JP6679367B2 - プロセスカートリッジ - Google Patents
プロセスカートリッジ Download PDFInfo
- Publication number
- JP6679367B2 JP6679367B2 JP2016062867A JP2016062867A JP6679367B2 JP 6679367 B2 JP6679367 B2 JP 6679367B2 JP 2016062867 A JP2016062867 A JP 2016062867A JP 2016062867 A JP2016062867 A JP 2016062867A JP 6679367 B2 JP6679367 B2 JP 6679367B2
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- toner
- fine particles
- developing roller
- coating agent
- urethane resin
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Active
Links
Images
Landscapes
- Dry Development In Electrophotography (AREA)
- Electrophotography Configuration And Component (AREA)
Description
そこで、本発明の目的は、初期使用前に、プロセスカートリッジが高温高湿の環境にて保管された場合においても、高品位な電子写真画像を安定して出力することのできるプロセスカートリッジを提供することにある。
また、本発明の目的は、上記のようなプロセスカートリッジの実現に資する塗布剤を提供することにある。
トナーを収容するトナー容器、
を備えるプロセスカートリッジであって、
該現像室は、
該トナーを現像領域に搬送する現像ローラ、
該現像ローラの表面に当接配置されたトナー規制部材、及び、
該現像ローラと該トナー規制部材との間に挟まれて存在している塗布剤
を備えており、
該現像室と該トナー容器とを連通する開口部は、初期使用前には、該トナー容器の中の該トナーが該現像室に流入しないようにシール部材でシールされており、初期使用開始時に、該シール部材が該開口部から除去されるものであり、
該開口部が該シール部材でシールされた状態にあるときにおいて、該現像ローラと該トナー規制部材との当接部に、塗布剤が存在しており、
該塗布剤は、
(1)ウレタン樹脂微粒子及び該ウレタン樹脂微粒子の表面に存在する無機微粒子を有する粒子であり、
(2)メタノール/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%になる時のメタノール濃度が、35体積%以上65体積%以下であり、
該ウレタン樹脂微粒子は、
(1)重量平均粒径(D4)が1μm以上20μm以下であり、
(2)ISO14577−1に基づく押し込み仕事の弾性部分が70%以上であり、
該無機微粒子は、一次粒子の個数平均粒径が、該ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)の1/50以下である、プロセスカートリッジが提供される。
該塗布剤は、
(1)ウレタン樹脂微粒子と該ウレタン樹脂微粒子の表面に存在する無機微粒子とを有し、
(2)メタノール/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%になる時のメタノール濃度が、35体積%以上65体積%以下であり、
該ウレタン樹脂微粒子は、
(1)重量平均粒径(D4)が1μm以上20μm以下であり、
(2)ISO14577−1に基づく押し込み仕事の弾性部分が70%以上であり、
該無機微粒子は、一次粒子の個数平均粒径が、該ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)の1/50以下である、塗布剤が提供される。
本発明に係る塗布剤は、開口部がシール部材でシールされた状態にあるときにおいて、現像ローラとトナー規制部材との当接部に存在する。
現像ローラとトナー規制部材との当接部に塗布剤を存在させる方法としては以下の方法が挙げられる。現像ローラ表面に塗布剤を塗布する方法、トナー規制部材の表面(特に現像ローラと接触する先端部分)に付着させる方法、または直接現像ローラとトナー規制部材の当接部に塗布剤を塗布する方法。
(1)ウレタン樹脂微粒子と該ウレタン樹脂微粒子の表面に存在する無機微粒子とを有し、
(2)メタノール/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%になる時のメタノール濃度が、35体積%以上65体積%以下である。
(1)重量平均粒径(D4)が1μm以上20μm以下であり、
(2)ISO14577−1に基づく押し込み仕事の弾性部分が70%以上である。
該無機微粒子は、一次粒子の個数平均粒径が、該ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)の1/50以下である。
本発明において、ウレタン樹脂微粒子の表面に無機微粒子を存在させる方法としては、熱処理により固着させる方法、化学的に結合させる方法、混合により表面に付着させる方法が挙げられ、何れの方法を用いても良い。
無機微粒子のスペーサー効果によるウレタン樹脂微粒子同士の凝集抑制、スペーサー効果による現像ローラとトナー規制部材の当接抑制。2つの観点からヘンシェルミキサなどの混合装置を用いて、ウレタン樹脂微粒子の表面に無機微粒子を外添して付着させる方法を本発明は好ましく用いる。
上記範囲内の場合、高温高湿の環境に現像装置が曝された際も、塗布剤の水分の吸湿を抑止することで、塗布剤同士の凝集を抑止し、トナー規制部材と現像ローラの当接する部位を減少させることができる。
重量平均粒径(D4)が1μmより小さい場合、塗布剤同士の凝集性が高まることで、現像ローラ上で塗布剤が偏在してしまい、現像ローラとトナー規制部材の当接を抑制できない部位が発生してしまう。一方、重量平均粒径(D4)が20μmより大きい場合、被表面積の低下により塗布剤が現像ローラまたはトナー規制部材を均質に覆えなくなる。
ISO14577−1に基づく押し込み仕事の弾性部分が70%より小さい場合、高温高湿の環境において、トナー規制部材の押圧が塗布剤を介して現像ローラにかかることに起因する現像ローラの変質を抑制することができない。
無機微粒子の一次粒子の個数平均粒径が、ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)の1/50より大きい場合、ウレタン樹脂微粒子の表面への無機微粒子の付着が不十分となる場合がある。そして、その結果、疎水性の向上や塗布剤同士の凝集性低下の効果を発揮できず、逆に凝集性を悪化させてしまう場合もある。
凝集度が10より小さい場合、塗布剤の流動性が良すぎることにより塗布性やハンドリング性が損なわれる場合があった。また、凝集度が55より大きくなる場合は、規制部材や現像ローラに塗布剤を塗布する際に、塗布剤同士が凝集してしまい、均質に塗布できなくなってしまう。それにより、トナー規制部材と現像ローラとの当接部が部分的に生じてしまう場合があった。
上記範囲内であれば、塗布剤の表面の疎水性を高めることが十分に可能となる。
また、波長780nmの光の透過率が50%の時のメタノール濃度が80体積%より大きい場合、例えば、無機微粒子の表面をシリコーンオイルで過度に疎水化処理する必要がある。そのため、ウレタン樹脂微粒子の表面に外添した場合、塗布剤の凝集性を悪化させてしまう場合があった。
表面にシラン化合物処理を施す材料としては、例えば以下のものが挙げられる。ヘキサメチルジシラザン、トリメチルシラン、トリメチルクロルシラン、トリメチルエトキシシラン、ジメチルジクロルシラン、メチルトリクロルシラン、アリルジメチルクロルシラン、アリルフェニルジクロルシラン、ベンジルジメチルクロルシラン、ブロムメチルジメチルクロルシラン、α−クロルエチルトリクロルシラン、β−クロルエチルトリクロルシラン、クロルメチルジメチルクロルシラン、トリオルガノシランメルカプタン、トリメチルシリルメルカプタン、トリオルガノシリルアクリレート、ビニルジメチルアセトキシシラン、ジメチルエトキシシラン、ジメチルジメトキシシラン、ジフェニルジエトキシシラン、ヘキサメチルジシロキサン、1,3−ジビニルテトラメチルジシロキサン、1,3−ジフェニルテトラメチルジシロキサン。
ウレタン樹脂微粒子の押し込み仕事の弾性部分は、以下のように測定した。すなわち、超微小押し込み硬さ試験機(商品名:ENT−1100a、エリオニクス社製)を用い、ISO14577−1に基づいて、下記の条件にて測定した。
温度は23±5℃、相対湿度は50%未満、荷重負荷および除荷時間は30秒、最大荷重における保持時間は30秒、押し込み速度は2μm/秒以下、最大荷重は、0.1mNとした。
なお、圧子としては、基部が三角形の角錐形を有し、稜間隔が115度のダイヤモンド圧子を用いた。
ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)は、100μmのアパーチャチューブを備えた細孔電気抵抗法による精密粒度分布測定装置「コールター・カウンター Multisizer3」(登録商標、ベックマン・コールター(株)製)と、測定条件設定及び測定データ解析をするための付属の専用ソフト「ベックマン・コールター Multisizer 3 Version3.51」(ベックマン・コールター(株)製)を用いて、実効測定チャンネル数2万5千チャンネルで測定し、測定データの解析を行い、算出する。
具体的な測定法は以下の通りである。
(2)ガラス製の100mL平底ビーカーに該電解水溶液約30mLを入れ、この中に分散剤として下記の「コンタミノンN」をイオン交換水で3質量倍に希釈した希釈液を約0.3mL加える。
・コンタミノンN:非イオン界面活性剤、陰イオン界面活性剤、有機ビルダーからなるpH7の精密測定器洗浄用中性洗剤の10質量%水溶液、和光純薬工業(株)製。
(4)該(2)のビーカーを該超音波分散器のビーカー固定穴にセットし、超音波分散器を作動させる。そして、ビーカー内の電解水溶液の液面の共振状態が最大となるようにビーカーの高さ位置を調整する。
(6)サンプルスタンド内に設置した該(1)の丸底ビーカーに、ピペットを用いてウレタン樹脂微粒子を分散した該(5)の電解水溶液を滴下し、測定濃度が約5%となるように調整する。そして、測定粒子数が50000個になるまで測定を行う。
(7)測定データを装置付属の該専用ソフトにて解析を行い、重量平均粒径(D4)を算出する。なお、専用ソフトでグラフ/体積%と設定したときの、分析/体積統計値(算術平均)画面の「平均径」が重量平均粒径(D4)である。
無機微粒子の一次粒子の平均粒径は、個数平均粒径で示し、以下の手順で測定する。
塗布剤を、走査型電子顕微鏡S−4800((株)日立製作所製)を用いて、未蒸着の状態で、加速電圧2.0kVにて反射電子像の観察を行う。反射電子像を50,000倍で観察する。反射電子の放出量は試料を構成する物質の原子番号に依存することから無機微粒子とウレタン樹脂微粒子など有機系物質とのコントラストができる。ウレタン樹脂微粒子よりハイライト(白いもの)成分の粒子をもって、無機微粒子と判断できる。そして、粒径が5nm以上の微粒子をランダムに500個抽出する。抽出された粒子の長軸と短軸をデジタイザにより測定し、長軸と短軸の平均値を微粒子の粒径とする。抽出された500個の粒子の粒径分布(カラム幅を5〜15nm,15〜25nm,25〜35nm,・・・のように10nm毎に区切ったカラムのヒストグラムを用いる)において、カラムの中心値の粒径をもって、ヒストグラムを描き、個数平均粒径を算出する。
なお、無機微粒子とウレタン樹脂微粒子の粒径の比率は、無機微粒子の一次粒子の個数平均粒径と、ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)から算出する。
凝集度の測定装置としては、例えば、「パウダーテスター Model PT−S」(ホソカワミクロン(株)製)を用いる。下から順に、目開き20μm(635メッシュ)の篩、目開き38μm(400メッシュ)の篩、目開き75μm(200メッシュ)の篩を重ね、これを上記装置の振動台にセットする。測定は、温度23.0℃,湿度60%RH環境下で、以下の様にして行う。
(2)塗布剤を温度23.0℃,相対湿度60%環境下で1日静置した後に、最上段の目開き75μmの篩の上に静かにのせ、そのトナーの質量を測定する。
(3)振動台を15秒間振動させた後、各篩上に残った塗布剤の質量を測定し、下式にもとづいて凝集度A(%)を算出する。
凝集度(%)={(目開き75μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100
+{(目開き38μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.6
+{(目開き20μmの篩上の試料質量(g))/5(g)}×100×0.2
塗布剤の濡れ性、即ち疎水特性は、メタノール滴下透過率曲線を用いて測定する。具体的には、その測定装置として、例えば、(株)レスカ社製の粉体濡れ性試験機WET−101Pを用い、下記の条件及び手順で測定したメタノール滴下透過率曲線を利用する。まず、メタノール20体積%からなる含水メタノール液60mLを容器中に入れ、この中に検体である塗布剤を0.1g精秤して添加し、塗布剤の疎水特性を測定するためのサンプル液を調製する。次に、この測定用サンプル液中に、メタノールを1.2mL/分の滴下速度で連続的に添加しながら波長780nmの光で透過率を測定し、横軸メタノール濃度(体積%)、縦軸透過率(×100%)のメタノール滴下透過率曲線を作成する。透過率50%時のメタノール濃度(体積%)を本発明における疎水特性の指標とする。
無機微粒子の濡れ性、即ち疎水特性は、メタノール滴下透過率曲線を用いて測定する。具体的には、その測定装置として、例えば、(株)レスカ社製の粉体濡れ性試験機WET−101Pを用い、下記の条件及び手順で測定したメタノール滴下透過率曲線を利用する。まず、メタノール40体積%からなる含水メタノール液60mLを容器中に入れ、この中に検体である塗布剤を0.2g精秤(チタニアのみ0.5g)して添加し、塗布剤の疎水特性を測定するためのサンプル液を調製する。次に、この測定用サンプル液中に、メタノールを1.2mL/分の滴下速度で連続的に添加しながら波長780nmの光で透過率を測定し、横軸メタノール濃度(体積%)、縦軸透過率(×100%)のメタノール滴下透過率曲線を作成する。透過率50%時のメタノール濃度(体積%)を本発明における疎水特性の指標とする。
以下に図面を参照して、本発明の実施の形態を例示的に詳しく説明する。ただし、この実施の形態に記載されている構成部品の寸法、材質、形状、その相対配置等は、特に特定的な記載がない限りは、この発明の技術的範囲をそれらのみに限定する趣旨のものではない。
図1に示すように、この現像装置は像担持体101に対向する部分に開口部を有する現像室102を備えており、この現像室102の背面には、連通する形で内部にトナー103を収容するトナー容器104が配される。現像室102とトナー容器104とを連通する開口部は、トナー容器104のトナー103が現像室102に流入しないようにシール部材105で仕切られ、このシール部材105は該開口部から除去可能に構成されている。そして、このシール部材は、現像装置の初期使用開始時に該開口部から除去される。
現像動作時、シール部材105を現像装置から取り除くことで、トナー容器104と現像室102とを一つの空間とし、この時初めてトナー容器104内のトナー103が現像室102に送られることが可能となる。搬送部材107は仕切り壁を越えて、トナー103をトナー供給部材108に向けて搬送し、トナー103はトナー供給部材108によって現像ローラ106に塗布される。現像ローラ106は図中矢印で示す方向に回転され、この現像ローラ106に担持されているトナー103はトナー規制部材109で所定の層厚に規制された後、像担持体101と対向する現像領域に送られる。
1.現像ローラ106の表面の全域に塗布剤をあらかじめ塗布し、この現像ローラ106をトナー規制部材109が取りつけられている現像装置に装着する方法。
2.トナー規制部材109の現像ローラ106との当接部に塗布剤をあらかじめ塗布し、このトナー規制部材109と現像ローラ106とを現像装置に装着する方法。
3.トナー供給部材108の表面の全域に塗布剤を塗布し、このトナー供給部材108を現像装置に装着した後、現像ローラ106とトナー規制部材109とを組み込む。その後に現像装置を駆動回転させ、トナー供給部材108によって塗布剤を現像ローラ106とトナー規制部材109との当接部に塗布する方法。
本発明に係る電子写真装置は、以下の構成を有する。
・静電潜像を担持するための像担持体
・該像担持体を一次帯電するための帯電装置
・一次帯電された像担持体に静電潜像を形成するための露光装置
・該静電潜像をトナーにより現像してトナー画像を形成するための現像装置
・該トナー画像を転写材に転写するための転写装置
・該転写材に転写されたトナー像を定着するための定着装置
図3は、図2に示す電子写真装置に装着される電子写真プロセスカートリッジ(単に、プロセスカートリッジとも称する)の拡大断面図である。このプロセスカートリッジは、像担持体101と、帯電部材111を具備する帯電装置と、現像ローラ106を具備する現像装置と、クリーニング部材112を具備するクリーニング装置とを内蔵している。そして、プロセスカートリッジは、図2に示す電子写真装置の本体に着脱可能に構成されている。
なお、像担持体101から中間転写ベルト114に転写されることなく像担持体101上に残存したトナー像は像担持体101の表面をクリーニングするためのクリーニング部材112により掻き取られ、像担持体101の表面はクリーニングされる。
実施例、比較例に用いた塗布剤を表1に記載する。塗布剤1〜9を実施例1〜9に使用し、塗布剤10〜12を比較例1〜3に使用した。
ウレタン樹脂微粒子の表面へ無機微粒子を存在させるために、ウレタン樹脂微粒子100質量部に対し、表1に示す無機微粒子の添加部数を添加し、三井ヘンシェルミキサ(三井三池化工機(株))FM10Cで10分間混合することにより塗布剤を得た。
表1に記載の無機微粒子添加量(部)は、ウレタン樹脂微粒子100質量部に対する添加質量部数である。
ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)および押し込み仕事の弾性部分、
無機微粒子の一次粒子の個数平均粒径(μm)および透過率50%時のメタノール濃度(%)、ならびに
塗布剤の透過率50%時のメタノール濃度(%)および凝集度
のそれぞれについて前記方法にて測定を行った。各種物性を表1に示す。
(酸化チタン微粒子1の作製方法)
アナターゼ型の一次粒子の個数平均粒径30nmの酸化チタン微粒子100質量部に対し、10質量部のイソブチルトリメトキシシランを内部に噴霧し、チタンの流動化状態でシラン化合物処理を行なった。この反応を60分間継続した後、反応を終了した。その後、酸化チタンの凝集体が無くなるまでジェットミルで繰り返し解砕処理を行い、酸化チタン微粒子1を得た。
表1に記載の酸化チタン微粒子2は、ルチル型の酸化チタン微粒子であるJR(テイカ(株)製)を使用した。なお、一次粒子の個数平均粒径は270nmであった。
第一処理工程として、フュームドシリカ(商品名AEROSIL380S、BET法による比表面積380m2/g、一次粒子の個数平均粒径7nm、日本アエロジル(株)製)100質量部に対し、30.0質量部のヘキサメチルジシラザンを噴霧し、シリカの流動化状態でシラン化合物処理を行なった。この反応を60分間継続した後、反応を終了し、シリカ微粒子1を得た。
第一処理工程として、フュームドシリカ(商品名AEROSIL90、BET法による比表面積90m2/g、一次粒子の個数平均粒径20nm、日本アエロジル(株)製)85質量部に対し、5.0質量部のヘキサメチルジシラザンを内部に噴霧し、シリカの流動化状態でシラン化合物処理を行なった。この反応を60分間継続した後、反応を終了した。
第一処理工程として、フュームドシリカ(商品名AEROSIL380S、BET法による比表面積380m2/g、一次粒子の個数平均粒径7nm、日本アエロジル(株)製)100質量部に対し、30.0質量部のヘキサメチルジシラザンを内部に噴霧し、シリカの流動化状態でシラン化合物処理を行なった。この反応を60分間継続した後、反応を終了した。
表1に記載のハイドロタルサイト化合物は、DHT-4A(協和化学工業(株)製)を使用した。なお、一次粒子の個数平均粒径は400nmである。
<塗布剤の評価>
塗布剤の各種評価方法を下記に示す。また、実施例、比較例に挙げる塗布剤の評価結果を表2に記載する。
カラーレーザプリンタLBP7200C(キヤノン(株)製)から未使用のマゼンタ用プロセスカートリッジAの現像装置A(シール部材105は除去されていない。)の現像ローラとトナー規制部材を取り外した。そして、塗布剤が塗布された後述する現像ローラ1と後述するトナー規制部材1に交換し、評価を行った。なお、比較例4は、塗布剤を塗布せずに評価を行った。
現像ローラ1とトナー規制部材1に交換された現像装置B(現像装置Aと同様の構成)の現像室102内に塗布剤を5g充填し、現像ローラ1を100rpmで120秒間回転させ塗布剤を現像ローラに塗布させた。塗布後の現像ローラ1とエアーブローで塗布剤を除去したトナー規制部材1を現像装置A(シール部材105は除去されていない。)に設置し、プロセスカートリッジを用意した。
現像装置Aに使用する現像ローラ1とトナー規制部材1の製造方法を下記に説明する。
[弾性層の形成]
軸芯体として、SUS製の直径8mmの芯金にニッケルメッキを施し、さらにプライマ−DY35−051(商品名、東レダウコーニング(株)製)を塗布、焼付けしたものを用いた。ついで、軸芯体を内径16mmの円筒状の金型に同心となるように配置し、下記の材料を混合した付加型シリコーンゴム組成物を金型内に形成されたキャビティに注入した。
・液状シリコーンゴム材料SE6724A/B(商品名、東レ・ダウコーニング(株)製) 100質量部
・カーボンブラックトーカブラック#7360SB(商品名、東海カーボン(株)製) 35質量部
・耐熱性付与剤としてシリカ粉体 0.2質量部
・白金触媒 0.1質量部
続いて、金型を加熱してシリコーンゴムを温度150℃にて、15分間、加硫硬化し、脱型した後、さらに温度200℃にて、2時間加熱し硬化反応を完結させ、厚み4mmの弾性層を軸芯体の外周に設けた。
表面層の結着樹脂成分として、下記の材料をMEK(メチルエチルケトン)溶媒中で段階的に混合し、窒素雰囲気下、温度80℃にて7時間反応させて、水酸基価が20のポリエーテルポリオールを作製した。
・ポリテトラメチレングリコールPTG1000SN(商品名、保土谷化学工業(株)製) 100質量部
・イソシアネート化合物ミリオネートMT(商品名、東ソー(株)製) 20質量部
窒素雰囲気下、数平均分子量500のポリプロピレングリコール100質量部に対し、粗製MDI(ジフェニルメタンジイソシアネート)57質量部を温度90℃で2時間加熱反応させた。その後、ブチルセロソルブを固形分70%になるように加え、固形分当たりのイソシアネート基含有量(NCO%)が5.0%のイソシアネート化合物を得た。その後、反応物温度50℃の条件下で、MEKオキシム22質量部を滴下し、ブロックポリイソシアネートAを得た。
上記のようにして作製したポリオールに対し、ブロックポリイソシアネートAをNCO/OH基比が1.4になるように混合し、下記の材料を混合し、総固形分比が35質量%になるようにMEKに溶解、混合した。
・結着樹脂固形分 100質量部
・カーボンブラック(商品名:MA100、三菱化学(株)製、pH=3.5) 20質量部
その後、直径0.8mmの粒径のガラスビーズ235質量部を容積450mLのガラス瓶に入れ、ペイントシェーカー分散機を用いて10時間分散した。
上記のようにして得られた表面層用塗料を、オーバーフロー方式の浸漬塗工装置を用いて前記弾性層の上に浸漬塗工した後に乾燥させ、150℃にて2時間加熱処理することで弾性層の表面に厚さ10μmの表面層(樹脂層)を設け、現像ローラ1を得た。
[トナー規制部材の作製]
支持部材として、厚さ0.1mmのリン青銅シート((株)原田伸銅所製)を、押出成形機((株)プラ技研製)に挿入した。ブレード部材の原料として、主材にポリエステルエラストマーを用い、ポリエステルエラストマー100質量部にホウ素錯体リチウムのスルホン酸塩1.0質量部を添加した。その後、温度200〜270℃で溶融し、溶融物を押出成形機内の支持部材を走行させつつ成形キャビティに順次注入した。ポリエステルエラストマーを固化し、支持部材とトナー規制部材とを一体化し、トナー規制部材用シートを得た。樹脂の押出し量とリン青銅シートの送り速度、金型の大きさを変えることにより、支持部材上の部材の大きさの調整を行った。得られたトナー規制部材用シートを長さ200mm、幅23mmの寸法にプレス切断し、トナー規制部材のサンプルとした。このサンプルのトナー規制部材の体積抵抗値は、JIS K6911に準じて測定したところ、2.3×107Ωであった。
現像ローラ1およびトナー規制部材1を備えるプロセスカートリッジを高温高湿環境下(温度50℃、相対湿度95%)に3日間静置した後に、温度23℃相対湿度55%の環境下で2日間静置した。そして、このプロセスカートリッジを上記カラーレーザプリンタにセットし、温度23℃相対湿度55%の環境下で画像評価を行った。
印字比率が1%となる画像を用い、単色モードにて1000枚を連続印字した。
その後、ハーフトン、ベタ画像を出力し、現像ローラとトナー規制部材との当接に起因する横スジの確認を行った。
プロセスカートリッジを高温高湿環境の温度を45℃に変更したこと以外は、評価1と同様の方法で評価2を行った。
[評価レベル(評価1、2共通)]
A:ハーフトン、ベタ画像上に横スジが全く見られない。
B:ベタ画像上に横スジが全く見られない。ハーフトン画像上に現像ローラピッチで細い横スジが僅かに見える。
C:ベタ画像上に横スジが全く見られない。ハーフトン画像上に現像ローラピッチで細い横スジが見える。
D:ベタ画像、ハーフトン画像上に共に現像ローラピッチではっきりとした横スジが見られる。
102:現像室
103:トナー
104:トナー容器
105:シール部材
106:現像ローラ
107:搬送部材
108:トナー供給部材
109:トナー規制部材
110:吹き出し防止シート
111:帯電部材
112:クリーニング部材
113:露光光
114:中間転写ベルト
115:1次転写部材
116:2次転写部材
117:記録用紙の搬送ルート
118:定着装置
120:塗布剤
121:吸引機
122:測定容器
123:スクリーン
124:フタ
125:真空計
126:風量調整弁
127:吸引口
Claims (5)
- 現像室、及び、
トナーを収容するトナー容器、
を備えるプロセスカートリッジであって、
該現像室は、
該トナーを現像領域に搬送する現像ローラ、
該現像ローラの表面に当接配置されたトナー規制部材、及び、
該現像ローラと該トナー規制部材との間に挟まれて存在している塗布剤
を備えており、
該現像室と該トナー容器とを連通する開口部は、初期使用前には、該トナー容器の中の該トナーが該現像室に流入しないようにシール部材でシールされており、初期使用開始時に、該シール部材が該開口部から除去されるものであり、
該開口部が該シール部材でシールされた状態にあるときにおいて、該現像ローラと該トナー規制部材との当接部に、塗布剤が存在しており、
該塗布剤は、
(1)ウレタン樹脂微粒子及び該ウレタン樹脂微粒子の表面に存在する無機微粒子を有する粒子であり、
(2)メタノール/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%になる時のメタノール濃度が、35体積%以上65体積%以下であり、
該ウレタン樹脂微粒子は、
(1)重量平均粒径(D4)が1μm以上20μm以下であり、
(2)ISO14577−1に基づく押し込み仕事の弾性部分が70%以上であり、
該無機微粒子は、一次粒子の個数平均粒径が、該ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)の1/50以下である、
ことを特徴とするプロセスカートリッジ。 - 該塗布剤の凝集度が10以上55以下である請求項1に記載のプロセスカートリッジ。
- 該塗布剤のメタノール/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%の時のメタノール濃度が、35体積%以上50体積%以下である請求項1又は2に記載のプロセスカートリッジ。
- 該無機微粒子のメタノール/水混合溶媒に対する濡れ性試験において、波長780nmの光の透過率が50%の時のメタノール濃度が、40体積%以上80体積%以下である請求項1〜3のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
- 該ウレタン樹脂微粒子の重量平均粒径(D4)が5μm以上15μm以下である請求項1〜4のいずれか1項に記載のプロセスカートリッジ。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016062867A JP6679367B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | プロセスカートリッジ |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP2016062867A JP6679367B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | プロセスカートリッジ |
Publications (2)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JP2017173769A JP2017173769A (ja) | 2017-09-28 |
| JP6679367B2 true JP6679367B2 (ja) | 2020-04-15 |
Family
ID=59973154
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP2016062867A Active JP6679367B2 (ja) | 2016-03-25 | 2016-03-25 | プロセスカートリッジ |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JP6679367B2 (ja) |
Family Cites Families (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| US6970672B2 (en) * | 2004-03-25 | 2005-11-29 | Lexmark International, Inc. | Electrophotographic toner regulating member with polymer coating having surface roughness modified by fine particles |
| JP5344612B2 (ja) * | 2009-09-16 | 2013-11-20 | キヤノン株式会社 | トナー |
| JP5703065B2 (ja) * | 2011-02-28 | 2015-04-15 | 住友理工株式会社 | 電子写真機器用導電性部材 |
| KR20140033507A (ko) * | 2011-07-15 | 2014-03-18 | 캐논 가부시끼가이샤 | 현상제 담지체, 전자 사진 프로세스 카트리지 및 전자 사진 화상 형성 장치 |
| US9128411B2 (en) * | 2013-06-27 | 2015-09-08 | Canon Kabushiki Kaisha | Developing device, process cartridge, and electrophotographic apparatus |
-
2016
- 2016-03-25 JP JP2016062867A patent/JP6679367B2/ja active Active
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| JP2017173769A (ja) | 2017-09-28 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP2660658B1 (en) | Developing roller, process cartridge and electrophotographic apparatus | |
| US9952531B2 (en) | Developing member having alumina particles exposed within protrusions | |
| CN102216857B (zh) | 显影辊及其制造方法、处理盒和电子照相图像形成设备 | |
| JP4898620B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた現像装置及び画像形成装置 | |
| JP7250487B2 (ja) | プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
| JP5713637B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジおよび電子写真画像形成装置 | |
| EP4123383B1 (en) | Image forming apparatus | |
| JP5414308B2 (ja) | 電子写真用弾性ローラの製造 | |
| JP6679367B2 (ja) | プロセスカートリッジ | |
| JP2023157527A (ja) | 電子写真用ローラ、プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
| JP7297425B2 (ja) | 現像装置、プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
| JP6288295B2 (ja) | 現像ローラ、プロセスカートリッジ、画像形成装置及び画像形成方法 | |
| JP2012242724A (ja) | 現像剤、現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置 | |
| JP7210236B2 (ja) | 現像装置、画像形成装置、及びプロセスカートリッジ | |
| JP2009020224A (ja) | 現像装置及び画像形成装置 | |
| JP4952327B2 (ja) | 電子写真用現像ローラの製造方法 | |
| JP6603528B2 (ja) | 塗布剤、現像装置、プロセスカートリッジ | |
| JP4979460B2 (ja) | 現像ローラ、それを用いた電子写真プロセスカートリッジ及び画像形成装置 | |
| JP5686643B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真装置 | |
| JP2000258990A (ja) | 電子写真現像装置 | |
| US8369749B2 (en) | Developing device and image forming device | |
| JP2003015401A (ja) | 現像ローラ | |
| JP2008096635A (ja) | 現像ローラ | |
| JP5552389B2 (ja) | 現像ローラ、電子写真プロセスカートリッジ及び電子写真画像形成装置 | |
| JP4952448B2 (ja) | 現像装置 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20190315 |
|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20191212 |
|
| A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20191211 |
|
| A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20200204 |
|
| TRDD | Decision of grant or rejection written | ||
| A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20200218 |
|
| A61 | First payment of annual fees (during grant procedure) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61 Effective date: 20200318 |
|
| R151 | Written notification of patent or utility model registration |
Ref document number: 6679367 Country of ref document: JP Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R151 |
|
| RD03 | Notification of appointment of power of attorney |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R3D03 |
