JP6674772B2 - 空気入りタイヤ、空気入りタイヤとリムとの組立体、およびリム - Google Patents

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本発明は、空気入りタイヤ、空気入りタイヤとリムとの組立体、リムに関する。
空気入りタイヤにおいては、車両走行時の騒音を低減し、静粛性を高めることが要求されている。車両走行時の騒音としては、タイヤの内腔で起こる空気の共鳴振動(空洞共鳴)が知られており、近年、リムと、このリムに装着される空気入りタイヤとがなすタイヤの内腔に、多孔質材からなる制音体を配して、空洞共鳴を抑制することが提案されている(例えば特許文献1参照)。
特開2005−001428号公報
ところで、上記のような従来の空気入りタイヤでは、空洞共鳴音のピーク周波数(200Hz〜250Hz)での制音体の吸音率は必ずしも高くなく、空洞共鳴音をより低減させた空気入りタイヤが求められていた。
そこで、本発明は、空洞共鳴音を効果的に低減させることが可能な、空気入りタイヤ、空気入りタイヤとリムとの組立体、およびリムを提供することを目的とする。
本発明の空気入りタイヤは、タイヤの内腔側の表面上に吸音部材が配設され、前記吸音部材は、少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜する薄膜部と、多孔質部と、を有し、1つの前記吸音部材に含まれる薄膜部の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤによれば、空洞共鳴音を十分に低減させることができる。
なお、本発明の空気入りタイヤにおいて、薄膜部について「少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜する」とは、薄膜部の少なくとも一部が、タイヤ径方向成分を有することを意味する。
ここで、本発明の空気入りタイヤでは、前記薄膜部は、前記多孔質部の表面の少なくとも一部を、タイヤ周方向に対して傾斜する姿勢で覆うことが好ましい。
この構成によれば、空洞共鳴音をより効果的に低減させることができる。
また、本発明の空気入りタイヤでは、タイヤの内腔側の表面上に、複数の前記吸音部材が相互にタイヤ周方向に離間して配設され、前記吸音部材のタイヤ周方向に位置する側面に、薄膜部の少なくとも一部が形成されていることが好ましい。
この構成によれば、空洞共鳴音をさらに効果的に低減させることができる。
なお、本発明において薄膜部および多孔質部の、「タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積」とは、薄膜部および多孔質部を、タイヤ周方向に対して垂直な方向の面に対して、タイヤ周方向に沿って投影した場合における面積を指し、また、当該面積には、当該面に投影された形状の面積のみを算入し、当該薄膜部および多孔質部を当該面に対して投影し重複する部分が生じても(例えば吸音部材内にタイヤ周方向で2層からなる薄膜部を設けた場合)重複した部分の面積を重複した回数算入しない。
また、本発明において「タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積」とは、タイヤを適用リムに組み付けて、50kPaの内圧を適用した無負荷状態でのタイヤの内腔(タイヤの内表面とリムの表面とで囲まれる領域)の断面積を指す。
また、「適用リム」とは、タイヤが生産され、使用される地域に有効な産業規格であって、日本ではJATMA(日本自動車タイヤ協会)のJATMA YEAR BOOK、欧州ではETRTO(The European Tyre and Rim Technical Organisation)のSTANDARDS MANUAL、米国ではTRA(The Tire and Rim Association,Inc.)のYEAR BOOK等に記載されている、適用サイズにおける標準リム(ETRTOのSTANDARDS MANUALではMeasuring Rim、TRAのYEAR BOOKではDesign Rim)を指す。ここで内圧を50kPaにするのは、タイヤのビード部を適用リムに組み付けてリム幅にするとともに、タイヤのケースラインの形状を保つためだけの低内圧とする趣旨である。また、ここでいう内圧の適用は、空気の他に窒素ガス等の不活性ガスその他で行うことも可能である。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記多孔質部のセル数が、5〜30個/25mmであることが好ましい。
この構成によれば、吸音部材の強度を維持しつつ、吸音部材の重量を低減することができる。
なお、本発明において「セル数」は、JIS K 6400−1 附属書1:2012に準拠して測定するものとする。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記多孔質部の25%硬度が、20〜200Nであることが好ましい。
この構成によれば、吸音部材の強度を維持しつつ、吸音部材の重量を低減することができる。
なお、本発明において「25%硬度」は、JIS K 6400−2:2012に準拠して測定するものとする。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記多孔質部の厚さが、10〜50mmであることが好ましい。
この構成によれば、吸音部材の強度を維持しつつ、吸音部材の重量を低減することができる。
なお、本発明において「多孔質部の厚さ」とは、多孔質部の薄膜部の厚さ方向に沿って測った長さを指すものとする。
また、本発明の空気入りタイヤでは、前記薄膜部の厚さが、5〜30μmであることが好ましい。
この構成によれば、空洞共鳴音をより十分に低減させることができる。
ここで、本発明の空気入りタイヤとリムとの組立体は、タイヤの内腔に吸音部材が配置され、前記吸音部材は、少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜する薄膜部と、多孔質部と、を有し、1つの前記吸音部材に含まれる薄膜部の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることを特徴とする。
本発明の空気入りタイヤとリムとの組立体によれば、空洞共鳴音を十分に低減させることができる。
また、本発明のリムは、リムの表面上に吸音部材が配設され、前記吸音部材は、少なくとも一部がリム周方向に対して傾斜する薄膜部と、多孔質部と、を有し、前記多孔質部の厚さが、10〜50mmであり、1つの前記吸音部材に含まれる薄膜部の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることを特徴とする。
本発明のリムによれば、空洞共鳴音を効果的に低減させることができる。また、吸音部材の強度を維持しつつ、吸音部材の重量を低減することができる。

本発明によれば、空洞共鳴音を効果的に低減させることが可能な、空気入りタイヤ、空気入りタイヤとリムとの組立体、およびリムを提供することができる。
本発明の一実施形態に係る、空気入りタイヤ、および空気入りタイヤとリムとの組立体を、空気入りタイヤをリムに装着した状態で示す、タイヤ赤道面における一部断面図である。 図1の空気入りタイヤ、および空気入りタイヤとリムとの組立体を、空気入りタイヤをリムに装着した状態で示す、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面図である。 図1に示す吸音部材の一例を示す、斜視図である。 図1の空気入りタイヤ、および空気入りタイヤとリムとの組立体の第1の変形例を、空気入りタイヤをリムに装着した状態で示す、タイヤ赤道面における一部断面図である。 図1の空気入りタイヤとリムとの組立体の第2の変形例、および本発明の一実施形態に係るリムを、空気入りタイヤをリムに装着した状態で示す、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面図である。
以下に、図面を参照しつつ、本発明の実施形態について例示説明する。
図1は、本発明の一実施形態に係る、空気入りタイヤ(以下、タイヤとも称す)1、および空気入りタイヤ1とリムRとの組立体(以下、組立体とも称す)2を、タイヤ1をリムRに装着した状態で示す、タイヤ赤道面における断面図である。また、図2は、図1のタイヤ1、および組立体2を、タイヤ1をリムRに装着した状態で示す、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面図である。
このタイヤ1は、図示を一部省略するが、ビード部間にトロイダル状に延びるカーカスと、トレッド部のカーカスのタイヤ径方向外側に配設されたベルトと、ベルトのタイヤ径方向外側に配設されて、トレッド踏面を形成するトレッドゴムと、を備えている。また、タイヤ1の内部補強構造等は一般的なタイヤのそれと同様とすることができる。
空気入りタイヤとしては、特に乗用車用タイヤを挙げることができる。空洞共鳴音の性能が乗用車用タイヤ以外の、例えば重荷重用タイヤ・二輪車用タイヤ等で求められることは通常無いためである。
このタイヤ1は、タイヤ1の内腔Iに吸音部材3が配置されており、具体的には、タイヤ1の内腔I側の表面(以下、タイヤの内表面とも称す)TS上に吸音部材3、図1に示す例では4個の吸音部材3(一部省略)が相互にタイヤ周方向に離間して配設されている。より具体的には、吸音部材3はタイヤ1の内腔I側の表面TSを形成するインナーライナーの表面TS上に配設され、また、複数の吸音部材3が相互に略等間隔でタイヤ周方向に離間して位置している。
また、図示の吸音部材3は、直方体状であり、図1、2に示すように、その最も大きい表面3a、3bがタイヤ周方向に向くように、換言すれば、当該表面3a、3bがタイヤ周方向に対して傾斜する(本例では、直交する)姿勢で配置されている。なお、吸音部材3が直方体状の場合に、タイヤ周方向の傾斜する表面3a、3bが直方体の最も大きい表面である必要はない。たとえば、図3に示すように、タイヤ周方向長さl、タイヤ径方向長さd、タイヤ幅方向長さwとするときに、各長さl、d、wを、l>w>dとした上で、タイヤ周方向の傾斜する表面3a、3bにのみ薄膜を設けることができる。また、吸音部材3の形状は任意にすることができ、タイヤ赤道面Cにおける断面視で、例えば方形状、半円形状、逆T字状などにすることができ、また、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面視で、例えば方形状、半円形状、タイヤ1の内腔Iの形状に合わせた形状などにすることができる。
また、吸音部材3は、薄膜部4と多孔質部5とを有している。薄膜部4は、例えば厚さを5〜30μmとすることができ、多孔質部5は、例えばセル数を5〜30個/25mm、25%硬度を20〜200Nとすることができる。また、多孔質部5は、厚さを10〜50mmとすることができる。
また、吸音部材3の薄膜部4は、図1に示すように、薄膜部4中の少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜し、また、薄膜部4は、多孔質部5の表面の少なくとも一部を、タイヤ周方向に対して傾斜する姿勢で覆っている。さらに、吸音部材3のタイヤ周方向に位置する側面(図示ではタイヤ周方向に向く最も大きい表面3a、3b)に、薄膜部4の少なくとも一部が形成されている。
具体的には、図示の例では、薄膜部4は、多孔質部5のタイヤ周方向に対して垂直に傾斜する表面を、当該表面に沿うように覆う第1薄膜部分41と、多孔質部5の内部に、タイヤ周方向に対して垂直に傾斜する第2薄膜部分42とを有する2層構造となっている。したがって、薄膜部4中の第1薄膜部分41および第2薄膜部分42がタイヤ周方向に対して傾斜し、また、第1薄膜部分41が、多孔質部5の表面の少なくとも一部を覆い、また、吸音部材3のタイヤ周方向の一方側に位置する側面3aの全体に、第1薄膜部分41が形成されている。
なお、図示の例では薄膜部4を2層構造としているが、薄膜部4は、第1薄膜部分41または第2薄膜部分42のどちらか1層のみとすることができ、或いは、さらに別の薄膜部分を第1薄膜部分41とは逆側の多孔質部5の表面に、または多孔質部5の内部に設ける等して、3層以上とすることもできる。さらに、薄膜部4を、1以上の小片部分として多孔質部5の内部または表面に分散させて設けることもできる。
また、図2に示すように、1つの吸音部材3に含まれる薄膜部4の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤ1の内腔Iの、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上となっている。
具体的には、図示の例では、多孔質部5の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤ1の内腔Iの、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上となっており、多孔質部5の面積と同等の面積を有する薄膜部4も同様にタイヤ1の内腔Iの断面積の50%以上となっている。また、図示の例では、薄膜部4の第1薄膜部分41、第2薄膜部分42の面積は、それぞれタイヤ1の内腔Iの断面積の50%以上となっている。
なお、多孔質部5のタイヤ周方向に対して傾斜する表面の一部のみに薄膜部4が設けられることによって、薄膜部4の面積が多孔質部5の面積よりも小さくなっていてもよく、或いは、薄膜部4が多孔質部5からはみ出したり、または、タイヤ周方向視で1以上の貫通穴(多孔質部5のセル面積よりも大きい)を有する場合の多孔質部5を、タイヤ周方向視で、当該多孔質部5の外輪郭で囲まれる面と同じ面積となる薄膜部4で覆ったりすることによって、薄膜部4の面積が多孔質部5の面積よりも大きくなっていてもよい。
ここで、本発明の一実施形態に係る空気入りタイヤ1、および空気入りタイヤ1とリムRとの組立体2の作用・効果を説明する。
本実施形態において、タイヤ1の内腔I側の表面TS上に吸音部材3が配設されているので、空洞共鳴音を低減させることができる。具体的には、空洞共鳴音は、タイヤ1の内腔Iにおいて、タイヤ周方向に定在する音波であるが、吸音部材3は、少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜する薄膜部4と多孔質部5とを有することにより、薄膜部4のタイヤ周方向に対して傾斜する部分が空洞共鳴音をタイヤ周方向に遮断して効果的にそれを吸収するとともに、多孔質部5が当該薄膜部4を支持し薄膜部4の振動を吸収する。したがって、薄膜部4と多孔質部5とが相まって空洞共鳴音を効果的に低減させることができる。なお、吸音部材が、多孔質部のみからなる場合には、多孔質部が空洞共鳴音をタイヤ周方向に遮断しにくく十分に効果的に吸収することができないか、或いは、十分に吸収するために大きな体積を有する吸音部材とする必要が生じ例えば吸音部材の重量が増すこととなる。また、薄膜部がタイヤ周方向に対して傾斜していない場合には、タイヤの内腔においてタイヤ周方向に定在する空洞共鳴音を吸収しにくくなる。
また、このタイヤ1では、図1に示すように、薄膜部4は、多孔質部5の表面の少なくとも一部を、タイヤ周方向に対して傾斜する姿勢で覆うことが好ましい。この構成によれば、薄膜部4が多孔質部5の表面を覆うことで、吸音部材3の表面3aに位置する薄膜部4が、直接的に空洞共鳴音にさらされることとなるので、より効果的に空洞共鳴音を低減することができる。また、多孔質部5との接触が薄膜部4の片面だけになり、両面が多孔質部5と接触している場合(薄膜部4が多孔質部5の内部にある場合)と比較して、薄膜部4が空洞共鳴音をより効果的に吸収して振動し、空洞共鳴音を低減することができる。
なお、同様な観点から、図1に示すように、多孔質部5の、タイヤ周方向に対して傾斜する表面のうち少なくとも一方側の表面(タイヤ周方向の側面)の全てを、薄膜部4はタイヤ周方向に対して傾斜する姿勢で覆うことがより好ましい。さらに、吸音部材3により効率よく空洞共鳴音を低減させる観点からは、薄膜部4はタイヤ周方向に対して垂直な姿勢で、多孔質部5のタイヤ周方向に対して傾斜する表面を覆うことがより好ましい。
このタイヤ1では、図2に示すように、1つの吸音部材3に含まれる薄膜部4の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤ1の内腔Iの、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることが好ましく、より好ましくは、80%以上である。この構成によれば、タイヤ1の内腔Iにおいてタイヤ周方向に定在する空洞共鳴音を、吸音部材3、特に薄膜部4が大きく遮ることができ、それゆえに、空洞共鳴音を十分に低減することができる。
なお、空洞共鳴音を低減する観点からは、薄膜部4の面積は大きい方が好ましいが、リム組み性の観点からは90%以下にすることが好ましい。
さらに、このタイヤ1では、図1に示すように、タイヤ1の内腔I側の表面TS上に、複数の吸音部材3が相互にタイヤ周方向に離間して配設され、吸音部材3のタイヤ周方向に位置する側面に、薄膜部4の少なくとも一部が形成されていることが好ましい。この構成によれば、吸音部材をタイヤ1の内腔Iに大きな体積で配設する必要がないので重量を増加させることなく、空洞共鳴音を効果的に低減することができる。
同様な観点からは、吸音部材3を、2〜8個配設することがより好ましく、図示のように、4個配設することが特に好ましい。複数個の吸音部材を配置する場合には、タイヤ周方向に等間隔で並べることが好ましいが、間隔を不均一に配置することもできる。また、ユニフォミティ等を考慮して配置を決めることもできる。
また、十分に空洞共鳴音を低減する観点から、吸音部材3は、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面視で、タイヤ1の両側のサイドウォール部6の内表面をタイヤ幅方向に沿って測った幅と同じ幅を有することが好ましい。しかし、タイヤ1の転動によりサイドウォール部6がタイヤ径方向に繰り返し屈曲することから、吸音部材3が、タイヤ1の両側のサイドウォール部6の内表面からタイヤ幅方向に沿って測って10mm程度離間するような幅を有する吸音部材3とすることがより好ましい。
ここで、多孔質部5は、多孔構造体であれば特に限定されるものではないが、例えばゴムや合成樹脂(例えばポリウレタンなど)を発泡させた連続気泡を有する発泡体(いわゆるスポンジ)、および動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を絡み合わせて一体に連結したものを含む。なお、上記「多孔構造体」が発泡体である場合には、連続気泡であることが好ましいが、独立気泡を有するものも包含する。
なお、多孔質部5は、1または複数種類の材料で形成することもできる。
この吸音部材3においては、吸音部材3の強度を維持しつつ、吸音部材3の重量を低減し、空洞共鳴音を十分に低減する観点から、次のようにすることが好ましい。
すなわち、多孔質部5のセル数が5〜30個/25mmであることが好ましく、より好ましくは、15〜25個/25mmである。また、多孔質部5の25%硬度が、20〜200Nであることが好ましく、より好ましくは、20〜100Nである。多孔質部5の厚さが、10〜50mmであることが好ましく、より好ましくは30〜50mmである。なお、空洞共鳴音を効率よく吸収する観点からは、多孔質部5は、ゴムや合成樹脂(例えばポリエーテルウレタン等のエーテル系ポリウレタンなど)で形成することが好ましく、より好ましくは80℃以上の耐熱性を有する合成樹脂である。
さらに、薄膜部4は、膜状であれば特に限定されるものではないが、例えばゴムや合成樹脂を薄膜に成形したもの、動物繊維、植物繊維又は合成繊維等を密に絡み合わせて一体に連結し膜状としたものを含む。なお、空洞共鳴音を効率よく吸収する観点からは、薄膜部4は、ゴムやポリエチレンなどの合成樹脂で形成することが好ましく、より好ましくは
80℃以上の耐熱性を有する合成樹脂である。
なお、薄膜部4は、1つまたは複数種類の材料で形成することもできる。
薄膜部4は、空洞共鳴音を吸収させてより十分に低減させる観点から、薄膜部4の厚さが、5〜30μmであることが好ましく、より好ましくは、5〜15μmである。なお、薄膜部4の厚さを5μm未満にすると、強度が低下するおそれが生じる。
ところで、吸音部材3の、タイヤ1の内腔I側の表面TS上への配設は、任意な方法ですることができるが、例えば薄膜部4と多孔質部5とを有する吸音部材3を、接着剤や粘着テープを用いて貼り付けることができる。また、シーラント層や面ファスナーを設けて、それらを介して吸音部材3を、タイヤ1の内表面TS上に配設することができる。さらに、タイヤ1の内腔I側の表面TSの一周上を延びるような固定バンドに、吸音部材3を例えば接着剤などにより取り付け、吸音部材3を取り付けた固定バンドを、タイヤ1の内腔I側の表面TS上に取り付けることで、吸音部材3を固定バンドを介して、タイヤ1の内表面TS上に配設することができる。なお、固定バンドのタイヤ1の表面TS上への取り付けは、接着剤などを用いること、或いは、固定バンドを弾性体として固定バンドの復元力により、固定バンドを内表面TS上に着脱可能に取り付け、これにより、吸音部材3をタイヤ1の表面TS上に着脱可能に固定し装着させることもできる。
また、吸音部材3を配設する、タイヤ1の内腔I側の表面TS上の位置は、任意にすることができる。図2に示すように、吸音部材3をトレッド踏面に対応するタイヤ1の内腔I側の表面TS上に位置させることができるが、トレッド踏面のトレッド接地端を通りタイヤ半径方向に延びる仮想線よりもタイヤ幅方向外側に、当該仮想線を跨って位置させることや、または跨がらずに位置(例えばサイドウォール部6やショルダー部に対応するタイヤ1の内表面TS上に位置)させることもできる。
また、吸音部材3の配設位置は、トレッド踏面上に形成されているトレッドパターン、その他サイドウォール部6の表面上に形成され得るタイヤ表面保護用または放熱用の突起等に対して、タイヤ1の内表面TS上で任意に位置させることができる。ただし、タイヤ1の転動中において吸音部材3は蓄熱する傾向があり、吸音部材3が蓄熱した熱がタイヤ部材に伝熱するのを低減する観点から吸音部材3の配設位置を定めることができる。吸音部材3がトレッド踏面に対応するタイヤ1の内表面TS上に位置する場合には、放熱を促進するため、吸音部材3の配設位置に対応するトレッド踏面における位置に、溝が形成されていることが好ましい。
さらに、吸音部材3の配設位置は、タイヤ1の内部の例えばベルトの配設位置に対して、タイヤ1の内表面TS上で任意に位置させることができる。ただし、タイヤ1にベルト(例えば傾斜ベルト層やベルト補強層など)の端部の位置に対応する位置(当該端部を通るタイヤ径方向に延びる仮想線と、タイヤ1の内表面TSとが交差する位置)から離間させて位置させることができる。ベルト層の端部付近の温度が上昇すると、当該端部においてセパレーション等が発生する虞が生じるので、蓄熱する傾向がある吸音部材3をベルト層の端部から離間させることでタイヤの耐久性を向上させることができる。
ここで、薄膜部4と多孔質部5とを有する吸音部材3の形成は、任意な方法ですることができるが、接着剤や両面テープを用いて少なくとも一部接着して、多孔質部5に薄膜部4を貼り付けることや、薄膜部4を多孔質部5の内部に配置する場合には、多孔質部5で薄膜部4の両側を挟み込み、それぞれを接着することや、多孔質部5の内部に単に薄膜部4を配置すること(例えば、多孔質部5に切り込みを入れて、その内部に単に薄膜部4を配置して、多孔質部5の切り込みの開口部を封止する)などすることができる。
なお、多孔質部5への薄膜部4の貼り付けは、薄膜部4にテンションをかけずに張ることが好ましく(例えば、薄膜部4を貼る多孔質部5の面の面積よりも、薄膜部4の面積が若干大きい)、なお、テンションをかけずに張った結果として薄膜部にはしわが生じるようにすることができる。
ところで、吸音部材3は、相互に異なる複数種類の材料で形成することができ、例えば、吸音部材3をタイヤ径方向またはタイヤ幅方向で異なる材料構成とすることができる。
また、吸音部材3はタイタ幅方向で分割されていてもよい。
さらに、図示の例では、吸音部材3は、吸音部材3の故障の有無や温度などの状態をタイヤ1の外部から検知可能とするため、無線タグやセンサ等を有することができる。
ここで、このタイヤ1および組立体2の第1の変形例を、図4を参照しつつ説明する。なお、このタイヤ1および組立体2の第1の変形例においても、図1、2を参照して説明した吸音部材3を用いることができる。
図1に示す吸音部材3は、直方体状の多孔質部5と薄膜部4とで形成され、全体としても直方体状のものであるのに対して、図4に示す吸音部材3は、以下のように構成されている。すなわち、図4に示す吸音部材3の多孔質部5は、タイヤ周方向に延在するとともに底面がタイヤ1の内表面TS側となる延在部51と、当該延在部51の、当該底面とは逆側の表面上に、直方体状の複数の突出部52とを有している。また、薄膜部4は、当該多孔質部5の突出部52のタイヤ周方向に対して傾斜する表面を覆う、タイヤ周方向に対して垂直に傾斜する第1薄膜部分41と、多孔質部5の突出部52の内部に、タイヤ周方向に対して垂直に傾斜する第2薄膜部分42とを有する2層構造となっている。薄膜部4中の第1薄膜部分41および第2薄膜部分42がタイヤ周方向に対して傾斜し、また、第1薄膜部分41が、多孔質部5の表面の少なくとも一部を、タイヤ周方向に対して傾斜する姿勢で覆っている。
なお、図示の例では、多孔質部5の延在部51は、タイヤ1の内表面TSの一周に亘っているが、タイヤ1の内表面TSの一部に亘るものであってもよい。また、多孔質部5の延在部51の底面とは逆側の表面を薄膜部4で覆ってないが、薄膜部4で覆うこともできる。
このように、空気入りタイヤ1および組立体2の第1の変形例では、吸音部材3が、延在部51および突出部52を有する多孔質部5と、薄膜部4と、を有するので、図1に示す空気入りタイヤ1および組立体2よりも、さらに空洞共鳴音を低減することができる。
続いて、この組立体2の第2、第3の変形例、および本発明の一実施形態に係るリムRを、図5を参照しつつ説明する。なお、この組立体2の第2、第3の変形例およびリムRにおいても、図1〜図4を参照して説明した吸音部材3を用いることができる。
図1〜4に示すタイヤ1および組立体2では、吸音部材3をタイヤ1の内腔I側の表面TS上に配設しているのに対して、組立体2の第2、第3の変形例およびリムRでは、吸音部材3を、タイヤ1の内腔Iのうち、タイヤ1を装着するリムRの表面RS上に配設している。
具体的には、図5に示す組立体2の第2の変形例およびリムRでは、図1に示す、直方体状の吸音部材3が、タイヤ1の内腔I側のリムRの表面RS上に配設され、吸音部材3の薄膜部4は、少なくとも一部がタイヤ周方向(リム周方向)に対して傾斜(ここでは、第1薄膜部分41、第2薄膜部分42の全てがタイヤ周方向に対して垂直に傾斜)している。なお、吸音部材3のリムRの表面RS上への配設は、吸音部材3のタイヤ1の内表面TS上への配設と同様な方法で行うことができる。
なお、「リム周方向」とは、リムRの表面RSに沿う周方向であって、タイヤをリムに装着した状態で、タイヤ周方向と平行な方向である。
さらに、図示は省略するが、組立体2の第3の変形例およびリムRでは、図4に示す、延在部51および突出部52を有する多孔質部5と薄膜部4とを有する吸音部材3を、当該延在部51の底面がリムR側に向いた状態でリムRの表面RS上に配設されている。
このように、組立体2の第2、第3の変形例およびリムRでは、吸音部材3をリムRの表面RS上に配設したので、吸音部材3が、タイヤ1が発熱した熱を蓄熱する懸念を回避することができる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態を説明したが、本発明の空気入りタイヤ、組立体およびリムは、上記の例に限定されることは無く、本発明には、適宜変更を加えることができる。例えば、図1〜5に示す例では、吸音部材の薄膜部をタイヤ周方向に対して垂直にしているが、薄膜部を、多孔質部とともにまたは薄膜部のみを、タイヤ周方向に対して90度未満に傾斜する姿勢にすることもできる。また、図1〜5に示す例では、薄膜部は、多孔質部のタイヤ幅方向側面やタイヤ周方向側面を覆っていないが、覆うこともできる。
以下、実施例により本発明を更に詳細に説明するが、本発明は下記の実施例になんら限定されるものではない。
実施例1のタイヤは、タイヤサイズが205/55R16であって、図1に示すように、タイヤの内表面上に、直方体状の吸音部材をタイヤ周方向に等間隔に4個配設したものである。各吸音部材は、厚さが30mm、セル数が18個/25mm、25%硬度が70Nである直方体状のポリウレタン製の多孔質部と、厚さが10μmであるポリエチレン製の薄膜部とからなっている。薄膜部は1層であって、直方体状の多孔質部のタイヤ周方向一方側の、タイヤ周方向に垂直な方向の側面の全体を覆っており、薄膜部の面積は、タイヤ内腔の断面積の80%である。
実施例2のタイヤは、実施例1の多孔質部の厚さを50mmに変更し、吸音部材の内部に薄膜部を1層追加した(薄膜部で覆った多孔質部の側面から測って30mmの距離に追加の薄膜部を配置し、図1に示すように薄膜部を2層とした)以外、実施例1のタイヤと同様である。
比較例1のタイヤは、実施例1の吸音部材を設けない以外、実施例1のタイヤと同様である。
比較例2のタイヤは、実施例1の吸音部材を、厚さが30mm(タイヤ径方向に測定)であり、タイヤの内表面の一周上に延在させた多孔質部のみからなる吸音部材(薄膜部を有しない)に変更した以外、実施例1のタイヤと同様である。
比較例3のタイヤは、比較例1の吸音部材を、厚さが30mm(タイヤ径方向に測定)であり、タイヤの内表面の一周上に延在させた多孔質部と、タイヤの内腔側の当該多孔質部の表面の一周を覆う薄膜部(タイヤ周方向に傾斜していない)とからなる吸音部材に変更した以外、実施例1のタイヤと同様である。
比較例4のタイヤは、実施例1の吸音部材を、薄膜部を有しない吸音部材に変更した(すなわち、実施例1の吸音部材から薄膜部を取り除いた)以外実施例1のタイヤと同様である。
上記の各供試タイヤをサイズ16×6.5Jのリムに装着し、内圧が250kPaになるように空気を充填して、当該タイヤを、直径1.7mの鉄板表面を持つ鉄製ドラムを備えたレプリカドラム試験機に取り付けて、空洞共鳴を測定した。測定方法は、当該試験機内において、各供試タイヤを、タイヤ負荷質量5.0kN、速度60km/hの条件で定速で転動させ、ホイール分力計を用いて上下方向タイヤ軸力(Fz)を測定して得られる周波数スペクトルから空洞共鳴に対応する周波数のピーク値を測定した。実施例1、2および比較例2〜4のタイヤで発生した空洞共鳴のピーク値の、比較例1のタイヤで発生した空洞共鳴のピーク値からの低減量である空洞共鳴低減量(dB)を表1に示す。数値が大きいほど、空洞共鳴が、比較例1のタイヤで発生した音量よりも低減していることを意味する。
Figure 0006674772
表1より、実施例1のタイヤ(組立体)は、比較例1〜4のタイヤ(組立体)よりも空洞共鳴音を低減することができることがわかる
本発明によれば、空洞共鳴音を効果的に低減させることが可能な、空気入りタイヤ、空気入りタイヤとリムとの組立体、およびリムを提供することができる。
1:空気入りタイヤ
2:空気入りタイヤとリムとの組立体(組立体)
3:吸音部材
3a、3b:吸音部材の表面
4:薄膜部
41:第1薄膜部分
42:第2薄膜部分
5:多孔質部
51:延在部
52:突出部
6:サイドウォール部
C:タイヤ赤道面
I:内腔
TS:タイヤの内腔側の表面(タイヤの内表面)
R:リム
RS:リムの表面

Claims (9)

  1. タイヤの内腔側の表面上に吸音部材が配設され、
    前記吸音部材は、少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜する薄膜部と、多孔質部と、を有し、
    1つの前記吸音部材に含まれる薄膜部の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることを特徴とする、空気入りタイヤ。
  2. 前記薄膜部は、前記多孔質部の表面の少なくとも一部を、タイヤ周方向に対して傾斜する姿勢で覆う、請求項1に記載の空気入りタイヤ。
  3. タイヤの内腔側の表面上に、複数の前記吸音部材が相互にタイヤ周方向に離間して配設され、
    前記吸音部材のタイヤ周方向に位置する側面に、薄膜部の少なくとも一部が形成されている、請求項1または2に記載の空気入りタイヤ。
  4. 前記多孔質部のセル数が、5〜30個/25mmである、請求項1〜3の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  5. 前記多孔質部の25%硬度が、20〜200Nである、請求項1〜4の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  6. 前記多孔質部の厚さが、10〜50mmである、請求項1〜5の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  7. 前記薄膜部の厚さが、5〜30μmである、請求項1〜6の何れかに記載の空気入りタイヤ。
  8. リムと当該リムに装着される空気入りタイヤとの組立体であって、
    タイヤの内腔に吸音部材が配置され、
    前記吸音部材は、少なくとも一部がタイヤ周方向に対して傾斜する薄膜部と、多孔質部と、を有し、
    1つの前記吸音部材に含まれる薄膜部の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることを特徴とする、空気入りタイヤとリムとの組立体。
  9. リムの表面上に吸音部材が配設され、
    前記吸音部材は、少なくとも一部がリム周方向に対して傾斜する薄膜部と、多孔質部と、を有し、
    前記多孔質部の厚さが、10〜50mmであり、
    1つの前記吸音部材に含まれる薄膜部の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での面積は、タイヤの内腔の、タイヤ周方向に対して垂直な方向での断面積の50%以上であることを特徴とする、リム。

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