JP6682822B2 - 疲労試験機 - Google Patents

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Description

この発明は、試験体に繰り返し負荷を付与することにより疲労試験を行う疲労試験機に関する。
従来より、昇降用シリンダの伸縮により、基台に立設された支柱に沿ってクロスヘッドを昇降させてクロスヘッドの高さ位置を設定するとともに、基台とクロスヘッドの間に設置された試験体に対してクロスヘッドに固定されたアクチュエータを使用して試験力を与えることにより疲労試験等を行う疲労試験機が知られている(例えば特許文献1)。このような疲労試験機においては、クロスヘッドを所定の高さ位置に固定するための油圧クランプ等のクランプ手段がクロスヘッドに配設されており、試験中においては、この油圧クランプに油圧源から圧油を供給して加圧することにより、クロスヘッドを支柱に固定し、試験体の大きさに応じてクロスヘッドの高さ位置を調整するときには、油圧クランプ内の圧油を抜いて圧力を解放し、昇降用シリンダの伸縮によりクロスヘッドを支柱に沿って昇降可能としている。
図7は、このような従来の疲労試験機の概要図である。なお、図7(a)は疲労試験機の平面概要図であり、図7(b)は疲労試験機の正面概要図である。
この疲労試験機は、基台81と、この基台81に立設された一対の支柱82と、これらの支柱82に昇降可能に支持されたクロスヘッド83とを備える。クロスヘッド83には、支柱82を挿入可能な孔部と、この孔部と連結されたわり溝が形成されており、クロスヘッド83は、クランプ用油圧シリンダ87を利用したクランプ機構により支柱82の任意の高さ位置に固定される。クロスヘッド83には、アクチュエータとしての油圧シリンダ85が配設されており、この油圧シリンダ85のシリンダロッド86の下端部には、上つかみ具91が付設されている。また、基台81には下つかみ具92が、ロードセル88を介して付設されている。試験体100は、その両端をこれらの上つかみ具91および下つかみ具92により把持される。クロスヘッド83の両端部には、一対の昇降用油圧シリ
ンダ84が配設されており、試験体100の大きさに応じてクロスヘッド83の高さ位置が変更される。このような疲労試験機において疲労試験を実行するときには、油圧シリンダ85のシリンダロッド86を往復移動させることにより試験体100に試験力が付与され、そのときの試験力の大きさがロードセル88により測定される。
実用新案登録第3134723号公報
図7に示す従来の疲労試験機においては、基台81と、一対の支柱82と、クロスヘッド83とが、試験体100に試験力を付与するための負荷枠(反力枠)を構成する。そして、クロスヘッド83の昇降に対しては、以下の要件が必要となる。すなわち、第1に、クロスヘッド83を試験体100のサイズに応じて昇降させうることである。また第2に、クロスヘッド83の昇降に伴って試験体100に対する試験力の負荷軸線がずれないことである。さらに、第3に、クロスヘッド83の昇降完了後に、クロスヘッド83を試験力に耐えうる力で固定するために、クロスヘッド83を再度支柱82に締結できることである。
図7に示す従来の疲労試験機においては、一対の支柱82と、クランプ用油圧シリンダ87と、昇降用油圧シリンダ84とにより、上述した3つの要件を充足している。すなわち、昇降用油圧シリンダ84の作用により、一対の支柱82をガイドとして、クロスヘッド83を昇降させた後、クランプ用油圧シリンダ87によりクロスヘッド83を支柱82に締結している。このため、負荷枠を構成する部品の点数が増加するという問題が生ずる。
この発明は上記課題を解決するためになされたものであり、より少ない部品点数により、試験体に対して試験力を付与することが可能な疲労試験機を提供することを目的とする。
請求項1に記載の発明は、基台と、クロスヘッドと、前記基台と前記クロスヘッドとの間に設置される試験体に試験力を負荷する負荷アクチュエータと、を備えた疲労試験機において、前記試験体の両側において前記基台と前記クロスヘッドとに連結され、前記クロスヘッドを前記試験体に対する試験力の負荷軸線を維持した状態で前記試験力の付与方向に往復移動させるとともに、移動後のクロスヘッドを試験力に耐えうる力で固定する一対の移動機構を備え、当該移動機構は、移動部材と、前記移動部材の外周部に対して締まりばめ状態で配設されたシリンダと、前記移動部材の外周部と前記シリンダとの間の領域に流体を供給することにより、前記締まりばめによる締結状態を解除する第1流体供給機構と、前記第1流体供給機構により前記締まりばめが解除された状態で、前記シリンダ内に流体を供給することにより、前記移動部材を前記シリンダに対して移動させる第2流体供給機構と、を有するメカニカルロックシリンダのみから構成されることを特徴とする。
請求項1に記載の発明によれば、メカニカルロックシリンダの作用により、クロスヘッドを、試験力の負荷軸線をずらすことなく移動させた上で静止状態とすることができる。このため、より少ない部品点数により、試験体に対して試験力を付与することが可能となる。
また、クロスヘッドの移動と固定を、より確実に実行することが可能となる。
この発明に係る疲労試験機の概要図である。 メカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。 メカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。 この発明に係る疲労試験機における油圧回路を示す概要図である。 第2実施形態に係るメカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。 第3実施形態に係るメカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。 従来の疲労試験機の概要図である。
以下、この発明の実施の形態を図面に基づいて説明する。図1は、この発明に係る疲労試験機の概要図である。
この疲労験機は、基台11と、クロスヘッド13と、これらの基台11とクロスヘッド13とを連結する一対のメカニカルロックシリンダ12とを備える。これらの基台11、一対のメカニカルロックシリンダ12およびクロスヘッド13は、試験体100に試験力を付与するための負荷枠を構成する。
クロスヘッド13には、アクチュエータとしての油圧シリンダ15が配設されており、この油圧シリンダ15のシリンダロッド16の下端部には、上つかみ具21が付設されている。また、基台11には下つかみ具22が、ロードセル18を介して付設されている。試験体100は、その両端をこれらの上つかみ具21および下つかみ具22により把持される。上つかみ具21および下つかみ具22により把持された試験体100の両側には、基台11とクロスヘッド13とを連結する一対のメカニカルロックシリンダ12が配設されており、試験体100の大きさに応じてクロスヘッド13の高さ位置が変更される。この疲労試験機において疲労試験を実行するときには、油圧シリンダ15のシリンダロッド16を往復移動させることにより試験体100に試験力が付与され、そのときの試験力の大きさがロードセル18により測定される。
なお、図1に示す材料試験機では、試験治具として上つかみ具21および下つかみ具22が、負荷枠内に配設されている例を示しているが、上つかみ具21または下つかみ具22にかえて、圧盤が使用される場合もある。また、アクチュエータとしての油圧シリンダ15を基台11に配設し、ロードセル18をクロスヘッド13に配設するようにしてもよい。
このような構成を有する疲労試験機においては、上述したように、クロスヘッド13を試験体100のサイズに応じて昇降させ得ること、クロスヘッド13の昇降に伴って試験体100に対する試験力の負荷軸線がずれないこと、および、クロスヘッド13の昇降完了後にクロスヘッド13を試験力に耐えうる力で固定し得ることが要求される。これを実現するために、この発明に係る疲労試験機においては、試験体100の両側に配設された一対のメカニカルロックシリンダ12を利用している。
図2および図3は、メカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。なお、図2はシリンダロッド33が後退した状態を示し、図3はシリンダロッド33が前進した状態を示している。
このメカニカルロックシリンダ12は、ピストン32と、このピストン32に連結されたシリンダロッド33と、ピストン32に対して締まりばめ状態で配設されたシリンダ31とを備える。図2および図3に示すピストン32の左側の領域には、作動油の貯留部34が形成されており、この貯留部34には、前進ポート35が連結されている。また、図2および図3に示すピストン32の右側の領域には、作動油の貯留部36が形成されており、この貯留部36には、後退ポート37が連結されている。なお、ピストン32およびシリンダロッド33は、この発明に係る移動部材を構成する。
図2および図3において太線で示す領域43は、シリンダ31の、ピストン32に対する締まりばめ領域となっている。この領域43において、ピストン32とシリンダ31とは、締まりばめ状態で互いに固定される。ピストン32およびシリンダロッド33内には、領域43に作動油を供給するための流路41が形成されている。この流路41には、アンロックポート42が連結されている。また、領域43の両側には、パッキング44が配設されている。
図2は、領域43に作動油が供給されていない状態を示している。この状態においては、領域43においてピストン32とシリンダ31とが締まりばめ状態となっており。ピストン32とシリンダ31とは互いに締結状態となっている。このときには、ピストン32とシリンダ31との軸心は互いに一致している。
この状態から、図3に示すように、アンロックポート42および流路41を介して領域43に作動油が供給されたときには、領域43においてシリンダ31が外側に湾曲する。これにより、ピストン32とシリンダ31との締まりばめによる締結状態が解除される。そして、図3に示すように前進ポート35から貯留部34に作動油を流入させることにより、ピストン32およびシリンダロッド33が、図3に示す右側方向に移動する。ピストン32およびシリンダロッド33の移動後に、領域43への作動油の供給を停止したときには、領域43においてピストン32とシリンダ31とが、再度、締まりばめ状態となる。これにより、ピストン32とシリンダ31とは、再び、互いに締結状態となる。
ピストン32およびシリンダロッド33を図3に示す左側方向に移動させるときには、再度、アンロックポート42および流路41を介して領域43に作動油を供給し、領域43においてシリンダ31を外側に湾曲させる。これにより、ピストン32とシリンダ31との締まりばめによる締結状態が解除される。そして、後退ポート37から貯留部36に作動油を流入させることにより、ピストン32およびシリンダロッド33が、図3に示す左側方向に移動する。
図4は、この発明に係る疲労試験機における油圧回路を示す概要図である。
この油圧回路は、ピストン32の外周部とシリンダ31との間の領域に作動油を供給することにより締まりばめによる締結状態を解除するこの発明に係る第1流体供給機構、および、この第1流体供給機構により締まりばめが解除された状態でシリンダ31内に作動油を供給することによりピストン32およびシリンダロッド33をシリンダ31に対して移動させるこの発明に係る第2流体供給機構を構成するものであり、油圧ポンプ63と、油源64と、逆止弁65、66と、絞り弁67、68と、レバー式の切替弁61、62とを備える。ここで、切替弁61は3位置弁であり、切替弁62は2位置弁である。
図4は、メカニカルロックシリンダ12が、図2に示すようにロックされた状態を示している。試験体100に対する疲労試験は、この状態において実行される。
図1に示すクロスヘッド13を移動させる場合においては、レバー式の切替弁62を、図4に示す領域62aが有効となる状態から、領域62bが有効となる状態に切り替える。これにより、各メカニカルロックシリンダ12におけるアンロックポート42に作動油が供給される。このため、図3に示すように、領域43においてシリンダ31が外側に湾曲する。これにより、ピストン32とシリンダ31との締まりばめによる締結状態が解除される。
この状態で、切替弁61を操作して、ピストン32およびシリンダロッド33を移動させる。この場合に、切替弁61を、図4に示す領域61cが有効となる状態から、領域61bが有効となる状態に切り替えた場合においては、逆止弁65および絞り弁67を介して、メカニカルロックシリンダ12における後退ポート37から貯留部36内に作動油が供給される。また、逆止弁66にパイロット圧が付与され、メカニカルロックシリンダ12における貯留部34内の作動油が、前進ポート35から、絞り弁68および逆止弁66を介して排出される。これにより、メカニカルロックシリンダ12におけるピストン32およびシリンダロッド33は、図4における下方向(図2および図3における左側方向)に移動する。このときの移動速度は、絞り弁67、68の作用によりコントロールされる。
一方、切替弁61を、図4に示す領域61cが有効となる状態から、領域61aが有効となる状態に切り替えた場合においては、逆止弁66および絞り弁68を介して、メカニカルロックシリンダ12における前進ポート35から貯留部34内に作動油が供給される。また、逆止弁65にパイロット圧が付与され、メカニカルロックシリンダ12における貯留部36内の作動油が、後退ポート37から、絞り弁67および逆止弁65を介して排出される。これにより、メカニカルロックシリンダ12におけるピストン32およびシリンダロッド33は、図4における上方向(図2および図3における右側方向)に移動する。このときの移動速度は、絞り弁67、68の作用によりコントロールされる。
以上のように、この発明に係る疲労試験機によれば、一対のメカニカルロックシリンダ12の作用により、クロスヘッド13を試験体100のサイズに応じて昇降させることと、クロスヘッド13の昇降に伴って試験体100に対する試験力の負荷軸線がずれないことと、クロスヘッド13の昇降完了後にクロスヘッド83を試験力に耐えうる力で固定することとが可能となる。
なお、メカニカルロックシリンダ12としては、上述したピストン32やシリンダロッド33等から構成される移動部材と、この移動部材の外周部に対して締まりばめ状態で配設されたシリンダと、移動部材の外周部とシリンダとの間の領域に作動油等の流体を供給することにより締まりばめによる締結状態を解除する第1流体供給機構と、第1流体供給機構により締まりばめが解除された状態でシリンダ内に作動油等の流体を供給することにより移動部材をシリンダに対して移動させる第2流体供給機構と、を有するものであれば、図2及び図3に示す構造以外のものを使用することも可能である。
図5は、第2実施形態に係るメカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。
このメカニカルロックシリンダ12は、ピストン32と、このピストン32に連結されたシリンダロッド33と、ピストン32を囲うシリンダ31とを備える。図5に示すピストン32の左側の領域には、作動油の貯留部34が形成されており、この貯留部34には、前進ポート35が連結されている。また、図5に示すピストン32の右側の領域には、作動油の貯留部36が形成されており、この貯留部36には、後退ポート37が連結されている。なお、ピストン32およびシリンダロッド33は、この発明に係る移動部材を構
成する。
また、このメカニカルロックシリンダ12においては、シリンダロッド33の外周部には、シリンダ部材51が、シリンダロッド33に対して締まりばめ状態で配設されている。図5において太線で示す領域52は、シリンダ部材51の、シリンダロッド33に対する締まりばめ領域となっている。この領域52において、シリンダロッド33とシリンダ部材51とは、締まりばめ状態で互いに固定される。シリンダ部材51には、領域52に作動油を供給するためのアンロックポート53が形成されている。
図5は、領域52に作動油が供給されていない状態を示している。この状態においては、領域52においてシリンダロッド33とシリンダ部材51とが締まりばめ状態となっており。シリンダロッド33とシリンダ部材51とは互いに締結状態となっている。このときには、シリンダロッド33とシリンダ部材51との軸心は互いに一致している。
この状態から、アンロックポート42を介して領域52に作動油が供給されたときには、領域52おいてシリンダ部材51が外側に湾曲する。これにより、シリンダロッド33とシリンダ部材51との締まりばめによる締結状態が解除される。そして、前進ポート35から貯留部34に作動油を流入させることにより、ピストン32およびシリンダロッド33が、図5に示す右側方向に移動する。そして、ピストン32およびシリンダロッド33の移動後に、領域52への作動油の供給を停止したときには、領域52においてシリンダロッド33とシリンダ部材51とが、再度、締まりばめ状態となる。これにより、シリンダロッド33とシリンダ部材51とは、再び、互いに締結状態となる。
ピストン32およびシリンダロッド33を図5に示す左側方向に移動させるときには、再度、アンロックポート42を介して領域52に作動油を供給し、領域52においてシリンダ部材51を外側に湾曲させる。これにより、シリンダロッド33とシリンダ部材51との締まりばめによる締結状態が解除される。そして、後退ポート37から貯留部36に作動油を流入させることにより、ピストン32およびシリンダロッド33が、図3に示す左側方向に移動する。
図2及び図3に示すメカニカルロックシリンダ12は、ピストン32とシリンダ31とが締まりばめ状態となる構成であるのに対し、図5に示すメカニカルロックシリンダ12は、シリンダ部材51とシリンダロッド33とが締まりばめ状態となる構成となっている。図5に示す構成を有するメカニカルロックシリンダ12を図1に示す疲労試験機に使用した場合においても、図2及び図3に示すメカニカルロックシリンダ12を使用した場合と同様の作用効果を得ることが可能となる。なお、ピストン32とシリンダ31と、シリンダ部材51とシリンダロッド33との両方が、締まりばめ状態となるメカニカルロックシリンダ12を使用してもよい。
図6は、第3実施形態に係るメカニカルロックシリンダ12の構成を示す模式図である。
このメカニカルロックシリンダ12は、ロッド部材59と、シリンダ54と、ロッド部材59の外周部に配設されたシリンダ部材60とを備える。シリンダ54の内部には、作動油を貯留する貯留部57が形成されており、ロッド部材59の一端は、この貯留部57内に進入している。また、この貯留部57は、流入流出ポート58に接続されている。なお、このロッド部材59は、この発明に係る移動部材を構成する。
また、このメカニカルロックシリンダ12においては、ロッド部材59の一部の外周部には、シリンダ部材60が、ロッド部材59に対して締まりばめ状態で配設されている。
図6において太線で示す領域56は、シリンダ部材60の、ロッド部材59に対する締まりばめ領域となっている。この領域56において、ロッド部材59とシリンダ部材60とは、締まりばめ状態で互いに固定される。シリンダ部材60には、領域56に作動油を供給するためのアンロックポート55が形成されている。また、領域56の両側には、パッキング44が配設されている。
図6は、領域56に作動油が供給されていない状態を示している。この状態においては、領域56においてロッド部材59とシリンダ部材60とが締まりばめ状態となっており。ロッド部材59とシリンダ部材60とは互いに締結状態となっている。このときには、ロッド部材59とシリンダ部材60との軸心は互いに一致している。
この状態から、アンロックポート55を介して領域56に作動油が供給されたときには、領域56おいてシリンダ部材60が外側に湾曲する。これにより、ロッド部材59とシリンダ部材60との締まりばめによる締結状態が解除される。この状態において、流入流出ポート58から貯留部57内に作動油を流入させたときには、ロッド部材59は図6に示す右側方向に移動する。また、この状態において、流入流出ポート58から貯留部57内から作動油を流出させたときには、ロッド部材59は図6に示す左側方向に移動する。そして、ロッド部材59の移動後に、領域56への作動油の供給を停止したときには、領域56においてロッド部材59とシリンダ部材60とが、再度、締まりばめ状態となる。これにより、ロッド部材59とシリンダ部材60とは、再び、互いに締結状態となる。
上述した第2、第3実施形態に係るメカニカルロックシリンダ12を疲労試験機に使用した場合においても、一対のメカニカルロックシリンダ12の作用により、クロスヘッド13を試験体100のサイズに応じて昇降さることと、クロスヘッド13の昇降に伴って試験体100に対する試験力の負荷軸線がずれないことと、クロスヘッド13の昇降完了後にクロスヘッド83を試験力に耐えうる力で固定することとが可能となる。
なお、上述した実施形態においては、試験体100の両側に一対のメカニカルロックシリンダ12を配設した構造を有するが、この発明はこのような構成に限定されるものではない。例えば、試験体100の一方にメカニカルロックシリンダ12を配設し、他方にガイド部材を配設してもよい。但し、クロスヘッド13の移動と固定をより確実に実行するためには、メカニカルロックシリンダ12を試験体100の両側に配設することが好ましい。なお、3個以上のメカニカルロックシリンダ12を、試験体100を取り囲むように配設してもよい。
11 基台
12 メカニカルロックシリンダ
13 クロスヘッド
15 油圧シリンダ
16 シリンダロッド
18 ロードセル
21 上つかみ具
22 下つかみ具
31 シリンダ
32 ピストン
33 シリンダロッド
34 貯留部
35 前進ポート
36 貯留部
37 後退ポート
41 流路
42 アンロックポート
43 領域
51 シリンダ部材
52 領域
53 アンロックポート
54 シリンダ
55 アンロックポート
56 領域
57 貯留部
58 流入流出ポート
59 ロッド部材
60 シリンダ部材
61 切替弁
62 切替弁
100 試験体

Claims (1)

  1. 基台と、クロスヘッドと、前記基台と前記クロスヘッドとの間に設置される試験体に試験力を負荷する負荷アクチュエータと、を備えた疲労試験機において、
    前記試験体の両側において前記基台と前記クロスヘッドとに連結され、前記クロスヘッドを前記試験体に対する試験力の負荷軸線を維持した状態で前記試験力の付与方向に往復移動させるとともに、移動後のクロスヘッドを試験力に耐えうる力で固定する一対の移動機構を備え、
    当該移動機構は、
    移動部材と、
    前記移動部材の外周部に対して締まりばめ状態で配設されたシリンダと、
    前記移動部材の外周部と前記シリンダとの間の領域に流体を供給することにより、前記締まりばめによる締結状態を解除する第1流体供給機構と、
    前記第1流体供給機構により前記締まりばめが解除された状態で、前記シリンダ内に流体を供給することにより、前記移動部材を前記シリンダに対して移動させる第2流体供給機構と、
    を有するメカニカルロックシリンダのみから構成されることを特徴とする疲労試験機。
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