JP6678546B2 - ばねシート部材及びばね組立て体 - Google Patents

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本発明は、自動車のロックアップダンパー用等のばね組立て体に供されるばねシート部材及びこのばねシート部材を用いたばね組立て体に関する。
一般に、ロックアップダンパー用等のばね組立て体では、コイルばねの座巻部にばねシート部材を圧入している。この場合、コイルばね側の寸法ばらつきが大きいと、圧入によってコイルばねの破損、ばねシート部材の傾き等の問題があった。
このため、ばねシート部材を数種類準備し、コイルばねに合ったばねシート部材を選定し圧入していた。
これに対し、特許文献1に記載のばねシート部材は、シート本体と板ばねとの組み合わせとしたものである。
このばねシート部材は、カップ状断面の板ばねの周壁部を構成する複数の係合片が、シート軸方向のスリットにより分断されており、この係合片がシート軸方向の一端を基部として径方向へ弾性変形する構造となっている。
したがって、コイルばね側の寸法ばらつきを板ばねの弾性変形により吸収でき、1種類のばねシート部材で対応できる等、単なる圧入による一般的な構造に比較して多くの利点がある。
しかし、かかる構造で、シート軸方向のスリットにより分断された係合片の変形部分が短くなる傾向があり、コイルばね取付時に高い応力が係合片の基部に働いて基部が塑性変形し易く、コイルばねの脱落を招き易いという問題があった。
さらに、シート本体と板ばねとの間に無駄な隙間があるため、板ばねがシート本体に対して傾く恐れもあり、コイルばねに組み付けてロックアップダンパー等に取り付けると、コイルばねの支持が安定せず、捻り振動時に動作が不安定になると言う問題があった。
特開2013−87866号公報
解決しようとする問題点は、1種類のばねシート部材で対応できるなど多くの利点はあるが、変形し易く、コイルばねの脱落を招き易く、コイルばねの支持が安定しない点である。
本発明は、1種類のばねシート部材で対応でき、変形し難く、コイルばねの脱落を確実に抑制し、コイルばねの支持を安定させることを可能とするため、コイルばねの座巻部を受けるための座部及びこの座部からシート軸方向に延出された軸部に板ばね係止部を有するシート本体と、前記軸部に遊嵌し前記板ばね係止部にシート軸方向に抜け止め係止された横断面C状の板ばねと、前記板ばねに備えられ前記コイルばねの座巻部に係合してシート軸方向への抜け止めを行なうコイル係止部とを備え、前記板ばねを備えた軸部を前記座巻部の内径部へ圧入すると前記コイル係止部がシート径方向への荷重を受けて弾性変形することに基づき前記板ばねが前記軸部と共に前記座巻部に嵌合することを特徴とする。
本発明は、上記構成であるから、コイルばねの座巻部にばねシート部材を圧入配置したとき、コイル係止部が座巻部の内径部からシート径方向への荷重を受けて弾性変形することに基づき板ばねが軸部と共に座巻部に嵌合する。この圧入配置により、コイルばね側の寸法ばらつきは、板ばねの弾性変形により吸収することができる。
こうして、本発明のばねシート部材では、1種類のばねシート部材でコイルばね側の寸法ばらつきに対応できる等の利点が得られる。
しかも、板ばねの変形を周方向での曲げとして変形部分を長くすることができ、塑性変形を抑制し、コイルばねのばねシート部材からの脱落を招き難くすることができる。
さらに、軸部の周りに断面C状の板ばねが嵌合し、この板ばねを備えた軸部が座巻部に嵌合する形態であり、相互間の隙間に無駄な隙間の発生を抑制し易く、コイルばねの支持が安定する。
ばね組立て体の正面図である。(実施例1) ばね組立て体の要部分解斜視図である。(実施例1) コイルばね及び板ばねを断面にしたばね組立て体の要部断面図である。(実施例1) ばねシート部材の斜視図である。(実施例1) ばねシート部材の分解斜視図である。(実施例1) ばねシート部材の斜視図である。(実施例2) ばねシート部材の分解斜視図である。(実施例2) ばねシート部材の斜視図である。(実施例3) ばねシート部材の分解斜視図である。(実施例3) ばねシート部材の斜視図である。(実施例4) ばねシート部材の分解斜視図である。(実施例4)
1種類のばねシート部材で対応でき、且つ変形し難く、コイルばねの脱落を確実に抑制し、コイルばねの支持を安定させることを可能にするという目的を、コイルばねの座巻部を受けるための座部及びこの座部からシート軸方向に延出された軸部に板ばね係止部を有するシート本体と、前記軸部に遊嵌し前記板ばね係止部にシート軸方向に抜け止め係止された横断面C状の板ばねと、前記板ばねに備えられ前記コイルばねの座巻部に係合してシート軸方向への抜け止めを行なうコイル係止部とを備え、前記板ばねを備えた軸部を前記座巻部の内径部へ圧入すると前記コイル係止部がシート径方向への荷重を受けて弾性変形することに基づき前記板ばねが前記軸部と共に前記座巻部に嵌合し、前記板ばねは、シート軸方向の寸法が前記座部及び板ばね係止部対向間の寸法と同等であり、前記コイル係止部が、前記板ばねのコイル軸方向中間部にシート周方向に沿って形成されたコイル係止突条部であり、前記コイル係止突条部が前記弾性変形により前記座巻部を通過することで前記座巻部への嵌合を行うことで実現した。
前記板ばねは、シート軸方向の寸法が前記軸部の寸法と同等であり、前記板ばねは、前記板ばね係止部に抜け止め係合する係合段部を内周側に有し、前記コイル係止部が、前記板ばねのシート軸方向端部でシート周方向に沿って形成されたコイル係止突条部であり、 前記コイル係止突条部が前記弾性変形により前記座巻部を通過することで前記座巻部への嵌合を行ってもよい。
前記板ばねは、シート軸方向の寸法が前記座部及び板ばね係止部間の寸法と同等であり、前記コイル係止部が、前記板ばねのシート軸方向に沿って形成されたコイル係止突条部であり、前記コイル係止突条部が前記弾性変形により前記座巻部に摩擦係合して前記座巻部への嵌合を行ってもよい。
前記コイル係止部は、前記板ばねの折り曲げ形成又は前記板ばねの部分的な厚肉形成により備えられてもよい。
前記板ばねは、前記座部に当接するフランジ部を有し、前記コイルばねの座巻部を、前記フランジ部を介して前記座部に受けてもよい。
前記板ばねを備えた軸部を前記座巻部の内径部へ圧入配置し前記コイル係止部を前記座巻部に弾接させて前記コイルばねの座巻部に前記ばねシート部材を取り付けてもよい。
[ばね組立て体]
図1は、ばね組立て体の正面図、図2は、ばね組立て体の要部分解斜視図、図3は、コイルばね及び板ばねを断面にしたばね組立て体の要部断面図である。なお、以下の説明において、シート中心とは、ばねシート部材の軸部の中心、シート軸方向とは、ばねシート部材の軸部の軸心方向、シート径方向とは、軸部の径方向、シート周方向とは、軸部の周方向を意味する。
図1〜図3で示すばねシート部材1を用いたばね組立て体3は、例えば、自動車のトランスミッションに使用されるロックアップダンパー用スプリング組立て体として構成されたものである。
コイルばね5は、所定の有効巻数のコイル部7と、コイル部7両端部に形成された座巻部9とを有している。コイルばね5の両座巻部9に、ばねシート部材1を取り付けた。但し、図面では、ばねシート部材1を一方の座巻部9にのみ取り付けた状態を示している。ばねシート部材1は、必要に応じてコイルばね5の一方の座巻部9のみに取り付けることができる。
本実施例において、座巻部9は、双方ともにコイル巻線11の先端11aから3/4周程度まで座面研磨が行なわれ、座面13が形成されている。
なお、コイルばね5に対するばねシート部材1の取り付け状態は、さらに後述する。
[ばねシート部材]
図4は、ばねシート部材の斜視図、図5は、ばねシート部材の分解斜視図である。
図2〜図5のように、ばねシート部材1は、シート本体15に板ばね17を組み付けたものである。
シート本体15は、金属、樹脂等で形成され、座部19と軸部21とを一体に備えている。このシート本体15が金属で形成されるとき、プレス加工、切削加工、鍛造加工等により形成することができる。
座部19は、コイルばね5の座巻部9に当接して受けるためのものであり、平面から見て円形フランジ状に形成され、座受け面19aと円形の外周面19bとを有している。
軸部21は、座部19と同心に形成され、座部19よりも小径に形成され、座部19からシート軸方向に延出されている。軸部21の軸長は、コイルばね5の有効巻部の2巻目が軸部21から外れる程度に設定されている。但し、軸部21は、コイルばね5の座巻部9に配置できればよく、その長さは、適宜変更することができる。
この軸部21は、軸部本体21aと板ばね係止部21bとからなっている。板ばね係止部21bは、軸部本体21aの先端に備えられ、シート径方向に突出し周回状に形成されている。板ばね係止部21bの外径は、コイルばね5の座巻部9の内径よりも小さく形成され、板ばね係止面21baを有している。
板ばね17は、一定の径を有する軸部本体21aに嵌合し板ばね係止部21bにシート軸方向に抜け止め係止されてコイルばね5の座巻部9に嵌合する。この板ばね17は、ばね材により横断面C状に形成され、基本形状のほぼ円形の筒状部17aにコイル係止部としてコイル係止突条部17bを有し、シート軸方向に沿った直状で一定幅の軸方向スリット25が形成されている。この場合、横断面C状とは、厳格な横断面C形状を意味するものではなく、軸部本体21aに嵌合する板ばね17の外周部にスリットが形成され、板ばね17がスリットにより軸部本体21aを締め付ける方向、或いはスリット開き方向に撓み得る断面形状を広く含むものである。従って、横断面C形状は、横断面が楕円型、多角形型、花びら型等を基礎とする形状にスリットを備えたものでも良い。横断面C形状の意味は、他の実施例でも同様である。
筒状部17aは、コイル係止突条部17bのシート軸方向の両側に筒状嵌合部17aaと筒状係合部17abとを備えている。筒状嵌合部17aaと筒状係合部17abとは、同径に形成されている。但し、筒状嵌合部17aaの径を筒状係合部17abに対して相対的に大径に形成することもできる。
軸方向スリット25は、板ばね17の弾性変形を許容するためのものであり、一定幅、直状に限らず、幅を変化させ、或いはかぎ状、湾曲状に形成することもできる。
板ばね17の筒状部17aのシート軸方向の寸法は、座部19及び板ばね係止部21b対向間の寸法、すなわち板ばね係止部21bを含まない軸部本体21aの軸長と同等に設定されている。この設定により板ばね17が、軸部本体21aに嵌合して座部19及び板ばね係止部21b間に配置され、筒状部17aのシート軸方向両縁が座部19と板ばね係止部21bとに位置決めされる構成となっている。但し、板ばね17の筒状部17aのシート軸方向の寸法は、座部19及び板ばね係止部21b間の間隔よりも短く形成することもできる。
板ばね17の筒状部17aの外径は、自由状態においてコイルばね5の座巻部9の内径よりも僅かに大きく形成されている。筒状部17aの外径は、座巻部9の内径と同等、又はこれよりも僅かに小さく形成することもできる。板ばね17は、自由状態で板ばね係止部21bからシート径方向へ外れない程度に設定されている。
板ばね17の筒状部17aの内径は、軸部本体21aの外径よりも大きく、筒状部17aが軸部本体21aに遊嵌する。つまり、筒状部17aが軸部本体21aに遊嵌するとき、自由状態で、筒状部17aの内面と軸部本体21aの外周面との間に適度な隙間が形成される。この隙間により、板ばね17がシート周方向での曲げ変形によりシート径方向へ弾性変形可能となる。
板ばね17の筒状部17aと軸部本体21aの外周面との間の隙間は、筒状嵌合部17aaがコイルばね5の座巻部9に嵌合する取り付け後には筒状嵌合部17aaの弾性変形により小さくなる。取り付け後のこの隙間は、なくすこともできる。
板ばね17のコイル係止突条部17bは、シート軸方向の中間部で筒状係合部17ab寄りにシート周方向に沿って周回状に備えられている。コイル係止突条部17bは、座巻部9をシート軸方向に係合させて抜け止めを行なうものである。コイル係止突条部17bは、プレスによる折曲げ形成によりシート径方向外側へ突出している。このコイル係止突条部17bは、ほぼ円形の筒状突面17baとテーパー面17bb、17bcとを有して筒状部17aから突出している。筒状突面17baの外径が板ばね17の自由状態で座巻部9の内径よりも大径となるように形成されている。
コイル係止突条部17bは、座巻部9をシート軸方向に係合させることができればよく、周回状に限らず、シート周方向所定間隔で部分的に形成した複数の突部に代えることもできる。コイル係止突条部17bの断面形状も筒状突面17baとテーパー面17bb、17bcとの組み合わせに限らず、断面円弧状等に形成することもできる。
[板ばねの組み付け]
シート本体15への板ばね17の組み付け時は、図5のように、まずシート本体15及び板ばね17をシート軸方向に対向させる。
この状態で板ばね17の軸方向スリット25を開き、横断面C状を弾性力に抗して拡大させ、板ばね17をシート本体15の板ばね係止部21b側から押し込む。
この押し込みで板ばね17は、板ばね係止部21bを摺動し、軸部本体21aに至る。
軸部本体21aでは、板ばね17の弾性復帰により板ばね17が軸部本体21aに嵌合する。
この嵌合で、板ばね17は、筒状嵌合部17aaの縁部が座部19の座受け面19aに対向し、筒状係合部17abの縁部が板ばね係止部21bの板ばね係止面21baに対向する。これらの対向は、隙間が無くてもよく、重力方向により一方が適度な隙間を有しても良い。
したがって、板ばね17は、筒状部17aが座部19及び板ばね係止部21b間に配置位置決められ、筒状部17aの内面と軸部本体21abの内周面との間に、弾性変形用の隙間が形成される。
[コイルばねへの組み付け]
前記板ばね17を備えた軸部21をコイルばね5の座巻部9の内径部へ圧入するときコイル係止突条部17bがシート径方向への荷重を受けて弾性変形することに基づき嵌合する。
具体的には、コイルばね5のコイル軸心にばねシート部材1のシート軸心を合わせるようにして板ばね係止部21b側を座巻部9に対向させる。
この状態からばねシート部材1を座巻部9に押し込む。この押し込みにより筒状係合部17abの縁部が座巻部9の内周側で断面方向の円弧にガイドされて圧入が進行し、ついでばねシート部材1のコイル係止突条部17bのテーパー面17bbが座巻部9に当接する。
さらに押し込むと座巻部9からコイル係止突条部17bが径方向内側への荷重受けて径を収縮させるように弾性変形する。このとき、テーパー面17bbは圧入配置のガイドとなる。
板ばね17側の弾性変形と共に筒状突面17baが座巻部9を通過し、テーパー面17bcがガイドとなってコイル係止突条部17bが座巻部9を通過する。
この通過により、板ばね17が若干弾性復帰し、図3のように筒状嵌合部17aaが座巻部9に嵌合して弾接する。
この嵌合状態でコイル係止突条部17bのテーパー面17bcが座巻部9に弾接し、或いは隙間なしで対向し、若しくは僅かな隙間で対向する。
座巻部9の一部がテーパー面17bcに係合する状態で、コイル部7の一巻目がコイル係止突条部17bを乗り越える。
[ばねシート部材の作用]
ばねシート部材1がコイルばね5の座巻部9に圧入配置されると、板ばね17の筒状部17aの筒状嵌合部17aaが、コイル係止突条部17bと座部19との間で座巻部9に嵌合し、板ばね17から座巻部9にシート径方向外側への付勢力が発生する。この付勢力は、板ばね17のシート周方向での曲げ変形により発生する。
このとき、板ばね17の筒状部17aの内面と軸部本体21aの外周面との間の隙間は、板ばね17の弾性変形により小さくなるか、なくなるため、コイルばね5とばねシート部材1との芯を合わせ、がたつきを抑制することができる。
コイル係止突条部17bのテーパー面17bcは、座巻部9に弾性的に係合し、座巻部9を抜け方向に係止する。なお、テーパー面17bcによる係合は、抜け方向の荷重が働いた場合に発生させるようにすることもできる。
ばねシート部材1に抜け方向の荷重が働くときは、座巻部9がコイル係止突条部17bのテーパー面17bcに対する係合を強め、或いはばねシート部材1に抜け方向の荷重が働いたときに座巻部9がコイル係止突条部17bのテーパー面17bcに係合し、板ばね17は、シート本体15の板ばね係止部21bの板ばね係止面21baに係合して受け止められる。
かかるばねシート部材1を用いたばね組立て体3は、例えば、自動車のトランスミッションに使用されるロックアップダンパー用スプリング組立て体として構成される。
ロックアップクラッチにトルク変動が入力されると、各ばね組立て体3が円周方向に圧縮され、次に元の状態に戻るという動作を繰り返す。このようにしてばね組立て体3が捩じり振動を吸収し絶縁する。
この捩じり振動伝達時に、コイルばね5とばねシート部材1との芯ずれが上記のように抑制されているため、コイルばね5及びばねシート部材1は円周方向に同じように動作することができる。この結果、超高速回転及び超高負荷入力状態における捩じり振動によってコイルばね5が捩じれても、コイルばね5とばねシート部材1との動作は一体的となる。
コイルばね5とばねシート部材1との固定は、板ばね17を介しており、シート部材1及びコイルばね5間の当接を緩衝することができる。
[実施例1の効果]
本発明実施例1のばねシート部材1は、コイルばね5の座巻部9を受けるための座部19及びこの座部19からシート軸方向に延出された軸部21に板ばね係止部21bを有するシート本体15と、軸部21に遊嵌し板ばね係止部21bにシート軸方向に抜け止め係止された横断面C状の板ばね17と、板ばね17に備えられコイルばね5の座巻部9をシート軸方向に係合させて抜け止めを行なうコイル係止突条部17bとを備え、板ばね17を備えた軸部21を座巻部9の内径部へ圧入するとコイル係止突条部17bがシート径方向への荷重を受けて弾性変形することに基づき板ばね17が軸部21と共に座巻部9に嵌合することができる。
このため、コイルばね5の座巻部9にばねシート部材1を圧入したとき、板ばね17が座巻部9の内径部に嵌合して弾接することができる。この弾接によりコイルばね5側の寸法ばらつきを吸収することができる。
こうして、本実施例のばねシート部材1では、1種類のばねシート部材1でコイルばね5側の寸法ばらつきに対応できる等の利点が得られる。
座巻部9への取り付け状態では、板ばね17の筒状嵌合部17aaが座巻部9に対しシート径方向に弾接することができ、筒状嵌合部17aaと軸部本体21aとの間の隙間も小さくするか、なくすことができ、コイルばね5のがたつきを抑制することができる。
特に、板ばね17は、シート軸方向の幅を十分に採ることができるから断面係数を従来のものより高くすることができ、ばねシート部材1に抜け方向の荷重が働いて座巻部9が板ばね17のコイル係止突条部17bに係合し、或いは係合を強めたとき、板ばね17は、大きくは変形し難く、座巻部9を確実に受け止めることができる。
したがって、ばねシート部材1を座巻部9へ確実に係合させ、コイルばね5の脱落を確実に抑制できる。
座巻部9が板ばね17のコイル係止突条部17bに係合し、或いは係合を強めるとき、テーパー面17bcに係合して付勢力がシート径方向にも働くから、板ばね17は、軸部本体21aに径方向に受け止められ、板ばね17は、大きくは変形し難く、座巻部9をより確実に受け止めることができる。
前記板ばね17は、シート軸方向の寸法が座部19及び板ばね係止部21b間の寸法と同等であるため、座巻部9からコイル係止突条部17bに入力された荷重を板ばね17から板ばね係止部21bを介してシート本体15へ確実に伝達し、板ばね17に座巻部9をより確実に係合させて受け止め、コイルばね5の脱落をより確実に抑制できる。
板ばね17の筒状嵌合部17aaを座巻部9に弾接させ、筒状嵌合部17aaと軸部本体21aとの間の隙間を無くし、或いは小さくすることで板ばね17と座巻部9との間の隙間形成を抑制し、座巻部9をがたつき無く組み付けることができ、コイルばね5の脱落を確実に抑制できる。
板ばね17が座巻部9の内径部に接触しても接触力を板ばね17の弾性により緩衝することができ、コイルばね5の強度低下が生じにくく、コイルばね5の破損を抑制し、耐久性を向上させることができる。
コイルばね5に抜け力が働いたとき、テーパー面17bcに対する接触によっても荷重分散ができ、緩衝により耐久性を向上させることができる。
ロックアップダンパー用スプリング組立て体として構成した場合は、超高速回転及び超高負荷入力状態における捩じり振動によってコイルばね5が捩じれても、コイルばね5とばねシート部材1との芯ずれは抑制されているから動作は安定し、ばね組立て体3の振動吸収性能が低下しにくい。
図6、図7は、実施例2に係り、図6は、ばねシート部材の斜視図、図7は、ばねシート部材の分解斜視図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には同符号にAを付して説明し、重複した説明は省略する。
図6、図7のばねシート部材1Aは、実施例1と同様にばね組み立て体として構成され、コイルばねの両座巻部、或いは一方の座巻部に取り付けられている。但し、コイルばねの図示は省略し、図1〜図3を参照する。
本実施例2のばねシート部材1Aは、板ばね17Aのコイル係止部であるコイル係止突条部17Abが、板ばね17Aの部分的な厚肉形成により備えられている。コイル係止突条部17Abは、実施例1と同様に、筒状部17aのシート軸方向の中間部に形成され、本実施例では、シート軸方向の中央に備えられている。
筒状部17Aaに対するコイル係止突条部17Abの形成は、プレス、切削、鍛造等により行うことができる。
板ばね17Aの板厚を、実施例1の折曲げ形成よりも厚くすることができ、板ばね17Aの剛性をさらに高め、板ばね17Aに座巻部9(図1)をより確実に係合させて受け止め、コイルばね5の脱落をより確実に抑制できる。
筒状部17Aaには、凹部17Aacがシート軸方向の両縁部にそれぞれ一対形成されている。凹部17Aacは、軸方向スリット25Aに対向する位置に形成され、軸方向スリット25Aの幅と同等の幅で周方向に離間配置されている。凹部17Aacの存在により、板ばね17Aの板厚を厚くしても、凹部17Aacを起点とした変形を許容し、軸方向スリット25A側の開き動作、閉じ動作の変位を容易とする。
コイル係止突条部17Abは、筒状突面17Abaの両側が筒状部17Aaに対する段部17Abb及びコイル係止段部17Abcとなり、テーパー面は形成されていない。
軸部21Aの板ばね係止部21Abは、テーパー状の外周面21Abbを備えている。外周面21Abbは、板ばね17Aを軸部本体21Aaに組み付けるときのガイドとなり、板ばね17Aが実施例1の板ばね17に比較して相対的に厚くても軸部本体21Aaへの組み付けを容易にすることができる。
板ばね17Aの筒状部17Aaのシート軸方向の寸法の設定は、軸部本体21Aaの軸長に対して同様にすることができる。
座巻部9は、本実施例においてコイル係止突条部17Abのコイル係止段部17Abcに係合して抜け止めが行なわれる。
その他、本実施例においても、板ばね17Aを備えたばねシート部材1Aにより、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
図8、図9は、実施例3に係り、図8は、ばねシート部材の斜視図、図9は、ばねシート部材の分解斜視図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には同符号にBを付して説明し、重複した説明は省略する。
図8、図9のばねシート部材1Bは、実施例1と同様にばね組み立て体として構成され、コイルばねの両座巻部、或いは一方の座巻部に取り付けられている。但し、コイルばねの図示は省略し、図1〜図3を参照する。
本実施例3のばねシート部材1Bは、板ばね17Bのシート軸方向の寸法が軸部21Bの寸法と同等に設定されている。板ばね17Bは、内周側に板ばね係合段部17Bcをシート周方向で周回状に有している。板ばね係合段部17Bcは、板ばね係止部21Bbの板ばね係止段部21Bbaに抜け止め係合する。板ばね係止部21Bbの外周面21Bbbは、先細のテーパー状に形成されている。
板ばね17Bのコイル係止部であるコイル係止突条部17Bbは、板ばね17Bのシート軸方向端部でシート周方向に沿って周回状に形成されている。コイル係止突条部17Bbは、板ばね係止部21Bbに嵌合するように断面が対応して形成され、テーパー形状の筒状突面17Bbaとコイル係止段部17Bbcとからなっている。コイル係止段部17Bbcは、板ばね係合段部17Bcに位置的に対応している。
板ばね係合段部17Bcのコイル係止突条部17Bb底面からのシート軸方向寸法は、板ばね係止段部21Bbaの座受け面19Baからのシート軸方向寸法とほぼ等しく設定されている。但し、板ばね17Bのシート軸方向寸法を変えずに、筒状突面17Bbaのシート軸方向寸法を拡大すると共に板ばね係合段部17Bcを径方向内側に拡大することで係合構造を維持させ、板ばね係合段部17Bcを板ばね係止段部21Bbaからシート軸方向に離間させる形態にすることもできる。
板ばね17Bは、座部19Bに当接するフランジ部17Bdを有し、コイルばね5(図1)の座巻部9を、フランジ部17Bdを介して座部19Bに受ける。
この板ばね17Bの形状は、プレス、切削、鍛造などにより形成することができる。
シート本体15Bへの板ばね17Bの組み付け時は、シート本体15Bの板ばね係止部21Bb先端に板ばね17Bの内径部をシート軸方向に対向させる。
この状態で板ばね17Bを板ばね係止部21Bb側から押し込む。この押し込みで板ばね17Bが板ばね係止部21Bbの外周面21Bbbのテーパー形状によりガイドされながら軸方向スリット25Bが開かれ、板ばね17Bの筒状部17Baが板ばね係止部21Bbを通過して軸部本体21Baに嵌合する。
この嵌合状態では、板ばね係合段部17Bcが板ばね係止段部21Bbaに係合して抜け止めが行なわれ、フランジ部17Bdが座部19Bに当接して受けられ、図8の組み付け状態となる。この組み付け状態において、筒状部17Baと軸部本体21Baとの間、板ばね係止部21Bbの外周面21Bbbとコイル係止突条部17Bbの内周面との間に、実施例1と同様な隙間が形成され、板ばね係合段部17Bcが板ばね係止段部21Bbaに若干係合する。
ばねシート部材1Bをコイルばね5へ組み付ける時は、板ばね17Bのコイル係止突条部17Bbのテーパー形状の筒状突面17Bbaがガイドとなり、ばねシート部材1Bにコイルばね5を容易に組み付けることができる。
また、板ばね17Bがフランジ部17Bdを備えたことによって、フランジ部17Bdとコイル係止突条部17Bbのコイル係止段部17Bbcとの間の間隔を正確に決めることができ、板ばね17Bを介したばねシート部材1Bの座巻部9(図1)への組付けを、がたつき無くより確実に行なわせることができる。
その他、本実施例においても、板ばね17Bを備えたばねシート部材1Bにより、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
図10、図11は、実施例4に係り、図10は、ばねシート部材の斜視図、図11は、ばねシート部材の分解斜視図である。なお、基本的な構成は実施例1と同様であり、同一構成部分には同符号を付し、対応する構成部分には同符号にCを付して説明し、重複した説明は省略する。
図10、図11のばねシート部材1Cは、実施例1と同様にばね組み立て体として構成され、コイルばねの両座巻部、或いは一方の座巻部に取り付けられている。但し、コイルばねの図示は省略し、図1〜図3を参照する。
本実施例4のばねシート部材1Cは、板ばね17Cのシート軸方向の寸法が座部19C及び板ばね係止部21Cb間の寸法と同等に設定されている。但し、板ばね17Cのシート軸方向寸法をより短く設定することも可能である。コイル係止部は、板ばね17Cのシート軸方向に沿ったコイル係止突条部17Cbで構成されている。コイル係止突条部17Cbは、周方向に一定間隔で複数形成されている。
板ばね17Cのコイル係止突条部17Cbの形状は、板材の折曲げなどにより断面多角形状に形成されて角部により構成されている。コイル係止突条部17Cbの角部には、若干のアールが付与され、コイルばね5(図1)の内径部への接触面積を増大し、接触圧を緩和している。
軸部21Cは、実施例3と同様に形成され、板ばね係止部21Cbが板ばね係止段部21Cbaとテーパー形状の外周面21Cbbとにより構成されている。
シート本体15Cへの板ばね17Cの組み付け時は、シート本体15Cの板ばね係止部21Cb先端に板ばね17Cの内周部をシート軸方向に対向させる。
この状態で板ばね17Cを板ばね係止部21Cb側から押し込む。この押し込みで板ばね17Cが板ばね係止部21Cbの外周面21Cbbのテーパー形状によりガイドされながら軸方向スリット25Cが開かれ、板ばね17Cが板ばね係止部21Cbを通過して軸部本体21Caに嵌合する。
この嵌合状態では、板ばね17Cが座部19Cに受けられると共に板ばね係止段部21Cbaに係合して抜け止めが行なわれる。コイル係止突条部17Cbは、板ばね係止段部21Cbaから若干外周側へ突出し、内面側が軸部本体21Caに対し、実施例1同様の隙間を有している。各コイル係止突条部17Cb間の平坦部において板ばね17Cと軸部本体21Caとの間に隙間があってもなくてもよい。
コイルばね5への組み付け時は、軸部21Cの板ばね係止部21Cbの外周面21Cbbのテーパー形状がガイドとなり、ばねシート部材1Cにコイルばね5を容易に組み付けることができる。
組み付け後は、コイル係止突条部17Cbが座巻部9(図1)の内径部に弾接し、摩擦係合する。
ばねシート部材1Cに抜け方向の荷重が働くときは、座巻部9がコイル係止突条部17Cbに摩擦係合すると共に、軸部21Cの板ばね係止段部21Cbaにも若干係合することができ、抜け止めを行なわせることができる。
その他、本実施例においても、板ばね17Cを備えたばねシート部材1Cにより、実施例1と同様な作用効果を奏することができる。
[その他]
実施例1のテーパー面17bb、17bcは、テーパーをなくした直交面、湾曲面等で形成することもできる。
実施例3の板ばね係止部21Bbの外周面21Bbb及びテーパー形状の筒状突面17Bbaは、先細であれば湾曲面等に形成することもでき、或いは先細ではなく直状面に形成することもできる。 実施例2の部分的な厚肉形成によるコイル係止部は、実施例1、3、4の構造にも適用することができる。
実施例2,3,4のテーパー状の外周面21Abb、21Bbb、21Cbbは、実施例1にも適用できる。
実施例3のフランジ部を備えた板ばねの構造は、実施例1、2、4の構造にも適用することができる。
実施例2,3,4のテーパー状の外周面21Abb、21Bbb、21Cbbを省略し、実施例1同様の形態にすることもできる。
1、1A、1B、1C ばねシート部材
3 ばね組立て体
5 コイルばね
9 座巻部
15、15A、15B、15C シート本体
17、17A、17B、17C 板ばね
17b、17Ab、17Bb、17Cb コイル係止突条部(コイル径止部)
17Bd フランジ部
19、19A、19B、19C 座部
21、21A、21B、21C 軸部
21b、21Ab、21Bb、21Cb 板ばね係止部

Claims (7)

  1. コイルばねの座巻部を受けるための座部及びこの座部からシート軸方向に延出された軸部に板ばね係止部を有するシート本体と、
    前記軸部に遊嵌し前記板ばね係止部にシート軸方向に抜け止め係止された横断面C状の板ばねと、
    前記板ばねに備えられ前記コイルばねの座巻部に係合してシート軸方向への抜け止めを行なうコイル係止部とを備え、
    前記板ばねを備えた軸部を前記座巻部の内径部へ圧入すると前記コイル係止部がシート径方向への荷重を受けて弾性変形することに基づき前記板ばねが前記軸部と共に前記座巻部に嵌合する、
    ことを特徴とするばねシート部材。
  2. 請求項1記載のばねシート部材であって、
    前記板ばねは、シート軸方向の寸法が前記座部及び板ばね係止部間の寸法と同等であり、
    前記コイル係止部が、前記板ばねのコイル軸方向中間部にシート周方向に沿って形成されたコイル係止突条部であり、
    前記コイル係止突条部が前記弾性変形により前記座巻部を通過することで前記座巻部への嵌合を行う、
    ことを特徴とするばねシート部材。
  3. 請求項1記載のばねシート部材であって、
    前記板ばねは、シート軸方向の寸法が前記軸部の寸法と同等であり、
    前記板ばねは、前記板ばね係止部に抜け止め係合する板ばね係合段部を内周側に有し、
    前記コイル係止部が、前記板ばねのシート軸方向端部でシート周方向に沿って形成されたコイル係止突条部であり、
    前記コイル係止突条部が前記弾性変形により前記座巻部を通過することで前記座巻部への嵌合を行う、
    ことを特徴とするばねシート部材。
  4. 請求項1記載のばねシート部材であって、
    前記板ばねは、シート軸方向の寸法が前記座部及び板ばね係止部間の寸法と同等であり、
    前記コイル係止部が、前記板ばねのシート軸方向に沿って形成されたたコイル係止突条部であり、
    前記コイル係止突条部が前記弾性変形により前記座巻部に摩擦係合して前記座巻部への嵌合を行う、
    ことを特徴とするばねシート部材。
  5. 請求項1〜4の何れか1項に記載のばねシート部材であって、
    前記コイル係止部は、前記板ばねの折り曲げ形成又は前記板ばねの部分的な厚肉形成により備えられた、
    ことを特徴とするばねシート部材。
  6. 請求項1〜5の何れか1項に記載のばねシート部材であって、
    前記板ばねは、前記座部に当接するフランジ部を有し、
    前記コイルばねの座巻部を、前記フランジ部を介して前記座部に受ける、
    ことを特徴とするばねシート部材。
  7. 請求項1〜6の何れか1項に記載のばねシート部材を用いたばね組立て体であって、
    前記板ばねを備えた軸部を前記座巻部の内径部へ圧入配置して前記コイルばねの座巻部に前記ばねシート部材を取り付けた、
    ことを特徴とするばね組立て体。
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