JP6675645B2 - 中継装置及び中継方法 - Google Patents

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Description

本発明は、中継装置及び中継方法に関する。
通信システムにおいて、送信装置と受信装置の間に存在する複数の中継装置を利用して通信品質を改善する中継通信システムが検討されている。図20は、従来の中継通信システム100の構成を示す図である。ここで、中継通信システム100における中継装置61−1,61−2の数は1以上の任意の数でもよい。なお、送信装置60と中継装置61−1,61−2の間の接続は無線接続であり、中継装置61−1,61−2と受信装置62の間の接続は有線接続、無線接続のいずれでもよい。
無線通信において、受信した無線信号を復調する際に、0または1のビット値として出力するのではなく、送信された信号ビットが0または1である確からしさを示す尤度(Likelihood)と呼ばれる実数値の比として出力する軟判定復調と呼ばれる方式がある。
軟判定復調の出力は、対数尤度比、またはLLR(Log Likelihood Ratio)と呼ばれる(例えば、非特許文献1参照)。LLRの値は一般に、より正の大きな値であるほど信号ビットが1である可能性が高く、より負の大きな値であるほど信号ビットが0である可能性が高いことを示す。
中継通信システム100において、送信装置60と中継装置61−1,61−2の間の通信において、中継装置61−1,61−2がLLRを検出して量子化し、受信装置62に転送する再生量子化中継通信システムがある(例えば、非特許文献2参照)。また、無線通信システム、特に移動通信システムにおいて、端末装置と無線通信を行う基地局装置の設置の柔軟性を高めるため、基地局装置の機能をBBU (Baseband Unit)とRRH(Remote Radio Head)と呼ばれる2つの装置に分割し、物理的に離れた構成とする事が検討されている。BBUとRRHの機能分割方式の1つとして、BBUにMAC(Media Access Control)層以上の機能、及び物理層機能の一部である符号化/復号機能を備え、RRHに符号化/復号機能以外の物理層機能を備えるSPP(Split-PHY Processing)と呼ばれる機能分割方式が検討されている(例えば、非特許文献3参照)。
図21に中継装置80−1,80−2と受信装置90の間が有線接続である場合における再生量子化中継通信システム101の構成を示す。再生量子化中継通信システム101における送信装置70、中継装置80−1,80−2、受信装置90は、それぞれ、上述したSPPの機能分割方式を適用した移動体通信システムにおける端末装置、RRH、BBUと捉えることもできる。
まず、送信装置70が送信した信号は、中継装置80−1,80−2の無線受信部82−1,82−2が受信し、受信の際に雑音が加わる。中継装置80−1,80−2の復調部83−1,83−2は、無線受信部82−1,82−2が受信した受信信号に対して軟判定復調を行い受信信号のLLRを検出する。LLR量子化部84−1,84−2は、復調部83−1,83−2が検出したLLRの量子化を行う。有線送信部85−1,85−2は、量子化されたLLRを受信装置90に送信する。受信装置90において、有線受信部91−1,91−2は、中継装置80−1,80−2から送信されたLLRを受信し、信号検出部92において複数の中継装置80−1,80−2から受信したLLRを用いた信号検出に基づいて、受信ビットの判定を行う。
また、図22に中継装置80a−1,80a−2と受信装置90aの間が無線接続である場合における再生量子化中継通信システム102の構成を示す。再生量子化中継通信システム102において、中継装置80a−1,80a−2においてLLRの量子化を行うまでの処理は、図21の中継装置80−1,80−2の構成と同様である。無線送信部86−1,86−2は、量子化されたLLRを無線信号により受信装置90aに送信する。受信装置90aの無線受信部93−1,93−2は、中継装置80a−1,80a−2から送信された無線信号を受信する。復調部94−1,94−2は、無線受信部93−1,93−2が受信した信号を軟判定復調してLLRを検出する。信号検出部92は、複数の中継装置からの無線信号から検出したLLRを用いた信号検出に基づいて、受信ビットの判定を行う。このようにして、図21、図22で示した再生量子化中継通信システム101,102により、送信装置70と受信装置90,90aで直接通信を行うよりも、通信品質を向上させることができる。
中継装置80−1,80−2,80a−1,80a−2のLLR量子化部84−1,84−2では、例えば任意の量子化ビット数を用いて、LLRの確率密度分布に応じてBER(Bit Error Rate)を最小化するように量子化閾値を適応的に変化させる量子化手法が用いられる(例えば、非特許文献2参照)。LLRの確率密度分布の例として図23及び図24に、それぞれQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)信号、及び16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)信号におけるLLRの確率密度分布を示す。図23のQPSK信号は、LLR値0を起点として2つの対象な分布となり、図24の16QAM信号は、LLR値0を起点として2種類、合計4つの対象な分布となる。
これらの確率密度分布は、それぞれがガウス分布、またはガウス分布に近似できることが知られており、一貫性条件と呼ばれる条件を満たしている場合、それらの分布の平均値および分散値は信号点配置から導出することができる(例えば、非特許文献2参照)。図25に、図24で確率密度分布を示した16QAM信号のLLRに2ビットの量子化を行う場合の量子化閾値の一例を示す。確率密度分布はLLR値0を起点に対象なのでこのLLR値0も自ずと量子化閾値となる。そのため、2ビットの量子化で設定する量子化閾値は2個となる。
大槻知明,"情報通信の基礎と動向[III]:誤り訂正符号",電子情報通信学会誌 Vol.90, No.7, 2007年7月. 衣斐信介、外1名,"再生量子化中継伝送における量子化しきい値の最適化に関する一検討",信学技報, vol.113, no.456, RCS2013-336, pp.181-186, 2014年3月. 宮本健司、外3名,"将来無線アクセスに向けた基地局機能分割方式の提案", 信学技報, vol.105, no.123, CS2015-15, pp. 33-38, 2015年7月.
例えば、図21における中継装置80−1,80−2と受信装置90の間の通信においては、1ビットの情報ビットにつきLLR量子化ビット数分のデータ量を伝送する必要がある。その場合、中継装置80−1,80−2と受信装置90の間では送信装置70と受信装置90の間のデータレートのLLR量子化ビット数倍の伝送容量が必要となる。
仮に、送信装置70と、中継装置80−1,80−2各々との間で1Gbpsの信号を伝送し、中継装置80−1,80−2におけるLLR量子化の量子化ビット数が5ビットであった場合、中継装置80−1,80−2の各々と受信装置90との間の伝送容量は5Gbpsとなる。このように、再生量子化中継通信システム101では、LLR量子化ビット数に応じて中継装置80−1,80−2と受信装置90との間の伝送容量が増加するという問題がある。
これに対して、例えば、LLR量子化ビット数を小さくすることなどが原因で送信装置70と中継装置80−1,80−2の間の通信品質が低下した場合には、送信装置70と受信装置90との間でデータの再送が発生し、中継装置80−1,80−2と受信装置90の間の伝送容量がさらに増加するという問題がある。
上記事情に鑑み、本発明は、再生量子化中継通信システムにおいて、最適なLLRの量子化を行うことで、高い通信品質を実現しつつ、中継装置と受信装置の間の伝送容量を適切な容量にすることができる技術の提供を目的としている。
本発明の一態様は、送信装置から受信する信号を中継し、受信装置へ送信する中継装置であって、受信した信号からLLRを検出する復調部と、前記LLRの確率密度分布に基づいて、量子化閾値または量子化ビット数を前記確率密度分布の傾向に応じて変更してLLRの量子化を行うLLR量子化部と、を備え、前記LLR量子化部は、情報ビット毎に分解された複数のLLRの確率密度分布のうち、一部の確率密度分布のみに着目して、全ての前記情報ビットにおける量子化閾値または量子化ビット数の少なくともいずれか一方を変更する中継装置である。
本発明の一態様は、上記の中継装置であって、前記LLR量子化部は、自装置と前記送信装置間の無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて量子化閾値や量子化ビット数の設定を行う。
本発明の一態様は、上記の中継装置であって、前記送信装置と自装置とがMIMO伝送を行い、前記MIMO伝送によって受信する複数の信号の各々を受信する複数の復調部と、前記複数の復調部に対応付けて備えられるLLR量子化部とを備え、前記LLR量子化部の各々は、自装置と前記送信装置間の無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて量子化閾値や量子化ビット数の設定を行う。
本発明の一態様は、送信装置から信号を受信して、受信装置へ送信する中継方法であって、受信した信号からLLRを検出する復調ステップと、前記LLRの確率密度分布に基づいて、量子化閾値または量子化ビット数を前記確率密度分布の傾向に応じて変更してLLRの量子化を行うLLR量子化ステップと、量子化した前記LLRを送信する送信ステップと、を有し、前記LLR量子化ステップでは、情報ビット毎に分解された複数のLLRの確率密度分布のうち、一部の確率密度分布のみに着目して、全ての前記情報ビットにおける量子化閾値または量子化ビット数の少なくともいずれか一方を変更する中継方法である。
この発明によれば、再生量子化中継通信システムにおいて、最適なLLRの量子化を行うことで、高い通信品質を実現しつつ、中継装置と受信装置の間の伝送容量を適切な容量にすることが可能となる。
第1実施形態における再生量子化中継通信システムの構成を示す図である。 第1実施形態におけるLLR量子化部の構成を示す図である。 ビット分解後の16QAMのLLRの確率密度分布(その1)を示す図である。 ビット分解後の16QAMのLLRの確率密度分布(その2)を示す図である。 第1実施形態における量子化閾値の設定例を示す図(その1)である。 第1実施形態における量子化閾値の設定例を示す図(その2)である。 第1実施形態の適用前と適用後の量子化の違いを説明する図(その1)である。 第1実施形態の適用前と適用後の量子化の違いを説明する図(その2)である。 第1実施形態の適用前と適用後の量子化の違いを説明する図(その3)である。 第1実施形態において中継装置と受信装置の間に無線通信を適用した再生量子化中継通信システムの構成を示す図である。 第2実施形態に適用されるLLR量子化部の構成を示す図である。 第2実施形態における量子化閾値の設定例を示す図である。 第3実施形態に適用されるLLR量子化部の構成を示す図である。 第3実施形態に適用されるハフマン符号化を説明するための図である。 第3実施形態におけるハフマン符号化の一例を示す図である。 第4実施形態に適用されるLLR量子化部の構成を示す図である。 第4実施形態に適用されるハフマン符号化を説明するための図である。 第5実施形態における再生量子化中継通信システムの構成を示す図である。 第5実施形態において中継装置と受信装置の間に無線通信を適用した再生量子化中継通信システムの構成を示す図である。 従来の中継通信システムの構成を示す図である。 従来の再生量子化中継通信システムの構成を示す図である。 従来の再生量子化中継通信システムの中継装置と受信装置の間に無線通信を適用した構成を示す図である。 QPSKのLLRの確率密度分布を示す図である。 16QAMのLLRの確率密度分布を示す図である。 16QAMのLLRに対して2ビット量子化を行う場合の量子化閾値を示す図である。
(第1実施形態)
以下、本発明の実施形態について図面を参照して説明する。図1は、本発明の第1実施形態による再生量子化中継通信システム1の構成を示す図である。再生量子化中継通信システム1は、送信装置10、中継装置20−1,20−2,受信装置30を備える。送信装置10と、中継装置20−1,20−2の各々は、無線通信を行う。中継装置20−1,20−2の各々と、受信装置30とは、通信回線40−1,40−2を通じて接続されており、有線通信を行う。送信装置10は、アンテナ11を備えており、アンテナ11を通じて16QAMの変調方式で無線信号を送信する。
中継装置20−1,20−2の各々は、アンテナ21−1,21−2,無線受信部22−1,22−2,復調部23−1,23−2,LLR量子化部24−1,24−2,有線送信部25−1,25−2を備える。中継装置20−1,20−2において、無線受信部22−1,22−2は、アンテナ21−1,21−2を通じて、送信装置10がアンテナ11を通じて送信する無線信号を受信する。無線受信部22−1,22−2が、無線信号を受信する際、雑音が加わる。復調部23−1,23−2は、無線受信部22−1,22−2が受信した受信信号に対して軟判定復調を行い、受信信号のLLRを検出する。
LLR量子化部24−1,24−2は、同一の内部構成を有している、図2に、一例としてLLR量子化部24−1の内部構成を示す。LLR量子化部24−1は、ビット分解量子化部241−1、量子化閾値記憶部242−1を備える。量子化閾値記憶部242−1は、16QAM変調方式におけるLLRの確率密度分布に応じて、例えば、図5及び図6に示すような量子化閾値を予め記憶する。ビット分解量子化部241−1は、LLRの確率密度分布の傾向が異なる情報ビット毎に、量子化閾値記憶部242−1に記憶されている量子化閾値に基づいてLLRの量子化を行う。LLR量子化部24−2に備えられるビット分解量子化部241−2も、同様に、LLRの確率密度分布の傾向が異なる情報ビット毎に、量子化閾値記憶部242−2に記憶される量子化閾値に基づいてLLRの量子化を行う。有線送信部25−1,25−2は、量子化されたLLRを通信回線40−1,40−2を通じて受信装置30に送信する。
受信装置30は、有線受信部31−1,31−2、信号検出部32を備える。有線受信部31−1,31−2は、中継装置20−1,20−2が送信する量子化されたLLRを受信する。信号検出部32は、複数の中継装置20−1,20−2から受信した量子化されたLLRを用いた信号検出に基づいて、受信ビットの判定を行う。
次に、上述したLLR量子化部24−1,24−2における処理について図3から図6を参照しつつ説明する。LLR量子化部24−1,24−2に備えられるビット分解量子化部241−1,241−2は、LLRを量子化する際に、LLRを確率密度分布の傾向が異なる情報ビット毎に分解する。例えば、4ビットの情報ビットを1シンボルとして変調する16QAMにおいては、4ビットの情報ビット毎に同じ確率密度分布の傾向が繰り返される。また、その4ビットの中で1ビット目と2ビット目の分布は、図3に示すようにLLR値0を起点として2種類、合計4つの対象な分布となる。これに対して、3ビット目と4ビット目の分布は、QPSKの確率密度分布と同様、図4に示すようにLLR値0を起点として2つの分布となる。前述した図24の確率密度分布は、図3と図4の確率密度分を足し合わせたものである。
この場合、例えば、2ビットの量子化を行う場合、1ビット目及び2ビット目のLLRに対しては、図5に示すような、確率密度分布に応じた量子化閾値1及び量子化閾値2を予め定める。これに対して、3ビット目及び4ビット目のLLRに対しては、図6に示すように、1ビット目及び2ビット目の確率密度分布に対して定めた量子化閾値1及び量子化閾値2とは異なる値に量子化閾値3及び量子化閾値4を定める。
LLR量子化部24−1,24−2の構成に基づいて処理を説明する。予め図5、図6に示す量子化閾値1,2,3,4が量子化閾値記憶部242−1,242−2に記憶される。ビット分解量子化部241−1,241−2は、復調部23−1,23−2から1ビット目のLLRが出力されると、量子化閾値1及び量子化閾値2を量子化閾値記憶部242−1,242−2から読み出し、読み出した量子化閾値1及び量子化閾値2に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241−1,241−2は、復調部23−1,23−2から2ビット目のLLRが出力されると、同じく量子化閾値1及び量子化閾値2に基づいて量子化を行う。
ビット分解量子化部241−1,241−2は、復調部23−1,23−2から3ビット目のLLRが出力されると、量子化閾値3及び量子化閾値4を量子化閾値記憶部242−1,242−2から読み出し、読み出した量子化閾値3及び量子化閾値4に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241−1,241−2は、復調部23−1,23−2から4ビット目のLLRが出力されると、同じく量子化閾値3及び量子化閾値4に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241−1,241−2は、量子化したLLRを有線送信部25−1,25−2に出力する。
確率密度分布をビット分解せずにLLRの量子化を行った場合と、本実施形態を適用した場合の違いについて図7から図9を参照して説明する。例えば、量子化閾値が、量子化閾値1と量子化閾値2の2つだけの場合に、LLRの量子化を行うと、図7に示すように、1ビット目から4ビット目の各々には、[0,1]、[1,1],[1,0],[0,1]の量子化ビットが割り当てられる。これに対して、本実施形態を適用すると、1ビット目と2ビット目については、図8に示すように、[0,1]、[1,1]の量子化ビットが割り当てられるが、3ビット目と4ビット目には、図9に示すように、[1,1]、[0,1]の量子化ビットが割り当てられる。したがって、本実施形態を適用する方が、3ビット目についてより詳細に量子化ビットを割り当てることができる。
上記の第1実施形態の構成により、情報ビットの確率密度分布を分解して、傾向が同じ確率密度分布の情報ビット毎に、量子化を行う際の量子化閾値を定めておき、当該量子化閾値に基づいてLLRの量子化を行うことができる。すなわち、16QAMのような多値変調方式において、LLRの確率密度分布が、1ビット目と2ビット目の分布と、3ビット目と4ビット目の分布とに分解でき、それらが異なる確率密度分布を有することを利用して、情報ビット毎に最適な量子化閾値を定めることできる。これにより、従来のLLRの量子化ではLLRの全体の確率密度分布に応じて、量子化閾値を適応的に変化させていたのに対して、従来よりも細かい量子化閾値の最適化が可能となる。そのため、通信品質を向上させることが可能となり、データの再送を減少させることができ、伝送容量の削減も行うことが可能となる。したがって、再生量子化中継通信システム1において、最適なLLRの量子化を行うことができ、高い通信品質を実現しつつ、中継装置20−1,20−2と受信装置30の間の伝送容量を適切な容量にすることを可能とする。
なお、上記の第1実施形態の構成において、量子化閾値を設定する場合に、全てのビット毎のLLRの確率密度分布に着目するのではなく、一部のLLRの確率密度分布のみに着目して量子化閾値を設定してもよい。例えば、図4に示す3ビット目および4ビット目のLLRの確率密度分布のみに着目し、図6に示す量子化閾値3,4を1ビット目、2ビット目の量子化閾値として適用してもよい。このように構成される場合、全てのビットで同じ閾値を適用することになるが、設定した量子化閾値はビットを分解して初めて導出される閾値であるため、ビットを分解しない従来の手法と異なる手法で処理を行うことができる。
また、上記の第1実施形態の構成において、中継装置20−1,20−2と、受信装置30との通信手段は、図10に示すような無線通信の構成であってもよい。図10において、図1に示した再生量子化中継通信システム1と同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。図10の再生量子化中継通信システム1aでは、LLR量子化部24−1,24−2が出力する量子化されたLLRを無線送信部26−1,26−2がアンテナ27−1,27−2を通じて送信する。受信装置30aの無線受信部33−1,33−2は、アンテナ35−1,35−2を通じて中継装置20a−1,20a−2から送信された無線信号を受信する。復調部34−1,34−2は、無線受信部33−1,33−2が受信した信号を軟判定復調してLLRを検出する。
また、中継装置20−1,20−2と、受信装置30との通信手段が、図10のような無線通信である場合、中継装置20a−1,20a−2と受信装置30aの間の無線通信は、複数アンテナを用いたMIMO(Multiple-Input Multiple-Output)伝送であってもよい。また、この場合、中継装置20a−1,20a−2と受信装置30aの間の無線帯域が無線伝搬環境によって制限されている場合に、当該制限に応じてLLR量子化部24−1,24−2における量子化閾値の設定を行ってもよい。
(第2実施形態)
本発明の第2実施形態について説明する。第2実施形態では、第1実施形態の再生量子化中継通信システム1の中継装置20−1,20−2が備えるLLR量子化部24−1,24−2が、LLR量子化部24b−1,24b−2に置き換えられる点で、第1実施形態の再生量子化中継通信システム1と異なる。また、以下の説明において、LLR量子化部24b−1,24b−2に置き換えられた後の構成を、中継装置20b−1,20b−2、再生量子化中継通信システム1bとして表す。
図11に、一例として、LLR量子化部24−1に替えて適用されるLLR量子化部24b−1の構成を示す。LLR量子化部24b−1は、ビット分解量子化部241b−1、量子化閾値記憶部242b−1を備える。LLR量子化部24b−2も、同様に、ビット分解量子化部241b−2、量子化閾値記憶部242b−2を備える。
第2実施形態では、例えば、量子化ビットが2ビットでは、高い通信品質を実現する上で量子化ビット数が不十分であるような場合を想定した量子化を行う。例えば、図12に示すように、16QAM信号の1ビット目及び2ビット目のLLRの量子化において、量子化ビット数を3ビットに増やし、その量子化ビット数に応じた量子化閾値を設定する。例えば、図12に示すように量子化閾値5,6,7,8,9,10を設定する。3ビット目と4ビット目のLLRの量子化については、量子化ビット数は、2のままとし、図6に示す第1実施形態の量子化閾値3,4を適用する。
LLR量子化部24b−1,24b−2の構成に基づいて処理を説明する。予め図12に示す量子化閾値5,6,7,8,9,10と、図6に示す量子化閾値3,4が量子化閾値記憶部242b−1,242b−2に記憶される。ビット分解量子化部241b−1,241b−2は、復調部23−1,23−2から1ビット目のLLRが出力されると、量子化閾値5,6,7,8,9,10を量子化閾値記憶部242b−1,242b−2から読み出し、読み出した量子化閾値5,6,7,8,9,10に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241b−1,241b−2は、復調部23−1,23−2から2ビット目のLLRが出力されると、同様に量子化閾値5,6,7,8,9,10に基づいて量子化を行う。
ビット分解量子化部241b−1,241b−2は、復調部23−1,23−2から3ビット目のLLRが出力されると、量子化閾値3及び量子化閾値4を量子化閾値記憶部242b−1,242b−2から読み出し、読み出した量子化閾値3及び量子化閾値4に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241b−1,241b−2は、復調部23−1,23−2から4ビット目のLLRが出力されると、同じく量子化閾値3及び量子化閾値4に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241b−1,241b−2は、量子化したLLRを有線送信部25−1,25−2に出力する。
上記の第2実施形態の構成により、量子化ビット数が不十分であるような場合、情報ビットの確率密度分布を分解して、傾向が同じ確率密度分布の情報ビット毎に、量子化を行う際の量子化閾値を定めておき、当該量子化閾値に基づいて適切な量子化ビット数でLLRの量子化を行うことができる。すなわち、16QAMのような多値変調方式において、LLRの確率密度分布が、1ビット目と2ビット目の分布と、3ビット目と4ビット目の分布とに分解でき、それらが異なる確率密度分布を有することを利用して、情報ビット毎に最適な量子化ビット数を定めることできる。これにより、従来のLLRの量子化ではLLRの全体の確率密度分布に応じて、量子化ビット数を適応的に変化させていたのに対して、従来よりも細かい量子化ビット数の最適化が可能となる。そのため、通信品質を向上させることが可能となり、データの再送を減少させることができ、伝送容量の削減も行うことが可能となる。したがって、再生量子化中継通信システム1bにおいて、最適なLLRの量子化を行うことで、高い通信品質を実現しつつ、中継装置20b−1,20b−2と受信装置30の間の伝送容量を適切な容量にすることを可能とする。
なお、上記の第2実施形態において、3ビット目と4ビット目について、図6とは異なる量子化閾値を定めてもよい。例えば、第1実施形態において、1ビット目と2ビット目の確率密度分布に適用していた図5に示す量子化閾値1及び量子化閾値2を適用してもよいし、本実施形態のように、量子化閾値の数を増やして、量子化ビット数を増やすようにしてもよい。
また、上記の第2実施形態の構成において、適切な量子化ビット数とするための量子化閾値を設定する場合に、全てのビット毎のLLRの確率密度分布に着目するのではなく、一部のLLRの確率密度分布のみに着目して量子化ビット数や量子化閾値を設定してもよい。例えば、図3に示す1ビット目および2ビット目のLLRの確率密度分布のみに着目し、図12に示す量子化閾値5,6,7,8,9,10を3ビット目、4ビット目の量子化閾値として適用してもよい。このように構成される場合、全てのビットで同じ閾値を適用することになるが、設定した量子化閾値はビットを分解して初めて導出される閾値であるため、ビットを分解しない従来の手法と異なる手法で処理を行うことができる。
(第3実施形態)
本発明の第3実施形態について説明する。第3実施形態では、第1実施形態の再生量子化中継通信システム1の中継装置20−1,20−2が備えるLLR量子化部24−1,24−2が、LLR量子化部24c−1,24c−2に置き換えられる点で、第1実施形態の再生量子化中継通信システム1と異なる。また、以下の説明において、LLR量子化部24c−1,24c−2に置き換えられた後の構成を、中継装置20c−1,20c−2、再生量子化中継通信システム1cとして表す。
図13に、一例として、LLR量子化部24−1に替えて適応されるLLR量子化部24c−1の構成を示す。LLR量子化部24c−1は、ビット分解量子化部241c−1、量子化閾値記憶部242c−1を備える。LLR量子化部24c−2も、同様に、ビット分解量子化部241c−2、量子化閾値記憶部242c−2を備える。
ここで、第3実施形態のビット分解量子化部241c−1,241c−2が行うハフマン符号化について説明する。ハフマン符号化は、データ圧縮手法の1つであり、複数の事象に対して特定の符号語を割り当てる際に、各事象の出現確率に応じて符号語の長さを変える符号化方式である(例えば、以下の参考文献を参照)。ハフマン符号化の方式を用いれば、出現確率の高い事象に対しては短い符号語を、出現確率の低い事象に対しては長い符号語を割り当てることで、平均符号長を短くすることができる。
[参考文献]D. A. Huffman, "A Method for the Construction of Minimum-Redundancy Codes," Proc. in IRE, vol. 40, no. 9, pp. 1098-1101, Sept. 1952.
図5で示したような2ビット量子化の量子化閾値を設定した場合、各量子化閾値で分けられる領域の名称を、例えば、図14に示すように事象A,B,C,Dとし、それらの出現確率をP,P,P,Pとする。LLRの確率密度分布の傾向が対称であることから、対称な量子化閾値を仮定し、量子化閾値2をη、量子化閾値1を−ηとする。このとき、LLRの確率密度分布の対称性により、P=P、P=Pが成り立つ。図5における2種類のガウス分布のうち、LLR値0に近い内側のガウス分布の平均値の絶対値をμとしたとき、P及びPは、相補誤差関数を用いて以下の式(1)、(2)で表される。
Figure 0006675645
Figure 0006675645
図14に示す量子化閾値において、仮に、P=P=0.4、P=P=0.1とすると、一例として図15に示すようなハフマン符号化が行われる。すなわち、事象Aに属するLLRついては、符号語、すなわち量子化ビット「00」が適用され、事象Bに属するLLRついては、量子化ビット「010」が適用され、事象Cに属するLLRついては、量子化ビット「011」が適用され、事象Dに属するLLRついては、量子化ビット「1」が適用される。この場合の平均符号長Lは、以下の式(3)に基づいて算出される。
Figure 0006675645
=P=0.4、P=P=0.1の場合、L=2×0.4+3×0.1+3×0.1+1×0.4=1.8となる。全事象を2ビットで量子化した場合に比べてさらに量子化ビット数を10%削減することができる。ここで、式(3)より、P=PであるPとPが大きく、P=PであるPとPが小さいほど平均符号長Lを小さくできることが分かる。これは量子化閾値ηをPとPが大きくなるように設定することで実現することができる。一方、BERを最小化する量子化閾値ηが存在し、ηを変化させることで、BERが劣化することがある。そのため、受信装置30において所定のBERを満たしつつ、平均符号長Lを可能な限り短くする閾値ηを選択してハフマン符号化が行われる。
LLR量子化部24c−1,24c−2の構成に基づいて処理を説明する。予め図14に示す量子化閾値1,2と、図6に示す量子化閾値3,4が量子化閾値記憶部242c−1,242c−2に記憶される。ビット分解量子化部241c−1,241c−2は、復調部23−1,23−2から1ビット目のLLRが出力されると、量子化閾値1,2を量子化閾値記憶部242c−1,242c−2から読み出す。ビット分解量子化部241c−1,241c−2は、読み出した量子化閾値1,2に基づいて、LLRの値が、事象A,B,C,Dのいずれに属するかを判定して、事象A,B,C,Dの各々に対応する図15に示すハフマン符号化に基づく量子化ビットを割り当てる。ビット分解量子化部241c−1,241c−2は、復調部23−1,23−2から2ビット目のLLRが出力されると、同様にしてハフマン符号化に基づく量子化ビットを割り当てる。
ビット分解量子化部241c−1,241c−2は、復調部23−1,23−2から3ビット目のLLRが出力されると、量子化閾値3及び量子化閾値4を量子化閾値記憶部242c−1,242c−2から読み出し、読み出した量子化閾値3及び量子化閾値4に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241c−1,241c−2は、復調部23−1,23−2から4ビット目のLLRが出力されると、同じく量子化閾値3及び量子化閾値4に基づいて量子化を行う。ビット分解量子化部241c−1,241c−2は、量子化したLLRを有線送信部25−1,25−2に出力する。
上記の第3実施形態の構成により、情報ビットの確率密度分布を分解して、傾向が同じ確率密度分布の情報ビット毎に、ハフマン符号化に基づいて求められる適切な量子化ビット数を割り当ててLLRの量子化を行うことができる。すなわち、16QAMのような多値変調方式において、LLRの確率密度分布が、1ビット目と2ビット目の分布と、3ビット目と4ビット目の分布とに分解でき、それらが異なる確率密度分布を有することを利用して、情報ビット毎にハフマン符号化に基づく最適な量子化ビット数を定めることできる。これにより、従来のLLRの量子化ではLLRの全体の確率密度分布に応じて、量子化ビット数を適応的に変化させていたのに対して、従来よりも細かい量子化ビット数の最適化が可能となる。そのため、通信品質を向上させることが可能となり、データの再送を減少させることができ、伝送容量の削減も行うことが可能となる。したがって、再生量子化中継通信システム1cにおいて、最適なLLRの量子化を行うことで、高い通信品質を実現しつつ、中継装置20c−1,20c−2と受信装置30の間の伝送容量を適切な容量にすることを可能とする。
なお、上記の第3実施形態において、3ビット目と4ビット目についても、図6とは異なる量子化閾値を定めてもよい。例えば、第1実施形態において、1ビット目と2ビット目の確率密度分布に適用していた図5に示す量子化閾値1及び量子化閾値2を適用してもよいし、第2実施形態のように量子化閾値の数を増やして、量子化ビット数を増やすようにしてもよい。また、本実施形態のようにハフマン符号化に基づく量子化ビットを割り当てるようにしてもよい、また、1ビット目と2ビット目について、第1実施形態や第2実施形態のような量子化を適用して、3ビット目と4ビット目について、本実施形態のようにハフマン符号化に基づく量子化ビットを割り当てるようにしてもよい。
(第4実施形態)
本発明の第4実施形態について説明する。第4実施形態では、第1実施形態の再生量子化中継通信システム1の中継装置20−1,20−2が備えるLLR量子化部24−1,24−2が、LLR量子化部24cc−1,24cc−2に置き換えられる点で、第1実施形態の再生量子化中継通信システム1と異なる。また、以下の説明において、LLR量子化部24cc−1,24cc−2に置き換えられた後の構成を、中継装置20cc−1,20cc−2、再生量子化中継通信システム1ccとして表す。
図16に、一例として、LLR量子化部24−1に替えて適応されるLLR量子化部24cc−1の構成を示す。LLR量子化部24cc−1は、ハフマン符号化量子化部241cc−1と、量子化閾値記憶部242cc−1を備える。LLR量子化部24cc−2も、同様に、ハフマン符号化量子化部241cc−2、量子化閾値記憶部242cc−2を備える。
ハフマン符号化量子化部241cc−1,241cc−2は、第1から第3実施形態のビット分解量子化部241−1,241−2,241b−1,241b−2,241c−1,241c−2と異なりLLRの確率密度分布を情報ビット毎に分解せずにハフマン符号化による量子ビット数の割り当てを行う。ビット分解を行わない場合、16QAMの確率密度分布は、図3に示した1ビット目と2ビット目の確率密度分布と、図4に示した3ビット目と4ビット目の確率密度分布を足し合わせたものになるため、図17に示す傾向を有する確率密度分布となる。量子化閾値記憶部242cc−1,242cc−2には、図17に示す量子化閾値1及び量子化閾値2が予め記憶される。ハフマン符号化量子化部241cc−1,241cc−2は、ハフマン符号化により、事象A,B,C,Dの各々に適切となる量子化ビット(符号語)を定め、量子化の際に1〜4の情報ビットのLLRがどの事象に含まれるかを判定して、対応する量子化ビットを割り当てる。
上記の第4実施形態の構成により、ハフマン符号化に基づいて求められる適切な量子化ビット数を割り当ててLLRの量子化を行うことができる。これにより、従来のLLRの量子化ではLLRの全体の確率密度分布に応じて、量子化ビット数を適応的に変化させていたのに対して、ハフマン符号化を適用することにより、従来よりも細かい量子化ビット数の最適化が可能となる。そのため、通信品質を向上させることが可能となり、データの再送を減少させることができ、伝送容量の削減も行うことが可能となる。したがって、再生量子化中継通信システム1ccにおいて、最適なLLRの量子化を行うことで、高い通信品質を実現しつつ、中継装置20cc−1,20cc−2と受信装置30の間の伝送容量を適切な容量にすることを可能とする。
また、上記の第2、第3、及び第4実施形態の構成において、中継装置20b−1,20b−2,20c−1,20c−2,20cc−1,20cc−2と、受信装置30との通信手段は、第1実施形態の図10に示すような無線通信の構成であってもよい。
また、上記の第1、第2、第3、及び第4実施形態の構成において、中継装置20−1,20−1,20a−1,20a−2,20b−1,20b−2,20c−1,20c−2,20cc−1,20cc−2が受信する信号の変調方式は送信装置10との間の無線伝搬環境に応じて変化する。この場合、LLR量子化部24−1,24−2,24b−1,24b−2,24c−1,24c−2、24cc−1,24cc−2は、無線伝搬環境によって変化する変調方式に応じて量子化閾値や量子化ビット数の変更、またはハフマン符号化を適用した量子化ビット数の変更を適用するようにしてもよい。
また、第1実施形態の図10に示す中継装置20a−1,20a−2と、受信装置30aの通信手段が無線通信の場合や、第2、第3、及び第4実施形態の構成において、中継装置20b−1,20b−2,20c−1,20c−2,20cc−1,20cc−2と、受信装置30との通信手段に、図10に示すような無線通信の構成が適用される場合、当該無線通信の無線帯域が無線伝搬環境によって制限されているとする。このとき、LLR量子化部24−1,24−2,24b−1,24b−2,24c−1,24c−2、24cc−1,24cc−2は、その制限に応じて量子化閾値や量子化ビット数の変更、またはハフマン符号化を適用した量子化ビット数の変更を適用するようにしてもよい。
また、上記の第3、第4実施形態において、拡大情報源を用いたハフマン符号化を行ってもよい。拡大情報源を用いたハフマン符号化とは複数のLLRに1種類の量子化ビットを割り当てる方法である。例えば、2つのLLRをまとめて量子化する拡大情報源の場合、上記の第3実施形態とは異なりAA,AB,AC,AD,・・・,DA,DB,DC,DDの16個の事象に対して量子化ビットを割り当てる。この方法により、より出現確率の高い事象と低い事象の差が大きくなり平均符号長Lを更に短くすることができる。
(第5実施形態)
図18は、本発明の第5実施形態による再生量子化中継通信システム1dの構成を示す図である。第1実施形態の再生量子化中継通信システム1と、同一の構成については同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。再生量子化中継通信システム1dは、送信装置10dと、中継装置20d−1,20d−2を備える。送信装置10dは、複数のアンテナ11−1〜11−iを備える。中継装置20d−1は、複数のアンテナ21−1−1〜21−1−j、複数の無線受信部22−1−1〜22−1−j、複数の復調部23−1−1〜23−1−j、複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−j、有線送信部25d−1を備える。中継装置20d−2は、複数のアンテナ21−1−1〜21−1−k、複数の無線受信部22−1−1〜22−1−k、複数の復調部23−1−1〜23−1−k、複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−k、有線送信部25d−2を備える。なお、符号中のi、j、kは、2以上の自然数である。
送信装置10dと中継装置20d−1、及び送信装置10dと中継装置20d−2は、それぞれ、複数のアンテナ11−1〜11−i、アンテナ21−1−1〜21−1−j、アンテナ21−2−1〜21−2−kの間でMIMO伝送が行われる。
中継装置20d−1,20d−2の各々は、第1実施形態の中継装置20−1が備えるアンテナ21−1、無線受信部22−1、復調部23−1、LLR量子化部24−1、有線送信部25−1の構成を複数系統備えた構成となっている。これらの複数系統の各々の変調方式は、全てに同一の変調方式が適用されてもよいし、中継装置20d−1,20d−2の各々と送信装置10dとの間の無線伝搬環境によって、異なる方式が適用されてもよい。
また、上記の第5実施形態の構成において、中継装置20d−1,20d−2と、受信装置30との通信手段は、図19に示すような無線通信の構成であってもよい。図19において、図18に示した再生量子化中継通信システム1dと同一の構成については、同一の符号を付し、以下、異なる構成について説明する。図19の再生量子化中継通信システム1eでは、量子化されたLLRを無線送信部26e−1,26e−2がアンテナ27−1,27−2を通じて送信する。受信装置30eの無線受信部33−1,33−2は、中継装置20e−1,20e−2から送信された無線信号を受信する。復調部34−1,34−2は、無線受信部33−1,33−2が受信した信号を軟判定復調してLLRを検出する。
また、中継装置20e−1,20e−2と、受信装置30eとの通信手段が、図19のような無線通信である場合、中継装置20e−1,20e−2と受信装置30eの間の無線通信は、複数アンテナを用いたMIMO伝送であってもよい。
中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2における、個々のアンテナ21−1−1〜21−1−j,21−1−1〜21−1−k、無線受信部22−1−1〜22−1−j,22−1−1〜22−1−k、復調部23−1−1〜23−1−j,23−1−1〜23−1−kは、それぞれ第1実施形態のアンテナ21−1,21−2、無線受信部22−1,22−2、復調部23−1,23−2に対応する機能部である。
有線送信部25d−1,25d−2は、それぞれ複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−j,24−2−1〜24−2−kに接続される。また、有線送信部25d−1,25d−2の各々は、LLR量子化部24−1−1〜24−1−j,24−2−1〜24−2−kの各々から出力される量子化されたLLRを受信装置30,30eに送信する。
中継装置20d−1,20e−1が備える複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−j、及び中継装置20d−2,20e−1が備える複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−kのそれぞれには、第1実施形態のLLR量子化部24−1,24−2、第2実施形態のLLR量子化部24b−1,24b−2、第3実施形態のLLR量子化部24c−1,24c−2のいずれの構成が適用されてもよい。また、第4実施形態の確率密度分布を情報ビット毎に分解せずにハフマン符号化を適用するLLR量子化部24cc−1,24cc−2が適用されてもよい。
上記の複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−j、及び複数のLLR量子化部24−1−1〜24−1−kへの適用は、どのような組み合わせで適用されてもよい。例えば、中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2の各々と送信装置10dとの間の無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて、量子化閾値の変更を行う第1実施形態のLLR量子化部24−1,24−2を適用してもよい。また、当該無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて、量子化閾値と量子化ビット数の変更を行う第2実施形態のLLR量子化部24b−1,24b−2を適用してもよい。また、当該無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて、量子化閾値の変更、または、量子化閾値と量子化ビット数の変更を行った上で、ハフマン符号化を適用した量子化ビット数の変更を行う第3実施形態のLLR量子化部24c−1,24c−2を適用してもよい。また、当該無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて、ビット分解せずにハフマン符号化を適用して量子化ビット数の変更を行う第4実施形態のLLR量子化部24cc−1,24cc−2を適用してもよい。
また、図19に示す中継装置20e−1,20e−2と、受信装置30eとの通信手段が無線通信の場合で、当該無線通信の無線帯域が無線伝搬環境によって制限されている場合に、量子化閾値の変更を行う第1実施形態のLLR量子化部24−1,24−2を適用してもよい。また、当該無線帯域が制限されている場合に、量子化閾値と量子化ビット数の変更を行う第2実施形態のLLR量子化部24b−1,24b−2を適用してもよい。また、当該無線帯域が制限されている場合に、量子化閾値の変更、または、量子化閾値と量子化ビット数の変更を行った上で、ハフマン符号化を適用した量子化ビット数の変更を行う第3実施形態のLLR量子化部24c−1,24c−2を適用してもよい。また、当該無線帯域が制限されている場合に、ビット分解せずにハフマン符号化を適用して量子化ビット数の変更を行う第4実施形態のLLR量子化部24cc−1,24cc−2を適用してもよい。
上記の第5実施形態の構成により、中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2は、複数系統のLLR量子化部24−1−1〜24−1−j,24−1−1〜24−1−kを備える。これにより、送信装置10と、中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2との間の無線伝搬環境が様々に変化したとしても、適切な変調方式を採用することができ、かつ適切なLLRの量子化を行うことが可能となる。これにより、従来のLLRの量子化ではLLRの全体の確率密度分布に応じて、量子化閾値や量子化ビット数を適応的に変化させていたのに対して、従来よりも細かい量子化閾値や量子化ビット数の最適化が可能となる。そのため、通信品質を向上させることが可能となり、データの再送を減少させることができ、伝送容量の削減も行うことが可能となる。したがって、再生量子化中継通信システム1d,1eにおいて、最適なLLRの量子化を行うことで、高い通信品質を実現しつつ、中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2と受信装置30,30eの間の伝送容量を適切な容量にすることを可能とする。
なお、送信装置10と中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2の間がMIMO伝送の場合、送信装置10の台数は2台以上の任意の数でもよく、複数の送信装置10で複数の送信アンテナを構成してもよい。なお、送信装置10と中継装置20d−1,20d−2,20e−1,20e−2の間は、MIMO伝送に限られず、複数のアンテナ11−1〜11−i、21−1−1〜21−1−j,21−2−1〜21−2−kを利用する他の伝送方式であってもよい。
また、上記の第1から第5実施形態では、主に16QAMの変調方式を適用する例について述べているが、64QAMなど他の多値変調方式を適用してもよい。各装置間の通信において、誤り訂正符号を適用してもよい。また、中継装置20−1,20−2,20a−1,20a−2,20b−1,20b−2,20c−1,20c−2,20cc−1,20cc−2,20d−1,20d−2,20e−1,20e−2の数は、2台に限定されるものではなく、任意の台数であってもよい。
上述した第1から第5実施形態における中継装置20−1,20−2,20a−1,20a−2,20b−1,20b−2,20c−1,20c−2,20cc−1,20cc−2、20d−1,20d−2,20e−1,20e−2をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよく、FPGA(Field Programmable Gate Array)等のプログラマブルロジックデバイスを用いて実現されるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
1…再生量子化中継通信システム,10…送信装置,11…アンテナ,20−1,20−2…中継装置,21−1、21−2…アンテナ,22−1、22−2…無線受信部,23−1、23−2…復調部,24−1、24−2…LLR量子化部,25−1、25−2…有線送信部,30…受信装置,31−1、31−2…有線受信部,32…信号検出部,40−1、40−2…通信回線

Claims (4)

  1. 送信装置から受信する信号を中継し、受信装置へ送信する中継装置であって、
    受信した信号からLLRを検出する復調部と、
    前記LLRの確率密度分布に基づいて、量子化閾値または量子化ビット数を前記確率密度分布の傾向に応じて変更してLLRの量子化を行うLLR量子化部と、
    を備え
    前記LLR量子化部は、
    情報ビット毎に分解された複数のLLRの確率密度分布のうち、一部の確率密度分布のみに着目して、全ての前記情報ビットにおける量子化閾値または量子化ビット数の少なくともいずれか一方を変更する中継装置。
  2. 前記LLR量子化部は、
    自装置と前記送信装置間の無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて量子化閾値や量子化ビット数の設定を行う、請求項1に記載の中継装置。
  3. 前記送信装置と自装置とがMIMO伝送を行い、前記MIMO伝送によって受信する複数の信号の各々を受信する複数の復調部と、前記複数の復調部に対応付けて備えられるLLR量子化部とを備え、
    前記LLR量子化部の各々は、
    自装置と前記送信装置間の無線伝搬環境によって変わる変調方式に応じて量子化閾値や量子化ビット数の設定を行う、請求項1に記載の中継装置。
  4. 送信装置から信号を受信して、受信装置へ送信する中継方法であって、
    受信した信号からLLRを検出する復調ステップと、
    前記LLRの確率密度分布に基づいて、量子化閾値または量子化ビット数を前記確率密度分布の傾向に応じて変更してLLRの量子化を行うLLR量子化ステップと、
    量子化した前記LLRを送信する送信ステップと、
    を有し
    前記LLR量子化ステップでは、
    情報ビット毎に分解された複数のLLRの確率密度分布のうち、一部の確率密度分布のみに着目して、全ての前記情報ビットにおける量子化閾値または量子化ビット数の少なくともいずれか一方を変更する中継方法。
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