JP6677630B2 - 携帯無線装置 - Google Patents

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Description

本発明は、携帯無線装置に関する。
例えば、特許文献1には、主回路基板からの高周波信号を、同軸ケーブルを経由してアンテナ用基板に伝送する構造を採用した携帯無線装置が開示されている。
特開2010−258826号公報
携帯無線装置の小型化への要求は、益々高まっている。携帯無線装置のより小型化に寄与する、上記同軸ケーブルを用いた構造に代わる新規構造が求められている。
かかる点に鑑みてなされた本発明の目的は、より小型化に寄与し得る携帯無線装置を提供することにある。
本発明の一実施形態に係る携帯無線装置は、第1基板と、前記第1基板と物理的に分離された第2基板と、第1接続部材と、第2接続部材とを備える。前記第1接続部材は、前記第1基板に形成された高周波信号の信号配線と前記第2基板に形成された高周波信号の信号配線とを電気的に接続する。前記第2接続部材は、前記第1基板に形成された接地配線と前記第2基板に形成された接地配線とを電気的に接続する。前記第1基板における、前記第1接続部材から前記第2接続部材が配置されていない側の端部までの幅は、前記信号配線を伝搬する高周波信号の波長の1/4以下の長さである。
本発明の一実施形態に係る携帯無線装置は、第1基板と第2基板とが、高周波信号の信号配線を接続するための第1接続部材と、接地配線を接続するための第2接続部材とによって、電気的に接続されている携帯無線装置である。前記第1基板における、前記第1接続部材から前記第2接続部材が配置されていない側の端部までの幅は、前記信号配線を伝搬する高周波信号の波長の1/4以下の長さである。
本発明の一実施形態に係る携帯無線装置によれば、携帯無線装置をより小型化することができる。
本発明の第1実施形態に係る携帯無線装置の概略構成を示す外観斜視図である。 図1に示す携帯無線装置の分解斜視図である。 図1に示すA―A線に沿った断面図である。 比較例1に係る携帯無線装置の断面図である。 図3に示す範囲Bの拡大斜視図である。 本発明の第1実施形態におけるシミュレーションによる電界分布を示す図である。 本発明の第1実施形態における周波数と伝送損失の関係を示す図である。 比較例2に係る、基板間の段差が小さくなる箇所に同軸ケーブルを組み込んだときの様子を示す図である。 変形例に係る構造を示す図である。 本発明の第2実施形態に係る構造を示す図である。 本発明の第2実施形態におけるシミュレーションによる電界分布を示す図である。 本発明の第2実施形態における周波数と伝送損失の関係を示す図である。
以下、本発明に係る実施形態について、図面を参照して説明する。
(第1実施形態)
本発明の第1実施形態に係る携帯無線装置1の概略構成について、図1〜図3を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態に係る携帯無線装置1の概略構成を示す外観斜視図である。図2は、図1に示す携帯無線装置1の分解斜視図である。図3は、図1に示すA―A線に沿った断面図である。なお、携帯無線装置1の短手方向をx軸方向、携帯無線装置1の長手方向をy軸方向、及び、携帯無線装置1の厚さ方向をz軸方向とする。また、図3には、外部筐体10及びパネル15を図示していない。
携帯無線装置1は、例えば、スマートフォンである。代替例として携帯無線装置1は、スマートフォン以外の無線通信機能を備える携帯機器でもよい。例えば、携帯無線装置1は、携帯電話端末、ファブレット、タブレットPC、フィーチャーフォン、PDA、リモコン端末、携帯音楽プレイヤー、ゲーム機、電子書籍リーダ等でもよい。
携帯無線装置1は、外部筐体10と、内部筐体11と、基板12と、バッテリ13と、表示デバイス14と、パネル15と、接続部材16A,16Bと、第1接続部材16C,16Dと、第2接続部材17C,17D,18C,18Dとを備える。
外部筐体10は、例えば、金属及び硬化プラスチック等で形成される。外部筐体10は、例えば、長方形状であり、その上側に開口部を有する。外部筐体10の内部には、内部筐体11等が収容される。外部筐体10の開口部には、パネル15が取り付けられる。
内部筐体11は、例えば、樹脂筐体である。内部筐体11は、基板11A,11B,11Cを有する。基板11Aには、アンテナ21Aが形成される。基板11Bには、アンテナ21Bが形成される。基板11Cには、信号配線23B−2及び接地配線24D,25Dが形成される。アンテナ21A,21B、信号配線23B−2及び接地配線24D,25Dは、例えば、LDS(Laser Direct Structring)技術によって基板上に形成される。図2には、基板11Aにおける、アンテナ21Aの位置が破線で示されている。同様に、図2には、基板11Bにおける、アンテナ21Bの位置が破線で示されている。同様に、図2には、基板11Cにおける、信号配線23B−2及び接地配線24D,25Dの位置が破線で示されている。なお、信号配線23B−2は、ストリップ線路として形成されていてもよい。信号配線23B−2がストリップ線路として形成される場合、接地配線24D,25Dは、それぞれ、ストリップ線路におけるシールド配線層であってもよい。また、図2では、図2では、接地配線24Dと接地配線25Dとが別の配線として示されているが、接地配線24Dと接地配線25Dとは同一配線(すなわち同一配線層)であってもよい。
基板12は、例えば、多層基板である。基板12は、基板12Aと、基板12Bとを有する。基板12Aには、信号配線23A−1,23B−1及び接地配線24C,25Cが形成される。また、基板12Aには、高周波信号を送受信する電子部品22が配置される。基板12Bには、信号配線23B−3及び接地配線24E,25Eが形成される。図2には、基板12Aにおける、電子部品22、信号配線23A−1,23B−1及び接地配線24C,25Cの位置が破線で示されている。同様に、図2には、基板12Bにおける、信号配線23B−3及び接地配線24E,25Eの位置が破線で示されている。なお、信号配線23A−1,23B−1,23B−3は、ストリップ線路として形成されていてもよい。信号配線23A−1,23B−1がストリップ線路として形成される場合、接地配線24C,25Cは、それぞれ、ストリップ線路におけるシールド配線層であってもよい。同様に、信号配線23B−3がストリップ線路として形成される場合、接地配線24E,25Eは、それぞれ、ストリップ線路におけるシールド配線層であってもよい。また、図2では、接地配線24Cと接地配線25Cとが別の配線として示されているが、接地配線24Cと接地配線25Cとは同一配線(すなわち同一配線層)であってもよい。同様に、図2では、接地配線24Eと接地配線25Eとが別の配線として示されているが、接地配線24Eと接地配線25Eとは同一配線(すなわち同一配線層)であってもよい。
なお、基板12Aには、アンテナ21Aと信号配線23A−1等との間のインピーダンスを整合させる整合回路が配置されていてもよい。また、基板12Bには、アンテナ21Bと信号配線23B−1等との間のインピーダンスを整合させる整合回路が配置されていてもよい。
バッテリ13は、携帯無線装置1内の回路(例えば、電子部品22)等に電力を供給する。バッテリ13は、基板12Aの上方に配置される。
表示デバイス14は、例えば、LCD(Liquid Crystal Display)、有機EL(Electro Luminescence)又は無機EL等で構成される。表示デバイス14は、例えば、タッチスクリーンディスプレイである。タッチスクリーンディスプレイは、指又はスタイラスペン等の接触を検出して、その接触位置を特定する。表示デバイス14の上方には、パネル15の開口部15Aが配置される。ユーザは、開口部15Aから、表示デバイス14を視認等する。
パネル15は、例えば、アクリルの合成樹脂等で形成される。パネル15は、例えば、長方形状である。パネル15は、表示デバイス14と対向する位置に、開口部15Aを有する。
接続部材16A,16Bは、例えば、スプリングコネクタ等である。接続部材16A,16Bは、図2に示す円柱形状の他にも、角柱形状等の任意の形状とすることができる。接続部材16Aは、基板11Aに形成されたアンテナ21Aと、基板12Aに形成された信号配線23A−1とを電気的に接続する。接続部材16Bは、基板11Bに形成されたアンテナ21Bと、基板12Bに形成された信号配線23B−3とを電気的に接続する。
第1接続部材16C,16D及び第2接続部材17C,17D,18C,18Dは、例えば、スプリングコネクタ等である。第1接続部材16C,16D及び第2接続部材17C,17D,18C,18Dは、図2に示す円柱形状の他にも、角柱形状等の任意の形状とすることができる。
アンテナ21Aは、例えば、メインアンテナである。アンテナ21Bは、例えば、サブアンテナである。アンテナ21A,21Bは、電子部品22から供給される高周波信号を電磁波として放射する。また、アンテナ21A,21Bは、受信した電磁波を高周波信号に変換して、電子部品22に供給する。アンテナ21A,21Bは、図3に示すように、携帯無線装置1の端に配置される。これは、携帯無線装置1内の他の構成要素が、アンテナ21A,21Bによる電磁波の送受信を妨害してしまうことを防ぐためである。
電子部品22は、高周波信号を生成する。電子部品22が生成した高周波信号は、信号配線23A−1及び接続部材16Aを経由して、アンテナ21Aから送信される。また、電子部品22が生成した高周波信号は、信号配線23B−1,23B−2,23B−3及び接続部材16B,16C,16Dを経由して、アンテナ21Bから送信される。さらに、アンテナ21Aによって受信された高周波信号は、信号配線23A−1及び接続部材16Aを経由して、電子部品22に供給される。また、アンテナ21Bによって受信された高周波信号は、信号配線23B−1,23B−2,23B−3及び接続部材16B,16C,16Dを経由して、電子部品22に供給される。電子部品22は、供給された高周波信号を処理する。
本実施形態では、物理的に分離された2つの基板に形成された配線を、第1接続部材又は第2接続部材によって電気的に接続する構造を採用する。この構造は、携帯無線装置1の小型化に寄与する。以下、この構造について詳細に説明する。なお、以後、物理的に分離された2つの基板において、一方を「第1基板」と称し、他方を「第2基板」と称する。
第1接続部材16Cは、第1基板としての基板11Cに形成された信号配線23B−2と、第2基板としての基板12Aに形成された信号配線23B−1とを電気的に接続する。第2接続部材17Cは、第1基板としての基板11Cに形成された接地配線24Dと、第2基板としての基板12Aに形成された接地配線24Cとを電気的に接続する。第2接続部材18Cは、第1基板としての基板11Cに形成された接地配線25Dと、第2基板としての基板12Aに形成された接地配線25Cとを電気的に接続する。
第1接続部材16Dは、第1基板としての基板11Cに形成された信号配線23B−2と、第2基板としての基板12Bに形成された信号配線23B−3とを電気的に接続する。第2接続部材17Dは、第1基板としての基板11Cに形成された接地配線24Dと、第2基板としての基板12Bに形成された接地配線24Eとを電気的に接続する。第2接続部材18Dは、第1基板としての基板11Cに形成された接地配線25Dと、第2基板としての基板12Bに形成された接地配線25Eとを電気的に接続する。
以下、上記構造が携帯無線装置1の小型化に寄与する理由を、比較例を用いて説明する。
<比較例1>
まず、アンテナの配置位置について簡単に説明する。アンテナは、図3に示すz軸方向において、他の基板からの距離が一定間隔(以下、この間隔を「間隔t1」と表記する)以上となるように配置させる必要がある。これは、他の基板が、アンテナによる電磁波の送受信を妨害してしまうことを防ぐためである。図3の例では、アンテナ21Aの配置位置のz軸方向には、基板12Aが存在しないが、アンテナ21Bの配置位置のz軸方向には、基板12Bが存在している。そのため、図3の例では、アンテナ21Bの配置位置(アンテナ21B形成される基板11B)と基板12Bとの間の距離が、間隔t1にされている。ここで、この条件を満たしつつ、基板12A,12Bを同一基板としたときの携帯無線装置1aを図4に示す。
図4は、比較例1に係る携帯無線装置1aの断面図を示す図である。図4では、図3に示す基板12A,12Bの代わりに、基板12Cを用いている。基板12Cは、基板12A,12Bを同一基板としたものである。比較例1では、電子部品22が生成した高周波信号は、信号配線23X及び接続部材16Xを経由して、アンテナ21Aから送信される。また、電子部品22が生成した高周波信号は、信号配線23Y及び接続部材16Yを経由して、アンテナ21Bから送信される。ここで、比較例1に係る携帯無線装置1aのz軸方向における幅は、図4に示すように、間隔t1と間隔t2によって決まる。なお、間隔t2は、バッテリ13の図4に示すz軸方向における幅である。
これに対し、本実施形態に係る携帯無線装置1では、基板12A,12Bを同一基板とせずに、別個の基板にする。さらに、アンテナ21Bの配置位置のz軸方向に位置する基板12Bを、アンテナ21Bの配置位置(アンテナ21B形成される基板11B)からの距離がt1となるように配置させる。こうすることで、本実施形態に係る携帯無線装置1の幅は、間隔t1、及び、間隔t3によって決まる。ここで、間隔t3は、z軸方向における基板12Bと表示デバイス14との間の距離であり、図4に示す間隔t2よりも小さい。従って、本実施形態に係る携帯無線装置1は、より小型化となる。このような構成は、物理的に分離された2つの基板に形成された配線を第1接続部材等によって電気的に接続される上記構造を採用することで可能になる。
さらに、第1実施形態では、2つの第2接続部材を、第1接続部材を挟む位置に配置させる。これにより、第1実施形態では、高周波信号が第1接続部材を伝搬するときに、第1接続部材から外部へ漏洩する電磁波を低減させることができる。以下、これを詳細に説明する。
図5は、図3に示す範囲Bの拡大斜視図である。第2接続部材17D,18Dは、第1接続部材16Dを挟む位置に配置される。このような構成とした場合に、高周波信号が第1接続部材16Dを伝搬しているときの電界の様子を図6に示す。図6には、シミュレーションによる電界分布の一例が示されている。図6から分かるように、接地された第2接続部材17D,18Dから外側の電界は、第1接続部材16Dの近傍の電界と比較して、小さくなっている。つまり、第1接続部材16Dから、第2接続部材17D,18Dの外部へ漏洩する電磁波が低減されることが分かる。
このように、接地された第2接続部材17D,18Dを、高周波信号が伝搬する第1接続部材16Dを挟む位置に配置させることで、第1接続部材16Dから外部へ漏洩する電磁波を低減することができる。
加えて、第1実施形態では、第1接続部材16Dから外部へ電磁波が漏洩することで生じる高周波信号の伝送損失と、図6に示す幅W1,W2との間には依存関係がない。これは、上述のように、接地された第2接続部材17D,18Dによって、第1接続部材16Dから外部への電磁波の漏洩を低減させているためである。従って、第1基板としての基板11Cにおける、第1接続部材16Dから第2接続部材17Dが配置されている側の端部までの幅W1は、任意の幅であってよい。同様に、第1基板としての基板11Cにおける、第1接続部材16Dから第2接続部材18Dが配置されている側の端部までの幅W2は、任意の幅であってよい。図7に、周波数と伝送損失の関係を示す。
図7には、図5に示すポイントP1からポイントP2までの伝送経路における高周波(500[MHz]〜2700[MHz])信号の伝送損失[dB]が示されている。なお、図5では、信号配線は、ストリップ線路として形成されている。図7から分かるように、幅W1を6mm〜30mmの範囲で変化させても、周波数に対する伝送損失は変化しない。つまり、高周波信号の伝送損失と、幅W1,W2との間には依存関係がないことが分かる。さらに、周波数800[MHz]で、伝送損失0.16[dB]は程度である。従って、ストリップ線路の伝送損失を考慮しても、全体での伝送損失は0.3[dB]となり、第1実施形態に係る構造は、実装に十分耐え得る構造であることが分かる。
なお、第1接続部材16Dと第2接続部材17Dとは、近接させて配置させるとよい。同様に、第1接続部材16Dと第2接続部材18Dとも、近接させて配置させるとよい。例えば、携帯無線装置1の実装に関する設計基準を満たす程度に、第1接続部材16Dと第2接続部材17Dとは、並びに、第1接続部材16Dと第2接続部材18Dとは、近接させて配置させるとよい。
ここで、第1接続部材の代わりに同軸ケーブルを用いて、第1基板に形成された信号配線と、第2基板に形成された信号配線とを接続させる構造が考えられる。同軸ケーブルは、外部への電磁波の漏れを低減させることができる。しかしながら、図5に示す基板11Cと基板12Bのように、第1基板と第2基板との間の段差が小さくなる箇所に同軸ケーブルを組み込むことは困難な作業となる。以下、この理由を、図8を参照して説明する。
<比較例2>
図8は、比較例2に係る、基板間の段差が小さくなる箇所に同軸ケーブルを組み込んだときの様子を示す図である。基板11Xと基板12Xとの間の段差は、図5に示す基板11Cと基板12Bとの間の段差と同程度である。同軸ケーブル16Zは、基板11Xに形成された信号配線及び接地配線と、基板12Xに形成された信号配線及び接地配線とを電気的に接続する。この同軸ケーブル16Zは、基板11Xと基板12Xとの間の段差が小さいために、大きく曲がってしまっている。言い換えると、基板間の段差が小さくなる箇所に同軸ケーブルを組み込むためには、同軸ケーブルを大きく曲げなければならない。従って、基板間の段差が小さくなる箇所に同軸ケーブルを組み込むことは、困難な作業となる。また、同軸ケーブルを大きく曲げると、特性インピーダンスが変化して反射が生じ、伝送損失等が生じ易くなる。
このように基板間の段差が小さい箇所に同軸ケーブルを組み込むことは困難な作業となる。従って、基板間の段差が小さい箇所に同軸ケーブルを組み込むことは、作業者によるミスを誘発しやすく、結果として、携帯無線装置の不良を誘発する原因となり得る。加えて、本実施形態のように、基板間の段差が小さくなる箇所が多数存在する場合、同軸ケーブルを組み込むことは、益々、携帯無線装置の不良を誘発する原因となり得る。また、同軸ケーブルの曲げに起因する伝送損失も、益々、生じ易くなる。
これに対し、本実施形態に係る携帯無線装置1では、基板間の段差が小さくなる箇所には、同軸ケーブルを使用せず、第1接続部材を使用する。そのため、本実施形態に係る携帯無線装置1は、基板間の段差が小さくなる箇所への同軸ケーブルの組み込みによる不良を低減することができる。さらに、本実施形態に係る携帯無線装置1では、同軸ケーブルを組み込むことで生じるコストを削減することができる。また、本実施形態では、伝送損失を低減できることから、高周波信号を効率良く伝送することができる。
なお、第1実施形態では、第2接続部材は、第1接続部材を挟む位置に配置される少なくとも2つの接続部材からなればよい。従って、第1実施形態では、接続部材の数は2つに限られない。以下、他の一例を示す。
<変形例>
図9は、変形例に係る構造を示す図である。なお、図9に示す構成要素において、図5に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付してその説明を省略する。また、基板11C−1には、図5に示す基板11Cと同様に、信号配線23B−2及び接地配線24D,25Dが形成されている。
基板11C−1は、x軸方向における幅(W1+W2)が、図5に示す基板11Cと同一である。しかしながら、基板11C−1は、図5に示す基板11Cよりも、y軸の正方向へ長く延びている。そのため、基板11C−1は、y軸方向において、基板12Bと重なる領域が広い。変形例では、この領域に、第2接続部材19が配置されている。第2接続部材19は、基板11C−1に形成された接地配線(例えば、接地配線24D又は接地配線25D)と、基板12Bに形成された接地配線(例えば、接地配線24E又は接地配線25E)とを電気的に接続する。
このような比較例に係る構成であっても、図4に示す構成と同様の効果を得ることができる。
(第2実施形態)
以下、第2実施形態について説明する。以下では、第1実施形態との相違点を中心に説明する。
第1実施形態では、第1接続部材に対して2つ以上の第2接続部材を配置する構造について説明した。これに対し、第2実施形態では、第1接続部材に対して1つの第2接続部材を配置する構造について説明する。このような構造は、寸法等の制限によって、基板に配置できる第2接続部材の数が限られる場合に有用である。
図10は、第2実施形態に係る構造を示す図である。なお、図10に示す構成要素において、図5に示す構成要素と同一のものは、同一符号を付してその説明を省略する。
第2実施形態では、第1接続部材16Dと、第1基板としての基板11Cのx軸方向の一方の端部との間には、第2接続部材18Dが配置される。しかしながら、第1接続部材16Dと、第1基板としての基板11Cのx軸方向の他方の端部との間には、第2接続部材が配置されない。つまり、第2実施形態では、第2接続部材18Dの1つのみが、第1接続部材16Dの近傍に配置される。このとき、第2実施形態では、第1基板としての基板11Cにおける、第1接続部材16Dから第2接続部材が配置されていない側の端部までの幅W3を、信号配線を伝搬する高周波信号の波長の1/4以下の長さにする。以下、この理由を説明する。
図11は、本発明の第2実施形態におけるシミュレーションによる電界分布を示す図である。なお、図11には、幅W3が第1接続部材16Dを伝搬する高周波信号の波長の1/4よりも長いときの電界分布が示されている。図11に示すように、第2接続部材18Dが配置されている側は、第2接続部材18Dによって、第1接続部材16Dから外部への電磁波の漏洩が低減されている。一方で、第2接続部材が配置されていない側は、第1接続部材16Dから外部へ電磁波が漏洩している。さらに、幅W3が、第1接続部材16Dを伝搬する高周波信号の波長の1/4よりも長いため、TEモードの電界が生じている。このときに、幅W3が第1接続部材16Dを伝搬する高周波信号の波長の1/4の整数倍であると、基板11Cと基板12Bの間における電磁波は共振モードとなり、第1接続部材16Dから外部への電磁波の漏洩が増大する。つまり、第1接続部材16Dから外部へ電磁波が漏洩することで生じる高周波信号の伝送損失と、図10に示す幅W3との間には依存関係がある。図12に、周波数と伝送損失の関係を示す。
図12には、図10に示すポイントP1からポイントP2までの伝送経路における高周波(500[MHz]〜2700[MHz])信号の伝送損失[dB]が示されている。なお、図10では、信号配線は、ストリップ線路として形成されている。図12から分かるように、幅W3が第1接続部材16Dを伝搬する高周波信号の波長の1/4に相当するとき、伝送損失は著しく低下する。
従って、第2の実施形態では、第1基板としての基板11Cにおける、第1接続部材16Dから第2接続部材が配置されていない側の端部までの幅W3を、信号配線を伝搬する信号の波長の1/4以下の長さにする。これにより、第2実施形態に係る携帯無線装置では、第1接続部材16Dから外部への電磁波の漏洩を低減させることができる。
第2実施形態において、その他の効果及び構成は、第1実施形態と同様である。
本発明を諸図面や実施例に基づき説明してきたが、当業者であれば本開示に基づき種々の変形や修正を行うことが容易であることに注意されたい。従って、これらの変形や修正は本発明の範囲に含まれることに留意されたい。例えば、各構成部、各ステップ等に含まれる機能等は論理的に矛盾しないように再配置可能であり、複数の構成部やステップ等を1つに組み合わせたり、或いは分割したりすることが可能である。また、本発明について装置を中心に説明してきた。しかしながら、本発明は装置が備えるプロセッサにより実行される方法、プログラム、又はプログラムを記録した記憶媒体としても実現し得るものである。従って、これらも、本発明の範囲にはこれらも包含されるものと理解されたい。
1,1a 携帯無線装置
10 外部筐体
11 内部筐体
11A,11B,11C 基板
12,12A,12B,12C 基板
13 バッテリ
14 表示デバイス
15 パネル
15A 開口部
16A,16B 接続部材
16C,16D 第1接続部材
16X,16Y 接続部材
16Z 同軸ケーブル
17C,17D,18C,18D,19 第2接続部材
21A,21B アンテナ
22 電子部品
23A−1,23B−1,23B−2,23B−3,23X,23Y 信号配線
24C,24D,24E,25C,25D,25E 接地配線

Claims (4)

  1. 第1基板と、
    前記第1基板と物理的に分離された第2基板と、
    前記第1基板に形成された高周波信号の信号配線と前記第2基板に形成された高周波信号の信号配線とを電気的に接続する第1接続部材と、
    前記第1基板に形成された接地配線と前記第2基板に形成された接地配線とを電気的に接続する第2接続部材と、を備え
    前記第1基板における、前記第1接続部材から前記第2接続部材が配置されていない側の端部までの幅は、前記信号配線を伝搬する高周波信号の波長の1/4以下の長さである、携帯無線装置。
  2. 請求項1に記載の携帯無線装置において、
    前記第1接続部材は、1つの接続部材からなり、
    前記第2接続部材は、前記第1接続部材を挟む位置に配置される少なくとも2つの接続部材からなる、携帯無線装置。
  3. 請求項1又は2に記載の携帯無線装置において、
    前記信号配線は、ストリップ線路として形成される、携帯無線装置。
  4. 第1基板と第2基板とが、高周波信号の信号配線を接続するための第1接続部材と、接地配線を接続するための第2接続部材とによって、電気的に接続されている携帯無線装置であって、
    前記第1基板における、前記第1接続部材から前記第2接続部材が配置されていない側の端部までの幅は、前記信号配線を伝搬する高周波信号の波長の1/4以下の長さである、携帯無線装置。
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