JP6666471B2 - 個人用音響装置のオン/オフヘッド検出 - Google Patents

個人用音響装置のオン/オフヘッド検出 Download PDF

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Description

本開示は、ユーザの耳を基準に個人用音響装置の少なくとも1つのイヤホンの位置を決定することに関する。更に、本開示は、位置の決定に応答して個人用音響装置の動作を制御することに関する。
1つの態様において、個人用音響装置を制御する方法は、バフェッティングイベントが発生したかどうか判定するために、イヤホンのケーシングの外部の環境に音響的に結合するように、個人用音響装置のイヤホンのケーシングの空洞内に配置された内部マイクロフォンによって出力された内部信号、及び、その個人用音響装置上に配置された外部マイクロフォンによって出力された外部信号のうちの少なくとも1つについて第1の分析を行うことを含む。内部信号及び外部信号のうちの少なくとも1つについての第2の分析が、個人用音響装置のユーザの音声イベントが発生したかどうか判定するために行われる。バフェッティングイベントが発生し、個人用音響装置のユーザの音声イベントが発生しなかったとの判定を受けて、内部信号及び外部信号についての第3の分析が行われる。内部信号及び外部信号についての第3の分析に基づいて、個人用音響装置の動作状態が判定される。動作状態は、イヤホンが耳の近傍に位置する第1の状態、及び、イヤホンが耳の近傍から離れているところにある第2の状態を含む。
実施例は、以下の諸機能の1つ以上を含むことができる。
この方法は、個人用音響装置の動作状態の判定が動作状態の変化を示す場合に、個人用音響装置又は個人用音響装置と通信している装置で動作を開始することを含むことができる。動作を開始することが、電力状態を変更すること、能動騒音低減状態を変更すること、及び、個人用音響装置又は個人用音響装置と通信している装置の音声出力状態を変更することのうちの少なくとも1つを含むことができる。
第3の分析を行うことは、イヤホンの動作状態を判定するために分類分析を行うことを含んでもよい。分類分析は次元縮小分析を含んでもよい。この次元縮小分析は、主成分分析、線形判別分析、神経ネットワーク分析、フィッシャー判別分析及び二次判別分析のうちの1つを含んでもよい。
第3の分析を行うことは、複数の周波数範囲に渡って外部信号の内部信号に対する周波数応答の比を算出することを含んでもよい。周波数応答の各比を所定の重みと乗算して複数の重み付け比を生成し、これらを加算して個人用音響装置の動作状態を示す状態値を生成することができる。この状態値を第1の所定のしきい値と比較して、個人用音響装置が第1の状態にあるか又は第2の状態にあるか判定することができる。この状態値を第2の所定のしきい値と比較して、個人用音響装置は、その個人用音響装置がユーザによって装着されイヤホンが耳の近傍から離れたところにある、第3の状態にあるかどうか判定することができる。
この動作状態は、個人用音響装置がユーザによって装着され、イヤホンが耳の近傍から離れたところにある第3の状態を含むことができる。
第1の分析は、第1の周波数範囲における内部信号のパワースペクトル密度、及び第1の周波数範囲における外部信号のパワースペクトル密度のうちの少なくとも1つを、所定のしきい値と比較することを含むことができる。第1の周波数範囲は、約10Hz未満の周波数を含むことができる。
第2の分析は、第1の周波数範囲における内部信号のエネルギレベル、及び第1の周波数範囲における外部信号のエネルギレベルのうちの少なくとも1つを、所定のしきい値と比較することを含むことができる。第1の周波数範囲は、約150Hz〜約1.5KHzに渡る周波数を含むことができる。
別の態様によれば、個人用音響装置は、イヤホン、内部マイクロフォン、外部マイクロフォン及び制御回路を含む。イヤホンはケーシングを有する。内部マイクロフォンは、ケーシングの空洞内に配置され、内部マイクロフォンによって検出された音を表す内部信号を出力する。外部マイクロフォンは、ケーシングの外部環境に音響的に結合されるようにケーシング上に配置される。外部マイクロフォンは、外部マイクロフォンによって検出された音を表す外部信号を出力する。制御回路は、内部信号を受信するために内部マイクロフォンと通信し、外部信号を受信するために外部マイクロフォンと通信する。制御回路は、バフェッティングイベントが発生したかどうか判定するために、内部信号及び外部信号のうちの少なくとも1つについて第1の分析を行い、個人用音響装置のユーザの音声イベントが発生したかどうか判定するために、内部信号及び外部信号のうちの少なくとも1つについて第2の分析を行うように構成されている。制御回路は、バフェッティングイベントが発生し、個人用音響装置のユーザの音声イベントは発生しなかったという判定に応答して、内部信号及び外部信号について第3の分析を行うように、更に構成されている。第3の分析は、個人用音響装置の動作状態を判定するために行われる。動作状態は、イヤホンが耳の近傍に位置する第1の状態、及び、イヤホンが耳の近傍から離れているところにある第2の状態を含む。
実施例は、以下の諸機能の1つ以上を含むことができる。
制御回路は、デジタル信号プロセッサを含むことができる。
個人用音響装置は、制御回路と通信する電源を含むことができ、制御回路は、イヤホンの動作状態の判定がイヤホンの動作状態における変化を示す場合、個人用音響装置の電力状態を変更するように、更に構成することができる。制御回路は、個人用音響装置の動作状態が第2の状態であると判定されたことに応答して、電源によって供給される電力を減少させるように構成することができる。制御回路は、個人用音響装置の動作状態が第2の状態から第1の状態に変化したとの判定に応答して、電源によって供給される電力を増加させるように構成することができる。
内部マイクロフォンは、音響ノイズ低減回路中のフィードバックマイクロフォンとすることができる。外部マイクロフォンは、音響ノイズ低減回路中のフィードフォワードマイクロフォンとすることができる。
制御回路は、イヤホンのケーシング内に配置することができる。個人用音響装置は、イヤホンから分離され、制御回路がハウジング内に配置されたハウジングを含むことができる。
制御回路は、個人用音響装置の動作状態が第1及び第2の動作状態の間で変化したとの判定に応答して、音響ノイズ低減動作を変更するように構成されてもよい。
個人用音響装置は、制御回路と通信する装置を更に含むことができ、制御回路は、個人用音響装置の動作状態が第1及び第2の動作状態の間で変化したとの判定に応答して、装置の動作を制御するように構成される。
本発明の概念の実施例の上記及び更なる利点は、添付の図面と共に下記の記述を参照することによって一層よく理解できであろう。様々な図において同一の数字は同一の構造的要素及び機能を示す。図面は必ずしもスケーリングされておらず、むしろ、機能及び実施形態の原理を説明することに重点が置かれている。
少なくとも1つのイヤホンの位置に応じて、オンヘッド又はオフヘッド動作状態を判定することができる個人用音響装置の一例のブロック図である。 イヤホンの動作状態をどのように判定するかの一例を示す機能ブロック図である。 個人用音響装置を制御する方法の一例を表すフローチャートである。
電子的に提供される音声(例えば、携帯電話、タブレット、コンピュータ、CDプレーヤ、ラジオ又はMP3プレーヤといった音源からの音声)を聴取する人も、所与の環境において望ましくない音又は場合によっては有害な音から単に音響的に隔離しようとする人も、双方向通信を行う人も、こうした機能を実施するために個人用音響機器(すなわち、ユーザの耳のうちの少なくとも片方の耳の中、耳の上又は耳の周囲に配置されるように構成された装置)を使用することがありふれたことになった。電子的に提供される音声を聴取するために、個人用音響装置のヘッドホン又はヘッドセット形式を使用する人にとって、少なくとも2つの音声チャネル(例えば、左チャネル及び右チャネルを有するステレオ音声)で提供される音声が、別個のイヤホンを使用してそれぞれの耳へ分離して音響的に出力されることは普通のことである。更に、デジタル信号処理(digital signal processing、DSP)技術における進歩により、多数の音声チャネルを含む様々な形式のサラウンドサウンドを有するこうした音声を提供することが可能になった。望ましくない音又は場合によっては有害な音から単に音響的に隔離しようとする人にとって、吸音材料及び/又は音反射材料に基づく受動ノイズ低減(passive noise reduction、PNR)技術に加えて、抗ノイズ音の音響出力に基づくアクティブノイズ低減(active noise reduction、ANR)技術を使用することにより、音響隔離が達成されることが普通のこととなった。更に、ANRを、ヘッドホン、ヘッドセット、イヤホン、イヤバッド及び無線ヘッドセット(「イヤセット」としても知られる)内の他の音声機能と結びつけることが普通である。
これらの進歩にもかかわらず、多くの個人用音響装置に関するユーザの安全性及び使用の容易さの問題が、解決されずに残っている。より具体的には、ユーザが個人用音響装置を片方若しくは両方の耳の中、上又はその周囲に位置決めし又はそこから取り外す際に、通常操作される個人用音響装置に装着され又は接続された調節装置(例えば、電源スイッチ)は、不必要なほど扱いにくいものが多い。調節装置のこの扱いにくいといった性質は、調節装置の物理的サイズを最小化することにより、こうした装置のサイズ及び重さを最小化する必要性から生じていることが多い。また、個人用音響装置が相互作用する他の装置の調節装置は、その個人用音響装置及び/又はユーザに対して不便なように配置されていることが多い。更に、こうした調節装置が、何らかの方法で個人用音響装置であろうと又はその個人用音響装置が相互作用する別の装置であろう、それらによって担持されようとにかかわらず、ユーザが、音響装置を片方若しくは両方の耳の中、上若しくはその周囲に位置決めし又はそこから取り外すときに、これらの調節装置の操作を忘れることはよくあることである。
安全性及び/又は使いやすさの向上は、ユーザの耳に対する個人用音響装置のイヤホンの位置決めを決定するための自動化能力を提供することにより実現することができる。ユーザの耳の中、上若しくは周囲、又はユーザの耳の近傍へのイヤホンの位置決めは、「オンヘッド」動作状態として以下で参照することができる。反対に、ユーザの耳から離れた又はユーザの耳の近傍にないようなイヤホンの位置決めは、「オフヘッド」動作状態として以下で参照することができる。
オンヘッド又はオフヘッド状態にあるというような、イヤホンの動作状態を判定するための種々の方法が開発されてきた。オンヘッドからオフヘッド又はオフヘッドからオンヘッドへの動作状態の変更の知識は、様々な用途に適用することができる。例えば、個人用音響装置のイヤホンのうちの少なくとも1つが、ユーザの耳から取り外されてオフヘッドになったと判定したときには、この装置に供給される電力を低減又は停止することができる。こうした方法で実行される電力制御により、装置に給電するのに使用される1つ以上のバッテリの充電間隔が長くなり、バッテリ寿命を延ばすことができる。任意選択で、1つ以上のイヤホンがユーザの耳に復帰したとの判定を利用して、装置に供給される電力を再開又は増加させることができる。
図1は、2つのイヤホン12A及び12Bを有する個人用音響装置10の一実施例のブロック図であり、各イヤホンはユーザの耳に向けて音を伝えるように構成されている。「A」又は「B」と付けられた参照番号は、イヤホン12のうちの特定の1つ(例えば、左イヤホン12A及び右イヤホン12B)と,確認された機能が一致していることを示す。各イヤホン12は、少なくとも1つの内部マイクロフォン18が内部に配置される空洞16を画定するケーシング14を含む。ケーシング16に取り付けられたイヤカップリング20(例えば、イヤチップ又はイヤクッション)が、空洞16への開口部を囲んでいる。通路22が、イヤカップリング20を貫通して形成され、開口部で空洞16に連通する。いくつかの実施形態において、ほぼ音響的に透明なスクリーン又はグリル(図示せず)が、内部マイクロフォン18を見えにくくさせ又は内部マイクロフォン18の損傷を防止するために、通路22内又はその近傍に設けられている。外部マイクロフォン24が、ケーシングの外部の環境への音響結合を可能にする方法でケーシング上に配置されている。いくつかの実施態様において、内部マイクロフォン18はフィードバックマイクロフォンであり、外部マイクロフォン24はフィードフォワードマイクロフォンである。
各イヤホン12は、内部マイクロフォン18及び外部マイクロフォン24と通信するANR回路26を含む。ANR回路26は、内部マイクロフォン18が生成した内部信号及び外部マイクロフォン24が生成した外部信号を受信し、対応するイヤホン12に対してANR処理を行う。このプロセスは、空洞16内に配置された電気音響変換器(例えばスピーカ)28に信号を供給して、イヤホン12の外部にある1つ以上の音響ノイズ源からの音を低減させ、又はその音がユーザに聞こえないように実質的に防止する雑音防止音響信号を生成することを含む。
制御回路30は、各イヤホン12の内部及び外部のマイクロフォン18、24と通信し、内部信号及び外部信号を受信する。ある実施例において、制御回路30は、デジタル信号プロセッサ(DSP)を有するマイクロフォンコントローラ又はプロセッサを含み、マイクロフォン18、24からの内部及び外部信号は、アナログ/デジタル変換器によってデジタル形式に変換される。制御回路30は、受信した内部及び外部信号に応答して、個人用音響装置10の様々な機能を制御することを含む、様々な目的で使用することができる1つ以上の信号を生成する。図に示すように、制御回路30は、装置10のための電源32を制御するために使用される信号を生成する。制御回路30及び電源32は、イヤホン12の一方若しくは両方にあってもよく、又はイヤホン12と通信する別の筐体にあってもよい。
イヤホン12が頭部に位置すると、イヤカップリング20が耳の部分及び/又は耳に隣接するユーザの頭部部分に係合し、通路22は耳の外耳道の入口に対向するように位置決めされる。その結果、空洞16及び通路22が外耳道に音響的に結合される。イヤカップリング20と、耳の部分及び/又はイヤカップリング20が係合するユーザの頭部との間に、少なくともある程度の音響シールが形成される。この音響シールは、現在音響結合された空洞16、通路22及び外耳道を、ケーシング14及びユーザの頭部の外部環境から少なくとも部分的に音響分離する。これにより、ケーシング14、イヤカップリング20、並びに耳及び/又はユーザの頭部の一部が協働して、ある程度のPNRを提供することができる。これにより、外部の音響雑音源から放射される音は、空洞16、通路22及び外耳道に至る前に少なくともある程度減衰される。
イヤホン12をオフヘッドとなるようにユーザの耳から外し、イヤカップリング20がその耳及び/又はユーザの頭部の一部によって係合しなくなると、空洞16及び通路22の両方が、ケーシング14の外部環境に音響的に結合される。これによりイヤホン12の能力を低下させてPNRを提供し、その結果、外部の音響雑音源から放射される音が、ほとんど減衰せずに空洞16及び通路22に到達することができる。空洞16の凹状特質により、音響雑音源からの空洞16に入ってくる音に対して、少なくともある程度の減衰(1つ以上の周波数範囲において)を提供し続けることができるが、その減衰の程度は、イヤホン12が頭部に適切に位置決めされているときよりも依然として少ない。
イヤホン12がオンヘッドとオフヘッドの間で動作状態を変化させるので、内部マイクロフォン18が、音響雑音源から伝播する音を検出するのに伴って、空洞16内の内部マイクロフォン18からの内部信号は得られる減衰量差を示す。更に、外部マイクロフォン24は、内部マイクロフォン18によって経験され減衰の変化なしに音響雑音源からの同じ音を検出することができる。このため、外部マイクロフォン24は、動作状態の変化によって実質的に変化しない同じ音を表す基準信号を提供することができる。
制御回路30は、内部及び外部の信号を受信し、1つ以上の技術を使用して、イヤホン12がオンヘッド又はオフヘッド動作状態にあるかどうかを判定するために、少なくともこれらの信号間の差を検査する。イヤホン12の動作状態を判定することにより、制御回路30は、動作状態の変化が発生したかどうかを更に判定することができるようになる。イヤホン12の動作状態の変化が発生したとの判定に応答して、制御回路30は様々な行動を取ることができる。例えば、片方のイヤホン12(又は両方のイヤホン12)がオフヘッドであるとの判定に基づいて、個人用音響装置10に供給される電力を低減してもよい。別の実施例において、少なくとも片方のイヤホン12がオンヘッドになったとの判定に応答して、装置10がフルパワーに戻ることもできる。イヤホン12の動作状態の変化が発生したとの判定に応答して、個人用音響装置10の他の態様を変更又は制御することができる。例えば限定なく、ANR機能をイネーブル又はディスエーブルしてもよく、音声を一時停止又は再生してもよく、着用者への通知を変更してもよく、個人用音響装置と通信している装置を制御してもよい。位置の変化の検出に応答して、システムによって行うことができる動作モードの他の例は、米国Appに記述されている。15/088,020号は、その開示は参照としてその全体が本明細書に組み込まれている。
内部及び/又は外部信号を分析して、ANR機能を有する個人用音響装置の動作状態を判定するためのある方法が、例えば、米国特許第8,238,567号「個人用音響装置位置判定」、及び、米国特許第8,699,719号「個人用音響装置位置判定」に記載されており、その開示は参照としてその全体が本明細書に組み込まれている。これらの方法は、単一のイヤホンを有する個人用音響装置、又は図1に示すように2つのイヤホンを有する個人用音響装置に適用できる。内部マイクロフォン18は通常、ANRフィードバック回路で使用され、外部の音響環境に露出する外部マイクロフォン24は通常、ANRフィードフォワード回路で使用される。これらの方法は、動作状態は、空洞16がユーザの外耳道に音響的に結合している第1の状態(オンヘッド)、及び空洞16が外耳道に音響的に結合していない第2の状態(オフヘッド)のうちの少なくとも1つの状態にあることを判定する。
動作状態を判定する際にエラーが発生する可能性がある。例えば、イヤホンがユーザの耳から外された、又はユーザの耳に戻されたとの誤った判定は、内側及び外側マイクロフォン18、24によって生成された信号の分析に起因することがある。この誤判定は、ユーザの発話による振動の骨伝導に起因する音響的外乱による場合がある。同様に、大きな外部騒音が誤判定につながることがある。これらの誤判定は、個人用音響装置の電力状態の望ましくない変化、及び/又はこの装置の動作モードの変化を導くことがある。例として、動作モードは、音声再生、通信モード及びANRモードを含むことができ、各モードは必ずしも相互に排他的ではない。電源状態及び/又は動作モードの変更は、ユーザにとっては迷惑で不便となる場合がある。
以下の様々な例では、個人用音響装置のイヤホンがオンヘッド又はオフヘッドにあるかどうかの判定は、バフェッティングイベントが発生し、ユーザの音声イベント(例えば、発話)が発生していないと判定された場合にのみ行われる。これにより、イヤホンの動作状態を判定する工程は、連続的には行われない。このようにして、イヤホンの動作状態に関する誤判定の機会が実質的に減少し、装置の電力状態及び/又は動作モードの望ましくない変化が対応して低減される。
本明細書で使用する場合、バフェッティングイベントとは、イヤホンの物理的振動を引き起こすイベントであり、イヤホンが耳の中、上又は耳の周囲にある間に、イヤホンの内部に低周波音響パルス(すなわち圧力スパイク)をもたらす。音響パルスは通常、約10Hz未満の周波数のエネルギを有し、内部マイクロフォンで検出可能であるが、外部マイクロフォンでは検出できない。この音響パルスの検出は、イヤホンの動作状態を判定するのに有用である。というのは、バフェッティングイベントは通常、着/脱イベント(すなわちユーザが個人用音響装置をかけたり外したりするとき)中に発生するからである。しかし、音響パルスは、爆発又はドアのバタンという音などの大きな外部の騒音によっても生成することができる。また、ユーザの音声による振動は身体を通して伝導し(例えば、骨伝導)、それによりイヤホンが振動してバフェッティングイベントを経験することがある。このように、バフェッティングイベントは、必ずしもイヤホンの動作状態の変化の結果であるとは限らない。
本明細書で使用する場合、音声イベントは、ユーザの発話が検出されたことを意味する。一実施例において、音声イベントの判定は、約150Hz〜約1.5KHzの周波数の範囲のスペクトルエネルギ密度に基づくことができる。他の実施例において、周波数範囲は数KHzを超える、より大きな周波数まで延びてもよい。音声イベントは、内部マイクロフォン、外部マイクロフォン、又はこれらの組み合わせによって検出することができる。
図2は、イヤホンの動作状態について判定(すなわち、決定)がどのようになされるかを示す機能ブロック図である。例えば、イヤホンは、図1に示す個人用音響装置10中のイヤホン12のうちの1つとすることができる。フィードバック(内部)マイクロフォン40及びフィードフォワード(外部)マイクロフォン42は、それぞれ内部信号及び外部信号を生成し、これらは分類分析を行う判定分類モジュール44に提供される。内部信号はまた、バフェッティングモジュール46及び音声活動検出(VAD)モジュール48に提供される。幾つかの実施例(図示せず)において、VADモジュール48に外部信号を提供してもよい。バフェッティングモジュール46が、バフェッティングイベントが発生したと判定した場合、バフェッティングフラグ50がアサートされる。VADモジュール48が、音声イベントが発生したと判定した場合、VADフラグ52がディスエーブルされ、そうでない場合にはVADモジュール48がVADフラグ52をアサートする。バフェッティングモジュール46及びVADモジュール48は、それぞれ判定分類分析を変調可能であるが、判定分類モジュール44は、バッフェティングフラグ50及びVADフラグ52の両方が同時にアサートされた場合にのみ、すなわち、バフェッティングイベントが判定され、発話イベントが判定されなかった場合にのみ、分類分析の実行を開始する。次いで、分類分析は、バッフェティングフラグ50及びVADフラグ52の両方が最初に同時にアサートされてイヤホンの動作状態について判定するようになった後に、内部及び外部信号を所定の時間(例えば、5秒)のみ検査する。分類分析は、周波数領域で利用可能な狭帯域サンプリング(例えば4KHz分解能)を利用することができる。分類分析結果は、バッフェティングフラグ50及びVADフラグ52の両方が同時にアサートされる次回まで維持される。分析用の限定された継続時間ウィンドウにより、分類分析がより長く、又は連続的なモードで動作することが許容されている場合に、他の方法で生じる可能性のある状態の変化を誤って判定することを防止する。ウィンドウによりまた、バッテリ及び計算パワーの低減が可能となる。
判定分類モジュール44、バフェッティングモジュール46、及びVADのモジュール48は、例えば図1の制御回路30に実装することができる。制御回路30は、モジュール44、46及び48、の機能性を可能にする1つ以上のプロセッサ及び/又はマイクロコントローラを含むことができる。
図3は、個人用音響装置を制御する方法100の一実施例のフローチャート表現である。方法100によれば、個人用音響装置に配置された内部マイクロフォンによって出力された内部信号、及び外部マイクロフォンによって出力された外部信号のうちの少なくとも1つの第1の分析が、バフェッティングイベントが発生したかどうか判定するために行われる(110)。例えば、第1の分析は、ある周波数範囲(例えば、約10Hz未満の周波数)における内部信号のエネルギレベル及び/又はパワースペクトル密度、並びに、その周波数範囲における外部信号のエネルギレベル及び/又はパワースペクトル密度のうちの少なくとも一方を、所定のしきい値と比較することを含むことができる。内部信号及び外部信号のうちの少なくとも1つの第2の分析が、その装置のユーザの音声イベントが発生したかどうか判定するために行われる(120)。例えば、第2の分析は、ある周波数範囲(例えば、約150Hz〜1.5KHz)における内部信号のエネルギレベル及び/又はパワースペクトル密度、並びに、その周波数範囲における外部信号のエネルギレベル及び/又はパワースペクトル密度のうちの少なくとも一方を、所定のしきい値と比較することを含むことができる。
バフェッティングイベントは発生し、音声イベントは発生していないと判定された場合には、個人用音響装置の動作状態を判定するために、内部及び外部信号に対して第3の分析を行う(130)。動作状態は、イヤホンが耳の中、上又は周囲に配置されている第1の状態(オンヘッド)、及びイヤホンが耳から離れている第2の状態のうちの一方となる。装置の動作状態の判定が動作状態の変化を示す場合、個人音響装置の動作を開始することができる(140)。一例として、装置の動作を開始する例としては、電力状態を変更すること、ANR状態を変更すること、及び、装置又は個人用音響装置と通信する別の装置の音声出力状態を変更することなどが挙げられる。一実施形態において、装置のための2つのアクティブ電力モードがある。第1の電力モードにより音楽再生及び/又はANRが可能となるが、ここではかなりの電力が装置によって消費される。第2の電力モードは低電力モード(例えば、第1の電力モードの10%)であり、ここではバフェッティングイベント及び音声イベントを判定する能力が維持される。この実施形態において、動作状態の変化を利用して第1の電力状態と第2の電力状態を変更することができる。
上記の様々な実施例において、単一のイヤホンの動作状態の判定について説明してきた。しかし、個人用音響装置の2つのイヤホンのそれぞれの動作状態の判定を行うことができ、行われた2つの判定結果を、個人用音響装置を制御するために使用できるということが理解されよう。例えば、動作状態の変化が片方のイヤホンだけに発生したと判定された場合、動作状態の変化が両方のイヤホンに発生したとの判定に基づいて開始される動作とは異なる、装置の動作を開始することができる。
イヤホンがどの動作状態にあるか、すなわち個人用音響装置のイヤホンがオンヘッド又はオフヘッドのいずれであるかの判定は、図1に示す制御回路30で実行することができるいくつかの判定スキームのいずれかに基づくことができる。この判定を支援するために、次元縮小アルゴリズムを実行することができる。当技術分野で知られているように、教師あり学習アルゴリズムは、ラベルありデータセットで訓練することができ、多数の周波数ビンにおける内側及び外側信号の電力密度及び/又は周波数応答の比に従って、内側及び外側信号からのデータを使用することができる。各周波数ビンに対する重み係数を学習して、状態間の分離を改善又は最大化し、重み付き比の和を計算して、装置の動作状態を示す状態値を生成することができる。状態値を所定のしきい値と比較して、動作状態がオンヘッドであるかオフヘッドであるか判定(すなわち、決定する)することができる。
一例として、主成分分析(principal component analysis PCA)で分類を実行することができる。あるいは、線形判別分析(linear discriminant analysis LDA)を使用することができる。フィッシャー判別分析、二次判別分析(quadratic discriminant analysis QDA)又は神経ネットワークなどの、当技術分野で知られた他の分類アルゴリズムを使用することができる。
いくつかの実施例において、実データセットを使用する教師あり学習を使用して、3つ以上の動作状態を判定することができる。例えば、動作状態は、個人用音響装置のイヤホンがオンヘッドである第1の状態と、イヤホンがオフヘッドでありユーザが着用していない第2の状態と、イヤホンがオフヘッドであるがユーザの身体に着用(「身に着けておく」)又はその周囲にある第3の状態とを含むことができる。
いくつかの実装形態を説明してきた。それにもかかわらず、先の記述は、請求項の範囲によって定義されている本発明の概念の範囲を説明しようとするものであり、それらを制限しようとするものではないことが理解されよう。他の実施例は下記の特許請求の範囲内にある。
10 装置
12 イヤホン
14 ケーシング
16 空洞
18 マイクロフォン
20 イヤカップリング
22 通路
24 マイクロフォン
26 回路
28 電気音響変換器
30 制御回路
32 電源
40 フィードバック(内部)マイクロフォン
42 フィードフォワード(外部)マイクロフォン
44 判定分類モジュール
46 バフェッティングモジュール
48 音声活動検出(VAD)モジュール

Claims (26)

  1. バフェッティングイベントが発生したかどうか判定するために、イヤホンのケーシングの外部の環境に音響的に結合するように、個人用音響装置のイヤホンのケーシングの空洞内に配置された内部マイクロフォンによって出力された内部信号、及び、前記個人用音響装置上に配置された外部マイクロフォンによって出力された外部信号のうちの少なくとも1つについて第1の分析を行うことと、
    前記個人用音響装置のユーザの音声イベントが発生したかどうか判定するために、前記内部信号及び前記外部信号のうちの少なくとも1つについて第2の分析を行うことと、
    バフェッティングイベントが発生し、前記個人用音響装置のユーザの音声イベントが発生しなかったとの判定を受けて、前記内部信号及び前記外部信号について第3の分析を行うことと、
    前記内部信号及び前記外部信号についての第3の分析に基づいて、前記個人用音響装置の動作状態を判定することであって、前記動作状態は、前記イヤホンが耳の近傍に位置する第1の状態、及び、前記イヤホンが耳の近傍から離れているところにある第2の状態を含む、判定することとを含む、個人用音響装置を制御する方法。
  2. 前記個人用音響装置の動作状態の判定が動作状態の変化を示す場合に、前記個人用音響装置又は前記個人用音響装置と通信している装置で、動作を開始することを更に含む、請求項1に記載の方法。
  3. 前記動作を開始することが、電力状態を変更すること、能動騒音低減状態を変更すること、及び、前記個人用音響装置又は前記個人用音響装置と通信している装置の音声出力状態を変更することのうちの少なくとも1つを含む、請求項2に記載の方法。
  4. 第3の分析を行うことが、前記イヤホンの動作状態を判定するために分類分析を行うことを含む、請求項1に記載の方法。
  5. 前記分類分析が次元縮小分析を含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記次元縮小分析が、主成分分析、線形判別分析、神経ネットワーク分析、フィッシャー判別分析及び二次判別分析のうちの1つを含む、請求項5に記載の方法。
  7. 第3の分析を行うことが、複数の周波数範囲に渡って前記外部信号の前記内部信号に対する周波数応答の比を算出することを含む、請求項1に記載の方法。
  8. 第3の分析を行うことが、周波数応答の各比を所定の重みと乗算して複数の重み付け比を生成し、前記重み付け比を加算して前記個人用音響装置の前記動作状態を示す状態値を生成することを更に含む、請求項7に記載の方法。
  9. 第3の分析を行うことが、前記状態値を第1の所定のしきい値と比較して、前記個人用音響装置が第1の状態にあるか又は第2の状態にあるか判定することを更に含む、請求項8に記載の方法。
  10. 第3の分析を行うことが、前記状態値を第2の所定のしきい値と比較して、前記個人用音響装置が、前記個人用音響装置は前記ユーザによって装着され前記イヤホンは耳の近傍から離れたところにある、第3の状態にあるかどうか判定することを更に含む、請求項9に記載の方法。
  11. 前記動作状態が、前記個人用音響装置はユーザによって装着され、前記イヤホンは耳の近傍から離れたところにある第3の状態を更に含む、請求項1に記載の方法。
  12. 第1の分析が、第1の周波数範囲における前記内部信号のパワースペクトル密度、及び第1の周波数範囲における前記外部信号のパワースペクトル密度のうちの少なくとも1つを、所定のしきい値と比較することを含む、請求項1に記載の方法。
  13. 第1の周波数範囲が、約10Hz未満の周波数を含む、請求項12に記載の方法。
  14. 第2の分析が、第1の周波数範囲における前記内部信号のエネルギレベル、及び第1の周波数範囲における前記外部信号のエネルギレベルのうちの少なくとも1つを、所定のしきい値と比較することを含む、請求項1に記載の方法。
  15. 第1の周波数範囲が、約150Hz〜約1.5KHzに渡る周波数を含む、請求項14に記載の方法。
  16. ケーシングを有するイヤホンと、
    前記ケーシングの空洞内に配置され、内部マイクロフォンによって検出された音を表す内部信号を出力する内部マイクロフォンと、
    前記ケーシングの外部環境に音響的に結合されるように前記ケーシング上に配置され、外部マイクロフォンによって検出された音を表す外部信号を出力する外部マイクロフォンと、
    前記内部信号を受信するために前記内部マイクロフォンと通信し、前記外部信号を受信するために前記外部マイクロフォンと通信する制御回路であって、前記制御回路が、
    バフェッティングイベントが発生したかどうか判定するために、前記内部信号及び前記外部信号のうちの少なくとも1つについて第1の分析を行い、
    個人用音響装置のユーザの音声イベントが発生したかどうか判定するために、前記内部信号及び前記外部信号のうちの少なくとも1つについて第2の分析を行い、
    バフェッティングイベントが発生し、前記個人用音響装置のユーザの音声イベントは発生しなかったという判定に応答して、前記個人用音響装置の動作状態を判定するために、前記内部信号及び前記外部信号について第3の分析を行い、前記動作状態は、前記イヤホンが耳の近傍に位置する第1の状態、及び、前記イヤホンが耳の近傍から離れているところにある第2の状態を含む、ように構成されている制御回路とを備える個人用音響装置。
  17. 前記制御回路がデジタル信号プロセッサを備える、請求項16に記載の個人用音響装置。
  18. 前記制御回路と通信する電源を更に備え、前記制御回路は、前記イヤホンの動作状態の判定が前記イヤホンの動作状態における変化を示す場合、前記個人用音響装置の電力状態を変更するように更に構成されている、請求項16に記載の個人用音響装置。
  19. 前記制御回路が、前記個人用音響装置の動作状態が第2の状態であるとの判定に応答して、前記電源によって供給される電力を減少させるように構成されている、請求項18に記載の個人用音響装置。
  20. 制御回路が、前記個人用音響装置の動作状態が第2の状態から第1の状態に変化したとの判定に応答して、前記電源によって供給される電力を増加させるように構成されている、請求項18に記載の個人用音響装置。
  21. 前記内部マイクロフォンが、音響ノイズ低減回路中のフィードバックマイクロフォンである、請求項16に記載の個人用音響装置。
  22. 前記外部マイクロフォンが、音響ノイズ低減回路中のフィードフォワードマイクロフォンである、請求項16に記載の個人用音響装置。
  23. 前記制御回路が、前記イヤホンの前記ケーシング内に配置されている、請求項16に記載の個人用音響装置。
  24. 前記イヤホンから分離され、前記制御回路がハウジング内に配置されたハウジングを更に備えている、請求項16に記載の個人用音響装置。
  25. 前記制御回路が、前記個人用音響装置の動作状態が第1及び第2の動作状態の間で変化したとの判定に応答して、音響ノイズ低減動作を変更するように構成されている、請求項16に記載の個人用音響装置。
  26. 前記制御回路と通信する装置を更に備え、前記制御回路が、前記個人用音響装置の動作状態が第1及び第2の動作状態の間で変化したとの判定に応答して、前記装置の動作を制御するように構成されている、請求項16に記載の個人用音響装置。
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