JP6674363B2 - チャック装置 - Google Patents
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Description
この場合、連動機構をチャック本体の回転軸線の方向に移動させることで、複数のアーム体を前記把持位置と前記解除位置との間で回動させることができる。これにより、複数のチャック爪によるワークの把持及び把持解除を容易に行うことができる。
この場合、保持機構により連動機構を前記一方向の所定位置に保持することで、複数のアーム体を前記把持位置に保持することができるので、各アーム体に前記遠心力が作用したときに、各アーム体が前記把持位置から前記解除位置側へ回動するのをさらに効果的に抑制することができる。
[全体構成]
図1は、本発明の第1実施形態に係るチャック装置を示す平面図である。また、図2は、図1のI−I矢視断面図である。図1及び図2において、チャック装置1は、NC旋盤等の旋盤の回転軸81に着脱自在に取り付けられ、例えば鉄やその合金等の金属よりも軟質であるポリテトラフルオロエチレン(PTFE)等のフッ素樹脂等により形成される軟質材料からなる円柱状のワークWを把持するものである。
チャック本体2は、円筒部20と、円筒部20の軸方向一方端(上端)に同心上に固定された円板部21と、円筒部20の軸方向他方端(下端)に同心上に固定された円環部22とを有している。円環部22の外径は、円筒部20の外径とほぼ同一径に形成されている。また、円環部22は、その中心線が回転軸81の中心線Xと一致した状態で、回転軸81に着脱自在に取り付けられている。これにより、チャック本体2は、回転軸81と同じ回転軸線Xを中心として一体回転可能に取り付けられている。
複数のチャック爪3は、ワークWの端部の外周面を把持および把持解除するものであり、チャック本体2の円板部21の上側において周方向に等間隔をあけて配置されている。各チャック爪3は、ほぼ直方体状に形成されており、その長手方向が円板部21の径方向に延びるように配置されている。本実施形態の各チャック爪3は、上下に分割された爪部31および基体32によって構成されている。
複数のアーム体4は、一端部がチャック本体2に回動可能に連結され、他端部が複数のチャック爪3それぞれに回動可能に連結されている。本実施形態の各アーム体4は、チャック爪3の短手方向一方側に配置された第1アーム41および第2アーム42と、チャック爪3の短手方向他方側に配置された第3アーム43および第4アーム44とによって構成されている。
図2において、連動機構5は、複数のアーム体4を同時に前記把持位置まで回動させるとともに、複数のアーム体4を同時に前記解除位置まで回動させるためのものである。本実施形態における連動機構5は、チャック本体2に設けられた、連動部材51と、複数のリンクアーム52とを備えている。
なお、各リンクアーム52の他端部は、チャック爪3に連結されているが、アーム体4に連結されていてもよい。この場合、各リンクアーム52の他端部を、第1〜第4アーム41〜44の少なくともに1つに連結すればよい。
図2において、保持機構6は、複数のアーム体4を把持位置で保持するために、連動機構5を前記下位置で保持するものである。本実施形態における保持機構6は、チャック本体2に対して連動部材51を下方向に付勢するコイルばね61からなる。コイルばね61は、例えば圧縮コイルばねからなり、その大部分は連動部材51の筒部53内に挿入されている。なお、保持機構6は、上記コイルばね61以外に、皿ばね等の他の弾性部材や、空気圧や油圧等の流体圧を用いて、連動機構5を前記下位置で保持するものであってもよい。
以上、本実施形態のチャック装置1によれば、チャック本体2に対して複数のアーム体4を解除位置から把持位置へ回動させることで、複数のチャック爪3によりワークWを把持することができる。そして、把持位置において、アーム体4の一端部の回動中心と、アーム体4の他端部の回動中心とを結ぶ仮想直線La,Lb,Lc,Ldがチャック本体2の回転軸線Xに対して垂直になる。これにより、回転軸線Xに対して垂直方向の外力がアーム体4に作用しても、当該アーム体4において前記外力の分力が前記垂直方向以外の方向に発生するのを抑制することができるので、アーム体4がチャック本体2側の端部を中心として回動するのを抑制することができる。
また、保持機構6は、チャック本体2に対して連動機構5を下方向に付勢するコイルばね61からなるので、簡単な構成により、連動機構5を下位置に保持することができる。
同様に、プレート92は、円板部21の第1挿通孔24の上側に配置される規制面92aを有している。この規制面92aは、アーム体4が把持位置(図2参照)にあるときに、第1挿通孔24に挿通された突出部38の他側面(一側面38aの反対側となる面)38bが当接するように配置されている。その他の構成は、第1実施形態と略同様である。
なお、本実施形態においては、突出部38の一側面38aとプレート91の規制面91aとが当接し、突出部38の他側面38bとプレート92の規制面92aとが当接することとしたが、これらの面同士はわずかな隙間を有した状態であってもよい。
なお、今回開示された実施形態はすべての点で例示であって制限的なものではないと考えられるべきである。本発明の範囲は、上記した意味ではなく、特許請求の範囲によって示され、特許請求の範囲と均等の意味、及び範囲内でのすべての変更が含まれることが意図される。例えば、上記実施形態におけるチャック装置1は、チャック本体2の回転軸線Xが上下方向となるように配置されているが、前記回転軸線Xが水平方向となるように配置されていてもよい。
2 チャック本体
3 チャック爪
4 アーム体
5 連動機構
6 保持機構
35 把持面
41 第1アーム
42 第2アーム
43 第3アーム
44 第4アーム
61 コイルばね
81 回転軸
La,Lb,Lc,Ld 仮想直線
W ワーク
X 回転軸線
Claims (5)
- 旋盤の回転軸に一体回転可能に取り付けられるチャック本体と、
前記チャック本体の回転軸線に対して垂直方向に移動してワークを把持又は把持解除する複数のチャック爪と、
一端部が前記チャック本体に回動可能に連結され、他端部が前記複数のチャック爪に回動可能に連結されている複数のアーム体と、を備え、
前記各アーム体は、前記チャック本体に対して、前記チャック爪がワークを把持する把持位置と、前記チャック爪がワークの把持を解除する解除位置との間で、前記一端部を回動中心として回動可能であり、
前記アーム体の前記把持位置は、前記一端部の回動中心と前記他端部の回動中心とを結ぶ仮想直線が、前記回転軸線に対して垂直となる位置に設定されている、チャック装置。 - 前記複数のチャック爪又は前記複数のアーム体に連結されており、前記チャック本体に対して前記回転軸線の方向に移動可能に取り付けられた連動機構をさらに備え、
前記連動機構は、前記回転軸線の一方向の所定位置まで移動することで前記複数のアーム体を前記把持位置まで回動させ、前記回転軸線の他方向の所定位置まで移動することで前記複数のアーム体を前記解除位置まで回動させる、請求項1に記載のチャック装置。 - 前記連動機構を前記一方向の所定位置で保持する保持機構をさらに備える請求項2に記載のチャック装置。
- 前記保持機構は、前記チャック本体に対して前記連動機構を前記一方向に付勢するコイルばねからなる、請求項3に記載のチャック装置。
- 前記各チャック爪は、ワークの外周面に面接触して把持する把持面を有し、
前記各アーム体は、前記把持位置と前記解除位置との間で回動するときに、前記把持面が前記回転軸線に対して平行な状態を維持するように、平行リンクを構成する複数のアームを有する、請求項1〜4のいずれか1項に記載のチャック装置。
Priority Applications (1)
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JP2016205368A JP6674363B2 (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | チャック装置 |
Applications Claiming Priority (1)
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JP2016205368A JP6674363B2 (ja) | 2016-10-19 | 2016-10-19 | チャック装置 |
Publications (2)
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JP2018065219A JP2018065219A (ja) | 2018-04-26 |
JP6674363B2 true JP6674363B2 (ja) | 2020-04-01 |
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ID=62086657
Family Applications (1)
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Country Status (1)
Country | Link |
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JP (1) | JP6674363B2 (ja) |
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JP7126298B1 (ja) * | 2022-01-26 | 2022-08-26 | ハイソル株式会社 | チャック機構 |
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2016
- 2016-10-19 JP JP2016205368A patent/JP6674363B2/ja active Active
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JP2018065219A (ja) | 2018-04-26 |
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