JP6683833B2 - 生体認証装置、および生体認証プログラム - Google Patents

生体認証装置、および生体認証プログラム Download PDF

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Description

本発明の一態様は、生体認証装置、および生体認証プログラムに関する。
カメラで撮影した人物の顔を認識して認証を行う顔認証システムにおいて、カメラに写る顔の大きさが認識に適した所定の大きさになるように、音声や画像によるガイダンスを出力する方法が知られている。例えば、特許文献1には、顔位置を定めるテンプレートを表示し、撮像部により撮像される認証対象者の顔の画像をテンプレート上に重畳表示することによって、ガイダンスを行う方法が記載されている。
スマートフォン等の携帯端末においても、電子決済や端末のロック解除等に、カメラを利用した白眼認証や顔認証等の生体認証技術が利用されている。
日本国特許公開公報「特開2012−133477号公報(2012年7月12日公開)」
しかしながら、携帯端末は様々な環境で利用されるため、例えば、暗い場所で高精度の認証が必要な場合がある。そこで、従来技術では、携帯端末において生体認証技術を実装した場合に、周囲が暗い場合でも認識精度を下げないようにするために、認証の際に、ユーザの顔がカメラに大きく写るように、ユーザが顔をカメラに近づける必要がある。これは、カメラを被写体に近づけて撮影すると、より精細な画像が得られるというカメラの一般的な性質を利用している。しかし、顔をカメラに近づけた姿勢は、ユーザが、通常、携帯端末を操作するときの姿勢とは大きく異なる。このため、携帯端末において従来の生体認証技術を実装した場合に、ユーザは、認証の度に、顔をカメラに近づけるために姿勢を変えなければならなくなる。その結果、ユーザビリティを損ねてしまうという問題がある。
本発明の一態様は、上記の問題点に鑑みてなされたものであり、その目的は、生体認証の際のユーザビリティを従来よりも向上させた生体認証装置等を実現することにある。
上記の課題を解決するために、本発明の一態様に係る生体認証装置は、生体の一部を生体認証用画像として撮像する撮像部と、上記生体認証用画像の撮像のために上記生体の一部と上記撮像部との位置合わせをさせるガイド画像を表示する表示部と、上記生体認証用画像を用いて認証を行う制御部とを備え、上記制御部は、上記認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度および上記撮像に関する撮像環境情報の少なくとも何れかに基づいて、複数の上記ガイド画像のいずれかを上記表示部に表示させ、複数の上記ガイド画像には、第1のガイド画像、および、第1のガイド画像による位置合わせの場合よりも上記生体の一部と上記撮像部との距離が短くなるような位置において上記生体の一部と上記撮像部との位置合わせをさせる第2のガイド画像が少なくとも含まれている構成である。
本発明の一態様によれば、ユーザは、必要なときだけ保持姿勢を変えればよいので、生体認証の際のユーザビリティを従来よりも向上させることができるという効果を奏する。
本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置の出力画像の一例を示す図である。 本発明の第二の実施形態に係る生体認証装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第二の実施形態に係る生体認証装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の第三の実施形態に係る生体認証装置の機能的構成を示すブロック図である。 本発明の第三の実施形態に係る生体認証装置の処理を示すフローチャートである。 本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置の構成を例示したハードウェアブロック図である。 照度範囲と、認証可となる眼の幅の画素数と、表示されるガイド画像のサイズとの対応付けを示す比較テーブルの一例を示す図である。 認証精度と、認証可となる眼の幅の画素数と、表示されるガイド画像のサイズとの対応付けを示す比較テーブルの一例を示す図である。
〔実施形態1〕
以下、図面を参照しながら本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置100について具体的に説明する。
図1は、本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置100の機能的構成を示すブロック図である。生体認証装置100は、認証部位である生体の一部を撮影した生体認証用画像を用いて生体認証(以下、単に認証と記載する場合がある)を行う生体認証装置であり、撮像部101、表示部107、記憶部108および制御部110を備えている。
制御部110は、生体認証装置100を統括的に制御する。生体認証装置100において、制御部110は、画像取得部102、照度算出部103、認証用画像サイズ決定部104、ガイド画像選択部105および生体認証部106として機能する。画像取得部102は、照度値算出に用いる照度算出用画像を撮像部101に撮影させる。照度算出部103は、上記照度算出用画像から照度値を算出する。認証用画像サイズ決定部104は、認証の可否、より詳細には認証が可能な精細さの生体認証用画像が撮影可能であるか否かを判定する。また、認証用画像サイズ決定部104は、認証が可能になる画像サイズ(生体認証用画像に占める認証部位のサイズ)を決定する。ガイド画像選択部105は、上記画像サイズに応じたガイド画像を表示部107に表示させる。生体認証部106は、撮影された生体認証用画像を用いて認証を行う。なお、これら各部が実行する処理の詳細については後述する。
表示部107は画像を表示するものである。表示部107としては、例えば、液晶ディスプレイ(LCD)、有機ELディスプレイ(OLED)等の表示デバイスを利用することができる。また、撮像部101は画像を撮影するものであり、動画像および静止画像の何れも撮影することができる。なお、撮像部101は静止画像のみを撮影可能なものであってもよい。撮像部101が撮影した画像は記憶部108に格納される。撮像部101としては、例えば、カメラ等を利用することができる。
(1)生体認証装置100の概要
生体認証装置100は、撮像部101が通常姿勢(第1の保持姿勢)で保持されているときに、認証が可能な精細さの生体認証用画像の撮影の可否を判定するステップを実行する。そして、生体認証装置100は、上記判定するステップにおける判定結果に従って、サイズの異なるガイド画像の中から、1つのガイド画像を選択し、選択した上記ガイド画像を表示部107に表示させる。具体的には、生体認証装置100は、上記判定するステップで撮影可と判定した場合には、通常姿勢にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのガイド画像(「第1のガイド画像」と称する。)を表示させるステップを実行する。一方で、生体認証装置100は、上記判定するステップで撮影否と判定した場合には、認証部位と撮像部101との距離が通常姿勢よりも短い特殊姿勢(第2の保持姿勢)にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのガイド画像(「第2のガイド画像」と称する。)を表示させるステップを実行する。認証が可能な精細さの生体認証用画像の撮影の可否は、認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度および撮像に関する撮像環境情報の少なくとも何れかに基づいて判定すればよい。
詳細は後述するが、上記第2のガイド画像は、上記第1のガイド画像よりもサイズが大きい。「サイズ」とは、表示部107に表示される表示画面に占める領域のサイズをいう。上記「生体認証用画像」は、撮像部101によって撮像された画像であり、認証部位画像を少なくとも含んでいる。上記「認証部位」とは、生体認証に用いるユーザの身体の一部である。
生体認証装置100によれば、通常姿勢で認証が可能である場合、第1のガイド画像に従って、その姿勢のまま位置合わせして生体認証用画像を撮影し、認証を行うことができる。一方、通常姿勢では認証が不能である場合、ユーザは、第2のガイド画像に従って、特殊姿勢に変えた上で位置合わせして生体認証用画像を撮影し、認証を行うことができる。これにより、ユーザは、必要なときだけ特殊姿勢で認証すればよいので、特殊姿勢での認証を最小限に抑えることができる。その結果、保持姿勢を変えることによるユーザビリティの低下を抑制しつつ、且つ確実性の高い認証処理を実施することができる。
生体認証装置100として利用可能な端末装置としては、特に限定されないが、例えば、スマートフォン等の携帯端末を生体認証装置100として利用することができる。携帯端末のような、生体認証以外の目的(例えば、ブラウザ、ゲーム等)にも使用されるものを生体認証装置100として利用した場合、従来技術の様に、認証の度に、ユーザが、保持姿勢を変える必要がない。そのため、生体認証動作以外の携帯端末の操作動作と生体認証動作との間の連続性が向上する。従って、携帯端末のような、生体認証以外の目的にも使用されるものを生体認証装置100として利用した場合に、生体認証の際のユーザビリティの向上効果はより顕著なものとなる。
(2)生体認証処理の一例
生体認証装置100における生体認証処理の一例について、図1および図2を参照して以下に説明する。図2は、本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置100の処理を示すフローチャートである。
生体認証技術としては、例えば、白眼認証、顔認証、虹彩認証等が知られているが、実施形態1では、生体認証技術の一例として白眼認証を行う場合について説明する。ここで、上記「白眼認証」とは、眼の白眼部分にある静脈から特徴点を抽出して認証を行う技術である(参考資料:インターネット<http://techable.jp/archives/17318>[平成28年9月29日検索])。認証に用いる眼の画像が高精彩であればある程、静脈の情報量が増すため、高い認証精度を確保することができる。よって、実施形態1では、生体認証に用いるユーザの身体の一部(認証部位)はユーザの眼であり、上記「生体認証用画像」は、撮像部101によって撮影された、眼の部分を含む画像である。
また、実施形態1では、認証が可能な精細さの生体認証用画像の撮影の可否を、撮像に関する撮像環境情報に基づいて判定する例を説明する。上記「撮像に関する撮像環境情報」とは生体認証のための撮像が行われる環境を示す情報であり、例えば、照度に基づく情報等である。実施形態1では、上記「撮像に関する撮像環境情報」として、照度算出用画像から算出した照度の値から判定する例を説明する。尚、上記「照度算出用画像」は、撮像部101が通常姿勢で保持されているときに撮像部101によって撮影された、認証部位を含む画像である。また、上記「照度」は、認証部位または認証部位近辺の照度である。例えば、認証部位がユーザの眼であれば、上記照度は、ユーザの頬およびその周辺部位の照度であってもよい。このような部位には眼鏡等が重なりにくいので、比較的正確な照度を測定しやすい。
また、実施形態1では、生体認証装置100の具体例として、スマートフォンを使用する場合について説明する。スマートフォンには、表示画面を見ているユーザを写すインカメラと、その反対側を写すアウトカメラとを備えているものがあるが、上述の撮像部101はインカメラに相当する。インカメラである撮像部101の撮影範囲内の画像は、表示部107に表示させることができるので、ユーザは表示部107に認証部位(眼)が表示されるように、生体認証装置100と認証部位とを位置合わせして撮影することができる。
また、生体認証装置100がスマートフォンである場合、上記「通常姿勢」とは、ユーザが生体認証装置100をブラウザ、ゲーム等で通常利用するときの姿勢であり、ユーザが生体認証装置100を利用する上で最も自然な姿勢である。上記「通常姿勢」は、生体認証装置100の撮像部101と認証部位(実施形態1においては、ユーザの眼)との間の距離に基づいて説明することもできる。通常姿勢の場合、生体認証装置100の撮像部101と認証部位(眼)との間の距離は、概ね20cm程度〜40cm程度である。このような通常姿勢で、生体認証装置100の撮像部101を使用して、ユーザの顔を撮影した場合、一般的に、ほぼ顔全体を含む生体認証用画像が得られる。なお、通常姿勢は、生体認証装置100の外形サイズや用途等に応じた、ユーザが自然に生体認証装置100を保持する姿勢であればよく、上記とは異なる姿勢であってもよい。
また、生体認証装置100がスマートフォンである場合、上記「特殊姿勢」とは、生体認証装置100を通常姿勢よりも認証部位(眼)に近付けた状態で保持するユーザの姿勢である。ユーザは、生体認証装置100の通常の使用時には基本的に特殊姿勢を取ることはなく、認証時に必要に応じて特殊姿勢を取る。
図2に示すように、まず、ステップS101において、画像取得部102は、照度値算出に用いる照度算出用画像を撮像部101に撮影させる。ここでは、ユーザは、生体認証装置100を通常姿勢で保持する。このため、生体認証装置100が備える撮像部101も通常姿勢で保持される。撮像部101によって撮影された照度算出用画像は、記憶部108に格納される。
次いで、ステップS102において、照度算出部103は、画像取得部102が取得した照度算出用画像から照度値を算出する。照度算出部103によって照度算出用画像から検出される上記「照度値」は、認証が可能な精細さの生体認証用画像が撮影可能であるか否かを判定するための指標である。例えば、上記照度値は、認証部位の表面の単位面積が単位時間に受ける光のエネルギー(単位:ルクス(lx))である。
照度算出部103は、照度算出用画像の画像情報を照度情報へと変換することで照度値を算出する。照度算出用画像の画像情報から照度情報への変換方法としては、例えば、画像形式として一般的に利用されるYUV形式のY値(輝度値)を照度に変換する例を挙げることができる。但し、一般的に、カメラは、撮影画像が最適な明るさとなるように、明るさのゲインや露光時間を調整する。例えば、カメラは、少し暗めの場所で撮影した画像を、明るい場所と同等の明るさになるように調整することが可能である。このため、ステップS102においては、明るさのゲインや露光時間等も考慮した照度変換がされるものとする。つまり、S102では、照度算出用画像の明るさを調整する前の照度が算出されるものとする。尚、スマートフォンの多くには光センサ(図示しない)が内蔵されている。光センサで検出される照度は、認証部位の照度ではなく、スマートフォンの光センサ部分の照度である。このため、これを認証部位の周辺照度として扱い、当該周辺照度を用いて、照度算出部103で算出した照度情報を補完してもよい。照度算出部103が算出した照度値は、照度算出用画像と関連付けられて記憶部108に格納される。また、光センサで検出される照度を、撮像に関する撮像環境情報として扱い、認証が可能な精細さの生体認証用画像の撮影の可否を、光センサで検出される照度値から判定することも可能である。
次いで、ステップS103において、認証用画像サイズ決定部104は、通常姿勢での認証が可能であるか否かを判定する。具体的には、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS102で照度算出部103が算出した照度値が、該照度値の示す照度条件下で、通常姿勢で撮影した生体認証用画像を用いて認証が可能か否かを判定する。本例における認証は、通常姿勢で明るい環境下(利用頻度が高いと思われる自宅リビングや、オフィス等の環境下)において認証可となる。一方、暗所では、認証に十分な情報を撮影画像から得られないため、認証否となる。
ステップS103の判定は、照度値と、必要とされる精度での認証の可否との対応関係を示す比較テーブルを参照して行ってもよい。このような比較テーブルは、様々な照度環境下で、撮像部101と認証部位との距離を変えつつ生体認証用画像の撮影を行い、撮影された生体認証用画像にて認証可否を実際に確認することによって作成可能である。例えば、比較テーブルは、照度範囲(例えば0〜10lux、10lux〜30lux等)ごとに、認証可となる眼の幅の画像サイズ(生体認証用画像に占める眼の部分のサイズ)の下限を示したテーブルであってもよい。この下限は、照度が低い場合は大きく、照度が高い場合は小さくなる。なお、眼の大きさや認証可否については個人差等があるため、複数人の眼の大きさの測定値から平均的な眼の大きさおよび認証可否を求めることで、比較テーブルを作成することが好ましい。比較テーブルは、例えば記憶部108に予め格納しておけばよい。
図9は、照度範囲と、認証可となる眼の幅の画素数と、ガイド画像のサイズとの対応付けを示す比較テーブルの一例を示す図である。例えば、図9の比較テーブル例においては、0lux以上10lux未満、10lux以上30lux未満、および30lux以上100lux未満の照度範囲が規定されている。そして、これら照度範囲は、何れもガイド画像のサイズが「片目」となっている。つまり、これらの照度範囲については、両目が撮像範囲に入るような通常姿勢での撮影では認証不能であることが図9の比較テーブルには示されている。このため、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS102で算出された照度値が例えば0lux以上10lux未満の範囲に含まれていれば通常姿勢での認証不能と判定してもよい。
一方、100lux以上の照度範囲は、ガイド画像のサイズが「両目」となっている。つまり、これらの照度範囲については、両目が撮像範囲に入るような通常姿勢での撮影で認証可能であることが図9の比較テーブルには示されている。よって、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS102で算出された照度値が100lux以上の範囲に含まれていれば通常姿勢での認証可能と判定してもよい。
ステップS103において、認証用画像サイズ決定部104が、認証可能と判定した場合は、ステップS104へと進む。ステップS104において、認証用画像サイズ決定部104は、通常姿勢での認証に必要な画像サイズを決定する。なお、「画像サイズ」とは、認証部位である眼の部分が生体認証用画像に占める範囲を指し、例えば当該範囲をピクセル単位で示したものであってもよい。この画像サイズは、上述の比較テーブルから特定することができる。例えば、図9の比較テーブルにおいて、100lux以上の照度範囲に対して、下限となる眼の幅の画素数200ピクセルが対応付けられていた場合、認証に必要な眼の画像サイズは、眼の幅200ピクセル以上で撮影させるために、例えば幅250×高さ125ピクセルと決定する。この画像サイズは、生体認証用画像にユーザの両目が収まる程度のサイズ(すなわち、通常姿勢で撮影可能な画像サイズ)であってもよい。
一方、ステップS103において、認証用画像サイズ決定部104が、認証不能と判定した場合は、ステップS105へと進む。ステップS105において、認証用画像サイズ決定部104は、特殊姿勢での認証に必要な画像サイズを決定する。例えば、図9の比較テーブルにおいて、10lux未満の照度範囲に対して、下限となる眼の幅の画素数750ピクセルが対応付けられていた場合、認証に必要な画像サイズは、眼の幅750ピクセル以上で撮影させるために、例えば幅800×高さ400ピクセルと決定する。この画像サイズは、生体認証用画像にユーザの片目のみが収まる程度のサイズ(すなわち、特殊姿勢で撮影可能な画像サイズ)であってもよい。
図9に示したように、特殊姿勢での認証が必要となる100lux未満の照度範囲について、段階的に照度範囲を設定し(例えば、0lux以上、10lux未満、10lux以上、30lux未満、および30lux以上、100lux未満等)、照度範囲ごとに、認証可となる眼の幅の画像サイズ(例えば、眼の幅の画素数)の下限を対応付けておき、照度に応じて認証に必要な画像サイズを段階的に決定することも可能である。これにより、通常姿勢での認証ができないと判定された場合の撮像部101と認証部位との間の距離を、照度に応じて段階的に設定することができる。そのため、例えば、通常姿勢での認証が可能な照度よりも照度が若干不足しているような場合には、撮像部101と認証部位との間の距離を通常姿勢の場合の距離よりも少しだけ近づければよいようなサイズのガイド画像を表示させることも可能であり、一方で、暗所の場合は、撮像部101と認証部位との間の距離を可能な限り近づけさせるようなサイズのガイド画像を表示させることも可能である。
次いで、ステップS106において、ガイド画像選択部105は、ステップS104またはステップS105において認証用画像サイズ決定部104が決定した画像サイズに応じて、大きさの異なるガイド画像の中から、1つのガイド画像を選択し、選択したガイド画像を表示部107に表示させる。
図3は、本発明の第一の実施形態に係る生体認証装置100の出力画像の一例を示す図である。図3の(a)は、通常姿勢にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのガイド画像(第1のガイド画像)404が表示された出力画像を表し、(b)は、特殊姿勢にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのガイド画像(第2のガイド画像)405が表示された出力画像を表している。
ステップS104からステップS106に進んだ場合、ガイド画像選択部105は、図3の(a)に示すガイド画像404を選択し、選択したガイド画像404を表示部107に表示させる。
一方、ステップS105からステップS106に進んだ場合、ガイド画像選択部105は、図3の(b)に示すガイド画像405を選択し、選択したガイド画像405を表示部107に表示させる。ガイド画像404とガイド画像405は、何れもユーザの眼の外形を示す楕円形の画像であるが、ガイド画像405の方が楕円のサイズが大きい。より詳細には、ガイド画像404の楕円のサイズは、認証用画像サイズ決定部104がステップS104で決定した画像サイズに対応している。また、ガイド画像405の楕円のサイズは、認証用画像サイズ決定部104がステップS105で決定した画像サイズに対応している。ガイド画像404は、両目のそれぞれに対応する楕円を含み、両目が撮影される程度に撮像部101と眼を離して、すなわち通常姿勢で認証用画像を撮影することを促すものとなっている。一方、ガイド画像405は、ガイド画像404よりも眼を大きく写す(撮像部101と眼を近接させた特殊姿勢で認証用画像を撮影する)ことを促すものとなっている。
図3に示したように、ガイド画像404またはガイド画像405は、表示部107に表示させた認証用プレビュー画像402上に重畳表示させることができる。認証用プレビュー画像402は、撮像部101が撮影した画像であり、撮像部101の撮像対象をユーザに確認させるための画像である。これにより、後段のステップS107において、ユーザは、認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるために、表示部107に表示させた認証用プレビュー画像402とこれに重畳して表示させたガイド画像404またはガイド画像405とを目視で確認しながら、撮像部101と認証部位との間の距離を調整することが容易になる。
ここで、カメラは、以下の一般的な特性を有していることが知られている:
(i)被写体にカメラを近づけて撮影した方が、被写体のより詳細な情報が得られる(この場合、ピントは一定以上確保されるものとする。オートフォーカス機能等を利用してもよい。);
(ii)明るい方が、被写体のより詳細な情報が得られる。
通常姿勢での認証が可能と判定した場合に表示されるガイド画像404は、通常姿勢のままで認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのものである。一方、通常姿勢での認証が不能と判定した場合に表示されるガイド画像405は、特殊姿勢で認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのものである。このため、ガイド画像405においてユーザが眼を合わせ込むための領域は、ガイド画像404の当該領域よりも広くなっている。つまり、ガイド画像405を用いて位置合わせする場合、ユーザは認証部位と撮像部101とを接近させて、認証用プレビュー画像402に認証部位がより大きく写るようにする。つまり、照度が不足している状況下では、上記(i)の特性を利用して、認証に必要な精細さの生体認証用画像を取得する。また、認証用プレビュー画像402が表示されている表示部107は光源となり、認証部位と撮像部101とを接近させたときには、表示部107も認証部位に近付くから、認証部位の照度が増す。このため、上記(ii)の特性も同時に利用することになる。
特殊姿勢にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのガイド画像の種類は、ガイド画像405(第2のガイド画像)の一種類に限定されない。上述したように、照度に応じて、特殊姿勢での認証に必要な画像サイズを段階的(n段階;nは1以上の自然数である)に決定することが可能である。このため、認証用画像サイズ決定部104が決定した画像サイズに応じて、特殊姿勢にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるためのガイド画像の種類をn種類(nは1以上の自然数である)以上としてもよい。すなわち、特殊姿勢にて認証部位と撮像部101との位置合わせをさせるための複数のガイド画像には、第1のガイド画像による位置合わせの場合よりも認証部位と撮像部101との距離が短くなるような位置において認証部位と撮像部101との位置合わせをさせる第2のガイド画像が少なくとも含まれていればよい。さらに、複数のガイド画像には、第2のガイド画像による位置合わせの場合よりも認証部位と撮像部101との距離が段階的(n段階;nは1以上の自然数である)に短くなるような位置において認証部位と撮像部101との位置合わせをさせる、第3のガイド画像、第4のガイド画像、・・・、第nのガイド画像が含まれていてもよい。
また、ガイド画像のサイズは、撮像環境情報に基づいて無段階で変更してもよい。この場合にも、表示されるガイド画像には、第1のガイド画像と、第1のガイド画像による位置合わせの場合よりも認証部位と撮像部101との距離が短くなるような位置において位置合わせをさせる第2のガイド画像とが少なくとも含まれるからである。
次いで、ステップS107において、ガイド画像選択部105は、選択したガイド画像404またはガイド画像405を重畳して表示させた認証用プレビュー画像402を表示部107に表示させた状態で、撮像部101に生体認証用画像を撮影させる。そして、生体認証部106は、撮影された生体認証用画像から眼の部分を検出する。なお、ユーザが、ガイド画像404またはガイド画像405の眼の部分と、認証用プレビュー画像402に写っている自分の目との位置合わせをした状態で、生体認証用画像は撮影される。このため、生体認証用画像における、ガイド画像404またはガイド画像405の眼の部分に対応する領域を眼の部分として検出してもよい。
次いで、ステップS108において、生体認証部106は、ステップS106において検出した眼の部分と、予め登録されているユーザの眼の画像とを照合することにより、認証処理を行う。具体的には、検出した眼の部分の白眼部分の静脈から特徴点を抽出する。そして、抽出した特徴点を、予め登録されたユーザの眼の画像における白眼部分の特徴点と照合することで認証を行う。照合に成功した場合には、認証成功として処理を終了し、照合に失敗した場合には、認証失敗として処理を終了する。
以上のことから、第1の実施形態に係る生体認証装置100によれば、ユーザは、明るい場所で生体認証用画像を撮影する場合は、ユーザの身体の認証部位をカメラに近づける必要がない。これにより、ユーザは、必要なとき(具体的には、暗い場所で生体認証用画像を撮影する場合)にのみ認証部位をカメラに近づければよいので、従来技術の様に、認証の度に、携帯端末を通常操作するときの姿勢から大きく姿勢を変える必要がない。その結果、認証の度に姿勢を変化させることによるユーザビリティの低下を抑制しつつ、且つ確実性の高い認証処理を実施することができる。
(3)生体認証装置100の変形例
記憶部108、表示部107および撮像部101は、生体認証装置100に外付けされた、生体認証装置100とは別体の装置であってもよい。但し、ユーザが、表示部107に表示させた撮影画像とこれに重畳して表示させたガイド画像とを目視で確認しながら撮像部101と認証部位との位置合わせをすることができるように、撮像部101と表示部107とは、これが可能となる位置関係に配置されていることが好ましい。
(生体認証技術についての変形例)
照度条件は、顔認証や虹彩認証等でも同じ状況と考えられるため、生体認証装置100において、生体認証技術の他の例として白眼認証の代わりに顔認証、虹彩認証等を行った場合にも、白眼認証を行った場合と同様の効果が得られる。生体認証技術の他の例として白眼認証の代わりに顔認証を行う場合は、認証部位は、ユーザの顔全体であり、虹彩認証を行う場合は、認証部位はユーザの虹彩である。
(白眼認証についての変形例)
生体認証装置100において白眼認証を行う場合は、両目の照合、右眼だけの照合、左眼だけの照合のいずれでも認証可能である。
(ガイド画像の形状およびガイド画像サイズの変形例)
生体認証装置100において、ガイド画像選択部105が表示させるガイド画像は、図3に示したようなガイド画像404または405に限定されない。照度範囲と対応付けられた認証可となる眼の幅の画像サイズの下限以上の画像サイズの画像を撮影させることができるようなガイド画像であれば、サイズおよび形状は、適宜変更することができる。
また、図9では、特殊姿勢での認証が必要となる100lux未満の照度である場合に、照度に応じて認証に必要な画像サイズを段階的に決定する例を示した。しかし、比較テーブルにおける照度範囲を、(i)通常姿勢での認証が可能である100lux以上、および(ii)特殊姿勢での認証が必要となる100lux未満(すなわち、0lux以上、100lux未満)の2通りに分けて、上記(ii)の照度範囲に対して、下限となる眼の幅の画素数750ピクセルを対応付けることも可能である。
(ガイド画像の表示方法の変形例)
図3では、認証用プレビュー画像402を、表示部107の一部の領域にのみ表示させる例を示したが、認証用プレビュー画像402を表示部107に表示させる領域の大きさはこれに限定されない。例えば、表示部107の表示領域全体に認証用プレビュー画像402を表示させることも可能である。また、図3では、認証用プレビュー画像402を、表示部107の表示領域の上方中央部に表示させる例を示したが、認証用プレビュー画像402を表示させる位置は、これに限定されない。例えば、表示部107の表示領域の下方部分に認証用プレビュー画像402を表示させてもよく、表示部107の横方向の位置についても、図3の表示部107に向かって中央よりも右寄りまたは左寄りに認証用プレビュー画像402を表示させてもよい。ユーザの目線が正面に向いた生体認証用画像を取得する観点から、認証用プレビュー画像402は、例えば、認証部位とその周囲の画像のみを表示するようにする等して表示面積をできるだけ小さくし、且つ撮像部101に近接する位置に表示させることが好ましい。これによって、認証用プレビュー画像402を見ているユーザの目線方向が撮像部101の位置から大きくずれることを防ぐことができるため、ユーザの目線が正面に向いた生体認証用画像を取得することができる。
〔実施形態2〕
以下、図面を参照しながら本発明の第二の実施形態に係る生体認証装置200について具体的に説明する。なお、上記実施形態で説明した構成と同様の構成には同一の参照番号を付し、その説明を省略する。第三の実施形態においても同様である。
図4は、本発明の第二の実施形態に係る生体認証装置200の機能的構成を示すブロック図である。生体認証装置200は、認証部位である生体の一部を撮影した生体認証用画像を用いて認証を行う生体認証装置であり、撮像部101、表示部107、記憶部108および制御部110を備えている。
生体認証装置200は、制御部110に認証精度取得部109が含まれており、照度算出部103は含まれていない点が、第一の実施形態の生体認証装置100との相違点である。認証精度取得部109に関する処理の詳細については後述する。
生体認証装置200における生体認証処理の一例について、図5を参照して以下に説明する。図5は、本発明の第二の実施形態に係る生体認証装置200の処理を示すフローチャートである。第二の実施形態では、認証が可能な精細さの生体認証用画像の撮影の可否を、アプリケーションが要望する認証精度から判定する例を説明する。
なお、アプリケーションとは、生体認証装置200で動作するアプリケーションソフトウェアであり、生体認証の結果に従って動作する。ここでは、上記アプリケーションの一例として、生体認証装置200のロックを管理するアプリケーション(以下、ロックアプリと呼ぶ)と、特定の個人情報(例えば、電話帳、日記等の個人に関する情報)を保護する機能を備えたアプリケーション(例えば、電話帳アプリ、日記アプリ等。以下、個人情報保護アプリと呼ぶ)と、銀行の決済を行うためのアプリケーション(以下、決済アプリと呼ぶ)とを挙げて説明を行う。ロックアプリは、生体認証に成功した場合に、生体認証装置200の動作ロックを解除し、生体認証装置200をユーザが操作可能な状態とする。個人情報保護アプリは、生体認証に成功した場合に、特定の情報に対する保護を解除し、情報の閲覧が可能な状態とする。決済アプリは、生体認証に成功した場合に、決済処理を実行する。決済アプリは、金銭等の取引に直接関係するので、ロックアプリや個人情報保護アプリと比べて要求される認証精度が高い。
図5に示すように、まず、ステップS201において、認証精度取得部109は、実行するアプリケーションに必要な認証精度を取得する。この認証精度は、アプリケーションごとに予め定めておけばよく、これにより、認証精度取得部109は、認証結果に従って動作するアプリケーションが何であるかを特定することにより、そのアプリケーションに必要な認証精度を特定することができる。認証精度は、例えば、高、中、低等のように、求められる認証精度の高さを段階的に示す情報で表されていてもよい。ここでは、決済アプリの認証精度を「高」、個人情報保護アプリの認証精度を「中」、ロックアプリの認証精度を「低」として説明する。但し、アプリケーション毎に定める認証精度は、これに限定されない。ユーザの意図に応じて、アプリケーション毎に定める認証精度を適宜設定することも可能である。
次いで、ステップS202において、画像取得部102は、認証の可否の判定に用いるための判定用画像を撮像部101に撮影させる。ここでは、ユーザは、生体認証装置100を通常姿勢で保持する。このため、生体認証装置100が備える撮像部101も通常姿勢で保持される。撮像部101によって撮影された判定用画像は、記憶部108に格納される。
次いで、ステップS203において、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS201で取得された認証精度において通常姿勢での認証が可能であるか否か(通常姿勢で認証が可能な精細さの生体認証用画像が撮影可能であるか否か)を判定する。具体的には、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS202で取得した判定用画像を用いて、求められる精度での認証が可能か否かを判定する。
ステップS203の判定は、認証精度と、必要とされる精度での認証の可否との対応関係を示す比較テーブルを参照して行ってもよい。このような比較テーブルは、一定の照度環境下で、種々の認証精度について、撮像部101と認証部位との距離を変えつつ生体認証用画像の撮影を行い、撮影された生体認証用画像にて認証可否を実際に確認することによって作成可能である。例えば、比較テーブルは、認証精度ごとに、認証可となる眼の画像サイズの下限を示したテーブルであってもよい。この下限は、認証精度が高い場合は大きく、認証精度が低い場合は小さくなる。なお、眼の大きさや認証可否については個人差等があるため、複数人の眼の大きさの測定値から平均的な眼の大きさおよび認証可否を求めることで、比較テーブルを作成することが好ましい。比較テーブルは、例えば記憶部108に予め格納しておけばよい。
図10は、認証精度と、認証可となる眼の幅の画素数と、表示されるガイド画像のサイズとの対応付けを示す比較テーブルの一例を示す図である。例えば、図10の比較テーブルにおいて、低い認証精度や高い認証精度等が規定されていた場合、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS201で取得した認証精度が、「低」であれば通常姿勢での認証可能と判定してもよい。一方、ステップS201で取得した認証精度「高」であれば通常姿勢での認証不能と判定してもよい。これにより、認証部位の周囲の照度が同じであっても、決済アプリは認証不能と判定され、ロックアプリは認証可能と判定される。
尚、第二の実施形態では、一定の照度環境下において作成した比較テーブルを使用する例を示したが、種々の照度環境下でそれぞれ比較テーブルを作成することで、照度条件を加味することも可能である。これについては、第三の実施形態において後述する。
ステップS203において、認証用画像サイズ決定部104が、認証可能と判定した場合は、ステップS204へと進む。ステップS204において、認証用画像サイズ決定部104は、通常姿勢での認証に必要な画像サイズを決定する。この画像サイズは、上述の比較テーブルから特定することができる。例えば、比較テーブルにおいて、認証精度「低」に対して、200ピクセルが対応付けられていた場合、認証に必要な眼の画像サイズは、眼の幅200ピクセル以上で撮影させるために、例えば幅250×高さ125ピクセルと決定する。この画像サイズは、生体認証用画像にユーザの両目が収まる程度のサイズ(すなわち、通常姿勢で撮影可能な画像サイズ)であってもよい。
一方、ステップS203において、認証用画像サイズ決定部104が、認証不能と判定した場合は、ステップS205へと進む。ステップS205において、認証用画像サイズ決定部104は、特殊姿勢での認証に必要な画像サイズを決定する。例えば、図10の比較テーブルにおいて、認証精度「高」に対して、600ピクセルが対応付けられていた場合、認証に必要な画像サイズは、眼の幅600ピクセル以上で撮影させるために、例えば幅650×高さ325ピクセルと決定する。この画像サイズは、生体認証用画像にユーザの片目のみが収まる程度のサイズ(すなわち、特殊姿勢で撮影可能な画像サイズ)であってもよい。
図10に示したように、特殊姿勢での認証が必要となる「低」以外の認証精度について、段階的に認証精度を設定し(例えば「中」、「高」等)、各認証精度ごとに、認証可となる眼の幅の画像サイズ(例えば、眼の幅の画素数)の下限を対応付けておき、認証精度に応じて認証に必要な画像サイズを段階的に決定することも可能である。これにより、通常姿勢での認証ができないと判定された場合の撮像部101と認証部位との間の距離を、認証精度に応じて段階的に設定することができるので、例えば、通常姿勢での認証が可能な認証精度よりも若干高い認証精度(例えば、認証精度「中」)が要求されるような場合には、撮像部101と認証部位との間の距離を通常姿勢の場合の距離よりも少しだけ近づければよいようなサイズのガイド画像を表示させることも可能であり、一方で、銀行決算のようなより高い認証精度が要求されるような場合は、撮像部101と認証部位との間の距離を可能な限り近づけさせるようなサイズのガイド画像を表示させることも可能である。
ステップS206〜ステップS208の処理については、上記「実施形態1」の項でステップS106〜ステップS108として説明したとおりである。
以上のことから、第二の実施形態に係る生体認証装置200によれば、ユーザは、高い認証精度を要求しないアプリケーションを実行する場合には、ユーザの身体の認証部位をカメラに近づける必要がない。これにより、ユーザは、必要なとき(具体的には、高い認証精度を要求するアプリケーションを実行する場合)にのみ認証部位をカメラに近づければよいので、従来技術の様に、認証の度に、携帯端末を通常操作するときの姿勢から大きく姿勢を変える必要がない。その結果、認証の度に姿勢を変化させることによるユーザビリティの低下を抑制しつつ、且つアプリケーションが要望する認証精度にて認証処理を実施することができる。
(3)生体認証装置200の変形例
上記「実施形態1」の項で説明した生体認証装置100の変形例は、生体認証装置200にも適用することができる。
(ガイド画像のサイズの変形例)
図10では、認証精度に応じて認証に必要な画像サイズを段階的に決定する例を示した。しかし、比較テーブルにおける認証精度を、(i)通常姿勢での認証が可能である認証精度「低」、(ii)特殊姿勢での認証が必要となる認証精度「高」の2通りに分けて、上記(ii)の認証精度に対して、下限となる眼の幅の画素数600ピクセルを対応付けることも可能である。
〔実施形態3〕
以下、図面を参照しながら本発明の第三の実施形態に係る生体認証装置300について具体的に説明する。
図6は、本発明の第三の実施形態に係る生体認証装置300の機能的構成を示すブロック図である。生体認証装置300は、認証部位である生体の一部を撮影した生体認証用画像を用いて認証を行う生体認証装置であり、撮像部101、表示部107、記憶部108および制御部110を備えている。
生体認証装置300は、制御部110に照度算出部103および認証精度取得部109の両方が含まれている点が、第一の実施形態の生体認証装置100および第二の実施形態の生体認証装置200との相違点である。
生体認証装置300における生体認証処理の一例について、図7を参照して以下に説明する。図7は、本発明の第三の実施形態に係る生体認証装置300の処理を示すフローチャートである。第三の実施形態では、認証が可能な精細さの生体認証用画像の撮影の可否を、アプリケーションが要求する認証精度および照度算出用画像から算出した照度値(撮像に関する撮像環境情報)の両方を加味して判定する例を説明する。
生体認証装置300における生体認証処理は、第一の実施形態の生体認証装置100における生体認証処理と、第二の実施形態の生体認証装置200における生体認証処理とを組み合わせたものに相当する。
図7に示すように、まず、ステップS301において、認証精度取得部109は、実行するアプリケーションに必要な認証精度を取得する。ステップS301の処理については、上記「実施形態2」の項でステップS201として説明したとおりである。
次いで、ステップS302において、画像取得部102は、照度算出に用いるための照度算出用画像を撮像部101に撮影させる。ステップS302の処理については、上記「実施形態1」の項でステップS101として説明したとおりである。
次いで、ステップS303において、照度算出部103は、画像取得部102が取得した照度算出用画像から認証部位の照度値を算出する。ステップS303の処理については、上記「実施形態1」の項でステップS102として説明したとおりである。
次いで、ステップS304において、認証用画像サイズ決定部104は、ステップS301で取得された認証精度において通常姿勢での認証が可能であるか否か(アプリケーションが要求する精度の認証が可能な精細さの生体認証用画像が撮影可能であるか否か)を判定する。ステップS304の処理については、上記「実施形態2」の項でステップS203として説明したとおりである。
ステップS304において、認証用画像サイズ決定部104が、認証可能と判定した場合は、ステップS305へと進む。一方、ステップS304において、認証用画像サイズ決定部104が、認証不能と判定した場合は、ステップS307へと進む。
ステップS305では、ステップS303で照度算出部103が算出した照度値が、該照度値の示す照度条件下で、通常姿勢で撮影した生体認証用画像を用いて認証が可能か否かを判定する。つまり、照度値という観点から、通常姿勢で認証が可能な精細さの生体認証用画像が撮影可能であるか否かを判定する。ステップS305の処理については、上記「実施形態1」の項でステップS103として説明したとおりである。
ステップS305において、認証用画像サイズ決定部104が、認証可能と判定した場合は、ステップS306へと進む。一方、ステップS305において、認証用画像サイズ決定部104が、認証不能と判定した場合は、ステップS307へと進む。
ステップS304およびステップS305において、認証用画像サイズ決定部104が、認証可能と判定し、ステップS306へと進んだ場合は、ステップS306において、認証用画像サイズ決定部104は、通常姿勢での認証に必要な画像サイズを決定する。ステップS306の処理については、上記「実施形態1」の項でステップS104として説明したとおりである。
一方で、ステップS304またはステップS305において、認証用画像サイズ決定部104が、認証不能と判定した場合、ステップS307において、認証用画像サイズ決定部104は、特殊姿勢での認証に必要な画像サイズを決定する。ステップS307の処理については、上記「実施形態1」の項のステップS105および上記「実施形態2」の項のステップS205として説明したとおりである。
ステップS308〜ステップS310の処理については、上記「実施形態1」の項でステップS106〜ステップS108として説明したとおりである。
以上のことから、第三の実施形態に係る生体認証装置300によれば、ユーザは、高い認証精度を要求しないアプリケーションを実行する場合であり、且つ明るい場所で生体認証用画像を撮影する場合には、ユーザの身体の認証部位をカメラに近づける必要がない。これにより、ユーザは、必要なとき(具体的には、高い認証精度を要求しないアプリケーションを実行する場合であるが暗い場所で生体認証用画像を撮影する場合、または高い認証精度を要求するアプリケーションを実行する場合)にのみ認証部位をカメラに近づければよいので、従来技術の様に、認証の度に、携帯端末を通常操作するときの姿勢から大きく姿勢を変える必要がない。その結果、認証の度に姿勢を変化させることによるユーザビリティの低下を抑制しつつ、且つアプリケーションが要望する認証精度にて認証処理を実施することができる。
(3)生体認証装置300の変形例
上記「実施形態1」の項で説明した生体認証装置100の変形例および上記「実施形態2」の項で説明した生体認証装置200の変形例は、生体認証装置300にも適用することができる。
(ステップS304およびステップS305の順序についての変形例)
ステップ304(認証精度に基づく判定ステップ)を行った後でステップS305(照度に基づく判定ステップ)を行う例について説明したが、ステップ305(照度に基づく判定ステップ)を先に行い、その判定結果に基づいてステップS304(認証精度に基づく判定ステップ)を行うことも可能である。
〔ハードウェア構成例〕
上記説明した生体認証装置100は、例えば図8のようなハードウェア構成を備えていてもよい。図8は、生体認証装置100のハードウェア構成の一例を示すブロック図である。図8の生体認証装置100は、バス206を介して互いに接続されたCPU(Central Processing Unit)201、入力部202、出力部203、ROM(Read Only Memory)204、およびRAM(Random Access Memory)205を備えたコンピュータである。入力部202には撮像部101が含まれており、出力部203には表示部107が含まれている。RAM205には撮像部101が撮影した画像や、照度算出部103が算出した照度値等が格納される。また、ROMには、比較テーブル等が格納されている。さらに、ROM204には、生体認証装置100を動作させるための各種のプログラムが格納されている。そして、CPU201は、ROM204に格納された上記プログラムをRAM205上に展開して該プログラムに含まれる命令を実行することによって、制御部110の各機能が実現され、これによりコンピュータが生体認証装置100として機能する。なお、プログラム等の情報を記録する記録媒体は、コンピュータ読み取り可能な「一時的でない有形の媒体」であればよく、例えば、テープ、ディスク、カード、半導体メモリ、プログラマブル論理回路等であってもよい。
また、上記プログラムは、生体認証装置100の外部から取得してもよく、この場合、任意の伝送媒体(通信ネットワークや放送波等)を介して取得してもよい。そして、本発明は、上記プログラムが電子的な伝送によって具現化された、搬送波に埋め込まれたデータ信号の形態でも実現され得る。さらに、生体認証装置100の制御ブロック(制御部110に含まれる各部)は、集積回路(ICチップ)等に形成された論理回路(ハードウェア)によって実現することもできる。生体認証装置200および300についても同様である。
〔まとめ〕
本発明の態様1に係る生体認証装置(100、200、300)は、生体の一部を生体認証用画像として撮像する撮像部(101)と、上記生体認証用画像の撮像のために上記生体の一部と上記撮像部(101)との位置合わせをさせるガイド画像を表示する表示部(107)と、上記生体認証用画像を用いて認証を行う制御部(110)とを備え、上記制御部(110)は、上記認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度および上記撮像に関する撮像環境情報の少なくとも何れかに基づいて、複数の上記ガイド画像のいずれかを上記表示部に表示させ、複数の上記ガイド画像には、第1のガイド画像、および、第1のガイド画像(ガイド画像404)による位置合わせの場合よりも上記生体の一部と上記撮像部(101)との距離が短くなるような位置において上記生体の一部と上記撮像部(101)との位置合わせをさせる第2のガイド画像(ガイド画像405)が少なくとも含まれている構成である。
上記の構成によれば、ユーザは、通常姿勢で認証が可能である場合には、第1のガイド画像に従って、その姿勢のまま位置合わせして生体認証用画像を撮影し、認証を行うことができる。一方、通常姿勢では認証が不能である場合には、ユーザは、第2のガイド画像に従って、特殊姿勢に変えた上で位置合わせして生体認証用画像を撮影し、認証を行うことができる。よって、ユーザは、必要なときだけ保持姿勢を変えればよいので、生体認証の際のユーザビリティを従来よりも向上させることができる。
本発明の態様2に係る生体認証装置(100、200、300)は、上記の態様1において、上記撮像環境情報は、上記撮像部(101)が撮影した画像に含まれる上記生体の一部またはその周囲の照度に基づく情報である構成としてもよい。
上記の構成によれば、上記撮像部が撮影した画像に含まれる上記生体の一部またはその周囲の照度に基づく情報を上記撮像環境情報とする。撮影した画像には、撮影環境が反映されるから、撮像環境に応じた適切なガイド画像を表示させることができる。
本発明の態様3に係る生体認証装置(100、200、300)は、上記の態様1または2において、周囲の照度を測定する光センサをさらに備え、上記撮像環境情報は、光センサの測定結果に基づく情報である構成としてもよい。
上記の構成によれば、光センサで検出される照度を上記撮像環境情報とする。光センサで検出される照度は、撮像環境を示す情報であるから、撮像環境に応じた適切なガイド画像を表示させることができる。
本発明の態様4に係る生体認証装置(100、300)は、上記の態様1から3のいずれか一項において、上記制御部(110)は、上記認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度と、上記撮像に関する撮像環境情報と、に基づいて、複数の上記ガイド画像のいずれかを表示部(107)に表示させる構成としてもよい。
上記の構成によれば、実行するアプリケーションが要求する認証精度および撮像に関する撮像環境情報に応じて、必要なときにのみ特殊姿勢に変えた上で位置合わせして生体認証用画像を撮影し、認証を行えばよい。よって、ユーザは、必要なときだけ保持姿勢を変えればよいので、生体認証の際のユーザビリティを従来よりも向上させることができる。
本発明の態様5に係る制御プログラムは、上記態様1に記載の制御部(110)としてコンピュータを機能させるための生体認証プログラムである。この構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明の態様6に係る生体認証方法は、生体の一部を生体認証用画像として撮像部に撮像させる撮像工程と、認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度および上記撮像に関する撮像環境情報の少なくとも何れかに基づいて、複数のガイド画像のいずれかを、表示部に表示させるガイド画像表示工程と、上記生体認証用画像を用いて認証を行う認証工程と、を包含しており、複数の上記ガイド画像には、第1のガイド画像、および、第1のガイド画像による位置合わせの場合よりも上記生体の一部と上記撮像部との距離が短くなるような位置において上記生体の一部と上記撮像部との位置合わせをさせる第2のガイド画像が少なくとも含まれている構成である。この構成によれば、態様1と同様の効果を奏する。
本発明の各態様に係る生体認証装置は、コンピュータによって実現してもよく、この場合には、コンピュータに上記各ステップを実行させることにより上記生体認証装置をコンピュータにて実現させる生体認証プログラム、およびそれを記録したコンピュータ読み取り可能な記録媒体も、本発明の範疇に入る。
本発明は上述した各実施形態に限定されるものではなく、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。さらに、各実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を組み合わせることにより、新しい技術的特徴を形成することができる。
100、200、300 生体認証装置
101 撮像部
107 表示部
110 制御部
404 ガイド画像(第1のガイド画像)
405 ガイド画像(第2のガイド画像)

Claims (6)

  1. 生体の一部を生体認証用画像として撮像する撮像部と、
    上記生体認証用画像の撮像のために上記生体の一部と上記撮像部との位置合わせをさせるガイド画像を表示する表示部と、
    上記生体認証用画像を用いて認証を行う制御部とを備え、
    上記制御部は、
    上記認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度および上記撮像に関する撮像環境情報の少なくとも何れかに基づいて、複数の上記ガイド画像のいずれかを上記表示部に表示させ、
    複数の上記ガイド画像には、第1のガイド画像、および、第1のガイド画像による位置合わせの場合よりも上記生体の一部と上記撮像部との距離が短くなるような位置において上記生体の一部と上記撮像部との位置合わせをさせる第2のガイド画像が少なくとも含まれている、ことを特徴とする生体認証装置。
  2. 上記撮像環境情報は、
    上記撮像部が撮影した画像に含まれる上記生体の一部またはその周囲の照度に基づく情報であることを特徴とする請求項1に記載の生体認証装置。
  3. 周囲の照度を測定する光センサをさらに備え、
    上記撮像環境情報は、
    光センサの測定結果に基づく情報であることを特徴とする請求項1または2に記載の生体認証装置。
  4. 上記制御部は、
    上記認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度と、上記撮像に関する撮像環境情報と、に基づいて、複数の上記ガイド画像のいずれかを表示部に表示させることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の生体認証装置。
  5. 請求項1に記載の制御部としてコンピュータを機能させるための生体認証プログラム。
  6. 生体の一部を生体認証用画像として撮像部に撮像させる撮像工程と、
    認証の結果に従って動作するアプリケーションに応じた認証精度および上記撮像に関する撮像環境情報の少なくとも何れかに基づいて、複数のガイド画像のいずれかを、表示部に表示させるガイド画像表示工程と、
    上記生体認証用画像を用いて認証を行う認証工程と、を包含しており、
    複数の上記ガイド画像には、第1のガイド画像、および、第1のガイド画像による位置合わせの場合よりも上記生体の一部と上記撮像部との距離が短くなるような位置において上記生体の一部と上記撮像部との位置合わせをさせる第2のガイド画像が少なくとも含まれている、ことを特徴とする生体認証方法。
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