JP2017092611A - 無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム - Google Patents

無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラム Download PDF

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Abstract

【課題】無線信号の復調と復号をそれぞれ異なる装置で行う場合に、復号を行う装置へ通知される復調結果の伝送量を可変とするシステム、方法等を提供する。【解決手段】無線受信装置301のチャネル推定部3014は、RF受信部3013が端末201から無線により受信した信号に基づきチャネルの特性を推定する。復調部3015は、RF受信部3013が端末201から無線により受信した信号に、推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された信号に軟判定復調を行う。可変量子化ビット削減部3016は、軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、無線制御装置401から受信した制御信号に含まれる情報と、チャネル推定信号に含まれる情報に基づいて削減する。無線受信装置301は削減後の量子化ビット数の復調値を無線制御装置401に出力する。無線制御装置401は、無線受信装置から受信した復調値に復号処理を行う。【選択図】図1

Description

本発明は、無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラムに関する。
無線通信システム、特に移動体通信システムにおいて、基地局設置の柔軟性を高めるために、基地局の機能をBBU(Base Band Unit)とRRH(Remote Radio Head)と呼ばれる2種類の装置に分割し、物理的に離れた構成とする事が検討されている。図14は、BBUとRRHの機能分割方式の1つを示す図である。同図に示すように、BBUに、MAC(Media Access Control)層以上の機能および物理層機能の一部を搭載し、RRHに物理層機能の一部を搭載するSPP(Split-PHY Processing)と呼ばれる機能分割方式が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。
受信した無線信号を復調する際に、0あるいは1のビット値として出力するのではなく、送信された信号ビットが0あるいは1である確からしさを示す尤度(Likelihood)と呼ばれる値の比として出力する軟判定復調と呼ばれる方式がある。軟判定復調の出力は、対数尤度比あるいはLLR(Log Likelihood Ratio)と呼ばれる(例えば、非特許文献2参照)。LLRの値は一般に、より正の大きな値であるほど信号ビットが1である可能性が高く、より負の大きな値であるほど信号ビットが0である可能性が高いことを示す。
図15は、従来のSPPにおける上りリンク信号伝送を示す図である。SPPの上りリンク信号伝送では、まずBBUの上位機能部から伝送される制御信号によって復調パラメータが事前にRRHの復調部に指示されている。復調パラメータは、復調部において無線伝送路の状態に応じた復調を行うために用いられる。復調パラメータは、例えば、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)や16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)といった変調方式や、1/3や3/4といった符号化率を示す。端末から送信された無線信号は、無線伝送路を経てRRHのRF(Radio Frequency)受信部で受信された後、復調部に出力される。出力された無線信号は、復調部において、チャネル推定部で得られたチャネル情報を用いた等化処理および復調パラメータに応じた軟判定復調が行われ、LLRとして出力される。この時、LLRの量子化ビット数は信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。そこで、RRH−BBU間の伝送容量を減らすため、量子化ビット削減部においてLLRの量子化ビット数を削減する。量子化ビット数が削減されたLLRは、RRH−BBU間で伝送される。このときに設定される量子化ビット数は、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値に設定される。その後、BBUの復号部でRRHから受信したLLRの復号処理が行われ、復号処理の結果のビットデータは上位機能部に入力される。
移動体通信システムにおいて1つの基地局がカバーするエリアをセルと呼ぶ。一般に、隣接する複数のセル間においてそのカバーエリアはオーバラップしている。このため、端末がセル端付近に位置する時に、端末から所望の基地局に送信されている無線信号と、隣接する基地局に属している他の端末から送信されている無線信号とが干渉し、端末と基地局との間の伝送速度が著しく低下するという現象が問題となる。こうしたセル間の信号干渉の問題を解決する手段として、図16に示すように隣接する基地局同士、または図17に示すように隣接するRRH同士が、セル端近傍に位置する端末に対して互いに連携して通信を行うCoMP(Coordinated Multi-Point transmission/ reception)技術が検討されている(例えば、非特許文献3参照)。
CoMPの手法の1つとして、複数の各RRHで得られたLLRをBBUに送信し、BBUでそれらを合成する手法が検討されている(例えば、非特許文献1参照)。図18は、従来のSPPにおけるCoMPを行なう場合の上りリンク信号伝送を示す図である。同図においては、それぞれアンテナ数が1のRRH−1とRRH−2の2台のRRHを用いる場合を例に示しているが、RRH数は2に限定しなくてもよく、各RRHに備えられるアンテナ数は複数でもよい。また、端末数も複数でもよく、端末のアンテナ数も複数でもよい。
まず、BBUの上位機能部から伝送される制御信号によって、各RRHに、復調部で無線伝送路の状態に応じた復調処理を行うための復調パラメータが事前に指示される。端末から送信された無線信号は、無線伝送路を経て各RRHのRF受信部で受信された後、復調部において、チャネル推定部で得られたチャネル情報を用いた等化処理および復調パラメータに応じた軟判定復調が行われ、LLRとして出力される。次に、図15の場合と同様に、RRH−BBU間の伝送容量を減らすため、量子化ビット削減部でLLRの量子化ビット数を削減する。ビット数が削減されたLLRは、RRH−BBU間で伝送される。この時設定される量子化ビット数はどのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値に設定される。その後、RRH−1とRRH−2から受信したLLRを、BBUのLLR合成部において合成する。BBUの復号部では、合成されたLLRの復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部に入力される。このように、SPPのシステム構成では、LLR合成を用いたCoMPを用いてより信頼性の高いLLRを復号部に入力して復号を行うことで、ビット誤りを低減することができる。
宮本 健司、外3名、「将来無線アクセスに向けた基地局機能分割方式の提案」、信学技報、一般社団法人 電子情報通信学会、2015年7月、vol.115、no.123、CS2015-15、p.33−38 大槻 知明、「情報通信の基礎と動向[III]:誤り訂正符号」、電子情報通信学会誌、一般社団法人 電子情報通信学会、2007年7月、Vol.90、No.7、p.549−555 田岡 秀和、外5名、「LTE-AdvancedにおけるMIMOおよびセル間協調送受信技術」、NTTドコモテクニカル・ジャーナル、2010年7月、Vol.18、No.2、p.22−30
従来のSPPの上りリンク信号伝送では、LLRは、固定値の量子化ビット数に削減されてからRRH−BBU間で伝送される。しかし、RRH−BBU間では無線信号のデータレートの量子化ビット数倍の伝送容量が必要となる。例えば、RRHで1Gbps(ギガビット毎秒)の無線信号を受信し、ビット数削減後のLLRの量子化ビット数が5ビットであった場合、RRH−BBU間の伝送容量は5Gbpsとなる。このように従来のSPPの上りリンク信号伝送では、LLRの量子化ビット数に応じてRRH−BBU間の伝送容量が増加するという問題があった。
上記事情に鑑み、本発明は、無線信号の復調と復号をそれぞれ異なる装置で行う場合に、復号を行う装置へ通知される復調結果の量子化ビット数を可変とすることができる無線通信システム、通信方法、無線受信装置、及び、プログラムを提供することを目的としている。
本発明の一態様は、無線受信装置と無線制御装置とを有する無線通信システムであって、前記無線受信装置は、端末から無線により信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定部と、前記受信部が受信した信号に前記チャネル推定部が推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調部と、軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、前記無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定部により推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減部とを備え、前記無線制御装置は、前記無線受信装置から受信した前記復調値に復号処理を行う復号部を備える。
本発明の一態様は、上述の無線通信システムであって、前記制御信号に含まれる情報は、前記復調部が復調に用いる復調パラメータと、無線により受信した信号の品質を示す情報と、量子化に関する情報とのうち1以上であり、前記チャネル推定信号に含まれる情報は、チャネル情報である。
本発明の一態様は、上述の無線通信システムであって、前記可変量子化ビット削減部は、量子化ビット数削減後の量子化に関する情報を前記無線制御装置に通知し、前記無線制御装置は、前記可変量子化ビット削減部から通知された量子化に関する前記情報に基づいて、前記無線受信装置から受信した前記量子化値から復調値を復元する量子化復元部をさらに備え、前記復号部は、前記量子化復元部により復元された前記復調値に復号処理を行う。
本発明の一態様は、無線受信装置と無線制御装置とを有する無線通信システムにおける通信方法であって、前記無線受信装置が、端末から無線により信号を受信する受信ステップと、前記受信ステップにおいて受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定ステップと、前記受信ステップにおいて受信した信号に前記チャネル推定ステップにおいて推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調ステップと、前記復調ステップにおける軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、前記無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定ステップにおいて推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減ステップと、前記無線制御装置が、前記無線受信装置から受信した前記復調値に復号処理を行う復号ステップと、を有する。
本発明の一態様は、端末から無線により信号を受信する受信部と、前記受信部が受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定部と、前記受信部が受信した信号に前記チャネル推定部が推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調部と、軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、復調値に復号処理を行う無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定部により推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減部と、を備える無線受信装置である。
本発明の一態様は、無線受信装置に用いられるコンピュータに、端末から無線により受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定ステップと、前記端末から無線により受信した信号に前記チャネル推定ステップにおいて推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調ステップと、前記復調ステップにおける軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、復調値に復号処理を行う無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定ステップにおいて推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減ステップと、を実行させるプログラムである。
本発明により、無線信号の復調と復号をそれぞれ異なる装置で行う場合に、復号を行う装置へ通知される復調結果の量子化ビット数を可変とすることが可能となる。
第1の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 同実施形態による量子化ビットの削減の例を示す図である。 第2の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第3の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第4の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第5の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第6の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第7の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第8の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第9の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第10の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第11の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 第12の実施形態による無線通信システムの構成を示すブロック図である。 BBUとRRHの機能分割方式の1つを示す図である。 従来のSPPにおける上りリンク信号伝送を示す図である。 2つの基地局を用いたCoMPの模式図である。 1つのBBUと2つのRRHを用いたCoMPの模式図である。 従来のSPPにおけるCoMPを行なう場合の上りリンク信号伝送を示す図である。
本発明の実施形態について図面を参照して詳細に説明する。
本実施形態の無線通信システムは、基地局の機能をBBU(Base Band Unit)とRRH(Remote Radio Head)と呼ばれる2種類の装置に分割した構成である。RRHは、端末から送信された無線信号に軟判定復調を行って得られた復調値であるLRR(対数尤度比)の量子化ビット数を変更してBBUに送信する。BBUは、RRHから受信したLRRを復号する。
LLRの量子化ビットは、無線伝送路の状態によっては、少ない量子化ビット数でも誤りなく受信することができる。そこで、本実施形態では、従来のように、LLRの削減後の量子化ビット数をどのような無線伝送路の状態でも誤りなく受信できるような固定値に設定するのではなく、量子化ビット数のさらなる削減を行う。本実施形態のRRHは、事前にBBUから伝送される復調パラメータ、受信信号品質情報、又は、量子化情報、あるいは、RRHにおけるチャネル推定により得られたチャネル情報のうち1以上に応じて、LLRの量子化ビット数を従来よりもさらに削減することを可能とする。量子化ビット数の削減により、RRH−BBU間の伝送容量を削減することが可能となる。以下、各実施形態を説明する。
(第1の実施形態)
第1の実施形態は、図15に示す無線通信システムに適用可能である。
図1は、第1の実施形態による無線通信システム101の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する情報についても示している。同図に示すように、無線通信システム101は、端末201と、RRH301と、BBU401とを備える。RRH301とBBU401とは、伝送路501により接続される。
RRH301は、信号分配部3011と、アンテナ3012と、RF(無線周波数)受信部3013と、チャネル推定部3014と、復調部3015と、可変量子化ビット削減部3016とを備える。
信号分配部3011は、BBU401から受信した制御信号を、復調部3015及び可変量子化ビット削減部3016に転送する。制御信号には、復調部3015において復調を行うための復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、あらかじめ算出されたLLR量子化情報とのうち1以上が含まれる。復調パラメータは、復調部3015において復調を行うために用いられ、例えば、変調方式や符号化率を示す。無線信号の受信信号品質情報は、例えば、受信SNR(Signal to Noise Ratio)を示す。LLR量子化情報は、例えば、量子化ビット数、量子化閾値、量子化レベルなどを示す。量子化ビット数は、量子化された値を表すために用いられるビットの数である。量子化閾値は、元の値から量子化された値を決定するために、量子化前の元の値との比較に用いる閾値である。量子化レベルは、量子化された値を復元したときの値を示す。
アンテナ3012は、電波を受信し、受信した電波を無線周波数(RF)信号に変換してRF受信部3013に出力する。
RF受信部3013は、RF信号に増幅、ダウンコンバート、所望帯域の抽出などの受信処理を行い、受信処理により得られた受信信号を復調部3015およびチャネル推定部3014に出力する。
チャネル推定部3014は、RF受信部3013により受信処理された受信信号を用いてチャネル情報を推定する。すなわち、チャネル推定部3014は、RF受信部3013により受信処理された受信信号を用いて、無線信号が無線伝送路(チャネル)を伝搬した際に受ける減衰量や位相回転量など、伝搬路特性を推定する。チャネル推定部3014は、これらの推定値を設定したチャネル情報を生成する。
復調部3015は、チャネル推定部3014により推定されたチャネル情報を用いて受信信号に等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。復調部3015は、軟判定復調により得られたLLRを可変量子化ビット削減部3016に出力する。
可変量子化ビット削減部3016は、復調パラメータ、受信信号品質情報、LLR量子化情報のうち1以上に基づいて削減後の量子化ビット数を決定する。可変量子化ビット削減部3016は、復調部3015が出力したLLRの量子化ビット数を、決定した量子化ビット数に削減する。可変量子化ビット削減部3016は、量子化ビット数削減後のLLRをBBU401に出力する。
BBU401は、上位機能部4011と、復号部4012とを備える。
上位機能部4011は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号をRRH301の信号分配部3011に伝送する。
復号部4012は、RRH301から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4011に出力する。
続いて、無線通信システム101の動作を説明する。
まず、BBU401の上位機能部4011は、RRH301の信号分配部3011に制御信号を伝送する。上位機能部4011は、制御信号に、RRH301の復調部3015において復調を行うための復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報とのうち、いずれか1以上を設定する。
RRH301の信号分配部3011は、受信した制御信号を復調部3015だけでなく、可変量子化ビット削減部3016にも転送する。なお、ここで信号分配部3011は、制御信号をそのまま転送せずに、制御信号に含まれる復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上を取り出して可変量子化ビット削減部3016に転送してもよい。
端末201から送信された無線信号は無線伝送路を経て、RRH301のアンテナ3012により受信される。アンテナ3012が受信した無線信号は、RF受信部3013により受信処理された後、復調部3015に出力される。復調部3015は、RF受信部3013から出力された受信信号に、チャネル推定部3014で得られたチャネル情報を用いて等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。復調部3015は、軟判定復調の結果得られたLLRを可変量子化ビット削減部3016に出力する。このとき出力されるLLRの量子化ビット数は、信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。
可変量子化ビット削減部3016は、復調部3015から出力されたLLRの量子化ビット数を削減する再量子化を行う。この再量子化では、制御信号に含まれる情報に応じて、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を削減する。例えば、復調パラメータとしてQPSKを用いることが通知された場合は量子化ビット数を3ビットに、16QAMを用いることが通知された場合は量子化ビット数を4ビットにするといった処理を行う。
このように、可変量子化ビット削減部3016は、1シンボルで表されるビット数が小さい変調方式ほど、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を小さくする。また、符号化率が低いほど、端末201が送信するデータ中の冗長ビットが多いために誤り率が低下し、受信品質が向上すると考えられる。よって、可変量子化ビット削減部3016は、符号化率が低いほど、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を小さくする。また、可変量子化ビット削減部3016は、受信信号品質を用いて量子化ビット数を決定する場合、受信信号品質が高いほど、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を小さくする。また、可変量子化ビット削減部3016は、LLR量子化情報で示される条件(例えば、量子化ビット数、量子化閾値、量子化レベル)に従って、削減後の量子化ビット数を決定する。
ここで、量子化ビット数の削減について説明する。
図2は、量子化ビットの削減の例を示す図である。例えば、変調方式がQPSKであり、可変量子化ビット削減部3016が実際に受信したLLR値が図2で示すような確率密度分布を持つと仮定し、量子化ビット数を5ビットから3ビットに削減することを考える。このLLR値を5ビットで量子化する場合、例えば、−2.0から+1.875の0.125刻みの量子化レベルで量子化することができる。しかし、LLRは正の値であるか負の値であるかが重要であるため、図2に示す確率密度分布を持つLLRに対してここまで細かい量子化を行う必要はない。そこで、可変量子化ビット削減部3016は、LLR量子化ビット数を3ビットとし、復調部3015から出力されたLLRを、−2.0から+1.5の0.5刻みの量子化レベルで量子化する。この場合でも、LLR値は正の値と負の値にほぼ均等に量子化されるため、受信性能に影響はない。このようにして、LLRの量子化ビット数は受信性能に影響のない範囲で削減することができる。
可変量子化ビット削減部3016は、再量子化により量子化ビット数が削減されたLLRをBBU401に出力する。このように、可変の量子化ビット数で量子化されたLLRはRRH301−BBU401間で伝送されるが、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値で量子化されたLLRが伝送される場合と異なり、制御信号に含まれる情報によって量子化ビット数を削減することができる。BBU401の復号部4012は、RRH301から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理の結果得られたビットデータを出力する。復号部4012が出力したビットデータは、上位機能部4011に入力される。
なお、端末201のアンテナ数、RRH301のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、RRH301で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよい。また、RRH301とBBU401の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよく、独自のインタフェースを用いてもよい。また、RRH301は、RF受信部3013による受信処理の後に、受信信号に対してOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)などのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第2の実施形態)
第2の実施形態は、図18に示す無線通信システムに適用可能である。
図3は、第2の実施形態による無線通信システム102の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム102は、端末201と、RRH301と、BBU402とを備える。同図においては、無線通信システム102が2台のRRH301を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH301をそれぞれ、RRH301−1、301−2と記載している。各RRH301とBBU401とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
BBU402は、上位機能部4021と、LLR合成部4022と、復号部4023とを備える。
上位機能部4021は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号を、複数台のRRH301それぞれの信号分配部3011に伝送する。
LLR合成部4022は、複数台のRRH301それぞれから受信したLLRを合成する。
復号部4023は、LLR合成部4022により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4021に出力する。
続いて、無線通信システム102の動作を説明する。
まず、BBU402の上位機能部4021は、各RRH301の信号分配部3011に制御信号を伝送する。上位機能部4011は、RRH301−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH301−iの復調部3015において復調を行うための復調パラメータと、RRH301−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたRRH301−iに指示するLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を設定する。
2台のRRH301の信号分配部3011は、受信した制御信号を復調部3015だけでなく、可変量子化ビット削減部3016にも転送する。なお、ここで信号分配部3011は、制御信号をそのまま転送せずに、制御信号に含まれる復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上を取り出して可変量子化ビット削減部3016に転送してもよい。
端末201から送信された無線信号は無線伝送路を経て、各RRH301のアンテナ3012により受信される。各RRH301のアンテナ3012が受信した無線信号は、RF受信部3013により受信処理された後、復調部3015に出力される。各RRH301の復調部3015は、RF受信部3013から出力された受信信号に、チャネル推定部3014で得られたチャネル情報を用いて等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。各RRH301の復調部3015は、軟判定復調の結果得られたLLRを可変量子化ビット削減部3016に出力する。このとき出力されるLLRの量子化ビット数は、信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。
各RRH301の可変量子化ビット削減部3016は、復調部3015から出力されたLLRの量子化ビット数を削減する再量子化を行う。この再量子化では、制御信号に含まれる復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上に応じて、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を削減させた再量子化が行われる。可変量子化ビット削減部3016は、例えば、復調パラメータとしてQPSKを用いることが通知された場合は量子化ビット数を3ビットに、16QAMを用いることが通知された場合は4ビットにするといった処理を行う。
各RRH301の可変量子化ビット削減部3016は、再量子化により量子化ビット数が削減されたLLRをBBU402に出力する。このように、可変の量子化ビット数で量子化されたLLRは各RRH301−BBU402間で伝送されるが、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値で量子化されたLLRが伝送される場合と異なり、復調パラメータや受信信号品質情報によって量子化ビット数を削減することができる。
BBU402のLLR合成部4022は、RRH301−1及びRRH301−2のそれぞれから伝送されたLLRを合成する。復号部4023は、LLR合成部4022により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理の結果得られたビットデータを出力する。復号部4023が出力したビットデータは、上位機能部4021に入力される。
なお、端末201の数、各端末201のアンテナ数、RRH301の数、各RRH301のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、各RRH301におけるLLRの量子化ビット数は異なっていてもよい。また、各RRH301で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよく、各RRH301の重み付けが異なる場合は、BBU402でLLR合成を行う前に重み付けを揃えてもよい。また、RRH301とBBU402の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよく、独自のインタフェースを用いてもよい。また、各RRH301は、RF受信部3013による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第3の実施形態)
第3の実施形態は、図15に示す無線通信システムに適用可能である。
図4は、第3の実施形態による無線通信システム103の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム103は、端末201と、RRH303と、BBU403とを備える。RRH303とBBU403とは、伝送路501により接続される。
RRH303は、信号分配部3031と、アンテナ3032と、RF受信部3033と、チャネル推定部3034と、復調部3035と、可変量子化ビット削減部3036とを備える。
信号分配部3031は、チャネル推定部3034から受信したチャネル情報を、復調部3035及び可変量子化ビット削減部3036に転送する。
アンテナ3032は、第1の実施形態のRRH301のアンテナ3012と同様の機能を有する。
RF受信部3033は、第1の実施形態のRRH301のRF受信部3013と同様の機能を有する。
チャネル推定部3034は、RF受信部3033により受信処理された受信信号を用いて、第1の実施形態のRRH301のチャネル推定部3014と同様にチャネル情報を推定する。チャネル推定部3034は、チャネル情報を信号分配部3031に出力する。
復調部3035は、第1の実施形態のRRH301の復調部3015と同様の処理を行う。すなわち、復調部3035は、チャネル推定部3034により推定されたチャネル情報を用いて受信信号に等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。復調部3035は、軟判定復調により得られたLLRを可変量子化ビット削減部3036に出力する。
可変量子化ビット削減部3036は、復調部3035が出力したLLRの量子化ビット数を、チャネル推定部3034により推定されたチャネル情報に基づいて削減し、BBU403に出力する。さらに、可変量子化ビット削減部3036は、削減後の量子化ビット数をBBU403に通知する。
BBU403は、上位機能部4031と、復号部4032とを備える。
上位機能部4031は、復調パラメータを設定した制御信号をRRH303の復調部3035に伝送する。
復号部4032は、RRH303から量子化ビット数削減後のLLR量子化の量子化ビット数の通知を受ける。復号部4032は、通知された量子化ビット数に基づいて、RRH303から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4031に出力する。
続いて、無線通信システム103の動作を説明する。
まず、BBU403の上位機能部4031は、RRH303の復調部3035に制御信号を伝送する。上位機能部4031は、制御信号に、RRH303の復調部3035で復調を行うための復調パラメータを設定する。
端末201から送信された無線信号は無線伝送路を経て、RRH303のアンテナ3032により受信される。アンテナ3032が受信した無線信号は、RF受信部3033により受信処理された後、復調部3035に出力される。チャネル推定部3034は、チャネル推定により推定されたチャネルの特性を設定したチャネル推定信号を、信号分配部3031に伝送する。チャネル推定信号には、チャネル情報が設定される。信号分配部3031は、チャネル推定信号を、復調部3035だけでなく可変量子化ビット削減部3036にも転送する。なお、ここで信号分配部3031は、チャネル推定信号をそのまま転送せずに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を取り出して可変量子化ビット削減部3036に転送してもよい。
復調部3035は、RF受信部3033から出力された受信信号に、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を用いて等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。軟判定復調される受信信号は、チャネル推定時又はチャネル推定後に端末201から受信した無線信号である。復調部3035は、軟判定復調の結果得られたLLRを可変量子化ビット削減部3036に出力する。このとき出力されるLLRの量子化ビット数は、信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。
可変量子化ビット削減部3036は、復調部3035から出力されたLLRの量子化ビット数を削減する再量子化を行う。この再量子化では、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を削減する。例えば、可変量子化ビット削減部3036は、チャネル情報から得られる伝搬利得が所定よりも高ければ3ビットに、所定よりも低ければ4ビットにするといった処理を行う。伝搬利得は、例えば、チャネル情報により示される減衰量などの情報から得ることができる。このように、チャネル情報に含まれる伝搬利得が高いほど、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を小さくする。
可変量子化ビット削減部3036は、再量子化により量子化ビット数が削減されたLLRをBBU403に出力する。このように、可変の量子化ビット数で量子化されたLLRはRRH303−BBU403間で伝送されるが、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値で量子化されたLLRが伝送される場合と異なり、チャネル情報から得られる伝搬利得の情報によって量子化ビット数を削減することができる。またこの時、可変量子化ビット削減部3036は、再量子化を行った後のLLRの量子化ビット数をBBU403に通知する。
BBU403の復号部4032は、RRH303から量子化ビット数とLLRを受信すると、量子化ビット数に基づいてLLRの復号処理を行い、復号処理の結果得られたビットデータを出力する。復号部4032が出力したビットデータは、上位機能部4031に入力される。
なお、端末201のアンテナ数、RRH303のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、RRH303で得られたLLRに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよい。また、RRH303とBBU403の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、RRH303は、RF受信部3033による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第4の実施形態)
第4の実施形態は、図18に示す無線通信システムに適用可能である。
図5は、第4の実施形態による無線通信システム104の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図4に示す第3の実施形態による無線通信システム103と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム104は、端末201と、RRH303と、BBU404とを備える。同図においては、無線通信システム104が2台のRRH303を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH303をそれぞれ、RRH303−1、303−2と記載している。各RRH303とBBU404とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
BBU404は、上位機能部4041と、LLR合成部4042と、復号部4043とを備える。
上位機能部4041は、復調パラメータが含まれた制御信号を複数台のRRH303それぞれの復調部3035に伝送する。
LLR合成部4042は、複数台のRRH303それぞれから受信したLLRを合成する。
復号部4043は、複数台のRRH303から量子化ビット数削減後のLLR量子化の量子化ビット数の通知を受ける。復号部4043は、通知された量子化ビット数に基づいて、LLR合成部4042により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4041に出力する。
続いて、無線通信システム104の動作を説明する。
まず、BBU404の上位機能部4041は、各RRH303の復調部3035に制御信号を伝送する。上位機能部4041は、RRH303−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH303−iの復調部3035において復調を行うための復調パラメータを制御信号に設定する。
端末201から送信された無線信号は無線伝送路を経て、各RRH303のアンテナ3032により受信される。各RRH303のアンテナ3032が受信した無線信号は、RF受信部3033により受信処理された後、復調部3035に出力される。各RRH303のチャネル推定部3034は、チャネル推定により推定されたチャネルの特性を設定したチャネル推定信号を、信号分配部3031に伝送する。チャネル推定信号にはチャネル情報が設定される。各RRH303の信号分配部3031は、チャネル推定信号を、復調部3035だけでなく可変量子化ビット削減部3036にも転送する。なお、ここで信号分配部3031は、チャネル推定信号をそのまま転送せずに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を取り出して可変量子化ビット削減部3036に転送してもよい。
各RRH303の復調部3035は、RF受信部3033から出力された受信信号に、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を用いて等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。軟判定復調される受信信号は、チャネル推定時又はチャネル推定後に端末201から受信した無線信号である。各RRH303の復調部3035は、軟判定復調の結果得られたLLRを可変量子化ビット削減部3036に出力する。このとき出力されるLLRの量子化ビット数は、信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。
各RRH303の可変量子化ビット削減部3036は、復調部3035から出力されたLLRの量子化ビット数を削減する再量子化を行う。この再量子化では、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を削減する。例えば、可変量子化ビット削減部3036は、チャネル情報から得られる伝搬利得が所定よりも高ければ3ビットに、所定よりも低ければ4ビットにするといった処理を行う。
各RRH303の可変量子化ビット削減部3036は、再量子化により量子化ビット数が削減されたLLRをBBU404に出力する。このように、可変の量子化ビット数で量子化されたLLRは各RRH303−BBU404間で伝送されるが、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値で量子化されたLLRが伝送される場合と異なり、チャネル情報から得られる伝搬利得の情報によって量子化ビット数を削減することができる。またこの時、各RRH303の可変量子化ビット削減部3036は、再量子化を行った後のLLRの量子化ビット数をBBU404に通知する。
BBU404のLLR合成部4042は、RRH303−1及びRRH303−2のそれぞれから伝送されたLLRを合成する。復号部4043は、RRH303−1及びRRH303−2から通知された量子化ビット数に基づいて、LLR合成部4042により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理の結果得られたビットデータを出力する。復号部4043が出力したビットデータは、上位機能部4041に入力される。
なお、端末201の数、各端末201のアンテナ数、RRH303の数、各RRH303のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、各RRH303におけるLLRの量子化ビット数は異なっていてもよい。また、各RRH303で得られたLLRに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよく、各RRH303の重み付けが異なる場合は、BBU404でLLR合成を行う前に重み付けを揃えてもよい。また、RRH303とBBU404の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよく、独自のインタフェースを用いてもよい。また、各RRH303は、RF受信部3033による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第5の実施形態)
第5の実施形態は、図15に示す無線通信システムに適用可能である。
図6は、第5の実施形態による無線通信システム105の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム105は、端末201と、RRH305と、BBU405とを備える。RRH305とBBU405とは、伝送路501により接続される。
RRH305は、信号分配部3051と、アンテナ3052と、RF受信部3053と、チャネル推定部3054と、復調部3055と、可変量子化ビット削減部3056とを備える。
信号分配部3051は、BBU405から受信した制御信号を、復調部3055及び可変量子化ビット削減部3056に転送する。制御信号には、復調部3055において復調を行うための復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出されたLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上が含まれる。さらに、信号分配部3051は、チャネル推定部3054から受信したチャネル情報を、復調部3055及び可変量子化ビット削減部3056に転送する。
アンテナ3052は、第1の実施形態のRRH301のアンテナ3012と同様の機能を有する。
RF受信部3053は、第1の実施形態のRRH301のRF受信部3013と同様の機能を有する。
チャネル推定部3054は、RF受信部3053により受信処理された受信信号を用いて、第1の実施形態のRRH301のチャネル推定部3014と同様にチャネル情報を推定する。チャネル推定部3054は、チャネル情報を信号分配部3051に出力する。
復調部3055は、第1の実施形態のRRH301の復調部3015と同様の処理を行う。すなわち、復調部3055は、チャネル推定部3054により推定されたチャネル情報を用いて受信信号に等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。軟判定復調される受信信号は、チャネル推定時又はチャネル推定後に端末201から受信した無線信号である。復調部3055は、軟判定復調により得られたLLRを可変量子化ビット削減部3056に出力する。
可変量子化ビット削減部3056は、チャネル情報と、復調パラメータと、受信信号品質情報とのうち1以上、及び、LLR量子化情報に基づいて量子化ビット数を決定する。可変量子化ビット削減部3056は、復調部3055が出力したLLRの量子化ビット数を、決定した量子化ビット数に削減し、BBU405に出力する。
BBU405は、上位機能部4051と、復号部4052とを備える。
上位機能部4051は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号をRRH305の信号分配部3051に伝送する。
復号部4052は、RRH305から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4051に出力する。
続いて、無線通信システム105の動作を説明する。
まず、BBU405の上位機能部4051は、RRH305の信号分配部3051に制御信号を伝送する。上位機能部4051は、制御信号に、RRH305の復調部3055において復調を行うための復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報とのうち1以上を設定する。
RRH305の信号分配部3051は、受信した制御信号を復調部3055だけでなく、可変量子化ビット削減部3056にも転送する。なお、ここで信号分配部3051は、制御信号をそのまま転送せずに、制御信号に含まれる復調パラメータと、無線信号の受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上を取り出して可変量子化ビット削減部3056に転送してもよい。
端末201から送信された無線信号は無線伝送路を経て、RRH305のアンテナ3052により受信される。アンテナ3052が受信した無線信号は、RF受信部3053により受信処理された後、復調部3055に出力される。チャネル推定部3054は、チャネル推定により推定されたチャネルの特性を設定したチャネル推定信号を、信号分配部3051に伝送する。チャネル推定信号にはチャネル情報が設定される。信号分配部3051は、チャネル推定信号を、復調部3055だけでなく可変量子化ビット削減部3056にも転送する。なお、ここで信号分配部3051は、チャネル推定信号をそのまま転送せずに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を取り出して可変量子化ビット削減部3056に転送してもよい。
復調部3055は、RF受信部3053から出力された受信信号に、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を用いて等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。復調部3055は、軟判定復調の結果得られたLLRを可変量子化ビット削減部3056に出力する。このとき出力されるLLRの量子化ビット数は、信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。
可変量子化ビット削減部3056は、復調部3055から出力されたLLRの量子化ビット数を削減する再量子化を行う。この再量子化では、制御信号に含まれる情報、及び、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を削減する。可変量子化ビット削減部3056は、再量子化により量子化ビット数が削減されたLLRをBBU405に出力する。このように、可変の量子化ビット数で量子化されたLLRは、RRH305−BBU405間で伝送されるが、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値で量子化されたLLRが伝送される場合と異なり、チャネル情報や制御信号に含まれる情報によって量子化ビット数を削減することができる。BBU405の復号部4052は、RRH305から受信したLLRの復号処理を行い、復号処理の結果得られたビットデータを出力する。復号部4052が出力したビットデータは、上位機能部4051に入力される。
なお、端末201のアンテナ数、RRH305のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、RRH305で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報又はチャネル推定信号に含まれるチャネル情報、あるいは、その両方に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよい。また、RRH305とBBU405の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、RRH305は、RF受信部3053による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第6の実施形態)
第6の実施形態は、図18に示す無線通信システムに適用可能である。
図7は、第6の実施形態による無線通信システム106の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図6に示す第5の実施形態による無線通信システム105と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム106は、端末201と、RRH305と、BBU406とを備える。同図においては、無線通信システム106が2台のRRH305を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH305をそれぞれ、RRH305−1、305−2と記載している。各RRH305とBBU406とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
BBU406は、上位機能部4061と、LLR合成部4062と、復号部4063とを備える。
上位機能部4061は、復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とのうち1以上が含まれた制御信号を、複数台のRRH305それぞれの信号分配部3051に伝送する。
LLR合成部4062は、複数台のRRH305それぞれから受信したLLRを合成する。
復号部4063は、LLR合成部4062により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4061に出力する。
続いて、無線通信システム106の動作を説明する。
まず、BBU406の上位機能部4061は、各RRH305の信号分配部3051に制御信号を伝送する。上位機能部4061は、RRH305−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH305−iの復調部3055において復調を行うための復調パラメータと、RRH305−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたRRH305−iに指示するLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を制御信号に設定する。各RRH305の信号分配部3051は、制御信号を復調部3055だけでなく、可変量子化ビット削減部3056にも転送する。
端末201から送信された無線信号は無線伝送路を経て、各RRH305のアンテナ3052により受信される。各RRH305のアンテナ3052が受信した無線信号は、RF受信部3053により受信処理された後、復調部3055に出力される。各RRH305のチャネル推定部3054は、チャネル推定により推定されたチャネルの特性を設定したチャネル推定信号を、信号分配部3051に伝送する。チャネル推定信号にはチャネル情報が設定される。各RRH305の信号分配部3051は、チャネル推定信号を、復調部3055だけでなく可変量子化ビット削減部3056にも転送する。なお、ここで信号分配部3051は、チャネル推定信号をそのまま転送せずに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を取り出して可変量子化ビット削減部3056に転送してもよい。
各RRH305の復調部3055は、RF受信部3053から出力された受信信号に、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報を用いて等化処理を行った後、復調パラメータに応じた軟判定復調を行う。軟判定復調される受信信号は、チャネル推定時又はチャネル推定後に端末201から受信した無線信号である。各RRH305の復調部3055は、軟判定復調の結果得られたLLRを可変量子化ビット削減部3056に出力する。このとき出力されるLLRの量子化ビット数は、信号処理の精度を高めるため、一般に大きなビット数(例えば、8ビット)に設定されている。
各RRH305の可変量子化ビット削減部3056は、復調部3055から出力されたLLRの量子化ビット数を削減する再量子化を行う。この再量子化では、制御信号に含まれる情報、及び、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて、受信性能に影響のない範囲で量子化ビット数を削減する。各RRH305の可変量子化ビット削減部3056は、再量子化により量子化ビット数が削減されたLLRをBBU406に出力する。このように、可変の量子化ビット数で量子化されたLLRは、各RRH305−BBU406間で伝送されるが、どのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値で量子化されたLLRが伝送される場合と異なり、チャネル情報や、制御信号に含まれる復調パラメータ、受信信号品質情報などによって量子化ビット数を削減することができる。
BBU406のLLR合成部4062は、RRH305−1及びRRH305−2のそれぞれから伝送されたLLRを合成する。復号部4063は、LLR合成部4062により合成されたLLRの復号処理を行い、復号処理の結果得られたビットデータを出力する。復号部4063が出力したビットデータは、上位機能部4061に入力される。
なお、端末201の数、各端末201のアンテナ数、RRH305の数、各RRH305のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、各RRH305におけるLLRの量子化ビット数は異なっていてもよい。また、各RRH305で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報又はチャネル推定信号に含まれるチャネル情報、あるいは、その両方に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよく、各RRH305における重み付けが異なる場合はBBU406でLLR合成を行う前に重み付けを揃えてもよい。また、RRH305とBBU406の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、各RRH305は、RF受信部3053による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第7の実施形態)
第7の実施形態では、第1の実施形態によるRRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図8は、第7の実施形態による無線通信システム107の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム107は、端末201と、RRH307と、BBU407とを備える。RRH307とBBU407とは、伝送路501により接続される。
RRH307は、信号分配部3071と、アンテナ3072と、RF受信部3073と、チャネル推定部3074と、復調部3075と、可変量子化ビット削減部3076とを備える。
信号分配部3071、アンテナ3072、RF受信部3073、チャネル推定部3074、及び、復調部3075はそれぞれ、第1の実施形態のRRH301の信号分配部3011、アンテナ3012、RF受信部3013、チャネル推定部3014、及び、復調部3015と同様の機能を有する。
可変量子化ビット削減部3076は、第1の実施形態のRRH301の可変量子化ビット削減部3016と同様の機能を有する。さらに、可変量子化ビット削減部3076は、量子化ビット数削減後の量子化情報をBBU407に伝送する。量子化情報は、例えば、量子化レベルを示す。
BBU407は、上位機能部4071と、量子化復元部4072と、復号部4073とを備える。
上位機能部4071は、BBU401の上位機能部4011と同様の機能を有する。
量子化復元部4072は、RRH307から通知された量子化情報に基づいて、RRH307から受信したLLRの量子化値を、LLRの値に復元する。
復号部4073は、量子化復元部4072が復元したLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4071に出力する。
上記構成により、RRH307の可変量子化ビット削減部3076は、LLRの量子化ビット数を変化させるだけでなく、再量子化後の量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU407に伝送する。BBU407の量子化復元部4072は、RRH307から受信した量子化情報をもとに、LLRの数値を復元する。例えば、可変量子化ビット削減部3076において量子化ビット数を3ビットに削減する場合に、8つの量子化レベルが、−3.6、−2.6、−1.7、−0.7、0.7、1.7、2.6、3.6であると仮定する。可変量子化ビット削減部3076は、3ビットのLLR値と、上記の8つの量子化レベルの情報を合わせてBBU407に伝送する。BBU407の量子化復元部4072は、伝送された3ビットのLLR値に対応する量子化レベルを復元する。例えば、量子化復元部4072は、量子化されたLLR値が2であれば−2.6、量子化されたLLR値が8であれば3.6といった値に復元する。その後、復元されたLLRの値を用いて復号部4073において復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部4071に入力される。
なお、端末201のアンテナ数、RRH307のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、RRH307で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよい。また、RRH307とBBU407の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、RRH307は、RF受信部3073による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第8の実施形態)
第8の実施形態では、第2の実施形態による各RRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図9は、第8の実施形態による無線通信システム108の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図8に示す第7の実施形態による無線通信システム107と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム108は、端末201と、RRH307と、BBU408とを備える。同図においては、無線通信システム108が2台のRRH307を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH307をそれぞれ、RRH307−1、307−2と記載している。各RRH307とBBU407とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
BBU408は、上位機能部4081と、量子化復元部4082と、LLR合成部4083と、復号部4084とを備える。
上位機能部4081は、複数台のRRH307それぞれの信号分配部3071に制御信号を伝送する。上位機能部4081は、RRH307−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH307−iの復調部3075において復調を行うための復調パラメータと、RRH307−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を制御信号に設定する復調パラメータと、受信信号品質情報と、LLR量子化情報とを設定する。
量子化復元部4082は、RRH307−i(iは1以上の整数)から通知された量子化情報に基づいて、RRH307−iから受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
LLR合成部4083は、量子化復元部4082が復元した各RRH307のLLRの値を合成する。
復号部4084は、LLR合成部4083により合成されたLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4081に出力する。
上記構成により、各RRH307の可変量子化ビット削減部3076は、LLRの量子化ビット数を変化させるだけでなく、再量子化後の量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU408に伝送する。BBU408の量子化復元部4082は、RRH307−iから受信した量子化情報をもとに、RRH307−iから受信したLLRの数値を復元する。LLR合成部4083は、量子化復元部4082が復元した各RRH307のLLRの値を合成する。その後、合成されたLLRの値を用いて復号部4084において復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部4081に入力される。
なお、端末201の数、各端末201のアンテナ数、RRH307の数、各RRH307のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、各RRH307におけるLLRの量子化ビット数は異なっていてもよい。また、各RRH307で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよく、各RRH307における重み付けが異なる場合は、BBU408でLLR合成を行う前に重み付けを揃えてもよい。また、RRH307とBBU408の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、各RRH307は、RF受信部3073による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第9の実施形態)
第9の実施形態では、第3の実施形態によるRRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図10は、第9の実施形態による無線通信システム109の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム109は、端末201と、RRH309と、BBU409とを備える。RRH309とBBU409とは、伝送路501により接続される。
RRH309は、信号分配部3091と、アンテナ3092と、RF受信部3093と、チャネル推定部3094と、復調部3095と、可変量子化ビット削減部3096とを備える。
信号分配部3091、アンテナ3092、RF受信部3093、チャネル推定部3094、及び、復調部3095はそれぞれ、第3の実施形態のRRH303の信号分配部3031、アンテナ3032、RF受信部3033、チャネル推定部3034、及び、復調部3035と同様の機能を有する。
可変量子化ビット削減部3096は、第3の実施形態のRRH303の可変量子化ビット削減部3036と同様の機能を有する。可変量子化ビット削減部3096は、さらに、量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU409に伝送する。
BBU409は、上位機能部4091と、量子化復元部4092と、復号部4093とを備える。
上位機能部4091は、BBU403の上位機能部4031と同様の機能を有する。
量子化復元部4092は、RRH309から通知された量子化情報に基づいて、RRH309から受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
復号部4093は、量子化復元部4092が復元したLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4091に出力する。
上記構成により、RRH307の可変量子化ビット削減部3096は、LLRの量子化ビット数を変化させるだけでなく、再量子化後の量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU409に伝送する。BBU409の量子化復元部4092は、RRH309から受信した量子化情報をもとに、LLRの数値を復元する。その後、復元されたLLRの値を用いて復号部4093において復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部4091に入力される。
なお、端末201のアンテナ数、RRH309のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、RRH309で得られたLLRに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよい。また、RRH309とBBU409の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、RRH309は、RF受信部3093による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第10の実施形態)
第10の実施形態では、第4の実施形態による各RRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図11は、第10の実施形態による無線通信システム110の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図10に示す第9の実施形態による無線通信システム109と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム110は、端末201と、RRH309と、BBU410とを備える。同図においては、無線通信システム110が2台のRRH309を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH309をそれぞれ、RRH309−1、309−2と記載している。各RRH309とBBU410とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
BBU410は、上位機能部4101と、量子化復元部4102と、LLR合成部4103と、復号部4104とを備える。
上位機能部4101は、復調パラメータを設定した制御信号をRRH309の復調部3095に伝送する。上位機能部4101は、RRH309−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH309−iの復調部3095において復調を行うための復調パラメータを設定する。
量子化復元部4102は、RRH309−i(iは1以上の整数)から通知された量子化情報に基づいて、RRH309−iから受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
LLR合成部4103は、量子化復元部4102が復元した各RRH309のLLRの値を合成する。
復号部4104は、LLR合成部4103により合成されたLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4101に出力する。
上記構成により、各RRH309の可変量子化ビット削減部3096は、LLRの量子化ビット数を変化させるだけでなく、再量子化後の量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU410に伝送する。BBU410の量子化復元部4102は、RRH309−iから受信した量子化情報をもとに、RRH309−iから受信したLLRの数値を復元する。LLR合成部4103は、量子化復元部4102が復元した各RRH309のLLRの値を合成する。その後、合成されたLLRの値を用いて復号部4104において復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部4101に入力される。
なお、端末201の数、各端末201のアンテナ数、RRH309の数、各RRH309のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、各RRH309におけるLLRの量子化ビット数は異なっていてもよい。また、各RRH309で得られたLLRに、チャネル推定信号に含まれるチャネル情報に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよく、各RRH309における重み付けが異なる場合はBBU410でLLR合成を行う前に重み付けを揃えてもよい。また、RRH309とBBU410の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、各RRH309は、RF受信部3093による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第11の実施形態)
第11の実施形態では、第5の実施形態によるRRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図12は、第11の実施形態による無線通信システム111の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図1に示す第1の実施形態による無線通信システム101と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム111は、端末201と、RRH311と、BBU411とを備える。RRH311とBBU411とは、伝送路501により接続される。
RRH311は、信号分配部3111と、アンテナ3112と、RF受信部3113と、チャネル推定部3114と、復調部3115と、可変量子化ビット削減部3116とを備える。
信号分配部3111、アンテナ3112、RF受信部3113、チャネル推定部3114、及び、復調部3115はそれぞれ、第5の実施形態のRRH305の信号分配部3051、アンテナ3052、RF受信部3053、チャネル推定部3054、及び、復調部3055と同様の機能を有する。
可変量子化ビット削減部3116は、第5の実施形態のRRH305の可変量子化ビット削減部3056と同様の機能を有する。可変量子化ビット削減部3116は、さらに、量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU411に伝送する。
BBU411は、上位機能部4111と、量子化復元部4112と、復号部4113とを備える。
上位機能部4111は、BBU405の上位機能部4051と同様の機能を有する。
量子化復元部4112は、RRH311から通知された量子化情報に基づいて、RRH309から受信したLLRの量子化値を、LLRの値(復調値)に復元する。
復号部4113は、量子化復元部4112が復元したLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4111に出力する。
上記構成により、RRH311の可変量子化ビット削減部3116は、LLRの量子化ビット数を変化させるだけでなく、再量子化後の量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU411に伝送する。BBU411の量子化復元部4112は、RRH311から受信した量子化情報をもとに、LLRの数値を復元する。その後、復元されたLLRの値を用いて復号部4113において復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部4111に入力される。
なお、端末201のアンテナ数、RRH311のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、RRH311で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報又はチャネル推定信号に含まれるチャネル情報、あるいは、その両方に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよい。また、RRH311とBBU411の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、RRH311は、RF受信部3113による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
(第12の実施形態)
第12の実施形態では、第6の実施形態による各RRHの可変量子化ビット削減部が行った量子化に関する情報を、RRH−BBU間でやりとりする。
図13は、第12の実施形態による無線通信システム112の構成を示すブロック図である。同図では、上りリンク信号伝送に関する信号の流れについても示している。同図において、図12に示す第11の実施形態による無線通信システム111と同一の部分には同一の符号を付し、その説明を省略する。同図に示すように、無線通信システム112は、端末201と、RRH311と、BBU412とを備える。同図においては、無線通信システム112が2台のRRH311を備える場合を例に示しているが、3台以上を備えてもよい。同図では、2台のRRH311をそれぞれ、RRH311−1、311−2と記載している。各RRH311とBBU412とはそれぞれ、伝送路501により接続される。
BBU412は、上位機能部4121と、量子化復元部4122と、LLR合成部4123と、復号部4124とを備える。
上位機能部4121は、複数台のRRH311それぞれの信号分配部3111に制御信号を伝送する。上位機能部4121は、RRH311−i(i=1,2)に伝送する制御信号に、RRH311−iの復調部3115において復調を行うための復調パラメータと、RRH311−iが受信した無線信号の受信信号品質情報(例えば、受信SNR)と、あらかじめ算出しておいたLLR量子化情報(例えば、量子化ビット数や量子化閾値、量子化レベル)とのうち1以上を制御信号に設定する。
量子化復元部4122は、RRH311−i(iは1以上の整数)から通知された量子化情報に基づいて、RRH311−iから受信したLLRの量子化値を、LLRの値に復元する。
LLR合成部4123は、量子化復元部4122が復元した各RRH311のLLRの値(復調値)を合成する。
復号部4124は、LLR合成部4123により合成されたLLRの値を用いて復号処理を行い、復号処理により得られたビットデータを上位機能部4121に出力する。
上記構成により、各RRH311の可変量子化ビット削減部3116は、LLRの量子化ビット数を変化させるだけでなく、再量子化後の量子化情報、例えば、量子化レベルをBBU412に伝送する。BBU412の量子化復元部4112は、RRH311−iから受信した量子化情報をもとに、RRH311−iから受信したLLRの数値を復元する。LLR合成部4123は、量子化復元部4122が復元した各RRH311のLLRの値を合成する。その後、合成されたLLRの値を用いて復号部4124において復号処理が行われ、出力されたビットデータは上位機能部4121に入力される。
なお、端末201の数、各端末201のアンテナ数、RRH311の数、各RRH311のアンテナ数を任意の数にしてもよい。また、各RRH311におけるLLRの量子化ビット数は異なっていてもよい。また、各RRH311で得られたLLRに、制御信号に含まれる情報又はチャネル推定信号に含まれるチャネル情報、あるいは、その両方に応じて重み付けを行ってから量子化を行ってもよく、各RRH311における重み付けが異なる場合は、BBU412でLLR合成を行う前に重み付けを揃えてもよい。また、RRH311とBBU412の間の信号伝送に用いるインタフェースにはイーサネット(登録商標)のような既存のインタフェースを用いてもよいし、独自のインタフェースを用いてもよい。また、各RRH311は、RF受信部3113による受信処理の後に、受信信号に対してOFDMなどのようなマルチキャリア信号の受信を行うための処理を行ってもよい。
以上説明した第1〜第12の実施形態によれば、無線通信システムは、無線受信装置としてのRRHと無線制御装置としてのBBUとを有する。RRHは、端末から無線により信号を受信し、受信した信号に基づきチャネル推定を行う。また、RRHは、端末から無線により受信した信号に、チャネル推定により推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された信号に軟判定復調を行う。RRHは、軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、BBUから受信した制御信号に含まれる情報と、推定されたチャネル特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された復調値をBBUに出力する。制御信号に含まれる情報は、復調パラメータ、受信信号品質情報、LLR量子化情報であり、チャネル推定信号に含まれる情報は、チャネル情報である。BBUは、RRHから受信した復調値に復号処理を行う。
上記により、RRHは、従来のようにどのような無線伝送路の状態でも誤り無く受信できるような固定値でLLRを量子化して伝送するのではなく、復調パラメータ、受信信号品質情報、LLR量子化情報、チャネル情報によって量子化ビット数を変えて、LLRを量子化して伝送する。これにより、RRH−BBU間の伝送容量を削減できる。例えば、従来は5ビットの量子化ビット数で量子化されたLLRを伝送する場合にRRH−BBU間の伝送容量が5Gbpsであったのに対し、伝送されるLLRのうちの半分が4ビット、残りの半分が3ビットで量子化されれば、RRH−BBU間の伝送容量は3.5Gbpsとなる。
上述した実施形態におけるRRH301、303、305、307、309、311、及び、BBU401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412の一部の機能をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この機能を実現するためのプログラムをコンピュータ読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。なお、ここでいう「コンピュータシステム」とは、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間の間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであってもよく、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
以上、この発明の実施形態について図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計等も含まれる。
受信信号の軟判定復調処理と復号処理とを異なる装置において行う通信システムに適用可能である。
101、102、103、104、105、106、107、108、109、110、111、112 無線通信システム
201 端末
301、301−1、301−2、303、303−1、303−2、305、305−1、305−2、307、307−1、307−2、309、309−1、309−2、311、311−1、311−2 RRH(無線受信装置)
401、402、403、404、405、406、407、408、409、410、411、412 BBU(無線制御装置)
501 伝送路
3011、3031、3051、3071、3091、3111 信号分配部
3012、3032、3052、3072、3092、3112 アンテナ
3013、3033、3053、3073、3093、3113 受信部
3014、3034、3054、3074、3094、3114 チャネル推定部
3015、3035、3055、3075、3095、3115 復調部
3016、3036、3056、3076、3096、3116 可変量子化ビット削減部
4011、4021、4031、4041、4051、4061、4071、4081、4091、4101、4111、4121 上位機能部
4012、4023、4032、4043、4052、4063、4073、4084、4093、4104、4113、4124 復号部
4022、4042、4062、4083、4103、4123 合成部
4072、4082、4092、4102、4112、4122 量子化復元部

Claims (6)

  1. 無線受信装置と無線制御装置とを有する無線通信システムであって、
    前記無線受信装置は、
    端末から無線により信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定部と、
    前記受信部が受信した信号に前記チャネル推定部が推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調部と、
    軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、前記無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定部により推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減部とを備え、
    前記無線制御装置は、
    前記無線受信装置から受信した前記復調値に復号処理を行う復号部を備える、
    ことを特徴とする無線通信システム。
  2. 前記制御信号に含まれる情報は、前記復調部が復調に用いる復調パラメータと、無線により受信した信号の品質を示す情報と、量子化に関する情報とのうち1以上であり、
    前記チャネル推定信号に含まれる情報は、チャネル情報である、
    ことを特徴とする請求項1に記載の無線通信システム。
  3. 前記可変量子化ビット削減部は、量子化ビット数削減後の量子化に関する情報を前記無線制御装置に通知し、
    前記無線制御装置は、前記可変量子化ビット削減部から通知された量子化に関する前記情報に基づいて、前記無線受信装置から受信した前記量子化値から復調値を復元する量子化復元部をさらに備え、
    前記復号部は、前記量子化復元部により復元された前記復調値に復号処理を行う、
    ことを特徴とする請求項1又は請求項2に記載の無線通信システム。
  4. 無線受信装置と無線制御装置とを有する無線通信システムにおける通信方法であって、
    前記無線受信装置が、
    端末から無線により信号を受信する受信ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定ステップと、
    前記受信ステップにおいて受信した信号に前記チャネル推定ステップにおいて推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調ステップと、
    前記復調ステップにおける軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、前記無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定ステップにおいて推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減ステップと、
    前記無線制御装置が、
    前記無線受信装置から受信した前記復調値に復号処理を行う復号ステップと、
    を有することを特徴とする通信方法。
  5. 端末から無線により信号を受信する受信部と、
    前記受信部が受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定部と、
    前記受信部が受信した信号に前記チャネル推定部が推定したチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調部と、
    軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、復調値に復号処理を行う無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定部により推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減部と、
    を備えることを特徴とする無線受信装置。
  6. 無線受信装置に用いられるコンピュータに、
    端末から無線により受信した信号に基づきチャネルの特性を推定するチャネル推定ステップと、
    前記端末から無線により受信した信号に前記チャネル推定ステップにおいて推定されたチャネルの特性を用いて等化処理を行い、等化処理された前記信号に軟判定復調を行う復調ステップと、
    前記復調ステップにおける軟判定復調により得られた復調値の量子化ビット数を、復調値に復号処理を行う無線制御装置から受信した制御信号に含まれる情報と、前記チャネル推定ステップにおいて推定された特性が設定されたチャネル推定信号に含まれる情報との一方又は両方に基づいて削減し、削減した量子化ビット数の量子化値で表された前記復調値を前記無線制御装置に出力する可変量子化ビット削減ステップと、
    を実行させるプログラム。
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