JP6668471B2 - 植物モールディングプロセス及び装置 - Google Patents

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Description

本発明は、植物モールディングプロセス及び装置に関する。
従来の製紙技術とパルプモールディング技術は、植物原料を成形に直接に使用するものではなく、セルロースとヘミセルロースの希釈スラリーを原料として採用する。プロセスにおいて、高純度繊維を得るために、原料を化学的に処理することを必要とするので、原料の利用率が低くなり、特定の強度、構造及び機能を有する紙製品を形成するために、スラリーに化学添加剤を添加することも必要であり、セルロースとヘミセルロースのみを含むスラリーを得るために、粉砕された植物混合液に酸又はアルカリ等を加えて、植物原料中の他の物質を除去することを必要とする。一部の包装紙製品にとって、前記製造工程のコストが高すぎるため、資源の浪費が深刻であり、製造工程による環境汚染も大きいため、従来のパルプ成形品の技術を向上させる必要がある。
本発明が解決しようとする課題は、原料利用率が高く且つ環境を保護することができる植物モールディングプロセス及びこれを実現する装置を提供するものである。
前記課題を解決するために、本発明が採用する技術方案は、植物モールディングプロセスであり、パルプスラリーに対して脱水して成形品のパルプ包囲層を形成するステップと、植物スラリーに対して脱水して成形品の植物パルプ層を形成するステップと、パルプ包囲層と植物パルプ層とを積層し、加工により植物パルプ層中の非繊維性物質をパルプ包囲層に遷移させて、両者を結合成形させるステップと、を備える。
前記植物モールディングプロセスにおいて、パルプ原料に水を加えて粉砕することにより高濃度パルプスラリーを獲得し、高濃度パルプスラリーに水を加えて希釈することにより前記パルプスラリーを獲得し、植物原料に水を加えて粉砕し且つ壁破壊処理を行って高濃度植物スラリーを獲得し、高濃度植物スラリーに水を加えて希釈することにより前記植物スラリーを獲得する。
前記植物モールディングプロセスにおいて、成形品の温度及び圧力を変化させることにより、植物パルプ層中の非繊維性物質に相変化が発生し且つパルプ包囲層に遷移することにする。
前記植物モールディングプロセスにおいて、前記温度範囲は−30℃〜280℃であり、前記圧力範囲は1〜11MPaである。
前記植物モールディングプロセスにおいて、前記パルプスラリーの濃度は0.5%〜1.5%であり、前記植物スラリーの濃度は0.8%〜1.5%である。
前記植物モールディングプロセスにおいて、前記植物原料は草本植物、潅木植物の根、茎、葉、殻及び農作物ストローを備え、前記パルプ原料はパルプボード、再生紙を備える。
植物モールディング成形装置であって、装置はスラリープールと金型グループを備え、前記スラリープールは金型グループにドッキングする出口を有し、前記金型グループは、プロセス順序によって、水金型と、成型金型と、加熱装置が取り付けられた乾燥金型と、を順次に備え、前記装置は第一スラリー貯蔵タンク、第二スラリー貯蔵タンクをさらに備え、
第一スラリー貯蔵タンクは、パルプスラリーを収容するために用いられ、
第二スラリー貯蔵タンクは、植物スラリーを収容するために用いられ、
スラリープールは、第一スラリー貯蔵タンク及び前記第二スラリー貯蔵タンクに接続される入口を有し、
前記水金型、前記成型金型及び前記乾燥金型は全てお互いにマッチングする第一モールドコア及び第二モールドコアを備え、各々の第一モールドコアにはそれを駆動して第二モールドコアと型開閉を実現するために用いられる昇降駆動部材が取り付けられており、各々の第一モールドコア及び第二モールドコアには植物成形品を吸着するために用いられる真空ガス通路が接続されており、それと真空ガス通路との間の接合部には水分を透過させるストレーナーが設けられ、各々の金型の間には誘導装置が設置されており、各々の金型の第一モールドコア又は第二モールドコアは誘導装置に沿って移動することができ、従って別々に隣り合う2つの金型に属する少なくとも一組の第一モールドコアと第二モールドコアの型開閉を実現する。
前記植物モールディング成形装置において、前記誘導装置は上側ガイドレール及び下側ガイドレールを備え、前記水金型の第一モールドコアは上側ガイドレールに移動可能に取り付けられており、前記上側ガイドレールは水金型から成型金型に向かって延在し、前記下側ガイドレールの一端は上側ガイドレールに対応し、他端は成型金型及び乾燥金型を経過して外へ延在し、成型金型及び乾燥金型の第二モールドコアは全て下側ガイドレールに移動可能に取り付けられている。
前記植物モールディング成形装置において、前記第一モールドコア及び第二モールドコアのそれぞれの底面には、植物成形品の圧力を解放するための圧縮ガス経路が接続されており、前記水金型の第一モールドコア、成型金型及び乾燥金型両者の第二モールドコアは全てシリンダーによって駆動されてガイドレールに沿って移動する。
前記植物モールディング成形装置において、前記第一スラリー貯蔵タンクには第一清浄水タンクと高濃度パルプスラリータンクが接続されており、前記高濃度パルプスラリータンクは第一水力パルパーに接続されており、前記第二スラリー貯蔵タンクには第二清浄水タンクと高濃度植物スラリータンクが接続されており、前記高濃度植物スラリータンクは第二水力パルパーと混練装置に接続されており、前記第一スラリー貯蔵タンク、第二スラリー貯蔵タンクとスラリープールとの間、第一清浄水タンク、高濃度パルプスラリータンクと第一スラリー貯蔵タンクとの間、第二清浄水タンク、高濃度植物スラリータンクと第二スラリー貯蔵タンクとの間には、全てポンプバルブ部材が取り付けられている。
本発明の技術方案を実施すると、少なくとも原料の利用率が高く、浪費を減少し、省エネルギーであり、環境を保護する効果を有する。
本発明の装置を軸方向から見た概略図である。 本発明の装置の正面図である。
本発明の技術的特徴、目的及び効果をより明確にするために、以下、図面を参照して本発明の具体的な実施方式について詳細に説明する。
植物モールディングプロセスは、パルプ原料(一般にパルプボード又は再生紙である)に水を加えて粉砕することにより高濃度パルプスラリーを獲得し、高濃度パルプスラリーに水を加えて希釈することによりパルプスラリーを獲得し、パルプスラリーの濃度は0.5%〜1.5%であることが好ましい。植物原料に水を加えて粉砕し且つ壁破壊処理(wall‐breaking)(混練装置(kneading device)を使用することができる)を行って高濃度植物スラリーを獲得し、高濃度植物スラリーに水を加えて希釈することにより植物スラリーを獲得し、植物スラリーの濃度は0.8%〜1.5%であることが好ましい。高濃度スラリーを希釈する目的は、パイプライン内のスラリーの輸送を容易にして、目詰まりを回避するためであり、希釈後に得られたスラリーは鋳型に流し込まれた後に一定の流速を有し、モールドコアを均一に充填することができる。パルプスラリーに対して脱水して成形品のパルプ包囲層(pulp enveloping layer)を形成し、植物スラリーに対して脱水して成形品の植物パルプ層(plant pulp layer)を形成し、それからパルプ包囲層と植物パルプ層とを積層し、加工により植物パルプ層中の非繊維性物質をパルプ包囲層に遷移させて、両者を結合成形させる。
植物原料として、稲わら、小麦茎、綿茎、トウモロコシ茎などのような農作物収穫後の残留材料、潅木や野草などのような林業材料、切り取られた木材端くれのような木材加工後の残留材料を備える。前記原料に対して物理粉砕を行い、粉砕形状について明確な要求はないが、使用条件を満たすために、少なくとも1つの次元の寸法は最終製品の厚さより小さなければならない。粉砕界面に沿って植物の元の組織の壁面をたくさん開けるほど良い。植物材料に水を加えて植物スラリーを形成する。
製品の包囲層はパルプスラリーによって成形され、パルプ原料は、パルプボードや再生紙であり、パルプ包囲層によって色と滑らかさを調整することができ、従って製品はさらに優れており、製造業者の異なる要求を満たすことができる。包囲層はその密度及び厚さを制御しなければならず、パルプスラリー濃度(0.15%〜1.5%)、真空度(負0.05MPa〜負0.07MPa)、成形時間(1ms〜1min)によって密度及び厚さの変化を実現することができる。
需要に応じて植物パルプ層とファブリック層(fabric layer)の配合を制御し、3層構造の製品を例に挙げると、先ず、パルプスラリーを金型内に流し込んで植物成形品の底層を形成し、次に植物スラリーを底層に流し込んで成形品の中間層を形成し、最後にパルプスラリーを再び成形品の中間層に流し込んで成形品の表層を形成し、このように3層構造の植物成形品が得られる。各層の構造を形成する際、スラリー中の水分を除去して徐々に成形し、各層構造から除去された水分を対応する高濃度スラリーに移送して循環利用することができる。最後に、成形された成形品を加熱乾燥して最終製品を得る。一般的に加圧脱水を伴う成形品を対応する金型に移送して、製品の要求と材料の選択に応じて、−30℃〜280℃の温度範囲内でリアルタイムに温度環境を提供するとともに、製品に対して連続的に30s〜30minほど加圧して(1〜11MPa)することにより、最終製品を完成することができる。
従来の技術において、製紙パルプを製造する際、できるだけ植物中のセルロースと他の物質を分離することを必要として、従ってセルロースとヘミセルロースを保留し、所定濃度の流体を形成して、紙を抄造するプロセス要求を満たし、原料利用率は約30%である。本技術において、農作物ストロー(straw)などの植物原料を採用し、その目的は、繊維を分離するものではなく、植物を粉砕することであり、そして、植物自身にあらゆる非繊維物質が含まれることを利用して、ペクチン、脂肪、樹脂などが相変化し且つ遷移することにより繊維接続を実現し、植物のリグニン、灰などの物質を利用して製品の強度を高め、且つ加熱金型内で一部分の物質の表面遷移を実現して、製品の強度要求を満たす。本技術は植物の異なる構成要素を利用して、成形に役立ち、強度を高め、原料利用率は99.9%に達する。相変化は、物質がある相から他の相に変化することを指し、例えば、固相から液相に変化して流れる。
従来のパルプモールディングプロセスは、一般にパルプを一回吸引し、一回以上成形する方法を採用し、何度も成形する目的は、製品の外観をより美しくするためである。本技術のプロセスは、何度も吸引し且つ何度も成形する方法を採用する。製品は、内層、中間層、外層の3層に分けることができ、多層に分ける目的は、製品に多様な感覚を付与し、製品強度を確保するとともに、様々な異なる需要を満たすためである。何度も成形する目的は、何度も整形し、機能性と製品構造を確保するためである。同時に、何度も成形するために、温度及び真空度の制御とパラメータに対する要求は、従来のパルプモールディングプロセスの要求よりも高い。真空度は0.05MPa〜0.07MPaに制御することを必要として、金型内の温度範囲は−30℃〜280℃であり、金型内圧は油圧式無段階調整方式(hydraulics stepless regulation way)で調整する。
多層構造は、外層、中間層、内層構造の厚さと密度、及び隣接する2つの層の間の中間層を制御することにより、製品の生物化学特性を改変し、製品の生命周期を調節することができる。その原理は、パルプ包囲層と植物パルプ層との間において、温度と圧力の作用によって、植物パルプ層の中の非繊維物質(例えば、ペクチン、樹脂、デンプンなどの有機物と無機金属分子である)は植物パルプ層から両者の間の隣接する界面に遷移することができ、パルプ包囲層の微細構造はこれらの有機物を構造内部にしっかりと包み込んで固化成形し、有機物が酸素に接触することを防止し、有機物の酸化還元速度を低減する。また、金型の成形圧力を制御することにより、製品の緻密程度を調節することができ、即ち、圧力が大きければ大きいほど、製品は高密度になり、高密度の製品構造によって、気体分子は狭い蛇行経路を通過しなければならなく、酸素の透過率が降下し、従って製品の緻密程度を改変することにより酸素の透過率を改変することができ、即ち、酸化反応速度を制御することができ、製品の生命周期を調節する。有機物を保留する理由は、有機物の分解過程において製品の分解速度を加速することができるためである。製品全体が純粋な植物原料であるので、その廃棄物を堆肥化することができ、直接に自然分解することができ、自然循環規律に入ることができる。
図1〜2に示すように、前記プロセスを実現するために、対応する装置を提供する。
装置は、第一スラリー貯蔵タンク1、第二スラリー貯蔵タンク2、スラリープール18及び金型グループを備え、第一スラリー貯蔵タンク1はパルプスラリーを収容するために用いられ、第二スラリー貯蔵タンク2は植物スラリーを収容するために用いられ、スラリープール18は第一スラリー貯蔵タンク1及び第二スラリー貯蔵タンク2に接続される入口と、金型グループにドッキングする出口と、を有する。
好ましくは、第一スラリー貯蔵タンク1には第一清浄水タンク13と高濃度パルプスラリータンク12が接続されており、前記高濃度パルプスラリータンク12は第一水力パルパー(first hydraulic pulper)16に接続されており、前記第二スラリー貯蔵タンク2には第二清浄水タンク15と高濃度植物スラリータンク14が接続されており、前記高濃度植物スラリータンク14は第二水力パルパーと混練装置(kneading device)17に接続されている。第一スラリー貯蔵タンク1、第二スラリー貯蔵タンク2とスラリープール18との間、第一清浄水タンク13、高濃度パルプスラリータンク12と第一スラリー貯蔵タンク1との間、第二清浄水タンク15、高濃度植物スラリータンク14と第二スラリー貯蔵タンク2との間には、全てポンプバルブ部材21が取り付けられており、ポンプバルブ部材21によってスラリーの伝送を実現する。
プロセス順序によると、前記金型グループは、水金型3と、成型金型4と、加熱装置が取り付けられた乾燥金型5と、を順次に備え、これらの金型は全てお互いにマッチングする第一モールドコア6及び第二モールドコア7を備え、一般的に、第一モールドコア6は金型の頂部に配置され、第二モールドコア7は金型の底部に配置される。各々の第一モールドコア6には、第二モールドコア7と型開閉を実現するために用いられる昇降駆動部材8(シリンダーで昇降駆動部材8を実現することができる)が取り付けられている。各々の第一モールドコア6及び第二モールドコア7には植物成形品を吸着するために用いられる真空ガス通路19が接続されており、それと真空ガス通路19との間の接合部には水分を透過させるストレーナーが設けられている。ストレーナーは、各々のモールドコアに均一に分布された複数の小さい孔であることができ、これらの小さい孔は気体と水のみを通過させるものである。真空ガス通路19はこれらの小さい孔によって植物成形品を吸着する場合、水分を除去する役割を果たす。このようにしてスラリーは徐々に固体になり、植物成形品はコア内で成形される。真空ガス通路の真空度は一般的に0.05MPa〜0.08MPaに制御される。
各々の金型の間には誘導装置が設置されており、各々の金型の第一モールドコア6又は第二モールドコア7は誘導装置に沿って移動することができ、従って別々に隣り合う2つの金型に属する少なくとも一組の第一モールドコア6と第二モールドコア7の型開閉を実現することができる。各々のモールドコアの移動及び型開閉によって、植物成形品は金型の間で伝送されることができ、各々の金型において対応する工程を完成し、過剰な手作業を必要としない。
なお、水金型3はスラリープール18の出口の位置に対応し、その真空ガス通路19によってスラリープール18の中のスラリーを吸引する。金型はスラリープール18の出口に対応するので、スラリープール内の液体を使用することができ、これは従来の技術において多種の解決方案によって実現することができ、典型的な方法として、両者を直接に連通するか、又は金型が出口に移動してスラリープールから対応するモールドコアに液体を吸引することである。本案において、具体的に水金型3の第二モールドコア7はスラリープール18の出口の位置に対応し、両者はパイプラインによって連通されるか、又は第二モールドコア7はその液体入口がスラリープール18の出口にドッキングするまで移動し、それからその真空ガス通路19によってスラリープール18の中のスラリーをモールドコアに吸引する。
誘導装置及び各々の金型においてどのモールドコアを可動モールドコアとするかは、多種の組合せ方式があり、本案は図面に示されたことを例としてその中の1つの設計を説明する。誘導装置は上側ガイドレール10及び下側ガイドレール11を備え、水金型3の第一モールドコア6は上側ガイドレール10に移動可能に取り付けられており、上側ガイドレール10は水金型3から成型金型4に向かって延在し、下側ガイドレール11の一端は上側ガイドレール10に対応し、他端は成型金型4及び乾燥金型5を経過して外へ延在し、成型金型4及び乾燥金型5の第二モールドコア7は全て下側ガイドレール11に移動可能に取り付けられており、各々のモールドコアは一般的にシリンダーによって駆動されてガイドレールに沿って移動する。
好ましくは、製品の移送を容易にするために、第一モールドコア6及び第二モールドコア7のそれぞれの底面には、植物成形品の圧力を解放するために用いられる圧縮ガス経路20が接続されている。
本案の好ましい実施プロセスは以下の通りである:
パルプボード又は古紙を水力パルパーで粉砕して高濃度パルプスラリーを獲得し、高濃度パルプスラリーを高濃度パルプスラリータンク12に移送し、植物原料を水力パルパーで粉砕し、それから混練装置で繊維が外部に露出するまで混練して高濃度植物スラリーを獲得し、高濃度植物スラリーを高濃度植物スラリータンク14に移送し、ポンプバルブ部材21によって高濃度パルプスラリーと水を第一スラリー貯蔵タンク1に送ってパルプスラリーを獲得し、高濃度植物スラリーと水を第二スラリー貯蔵タンク2に送って植物スラリーを獲得する。
ポンプバルブを作動させて、パイプラインを介してパルプスラリーをスラリープール18に移送し、水金型3第二モールドコア7の真空ガス通路19をオンにして、パルプスラリーをスラリープール18から第二モールドコア7に吸引するとともに、内部の水分はストレーナーを介して真空ガス通路19から排出されて、植物成形品の内層が形成される。次に、スラリープール18を洗浄し、植物スラリーをスラリープール18に移送し、水金型3の第二モールドコア7の真空ガス通路19をオンにして、植物スラリーをスラリープール18から第二モールドコア7に吸引し、水分を除去して植物成形品の中間層が形成される。最後に、スラリープール18を洗浄し、真空ガス通路19によってパルプスラリーを吸引して中間層上に流し込み、水分を除去して植物成形品の外層が形成される。このように、植物成形品の3層構造が形成される。
水金型3の第一モールドコア6は昇降シリンダーによって下方に駆動されて第二モールドコア7と型締して、製品が成型される。所定の圧縮時間に達すると、第二モールドコア7の真空ガス通路19をオフにして圧縮ガス経路20をオンにするとともに、第一モールドコア6真空ガス通路19をオンにして製品を吸着し、シリンダーを上昇させて、水金型3の第一モールドコア6に吸着された製品も一緒に上昇する。
両者が上下対応するまで、水金型3第一モールドコア6は水平シリンダー9の作用により上側ガイドレール10に沿って成型金型4に向かって移動し、成型金型4の第二モールドコア7は下側ガイドレール11に沿って水金型3に向かって移動する。水金型3第一モールドコア6は昇降シリンダーの作用により下方へ移動して成型金型4の第二モールドコア7と型締する。水金型3第一モールドコア6の真空ガス通路19をオフにするとともに圧縮ガス経路20をオンにしてそれに吸着された製品を解放し、成型金型4の第二モールドコア7の真空ガス通路19をオンにして製品を吸着し、型開けが行われ、2つのモールドコアはそれぞれのガイドレールに沿ってリセットされる。
成型金型4の第一モールドコア6は下方へ移動してその第二モールドコア7と型締して、さらに圧縮して製品から水分を除去する。所定時間になると、型開けが行われ、両者の真空ガス通路19、圧縮ガス経路20を対応して操作することによって、製品は成型金型4の第一モールドコア6に吸着されてそれとともに上方に移動する。
型開けが行われた後、成型金型4の第二モールドコア7は水金型3に向かって移動して次の製品を受け取り、乾燥金型5の第二モールドコア7はガイドレールに沿って成型金型4の下方へ移動し、成型金型4第一モールドコア6は下方へ移動して乾燥金型5の第二モールドコア7と型締し、両者の真空ガス通路19、圧縮ガス経路20を操作することによって、製品を乾燥金型5の第二モールドコア7に転送する。
乾燥金型5の第二モールドコア7はガイドレールに沿ってリセットされ、その第一モールドコア6は下方へ移動して第二モールドコア7と型締し、加熱装置をオンにして製品を乾燥して、完成品を得る。
本装置において、製品成形過程に必要とする金型を移動可能に取り付け且つ対応する誘導装置を取り付けて、金型によって成形品の転送を実現し、手作業を減らし、生産効率及び歩留まりを高める。
以上の説明は本発明の好適な実施形態に過ぎず、本発明を限定するものではなく、当業者であれば種々の変更、組み合わせ、変化が可能である。本発明の精神及び原則の範囲内でなされた補正、等価の置換、改善などは、すべて本発明の請求の範囲内に含まれる。
1 第一スラリー貯蔵タンク
2 第二スラリー貯蔵タンク
3 水金型
4 成型金型
5 乾燥金型
6 第一モールドコア
7 第二モールドコア
8 昇降駆動部材
9 水平シリンダー
10 上側ガイドレール
11 下側ガイドレール
12 高濃度パルプスラリータンク
13 第一清浄水タンク
14 高濃度植物スラリータンク
15 第二清浄水タンク
16 第一水力パルパー
17 第二水力パルパーと混練装置
18 スラリープール
19 真空ガス通路
20 圧縮ガス経路
21 ポンプバルブ部材

Claims (8)

  1. 植物モールディングプロセスであり、
    パルプスラリーに対して脱水して成形品のパルプ包囲層を形成するステップと、
    植物スラリーに対して脱水して成形品の植物パルプ層を形成するステップと、
    パルプ包囲層と植物パルプ層とを積層し、加工により植物パルプ層中の非繊維性物質をパルプ包囲層に遷移させて、両者を結合成形させるステップと、
    を備え、
    パルプ原料に水を加えて粉砕することにより高濃度パルプスラリーを獲得し、高濃度パルプスラリーに水を加えて希釈することにより前記パルプスラリーを獲得し、
    植物原料に水を加えて粉砕し且つ壁破壊処理を行って高濃度植物スラリーを獲得し、高濃度植物スラリーに水を加えて希釈することにより前記植物スラリーを獲得することとし、
    前記植物原料は草本植物、潅木植物の根、茎、葉、殻及び農作物ストローを備え、前記パルプ原料はパルプボード、再生紙を備える、植物モールディングプロセス。
  2. 成形品の温度及び圧力を変更することにより、植物パルプ層中の非繊維性物質に相変化が発生し且つパルプ包囲層に遷移することにすることを特徴とする請求項1に記載の植物モールディングプロセス。
  3. 前記温度範囲は−30℃〜280℃であり、前記圧力範囲は1〜11MPaであることを特徴とする請求項2に記載の植物モールディングプロセス。
  4. 前記パルプスラリーの濃度は0.5%〜1.5%であり、前記植物スラリーの濃度は0.8%〜1.5%であることを特徴とする請求項3に記載の植物モールディングプロセス。
  5. 請求項1乃至請求項4のいずれか一項に記載の植物モールディングプロセスを実施するための植物モールディング装置であって、
    植物モールディング装置は、スラリープールと金型グループを備え、前記スラリープールは金型グループにドッキングする出口を有する装置であ
    前記金型グループは、プロセス順序によって、水金型と、成型金型と、加熱装置が取り付けられた乾燥金型と、を順次に備え、前記装置は第一スラリー貯蔵タンク、第二スラリー貯蔵タンクをさらに備え、
    第一スラリー貯蔵タンクは、パルプスラリーを収容するために用いられ、
    第二スラリー貯蔵タンクは、植物スラリーを収容するために用いられ、
    スラリープールは、第一スラリー貯蔵タンク及び第二スラリー貯蔵タンクに接続される入口を有し、
    前記水金型、前記成型金型及び前記乾燥金型は全てお互いにマッチングする第一モールドコア及び第二モールドコアを備え、各々の第一モールドコアにはそれを駆動して第二モールドコアと型開閉を実現するために用いられる昇降駆動部材が取り付けられており、各々の第一モールドコア及び第二モールドコアには植物成形品を吸着するために用いられる真空ガス通路が接続されており、それと真空ガス通路との間の接合部には水分を透過させるストレーナーが設けられ、各々の金型の間には誘導装置が設置されており、各々の金型の第一モールドコア又は第二モールドコアは誘導装置に沿って移動することができ、従って別々に隣り合う2つの金型に属する少なくとも一組の第一モールドコアと第二モールドコアの型開閉を実現することを特徴とする植物モールディング装置。
  6. 前記誘導装置は上側ガイドレール及び下側ガイドレールを備え、前記水金型の第一モールドコアは上側ガイドレールに移動可能に取り付けられており、前記上側ガイドレールは水金型から成型金型に向かって延在し、前記下側ガイドレールの一端は上側ガイドレールに対応し、他端は成型金型及び乾燥金型を経過して外へ延在し、成型金型及び乾燥金型の第二モールドコアは全て下側ガイドレールに移動可能に取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の植物モールディング装置。
  7. 前記第一モールドコア及び第二モールドコアのそれぞれの底面には、植物成形品の圧力を解放するために用いられる圧縮ガス経路が接続されており、前記水金型の第一モールドコア、成型金型及び乾燥金型両者の第二モールドコアは全てシリンダーによって駆動されてガイドレールに沿って移動することを特徴とする請求項に記載の植物モールディング装置。
  8. 前記第一スラリー貯蔵タンクには第一清浄水タンクと高濃度パルプスラリータンクが接続されており、前記高濃度パルプスラリータンクは第一水力パルパーに接続されており、前記第二スラリー貯蔵タンクには第二清浄水タンクと高濃度植物スラリータンクが接続されており、前記高濃度植物スラリータンクは第二水力パルパーと混練装置に接続されており、前記第一スラリー貯蔵タンク、第二スラリー貯蔵タンクとスラリープールとの間、第一清浄水タンク、高濃度パルプスラリータンクと第一スラリー貯蔵タンクとの間、第二清浄水タンク、高濃度植物スラリータンクと第二スラリー貯蔵タンクとの間には、全てポンプバルブ部材が取り付けられていることを特徴とする請求項に記載の植物モールディング装置。
JP2018524205A 2017-10-24 2017-11-24 植物モールディングプロセス及び装置 Active JP6668471B2 (ja)

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