JP6675872B2 - インクジェットプリンタ - Google Patents

インクジェットプリンタ Download PDF

Info

Publication number
JP6675872B2
JP6675872B2 JP2015257127A JP2015257127A JP6675872B2 JP 6675872 B2 JP6675872 B2 JP 6675872B2 JP 2015257127 A JP2015257127 A JP 2015257127A JP 2015257127 A JP2015257127 A JP 2015257127A JP 6675872 B2 JP6675872 B2 JP 6675872B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ink
nozzle
cap
nozzle surface
head
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015257127A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017119397A (ja
Inventor
哲平 澤田
哲平 澤田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Roland DG Corp
Original Assignee
Roland DG Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Roland DG Corp filed Critical Roland DG Corp
Priority to JP2015257127A priority Critical patent/JP6675872B2/ja
Publication of JP2017119397A publication Critical patent/JP2017119397A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6675872B2 publication Critical patent/JP6675872B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Description

本発明は、インクジェットプリンタに関する。
従来から、複数のノズルを有するインクヘッドを備え、インクジェット方式により記録媒体上に所定の印刷を行うインクジェットプリンタが知られている。かかるインクジェットプリンタには、ノズルから適切にインクを吐出させるために、キャッピングユニットが設けられている。キャッピングユニットは、印刷を行わないときにノズルが形成されたノズル面を覆うキャップを有している。
キャッピングユニットは、ノズル面をキャップで覆うことによって密閉空間を形成する。密閉空間が形成された状態で、キャッピングユニットに接続された吸引ポンプを駆動させることによって、ノズルから粘性が高くなったインクが強制的に吸引される。即ち、ノズルからインクを強制的に排出させる(以下、吸引動作ともいう)。これにより、ノズルの目詰まりを抑制することができる。
ところで、1つのインクヘッドが第1インクを吐出する第1ノズルと第1インクと異なる色を有する第2インクを吐出する第2ノズルとを備える場合、吸引動作時には第1ノズルと第2ノズルとが形成されたノズル面がキャップによって覆われる。そして、吸引ポンプを駆動することによって、インクヘッドのインク(即ち第1ノズルの第1インクおよび第2ノズルの第2インク)が吸引される。言い換えれば、インクヘッドのインクがキャップ内に排出される。吸引動作が行われた後、ノズル面には第1インクと第2インクとが混ざった混色インクが残存することがある。ノズル面からキャップを取り外したときにノズル面に混色インクが残存している場合、ノズル面は大気圧に晒されかつ第1ノズル内および第2ノズル内は負圧(大気圧より低い圧力)に設定されているため、ある程度の時間が経過すると混色インクが第1ノズル内および第2ノズル内に侵入してしまう。これにより、印刷時に混色インクが各ノズルから吐出されてしまい、印刷品質が低下してしまうという問題があった。
本発明はかかる点に鑑みてなされたものであり、その目的は、各ノズルに混色インクが侵入することを抑制することができるインクジェットプリンタを提供することである。
本発明に係るインクジェットプリンタは、主走査方向に移動自在に設けられたキャリッジと、前記キャリッジを前記主走査方向に移動させる第1移動機構と、第1インクを吐出する第1ノズルと、前記第1インクと異なる色を有する第2インクを吐出する第2ノズルと、前記第1ノズルおよび前記第2ノズルが形成されたノズル面とを有し、前記キャリッジに搭載されたインクヘッドと、前記ノズル面を覆うように前記インクヘッドに着脱可能に形成され、前記インクヘッドに取り付けられたときに前記ノズル面との間に密閉空間が形成されるキャップと、前記キャップを少なくとも上下方向に移動させる第2移動機構と、前記第1ノズル内の前記第1インクおよび前記第2ノズル内の前記第2インク並びに前記キャップ内の前記第1インクおよび前記キャップ内の前記第2インクを吸引する吸引装置と、前記第1移動機構および前記吸引装置に接続された制御装置と、を備え、前記制御装置は、前記キャップが前記インクヘッドに取り付けられた後、前記吸引装置を駆動させることで前記第1ノズル内の前記第1インクおよび前記第2ノズル内の前記第2インクを前記第1ノズル外および前記第2ノズル外に排出させる第1制御部と、前記第1移動機構を駆動させることで前記インクヘッドから前記キャップを取り外し、かつ前記吸引装置を駆動させることで前記キャップ内に残存する前記第1インクおよび前記第2インクを吸引する第2制御部と、前記第1移動機構を駆動させることで前記キャップを前記インクヘッドに取り付ける第3制御部と、を備えている。
本発明のインクジェットプリンタによると、キャップがインクヘッドに取り付けられた後、第1ノズル内の第1インクおよび第2ノズル内の第2インクを第1ノズル外および第2ノズル外に排出させる動作(主吸引動作)が行われ、主吸引動作が行われた後、インクヘッドからキャップを取り外し、キャップ内に残存する第1インクおよび第2インク(混色インク)を吸引する動作(空吸引動作)が行われる。空吸引動作が行われることで、キャップ内に残存する混色インクは吸引装置に吸引され、キャップ内から混色インクは除去される。ここで、空吸引動作を行うには、キャップをインクヘッドから取り外す必要がある。このとき、キャップとノズル面との間に発生する柱状の混色インクがノズル面のうち第1ノズルおよび第2ノズルの近くに付着することがある。そこで、空吸引動作が行われた後、キャップをインクヘッドに再度取り付ける動作(リキャップ動作)が行われる。このように、キャップが再度インクヘッドに取り付けられることで、密閉空間が再度形成される。このとき、密閉空間内の圧力は大気圧より低く設定されているため、ノズル面に付着した混色インクは第1ノズル内および第2ノズル内には侵入せず、かつ、密閉空間内の圧力や重力によって液滴はキャップ内に落下する。これにより、ノズル面に残存する混色インクが除去され、第1ノズルおよび第2ノズルに混色インクが侵入することが抑制される。
本発明によれば、各ノズルに混色インクが侵入することを抑制することができるインクジェットプリンタを提供することができる。
一実施形態に係るインクジェットプリンタの一部を切り欠いて示す斜視図である。 一実施形態に係る制御装置のブロック図である。 一実施形態に係るインクジェットプリンタの一部を示す正面図である。 一実施形態に係るインクヘッドを示す底面図である。 一実施形態に係るキャッピングユニットを示す平面図である。 一実施形態に係るキャップを示す斜視図である。 図5中のVII‐VII線に沿う断面図である。 一実施形態に係るキャッピングユニットを示す正面図である。 一実施形態に係るキャッピングユニットを示す正面図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。 クリーニング動作を示す模式図である。
以下、図面を参照しながら、本発明の実施形態に係るインクジェットプリンタについて説明する。本実施形態に係るインクジェットプリンタは、記録媒体に印刷を行う。なお、ここで説明される実施形態は、当然ながら特に本発明を限定することを意図したものではない。また、同じ作用を奏する部材・部位には同じ符号を付し、重複する説明は適宜省略または簡略化する。
図1は、本実施形態に係るインクジェットプリンタ10の一部を切り欠いて示す斜視図である。図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、記録媒体12に印刷を行う。記録媒体12は、例えば、記録紙である。ただし、記録媒体12は、記録紙に限定されない。例えば、記録媒体12は、シート状のメディア、例えば、樹脂製のシートなどであってもよい。
以下の説明では、左、右、上、下とは、インクジェットプリンタ10の正面にいる作業者から見た左、右、上、下をそれぞれ意味することとする。また、インクジェットプリンタ10から上記作業者に近づく方を前方、遠ざかる方を後方とする。図面中の符号F、Re、L、R、U、Dは、それぞれ前、後、左、右、上、下を表す。後述するインクヘッドユニット30は、左方および右方に移動可能である。記録媒体12は、前方および後方に搬送可能である。本実施形態では、インクヘッドユニット30の移動方向を主走査方向Yといい、記録媒体12の搬送方向を副走査方向Xという。ここでは、主走査方向Yは左右方向に対応し、副走査方向Xは前後方向に対応する。主走査方向Yと副走査方向Xとは直交している。ただし、主走査方向Yおよび副走査方向Xは特に限定される訳ではなく、インクジェットプリンタ10の形態等に応じて適宜に設定可能である。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、記録媒体12を支持するプラテン14を備えている。プラテン14には、移動機構として、円筒状のグリッドローラ16が設けられている。グリッドローラ16は、その上面を露出させた状態でプラテン14に埋設されている。グリッドローラ16は、フィードモータ17(図2参照)によって駆動される。フィードモータ17は、後述の制御装置80によって制御される。
図1に示すように、プラテン14の上方には、ガイドレール18が配置されている。ガイドレール18は、プラテン14と平行に配置され、主走査方向Yに延びている。ガイドレール18の下方には、複数のピンチローラ20が略等間隔に配置されている。ピンチローラ20は、グリッドローラ16に対向している。ピンチローラ20は、記録媒体12の厚さに応じて上下方向の位置を設定可能に構成されている。ピンチローラ20とグリッドローラ16との間に記録媒体12を挟み込む。グリッドローラ16およびピンチローラ20は、記録媒体12を挟持しながら記録媒体12を副走査方向Xに搬送可能に構成されている。ガイドレール18は、前方に突出した係合部22を有している。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、インクヘッドユニット30を備えている。インクヘッドユニット30は、プラテン14の上方に配置されている。図3に示すように、インクヘッドユニット30は、複数のインクヘッド32A、32B、32C、32Dと、ケース34と、ヘッドプレート36と、キャリッジ31(図1参照)とを備えている。ケース34は、キャリッジ31に設けられている。複数のインクヘッド32A〜32Dは、ケース34内に収容されている。複数のインクヘッド32A〜32Dは、キャリッジ31に搭載されている。ヘッドプレート36は、キャリッジ31に設けられている。ヘッドプレート36の上部には、ケース34が取り付けられている。
図4に示すように、インクヘッド32A〜32Dは、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長い形状に形成されている。インクヘッド32A〜32Dは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。インクヘッド32A〜32Dは、副走査方向Xに並ぶ複数の第1ノズル33Xと、副走査方向Xに並ぶ複数の第2ノズル33Yと、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yが形成されたノズル面33Zを備えている。第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内は、負圧(大気圧より低い圧力)に設定されている。なお、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yは微小であるため、図4では複数の第1ノズル33Xおよび複数の第2ノズル33Yを直線で表している。第1ノズル33Xは、所定の色を有する第1インクを吐出する。第2ノズル33Yは、第1インクと異なる色を有する第2インクを吐出する。本実施形態では、インクヘッド32A〜32Dは、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yの2種類のノズルを備えているが、3種類以上のノズルを備えていてもよい。
図4に示すように、ヘッドプレート36には、主走査方向Yに並ぶ複数の開口38A、38B、38C、38Dが形成されている。開口38A〜38Dは、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長い形状に形成されている。開口38A〜38Dは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。開口38A〜38Dは、副走査方向Xに関して揃った位置に形成されている。開口38A〜38Dには、それぞれインクヘッド32A〜32Dが取り付けられる。なお、ここで「インクヘッド32A〜32Dが開口38A〜38Dに取り付けられる」には、インクヘッド32A〜32Dが開口38A〜38Dに嵌め込まれる場合と、インクヘッド32A〜32Dが開口38A〜38Dよりも上方に位置するように設置される場合との両方が含まれる。第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yは、下方から見たときにそれぞれ開口38A〜38Dの内側に位置している。第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yは、それぞれ開口38A〜38Dを介して外部に露出している。図3に示すように、ノズル面33Zは、ヘッドプレート36より下方に位置する。
図1に示すように、キャリッジ31の後側部分には、前向きに凹んだ凹部31Aが形成されている。この凹部31Aには、ガイドレール18の係合部22が係合している。キャリッジ31は、ガイドレール18に沿って主走査方向Yに移動可能である。インクヘッド32A〜32D(図3参照)は、キャリッジ31を介してガイドレール18によって主走査方向Yに移動可能である。
図1に示すように、ケース34の背面上部には、主走査方向Yに延びる駆動ベルト24の一部が固定されている。駆動ベルト24は、環状の無端ベルトである。駆動ベルト24は、スキャンモータ26(図2参照)に接続され、スキャンモータ26によって回転駆動される。キャリッジ31は、駆動ベルト24を介して、スキャンモータ26によって駆動される。スキャンモータ26は、制御装置80によって制御される。
図1に示すように、インクジェットプリンタ10は、クリーニング機構40を備えている。クリーニング機構40は、プラテン14の右方に位置する側方部材15に配置されている。クリーニング機構40は、インクヘッドユニット30より下方に配置されている。図3に示すように、クリーニング機構40は、ワイピングユニット42と、キャッピングユニット50とを備えている。ワイピングユニット42は、キャッピングユニット50の左方に配置されている。ワイピングユニット42は、キャッピングユニット50の右方に配置されていてもよい。クリーニング機構40は、クリーニング動作を行う。クリーニング動作には、後述する主吸引動作と、空吸引動作と、リキャップ動作と、ワイピング動作と、フラッシング動作とが含まれる。
図3に示すように、ワイピングユニット42は、ワイパー44を備えている。ワイパー44は、可撓性を有している。ワイパー44は、例えばゴムによって形成されている。ワイパー44は、インクヘッド32A〜32Dのノズル面33Z(図4参照)に付着したインクや汚れを拭き取る(ワイピング)。ワイパー44は、インクヘッド32A〜32Dが主走査方向Yに移動することでノズル面33Zをワイピングする。
図3に示すように、キャッピングユニット50は、複数のキャップ51A、51B、51C、51Dと、移動機構70と、吸引ポンプ64(図2参照)とを備えている。吸引ポンプ64は、第1ノズル33X(図4参照)内の第1インクおよび第2ノズル33Y(図4参照)内の第2インクを吸引する。吸引ポンプ64は、後述するキャップ51A〜51D(図5参照)内の第1インクおよび第2インクを吸引する。
図5に示すように、キャップ51A〜51Dは、後述の移動テーブル56に設けられている。キャップ51A〜51Dは、それぞれ移動テーブル56に形成された開口59A〜59Dに取り付けられている。キャップ51A〜51Dは、主走査方向Yに並ぶ。キャップ51A〜51Dは、前後方向の長さが左右方向の長さよりも長い形状に形成されている。キャップ51A〜51Dは、同じ形状かつ同じ大きさに形成されている。キャップ51Aは、キャップ51B〜51Dと同じ構成であるため、以下では、キャップ51Aの説明のみ行う。
図6に示すように、キャップ51Aは、リップ部52と、吸収体53と、本体ケース54と、インク流路55(図7も参照)とを備えている。キャップ51Aは、ノズル面33Z(図4参照)を覆うようにインクヘッド32Aに着脱可能に形成されている。図7に示すように、キャップ51Aがインクヘッド32Aに取り付けられたときに、キャップ51Aとノズル面33Zとの間に密閉空間50Sが形成される。
図7に示すように、リップ部52は、上方に向けて開口している。リップ部52は、本体ケース54の内部に配置されている。リップ部52は、ノズル面33Z(図4参照)に接触可能に本体ケース54に設けられている。リップ部52がノズル面33Zに接触したとき、ノズル面33Zとの間に密閉空間50Sが形成される。密閉空間50S内は、大気圧より低い圧力となる。リップ部52は、可撓性を有している。リップ部52は、例えばゴムによって形成されている。図5に示すように、リップ部52は、平面視で長円状に形成されている。図7に示すように、リップ部52の下部には、貫通孔52Hが形成されている。貫通孔52Hは、インク流路55と連通している。
図7に示すように、吸収体53は、リップ部52の内部に配置されている。吸収体53は、貫通孔52Hより上方に配置されている。吸収体53は、リップ部52の上端52Tより下方に配置されている。吸収体53は、インクを吸収可能な多孔質の材料である。吸収体53としては、例えば、スポンジが挙げられる。
図7に示すように、インク流路55は、本体ケース54に形成されている。インク流路55は、貫通孔52Hの下方に位置する。インク流路55は、上下方向に延びる。キャップ51Aの本体ケース54には、吸引チューブ65が接続されている。吸引チューブ65は、インク流路55と連通する。吸引チューブ65は、排液タンク66(図3参照)と接続している。
図3に示すように、排液タンク66は、側方部材15(図1参照)の内部に配置されている。排液タンク66は、キャッピングユニット50より右方に配置されている。排液タンク66は、吸引チューブ65(図7参照)を介してキャップ51A〜51Dと連結されている。吸引ポンプ64により、密閉空間50S(図7参照)内の空気が吸引されると、インクヘッド32A〜32Dの第1ノズル33X内の第1インクおよび第2ノズル33Y内の第2インクは、第1ノズル33Xの外部および第2ノズル33Yの外部に排出され、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yの目詰まりを抑制することができる。第1ノズル33Xの外部および第2ノズル33Yの外部に排出された第1インクおよび第2インクを含む混色インクは、吸引ポンプ64により吸引され、排液タンク66に貯留される。
図3に示すように、移動機構70には、キャップ51A〜51Dが設けられている。移動機構70は、インクヘッド32A〜32D(インクヘッドユニット30)の移動に連動してキャップ51A〜51Dを上下方向および主走査方向Yに移動させる。移動機構70は、移動テーブル56と、支持台60と、バネ63とを備えている。
支持台60は、移動テーブル56を支持する。図5に示すように、支持台60は、複数の支持板61A、61B、61C、61Dを備えている。支持板61A〜61Dは、上下方向に延びる。支持板61A、61Bは、移動テーブル56より前方に配置されている。支持板61C、61Dは、移動テーブル56より後方に配置されている。図3に示すように、支持板61A、61Bには、案内溝62が形成されている。案内溝62は、左右方向に延びる第1部分62Aと、第1部分62Aの右端から右斜め上方に延びる第2部分62Bと、第2部分62Bの右端から右方に延びる第3部分62Cとを備えている。第3部分62Cは、第1部分62Aより上方に位置する。なお、支持板61Aおよび支持板61Bと同様に、支持板61C、61Dにも、案内溝62が形成されている。
図5に示すように、移動テーブル56は、複数の軸58A、58B、58C、58Dを備えている。軸58A〜58Dは、移動テーブル56から外方に向けて突出する。軸58A、58Bは、前方に向けて突出する。軸58C、58Dは、後方に向けて突出する。軸58A〜58Dは、それぞれ支持板61A〜61Dの案内溝62に挿入されている。軸58A〜軸58Dは、案内溝62内を移動する。移動テーブル56は、押圧体57を備えている。押圧体57は、四角柱状に形成されている。押圧体57は、移動テーブル56上に配置されている。押圧体57は、キャップ51Dより右方に配置されている。押圧体57は、移動テーブル56の右端に設けられている。押圧体57は、ヘッドプレート36に押圧可能な位置に配置される。押圧体57は、ケース34やケース34に設けられた他の部材に押圧されてもよい。
図3に示すように、バネ63は、支持台60と移動テーブル56とに接続されている。バネ63としては、例えば引張コイルばねが挙げられる。バネ63は、移動テーブル56を下方に向けて付勢する。
移動テーブル56は、移動テーブル56が最も高い位置H1(図3参照)と、移動テーブル56が最も低い位置H2(図8参照)と、移動テーブル56がH1とH2の中間位置である位置H3(図9参照)との間で移動可能に構成されている。図8に示すように、ヘッドプレート36が押圧体57を押圧していないとき、移動テーブル56は、バネ63によって下方に付勢されるため、移動テーブル56は、位置H2に位置する。キャリッジ31の移動に伴ってヘッドプレート36が右方に移動すると、ヘッドプレート36が押圧体57に接触する。さらに、ヘッドプレート36が右方に移動すると、押圧体57が右方に移動する。このとき、移動テーブル56の軸58A〜58Dが案内溝62内を第1部分62Aから第2部分62Bに向けて移動する。これにより、移動テーブル56が、位置H2より上方に位置する位置H3に移動する(図9参照)。さらに、ヘッドプレート36が右方に移動すると、移動テーブル56の軸58A〜58Dが案内溝62内を第2部分62Bから第3部分62Cに向けて移動する。これにより、移動テーブル56が、位置H3より上方に位置する位置H1に移動する。移動テーブル56が位置H1に移動すると、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dに取り付けられ、キャップ51A〜51Dとノズル面33Zとの間に密閉空間50S(図7参照)が形成される。
一方、移動テーブル56が位置H1に位置する状態から、ヘッドプレート36が左方に移動すると、移動テーブル56の軸58A〜58Dが案内溝62内を第3部分62Cから第1部分62Aに向けて移動する。これにより、移動テーブル56は、位置H1から位置H2に向けて下方に移動し、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dから取り外される。
なお、ヘッドプレート36と押圧体57とが接触しているとき、キャップ51A〜51Dの上方には、それぞれインクヘッド32A〜32Dが位置する。即ち、ヘッドプレート36が押圧体57を押し始める直前から押し終わる直後までの間は、キャップ51A〜51Dの上方には、インクヘッド32A〜32Dのノズル面33Zが位置することになる。
図2に示すように、制御装置80は、マイクロコンピュータからなっており、側方部材15(図1参照)の内部に設けられている。制御装置80は、CPU(中央演算処理装置)と、CPUが実行するプログラムなどを格納したROMと、RAMなどを備えている。ここでは、マイクロコンピュータ内に保存されたプログラムを使用して、後述する主吸引動作、空吸引動作、リキャップ動作、ワイピング動作およびフラッシング動作などに関する制御を行う。
制御装置80は、フィードモータ17と、スキャンモータ26と、インクヘッド32A〜32Dと、吸引ポンプ64とに接続している。制御装置80は、フィードモータ17と、スキャンモータ26と、インクヘッド32A〜32Dと、吸引ポンプ64を制御する。制御装置80は、フィードモータ17を制御することで、記録媒体12を副走査方向Xに搬送する。制御装置80は、スキャンモータ26を制御することで、キャリッジ31、即ちインクヘッド32A〜32Dの主走査方向Yへの移動を制御する。制御装置80は、インクヘッド32A〜32Dがインクを吐出するタイミング等を制御する。制御装置80は、吸引ポンプ64を制御することで、吸引ポンプ64がインクを吸引するタイミング等を制御する。
図2に示すように、後述するように制御装置80は、第1制御部81と、第2制御部82と、第3制御部83と、第4制御部84と、第5制御部85とを備えている。なお、上記各部は、ソフトウェアによって構成されていてもよいし、ハードウェアによって構成されていてもよい。以下、図2および図10〜図17を参照して、クリーニング機構40(図1参照)の動作を説明する。
第1制御部81は、主吸引動作に関する制御を行う。主吸引動作は、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dに取り付けられた後、第1ノズル33X内の第1インクおよび第2ノズル33Y内の第2インクを第1ノズル33X外および第2ノズル33Y外に排出させる動作である。図10に示すように、第1制御部81は、まず、スキャンモータ26(図2参照)を駆動させて、インクヘッドユニット30を右方に移動させる。このとき、ヘッドプレート36は移動テーブル56の押圧体57を右方に押圧する(図3参照)。この結果、移動テーブル56は位置H1(図3参照)に位置する。これにより、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dに取り付けられる(図11参照)。その後、第1制御部81は、吸引ポンプ64を駆動することによって、第1ノズル33X内の第1インクおよび第2ノズル33Y内の第2インクを吸引する。即ち、第1ノズル33X内の第1インクおよび第2ノズル33Y内の第2インクは、第1ノズル33X外および第2ノズル33Y外に排出される(図12参照)。これにより、第1ノズル33X内の第1インクおよび第2ノズル33Y内の第2インクは、キャップ51A〜51Dに排出される。キャップ51A〜51Dには、第1インクと第2インクとが混ざりあった混色インク90が存在することになる。なお、主吸引動作において、混色インク90の一部は、吸引ポンプ64によりインク流路55および吸引チューブ65を介して排液タンク66に流入する。
第2制御部82は、空吸引動作に関する制御を行う。空吸引動作は、主吸引動作が行われた後、インクヘッド32A〜32Dからキャップ51A〜51Dを取り外し、キャップ51A〜51D内に残存する混色インク90を吸引する動作である。図13に示すように、第2制御部82は、スキャンモータ26を駆動させて、インクヘッドユニット30を左方に移動させる。このとき、ヘッドプレート36が左方に移動することによって、移動テーブル56が位置H3(図9参照)に位置する。これにより、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dから取り外される。その後、第2制御部82は、吸引ポンプ64を駆動することによって、キャップ51A〜51D内に残存する混色インク90を吸引する。これにより、キャップ51A〜51Dから混色インク90が除去される。なお、キャップ51A〜51Dをそれぞれインクヘッド32A〜32Dから取り外して空吸引動作を行うとき、キャップ51A〜51Dのノズル面33Zには、混色インク90の一部が付着することがある(図13参照)。混色インク90がノズル面33Zに付着した状態のまま放っておくと、混色インク90が第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内に侵入してしまい、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yから吐出されるインクにおいて混色が発生してしまう。かかる混色を抑制すべく、リキャップ動作が行われる。なお、上記空吸引動作のとき、ノズル面33Zは大気圧に晒されるが、空吸引動作は短時間で行われるため、混色インク90は第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内にほとんど侵入しない。
第3制御部83は、リキャップ動作に関する制御を行う。リキャップ動作は、キャップ51A〜51D内の混色インク90が吸引された後、キャップ51A〜51Dをそれぞれインクヘッド32A〜32Dに再度取り付ける動作である。図14に示すように、第3制御部83は、スキャンモータ26(図2参照)を駆動させて、インクヘッドユニット30を右方に移動させる。この結果、移動テーブル56は再度位置H1に位置し、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dに再度取り付けられる。このとき、密閉空間50S(図7参照)内の圧力は大気圧より低く設定されているため、ノズル面33Zに付着した混色インク90は第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内には侵入しない。さらに、密閉空間50S内の圧力や重力によって混色インク90はキャップ51A〜51D内に落下する。これにより、ノズル面33Zに残存する混色インク90を除去することができる。なお、第3制御部83は、キャップ51A〜51Dをそれぞれインクヘッド32A〜32Dに取り付けるとき、キャップ51A〜51D(例えば、リップ部52および/または吸収体53)をノズル面33Zに付着した混色インク90に接触させるとよい。
第4制御部84は、ワイピング動作に関する制御を行う。ワイピング動作は、ワイパー44によってノズル面33Zをワイピングする動作である。図15に示すように、第4制御部84は、スキャンモータ26を駆動させて、インクヘッドユニット30を左方に移動させる。これにより、キャップ51A〜51Dがそれぞれインクヘッド32A〜32Dから取り外される。このとき、キャップ51A〜51Dには、リキャップ動作の際にノズル面33Zから取り除かれた混色インク90が存在する。第4制御部84は、さらに、スキャンモータ26を駆動させて、インクヘッドユニット30を左方に移動させる。これにより、インクヘッド32Aのノズル面33Zがワイピングされる(図16および図17参照)。さらに、インクヘッドユニット30が左方に移動することで、インクヘッド32Bのノズル面33Z、インクヘッド32Cのノズル面33Z、インクヘッド32Dのノズル面33Zの順番で、ノズル面33Zがワイピングされる。本実施形態では、インクジェットプリンタ10は、1つのワイピングユニット42に対して4つのインクヘッド32A〜32Dを備えているため、ノズル面33Zのワイピングに時間を要する。ここで、ノズル面33Zに混色インク90が付着している場合には、ワイピングの待ち時間に混色インク90が第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内に侵入してしまい混色が発生することがあるが、本実施形態ではリキャップ動作の際にノズル面33Zから混色インク90が除去されているため、上記混色の発生を抑制することができる。
第5制御部85は、フラッシング動作に関する制御を行う。フラッシング動作は、インクヘッド32A〜32Dを用いて記録媒体12に印刷を行う前に、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yから第1インクおよび第2インクをそれぞれキャップ51A〜51D内に排出する動作である。第5制御部85は、スキャンモータ26を駆動させて、ヘッドプレート36が移動テーブル56の押圧体57に接触する直前まで、インクヘッドユニット30を右方に移動させる。このとき、インクヘッド32A〜32Dの下方には、キャップ51A〜51Dが配置される。その後、第5制御部85は、インクヘッド32A〜32Dを制御して、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yから第1インクおよび第2インクをそれぞれキャップ51A〜51D内に排出する。これにより、仮に第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yにおいて混色が発生していても、印刷前には混色が解消される。また、本実施形態では、リキャップ動作を行うことによってノズル面33Zから混色インク90を除去しているため、フラッシング動作におけるフラッシング量(インク吐出量)を大幅に低減することができる。
以上のように、本実施形態のインクジェットプリンタ10では、キャップ51A〜51Dがインクヘッド32A〜32Dに取り付けられた後、第1ノズル33X内の第1インクおよび第2ノズル33Y内の第2インクを第1ノズル33X外および第2ノズル33Y外に排出させる動作(主吸引動作)が行われ、主吸引動作が行われた後、インクヘッド32A〜32Dからキャップ51A〜51Dを取り外し、キャップ51A〜51D内に残存する混色インク90を吸引する動作(空吸引動作)が行われる。空吸引動作が行われることで、キャップ51A〜51D内に残存するインクは吸引ポンプ64に吸引され、キャップ51A〜51D内からインクは除去される。ここで、空吸引動作を行うには、キャップ51A〜51Dをインクヘッド32A〜32Dから取り外す必要がある。このとき、キャップ51A〜51Dとノズル面33Zとの間に発生する柱状の混色インク90がノズル面33Zのうち第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yの近くに付着することがある。そこで、空吸引動作が行われた後、キャップ51A〜51Dをインクヘッド32A〜32Dに再度取り付ける動作(リキャップ動作)が行われる。このように、キャップ51A〜51Dが再度インクヘッド32A〜32Dに取り付けられることで、密閉空間50Sが再度形成される。このとき、密閉空間50S内の圧力は大気圧より低く設定されているため、ノズル面33Zに付着した混色インク90は第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内には侵入せず、かつ、密閉空間50S内の圧力や重力によって混色インク90はキャップ51A〜51D内に落下する。これにより、ノズル面33Zに残存する混色インク90が除去され、第1ノズル33Xおよび第2ノズル33Yに混色インク90が侵入することが抑制される。
本実施形態のインクジェットプリンタ10によれば、空吸引動作の後に行われるリキャップ動作の際に、リップ部52および/または吸収体53をノズル面33Zに付着した混色インク90に接触させる。これにより、ノズル面33Zに付着した混色インク90をより確実にキャップ51A〜51D内に導くことができ、この結果、ノズル面33Zに残存する混色インク90が除去される。
本実施形態のインクジェットプリンタ10によれば、リキャップ動作が行われた後、ワイパー44によってノズル面33Zをワイピングする。ノズル面33Zをワイピングする際にノズル面33Zに混色インク90が付着していると、ワイパー44によって混色インク90が第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内に侵入することがある。しかし、本実施形態では、リキャップ動作においてノズル面33Zに付着した混色インク90が効果的に除去されているため、ワイピング時にはノズル面33Zに混色インク90はほとんど付着しておらず、ワイピング時に混色インク90が第1ノズル33X内および第2ノズル33Y内に侵入することが抑制される。
上述した実施形態では、移動機構70は、キャップ51A〜51Dを上下方向および主走査方向Yに移動させるが、少なくとも上下方向に移動させるとよい。
上述した実施形態では、移動テーブル56は、ヘッドプレート36と押圧体57との接触により上下方向に移動していたが、これに限定されない。移動テーブル56は、ヘッドプレート36の動きとは独立して上下方向に移動可能な構成としてもよい。
10 インクジェットプリンタ
31 キャリッジ
32A、32B、32C、32D インクヘッド
33X 第1ノズル
33Y 第2ノズル
33Z ノズル面
51A〜51D キャップ
50S 密閉空間
64 吸引ポンプ(吸引装置)
80 制御装置
81 第1制御部
82 第2制御部
83 第3制御部

Claims (3)

  1. 主走査方向に移動自在に設けられたキャリッジと、
    前記キャリッジを前記主走査方向に移動させる第1移動機構と、
    第1インクを吐出する第1ノズルと、前記第1インクと異なる色を有する第2インクを吐出する第2ノズルと、前記第1ノズルおよび前記第2ノズルが形成されたノズル面とを有し、前記キャリッジに搭載されたインクヘッドと、
    前記ノズル面を覆うように前記インクヘッドに着脱可能に形成され、前記インクヘッドに取り付けられたときに前記ノズル面との間に密閉空間が形成されるキャップと、
    前記キャップを少なくとも上下方向に移動させる第2移動機構と、
    前記第1ノズル内の前記第1インクおよび前記第2ノズル内の前記第2インク並びに前記キャップ内の前記第1インクおよび前記キャップ内の前記第2インクを吸引する吸引装置と、
    前記第1移動機構および前記吸引装置に接続された制御装置と、
    を備え、
    前記キャップは、前記ノズル面に接触可能に設けられかつ前記ノズル面に接触したときに前記ノズル面との間に前記密閉空間を形成するリップ部を備え、
    前記制御装置は、
    前記キャップが前記インクヘッドに取り付けられた後、前記吸引装置を駆動させることにより前記第1ノズル内の前記第1インクおよび前記第2ノズル内の前記第2インクを前記第1ノズル外および前記第2ノズル外に排出させる第1制御部と、
    前記第1移動機構を駆動させることにより前記インクヘッドから前記キャップを取り外し、かつ前記吸引装置を駆動させることにより前記キャップ内に残存する前記第1インクおよび前記第2インクを吸引する第2制御部と、
    前記第1移動機構を駆動させることにより前記キャップを前記インクヘッドに取り付けることで、前記リップ部を前記ノズル面に付着した前記第1インクおよび前記第2インクに接触させる第3制御部と、を備えている、インクジェットプリンタ。
  2. 少なくとも可撓性を有し、前記インクヘッドが前記主走査方向に移動することで前記ノズル面をワイピングするワイパーを備え、
    前記制御装置は、前記第1移動機構を駆動させることで前記ワイパーによって前記ノズル面をワイピングする第4制御部を備えている、請求項1に記載のインクジェットプリンタ。
  3. 主走査方向に移動自在に設けられたキャリッジと、
    前記キャリッジを前記主走査方向に移動させる第1移動機構と、
    第1インクを吐出する第1ノズルと、前記第1インクと異なる色を有する第2インクを吐出する第2ノズルと、前記第1ノズルおよび前記第2ノズルが形成されたノズル面とを有し、前記キャリッジに搭載されたインクヘッドと、
    前記ノズル面を覆うように前記インクヘッドに着脱可能に形成され、前記インクヘッドに取り付けられたときに前記ノズル面との間に密閉空間が形成されるキャップと、
    前記キャップを少なくとも上下方向に移動させる第2移動機構と、
    前記第1ノズル内の前記第1インクおよび前記第2ノズル内の前記第2インク並びに前記キャップ内の前記第1インクおよび前記キャップ内の前記第2インクを吸引する吸引装置と、
    を備えたインクジェットプリンタにおける前記ノズル面のインクを除去する方法であって、
    前記キャップは、前記ノズル面に接触可能に設けられかつ前記ノズル面に接触したときに前記ノズル面との間に前記密閉空間を形成するリップ部を備え、
    前記キャップを前記インクヘッドに取り付けた後、前記第1ノズル内の前記第1インクおよび前記第2ノズル内の前記第2インクを前記第1ノズル外および前記第2ノズル外に排出させる第1工程と、
    前記第1インクおよび前記第2インクが排出された後、前記インクヘッドから前記キャップを取り外し、かつ前記キャップ内に残存する前記第1インクおよび前記第2インクを吸引する第2工程と、
    前記キャップ内の前記第1インクおよび前記第2インクが吸引された後、前記キャップを前記インクヘッドに取り付けるときに、前記リップ部を前記ノズル面に付着した前記第1インクおよび前記第2インクに接触させる第3工程と、を備えている、インク除去方法。
JP2015257127A 2015-12-28 2015-12-28 インクジェットプリンタ Active JP6675872B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257127A JP6675872B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 インクジェットプリンタ

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015257127A JP6675872B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 インクジェットプリンタ

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017119397A JP2017119397A (ja) 2017-07-06
JP6675872B2 true JP6675872B2 (ja) 2020-04-08

Family

ID=59271722

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015257127A Active JP6675872B2 (ja) 2015-12-28 2015-12-28 インクジェットプリンタ

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6675872B2 (ja)

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017119397A (ja) 2017-07-06

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP5935338B2 (ja) 画像形成装置
JP4565637B2 (ja) インクジェット記録装置
JP5899968B2 (ja) 画像形成装置
JP5732914B2 (ja) 画像形成装置
JP4305529B2 (ja) インクジェット記録装置
US9764555B2 (en) Inkjet printer
JP2009298062A (ja) 流体噴射装置
JP4695854B2 (ja) インクジェット記録装置
JP2012045848A (ja) プリント装置およびその制御方法
JP6675872B2 (ja) インクジェットプリンタ
JPH0957991A (ja) インクジェット記録装置
JP2022129724A (ja) インクジェットプリンタ
JP2010058473A (ja) ヘッドクリーニング装置及びこれを用いた画像形成装置
JP2007152584A (ja) 液体噴射装置及び液体噴射装置におけるフラッシング方法
JP6208396B1 (ja) インクジェットプリンタ
JP2003072111A (ja) インクジェット記録装置
JP2008149483A (ja) 記録装置のクリーニング方法及び記録装置
JP4475854B2 (ja) インクジェット式記録装置およびそのワイピング方法
JP6980633B2 (ja) キャップおよびそれを備えたインクジェットプリンタ
JP2005246698A (ja) 液体噴射装置、液体噴射装置のフラッシング方法
JPH1029314A (ja) インクジェットヘッドのキャップ手段
JP6980634B2 (ja) キャップおよびそれを備えたインクジェットプリンタ
JPH08258286A (ja) インクジェット装置
CN111186213B (zh) 维护单元和具备维护单元的喷墨记录装置
JP5056465B2 (ja) 液体吐出装置および印刷装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20181122

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190927

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191029

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191227

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200310

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200311

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6675872

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250

R250 Receipt of annual fees

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R250