JP6673667B2 - 対気速度計測システム - Google Patents

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Description

本発明は、対気速度計測システムに関する。
従来、対気速度と対地速度とに基づいて、局地風速場を求める技術が提案されている(例えば、特許文献1)。なお、特許文献1に係る技術は、ヘリコプターや航空機に適用することが記載されている。また、当該文献には、対気速度センサ(airspeed sensor)を
用いない場合の処理が記載されている。また、無人航空機(UAV:Unmanned Aerial Vehicle)の推定された対地速度に基づいて、UAVの加速度をモデル化すると共に、セン
サによって測定した実加速度との差の積分によって風速を推定する技術も提案されている(例えば、特許文献2)。当該文献には、推定された風速と対地速度との合計により対気速度を推定する旨の記載もある。
米国特許第9031719号明細書 特開2011−246105号公報
比較的小型且つ低速の飛行体であるマルチコプター、マルチロータUAV、その他の小型無人航空機は、電池で駆動するものが一般的であり、連続して飛行できる時間は長いとはいえない。従来、飛行可能時間の推定には、例えば加速度が用いられているが、飛行可能時間は飛行速度や風速に影響されるため、飛行可能時間の精確な推定は困難であった。なお、例えばピトー管のような、航空機用の既存の対気速度計は、一方向の対気速度を測定するものであり、全方向に移動可能な飛行体には適用し難い。
本発明は、上記のような問題に鑑みてなされたものであり、低速飛行体の対気速度を水平方向の全方位について計測可能な技術を提供することを目的とする。
本発明に係る対気速度計測システムは、低速飛行体用の対気速度計測システムであって、低速飛行体の飛行状態における水平方向の少なくとも2軸に対して対気速度を計測可能なフローセンサを備える。
このような対気速度計測システムによれば、低速飛行体の対気速度を水平方向について計測可能となる。
フローセンサは、低速飛行体の飛行状態における水平方向の互いに直交した2軸に対して対気速度を計測可能な2軸フローセンサであってもよい。具体的にはこのような構成により、水平方向の対気速度を効率的に計測できるようになる。
また、2軸フローセンサは、少なくとも1つの熱源と、熱源の所定軸方向両側に配置された温度センサを、所定軸方向を直交させた状態で2組配置した熱式2軸フローセンサであってもよい。特に熱式フローセンサは低速域の感度が良好であるため、低速飛行体の対気速度を計測するのに適した構成となる。
また、対気速度計測システムは、低速飛行体の飛行状態における垂直方向の軸に対して対気速度を計測可能な1軸フローセンサをさらに備えるようにしてもよい。このようにすれば、計測した垂直方向の対気速度に基づいて、急激な垂直降下や上昇気流を検知することができる。このような情報が検知できれば、低速飛行体のバランス制御等に有用である。
また、1軸フローセンサは、熱源と、該熱源の低速飛行体の飛行状態における垂直方向両側に配置された温度センサとを含んで構成される熱式1軸フローセンサであってもよい。具体的には、このような構成の熱式フローセンサを利用することができる。
また、低速飛行体の周囲温度を測定する温度センサ、低速飛行体の周囲の気圧を測定する気圧センサ、低速飛行体の周囲の地磁気を測定する地磁気センサのうち少なくとも一をさらに備えるようにしてもよい。これらのセンサの測定データをさらに用いることで、例えば、対気速度計測システムが計測する対気速度の精度を向上させたり、絶対的な風向きの方角を求めることができる。
また、低速飛行体は、飛行状態において垂直方向の回転軸を有する複数の回転翼を備えるマルチコプターであってもよい。対気速度計測システムは、このようなマルチコプターに好適に適用することができる。
また、低速飛行体は、飛行体本体と、飛行状態における上下方向から見て該飛行体本体の周囲に配置された複数の回転翼とを備え、2軸フローセンサは、飛行体本体に設けられるようにしてもよい。飛行体本体の周囲に複数の回転翼を備えるマルチコプターの場合、飛行体本体に2軸フローセンサを設けることで、測定値が受ける、回転翼が起こす気流の影響を抑制することができる。
また、低速飛行体は、飛行体本体と、飛行状態における上下方向から見て該飛行体本体の周囲に配置された複数の回転翼とを備え、1軸フローセンサは、飛行体本体に対して回転翼の外側に配置されるようにしてもよい。このようにすれば、測定値が受ける、回転翼が起こす気流の影響を抑制しつつ垂直方向の対気速度を測定するのに好適な構成となる。
なお、課題を解決するための手段に記載の内容は、本発明の課題や技術的思想を逸脱しない範囲で可能な限り組み合わせることができる。
低速飛行体の対気速度を水平方向の全方位について計測可能な技術を提供できる。
対気速度計測システムを備えるマルチコプターの一例を示す装置構成図である。 水平フローセンサの一例を示す斜視図である。 水平フローセンサの一例を示す平面図である。 水平フローセンサの一例を示す正面図である。 センサ素子の一例を示す斜視図である。 センサ素子の仕組みを説明するための断面図である。 垂直フローセンサの一例を示す縦断面図である。 垂直フローセンサの一例を示す横断面図である。 垂直フローセンサの変形例を示す横断面図である。 センサの搭載位置を示すマルチコプターの模式的な平面図である。 センサの搭載位置を示すマルチコプターの模式的な正面図である。 センサの搭載位置の変形例を示すマルチコプターの模式的な正面図である。 センサの搭載位置の変形例を示すマルチコプターの模式的な平面図である。 センサの搭載位置の変形例を示すマルチコプターの模式的な平面図である。 所定方向の風量とセンサの出力値との関係を示すグラフである。 対気速度計測システムを備えるマルチコプターの変形例を示す装置構成図である。 機体を傾けて飛行する場合における対気速度の補正を説明するための図である。 センサ素子の変形例を示す図である。
以下、本発明の実施形態に係る対気速度計測システムについて、図面を用いて説明する。なお、以下に示す実施形態は、対気速度計測システムの一例であり、本発明に係る対気速度計測システムは、以下の構成には限定されない。
<装置構成>
図1は、本実施形態に係る対気速度計測システムを備えるマルチコプターの一例を示す装置構成図である。マルチコプター1は、比較的小型且つ低速の飛行体であり、図1の例では4つのローター(回転翼)を有する回転翼機である。マルチコプター1は、プロセッサ11と、センサ群12と、RF(Radio Frequency)通信部13と、4組のモータドラ
イバESC(Electronic Speed Controller)14及びローター15とを備える。また、
コントローラ2は、ユーザの操作に基づいて、マルチコプター1を移動させるための無線信号をRF通信部13へ送信する。
プロセッサ11は、例えば汎用的な集積回路であり、センサ群12が測定したセンシングデータや、RF通信部13が受信したコントローラ2からの無線信号に基づいて、モータドライバESC14を制御する。すなわち、プロセッサ11は当該プロセッサ11が実行するプログラムと協働して、姿勢制御部111、移動制御部112等として機能する。なお、プロセッサ11は、規模の小さいマイクロコントローラ等であってもよい。
センサ群12は、水平フローセンサ121と、垂直フローセンサ122と、温度センサ123と、気圧センサ124と、地磁気センサ125とを含む。なお、図1では省略しているが、プロセッサ11と各センサとは互いに接続されているものとする。水平フローセンサ121は流速センサであり、互いに直交する2軸に対して気体の流速を測定することができる。具体的には、例えばヒータ等である熱源の所定軸方向両側に温度センサを備え、熱の動きを利用して気体の質量流量に応じた流速を出力する。水平フローセンサ121は、X軸センサ1211及びY軸センサ1212を含む。X軸センサ1211及びY軸センサ1212は、それぞれ1軸フローセンサである。また、X軸センサ1211及びY軸センサ1212を含み、平面上の全方向について流速を測定可能としたセンサを、2軸フローセンサとも呼ぶ。
図2は、水平フローセンサ121の一例を示す斜視図である。図3は、水平フローセンサ121の一例を示す平面図である。図4は、水平フローセンサ121の一例を示す正面図である。水平フローセンサ121は、X軸センサ1211と、Y軸センサ1212とを備える。X軸センサ1211及びY軸センサ1212は、ヒータ、サーモパイル等を含むセンサ素子を備える熱式のフローセンサである。X軸センサ1211及びY軸センサ1212は、ベース1213上に、互いに直交する向きで搭載されている。また、ベース12
13、並びにX軸センサ1211及びY軸センサ1212の上方には、所定間隔の隙間をあけてカバー1214が設けられている。ベース1213とカバー1214とは4つの支柱で接続されており、図4に破線の矢印で示すように、ベース1213とカバー1214との間には水平方向に空気が通過するようになっている。
図5は、X軸センサ及びY軸センサに用いられるセンサ素子の一例を示す斜視図である。また、図6は、センサ素子の仕組みを説明するための断面図である。センサ素子3は、ヒータ31と、ヒータ31を挟んで両側に設けられたサーモパイル32と、さらに外側に設けられた周囲温度センサ33とを備える。これらの上下には絶縁薄膜が形成され、シリコン基台上に設けられている。また、ヒータ31及びサーモパイル32の下方のシリコン基台には、キャビティ(空洞)が設けられている。ヒータ31は、例えばポリシリコンで形成された抵抗体である。図6は、破線の楕円によって、ヒータ31が発熱した場合の温度分布を模式的に示している。なお、破線が太いほど温度が高いものとする。空気の流れがない場合、図6の上段(1)に示すようにヒータ31の両側の温度分布はほぼ均等になる。一方、例えば図6の下段(2)において破線の矢印で示す方向に空気が流れた場合、周囲の空気が移動するため、ヒータ31の風上側よりも風下側の方が、温度は高くなる。センサ素子は、このようなヒータ熱の分布の偏りを利用して、流速を測定する。
出力電圧ΔVは、例えば以下の式(1)で表すことができる。
Figure 0006673667
なお、Thはヒータ31の温度、Taは周囲温度センサ33が測定した温度、Vfは流速の平均値、A及びbは所定の定数である。そして、図2から図4に示した水平フローセンサ121は、ベクトル合成により風速の大きさを求めることができるとともに、水平方向の風向きを示す偏角を求めることができる。すなわち、対気速度vは以下の式(2)で求めることができる。
Figure 0006673667
なお、vはX軸フローセンサ121の出力値、xはY軸フローセンサの出力値である。また、例えばX軸と風向きとのなす角をθとすると、tanθを以下の式(3)で表すことができる。
Figure 0006673667
したがって、水平フローセンサ121をマルチコプター1に水平に搭載することにより、マルチコプター1の水平方向の対気速度を測定することができる。なお、マルチコプター1が水平方向に移動する際、機体全体を傾けて飛行することもあるが、上述した水平フローセンサ121のベース1213とカバー1214との間を通過する気流に基づいて、水平方向の対気速度は概ね正確に測定できる。すなわち、飛行中において、水平フローセンサ121の2軸を含む面が水平から傾く場合があっても、本発明の範疇に含まれる。
また、垂直フローセンサ122も流速センサであり、所定方向の1軸に対して気体の流
速を測定することができる。測定の仕組みは、水平フローセンサ121と同様である。なお、垂直フローセンサ122の場合は、ベクトル合成を行うことなく対気速度の大きさを測定でき、出力値の大きさに基づいて1軸上の気流の向きも判断できる。
図7は、垂直フローセンサ122の一例を示す縦断面図である。図8は、垂直フローセンサ122の一例を示す横断面図である。垂直フローセンサ122は、管状の筐体1221内に1軸フローセンサ1222を配設して形成される。1軸フローセンサ1222は、上述のセンサ素子を含み、管内を流れる気流の速度を測定する。例えば、筐体1221は例えば直管であり、管軸方向とセンサ素子が流速を検知する1軸方向とが同一になっている。図8に示すように、垂直フローセンサ122の筐体1221は、例えば横断面が円形の管状である。なお、図9に示すように、垂直フローセンサ122の筐体1221は、横断面が矩形の管状であってもよいし、横断面はその他の形状であってもよい。また、筐体1221は、直管型でなく、主流路から分岐する副流路に設けたセンサを用いて流速・流量を補正するバイパス型や、流路を湾曲させた遠心分離室を設けて異物を分離するサイクロン型等、筐体内への異物の侵入を防ぐ構造になっていてもよい。このような垂直フローセンサ122を、管軸方向(すなわち測定方向)が鉛直方向になるようにマルチコプター1に搭載すれば、マルチコプターの垂直方向の対気速度を測定することができる。
また、温度センサ123は、熱電対や測温抵抗体等を利用したセンサであり、マルチコプター1の周囲の温度(気温)を測定する。気圧センサ124は、ピエゾ抵抗型等の圧力センサである。例えば、真空を基準とした圧力を測定する絶対圧センサであってもよい。地磁気センサ125は、ホール素子、磁気抵抗効果素子、磁気インピーダンス素子等を用いた2軸又は3軸のいわゆる電子コンパスである。
また、RF通信部13は、例えば所定周波数の電磁波を用いてコントローラ2と無線通信を行い、ユーザから指示を受ける。なお、センサ群12の出力に基づいてコントローラ2へ警告等を送信するようにしてもよい。モータドライバESC14は、プロセッサ11からの信号に応じてローター15の回転速度を制御する。
なお、本発明における対気速度計測システムは、少なくとも水平フローセンサ121を備えるものとする。すなわち、センサ群12は、図1に示したセンサの一部を備えていなくてもよい。例えば、水平フローセンサ121のみを備える構成であっても、低速飛行体の対気速度を水平方向について計測可能となる。
<センサの搭載位置>
図10は、センサの搭載位置を示すマルチコプター1の模式的な平面図である。図11は、センサの搭載位置を示すマルチコプター1の模式的な正面図である。また、図10及び図11は、水平フローセンサ121及び垂直フローセンサ122の搭載位置を例示している。例えば、水平フローセンサ121は、マルチコプター1の本体16の中央上部に設けられる。水平フローセンサ121は、水平の全周方向の対気速度を計測するため、ローター15が発生させる気流の影響を低減させるため、平面視において4つのローター15のほぼ中央に設けられる。
また、垂直フローセンサ122は、4つのローター15の周囲にそれぞれ設けられたローターバンパーの外側に、1つずつ設けられている。垂直フローセンサ122も、ローター15が発生させる気流の影響を低減させるため、平面視においてローター15の回転範囲と重ならない位置に設けられる。また、垂直フローセンサ122は、筐体1221内を気流が通過するよう、平面視においてマルチコプター1とも重ならない位置に設けられる。なお、図示したように垂直フローセンサ122を複数設ける場合、各々で計測された対気速度の平均値を求めることでノイズの影響を低減させることができる。
図12は、センサの搭載位置の変形例を示すマルチコプター1の模式的な正面図である。図12の例では、水平フローセンサ121は、マルチコプター1の本体16の鉛直上方に、支持部17を介して支持される。このようにすれば、マルチコプター1の本体16の形状に沿って気流の流れができる場合であっても、水平フローセンサ121が、影響をできるだけ受けないようにすることができる。なお、水平フローセンサ121は、マルチコプター1の本体16の鉛直下方に設けるようにしてもよい。また、水平フローセンサ121を複数備える構成としてもよい。
図13及び図14は、センサの搭載位置の変形例を示すマルチコプター1の模式的な平面図である。図13及び図14の例では、垂直フローセンサ122は、マルチコプター1の本体16の周囲であって、4つのローター14の内側に設けられる。変形例においても、垂直フローセンサ122は、平面視においてローター15の回転範囲、及びマルチコプター1と重ならない位置に設けられる。なお、垂直フローセンサ122は、複数でなく1つ設ける構成であってもよい。
なお、図示していない温度センサ123、気圧センサ124、及び地磁気センサ125は、例えば飛行に支障のない任意の位置に搭載することができる。
<制御処理及び効果>
上述の通り、対気速度計測システムの水平フローセンサ121によれば、低速飛行体の対気速度を水平方向について計測可能となる。特に熱式フローセンサを用いることで、低速飛行体の対気速度を計測するのに適した構成となる。図15は、横軸が所定方向の風量を表し、縦軸が対気速度を示すセンサの出力値を表すグラフである。また、実線は上述の熱式フローセンサの出力を示し、一点鎖線はピトー管の出力を示している。ピトー管は差圧に基づいて対気速度を計測するため低速域の感度が低下し、例えば15m/s以下の対気速度の検知は困難である。一方、熱式フローセンサは低速域の感度が良好であり、低速飛行体の対気速度計測に好適である。対気速度の精確な計測ができれば、飛行可能時間の推定精度も向上する。よって、ユーザが操作するコントローラ2までの飛行ができるよう、推定される飛行可能時間に基づいて警告を出力したり目的地を変更する処理を行ってもよい。特に、マルチコプター1が自動で目的地までの移動制御を行うような場合にも、飛行可能時間の精度を向上させることで墜落を防止することができる。
また、垂直フローセンサ122を設けることにより垂直方向の対気速度を計測すれば、急激な垂直降下や上昇気流を検知することができる。例えば急激な垂直降下を行う場合、高度を下げるためにローターの回転数を落とすため、ハンチングを起こして機体のバランスを崩し易くなる。同様に、上昇気流を受けた場合も、ローターの回転数が下がったり、複数のローターが受ける気流の大きさに偏りが生じたりして機体のバランスを崩し易くなる。そこで、垂直方向の対気速度を計測することにより、プロセッサ11の姿勢制御部111が姿勢を立て直すために水平方向へ移動するよう制御したり、例えばユーザが操作するコントローラ2に警告を出力することができるようになる。
また、垂直フローセンサ122を複数備える場合、垂直方向の対気速度vは以下の式(4)を用いて平均をとることにより求めることができる。各々が計測された対気速度の平均値を求めることでノイズの影響を低減させることができる。
Figure 0006673667
なお、vziは各垂直フローセンサ122の出力値、nは垂直フローセンサ122の搭載数である。
また、水平フローセンサ121の出力と、垂直フローセンサ122の出力とを用いて、3軸の対気速度vxyzを計測してもよい。3軸の対気速度vxyzは、以下の式(5)によって求めることができる。
Figure 0006673667
=vxyzsinφcosθ
=vxyzsinφsinθ
=vxyzcosφ
φは、ベクトルvxyzとZ軸とのなす角である。θは、XY平面上におけるベクトルvxyzの方向とX軸とのなす角である。
また、気圧センサは、例えば既存の絶対圧センサであり、マルチコプター1の高度を測定することができる。上述の水平フローセンサ121及び垂直フローセンサ122は、熱式のフローセンサであり、その感度は気体密度の影響を受ける。すなわち、熱移動に基づいて風速を測定するところ、例えば高度が高くなり空気が薄くなると、感度が低下する。そこで、気圧センサ124及び温度センサ123の測定値及び以下のような関数を用いて対気速度を補正するようにしてもよい。
=f(v,p,T)
なお、vは、補正後の対気速度、vは補正前の対気速度、pは気圧又は高度情報、Tは温度センサ123の測定値が示す温度である。
例えば、熱式フローセンサの温度拡散率Dは、以下の式(6)で求められ、出力感度は、気体の温度拡散率に左右される。
Figure 0006673667
ここで、以下に示す理想気体の状態方程式(7)と分子量Mから、以下の式(8)のように気体密度と温度と気圧との関係式が得られる。
PV=nRT ・・・(7)
なお、Pは気圧、Vは体積、nは物質量、Rは気体定数、Tは温度である。
Figure 0006673667
式を変形すると、温度拡散率と、温度及び気圧との関係は以下の式(9)のように表すことができる。
Figure 0006673667
よって、上述した補正後の対気速度Vcは、例えば以下のような関数(10)で表すことができる。
Figure 0006673667
なお、Dは基準状態における温度拡散率、D’は現在の温度及び気圧に基づく温度拡散率である。
また、地磁気センサ125を用いることで、求めた対気速度について気流が流れる方角(すなわち、絶対的な方位)がわかる。上述の水平フローセンサ121が求める偏角は、センサの向きを基準とした相対的な方向を示す情報である。地磁気センサ125を用いてマルチコプター1の向きを示す方角情報が得られれば、気流の向きを示す方角情報を算出することができる。方角情報は、例えばマルチコプター1の自動的な移動制御を行う場合に有用である。
<変形例>
図16は、対気速度計測システムを備えるマルチコプターの変形例を示す装置構成図である。なお、図16のマルチコプター1は、図1の実施形態と対応する構成要素に同一の符号を付し、詳細な説明は省略する。変形例に係るマルチコプター1は、プロセッサ11とセンサ群12との間にセンサハブコントローラ18を備えている。センサハブコントローラ18は、センサ群12の制御を行う演算処理装置である。センサハブコントローラ18をさらに設けることで、姿勢制御や移動制御を行うプロセッサ11の処理負荷を低減させることができる。また、センサハブコントローラ18は、各センサの出力に基づいて、マルチコプター1の制御情報をプロセッサ11に出力するようにしてもよい。例えば図示したセンサの少なくとも一部とセンサハブコントローラ18をモジュール化し、汎用的なセンサシステムを提供することもできる。
また、図2から図4に示した水平フローセンサ121は、1軸フローセンサを互いに直交する向きで2つ搭載する構成であるが、このような例には限定されない。例えば、1つの熱源を中心に直行する2軸それぞれにおいて熱源の両側に温度センサを備えるセンサ素子を1つ備える構成によっても、2軸フローセンサを実現することができる。
また、上述の例では、4つのローターを有するマルチコプターを示したが、他の低速飛
行体に適用してもよい。例えば、ローターの数は8つ等であってもよいし、1つのメインローターを備えるヘリコプターであってもよい。また、機体に対してローターの角度を傾けることができるティルトローター機や、ガス式の飛行船等に適用することもできる。
<機体の傾斜に基づく対気速度の補正>
図17は、機体を傾けて飛行する場合における対気速度の補正を説明するための図である。本変形例では、例えば静電容量検出方式やピエゾ抵抗方式による3軸の加速度センサを備えるものとする。また、上述した実施形態に係る水平フローセンサ121の2軸と、3軸加速度センサのX軸及びY軸は一致しているものとする。そして、3軸の加速度に基づいて機体の傾斜角度θを算出し、θを用いて真の水平方向の移動速度v’を求めることができる。
図17は、X−Z平面における3軸加速度センサの測定値の一例を表している。そして、3軸加速度センサは、X方向の測定値a(破線の矢印)、Y方向の測定値a(図示せず)、Z方向の測定値a(破線の矢印)を測定する。このとき、重力方向(真の鉛直方向)の加速度Gはわかっているため、傾斜角度cosθは、以下の式(11)で求められる。
Figure 0006673667
上述の通り、実施形態に係る水平フローセンサ121の2軸と、3軸加速度センサのX軸及びY軸は一致している。よって、水平フローセンサ121の測定値(図の例ではX軸センサ1211の測定値)v(実線の矢印)と、真のX方向の測定値v’(実線の矢印)との関係を、傾斜角度cosθを用いてに表すと以下の式(12)のようになる。
Figure 0006673667
よって、式を変形し以下の式(13)によって真のX軸方向の加速度v’が求められる。Y軸方向についても同様である。
Figure 0006673667
<フローセンサの変形例>
例えば、水平フローセンサは、直交する2軸を測定するものには限定されない。図18のセンサ素子は、ヒータを中心とした平面上であって、ヒータから等距離の円周上に、等間隔に6つのサーモパイル32を備えている。すなわち、本変形例の水平フローセンサは、水平面上に120°間隔の3軸をとるといえる。このような構成であっても、温度が低い方向から温度が高い方向への気流の流れを測定できるため、対気速度を算出することができる。総括すると、少なくとも2軸に対して対気速度を計測可能なフローセンサを用いることで、対気速度を算出することができる。
1 マルチコプター
11 プロセッサ
111 姿勢制御部
112 移動制御部
12 センサ群
121 水平フローセンサ
1211 X軸センサ
1212 Y軸センサ
122 垂直フローセンサ
1221 Z軸センサ
123 温度センサ
124 気圧センサ
125 地磁気センサ
13 RF通信部
14 モータドライバESC
15 ローター
16 本体
17 支持部
18 センサハブコントローラ
2 コントローラ
3 センサ素子
31 ヒータ
32 サーモパイル
33 周囲温度センサ

Claims (8)

  1. 低速飛行体用の対気速度計測システムであって、
    前記低速飛行体の飛行状態における水平方向の少なくとも2軸に対して対気速度を計測可能なフローセンサと、
    略平面上に前記フローセンサを搭載するベースと、
    前記ベースとの間に前記フローセンサを有すると共に前記ベースとの間に水平方向に空気が通過するように、前記ベースと所定間隔を空けて支柱で接続されるカバーと、
    前記低速飛行体の飛行状態における鉛直方向の軸に対して対気速度を計測可能な1軸フローセンサと、
    管軸方向が鉛直方向になるように前記低速飛行体に搭載され、内部に前記1軸フローセンサが配設される管状の筐体と、
    を備えたことを特徴とする対気速度計測システム。
  2. 前記フローセンサは、前記低速飛行体の飛行状態における水平方向の互いに直交した2軸に対して対気速度を計測可能な2軸フローセンサである
    請求項1に記載の対気速度計測システム。
  3. 前記2軸フローセンサは、少なくとも1つの熱源と、熱源の一軸方向両側に配置された1組の温度センサを、前記軸方向を直交させた状態で2組配置した熱式2軸フローセンサであることを特徴とする請求項2に記載の対気速度計測システム。
  4. 前記1軸フローセンサは、熱源と、該熱源の前記低速飛行体の飛行状態における鉛直方向両側に配置された温度センサとを含んで構成される熱式1軸フローセンサであることを特徴とする請求項1から3のいずれか一項に記載の対気速度計測システム。
  5. 前記低速飛行体の周囲温度を測定する温度センサ、前記低速飛行体の周囲の気圧を測定する気圧センサ、前記低速飛行体の周囲の地磁気を測定する地磁気センサのうち少なくとも一をさらに備えることを特徴とする請求項1から4のいずれか一項に記載の対気速度計
    測システム。
  6. 前記低速飛行体は、複数の回転翼を備えるマルチコプターであることを特徴とする請求項1から5のいずれか一項に記載の対気速度計測システム。
  7. 前記低速飛行体は、飛行体本体と、飛行状態における上下方向から見て該飛行体本体の周囲に配置された複数の回転翼とを備え、前記2軸フローセンサは、前記飛行体本体に設けられたことを特徴とする請求項1から6のいずれか一項に記載の対気速度計測システム。
  8. 前記低速飛行体は、飛行体本体と、飛行状態における上下方向から見て該飛行体本体の周囲に配置された複数の回転翼とを備え、前記1軸フローセンサは、前記飛行体本体に対して回転翼の外側に配置されたことを特徴とする請求項1から7のいずれか一項に記載の対気速度計測システム。
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