JP6671006B2 - 自動書庫 - Google Patents

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Description

本発明は、自動書庫に関するもので、ラック内部および周辺の保存環境を良好に保つことができる装置を有していることを特徴とするものである。
自動書庫は、主として文書類を収納するラックを有していて、必要に応じて目的の文書類をラックから取り出し、用済み後の文書類をラックに収納することができる。自動書庫に収納する文書類の素材の大半は紙であり、その保存状態を長年にわたって良好に保つには、自動書庫内部および周辺の環境、特に湿度や温度を良好に保つことが重要である。
自動書庫は、図書類を収納するラック部分は空気が流通しにくく、ラック部分周辺の空気は停滞して淀んでいる。空気が淀むと、湿気を含んだ重い空気はラックの下部に溜まり、乾燥した空気はラックの上部に溜まる。したがって、ラックの下部に収納されている図書類は湿気によって劣化し、あるいは、湿気に起因する蒸れや黴によって劣化が早まる。
上に述べたような環境条件による図書類の劣化を防ぐために、自動倉庫が設置されている室内の環境を空気調和機器によって調整することが行われている。しかし、室内全体の環境を空気調和機器で調整しても、調和された空気がラックの隅々まで行き届くことはなく、空気調和機器を設けることによって得られる効果は限定的である。自動書庫は、建物の下部、例えば地下に設置されることが多く、湿度が高く黴が発生しやすいという問題がある。
上記の問題の解決に関連のある先行技術として、特許文献1に記載されている収納体の環境改善装置がある。特許文献1に記載されている発明は、送気経路と吸気経路を有するエアダクトと、吸気経路から吸入した空気を浄化する空気清浄手段とを有している。複数の吸気口は、複数の送気口から送気され収納体(上記ラックに対応)の周辺を巡った空気をエアダクト内に吸入する。空気清浄手段は上記吸入した空気を浄化し、上記複数の送気口は、浄化した空気をエアダクト外に送気するものである。
特許第4183976号公報
本発明は、調湿した空気がラックの隅々まで行き渡りやすい構成にすることによって調湿された環境を良好に保つとともに、ラック内の場所による湿度のばらつきを少なくすることができる自動倉庫を提供することを目的とする。
本件発明に係る自動書庫は、
複数の図書類を収納することができるコンテナと、複数の上記コンテナを収納する複数のコンテナ収納空間を有するラックと、上記ラックから上記コンテナを取り出しまた上記コンテナを上記ラックに収納するスタッカークレーンとを有し、
上記ラックは、上記コンテナ収納空間の湿度を検出する湿度センサを有し、
上記スタッカークレーンは、上記湿度センサによる検出値があらかじめ定められた範囲にある上記コンテナ収納空間の画像を撮影するカメラを有していることを最も主要な特徴とする。
本発明によれば、自動書庫のラック内部および周辺の環境を良好に保つことができる。
本発明に係る自動書庫の実施例を示す平面図である。 上記実施例の側面図である。 上記実施例の斜視図である。 上記実施例における空気の循環経路を示す正面図である。 本発明に係る自動書庫の制御系統の例を示すブロック図である。 本発明に係る自動書庫の撮影画像に基づく動作例を示すフローチャートである。 本発明に係る自動書庫のコンテナの入れ替え動作の例を示すフローチャートである。 本発明に係る自動書庫の別の実施例における空気の循環経路を示す正面図である。 本発明に係る自動書庫のさらに別の実施例における空気の循環経路を示す側面図である。 本発明に係る自動書庫のさらに別の実施例を示す斜視図である。 上記実施例中の殺菌装置を示す正面図である。 本発明に係る自動書庫の制御系統の別の例を示すブロック図である。 上記制御系統中のシステム管理機の機能を示すブロック図である。
以下、本発明に係る自動書庫の実施例について図面を参照しながら説明する。
図1乃至図3において、建屋1内に自動書庫100が構築されている。自動倉庫100は、複数のコンテナ9を収納することができる複数のコンテナ収納空間3を有するラック2を有する。ラック2は、縦方向と横方向にそれぞれ複数に区切られることにより複数のコンテナ収納空間3が形成されている。ラック2は2個のラック2を一組として構築され、一組のラック2の相互間には、この一組のラック2間にスタッカークレーン5が出入りするのに必要な間隔が空けられている。
各コンテナ収納空間3にはコンテナ9が収納される。各コンテナ9には複数の図書類15(図4参照)を収納することができる。図書類には、一般の書籍や雑誌のほか、古文書や、書簡などを収納した袋、箱なども含まれる。各コンテナ収納空間3には1個のコンテナ9を収納するものであってもよいが、図3に示す例のように、コンテナ収納空間3の奥行き方向に2個のコンテナ9を収納するものであってもよい。
スタッカークレーン5は一組のラック2間に敷設されたレール51に沿って走行することにより上記一組のラック2間に侵入し、また、ラック2間から退出することができる。スタッカークレーン5は、上記一組のラック2間に侵入し、ラック2の前面に沿って走行可能かつ昇降可能である。スタッカークレーン5は、ラック2との間でコンテナ9を移し替えることができる移載装置52を有している。
スタッカークレーン5が一方の走行限界位置まで走行すると、スタッカークレーン5は一組のラック2間から退出した位置に至る。このときのスタッカークレーン5の位置に対応させて入出庫ラックステーション11が配置されている。入出庫ラックステーション11は、上側が入庫ラックステーション、下側が出庫ラックステーションに分かれている。コンテナ9を入庫する場合は、スタッカークレーン5の移載装置52がスタッカークレーン5と入庫ラックステーションとの間でコンテナ9を移載する。コンテナ9を出庫する場合は、スタッカークレーン5の移載装置52がスタッカークレーン5と出庫ラックステーションとの間でコンテナ9を移載する。
図示の実施例では、一組のラック2が二組構築され、二組のラック2に対応して2つのスタッカークレーン5が設けられている。また、2つのスタッカークレーン5に対応して2つの入出庫ラックステーション11が設けられている。
各入出庫ラックステーション11は入出庫台車12との間でコンテナ9を移載する。入出庫台車12は、上側が入庫台車、下側が出庫台車に分かれている。入出庫台車12は、2つの入出庫ラックステーション11と水平搬送コンベア13との間で走行し、水平搬送コンベア13と入出庫台車12との間でコンテナ9を移し替えることができる。水平搬送コンベア13も、上側が入庫用、下側が出庫用に分かれている。
水平搬送コンベア13は出納ステーション20の近くまで伸びていて、出納ステーション20の近くの垂直搬送機14との間でコンテナ9を移し替えることができる。出庫の場合、垂直搬送機14はコンテナ9を下から上に搬送し、コンテナ9は、水平搬送装置によって出納ステーション20に向けて搬送される。入庫の場合、出納ステーション20から搬送されたコンテナ9を、垂直搬送機14が上から下に搬送する。
ここまで説明してきた自動書庫100の構成および動作は、公知の自動書庫の構成および動作と大差がない。以下、本発明に係る自動書庫の実施例として特徴のある部分について説明する。
図1乃至図4に示す自動書庫100の特徴の一つは調湿装置を有していることである。調湿装置は、ラック2の周囲の湿度環境を調整するもので、調湿器4と、ラック2に設けられている送風ダクト6および吸気ダクト7を有してなる。調湿器4は、吸気ダクト7から取り込む空気の湿度を調整するとともに上記空気を加温する加温器を有している。
図1に示す例では、一つのラック2ごとに、調湿器4、送風ダクト6、吸気ダクト7を含む調湿装置が設けられている。前述のように、一組のラック2間にスタッカークレーン5が侵入するようになっており、一組のラック2は2つのラックで構成されているため、一組のラック2には2つの調湿装置が設けられている。送風ダクト6はラック2の底部に配置されている。図4に示すように、1つのラック2とこれに隣接する他の1つのラック2との間隔dは狭くなっていて、この狭い空間はスタッカークレーン5の走行空間にはなっていない。上記狭い空間に送風ダクト6、吸気ダクト7が配置されている。上記間隔dの部分において空気が下から上に向かって自然に流れる。上記間隔dの部分を一種のダクトとみなすことができる。
各送風ダクト6は、ラック2の下端部に、スタッカークレーン5の走行方向と平行に配置されている。各送風ダクト6には、複数の送風口61(図4参照)が上向きに、送風ダクト6の長さ方向に一定の間隔で設けられている。調湿器4で調湿されかつ加温器で加温された空気は送風ダクト6に導かれ、送風口61から上方に向かって送り出される。
各送風ダクト6の上方でありかつラック2の僅かに上方には各送風ダクト6に対応して吸気ダクト7が各送風ダクト6と平行に配置されている。各吸気ダクト7の下面側には複数の吸気口71が吸気ダクト7の長さ方向に一定間隔で設けられている。送風口61から吹き出される空気はラック2の前面に沿って上昇し、吸気口71から吸い込まれて吸気ダクト7に導かれる。
調湿器4−送風ダクト6−送風口61−吸気口71−吸気ダクト7−調湿器4の順に空気の循環路が形成される。送風口61から空気を吹き出すときの圧力は微小であってもよく、下側にある送風口61から上側にある吸気口71に向かう空気の流れが自然対流に近い状態で生じる。送風口61から吸気口71に向かう空気は、調湿器4によって調湿され、さらに、加温されて循環する。したがって、ラックの下側に湿気の多い空気があったとしても、循環するうちに調湿され、ラック2全体が望ましい湿度にほぼ均一に調整される。
送風口61は基本的にはラック2の下部に配置する。吸気口71は、送風口61よりも上にあればよく、図2に示すように、ラック2の高さ方向の中ほどであってもよいし、ラック2の上端部分にあってもよい。吸気ダクト7に弁を設け、ラック2の上端部にある吸気口71の働きを有効にする場合と、高さ方向の中ほどにある吸気口71の働きを有効にする場合とを選択できるようにしてもよい。さらに、吸気口71の配置位置に対応させて温度センサまたは温湿度センサ8を配置し、これらのセンサの検出信号から、環境条件が悪化している部分に集中して、調湿された空気を循環させるようにしてもよい。これによって、調湿装置の無駄な動作をなくし、無駄な電力の消費をなくすことができる。
吸気口71をラック2の高さ方向の中ほどに設け、あるいは上記弁によって高さ方向の中ほどにある吸気口71の働きを有効にした場合、ラック2の下部の環境を、ラック2の高さ方向中ほどの環境と同程度に改善することができる。また、環境条件が悪くなりがちなラック2の下部の環境を重点的に改善することができる。
送風口61をラック2の下部に配置することにより、最も環境条件の悪いラック2の下部の環境を重点的に改善することができる。
図3に示すように、ラック2は、その設置面から底上げして設置している。底上げ量は例えば300mm以上にするとよい。ラック2の底部には湿気が溜まりがちになるので、図書類を収納するには環境条件が良くない。そこで、ラック2を底上げすることにより、環境条件の悪いラック2の底部付近には図書類を収納できないようにしている。
図3に示すように、スタッカークレーン5には、カメラ10が取り付けられている。カメラ10は、ラック2の前面に沿って移動する移載装置52などに取り付け、ラック2の各コンテナ収納空間3を撮影可能になっている。また、カメラ10とともに照明器具を具備している。これにより、ラック2内が暗くても、コンテナ9内を明確に確認することができる。照明器具をブラックライトや、照射方向に指向性のあるペンライトとしてもよい。さらには、照明器具は高彩度のものとし、光色は昼光色とし、あるいはUV域で発光するLEDチップを使うことにより、黴の発見を早くすることができる。
各ラック2には、コンテナの収納空間3全体の温湿度分布を測定することができるように、複数の温湿度センサ8がほぼ均等に配置されている。各温湿度センサ8による温度と湿度の計測データは、調湿制御PC35(図5参照)に逐一入力される。調湿制御PC35は、各温湿度センサ8による検出値があらかじめ定められた範囲にあるかどうかを判定する。あらかじめ定められた範囲とは、ラック2の周囲の環境が劣化していると判断することができる範囲である。システム管理機34は、上記のあらかじめ定められた範囲にあると判定した場合、その温湿度センサ8が設置されているコンテナ収納空間3にスタッカークレーン5を移動させ、上記コンテナ収納空間3の画像をカメラ10で撮影する。
カメラ10で撮影する画像は、静止画像でもよいし、動画でもよい。また、各コンテナ収容空間3の画像を撮影すると同時に画像と対応して収納されているコンテナ9のIDをリストアップし、画像データと共に管理者に送信してもよい。温湿度センサ8による検出値からラック2内の環境が悪いと判定した場所の画像とIDを得ることにより、ラック2内の環境の良し悪しをより正確に判定することができる。例えば、温湿度センサ8による検出値から、黴が生えてもおかしくない環境であると判定した場合、現実に黴が生えているかどうかを、撮影画像とコンテナ9のIDを見て確認することができる。撮影画像コンテナ9のIDを見て、収納されている図書類に例えば黴が生えているというような状況にあることが分かった場合、上記図書類を収納しているコンテナ9を、別のコンテナ収納空間に移動または出納ステーションに搬送させる。以上のような動作の制御は、システム管理機34により、あるいはシステム管理機34を介して行う。
また、以下のように構成することにより、収納物である図書類の環境条件による劣化をより効果的に防止することができる。すなわち、予めラック収容空間に複数個の空きラックスペースを有することで、前記システム管理機34は、上記温湿度センサ8の出力信号を入力としてスタッカークレーン5の動きを制御するように制御系統を構成する。より具体的には、システム管理機34は、各コンテナ9の移動履歴情報を保存している。そして、システム管理機34は、一定期間移動していないコンテナ9を、温湿度センサの検出値から環境条件の良好な別のコンテナ収納空間3に移動させるように、スタッカークレーン5に指令を出す。
上記の構成によれば、環境条件の悪い場所に収納されている図書類を、環境条件の良い場所に移動させることができるため、環境条件による図書類の劣化を抑制することができる。
調湿器4の出力は、温湿度センサ8の検出値に応じて変動させる。このような調湿器4の制御は調湿制御PC35で行う。
以上説明した自動書庫の実施例の制御系統の例について説明する。図5において、自動書庫100は、前記ラック2、コンテナ9、カメラ10、スタッカークレーン5、出納ステーション20、システム管理機34を有する。自動書庫100はまた、メイン制御装置30、インターフェイスPC33、第1作業PC31、他の作業PC32、搬送機30、出納ステーションコンベア21、他の出納ステーションコンベア22を有する。上記搬送機30は、前記入出庫台車11、垂直搬送機14などを含む。
図5からもわかるように、調湿器4は複数あり、温湿度センサ8も複数ある。これらの調湿器4と温湿度センサ8は調湿制御PC35に接続され、調湿制御PC35はシステム管理機34のほか上記各PC33,31,32に接続されている。上記各PC33,31,32はメイン制御部30に接続されている。メイン制御部30には、カメラ10、スタッカークレーン5、搬送機30、出納ステーションコンベア21、22が接続されている。
調湿制御PC35は、ラック2の各所に配置されている温湿度センサ8の検出値を基に、それぞれのラック2に最も適した調湿動作を判断する。さらに、上記判断に基づき、それぞれのラック2の調湿器4の動作を制御する。
調湿器4、温湿度センサ8と、システム管理機34との間に介在している調湿制御PC35は、これを分電盤に置き換えてもよい。上記分電盤は、各温湿度センサ8の検出信号に基づいて環境改善装置である調湿器4の動作を制御する。すなわち、各所に配置した温湿度センサ8の検出信号に基づき、上記各センサに対応した環境改善装置を動作させるように制御する。また、上記分電盤は、システム管理機34に蓄積されている各温湿度センサ8の検出データに基づいて環境改善装置の動作を制御する。
図6は、前述の温湿度センサ8の検出信号によって特定のコンテナ収納空間3の画像を撮影する動作の例を示す。まず、温湿度センサ8の検出信号を監視し、ラック2の環境が悪化している部分がないかどうかを判断する(S1)。環境が悪化している部分があることがわかると、スタッカークレーン5を起動し、環境が悪化している部分まで移動させる(S2)。環境が悪化している部分の画像を撮影し(S3)、その画像データをシステム管理機34に送信する(S4)。システム管理機34は上記画像データを管理者の端末に送信する(S5)。また、そのときの画像データに対応するコンテナのIDも同時に送信してもよい。管理者は、端末に画像を表示させ、ラック2に収納されている図書類の悪化の度合いを判断する。図書類の悪化が進行していると判断した場合は、その図書類を収納しているコンテナ9を、良好な環境のコンテナ収納空間3に移動させるなどの処置をとる。
図7は、前述の一定期間移動していないコンテナ9がある場合に、コンテナ9のローテーションを行う場合の動作例を示す。システム管理機34に保存してある動作履歴などから、一定期間動いていないコンテナ9があるかどうかを判断する(S11)。一定期間動いていないコンテナ9があると判断した場合、そのコンテナ9を環境の良好なコンテナ収納空間3に移動させるために、システム管理機34で環境の良好なコンテナ収納空間3を判断する(S12)。システム管理機34は、スタッカークレーン5を起動し、その動作を制御して、上記コンテナ9を環境の良好なコンテナ収納空間3に移動させ(S13)、動作を終了する。重要度の高い書籍などが入ったコンテナ9を重点的に環境の良好なコンテナ収容空間3に移動させる制御を行ってもよい。環境の悪いコンテナ収容空間9に一定時間入ったコンテナを環境の良好なコンテナ収容空間9に移動させる制御を行ってもよい。
コンテナ9を、良好な環境のコンテナ収納空間3に移動させる動作は、システム管理機34でスタッカークレーン5の動作を制御することによって行う。予めラック収容空間に複数個の空きラックスペースを確保しておき、環境の良好なコンテナ収納空間3が空いていれば、そこにコンテナ9を移動させればよい。環境の良好なコンテナ収納空間3にコンテナ9が収納されている場合は、そのコンテナ9を取り出して別のコンテナ収納空間3に移動し、空いたコンテナ収納空間3に、環境の悪いコンテナ収納空間3から移動させたコンテナ9を収納する。
ラック収容空間に予め複数個の空きラックスペースを確保しておき、コンテナ9入庫優先順位を、高い位置に比べて低い位置の方を高くするとよい。こうすることで、空きラックスペースが環境の悪いラック2の低部に自然に生じるようにすることができる。
ラック2に設けた調湿装置とは別に、その他の環境改善機器を各ラック2に一定間隔で設けてもよい。環境改善機器の例としては、ファン、ヒーター、サーキュレーターなどがある。ラック2の各所に配置している温湿度センサの検出値が基準値を超えた場合に上記環境改善機器が動作するように、制御系統を構成する。
コンテナ9の底部に孔を開けるとよい。こうすることで、コンテナ9内の空気循環を良くすることができ、加えて、調湿機4による調湿効果をコンテナ9内に有効に及ぼすことができる。
実施例1では、送風ダクト6がラック2の底部に、吸気ダクト7がラック2の上方に配置され、送風ダクト6の送風口が上向きに設けられて、空気が自然に上向きに流れる。これに対して図8に示す第2の実施例では、送風ダクト6がラック2の底部のみでなくラック2の高さ方向の複数個所に適宜の間隔をおいて配置されている。図8に示す例では、ラック2の高さ方向に3段階にわたり送風ダクト6が配置されている。送風ダクト6は、それぞれの段階において2つずつ、互いに隣り合うそれぞれのラック2に沿って水平方向に設置されている。各送風ダクト6は、前記スタッカークレーンの走行方向と平行な方向である。
各送風ダクト6は、それぞれの送風口61が、対応するラック2の方に向いた姿勢すなわち送風口61を横に向けた姿勢で設けられている。送風口61は、コンテナ収納空間3の底部に相当するコンテナ載置部材25の下に生じる空間であり、かつ、上記コンテナ載置部材25の下に位置するコンテナ9の収納図書類15の上方に生じる空間の方に向いている。したがって、各送風口61から吹き出される風の通路26の向きは、ラック2を前後方向(図8において左右方向)に横切る水平方向である。
図8において最下段の送風ダクト6は、最下段のコンテナ収納空間3の下方に生じている空間に風の通路27が生じるように、送風口61が横向きに設けられている。風の通路27の向きは、上記風の通路26と同様にラック2を前後方向に横切る水平方向である。
実施例2では、各送風ダクト6の各送風口61から吹き出される空気は、コンテナ載置部材25の下方の風の通路26,27を通り、ラック2を横断した後自然に上向きに流れる。各送風口61から吹き出される空気は、前述の実施例と同様に調湿されるとともに適宜加温されていて、図書類の収蔵環境を望ましい環境に整えている。
上記実施例2に係る自動書庫によれば、送風ダクト6から吹き出される風はラック2を横断して自然に上向きに流れるため、収蔵されている図書類に直接当たることがなく、図書類に風害を及ぼすことはない。送風ダクト6から出た風を自然対流させる場合、風が一定の高さ位置まで達すると流れが弱くなるため、複数段にわたり送風ダクト6を設けて、風の流れが弱くなるのを補っている。
送風ダクト6から横向きに吹き出される風の一部は、コンテナ載置部材25の隙間および前後のコンテナ9の間に生じている隙間から上方に向かって流れる。このコンテナ9間の空気の流れが図書類15に直接あたることはないから、図書類15に風害を与えることはない。むしろ、コンテナ9間に空気が流れることにより、ラック2の各コンテナ収納空間3の環境を均一に整える効果をもたらす。温湿度が整えられた空気がラック2全体に均等に流れることにより、図書類15に細菌類が付着しにくくなる利点もある。
対をなすラック2の相互間に生じている間隔dの空間はデッドスペースである。このデッドスペースに、またはラックの外側すなわち図3に示す例では左右両端のラック2の外側に送風ダクト6を配置しているため、送風ダクト6を配置するための空間を新たに確保する必要はない。なお、図8において符号8は温湿度センサを示している。
実施例2のように、複数の送風ダクトを複数段に分けて設置するものにおいて、複数の送風ダクトを単に直列的にあるいは並列的に連結しただけでは、送風ダクトの位置、場所などによって、吹き出す風の強さが変わる。
実施例3に係る自動倉庫では、図9に示すように、調湿器4で調湿された空気を圧縮するチャンバー40を有する。チャンバー40には複数の送風ダクト6が接続されていて、チャンバー40で圧縮した空気を複数の送風ダクト6に送り込む。複数の送風ダクト6は、実施例2における送風ダクト6と同様に、ラック2の高さ方向に複数段に分けて配置されている。
チャンバー40から各送風ダクト6に送り込むときの空気圧をb1,b2,b3とすると、b1=b2=b3となり、各送風ダクト6に均一に空気圧がかかる。したがって、各送風ダクト6から、ラック2全体にわたり風をむらなく送ることができ、ラック2内の環境を良好に保つことができる。
図10は実施例4を示す。コンテナ9やコンテナ9に収納されている図書類には細菌やカビなどの微生物が付着していることが多い。細菌やカビなどが付着している図書類をラックに長期間保存していると、調湿器によってラック2内の環境が整えられているとはいえ、図書類が細菌やカビなどで汚染される。実施例4の特徴は、図書類の入庫搬送経路に、細菌やカビなどを死滅させる殺菌装置が設置されていることである。
図10において、実施例4は、前記実施例と同様に、ラック2、スタッカークレーン5、コンテナ9、スタッカークレーン5のためのレール51を備えている。符号50は、ラック2間に形成されているスタッカークレーン走行通路を示している。符号111は入庫ラックステーションを、符号112は出庫ラックステーションをそれぞれ示している。入庫ラックステーション111と出庫ラックステーション112は、図1に示す実施例1における入出庫ラックステーション11に相当する。
図10において、符号121は入庫台車を、符号122は出庫台車を示している。入庫台車121と出庫台車122は、図1に示す実施例1における入出庫台車12に相当する。符号131は入庫用の水平搬送コンベアを、符号132は出庫用の水平搬送コンベアを示している。符号141は入庫用の垂直搬送機を、符号142は出庫用の垂直搬送機を示している。符号201,202はそれぞれ上下階に分かれた出納ステーションを示しており、各出納ステーション201,202はそれぞれ作業位置203,204を備えている。
このようにして、ラック2と出納ステーションが入庫搬送経路および出庫搬送経路でつながれている。図10に示す実施例4に係る自動倉庫の構成は、基本的には図1に示す実施例1に係る自動倉庫の構成と同じである。図10には描かれていないが、実施例4に係る自動倉庫は、前記調湿装置、送風ダクト、吸気ダクトと同様の調湿装置、送風ダクト、吸気ダクトを備えている。
図10に示す実施例4の特徴は、入庫用の水平搬送コンベア131による入庫搬送経路に、殺菌装置70が設置されていることである。殺菌装置70は、水平搬送コンベア131の上面側において水平搬送コンベア131を幅方向にまたぐアーチ形の本体と、この本体の下面に下向きに取り付けられたイオン発生装置75を備えている。水平搬送コンベア131によってコンテナ9が入庫されるとき、コンテナ9がイオン発生装置75の下方を通る。コンテナ9に収納されている図書類に、イオン発生装置75で発生したイオンが照射され、上記図書類に付着している細菌やカビなどの微生物を死滅させる。
実施例4によれば、図書類をラックに搬入する過程で図書類に付着している微生物を死滅させることができるため、コンテナやコンテナ内の図書類を良好な環境のもとに収納することができる。
また、コンテナ9の上部よりコンテナに収容されている図書類に向かってイオン発生装置75からイオンを当てることで、コンテナに収容されている図書類を均一に除菌することができる。
なお、イオン発生装置75は、一般にイオンクラスターと言われているものを用いることができる。イオンクラスターに代えて、プラズマクラスターと言われているものを用いることもできる。
図12、図13は、本発明に係る自動倉庫の実施例5を示す。実施例5は、微生物センサを備えていることを特徴とするものである。図12に示す制御系統のブロック図は、図5に示す実施例1の制御系統のブロック図に、複数の微生物センサ81を付加したものである。また、図5に示す実施例1の制御系統における調湿制御PC35を、調湿器/微生物センサ制御PC351に代えたものである。
各微生物センサ81は、空気中を浮遊する1〜10μmのカビの菌、細菌などの微生物の量を検出するセンサである。自動倉庫内を所定の領域ごとに区分けし、領域ごとに微生物センサ81が配置されている。複数の微生物センサ81の少なくとも一つが属している領域の微生物量が一定量以上になると、その微生物センサがこれを検出し、検出信号を調湿器/微生物センサ制御PC351に伝える。調湿器/微生物センサ制御PC351は、検出信号を伝えてきた微生物センサを判別してその微生物センサが属している領域を判別し、システム管理器34から管理者に向けて情報を発信する。情報の中身は、微生物センサが検出信号を発していることおよびその領域などである。
システム管理器34は、微生物センサが検出信号を発している領域を、図3に示すカメラ10で撮影し、撮影画像を管理者に向けて表示するようにしてもよい。
システム管理器34に管理プログラムを組み込んでおくことにより、自動倉庫に収納されている図書類の保存状態を、抜き取り検査し、あるいはクリーニングするために出庫する、といった自律管理を行うことができる。実施例6は、このような自律管理機能を取り入れていれたもので、ハードウェアは図12に示す構成と同様の構成でよい。
[抜き取り検査]
ラック2の領域を例えば20の領域に分け、各領域に微生物センサ81を配置する。システム管理器34には、抜き取り検査の日時を定めたプログラムを保存しておき、プログラムに従い日常的に、各微生物センサ81の検出信号から抜き取り検査を行う。抜き取りの順番は、上記領域の並び順でもよいし、ランダムでもよい。抜き取りの時間間隔は任意に定めればよく、例えば、数分間隔でも数時間間隔でもよいし、数日間隔でもよい。
システム管理器34によるプログラムによることなく、管理者が作業指令を出すことによって任意の領域における微生物センサからの検出信号を確認した範囲から抜き取り検査を行うようにしてもよい。
抜き取り検査の結果、微生物センサが検出信号を発していることがわかった場合は、前述の実施例と同様に、該当する領域をカメラ10で撮影し、撮影画像を管理者に向けて表示するようにしてもよい。あるいは、該当領域にあるコンテナを順に出納ステーションに搬送し、そのコンテナおよびその収納図書類をクリーニングして入庫するようにしてもよい。
[クリーニング出庫]
クリーニング出庫は、システム管理器34に、クリーニングの日時を定めたプログラムを保存しておき、プログラムに従いコンテナを出納ステーションまで出庫し、そのコンテナおよびその収納図書類をクリーニングして入庫するものである。クリーニングして入庫したコンテナおよびその収納図書類については、その旨の情報をシステム管理器34に保存する。
クリーニング出庫は、システム管理器34によるプログラムによることなく、管理者が作業指令を出すことによって行うようにしてもよい。クリーニング出庫は、コンテナ単位でその収納位置順に行ってもよい。あるいは、前記収納領域単位で、収納領域におけるコンテナの収納位置順に行ってもよい。
[システム管理器の機能]
図13は、実施例6におけるシステム管理器34の機能ブロックを示す。図13に示すように、システム管理器34は、制御部341、検査出庫部342、環境対応部343、連絡部344を有する。
制御部341は、自動書庫全般の各種動作を指示する部分である。
検査出庫部342は、前記抜き取り検査やクリーニング出庫を行うために、コンテナを出納ステーションまで出庫する指示を行う部分である。検査出庫部342は、作業PC31〜32からの指示により予め設定した検査日時に、あるいは作業者の指示により、コンテナの出庫を制御部341に指示する。コンテナの出庫指示を受けた制御部341は、前記スタッカークレーン、入出庫ラックステーション、入出庫台車、水平搬送コンベアおよび垂直搬送機の動作を制御し、コンテナをコンテナ収納空間から出納ステーションまで搬送する。
環境対応部343は、調湿器/微生物センサ制御PC351が前記微生物センサの検出信号をもとに、この検出信号に対応した動作指示信号を制御部341に向けて出力する部分である。上記動作指示信号を受けた制御部341は、前記調湿器4あるいは殺菌装置70の動作を制御する。
連絡部344は、前記温湿度計8で測定される温度または湿度が一定値以上になっている場合、また、微生物センサ81で測定される微生物量が一定値以上になっている場合に、その旨を管理者に連絡する部分である。連絡部344は、調湿器/微生物PC351から管理者に対してメールしてもよい。また、ディスプレイを使用してもよく、その場合、本発明に係る自動倉庫中に用いられている適宜のPCのディスプレイを併用してもよい。
1 建屋
2 ラック
3 コンテナ収納空間
4 調湿器
5 スタッカークレーン
6 送風ダクト
7 吸気ダクト
8 温湿度センサ
9 コンテナ
10 カメラ
11 入出庫ラックステーション
12 入出庫台車
13 水平搬送コンベア
14 垂直搬送機
15 図書類
20 出納ステーション
25 コンテナ載置部材
26 風の通路
34 システム管理機
40 チャンバー
51 レール
52 移載装置
61 送風口
70 殺菌装置
71 吸気口
75 イオン発生装置

Claims (5)

  1. 複数の図書類を収納することができるコンテナと、複数の上記コンテナを収納する複数のコンテナ収納空間を有するラックと、上記ラックから上記コンテナを取り出しまた上記コンテナを上記ラックに収納するスタッカークレーンとを有し、
    上記ラックは、上記コンテナ収納空間の湿度を検出する湿度センサを有し、
    上記スタッカークレーンは、上記湿度センサによる検出値があらかじめ定められた範囲にある上記コンテナ収納空間の画像を撮影するカメラを有している自動書庫。
  2. 上記スタッカークレーンは、上記カメラが撮影した上記コンテナ収納空間にあるコンテナを、別のコンテナ収納空間に移動させる請求項記載の自動書庫。
  3. 上記スタッカークレーンは、上記カメラが撮影した上記コンテナ収納空間にあるコンテナを、上記湿度センサによる検出値から判断される環境条件の良好な別のコンテナ収納空間に移動させる請求項2記載の自動書庫。
  4. 複数の図書類を収納することができるコンテナと、
    複数の上記コンテナを収納する複数のコンテナ収納空間を有するラックと、
    上記ラックから上記コンテナを取り出しまた上記コンテナを上記ラックに収納するスタッカークレーンと、
    上記ラックの湿度環境を検出する湿度センサと、
    上記湿度センサの出力信号を入力とし上記スタッカークレーンの動きを制御するシステム管理機と、を有し、
    上記システム管理機は、上記各コンテナの移動履歴情報を保存していて、一定期間移動していない上記コンテナを、上記湿度センサの検出値から環境条件の良好な別のコンテナ収納空間に移動させるように、上記スタッカークレーンに指令を出す自動書庫。
  5. 区分けした所定の領域ごとに、微生物量が一定量以上になったことを検出する微生物センサを有し、上記微生物センサが検出信号を出力している領域を管理者に向けて発信する請求項1乃至4のいずれかに記載の自動書庫。
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