッド4の正面及び/又は背面に設けられてもよい。圧搾装置7は、フラットモップ2のフラットモップヘッド4との間で相対移動と圧搾を行い、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対し繰り返し摩擦を行うことで、洗浄と絞り脱水の機能を実現する。
圧搾装置7の構造については、以下の6つの様式を採用する。
本発明の圧搾装置の実施例1:
図3に示すように、この圧搾装置7は、圧搾フレーム9と、圧搾器11と、を含む。圧搾フレーム9には、フラットモップ2を挿入する圧搾口10が形成されている。圧搾器11は、圧搾口10の位置に設けられ、且つ圧搾口10の周りより外に突出している。本実施例の圧搾器11は圧搾ローラーを採用しており、圧搾ローラーは圧搾口10の中に固定して取り付けられる。すなわち、圧搾口10の幅は変わらない。圧搾口10にフラットモップヘッド4を挿入すると、圧搾器11はフラットモップヘッド4のワイピング部品と接触でき、ワイピング部品に対し摩擦を行う。
本発明の圧搾装置の実施例2:
図4は、本実施例の第2実施例に係る圧搾装置である。この圧搾装置と上述の第1実施例の圧搾装置との相違点は、圧搾器11として圧搾棒が採用され、運動可能に圧搾口10の中に取り付けている点である。すなわち、洗浄と絞り脱水を行う際、圧搾棒の移動により、圧搾口10の幅を変更することができ、これによりフラットモップヘッド4のワイピング部品に対し摩擦が行われる。具体的には、圧搾棒は、弾性装置を介して圧搾フレーム9の圧搾口10の位置に運動可能に取り付けられている。ここで、弾性装置はバネ14である。つまり、圧搾棒がバネ14により圧搾フレーム9と接続されることで、圧搾器11に一定の弾性が持たせられる。また、圧搾棒には絞り脱水棒12と柱状ブラシ13とが設けられている。絞り脱水棒12の横断面は、略アーチ形状を呈している。ここでは、絞り脱水棒12が主な圧搾機能を果たし、柱状ブラシ13が副次的な圧搾機能を果たす。圧搾操作を行う際に、フラットモップヘッド4をよりスムーズに圧搾口10に挿入することができ、また、絞り脱水棒12と柱状ブラシ13がフラットモップヘッド4のワイピング部品に対し圧搾を行うことにより、フラットモップヘッド4のワイピング部品の洗浄及び絞り脱水に、より良い効果が生まれる。
本発明の圧搾装置の実施例3:
図5は、本実施例の第3実施例に係る圧搾装置である。この圧搾装置と上述の第1実施例の圧搾装置との相違点は、圧搾器11は圧搾棒であり、圧搾フレーム9に固定して取り付けられている点である。具体的には、圧搾棒には絞り脱水棒12と柱状ブラシ13とが設けられ、絞り脱水棒12の横断面は略U字型を呈する。
本発明の圧搾装置の実施例4:
図6は、本実施例の第4実施例に係る圧搾装置である。この圧搾装置と上述の第1実施例の圧搾装置との相違点は、圧搾器11に圧搾棒が採用され、圧搾口10に設けられている点である。具体的には、圧搾棒には絞り脱水棒12が設けられ、絞り脱水棒12は稜状絞り脱水棒である。
本発明の圧搾装置の実施例5:
図7は、本実施例の第5実施例に係る圧搾装置である。この圧搾装置と上述の第4実施例の圧搾装置との相違点は、圧搾棒に柱状ブラシ13が設けられている点である。
本発明の圧搾装置の実施例6:
図8は、本実施例の第6実施例に係る圧搾装置である。この圧搾装置と上述の第2実施例の圧搾装置との相違点は、圧搾器を運動可能に取り付ける方法が異なる点である。つまり、圧搾フレーム9に設けられた斜めスライドレールを介して、圧搾器が圧搾フレーム9の圧搾口10の位置に運動可能に取り付けられることで、圧搾口の幅の変更方法を異ならせることができる。具体的には、圧搾器11に圧搾棒を採用し、圧搾棒の両端に、突出するスライダー15を設ける。これに対応するように、圧搾フレーム9にスライダー15に適応する斜めスライドレール16が設けられ、スライダー15が、斜めスライドレール16の中に位置し、斜めスライドレール16の中をスライドすることができる。すなわち圧搾器11の移動が実現される。これにより、フラットモップヘッド4の洗浄及び絞り脱水時に、圧搾口10の幅を変更することができる。
本実施例では、バケツ本体1内にはパーテーション8が設けられ、バケツ本体1内を、独立した絞り脱水エリア5と、独立した洗浄エリア6に仕切る。洗浄エリア6には、少なくとも1つの圧搾装置7が設けられ、絞り脱水エリア5には少なくとも1つの圧搾装置7が設けられる。図1に示すように、洗浄エリア6と絞り脱水エリア5とのいずれにも、1つの圧搾装置7が取り付けられている。このうち、洗浄エリア6の圧搾装置7は、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対する圧搾と洗浄に用いられ、絞り脱水エリア5の圧搾装置7は、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対する圧搾と絞り脱水に用いられる。
図9では、洗浄エリア6と絞り脱水エリア5には、実施例6の圧搾装置7が2つ設けられている。図9に示すように、2つの圧搾装置7は平行に並べられ、且つ、圧搾口10の両側それぞれに位置している。これにより、洗浄及び絞り脱水効果が高められる。
フラットモップ2のフラットモップヘッド4が、下に押された時に、直接モップバケツの底面と接触するのを防ぐために、バケツ本体1の絞り脱水エリア5及び/又は洗浄エリア6には、フラットモップ2に対し緩衝作用を果たす緩衝機構が設けられている。図10に示す緩衝機構は、バケツ本体1の底部に設けられたバネ反発装置である。このバネ反発装置は、突き上げバネ17と、反発フレーム18と、を含む。洗浄エリア6と絞り脱水エリア5の底面には、固定スリーブ19が設けられ、固定スリーブ19の内側に、反発フレーム18が嵌合するように設けられる。突き上げバネ17の下端はバケツ本体1に対し固定され、突き上げバネ17の上端と反発フレーム18とが押し合う。洗浄と絞り脱水を行う際に、フラットモップヘッド4が反発フレーム18を押すと、突き上げバネ17の弾性により緩衝される。
絞り脱水エリア5で絞り脱水を行う場合、絞り出された水が絞り脱水エリア5に溜まり、絞り脱水エリア5において一定の水位が形成される。フラットモップヘッド4を下に押して絞り脱水を行う過程において、絞り出された水がフラットモップヘッド4に付着することによる脱水効果への影響を防ぐため、図11に示すように、絞り脱水エリア5の底面に囲い25が設けられる。囲い25の上端面には、下方向に傾斜したガイド口25aが形成される。絞り脱水の際、フラットモップヘッド4が下に押され、囲い25の中に挿入されると、絞り出された水のほとんどが囲い25の外に落ち、ごくわずかの水滴だけが囲い25の中に落ちる。フラットモップヘッド4のワイピング部品は、このごくわずかの水を再度吸収するだけなので、このように何度も絞り脱水を行うと、ワイピング部品の水分を絞り取ることができる。
実際の使用時には、フラットモップヘッド4を回して、洗浄と絞り脱水を行える状態にする。すなわち、フラットモップヘッド4を回して、モップロッド3と平行にして(回動させて非平行状態にしてもよい)、フラットモップヘッド4を圧搾口10に挿入する。具体的には、洗浄状態において、フラットモップヘッド4が、洗浄エリア6と圧搾装置7の圧搾器11との間を移動し、圧搾されることで、ワイピング部品に対する圧搾と洗浄とが行われる。絞り脱水状態においては、フラットモップヘッド4が、絞り脱水エリア5と圧搾装置7の圧搾器11との間を移動し、圧搾されることで、ワイピング部品に対する圧搾と絞り脱水とが行われる。また、フラットモップヘッド4は、下に押された時に、緩衝機構と直接接触するので、フラットモップヘッド4がバケツ本体1の底面と直接接触するのを防ぐことができる。したがって、緩衝作用が生じ、洗浄と絞り脱水の操作がより快適になる。
より良い洗浄と圧搾効果を得るために、通常、フラットモップヘッド4を圧搾装置7との間で縦方向に相対運動させる。すなわち、フラットモップヘッド4が移動時にその軸方向に沿って縦方向に上下運動し、フラットモップヘッド4と圧搾装置7との間で相対移動が行われる。よって、フラットモップヘッド4のワイピング部品が圧搾装置7の圧搾器11の間を移動して、圧搾と、洗浄又は絞り脱水が行われる。洗浄又は絞り脱水を行う際に、モップロッド3を両手で持って下に押すことができるので、操作が非常に簡単で力もかからない。
フラットモップヘッド4を簡単に回すために、フラットモップヘッド4にフラットモップヘッド4の回転を補助するバランスウェイトが設けられる。こうすると、バランスウェイトの重力の作用により、フラットモップヘッド4をより簡単に回すことができる。
<本発明のモップバケツの実施例2>
図12から図13は、本発明のモップバケツの第2の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、圧搾装置7が1つのみであり、圧搾装置7が絞り脱水エリア5と洗浄エリア6の間で切換可能である点である。具体的には、バケツ本体1にスライド溝1aが設けられ、圧搾装置7はスライド溝1aに沿って絞り脱水エリア5と洗浄エリア6との間をスライドすることができる。よって、圧搾装置7が絞り脱水エリア5と洗浄エリア6の間で切り換えられる。
<本発明のモップバケツの実施例3>
図14は、本発明のモップバケツの第3の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、洗浄エリア6と絞り脱水エリア5を形成する方法が異なる点である。具体的には、バケツ本体1は、上方向延伸部49を有する。この上方向延伸部49が絞り脱水エリア5を形成し、上方向延伸部49の下方のバケツ本体エリアが洗浄エリア6を形成する。
<本発明のモップバケツの実施例4>
図15は、本発明のモップバケツの第4の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、バケツ本体底部に設けられた緩衝機構における突き上げバネ17及び反発フレーム18の取り付け方法が異なることと、絞り脱水時にフラットモップヘッドに対する水の付着を少なくする又は付着しないようにする方法と、が異なることである。本実施例において、緩衝機構は、突き上げバネ17と、反発フレーム18と、を含む。絞り脱水エリア5の底面には、上向きに突出する凸台48が設けられている。洗浄エリア6の底面と凸台48のいずれにも緩衝機構が設けられている。具体的には、洗浄エリア6の底面と凸台48には、固定された2つのバネスリーブ20が設けられる。各バネスリーブ20の中には、固定されたガイド柱21が設けられる。反発フレーム18の横断面は略M字形を呈する。反発フレーム18は、フラットモップヘッド4を収容できる凹部181を有する。すなわち、フラットモップヘッド4は、下に押された時に、この凹部181と互いに押し合う。凹部181の両側には、それぞれガイドヘッドが形成される。ガイドスリーブ23にはガイドヘッドが外嵌される。ガイドスリーブ23は、ガイド柱21に外嵌され、突き上げバネ17は、ガイドスリーブ23とガイド柱21に外嵌される。且つ、突き上げバネ17の下端はバケツ本体1の底面と押し合い、突き上げバネ17の上端は、ガイドヘッドと押し合う。本実施例では、凸台48の外周に貯水層が設けられ、絞り脱水時に絞り出された水を収容する。フラットモップヘッド4は、凸台48の反発フレーム18の凹部までしか下方向に行かないので、溜まった水に触れることがない。
<本発明のモップバケツの実施例5>
図16は、本発明のモップバケツの第5の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第4実施例との相違点は、バケツ本体の底部に設けられた緩衝機構における突き上げバネ17及び反発フレーム18の取り付け方法が異なる点である。具体的には、緩衝機構は、突き上げバネ17と、反発フレーム18と、を含む。絞り脱水エリア5と洗浄エリア6の底面には、固定された2つのガイド枠24が設けられる。反発フレーム18は凹部22を有する。フラットモップヘッド4は、下に押された時に、この凹部22と互いに押し合う。凹部22の両側には、それぞれガイドヘッドが形成される。ガイドヘッドはガイド枠24の中に位置し、ガイドヘッドの中にはガイドスリーブ23が設けられる。突き上げバネ17はガイドスリーブ23に外嵌される。突き上げバネ17の下端はバケツ本体1の底面と押し合い、突き上げバネ17の上端はガイドへッドと押し合う。
<本発明のモップバケツの実施例6>
図17は、本発明モップバケツの第6の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、緩衝機構が異なる点である。具体的には、緩衝機構は、昇降フレーム54と、緩衝ピストン55と、緩衝バネ56と、を含む。このうち、昇降フレーム54の底面には緩衝ノッチが形成され、緩衝ノッチには緩衝ピストン55と緩衝バネ56が設けられる。緩衝バネ56の一端は緩衝ピストン55と押し合い、緩衝バネ56の他端は緩衝ノッチの底面と押し合う。絞り脱水又は洗浄が行われる際、フラットモップヘッド4が緩衝ピストン55を押すと、緩衝作用を得ることができる。
<本発明のモップバケツの実施例7>
図18から図21は、本発明モップバケツの第7の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、絞り脱水時にフラットモップヘッドに対する水の付着を少なくする又は付着しないようにする方法が異なることである。具体的には、揚水装置は、バケツ本体1の底面に固定された揚水シリンダ27を含む。揚水シリンダ27内には、仕切り板28が設けられている。仕切り板28は、揚水シリンダ27の内部を、上部の揚水エリア29と、下部の給水エリア30と、に仕切る。揚水エリア29には揚水管が接続されている。給水エリア30とバケツ本体1とは連通している。揚水エリア29内にはピストン31が設けられ、両者の間は密封されている。当該ピストン31と当該仕切り板28の間には弾性装置が設けられている。仕切り板28には逆止弁が設けられ、ピストン31が下に押されると逆止弁は閉まり、ピストン31が上昇すると逆止弁は開く。
本実施例では、弾性装置は揚水バネ32であり、逆止弁は仕切り板28の表面に軸着されたバルブ板33である。仕切り板28には通水孔34が形成され、当該バルブ板33はこの通水孔34を塞ぐことができる。
実際の使用時は、フラットモップヘッド4が下降すると、フラットモップヘッド4がピストン31を下に押す。この時、揚水エリア29の容積が減少し、水圧の作用によりバルブ板33が通水孔34を塞ぎ、揚水エリア29内の水が揚水管を通って排出される。フラットモップヘッド4が上昇すると、揚水エリア29の容積が増大し、絞り脱水エリア内の水が給水エリア30を経て、バルブ板34に衝突してバルブ板34を開け、揚水エリア29に入る。当然、フラットモップ2の他の部分、または専用に設けられた部材が、ピストン31と作用するようにしてもよい。
<本発明のモップバケツの実施例8>
図22から図24は、本発明のモップバケツの第8の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、絞り脱水時にフラットモップヘッドに対する水の付着を少なくする又は付着しないようにする方法が異なることである。具体的には、揚水装置は、バケツ本体1の底部に設けられたインペラポンプ35を含む。インペラポンプ35は揚水管に接続され、インペラポンプ35内にはインペラが設けられている。インペラの中央には駆動軸が設けられ、駆動軸には駆動ギヤ36が設けられる。モップバケツ内には、ギヤフレーム37と、フラットモップの駆動を受けることができる昇降ラック38と、が設けられる。ギヤフレーム37にはダブルギヤが設けられる。このダブルギヤは、ベベルギヤ39と、昇降ラック38と噛み合う主動ギヤ40と、を含む。ギヤフレーム37には縦方向のシャフト41がさらに設けられ、シャフト41には上ギヤ42と下ギヤ43とが設けられる。上ギヤ42とベベルギヤ39とが噛み合い、下ギヤ43と駆動ギヤ36とが噛み合う。本実施例において、バケツ本体1の底面にラック戻しバネをさらに設けてもよい。ラック戻しバネが昇降ラック38を押し上げることで、フラットモップヘッド4を上昇させて、もとの位置に戻りやすくする。
実際の使用時には、フラットモップヘッド4が下降すると、昇降ラック38がフラットモップヘッド4に押されることにより下降する。昇降ラック38の下降により主動ギヤ40が回動する。主動ギヤ40の回動によりベベルギヤ39が回動し、ベベルギヤ39の回動により上ギヤ42が回動する。これにより、シャフト41が回動し、つまり下ギヤ43も回動し、下ギヤ43の回動により駆動ギヤ36が回動する。これによりインペラが駆動され回動して水の汲み上げを行い、揚水管を通じて排出する。
<本発明のモップバケツの実施例9>
図25から図26は、本発明のモップバケツの第9の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、絞り脱水時にフラットモップヘッドに対する水の付着を少なくする又は付着しないようにする方法が異なることである。具体的には、圧搾装置7は、絞り脱水エリア5に取り付けられた絞り脱水フレーム44と、洗浄エリア6に取り付けられた洗浄フレーム45と、2つの圧搾器11と、を含む。絞り脱水フレーム44と洗浄フレーム45のいずれにも、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対し圧搾を行う圧搾器11が設けられている。絞り脱水フレーム44には、フラットモップ2を挿入する圧搾口44aが形成され、洗浄フレーム45にはフラットモップ2を挿入する洗浄口45aが形成されている。2つの圧搾器11は、絞り脱水フレーム44の圧搾口44aの位置と、洗浄フレーム45の洗浄口45aの位置と、にそれぞれ設けられている。圧搾器11はフラットモップヘッド4のワイピング部品と接触でき、ワイピング部品に対し摩擦を行う。本実施例では、圧搾器11は、圧搾口10と洗浄口45aの周りより外に突出しており、フラットモップヘッド4が圧搾口10/洗浄口45aに挿入されると、圧搾器11は、フラットモップヘッド4のワイピング部品と接触して、相対移動を行い、繰り返し摩擦することで洗浄と絞り脱水の機能を果たす。
図26に示すように、絞り脱水フレーム44は、洗浄エリア6に延びる水路チャネル46を有する。絞り脱水エリアの圧搾器11はフラットモップヘッド4のワイピング部品を摩擦し、絞り出された水が水路チャネル46を通り洗浄エリア6に流れる。本実施例では、水路チャネル46の末端と洗浄フレーム45は互いに連通している。圧搾器11には圧搾棒が採用される。圧搾棒には通水口47が形成される。この通水口47が、水路チャネル46の給水口を形成する。絞り出された水はこの通水口47を経て、水路チャネル46に流入する。この構造設計により、絞り出された水のほとんどが水路チャネル46を通って直接洗浄エリア6に流れるので、絞り脱水エリア5に落ちる水を減らすことができる。
<本発明のモップバケツの実施例10>
図27から図30は、本発明のモップバケツの第10の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、バケツ本体1は1つの空間のみを有し、同時に洗浄エリア6にも絞り脱水エリア5にもなり、圧搾装置が2つの状態を行き来することで切り換えられ、圧搾装置が第1状態の時は、バケツ本体1内の空間が洗浄エリア5となり、圧搾装置が第2状態の時は、バケツ本体1内の空間が絞り脱水エリア6となる点である。具体的には、バケツ本体1内に、上向きに開口するU字型レールフレーム50と、昇降フレーム54と、が設けられる。このうち、U字型レールフレーム50には、2本の縦方向のレール溝51が設けられる。レール溝51の下端には横方向に延びる下位置決め溝52が設けられ、レール溝51の上端には横方向に延びる上位置決め溝53が設けられる。昇降フレーム54の両側の下端には、昇降ヘッドが設けられ、昇降ヘッドはレール溝51の中に位置する。圧搾装置7は昇降フレーム54の上端に取り付けられる。
昇降フレーム54が低位置にある時、昇降ヘッドはスライドして下位置決め溝52に入り位置決めされる。この時、バケツ本体1内のエリアが洗浄エリアを形成し、フラットモップヘッド4が反復運動をして圧搾装置7との間を移動し、圧搾と洗浄が行われる。昇降フレーム54が高位置にある時、昇降ヘッドがスライドして上位置決め溝53に入り位置決めされる。この時、バケツ本体1の上方の、昇降フレーム54が存在するエリアが絞り脱水エリアを形成し、フラットモップヘッド4が反復運動をして圧搾装置7との間を移動し、圧搾と絞り脱水が行われる。
<本発明のモップバケツの実施例11>
図31から図32は、本発明モップバケツの第11の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第1実施例との相違点は、絞り脱水エリア5と洗浄エリア6がモップバケツのバケツ本体1の同一空間内に位置し、圧搾装置の水平状態と垂直状態によって、圧搾装置7を絞り脱水エリア5と洗浄エリア6の間で切り換える点である。具体的には、バケツ本体に、ヘッド部57aがバケツ本体1の頂部の周りにヒンジ接続されている反転フレーム57が設けられる。圧搾装置7は、反転フレーム57のテール部57bに回動可能に取り付けられる。反転フレーム57は、バケツ本体1の頂部に対して、水平状態と垂直状態の間で位置を切り換えることができ、これにより圧搾装置7が絞り脱水エリア5と洗浄エリア6の間で切り換えられる。
本実施例では、バケツ本体1の両側面の上端に、縦方向のヒンジ接続スリットが設けられ、それに対応するように、反転フレーム57のヘッド部57aに、2つのヒンジ軸が設けられる。2つのヒンジ軸は、2つのヒンジ接続スリットの中にそれぞれ位置する。反転フレーム57が平らに置かれたとき、テール部57bとバケツ本体1とが係合して接続される。この時、バケツ本体1内には洗浄エリアが形成される。フラットモップヘッド4が反復運動をして圧搾装置7との間を移動し、圧搾と洗浄が行われる。反転フレーム57が反転して直立すると、そのテール部57bとバケツ本体1が係合して接続される。この時、バケツ本体1の上方の反転フレーム57が存在するエリアが絞り脱水エリアを形成する。フラットモップ4のヘッドが反復運動をして圧搾装置7の間を移動し、圧搾と絞り脱水が行われる。
<本発明のモップバケツの実施例12>
図33から図42は、本実施例の第12の好ましい実施例である。モップバケツはバケツ本体1を含み、セットで使用されるフラットモップ2は、モップロッド3と、モップロッド3に運動可能に接続されるフラットモップヘッド4と、を含む。フラットモップヘッド4には、ワイピング部品が設けられる。図33を参照されたい。
バケツ本体1は、独立した絞り脱水エリア5と、独立した洗浄エリア6と、を有する。絞り脱水エリア5には圧搾装置が設けられ、洗浄エリア6にはワイピング部品に対して洗浄を行う洗浄器14’が設けられる。この洗浄器14’は、バケツ本体1に対して昇降可能である。洗浄器14’とフラットモップヘッド4との間で相対移動が行われることにより、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対する洗浄が行われる。ここで、いわゆる独立した絞り脱水エリア5と独立した洗浄エリア6とは、バケツ本体1が有する2つの互いに連通しない容積体を指し、そのうちの1つの容積体が絞り脱水エリア5を形成し、もう1つの容積体が洗浄エリア6を形成する。
圧搾装置には、上述の圧搾装置を採用することができる。しかし、本実施例では、この圧搾装置は、圧搾器7’と、圧搾器7’に対向する第1支持部材と、を含む。圧搾器は、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対して圧搾を行うのに用いられる。第1支持部材は、モップバケツに直接設けられる。圧搾器7’と第1支持部材の間が絞り脱水層を形成する。ここでは、第1支持部材の存在により、絞り脱水の過程でフラットモップヘッド4に反り返りや歪みが発生するのを防ぐことができる。
圧搾器7’の具体的な形状と構造は様々な様式を採用することができる。例えば、圧搾器7’には、圧搾ローラー、又は圧搾ピース、又は圧搾板等が採用される。また、圧搾器7’は、モップバケツのバケツ本体1に、直接又は間接的に取り付けられる。本実施例では、圧搾器7’はモップバケツのバケツ本体1に間接的に取り付けられている。図10に示すように、圧搾器7’は圧搾フレーム8’に取り付けられ、圧搾フレーム8’を介してモップバケツに取り付けられている。
絞り脱水の過程でフラットモップヘッド4に反り返りや歪みが発生するのを防ぐため、モップバケツに第1支持部材を設ける。第1支持部材はフラットモップヘッド4に対し、支持と位置決めの作用を及ぼす。絞り脱水の過程で、第1支持部材は必ずしも絞り脱水の間中フラットモップヘッドと接触していなくてもよい。
第1支持部材の構造は、以下の5つの様式を採用する。
本発明の第1支持部材の実施例1:
図38に示すように、第1支持部材はバケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持リブ9’である。
本発明の第1支持部材の実施例2:
図39は、本実施例の第2実施例の第1支持部材である。この第1支持部材と上述の第1実施例の第1支持部材との相違点は、第1支持部材の取り付け位置が異なる点である。具体的には、第1支持部材は、バケツ本体1の側面から横方向に延びる支持リブ9’である。
本発明の第1支持部材の実施例3:
図40は、本実施例の第3実施例の第1支持部材である。この第1支持部材と上述の第1実施例の第1支持部材との相違点は、第1支持部材の構造が異なる点である。具体的には、第1支持部材は、バケツ本体1の側面から横方向に延びるガイド板12’である。フラットモップヘッドの両側にはガイド溝が形成されている。フラットモップヘッド4が絞り脱水層に挿入される際、ガイド板12’がガイド溝に挿入されることにより、フラットモップヘッド4に対し支持と位置決めをする。
本発明の第1支持部材の実施例4:
図41は、本実施例の第4実施例の第1支持部材である。この第1支持部材と上述の第1実施例の第1支持部材との相違点は、第1支持部材の構造が異なる点である。具体的には、第1支持部材はバケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持フレーム10’である。この支持フレーム10’の末端には、ローラー11’が設けられている。
本発明の第1支持部材の実施例5:
図42は、本実施例の第5実施例の第1支持部材である。この第1支持部材と上述の第1実施例の第1支持部材との相違点は、第1支持部材の構造が異なる点である。具体的には、第1支持部材はバケツ本体1の側面から横方向に延びる支持フレーム10’である。この支持フレーム10’にはローラー11’が設けられている。
このほか、第1支持部材は圧搾器7に対向するモップバケツの壁面であってもよい。
絞り出された水が絞り脱水エリア5に滞留するのを防止するため、絞り脱水エリア5に、絞り脱水エリア5の水を洗浄エリア6に移す通水装置が設けられている。通水装置は、従来の各種揚水装置でよく、絞り脱水エリア底部の水を直接汲み出して洗浄エリアに移す。本実施例において、通水装置は、絞り脱水エリア5と洗浄エリア6とにそれぞれ連通する通水流路13’である。この通水流路13’は、絞り脱水エリア5と洗浄エリア6の上方に設けられる。具体的には、図10から図14に示すように、圧搾器7を圧搾フレーム8に取り付ける際、通水流路13’を圧搾フレーム8’に直接設けることができる。すなわち、通水流路13’によって、絞り出された水を洗浄エリア6に移すことができるので、絞り出された水が絞り脱水エリア5で滞留するのを防ぐことができる。
本実施例において、洗浄器14’はバケツ本体1に昇降可能に設けられている。洗浄時、フラットモップヘッド4は洗浄可能な状態まで回転させられる。洗浄器14’が昇降することで、フラットモップヘッド4と洗浄器14との間で相対移動が行われ、洗浄器14’によってワイピング部品に対し洗浄が行われる。ここで、フラットモップヘッド4が洗浄可能な状態まで回転させられるとは、通常、フラットモップヘッド4がモップロッド3と平行或いは基本的に平行な状態まで回転させられることである。また、洗浄器14’の構造様式は限定されるものではなく、フラットモップヘッドのワイピング部品に対して摩擦ができ、ワイピング部品に対し洗浄を行えるものであればよい。
本実施例においては、手動により昇降を行い、洗浄器14’を昇降させている。図2から図5に示すように、洗浄器14’を手動で昇降させることにより、洗浄器14とフラットモップヘッド4との間の相対移動を実現し、洗浄器14’によりワイピング部品に対する洗浄が行われる。
洗浄器の構造は、以下の数種類の様式を採用する。
本発明の洗浄器の実施例1:
図34に示す洗浄器14’は、1つの洗浄板16’を有し、洗浄板14’の片側に洗浄部材が設けられている。本実施例の洗浄部材はブラシ17’であり、洗浄部材によりワイピング部品に対して洗浄が行われる。
本発明の洗浄器の実施例2:
図35は、本実施例の第2実施例の洗浄器である。この洗浄器と上述の第1実施例の洗浄器との相違点は、洗浄部材が異なる点である。具体的には、本実施例の洗浄部材はスクレーパー18’である。
本発明洗浄器の実施例3:
図36は、本実施例の第3実施例の洗浄器である。この洗浄器と上述の第1実施例の洗浄器との相違点は、洗浄器の構造が異なる点である。具体的には、洗浄器14’は、1つの囲い19’を有し、囲い19’の中に洗浄部材を有する。ここで、洗浄部材はブラシ17’である。
本発明の洗浄器の実施例4:
図37は、本実施例の第4実施例の洗浄器である。この洗浄器と上述の第1実施例の洗浄器との相違点は、洗浄部材が異なる点である。具体的には、洗浄器14’は1つの囲い19’を有し、囲い19’の中に洗浄部材を有する。ここで、洗浄部材はスクレーパー18’である。
本実施例の洗浄器として、上述の洗浄器の構造を採用してもよいし、洗浄器の洗浄部材としてソフトゴムを採用してもよい。ガイドレールにより、洗浄板又は囲いの昇降をガイドすることができ、ガイドレールはモップバケツの壁面に設けることができる。
<本発明のモップバケツの実施例13>
図43は、本発明のモップバケツの第13の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第12実施例との相違点は、圧搾器7’がモップバケツに直接設けられている点である。具体的には、圧搾器7’の両端をモップバケツの両側面に直接挿入することによって、圧搾器7’とモップバケツとを直接接続している。
<本発明のモップバケツの実施例14>
図44から図45は、本発明のモップバケツの第14の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第12実施例との相違点は、洗浄器の構造が異なる点と、洗浄器14’の昇降方法が異なる(すなわち洗浄器14’がフラットモップヘッド4の駆動を受けて昇降する)点とである。具体的には、洗浄器14’は、互いに離れた第1フレーム21’、第2フレーム22’と、第1フレーム21’と第2フレーム22’との間に設けられた第3フレーム23’とを含む。第1フレーム21’(又は第2フレーム22’)には、洗浄部品20’が設けられる。本実施例の洗浄部品は、ブラシ、ソフトゴム、又はスクレーパー等であってもよい。第1フレーム21’の両ヘッドに第1支持ロッド24’がヒンジ接続され、第2フレーム22’の両ヘッドに第2支持ロッド25’がヒンジ接続される。第3フレーム23’の両ヘッドには、第1フレーム21’寄りに第3支持ロッド26’がヒンジ接続され、第2フレーム22’寄りに第4支持ロッド27’がヒンジ接続される。第1支持ロッド24’と第3支持ロッド26’とが下端においてヒンジ接続され、第2支持ロッド25’と第4支持ロッド27’とが下端においてヒンジ接続される。洗浄時、フラットモップヘッド4が第3フレーム23’を照準にして下に押されると、第1フレーム21’と第2フレーム22’とが上昇させられる。フラットモップヘッド4が引き上げられると、第1フレーム21’と第2フレーム22’とが自動的に下降する。これにより、洗浄部品20’によりワイピング部品に対する洗浄が行われる。
実際の使用時には、フラットモップヘッド4を下に押して洗浄器14’を上昇させ、フラットモップヘッド4を引き上げて洗浄器14’を下降させることにより、フラットモップヘッド4との間での相対移動が実現される。
<本発明のモップバケツの実施例15>
図46は、本発明のモップバケツの第15の好ましい実施例である。本実施例と上述のモップバケツの第14実施例との相違点は、洗浄器とギヤラック機構の接続であり、ギヤラック機構がフラットモップヘッドの駆動を受けることにより洗浄器の昇降が実現される点である。具体的には、ギヤラック機構は、縦方向に設けられた駆動ラック28’を含む。駆動ラック28’とモップバケツの底面とはバネ29’により接続されている。また、縦方向に設けられた従動ラック30’をさらに含み、従動ラック30’と駆動ラック28’との間には、モップバケツ内に位置決めされたギヤ31’が設けられる。ギヤ31’は駆動ラック28’と従動ラック30’とにそれぞれ噛み合う。従動ラック30’の歯を有する面には、洗浄部材が設けられる。フラットモップヘッド4が下に押される際、駆動ラック28’を照準とすることで、駆動ラック28’が下に押され、従動ラック30’が上昇し、洗浄部材によりワイピング部品に対する洗浄が行われる。フラットモップヘッド4が引き上げられると、駆動ラック28’と従動ラック30’とは元の位置に戻り、再び洗浄部材によりワイピング部品に対する洗浄が行われる。
<本発明のモップバケツの実施例16>
図47は、本発明のモップバケツの第16の好ましい実施例である。このモップバケツは、バケツ本体1を含む。セットで使用されるフラットモップ2は、モップロッド3と、モップロッド3に運動可能に接続されたフラットモップヘッド4を含む。フラットモップヘッド4にはワイピング部品が設けられる。図33を参照されたい。
バケツ本体1は、独立した絞り脱水エリア5と、独立した洗浄エリア6と、を有する。絞り脱水エリア5には圧搾装置が設けられ、洗浄エリア6にはワイピング部品に対し洗浄を行う洗浄装置が設けられる。独立した絞り脱水エリアと独立した洗浄エリアとは、バケツ本体1が有する互いに連通しない2つの容積体を指し、これらの2つの容積体がそれぞれ絞り脱水エリア5と洗浄エリア6を形成する。
圧搾装置は、フラットモップヘッドのワイピング部品に対し圧搾を行う圧搾器7’’と、圧搾器7’’に対向する第1支持部材とを含む。圧搾器7’’は、バケツ本体1に直接又は間接的に取り付けられる。第1支持部材はバケツ本体1に直接設けられる。圧搾器7’’と第1支持部材の間が絞り脱水層を形成する。絞り脱水時、フラットモップヘッド4は絞り脱水が可能な状態まで回転させられる。このフラットモップヘッド4が絞り脱水層に挿入されると、ワイピング部品と圧搾器7’’との間で相対移動と圧搾が行われる。これにより、ワイピング部品に対し移動、圧搾、絞り脱水が行われる。フラットモップヘッド4が絞り脱水が可能な状態にまで回転させられるというのは、通常、フラットモップヘッド4がモップロッド3と平行或いは基本的に平行な状態まで回動させられることである。このようにすると、フラットモップヘッド4を、すぐに絞り脱水層に入れ、スムーズに上下移動させ、絞り脱水を行うことができる。圧搾器7’’の具体的な形状と構造は、様々な様式を取ることができる。例えば、圧搾器4として圧搾ローラー、又は圧搾ピース、又は圧搾板等を採用してもよい。
圧搾器7’’は、モップバケツに直接取り付けられてもよい。例えば、第1の圧搾装置は、図47に示すように、圧搾器7’’の両端をバケツ本体1の両側面に直接挿入し、圧搾器7’’をバケツ本体1と直接接続してもよい。圧搾器7’’はバケツ本体1に間接的に取り付けられてもよい。例えば、図48から図52は、第2から第6の圧搾装置であるが、これらの図に示すように、圧搾器7’’が圧搾フレーム8’’に取り付けられ、圧搾フレーム8’’がバケツ本体1に取り付けられてもよい。
第1支持部材の具体的な構造様式は限定されず、絞り脱水層に挿入されるフラットモップヘッド4に対して、支持と位置決めの作用を及ぼすものであればよい。例えば、図48は第2の圧搾装置だが、ここでは第1支持部材は、バケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持リブ9’’である。図49は第3の圧搾装置であるが、ここでは第1支持部材は、バケツ本体1の側面から横方向に延びる支持リブ9’’である。図51は、第5の圧搾装置であるが、ここでは第1支持部材は、バケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持フレーム10’’である。この支持フレーム10’’の末端にはローラー11’’が設けられている。図52は、第6の圧搾装置であるが、ここでは第1支持部材は、バケツ本体1の側面から横方向に延びる支持フレーム10’’である。この支持フレーム10’’にはローラー11’’が設けられている。或いは、第1支持部材は、圧搾器7’’に対向するモップバケツの壁面である。フラットモップヘッド4が絞り脱水層に挿入され、絞り脱水が行われる際、第1支持部材がフラットモップヘッド4に対し支持と位置決めの作用を及ぼし、絞り脱水の過程において、フラットモップヘッド4に反り返りや歪みが発生するのを防止する。指摘しておくべきことは、上述の第1支持部材の機構を採用する際、絞り脱水の過程において、第1支持部材は、必ずしも絞り脱水の間中フラットモップヘッドと接触していなくてもよい。
或いは、図50の第4の圧搾装置に示すように、第1支持部材はバケツ本体1の側面から横方向に延びるガイド板12’’である。フラットモップヘッドの両側にはガイド溝が形成される。フラットモップヘッド4が絞り脱水層に挿入されると、ガイド板12’’がガイド溝に挿入され、これによりフラットモップヘッド4に対し支持と位置決めをする。
本実施例では、絞り出された水が絞り脱水エリア5に滞留するのを防止するため、絞り脱水エリア5には、絞り脱水エリア5の水を洗浄エリア6に移す通水装置が設けられている。通水装置は、従来の各種揚水装置でよく、絞り脱水エリア底部の水を直接汲み出し、洗浄エリアに移す。本実施例では、通水装置は、それぞれ絞り脱水エリア5と洗浄エリア6とを連通する通水流路13’’である。この通水流路13’’は、絞り脱水エリア5及び洗浄エリア6の上方に設けられる。図48から図52に示すように、圧搾器7’’が圧搾フレーム8’’に取り付けられる際、通水流路13’’は圧搾フレーム8’’に直接設けることができる。圧搾器7’’がモップバケツに直接取り付けられる際、通水流路を別途設けることができる。
洗浄装置は、フラットモップヘッド4のワイピング部品に対し圧搾、摩擦を行う洗浄器14’’と、洗浄器14’’に対向する第2支持部材と、を含む。洗浄器14はバケツ本体1に直接又は間接的に取り付けられる。第2支持部材は、バケツ本体1に直接設けられる。洗浄器14’’と第2支持部材との間は洗浄層を形成する。洗浄時、フラットモップヘッド4は、洗浄可能な状態まで回転させられる。このフラットモップヘッド4が洗浄層に挿入されると、ワイピング部品と洗浄器14’’との間で相対移動と圧搾が行われる。これにより、ワイピング部品に対し、移動、圧搾、洗浄が行われる。
フラットモップヘッド4が洗浄可能な状態まで回転させられるというのは、通常、フラットモップヘッド4がモップロッド3と平行或いは基本的に平行な状態まで回動させられることである。このようにすると、フラットモップヘッド4を洗浄層にすぐに入れ、スムーズに上下移動させ、絞り脱水を行うことができる。洗浄器14’’の具体的な形状と構造は、様々な様式を取ることができる。例えば、洗浄器14’’は、洗浄スクレーパー、又は洗浄ブラシ、又は洗浄歯、又は洗浄ソフトゴム片である。
洗浄器14’’は、バケツ本体1に直接取り付けられてもよい。例えば、洗浄器として洗浄スクレーパーの構造様式を採用する場合、洗浄器の両端がモップバケツの両側面に直接挿入され、洗浄器がモップバケツと直接接続される。或いは、洗浄器として、洗浄ブラシ、又は洗浄歯、又は洗浄ソフトゴム片等の構造を採用する場合、洗浄ブラシ、又は洗浄歯、又は洗浄ソフトゴム片等を、モップバケツのバケツ壁に直接設けてもよい。
洗浄器14’’は、バケツ本体1に間接的に取り付けられてもよい。例えば、図53から58に示す第1から第6の洗浄装置のように、洗浄器14’’が洗浄フレーム15’’に取り付けられ、この洗浄フレーム15’’がバケツ本体1に取り付けられる。
第2支持部材の具体的な構造方法は限定されず、絞り脱水層に挿入されるフラットモップヘッド4に対し、支持と位置決めの作用を及ぼすものであればよい。例えば、図53は第1の洗浄装置であるが、ここでは第2支持部材は、バケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持リブ9’’である。図54は第2の洗浄装置であるが、ここでは第2支持部材は、バケツ本体1の側面から横方向に延びる支持リブ9’’である。図56は第4の洗浄装置であるが、ここでは第2支持部材は、バケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持フレーム10’’である。この支持フレーム10’’の末端には、ローラー11’’が設けられている。図57は第5の洗浄装置であるが、ここでは第2支持部材はバケツ本体1の側面から横方向に延びる支持フレーム10’’である。この支持フレーム10’’には、ローラー11’’が設けられている。図58は第6の洗浄装置だが、ここでは第2支持部材は、バケツ本体1の端面から縦方向に延びる支持フレーム10’’である。この支持フレーム10’’には、バネ16’’と弾性ブロック17’’とが設けられている。バネ16’’が弾性ブロック17’’に作用することによって、弾性ブロック17’’が部分的に支持フレーム10’’のテール部から飛び出す。或いは、第2支持部材は、洗浄器14’’に対向するモップバケツの壁面である。フラットモップヘッド4が洗浄層に挿入され、洗浄が行われる際、第2支持部材がフラットモップヘッド4に対して支持、位置決めの作用を及ぼし、洗浄の過程において、フラットモップヘッド4に反り返りや歪みが発生するのを防止する。指摘しておくべきことは、上述の第2支持部材の機構を採用する際、洗浄の過程において、第2支持部材は、必ずしも洗浄の間中フラットモップヘッド4と接触していなくてもよい。
或いは、図55に示す第3の洗浄装置のように、第2支持部材は、バケツ本体1の側面から横方向に延びるガイド板12’’である。フラットモップヘッド4の両端にガイド溝が形成される。フラットモップヘッド4が洗浄層に挿入されると、ガイド板12’’がガイド溝に挿入され、これによりフラットモップヘッド4に対し、支持と位置決めをする。
中国実用新案公告第201171658号明細書 中国実用新案公告第203074606号明細書 中国実用新案公告第204146974号明細書

Claims (41)

  1. バケツ本体(1)及びフラットモップ(2)を含み、前記バケツ本体には、持ち手が設けられ、前記フラットモップは、モップロッド(3)と、前記モップロッドに運動可能に取り付けられたフラットモップヘッド(4)とを含み、前記フラットモップヘッドにはワイピング部品が設けられている清掃用具であって、
    前記バケツ本体(1)は、絞り脱水エリア(5)及び前記絞り脱水エリアとは異なる位置に配置される洗浄エリア(6)を有し、前記絞り脱水エリア(5)の上方には、前記フラットモップの前記フラットモップヘッド(4)との間で相対移動と圧搾を行うことにより、前記フラットモップヘッド(4)の前記ワイピング部品に対して摩擦を行う圧搾装置(7)が取り付けられ、絞り脱水時に、前記フラットモップヘッド(4)を前記モップロッドに対して絞り脱水可能な状態にまで回転させ、前記フラットモップを前記圧搾装置(7)に挿入して前記ワイピング部品を前記絞り脱水エリアに入れ、前記フラットモップヘッドが前記絞り脱水エリアと前記圧搾装置(7)との間を移動し圧搾されることにより、前記ワイピング部品に対して移動、圧搾および絞り脱水を行い、
    前記絞り脱水エリア内には通水装置が設けられ、絞り脱水時に、前記ワイピング部が前記圧搾装置(7)に圧搾されることで絞り出された水が、前記通水装置を介して絞り脱水エリア(5)から前記洗浄エリアに排出され
    前記フラットモップヘッド(4)が前記モップロッドに対して絞り脱水可能な状態まで回転した時、その長手方向は前記モップロッド(3)の方向に平行であり、
    前記フラットモップを前記圧搾装置(7)内に挿入した時に、前記フラットモップヘッド(4)の長さは圧搾器部分のバケツ本体の高さと適合し、
    絞り脱水時に、前記フラットモップが上下に移動することで、前記絞り脱水エリアに前記ワイピング部品が入り溜まった水を吸収し、複数回の絞り脱水を経て、前記ワイピング部品を完全に脱水する、
    ことを特徴とする、
    清掃用具。
  2. 前記圧搾装置(7)は、圧搾フレーム(9)と圧搾器(11)とを含み、前記圧搾フレーム(9)には、絞り脱水状態の前記フラットモップヘッドおよび前記モップロッドをともに通す圧搾口(10)が形成され、前記圧搾器(11)は前記圧搾口(10)の位置に設けられ、前記圧搾器(11)は前記フラットモップヘッド(4)の前記ワイピング部品と接触でき、前記ワイピング部品に対して摩擦を行うことを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  3. 前記圧搾器(11)は、圧搾棒、又は回転可能な絞り脱水ローラーであることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  4. 前記圧搾器(11)は、前記圧搾フレーム(9)の前記圧搾口(10)の位置に固定して取り付けられることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  5. 絞り脱水時、前記圧搾器の移動により前記圧搾口(10)の幅は変更可能であることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  6. 前記圧搾器(11)は、弾性装置を介して、前記圧搾フレーム(9)の前記圧搾口(10)の位置に運動可能に取り付けられる、
    或いは、
    前記圧搾器(11)は、前記圧搾フレーム(9)に設けられる斜めスライドレールを介して、前記圧搾フレーム(9)の前記圧搾口(10)の位置に運動可能に取り付けられる、
    ことを特徴とする、
    請求項5に記載の清掃用具。
  7. 前記圧搾口(10)は、前記フラットモップヘッド(4)を通す口と、前記モップロッド(3)を通す口とを含み、この2つの口は互いに連通していることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  8. 前記圧搾フレーム(9)は、前記バケツ本体(1)に取り外し可能に取り付けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  9. 前記圧搾口(10)には、ガイド斜面が設けられていることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  10. 前記フラットモップヘッド(4)の幅方向の長さは、前記圧搾口(10)の長さと互いに適合することを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  11. 前記圧搾口(10)内には、前記圧搾器(11)に対応する車輪が設けられ、前記フラットモップを前記圧搾口(10)に挿入した時に、車輪は前記フラットモップヘッドを支えることを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  12. 前記バケツ本体(1)の前記絞り脱水エリア(5)に、絞り脱水時に、前記フラットモップに対して緩衝作用を及ぼす緩衝機構が設けられることを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  13. 前記緩衝機構は、前記バケツ本体(1)の底部に設けられた弾性シート、又は弾性ブロック、又はバネ反発装置であることを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  14. 前記バネ反発装置は、突き上げバネ(17)と、反発フレーム(18)と、を含み、前記突き上げバネ(17)の下端は前記バケツ本体(1)に対して固定され、上端は前記反発フレーム(18)と押し合うことを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  15. 前記バケツ本体(1)に、前記絞り脱水エリア(5)に対応する放水バルブがさらに設けられることを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  16. 前記バケツ本体(1)の前記絞り脱水エリア(5)内に、揚水装置が設けられ、前記揚水装置は、前記通水装置を構成し、前記絞り脱水エリア(5)内の水を前記洗浄エリアに汲み出すことを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  17. 前記揚水装置は、前記バケツ本体(1)の底面に固定された揚水シリンダ(27)を含み、前記揚水シリンダ(27)内には仕切り板(28)が設けられ、前記仕切り板(28)は、前記揚水シリンダ(27)の内部を、上部の揚水エリア(29)と下部の給水エリア(30)に仕切り、前記揚水エリア(29)には揚水管が接続され、
    前記給水エリア(30)と前記バケツ本体は連通しており、前記揚水エリア(29)内にはピストン(31)が設けられ且つ両者の間は密封されており、前記ピストン(31)と前記仕切り板(28)の間には弾性装置が設けられ、
    前記仕切り板(28)には逆止弁が設けられ、前記ピストンが下に押されると前記逆止弁は閉まり、前記ピストンが上昇すると前記逆止弁は開くことを特徴とする、
    請求項16に記載の清掃用具。
  18. 前記揚水装置は、前記バケツ本体(1)の底部に設けられたインペラポンプ(35)を含み、前記インペラポンプ(35)は揚水管と接続され、前記インペラポンプ(35)内にはインペラが設けられ、前記インペラの中央には駆動軸が設けられ、前記駆動軸には駆動ギヤ(36)が設けられ、
    前記バケツ本体(1)内にはギヤフレーム(37)と、昇降可能な昇降ラック(38)と、が設けられ、前記ギヤフレーム(37)にはダブルギヤが設けられ、前記ダブルギヤは、ベベルギヤ(39)と、前記昇降ラック(38)と噛み合う主動ギヤ(40)と、を含み、
    前記ギヤフレーム(37)には縦方向のシャフト(41)がさらに設けられ、前記シャフト(41)には上ギヤ(42)と下ギヤと(43)が設けられ、前記上ギヤ(42)と前記ベベルギヤ(39)とが噛み合い、前記下ギヤ(43)と前記駆動ギヤ(36)とが噛み合うことを特徴とする、
    請求項16に記載の清掃用具。
  19. 前記圧搾装置(7)には水路チャネル(46)が設けられ、前記水路チャネル(46)は前記通水装置を形成し、前記絞り脱水エリア(5)において前記ワイピング部品から絞り出された水が、前記水路チャネル(46)を通って前記絞り脱水エリア(5)から前記洗浄エリアに流出することを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  20. 前記バケツ本体(1)の前記絞り脱水エリア(5)内に、上端が開口している囲い(25)が設けられ、前記フラットモップヘッド(4)は、下に押されて絞り脱水される時に、前記囲い(25)内に挿入されることを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  21. 前記囲い(25)の上端面に、下方向に傾斜するガイド口(25a)が設けられることを特徴とする、
    請求項20に記載の清掃用具。
  22. 前記絞り脱水エリア(5)に、前記絞り脱水エリアの底面から上向きに突出する凸台(48)が設けられ、絞り脱水時に、前記フラットモップは前記凸台に対応しており、前記フラットモップヘッド(4)は前記凸台まで下降することを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  23. 前記凸台(48)の周囲は、絞り脱水時に溜まった水を収容するために用いられ、
    前記絞り脱水エリア(5)内に溜まった水の水位が前記凸台(48)の高さを超えない時には、前記フラットモップヘッド(4)の前記ワイピング部品は、絞り脱水時に前記絞り脱水エリア(5)の底部に落ちた水と接触することがなく、
    前記絞り脱水エリア(5)内に溜まった水の水位が前記凸台(48)の高さを超えた時は、前記ワイピング部品が前記絞り脱水エリアに入ると水位が前記凸台(48)の高さに下がるまで溜まった水を吸収することを特徴とする、
    請求項2に記載の清掃用具。
  24. 前記洗浄エリア(6)に少なくとも1つの圧搾装置(7)が設けられ、前記絞り脱水エリア(5)に少なくとも1つの圧搾装置(7)が設けられ、洗浄時に、前記フラットモップヘッド(4)を洗浄可能な状態にまで回転させ、前記フラットモップを前記圧搾装置(7)に挿入して前記ワイピング部品を前記洗浄エリアに入れ、前記フラットモップヘッドが前記洗浄エリアと前記圧搾装置(7)との間を移動し圧搾されることにより、前記ワイピング部品に対して移動、圧搾および洗浄を行うことを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  25. 前記圧搾装置(7)は1つのみであり、前記圧搾装置(7)は前記絞り脱水エリア(5)と前記洗浄エリア(6)との間で切換可能であり、洗浄時に、前記フラットモップヘッド(4)を洗浄可能な状態にまで回転させ、前記フラットモップを前記圧搾装置(7)に挿入して前記ワイピング部品を前記洗浄エリアに入れ、前記フラットモップヘッドが前記洗浄エリアと前記圧搾装置(7)との間を移動し圧搾されることにより、前記ワイピング部品に対して移動、圧搾および洗浄を行うことを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  26. 前記バケツ本体(1)は上方向延伸部(49)を有し、前記上方向延伸部(49)内が前記絞り脱水エリア(5)を形成し、前記上方向延伸部(49)の下方のバケツ本体エリアが前記洗浄エリア(6)を形成することを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  27. 前記バケツ本体(1)にスライド溝が設けられ、前記圧搾装置(7)は、前記スライド溝に沿って前記絞り脱水エリア(5)と前記洗浄エリア(6)との間をスライド可能であることを特徴とする、
    請求項25に記載の清掃用具。
  28. 前記圧搾装置は昇降フレームに取り付けられ、前記バケツ本体(1)にはレールが設けられ、前記昇降フレームは前記レールに沿って昇降し、前記昇降フレームが低位置にある時は、前記フラットモップヘッドは反復運動して前記圧搾装置との間を移動し、圧搾されて洗浄され、前記昇降フレームが高位置にある時は、前記フラットモップヘッドは反復運動をして前記圧搾装置との間を移動し、圧搾されて絞り脱水されることを特徴とする、
    請求項27に記載の清掃用具。
  29. 前記バケツ本体(1)には、ヘッド部(57a)が前記バケツ本体(1)の頂部周辺にヒンジ接続されている反転フレーム(57)がさらに設けられ、前記圧搾装置(7)は、前記反転フレーム(57)のテール部(57b)に回動可能に取り付けられ、前記反転フレーム(57)は、前記バケツ本体(1)の頂部に対して水平な状態と垂直な状態の間で位置を切り換えることができ、これにより前記圧搾装置(7)が、前記絞り脱水エリア(5)と前記洗浄エリア(6)の間で切り換えられることを特徴とする、
    請求項25に記載の清掃用具。
  30. 前記絞り脱水エリア(5)に前記圧搾装置が設けられ、前記洗浄エリア(6)に洗浄器(14’)が設けられ、前記洗浄器(14’)は前記バケツ本体(1)に対し昇降可能であり、前記洗浄器(14’)と前記フラットモップヘッド(4)との間で相対移動が行われることで、前記フラットモップヘッド(4)の前記ワイピング部品に対する洗浄が行われることを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  31. 前記洗浄器(14’)の前記バケツ本体(1)に対する昇降を実現する方法は、手動による方法であることを特徴とする、
    請求項3に記載の清掃用具。
  32. 前記フラットモップヘッド(4)が下に押された時に前記洗浄器(14’)が駆動されて上昇し、前記フラットモップヘッド(4)が上に持ち上げられた時に前記洗浄器(14’)が駆動されて下降することで、前記洗浄器(14’)と前記フラットモップヘッド(4)との間の相対移動を実現することを特徴とする、
    請求項3に記載の清掃用具。
  33. 前記洗浄器(14’)は、互いに離れた第1フレーム(21’)及び第2フレーム(22’)を含み、前記第1フレーム(21’)又は前記第2フレーム(22’)には洗浄部材(20’)が設けられ、前記第1フレーム(21’)と前記第2フレーム(22’)の間には第3フレーム(23’)がさらに設けられ、前記第1フレーム(21’)の両ヘッドには第1支持ロッド(24’)がヒンジ接続され、前記第2フレーム(22’)の両ヘッドには第2支持ロッド(25’)がヒンジ接続され、前記第3フレーム(23’)の両ヘッドには、前記第1フレーム寄りに第3支持ロッド(26’)が、前記第2フレーム寄りに第4支持ロッド(27’)がヒンジ接続され、前記第1支持ロッド(24’)と前記第3支持ロッド(26’)は下端でヒンジ接続され、前記第2支持ロッド(25’)と前記第4支持ロッド(27’)は下端でヒンジ接続され、洗浄操作時に前記フラットモップヘッド(4)が前記第3フレーム(23’)に対して力を施すことにより、前記第1フレーム(21’)と前記第2フレーム(22’)が動かされ昇降することを特徴とする、
    請求項3に記載の清掃用具。
  34. 前記洗浄器(14’)と1つのギヤラック機構とが接続され、前記ギヤラック機構は前記フラットモップヘッド(4)により駆動されることを特徴とする、
    請求項3に記載の清掃用具。
  35. 前記圧搾装置は、前記フラットモップヘッド(4)の前記ワイピング部品に対して圧搾を行う圧搾器(7’)と、前記圧搾器(7’)に対向する第1支持部材とを含み、前記圧搾器(7’)は前記バケツ本体(1)に直接又は間接的に取り付けられ、前記第1支持部材は前記バケツ本体(1)に直接設けられ、前記圧搾器(7’)と前記第1支持部材の間が圧搾層を形成し、前記フラットモップヘッド(4)が前記圧搾層に挿入された状態で、前記ワイピング部品と前記圧搾器(7’)との間で縦方向の相対移動と圧搾が行われることによって、前記ワイピング部品に対して絞り脱水が行われることを特徴とする、
    請求項1に記載の清掃用具。
  36. 前記第1支持部材は、
    前記バケツ本体(1)の端面から縦に伸びる支持リブ(9’)である、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の側面から横方向に延びる支持リブ(9’)である、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の端面から縦方向に延びる支持フレーム(10’)であって、前記支持フレーム(10)の末端にはローラー(11’)が設けられる、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の側面から横方向に延びる支持フレーム(10’)であって、前記支持フレーム(10’)にローラー(11’)が設けられる、
    ことを特徴とする、
    請求項35に記載の清掃用具。
  37. 前記洗浄エリア(6)には前記ワイピング部品に対して洗浄を行う洗浄装置が設けられることを特徴とする、
    請求項に記載の清掃用具。
  38. 前記洗浄装置は、前記フラットモップヘッド(4)の前記ワイピング部品に対して圧搾、摩擦を行う洗浄器(14’’)と、前記洗浄器(14’’)に対向する第2支持部材と、を含み、前記洗浄器(14’’)は前記バケツ本体(1)に直接又は間接的に取り付けられ、前記第2支持部材は前記バケツ本体(1)に設けられ、前記洗浄器(14’’)と前記第2支持部材の間が洗浄層を形成し、前記フラットモップヘッド(4)が前記洗浄層に挿入された状態で、前記ワイピング部品と前記洗浄器(14’’)との間で相対移動と圧搾が行われることで、前記ワイピング部品に対する摩擦、洗浄が行われることを特徴とする、
    請求項37に記載の清掃用具。
  39. 前記第2支持部材は、
    前記バケツ本体(1)の端面から縦方向に延びる支持リブ(9’’)である、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の側面から横方向に延びる支持リブ(9’’)である、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の端面から縦方向に延びる支持フレーム(10’’)であって、前記支持フレーム(10’’)の末端にローラー(11’’)が設けられる、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の側面から横方向に延びる支持フレーム(10’’)であって、前記支持フレーム(10’’)にはローラー(11’’)が設けられる、
    或いは、
    前記バケツ本体(1)の端面から縦方向に延びる支持フレーム(11’’)であって、前記支持フレーム(11’’)には、バネ(16’’)と弾性ブロック(17’’)とが設けられ、前記バネ(16’’)が前記弾性ブロック(17’’)に作用することによって、前記弾性ブロック(17’’)を部分的に前記支持フレーム(10’’)のテール部から飛び出させることを特徴とする、
    請求項38に記載の清掃用具。
  40. 前記洗浄器(14’’)は、洗浄スクレーパー、又は洗浄ブラシ、又は洗浄ソフトゴム片であることを特徴とする、
    請求項38に記載の清掃用具。
  41. 前記洗浄装置は、前記バケツ本体(1)に設けられた洗浄フレーム(15’’)をさらに含み、前記洗浄器(14’’)は前記洗浄フレーム(15’’)に取り付けられることを特徴とする、
    請求項38に記載の清掃用具。
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