JP6680096B2 - 液処理装置、液処理方法及び記憶媒体 - Google Patents

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Description

本発明は基板に処理液を供給して液処理を行う液処理装置、液処理方法及び液処理装置に用いられるコンピュータプログラムを含む記憶媒体に関する。
半導体製造工程のフォトリソグラフィ工程においては、液処理装置により、基板である半導体ウエハ(以下、ウエハという)の表面にレジストなどの処理液が供給されて処理が行われる。この液処理装置としては、スループットを高くするために、基板保持部をその中に備えたカップを複数設けて、各カップにてウエハを並行して処理できるように構成される場合がある。さらに、装置の製造コストを削減するために、これら複数のカップ間でノズルが共有され、アームによりノズルが当該複数のカップ間を移動するように装置が構成される場合が有る。
また、上記のように複数のカップでノズルが共有される液処理装置については、処理の多様化に対応するために、互いに異なる種類の処理液を供給する複数のノズルを備えるように構成される場合が有る。この場合、例えば各ノズルはカップの外側の載置部に載置され、上記のアームはこれらのノズルのうちの1つを選択して保持し、当該ノズルを各カップのウエハ上に搬送して処理が行われる。特許文献1にはそのように構成された液処理装置について示されている。
特開2014−241382号公報
ところで、上記の各ノズルには、当該ノズルに処理液を供給するための配管が接続される。既述のようにアームによって各カップ上と載置部との間でノズルが搬送される場合、ノズルの搬送経路は比較的複雑になる。また、高いスループットを確保するためにアームの移動は比較的高い速度で行われる。それ故に、搬送中のノズルに接続される配管においては、急激に大きな屈曲やねじれが生じることでダメージを受けてしまう懸念が有る。特許文献1には、このような問題の十分な解決手法については記載されていない。
本発明はこのような事情に基づいてなされたものであり、その目的は、ノズル載置領域と、複数の基板載置領域上の各処理位置との間でノズルの搬送が行われる液処理装置について、ノズルに接続される配管へのダメージを抑えると共に、スループットの低下を抑えることである。
本発明の液処理装置は、左右方向に配列される複数の基板載置領域と、
前記各基板載置領域上の各処理位置から基板に処理液を各々供給して、当該基板を処理するためのノズルと、
前記基板載置領域の列の後方に設けられ、前記ノズルが載置されるノズル載置領域と、
前記ノズルを一端側で着脱自在に保持するアームと、
前記アームを前記基板載置領域の後方側に位置する旋回軸の周りに水平方向に旋回させ、また前記旋回軸を左右方向に移動させるための駆動部と、
前記ノズル載置領域から、各処理位置に対応して設定された待機位置のうち、搬送先の処理位置に対応する待機位置にその後方から前記ノズルを搬送するステップと、次いで、当該待機位置にて当該ノズルを待機させるステップと、然る後、前記処理位置に当該ノズルを搬送するステップと、を実行するように制御信号を出力する制御部と、を備え、
前記待機位置は、基板載置領域の外側であり、前後方向で見て処理位置とノズル載置領域との間に位置していることを特徴とする。
本発明の液処理方法は、左右方向に配列される複数の基板載置領域と、
前記各基板載置領域上の各処理位置から基板に処理液を各々供給して、当該基板を処理するためのノズルと、
前記基板載置領域の列の後方に設けられ、前記ノズルが載置されるノズル載置領域と、
前記ノズルを一端側で着脱自在に保持するアームと、
前記アームを前記基板載置領域の後方側に位置する旋回軸の周りに水平方向に旋回させ、また前記旋回軸を左右方向に移動させるための駆動部と、
を備える液処理装置に用いられる液処理方法において、
前記ノズル載置領域から、各処理位置に対応して設定された待機位置のうち、搬送先の処理位置に対応する待機位置にその後方から前記ノズルを搬送する工程と、
次いで、当該待機位置にて当該ノズルを待機させる工程と、
然る後、前記処理位置に当該ノズルを搬送する工程と、
を備え、
前記待機位置は、基板載置領域の外側であり、前後方向で見て処理位置とノズル載置領域との間に位置していることを特徴とする。
本発明の記憶媒体は、基板に対して液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、
前記コンピュータプログラムは、上記の液処理方法を実施することを特徴とする。
本発明によれば、水平に旋回するように構成されると共に旋回軸が左右に移動するアームによってノズル載置領域から各処理位置にノズルを搬送するにあたり、各処理位置に対応して基板載置領域の外側に設定された待機位置のうち、搬送先の処理位置に対応する待機位置にその後方から前記ノズルを搬送し、当該待機位置で待機させた後に、前方側の処理位置へ当該ノズルを搬送する。このようにノズルの搬送及び待機が行われることで、搬送されるノズルに接続されている配管が急激に大きく屈曲すること及び屈曲している時間が長くなることを抑えることができる。結果として、当該配管のダメージを緩和することができる。また、ノズル載置領域よりも基板載置領域の近くにおいてノズルを待機させるため、待機領域から基板載置領域上に速やかにノズルを移動させることができるので、スループットの低下を抑えることができる。
本発明の液処理装置に係るレジスト塗布装置の斜視図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。 前記レジスト塗布装置の側面図である。 前記レジスト塗布装置に設けられるカップの縦断側面図である。 前記レジスト塗布装置に設けられるノズル待機部の縦断側面図である。 前記前記レジスト塗布装置に設けられるレジスト吐出ノズル及びノズル保持部の縦断側面図である。 前記レジスト吐出ノズルに接続される配管を示す概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記レジスト塗布装置の概略平面図である。 前記カップにて処理されるウエハの側面図である。 前記カップにて処理されるウエハの側面図である。 前記カップにて処理されるウエハの側面図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。 前記レジスト塗布装置の平面図である。
本発明の液処理装置の一実施形態であるレジスト塗布装置1について、夫々当該レジスト塗布装置1の斜視図、平面図、背面図である図1、図2、図3を参照しながら説明する。レジスト塗布装置1は、基台11上を備えており、この基台11には左右方向(図中のX方向)に配列された2つのカップ2が設けられている。このカップ2は、ウエハWを収納して処理する処理部であり、カップ2内に収納されたウエハWには、シンナー及びレジストが供給されて処理が行われる。
処理液である上記のレジストについては、10種類のレジストの中から選択された1つがウエハWに供給されてレジスト膜が形成されるように、レジスト塗布装置1は、互いに異なる種類のレジストを吐出する10本のレジスト吐出ノズル41を備えている。このレジスト吐出ノズル41については後に詳述する。また、上記のシンナーは、ウエハW表面におけるレジストの濡れ性を高めるプリウエットを行うための薬液である。
続いて、カップ2について、図4の縦断側面図を参照しながら詳しく説明する。カップ2はその内部にスピンチャック21を備えており、このカップ2は、ウエハWの裏面の中央部を吸着し、ウエハWを水平に保持する。従って、スピンチャック21の上方は、基板載置領域をなす。スピンチャック21は回転機構22に接続されている。この回転機構22により、スピンチャック21が回転し、スピンチャック21に載置されたウエハWが、その中心軸周りに回転する。上記のレジスト及びシンナーは、ウエハWの表面の中心部に供給された後、このウエハWの回転によってウエハWの周縁部に展伸され、ウエハWの表面全体に供給される。
カップ2の下方側は、その縦断側面が凹部状をなすように、環状の液受け部23として構成されており、この液受け部23には排液路24が接続されている。図中25はカップ2内を排気するための排気管である。図中26は、カップ2の上方内側へ向かって伸びる傾斜壁である。図中27はガイド部材であり、ウエハWの下方側にて、当該ウエハWの外側に向かって下る傾斜面を備える。傾斜壁26及びガイド部材27は、回転するウエハWより飛散したり、こぼれ落ちた処理液を受け止め、液受け部23にガイドして除去する。図中28は、3本の昇降ピン(図4では2本のみ表示)である。昇降機構29によって昇降ピン28は昇降し、図示しないウエハWの搬送機構とスピンチャック21との間でウエハWを受け渡す。
以降、上記の2つのカップ2について、一方のカップを2A、他方のカップを2Bとして説明する場合が有る。また、これ以降、レジスト塗布装置1の前後方向(図1、図2中のY方向)について、カップ2Aが右手に、カップ2Bが左手に各々位置するように見た方向を前方として説明する。
カップ2A、2Bに各々対応するように2つの膜除去機構12及び2つの整流機構13が、基台11上に設けられている。カップ2Aに対応する膜除去機構12は、膜除去用ノズル14、移動機構15及び待機部16により構成されており、膜除去用ノズル14は、レジスト膜が形成されたウエハWの周縁部上から、当該周縁部に局所的にシンナーを吐出してレジスト膜を除去する。移動機構15は、膜除去用ノズル14を左右方向に移動、且つ昇降移動させる。待機部16は膜除去用ノズル14を収納できるようにカップ状に構成されており、前方に向かって見てカップ2Aの右側方に設けられている。この移動機構15によって、カップ2Aに収納されたウエハWの周縁部上と待機部16との間で、膜除去用ノズル14が移動する。カップ2Bに対応する膜除去機構12は、前方に向かって見て、待機部16がカップ2Bの左側方に設けられ、カップ2B内のウエハWの周縁部上と当該待機部16との間で膜除去用ノズル14が移動することを除いて、カップ2Aに対応する膜除去機構12と同様の構成である。
続いて、カップ2Aに対応する整流機構13について説明すると、当該整流機構13は、カップ2Aの開口部上に配置されるプレート17と、前方に向かって見てカップ2Aの右側方に設けられる昇降機構18とにより構成されている。プレート17は平面視ウエハWの周に沿った円形のリング状に構成されている。昇降機構18は、カップ2Aの右側方に設けられ、プレート17を、図4に実線で示す上昇位置と鎖線で示す下降位置との間で昇降させる。
レジストがウエハWの表面全体に塗布された後、当該ウエハWを回転させて当該レジストを乾燥させる際に、プレート17は下降位置に配置され、ウエハWの周縁部上の気流を整流する。この整流作用によって、当該周縁部上におけるレジスト膜の膜厚が異常となることを抑制する。このようにレジストを乾燥させる期間を除き、後述のアーム54の移動及びウエハWの搬送を妨げないように、プレート17は上昇位置に位置する。カップ2Bに対応する整流機構13については、プレート17がカップ2Bの開口部上に配置されること、及び前方に向かって見て昇降機構18がカップ2Bの左側方に設けられることを除いて、カップ2Aに対応する整流機構13と同様に構成されている。
上記の基台11上において、カップ2の列の後方側にはノズル載置部3が設けられている。このノズル載置部3は、Y方向に沿った細長の台として構成されている。ノズル載置部3の概略縦断側面図である図5も参照して説明すると、ノズル載置部3の上部には、10個の凹部31が前後方向に配列されている。10本のレジスト吐出ノズル41は、レジストを吐出する先端部(下端部)が各々凹部31内に進入した状態で、当該凹部31の周縁部に載置される。従って各凹部31は、レジスト吐出ノズル41の載置領域として構成されている。各レジスト吐出ノズル41について、進入する凹部31が予め決められている。即ち、各レジスト吐出ノズル41について、ノズル載置部3における載置領域が予め設定されている。以降、このレジスト吐出ノズルについて、ノズル載置部3の前方側に載置されるものから、後方側に載置されるものに向かって順番に、41A、41B、41C・・・41H、41I、41Jの符号を付して示す場合が有る。
レジスト吐出ノズル41について、図6の縦断側面図を参照してさらに説明する。レジスト吐出ノズル41の上部には、後述のアーム54による当該レジスト吐出ノズル41の保持を行うための円形の凹部42が、下方に向けて形成されている。凹部42の側面には側方に向かって係合凹部43が、周方向に複数、形成されている。図中44は、レジスト吐出ノズル41の吐出口であり、鉛直下方にレジストを吐出するように開口されている。
レジスト吐出ノズル41A〜41Jには、配管45の下流端が各々接続されている。ノズル載置部3にて待機するレジスト吐出ノズル41を、図3に示すように後方側から前方側に向かって見ると、各配管45の下流端はレジスト吐出ノズル41の右側から接続されている。そして、配管45の上流側は、レジスト吐出ノズル41から右側に向かって伸長した後、下方に向かい、さらに左側に向かって伸長するように引き回されて、固定部46によって基台11上に固定されている。図中47は、レジスト吐出ノズル41付近の配管45を囲み、当該ノズル41付近での配管45の変形を防ぐための外装体である。外装体47が設けられる位置よりも上流側、且つ固定部46が設けられる位置との間の部位において、配管45は可撓性を有する。
各配管45の上流端は、図5に示すレジスト供給機構48に接続されている。このレジスト供給機構48は、バルブ、ポンプ及びレジストなどを備えており、当該タンクに貯留されたレジストのレジスト吐出ノズル41への圧送と、当該圧送の停止とを行うことができる。レジスト吐出ノズル41A〜41Jから互いに異なる種類のレジストが吐出されるように、各レジスト供給機構48のタンクには、互いに異なる種類のレジストが貯留されている。
続いて、上記のレジスト吐出ノズル41の搬送を行うノズル搬送機構5について説明する。図1〜図3に示すように、ノズル搬送機構5は、ガイド51、水平移動部52、昇降機構53及びアーム54を備えている。ガイド51は、ノズル載置部3の後方側に左右方向に沿って敷設され、水平移動部52はこのガイド51に沿って左右方向に水平移動自在に構成される。昇降機構53は水平移動部52の側方から前方へ向けて伸びるように設けられており、水平移動部52は、当該昇降機構53を垂直に昇降させることができるように構成されている。昇降機構53は、当該昇降機構53の先端側に設けられる垂直な旋回軸R周りに、アーム54を旋回(回転)させることができる。つまり、アーム54は、旋回軸Rの周りに水平方向に旋回する。この旋回軸Rは、カップ2の列の後方側に位置する。また、ガイド51、水平移動部52、昇降機構53はアーム54の駆動部を構成する。
アーム54の先端部には、鉛直下方にシンナーを吐出するシンナー吐出ノズル55が設けられている。また、アーム54の先端側の下部には、当該アーム54がレジスト吐出ノズル41A〜41Jのうちの1つを選択的に保持するための保持部56が設けられている。保持部56は、円形で下方に突出する突起として構成され、既述のレジスト吐出ノズル41の凹部42内に進入可能に形成されている。図6を用いて、この保持部56について説明する。図中61は保持部56に設けられる内部空間57にガス供給を行うガス供給部であり、図中62は内部空間57を排気する排気部である。このガス供給と排気とによって、内部空間57の圧力が比較的高い状態と比較的低い状態とが互いに切り替えられる。この圧力状態の切り替わりによって保持部56の側面から突出した状態と、保持部56の側面から没した状態とが切り替わる係合突起58が、当該保持部56の側面に周方向に複数設けられている。
保持部56が上記のレジスト吐出ノズル41の凹部42内に進入した状態で、この係合突起58がそのように突没することによって、当該係合突起58とレジスト吐出ノズル41の係合凹部43との間に係合が形成された状態と、当該係合が解除された状態とが切り替えられる。即ち、アーム54とレジスト吐出ノズル41との間において、係合が形成された状態と、係合が解除された状態とが切り替えられる。そのようにアーム54とレジスト吐出ノズル41との間に係合が形成されているときには、アーム54がレジスト吐出ノズル41を保持し、当該レジスト吐出ノズル41をノズル載置部3とカップ2A、2Bに収納されたウエハW上との間で搬送することができる。
ところで、各カップ2A、2B内のウエハWの中心部上においてレジスト吐出ノズル41がレジストを吐出する位置を処理位置とすると、各処理位置にノズル41を搬送させる前に当該ノズル41を待機させる待機位置が設定されている。つまり、カップ2Aの処理位置に対応する待機位置、カップ2Bの処理位置に対応する待機位置が各々設定されており、図2及び図3において20A、20Bとして各々示している。これら待機位置20A、20Bは、カップ2A、2Bの外側
に設定されている。また待機位置20A、20Bは、ノズル載置部3の各レジスト吐出ノズル41の載置領域よりも前方側、且つ対応する処理位置よりも後方側に位置している。
このような待機位置20A、20Bを設定している理由を、レジスト吐出ノズル41及び当該ノズル41に接続された配管45の概略平面図である図7を参照して説明する。図7では説明のために、配管45の外装体47などの表示を省略しており、当該レジスト吐出ノズル41について設定されたノズル載置部3の載置領域を二点鎖線で示している。
既述のように配管45については、X方向に沿って引き回されると共に、固定部46によってレジスト吐出ノズル41から離れた上流側が基台11上に固定されることによって、当該ノズル41が、載置領域及び当該載置領域の上方に位置するときには、図7の上段に示すように、配管45にねじれ及び平面視の屈曲は発生しない。同様に、レジスト吐出ノズル41が載置領域に対してY方向(前後方向)にずれておらず、X方向(左右方向)にのみずれている場合も、図7の中段に示すように、配管45にねじれ及び平面視の屈曲は発生しない。
しかし、上記のような引き回し及び固定が行われているため、レジスト吐出ノズル41が載置領域に対してY方向にずれる場合においては、図7の下段に示すように配管45にはねじれが発生すると共に、平面視の屈曲が発生する。つまり、アーム54に保持されたレジスト吐出ノズル41が、当該アーム54の旋回動作により、載置領域から前方のカップ2A、2Bに向けて搬送されると、このようなねじれ及び平面視の屈曲が生じる。
また、そのようにレジスト吐出ノズル41が載置領域から前方側に移動すると、当該レジスト吐出ノズル41に接続された配管45の下流側も前方側へ移動し、ノズル載置部3にて載置される他のレジスト吐出ノズル41に接続された配管45と擦れてしまう。上記の待機位置20A、20Bは、カップ2Aの処理位置、カップ2Bの処理位置へ夫々搬送されるレジスト吐出ノズル41を待機、即ち一時的に静止させることで、このような配管45のねじれ、平面視の屈曲及び擦れが急激に引き起こされることを防ぎ、各配管45のダメージを軽減するために設定されている。
レジスト塗布装置1には、図2に示すように、コンピュータからなる制御部10が設けられる。制御部10は、不図示のプログラム格納部を有している。このプログラム格納部には、ウエハWに後述する処理が行われるように命令が組まれたプログラムが格納されている。このプログラムが制御部10に読み出されることで、制御部10はレジスト塗布装置1の各部に制御信号を出力する。それによって、ノズル搬送機構5によるレジスト吐出ノズル41の搬送、各レジスト供給機構48によるレジストの供給、昇降機構29による昇降ピン28の昇降、整流機構13のプレート17の昇降などの各動作が行われ、後述のようにウエハWに処理を行うことができる。このプログラムは、例えばハードディスク、コンパクトディスク、マグネットオプティカルディスクまたはメモリーカードなどの記憶媒体に収納された状態でプログラム格納部に格納される。
続いて、レジスト塗布装置1の平面図である図8〜図17と、カップ2AにおけるウエハWの側面図である図18〜図20と、を参照しながら、レジスト塗布装置1による処理の一例を説明する。この処理例では、レジスト吐出ノズル41Bから吐出されるレジストで処理されるように設定されたウエハWが、カップ2A、2Bの順に交互に搬送され、この搬送される順番で各ウエハWに処理が行われるものとする。図8〜図17では矢印を用いて当該アーム54によって搬送されるレジスト吐出ノズル41Bの搬送経路を示している。なお、これら図8〜図17はアーム54の動作を説明する概略図であるため、膜除去機構12及び整流機構13などの表示は省略している。
先ず、各レジスト吐出ノズル41が、ノズル載置部3の各々の載置領域に位置する状態で(図8)、ノズル搬送機構5のアーム54のX方向の移動と旋回とが並行して行われ、当該アーム54の保持部56が、レジスト吐出ノズル41Bの凹部42上に位置する。続いてアーム54が下降して保持部56が凹部42内に進入し、レジスト吐出ノズル41Bとアーム54との間に係合が形成され、レジスト吐出ノズル41Bがアーム54に保持される(図9)。
その後、アーム54が上昇し、アーム54のX方向の移動と時計回りの旋回とが並行して行われて、レジスト吐出ノズル41Bが、例えば平面視カップ2A、2Bの外側を通過するように待機位置20Aに向けて搬送される。そして、レジスト吐出ノズル41Bが待機位置20Aに搬送されると、アーム54の動作が停止する。つまり、レジスト吐出ノズル41Bが待機位置20Aにて待機状態(静止状態)となる(図10)。
例えば、このレジスト吐出ノズル41Bの待機中に、カップ2A内にウエハWが搬送され、スピンチャック21に載置されると、アーム54が平面視時計回りに旋回し、カップ2AのウエハWの中心部上にシンナー吐出ノズル55が位置して、アーム54の旋回が停止する(図11)。その後、アーム54が下降し、所定の高さになると静止して、シンナー吐出ノズル55からシンナー63がウエハWの中心部に吐出されると共にウエハWが回転し(図18)、遠心力によってシンナー63がウエハWの中心部から周縁部に展伸されてプリウエットが行われる。
そして、シンナー63の吐出が停止し、アーム54のX方向の移動と旋回とが並行して行われ、ウエハWの中心部上の処理位置にレジスト吐出ノズル41Bが位置して静止し(図12)、レジスト吐出ノズル41BからウエハWの中心部にレジスト64が吐出される。ウエハWの回転の遠心力によって、当該レジスト64はウエハWの中心部から周縁部に展伸される(図19)。
その後、レジスト64の吐出が停止し、アーム54が上昇した後、例えば当該アーム54のX方向の移動と平面視反時計回りの旋回とが並行して行われ、レジスト吐出ノズル41Bは、例えば平面視カップ2Bの外側を通過するように、ノズル載置部3における当該ノズル41Bの載置領域の上方へ搬送される(図13)。然る後、アーム54のX方向の移動とアーム54の平面視時計回りの旋回とが並行して行われ、レジスト吐出ノズル41Bが待機位置20Bに向けて搬送され、レジスト吐出ノズル41Bが待機位置20Bに搬送されると、アーム54の動作が停止する。つまり、レジスト吐出ノズル41Bが待機位置20Bにて待機状態となる(図14)。
例えば、このレジスト吐出ノズル41Bの待機位置20Bにおける待機と並行して、カップ2Aでは、プレート17の上昇位置から下降位置への移動によるウエハWの周縁部上の気流の整流、レジスト64の乾燥によるレジスト膜65の形成、プレート17の下降位置から上昇位置への移動、図20に示す膜除去用ノズル14からのシンナー吐出によるウエハWの周縁部における局所的なレジスト膜65の除去、搬送機構及び昇降ピン28によるカップ2AからのウエハWの搬出が順次行われる。
そして、カップ2B内にウエハWが搬送されると、アーム54が平面視時計回りに旋回し、カップ2BのウエハWの中心部上にシンナー吐出ノズル55が位置して、アーム54の旋回が停止する(図15)。その後、アーム54が下降し、所定の高さになると静止する。その後は、既述のカップ2AにおけるウエハWの処理と同様に、プリウエット処理、処理位置であるウエハWの中心部上へのレジスト吐出ノズル41Bの移動、回転するウエハWへのレジスト64の吐出が順次行われ、吐出されたレジスト64がウエハWの中心部から周縁部に展伸される(図16)。
そして、レジスト64の吐出が停止した後、アーム54のX方向の移動と平面視反時計回りの旋回とが並行して行われ、レジスト吐出ノズル41Bは、例えば平面視カップ2Aの外側を通過するように、ノズル載置部3における当該ノズル41Bの載置領域の上方へ搬送された後(図17)、図10で説明したように待機位置20Aに搬送される。カップ2Bではカップ2Aと同様に、ウエハWに対してプレート17の整流によるレジスト64の乾燥、膜除去用ノズル14からのシンナーの吐出によるレジスト膜65の局所的な除去が行われた後、ウエハWがカップ2Bから搬出される。
以降もカップ2A、2Bに順番にウエハWが搬送され、図10〜図17で説明したように、アーム54によりノズル41Bが搬送されて処理が行われる。また、例えばレジスト塗布装置1に搬送されるウエハWのロットが切り替わり、ノズル41B以外のノズル41により処理を行う必要が生じたときには、例えば図13及び図17に示したようにノズル41Bの載置領域上に位置する状態から、アーム54の下降、ノズル41Bとアーム54との係合の解除によるノズル41Bのノズル載置部3への載置、アーム54の上昇が、順に行われる。その後は、ノズル41Bを保持したときと同様に、アーム54の各部の動作の協働により、ノズル41B以外のノズル41が保持される。ノズル41B以外のノズル41を用いて処理を行う場合も、図8〜図17で説明した動作と同様の動作が行われる。
図9で示したノズル41Bがノズル載置部3における載置領域の上方に位置した状態から、図11に示したようにノズル41Bがカップ2Aの上方に移動してアーム54の旋回が停止する状態になるまでの時間は、例えば1.0秒〜2.0秒であり、より具体的な一例としては1.5秒である。また、ノズル41Bがカップ2A上から退避するためにアーム54が旋回を開始した状態から、図13で示したノズル41Bが載置領域上に位置する状態となるまでの時間は、例えば1.0秒〜2.0秒であり、より具体的な一例としては1.5秒である。また、図13で示したノズル41Bが載置領域の上方に位置した状態から、図15に示したノズル41Bがカップ2Bの上方に移動してアーム54の旋回が停止するまでの時間は、例えば1.0秒〜2.0秒であり、より具体的な一例としては1.5秒である。また、上記の処理中における1回のアームの昇降は例えば1.0秒で行われる。
このレジスト塗布装置1によれば、ノズル載置部3の前方側且つレジストの吐出を行うウエハWの中心部上よりも後方側で、カップ2A、2Bの外側に夫々設定される待機位置20A、20Bに、当該待機位置20A、20Bの後方側からレジスト吐出ノズル41が搬送されて待機する。そして、待機位置20A、20Bに搬送されたレジスト吐出ノズル41が、カップ2AのウエハWの中心部上の処理位置、カップ2BのウエハWの中心部上の処理位置に夫々搬送されて処理が行われる。従って、待機位置20A、20Bにてレジスト吐出ノズル41を待機させず、待機位置20A、20Bの後方側から直接各カップ2A、2Bの処理位置にレジスト吐出ノズル41を搬送する場合に比べて、搬送中のレジスト吐出ノズル41に接続される配管45の急激な変形(平面視の屈曲及びねじれ)を抑えることができる。さらに、レジスト吐出ノズル41は、各待機位置20A、20Bに対して、待機位置20A、20Bに位置するときよりも配管45の変形が抑制される待機位置20A、20Bの後方側から搬送されるので、配管が変形する時間が長くなることを防ぐことができる。従って、当該配管45が受けるダメージを緩和し、配管45の寿命の低下を防ぐことができる。
また、待機位置20A、20Bの後方側から直接各カップ2A、2BのウエハW上にレジスト吐出ノズル41を搬送する場合に比べて、上記のように待機位置20A、20Bにてレジスト吐出ノズル41を待機させることで、搬送中のレジスト吐出ノズル41に接続された配管45が急激に大きく移動することを抑えることができるので、当該配管45がノズル載置部3にて載置された状態のレジスト吐出ノズル41に接続される配管45を急激に擦ることを抑えることができる。従って、このような観点からも各配管45のダメージを抑えることができる。さらに、待機位置20A、20Bは、ノズル載置部3よりも前方側、即ちカップ2A、2Bの近くに設定されているので、これら待機位置20A、20Bで待機するレジスト吐出ノズル41は、待機後に速やかにウエハW上に移動することができる。その結果、レジスト塗布装置1のスループットが低下することを抑えることができる。
また、このように待機位置20A、20Bは、平面で見てカップ2内のウエハWの載置領域の外側に設定されているため、待機位置20A、20Bにて待機するレジスト吐出ノズル41からレジストの液垂れが起きても、当該レジストがウエハWに落下することを防ぐことができる。従って、ウエハWの歩留りの低下を抑えることができる。なお、待機位置20A、20Bは、ウエハWの載置領域の外側に設定されていればよく、平面視カップ2に重なるように設定されてもよい。
上記の処理例では、待機位置20A、20Bにてレジスト吐出ノズル41が待機している間に、カップ2A、2B内にウエハWが搬入されているが、そのようなタイミングでウエハWが搬入されることには限られない。例えばノズル41が待機位置20Aに向けて搬送される状態であるときに、カップ2Aに未処理のウエハWが搬入されて待機している状態となっていてもよい。上記の処理例では、一方のカップで処理後、他方のカップ上を通過しないように他方のカップに対応する待機領域へレジスト吐出ノズルが搬送されるので、搬送中のレジスト吐出ノズルから液垂れが起きても、他方のカップ内で待機するウエハWを汚染することが無い。
さらに、上記の処理例では、各待機位置20A、20Bに当該レジスト吐出ノズル41を搬送するときに、アーム54の旋回とアーム54のX方向の移動とが並行して行われると説明したが、この旋回とX方向の移動とは互いに異なるタイミングで行われてもよい。具体的に、図9で説明したようにアーム54に保持されたノズル41Bが待機位置20Aへ搬送されるケースを示すと、先ずアーム54の旋回が停止した状態で、旋回軸RがX方向においてカップ2Aに対応する所定の位置に移動する。図21に二点鎖線で、そのように旋回軸Rが所定の位置に位置した状態のアーム54を示している。その後、旋回軸RのX方向の移動が停止した状態でアーム54が旋回して図21に実線で示す向きとなり、待機位置20Aにレジスト吐出ノズル41Bが搬送される。待機位置20Bにレジスト吐出ノズル41Bを搬送するときも同様に、旋回軸Rがカップ2Bに対応するX方向の所定の位置に移動した後にアーム54を旋回させることで、レジスト吐出ノズル41Bを当該待機位置20Bに搬送してもよい。待機位置20A、20Bにノズル41を搬送する場合に限られず、例えば処理位置からカップ2の外側へノズル41を退避させる場合も、アーム54の旋回とアーム54のX方向の移動とが異なるタイミングで行われるようにしてもよい。
また、上記の処理例において、シンナーによるプリウエットを行わなくてもよい。その場合には、待機位置20A、20Bに夫々位置したレジスト吐出ノズル41が、カップ2AのウエハWの中心部上、カップ2BのウエハWの中心部上に夫々直接搬送されることになる。さらに、上記の処理例においては、処理位置から退避したノズル41Bは、ノズル載置部3の載置領域上へと移動し、当該載置領域上から待機位置20A、20Bに搬送されているが、そのように載置領域上を通過するように移動することには限られない。ただし、配管45の負荷を抑えるために、待機領域20A、20Bへは、当該待機領域20A、20Bの後方側からノズルが搬送される。
ところで、上記の処理例では、カップ2A内のウエハWにレジストを吐出するとき、カップ2B内のウエハWにレジストを吐出するときのいずれも、アーム54の向きが同じとされている(図12、図16参照)が、そのようにアーム54の向きを制御することには限られない。例えば図12で示しているように旋回軸Rに対してアーム54の先端を左側に向ける代わりに、図22に示すように旋回軸Rに対してアーム54の先端を右側に向けるようすることで、レジスト吐出ノズル41をカップ2Aの処理位置に配置してもよい。
ただし、図12、図22から明らかなように、上記の図12のノズル41Bの搬送例では図22のノズル41Bの搬送例に比べて、当該レジスト吐出ノズル41Bに接続された配管45の屈曲が大きくなることが抑制されている。そのように屈曲の大きさを抑えることで、当該屈曲に起因する配管45の膨らみを抑えることができる。その結果、当該配管45が他の配管45に干渉して擦れることを、より確実に抑えることができる。また、図22に示す搬送例では、図12に示す搬送例に比べて、ノズル載置部3からカップ2A内のウエハW上にレジスト吐出ノズル41を搬送するために、アーム54が旋回する量を大きくする必要がある。従って、図12に示す搬送例の方が、レジスト塗布装置1の高スループット化を図ることができる。
さらに、図12の搬送例のようにカップ2A、2Bについてレジスト吐出時のアーム54の向きを同じとすることで、装置の調整時に1つのカップ2について、アーム54の旋回を制御するためのパラメータを設定したときに、当該パラメータを他のカップ2のパラメータとして適用することができるので、装置の調整時間の短縮を図ることができる。左右方向において、カップは2A、2Bの2つのみ設けることに限られず、3つ以上設けることができる。その場合、各カップの処理位置にレジスト吐出ノズル41が配置されるときのアーム54の向きを同じにすることで、上記の理由により、カップの数が比較的多くても調整に要する時間が多くなることを防ぐことができる。なお、そのように3つ以上のカップを設ける場合、カップは平面視直線上に配列することに限られず、平面視曲線上、例えば円弧上に配列してもよい。
また、上記の各処理例では、カップ2A内のウエハWを処理する場合、カップ2B内のウエハWを処理する場合のいずれも、平面視時計回りにアーム54が旋回することで、各ウエハW上にレジスト吐出ノズル41が搬送される。従って、カップ2AのウエハWの処理時における当該ウエハW上でのレジスト吐出ノズル41の位置と、カップ2BのウエハWの処理時における当該ウエハW上でのレジスト吐出ノズル41の位置とが、アーム54のバックラッシに起因してずれることを防ぐことができる。
また、アーム54により保持されたレジスト吐出ノズル41を待機位置20A、20Bに各々搬送する前に待機させる後方側待機位置を設定してもよい。この後方側待機位置は、待機位置20A、20Bにてアーム54によりレジスト吐出ノズル41が待機する時間を抑え、アーム54に保持されたレジスト吐出ノズル41に接続される配管45の負荷を、より確実に抑えるために、待機位置20A、20Bの後方側に設定される。
後方側待機位置は、例えばレジスト吐出ノズル41毎に、待機位置20Aに対応するものと待機位置20Bに対応するものとが別個に設定される。各レジスト吐出ノズル41A〜41Jの載置領域の上方に対して、左右方向に沿って右側(カップ2A側)にずれた位置が待機位置20Aに対応する後方側待機位置であり、左右方向に沿って左側(カップ2B側)にずれた位置が待機位置20Aに対応する後方側待機位置である。つまり、保持されたレジスト吐出ノズル41に接続される配管45のねじれ及び平面視の屈曲が起らないように、各レジスト吐出ノズル41について後方側待機位置が設定される。そして、後方側待機位置で待機中のレジスト吐出ノズル41は、当該ウエハWにレジストを吐出する時刻よりも所定の時間遡った時刻になると、当該後方側待機位置から20A、20Bのうち当該後方側待機位置に対応する待機位置へと搬送される。
図23、24にレジスト吐出ノズル41Bに関して、待機位置20A、20Bに夫々対応して設定された後方側待機位置を30A、30Bとして示している。このように後方側待機位置30A、30Bを設定した場合におけるレジスト吐出ノズル41Bの搬送について、後方側待機位置30A、30Bを設定しない場合の図8〜図17で説明した搬送との差異点を中心に説明する。アーム54によりレジスト吐出ノズル41Bが保持された後、アーム54のX方向の移動と、旋回との協働によりレジスト吐出ノズル41Bが後方側待機位置30Aに搬送されて待機する。図23に実線で、このように後方側待機位置30Aで待機するノズル41Bを保持するアーム54を示している。その後、アーム54が旋回し、レジスト吐出ノズル41Bは待機位置20Aに搬送されて待機する。図23に二点鎖線で、このように待機位置20Aで待機するノズル41Bを保持するアーム54を示している。然る後、図11で説明したようにレジスト吐出ノズル41Bはカップ2Aに収納されたウエハW上へ搬送される。
カップ2A内のウエハWにレジストを吐出した後、レジスト吐出ノズル41Bは、後方側待機位置30Bに搬送されて待機する。図24に実線で、このように後方側待機位置30Bで待機するノズル41Bを保持するアーム54を示している。その後、アーム54が旋回し、レジスト吐出ノズル41Bは待機位置20Bに搬送されて待機する。図24に二点鎖線で、このように待機位置20Bで待機するノズル41Bを保持するアーム54を示している。然る後、図15で説明したようにレジスト吐出ノズル41Bはカップ2Aに収納されたウエハW上へ搬送され、当該ウエハWにレジストを吐出する。
上記のように後方側待機位置30A、30Bを設定した場合、例えば、レジスト吐出ノズル41Bが待機位置20Aにて待機する時間は、後方側待機位置30Aにて待機する時間よりも短く、待機位置20Bにて待機する時間は、後方側待機位置30Bにて待機する時間よりも短くなるように搬送が制御される。そのように搬送を制御することで、配管45に変形が発生することを、より確実に抑えることができる。
上記の図23、24に示した例では、待機位置20Aに対応する後方側待機位置、待機位置20Bに載置する後方側待機位置を、各々異なる位置に設定しているが、共通の位置に設定してもよい。例えば、図8〜図17で説明したように、ノズル載置部3の載置領域上を移動するようにノズル41を搬送するにあたり、当該載置領域上を、待機位置20A及び待機位置20Bに各々対応する共通の後方側待機位置とし、当該位置でノズル41を待機させてもよい。ただし、図23、24に示したように、カップ2Aに対応する後方側待機位置、カップ2Bに対応する後方側待機位置を互いに異なる位置とし、待機位置20A、20Bの近くに各々設定することで、各後方側待機位置から待機位置20A、20Bへのノズル41の搬送を速やかに行うことができるため、装置のスループットの低下を抑えることができるため好ましい。
各後方側待機位置としては、待機位置20A、20Bにレジスト吐出ノズル41を待機させたときに比べて当該ノズル41に接続される配管45の平面視の屈曲及びねじれを抑えることができればよい。従って、既述の例ではY方向に見て後方側待機位置は、当該ノズル41の載置領域の位置と同じであるが、当該載置領域からY方向に若干ずれた位置であってもよい。
既述した、各例は適宜変更したり、組み合わせたりすることができる。また、処理液としてはレジストに限られず、絶縁膜形成用の薬液、反射防止膜の形成用の薬液、ウエハWの表面を洗浄する洗浄液、現像液、ウエハWを貼り合わせるための接着材などを用いることができる。
R 旋回軸
W ウエハ
1 レジスト塗布装置
10 制御部
2A、2B カップ
20A、20B 待機位置
21 スピンチャック
3 ノズル載置部
30A、30B 後方側待機位置
41A〜41J レジスト吐出ノズル
45 配管
46 固定部
53 アーム

Claims (8)

  1. 左右方向に配列される複数の基板載置領域と、
    前記各基板載置領域上の各処理位置から基板に処理液を各々供給して、当該基板を処理するためのノズルと、
    前記基板載置領域の列の後方に設けられ、前記ノズルが載置されるノズル載置領域と、
    前記ノズルを一端側で着脱自在に保持するアームと、
    前記アームを前記基板載置領域の後方側に位置する旋回軸の周りに水平方向に旋回させ、また前記旋回軸を左右方向に移動させるための駆動部と、
    前記ノズル載置領域から、各処理位置に対応して設定された待機位置のうち、搬送先の処理位置に対応する待機位置にその後方から前記ノズルを搬送するステップと、次いで、当該待機位置にて当該ノズルを待機させるステップと、然る後、前記処理位置に当該ノズルを搬送するステップと、を実行するように制御信号を出力する制御部と、を備え、
    前記待機位置は、基板載置領域の外側であり、前後方向で見て処理位置とノズル載置領域との間に位置していることを特徴とする液処理装置。
  2. 前記ノズルには、当該ノズルに前記処理液を供給するための配管が接続されており、
    当該配管は、前記各ノズルが各処理位置上に位置するときより、前記ノズル載置領域に位置するときに配管の変形が抑えられるように、前記ノズル載置領域に位置する前記ノズルから左右方向に沿って伸長するように設けられていることを特徴とする請求項1記載の液処理装置。
  3. 前記ノズルは複数設けられ、前記アームにより選択的に保持されることを特徴とする請求項1または2記載の液処理装置。
  4. 前記制御部は、前記アームに保持された前記ノズルを前記待機位置に搬送する前に、当該待機位置より後方側に設定される後方側待機位置にて待機させるように制御信号を出力することを特徴とする請求項1ないし3のいずれか1つに記載の液処理装置。
  5. 前記処理位置の1つへ前記ノズルを搬送するにあたり、当該処理位置に対応する前記後方側待機位置にノズルが位置する時間の方が、当該処理位置に対応する前記待機位置にノズルが位置する時間よりも長いことを特徴とする請求項4記載の液処理装置。
  6. 前記各処理位置に前記ノズルを搬送するにあたり、前記アームは同じ方向に旋回して当該ノズルの搬送を行うことを特徴とする請求項1ないし5のいずれか1つに記載の液処理装置。
  7. 左右方向に配列される複数の基板載置領域と、
    前記各基板載置領域上の各処理位置から基板に処理液を各々供給して、当該基板を処理するためのノズルと、
    前記基板載置領域の列の後方に設けられ、前記ノズルが載置されるノズル載置領域と、
    前記ノズルを一端側で着脱自在に保持するアームと、
    前記アームを前記基板載置領域の後方側に位置する旋回軸の周りに水平方向に旋回させ、また前記旋回軸を左右方向に移動させるための駆動部と、
    を備える液処理装置に用いられる液処理方法において、
    前記ノズル載置領域から、各処理位置に対応して設定された待機位置のうち、搬送先の処理位置に対応する待機位置にその後方から前記ノズルを搬送する工程と、
    次いで、当該待機位置にて当該ノズルを待機させる工程と、
    然る後、前記処理位置に当該ノズルを搬送する工程と、
    を備え、
    前記待機位置は、基板載置領域の外側であり、前後方向で見て処理位置とノズル載置領域との間に位置していることを特徴とする液処理方法。
  8. 基板に対して液処理を行う液処理装置に用いられるコンピュータプログラムが記憶された記憶媒体であって、
    前記コンピュータプログラムは、請求項7に記載の液処理方法を実施することを特徴とする記憶媒体。
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