JP6673145B2 - 電子制御装置及び電子制御システム - Google Patents

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本発明は、自動変速機の制御と、エンジンの自動停止と自動再始動の制御を行う電子制御装置及び電子制御システムに関する。
従来、特許文献1に開示されているように、自動変速機を制御するAT−ECUと、電動油圧ポンプに接続されたエコランECUとを備えたシステムがある。
エコランECUは、所定の停止条件が成立した場合にエンジンを自動的に停止するとともに、所定の始動条件が満たされた場合にエンジンを自動的に始動させる。また、電動油圧ポンプは、エンジン停止中における自動変速機の作動に必要な油圧を確保する。
特開2002−274224号公報
エコランECUは、エンジンを自動的に始動させる場合、オイルポンプアクチュエータを駆動させるために、比較的大きな電流を制御する駆動回路を備えることになる。また、AT−ECUは、自動変速機を制御するために、複数のソレノイドバルブをオン及びオフすることになる。
ところで、従来技術ではないが、ECU間の通信量やハーネスを減らしたりするなどを目的として、自動変速機の制御を行うECUに、エンジンの自動停止と自動再始動を行う制御を行うECUを取り込んで統合ECUとすることが考えられる。この場合、統合ECUは、オイルポンプアクチュエータを駆動させるための駆動回路が設けられることになる。また、駆動回路は、上記のように比較的大きな電流を制御するため、比較的体格も大きくなる。よって、統合ECUは、駆動回路の分、体格が大きくなるという問題がある。
本開示は、上記問題点に鑑みなされたものであり、自動変速機の制御と、エンジンの自動停止と自動再始動を行う制御とを行うものでありつつ、体格の大型化を抑制できる電子制御装置を提供することを目的とする。
上記目的を達成するために本開示は、
車両の自動変速機を制御するための並列に接続された複数のソレノイドバルブと、複数のソレノイドバルブと直列に接続されたリレーと接続されており、さらに、複数のソレノイドバルブと直列に接続され、且つ、リレーと並列に接続された車両のエンジンが停止中に自動変速機にオイルを供給するためのオイルポンプアクチュエータ(以下、アクチュエータ)が複数のソレノイドバルブを介して接続されており、エンジンの自動停止と自動再始動の制御を行うものであり、自動変速機を制御するためにソレノイドバルブをオン及びオフするとともに、自動変速機にオイルを供給するためにアクチュエータを駆動する電子制御装置であって、
エンジンを自動的に停止させる停止条件が成立したか否かを判定する判定部(S10)と、
判定部にて停止条件が成立したと判定された場合に、ソレノイドバルブをオンにするとともに、リレーをオフにすることでソレノイドバルブの駆動電流によりアクチュエータをオンにして、自動変速機にオイルを供給するアクチュエータ駆動部(S11、S12)と、を備えていることを特徴とする。
このように、本開示は、複数のソレノイドバルブと、アクチュエータと、リレーとに接続されている。そして、本開示は、停止条件が成立すると、ソレノイドバルブをオンにするとともに、リレーをオフにすることでソレノイドバルブの駆動電流によりアクチュエータをオンにして、自動変速機にオイルを供給する。つまり、本開示は、アクチュエータを駆動するための駆動回路を備えることなく、ソレノイドバルブとリレーによってアクチュエータを駆動して、自動変速機にオイルを供給できる。このため、本開示は、自動変速機の制御とエンジンの自動停止と自動再始動の制御とを行うものでありつつ、アクチュエータの駆動回路を備えている場合よりも体格の大型化を抑制できる。
また、本開示のさらなる特徴は、
車両の自動変速機を制御するための並列に接続された複数のソレノイドバルブと、
複数のソレノイドバルブと直列に接続され車両のエンジンが停止中に自動変速機にオイルを供給するためのオイルポンプアクチュエータ(以下、アクチュエータ)と、
複数のソレノイドバルブと直列で且つアクチュエータと並列に接続されたリレーと、
ソレノイドバルブ、リレーと接続され、且つ、ソレノイドバルブを介してアクチュエータと接続され、エンジンの自動停止と自動再始動の制御を行うものであり、自動変速機を制御するためにソレノイドバルブをオン及びオフするとともに、自動変速機にオイルを供給するためにアクチュエータを駆動する電子制御装置と、を有し、
電子制御装置は、
エンジンを自動的に停止させる停止条件が成立したか否かを判定する判定部(S10)と、
判定部にて停止条件が成立したと判定された場合に、ソレノイドバルブをオンにするとともに、リレーをオフにすることでソレノイドバルブの駆動電流によりアクチュエータをオンにして、自動変速機にオイルを供給するアクチュエータ駆動部(S11、S12)と、を備えている電子制御システム。
これによって、本開示は、上記と同様の効果を奏することができる。
なお、特許請求の範囲、及びこの項に記載した括弧内の符号は、一つの態様として後述する実施形態に記載の具体的手段との対応関係を示すものであって、発明の技術的範囲を限定するものではない。
実施形態における電子制御装置の概略構成を示す回路図である。 実施形態における電子制御装置の処理動作を示すフローチャートである。 実施形態における電子制御装置のソレノイド出力パターンを示す表である。 変形例における電子制御装置の概略構成を示す回路図である。
以下において、図面を参照しながら、発明を実施するための形態を説明する。本実施形態では、本発明の電子制御装置をECU(Electronic Control Unit)100に適用した例を採用する。なお、ECU100と、下記で説明する複数のソレノイドバルブと、リレー200と、モータ320とを含んだシステムは、電子制御システムとも称することができる。
ECU100は、動力源としてのエンジンを備えた車両に、自動変速機や、自動変速機へオイルを供給する電動オイルポンプなどとともに搭載される。なお、本実施形態では、一例として、6速ATの自動変速機を採用する。しかしながら、自動変速機は、これに限定されず、無断変速機(CVT)などであっても採用できる。
自動変速機は、周知技術であり、変速機、エンジンの出力トルクを変換するとともに変速機に伝達するトルクコンバータ、ロックアップクラッチ及び終減速機などを備えている。また、変速機は、遊星ギア機構、クラッチ、ブレーキ、ワンウェイクラッチなどを備えている。
また、車両は、図1に示すように、自動変速機の変速動作を制御するために、複数のソレノイドバルブを備えている。複数のソレノイドバルブは、並列に接続されている。
第1ソレノイドバルブS1は、ECU100の第1ポートP1に接続されており、トランスミッションソレノイドS1とも称することができる。第2ソレノイドバルブS2は、ECU100の第2ポートP2に接続されており、トランスミッションソレノイドS2とも称することができる。第3ソレノイドバルブS3は、ECU100の第3ポートP3に接続されており、トランスミッションソレノイドS3とも称することができる。第4ソレノイドバルブS4は、ECU100の第4ポートP4に接続されており、トランスミッションソレノイドS4とも称することができる。第5ソレノイドバルブSRは、ECU100の第5ポートP5に接続されており、トランスミッションソレノイドSRとも称することができる。
第6ソレノイドバルブSL1は、ECU100の第6ポートP6に接続されており、例えばクラッチ油圧制御、アキュームレーター背圧制御を行うためのものであり、リニアソレノイドSL1とも称することができる。第7ソレノイドバルブSL2は、ECU100の第7ポートP7に接続されており、例えばブレーキ油圧制御を行うためのものであり、リニアソレノイドSL2とも称することができる。第8ソレノイドバルブSLUは、ECU100の第8ポートP8に接続されており、例えばロックアップ制御を行うためのものであり、リニアソレノイドSLUとも称することができる。
各ソレノイドバルブは、ECU100によって駆動されるものであり、駆動電流が流れるとオンし、駆動電流が流れていないときはオフしている。本実施形態では、一例として、駆動電流が1〜1.5A程度のソレノイドバルブを採用する。なお、各ソレノイドバルブのオン及びオフは、自動変速機の状態に応じて変化する。そして、各ソレノイドバルブのオン及びオフと、自動変速機の状態との関係は、図3に示すようになっている。図3では、○(丸の記号)がソレノイドバルブのオンを示しており、×(バツの記号)がソレノイドバルブのオフを示している。ソレノイドバルブの駆動電流は、ソレノイドバルブを駆動するのに必要な電流とも言える。
また、車両は、図1に示すように、リレー200を備えている。リレー200は、複数のソレノイドバルブと直列で、且つオイルポンプモータ320と並列に接続されている。また、リレー200は、一端が接地電位に接続されている。リレー200は、ECU100の第9ポートP9に接続されている。
このリレー200は、電流経路を変えるために設けられており、ECU100によってオン及びオフされる。リレー200がオンの場合の電流経路は、オンとなっているソレノイドバルブを通り、オイルポンプモータ320を通ることなく接地電位へと続く。つまり、リレー200がオンの場合、オンとなっているソレノイドバルブの駆動電流は、オイルポンプモータ320を通ることなく接地電位へと流れる。一方、リレー200がオフの場合の電流経路は、オンとなっているソレノイドバルブとオイルポンプモータ320を通り接地電位へと続く。つまり、リレー200がオフの場合、オンとなっているソレノイドバルブの駆動電流は、オイルポンプモータ320を通り接地電位へと流れる。
電動オイルポンプは、オイルを圧送するポンプ部と、ポンプ部を回転駆動させるオイルポンプモータ320と、オイルポンプモータ320の動作を制御するオイルポンプドライバ310とを含んでいる。オイルポンプモータ320は、車両のイグニッションスイッチがオン時やエンジンが停止中に、ポンプ部を回転駆動させて自動変速機にオイルを供給する。オイルポンプモータ320は、特許請求の範囲におけるオイルポンプアクチュエータに相当する。以下においては、オイルポンプモータ320をモータ320、オイルポンプドライバ310をドライバ310とも称する。
ドライバ310及びモータ320は、複数のソレノイドバルブと直列に接続されている。また、ドライバ310及びモータ320は、複数のソレノイドバルブを介してECU100と接続されている。モータ320は、ドライバ310と接地電位に電気的に接続されている。
ECU100は、自動変速機にオイルを供給するために、モータ320に電流を供給してモータ320を駆動(オン)させる。後程詳しく説明するが、ECU100は、複数のソレノイドバルブを介してモータ320に電流を供給している。言い換えると、ECU100は、ソレノイドバルブの駆動電流をモータ320に供給して、モータ320を駆動させる。本実施形態では、一例として、駆動電流が4A程度のモータ320を採用する。よって、モータ320の駆動電流は、ソレノイドバルブ3個もしくは4個分の駆動電流と同等である。なお、モータ320の駆動電流は、モータ320を駆動するのに必要な電流とも言える。
さらに、車両は、図1に示すように、バッテリ400、メインリレー410を備えている。ECU100は、メインリレー410を介してバッテリ400から電源供給される。なお、ECU100は、メインリレー410のかわりにイグニッションスイッチを介して、バッテリ400から電源供給される構成であってもよい。
ECU100は、駐停車や信号待ちなどの間にエンジンを自動停止させるとともに、自動停止させたエンジンを自動再始動させる制御、所謂アイドリングストップ(ISS)制御を行うものである。つまり、ECU100は、エンジンが動作している際に、所定の停止条件(ISS条件)が成立すると、エンジンを自動停止させる。さらに、ECU100は、エンジンが停止している間に、所定の再始動条件が成立すると、エンジンを自動再始動させる。なお、アイドリングストップ制御は、自動停止始動制御とも言える。
また、ECU100は、自動変速機を制御するために複数のソレノイドバルブを個別にオン及びオフするとともに、自動変速機にオイルを供給するためにオイルポンプモータ320を駆動する。このように、ECU100は、自動変速機の制御を行うECUに、ISS制御を行うECUを取り込んだ統合ECUとみなすことができる。
ECU100は、図1に示すように、電源用のポートにメインリレー410を介してバッテリ400が接続されており、接地用のポートがECU100外の接地電位に接続されている。ECU100は、電源用のポートに接続された電源ラインに、バッテリ電源である第1電源VBが供給される。ECU100は、第1電源VBを降圧させる電源回路40を備えている。電源回路40は、制御マイコン10などを動作させるための一定の電源電圧である第2電源Vccを出力する。なお、ECU100は、接地用のポートが、ECU100内の接地電位E1に接続されている。符号E1は、ECU100内のグランドとも言える。
また、ECU100は、図1に示すように、制御マイコン10と、第1ポートP1〜第5ポートP5のそれぞれに接続された第1回路と、第6ポートP6〜第8ポートP8のそれぞれに接続された第2回路と、第9ポートP9に接続されたリレー駆動回路30とを備えている。
制御マイコン10は、少なくとも一つの演算処理装置(CPU)と、プログラムとデータとを記憶する記憶媒体としての少なくとも一つのメモリ装置(MMR)とを有する。記憶媒体は、コンピュータによって読み取り可能なプログラムを非一時的に格納している。記憶媒体は、半導体メモリ又は磁気ディスクなどによって提供されうる。
プログラムは、制御マイコン10によって実行されることで、制御マイコン10をこの明細書に記載される装置として機能させ、この明細書に記載される方法を実行するように制御マイコン10を機能させる。制御マイコン10は、ECU100が実行する制御のための処理を行うとも言える。制御マイコン10は、多様な要素を提供する。それらの要素の少なくとも一部は、機能を実行するための手段と呼ぶことができ、別の観点では、それらの要素の少なくとも一部は、構成的なブロック、又はモジュールと呼ぶことができる。
各第1回路は、同じ構成である。このため、ここでは、第1ポートP1に接続されている第1回路を用いて説明する。第1回路は、第1ハイサイドIC11、第1抵抗12、第1ダイオード13、第1コンデンサ14、第2抵抗15を備えている。
第1ハイサイドIC11は、第1電源VBが供給されており、入力端子INとダイアグ端子DGに制御マイコン10が接続されている。第1ハイサイドIC11は、出力端子が第1ポートP1に接続されている。第1ハイサイドIC11と第1ポートP1とを接続している配線は、プルアップ用の第1抵抗12を介して第1電源VBに接続されており、且つ、還流用の第1ダイオード13を介して接地電位E1に接続されている。第1ダイオード13は、カソードが配線に接続されており、アノードが接地電位E1に接続されている。
ダイアグ端子DGと制御マイコン10とを接続している配線は、プルアップ用の第2抵抗15を介して第2電源Vccに接続されており、且つ、平滑用の第1コンデンサ14を介して接地電位E1に接続されている。第1コンデンサ14は、一端が配線に接続されており、他端が接地電位E1に接続されている。そして、第1ハイサイドIC11は、ダイアグ端子DGから制御マイコン10に対して、モニタ信号を出力可能に構成されている。
各第2回路は、同じ構成である。このため、ここでは、第6ポートP6に接続されている第2回路を用いて説明する。第2回路は、第2ハイサイドIC21,第3抵抗22、第4抵抗23、第2ダイオード24、第5抵抗25、第2コンデンサ26を備えている。
第2ハイサイドIC21は、第1電源VBが供給されており、入力端子INと増幅出力端子AMPに制御マイコン10が接続されている。第2ハイサイドIC21は、出力端子が第6ポートP6に接続されている。また、第2ハイサイドIC21は、電流検出用の第4抵抗23の両端に接続されている。この第4抵抗23は、一端が第2ハイサイドIC21の出力端子に接続されており、他端が第6ポートP6に接続されている。第2ハイサイドIC21は、増幅出力端子AMPから制御マイコン10に対して、第4抵抗23を用いて検出した電流値を出力可能に構成されている。なお、制御マイコン10は、第2ハイサイドIC21に出力するPWM信号のデューティ比を制御することによって、第6ソレノイドバルブSLへの出力電流を調整可能に構成されている。
第2ハイサイドIC21と第6ポートP6とを接続している配線は、還流用の第2ダイオード24を介して接地電位E1に接続されている。第2ダイオード24は、カソードが配線に接続されており、アノードが接地電位E1に接続されている。
増幅出力端子AMPと制御マイコン10とを接続している配線は、フィルタとしての第5抵抗25と第2コンデンサ26が接続されている。第5抵抗25は、一端が増幅出力端子AMPに接続されており、他端が制御マイコン10に接続されている。第2コンデンサ26は、一端が第5抵抗25と制御マイコン10との間の配線に接続されており、他端が接地電位E1に接続されている。
リレー駆動回路30は、制御マイコン10と第9ポートP9とに接続されている。リレー駆動回路30は、制御マイコン10からの信号に応じて、リレー200をオン及びオフする。言い換えると、制御マイコン10は、リレー駆動回路30を介して、リレー200のオンオフを切り換えている。
ここで、図2を用いて、制御マイコン10の処理動作に関して説明する。制御マイコン10は、第2電源Vccが供給されると、所定時間毎に図2のフローチャートの処理を実行する。なお、ここでは、自動変速機が1速の場合を一例として採用する。
ステップS10では、ISS条件が成立しているか否かを判定する(判定部)。制御マイコン10は、エンジンが動作しているときに、ISS条件が成立したか否かを判定し、ISS条件が成立していると判定した場合、ステップS11へ進み、ISS条件が成立していないと判定した場合、ステップS13へ進む。
ステップS11では、ソレノイドバルブをオンする(アクチュエータ駆動部)。制御マイコン10は、第2ソレノイドバルブS2、第3ソレノイドバルブS3、第5ソレノイドバルブSR、第7ソレノイドバルブSL2のそれぞれに駆動電流を供給して、これらのソレノイドバルブをオンする。このように、制御マイコン10は、複数のソレノイドバルブのうち、自動変速機が1速で車両が走行しているときにオンとなるソレノイドバルブをオンする。また、制御マイコン10は、他のソレノイドバルブに駆動電流を供給することなくオフさせておく。
ステップS12では、リレーをオフする(アクチュエータ駆動部)。制御マイコン10は、リレー駆動回路30を介して、リレー200をオフする。
これによって、制御マイコン10は、図1における二点鎖線の矢印で示すように、第2ソレノイドバルブS2、第3ソレノイドバルブS3、第5ソレノイドバルブSR、第7ソレノイドバルブSL2のそれぞれに駆動電流を供給するとともに、モータ320に電流を供給することができる。つまり、制御マイコン10は、第2ソレノイドバルブS2、第3ソレノイドバルブS3、第5ソレノイドバルブSR、第7ソレノイドバルブSL2のそれぞれに流れる駆動電流をモータ320に供給することができる。
ところで、上記のように、本実施形態では、各ソレノイドバルブの駆動電流が1〜1.5A程度であり、モータ320の駆動電流が4A程度である。このため、制御マイコン10は、ステップS11、S12を実行することで、モータ320に駆動電流を供給することができる。このように、制御マイコン10は、ISS条件が成立した場合、ソレノイドバルブをオンにするとともに、リレー200をオフにすることでソレノイドバルブの駆動電流によりモータ320をオンし、自動変速機にオイルを供給する。
また、制御マイコン10は、自動変速機が1速で車両が走行している時、第2ソレノイドバルブS2、第3ソレノイドバルブS3、第5ソレノイドバルブSR、第7ソレノイドバルブSL2をオンすることになる。このため、制御マイコン10は、ステップS11において、複数のソレノイドバルブのうち、自動変速機が1速で車両が走行しているときにオンとなる上記ソレノイドバルブをオンすることで、確実に、モータ320に駆動電流を供給することができると言える。
なお、ECU100は、制御マイコン10を備えている。よって、ECU100は、確実に、モータ320に駆動電流を供給することができるとも言える。以下においても同様に、制御マイコン10が奏することができる効果は、ECU100が奏することができる効果と同等である。
以上のように、ECU100は、複数のソレノイドバルブと、モータ320と、リレー200とに接続されている。そして、ECU100は、ISS条件が成立すると、ソレノイドバルブをオンにするとともに、リレー200をオフにすることでソレノイドバルブの駆動電流によりモータ320をオンにして、自動変速機にオイルを供給する。つまり、ECU100は、モータ320を駆動するための駆動回路を備えることなく、ソレノイドバルブとリレー200によってモータ320を駆動して、自動変速機にオイルを供給できる。このため、ECU100は、自動変速機の制御とISS制御とを行うものでありつつ、アクチュエータの駆動回路を備えている場合よりも体格の大型化を抑制できる。また、電子制御システムは、同様の効果を奏することができる。
なお、本実施形態では、ステップS11において、自動変速機が1速で車両が走行しているときにオンとなるソレノイドバルブをオンする例を採用した。しかしながら、本発明は、これに限定されない。制御マイコン10は、ステップS11においてソレノイドバルブをオンにする際に、複数のソレノイドバルブの全てをオンしてもよい。これによって、制御マイコン10は、モータ320に駆動電流を供給しやすくなる。さらに、制御マイコン10は、ステップS11においてソレノイドバルブをオンにする際に、複数のソレノイドバルブのうち、モータ320の駆動電流が得られる分のソレノイドバルブをオンしてもよい。つまり、制御マイコン10は、例えば、各ソレノイドバルブの駆動電流が1Aで、モータ320の駆動電流が4Aの場合、4個のソレノイドバルブをオンすればよい。これによっても、制御マイコン10は、確実に、モータ320に駆動電流を供給することができる。
ステップS13では、リレーをオンする(アクチュエータ停止部)。制御マイコン10は、ISS条件が成立しなかった場合に、リレー駆動回路30を介してリレー200をオンする。これによって、制御マイコン10は、図1における実線の矢印で示すように、ソレノイドバルブの駆動電流をモータ320に供給しないようにすることができる。つまり、制御マイコン10は、モータ320をオフにして、自動変速機へのオイルの供給を停止する。よって、制御マイコン10は、モータ320を駆動するための駆動回路がECU100に設けられていなくても、モータ320をオフにして、自動変速機へのオイルの供給を停止できる。
以上、本発明の好ましい実施形態について説明した。しかしながら、本発明は、上記実施形態に何ら制限されることはなく、本発明の趣旨を逸脱しない範囲において、種々の変形が可能である。以下に、本発明の変形例の一例に関して説明する。
(変形例1)
図4を用いて、変形例1のECU110に関して説明する。ECU110は、デューティ制御を行う点がECU100と異なる。変形例1では、主に上記実施形態と異なる点に関して説明する。なお、図4では、一部のソレノイド210、220、230と、ECU110における一部の回路のみを図示している。
ECU110は、第1ポートP1などに、第1回路のかわりに第2回路と同等の回路が接続されている。なお、ECU110における第2回路は、第2ダイオード24と第1ポートP1との間の配線に、平滑用の第3コンデンサ27が接続されている。第3コンデンサ27は、一端が配線に接続されており、他端が接地電位E1に接続されている。そして、制御マイコン10は、第2ハイサイドIC21に出力するPWM信号のデューティ比を制御することによって、第1ソレノイドバルブS1などへの出力電流を調整可能に構成されている。
ECU110は、ECU100と同様の効果を奏することができる。また、ECU110を含む電子制御システムは、ECU100と同様の効果を奏することができる。
さらに、通常、デューティ比を制御してソレノイドバルブへの出力電流を調整する場合、ハイサイドICからソレノイドバルブへの電流経路と、ソレノイドバルブからハイサイドICへの電流経路の配線、すなわち往路と復路の配線が必要になる。つまり、この場合、ECUは、一つのソレノイドバルブに対して二つのポートが必要になる。このECUは、比較例におけるECUとも言える。
しかしながら、ECU110は、図4に示すように、往路の配線があればよく、復路の配線が必要ない。つまり、ECU110は、一つのソレノイドバルブに対して一つのポートがあれば、デューティ比を制御してソレノイドバルブへの出力電流を調整することができる。また、このように、ECU110は、比較例のECUよりも、ソレノイドバルブの制御に必要なポート数を減らすことができる。よって、ECU110は、余ったポートを用いる新たな機能を追加でき、ECU110としての能力を向上できる。
10…制御マイコン、11…第1ハイサイドIC、21…第2ハイサイドIC、12…第1抵抗、13…第1ダイオード、14…第1コンデンサ、15…第2抵抗、22…第3抵抗、23…第4抵抗、24…第2ダイオード、25…第5抵抗、26…第2コンデンサ、27…第3コンデンサ、30…リレー駆動回路、100…ECU、S1…第1ソレノイドバルブ、S2…第2ソレノイドバルブ、S3…第3ソレノイドバルブ、S4…第4ソレノイドバルブ、SR…第5ソレノイドバルブ、SL1…第6ソレノイドバルブ、SL2…第7ソレノイドバルブ、SLU…第8ソレノイドバルブ、200…リレー、310…オイルポンプドライバ、320…オイルポンプモータ、P1…第1ポート、P2…第2ポート、P3…第3ポート、P4…第4ポート、P5…第5ポート、P6…第6ポート、P7…第7ポート、P8…第8ポート、P9…第9ポート

Claims (6)

  1. 車両の自動変速機を制御するための並列に接続された複数のソレノイドバルブと、複数の前記ソレノイドバルブと直列に接続されたリレーと接続されており、さらに、複数の前記ソレノイドバルブと直列に接続され、且つ、前記リレーと並列に接続された前記車両のエンジンが停止中に前記自動変速機にオイルを供給するためのオイルポンプアクチュエータ(以下、アクチュエータ)が複数の前記ソレノイドバルブを介して接続されており、前記エンジンの自動停止と自動再始動の制御を行うものであり、前記自動変速機を制御するために前記ソレノイドバルブをオン及びオフするとともに、前記自動変速機にオイルを供給するために前記アクチュエータを駆動する電子制御装置であって、
    前記エンジンを自動的に停止させる停止条件が成立したか否かを判定する判定部(S10)と、
    前記判定部にて前記停止条件が成立したと判定された場合に、前記ソレノイドバルブをオンにするとともに、前記リレーをオフにすることで前記ソレノイドバルブの駆動電流により前記アクチュエータをオンにして、前記自動変速機にオイルを供給するアクチュエータ駆動部(S11、S12)と、を備えている電子制御装置。
  2. 前記アクチュエータ駆動部は、前記ソレノイドバルブをオンにする際に、複数の前記ソレノイドバルブの全てをオンにする請求項1に記載の電子制御装置。
  3. 前記アクチュエータ駆動部は、前記ソレノイドバルブをオンにする際に、複数の前記ソレノイドバルブのうち、前記アクチュエータをオンするのに必要な電流が得られる分の前記ソレノイドバルブをオンにする請求項1に記載の電子制御装置。
  4. 前記アクチュエータ駆動部は、複数の前記ソレノイドバルブのうち、前記自動変速機が1速で前記車両が走行しているときにオンとなる前記ソレノイドバルブをオンする請求項3に記載の電子制御装置。
  5. 前記判定部にて前記停止条件が成立したと判定されなかった場合に、前記リレーをオンにすることで前記アクチュエータをオフにして、前記自動変速機へのオイルの供給を停止するアクチュエータ停止部(S13)を備えている請求項1乃至4のいずれか一項に記載の電子制御装置。
  6. 車両の自動変速機を制御するための並列に接続された複数のソレノイドバルブと、
    複数の前記ソレノイドバルブと直列に接続され前記車両のエンジンが停止中に前記自動変速機にオイルを供給するためのオイルポンプアクチュエータ(以下、アクチュエータ)と、
    複数の前記ソレノイドバルブと直列で且つ前記アクチュエータと並列に接続されたリレーと、
    前記ソレノイドバルブ、前記リレーと接続され、且つ、前記ソレノイドバルブを介して前記アクチュエータと接続され、前記エンジンの自動停止と自動再始動の制御を行うものであり、前記自動変速機を制御するために前記ソレノイドバルブをオン及びオフするとともに、前記自動変速機にオイルを供給するために前記アクチュエータを駆動する電子制御装置と、を有し、
    前記電子制御装置は、
    前記エンジンを自動的に停止させる停止条件が成立したか否かを判定する判定部(S10)と、
    前記判定部にて前記停止条件が成立したと判定された場合に、前記ソレノイドバルブをオンにするとともに、前記リレーをオフにすることで前記ソレノイドバルブの駆動電流により前記アクチュエータをオンにして、前記自動変速機にオイルを供給するアクチュエータ駆動部(S11、S12)と、を備えている電子制御システム。
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