JP6668788B2 - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents
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Description
(外観)
図1は画像形成装置1の構成例を示す外観図である。図1において、画像形成装置1は、操作部11、原稿読取部12、給紙部13、印刷部14および排紙部15の各ユニットから構成されている。
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成例を示す図である。図2において、画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)101とROM(Read Only Memory)102とRAM(Random Access Memory)103とHDD(Hard Disk Drive)104とエンジン105と操作部106と人体検知センサ107と通信I/F(Interface)108とを備えている。
図6および図7は、第1の実施形態の処理例を示すシーケンス図である。
・人の接近・離反を判断する電圧の閾値
・センサの物理的な配置角度(下向き/上向きの角度)
・センサの表面を隠す量
等により変更することができる。検知距離とそれらの値との対応関係は予め知られているため、センサ調整部115から検知距離を指定して人体検知センサ107側で制御値に変換して設定するか、センサ調整部115側で検知距離から制御値に変換して人体検知センサ107に設定する。
新たな検知距離 = 現在の検知距離 ÷ 人有検知から操作部操作までの平均時間
× 機器固有の省エネ復帰時間
のようになる。図5に示した履歴情報114の例では、新たな検知距離は、「現在の検知距離×1.5÷3」で求められ、現在の検知距離より短い値となる。
この変形例では、図8に示した処理例における「人有検知の後に人無検知と記録されている回数を計数」(ステップS101)、「人有検知の後に操作部操作と記録されている回数を計数」(ステップS102)、「人有検知から操作部操作までのケースの時間間隔の平均を計算」(ステップS103)の処理の中で、所定の閾値を越える特異なデータ(特異な記録)は計数・計算(集計)から除外するものとする。これにより、ユーザによる特異な動作により集計結果に誤差が生じるのを防ぎ、検知距離の再計算の精度を上げることができる。
この変形例では、図8に示した処理例における「人体検知センサの検知距離を再計算」(ステップS106、S109)において係数を導入し、ユーザが選択可能にした検知エリアの広狭の情報に基づいて係数を変えるものとする。これにより、ユーザの希望に沿う検知エリアを設定することができる。例えば、無駄な省エネ復帰を極力抑えたいユーザは検知エリアを短めに設定し、多少無駄な省エネ復帰をしてもよいので復帰直後に画像形成装置1を使用したいユーザは検知エリアを長めに設定することになる。
新たな検知距離 = 現在の検知距離 ÷ 人有検知から操作部操作までの平均時間
× 機器固有の省エネ復帰時間 × 係数α
のようになる。
変形例3では、図5の履歴情報114に保存する使用履歴情報において、予め設定された時間帯の情報を保存しないようにする。例えば、毎日11時〜11時30分までの時間帯の情報を保存しないように設定する。これにより、例えば、図5の履歴情報114において、番号「8」〜「12」の情報が保存されなくなる。これにより、人体検知センサの検知エリアの再計算結果が変る場合がある。
変形例4では、人体検知センサの新たな検知距離を再計算するときに使用する「機器固有の省エネ復帰時間」をユーザ(又は管理者)が変更可能にする。例えば、「機器固有の省エネ復帰時間」が、ユーザが「操作パネルが使用できるまで」の時間であるのか、「スキャンが開始できるまで」の時間であるのか等を選択できるようにする。
以上説明したように、本実施形態によれば、人体検知センサの検知距離を適切に設定することができるため、画像形成装置の省エネ性と使用性を両立することができる。
操作部11、106は「操作検知部」の一例である。人体検知センサ107は「移動体検知部」の一例である。電力制御部111は「状態制御部」の一例である。検知距離判定・算出部112は「計算部」の一例である。センサ調整部115は「設定部」の一例である。
図2、4に示した第1の実施形態に係る画像形成装置1の構成は一例であり、画像形成装置1は、用途や目的に応じて様々な構成が可能である。第2の実施形態では、画像形成装置1の構成例の別の一例について説明する。
図12は、第2の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成例を示す図である。画像形成装置(情報処理装置)1は、例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能などの各種の画像形成機能を実現する本体1220と、ユーザの操作を受け付ける操作部1210とを備える。本体1220と操作部1210は、専用の通信路1201を介して相互に通信可能に接続されている。通信路1201は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであって良い。
まず、本体1220のハードウェア構成について説明する。図12に示すように、本体1220は、CPU1221、ROM1222、RAM1223、ストレージ部1224、通信I/F部1225、接続I/F部12266、エンジン部12277、移動体センサ部1228、外部接続I/F部1229、及びシステムバス1230を有する。
次に、操作部1210のハードウェア構成について説明する。図12に示すように、操作部1210は、CPU1211、ROM1212、RAM1213と、フラッシュメモリ部1214、通信I/F部1215、操作パネル部1216、接続I/F部1217、外部接続I/F部1218、及びシステムバス1219を有する。
図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置1の機能構成図である。
本体1220は、移動体検知部1421、ICカード認証部1422、操作検知部1423、履歴情報管理部1424、設定情報管理部1425、画像形成部1426、通信部1427、状態制御部1428、判定部1429、計算部1430、設定部1431、及び記憶部1440等を有する。
操作部1210は、表示制御部1411、操作受付部1412、通信部1413、記憶部1414等を有する。
続いて、画像形成装置1の制御方法の処理の流れについて説明する。
図17は、第2の実施形態に係る検知距離の再計算の処理の例を示すフローチャートである。画像形成装置1の計算部1430は、判定部1429によって検知距離の再計算をすると判定された場合、図17に示す検知距離の再計算の処理を実行する。
新たな検知距離=(現在の検知距離 ÷ 平均時間)× 復帰時間
また、この式は、次の式で表すこともできる。
新たな検知距離=(復帰時間 / 平均時間)× 現在の検知距離
さらに、前述した変形例2による係数αを利用する場合、新たな検知距離は、次の計算式で表される。
新たな検知距離=(復帰時間 / 平均時間)× 現在の検知距離 × 係数α
このように、計算部1430は、予め設定された復帰時間と、ステップS1703で計算された平均時間との比を用いて、新たな検知距離を再計算する。これにより、平均時間が復帰時間より長い場合、新たな検知距離は短く再計算され、平均時間が復帰時間より短い場合、新たな検知距離は長く再計算される。
判定部1429は、例えば、所定の期間毎(例えば、1日毎、1週間毎等)に、或いは、管理者による操作等に応じて、図18に示す判定処理を実行し、検知距離の再計算を行うか否かを判定する。
図19は、第2の実施形態に係る画像形成装置の処理の例を示すシーケンス図である。なお、図19のシーケンス図において、破線の矢印は、ユーザの操作を示している。また、ユーザは、画像形成装置1の利用が許可されたICカードを所持しているものとする。
図14に示す各部の機能は、図12に示すCPU1211、又はCPU1221が、記憶装置(例えば、ストレージ部1224、フラッシュメモリ部1214、ROM1222、ROM1212等)に格納されたプログラムを実行することにより実現される。ただし、これに限られず、上記の画像形成装置1の各部の機能の少なくとも一部は、専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路)で実現されるものであっても良い。
第1、及び第2の実施形態では画像形成装置1を例にあげて説明を行ったが、本発明は画像形成装置1以外にも、ユーザの接近を検知して電力状態を制御する様々な情報処理装置に適用することができる。例えば、本発明は、自動販売機、現金自動預け払い装置(ATM:Automatic Teller Machine)、テレビ会議装置、電子黒板、PC、ゲーム機等、様々な情報処理装置に適用することができる。
11 操作部
12 原稿読取部
13 給紙部
14 印刷部
15 排紙部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD(記憶部)
105 エンジン
106 操作部(操作検知部)
107 人体検知センサ(移動体検知部)
108 通信I/F
111 電力制御部(状態制御部)
112 検知距離判定・算出部(計算部)
113 機器固有情報
114 履歴情報
115 センサ調整部(設定部)
2 外部ネットワーク
1421 移動体検知部
1423 操作検知部
1424 履歴情報管理部
1425 設定情報管理部
1428 状態制御部
1429 判定部
1430 計算部
1431 設定部
1440 記憶部
Claims (15)
- 所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知部と、
前記移動体の接近が検知された場合、情報処理装置を所定の電力状態に復帰させる状態制御部と、
ユーザの操作を検知する操作検知部と、
前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶する記憶部と、
予め設定された、前記情報処理装置を前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算部と、
前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知部に設定する設定部と、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定部と、
を有し、
前記計算部は、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、
前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、
前記判定部は、
前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する、
情報処理装置。 - 前記計算部は、
前記復帰時間と前記計算された平均時間との比と、現在の前記所定の検知距離とを用いて前記所定の検知距離を再計算する、請求項1に記載の情報処理装置。 - 前記計算部は、
前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、予め定められた条件を満たす情報を除外して前記平均時間を計算する、請求項1又は2に記載の情報処理装置。 - 前記計算部は、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に前記ユーザの操作が検知されていない場合、該移動体の接近の検知を除外して前記平均時間を算出する、請求項1乃至3のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記計算部は、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に複数の前記ユーザの操作が検知されている場合、該ユーザの操作のうち、2回目以降のユーザの操作を除外して前記平均時間を算出する、請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記計算部は、
前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、特異な記録を除外して前記平均時間を算出する請求項1乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記判定部は、
前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値未満であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より短い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記ユーザの操作を受け付ける操作部を有し、
前記操作検知部は、前記ユーザの前記操作部に対する操作を検知する請求項1乃至7のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 人の接近と離反を検知する人体検知センサを有し、
前記移動体検知部は、
前記人体検知センサを用いて前記移動体の接近を検知し、
前記設定部によって設定された所定の検知距離を前記人体検知センサに設定する請求項1乃至8のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記計算部は、
設定画面において、ユーザが選択した検知エリアの広狭の情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算に用いる係数を変更する請求項1乃至9のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記記憶部に履歴情報を記憶する履歴情報管理部を有し、
前記履歴情報管理部は、
予め設定された期間、前記記憶部への履歴情報の記憶を停止する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。 - 前記復帰時間が、操作部での操作が可能になるまでの時間であるのか、原稿を読み取り可能になるまでの時間であるのかを設定する設定画面を表示部に表示させる設定情報管理部を有する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 前記情報処理装置は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
- 所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知部と、
前記移動体の接近が検知された場合、情報処理装置を所定の電力状態に復帰させる状態制御部と、
ユーザの操作を検知する操作検知部と、
前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶する記憶部と、
予め設定された、前記情報処理装置を前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算部と、
前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知部に設定する設定部と、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定部と、
としてコンピュータを機能させ、
前記計算部は、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、
前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、
前記判定部は、
前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する、
プログラム。 - コンピュータによる電力状態の制御方法であって、
前記コンピュータが、
所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知処理と、
前記移動体の接近が検知された場合、前記コンピュータを所定の電力状態に復帰させる状態制御処理と、
ユーザの操作を検知する操作検知処理と、
前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶部に記憶する記憶処理と、
予め設定された、前記コンピュータを前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算処理と、
前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知処理に設定する設定処理と、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定処理と、
を実行し、
前記計算処理は、
前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、
前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、
前記判定処理は、
前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する、
制御方法。
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