JP2017092611A - 無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム - Google Patents
無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017092611A JP2017092611A JP2015217802A JP2015217802A JP2017092611A JP 2017092611 A JP2017092611 A JP 2017092611A JP 2015217802 A JP2015217802 A JP 2015217802A JP 2015217802 A JP2015217802 A JP 2015217802A JP 2017092611 A JP2017092611 A JP 2017092611A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- unit
- quantization
- signal
- demodulation
- rrh
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Landscapes
- Compression, Expansion, Code Conversion, And Decoders (AREA)
- Digital Transmission Methods That Use Modulated Carrier Waves (AREA)
- Radio Transmission System (AREA)
Abstract
Description
本実施形態の無線通信システムは、基地局の機能をBBU(Base Band Unit)とRRH(Remote Radio Head)と呼ばれる2種類の装置に分割した構成である。RRHは、端末から送信された無線信号に軟判定復調を行って得られた復調値であるLRR(対数尤度比)の量子化ビット数を変更してBBUに送信する。BBUは、RRHから受信したLRRを復号する。
第1の実施形態は、図15に示す無線通信システムに適用可能である。
図1は、第1の実施形態による無線通信システム101の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する情報についても示している。同図に示すように、無線通信システム101は、端末201と、RRH301と、BBU401とを備える。RRH301とBBU401とは、伝送路501により接続される。
RF受信部3013は、RF信号に増幅、ダウンコンバート、所望帯域の抽出などの受信処理を行い、受信処理により得られた受信信号を復調部3015およびチャネル推定部3014に出力する。
チャネル推定部3014は、RF受信部3013により受信処理された受信信号を用いてチャネル情報を推定する。すなわち、チャネル推定部3014は、RF受信部3013により受信処理された受信信号を用いて、無線信号が無線伝送路(チャネル)を伝搬した際に受ける減衰量や位相回転量など、伝搬路特性を推定する。チャネル推定部3014は、これらの推定値を設定したチャネル情報を生成する。
復調部3015は、チャネル推定部3014により推定されたチャネル情報を用いて受信信号に等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。復調部3015は、軟判定復調により得られたLLRを可変量子化ビット削減部3016に出力する。
可変量子化ビット削減部3016は、復調パラメータ、受信信号品質情報、LLR量子化情報のうち1以上に基づいて削減後の量子化ビット数を決定する。可変量子化ビット削減部3016は、復調部3015が出力したLLRの量子化ビット数を、決定した量子化ビット数に削減する。可変量子化ビット削減部3016は、量子化ビット数削減後のLLRをBBU401に出力する。
上位機能部4011は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号をRRH301の信号分配部3011に伝送する。
復号部4012は、RRH301から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4011に出力する。
まず、BBU401の上位機能部4011は、RRH301の信号分配部3011に制御信号を伝送する。上位機能部4011は、制御信号に、RRH301の復調部3015において復調を行うための復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報とのうち、いずれか1以上を設定する。
図2は、量子化ビットの削減の例を示す図である。例えば、変調方式がQPSKであり、可変量子化ビット削減部3016が実際に受信したLLR値が図2で示すような確率密度分布を持つと仮定し、量子化ビット数を5ビットから3ビットに削減することを考える。このLLR値を5ビットで量子化する場合、例えば、−2.0から+1.875の0.125刻みの量子化レベルで量子化することができる。しかし、LLRは正の値であるか負の値であるかが重要であるため、図2に示す確率密度分布を持つLLRに対してここまで細かい量子化を行う必要はない。そこで、可変量子化ビット削減部3016は、LLR量子化ビット数を3ビットとし、復調部3015から出力されたLLRを、−2.0から+1.5の0.5刻みの量子化レベルで量子化する。この場合でも、LLR値は正の値と負の値にほぼ均等に量子化されるため、受信性能に影響はない。このようにして、LLRの量子化ビット数は受信性能に影響のない範囲で削減することができる。
第2の実施形態は、図18に示す無線通信システムに適用可能である。
図3は、第2の実施形態による無線通信システム102の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム102は、端末201と、RRH301と、BBU402とを備える。同図においては、無線通信システム102が2台のRRH301を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH301をそれぞれ、RRH301−1、301−2と記載している。各RRH301とBBU401とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
上位機能部4021は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号を、複数台のRRH301それぞれの信号分配部3011に伝送する。
LLR合成部4022は、複数台のRRH301それぞれから受信したLLRを合成する。
復号部4023は、LLR合成部4022により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4021に出力する。
まず、BBU402の上位機能部4021は、各RRH301の信号分配部3011に制御信号を伝送する。上位機能部4011は、RRH301−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH301−iの復調部3015において復調を行うための復調パラメータと、RRH301−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたRRH301−iに指示するLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を設定する。
第3の実施形態は、図15に示す無線通信システムに適用可能である。
図4は、第3の実施形態による無線通信システム103の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム103は、端末201と、RRH303と、BBU403とを備える。RRH303とBBU403とは、伝送路501により接続される。
アンテナ3032は、第1の実施形態のRRH301のアンテナ3012と同様の機能を有する。
RF受信部3033は、第1の実施形態のRRH301のRF受信部3013と同様の機能を有する。
チャネル推定部3034は、RF受信部3033により受信処理された受信信号を用いて、第1の実施形態のRRH301のチャネル推定部3014と同様にチャネル情報を推定する。チャネル推定部3034は、チャネル情報を信号分配部3031に出力する。
可変量子化ビット削減部3036は、復調部3035が出力したLLRの量子化ビット数を、チャネル推定部3034により推定されたチャネル情報に基づいて削減し、BBU403に出力する。さらに、可変量子化ビット削減部3036は、削減後の量子化ビット数をBBU403に通知する。
上位機能部4031は、復調パラメータを設定した制御信号をRRH303の復調部3035に伝送する。
復号部4032は、RRH303から量子化ビット数削減後のLLR量子化の量子化ビット数の通知を受ける。復号部4032は、通知された量子化ビット数に基づいて、RRH303から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4031に出力する。
まず、BBU403の上位機能部4031は、RRH303の復調部3035に制御信号を伝送する。上位機能部4031は、制御信号に、RRH303の復調部3035で復調を行うための復調パラメータを設定する。
第4の実施形態は、図18に示す無線通信システムに適用可能である。
図5は、第4の実施形態による無線通信システム104の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図4に示す第3の実施形態による無線通信システム103と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム104は、端末201と、RRH303と、BBU404とを備える。同図においては、無線通信システム104が2台のRRH303を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH303をそれぞれ、RRH303−1、303−2と記載している。各RRH303とBBU404とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
上位機能部4041は、復調パラメータが含まれた制御信号を複数台のRRH303それぞれの復調部3035に伝送する。
LLR合成部4042は、複数台のRRH303それぞれから受信したLLRを合成する。
復号部4043は、複数台のRRH303から量子化ビット数削減後のLLR量子化の量子化ビット数の通知を受ける。復号部4043は、通知された量子化ビット数に基づいて、LLR合成部4042により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4041に出力する。
まず、BBU404の上位機能部4041は、各RRH303の復調部3035に制御信号を伝送する。上位機能部4041は、RRH303−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH303−iの復調部3035において復調を行うための復調パラメータを制御信号に設定する。
第5の実施形態は、図15に示す無線通信システムに適用可能である。
図6は、第5の実施形態による無線通信システム105の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム105は、端末201と、RRH305と、BBU405とを備える。RRH305とBBU405とは、伝送路501により接続される。
RF受信部3053は、第1の実施形態のRRH301のRF受信部3013と同様の機能を有する。
チャネル推定部3054は、RF受信部3053により受信処理された受信信号を用いて、第1の実施形態のRRH301のチャネル推定部3014と同様にチャネル情報を推定する。チャネル推定部3054は、チャネル情報を信号分配部3051に出力する。
可変量子化ビット削減部3056は、チャネル情報と、復調パラメータと、受信信号品質情報とのうち1以上、及び、LLR量子化情報に基づいて量子化ビット数を決定する。可変量子化ビット削減部3056は、復調部3055が出力したLLRの量子化ビット数を、決定した量子化ビット数に削減し、BBU405に出力する。
上位機能部4051は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号をRRH305の信号分配部3051に伝送する。
復号部4052は、RRH305から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4051に出力する。
まず、BBU405の上位機能部4051は、RRH305の信号分配部3051に制御信号を伝送する。上位機能部4051は、制御信号に、RRH305の復調部3055において復調を行うための復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報とのうち1以上を設定する。
第6の実施形態は、図18に示す無線通信システムに適用可能である。
図7は、第6の実施形態による無線通信システム106の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図6に示す第5の実施形態による無線通信システム105と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム106は、端末201と、RRH305と、BBU406とを備える。同図においては、無線通信システム106が2台のRRH305を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH305をそれぞれ、RRH305−1、305−2と記載している。各RRH305とBBU406とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
上位機能部4061は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号を、複数台のRRH305それぞれの信号分配部3051に伝送する。
LLR合成部4062は、複数台のRRH305それぞれから受信したLLRを合成する。
復号部4063は、LLR合成部4062により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4061に出力する。
まず、BBU406の上位機能部4061は、各RRH305の信号分配部3051に制御信号を伝送する。上位機能部4061は、RRH305−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH305−iの復調部3055において復調を行うための復調パラメータと、RRH305−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたRRH305−iに指示するLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を制御信号に設定する。各RRH305の信号分配部3051は、制御信号を復調部3055だけでなく、可変量子化ビット削減部3056にも転送する。
第7の実施形態では、第1の実施形態によるRRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図8は、第7の実施形態による無線通信システム107の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム107は、端末201と、RRH307と、BBU407とを備える。RRH307とBBU407とは、伝送路501により接続される。
信号分配部3071、アンテナ3072、RF受信部3073、チャネル推定部3074、及び、復調部3075はそれぞれ、第1の実施形態のRRH301の信号分配部3011、アンテナ3012、RF受信部3013、チャネル推定部3014、及び、復調部3015と同様の機能を有する。
可変量子化ビット削減部3076は、第1の実施形態のRRH301の可変量子化ビット削減部3016と同様の機能を有する。さらに、可変量子化ビット削減部3076は、量子化ビット数削減後の量子化情報をBBU407に伝送する。量子化情報は、例えば、量子化レベルを示す。
上位機能部4071は、BBU401の上位機能部4011と同様の機能を有する。
量子化復元部4072は、RRH307から通知された量子化情報に基づいて、RRH307から受信したLLRの量子化値を、LLRの値に復元する。
復号部4073は、量子化復元部4072が復元したLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4071に出力する。
第8の実施形態では、第2の実施形態による各RRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図9は、第8の実施形態による無線通信システム108の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図8に示す第7の実施形態による無線通信システム107と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム108は、端末201と、RRH307と、BBU408とを備える。同図においては、無線通信システム108が2台のRRH307を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH307をそれぞれ、RRH307−1、307−2と記載している。各RRH307とBBU407とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
上位機能部4081は、複数台のRRH307それぞれの信号分配部3071に制御信号を伝送する。上位機能部4081は、RRH307−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH307−iの復調部3075において復調を行うための復調パラメータと、RRH307−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を制御信号に設定する復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とを設定する。
量子化復元部4082は、RRH307−i(iは1以上の整数)から通知された量子化情報に基づいて、RRH307−iから受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
LLR合成部4083は、量子化復元部4082が復元した各RRH307のLLRの値を合成する。
復号部4084は、LLR合成部4083により合成されたLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4081に出力する。
第9の実施形態では、第3の実施形態によるRRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図10は、第9の実施形態による無線通信システム109の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム109は、端末201と、RRH309と、BBU409とを備える。RRH309とBBU409とは、伝送路501により接続される。
信号分配部3091、アンテナ3092、RF受信部3093、チャネル推定部3094、及び、復調部3095はそれぞれ、第3の実施形態のRRH303の信号分配部3031、アンテナ3032、RF受信部3033、チャネル推定部3034、及び、復調部3035と同様の機能を有する。
可変量子化ビット削減部3096は、第3の実施形態のRRH303の可変量子化ビット削減部3036と同様の機能を有する。可変量子化ビット削減部3096は、さらに、量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU409に伝送する。
上位機能部4091は、BBU403の上位機能部4031と同様の機能を有する。
量子化復元部4092は、RRH309から通知された量子化情報に基づいて、RRH309から受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
復号部4093は、量子化復元部4092が復元したLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4091に出力する。
第10の実施形態では、第4の実施形態による各RRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図11は、第10の実施形態による無線通信システム110の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図10に示す第9の実施形態による無線通信システム109と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム110は、端末201と、RRH309と、BBU410とを備える。同図においては、無線通信システム110が2台のRRH309を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH309をそれぞれ、RRH309−1、309−2と記載している。各RRH309とBBU410とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
上位機能部4101は、復調パラメータを設定した制御信号をRRH309の復調部3095に伝送する。上位機能部4101は、RRH309−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH309−iの復調部3095において復調を行うための復調パラメータを設定する。
量子化復元部4102は、RRH309−i(iは1以上の整数)から通知された量子化情報に基づいて、RRH309−iから受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
LLR合成部4103は、量子化復元部4102が復元した各RRH309のLLRの値を合成する。
復号部4104は、LLR合成部4103により合成されたLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4101に出力する。
第11の実施形態では、第5の実施形態によるRRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図12は、第11の実施形態による無線通信システム111の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム111は、端末201と、RRH311と、BBU411とを備える。RRH311とBBU411とは、伝送路501により接続される。
信号分配部3111、アンテナ3112、RF受信部3113、チャネル推定部3114、及び、復調部3115はそれぞれ、第5の実施形態のRRH305の信号分配部3051、アンテナ3052、RF受信部3053、チャネル推定部3054、及び、復調部3055と同様の機能を有する。
可変量子化ビット削減部3116は、第5の実施形態のRRH305の可変量子化ビット削減部3056と同様の機能を有する。可変量子化ビット削減部3116は、さらに、量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU411に伝送する。
上位機能部4111は、BBU405の上位機能部4051と同様の機能を有する。
量子化復元部4112は、RRH311から通知された量子化情報に基づいて、RRH309から受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
復号部4113は、量子化復元部4112が復元したLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4111に出力する。
第12の実施形態では、第6の実施形態による各RRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図13は、第12の実施形態による無線通信システム112の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図12に示す第11の実施形態による無線通信システム111と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム112は、端末201と、RRH311と、BBU412とを備える。同図においては、無線通信システム112が2台のRRH311を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH311をそれぞれ、RRH311−1、311−2と記載している。各RRH311とBBU412とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
上位機能部4121は、複数台のRRH311それぞれの信号分配部3111に制御信号を伝送する。上位機能部4121は、RRH311−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH311−iの復調部3115において復調を行うための復調パラメータと、RRH311−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を制御信号に設定する。
量子化復元部4122は、RRH311−i(iは1以上の整数)から通知された量子化情報に基づいて、RRH311−iから受信したLLRの量子化値を、LLRの値に復元する。
LLR合成部4123は、量子化復元部4122が復元した各RRH311のLLRの値(復調値)を合成する。
復号部4124は、LLR合成部4123により合成されたLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4121に出力する。
上記により、RRHは、従来のようにどのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値でLLRを量子化して伝送するのではなく、復調パラメータ、受信信号品質情報、LLR量子化情報、チャネル情報によって量子化ビット数を変えて、LLRを量子化して伝送する。これにより、RRH−BBU間の伝送容量を削減できる。例えば、従来は5ビットの量子化ビット数で量子化されたLLRを伝送する場合にRRH−BBU間の伝送容量が5Gbpsであったのに対し、伝送されるLLRのうちの半分が4ビット、残りの半分が3ビットで量子化されれば、RRH−BBU間の伝送容量は3.5Gbpsとなる。
201 端末
301、301−1、301−2、303、303−1、303−2、305、305−1、305−2、307、307−1、307−2、309、309−1、309−2、311、311−1、311−2 RRH(無線受信装置)
401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412 BBU(無線制御装置)
501 伝送路
3011、3031、3051、3071、3091、3111 信号分配部
3012、3032、3052、3072、3092、3112 アンテナ
3013、3033、3053、3073、3093、3113 受信部
3014、3034、3054、3074、3094、3114 チャネル推定部
3015、3035、3055、3075、3095、3115 復調部
3016、3036、3056、3076、3096、3116 可変量子化ビット削減部
4011、4021、4031、4041、4051、4061、4071、4081、4091、4101、4111、4121 上位機能部
4012、4023、4032、4043、4052、4063、4073、4084、4093、4104、4113、4124 復号部
4022、4042、4062、4083、4103、4123 合成部
4072、4082、4092、4102、4112、4122 量子化復元部
Claims (6)
- 無線受信装置と無線制御装置とを有する無線通信システムであって、
前記無線受信装置は、
端末から無線により信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定部と、
前記受信部が受信した信号に前記チャネル推定部が推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調部と、
軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、前記無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定部により推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減部とを備え、
前記無線制御装置は、
前記無線受信装置から受信した前記復調値に復号処理を行う復号部を備える、
ことを特徴とする無線通信システム。 - 前記制御信号に含まれる情報は、前記復調部が復調に用いる復調パラメータと、無線により受信した信号の品質を示す情報と、量子化に関する情報とのうち1以上であり、
前記チャネル推定信号に含まれる情報は、チャネル情報である、
ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。 - 前記可変量子化ビット削減部は、量子化ビット数削減後の量子化に関する情報を前記無線制御装置に通知し、
前記無線制御装置は、前記可変量子化ビット削減部から通知された量子化に関する前記情報に基づいて、前記無線受信装置から受信した前記量子化値から復調値を復元する量子化復元部をさらに備え、
前記復号部は、前記量子化復元部により復元された前記復調値に復号処理を行う、
ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。 - 無線受信装置と無線制御装置とを有する無線通信システムにおける通信方法であって、
前記無線受信装置が、
端末から無線により信号を受信する受信ステップと、
前記受信ステップにおいて受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定ステップと、
前記受信ステップにおいて受信した信号に前記チャネル推定ステップにおいて推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調ステップと、
前記復調ステップにおける軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、前記無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定ステップにおいて推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減ステップと、
前記無線制御装置が、
前記無線受信装置から受信した前記復調値に復号処理を行う復号ステップと、
を有することを特徴とする通信方法。 - 端末から無線により信号を受信する受信部と、
前記受信部が受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定部と、
前記受信部が受信した信号に前記チャネル推定部が推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調部と、
軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、復調値に復号処理を行う無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定部により推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減部と、
を備えることを特徴とする無線受信装置。 - 無線受信装置に用いられるコンピュータに、
端末から無線により受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定ステップと、
前記端末から無線により受信した信号に前記チャネル推定ステップにおいて推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調ステップと、
前記復調ステップにおける軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、復調値に復号処理を行う無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定ステップにおいて推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減ステップと、
を実行させるプログラム。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015217802A JP2017092611A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015217802A JP2017092611A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017092611A true JP2017092611A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=58771127
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015217802A Pending JP2017092611A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017092611A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018074515A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 日本電信電話株式会社 | 中継装置及び中継方法 |
JP2019009635A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム及び無線通信方法 |
Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009130913A1 (ja) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | パナソニック株式会社 | 無線通信装置および量子化方法 |
JP2010171960A (ja) * | 2008-12-23 | 2010-08-05 | Ntt Docomo Inc | 中継局及び復号器 |
JP2013535912A (ja) * | 2010-07-23 | 2013-09-12 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信における判定メトリクスの選択的な量子化 |
JP2015056737A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 日本電信電話株式会社 | 通信システム及び光信号伝送方法 |
WO2015119009A1 (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-13 | 日本電信電話株式会社 | 基地局装置、無線通信システム、および通信方法 |
-
2015
- 2015-11-05 JP JP2015217802A patent/JP2017092611A/ja active Pending
Patent Citations (5)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO2009130913A1 (ja) * | 2008-04-25 | 2009-10-29 | パナソニック株式会社 | 無線通信装置および量子化方法 |
JP2010171960A (ja) * | 2008-12-23 | 2010-08-05 | Ntt Docomo Inc | 中継局及び復号器 |
JP2013535912A (ja) * | 2010-07-23 | 2013-09-12 | クゥアルコム・インコーポレイテッド | 無線通信における判定メトリクスの選択的な量子化 |
JP2015056737A (ja) * | 2013-09-11 | 2015-03-23 | 日本電信電話株式会社 | 通信システム及び光信号伝送方法 |
WO2015119009A1 (ja) * | 2014-02-06 | 2015-08-13 | 日本電信電話株式会社 | 基地局装置、無線通信システム、および通信方法 |
Non-Patent Citations (4)
Title |
---|
三瓶 政一 他: "再生量子化中継伝送における量子化しきい値の最適化に関する一検討", 電子情報通信学会技術研究報告, vol. 113, no. 456, JPN6015014327, 24 February 2014 (2014-02-24), pages 181 - 186, ISSN: 0003911812 * |
宮本健司 他: "LTE物理層機能を分割する基地局アーキテクチャにおける上りリンクCoMP方式の提案", 電子情報通信学会2015年通信ソサイエティ大会講演論文集1, JPN6018043148, 25 August 2015 (2015-08-25), pages 290, ISSN: 0003954379 * |
宮本健司 他: "基地局のPHY層機能を分割するモバイルフロントホールの提案", 電子情報通信学会2015年総合大会講演論文集 通信2, JPN6018043147, 24 February 2015 (2015-02-24), pages 256, ISSN: 0003911810 * |
柴田直剛 他: "LTE物理層機能を分割する基地局アーキテクチャにおける上りリンクスループットに関する一検討", 電子情報通信学会2015年通信ソサイエティ大会講演論文集1, JPN6018043149, 25 August 2015 (2015-08-25), pages 291, ISSN: 0003911811 * |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2018074515A (ja) * | 2016-11-02 | 2018-05-10 | 日本電信電話株式会社 | 中継装置及び中継方法 |
JP2019009635A (ja) * | 2017-06-26 | 2019-01-17 | 日本電信電話株式会社 | 無線通信システム及び無線通信方法 |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP2019149814A (ja) | ネットワークアシスト干渉相殺及び抑制のためのネットワークシグナリング | |
US8559994B2 (en) | Multi-antenna scheduling system and method | |
WO2010031189A1 (en) | Method and system for space code transmit diversity of pucch | |
US9883414B2 (en) | Backhaul communication in wireless networks | |
WO2016052031A1 (ja) | 基地局装置および端末装置 | |
US9948483B2 (en) | Base station apparatus, wireless communication system, and communication method for uplink coordinated multi-point transmission and reception with intra-phy split base station architecture | |
AU2019219772A1 (en) | Apparatus, method, and program | |
KR101043698B1 (ko) | 공간다중화 시스템에서 신호검출 장치 및 방법 | |
JP5487090B2 (ja) | 無線信号処理方法および無線通信装置 | |
KR102204393B1 (ko) | 무선랜 단말기의 구동 방법 | |
KR102160148B1 (ko) | 다중 안테나기반 신호 송수신 방법 및 장치 | |
US10666337B2 (en) | Radio apparatus and radio communication method | |
JP6212575B2 (ja) | 基地局装置、無線通信システム、および通信方法 | |
JP2017092611A (ja) | 無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム | |
US10659261B2 (en) | Radio communication system and radio communication method | |
CN108418619B (zh) | 一种信号检测方法及装置 | |
JP2010206457A (ja) | 無線アクセスシステム及び移動局装置 | |
CN107534530B (zh) | 信干噪比的计算方法、装置和接收机 | |
Gupta et al. | A stacked autoencoder-based decode-and-forward relay networks with I/Q imbalance | |
US7826546B2 (en) | Communication system, transmitter, receiver, transmitting method, receiving method, and program | |
KR101546189B1 (ko) | 클라우드 환경에서 다중 안테나를 가지는 송·수신기 및 그를 이용한 송·수신 방법 | |
WO2015125857A1 (ja) | 無線通信装置および無線通信方法 | |
CN115023924B (zh) | 用于接收器的软判决信息生成 | |
CN103259549A (zh) | 接收机电路和用于检测数据的方法 | |
JP7136028B2 (ja) | 無線通信システム、中継装置及び受信装置 |
Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A621 | Written request for application examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621 Effective date: 20171215 |
|
A977 | Report on retrieval |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007 Effective date: 20181029 |
|
A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20181106 |
|
A521 | Request for written amendment filed |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523 Effective date: 20181227 |
|
A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20190115 |