以下、図面を参照して、本発明の情報処理装置の実施形態について説明する。
(第1実施形態)
図1は、本発明の第1実施形態である画像管理システムの概略構成を示す図である。図1において、画像管理システムSは、本実施形態の画像管理装置1、情報処理装置2、記憶装置3及び表示装置5を備える。
画像管理装置1は、撮像装置4により撮像されたコンテンツファイルを取り込み、第1のコンテンツファイルとして格納部に格納する。なお、本明細書では、コンテンツファイルとして主に画像ファイルを中心に説明するが、コンテンツファイルが動画ファイル等であっても本明細書の説明に大きな変更はなく、適宜適用が可能である。画像管理装置1の詳細については後述する。撮像装置4は、被写体を撮像してコンテンツファイルを生成し、その際、このコンテンツファイルの一部に撮像時刻データ等を付与する。撮像装置4は、例えばデジタルスチルカメラ、スマートフォン、タブレット端末である。
撮像装置4によって撮像されたコンテンツファイルは、一例として、データ転送ケーブルの一例であるUSB(Universal Serial Bus)ケーブル7を介して画像管理装置1に取り込まれる。あるいは、撮像装置4によって撮像されたコンテンツファイルは、無線LAN等の無線通信手段を介して画像管理装置1に取り込まれる。あるいは、撮像装置4によって撮像されたコンテンツファイルはメモリーカード8に格納され、このメモリーカード8が画像管理装置1に挿入されることにより画像管理装置1に取り込まれる。
画像管理装置1には、一例として、データ転送ケーブルの一例であるHDMI(High Definition Multimedia Interface:登録商標)ケーブル9により表示装置5が接続されている。画像管理装置1から出力される表示画面生成用信号はこのHDMIケーブル9を介して表示装置5に入力され、表示装置5は、入力された表示画面生成用信号に基づいてその表示面5aに表示画面を表示する。あるいは、表示装置5は、コンポジット映像信号の送受信が可能なRCA端子を有するケーブル、S端子を有するケーブルにより画像管理装置1に接続されてもよく、さらには、表示装置5は、コンポーネント映像信号の送受信が可能なD端子を有するケーブルにより画像管理装置1に接続されてもよい。あるいは、表示装置5は、無線LAN等の無線通信手段を介して画像管理装置1に接続されてもよい。表示装置5は、例えばTV、モニタ、スマートフォンやタブレット端末である。
入力指示装置6は、画像管理装置1に対する入力指示等を行う装置である。この入力指示装置6は、有線または無線通信手段を備え、ユーザーが入力指示装置6を操作することにより入力される入力信号を有線または無線通信手段により画像管理装置1に送信する。入力指示装置6は、ユーザーにより操作される操作位置に対応する複数の操作部6a(図2参照)を備え、入力指示装置6は、ユーザーにより少なくとも一つの操作部6aが操作されると、操作された操作部6aに対応する入力信号を出力する。入力指示装置6としては、例えばリモコン(リモートコントローラ)、キーボード、マウス等が挙げられ、操作部6aとしては、これらリモコン等に備えられたボタン等が挙げられる。
情報処理装置2は、自らが備えるファイルシステムにより記憶装置3内に格納された第2のコンテンツファイルの管理が可能であり、さらに、第2のコンテンツファイルの閲覧、及び現像処理を含む各種画像処理を行う。情報処理装置2は、例えばPC(Personal Computer)、タブレット端末等である。記憶装置3は、撮像装置4等により撮像されたコンテンツファイルを第2のコンテンツファイルとして格納する。記憶装置3は、例えばHDD(Hard Disc Drive)、NAS(Network Attached Storage)である。
画像管理装置1は、無線通信手段を介して無線アクセスポイント(AP)10との間で無線通信が可能とされている。この無線アクセスポイント10、画像管理装置1、情報処理装置2及び記憶装置3は、スイッチングハブ等の中継機器11を介してLAN12に接続されている。LAN12は、ルータ13を介してインターネット等のWAN(Wide Area Network)14に接続されている。これにより、画像管理装置1、情報処理装置2及び記憶装置3は、相互にデータの送受信が可能にされているとともに、これら画像管理装置1等とWAN14上に存在する外部サーバ15との間でデータの送受信が可能である。
(第1実施形態の画像管理装置の構成)
図2は、本発明の第1実施形態である画像管理システムSを構成する画像管理装置1の概略構成を示すブロック図である。図2において、本実施形態の画像管理装置1は、CPU(Central Processing Unit)20、ROM(Read Only Memory)21、RAM(Random Access Memory)22、入出力デバイス23、HDMIインタフェース(I/F)24、ネットワークインタフェース(I/F)25、HDD(Hard Disk Drive)部26及び無線LANインタフェース(I/F)27を備えており、これらはバスにより互いに接続されている。
CPU20は、後述するROM21内に格納されたファームウェア等のプログラムが実行されることにより、画像管理装置1全体の制御を行う。また、CPU20は、ROM21内に格納されたプログラムが実行されることにより、図5に示すような各機能部としても動作する。図5に示す各機能部の動作については後述する。さらに、CPU20は図略の内部時計を備える。ROM21には、上述したファームウェア等のプログラムが格納されている。RAM22は画像管理装置1のワークメモリとして機能し、CPU20を含めた画像管理装置1の動作時に一時的に使用されるプログラム、データ等が格納される。
入出力デバイス23は、入力インタフェース(I/F)230、入力指示部231、カードインタフェース(I/F)232及びUSBインタフェース(I/F)233を備える。
入力インタフェース230には入力指示部231及び入力指示装置6が接続され、ユーザーが入力指示部231または入力指示装置6を操作することにより入力される入力信号を受信する。入力指示部231としては、例えば画像取り込み指示ボタン等が挙げられる。
カードインタフェース232はカードスロット(図略)を備え、このカードスロットに挿入されたメモリーカード8に対してデータの読み出し/書き込みを行う。メモリーカード8の形式に限定はなく、一例としてmini、microを含むSDメモリーカードが好適に挙げられる。USBインタフェース233はUSBコネクタ(図略)を備え、このUSBコネクタに直接、あるいはUSBケーブル7(図1参照)を介して接続されたUSB機器30に対して、USB2.0またはUSB3.0規格に沿ったデータの読み出し/書き込みを行う。USB機器30としては、USBフラッシュメモリ、USBインタフェースを備えた撮像装置4が挙げられる。
HDMIインタフェース24はHDMIコネクタ(図略)を備え、このHDMIコネクタにHDMIケーブル9を介して接続されたHDMI出力機器31に対してAVストリーム(映像信号及び音声信号)を出力する。HDMI出力機器31としては、例えば表示装置5が挙げられる。ネットワークインタフェース25はネットワークコネクタ(図略)を備え、このネットワークコネクタにネットワークケーブル(図略)を介してルータ13が接続されることで、LAN12(図1参照)内においてデータの送受信がされるとともに、このルータ13がWAN14に接続されることで、外部ネットワークとの間でデータの送受信がされる。このネットワークインタフェース25は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3規格に基づく有線通信を行うものである。
HDD部26は、HDD261とHDDインタフェース(I/F)260とを備える。HDD261は、記録媒体であるディスクと、このディスクの回転を行う回転部と、ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うヘッド部とを備える(いずれも不図示)。HDDインタフェース260は、このHDD261に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、HDD261全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。
また、このHDD261には、撮像装置4等から取り込んだ第1のコンテンツファイル60、第1のサムネイルファイル61及び第1のタグテーブル62が格納されている。第1のコンテンツファイル60、第1のサムネイルファイル61及び第1のタグテーブル62の詳細な構成については後述する。なお、図2において第1のコンテンツファイル60は1つのみ図示されているが、本実施例において第1のコンテンツファイル60は複数個HDD261内に格納されていてもよい。
無線LANインタフェース27は、例えばIEEE802.11規格に準拠して無線アクセスポイント10と無線通信を行う。この無線LANインタフェース27は、画像管理装置1を無線LANクライアントまたはアクセスポイントとして動作させることが可能である。
(第1実施形態の情報処理装置の構成)
図3は、第1実施形態の画像管理システムSを構成する情報処理装置2の概略構成を示すブロック図である。図3において、情報処理装置2は、CPU40、ROM41、RAM42、表示デバイス43、内部ストレージ部44、入出力デバイス45及びネットワークインタフェース46を備え、CPU40、ROM41、RAM42、表示デバイス43、内部ストレージ部44、入出力デバイス45及びネットワークインタフェース46はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
CPU40は、ROM41内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM42において展開された後で実行されることで、情報処理装置2全体の動作制御を行う。また、CPU40は、ROM41内に格納されたプログラムが実行されることにより、図6に示すような各機能部としても動作する。図6に示す各機能部の動作については後述する。また、CPU40は図略の内部時計を備える。ROM41には、上述のファームウェア等のプログラムや、各種設定データが格納されている。RAM42は、情報処理装置2のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
表示デバイス43は、液晶パネル431とこの液晶パネル431を駆動させる液晶ドライバ430とを備える。液晶パネル431は、その表示面2a(図1参照)が情報処理装置2の表面に露出して設けられている。液晶ドライバ430は、表示面2aに表示すべき表示画面を生成するための表示画面生成用信号がCPU40からこの液晶ドライバ430に供給されると、液晶パネル431の表示面2aに所望の表示画面を表示するようにこの液晶パネル431を駆動する。
内部ストレージ部44は、内部ストレージ441と内部ストレージインタフェース(I/F)440とを備える。内部ストレージ441は、例えばフラッシュメモリのような不揮発性半導体メモリやHDD装置であり、情報処理装置2において用いられるアプリケーションプログラム等が格納される。特に、本実施形態の内部ストレージ441には第4の関連情報63が格納されている。第4の関連情報63の詳細については後述する。
内部ストレージインタフェース440は、この内部ストレージ441に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、内部ストレージ441全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。なお、内部ストレージ441は、例えばmicroSDのような挿脱可能な不揮発性メモリーカードであってもよく、この場合、内部ストレージインタフェース440は、このメモリーカードが装着されるメモリカードスロットをさらに備える。
入出力デバイス45は、入力インタフェース(I/F)450、入力指示部451、カードインタフェース(I/F)452及びUSBインタフェース(I/F)453を備える。
入力インタフェース450には入力指示部451が接続され、ユーザーが入力指示部451を操作することにより入力される入力信号を受信する。入力指示部451としては、例えばキーボード、マウス等が挙げられる。
カードインタフェース452はカードスロット(図略)を備え、このカードスロットに挿入されたメモリーカード8に対してデータの読み出し/書き込みを行う。USBインタフェース453はUSBコネクタ(図略)を備え、このUSBコネクタに直接、あるいはUSBケーブル7を介して接続されたUSB機器30に対して、USB2.0またはUSB3.0規格に沿ったデータの読み出し/書き込みを行う。USB機器30としては、USBフラッシュメモリ、USBインタフェースを備えた撮像装置4が挙げられる。
ネットワークインタフェース46はネットワークコネクタ(図略)を備え、このネットワークコネクタにネットワークケーブル(図略)を介してルータ13が接続されることで、LAN12(図1参照)内においてデータの送受信がされるとともに、このルータ13がWAN14に接続されることで、外部ネットワークとの間でデータの送受信がされる。このネットワークインタフェース46は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3規格に基づく有線通信を行うものである。
(第1実施形態の記憶装置の構成)
図4は、第1実施形態の画像管理システムSを構成する記憶装置3の概略構成を示すブロック図である。図3において、記憶装置3は、CPU50、ROM51、RAM52、HDD部53及びネットワークインタフェース54を備え、CPU50、ROM51、RAM52、HDD部53及びネットワークインタフェース54はそれぞれ共通のバスにより接続されている。
CPU50は、ROM51内に格納されたファームウェア等のプログラムがRAM52において展開された後で実行されることで、記憶装置3全体の動作制御を行う。また、CPU50は、ROM51内に格納されたプログラムが実行されることにより、図6に示すような各機能部としても動作する。図6に示す各機能部の動作については後述する。また、CPU50は図略の内部時計を備える。ROM51には、上述のファームウェア等のプログラムや、各種設定データが格納されている。RAM52は、記憶装置3のワークメモリとして動作し、各種プログラム及びデータが一時的に格納される。
HDD部53は、HDD531とHDDインタフェース(I/F)530とを備える。HDD531は、記録媒体であるディスクと、このディスクの回転を行う回転部と、ディスクに対してデータの読み出し/書き込みを行うヘッド部とを備える(いずれも不図示)。HDDインタフェース530は、このHDD531に対するデータの読み出し/書き込み指令があった場合に、HDD531全体の制御を行うとともに、データの読み出し/書き込み制御を行い、読み出されたデータを出力する。
また、このHDD531には、撮像装置4等から取り込んだ第2のコンテンツファイル64、第2のサムネイルファイル65及び第2の管理情報ファイル66が格納されている。第2のコンテンツファイル64、第2のサムネイルファイル65及び第2の管理情報ファイル66の詳細な構成については後述する。なお、図4において第2のコンテンツファイル64は1つのみ図示されているが、本実施例において第2のコンテンツファイル64は複数個HDD531内に格納されていてもよい。
ネットワークインタフェース54はネットワークコネクタ(図略)を備え、このネットワークコネクタにネットワークケーブル(図略)を介してルータ13が接続されることで、LAN12(図1参照)内においてデータの送受信がされるとともに、このルータ13がWAN14に接続されることで、外部ネットワークとの間でデータの送受信がされる。このネットワークインタフェース54は、例えばIEEE(The Institute of Electrical and Electronics Engineers)802.3規格に基づく有線通信を行うものである。
(第1実施形態の画像管理システムの機能構成)
図5は、第1実施形態の画像管理システムSを構成する画像管理装置1の機能構成を示す機能ブロック図である。図5において、本実施形態の画像管理システムSを構成する画像管理装置1は、制御部70、記憶部71、入力I/F(インタフェース)部72及び出力I/F(インタフェース)部73を備える。
記憶部71は、コンテンツファイルを含む各種ファイル、データを少なくとも一時的に格納し、制御部70等からの要求に基づいて、格納したファイル等の読み出し及び書き込み動作を行う。この記憶部71は格納部74を備える。
格納部74には、第1のコンテンツファイル60、第1のサムネイルファイル61及び第1のタグテーブル62が格納されている。第1のコンテンツファイル60は第1のコンテンツデータ60a及び第1のタグデータ60bを備える。
図7は、本実施形態の画像管理装置1の格納部74に格納されている第1のコンテンツファイル60のデータ構造の一例を示す図である。本実施形態の第1のコンテンツファイル60はJPEGファイルであり、Exif規格で定められるファイルフォーマットを有し、そのヘッダ部分100にタグデータが格納され、さらにサムネイル画像データが格納されたサムネイル画像領域101、及び第1のコンテンツデータ60aが格納されたコンテンツデータ領域102が設けられている。従って、ヘッダ部分100に格納されたタグデータが、本発明における第1の関連情報である第1のコンテンツファイル60の第1のタグデータ60bに相当する。本実施形態の第1のコンテンツファイル60では、ヘッダ部分100に格納された第1のタグデータ60bは、例えば、被写体撮像時に撮像装置4によりコンテンツファイルのヘッダ部分の所定領域に記述される。
第1のコンテンツファイル60のヘッダ部分100には、第1のコンテンツファイル60を特定するための一意の値(ID)が記述されるID領域103、コンテンツデータ60aの画素数が記述される画素数領域104、第1のコンテンツファイル60の撮影日時である撮像時刻データが記述される撮影日時領域105、第1のコンテンツファイル60の画像管理装置1への取り込み日時が記述される取り込み日時領域106、第1のコンテンツファイル60が撮像された撮像装置4の機種名が記述される機種名領域107、第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aが撮像された際の撮像装置4の各種情報、例えば絞り値、焦点距離が記述される撮影情報領域108、第1のコンテンツファイル60が撮像されたときに撮像装置4が所在する位置、すなわち撮像位置をGPSシステムにより得た位置情報(例えば緯度、経度、高度情報)が記述されるGPS情報領域109、及び画像管理装置1のユーザーが各種情報を任意に記述するためのユーザー定義領域110が設けられている。当然、これ以外の領域を第1のコンテンツファイル60のヘッダ部分100に設けることは任意である。
ここで、ヘッダ部分100の各領域に記述される各種第1のタグデータ60bについて一例を挙げて説明する。撮影日時領域105には、撮像装置4から提供される、第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aが生成されたときの日時、つまり撮影日時を示す撮像時刻データ、言い換えれば第1のコンテンツファイル60の生成日時情報が、一例として“2013/06/01 10:15:24”、すなわち年月日及び秒単位までの時間として記述される。取り込み日時領域106には、画像管理装置1の制御部70が備えるタイマーの計時時刻を参考にして、第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aが画像管理装置1に取り込まれたときの日時、つまり取り込み日時が、一例として“2013/06/28 18:00:58”、すなわち年月日及び秒単位までの時間として記述される。機種名領域107には、撮像装置4の機種名が、その製造者が定めたデータで、一例として「XYZ−○」として記述される。撮影情報領域108には、第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aが生成された際の撮像装置4の各種情報が、一例として「絞り値F=8、シャッタースピード1/125」として記述される。GPS情報領域109には、第1のコンテンツファイル60が生成されたときに撮像装置4が所在する位置をGPSシステムを用いて得た位置情報を示すデータ、より詳細には撮像装置4が所在する位置の緯度情報、経度情報及び高度情報が、一例として“lat=+35.09.36.266, lon=+136.54.21.114,alt=50”として記述される。
第1のサムネイルファイル61は、第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aを表示装置5の表示面5aに表示する際に、第1のコンテンツデータ60aの解像度(縦×横の画素数等)を削減して、あるいは、JPEGデータの圧縮率等コンテンツの見栄えに関するパラメータを低下させて作成したサムネイルデータを有するファイルである。このような第1のサムネイルファイル61は、画像管理装置1から表示装置5へのデータ転送時間の削減、及び、表示装置5の表示面5aの解像度の制限等から作成されるものである。ここで、1つの第1のコンテンツファイル60から、解像度等の異なる複数の第1のサムネイルファイル61が生成されてもよい。第1のサムネイルファイル61は、画像管理装置1への第1のコンテンツファイル60取り込み後に制御部70が自動的に、あるいはユーザーからの指示により作成を開始してもよく、あるいは、画像管理装置1が長時間動作を行っていない際に、制御部70がいわゆるバックグラウンド処理で作成をしてもよい。
以下、表示装置5の表示面5aに第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aを表示すると説明した場合、第1のコンテンツファイル60に関連する第1のサムネイルファイル61のサムネイルデータを表示する場合も含むものとする。また、表示装置5の表示面5aに第1のコンテンツファイル60または第1のサムネイルファイル61の第1のコンテンツデータ60aまたはサムネイルデータを表示することを、単に第1のコンテンツファイル60を表示面5aに表示するとして省略して説明することがある。かかる表現は、第2のコンテンツファイル64及び第2のサムネイルファイル65についても同様である。
第1のタグテーブル62は、本発明における第1の関連情報であり、第1のコンテンツファイル60の第1のタグデータ60bの少なくとも一部を含むタグデータが、この第1のコンテンツファイル60と関連付けられて格納されたテーブルである。
図9は、本実施形態の画像管理装置1の格納部74内に格納されている第1のタグテーブル62の内容の一例を示す図である。本実施形態の第1のタグテーブル62は、アルバムタグテーブル111(図9(a)参照)、コンテンツタグテーブル112(図9(b)参照)及び関連付けタグテーブル113(図9(c)参照)を備える。
アルバムタグテーブル111は、アルバムID領域111a及びアルバム名称領域111bを備える。アルバムID領域111aには、個々のアルバム33を識別するためのID番号が格納され、アルバム名称領域111bには、ID番号で特定されるアルバム33に付された名称がテキストデータとして格納されている。
コンテンツタグテーブル112は、コンテンツID領域112a、コンテンツファイル名領域112b、ハッシュ値領域112c、及び撮像時刻領域112dを備える。コンテンツID領域112aには、格納部74に格納されている個々の第1のコンテンツファイル60を識別するためのID番号が格納され、コンテンツファイル名領域112bには、ID番号で特定される第1のコンテンツファイル60のファイル名がテキストデータとして格納され、ハッシュ値領域112cには、この第1のコンテンツファイル60のハッシュ値が格納され、撮像時刻領域112dには第1のコンテンツファイル60の撮像時刻データが格納されている。これら各領域112a〜112dのうち撮像時刻領域112dに格納されたデータは、上述した第1のコンテンツファイル60のヘッダ部分100に記述された情報から生成されるものである。従って、このコンテンツタグテーブル112にどのような領域を設けるかは、第1のコンテンツファイル60のヘッダ部分100に記述された情報に基づいて任意に設定可能である。
関連付けタグテーブル113は、コンテンツID領域113a及びアルバムID領域113bを備える。コンテンツID領域113aには、コンテンツタグテーブル112のコンテンツID領域112aに記述された第1のコンテンツファイル60のID番号が格納され、アルバムID領域113bには、このID番号で特定される第1のコンテンツファイル60が関連付けられたアルバム33のID番号が格納されている。
第1のコンテンツファイル60の第1のタグデータ60b、または第1のタグテーブル62を構成するタグデータは、撮像装置4等によるコンテンツファイル生成時にこの撮像装置4等により付与されるものと、画像管理装置1の格納部74に格納された状態で、ユーザーの指示により付与されるものとがある。ユーザーの指示により付与されるタグデータには、第1のコンテンツファイル60の分類のために付与されるものが含まれる。以下、このようなタグデータに分類された第1のコンテンツファイル60は、特定のグループに分類されている第1のコンテンツファイル60であるという表現をする。
第1のコンテンツファイル60とグループとの関係の一例について、図8を参照して説明する。本実施形態においては、図8に示すように、格納部74(を構成するHDD261)内には、第1のコンテンツファイル60が複数のグループであるアルバム33に関連付けられて格納されている。
より詳細には、少なくとも一つの第1のコンテンツファイル60はアルバム33に関連付けられており、好ましくは、第1のコンテンツファイル60は複数のアルバム33の少なくとも一つのアルバム33に関連付けられている。従って、一つの第1のコンテンツファイル60は複数のアルバム33に関連付けられてもよく、あるいは、どのアルバム33にも関連付けられていない第1のコンテンツファイル60も存在しうる。図8に示す例では、「○○子」「お正月」「旅行」等の名称が付けられた複数のアルバム33が存在し、それぞれのアルバム33には複数の第1のコンテンツファイル60が関連付けられている。
なお、図8に示す例では、特定のイベント等に関連するアルバム33について図示したが、特定のイベント等ではなく、例えば「お気に入り」といったアルバム33も作成可能である。
また、本実施形態では、格納部74内において第1のコンテンツファイル60とアルバム33とを関連付ける手法として、第1のタグテーブル62に特定のタグデータを入力する手法を例示したが、第1のコンテンツファイル60とアルバム33とを関連付ける手法については任意であり、一例として、格納部74内にアルバム33に対応するフォルダを作成してこのフォルダ内にコンテンツファイル60を格納してもよい。
制御部70は、取込部75、表示制御部76及び第1の送出部77を備える。
取込部75は、撮像装置4等の外部装置が生成したコンテンツデータを含むコンテンツファイルを取り込み、第1のコンテンツファイル60として格納部74に格納させる。より具体的には、取込部75は、撮像装置4やメモリーカード8が画像管理装置1の入力I/F部72に接続されたことを検出すると、撮像装置4やメモリーカード8内に格納されたコンテンツファイルを第1のコンテンツファイル60として格納部74に取り込む。
第1のコンテンツファイル60を格納部74に格納する手法は任意であるが、一例として、上述のように撮像装置4が撮像して得られたコンテンツファイルをメモリーカード8内に格納し、このメモリーカード8をカードインタフェース232のカードスロットに挿入して、入力I/F部72にこのメモリーカード8が接続されたと取込部75が検出したことにより、このメモリーカード8内に格納されたコンテンツファイルを格納部74に取り込む手法が挙げられる。
また、コンテンツファイルを撮像した撮像装置4に接続されたUSBケーブル7をUSBインタフェース233のUSBコネクタに挿入して、取込部75がUSB規格に準拠してこの撮像装置4をUSB機器として認識(ネゴシエーション)したことにより撮像装置4内に格納されたコンテンツファイルを格納部74に取り込んでもよい。
ここで、取込部75は、取込対象とした第1のコンテンツファイル60が格納部74に既に格納されているか否かを判定し、格納部74に格納されていないと判定したら第1のコンテンツファイル60を格納部74に格納させてもよい。
取込部75による、取込対象とした第1のコンテンツファイル60が格納部74に既に格納されているか否かの判定、言い換えれば、格納部74への重複格納判定は、周知の手法により適宜実施可能である。
一例として、ハッシュ値を用いた重複格納判定が挙げられる。まず、取込部75が格納部74に第1のコンテンツファイル60を格納する際、あるいは、格納部74に第1のコンテンツファイル60を格納した後、この第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aのハッシュ値を算出し、このハッシュ値を第1のタグテーブル62のタグデータとして格納する。次いで、取込対象とした第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aのハッシュ値を算出し、このハッシュ値に合致するハッシュ値を有するタグデータが第1のタグテーブル62に存在するか否かを判定する。これ以外にも、第1のコンテンツデータ60aの特徴値が合致するか否かによって重複格納判定を行ってもよい。
表示制御部76は、制御部70及び制御部70を構成する各種機能手段からの要求に基づいて、出力I/F部73を介して表示装置5の表示面5aに所望の表示画面を表示するための表示画面生成用信号を生成する。
一例として、表示制御部76は、格納部74に格納された第1のコンテンツファイル60を情報処理装置2や表示装置5の表示面5aに表示するための表示画面生成用信号を生成する。
この際、表示制御部76は、複数の第1のコンテンツファイル60を一つの表示画面に表示するための表示画面生成用信号を生成してもよい。このような、表示制御部76が生成する表示画面生成用信号により表示装置5に表示される表示画面としては、いわゆるサムネイル表示と呼ばれる表示画面が好適に挙げられる。このサムネイル表示では、単一または複数の第1のコンテンツファイル60が表示画面で所定の大きさに表示される。
あるいは、表示制御部76は、いわゆるスライドショー表示と呼ばれる表示画面を表示するための表示画面生成用信号を生成してもよい。表示制御部76によるスライドショー表示の態様は任意であり、一例として、第1のコンテンツファイル60を所定の時間だけ、あるいは所定の時間間隔毎に順次切り替えながら所定時間毎に表示させる態様が挙げられる。
また、第1のコンテンツファイル60を順次切り替える際に、次に表示すべき第1のコンテンツファイル60を表示装置5の表示面5aの一端から中央に向けて移動させる等の表示切替時の表示効果を付加してもよい。
さらには、第1のコンテンツデータ60aの画素数が第1のコンテンツデータ60a毎に異なる場合、表示面5aの画素数に合わせて、各々の第1のコンテンツファイル60が表示面5aの全体に、より正確には、表示面5aにおいて第1のコンテンツファイル60が表示されていない領域ができるだけ少なくなるように、第1のコンテンツファイル60を拡大/縮小表示してもよい。
加えて、第1のコンテンツデータ60aの縦方向の画素と横方向の画素との大小関係、言い換えれば縦長の第1のコンテンツデータ60aであるか横長の第1のコンテンツデータ60aであるかが混在する場合、表示面5aにおける縦方向(表示面5aにおける幅方向)または横方向(表示面5aにおける高さ方向)の表示領域を一定にし、一定に設定したことで一度に表示できない第1のコンテンツファイル60の領域については縦方向または横方向に第1のコンテンツファイル60をスクロール(順次移動)表示させてもよい。
当然、表示制御部76が第1のコンテンツファイル60を表示させる例としては、上述したスライドショー表示に限定されず、一つの表示画面上において複数の第1のコンテンツファイル60(含む複数の第1のサムネイルファイル61)を同時に表示してもよい。このような表示態様として、いわゆるフォトブックと呼ばれる、銀塩写真を貼付するためのアルバムに類似した表示をさせてもよい。この際、一つの表示画面上における各々の第1のコンテンツファイル60の表示領域が異なっていてもよい。
ここで、表示制御部76が生成する表示画面生成用信号の具体的態様について説明する。この表示画面生成用信号に基づいて表示画面が生成される表示装置5等が、いわゆるビデオ信号をそのまま表示するものであるならば、表示制御部76はこのビデオ信号を表示画面生成用信号として生成する。また、表示装置5が、第1のコンテンツデータ60aやサムネイルデータに基づいて独自の表示アプリケーションソフトにより表示画面を生成できるものであるならば、表示制御部76は、表示装置5において表示させるための第1のコンテンツデータ60a等を出力することも、表示制御部76が生成する表示画面生成用信号の一態様である。
加えて、後者の場合において、表示装置5からの要求(リクエスト)に応じて、表示制御部76が、要求に合致する第1のコンテンツファイル60のリストを生成し、表示装置5は、第1のコンテンツファイル60のリストに基づいて、表示装置5においてスライドショー表示を行うために必要となる第1のコンテンツファイル60を選択して画像管理装置1に要求し、表示制御部76が、表示装置5からの要求に応じて第1のコンテンツデータ60a等を出力することも、表示画面生成用信号の一態様である。
第1の送出部77は、出力I/F部73を介して、情報処理装置2に第1の関連情報の少なくとも一部を為す第3の関連情報を送出する。好ましくは、第1の送出部77は、入力I/F部72を介して受け付けた情報処理装置2からの要求に応じて、要求に合致する第1のコンテンツファイル60を格納部74で検索し、要求に合致する第1のコンテンツファイル60の第1のタグデータ60b、及び、第1のタグテーブル62のうち、要求に合致する第1のコンテンツファイル60に関連付けられたタグデータの少なくとも一方を抽出し、これら第1のタグデータ60b及び第1のタグテーブル62のタグデータの少なくとも一部を、第3の関連情報として出力I/F部73を介して情報処理装置2に送出する。
ここで、第1の送出部77は、第3の関連情報として、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報を送出することが好ましい。これら、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報は、上述のように第1のコンテンツファイル60の第1のタグデータ60b及び第1のタグテーブル62のタグデータに記述されている。より詳細には、第1のコンテンツファイル60のファイル名は、第1のタグテーブル62のコンテンツタグテーブル112のコンテンツファイル名領域112bに記述されており、また、第1のコンテンツファイル60の生成日時情報は、第1のタグデータ60bの撮影日時領域105、及び、第1のタグテーブル62のコンテンツタグテーブル112の撮像時刻領域112dに記述されている。
また、第1の送出部77は、同様に情報処理装置2からの要求に応じて、要求に合致する第1のコンテンツファイル60(第1のサムネイルファイル61を含む)そのものを送出してもよい。第1の送出部77が送出する第3の関連情報を、以下、適宜、表示制御部76が送出する第1のコンテンツファイル60のリストと同様に、第1のコンテンツファイル60のリストと称することがある。第1の送出部77が送出する第3の関連情報の詳細については後述する。
入力I/F部72は、情報処理装置2、撮像装置4、入力指示装置6を含む外部機器から画像管理装置1に入力される各種入力信号を受け付け、受け付けた入力信号を制御部70に入力し、必要に応じて制御部70経由で記憶部71に格納する。出力I/F部73は、表示画面生成用信号を含む、制御部70また記憶部71内の各種データを、情報処理装置2、表示装置5を含む外部機器に出力する。
なお、図5においては、画像管理装置1にメモリーカード8が接続した例を図示しているが、上述の通り撮像装置4等が接続されてもよい。
次に、図6は、第1実施形態の画像管理システムSを構成する情報処理装置2及び記憶装置3の機能構成を示す機能ブロック図である。
図6において、本実施形態の画像管理システムSを構成する情報処理装置2は、制御部80、記憶部81、表示部82、入力I/F部83及び通信部84を備える。
記憶部81は、コンテンツファイルを含む各種ファイル、データを少なくとも一時的に格納し、制御部80等からの要求に基づいて、格納したファイル等の読み出し及び書き込み動作を行う。記憶部81には、第4の関連情報63が格納されている。第4の関連情報63は、特定の第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方を含むものであり、後述する入力部85により入力を受け入れられたものが、少なくとも一時的に格納されている。
制御部80は、情報処理装置2全体の制御を行う。特に、制御部80は、OS(Operating System)により情報処理装置2全体の制御を行い、このOSの一機能としてのファイルシステムにより、記憶部81を含む情報処理装置2内のファイル、データの管理を行う。加えて、制御部80は、このファイルシステムにより、通信部84を介して記憶装置3の記憶部91を含む記憶装置3内のファイル、データの管理が可能とされている。この制御部80は入力部85、検索部86、第2の送出部87及び表示制御部88を備える。
入力部85は、入力I/F部83を介してユーザーからの操作入力を受け入れる。特に、本実施形態の入力部85は、ユーザーが指定した特定の第1のコンテンツファイル60に関連付けられ、画像管理装置1の第1の送出部77から送出された第3の関連情報のうち、ファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方を含む第3の関連情報を第4の関連情報63として指定するユーザーからの操作指定入力を受け入れる。
第4の関連情報63の指定の受け入れ手法は任意であり、一例として、情報処理装置2の入力指示部451としてキーボードが用いられた場合、特定の第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方がキーボードにより直接入力されたものを受け入れてもよく、また、第3の関連情報に基づいて表示部82の表示面2aに第1のサムネイルファイル61を含む第1のコンテンツファイル60が表示される場合、情報処理装置2の入力指示部451としてのマウスにより特定の第1のコンテンツファイル60が指定入力されたものを受け入れてもよい。
検索部86は、入力部85により受け入れられた第4の関連情報63に基づいて、記憶装置3に格納された第2の関連情報を検索し、第4の関連情報63に対応する第2の関連情報に関連付けられた第2のコンテンツファイル64の候補を提示する。
より詳細には、検索部86は、第4の関連情報63に含まれる特定の第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいて、通信部84を介して記憶装置3の記憶部91に格納された第2の管理情報ファイル66を検索し、特定の第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に関連すると推測される第2の関連情報を抽出する。そして、検索部86は、抽出された第2の関連情報に関連付けられた第2のコンテンツファイル64の候補を抽出して提示する。
検索部86による第2のコンテンツファイル64の候補の提示手法は、周知のものから適宜選択されればよく、一例として、後述する表示制御部88を介して、候補とされた第2のコンテンツファイル64(第2のサムネイルファイル65を含む)を表示部82の表示面2aに表示する手法が挙げられる。
ここで、検索部86は、第4の関連情報63に基づいて第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報を特定し、次いで、特定された第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に対応する第2の関連情報を検索し、そして、検索された第2の関連情報に関連付けられた第2のコンテンツファイルの候補を提示することが好ましい。より好ましくは、入力部85が受け入れた第4の関連情報63は、上述したように特定の第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方であるから、検索部86は、第4の関連情報63と、画像管理装置1から送出されてきた第3の関連情報に含まれる第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報とに基づいて、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の双方を特定する。
また、検索部86は、特定された第1のコンテンツファイル60の生成日時情報を始期とする一定期間の時間範囲に含まれる生成日時情報または更新日時情報が関連付けられた第2のコンテンツファイル64を候補として提示することが好ましい。
より好ましくは、検索部86は、記憶装置3の記憶部91に格納されている第2の管理情報ファイル66にアクセスし、第2の管理情報ファイル66に記述されている、第2のコンテンツファイル64の作成日時情報及び更新日時情報を参照して、第2のコンテンツファイル64の作成日時情報及び更新日時情報の少なくとも一方が、上述の時間範囲の始期以降に属する作成日時情報及び更新日時情報の少なくとも一方を抽出する。そして、抽出された作成日時情報及び更新日時情報に関連付けられた第2のコンテンツファイル64を候補として提示する。
ここで、検索部86が候補とする第2のコンテンツファイル64を、第2のコンテンツファイル64の作成日時情報及び更新日時情報の少なくとも一方が、上述の時間範囲の始期以降に属するものにしている理由について簡単に説明する。第2の関連情報である、第2のコンテンツファイル64の作成日時情報及び更新日時情報は、後述のように撮像装置4のファイルシステムにより作成、更新される。ここで、ファイルシステムが第2のコンテンツファイル64の作成日時情報のみ記録し、この作成日時情報が、記憶装置3への格納作業や第2のコンテンツファイル64の編集に伴って、格納時等の日時情報に上書き変更されてしまう可能性がある。この場合、第2のコンテンツファイル64の作成日時情報は本来の作成日時情報より後の情報になりうる。
このため、検索部86は、候補となる第2のコンテンツファイル64の数が増加したとしても、正確に候補となる第2のコンテンツファイル64を特定する観点から、特定された第1のコンテンツファイル60の生成日時情報を始期とする時間範囲の始期以降に作成日時情報及び更新日時情報の少なくとも一方が属する第2のコンテンツファイル64を候補としている。
また、検索部86は、第4の関連情報63と第2の関連情報との一致度に基づいて、第2のコンテンツファイル64の候補に順位付けをして提示することが好ましい。順位付けの提示方法も周知のものから適宜選択されればよく、一例として、候補となる第2のコンテンツファイル64に対して順位に対応する番号を付記する、同一順位の第2のコンテンツファイル64を表示面2aの特定領域にまとめて表示するなどの方法が挙げられる。
第2の送出部87は、検索部86により候補として提示された第2のコンテンツファイル64に関連付けられた第2の関連情報の少なくとも一部を、この第2の関連情報に関連付けられる第3の関連情報とともに画像管理装置1に送出する。第2の送出部87により送出される第2の関連情報の少なくとも一部には、候補として提示された第2のコンテンツファイル64のうち少なくとも一部の第2のコンテンツファイル64のファイル名等が含まれることが好ましい。
加えて、第2の送出部87は、検索部86により候補として提示された第2のコンテンツファイル64のファイルパスを送出することが好ましい。ここにいうファイルパスとは、情報処理装置2のファイルシステムにより管理されるディレクトリ構造における、第2のコンテンツファイル64の格納位置を示すファイルパスと、画像管理装置1、情報処理装置2、記憶装置3を含むネットワークとしてのLAN12内におけるIPアドレスを含めたファイルパスとを含む。
さらに、第2の送出部87は、検索部86による順位付けに応じて、第2の関連情報の少なくとも一部を送出することが好ましい。順位付けに応じて送出する態様としては、特定の順位付けがされた第2のコンテンツファイル64に関連付けられた第2の関連情報のみを送出する等の態様が挙げられる。
表示制御部88は、制御部80及び制御部70を構成する各種機能手段からの要求に基づいて、表示部82の表示面2aに所望の表示画面を表示するための表示画面生成用信号を生成する。好ましくは、表示制御部88は、検索部86が提示した第2のコンテンツファイル64の候補を表示部82に表示するための表示画面生成用信号を生成する。
表示部82は、情報処理装置2の表面に露出された表示面2a(図1参照)を備え、表示制御部88から送出された表示画面生成用信号に基づいて、表示面2aに表示画面を表示する。好ましくは、表示部82は、検索部86が提示した第2のコンテンツファイル64の候補を表示する。
入力I/F部83は、情報処理装置2、撮像装置4を含む外部機器から情報処理装置2に入力される各種入力信号を受け付け、受け付けた入力信号を制御部80に入力し、必要に応じて制御部80経由で記憶部81に格納する。通信部84は、情報処理装置2、表示装置5を含む外部機器との間で各種データを通信する。
次に、本実施形態の画像管理システムSを構成する記憶装置3は、制御部90、記憶部91及び通信部92を備える。
記憶部91は、コンテンツファイルを含む各種ファイル、データを少なくとも一時的に格納し、制御部90等からの要求に基づいて、格納したファイル等の読み出し及び書き込み動作を行う。この記憶部91は格納部93を備える。
格納部93には、第2のコンテンツファイル64、第2のサムネイルファイル65及び第2の管理情報ファイル66が格納されている。本実施形態の第2のコンテンツファイル64はRAWファイルであり、第2のコンテンツデータであるRAWデータが格納されている。RAWファイルのファイルフォーマットは、撮像装置4等、RAWデータを生成する機器毎に、また、この機器を製造するメーカー毎に特有でありうるため、ここではファイルフォーマットそのものの説明は省略する。
第2のサムネイルファイル65は、第2のコンテンツファイル64の第2のコンテンツデータを情報処理装置2等で表示するのに適したフォーマットで記録されたものであり、第2のコンテンツデータの解像度(縦×横の画素数等)を削減して作成したサムネイルデータを有するファイルである。このような第2のサムネイルファイル65は、情報処理装置2等における表示画面生成用信号の生成時間の短縮等の理由から作成されるものである。第2のサムネイルファイル65は、記憶装置3への第2のコンテンツファイル64格納後に情報処理装置2等が適宜作成してもよい。なお、本実施形態において、第2のサムネイルファイル65が作成されない態様であってもよい。
第2のコンテンツファイル64を格納部93に格納する手法は任意であるが、一例として、上述のように撮像装置4が撮像して得られたコンテンツファイルをメモリーカード8内に格納し、このメモリーカード8を情報処理装置2のカードインタフェース452のカードスロットに挿入して、このメモリーカード8内に格納されたコンテンツファイルを情報処理装置2の制御部80が格納部93に取り込む手法が挙げられる。
また、コンテンツファイルを撮像した撮像装置4に接続されたUSBケーブルを情報処理装置2のUSBインタフェース453のUSBコネクタに挿入して、情報処理装置2がUSB規格に準拠してこの撮像装置4をUSB機器として認識(ネゴシエーション)したことにより撮像装置4内に格納されたコンテンツファイルを格納部93に取り込んでもよい。
第2の管理情報ファイル66は、記憶装置3の記憶部91のファイルフォーマットに規定された位置に格納されている。一例として、記憶装置3の記憶部91のファイルフォーマットがFAT(File Allocation Table)やexFATフォーマットであった場合、記憶部の先頭部分に格納される。
この第2の管理情報ファイル66の中には、記憶部91内のファイルの格納位置情報が記述されるFAT、記憶部91内のファイルのファイル名、ファイル作成日時(タイムスタンプ)、更新日時情報等が記述されるRDE(Root Directory Entry)等の情報が格納されている。そして、この第2の管理情報ファイル66に記述されたFAT、RDE等の情報が、第2のコンテンツファイル64に関連付けられた第2の関連情報である。また、「関連付けられている」とは、一例としてファイル名をキーとして第2のコンテンツファイル64から第2の管理情報ファイル66の特定情報へのアクセスが可能であること、また、逆に、第2の管理情報ファイル66の特定情報から第2のコンテンツファイル64の特定が可能であることの双方を含む。第2の管理情報ファイル66は、記憶装置3のファイルシステムにより作成、更新される。第2の管理情報ファイル66の更新のタイミングは適宜行われればよく、好ましくは、画像管理システムSの起動時または終了時に行われれば、検索部86による検索動作を高速に行うことができる。加えて、検索部86による検索動作の結果、第2のコンテンツファイル64の候補が検索できなかった場合、第2の管理情報ファイル66の更新動作を行ってもよい。
制御部90は、記憶装置3全体の制御を行う。通信部92は、情報処理装置2、画像管理装置1を含む外部機器との間で各種データを通信する。
以上の構成において、制御部70及び制御部70を構成する取込部75、表示制御部76及び第1の送出部77は主にCPU20により構成され、格納部74は主にメモリーカード8、ROM21、RAM22及びHDD部26により構成され、入力I/F部72は主に入出力デバイス23及びネットワークインタフェース25により構成され、出力I/F部73は主にHDMIインタフェース24、ネットワークインタフェース25及び無線LANインタフェース27により構成される。
また、制御部80及び制御部80を構成する入力部85、検索部86、第2の送出部87及び表示制御部88は主にCPU40により構成され、記憶部81は主にROM41、RAM42及び内部ストレージ部44により構成され、表示部82は主に表示デバイス43により構成され、入力I/F部83は主に入出力デバイス45により構成され、通信部84は主にネットワークインタフェース46により構成される。
さらに、制御部90は主にCPU50により構成され、記憶部91は主にROM51、RAM52及びHDD部53により構成され、通信部92は主にネットワークインタフェース54により構成される。図5、6に示す各機能部の動作については後に詳述する。
(第1実施形態の動作)
次に、図10のフローチャート及び図11〜図13のシーケンス図を参照して、本実施形態の画像管理システムSの動作を説明する。
まず、図10は、本実施形態の画像管理装置1に第1のコンテンツファイル60を取り込む動作を説明するためのフローチャートである。
図10に示すフローチャートは、画像管理装置1へのメモリーカード8等の接続検出により開始する。すなわち、ステップS1では、画像管理装置1の取込部75が、メモリーカード8等が入力I/F部72に接続されたか否かを判定し、判定が肯定されると、メモリーカード8等が入力I/F部72に接続されたものと判断し、プログラムはステップS2に移行する。
ステップS2では、画像管理装置1の表示制御部76が、表示装置5の表示面5aに取込用画面を表示するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を出力I/F部73を介して表示装置5に送信する。ステップS3では、取込部75が、メモリーカード8等に格納されている第1のコンテンツファイル60のうち、1つの第1のコンテンツファイル60を選択する。
ステップS4では、ステップS3で選択された第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aのハッシュ値を算出する。次いで、ステップS5では、取込部75が、第1のタグテーブル62のハッシュ値領域112cに格納されている、既に格納部74に取り込まれている第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aのハッシュ値と、ステップS4で算出した、取込対象となる第1のコンテンツファイル60の第1のコンテンツデータ60aのハッシュ値とを比較し、これらが一致するか否かを判定する。
そして、判定が肯定されると、取込対象とした第1のコンテンツファイル60と同じ第1のコンテンツファイル60が格納部74に格納されている、すなわち、既に取込済であるものと判断し、プログラムはステップS7に移行する。一方、判定が否定されると、取込対象とした第1のコンテンツファイル60はまだ取り込まれていないものと判断し、プログラムはステップS6に移行する。
ステップS6では、選択された第1のコンテンツファイル60を格納部74に格納する。ステップS8では、メモリーカード8等に格納されている全ての第1のコンテンツファイル60について上述の取込作業を行った否かが判定され、判定が肯定されるとプログラムは終了し、判定が否定されるとプログラムはステップS9に移行し、取込部75は次の第1のコンテンツファイル60を選択して、ステップS4に戻ってステップS4〜ステップS8の作業を繰り返す。
一方、ステップS7では、ステップS3で選択した第1のコンテンツファイル60は取込対象としないことを決定し、プログラムはステップS8に移行する。
次に、図11〜図13は、第1実施形態の画像管理システムの動作の一例を説明するためのシーケンス図である。
図11に示すシーケンス図は、ステップS20において、ユーザーにより情報処理装置2の入力指示部451、一例としてマウスにより、ROM51内に格納されたプログラムの起動指示が入力されることにより開始する。ステップS21では、情報処理装置2の制御部80の表示制御部88が、表示部82の表示面2aに、図14(a)に示すような起動画面を表示するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を表示部82に送出する。表示部82は、その表示面2aに起動画面を表示する。
図14(a)に示すように、ステップS21において表示部82の表示面2aに表示される起動画面120には、本実施形態の特徴的動作である、画像管理装置1に格納されている第1のコンテンツファイル60であるJPEGファイルから、記憶装置3に格納されている第2のコンテンツファイル64であるRAWファイルを検索する処理を指示するためのボタン121と、記憶装置3に格納されている第2のコンテンツファイル64であるRAWファイルの現像処理を指示するためのボタン122とが表示されている。現像処理については既に説明しているので、以下の説明では、本実施形態の特徴的動作である、JPEGファイルからRAWファイルを検索する動作についてのみ説明する。
ステップS22では、ユーザーが情報処理装置2の入力指示部451、一例としてマウスを操作することで、起動画面120に表示されているポインタ123をこの起動画面120上で移動させてこのポインタ123をボタン121に重畳させ、さらに、マウスのボタンをクリックする等の動作によりこのボタン121の選択入力を行うことで、JPEGファイルからRAWファイルの検索動作指示入力が入力される。この検索動作指示入力が入力I/F部83を介して制御部80に入力されると、ステップS23において、制御部80の検索部86は、通信部84を介して画像管理装置1に対して第1のコンテンツファイル60のリスト取得を指示する。
ステップS23における第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示は、好ましくは、特定のアルバム33または特定の撮像日時、言い換えれば生成日時の範囲、一例として、特定の月に撮像された第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示であり、このため、情報処理装置2の検索部86及び表示制御部88は、JPEGファイルからRAWファイルの検索動作指示入力がされた後に、アルバム33の選択または生成日時情報の範囲を指定する画面を表示部82の表示面2aに表示させ、ユーザーに選択指示入力をさせることが好ましい。このため、情報処理装置2の検索部86は、画像管理装置1の制御部70に対して、格納部74に格納されている第1のコンテンツファイル60のアルバム33に関する情報取得を予め指示し、これに応じて、画像管理装置1の制御部70は、情報処理装置2に対してアルバム33に関する情報を送出していることが好ましい。以下の説明では、ステップS23における第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示は、特定の月に撮像された第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示であるものとする。
ステップS24では、情報処理装置2からの第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示を入力I/F部72を介して受信した画像管理装置1の制御部70は、格納部74内に格納されている第1のコンテンツファイル60、第1のタグテーブル62を検索し、特定の月に撮像された第1のコンテンツファイル60のリストを生成する。このリストには、一例として、特定の月のどの日付に撮像された第1のコンテンツファイル60が存在するかという情報が含まれる。さらに、このリストには、どの日付にどれだけの数(枚数)の第1のコンテンツファイル60が存在するかという情報が含まれることが好ましい。
ステップS25では、画像管理装置1の第1の送出部77が、ステップS24で生成した第1のコンテンツファイル60のリストを、出力I/F部73を介して情報処理装置2に送出する。ステップS25で送出された第1のコンテンツファイル60のリストは、情報処理装置2の通信部84を介して検索部86が受信する。ステップS26では、ステップS25で送出された第1のコンテンツファイル60のリストに基づいて、情報処理装置2の検索部86及び表示制御部88が、図14(b)に示すようなカレンダー画面を表示部82の表示面2aに生成するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を表示部82に送出する。表示部82は、その表示面2aにカレンダー画面を表示する。
図14(b)に示すように、ステップS26において表示部82の表示面2aに表示されるカレンダー画面124では、特定の月(図示例では2015年2月)のどの日付に撮像された第1のコンテンツファイル60が存在するかを、この特定の月の日付に対応する位置にアイコン125を表示することにより示している。
ステップS27では、ユーザーが情報処理装置2の入力指示部451、一例としてマウスを操作することで、カレンダー画面124に表示されているポインタ123をこのカレンダー画面124上で移動させ、RAWファイル検索のキーとなるJPEGファイルが撮像されたであろう特定の日付(図示例では2月14日)に対応するアイコン125上にこのポインタ123を重畳させ、さらに、マウスのボタンをクリックする等の動作によりこのアイコン125の選択入力を行うことで、特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示入力がされるのを待つ。そして、特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示入力が入力I/F部83を介して制御部80に入力されると、ステップS28において、情報処理装置2の検索部86は、通信部84を介して画像管理装置1に対して特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のリスト取得を指示する。
ステップS29では、情報処理装置2からの特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のリスト取得指示を入力I/F部72を介して受信した画像管理装置1の制御部70は、格納部74内に格納されている第1のコンテンツファイル60、第1のタグテーブル62を検索し、特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のリストを生成する。このリストには、一例として、特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のファイルパスと、この第1のコンテンツファイル60に対応する、第1のタグテーブル62のコンテンツファイル名領域112b、ハッシュ値領域112c、及び撮像時刻領域112dにそれぞれ記述されたファイル名、ハッシュ値及び撮像時刻データ、が含まれる。
ここにいうファイルパスとは、画像管理装置1のファイルシステムにより管理されるディレクトリ構造における、第1のコンテンツファイル60の格納位置を示すファイルパスと、画像管理装置1、情報処理装置2、記憶装置3を含むネットワークとしてのLAN12内におけるIPアドレスを含めたファイルパスとを含む。
ステップS30では、画像管理装置1の第1の送出部77が、ステップS29で生成した特定日付に撮像された第1のコンテンツファイル60のリストを、出力I/F部73を介して情報処理装置2に送出する。ステップS30で送出された第1のコンテンツファイル60のリストは、情報処理装置2の通信部84を介して検索部86が受信する。
ステップS31では、情報処理装置2の検索部86及び表示制御部88が、表示部82の表示面2aの表示領域を考慮して、この表示面2aに一度に表示しうる第1のコンテンツファイル60の数を算出し、表示しうる第1のコンテンツファイル60の(含む第1のサムネイルファイル61)の取得を指示する。この、第1のコンテンツファイル60の取得指示には、取得を指示する第1のコンテンツファイル60のファイルパスと、この第1のコンテンツファイル60のハッシュ値とが含まれる。
ステップS32では、情報処理装置2からの第1のコンテンツファイル60の取得指示を入力I/F部72を介して受信した画像管理装置1の制御部70は、格納部74内に格納されている第1のコンテンツファイル60、第1のタグテーブル62を検索し、取得指示のあった第1のコンテンツファイル60を特定して、出力I/F部73を介して情報処理装置2に送出する。ステップS32で送出された第1のコンテンツファイル60は、情報処理装置2の通信部84を介して検索部86が受信する。
ステップS33では、ステップS32で送出された第1のコンテンツファイル60に基づいて、情報処理装置2の検索部86及び表示制御部88が、図15(a)に示すような特定日付コンテンツ表示画面を表示部82の表示面2aに生成するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を表示部82に送出する。表示部82は、その表示面2aに特定日付コンテンツ表示画面を表示する。
図15(a)に示すように、ステップS33において表示部82の表示面2aに表示される特定日付コンテンツ表示画面126では、特定日付(図示例では2015年2月14日)に撮像された第1のコンテンツファイル60が表示されている。
ステップS34では、情報処理装置2の検索部86が、通信部84を介して記憶装置3の制御部90に対して第2の管理情報ファイル66の取得を指示する。ステップS35では、情報処理装置2からの第2の管理情報ファイル66の取得指示を通信部92を介して受信した制御部90は、記憶部91を検索して第2の管理情報ファイル66を取得し、通信部92を介して情報処理装置2に送出する。ステップS35で送出された第2の管理情報ファイル66は、情報処理装置2の通信部84を介して検索部86が受信し、一時的に記憶部81に格納する。
ステップS36では、ユーザーが情報処理装置2の入力指示部451、一例としてマウスを操作することで、特定日付コンテンツ表示画面126に表示されているポインタ123をこの特定日付コンテンツ表示画面126上で移動させ、RAWファイル検索のキーとなるJPEGファイル、すなわち第1のコンテンツファイル60(図示例ではハッチングされた第1のコンテンツファイル60)上にこのポインタ123を重畳させ、さらに、マウスのボタンをクリックする等の動作によりこの第1のコンテンツファイル60の選択入力を行うことで、第1のコンテンツファイル60の特定入力がされるのを待つ。
そして、第1のコンテンツファイル60の特定入力が入力I/F部83を介して制御部80に入力されると、ステップS37において、情報処理装置2の検索部86は、第4の関連情報63の抽出作業を行う。
すなわち、検索部86は、ステップS36において特定された第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方である第4の関連情報63を、ステップS30で画像管理装置1から送出されてきた第1のコンテンツファイル60のリスト(これが第3の関連情報に相当する)から抽出する。本実施形態では、検索部86は、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報を第4の関連情報63として抽出する。
次いで、検索部86は、ステップS35で取得した第2の管理情報ファイル66に基づき、抽出した第4の関連情報63に対応する第2の関連情報を検索する。具体的には、第4の関連情報63である第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報と同一または類似のファイル名、生成日時情報及び更新日時情報である第2の関連情報を第2の管理情報ファイル66内で検索する。
ここに、ファイル名の類似とは、第4の関連情報63をなす第1のコンテンツファイル60のファイル名に対して、前方一致、後方一致、中間一致する第2のコンテンツファイル64のファイル名を指す。また、生成日時情報の類似とは、第4の関連情報63をなす第1のコンテンツファイル60の生成日時情報に対して、この生成日時情報を始期とする一定期間の時間範囲に含まれる第2のコンテンツファイル64の生成日時情報または更新日時情報を指す。一定期間に特段の限定はないが、一例として、生成日時情報については当日の範囲内、更新日時情報については現在の時刻を終期とするような時間範囲が一例として挙げられる。
ファイル名の類似まで検索する理由は、情報処理装置2や撮像装置4においてRAWファイルである第2のコンテンツファイル64に基づいてJPEGファイルである第1のコンテンツファイル60が生成される場合、あるいは、同じRAWデータに基づいて第1のコンテンツファイル60と第2のコンテンツファイル64とが別々に生成される場合、文字列の共通部分を作成してその文字列の末尾に、少なくとも第1のコンテンツファイル60と第2のコンテンツファイル64とが識別可能な別の文字列を付加することが考えられるので、ファイル名の類似まで検索することで、RAWファイルとJPEGファイルとの対応をできるだけ漏れなく検索するためである。生成日時情報の類似まで検索する理由については既に説明したので、ここでの説明は省略する。
なお、本実施形態において、ステップS34、S35の動作を省略し、検索部86が記憶装置3の記憶部91にアクセスして第2の管理情報ファイル66を検索してもよい。
ステップS38では、検索部86は、第4の関連情報63に対応する第2の関連情報を有する第2のコンテンツファイル64の候補を記憶部91内で検索する指示を、通信部84を介して記憶装置3へ送出する。第2のコンテンツファイル64の候補検索指示を通信部92を介して受信した記憶装置3は、記憶部91の格納部93を検索して、この指示に応じた第2のコンテンツファイル64を抽出し、ステップS39において、抽出した第2のコンテンツファイル64を候補として通信部92を介して情報処理装置2に送出する。情報処理装置2の検索部86は、ステップS39で送出された第2のコンテンツファイル64の候補を通信部84を介して受信し、記憶部81に一時的に格納する。
ステップS40では、検索部86が、ステップS39で送出されてきた第2のコンテンツファイル64の候補について順位付けを行う。本実施形態における検索部86の順位付けは、第4の関連情報63である第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の双方が同一である、第2の関連情報であるファイル名及び生成日時情報に対応する第2のコンテンツファイル64を最上位とし、次いで、第4の関連情報63である第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の一方が同一である、第2の関連情報であるファイル名及び生成日時情報に対応する第2のコンテンツファイル64、次いで、第4の関連情報63である第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の双方が類似である、第2の関連情報であるファイル名及び生成日時情報に対応する第2のコンテンツファイル64、そして、第4の関連情報63である第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の一方が類似である、第2の関連情報であるファイル名及び生成日時情報に対応する第2のコンテンツファイル64の順とする。
ステップS41では、ステップS39で送出された第2のコンテンツファイル64の候補、及びステップS40における順位付けに基づいて、情報処理装置2の表示制御部88が、図15(b)に示すような検索結果表示画面を表示部82の表示面2aに生成するための表示画面生成用信号を生成し、この表示画面生成用信号を表示部82に送出する。表示部82は、その表示面2aに検索結果表示画面を表示する。
図15(b)に示すように、ステップS41において表示部82の表示面2aに表示される検索結果表示画面127では、検索部86による検索結果である第2のコンテンツファイル64の候補が表示されている。図15(b)に示す例では、ステップS40における順位付けが上位の第2のコンテンツファイル64の候補が表示される領域128と、領域128に表示される第2のコンテンツファイル64の候補よりも順位付けが下位の第2のコンテンツファイル64の候補が表示される領域129とが設けられている。
ステップS42では、ユーザーが情報処理装置2の入力指示部451、一例としてマウスを操作することで、検索結果表示画面127に表示されているポインタ123をこの検索結果表示画面127上で移動させ、JPEGファイルをキーとして検索した結果、対応するとユーザーが選択したRAWファイル、すなわち第2のコンテンツファイル64(図示例ではハッチングされた第2のコンテンツファイル64)上にこのポインタ123を重畳させ、さらに、マウスのボタンをクリックする等の動作によりこの第2のコンテンツファイル64の選択入力を行うことで、第2のコンテンツファイル64の選択入力がされるのを待つ。
そして、第2のコンテンツファイル64の選択入力が入力I/F部83を介して制御部80に入力されると、ステップS43において、情報処理装置2の第2の送出部87は、画像管理装置1に送出する、選択された第2のコンテンツファイル64の第2の関連情報の抽出作業を行う。本実施形態では、第2の関連情報として、第2の送出部87が第2のコンテンツファイル64のファイルパスを抽出する。加えて、第2の送出部87は、第2のコンテンツファイル64と第1のコンテンツファイル60との対応関係を示す情報として、対応する第1のコンテンツファイル60のハッシュ値も抽出する。そして、ステップS44において、第2の送出部87は、第2の関連情報及び第2のコンテンツファイル64と第1のコンテンツファイル60との対応関係を示す情報を画像管理装置1に送出する。
ここで、第2の送出部87は、ステップS40による順位付けに応じて第2のコンテンツファイル64の第2の関連情報を送出してもよい。一例として、特定の順位、あるいは特定の順位以上または以下の第2のコンテンツファイル64の第2の関連情報を送出してもよい。
画像管理装置1の制御部70は、入力I/F部72を介してこれら第2の関連情報等を受信し、ステップS45において、制御部70はこれら第2の関連情報等を記憶部71に一時的に格納する。好ましくは、制御部70は、受信した第2の関連情報等を第1のコンテンツファイル60に関連付けて第1のタグテーブル62に格納する。
記憶部71、好ましくは第1のタグテーブル62に格納された第2の関連情報等は、例えば、図16に示すような、格納部74に格納されている第1のコンテンツファイル60の閲覧画面表示時に用いられる。
図16に示すように、第1のコンテンツファイル60の閲覧画面130には、所定の表示条件に合致する第1のコンテンツファイル60(図示例ではアルバム33の一例であるアルバム「お正月」に関連付けられている第1のコンテンツファイル60)が表示されている。閲覧画面130に表示されている第1のコンテンツファイル60のうち、第2の関連情報等が関連付けられた第1のコンテンツファイル60(図示例ではハッチングされた第1のコンテンツファイル60)には、対応付けられた第2のコンテンツファイル64のファイル名131が一部重畳されて表示されている。これにより、ユーザーは、第1のコンテンツファイル60に対応する第2のコンテンツファイル64の存在、及び、その第2のコンテンツファイル64の(記憶装置3における)格納場所を知ることができる。
(第1実施形態の効果)
以上詳細に説明したように、本実施形態の画像管理システムSでは、画像管理装置1に格納された第1のタグデータ60b、第1のタグテーブル62に記述された第3の関連情報を用いて、第2のコンテンツファイル64検索時のキーとなる第1のコンテンツファイル60の情報、つまり第4の関連情報63を特定し、この第4の関連情報63を用いて第2の関連情報を検索し、検索された第2の関連情報に関連付けられた第2のコンテンツファイル64を検索している。これにより、JPEGファイルである第1のコンテンツファイル60とRAWファイルである第2のコンテンツファイル64との対応関係を事前に記述することなく、第1のコンテンツファイル60に対応付けられた第3の関連情報を用いて、第2のコンテンツファイル64を検索することができる。すなわち、本実施形態によれば、事前処理の手間を要さずに簡易にコンテンツファイル相互の関係を検索することの可能な画像管理システムSを実現することができる。
また、本実施形態の画像管理システムSでは、情報処理装置2の検索部86が、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいて第2の管理情報ファイル66を検索し、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に関連すると推測される第2の関連情報を抽出し、抽出された第2の関連情報に関連付けられた第2のコンテンツファイル64の候補を抽出して提示しているので、上述した従来の画像管理装置による検索動作に比較して高速な処理が可能である。
すなわち、従来の画像管理装置では、RAWファイルとJPEGファイルとの対応関係を示す情報を、JPEGファイルのExif情報とRAWファイルのTIFFのメーカーノート部分にそれぞれ記述している。従って、画像管理装置が特定のRAWファイルに対応付けられたJPEGファイルを検索するためには、画像管理装置等に格納されたJPEGファイルのExif情報を個別に展開して閲覧する必要があり、このExif情報の閲覧に相当の時間を要するので、画像管理装置に多数のJPEGファイルが格納されている場合は、目的とするJPEGファイルを抽出するためにかなりの時間を要する可能性が高い。
一方、本実施形態の画像管理システムSでは、画像管理装置1の第1の送出部77から送出されてきた第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいて第2の管理情報ファイル66を検索しているので、従来の画像管理装置のように個々のJPEGファイルのExif情報を展開する必要がなく、また、第2のコンテンツファイル64のファイル名及び生成日時情報も既に第2の管理情報ファイル66に格納されているので、個々のRAWファイルのTIFFのメーカーノート部分を閲覧する必要がない。従って、本実施形態の画像管理システムSによれば、上述した従来の画像管理装置による検索動作に比較して高速な処理が可能である。
(第2実施形態)
上述した第1実施形態では、第2のコンテンツファイル64は、情報処理装置2とは別体の記憶装置3に格納されていた。しかしながら、本発明の実施形態においては、第2のコンテンツファイル64及び第2の管理情報ファイル66を情報処理装置2に格納してもよい。
図17は、本発明の第2実施形態である画像管理システムSの機能構成を示す機能ブロック図である。
図17において、本実施形態の情報処理装置2の記憶部81には格納部81aが設けられ、この格納部81aには、第2のコンテンツファイル64、第2のサムネイルファイル65及び第2の管理情報ファイル66が格納されている。これ以外の情報処理装置2の構成要素は第1実施形態のそれと同様であるので、同一の構成要素については同一の符号を付し、その説明を簡略化する。
従って、本実施形態によっても、上述の第1実施形態と同様の効果を得ることができる。
(変形例)
なお、本発明の画像管理システムS等は、その細部が上述の各実施形態に限定されず、種々の変形例が可能である。一例として、上述の第1実施形態では、第2のコンテンツファイル64が格納された記憶装置3は、画像管理装置1や情報処理装置2と同一のネットワーク(LAN12)に接続されていたが、記憶装置3はWAN14、つまり、画像管理装置1や情報処理装置2と異なるネットワークに接続されていてもよい。また、記憶装置3がクラウドサービスであってもよい。この場合、情報処理装置2の検索部86が提示するものは、第2のコンテンツファイル64が所在する記憶装置3のネットワークアドレス等を含めたネットワークパスやURI(Uniform Resource Indicator)であってもよい。
また、上述の各実施形態では、画像管理装置1から提供される第3の関連情報として、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報を用いたが、本発明の画像管理システムSにおいて用いることが可能な第3の関連情報に限定されず、第1のタグデータ60bや第1のタグテーブル62に格納された第1の関連情報から適宜選択されればよい。一例として、アルバム33に関する第1の関連情報や取り込み日時情報等が挙げられる。また、上述の各実施形態では例示しなかったが、周知の手法により顔認識処理された結果付与される被写体特定情報や、画像処理の結果付与されたカテゴライズ情報(例えば風景写真など)等を第1のタグデータ60bや第1のタグテーブル62に格納しておき、これらを第3の関連情報として用いてもよい。さらに、第1のタグデータ60bのGPS情報領域109に記述された位置情報の少なくとも一部を第3の関連情報としてもよく、加えて、この位置情報に基づいて外部サーバ15を検索して、位置情報に対応する施設やランドマークに関する情報を取得し、この施設やランドマークに関する情報を第1のタグデータ60bもや第1のタグテーブル62に格納しておき、これらを第3の関連情報として用いてもよい。
また、第1のタグデータ60bまたは第1のタグテーブル62に、第1のコンテンツファイル60の元となる第2のコンテンツファイル64のID、ファイル名、ファイルデータが格納されていてもよく、さらには、画像管理装置1の第1の送出部77はこれら第2のコンテンツファイル64のID等も送出してもよい。この場合、情報処理装置2の検索部86は、第2のコンテンツファイル64のID等を用いて第2の関連情報を検索した後、上述した、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいた、いわゆる絞り込み検索を行ってもよく、あるいは、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいた検索を行った後で、第2のコンテンツファイル64のID等を用いた絞り込み検索を行ってもよい。
また、第1の送出部77は、第1のタグデータ60bの機種名領域107に格納された撮像装置4の機種名に関する情報を送出し、記憶装置3の第2の管理情報ファイル66に、撮像装置4の機種名とこの撮像装置4が生成するRAWファイルの拡張子との対応関係を示すテーブルを格納してもよい。撮像装置4の機種毎に、生成するRAWファイルの拡張子は一意に定められうるので、対応する第2のコンテンツファイル64を検索する際に、撮像装置4の機種名に関する情報は有用である。この場合、情報処理装置2の検索部86は、撮像装置4の機種名に関する情報を用いてRAWファイルの拡張子を特定し、このRAWファイルの拡張子を用いて第2の関連情報を検索した後、上述した、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいた、いわゆる絞り込み検索を行ってもよく、あるいは、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報の少なくとも一方に基づいた検索を行った後で、撮像装置4の機種名に関する情報を用いた絞り込み検索を行ってもよい。
このように、第1のコンテンツファイル60のファイル名及び生成日時情報に加えて、第1のコンテンツファイル60に関する種々の情報を第3の関連情報としてもよく、これにより、検索部86による検索精度をより向上させることができる。加えて、検索部86がどの情報を第3の関連情報とするかをユーザーに選択させ、さらにはユーザーが選択した情報のどれを優先して検索するかをさらにユーザーに選択させてもよい。
また、上述の第1実施形態では、第2のコンテンツファイル64に対応付けられた第1のコンテンツファイル60を表示する際に、第2のコンテンツファイル64のファイル名131を表示していたが、対応関係を表示する態様は第1実施形態のそれに限定されない。一例として、第2のコンテンツファイル64が対応付けられていることを示すマークや図形アイコンを表示する態様が挙げられる。このマーク等は、単に対応付けられていることを示すものであってもよく、また、第2のコンテンツファイル64の格納場所毎に異なったマーク等にしてもよい。一例として、格納場所を示す機器の外観を示すアイコンや、記憶装置3がクラウドサービスである場合はこのクラウドサービスのロゴであってもよい。
さらに、上述の各実施形態では、第1のコンテンツファイル60はJPEGファイル、第2のコンテンツファイル64はRAWファイルであったが、それぞれ、ファイルフォーマットに限定はない。
そして、上述の各実施形態において、画像管理装置1、情報処理装置2及び記憶装置3を動作させるプログラムはROM21、HDD部26等に格納されて提供されていたが、不図示の光学ディスクドライブ、USBインタフェース233等を用いて、プログラムが格納されたDVD(Digital Versatile Disc)、USBフラッシュメモリ装置、メモリーカード8等を接続し、このDVD等からプログラムを画像管理装置1等に読み込んで動作させてもよい。また、WAN14上の外部サーバ15内にプログラムを格納しておき、ネットワークインタフェース25を介してこのプログラムを画像管理装置1等に読み込んで動作させてもよい。さらに、上述の各実施形態において、画像管理装置1等は複数のハードウェア要素により構成されていたが、これらハードウェア要素の一部の動作をCPU20等がプログラムの動作により実現することも可能である。加えて、上述の各実施形態では画像管理装置1、記憶装置3にHDD部26等を用いていたが、HDD部26等以外の記憶媒体、一例としてSSD(Solid State Drive)装置やメモリーカード等の周知の記憶媒体を用いることも可能である。