JP2022513211A - 準直交マルチアクセスベースwlanシステムのための時空間ブロックコード - Google Patents

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Abstract

開示されたシステム、構造、及び方法は、時空間ブロックコード(STBC)符号化技術と、準直交多元アクセス(SOMA)手法とを組み合わせて、より低い信号強度データのスループットレート性能を改善する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)送信アーキティクチャ、及び送信方法に向けられている。送信アーキティクチャ及び方法は、2つの無線局によって生成されるデータをデジタル処理してフォーマットするように構成されているデータ処理モジュールを含む。SOMAコンステレーション直交符号化モジュールは、直交ベース変調を、処理されたデータに適用し、データ信号強度とデータビット信頼度とに基づいて、データを変調コンステレーションにマッピングするように動作する。STBC符号化モジュールは、直交コードでSOMA変調データをブロック符号化して、より低い信号強度レベルでのスループット性能を改善する時間及び空間ダイバーシティ特性を有するSTBCベースSOMAシンボルデータを生成ように構成される。

Description

相互参照
この出願は、2018年12月14日に提出された、「Space Time Block Codes for Semi-Orthogonal Multi-Access Based WLAN Systems」と題された米国特許出願番号16/221,150の優先権を主張し、その内容は、その全体が参照によって本明細書に組み込まれる。
本発明は、概して、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)の分野、特に、時空間ブロックコード(STBC)を準直交マルチアクセス(SOMA)ベースWLANアーキティクチャに適用して、より低い信号対雑音比(SNR)信号のスループットを改善することに向けられたシステム及び方法に関する。
様々な提案が、電気電子技術者協会(IEEE)802.11標準に従う無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)プラットフォームを含む、既存及び次世代の無線通信システムのためのサービス能力の改善に関して提供された。
いくつかの改善は、より高いデータレート及び増加されたチャネルスループットの実現を必要とし、これらの目標に取り組む努力の中で、あるスキームは、WLAN通信のためのマルチ入力、マルチ出力(MIMO)及びマッシブMIMO(M-MIMO)受信機アーキティクチャの増加実装を提供する。しかし、MIMO/M-MIMO受信機は、ある条件下で、より高いデータレート及び増加されたチャネルスループットの信頼できるサポートに関する制限を示すことがある。
この目標を達成するために、MIMOベース受信機アーキティクチャと併せての準直交多元アクセス(SOMA)スキームの利用が、WLAN高スループット処理の信頼性問題に取り組むために提案された。そのようなMIMOベースSOMAスキームは、より高い信号対雑音比(SNR)レベルで有意なスループット改善を示した。
本開示の目的は、時空間ブロックコード(STBC)符号化技術と、準直交多元アクセス(SOMA)スキームとを組み合わせて、より低い信号強度データについてのスループットレート性能を改善する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)送信アーキティクチャを提供することにある。送信アーキティクチャは、2つの無線局によって生成されたデータをデジタル処理してフォーマットするように構成されているデータ処理モジュールを含む。時空間ブロックコード(STBC)符号化モジュールは、処理されたデータを直交ブロックコードで符号化して、時間及び空間ダイバーシティ特性を有する直交ブロック符号化シンボルデータを生成する。準直交多元アクセス(SOMA)符号化モジュールは、データ信号強度及びデータビット信頼度に基づいて、直交ベース変調コンステレーションマッピングを、直交ブロック符号化シンボルデータ及び処理されたデータに適用して、STBCベースSOMAシンボルデータを生成するように動作する。
本開示の他の側面によれば、時空間ブロックコード(STBC)符号化技術と、準直交多元アクセス(SOMA)スキームとを組み合わせて、より低い信号強度データについてのスループットレート性能を改善する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)内でのデータを送信するための関連する方法論が提供される。送信方法は、第1及び第2の無線局によって生成されたデータをデジタル処理してフォーマットするステップを含む。送信方法は、次いで、時空間ブロックコード(STBC)を、処理されたデータに適用して、時間及び空間ダイバーシティ特性を有する直交ブロック符号化シンボルデータを生成する。方法は、さらに、準直交多元アクセス(SOMA)符号化を、直交ブロック符号化シンボルデータ及び処理されたデータに適用し、SOMA符号化は、STBCベースSOMAシンボルデータを生成するために、データ信号強度及びデータビット信頼度に基づいて、直交ブロック符号化シンボルデータ及び処理されたデータに対する直交ベース変調コンステレーションマッピングを提供する。
本開示の他の目的によれば、時空間ブロックコード(STBC)符号化技術と、準直交多元アクセス(SOMA)スキームとを組み合わせて、より低い信号強度データについてのスループットレート性能を改善する代替的な無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)送信アーキティクチャが提供される。この代替的な実施形態において、データ処理モジュールは、第1及び第2の無線局によって生成されるデータをデジタル的に処理してフォーマットするように構成される。SOMA符号化モジュールは、データ信号強度及びデータビット信頼度に基づいて、直交ベース変調コンステレーションマッピングを、処理されたデータに適用して、SOMA変調シンボルデータを生成するように動作する。時空間ブロックコード(STBC)符号化モジュールは、次いで、SOMA変調シンボルデータを直交ブロックコードで符号化して、時間及び空間ダイバーシティ特性を有するSTBCベースSOMAシンボルデータを生成するように動作する。
さらに、関連する実施形態において、開示された実施形態は、時空間ブロックコード(STBC)符号化技術と、準直交多元アクセス(SOMA)スキームとを組み合わせて、より低い信号強度データについてのスループットレート性能を改善する無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)においてデータを送信するための方法論を提供する。送信方法は、2つの無線局によって生成されたデータを、デジタル処理してフォーマットするステップを含む。送信方法は、次いで、SOMAコンステレーション直交符号化を、処理されたデータに適用し、データ信号強度及びデータビット信頼度に基づいて、データを変調コンステレーションにマッピングする。方法は、さらに、STBC符号化を適用し、SOMA変調データを直交コードでブロック符号化して、より低い信号強度レベルでのスループット性能を改善する時間及び空間ダイバーシティ特性を有するSTBCベースSOMAシンボルデータを生成する。
第1の側面によれば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信デバイスは、第1の無線局(STA)のための第1のデータと、第2の無線局(STA)のための第2のデータとをデジタル処理するように構成されたデータ処理モジュールと、第1の直交ブロック符号化シンボルデータを生成するために、処理された第1のデータを受信して符号化するように動作する時空間ブロックコード(STBC)符号化モジュールと、直交ベース変調コンステレーションマッピングを第1の直交ブロック符号化シンボルデータと処理された第2のデータとに適用して、STBCベースSOMAシンボルデータを生成するように構成された準直交多元アクセス(SOMA)符号化モジュールと、STBCベースSOMAシンボルデータを第1及び第2のSTAに送信するように構成された通信モジュールと、を含む。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化モジュールは、データをスクランブルすることと、スクランブルされたデータをバイナリ畳み込み符号化することと、及びバイナリ畳み込み符号化されたデータをインターリーブすることとによって、第1のデータをデジタル処理するように動作する。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化モジュールは、2つの連続する時間インターバルの範囲内の2つの直交シンボルで、処理された第1のデータをブロック符号化するように動作する。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、SOMA符号化モジュールは、直交振幅変調(QAM)を、第1の直交ブロック符号化シンボルデータと、処理された第2のデータとに適用するように構成される。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、第1のデータは、第2のデータより低い信号対雑音比(SNR)レベルを有する。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、SOMA符号化モジュールは、最も信頼度が高いビット(MRBs)を第1のデータに割り当ててマッピングし、最も信頼度が低いビット(LRBs)を第2のデータに割り当ててマッピングするように動作する。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットのインジケーションは、通信データパケットフレーム構造の信号(SIG)フィールドに含まれる。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットのインジケーションは、通信データパケットフレーム構造のエクストリーム高スループット(EHT)SIGフィールドに含まれる。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化は、第1のSTAの処理された第1のデータのみに適用される。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化は、処理された第2のデータに適用される。
第2の側面によれば、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)でのデータを通信するための方法は、第1の無線局(STA)のための第1のデータと、第2の無線局(STA)のための第2のデータとをデジタル処理するステップと、第1の直交ブロック符号化シンボルデータを生成するために、第1のSTAの処理された第1のデータを、時空間ブロックコード(STBC)で符号化するステップと、直交ベース変調コンステレーションマッピングを第1の直交ブロック符号化シンボルデータと処理された第2のデータとに適用して、STBCベースSOMAシンボルデータを生成するように構成された準直交多元アクセス(SOMA)符号化を適用するステップと、STBCベースSOMAシンボルデータを第1及び第2のSTAに送信するステップと、を含む。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、第1のデータをデジタル処理するステップは、デジタルで、データをスクランブルすることと、スクランブルされたデータをバイナリ畳み込み符号化することと、及びバイナリ畳み込み符号化されたデータをインターリーブすることとを含む。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化は、2つの連続する時間インターバルの範囲内の2つの直交シンボルで、処理された第1のデータをブロック符号化することを含む。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、SOMA符号化は、直交振幅変調(QAM)を、第1の直交ブロック符号化シンボルデータと、処理された第2のデータとに適用することを含む。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、第1のデータは、第2のデータより低い信号対雑音比(SNR)レベルを有する。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、SOMA符号化は、最も信頼度が高いビット(MRBs)を第1のデータに割り当ててマッピングし、最も信頼度が低いビット(LRBs)を第2のデータに割り当ててマッピングする。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットのインジケーションは、通信データパケットフレーム構造の信号(SIG)フィールドに含まれる。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットのインジケーションは、通信データパケットフレーム構造のエクストリーム高スループット(EHT)SIGフィールドに含まれる。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化は、処理された第1のデータのみに適用される。
任意選択で、上述した側面のいずれかにおいて、STBC符号化は、処理された第2のデータに適用される。
本開示の特徴及び利点は、添付の図面と組み合わせてなされる以下の詳細な説明から明らかになるだろう。
代表的なWLAN環境の高レベル図を示す。 代表的なMIMOベースSOMA送信機アーキティクチャの高レベル機能ブロック図を示す。 本開示の様々な実施形態による、変調されたデータストリームのSTBC符号化の高レベル図を示す。 本開示の様々な実施形態による、変調されたデータのSTBC復号の高レベル図を示す。 本開示の様々な実施形態による、STBCベース事前SOMAスキーム送信アーキティクチャの高レベル機能ブロック図を示す。 本開示の様々な実施形態による、STBCベース事後SOMAスキーム送信アーキティクチャの高レベル機能ブロック図を示す。 本開示の様々な実施形態による、STBCベース事前SOMAスキーム送信プロセスの高レベルフロー図を示す。 本開示の様々な実施形態による、STBCベース事後SOMAスキーム送信プロセスの高レベルフロー図を示す。 本開示の様々な実施形態による、STBCベース及び非STBCベースSOMAスキームについての相対的なパケットエラーレートを示す。 本開示の様々な実施形態による、STBCベース及び非STBCベースSOMAスキームについての相対的なスループット結果を示す。
添付の図面及び対応する説明を通して、同様の特徴は、同様の参照符号によって識別されることが理解されよう。さらに、図面及び続く説明は、説明目的のみを意図しており、そのような開示は、請求項の範囲を限定することを意図しないことも理解されよう。
本明細書で利用されるとき、用語「約」又は「おおよそ」は、公称値からの+/-10%変量を指す。そのような変量は、それが特に言及されているかどうかにかかわらず、本明細書で提供される所与の値に常に含まれることが理解されよう。
別途定義されない限り、本明細書で利用される全ての技術的及び科学的用語は、説明される実施形態が属する技術分野の当業者によって共通理解されるものと同じ意味を有する。
WLAN環境及びMIMOベースSOMAスキーム
図1Aは、代表的なWLAN環境100の高レベルブロック図を示す。図示されたように、WLAN環境100は、現在及び次世代のIEEE802.11標準に従って、無線で、複数の無線局STA(STA0-STAn)104-10nと通信するように構成された無線アクセスポイント(AP)102を含む。AP102は、通信スケジュール機会を示すシグナリング情報をSTA104-10nに提供することによって、そのような通信を開始する。スケジューリングされた通信セッションの間、STA104-10nは、データストリームをAP102から受信しうるし、AP102へ送信しうる。
様々な無線シナリオにおいて、AP102は、基地局、発展型NodeB(eNB)、基地局ターミナルなどとして特徴付けられることがあり、無線局STA104-10nは、移動局、ユーザ機器、クライアント端末などとして特徴付けられることがあることが認識されるだろう。また、示されたAP102は、複数のSTA104-10nと通信することができるけれども、明確性及び取り扱い性の目的のために、以下の説明では、AP102と、ファーフィールドに位置するSTA0 104と、ニアフィールドに位置するSTA1 106との間の通信に着目することが理解されるだろう。また、AP102への、それの近さの長所によって、ニアフィールドSTA1 106は、ファーフィールドSTA0 104の信号より強い信号レベル(即ち、より高い信号対雑音比(SNR))をAP102に提供すると仮定されるだろう。
このコンテキストを前提として、図1Bは、代表的なMIMOベース準直交多元アクセス(SOMA)送信機アーキティクチャ150の高レベル機能ブロック図を示す。レビューのために、SOMAスキームは、より弱いSTA0 104信号が、より強いSTA1 106信号と大きく干渉しない可能性があるという考えを利用する。従って、より強いSTA1 106信号の処理の間、より弱いSTA0 104信号は、直交信号として扱われる。逆に、より強いSTA1 106信号は、より弱いSTA0 104信号上での干渉効果を有してよいため、SOMAスキームは、より弱いSTA0 104信号を処理するとき、より強いSTA1 106信号を非直交信号として扱う。
また、SOMAスキームでは、STA0 104及びSTA1 106のそれぞれは、同じ数のデータストリーム(例えば、STA0:ストリーム1-j、及びSTA1:ストリーム1-j)を出力するように構成される。STA0 104及びSTA1 106の各対応するデータストリーム1-jのデータは、QAM変調コンステレーションマッピング処理のために一緒にグループ化される。
即ち、図1Bに示すように、ファーフィールドSTA0 104のデータストリーム1のデータは、ニアフィールドSTA1 106のストリーム1のデータとグループ化され、SOMA QAMコンステレーションマッピングユニット152-1に供給される。同じストリームベースデータグルーピング原理は、STA0 104及びSTA1 106のデータストリーム2-jに適用され、グループ化されたデータは、それに対応して、SOMA QAMコンステレーションマッピングユニット152-2、…、152-jに転送される。
SOMA QAMコンステレーションマッピングユニット152-1、…、152-jは、QAM変調処理の間、最も信頼度の高いビット(MRBs)をより低いSNRのデータ(即ち、ファーフィールドSTA0 104データ)に割り当ててマッピングし、最も信頼度の低いビット(LRBs)をより高いSNRのデータ(即ち、ニアフィールドSTA1 106データ)に割り当ててマッピングするように動作する。SOMA QAMコンステレーションマッピングユニット152-1、…、152-jは、ビット結合及びシンボルマッピングの要素を組み入れて、より信頼度の高いビットを、より低いSNRのチャネルに割り当てて、復号成功の確率を増加させる。それに対し、マッピングユニット152-1、…、152-jは、ビット結合及びシンボルマッピングの要素を使用し、より高いSNRによる復号成功の尤度を考慮して、より信頼度の低いビットを、より高いSNRのチャネルに割り当てる。
さらに、SOMAベースQAMコンステレーション変調及びマッピングに関する詳細は、共に付与された、「System and Method for Semi-Orthogonal Multiple Access」と題され、2015年1月5日に提出された出願番号14/589,676の、2018年1月9日に発行された米国特許番号9,866,364によって提供され、これによって、それは参照によって本明細書に組み込まれる。
上で説明したMIMOベースSOMAスキームは、より高いSNR信号レベルで改善されたデータスループットを示した。しかし、より低いSNRレベルで、データスループットにほとんど又は全く改善がなかった。
STBCベースSOMAスキーム
この開示の様々な実施形態は、従って、より低い信号対雑音比(SNR)のWLAN信号のスループットを向上させるために時空間ブロックコード(STBC)を組み入れるMIMOベースSOMAスキームに向けられている。上で言及した2つのSTAシナリオを踏まえ、確かな開示は、STAのSOMA変調後データの一方又は両方に適用されうるSTBCブロックコードを組み入れるSTBCベースSOMAスキームを提供する。加えて、STBCベースSOMA実装のインジケーションは、適切な処理を保証するために、エクストリーム高スループット(EHT)信号(SIG)フィールド内など、パケットデータフレーム構造内に含まれるべきものである。
STBCは、無線データをブロック符号化するために利用されうる直交コードである。STBCは、空間及び時間ダイバーシティゲインを得るために、間隔を空けた複数のアンテナにわたって及び時間にわたって分散されることができる多数のブロック符号化されたデータの送信を容易にする。STBC直交性及びダイバーシティ特性のおかげで、符号化データの様々な受信されたバージョンが線形復号されて情報内容の信頼できる受信を提供しうる。
図2Aは、本開示の様々な実施形態による、変調データストリームのSTBC符号化プロセス200を示す。図2Aによって示される符号化処理は、ファーフィールドSTA0 104の、より低いSNRの2つのデータストリーム0及び1に対するSTBC符号化の適用を示す。しかし、説明されるSTBCブロック符号化スキームは、この開示によって具体化される概念及び原理に従って、STA0 104又はSTA1 106のいずれか又は両方のデータストリームに適用されうることが理解されるだろう。
図2Aは、STBCエンコーダモジュール210が、シンボルS0、S0 *、S1、及び-S1 *を、ファーフィールドSTA0 104の、より低いSNRのデータストリーム0及び1に適用する動作することを示す。上で言及したように、STBCエンコーダモジュール210は、(図2A内の鎖線矢印によって示されるように)任意選択で、ニアフィールドSTA1 106の、より高いSNRのデータストリーム0及び1に適用されうる。従って、以下の開示は、ファーフィールドSTA0 104の、より低いSNRのデータストリームへのSTBCシンボルの適用を説明するけれども、STBCシンボルは、ニアフィールドSTA1 106の、より高いSNRのデータストリームに、又はSTA0 104とSTA1 106との両方に、等しく適用されうることが理解されるだろう。
示されたように、STBCエンコーダモジュール210は、2つの時間スロットt及びt+1に沿って、STA0 104のためのデータストリーム0及び1にわたってペアで2つのシンボルを符号化する。STA0 104のSTBC符号化ストリーム0はグループ化され、上で言及したように、ストリーム0のSOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール220に転送される。同様に、STA0 104のSTBC符号化ストリーム1はグループ化され、ストリーム1のSOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール230に転送される。
ファーフィールドSTA0 104の、より低いSNRデータストリーム0及び1のみがSTBC符号化の対象であるケースでは、STA0 104の伝送レートが、STA1 106の伝送レートの半分になるだろう。STBC符号化がSTA0 104に適用される後、ビットレベル情報は引っ込められうる。SOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール230は、次いで、SOMA QAMマッピングを、各ストリーム及び対応するシンボルについての各サブキャリアに適用するように動作する。
図2Bは、本開示の様々な実施形態による、変調データストリーム200のSTBC復号プロセス250を示す。単一の受信機のケースについて示す場合、受信機RXでt0に受信される信号はy0であり、t1でのものはy1であり、
Figure 2022513211000002
のように表現されうる。ここで、htx0及びhtx1は、それぞれ、TX0とRXとの間及びTX1とRXとの間のチャネルゲインであり、s0、s0 *、s1、及び-s1 *は送信信号である。受信信号y0、y1に基づいて、送信信号は、
Figure 2022513211000003
によって復号されうる。2つの受信機のケースでは、受信機RX0で時間t0に受信された信号はy00であり、時間t1でのものはy10である。同様に、受信機RX1で時間t0に受信された信号はy01であり、時間t1でのものはy11である。受信信号y00、y10、y01、及びy11は、以下のように表現されうる。
Figure 2022513211000004
ここで、h00及びh01は、TX0-RX0間とTX1-RX0間とのチャネルゲインであり、h10及びh11は、TX0-RX1間とTX1-RX1間とのチャネルゲインである。送信信号は、s0、s0 *、s1、及び-s1 *である。受信信号y00、y10、y01、及びy11に基づいて、送信信号は、
Figure 2022513211000005
によって復号されうる。
STBCベース事前SOMA送信アーキティクチャ
図3Aは、本開示の様々な実施形態による、代表的なSTBCベース事前SOMAスキーム送信アーキティクチャ300の高レベル機能ブロック図を示す。示されるように、STBC符号化処理210は、SOMA QAMコンステレーションマッピング処理220、230の前に実行される。
また、示された実施形態において、ニアフィールドSTA1 106の、より高いSNRのデータは、簡単化の目的で、STBC符号化されない。しかし、STBC符号化は、この開示によって表されている概念及び原理と矛盾しないSTA1 106データにも適用されうることが認識されるだろう。従って、STBC符号化処理は、ニアフィールド又はファーフィールドSTAのいずれか又は両方のデータに適用されうることが理解されるだろう。
示されたように、送信アーキティクチャ300は、ファーフィールドSTA0 104の、より低いSNRのデータストリーム0及び1と、ニアフィールドSTA1 106の、より高いSNRのデータストリーム0及び1とのデータビットを、後続処理のために、デジタル処理してフォーマットする。特に、両STAのストリーム0及び1に対応するデータビットは、スクランブルされ、バイナリ畳み込み符号化され、それに対応して、ビット信頼度(例えば、それぞれSTA0 104、STA1 106に割り当てられる最も信頼度が低いビット(LRBs)及び最も信頼度が高いビット(MRBs))に従ってインターリーブされる。
その後、STA0 104のインターリーブされたビットは、STBC符号化を容易にするためにシンボルに変換される。しかし、示された実施形態では、STA1 106データがSTBC符号化の対象とされていないため、STA1 106のインターリーブされたビットは、シンボルに変換されない。
その後、送信アーキティクチャ300は、ファーフィールドSTA0 104の処理された、より低いSNRのデータシンボルを、STBCエンコーダモジュール210に供給する。上で言及したように、STBCエンコーダモジュール210は、空間及び時間ダイバーシティゲインを与えるために、STA0 104データを、シンボルS0、S0 *、S1、及び-S1 *でブロック符号化するように動作する。
図3Aに戻り、STBC符号化されたSTA0 104ストリーム0データビットは、STA1 106ストリーム0データビットとグループ化され、STBC符号化されたSTA0 104ストリーム1データビットは、STA1 106ストリーム1データビットとグループ化される。グループ化されたストリーム0及びストリーム1データビットは、上で言及されたように、MRBs及びLRBsを様々なストリームに割り当ててマッピングすることによって、より高いスループットを与えるサービスを行うストリーム0及びストリーム1 SOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール220、230それぞれに転送される。即ち、SOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール220、230は、MRBsを、より低いSNRのデータに割り当て、LRBsを、より高いSNRのデータに割り当てるように動作する、ビット結合及びシンボルマッピング要素を使用する。その後、データストリーム0及び1のSTBCベースSOMA変調シンボルは、無線送信のための各送信アンテナユニットに転送される。
上で言及されたように、SOMA変調データへのSTBC処理の適用のインジケーションは、通信データパケットフレーム構造内、好ましくは、例えば、エクストリーム高スループット(EHT)SIGフィールドなどの信号(SIG)フィールド内に含まれるべきものであり、STBC符号化の認識を可能にし、適切な処理を保証する。
STBCベース事後SOMA送信アーキティクチャ
代替的な実装として、図3Bは、本開示の様々な実施形態による、代表的な事後SOMA STBCベース送信アーキティクチャ350の高レベル機能ブロック図を示す。示されたように、STBC符号化処理は、SOMA QAMコンステレーションマッピング処理220、230の後に実行され、両STAのSOMA変調データに適用される。
特に、ファーフィールドSTA0 104の、より低いSNRデータストリーム0及び1と、ニアフィールドSTA1 106の、より高いSNRのデータストリーム0及び1との両方のデータビットは、後続処理のために、デジタル処理されてフォーマットされる。即ち、データビットは、スクランブルされ、バイナリ畳み込み符号化され、それに対応して、ビット信頼度(例えば、それぞれSTA0 104、STA1 106ストリームデータに割り当てられるLRBs及びMRBs)に従ってインターリーブされる。
逆に、STA0 104及びSTA1 106に対応するストリーム0及び1の、処理されてインターリーブされたデータビットは、SOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール220、230に転送される。STA0 104及びSTA1 106に対する両ストリームのインターリーブされたデータビットは、上で説明されたように、より良いスループットを達成するために、変調し、割り当て、それに対応して、LRBs及びMRBsをマッピングするサービスを行うQAMコンステレーション変調処理モジュール220、230によって処理される。即ち、SOMA QAMコンステレーションマッピング処理モジュール220、230は、MRBsを、より低いSNRのデータに割り当て、LRBsを、より高いSNRのデータに割り当てるビット結合及びシンボルマッピング要素を使用する。
図3Bに戻り、ファーフィールドSTA0 104(及び/又はニアフィールドSTA1 106)のSOMA QAM変調データは、次いで、上で言及したように、STA0 104(及び/又はニアフィールドSTA1 106)データを、空間及び時間ダイバーシティゲインを与えるために、シンボルS0、S0 *、S1、及び-S1 *でブロック符号化するように動作するSTBC符号化モジュール210に供給されうる。その後、データストリーム0、1のSTBCベースSOMA変調シンボルは、無線送信のための各送信アンテナユニットに転送される。
また、上で言及したように、SOMA変調データに適用されるSTBC処理のインジケーションは、STBC符号化の認識を可能にし、適切な処理を保証するために、通信データパケットフレーム構造内、好ましくは、エクストリーム高スループット(EHT)信号(SIG)フィールド内に含まれるべきものである。
STBCベースSOMAプロセス
図4Aは、本開示の様々な実施形態による、送信アーキティクチャ300によって実行されうる代表的なSTBCベース事前SOMAスキーム送信プロセス400の高レベルフロー図を示す。処理タスクは、送信アーキティクチャ300の構成構造、要素、及びモジュール、又はそれらの組み合わせによって達成されてよく、本開示の範囲を限定しないことが認識されるだろう。
プロセス400は、タスクブロック402で開始し、送信アーキティクチャ300は、後続処理のために、STA0 104及びSTA1 106データビットをデジタル処理してフォーマットする。上で説明したように、タスクブロック402のデジタル処理は、スクランブルする処理、バイナリ畳み込み符号化する処理、及びLRB/MRBをインターリーブする処理を含む。
タスクブロック404では、送信アーキティクチャ300は、STBC符号化を、STA0 104及びSTA1 106データの一方又は両方に適用する。特に、STBCエンコーダ210は、空間及び時間ダイバーシティゲインを与えるために、STA0 104データを、シンボルS0、S0 *、S1、及び-S1 *でブロック符号化するように動作する。
タスクブロック406では、送信アーキティクチャ300は、STA0 104、STA1 106データの対応するストリーム0、1のSTBC符号化ビットをグループ化する。上で言及したように、STBC符号化STA0 104ストリーム0データビットは、STA1 106ストリーム0データビットとグループ化され、STBC符号化STA0 104ストリーム1データビットは、STA1 106ストリーム1データビットとグループ化される。
タスクブロック408では、送信アーキティクチャ300は、SOMA QAMコンステレーションマッピングを、グループ化されたストリーム0及びストリーム1データビットに適用する。上で論じたように、SOMA QAMコンステレーションマッピングは、QAM変調処理の間に、MRBsを、より低いSNRのストリームデータに割り当ててマッピングし、LRBsを、より高いSNRのストリームデータに割り当ててマッピングするビット結合及びシンボルマッピング要素を組み入れる。タスクブロック410では、ストリーム0、1のSTBCベースSOMAデータシンボルは、その後、無線送信のために各送信アンテナユニットに転送される。
代替的な実装において、図4Bは、本開示の様々な実施形態による、送信アーキティクチャ350によって実行されうる代表的なSTBCベース事後SOMAスキーム送信プロセス450の高レベルフロー図を示す。
プロセス450は、タスクブロック452で始まり、送信アーキティクチャ350は、後続処理のために、STA0 104、STA1 106データビットをデジタル処理してフォーマットする。上で説明したように、デジタル処理は、スクランブル処理、バイナリ畳み込み符号化処理、及びLRB/MRBをインターリーブする処理を含む。
タスクブロック454では、送信アーキティクチャ350は、SOMA QAMコンステレーションマッピングを、STA0 104及びSTA1 106のデジタル処理されたビットに適用し、上で説明された方法で、変調し、MRBs、LRBsをストリームデータに割り当て/マッピングするように動作する。
タスクブロック456では、送信アーキティクチャ350は、STBC符号化をSOMAシンボルに適用する。STBC符号化は、上で説明した方法で、空間及び時間ダイバーシティゲインのためにSOMAシンボルをブロック符号化するように動作する。タスクブロック458では、ストリーム0、1のSTBCベースSOMAデータシンボルは、その後、無線送信のために各送信アンテナユニットに転送される。
STBCベースSOMAスキームの代表的なシミュレーション結果
図5Aは、本開示の様々な実施形態による、様々なSTBCベース及び非STBCベースSOMAシナリオについてのシミュレーショントライアルパケットエラーレート(PER)結果を示す。特に、図5Aは、以下のトライアルシナリオ、即ち、(a)非STBCベースSOMAファーフィールドSTA QPSK変調信号、(b)非STBCベースSOMAニアフィールドSTA QPSK変調信号、(c)STBCベースSOMAファーフィールドSTA QPSK変調信号、(d)STBCベースSOMAニアフィールドSTA QPSK変調信号、(e)STBCベースSOMAファーフィールドSTA 16QAM変調信号、及び(f)STBCベースSOMAニアフィールドSTA QPSK変調信号についてのシミュレーションPER結果を示す。
図5Aによって示されたシミュレーショントライアルPER結果を考慮すると、低SNRレベルでは、(曲線(c)によって示されている)STBCベースSOMAファーフィールドSTA QPSK変調信号と、(曲線(e)によって示されている)STBCベースSOMAファーフィールドSTA 16QAM変調信号とは、他のトライアルシナリオより良いPER性能を示すことが認識されるだろう。
図5Bは、本開示の様々な実施形態による、様々なSTBCベース及び非STBCベースSOMAシナリオについてのシミュレーショントライアルスループット結果を示す。
特に、図5Bは、以下のトライアルシナリオ、即ち、(a)非STBCベースSOMA、(b)ニアフィールドSTAではQPSK変調され、ファーフィールドSTAでは16QAM変調を伴うSTBCベースSOMA、及び(c)異なるSNRギャップのために、ニアフィールドSTAでの16QAM変調と、ファーフィールドSTAでのQPSK変調とを伴うSTBCベースSOMAについてのシミュレーションスループット結果を示す。
図5Bによって明示されたように、シミュレーショントライアルスループット結果は、ニアフィールドSTAでの16QAM変調と、ファーフィールドSTAでのQPSK変調とを伴うSTBCベースSOMA(曲線(c)によって示されるもの)のスループットが、より低いSNRレベルで、矛盾無く、非STBCベースSOMA(曲線(a)によって示されるもの)のスループットより性能が優れていることを示す。従って、非STBCベースSOMAのスループット性能は、より高いSNRレベルでは、より良いけれども、STBCベースSOMAスキームは、より低いSNRレベルで、ダイバーシティゲイン効果のために、より良いスループット性能を提供する。
従って、開示された実施形態は、STBC符号化技術を、より低いSNRレベルでWLAN信号のスループットを改善するように構成されているSOMA変調スキームに組み合わせるWLAN送信アーキティクチャ及び送信プロセスを提供する。上で詳述されたように、STBC符号化技術は、開示された実施形態による、単一のSTA又はSTAの組み合わせのSOMA変調データに適用されうる。
説明されたWLAN送信アーキティクチャの動作及び機能性、プロセス、及び/又は構成構造及び要素は、ハードウェアベース、ソフトウェアベース、ファームウェアベースの要素、及び/又はそれらの組み合わせによって達成されうることは理解されるだろう。そのような操作的な代替は、決して、本開示の範囲を限定するものではない。
本明細書で示された発明概念及び原理は、特定の特徴、構造、及び実施形態に関連して説明されたけれども、様々な修正及び組み合わせが、開示を逸脱することなくなされうることが明らかであることも理解されるだろう。従って、明細書及び図面は、単純に、添付の請求項によって画定されるような発明概念及び原理の説明としてみなされるべきであり、本開示の範囲に収まる任意及び全ての修正、変形、組み合わせ、又は等価物をカバーすると考えられる。

Claims (20)

  1. 第1の無線局(STA)のための第1のデータと、第2の無線局(STA)のための第2のデータとをデジタル処理するように構成されたデータ処理モジュールと、
    第1の直交ブロック符号化シンボルデータを生成するために、前記処理された第1のデータを受信して符号化するように動作する時空間ブロックコード(STBC)符号化モジュールと、
    直交ベース変調コンステレーションマッピングを前記第1の直交ブロック符号化シンボルデータと前記処理された第2のデータとに適用して、STBCベースSOMAシンボルデータを生成するように構成された準直交多元アクセス(SOMA)符号化モジュールと、
    前記STBCベースSOMAシンボルデータを前記第1及び第2のSTAに送信するように構成された通信モジュールと、
    を含む、無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)通信デバイス。
  2. 前記STBC符号化モジュールは、前記データをスクランブルすることと、前記スクランブルされたデータをバイナリ畳み込み符号化することと、及び前記バイナリ畳み込み符号化されたデータをインターリーブすることとによって、前記第1のデータをデジタル処理するように動作する、
    請求項1に記載のWLAN通信デバイス。
  3. 前記STBC符号化モジュールは、2つの連続する時間インターバルの範囲内の2つの直交シンボルで、前記処理された第1のデータをブロック符号化するように動作する、
    請求項1~2のいずれかに記載のWLAN通信デバイス。
  4. 前記SOMA符号化モジュールは、直交振幅変調(QAM)を、前記第1の直交ブロック符号化シンボルデータと、前記処理された第2のデータとに適用するように構成される、
    請求項1~3のいずれかに記載のWLAN通信デバイス。
  5. 前記第1のデータは、前記第2のデータより低い信号対雑音比(SNR)レベルを有する、
    請求項1~4のいずれかに記載のWLAN通信デバイス。
  6. 前記SOMA符号化モジュールは、最も信頼度が高いビット(MRBs)を前記第1のデータに割り当ててマッピングし、最も信頼度が低いビット(LRBs)を前記第2のデータに割り当ててマッピングするように動作する、
    請求項5に記載のWLAN通信デバイス。
  7. 前記STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットのインジケーションは、通信データパケットフレーム構造の信号(SIG)フィールドに含まれる、
    請求項1~6のいずれかに記載のWLAN通信デバイス。
  8. 前記STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットの前記インジケーションは、前記通信データパケットフレーム構造のエクストリーム高スループット(EHT)SIGフィールドに含まれる、
    請求項7に記載のWLAN通信デバイス。
  9. STBC符号化は、前記第1のSTAの前記処理された第1のデータのみに適用される、
    請求項1~8のいずれかに記載のWLAN通信デバイス。
  10. STBC符号化は、前記処理された第2のデータに適用される、
    請求項1~9のいずれかに記載のWLAN通信デバイス。
  11. 無線ローカルエリアネットワーク(WLAN)でのデータの通信のための方法であって、
    第1の無線局(STA)のための第1のデータと、第2の無線局(STA)のための第2のデータとをデジタル処理するステップと、
    第1の直交ブロック符号化シンボルデータを生成するために、前記第1のSTAの前記処理された第1のデータを、時空間ブロックコード(STBC)で符号化するステップと、
    直交ベース変調コンステレーションマッピングを前記第1の直交ブロック符号化シンボルデータと前記処理された第2のデータとに適用して、STBCベースSOMAシンボルデータを生成するように構成された準直交多元アクセス(SOMA)符号化を適用するステップと、
    前記STBCベースSOMAシンボルデータを前記第1及び第2のSTAに送信するステップと、
    を含む、方法。
  12. 前記第1のデータのデータをデジタル処理する前記ステップは、デジタルで、前記データをスクランブルすることと、前記スクランブルされたデータをバイナリ畳み込み符号化することと、及び前記バイナリ畳み込み符号化されたデータをインターリーブすることとを含む、
    請求項11に記載のWLAN通信方法。
  13. 前記STBC符号化は、2つの連続する時間インターバルの範囲内の2つの直交シンボルで、前記処理された第1のデータをブロック符号化することを含む、
    請求項11~12のいずれかに記載のWLAN通信方法。
  14. 前記SOMA符号化は、直交振幅変調(QAM)を、前記第1の直交ブロック符号化シンボルデータと、前記処理された第2のデータとに適用することを含む、
    請求項11~13のいずれかに記載のWLAN通信方法。
  15. 前記第1のデータは、前記第2のデータより低い信号対雑音比(SNR)レベルを有する、
    請求項11~14のいずれかに記載のWLAN通信方法。
  16. 前記SOMA符号化は、最も信頼度が高いビット(MRBs)を前記第1のデータに割り当ててマッピングし、最も信頼度が低いビット(LRBs)を前記第2のデータに割り当ててマッピングする、
    請求項11~15のいずれかに記載のWLAN通信方法。
  17. 前記STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットのインジケーションは、通信データパケットフレーム構造の信号(SIG)フィールドに含まれる、
    請求項11~16のいずれかに記載のWLAN通信方法。
  18. 前記STBCベースSOMAデータシンボルフォーマットの前記インジケーションは、前記通信データパケットフレーム構造のエクストリーム高スループット(EHT)SIGフィールドに含まれる、
    請求項17に記載のWLAN通信方法。
  19. 前記STBC符号化は、前記処理された第1のデータのみに適用される、
    請求項11~18のいずれかに記載のWLAN通信方法。
  20. 前記STBC符号化は、前記処理された第2のデータに適用される、
    請求項11~19のいずれかに記載のWLAN通信方法。
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