JP6666533B2 - 往復動エンジンのシリンダライナおよびピストンの堆積物を制御するためのシステム - Google Patents

往復動エンジンのシリンダライナおよびピストンの堆積物を制御するためのシステム Download PDF

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Description

本明細書で開示される主題は一般に往復動エンジンに関し、より詳細には、往復動エンジンのシリンダライナおよびピストンの表面仕上げに関する。
往復動エンジン(例えば、内燃エンジン)は、燃料を酸化剤(例えば、空気)で燃焼させて高温燃焼ガスを発生させ、シリンダライナ内のピストン(例えば、往復動ピストン)を駆動する。具体的には、高温燃焼ガスは膨張してピストンに圧力を加え、シリンダライナ内のピストンを膨張行程(例えば、下降行程)において直線運動させる。ピストンは、燃焼ガスによって加えられた圧力、そしてピストンの直線運動を、(例えば、ピストンに連結した連接棒およびクランク軸を介して)回転運動に変換して、軸を駆動して1つまたは複数の負荷(例えば、発電機)を回転させる。ピストンおよびシリンダライナの設計および構成は、オイル消費と同様、エミッション(例えば、窒素酸化物、一酸化炭素など)に大きな影響を及ぼす場合がある。さらに、ピストンおよびシリンダライナの設計および構成は、往復動エンジンの構成部品間の摩擦、および往復動エンジンの構成部品の寿命に大きな影響を及ぼす場合がある。残念ながら、ピストンに形成される堆積物は、シリンダライナの摩耗を増大させる、あるいはエミッションに影響を及ぼす場合がある。
米国特許第8459175号明細書
本来、特許請求される発明の範囲に相応する特定の実施形態を、以下に要約する。これらの実施形態は、特許請求される本発明の範囲を限定することを意図するものではなく、むしろこれらの実施形態は、本発明の可能な形態の簡潔な概要を提供することのみを意図する。実際、本発明は、下記に説明する実施形態と同様のもの、または異なるものとすることができる様々な形態を含むことができる。
第1の実施形態では、往復動エンジンは、シリンダライナと、空洞内に配置されたピストンとを含む。シリンダライナは、内壁を含み、空洞の周りを延在する。内壁は、第1の軸方向端、第2の軸方向端、ピストン移動部、および上部を含む。上部は、シリンダライナの第2の軸方向端よりもシリンダライナの第1の軸方向端に近く、上部は、約2μmより大きな第1の平均粗さ(Ra1)、および約0.1mmより小さな全うねり(Wt)を有する第1の表面仕上げを有し、Ra1およびWtは約0.8mmの代表長さに基づく。ピストンは、シリンダライナ内を往復動式に動くように構成される。ピストンは、ピストンが上死点位置にあるとき、シリンダライナの内壁の上部と半径方向に向かい合うように構成されたトップランドを含む。
第2の実施形態では、システムは、シリンダライナと、空洞内に配置されたピストンとを有する往復動エンジンを含む。シリンダライナは、内壁を含み、空洞の周りを延在する。シリンダライナは、シリンダライナの内壁の上部で第1の半径を含み、上部は、第1の平均粗さ(Ra1)および約0.1mmよりも小さい全うねり(Wt)を有する第1の表面仕上げを含む。ピストンは、シリンダライナ内を往復動式に動くように構成される。ピストンは、ピストンの周りを周方向に延在する少なくとも1つの環状溝と、少なくとも1つの環状溝のトップの環状溝に隣接するトップランドとを含む。トップランドは、第2の半径および第2の表面仕上げを含む。第1の半径と第2の半径との間の半径隙間は、往復動エンジンの運転中、約25μmより小さい。第2の表面仕上げは、約2μmより小さな第2の平均粗さ(Ra2)を有し、Ra2はRa1より小さい。Ra1、Wt、およびRa2は約0.8mmの代表長さに基づく。
第3の実施形態では、システムは、シリンダライナと、空洞内に配置されたピストンとを有する往復動エンジンを含む。シリンダライナは、内壁を含み、空洞の周りを延在する。内壁は、第1の軸方向端、第2の軸方向端、ピストン移動部、および上部を含む。シリンダライナは内壁の上部で第1の半径を含み、上部は、シリンダライナの第2の軸方向端よりもシリンダライナの第1の軸方向端に近い。上部は第1の表面仕上げを備え、第1の表面仕上げは、約2μmより大きな第1の平均粗さ(Ra1)、および約0.1mmより小さな全うねり(Wt)を有する。ピストンは、シリンダライナ内を往復動式に動くように構成される。ピストンは、ピストンが上死点位置にあるとき、シリンダライナの内壁の上部と半径方向に向かい合うように構成されたトップランドを含む。ピストンは、トップランドで第2の半径を含み、ピストンのトップランドは、Ra1より小さな第2の平均粗さ(Ra2)を有する第2の表面仕上げを有する。往復動エンジンの運転中、第1の半径と第2の半径との間の半径隙間は約25μmより小さく、Ra1とRa2との差は約0.5μmより大きい。Ra1、Wt、およびRa2は約0.8mmの代表長さに基づく。
本発明のこれらの、および他の特徴、態様、および利点は、図面全体を通して同様の符号が同様の部品を表わす添付の図面を参照して以下の詳細な説明を読むことにより、よりよく理解されるであろう。
エンジン駆動の動力発生システムの一部分の実施形態の概略ブロック図である。 エンジンのシリンダライナ内に配置されたピストンの実施形態の断面図である。 ピストンが上死点位置にあるときのエンジンのピストンおよびシリンダライナの実施形態の図2の線3−3内を見た部分断面図である。 エンジンのピストンおよびシリンダライナの実施形態の図2の線3−3内を見た部分断面図である。
以下に、本発明の1つまたは複数の具体的な実施形態を説明する。これらの実施形態を簡潔に説明するために、実際の実施態様の特徴すべてを本明細書で説明しない場合がある。いかなるこうした実際の実施態様の開発に際しても、あらゆるエンジニアリングプロジェクトまたは設計プロジェクトと同様に、システム関連およびビジネス関連の制約を遵守することなど、実施態様ごとに変わる場合がある開発者の特定の目標を達成するために、実施態様特有の多くの決定を行われなければならないことを理解されたい。さらに、このような開発の取り組みは、複雑であり時間を要する場合があるが、それにもかかわらず、この開示の恩恵を受ける当業者にとっては、設計、製作、および製造の定常作業であることを認識されたい。
本発明の様々な実施形態の要素を導入するときに、冠詞「1つ(a)」、「1つ(an)」、「その(the)」、および「前記(said)」は、要素の1つまたは複数があることを意味することが意図される。用語「備える(comprising)」、「含む(including)」、および「有する(having)」は、包括的であることを意図し、列挙した要素以外に追加の要素があり得ることを意味する。
本開示による往復動エンジン(例えば、内燃エンジン)は、1つまたは複数のピストン組立体を含むことができ、各ピストン組立体は、シリンダライナ内を(例えば、軸方向に)直線運動して、燃焼ガスによって加えられた圧力、そしてピストンの直線運動を回転運動に変換して、1つまたは複数の負荷に動力を供給するように構成されたピストンを有する。シリンダライナの上部の表面仕上げは、約0.8mmの代表長さに対して、約1、2、3、4、5、10、または15μmより大きい平均粗さ(Ra)、および約0.1、0.05、または0.03mmより小さい全うねり(Wt)とする場合がある。認識されるように、RaおよびWtは代表長さが異なると(例えば、0.08、0.25、2.5、および8mm)、変わる場合がある。これに加えて、またはその代わりに、シリンダライナ内のピストンのトップランドの表面仕上げは、約2、1、0.8、0.5、または0.3μmより小さい平均粗さとする場合がある。ピストンのトップランドとシリンダライナの上部との間の半径隙間は、室温で隙間比がボア直径の約0.5%より小さいときでは、運転温度では約25μmより狭い場合があり、これを、本明細書では密接トップランド(TTL:Tight Top Land)状態と規定する。本明細書で使用するとき、隙間比は、シリンダボア直径に対するトップランドの隙間の比として定義することができ、トップランド隙間は、シリンダボア直径とピストントップランド直径との間の差として定義することができる。シリンダライナの上部の粗さがピストンのトップランドより粗いので、シリンダライナにはより多くの堆積物が溜まる場合があり、かつ/またはトップランドには堆積物がより少ない場合がある。いくつかの実施形態では、シリンダライナに付着した堆積物は、トップランドから堆積物を掻き落とし(例えば、取り除き)、それによってピストンのトップランドの堆積物が減少する場合がある。さらに、シリンダライナの上部の表面仕上げは、ピストン組立体のクレビス体積に影響を及ぼさない場合がある。例えば、別体の研磨防止リング(例えば、カーボンスクレーパ)は、ピストン組立体のクレビス体積を増やす場合があり、かつ/またはピストン組立体の構成部品の量を増やす場合があるが、本明細書で説明するシリンダライナの上部の表面仕上げは、上部に付着した堆積物を、ピストンに対する研磨防止リングとして機能させることができる。さらに、トップランドに付着した堆積物を減らせば、シリンダライナの摩耗を減らし、かつ/またはピストンの摩擦熱を減らすことができる。ピストンのトップランドに付着した堆積物から生じるシリンダライナとピストンとの間の摩擦は、トップランドとシリンダライナの内壁との間に摩耗を生じさせ(例えば、カーボンによる引っ掻き、およびボアの研磨)、それによって、オイル消費を増大させ、未燃炭化水素がシールを通過するブローバイを増大させ、またはエミッションを増大させ、あるいはこれらの組み合わさったことになる場合がある。したがって、ピストンのトップランドの堆積物を減らすことによって、シリンダライナとピストンとの間の摩擦を減らすと、オイル消費を減少させ、シリンダライナとピストンとの間の未燃炭化水素のブローバイを減少させ、またはエミッションを減少させ、あるいはこれらの組み合わさったことになる場合がある。好都合なことに、ピストンのトップランドから堆積物を取り除くために用いられる堆積物を保持するシリンダライナの上部の表面仕上げが、ピストン組立体のクレビス体積に大きく追加される可能性はない。
図を参照すると、図1は、エンジン駆動の動力発生システム10の一部分の実施形態のブロック図を示す。以下で詳細に説明するように、システム10は、1つまたは複数の燃焼室14(例えば、1、2、3、4、5、6、7,8、10、12、14、16、18、20の、またはそれより多い燃焼室14)を有するエンジン12(例えば、往復動内燃エンジン)を含む。各燃焼室14は、シリンダ30、およびシリンダ30内で往復運動するピストン24によって画定される。空気供給部16は、各燃焼室14に、空気、酸素、酸素富化空気、低酸素空気、またはこれらの任意の組合せなどの加圧酸化剤18を供給するように構成される。燃焼室14はまた、燃料供給部22から燃料20(例えば、液体および/または気体燃料)を受け入れるように構成される。酸化剤18と燃料20の混合物(例えば、燃料−空気混合物)は、各燃焼室14内で点火し燃焼する。高温の加圧燃焼ガスによって、各燃焼室14に隣接するピストン24はシリンダ30内で直線運動し、ガスによって加えられた圧力を回転運動に変換し、それによって軸26を回転させる。さらに、軸26は負荷28に連結される場合があり、軸26の回転によって負荷28に動力を与える。例えば、負荷28は、システム10の回転出力によって動力を発生することができる、発電機などの任意の適切な装置とすることができる。別の例として、負荷28はエンジン12によって駆動される車両とすることができる。さらに、以下の考察では、空気を酸化剤18と呼んでいるが、本開示の実施形態では、任意の適切な酸化剤を用いることができる。同様に、燃料20は、例えば、天然ガス、石油随伴ガス、水素、プロパン、ガソリン、バイオガス、消化ガス、合成ガス、埋立地ガス、炭鉱ガス、ディーゼル、灯油、または燃料油などの任意の適切な燃料とすることができる。
本明細書で開示されるシステム10は、定置用途(例えば、産業用発電エンジン)または移動用途(例えば、自動車または航空機)に使用するように構成することができる。エンジン12は、2ストロークエンジン、3ストロークエンジン、4ストロークエンジン、5ストロークエンジン、または6ストロークエンジンとすることができる。いくつかの実施形態では、シリンダ30はエンジンブロックと一体でないシリンダライナを含むことができる。例えば、鋼製のシリンダライナはアルミニウム製エンジンブロックとともに使用することができる。エンジン12はまた、任意の数の燃焼室14、ピストン24、および関連するシリンダ30またはシリンダライナを(例えば1〜24)含むことができる。例えば、システム10は、シリンダ30内を往復動する4、6、8、10、16、24、またはそれより多いピストン24を有する大型産業用往復動エンジンを含むことができる。シリンダライナおよび/またはピストン24の直径は、約10〜34センチメートル(cm)の間、12〜20cmの間、または約15cmとすることができる。ある特定の例では、ピストン24は、ピストン24のトップリング溝にニレジスト製リングインサートを有する鋼製ピストンまたはアルミニウム製ピストンとすることができる。いくつかの実施形態では、システム10は10kWから10MWの範囲の発電をすることができる。これに加えて、またはその代わりに、エンジンの運転速度は約1800、1500、1200、1000、900、800、または700RPMより遅い速度とすることができる。
図2は、往復動エンジン12のシリンダライナ42(例えば、エンジンシリンダ30)内に配置されたピストン24を有するピストン組立体40の実施形態の側面断面図である。シリンダライナ42は、円筒状の空洞46を画定する内側環状壁44を有する。エンジン12に対する方向は、軸方向軸または方向48、半径方向軸または方向50、および周方向軸または方向52を参照して説明することができる。ピストン24は、トップランド54、およびピストン24の周りを周方向に(例えば、周方向52に)延在する第1の環状溝56(例えば、トップの環状溝またはトップの環状リング溝)を含む。第1の環状リング58(例えば、トップの環状リングまたはトップピストンリング)は、トップの環状溝56に配置することができる。トップの環状リング58は、システム10の運転中にトップの環状リング58が受ける高温および高圧の燃焼ガスに対応して拡大および収縮するように構成することができる。図示のように、ピストン24は、ピストン24の周りを周方向に延在し、軸方向軸48に沿ってトップの環状溝56から間隔を置いて配置された1つまたは複数の追加の環状溝60(例えば、追加の環状リング溝)を含むことができる。追加の環状ピストンリング62は、追加の環状溝60のそれぞれに配置することができる。複数の追加の環状溝60およびそれに対応する追加の環状ピストンリング62は、様々な構成のうちの任意の構成とすることができることを理解されたい。例えば、複数の追加の溝60および/またはそれに対応する追加のリング62のうちの1つまたは複数は、例えば、異なる構成、形状、寸法、および/または機能を有することができる。
図示のように、ピストン24は、連接棒66およびピン68を介してクランク軸64に取付けられる。クランク軸64は、ピストン24の軸方向軸48に沿った往復直線運動を回転運動70に変える。燃焼室14は、ピストン24のトップランド54に隣接して配置される。1つまたは複数の燃料噴射器72は燃焼室14に燃料20を供給し、1つまたは複数の弁74は燃焼室14への空気18の供給を制御する。排気弁76は、エンジン12からの排気ガス78の排出を制御する。しかしながら、燃料20および空気18を燃焼室14に供給するために、および/または排気ガス78を排出するために任意の適切な要素および/または技法を使用することができることを理解されたい。
運転時、燃料20は空気18とともに燃焼室14内で燃焼し、それによって、ピストン24はシリンダライナ42の空洞46内で軸方向48に往復動式(例えば、前後)に動く。上記したように、ピストン24が動くと、クランク軸64は回転して負荷28(図1に示す)に動力を与える。隙間80(例えば、環状空間を画定する半径隙間)がシリンダライナ42の内壁44とピストン24の外面82との間に設けられる。トップの環状リング58およびすべての追加の環状リング62は、シリンダライナ42の内壁44に接触して、燃料20、空気18、および燃料−空気混合物84を燃焼室14内に保持することができる。これに加えて、またはその代わりに、トップの環状リング58および任意の追加の環状リング62は、燃焼室14内の圧力を適切に維持することを容易にして、高温の燃焼ガス78を膨張させて、ピストン24を軸方向軸48に沿って動かすことを可能にする。トップの環状リング58および/またはすべての追加の環状リング62は、シリンダライナ42の内壁44にわたって潤滑剤(例えば、オイル)を分布させて、エンジン12内で、摩擦を減らし、かつ/または熱発生を減らすことができる。
ピストン24は、シリンダライナ42の第1の軸方向端86と第2の軸方向端88との間を軸方向軸48に沿って往復動して、矢印70に示すようにクランク軸64を回転させる。ピストン24のトップランド54は、往復運動のほとんどで、シリンダライナ42の内壁44の移動部90を通って往復動する。ピストン24がシリンダライナ42内で上死点位置にあるとき、ピストンのトップランド54はシリンダライナ42の上部92と半径方向に向かい合っている。認識されるように、ピストン24の上死点位置は、ピストン24の頂面94が頂点96にあるときに一致する。いくつかの実施形態では、連接棒66の軸98は、上死点位置では、シリンダライナ42の軸100と実質的に位置が合っている。例えば、連接棒66が図2の破線で示す位置102にあるとき、ピストン24は上死点位置にある。認識されるように、ピストン24が上死点位置にあるとき、燃焼室14の容積は最小値になる。上死点位置で、ピストン24の動きは、軸方向軸48に沿って逆方向になる。いくつかの実施形態では、連接棒66の軸98が、シリンダライナ42の軸100の約15度以下、10度以下、または5度以下の範囲内にあるとき、シリンダライナ42の上部92は、トップランド54と半径方向に向かい合っている内壁44の部分を含む。これに加えて、またはその代わりに、ピストン24が上死点位置にあるとき、シリンダライナ42の上部92は、ピストン24のトップランド54の上方にある内壁44の部分を含む。いくつかの実施形態では、シリンダライナ42の上部92の直径は、シリンダライナ42の移動部90の直径と実質的に等しくすることができる。
図3は、エンジン12のピストン24およびシリンダライナ42の図2の線3−3内を見た部分断面図である。図3は、ピストン24のトップランド54がシリンダライナ42の上部92と半径方向に向かい合っている、上死点位置のピストン24を示す。燃料20および空気18は、ピストン24が上死点位置に近づく前、またはほぼ近づくときに、燃焼室14内で燃焼を始めることができる。燃焼室14内の燃料20および空気18の部分は、ピストン24のいくつかの燃焼サイクルで完全には反応しない場合がある。不完全燃焼生成物は、エミッションならびに/あるいはシリンダライナ42またはピストン24での堆積物(例えば、カーボン堆積物)の形成の原因となる場合がある。これに加えて、またはその代わりに、コークス化した潤滑剤(例えば、オイル)は、ピストン24のトップランド54および/またはシリンダライナ42の上部92などの燃焼室14の表面にカーボン堆積物を形成する場合がある。特定の寸法より大きな燃焼室14の近くの隙間またはクレビスは、ピストン組立体40のクレビス体積を増やす場合がある。クレビスは、1つのピストンサイクルから別のサイクルまで、排気ガス78または燃料−空気混合物84の部分を保持し、それによって燃焼効率を下げる場合がある。これに加えて、またはその代わりに、クレビスは、あるピストンサイクルで燃料20または空気18の部分を保持し、それによって、ピストンサイクルで不完全反応となって、燃焼効率を下げる場合がある。
したがって、ピストン組立体40のピストン24およびシリンダライナ42の形状を密接トップランド(TTL)設計にすれば、それによってピストン組立体40のクレビス体積が減り、エミッションが減り、燃焼効率を上げることができる。本明細書で規定するように、TTL設計では、エンジン12が定格温度(例えば、約480°から815℃、約540°から760℃、または約590°から700℃の間の燃焼温度)で運転されるとき、運転隙間は半径方向で約25μmより小さい。例えば、TTL設計では、エンジン12が定格温度で運転されるとき、シリンダライナ42の上部92の第1の表面120とピストン24のトップランド54の第2の表面122との間の運転隙間(例えば、隙間80)は半径方向で約35、30、25、20、または15μmより小さくすることができる。いくつかの実施形態において、ピストン組立体40のTTL設計では、ピストン24のトップランド54周りのトップランド半径隙間は、室温(約20℃)で、アルミニウム製ピストンに対して、公称ボア直径の約0.36%から0.46%とすることができる。TTL設計の別の材料(例えば、鉄鋼)のピストンに対するトップランド54周りのトップランド半径隙間は、アルミニウム製ピストンのトップランド半径隙間に他の材料(例えば、鉄鋼)とアルミニウムとの熱膨張係数の比を掛けることによって決めることができる。例えば、13.2(10-6m/m・K)の熱膨張係数の42CrMo4V鋼および21(10-6m/m・K)の熱膨張係数のM124Gアルミニウムに対しては、42CrMo4V鋼のピストンに対するトップランド54周りのトップ半径隙間は、42CrMo4V鋼のピストンの公称ボア直径の約0.23%から0.29%の間である(例えば、0.36%×(13.2/21)=0.23%、0.46×(13/21)=0.29%)。
排気ガス78または潤滑剤からのカーボン堆積物は、燃焼室14の周りの表面に形成する場合がある。カーボン堆積物がトップランド54の第2の表面122に形成する場合、カーボン堆積物は、シリンダライナ42の内面44の移動部90での摩擦および摩耗(例えば、カーボンによる引っ掻き、およびボアの研磨)を増大させる場合がある。シリンダライナ42の内面44での摩耗は、隙間80が増大することによってオイル消費を増大させる場合がある。これに加えて、またはその代わりに、内面44での摩耗が増大すると、トップの環状リング58または追加の環状リング62を通過する燃料20、空気18、および/または燃焼生成物78のブローバイが増加する場合がある。
ピストン24に向かって半径方向内向きに延在するシリンダライナ42の上部92の研磨防止リングは、トップランド54と相互作用して、第2の表面122から堆積物を取り除くことができる。研磨防止リングとともに使用されるピストン24のトップランド54は、本明細書で説明する研磨防止リングなしで使用される所与のシリンダライナ42とともに使用されるピストン24のトップランド54よりも、所与のシリンダライナ42に対して小さい(例えば、直径が小さい)。研磨防止リングを有するピストン組立体40で、より小さいトップランド54を使用すると、ピストン24の第2の表面122とシリンダライナ42の内側環状壁44との間の隙間80が増大する。研磨防止リングでは隙間80がより大きいので、本明細書で説明する研磨防止リングなしのピストン組立体40の実施形態に対して、クレビス体積が増大し、エンジン効率が下がる場合がある。さらに、研磨防止リングを有するピストン組立体40は、研磨防止リングなしのピストン組立体40に対して、トップランド54およびシリンダライナ42の温度を上昇させる場合がある。トップランド54およびシリンダライナの温度が低いピストン組立体40では、エミッションが減り、ピストン24の疲労寿命が延び、潤滑剤の使用可能な寿命が延び、潤滑剤交換間隔の頻度が減り、またはそれらが任意に組み合わさる。
いくつかの実施形態では、上部92の第1の表面120は、燃焼室14のクレビス体積には大きく影響せずに、トップランド54に対する上部92でのカーボン堆積物の形成を促進する表面仕上げにする。すなわち、第1の表面120の「巨視的な」表面仕上げはクレビス体積を増大させる場合があるのに反して、本明細書で説明する第1の表面仕上げの実施形態は、TTL設計の隙間に比べてクレビス体積には実質的に大きな影響を及ぼさない「微視的な」表面仕上げを含む。例えば、第1の表面120の第1の表面仕上げの平均粗さ(Ra)は、エンジン12の運転時、TTL隙間(約25μm)より小さい。上部92の第1の表面120のカーボン堆積物は、隙間80に少なくとも部分的に延在して、ピストン24のトップランド54の第2の表面122に形成する場合があるカーボン堆積物を掻き落とす、または取り除くことができる。認識されるように、表面仕上げは、少なくとも表面粗さパラメータおよびうねりパラメータによって定義することができ、表面粗さパラメータは、細かな間隔での表面の不規則性の尺度であり、うねりパラメータは、代表長さにわたって表面粗さパラメータの間隔よりも長い間隔での表面の不規則性の尺度である。本明細書で考察する表面粗さパラメータは平均粗さ(Ra)パラメータである。Raは、輪郭に沿う絶対値の算術平均に相当するパラメータである。本明細書で考察する表面うねりパラメータは、全うねり(Wt)パラメータであり、Wtは、輪郭の最大輪郭山高さと最大輪郭谷深さの和である。認識されるように、WtおよびRaは、約0.5、0.8、または1.0mmなどの代表長さで明示される。第1の表面120の平均粗さRa1は約1、2、3、4、5、10、15、または20μmより大きくすることができる。いくつかの実施例では、第1の表面120のRa1は、約20μmなど、約25μmより小さくすることができる。第1の表面のWtは、約0.1、0.05、または0.03mmより小さくすることができる。例えば、第1の表面仕上げは、約1μmより大きい平均粗さRa1、かつ約0.1mmより小さい全うねりWtとすることができる。「巨視的な」表面仕上げは、限定するものではないが、ピストン組立体40のクレビス体積を大きく増大させない、25μmより小さいRa1および0.1mmより小さいWtの第1の表面120の実施形態を含むことは理解される。いくつかの実施形態では、第1の表面120の第1の表面仕上げは、限定するものではないが、穴あけ、フライス削り、中ぐり、ブローチ削り、リーマ仕上げ、研削、ホーニング、電解研磨、研磨、またはラッピング、あるいはこれらの任意の組合せを含む工程によって形成することができる。
いくつかの実施形態では、ピストン組立体40のTTL設計の半径隙間は、上部92およびトップランド54でのカーボン堆積物の形成を低減することができる。しかしながら、隙間80がエンジン12の運転中にボアが変形することによって増大する場合でも、上部92の第1の表面120で形成するカーボン堆積物は、トップランド54の第2の表面122でのカーボン堆積物の形成を抑制することができる。トップランド54の第2の表面122でのカーボン堆積物の形成が低減されると、内壁44の摩耗が減り、ピストン24とシリンダライナ42との間のシールの寿命が延び、トップランド54およびシリンダライナ42の温度が、所望の動作温度の範囲内に(例えば、250℃より低く)保たれ、またはこれらのことが任意に組み合わさる。シールの寿命が延び、かつ/あるいはピストン24またはシリンダライナ42の摩耗が減ると、メンテナンス間隔に関係する休止時間を減らすことができ、それによって、エンジン12が、より長期間、負荷28に動力を与え続けることができる。カーボン堆積物が形成されると、構成部品(例えば、ピストン24、シリンダライナ42)の温度が上昇する場合がある。したがって、トップランド54の第2の表面122でのカーボン堆積物の形成を減らせば、ピストン24からシリンダライナ42への熱伝達が増え、それによって、トップランド54の温度が下がり、さらにトップランド54の第2の表面でカーボン堆積物が形成される可能性が減る場合がある。
いくつかの実施形態では、トップランド54の第2の表面122の第2の表面仕上げは、トップランド54でのカーボン堆積物の形成を抑制するように構成される。トップランド54の第2の表面122の平均粗さRa2は2、1、0.8、0.5、または0.3μmより小さくすることができる。いくつかの実施形態では、第2の表面122の第2の表面仕上げは、限定するものではないが、穴あけ、フライス削り、中ぐり、ブローチ削り、リーマ仕上げ、研削、ホーニング、電解研磨、研磨、またはラッピング、あるいはこれらの任意の組合せを含む工程によって形成することができる。これに加えて、またはその代わりに、2μmより大きな平均粗さのトップランド54にコーティングを施すことができ、その結果、コーティングを施した第2の表面122のRa2は、約2、1、0.8,0.5、または0.3μmより小さい。コーティングには、限定するものではないが、クロム、グラファイト、モリブデン、鋳鉄、およびシリコンなどが含まれる。トップランド54の第2の表面122の表面仕上げは、シリンダライナ42の上部92の第1の表面120よりも滑らかな場合(例えば、Ra2<Ra1)、カーボン堆積物は、トップランド54の第2の表面122よりも上部92の第1の表面120に保持されやすい。すなわち、第1の表面120の表面粗さは、カーボン堆積物を機械的に強く固定して保持し、第2の表面122の表面粗さはカーボン堆積物を機械的に弱く固定して保持する場合がある。いくつかの実施形態では、第1の表面120の平均粗さパラメータRa1と第2の表面122の平均粗さパラメータRa2との間の差は、値の差よりも大きい場合がある。値の差は、約0.5、0.7、1、2、3、4、5μm、またはそれより大きい場合がある。いくつかの実施形態では、Ra1はRa2より、2、3、4、5、6、7、8、9、10、またはそれより大きな倍率で、大きい場合がある。Ra1とRa2との間の差が大きくなると、ピストン組立体40に形成されるカーボン堆積物がシリンダライナ42の上部92の第1の表面120に形成される確率が高くなる場合がある。
シリンダライナ42のトップリング反転部124の下方で、内壁44の移動部90の第3の表面仕上げの平均粗さ(Ra3)は、約1、0.8、または0.5μmより小さくすることができる。認識されるように、シリンダライナ42のトップリング反転部124は、上死点位置において、トップランド54の底部と半径方向に向かい合っている。したがって、シリンダライナ42の上部92は、トップリング反転部124の軸方向48の上の部分として定義することができる。平均粗さRa3は、平均粗さRa1より小さくする(例えば、より滑らかにする)ことができ、それによって、内壁44の移動部90でのカーボン堆積物の形成を抑制することができる。いくつかの実施形態では、トップランド54の第2の表面122の平均粗さRa2は、内壁44の移動部90の平均粗さRa3とほぼ同じかまたは小さくすることができる。例えば、移動部90の平均粗さRa3は、第2の表面122の平均粗さRa2より約0、10、25、50、100、200、300、または400パーセント大きくすることができる。内壁44の移動部90の第3の表面仕上げは、限定するものではないが、穴あけ、フライス削り、中ぐり、ブローチ削り、リーマ仕上げ、研削、ホーニング(例えば、プラトーホーニング)、電解研磨、研磨、またはラッピング、あるいはこれらの任意の組合せを含む工程によって形成することができる。
図4は、エンジン12のピストン24およびシリンダライナ42の図2の線3−3内を見た部分断面図である。図4は、上死点位置に向かって軸方向48に動くピストン24を示す。シリンダライナ42の上部92の第1の表面120の第1の付着した堆積物130は、ピストン24とシリンダライナ42との間の環状隙間80内に延在する。ピストン24が上死点位置の方へ動くと、第1の表面120の第1の付着した堆積物130は、ピストン24のトップランド54の第2の表面122の第2の付着した堆積物132と相互作用する場合がある。第1の表面120の第1の表面仕上げが第1の付着した堆積物130を上部92に固定することの方が、第2の表面122の第2の表面仕上げが第2の付着した堆積物132をピストン24のトップランド54に固定することよりも強い。したがって、上部92の第1の付着した堆積物130がトップランド54から取り除く第2の付着した堆積物132の方が、第2の付着した堆積物132が上部92から取り除く第1の付着した堆積物130よりも多い。したがって、ピストン24のトップランド54は、第1の表面120の第1の付着した堆積物130によってきれいにされ、それによって、トップランド54の第2の表面122とシリンダライナ42の移動部90との間の摩擦が減る。いくつかの実施形態では、第1の表面120の第1の表面仕上げが、第2の表面122の第2の表面仕上げより多くの潤滑剤(例えば、オイル)を集めて保持することに少なくともある程度基づいて、第1の表面120は第2の表面122よりも速い割合で堆積物を蓄積する場合がある。保持された潤滑剤は燃焼中にコークス化し、それによって、堆積物130を形成する場合がある。
本明細書で考察した実施形態の技術的効果として、クレビス体積を減らし、エンジン運転中に燃焼室内でのカーボン堆積物の形成を減らすことが挙げられる。これに加えて、またはその代わりに、本明細書で考察した実施形態の技術的効果として、ピストンの温度を下げ、燃焼効率を改善し、オイル消費を減らし、シリンダライナの摩耗を減らし、ブローバイを減らし、ピストン周りのシールリングの寿命を延ばす、またはそれらのことが任意に組み合わされることが挙げられる。シリンダライナの上部の表面仕上げがトップランドの表面仕上げに対して粗いことによって、シリンダライナの上部で堆積物がより形成しやすくなる。さらに、カーボン堆積物がシリンダライナおよびピストンに形成される限りでは、シリンダライナの上部の表面仕上げがトップランドの表面仕上げよりも粗いことによって、ピストンがシリンダライナ内を往復運動している間、上部の付着した堆積物が、ピストンのトップランドから堆積物を取り除くことができる。
本明細書では、最良の態様を含む例を用いて本発明を開示し、さらに、任意の装置またはシステムの作製および使用、ならびに任意の組み入れられた方法の実施を含め、当業者が本発明を実施できるように本発明を開示している。本発明の特許性を有する範囲は、特許請求の範囲によって定義され、当業者が想到する他の例も含むことができる。このような他の例は、特許請求の範囲の文言と相違ない構成要素を有する場合、または特許請求の範囲の文言と実質的に相違ない等価の構成要素を有する場合、特許請求の範囲内であることを意図している。
10 動力発生システム
12 エンジン
14 燃焼室
16 空気供給部
18 酸化剤、空気
20 燃料
22 燃料供給部
24 ピストン
26 軸
28 負荷
30 シリンダ
40 ピストン組立体
42 シリンダライナ
44 内壁
46 空洞
48 軸方向
50 半径方向
52 周方向
54 トップランド
56 トップの環状溝
58 トップの環状リング
60 追加の環状溝
62 追加の環状リング
64 クランク軸
66 連接棒
68 ピン
70 回転方向
72 燃料噴射器
74 弁
76 排気弁
78 排気ガス
80 隙間
82 ピストンの外面
86 シリンダライナの第1の軸方向端
88 シリンダライナの第2の軸方向端
90 シリンダライナの内壁の移動部
92 シリンダライナの上部
94 ピストンの頂面
96 頂点
98 連接棒の軸
100 シリンダライナの軸
102 ピストンが上死点位置にあるときの連接棒の位置
120 シリンダライナの上部の第1の表面
122 ピストンのトップランドの第2の表面
124 シリンダライナのトップリング反転部
130 第1の堆積物
132 第2の堆積物

Claims (20)

  1. 内壁(44)を有し、空洞(46)の周りを延在するシリンダライナ(42)であって、前記内壁(44)が、第1の軸方向端(86)、第2の軸方向端(88)、ピストン移動部(90)、および上部(92)を備え、前記上部(92)が、前記シリンダライナ(42)の前記第2の軸方向端(88)よりも前記シリンダライナ(42)の前記第1の軸方向端(86)に近く、前記上部(92)が第1の表面仕上げを備え、前記第1の表面仕上げが、約2μmより大きいが約20μmより小さい第1の粗さ(Ra)、および約0.1mmより小さな全うねり(Wt)を備え、RaおよびWtが約0.8mmの代表長さに基づく、シリンダライナと、
    前記空洞(46)内に配置され、前記シリンダライナ(42)内を往復動式に動くように構成されたピストン(24)であって、前記ピストン(24)が上死点位置にあるとき、前記シリンダライナ(42)の前記内壁(44)の前記上部(92)と半径方向に向かい合うように構成されたトップランド(54)を備えるピストン(24)とを備える往復動エンジン(12)。
  2. Raが約5μmより大きい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  3. Raが約25μmより小さい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  4. Wtが約0.05mmより小さい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  5. 前記ピストン(24)の前記トップランド(54)の第2の表面仕上げが、約2μmより小さな第2の平均粗さ(Ra)を備え、RaがRaより小さく、Raが約0.8mmの代表長さに基づく、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  6. 前記ピストン(24)の前記トップランド(54)が第2の表面仕上げを備え、前記第2の表面仕上げが第2の平均粗さ(Ra)を備え、前記内壁(44)の前記上部(92)の前記第1の表面仕上げのRaがRaより少なくとも2倍大きい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  7. 前記ピストン(24)の前記トップランド(54)が第2の表面仕上げを備え、前記第2の表面仕上げが第2の平均粗さ(Ra)を備え、RaとRaとの差が約0.5μmより大きい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  8. 前記上部(92)が第1の直径を備え、前記ピストン移動部(90)が第2の直径を備え、前記第1の直径が前記第2の直径と等しい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  9. 前記シリンダライナ(42)が前記内壁(44)の前記上部(92)で第1の半径を備え、前記ピストン(24)が前記トップランド(54)で第2の半径を備え、前記第1の半径と前記第2の半径との間の半径隙間が、前記往復動エンジン(12)の運転中、約25μmより小さい、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  10. 前記シリンダライナ(42)が前記内壁(44)の前記上部(92)で第1の半径を備え、前記ピストン(24)が前記トップランド(54)で第2の半径を備え、前記第1の半径と前記第2の半径との間の隙間比が、室温で、前記内壁(44)の前記上部(92)のボア直径の約0.5%より小さく、前記ボア直径が前記第1の半径の2倍である、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  11. 前記往復動エンジン(12)の運転中、前記第1の表面仕上げが、前記内壁(44)の前記上部(92)でカーボン堆積物を保持するように構成され、前記上部(92)の前記保持されたカーボン堆積物が、研磨防止リングなしで、前記トップランド(54)のカーボン堆積物を減らすように構成される、請求項1記載の往復動エンジン(12)。
  12. 内壁(44)を有し、空洞(46)の周りを延在するシリンダライナ(42)であって、前記シリンダライナ(42)が、前記シリンダライナ(42)の前記内壁(44)の上部(92)で第1の半径を備え、前記上部(92)が、約2μmより大きいが約20μmより小さい第1の平均粗さ(Ra)および約0.1mmよりも小さい全うねり(Wt)を有する第1の表面仕上げを備える、シリンダライナ(42)と、
    前記空洞(46)内に配置され、前記シリンダライナ(42)内を往復動式に動くように構成されたピストン(24)であって、
    前記ピストン(24)の周りを周方向に延在する少なくとも1つの環状溝と、
    前記少なくとも1つの環状溝のトップの環状溝(56)に隣接するトップランド(54)であって、前記トップランド(54)が第2の半径および第2の表面仕上げを備え、前記第1の半径と前記第2の半径との間の半径隙間が、前記往復動エンジン(12)の運転中、約25μmより小さく、前記第2の表面仕上げが、約2μmより小さな第2の平均粗さ(Ra)を備え、RaがRaより小さく、Ra、Wt、およびRaが約0.8mmの代表長さに基づく、トップランド(54)とを備えるピストン(24)とを備える往復動エンジン(12)。
  13. 前記内壁(44)の前記上部(92)のRaが前記ピストン(24)の前記トップランド(54)のRaより少なくとも2倍大きい、請求項12記載の往復動エンジン(12)。
  14. 前記シリンダライナ(42)が、前記上部(92)の下方にピストン移動部(90)を備え、前記内壁(44)の前記上部(92)が第1の直径を備え、前記ピストン移動部(90)が第2の直径を備え、前記第1の直径が前記第2の直径に等しい、請求項12記載の往復動エンジン(12)。
  15. RaとRaとの差が約0.5μmより大きい、請求項12記載の往復動エンジン(12)。
  16. Raが約0.5μmより小さい、請求項12記載の往復動エンジン(12)。
  17. 内壁(44)を有し、空洞(46)の周りを延在するシリンダライナ(42)であって、前記内壁(44)が、第1の軸方向端(86)、第2の軸方向端(88)、ピストン移動部(90)、および上部(92)を備え、前記シリンダライナ(42)が前記内壁(44)の前記上部(92)で第1の半径を備え、前記上部(92)が、前記シリンダライナ(42)の前記第2の軸方向端(88)よりも前記シリンダライナ(42)の前記第1の軸方向端(86)に近く、前記上部(92)が第1の表面仕上げを備え、前記第1の表面仕上げが、約2μmより大きいが約20μmより小さい第1の平均粗さ(Ra)、および約0.1mmより小さな全うねり(Wt)を備える、シリンダライナ(42)と、
    前記空洞(46)内に配置され、前記シリンダライナ(42)内を往復動式に動くように構成されたピストン(24)であって、前記ピストン(24)が上死点位置にあるとき、前記シリンダライナ(42)の前記内壁(44)の前記上部(92)と半径方向に向かい合うように構成されたトップランド(54)を前記ピストン(24)が備え、前記ピストン(24)が前記トップランド(54)で第2の半径を備え、前記ピストン(24)の前記トップランド(54)が、Raより小さな第2の平均粗さ(Ra)を有する第2の表面仕上げを備える、ピストン(24)と
    を備える往復動エンジン(12)であって、
    前記往復動エンジン(12)の運転中、前記第1の半径と前記第2の半径との間の半径隙間が約25μmより小さく、RaとRaとの差が約0.5μmより大きく、Ra、Wt、およびRaが約0.8mmの代表長さに基づく、往復動エンジン(12)。
  18. Raが約5μmより大きい、請求項17記載の往復動エンジン(12)。
  19. 前記シリンダライナ(42)が前記内壁(44)の前記上部(92)で第1の半径を備え、前記ピストン(24)が前記トップランド(54)で第2の半径を備え、前記第1の半径と前記第02の半径との間の隙間比が、室温で、前記内壁(44)の前記上部(92)のボア直径の約0.5 % より小さく、前記ボア直径が前記第1の半径の2倍である、請求項17記載の往復動エンジン(12)。
  20. Raが約0.8μmより小さい、請求項17記載の往復動エンジン(12)。
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