JP6668788B2 - 情報処理装置、制御方法、及びプログラム - Google Patents

情報処理装置、制御方法、及びプログラム Download PDF

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Description

本発明は、情報処理装置、制御方法、及びプログラムに関する。
MFP(Multi-Function Printer, Multi-Function Peripheral)等の画像形成装置は、常に電源がオンの状態とされることが多いため、電力消費を抑えることが求められる。また、業務効率の観点から、ユーザが必要とするときに即座に使用可能となることも求められる。
省エネ性を高めるため、未使用時には省エネ状態へ移行させ、使用性を高めるため、人体検知センサによって人の接近を検知したら先行して復帰を開始し、ユーザが画像形成装置の前に立ったときに使用可能な状態にしておく制御技術が知られている(例えば、特許文献1等を参照。)。
上述した人体検知センサを用いた制御技術では、検知範囲(検知距離)をどのように設定するかが重要となる。しかし、従来は、操作が行われない無駄な省エネ復帰が多いときには人体検知センサが人有と検知する閾値を高くするというものであったため、検知範囲を適切に設定することができず、省エネ性と使用性を両立できないという問題があった。より具体的には、検知範囲が広すぎると画像形成装置を使用しない人まで検知してしまい、無駄な省エネ復帰をしてしまって省エネ性が損なわれ、検知範囲が短すぎるとユーザが画像形成装置の前に立ったときに復帰していないため使用性が損なわれていた。
このような問題は、画像形成装置のみならず、ユーザの接近を検知して電力状態を制御する様々な情報処理装置に共通に存在する。
本発明は上記の従来の問題点に鑑み提案されたものであり、その目的とするところは、情報処理装置の省エネ性と使用性を両立することにある。
上記の課題を解決するため、本発明の一実施形態に係る情報処理装置は、所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知部と、前記移動体の接近が検知された場合、情報処理装置を所定の電力状態に復帰させる状態制御部と、ユーザの操作を検知する操作検知部と、前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶する記憶部と、予め設定された、前記情報処理装置を前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算部と、前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知部に設定する設定部と、前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定部と、を有し、前記計算部は、前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、前記判定部は、前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する。
本発明にあっては、情報処理装置の省エネ性と使用性を両立することができる。
一実施形態に係る画像形成装置の構成例を示す外観図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る人体検知センサによる人の接近と離反の検知の例を示す図である。 第1の実施形態に係る画像形成装置のソフトウェア構成例を示す図である。 第1の実施形態に係る履歴情報の例を示す図である。 第1の実施形態に係る実施形態の処理例を示すシーケンス図(その1)である。 第1の実施形態に係る実施形態の処理例を示すシーケンス図(その2)である。 第1の実施形態に係る検知距離の判断・再計算の処理例を示すフローチャートである。 変形例2に係る検知エリア設定のユーザインタフェース例を示す図である。 変形例3に係る検知除外期間設定のユーザインタフェース例を示す図である。 変形例4に係る復帰時間設定のユーザインタフェース例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置のハードウェア構成例を示す図である。 第2の実施形態に係る移動体の接近と離反の検知の例を示す図である。 第2の実施形態に係る画像形成装置の機能構成図である。 第2の実施形態に係る履歴情報の例を示す図である。 第2の実施形態に係る機器固有情報、及び設定情報の例を示す図である。 第2の実施形態に係る検知距離の再計算の処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る判定処理の例を示すフローチャートである。 第2の実施形態に係る画像形成装置の処理の例を示すシーケンス図である。
以下、本発明の好適な実施形態につき説明する。
<構成>
(外観)
図1は画像形成装置1の構成例を示す外観図である。図1において、画像形成装置1は、操作部11、原稿読取部12、給紙部13、印刷部14および排紙部15の各ユニットから構成されている。
操作部11は、ユーザに画像形成装置1の状態を表示し、ユーザからの要求を受け取るユニットである。原稿読取部12は、コピー元となる原稿を読み取るユニットである。給紙部13は、印字する紙を供給するユニットである。印刷部14は、原稿読取部12で読み取った原稿またはデータとして与えられた原稿(ネットワークを介して送られたデータまたはUSBメモリ等により与えられたデータによる原稿)に基づき、給紙部13から給紙した紙に印字するユニットである。排紙部15は、印刷部14で印字された紙を排出するユニットである。
[第1の実施形態]
図2は、第1の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成例を示す図である。図2において、画像形成装置1は、CPU(Central Processing Unit)101とROM(Read Only Memory)102とRAM(Random Access Memory)103とHDD(Hard Disk Drive)104とエンジン105と操作部106と人体検知センサ107と通信I/F(Interface)108とを備えている。
CPU101は、画像形成装置1を統括的に制御する部分である。CPU101は、制御に際し、RAM103をワークエリア(作業領域)として、ROM102またはHDD104に格納されているプログラムを実行する。エンジン105は、読取動作または印刷動作を実現するハードウェアであり、コピー機能・スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能等の各種機能を実現する。
操作部106は、ユーザから操作を受付け、また、ユーザへ画像形成装置1の状態を通知するインタフェースである。人体検知センサ107は、画像形成装置1への人の接近と離反を検知するセンサであり、例えば、焦電センサ等が用いられる。通信I/F108は、外部ネットワーク2と接続をするためのインタフェースである。
図3は、第1の実施形態に係る人体検知センサ107による人の接近と離反の検知の例を示す図である。図3においては、操作部11内に人体検知センサ107が設けられた例を示しており、人体検知センサ107の位置から半径が検知距離の領域に人が接近してきて領域に入った時点と、領域内から離反して領域から出た時点とに検知を行う。検知距離は画像形成装置1の省エネ性と使用性を両立できるように自動的に設定される。その詳細については後述する。
なお、人体検知センサ107の配置は、操作部11内に限定されるものではなく、画像形成装置1の他の場所であってもいいし、有線または無線により画像形成装置1から離れた場所であってもよい。また、人体検知センサ107の検知する領域は、無指向性の円形に限らず、指向性のある形状でもよい。
図4は、第1の実施形態に係る画像形成装置1のソフトウェア構成例を示す図である。図4において、画像形成装置1は、電力制御部111と検知距離判定・算出部112とセンサ調整部115とを備えている。機器固有情報113と履歴情報114は、検知距離判定・算出部112が参照・更新する情報(データ)である。
機器固有情報113は、画像形成装置1の固有の情報として保持されるものであり、具体的には、省エネ状態から操作部11、106が使用可能になるまでの省エネ復帰時間の情報と、現在の人体検知センサ107の検知距離(検知範囲、検知エリア)の情報とが保持されている。
履歴情報114は、操作部11、106と人体検知センサ107の履歴の情報であり、具体的には、図5に示すように人体検知センサ107での人有/人無の検知およびその日時と、ユーザが操作部106で操作を行った日時が記録される。なお、人有検知を記録した直後の操作部操作の履歴は、最初の1回のみが記録される。
図4に戻り、電力制御部111は、所定時間にわたって画像形成装置1が使用されていない場合や省エネ移行の指示を受けた場合に、デバイス(エンジン105、HDD104、RAM103、ROM102等)の電力状態を消費電力の小さい電力状態に遷移させる。また、電力制御部111は、人体検知センサ107からの人接近通知または操作部106からの操作通知を省エネ復帰トリガとして受け、デバイスの電力状態を消費電力のより大きい電力状態(所定の電力状態)に遷移させる。電力制御部111は、例えば、図2のCPU101で動作するプログラムによって実現される。
例えば、デバイスの全てに電力供給(電力:大)を行う第1の電力状態(通常状態)と、操作部106での操作を可能とする範囲で電力供給(電力:中)を行う第2の電力状態(省エネ状態1)と、人体検知センサ107の検知動作と操作部106の操作受付を可能とする範囲で電力供給(電力:小)を行う第3の電力状態(省エネ状態2)とに分ける。そして、電力制御部111は、未使用時間に応じて第1の電力状態→第2の電力状態→第3の電力状態と遷移させ、省エネ復帰トリガにより第3の電力状態→第2の電力状態と遷移させる。第2の電力状態から第1の電力状態へは操作内容に応じて遷移させる。
検知距離判定・算出部(検知距離算出部)112は、機器固有情報113と履歴情報114を、図2のHDD104等に記憶して管理し、所定のタイミングで人体検知センサ107の検知距離を変更すべきか否か判定し、変更すべき場合には検知距離を再計算する。検知距離判定・算出部112は、例えば、図2のCPU101で動作するプログラムによって実現される。
センサ調整部115は、検知距離判定・算出部112により算出された検知距離を人体検知センサ107に設定する。センサ調整部115は、例えば、図2のCPU101で動作するプログラムによって実現される。
<動作>
図6および図7は、第1の実施形態の処理例を示すシーケンス図である。
図6において、ユーザが人体検知センサ107の検知エリア内に入ると、人体検知センサ107は、人の接近を検知し、電力制御部111に対して接近通知を送信する(ステップS11)。電力制御部111は、ユーザの接近により復帰すべき省エネ状態である場合、省エネ復帰を行う(ステップS12)。また、電力制御部111は、検知距離判定・算出部112に対して接近通知を送信する(ステップS13)。
接近通知を受信した検知距離判定・算出部112は、現在日時を取得し(ステップS14)、履歴情報114に「人有:現在日時」のセットの情報を保存する(ステップS15)。
次に、図6において、ユーザが画像形成装置1を使用すると、操作部106は、電力制御部111に対して操作部操作通知を送信する(ステップS21)。電力制御部111は、ユーザの操作部操作により復帰すべき省エネ状態である場合、省エネ復帰を行う(ステップS22)。また、電力制御部111は、検知距離判定・算出部112に対して操作部操作通知を送信する(ステップS23)。
操作部操作通知を受信した検知距離判定・算出部112は、現在日時を取得し(ステップS24)、履歴情報114に「操作部操作:現在日時」のセットの情報を保存する(ステップS25)。ここで、操作ごとに情報を保存するのではなく、人有の保存後の最初の1回のみを保存する。
次に、図7において、ユーザが人体検知センサ107の検知エリアから出ると、人体検知センサ107は、人の離反を検知し、電力制御部111に対して離反通知を送信する(ステップS31)。電力制御部111は、検知距離判定・算出部112に対して離反通知を送信する(ステップS32)。
離反通知を受信した検知距離判定・算出部112は、現在日時を取得し(ステップS33)、履歴情報114に「人無:現在日時」のセットの情報を保存する(ステップS34)。
次に、図7において、所定周期毎に以下の処理を実行する。所定周期は、例えば、1日や1週間等であり、ある程度の数の履歴情報が集まる期間であることが好ましい。
先ず、検知距離判定・算出部112は、履歴情報114を取得し(ステップS41)、機器固有情報113の現在の検知距離と省エネ復帰時間を取得する(ステップS42、S43)。
次いで、検知距離判定・算出部112は、人体検知センサ107の検知距離を変更すべきか否か判断し、変更すべき場合には検知距離を再計算する(ステップS44)。処理の詳細については後述する。
次いで、検知距離判定・算出部112は、検知距離を再計算した場合、センサ調整部115に対して検知距離の設定(書き換え)を要求する(ステップS45)。要求を受けたセンサ調整部115は、人体検知センサ107に対して検知距離の設定を行う(ステップS46)。
人体検知センサ107の検知距離は、
・人の接近・離反を判断する電圧の閾値
・センサの物理的な配置角度(下向き/上向きの角度)
・センサの表面を隠す量
等により変更することができる。検知距離とそれらの値との対応関係は予め知られているため、センサ調整部115から検知距離を指定して人体検知センサ107側で制御値に変換して設定するか、センサ調整部115側で検知距離から制御値に変換して人体検知センサ107に設定する。
次いで、検知距離判定・算出部112は、現在の検知距離を機器固有情報113に保存する(ステップS47)。
図8は、第1の実施形態に係る検知距離判定・算出部112による検知距離の判断・再計算(図7のステップS44)の処理例を示すフローチャートである。図8において、検知距離判定・算出部112は、履歴情報114から、「人有検知」の直後に「人無検知」と記録されている回数を計数する(ステップS101)。図5に示した履歴情報114の例では、番号の4⇒5、6⇒7、8⇒9の合計3回ということになる。
次いで、図8に戻り、検知距離判定・算出部112は、履歴情報114から、「人有検知」の直後に「操作部操作」と記録されている回数を計数する(ステップS102)。図5に示した履歴情報114の例では、番号の1⇒2、10⇒11、13⇒14の合計3回ということになる。
次いで、図8に戻り、検知距離判定・算出部112は、履歴情報114から、「人有検知」から「操作部操作」までのケースの時間間隔の平均を計算する(ステップS103)。図5に示した履歴情報114の例では、番号の1⇒2の3秒、10⇒11の5秒、13⇒14の1秒の平均値である3秒となる。
次いで、図8に戻り、検知距離判定・算出部112は、「人有検知」の直後に「人無検知」が記録されている割合(「人有検知」の全回数に対する割合)が所定の閾値以上であるか否か判断する(ステップS104)。例えば、閾値が40%であるとすると、図5に示した履歴情報114の例では、「人有検知」の直後に「人無検知」と記録されている割合は50%(6回中3回)であるため、閾値より大きいと判定される。
図8に戻り、「人有検知」の直後に「人無検知」が記録されている割合が所定の閾値以上であると判断された場合(ステップS104のYes)、操作が行われない無駄な省エネ復帰をしており、人体検知センサ107の検知距離が長い可能性があることになる。
この場合、検知距離判定・算出部112は、更に、「人有検知」から「操作部操作」までの平均の時間間隔が機器固有情報113の省エネ復帰時間より長いか否か判断する(ステップS105)。例えば、省エネ復帰時間が1.5秒であるとすると、図5に示した履歴情報114の例では、平均時間間隔が3秒であるため、省エネ復帰時間より長いと判断する。
図8に戻り、「人有検知」から「操作部操作」までの平均の時間間隔が機器固有情報113の省エネ復帰時間より長いと判断された場合(ステップS105のYes)、画像形成装置1を使用しない人を誤検知しており、画像形成装置1の使用する人も想定より歩行速度が遅いため、想定より早く省エネ復帰してしまっている。そのため、人体検知センサ107の検知距離を短くすることができる。従って、検知距離判定・算出部112は、人体検知センサ107の検知距離を再計算する(ステップS106)。
検知距離の計算式は、
新たな検知距離 = 現在の検知距離 ÷ 人有検知から操作部操作までの平均時間
× 機器固有の省エネ復帰時間
のようになる。図5に示した履歴情報114の例では、新たな検知距離は、「現在の検知距離×1.5÷3」で求められ、現在の検知距離より短い値となる。
図8に戻り、「人有検知」から「操作部操作」までの平均の時間間隔が機器固有情報113の省エネ復帰時間より長くないと判断された場合(ステップS105のNo)、想定より早く省エネ復帰してしまっているとはいえないため、人体検知センサ107の検知距離は変更しない(ステップS107)。
一方、「人有検知」の直後に「人無検知」が記録されている割合が所定の閾値以上でない(所定の閾値未満である)と判断された場合(ステップS104のNo)、検知距離が短すぎる可能性がある。
この場合、検知距離判定・算出部112は、更に、「人有検知」から「操作部操作」までの平均の時間間隔が機器固有情報113の省エネ復帰時間より短いか否か判断する(ステップS108)。
「人有検知」から「操作部操作」までの平均の時間間隔が機器固有情報113の省エネ復帰時間より短いと判断された場合(ステップS108のYes)、画像形成装置1を使用しない人をほとんど誤検知しておらず、かつ、画像形成装置1の使用する人も想定より歩行速度が速いため、ユーザを待たせてしまっている。そのため、人体検知センサ107の検知距離を長くすることができる。従って、検知距離判定・算出部112は、人体検知センサ107の検知距離を再計算する(ステップS109)。計算式は前述したのと同様である。
「人有検知」から「操作部操作」までの平均の時間間隔が機器固有情報113の省エネ復帰時間より短くないと判断された場合(ステップS108のNo)、ユーザを待たせてしまっているとはいえないため、人体検知センサ107の検知距離は変更しない(ステップS110)。
<変形例1>
この変形例では、図8に示した処理例における「人有検知の後に人無検知と記録されている回数を計数」(ステップS101)、「人有検知の後に操作部操作と記録されている回数を計数」(ステップS102)、「人有検知から操作部操作までのケースの時間間隔の平均を計算」(ステップS103)の処理の中で、所定の閾値を越える特異なデータ(特異な記録)は計数・計算(集計)から除外するものとする。これにより、ユーザによる特異な動作により集計結果に誤差が生じるのを防ぎ、検知距離の再計算の精度を上げることができる。
例えば、人有検知⇒人無検知と連続で保存されているときに、その時間間隔が10分以上の場合には、ユーザが画像形成装置1内にとどまって別のことをしていると判断し、計数から除外するものとする。また、人有検知⇒操作部操作と連続で保存されているときに、その時間間隔が1秒以内の場合には、ユーザが人体検知センサ107の検知エリアの死角(例:画像形成装置1の後ろなど)から近づいたと判断し、計数から除外する。
このような除外例に従うと、図5に示した履歴情報114の例では、番号の6⇒7のケースが1番目の除外例に該当して計数の対象外となり、「人有検知の後に人無検知と記録されている回数」は合計2回になる。また、番号の13⇒14のケースが2番目の除外例に該当し、計数の対象外になり、「人有検知の後に操作部操作と記録されている回数」は合計2回になる。更に、時間間隔の平均値も1⇒2の3秒、10⇒11の5秒の平均値より4秒となる。
<変形例2>
この変形例では、図8に示した処理例における「人体検知センサの検知距離を再計算」(ステップS106、S109)において係数を導入し、ユーザが選択可能にした検知エリアの広狭の情報に基づいて係数を変えるものとする。これにより、ユーザの希望に沿う検知エリアを設定することができる。例えば、無駄な省エネ復帰を極力抑えたいユーザは検知エリアを短めに設定し、多少無駄な省エネ復帰をしてもよいので復帰直後に画像形成装置1を使用したいユーザは検知エリアを長めに設定することになる。
図9は、変形例2に係る検知エリア設定のユーザインタフェース例を示す図である。図9においては、検知エリア設定の画面において、「広め」「普通」「狭め」の3パターンをラジオボタンにより選択可能にしている。そして、例えば、「広め」が選択されたときは係数αを1.2、「普通」が選択されたときは係数αは1.0、「狭め」が選択されたときには係数αは0.8を採用する。
この場合の検知距離の計算式は、
新たな検知距離 = 現在の検知距離 ÷ 人有検知から操作部操作までの平均時間
× 機器固有の省エネ復帰時間 × 係数α
のようになる。
<変形例3>
変形例3では、図5の履歴情報114に保存する使用履歴情報において、予め設定された時間帯の情報を保存しないようにする。例えば、毎日11時〜11時30分までの時間帯の情報を保存しないように設定する。これにより、例えば、図5の履歴情報114において、番号「8」〜「12」の情報が保存されなくなる。これにより、人体検知センサの検知エリアの再計算結果が変る場合がある。
変形例3によれば、例えば、画像形成装置1を使用しない時間帯(例えば、昼休み等)の本来集計する必要がない時間帯の情報が集計されなくなるので、検知エリアの再計算の精度を向上させることができる。
図10は、変形例3に係る検知除外期間設定のユーザインタフェース例を示す図である。図10に示す検知除外設定の設定画面において、ユーザ(又は管理者)は、検知除外期間の開始時間と終了時間とを入力し、設定ボタンを選択することにより、履歴情報114に利用履歴を保存しない検知除外期間を設定することができる。
<変形例4>
変形例4では、人体検知センサの新たな検知距離を再計算するときに使用する「機器固有の省エネ復帰時間」をユーザ(又は管理者)が変更可能にする。例えば、「機器固有の省エネ復帰時間」が、ユーザが「操作パネルが使用できるまで」の時間であるのか、「スキャンが開始できるまで」の時間であるのか等を選択できるようにする。
一般的に、画像形成装置1が省エネ状態から復帰する際に、操作部での操作が可能になるまでの時間と、原稿を読取り可能になるまでの時間とには違いがある。
また、ユーザによって、省エネ状態から復帰した後、デフォルト設定でそのまま読取り操作を行うユーザや、設定を変更してから読取り操作を行うユーザ等、ユーザによって、画像形成装置1の利用方法は様々である。
例えば、デフォルト設定でそのまま読取り操作を行うユーザには、「機器固有の省エネ復帰時間」は、省エネ状態から復帰後、原稿を読取り開始できるまでの時間であることが望ましい。一方、設定を変更してから読取り操作を行うユーザには、「機器固有の省エネ復帰時間」は、省エネ状態から復帰後、操作部の操作が可能になるまでの時間であることが望ましい。
変形例4によれば、ユーザの要求に合せて、「機器固有の省エネ復帰時間」を変更することができるようになる。
図11は、変形例4に係る機器の復帰時間設定のユーザインタフェース例を示す図である。図11に示す機器の復帰時間設定の設定画面において、ユーザ(又は管理者)は、機器の復帰時間の設定を選択し、選択ボタンを選択することにより、「機器固有の省エネ復帰時間」を変更することができる。
<まとめ>
以上説明したように、本実施形態によれば、人体検知センサの検知距離を適切に設定することができるため、画像形成装置の省エネ性と使用性を両立することができる。
以上、本発明の好適な実施の形態により本発明を説明した。ここでは特定の具体例を示して本発明を説明したが、特許請求の範囲に定義された本発明の広範な趣旨および範囲から逸脱することなく、これら具体例に様々な修正および変更を加えることができることは明らかである。すなわち、具体例の詳細および添付の図面により本発明が限定されるものと解釈してはならない。
<実施形態の用語と請求項の用語の対応>
操作部11、106は「操作検知部」の一例である。人体検知センサ107は「移動体検知部」の一例である。電力制御部111は「状態制御部」の一例である。検知距離判定・算出部112は「計算部」の一例である。センサ調整部115は「設定部」の一例である。
[第2の実施形態]
図2、4に示した第1の実施形態に係る画像形成装置1の構成は一例であり、画像形成装置1は、用途や目的に応じて様々な構成が可能である。第2の実施形態では、画像形成装置1の構成例の別の一例について説明する。
<ハードウェア構成>
図12は、第2の実施形態に係る画像形成装置1のハードウェア構成例を示す図である。画像形成装置(情報処理装置)1は、例えば、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能などの各種の画像形成機能を実現する本体1220と、ユーザの操作を受け付ける操作部1210とを備える。本体1220と操作部1210は、専用の通信路1201を介して相互に通信可能に接続されている。通信路1201は、例えばUSB(Universal Serial Bus)規格のものを用いることができるが、有線か無線かを問わず任意の規格のものであって良い。
なお、本体1220は、操作部1210で受け付けた操作に応じた動作を行うことができる。また、本体1220は、クライアントPC(Personal Computer)等の外部装置とも通信可能であり、外部装置から受信した指示に応じた動作を行うこともできる。
(本体のハードウェア構成)
まず、本体1220のハードウェア構成について説明する。図12に示すように、本体1220は、CPU1221、ROM1222、RAM1223、ストレージ部1224、通信I/F部1225、接続I/F部12266、エンジン部12277、移動体センサ部1228、外部接続I/F部1229、及びシステムバス1230を有する。
CPU1221は、本体1220の動作を統括的に制御する。CPU1221は、RAM1223をワークエリア(作業領域)としてROM1222又はストレージ部1224等に格納されたプログラムを実行することで、本体1220全体の動作を制御する。例えば、CPU1221は、エンジン部1227を用いて、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、プリンタ機能などの各種機能を実現する。
ROM1222は、例えば、本体1220の起動時に実行されるBIOS(Basic Input/Output System)や、各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM1223は、CPU1221のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。ストレージ部1224は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置であり、例えば、HDDや、SSD(Solid State Drive)等で構成される。
通信I/F部1225は、本体1220をネットワーク2に接続し、ネットワーク2に接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインタフェースである。接続I/F1226は、通信路1201を介して操作部1210と通信するためのインタフェースである。
エンジン部1227は、コピー機能、スキャナ機能、ファックス機能、及びプリンタ機能等の画像形成機能を実現させるための、汎用的な情報処理及び通信以外の処理を行うハードウェアである。エンジン部1227には、例えば、原稿の画像をスキャンして読み取るスキャナ(画像読取部)、用紙等のシート材への印刷を行うプロッタ(画像形成部)、ファックス通信を行うファックス部等が含まれる。さらに、エンジン部1227は、印刷済みシート材を仕分けるフィニッシャや、原稿を自動給送するADF(自動原稿給送装置)のような特定のオプションが含まれていても良い。
移動体センサ部1228は、画像形成装置1の周囲の検知範囲内にある移動体を検出するセンサであり、例えば焦電センサ等が用いられる。焦電センサは、焦電効果によって赤外線等の光を検出する焦電素子を用いて、移動体(例えば、人体)を検出する検出装置である。なお、図2に示す第1の実施形態に係る人体検知センサ107は、移動体センサ部1228の一例である。
外部接続I/F部1229は、外部装置を接続するための、例えばUSB等のインタフェースである。外部装置には、例えば、ICカードから情報を読み取るICカードリーダ1202等が含まれる。また、図12の例では、移動体センサ部1228が本体1220に含まれているが、移動体センサ部1228は、ICカードリーダ1202のように、外部接続I/F部1229に接続されているものであっても良い。
システムバス1230は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
(操作部のハードウェア構成)
次に、操作部1210のハードウェア構成について説明する。図12に示すように、操作部1210は、CPU1211、ROM1212、RAM1213と、フラッシュメモリ部1214、通信I/F部1215、操作パネル部1216、接続I/F部1217、外部接続I/F部1218、及びシステムバス1219を有する。
CPU1211は、操作部1210の動作を統括的に制御する。CPU1211は、RAM1213をワークエリア(作業領域)としてROM1212又はフラッシュメモリ部1214等に格納されたプログラムを実行することで、操作部1210全体の動作を制御する。例えば、CPU1211は、ユーザから受け付けた入力に応じた情報(画像)の表示などの各種機能を実現する。
ROM1212は、例えば、操作部1210の起動時に実行されるBIOSや、各種の設定等を記憶する不揮発性のメモリである。RAM1213は、CPU1211のワークエリア等として用いられる揮発性のメモリである。フラッシュメモリ部1214は、例えば、OS、アプリケーションプログラム、各種データ等を記憶する不揮発性の記憶装置である。
通信I/F部1215は、操作部1210をネットワーク2に接続し、ネットワーク2に接続された外部装置との通信を行うためのネットワークインタフェースである。
操作パネル部1216は、ユーザの操作に応じた各種の入力を受け付けるとともに、各種の情報(例えば受け付けた操作に応じた情報、画像形成装置1の動作状況を示す情報、設定状態等)を表示する。操作パネル部1216は、例えば、タッチパネル機能を搭載した液晶表示装置(LCD: Liquid Crystal Display)で構成されるが、これに限られるものではない。操作パネル部1216は、例えばタッチパネル機能が搭載された有機EL(Electro Luminescence)表示装置で構成されていても良い。さらに、操作パネル部1216は、これに加えて又はこれに代えて、ハードウェアキー等の操作部や、ランプ等の表示部を設けることもできる。
接続I/F部1217は、通信路1201を介して本体1220と通信するためのインタフェースである。
外部接続I/F部1218は、外部装置を接続するための、例えばUSB等のインタフェースである。なお、図12では、ICカードリーダ1202が、本体1220の外部接続I/F部1229に接続されているが、ICカードリーダ1202は、操作部1210の外部接続I/F部1218に接続されていても良い。
システムバス1219は、上記各構成要素に接続され、アドレス信号、データ信号、及び各種制御信号等を伝送する。
図13は、第2の実施形態に係る移動体センサ部1228による移動体の接近と離反の検知の例を示す図である。図13においては、画像形成装置1の本体1220に移動体センサ部1228が設けられた例を示している。画像形成装置1は、移動体センサ部1228の位置から半径が検知距離の領域に人等の移動体が接近してきて領域に入った時点を移動体の接近として検知し(人有検知)、領域内から離反して領域から出た時点を移動体の離反として検知する(人無検知)。検知距離は画像形成装置1の消費電力と利便性を両立できるように自動的に設定される。
なお、移動体センサ部1228の配置は、本体1220に限定されるものではなく、画像形成装置1の外部に設けられていても良いし、操作部1210に設けられていても良い。また、移動体センサ部1228の検知する領域は、無指向性の円形に限らず、指向性のある形状でもよい。
また、本実施形態では、画像形成装置1は、ICカードリーダ1202を有している。ICカードリーダ1202は、ICカード1301から、ICカード1301に記録された情報(例えば、認証情報)を取得する。例えば、ICカードリーダ1202は、ICカードリーダ1202の通信圏内(例えば、10cm以内)に接近したICカード1301から、NFC(Near Field Communication)通信等により情報を取得する。なお、NFCは、ICカードリーダ1202が利用可能な通信方式の一例である。
画像形成装置1のユーザ1302は、認証情報が記録されたICカード1301を所持しており、ICカード1301をICカードリーダ1202に近接させることにより、ログイン認証を行うことができる。ログイン認証が許可されたユーザ1302は、画像形成装置1の各種の機能を利用することができる。
<機能構成>
図14は、第2の実施形態に係る画像形成装置1の機能構成図である。
(本体の機能構成)
本体1220は、移動体検知部1421、ICカード認証部1422、操作検知部1423、履歴情報管理部1424、設定情報管理部1425、画像形成部1426、通信部1427、状態制御部1428、判定部1429、計算部1430、設定部1431、及び記憶部1440等を有する。
移動体検知部1421は、図12に示す移動体センサ部1228等を用いて、所定の検知距離の範囲内で、移動体(ユーザ等)の接近を検知する。移動体検知部1421は、例えば、図12の移動体センサ部1228、及び図12のCPU1221で動作するプログラム等によって実現される。
好ましくは、移動体検知部1421は、移動体センサ部1228等を用いて、所定の検知距離の範囲内で、移動体の離反をさらに検知する。
移動体検知部1421は、例えば、移動体センサ部1228から出力される移動体の有無を示す情報、又は信号に基づいて、移動体の接近や離反を検知する。また、別の一例として、移動体検知部1421は、移動体センサ部1228から出力される距離情報や、座標情報等に基づいて、移動体の接近、離反を判断(検知)するものであっても良い。
ICカード認証部1422は、図12に示すICカードリーダ1202を用いて、ユーザ1302のICカード1301から読出した認証情報の認証を行い、認証に成功した場合、ユーザ1302による画像形成装置1の利用を許可する。ICカード認証部1422は、例えば、図12のICカードリーダ1202、及び図12のCPU1221で動作するプログラム等によって実現される。ユーザ1302は、例えば、ICカード1301をICカードリーダ1202に近接させることにより、ICカード1301による認証操作を行う。なお、この認証操作は、画像形成装置1に対するユーザ1302の操作の一例である。
操作検知部1423は、画像形成装置1に対するユーザ1302の操作を検知する。操作検知部1423は、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。本実施の形態では、操作検知部1423は、ユーザ1302の操作として、操作部1210に対する入力操作や、ICカード認証部1422に対する認証操作等を検知する。ただし、これらの操作は、画像形成装置1に対するユーザ1302の操作の一例である。例えば、ユーザ1302の操作は、画像形成装置1が備える機能に応じて、音声やジェスチャによる指示等であっても良いし、指紋認証や顔認証等の認証操作等であっても良い。
履歴情報管理部1424は、例えば、移動体検知部1421が検知した移動体の接近(人有検知)や、移動体の離反(人無検知)の履歴を、履歴情報1441に記憶して、管理する。また、履歴情報管理部1424は、操作検知部1423が検知したユーザ1302の操作の履歴を、履歴情報1441に記憶して、管理する。履歴情報管理部1424は、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。
図15は、第2の実施形態に係る履歴情報の例を示す図である。
図15(a)は、第2の実施形態に係る履歴情報1441の一例を示している。図15(a)において、項目の「移動体検知(移動体有)」は、移動体検知部1421で移動体の接近が検知されたことを示しており、その右側の日時は、移動体検知部1421で移動体の接近が検知された日時を示している。また、項目の「移動体検知(移動体無)」は、移動体検知部1421で移動体の離反が検知されたことを示しており、その右側の日時は、移動体検知部1421で移動体の離反が検知された日時を示している。
さらに、項目の「操作検知」は、操作検知部1423でユーザの操作が検知されたことを示しており、その右側の日時は、操作検知部1423でユーザの操作が検知された日時を示している。なお、図15(a)の例では、図5に示す第1の実施形態に係る履歴情報114と同様に、「操作検知」の履歴は、「移動体検知(移動体有)」の後、最初の操作の履歴のみが記録されるものとする。
なお、図15(a)に示す履歴情報1441はあくまで好適な一例であり、履歴情報1441には、上記の「移動体検知(移動体有)」、「移動体検知(移動体無)」、「操作検知」以外の履歴が含まれていても良い。
図15(b)は、第2の実施形態に係る履歴情報1441の一例を示している。図15(a)において、項目の「電力状態移行(操作可能)」は、画像形成装置1の電力状態が、ICカード認証部1422で認証を行うことができる「操作可能」状態へ移行したことを示しており、その右側の日時は、「操作可能」状態へ移行した日時を示している。また、項目の「電力状態移行(通常)」は、画像形成装置1の電力状態が、画像形成処理を実行することができる「通常」状態へ移行したことを示しており、その右側の日時は、「通常」状態へ移行した日時を示している。さらに、項目の「電力状態移行(省エネ)」は、画像形成装置1の電力状態が、消費電力が少ない「省エネ」状態へ移行したことを示しており、その右側の日時は、「省エネ」状態へ移行した日時を示している。
また、項目の「操作部操作(設定)」は、ユーザが画像形成装置1に設定操作を行ったことを示しており、その右側の日時は、設定操作が行われた日時を示している。同様に、項目の「操作部操作(スキャン)」は、ユーザが画像形成装置1にスキャン操作を行ったことを示しており、その右側の日時は、印刷操作が行われた日時を示している。
さらに、「ICカード認証(OK)」は、画像形成装置1によるユーザの認証(ICカード認証)が成功したことを示しており、その右側の日時は、認証が成功した日時を示している。
図14に戻り、本体1220の機能構成の説明を続ける。
設定情報管理部1425は、例えば、図9〜11に示すような設定画面を、操作部1210に選択可能に表示させて、選択された設定を設定情報1443に記憶し、管理する。設定情報管理部1425は、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。
画像形成部1426は、画像形成装置1が備える各種の画像形成機能(例えば、印刷、コピー、スキャン、ファックス等)を実行する。画像形成部1426は、例えば、図12のエンジン部、及び図12のCPU1221で動作するプログラム等によって実現される。
通信部1427は、操作部1210との間で通信を行うための手段であり、例えば、図12の接続I/F部1226、及び図12のCPU1221で動作するプログラム等によって実現される。
状態制御部1428は、画像形成装置1の電力状態を制御する手段であり、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。状態制御部1428は、例えば、予め設定された時間を超えて、画像形成装置1の利用がない場合、画像形成装置1を、画像形成処理が可能な「通常」よりも消費電力が少ない「省エネ」状態へ移行させる。「省エネ」状態では、画像形成装置1は、例えば、操作部1210、及び図12に示す本体1220のエンジン部1227、ストレージ部1224等の機能を停止させることにより、消費電力を低減させることができる。
また、本実施形態に係る状態制御部1428は、画像形成装置1が「省エネ」状態中に、移動体検知部1421から、移動体が検知されたことを示す通知を受け付けると、画像形成装置1を、「省エネ」状態から「通常」状態(所定の電力状態の一例)へ復帰させる。
また、別の一例として、状態制御部1428は、「省エネ」状態中に、移動体が検知された場合、操作部1210や、ICカード認証部1422を利用可能な電力状態である「操作可能」状態(所定の電力状態の別の一例)に移行させるものであっても良い。この場合、状態制御部1428は、例えば、ICカード認証部1422により認証が許可された後で、画像形成装置1を通常状態へ移行させるものであっても良いし、認証の許可を待たずに、画像形成装置1を通常状態へ移行させるものであっても良い。
判定部1429は、記憶部1440に記憶された履歴情報1441に基づいて、移動体検知部1421が、移動体の接近、離反を検知する検知距離(所定の検知距離)の再計算を行うか否かを判定する。判定部1429は、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。なお、判定部1429による判定処理については後述する。
計算部1430は、予め設定された画像形成装置1を前述した所定の電力状態に復帰させるために要する時間である復帰時間と、記憶部1440に記憶された履歴情報1441とに基づいて、移動体検知部1421の検知距離を再計算する。例えば、計算部1430は、履歴情報1441に基づいて、移動体の接近が検知されてからユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、計算された平均時間と前述した復帰時間とに基づいて、移動体検知部1421の検知距離を再計算する。
好ましくは、計算部1430は、履歴情報1441のうち、予め定められた条件を満たす情報を除外して、移動体の接近が検知されてからユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算する。
例えば、図15(a)に示す履歴情報1441において、番号「4」には移動体の接近が検知されたことを示す「移動体検知(移動体有)」が記録されている。また、番号「5」には移動体の離反が検知されたことを示す「移動体検知(移動体無)」が記録されている。このように、移動体の接近が検知されてから、当該移動体の離反が検知されるまでの間にユーザの操作が検知されていない場合、計算部1430は、番号「4」の「移動体検知(移動体有)」を除外して、前述の平均時間を計算する。同様にして、番号「12」の「移動体検知(移動体有)」も、前述の平均時間の計算から除外される。
また、図15(b)に示す履歴情報1441において、番号「9」の「移動体検知(移動体有)」と、番号「11」の「移動体検知(移動体無)」の間には、ユーザの操作が検知されていない。この場合、計算部1430は、番号「9」の「移動体検知(移動体有)」を除外して、前述の平均時間を計算する。
さらに、図15(b)の例では、番号「1」の「移動体検知(移動体有)」と、番号「7」の「移動体検知(移動体無)」との間に、複数のユーザ操作(番号「5」、「6」)の履歴が記録されている。この場合、計算部1430は、複数のユーザ操作(番号「5」、「6」)のうち、2回目以降のユーザ操作(番号「6」)を除外して、前述の平均時間を算出する。
このように、履歴情報1441に様々な履歴情報が含まれている場合でも、履歴情報1441から予め定められた条件を満たす情報を除外することにより、図15(a)に示す履歴情報1441と同様に、平均時間を計算することができるようになる。なお、計算部1430は、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。
図14に戻って、本体1220の機能構成の説明を続ける。
設定部1431は、計算部1430によって再計算された検知距離を、移動体検知部1421に設定する。これにより、移動体検知部1421が、移動体の接近、離反を検知する所定の検知距離が変更される。なお、設定部1431は、例えば、図12のCPU1221で動作するプログラムによって実現される。
記憶部1440は、機器固有情報1442、設定情報1443、及び前述した履歴情報1441等を記憶する手段であり、例えば、図12のストレージ部1224、及び図12のCPU1221で動作するプログラム等によって実現される。
図16は、第2の実施形態に係る機器固有情報、及び設定情報の例を示す図である。
機器固有情報には、画像形成装置1毎に固有の情報が記憶されている。図16(a)の例では、機器固有情報1442には、例えば、「現在の検知距離」、「操作パネル利用までの時間」、「スキャン開始までの復帰時間」、「再計算の閾値」等が記憶されている。
「現在の検知距離」は、移動体検知部1421に設定されている検知距離の情報である。「操作パネル利用までの復帰時間」は、状態制御部1428が、復帰処理を開始してから、操作パネルを使用できるようになるまでに要する時間を示す情報である。また、「スキャン開始までの復帰時間」は、状態制御部1428が、復帰処理を開始してから、スキャンが開始するまでに要する時間を示す情報である。なお、「操作パネル利用までの時間」、「スキャン開始までの復帰時間」は、画像形成装置1を所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間の一例である。
「再計算の閾値」は、判定部1429が、検知距離の再計算を行うか否かの判定処理に用いる閾値である。判定部1429による判定処理については後述する。
設定情報1443には、例えば、図9〜11の設定画面で設定された情報等が記憶されている。図16(b)の例では、設定情報1443には、例えば、「検知エリア」、「検知除外期間」、「復帰時間設定」等が記憶されている。
「検知エリア」には、例えば、図9の設定画面で設定された検知エリアの設定が記憶されている。「検知除外期間」には、例えば、図10の設定画面で設定された検知除外期間の設定が記憶されている。「復帰時間設定」には、例えば、図11の設定画面で設定された画像形成装置1の復帰時間の設定が記憶されている。
(操作部の機能構成)
操作部1210は、表示制御部1411、操作受付部1412、通信部1413、記憶部1414等を有する。
表示制御部1411は、例えば、図12の操作パネル部1216に、画像形成装置1の操作画面や、設定画面等を表示させる手段であり、例えば、図12のCPU1211で動作するプログラムによって実現される。
操作受付部は、例えば、図12の操作パネル部1216に入力された、ユーザの操作を受け付ける手段であり、例えば、図12のCPU1211で動作するプログラムによって実現される。
通信部1413は、本体1220との間で通信を行うための手段であり、例えば、図12の接続I/F部1217、及び図12のCPU1211で動作するプログラム等によって実現される。
記憶部1414は、様々な情報を記憶する手段であり、例えば、図12のフラッシュメモリ部1214、及び図12のCPU1211で動作するプログラム等によって実現される。
なお、図14に示す機能構成はあくまで一例である。例えば、本体1220の記憶部1440に記憶されている履歴情報1441、機器固有情報1442、及び設定情報1443の少なくとも一部は、操作部1210の記憶部1414に記憶されていても良い。
また、図14の本体1220に含まれる画像形成部1426、通信部1427以外の各構成要素の少なくとも一部は、操作部1210に含まれていても良い。この場合、操作部1210に含まれる各構成要素は、例えば、図12のCPU1211等によって実現される。
<処理の流れ>
続いて、画像形成装置1の制御方法の処理の流れについて説明する。
(再計算の処理)
図17は、第2の実施形態に係る検知距離の再計算の処理の例を示すフローチャートである。画像形成装置1の計算部1430は、判定部1429によって検知距離の再計算をすると判定された場合、図17に示す検知距離の再計算の処理を実行する。
ステップS1701において、画像形成装置1の計算部1430は、記憶部1440に記憶された履歴情報1441を取得する。
ステップS1701において、計算部1430は、取得した履歴情報1441から、予め定められた情報を満たす情報を除外する。
例えば、図15(a)に示す履歴情報1441の例では、計算部1430は、移動体の接近が検知されてから、移動体の離反が検知されるまでの間に、ユーザの操作が記憶されていない場合、その移動体の検知の情報を除外する。図15(a)の例では、番号「4」、「12」の「移動体検知(移動体有)」の情報が除外される。なお、図15の履歴情報1441において、「移動体検知(移動体有)」は、移動体の接近が検知されたことを示しており、「移動体検知(移動体無)」は、移動体の離反が検知されたことを示しているものとする。
図15(b)に示す履歴情報1441の例では、計算部1430は、「電力状態移行」、「処理実行」等、移動体の接近、離反の検知、及びユーザの操作に関する情報とは異なる情報を除外する。また、計算部1430は、図15(a)の場合と同様に、移動体の接近が検知されてから、移動体の離反が検知されるまでの間に、ユーザの操作が記憶されていない場合、その移動体の検知の情報を除外する。さらに、計算部1430は、移動体の接近が検知されてから、移動体の離反が検知されるまでの間に、複数のユーザの操作が記憶されている場合、複数のユーザ操作のうち、2回目以降の操作を除外する。
好ましくは、計算部1430は、前述の変形例1で示したように、履歴情報1441に記憶された情報のうち、所定の閾値を越える特異な情報も除外する。
ステップS1703において、計算部1430は、移動体の接近が検知されてから、ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算する。
なお、図15(a)の例では、移動体の接近の検知は、「移動体検知(移動体有)」で示されており、ユーザの操作の検知は、「操作検知」で示されている。例えば、図15(a)において、番号「6」の「移動体検知(移動体有)」と番号「7」の「操作検知」との間の3秒と、番号「9」の「移動体検知(移動体有)」と番号「10」の「操作検知」との間の5秒とが平均され、平均時間は4秒となる。
なお、図15(b)の例では、移動体の接近の検知は、「移動体検知(移動体有)」で示されており、ユーザの操作の検知は、「ICカード認証」、「操作部操作」等で示されているものとする。
ステップS1704において、計算部1430は、計算された平均時間と、予め設定された復帰時間とに基づいて、移動体検知部1421の検知距離を再計算する。
新たな検知距離の計算式は、第1の実施形態と同様に、次の式で表される。
新たな検知距離=(現在の検知距離 ÷ 平均時間)× 復帰時間
また、この式は、次の式で表すこともできる。
新たな検知距離=(復帰時間 / 平均時間)× 現在の検知距離
さらに、前述した変形例2による係数αを利用する場合、新たな検知距離は、次の計算式で表される。
新たな検知距離=(復帰時間 / 平均時間)× 現在の検知距離 × 係数α
このように、計算部1430は、予め設定された復帰時間と、ステップS1703で計算された平均時間との比を用いて、新たな検知距離を再計算する。これにより、平均時間が復帰時間より長い場合、新たな検知距離は短く再計算され、平均時間が復帰時間より短い場合、新たな検知距離は長く再計算される。
また、計算部1430は、予め設定された検知エリアの広狭の情報、例えば、図9の検知エリアの設定画面で設定された「広め」、「普通」、「狭め」の情報に応じて、係数αの値を変更する。例えば、図9の検知エリアの設定画面で「広め」が選択された場合、係数αの値は、「1.0」よりも大きい値(例えば、「1.2」等)に変更される。また、例えば、図9の検知エリアの設定画面で「狭め」が選択された場合、係数αの値は、「1.0」よりも小さい値(例えば、「0.8」等)に変更される。
なお、図16の例では、設定情報1443の復帰時間設定が「操作パネル利用まで」であり、機器固有情報1442の操作パネル利用までの復帰時間が「1.5秒」であることから、予め設定された復帰時間は、1.5秒となる。
ステップS1705において、設定部1431は、ステップS1704で再計算された検知距離を、移動体検知部1421に設定する。これにより、移動体検知部1421は、ステップS1704で再計算された新たな検知距離の範囲内で、移動体の接近、離反を検知するようになる。
(再計算の判定処理)
判定部1429は、例えば、所定の期間毎(例えば、1日毎、1週間毎等)に、或いは、管理者による操作等に応じて、図18に示す判定処理を実行し、検知距離の再計算を行うか否かを判定する。
ステップS1801において、画像形成装置1の判定部1429は、記憶部1440に記憶された履歴情報1441を取得し、必要に応じて、所定の条件を満たす情報を除外する。例えば、判定部1429は、前述の変形例1で示したように、履歴情報1441に記憶された情報のうち、所定の閾値を越える特異な情報等があれば除外する。
ステップS1802において、判定部1429は、移動体の接近の検知から、次の移動体の離反までの間にユーザの操作がない履歴の回数を取得する。
ステップS1803において、判定部1429は、移動体の接近の検知から、次の移動体の離反までの間にユーザの操作がある履歴の回数を取得する。
図15(a)の例では、番号「4」の「移動体検知(移動体有)」から、番号「5」の「移動体検知(移動体無)」までの間には、「操作検知」が含まれない。同様に、番号「12」と番号「13」との間にも「操作検知」が含まれない。従って、移動体の接近の検知から、次の移動体の離反までの間にユーザの操作がない履歴の回数は2回となる。
また、図15(a)において、番号「1」の「移動体検知(移動体有)」から、番号「3」の「移動体検知(移動体無)」までの間には、番号「2」の「操作検知」が含まれる。同様に、番号「6」と「8」、番号「9」と「11」との間にも、「操作検知」が含まれる。従って、移動体の接近の検知から、次の移動体の離反までの間にユーザの操作がある履歴の回数は3回となる。
ステップS1804において、移動体の接近が検知されてから、ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算する。この処理は、例えば、図17のステップS1702、S1703と同様である。
ステップS1805において、移動体の接近の検知から離反までの間にユーザの操作がない履歴の回数が、機器固有情報1442の再計算の閾値(図16の例では40%)以上であるか否かを判断する。
移動体の接近の検知から離反までの間にユーザの操作がない履歴の回数が、閾値以上である場合、判定部1429は、処理をステップS1806に移行させる。一方、移動体の接近の検知から離反までの間にユーザの操作がない履歴の回数が、閾値未満である場合、処理をステップS1809に移行させる。
ステップS1806に移行すると、判定部1429は、ステップS1804で計算した平均時間が、予め設定された復帰時間(図16の例では1.5秒)より長いか否かを判断する。計算した平均時間が、予め設定された復帰時間より長い場合、判定部1429は、ステップS1807において検知距離を再計算すると判定する。一方、計算した平均時間が、予め設定された復帰時間より長くない場合、判定部1429は、ステップS1808において検知距離を再計算しないと判定する。
ステップS1809に移行すると、判定部1429は、ステップS1804で計算した平均時間が、予め設定された復帰時間(図16の例では1.5秒)より短いか否かを判断する。計算した平均時間が、予め設定された復帰時間より短い場合、判定部1429は、ステップS1807において検知距離を再計算すると判定する。一方、計算した平均時間が、予め設定された復帰時間より短くない場合、判定部1429は、ステップS1810において検知距離を再計算しないと判定する。
上記の処理により、判定部1429は、移動体の接近が検知されてから、移動体の離反が検知されるまでの間に、ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ平均時間が復帰時間より長い場合、検知距離の再計算を行うと判定する。このケースは、検知距離が長いため、画像形成装置1を使用しない人(移動体)の誤検知が多く発生しており、画像形成装置を使用する人についても、所定の電力状態への復帰が早過ぎると考えられる。そのため、移動体検知部1421の検知距離は、現在の検知距離よりも短く再計算されることが望ましい。
また、判定部1429は、移動体の接近が検知されてから、移動体の離反が検知されるまでの間に、ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値未満であり、かつ平均時間が復帰時間より短い場合、検知距離の再計算を行うと判定する。このケースは、画像形成装置1を使用しない人の誤検知は少なく、画像形成装置を使用する人については、所定の電力状態への復帰が遅すぎると考えられる。そのため、移動体検知部1421の検知距離は、現在の検知距離よりも長く再計算されることが望ましい。
(画像形成装置の処理)
図19は、第2の実施形態に係る画像形成装置の処理の例を示すシーケンス図である。なお、図19のシーケンス図において、破線の矢印は、ユーザの操作を示している。また、ユーザは、画像形成装置1の利用が許可されたICカードを所持しているものとする。
ステップS1901において、ユーザが、画像形成装置1の移動体検知部1421に設定された所定の検知距離の範囲内に接近すると、ステップS1902において、画像形成装置1の移動体検知部1421は、ユーザの接近を検知する。
ステップS1903において、移動体検知部1421は、移動体の接近を検知したことを状態制御部1428に通知する。
ステップS1904において、状態制御部1428は、画像形成装置1の電力状態を、例えば、「操作可能」状態(所定の電力状態の一例)に移行させる。これにより、ユーザは、例えば、画像形成装置1の操作部1210や、ICカードリーダ1202を利用することができるようになる。
ステップS1905において、例えば、状態制御部1428から、履歴情報管理部1424に、接近が検知されたことを通知する。なお、この通知は、移動体検知部1421から、履歴情報管理部1424に対して行われるものであっても良い。
ステップS1906において、履歴情報管理部1424は、移動体の接近が検知されたことを示す情報、例えば、図15(b)の「移動体検知(移動体有)」を、履歴情報1441に記憶する。
ステップS1907において、ユーザが、画像形成装置1のICカードリーダ1202にICカードを近接させると、ステップS1908において、ICカード認証部1422は、ICカードに記憶された認証情報を取得し、認証処理を行う。ここでは、ICカードの認証が成功したものとして、以下の説明を行う。
ステップS1909において、ICカード認証部1422は、認証に成功したことを示す認証結果を状態制御部1428に通知する。
ステップS1910において、状態制御部1428は、電力状態を「通常」状態に移行させる。
ステップS1911において、例えば、ICカード認証部1422は、認証に成功したことを示す認証結果を操作検知部1423に通知する。
ステップS1912において、操作検知部1423は、ICカード認証部1422で認証が行われたことを検知する。
ステップS1913において、操作検知部1423は、認証操作が行われたことを履歴情報管理部1424に通知する。
ステップS1914において、履歴情報管理部1424は、認証操作が行われたことを示す情報、例えば、図15(b)の「ICカード認証(OK)」を、履歴情報1441に記憶する。
ステップS1915において、ユーザが、画像形成装置1に対してスキャン操作を行うと、ステップS1916において、操作を受け付けた操作部1210は、スキャン操作を受け付けたことを画像形成部1426に通知する。
ステップS1917において、画像形成部1426は、スキャン処理を実行する。このとき、履歴情報管理部1424は、スキャン処理が実行されたことを示す履歴情報を記憶するものであっても良い。
ステップS1918において、例えば、操作部1210は、スキャン操作を受け付けたことを操作検知部1423に通知する。
ステップS1919において、操作検知部1423は、スキャン操作が行われたことを検知する。
ステップS1920において、操作検知部1423は、スキャン操作が行われたことを履歴情報管理部1424に通知する。
ステップS1921において、履歴情報管理部1424は、スキャン操作が行われたことを示す情報、例えば、図15(b)の「ICカード認証(OK)」を、履歴情報1441に記憶する。
ステップS1922において、ユーザが画像形成装置1から離れると(離反すると)、ステップS1923において、移動体検知部1421は移動体の離反を検知する。
ステップS1924において、移動体検知部1421は、移動体の離反を検知したことを状態制御部1428に通知する。なお、この通知は、移動体検知部1421から履歴情報管理部1424に対して行われるものであっても良い。
ステップS1925において、状態制御部1428は、移動体の離反が検知されたことを履歴情報管理部1424に通知する。
ステップS1926において、履歴情報管理部1424は、移動体の離反が検知されたことを示す情報、例えば、図15(b)の「移動体検知(移動体無)」を、履歴情報1441に記憶する。
なお、図19に示す処理は一例であり、履歴情報管理部1424は、用途やシステムの要求等に応じて、様々な履歴情報を、履歴情報1441に記憶するものであっても良い。
以上、本実施形態に係る画像形成装置1は、ユーザの操作を検知する操作検知部1423を有し、操作部1210に対する操作に限られず、例えば、ICカードリーダ1202等、様々なユーザの操作を検知することができる。例えば、操作検知部1423が検知するユーザの操作は、指紋認証等のICカード認証以外の認証処理であっても良いし、リモコンやスマートフォン等、画像形成装置1の外部の操作部による操作等であっても良い。
また、履歴情報管理部1424が管理する履歴情報1441には、移動体の接近、離反や、初回の操作の履歴以外の様々な履歴情報が含まれていても良い。
[実施形態の補足]
図14に示す各部の機能は、図12に示すCPU1211、又はCPU1221が、記憶装置(例えば、ストレージ部1224、フラッシュメモリ部1214、ROM1222、ROM1212等)に格納されたプログラムを実行することにより実現される。ただし、これに限られず、上記の画像形成装置1の各部の機能の少なくとも一部は、専用のハードウェア回路(例えば半導体集積回路)で実現されるものであっても良い。
また、画像形成装置1で実行されるプログラム(制御プログラム)は、インストール可能な形式、又は実行可能な形式のファイルで、各種のディスク、メディア、USBメモリ等のコンピュータで読み取り可能な記録媒体に記録して提供するように構成しても良い。或いは、画像形成装置1で実行されるプログラムは、インターネット等のネットワーク経由で提供、又は配布するように構成しても良い。また、各種プログラムを、ROM等の不揮発性の記録媒体に予め組み込んで提供するように構成しても良い。
[その他の実施形態]
第1、及び第2の実施形態では画像形成装置1を例にあげて説明を行ったが、本発明は画像形成装置1以外にも、ユーザの接近を検知して電力状態を制御する様々な情報処理装置に適用することができる。例えば、本発明は、自動販売機、現金自動預け払い装置(ATM:Automatic Teller Machine)、テレビ会議装置、電子黒板、PC、ゲーム機等、様々な情報処理装置に適用することができる。
1 画像形成装置(情報処理装置)
11 操作部
12 原稿読取部
13 給紙部
14 印刷部
15 排紙部
101 CPU
102 ROM
103 RAM
104 HDD(記憶部)
105 エンジン
106 操作部(操作検知部)
107 人体検知センサ(移動体検知部)
108 通信I/F
111 電力制御部(状態制御部)
112 検知距離判定・算出部(計算部)
113 機器固有情報
114 履歴情報
115 センサ調整部(設定部)
2 外部ネットワーク
1421 移動体検知部
1423 操作検知部
1424 履歴情報管理部
1425 設定情報管理部
1428 状態制御部
1429 判定部
1430 計算部
1431 設定部
1440 記憶部
特開2013‐230688号公報

Claims (15)

  1. 所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知部と、
    前記移動体の接近が検知された場合、情報処理装置を所定の電力状態に復帰させる状態制御部と、
    ユーザの操作を検知する操作検知部と、
    前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶する記憶部と、
    予め設定された、前記情報処理装置を前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算部と、
    前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知部に設定する設定部と、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定部と、
    を有し、
    前記計算部は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、
    前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、
    前記判定部は、
    前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する、
    報処理装置。
  2. 前記計算部は、
    前記復帰時間と前記計算された平均時間との比と、現在の前記所定の検知距離とを用いて前記所定の検知距離を再計算する請求項に記載の情報処理装置。
  3. 前記計算部は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、予め定められた条件を満たす情報を除外して前記平均時間を計算する請求項又はに記載の情報処理装置。
  4. 記計算部は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に前記ユーザの操作が検知されていない場合、該移動体の接近の検知を除外して前記平均時間を算出する請求項乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  5. 前記計算部は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に複数の前記ユーザの操作が検知されている場合、該ユーザの操作のうち、2回目以降のユーザの操作を除外して前記平均時間を算出する請求項1乃至4のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  6. 前記計算部は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報のうち、特異な記録を除外して前記平均時間を算出する請求項乃至5のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  7. 前記判定部は、
    前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値未満であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より短い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する請求項1乃至6のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  8. 前記ユーザの操作を受け付ける操作部を有し、
    前記操作検知部は、前記ユーザの前記操作部に対する操作を検知する請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  9. 人の接近と離反を検知する人体検知センサを有し、
    前記移動体検知部は、
    前記人体検知センサを用いて前記移動体の接近を検知し、
    前記設定部によって設定された所定の検知距離を前記人体検知センサに設定する請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  10. 前記計算部は、
    設定画面において、ユーザが選択した検知エリアの広狭の情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算に用いる係数を変更する請求項1乃至のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  11. 前記記憶部に履歴情報を記憶する履歴情報管理部を有し、
    前記履歴情報管理部は、
    予め設定された期間、前記記憶部への履歴情報の記憶を停止する請求項1乃至10のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  12. 前記復帰時間が、操作部での操作が可能になるまでの時間であるのか、原稿を読み取り可能になるまでの時間であるのかを設定する設定画面を表示部表示させる設定情報管理部を有する請求項1乃至11のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  13. 前記情報処理装置は、画像形成装置であることを特徴とする請求項1乃至12のいずれか一項に記載の情報処理装置。
  14. 所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知部と、
    前記移動体の接近が検知された場合、情報処理装置を所定の電力状態に復帰させる状態制御部と、
    ユーザの操作を検知する操作検知部と、
    前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶する記憶部と、
    予め設定された、前記情報処理装置を前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算部と、
    前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知部に設定する設定部と、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定部と、
    としてコンピュータを機能させ
    前記計算部は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、
    前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、
    前記判定部は、
    前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する、
    ログラム。
  15. コンピュータによる電力状態の制御方法であって、
    前記コンピュータが、
    所定の検知距離の範囲内で移動体の接近と前記移動体の離反とを検知する移動体検知処理と、
    記移動体の接近が検知された場合、前記コンピュータを所定の電力状態に復帰させる状態制御処理と、
    ユーザの操作を検知する操作検知処理と、
    前記移動体の接近の履歴情報と前記移動体の離反の履歴情報と前記ユーザの操作の履歴情報とを記憶部に記憶する記憶処理と、
    予め設定された、前記コンピュータを前記所定の電力状態に復帰させるために要する復帰時間と、前記記憶部に記憶された履歴情報とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算する計算処理と、
    前記再計算された所定の検知距離を前記移動体検知処理に設定する設定処理と、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記所定の検知距離の再計算を行うか否かを判定する判定処理と、
    を実行し、
    前記計算処理は、
    前記記憶部に記憶された履歴情報に基づいて、前記移動体の接近が検知されてから前記ユーザの操作が検知されるまでの平均時間を計算し、
    前記復帰時間と前記計算された平均時間とに基づいて、前記所定の検知距離を再計算し、
    前記判定処理は、
    前記移動体の接近が検知されてから前記移動体の離反が検知されるまでの間に、前記ユーザの操作の履歴が含まれない割合が所定の閾値以上であり、かつ前記平均時間が前記復帰時間より長い場合、前記所定の検知距離の再計算を行うと判定する、
    御方法。
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