JP2012242724A - 現像剤、現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置 - Google Patents

現像剤、現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置 Download PDF

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Abstract

【課題】現像剤を十分に消費することができるようにする。
【解決手段】少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有する。かさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下である。凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下である。現像剤のかさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、現像剤の凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下であるので、現像剤の流動性を適正にすることができる。したがって、現像剤収容体内の現像剤を十分に消費することができる。
【選択図】図1

Description

本発明は、現像剤、現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置に関するものである。
従来、プリンタ、複写機、ファクシミリ、複合機等の画像形成装置、例えば、プリンタは、画像形成ユニット、LEDヘッド、転写ローラ、定着器等を備え、画像形成ユニットは、画像形成ユニットの本体、すなわち、画像形成ユニット本体、及び現像剤としてのトナーを収容する現像剤収容体としてのトナーカートリッジから成る。そして、前記画像形成ユニット本体内には、感光体ドラム、帯電ローラ、現像ローラ、トナー供給ローラ、クリーニング部材等が配設される。
前記プリンタにおいて、帯電ローラによって均一に帯電させられた感光体ドラムの表面がLEDヘッドによって露光されて静電潜像が形成され、現像ローラによって、前記静電潜像に前記トナーカートリッジから供給されたトナーが付着させられて、感光体ドラムの表面に現像剤像としてのトナー像が形成される。そして、該トナー像は、転写ローラによって媒体としての用紙に転写され、定着器において定着させられるようになっている(例えば、特許文献1参照。)。
特開2004−341122号公報
しかしながら、前記従来のプリンタにおいては、トナーカートリッジ内でトナーが詰まりやすく、トナーを十分に消費することができない。
本発明は、前記従来のトナーの問題点を解決して、現像剤収容体内の現像剤を十分に消費することができる現像剤、現像剤収容体、画像形成ユニット及び画像形成装置を提供することを目的とする。
そのために、本発明の現像剤においては、少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有する。
そして、かさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下である。
また、凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下である。
本発明によれば、現像剤においては、少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有する。
そして、かさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下である。
また、凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下である。
この場合、現像剤のかさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、現像剤の凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下であるので、現像剤の流動性を適正にすることができる。したがって、現像剤収容体内の現像剤を十分に消費することができる。
本発明の第1の実施の形態におけるトナーカートリッジの断面図である。 本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。 本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概略図である。 本発明の第1の実施の形態におけるかさ密度及び凝集度を変化させたときのトナーの評価結果を示す図である。 本発明の第2の実施の形態における角度α、βを変化させたときのトナーカートリッジの評価結果を示す図である。
以下、本発明の実施の形態について図面を参照しながら詳細に説明する。この場合、画像形成装置としてのプリンタについて説明する。
図2は本発明の第1の実施の形態におけるプリンタの概略図である。
図に示されるように、プリンタ10は、プリンタ10の本体、すなわち、装置本体Bd、及び該装置本体Bdに対して着脱自在に配設された画像形成ユニット20を備え、該画像形成ユニット20内に像担持体としての感光体ドラム21が配設される。本実施の形態においては、ブラックの画像を形成するための画像形成ユニット20が一つだけ配設されるようになっているが、カラーの画像を形成するために、ブラック、イエロー、マゼンタ及びシアンの各画像形成ユニットを配設することができる。
そして、前記装置本体Bdには、前記感光体ドラム21と当接させて転写部材としての転写ローラ17が配設されるとともに、前記感光体ドラム21と対向させて露光装置としてのLEDヘッド23が配設される。なお、前記画像形成ユニット20、転写ローラ17及びLEDヘッド23によって画像形成部が構成される。
前記LEDヘッド23は、感光体ドラム21の表面を露光して潜像としての静電潜像を形成する。
また、前記転写ローラ17は、導電性を有する材料、本実施の形態においては、ゴム等によって形成され、感光体ドラム21の表面に形成された現像剤像としてのトナー像を媒体としての用紙Pに転写する。そのために、転写ローラ17には、図示されない転写用の電源によって、感光体ドラム21の表面電位と転写ローラ17の表面電位との電位差を形成するための電圧が印加される。
前記装置本体Bdにおける画像形成ユニット20の下方には、媒体収容部としての用紙カセット11が配設され、該用紙カセット11に複数の用紙Pが収容される。そして、用紙カセット11の前端には、媒体供給部材としての、かつ、繰出部材としてのホッピングローラ12が配設され、該ホッピングローラ12によって用紙Pが1枚ずつ分離させて搬送路Rtに繰り出される。用紙Pの搬送方向におけるホッピングローラ12より下流側には、ピンチローラ13及び搬送ローラ15から成る第1の搬送ローラ対が、該第1の搬送ローラ対より下流側には、ピンチローラ14及びレジストローラ16から成る第2の搬送ローラ対が配設される。用紙Pは、前記第1の搬送ローラ対において、ピンチローラ13及び搬送ローラ15によって挟まれて第2の搬送ローラ対に送られ、該第2の搬送ローラ対において、ピンチローラ14及びレジストローラ16によって挟まれて斜行が矯正され、前記画像形成部における感光体ドラム21と転写ローラ17との間に送られる。なお、前記ホッピングローラ12、搬送ローラ15及びレジストローラ16は、図示されない第1の駆動源からギヤ等を介して回転が伝達されて回転させられる。
そして、用紙Pの搬送方向における画像形成ユニット20より下流側には定着装置としての定着器31が配設される。該定着器31は、第1の回転体としての、かつ、加熱部材としてのヒートローラ32、及び該ヒートローラ32の下方においてヒートローラ32に圧接させて配設された第2の回転体としての、かつ、加圧部材としてのバックアップローラ(加圧ローラ)33を備え、用紙P上のトナー像を加熱し、加圧することによって定着させる。
前記ヒートローラ32は、アルミ素管の表面をPFA、PTFE等のフッ素樹脂によって被覆することにより形成された円筒体から成り、内部に熱源としてのハロゲンランプ34が配設され、前記バックアップローラ33は、弾性体によって形成された円筒体から成る。
さらに、用紙Pの搬送方向における定着器31より下流側には、ピンチローラ35及び排出ローラ36から成る第1の排出ローラ対が、該第1の排出ローラ対より下流側には、ピンチローラ37及び排出ローラ38から成る第2の排出ローラ対が配設される。用紙Pは、前記第1の排出ローラ対において、ピンチローラ35及び排出ローラ36によって挟まれて第2の排出ローラ対に送られ、該第2の排出ローラ対において、ピンチローラ37及び排出ローラ38によって挟まれてスタッカ部39に排出される。前記ヒートローラ32、排出ローラ36、38等は、図示されない第2の駆動源からギヤ等を介して回転が伝達されて回転させられる。
次に、前記画像形成ユニット20について説明する。
図3は本発明の第1の実施の形態における画像形成ユニットの概略図である。
図に示されるように、画像形成ユニット20は、画像形成ユニット20の本体、すなわち、画像形成ユニット本体20a、及び該画像形成ユニット本体20aに対して着脱自在に配設された現像剤収容体としての、かつ、現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ26を備え、該トナーカートリッジ26内に現像剤としてのトナーTを収容するための現像剤収容室としてのトナー収容室52が形成される。なお、本実施の形態においては、トナーカートリッジ26が画像形成ユニット本体20aに対して着脱自在に配設されるが、画像形成ユニット本体20a及びトナーカートリッジ26を一体に形成することができる。
そして、前記トナーカートリッジ26には、前記トナー収容室52内のトナーTの残量を検出するための現像剤量検出部としての図示されないトナーセンサが配設される。図示されない制御部の現像剤量検出処理手段は、現像剤量検出処理を行い、トナーセンサのセンサ出力を読み込み、トナー収容室52内のトナーTの残量が閾値以下になると、前記制御部の表示処理表示手段は、表示処理を行い、前記装置本体Bd(図2)の所定の箇所に配設された図示されない表示部に、トナーTの残量が閾値以下になったことを表すトナーロウを表示する。そして、トナー収容室52内のトナーTの残量が0になると、前記表示処理手段は、前記表示部に、トナーTの残量が0になったことを表すトナーエンプティを表示し、前記制御部の停止処理手段は、停止処理を行い、プリンタ10を停止させる。
また、前記画像形成ユニット本体20aには、前記感光体ドラム21、該感光体ドラム21と当接させて配設され、感光体ドラム21の表面を一様に帯電させる帯電装置としての帯電ローラ22、前記感光体ドラム21に当接させて配設され、感光体ドラム21の表面にトナーTを付着させてトナー像を形成(現像を行う。)する現像剤担持体としての現像ローラ24、スポンジローラから成り、前記現像ローラ24に当接させて配設され、現像ローラ24にトナーTを供給する現像剤供給部材としてのトナー供給ローラ25、前記現像ローラ24と当接させて配設され、現像ローラ24の表面のトナーTを薄層化する現像剤規制部材としての現像ブレード27、前記感光体ドラム21と当接させて配設され、トナー像が感光体ドラム21に転写された後に現像ローラ24上に残留したトナーTを掻き取るクリーニング部材としてのクリーニングローラ28等が配設される。なお、該クリーニングローラ28には、図示されないクリーニング用の電源によって正又は負の極性の電圧が印加される。
前記帯電ローラ22は、導電性を有するシャフト、及び該シャフト上に形成された導電性弾性層を備え、該導電性弾性層は、エピクロルヒドリンゴム(ECO)を主成分とするイオン導電性のゴムから成る。この場合、導電性弾性層に、イソシアネート(HDI)成分を含む表面処理液を浸透させることによる表面処理が行われ、表面が硬化させられる。したがって、帯電ローラ22の表面の離型性を高くすることができるので、帯電ローラ22の表面にトナーT、該トナーTに添加された外添剤等が付着するのを防止することができ、感光体ドラム21がトナーT、外添剤等によって汚れるのを防止することができる。
なお、前記帯電ローラ22の硬度は、硬度計(高分子計器社製)によって測定され、アスカーCで73〔°〕にされ、抵抗値は6.3〔logΩ〕にされる。帯電ローラ22の抵抗値を測定するに当たり、感光体ドラム21と同じ外径及び表面粗さを有する導電性金属ドラムを使用し、温度が20〔℃〕、相対湿度が50〔%〕である環境条件下で、画像形成ユニット20に組み付けられるときと同じ圧力で帯電ローラ22を前記導電性金属ドラムに押し付け、帯電ローラ22に500〔V〕の直流電圧を印加した。
また、前記現像ローラ24は、導電性を有するシャフト、該シャフト上に形成され、紫外線処理が行われた半導電性シリコーンゴムから成る弾性体層、及び該弾性体層の表面にウレタン系樹脂を塗布し、シランカップリング剤によって表面処理を行うことにより形成された表面コーティング層(コート層)を備える。
該表面コーティング層の厚さは、7〔μm〕以上、かつ、13〔μm〕以下にされる。また、前記ウレタン系樹脂にシリカの粒子が混合され、表面コーティング層は、表面粗さRzが、3〔μm〕以上、かつ、12〔μm〕以下(JIS B0601−1994による。)になるように研磨される。なお、印字濃度を確保するために、できる限り表面粗さRzを大きくすることが好ましい。
前記現像ローラ24の抵抗値は、100〔MΩ〕以上、かつ、5000〔MΩ〕以下にされる。現像ローラ24の抵抗値を測定するに当たり、幅が2.0〔mm〕、直径が6.0〔mm〕のステンレス鋼材製のボールベアリングを20〔gf〕の力で現像ローラ24に押し付け、シャフトとボールベアリングとの間に100〔V〕の直流電圧を印加した。
また、前記トナー供給ローラ25は、導電性を有するシャフト、及び該シャフト上に形成され、半導電性発泡シリコーンゴムから成る弾性体層を備え、該弾性体層の表面は、トナー供給ローラ25が所定の外径になるように研磨される。
前記半導電性発泡シリコーンゴムを形成するためのシリコーンゴムコンパウンドは、ジメチルシリコーン生ゴム、メチルフェニルシリコーン生ゴム等の各種の生ゴムに、補強材としてのシリカから成る充填剤、加硫硬化に必要な加硫剤、及び発泡剤を添加することによって作成される。該発泡剤としては、重炭酸ナトリウム等の無機発泡剤、又はADCA等の有機発泡剤が使用される。
そして、前記トナー供給ローラ25の硬度は、アスカーFで48±5〔°〕にされ、画像形成ユニット本体20a内において、トナー供給ローラ25は現像ローラ24に1.0〔mm〕±0.15〔mm〕の押込量だけ押し付けられる。
前記トナー供給ローラ25の抵抗値は、1〔MΩ〕以上、かつ、100〔MΩ〕以下にされる。前記トナー供給ローラ25の抵抗値を測定するに当たり、前記現像ローラ24の抵抗値を測定するときと同じボールベアリングを20〔gf〕の力でトナー供給ローラ25に押し付け、シャフトとボールベアリングとの間に300〔V〕の直流電圧を印加した。
また、前記クリーニングローラ28は、直径が6〔mm〕の金属製の芯金、及び該芯金上にプライマーを介してEPDM(エチレン−プロピレン−ジエンゴム)を主材として接着することによって形成された導電性発泡層を備える。実体顕微鏡を用いて測定した前記導電性発泡層の発泡セル径の平均は、100〔μm〕以上、かつ、300〔μm〕以下にされる。
前記クリーニングローラ28の硬度は、加重4.9〔N〕を与えた状態で、アスカーCで35〔°〕以上、かつ、45〔°〕以下にされる。
なお、前記クリーニングローラ28の両端には、付勢部材としての図示されないばねが配設され、各ばねの付勢力によってクリーニングローラ28は感光体ドラム21に押し付けられる。
また、クリーニングローラ28の抵抗値(全面抵抗)は、2.0×106 〔Ω〕以上、かつ、2.0×107 〔Ω〕以下にされる。前記クリーニングローラ28の抵抗値を測定するに当たり、クリーニングローラ28を直径が30〔mm〕の感光体ドラム21に0.25〔mm〕押し付けて回転させ、400〔V〕の直流電圧を印加した。
なお、転写ローラ17、感光体ドラム21、帯電ローラ22、現像ローラ24、トナー供給ローラ25及びクリーニングローラ28は、図示されない第3の駆動源から回転が伝達されて回転させられる。そのために、転写ローラ17に図示されない転写ギヤが、感光体ドラム21に図示されないドラムギヤが、帯電ローラ22に図示されないチャージギヤが、現像ローラ24に図示されない現像ギヤが、トナー供給ローラ25に図示されないトナー供給ギヤが、クリーニングローラ28に図示されないクリーニングギヤが、圧入又はその他の方法で固定される。また、前記現像ギヤとトナー供給ギヤとの間に図示されないアイドルギヤが配設される。
そして、現像ローラ24及びトナー供給ローラ25には、図示されない現像用の電源によって所定のバイアス電圧が印加される。
次に、前記トナーカートリッジ26について説明する。
図1は本発明の第1の実施の形態におけるトナーカートリッジの断面図である。
図において、26はトナーカートリッジ、51は筐体であり、該筐体51は、上半部に第1の収容部53を、下半部に第2の収容部54を備え、前記第1の収容部53は、断面がほぼ矩形の形状を有する天頂部55、及び該天頂部55の下端から前記第2の収容部54にかけて形成され、断面が楔形の形状を有するくびれ部56を備える。
前記第2の収容部54内には、断面が円形の形状を有する円筒状のシャッタ58が、第2の収容部54の内周面に対して摺動自在に、かつ、回動自在に配設される。そして、前記第2の収容部54の下端の近傍に供給口61が、前記シャッタ58の所定の部分に開口62が形成され、操作者が前記トナーカートリッジ26に配設された操作部としての図示されないレバーを操作し、シャッタ58を回動させ、供給口61と開口62とを連通させると、トナー収容室52内のトナーTは、自重で開口62及び供給口61を通り、画像形成ユニット本体20a内に供給される。
ところで、トナーカートリッジ26は、前記トナー収容室52におけるくびれ部56の領域AR1、並びに供給口61及び開口62の領域AR2において、下方になるほど狭くなるので、領域AR1、AR2でトナーTが詰まると、該トナーTを十分に消費することができない。
そこで、領域AR1、AR2においてトナーTが詰まるのを抑制するために、前記第2の収容部54の円形(円形部分)の中心Cnと供給口61の下端における内側縁ε1、ε2とを結ぶ線L1、L2の成す角度αが40〔°〕に、前記中心Cnとくびれ部56の下端における内側縁ε3、ε4とを結ぶ線L3、L4の成す角度βが100〔°〕になるようにトナーカートリッジ26が形成される。
次に、前記構成の画像形成ユニット20の動作について説明する。
まず、前記制御部において印字指示が発生させられると、前記第3の駆動源が駆動され、図示されない数個のギヤを介して前記ドラムギヤに回転が伝達され、感光体ドラム21が矢印a方向(図3)に回転させられる。そして、前記ドラムギヤから現像ギヤに回転が伝達され、現像ローラ24が矢印b方向に回転させられ、前記現像ギヤからアイドルギヤを介してトナー供給ギヤに回転が伝達され、トナー供給ローラ25が矢印c方向に回転させられる。また、ドラムギヤから前記チャージギヤに回転が伝達され、帯電ローラ22が矢印d方向に回転させられ、ドラムギヤからクリーニングギヤに回転が伝達され、クリーニングローラ28が矢印e方向に回転させられ、ドラムギヤから転写ギヤに回転が伝達され、転写ローラ17が矢印f方向に回転させられる。
前記帯電ローラ22に電圧が印加されることによって、感光体ドラム21の表面は一様に帯電させられ、表面電位が、例えば、600〔V〕にされる。そして、回転に伴って感光体ドラム21の帯電させられた部分がLEDヘッド23と対向する部分に到達すると、LEDヘッド23は前記制御部から送られた画像データに基づいて作動させられ、感光体ドラム21上に静電潜像を形成する。このとき、トナー供給ローラ25には、例えば、−300〔V〕のバイアス電圧が、現像ローラ24には、例えば、−200〔V〕のバイアス電圧が印加される。
続いて、回転に伴って感光体ドラム21上の静電潜像が形成された部分が、現像ローラ24と対向する位置に到達すると、前記静電潜像が形成された部分の電位(例えば、−20〔V〕)と現像ローラ24との電位差によって、現像ブレード27によって薄層化された現像ローラ24上のトナーTが感光体ドラム21上に移動し、トナー像が形成される。
そして、感光体ドラム21上のトナー像が形成された部分が、転写ローラ17と対向する部分に到達すると、トナー像は転写ローラ17によって用紙Pに転写させられる。
続いて、用紙Pが定着器31に送られると、トナー像は、ハロゲンランプ34によって加熱されたヒートローラ32からの熱によって溶融させられ、バックアップローラ33によって加圧され、用紙Pに定着させられる。このようにして、用紙P上に画像が形成される。
一方、トナー像が用紙Pに転写された後、感光体ドラム21の表面に残留したトナーTはクリーニングローラ28によって掻き取られ、印刷動作が終了した後、前記制御部によって設定されたシーケンスに従って回収される。
次に、本実施の形態においてプリンタ10に使用される非磁性1成分トナーから成るトナーTの製造方法について説明する。
該トナーTの製造方法において、まず、乳化重合法によって、溶媒(水溶媒)中でトナーTの結着樹脂である重合体、本実施の形態においては、スチレンアクリル共重合樹脂の一次粒子を作成した。続いて、前記溶媒中で、前記一次粒子と、乳化剤(界面活性剤)によってエマルジョン化させた着色剤とを混合し、必要に応じて更にワックス、帯電制御剤等を混合し、混合によって得られた混合物を凝集させることにより、溶媒中にトナー粒子としてのベーストナーを作成した。そして、該ベーストナーを溶媒から取り出し、洗浄及び乾燥させることによって溶媒成分及び副生成成分を除去し、体積平均粒径が7.0〔μm〕のトナー母粒子(未外添トナー)とした。
続いて、該トナー母粒子の表面にシリカ微粉末、酸化チタン微粉末、アクリル樹脂微粒子等の外添剤を添加し、ミキサーで混合することによってトナーTを作成した。
本実施の形態において、前記スチレンアクリル共重合樹脂は、スチレン、アクリル酸、メチルメタクリル酸等によって生成される。また、ブラックのトナーTの着色剤として、カーボンブラックが、ワックスとして、高級脂肪酸エステル系ワックスであるステアリン酸ステアリルが使用される。
次に、前記トナー母粒子の体積平均粒径を、細胞計数分析装置「コールターマルチライザー3」(ベックマンコールター社製)を使用し、アパチャー径を100〔μm〕として30000カウント測定することによって算出した。また、トナー母粒子の円形度ρを、フロー式粒子像分析装置「FPIA−2100」(シスメックス株式会社製)を使用し、粒子投影像の面積と同じ面積を有する円の周囲長L1及び粒子投影像の周囲長L2を測定することによって、次の式(1)に基づいて算出した。
ρ=L1/L2 ……(1)
なお、円形度ρは、粒子の形状を数値によって表すものであり、1.00である場合、粒子は真球の形状を有し、1.00より小さくなるにつれて、粒子の形状は不定形になる。続いて、10個のトナー母粒子の円形度ρの平均、すなわち、平均円形度aρを算出した。本実施の形態において、トナー母粒子の平均円形度aρは0.97であった。
ところで、トナーTの流動性が低いと、前記領域AR1、AR2でトナーTが詰まりやすい。
そこで、トナーTの流動性が高いかどうかの評価を行うために、平均円形度aρが0.97のトナー母粒子をAとし、該トナー母粒子Aにシリカ微粉末、酸化チタン微粉末、アクリル樹脂微粒子等のうちの所定の外添剤を加え、所定の外添時間だけ、トナー母粒子Aと外添剤とを混合してトナーA−1〜A−32を作成した。
なお、本実施の形態においては、前記シリカ微粉末として「アエロジルRX50」(日本アエロジル社製)を、前記酸化チタン微粉末として粒径が30〔nm〕の「TTO−55」(石原産業社製)を、前記アクリル樹脂微粒子として「ポリメチルメタクリレートMP−1000」(日本綜研製)を使用した。
まず、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末0.5〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−1を作成した。
同様に、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末0.5〔重量部〕を加え、20〔分〕間混合してトナーA−2を、25〔分〕間混合してトナーA−3を、30〔分〕間混合してトナーA−4を作成した。
また、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末0.7〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−5を、20〔分〕間混合してトナーA−6を、25〔分〕間混合してトナーA−7を、30〔分〕間混合してトナーA−8を作成した。
そして、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末0.9〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−9を、20〔分〕間混合してトナーA−10を、25〔分〕間混合してトナーA−11を、30〔分〕間混合してトナーA−12を作成した。
さらに、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末1.1〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−13を、20〔分〕間混合してトナーA−14を、25〔分〕間混合してトナーA−15を、30〔分〕間混合してトナーA−16を作成した。
また、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末1.3〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−17を、20〔分〕間混合してトナーA−18を、25〔分〕間混合してトナーA−19を、30〔分〕間混合してトナーA−20を作成した。
そして、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末1.5〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−21を、20〔分〕間混合してトナーA−22を、25〔分〕間混合してトナーA−23を、30〔分〕間混合してトナーA−24を作成した。
さらに、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末0.7〔重量部〕及び酸化チタン微粉末0.4〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−25を、20〔分〕間混合してトナーA−26を、25〔分〕間混合してトナーA−27を、30〔分〕間混合してトナーA−28を作成した。
また、トナー母粒子A100〔重量部〕にシリカ微粉末1.3〔重量部〕及びアクリル樹脂微粒子0.6〔重量部〕を加え、15〔分〕間混合してトナーA−29を、20〔分〕間混合してトナーA−30を、25〔分〕間混合してトナーA−31を、30〔分〕間混合してトナーA−32を作成した。
続いて、各トナーA−1〜A−32についてかさ密度δを算出した。そのために、マルチテスター(セイシン企業製)を使用し、250〔μm〕の篩の上にトナーA−1〜A−32を載せ、篩を振幅1〔mm〕で振動させたときに篩から落ちるトナーA−1〜A−32を容積が100〔ml〕のメスシリンダーで受け、メスシリンダーがトナーA−1〜A−32で満たされたときの重量からメスシリンダー自体の重量を減算して、トナーA−1〜A−32の重量を算出した。そして、かさ密度δを、前記トナーA−1〜A−32の重量をトナーの容積で除算することによって算出した。
次に、パウダテスタ(ホソカワミクロン社製)を使用して、前記トナーA−1〜A−32の流動性を表すパラメータとして凝集度ηを測定した。前記パウダテスタにおいては、目開きが150〔μm〕、75〔μm〕及び45〔μm〕の各篩が上から順に3段に重ねられ、トナーを一番上の篩の上に2〔g〕置き、各篩を所定の時間、例えば、95〔秒〕間、振幅を0.8±0.05〔mm〕にして振動させた。そして、振動後に目開きが150〔μm〕の篩の上に残ったトナーの重量をM1〔g〕とし、目開きが75〔μm〕の篩の上に残ったトナーの重量をM2〔g〕とし、目開きが45〔μm〕の篩の上に残ったトナーの重量をM3〔g〕とし、最初に一番上の篩の上に置いたトナーの重量をMt〔g〕としたとき、トナーの凝集度ηは、
η=(5×M1+3×M2+M3)×20÷Mt
で表される。なお、該凝集度ηが低い(数値が小さい)ほどトナーの流動性が高い。
続いて、トナーをトナーカートリッジ26に150〔g〕収容し、トナーカートリッジ26を画像形成ユニット本体20aに取り付け、印刷を行った。
この場合、用紙PとしてA4判の標準紙(例えば、ゼロックス−P紙、白色度82〔%〕、坪量64〔g/m2 〕)を使用し、縦方向に(4辺のうち短い2辺が前端及び後端になるように)搬送し、前記標準紙に、所定の画像、本実施の形態においては、ISOパターン(ISO IEC 19752,4.2〔%duty〕)の画像(ブラックの部分が4.2〔%〕の画像)を形成し、前記表示部にトナーエンプティが表示され、プリンタ10の印刷動作が停止させられるまで印刷を繰り返し行った。なお、ブラックの部分が100〔%〕の画像を100〔%duty〕の画像とする。
本実施の形態においては、前記表示部にトナーエンプティが表示され、プリンタ10の印刷動作が停止させられたときに、トナーカートリッジ26の重量を測定することによって、トナーTの実際の残量、すなわち、実残量を調べた。
前記各トナーA−1〜A−32のかさ密度δ、凝集度η、及びトナー収容室52内の各トナーA−1〜A−32の実残量及び評価を表1に示す。なお、表1において、RX50はシリカ微粉末、Ti02は酸化チタン微粉末、PMMAはアクリル樹脂微粒子である。
Figure 2012242724
表1において、トナー収容室52内のトナーTの実残量が10〔g〕以下である場合、画像形成ユニット本体20aからトナーカートリッジ26を取り外し、トナーカートリッジ26を叩いても、トナーTが排出されないので、トナー収容室52内のトナーTが十分に消費されているとし、評価を○とした。なお、前記トナーA−21〜A−24、A−28は凝集度ηが過剰に低く、流動性が過剰に高く、トナーカートリッジ26と画像形成ユニット本体20aとの間、該画像形成ユニット本体20aの筐体と感光体ドラム21との間等からトナーTが漏れたので、評価は×とした。
図4は本発明の第1の実施の形態におけるかさ密度及び凝集度を変化させたときのトナーの評価結果を示す図である。なお、図において、横軸にかさ密度δを、縦軸に凝集度ηを採ってある。
図においては、凝集度ηが10〔%〕より低い場合、トナーTが漏れるので、評価は×とし、凝集度ηが45〔%〕より高い場合、トナー収容室52内のトナーTの実残量が多くなるので、評価は×とした。また、かさ密度δが0.300〔g/ml〕より低い場合又は0.420〔g/ml〕より高い場合、トナーTが漏れたり、トナー収容室52内の実残量が多くなるので、評価は×とした。
そして、かさ密度δが0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、凝集度ηが10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下である場合、トナーTが漏れたり、トナー収容室52内のトナーTの実残量が多くなったりしないので、評価は○とした。
このように、本実施の形態においては、かさ密度δが0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、凝集度ηが10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下である場合に、トナーTの流動性を適正にすることができるので、トナー収容室52内のトナーTの実残量を少なくすることができ、トナー収容室52内のトナーTを十分に消費することができる。
ところで、本実施の形態においては、前記トナー収容室52における領域AR1、AR2(図1)においてトナーTが詰まるのを抑制するために、角度αが40〔°〕に、角度βが100〔°〕に設定されるようになっている。
ところが、トナーカートリッジ26の筐体51の形状によって、すなわち、角度αが40〔°〕を含む適正な範囲から外れたり、角度βが100〔°〕を含む適正な範囲から外れたりすると、領域AR1、AR2においてトナーTが詰まるのを抑制することができず、トナー収容室52内のトナーTの実残量を少なくすることができない。その結果、トナー収容室52内のトナーTを十分に消費することができなくなってしまう。
そこで、トナー収容室52内のトナーTの実残量を確実に少なくすることができ、トナー収容室52内のトナーTを十分に消費することができるようにした本発明の第2の実施の形態について説明する。なお、第1の実施の形態と同じ構造を有するものについては、同じ符号を付与し、同じ構造を有することによる発明の効果については同実施の形態の効果を援用する。
この場合、現像剤収容体としての、かつ、現像剤カートリッジとしてのトナーカートリッジ26の角度α及び角度βを変化させて、現像剤収容室としてのトナー収容室52内の現像剤としてのトナーTの実残量を調べた。角度αは30〜50〔°〕の範囲において5〔°〕単位で、角度βは80〜120〔°〕の範囲で10〔°〕単位で変化させた。また、トナーTとしては、第1の実施の形態において評価が○とされたトナーA−6、A−20、A−27、A−30を使用した。
そして、前記各トナーA−6、A−20、A−27、A−30について、前記第1の実施の形態と同様に、ISOパターンの画像を印刷し、装置本体Bdの所定の箇所に配設された図示されない表示部にトナーTの残量が0になったことを表すトナーエンプティが表示され、画像形成装置としてのプリンタ10が停止させられるまで印刷を継続し、プリンタ10が停止させられたときのトナー収容室52内のトナーTの実残量を調べた。
前記角度α、βを変化させたときのトナー収容室52内のトナーA−6、A−20、A−27、A−30の実残量及び評価を表2に示す。
Figure 2012242724
表2において、トナー収容室52内のトナーTの実残量が10〔g〕以下である場合、評価を○とし、10〔g〕より多い場合、評価を×とした。
図5は本発明の第2の実施の形態における角度α、βを変化させたときのトナーカートリッジの評価結果を示す図である。なお、図において、横軸に角度αを、縦軸に角度βを採ってある。
図においては、角度αが35〔°〕より小さい場合、領域AR2においてトナーTが詰まりやすいと考えられ、角度βが110〔°〕より大きい場合、領域AR1においてトナーTが詰まりやすいと考えられる。また、角度αが45〔°〕より大きい場合、又は角度βが90〔°〕より小さい場合のいずれにおいても、媒体としての用紙P上の画像に汚れが発生した。これは、トナー収容室52から画像形成ユニット本体20a内にトナーTが大量に供給され、現像剤担持体としての現像ローラ24におけるトナー像の厚さが大きくなり、トナーTが像担持体としての感光体ドラム21に付着してしまうからである。
なお、前記トナーA−6、A−20、A−27、A−30以外のトナーを使用しても、角度αが35〔°〕以上、かつ、45〔°〕以下であり、角度βが90〔°〕以上、かつ、110〔°〕以下である場合、トナーTの実残量が10〔g〕以下になり、トナー収容室52内のトナーTの実残量を少なくすることができた。したがって、トナー収容室52内のトナーTを十分に消費することができる。しかも、画像に汚れが発生するのを防止することができる。
前記各実施の形態においては、非磁性1成分トナーから成るトナーTが使用されるようになっているが、二成分トナーから成るトナーを使用することができる。
また、前記各実施の形態においては、プリンタ10について説明しているが、本発明を複写機、ファクシミリ、複合機等に適用することができる。
なお、本発明は前記各実施の形態に限定されるものではなく、本発明の趣旨に基づいて種々変形させることが可能であり、それらを本発明の範囲から排除するものではない。
T トナー
δ かさ密度
η 凝集度

Claims (7)

  1. 少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有する現像剤において、
    (a)かさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、
    (b)凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下であることを特徴とする現像剤。
  2. 収容された現像剤を自重で落下させて画像形成ユニット本体に供給する現像剤収容体において、
    (a)楔形の形状を有するくびれ部を備えた第1の収容部と、
    (b)円形の形状を有し、下端に、現像剤を画像形成ユニット本体に供給するための供給口が形成された第2の収容部とを有するとともに、
    (c)該第2の収容部の円形の中心と供給口の内側縁とを結ぶ線の成す角度をαとし、円形の中心とくびれ部の下端の内側縁とを結ぶ線の成す角度をβとしたとき、角度αが35〔°〕以上、かつ、45〔°〕以下であり、角度βが90〔°〕以上、かつ、110〔°〕以下であることを特徴とする現像剤収容体。
  3. 収容された現像剤を自重で落下させて画像形成ユニット本体に供給する現像剤収容体において、
    (a)前記現像剤は、少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有し、
    (b)前記現像剤のかさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、
    (c)前記現像剤の凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下であることを特徴とする現像剤収容体。
  4. 収容された現像剤を自重で落下させて画像形成ユニット本体に供給する現像剤収容体を備えた画像形成ユニットにおいて、
    (a)前記現像剤収容体は、楔形の形状を有するくびれ部を備えた第1の収容部、及び円形の形状を有し、下端に、現像剤を画像形成ユニット本体に供給するための供給口が形成された第2の収容部を有し、
    (c)前記現像剤収容体における前記第2の収容部の円形の中心と供給口の内側縁とを結ぶ線の成す角度をαとし、円形の中心とくびれ部の下端の内側縁とを結ぶ線の成す角度をβとしたとき、角度αが35〔°〕以上、かつ、45〔°〕以下であり、角度βが90〔°〕以上、かつ、110〔°〕以下であることを特徴とする画像形成ユニット。
  5. 収容された現像剤を自重で落下させて画像形成ユニット本体に供給する現像剤収容体を備えた画像形成ユニットにおいて、
    (a)前記現像剤は、少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有し、
    (b)前記現像剤のかさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、
    (c)前記現像剤の凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下であることを特徴とする画像形成ユニット。
  6. 収容された現像剤を自重で落下させて画像形成ユニット本体に供給する現像剤収容体を備えた画像形成装置において、
    (a)前記現像剤収容体は、楔形の形状を有するくびれ部を備えた第1の収容部、及び円形の形状を有し、下端に、現像剤を画像形成ユニット本体に供給するための供給口が形成された第2の収容部を有し、
    (c)前記現像剤収容体における前記第2の収容部の円形の中心と供給口の内側縁とを結ぶ線の成す角度をαとし、円形の中心とくびれ部の下端の内側縁とを結ぶ線の成す角度をβとしたとき、角度αが35〔°〕以上、かつ、45〔°〕以下であり、角度βが90〔°〕以上、かつ、110〔°〕以下であることを特徴とする画像形成装置。
  7. 収容された現像剤を自重で落下させて画像形成ユニット本体に供給する現像剤収容体を備えた画像形成装置において、
    (a)前記現像剤は、少なくとも結着樹脂から成る一次粒子と着色剤とを混合することによって作成されたトナー母粒子、及び該トナー母粒子の表面に添加される外添剤を有し、
    (b)前記現像剤のかさ密度が0.300〔g/ml〕以上、かつ、0.420〔g/ml〕以下であり、
    (c)前記現像剤の凝集度が10〔%〕以上、かつ、45〔%〕以下であることを特徴とする画像形成装置。
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