JP6674366B2 - 磁気センサーの位置決め装置 - Google Patents
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Description
従来の装置の位置決め装置には、できるだけ磁力線の乱れの少ない高品質な永久磁石を使用する。さらに、磁気センサーに対して少なくとも二方向から同じ永久磁石による対称的な磁界を与えてこれを測定しながら位置決め処理をする。ところが、一般に容易に入手できる永久磁石の品質にはバラツキがある。発生する磁力線の向きは均質ではない。さらに、この測定に使用する永久磁石以外の物から発生する外乱磁界を完全に遮断するのは容易でない。従って、位置決め精度の維持には細心の環境と高い技術が要求されている。本発明は、可能な限り簡便にかつ精度良く、1次元測定用から3次元測定用まで自由に位置決めができる磁気センサーの位置決め装置を提供することを目的とする。
磁界測定空間中に任意の方向に設定した基準線上に、上記測定に使用する磁気センサーの位置を移動させるためのものであって、
上記基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させる回転機構と、
上記磁気センサーにより検出した磁界検出信号を受け入れてフーリエ解析をして、上記自転もしくは公転の周期と一致する第1の信号成分と、この第1の信号成分の2分の1の周期の第2の信号成分とを抽出し、第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算する信号解析部と、
上記の割合がより小さくなる方向に上記磁気センサーを移動させるようにセンサ支持機構を制御するセンサ位置制御部とを備えたことを特徴とする磁気センサーの位置決め装置。
上記基準線を第1の基準線とし、この第1の基準線と交差する第2の基準線を設定して、
上記センサ位置制御部は、
上記第1の基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させて、上記磁気センサーを上記第1の基準線上に移動させた後、
上記第2の基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させて、上記磁気センサーを上記第1の基準線上の、上記第1の基準線と第2の基準線の交差する点上に移動させるように制御することを特徴とする構成1に記載の磁気センサーの位置決め装置。
上記センサ位置制御部は、上記第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算した後に、上記磁気センサーを任意の方向に移動させて、再び上記第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算して、上記の割合がより小さくなったかどうかを判断する処理を繰り返して、上記の割合がより小さくなる方向に上記磁気センサーを順次移動させるようにセンサ支持機構を制御することを特徴とする構成1または2に記載の磁気センサーの位置決め装置。
磁界測定空間中に任意の方向に設定した基準線上に、上記測定に使用する磁気センサーの位置を移動させる方法であって、
磁石を回転させる回転機構を使用して、上記基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させ、
信号解析部により、上記磁気センサーにより検出した磁界検出信号を受け入れてフーリエ解析をして、上記自転もしくは公転の周期と一致する第1の信号成分と、この第1の信号成分の2分の1の周期の第2の信号成分とを抽出し、第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算させ、
センサ支持機構を制御して、上記の割合がより小さくなる方向に上記磁気センサーを移動させることを特徴とする磁気センサーの位置決め方法。
コンピュータを、構成1または2に記載の信号解析部とセンサ位置制御部として機能させるコンピュータプログラム。
構成5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
上記の構成により以下の効果をもたらすことができる。
(1)使用する磁石の構造も品質も高度なものが要求されない
(2)発生する磁力線に乱れがあって構わない
(3)外乱磁界が静止磁界であれば、その影響を受けることがない。
(4)磁石を基準線を軸にして自転させ、あるいはその軸の周りを公転させるとき、磁石を固定する位置や向きを精密に調整する必要がない
(5)磁気センサーに一定以上の強度の磁力線が到達すれば位置制御ができる。
(6)磁気センサーは、一軸、二軸、三軸構造のいずれでも同様に制御できる。
(7)磁気センサーと磁石の相対的な向きには制約がない。
<構成2の効果>
第1の基準線と交差する第2の基準線を設定して、両者が交差する点に磁気センサーの位置を自動的に移動させることができる。
<構成3の効果>
一回の割合計算では基準線に向かう方向が正確に検出できないとき、割合計算と判断を繰り返すので、基準線上に順次段階的に磁気センサーを移動させることができる。
この装置は、磁界測定空間12中に図示しない測定対象部材を配置して、プローブ37の先端に取り付けた磁気センサー16により測定対象部材の近傍の磁界を測定するためのものである。この磁界測定方法等については、上記特許文献等に詳細に記載されているので説明を省略する。
この図の(a)は一軸センサー38、(b)は二軸センサー40(c)は三軸センサー42の概略構成斜視図である。このように、磁気センサー16はプローブ37の先端に固定されるが、二軸センサー40や三軸センサー42は複数の磁気センサー16がそれぞれ向きを変えて搭載されている。複数の磁気センサー16の出力信号を合成して磁石18の発生する磁気ベクトルを二軸センサー40や三軸センサー42で検出して位置決めをしようとすると、複数の磁気センサー16のオフセットが問題になる。
図3(b)に示すように、磁界検出信号22をフーリエ解析すると、第1の信号成分26と第2の信号成分28とその他の信号成分31が得られる。磁石18を一定の速度で一定時間連続回転するとこのような磁界検出信号22が得られる。回転速度は第1の信号成分26と第2の信号成分28がはっきり現れて、その比を計算できる程度の値に選定するとよい。
図のように、磁気センサー16が配置されているとき、矢印52の方向に磁気センサー16を移動させても矢印56の方向に磁気センサー16を移動させても、第1の信号成分26に対する第2の信号成分28の割合が減少する。矢印52の方向が最短であるが1個の磁気センサー16でこれを検出することはできない。従って、矢印54の方向に磁気センサー16を移動させて、第1の信号成分26に対する第2の信号成分28の割合が極小値を示す部分を検出し、その後矢印56の方向に移動させるという処理を繰り返して基準線14上に磁気センサー16を移動させるとよい。
ここでは、2本の基準線を使用する。一方を第1の基準線44とし、この第1の基準線44と交差する第2の基準線46を設定する。そして、まず、第1の基準線44を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石18を回転させて、磁気センサー16を第1の基準線44上に移動させる。次に、上記第2の基準線46を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石18を回転させる。
この装置は、試料クランプ60に測定対象物64をクランプして、磁気センサー16でその近傍磁界を測定し、解析装置62でその結果を解析して出力する装置である。磁気センサー16を先端に固定したプローブ37は、センサ支持機構32に支持されて、測定対象物64の周囲を自在に移動する。この装置の側方に、磁石18を配置し回転機構20で磁石18を一定速度で回転させる。測定対象物64に凹部があればプローブ37の方向や傾きを調節して奥部まで差し込んで近傍磁界を測定する。この測定空間に1本あるいは複数本の基準線を設定し、起動時のみならず、任意のタイミングで磁気センサー16を基準線上に移動させる制御を行うことができる。
14 基準線
16 磁気センサー
18 磁石
20 回転機構
21 回転駆動部
22 磁界検出信号
24 フーリエ解析部
26 第1の信号成分
28 第2の信号成分
29 信号解析部
30 比較部
32 センサ支持機構
34 センサ位置制御部
36 磁力線
37 プローブ
38 一軸センサー
40 二軸センサー
42 三軸センサー
44 第1の基準線
46 第2の基準線
48 交差する点
60 試料クランプ
62 解析装置
64 測定対象物
Claims (6)
- 磁界測定空間中に任意の方向に設定した基準線上に、上記測定に使用する磁気センサーの位置を移動させるためのものであって、
上記基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させる回転機構と、
上記磁気センサーにより検出した磁界検出信号を受け入れてフーリエ解析をして、上記自転もしくは公転の周期と一致する第1の信号成分と、この第1の信号成分の2分の1の周期の第2の信号成分とを抽出し、第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算する信号解析部と、
上記の割合がより小さくなる方向に上記磁気センサーを移動させるようにセンサ支持機構を制御するセンサ位置制御部とを備えたことを特徴とする磁気センサーの位置決め装置。 - 上記基準線を第1の基準線とし、この第1の基準線と交差する第2の基準線を設定して、
上記センサ位置制御部は、
上記第1の基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させて、上記磁気センサーを上記第1の基準線上に移動させた後、
上記第2の基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させて、上記磁気センサーを上記第1の基準線上の、上記第1の基準線と第2の基準線の交差する点上に移動させるように制御することを特徴とする請求項1に記載の磁気センサーの位置決め装置。 - 上記センサ位置制御部は、上記第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算した後に、上記磁気センサーを任意の方向に移動させて、再び上記第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算して、上記の割合がより小さくなったかどうかを判断する処理を繰り返して、上記の割合がより小さくなる方向に上記磁気センサーを順次移動させるようにセンサ支持機構を制御することを特徴とする請求項1または2に記載の磁気センサーの位置決め装置。
- 磁界測定空間中に任意の方向に設定した基準線上に、上記測定に使用する磁気センサーの位置を移動させる方法であって、
磁石を回転させる回転機構を使用して、上記基準線を軸にして一定の速度で自転もしくは公転するように磁石を回転させ、
信号解析部により、上記磁気センサーにより検出した磁界検出信号を受け入れてフーリエ解析をして、上記自転もしくは公転の周期と一致する第1の信号成分と、この第1の信号成分の2分の1の周期の第2の信号成分とを抽出し、第1の信号成分に対する第2の信号成分の割合を計算させ、
センサ支持機構を制御して、上記の割合がより小さくなる方向に上記磁気センサーを移動させることを特徴とする磁気センサーの位置決め方法。 - コンピュータを、請求項1または2に記載の信号解析部とセンサ位置制御部として機能させるコンピュータプログラム。
- 請求項5に記載のコンピュータプログラムを記録したコンピュータで読み取り可能な記録媒体。
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JP2016216806A Active JP6674366B2 (ja) | 2016-11-05 | 2016-11-05 | 磁気センサーの位置決め装置 |
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