JP2015100096A - イヤホン - Google Patents

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Abstract

【課題】ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末が利用可能となるまでの待ち時間を短縮することができる。
【解決手段】携帯情報端末の端末側端子に接続されるイヤホン端子101と、イヤホン端子101と接続された1以上のスピーカユニット102と、導電性を有する1以上の球体を備えた接点方式の振動センサ103と、振動センサ103が振動を検知した場合に、イヤホン端子101と接続された端末側端子を介して、端末側端子を有する携帯情報端末に起動指示を出力する起動指示出力部104と、を備えるようにした。
【選択図】図1

Description

本発明は、携帯情報端末と接続して用いられるイヤホンに関するものである。
従来の技術として、固定電極と、転動自在な可動電極とが、相互接触して生じる電気的導通状態を検知する方式の傾斜・振動センサにおいて、固定電極と前記可動電極との接触が、固定電極の端部尖端で行われるものが知られていた(例えば、特許文献1参照)。
特開2009−238715号公報(第1頁、第1図等)
多くの携帯情報端末は、消費電力を抑えるため、一定時間操作が行われなかった場合や、ユーザからの簡単なボタン操作に応じて、電源がオフとなったり、省電力状態に移行したりするようになっている。
しかしながら、このような電源がオフ、あるいは省電力状態にある携帯情報端末は、ユーザから起動を指示する操作を受け付けた場合に、電源が投入されたり、省電力状態が解除されたりすることで、ユーザが利用可能な状態となるため、ユーザが携帯情報端末に触れてから実際に携帯情報端末を利用できるようになるまでに時間がかかってしまう、という課題があった。
本発明は、このような課題を解消するためになされたものであり、ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末が利用可能となるまでの待ち時間を短縮することが可能なイヤホンを提供することを目的とする。
本発明のイヤホンは、携帯情報端末の端末側端子に接続されるイヤホン端子と、イヤホン端子と接続された1以上のスピーカユニットと、導電性を有する1以上の球体を備えた接点方式の振動センサと、振動センサが振動を検知した場合に、イヤホン端子と接続された端末側端子を介して、端末側端子を有する携帯情報端末に起動指示を出力する起動指示出力部と、を備えたイヤホンである。
かかる構成により、ユーザが携帯情報端末またはイヤホンに触れたことにより発生する振動によって、携帯情報端末を起動させることができ、ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末が利用可能となるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、本発明のイヤホンは、前記イヤホンにおいて、イヤホン端子の一部を覆うカバーを更に備え、振動センサ及び起動指示出力部は、カバー内に設けられているイヤホンである。
かかる構成により、ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末が利用可能となるまでの待ち時間を短縮することができる。
また、本発明のイヤホンは、前記イヤホンにおいて、1以上のスピーカユニットをそれぞれ覆うハウジングを更に備え、振動センサ及び起動指示出力部は、ハウジング内に設けられているイヤホンである。
かかる構成により、ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末が利用可能となるまでの待ち時間を短縮することができる。
本発明によるイヤホンによれば、ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末が利用可能となるまでの待ち時間を短縮することができる。
本発明の実施の形態におけるイヤホンと、このイヤホンと接続される携帯情報端末との回路構成を説明するためのブロック図 同イヤホンの振動センサの一例を説明するための、鉛直方向に沿った断面図(図2(a))及びセンサ部の一部切り欠き斜視図(図2(b)) 同イヤホンのセンサ部の第二電極をセンサ部の上面側からみた模式図(図3(a))、及び、第一電極の電極をセンサ部の上面側からみた模式図(図3(b)) 同イヤホンのセンサ部の第一の変形例(図4(a)、第二の変形例(図4(b)、第三の変形例(図4(c)、第4の変形例(図4(d)、及び第五の変形例(図4(e))を示す模式図 同イヤホンと、このイヤホンと接続される携帯情報端末との構成の一例を説明するための図 同イヤホンの、第一の変形例の主要部を示す図(図6(a))、及び第二の変形例の主要部を示す図(図6(b))
以下、イヤホン等の実施形態について図面を参照して説明する。なお、実施の形態において同じ符号を付した構成要素は同様の動作を行うので、再度の説明を省略する場合がある。
(実施の形態)
図1は、本実施の形態におけるイヤホンと、このイヤホンと接続される携帯情報端末との回路構成を説明するためのブロック図である。
イヤホン1は、イヤホン端子101、1以上のスピーカユニット102、振動センサ103、起動指示出力部104を備えている。なお、図1においては、スピーカユニット102が一つである場合を例に挙げて示しているが、スピーカユニット102は複数であってもよい。
振動センサ103は、センサ部1031と、振動検知部1032とを備えている。
携帯情報端末2は、端末側端子200、起動指示受付部201、起動部202、処理実行部203、操作受付部204、及び表示部205を備える。
イヤホンとは、例えば、ユーザの耳に装着して音声を聞く装置である。耳に装着するとは、例えば、耳にあてたり、耳に差し込んだりすることである。ここでのイヤホンとは、例えば、いわゆるヘッドホンも含む概念である。
イヤホン端子101は、イヤホン1の端子であり、携帯情報端末2の端末側端子200に接続される。イヤホン端子101は、例えば、携帯情報端末2の端末側端子200に接続されるコネクタである。イヤホン端子101は、例えば、携帯情報端末2が出力する音声情報の入力を受け付けるための端子である。また、イヤホン端子101は、例えば、携帯情報端末2に対して後述する起動指示を出力する端子である。
イヤホン端子101の形状等は問わない。イヤホン端子101の形状は、例えば、端末側端子200の形状に対応した形状、例えば、嵌合する形状を有している。端末側端子200は、多くの携帯情報端末2が有している外部接続端子の一つであるイヤホンジャックに接続可能なイヤホンプラグであることが好ましい。イヤホンプラグは、制御用の情報、例えば、起動指示を出力する際に利用される端子や、マイク用の端子等をさらに備えたプラグ、例えば4極のステレオミニプラグに対応するプラグであってもよい。例えば、イヤホン端子101が、イヤホンプラグである場合、このイヤホンプラグを、端末側端子200であるイヤホン用のジャックに挿入することで、イヤホン1を、携帯情報端末2に直接、着脱可能に接続することができる。
なお、イヤホン端子101は、イヤホン1を携帯情報端末2に接続可能であり、音声信号の入力や起動指示の出力が可能な端子であれば、イヤホンプラグ以外の端子、例えば、USB端子や、ライン入出力端子等であってもよい。
1以上のスピーカユニット102は、イヤホン端子101と接続されている。ここでの接続とは、例えば、電気的な接続である。スピーカユニット102は、例えば、電線を絶縁体で被覆したコード等でイヤホン端子101と接続されている。例えば、イヤホンがステレオタイプのイヤホンである場合、イヤホン端子であるステレオタイプの一のイヤホンプラグが、二つのスピーカユニット、あるいは二組のスピーカユニット、具体的には、左用のスピーカユニットと右用のスピーカユニットとにそれぞれ接続されている。
スピーカユニット102は、例えば、イヤホン端子101を介して携帯情報端末2から入力される音声信号を音波に変換して出力するユニットである。スピーカユニット102は、ボイスコイルと振動板とを備えたダイナミック型のスピーカや、バランスドアーマチュア型のスピーカ等を備えている。
なお、イヤホン端子101と、1以上のスピーカ端子との間には、携帯情報端末2の動作を制御するためのリモコン(図示せず)を有していてもよい。リモコンは、例えば、ユーザの操作に応じて、携帯情報端末2の端末側端子200が出力する音声信号のボリューム等を制御する信号や、端末側端子200が再生する音声情報の再生位置を制御する信号を出力するための制御部である。
振動センサ103は、導電性を有する1以上の球体を備えた接点方式の振動センサである。接点方式の振動センサとは、導電性球体の移動に応じて接点がオン、オフすることによって振動を検知するセンサである。振動センサ103は、三軸方向の振動センサ等の無指向の振動センサであることが好ましいが、二軸方向の振動センサ等の、指向性を有する振動センサであってもよい。以下、振動センサ103の一例について説明する。
図2は、本実施の形態におけるイヤホンの振動センサ103の一例を説明するための、振動センサ103の鉛直方向に沿った断面図(図2(a))及び振動センサ103が有するセンサ部1031の一部切り欠き斜視図(図2(b))である。
センサ部1031は、球体1021、第一電極1022及び第二電極1023を有している。球体1021、第一電極1022、及び電極1023は、導電性を有している。
球体1021は、第一電極1022と接触する球体である。球体1021は、直径が0.3mm以上、1.5mm以下であることが好適である。直径がその範囲内である場合に、球体1021が繰り返して衝突したとしても、破損の起こる可能性が低いからである。球体1021は、センサ部1031内において移動可能に設けられている。そして、その移動に応じて、球体1021は、第二電極1023に接触または非接触となる。球体1021は、真球であってもよく、あるいは、センサ部1031内において移動可能な程度に球に近い形状であってもよい。なお、球体1021は、その移動に応じて、第一電極1022とも接触または非接触となってもよく、あるいは、第一電極1022に対しては絶えず接触するようになっていてもよい。本実施の形態によるセンサ部1031は、球体1021が通常、第一電極1022と第二電極1023とに接触しているノーマルクローズのセンサである。なお、球体1021の大きさ等については、振動を検知するという目的を実現可能な範囲においては、上記以外のどのような大きさであってもよい。かかることは、他の振動センサ103の構成要素等の大きさについても同様である。
センサ部1031の第一電極1022は、電極1022aと、電極1022bとを有する。両電極1022a,1022bは、接続されており、1個の電極を形成している。第二電極1023は、球体1021と接触可能な円環状の形状を有する電極である。第一電極1022と、第二電極1023とは、非導電性樹脂1025によってそれぞれ決められた位置に設けられている。その非導電性樹脂1025は、例えば、液晶ポリマー(LCP)であってもよく、PPS樹脂(ポリフェニレンサルファイド樹脂)であってもよく、フッ素樹脂であってもよく、その他の非導電性の樹脂であってもよい。なお、その非導電性樹脂は、耐熱性を有することが好適である。
図3は、本実施の形態におけるイヤホン1のセンサ部1031の第二電極1023をセンサ部1031の上面側からみた模式図(図3(a))、及び、第一電極1022の電極1022bをセンサ部1031の上面側からみた模式図(図3(b))である。
図3(a)に示すように、第二電極1023の内径は、球体1021の直径よりも大きいため、通常、両者は一点で接触する。なお、センサ部1031が振動する場合には、球体1021が第二電極1023に接触したり、非接触になったりすることを繰り返すため、それによって振動を検知できる。なお、そのことは、振動が直線的であるときに、より顕著である。
図3(b)に示すように、電極1022aは、円盤状の領域1022a−1と、その円盤状の領域1022a−1を囲む円環状の領域1022a−2と、さらにその領域1022a−3の外側の領域1022a−3とを有する。球体1021は、通常、円盤状の領域1022a−1上を移動する。なお、電極1022aの円盤状の領域1022a−1等と対向する電極1022bの領域も、電極1022aと同様の形状を有しているものとする。
センサ部1031において、第一電極1022と第二電極1023とは、球体1021の移動に応じてこの球体1021との接触状態が変化することにより、導通状態または非導通状態となる。接触状態とは、例えば、球体1021が第一電極1022及び第二電極1023に同時に接触する状態、球体1021が第一電極1022及び第二電極1023のいずれか一方のみに接触する状態、及び球体1021がいずれにも接触しない状態の三つの状態である。導通状態とは、電流が流れ得る状態である。すなわち、センサ部1031は、第一電極1022と第二電極1023とが球体1021を介して電気的に接続されたり、非接続となったりする。具体的には、第一電極1022と第二電極1023とは、球体1021が第一電極1022及び第二電極1023に同時に接触する状態において、導通状態となり、その他の接触状態においては、非導通状態となる。
振動検知部1032は、センサ部1031の振動を検知する。振動検知部1032は、第一電極1022と、第二電極1023とのそれぞれに接続されている。センサ部1031が振動することによって球体1021がセンサ部1031の内部で移動し、その結果、第一電極1022と第二電極1023との間で導通・非導通が繰り返されることになる。したがって、振動検知部1032は、第一電極1022と第二電極1023との導通状態と、非導通状態とが繰り返される場合(チャタリング)に振動を検知する。具体的には、振動検知部1032は、単位時間にN回以上の導通・非導通(オン・オフ)が繰り返された場合に、振動を検知してもよい。Nは2以上の整数である。なお、この振動を検知する振動検知部1032は公知のものであり、その詳細な説明を省略する。また、その導通・非導通の検知で用いる電圧・電流は、例えば、3V程度、1〜3μA程度であってもよく、あるいは、その他の値であってもよい。
なお、第一電極1022、球体1021、及び第二電極1023は導電性のものであればよく、それらの材質は問わない。例えば、銅やステンレス等の金属であってもよい。なお、球体1021は、運動性や第一及び第二電極1023,13との接触性をよくするために、比重の大きい材質であることが好適である。したがって、球体1021は、タングステンやステンレス、鋼等の球体であってもよい。また、球体1021の表面や、第一電極1022及び第二電極1023の球体1021と接触する範囲の表面が導電性を有していればよいため、それらの表面に導電性に優れている金属薄膜を形成するようにしてもよい。その金属薄膜は、例えば、メッキや、薄膜印刷、コーティング、真空蒸着、スパッタリング等によって成膜されてもよい。その薄膜に用いられる金属は、例えば、ロジウムや白金、ルテニウム等であってもよい。なお、この段落に記載したことは、他のセンサの第一電極及び第二電極や導電性を有する球体についても同様であるとする。
また、センサ部1031内の球体1021が移動しうる空間は、センサ部1031のオン・オフに悪影響を及ぼす微細な粒子や水分等が入ることを防止するため、封止されることが好適である。また、その封止された内部雰囲気は、真空でもよく、乾燥空気や窒素、ヘリウム、アルゴン、キセノン等でもよい。なお、乾燥空気等を封入する場合には、減圧にして封入してもよい。また、この段落に記載したことは、他のセンサについても同様であるとする。
なお、本実施の形態によるセンサ部1031の構成は、図2で示されるものに限定されないことは言うまでもない。例えば、導電性を有する1以上の球体を備えた接点方式の振動センサであれば、センサ部1031は、他の構成であってもよい。例えば、センサ部1031として、導電性を有する1または2以上の球体と、この1または2以上の球体の移動に応じて、この球体との接触状態が変化することにより、導通状態または非導通状態となる第一電極及び第二電極とを備えている他のセンサ部を利用してもよい。例えば、センサ部1031として、2以上の球体の移動に応じて、2以上の球体と第一電極及び第二電極との接触関係、及び2以上の球体同士の接触関係が変化することにより、導通状態または非導通状態となる第一電極及び第二電極とを備えている他のセンサ部を利用してもよい。ここでの導通状態とは、1または2以上の球体を介して導通している(電気的に接続されている)状態である。
図4は、本実施の形態によるイヤホンのセンサ部の第一の変形例(図4(a)、第二の変形例(図4(b)、第三の変形例(図4(c)、第4の変形例(図4(d)、及び第五の変形例(図4(e))を示す模式図である。
例えば、センサ部1031として、図2で示した球体1021、第一電極1022、及び第二電極1023を備えたセンサ部1031に代えて、図4(a)〜図4(e)に示すような球体1021、第一電極1022、及び第二電極1023を備えたセンサ部1031を用いるようにしてもよい。図4(a)は、特許第4153213号公報に記載のものである。図4(a)〜図4(e)においても、球体1021の直径は、0.3〜1.5mmであってもよい。また、図4(a)〜図4(e)においても、導電性球体の直線的な各移動間隔は、20μm以上、500μm以下であってもよい。図4(a)〜図4(e)において、図中における球体1021と、第一電極1022及び第二電極1023との位置関係が通常の状態であるとすると、図4(b)、図4(c)、図4(d)に対応するセンサ部1031は、ノーマリオープンタイプのセンサとなり、図4(a)、図4(e)に対応するセンサ部1031は、ノーマリクローズタイプのものとなる。
起動指示出力部104は、振動センサ103が振動を検知した場合に、イヤホン端子101と接続された端末側端子200を介して、端末側端子200を有する携帯情報端末2に起動指示を出力する。具体的には、起動指示出力部104は、振動センサ103が振動を検知した場合に、イヤホン端子101を介して、携帯情報端末2に起動指示を出力する。携帯情報端末2は、イヤホン端子101と接続された端末側端子200を介して起動指示出力部104が出力する起動指示を受け付ける。
起動指示とは、イヤホン端子101により接続された携帯情報端末2を起動する指示である。起動指示は、例えば、携帯情報端末2に対し電源を投入(オン)する指示である。ただし、ここでの起動指示とは、例えば、携帯情報端末2を待機状態や、休止状態、スリープ状態から解除させる指示(復帰させる指示)を含む概念である。待機状態等から解除とは、例えば、携帯情報端末2の、待機状態において停止(オフ)していた機能を利用可能とすること(具体的にはオンすること)である。なお、待機状態において利用できなかった一部の機能のうちの少なくとも一以上の機能を利用可能となるようにする指示を、起動指示と考えてもよい。
待機状態とは、例えば、キーやボタンやタッチパネル等のユーザが操作する入力デバイスや、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS通信モジュール、モニタ等の、携帯情報端末2が有している電子デバイスを停止した状態や、停止したモードである。ここでの停止とは、電力を消費しない状態とすることであり、電源のオフ等と考えてもよい。休止状態や、スリープ状態についても同様である。ただし、待機状態と、休止状態と、スリープ状態とにおいて、停止される機能やデバイスが適宜異なるようにしてもよい。なお、待機状態においては、電話やメール等を受け取るための機能やモジュール等は、起動した状態であってもよい。
起動指示出力部104は、振動センサ103が検知した振動が、予め指定された条件を満たす場合に、起動指示を出力するようにしてもよい。例えば、振動センサ103が、予め指定された時間以上振動を検出している場合に起動指示を出力するようにしてもよい。また、振動センサ103が、予め指定された頻度で振動を検出している場合に起動指示を出力してもよい。予め指定された頻度とは、例えば、予め指定された時間内の振動の検出回数や、予め指定された時間以内の時間を隔てて予め指定された回数以上の振動が検出されることである。このようにすることで、携帯情報端末2を利用する際に発生する振動以外の振動では、携帯情報端末2を起動させないようにすることができる。
また、起動指示出力部104は、振動センサ103が振動を検知している間は、起動指示や、携帯情報端末2を待機状態等に移行させないようにするための起動状態継続指示を、携帯情報端末2に出力するようにしてもよい。通常携帯情報端末2においては、電力消費を抑えるために、ユーザの操作を一定時間受け付けなかった場合、待機状態や、休止状態やスリープ状態に移行するような機能を有しているため、例えば、携帯情報端末2で情報を閲覧している状態であっても、ユーザの操作が行われなければ、待機状態に移行してしまうという不都合があった。しかしながら、上記のように振動を検知している間に、起動指示や、起動状態継続指示を送信することで、例えば、ユーザが携帯情報端末2を手で保持している間であれば、ユーザが一定時間操作を行わなくても、待機状態等へ移行しないようにすることができる。
ここでの出力とは、外部の装置への送信、他の装置や他のプログラムなどへの処理結果の引渡しなどを含む概念である。
なお、イヤホン1は、例えば、ボタン型電池等の電源(図示せず)を有していてもよい。ただし、電源を設ける代わりに、イヤホン1が接続された携帯情報端末2から、イヤホン端子101等を介して電力の供給を受けるようにしてもよい。
携帯情報端末2は、例えば、いわゆるスマートフォン等の多機能携帯電話や、携帯電話、PDA(Personal Digital Assistant)、タブレット型端末、電子手帳、電子ブックリーダ、携帯ゲーム機等である。携帯情報端末2は、イヤホン1を着脱可能に接続可能な端末である。携帯情報端末2は、起動指示により起動可能な端末である。具体的には、携帯情報端末2は、イヤホン1と接続され、イヤホン1からの起動指示に応じて起動する。
端末側端子200は、イヤホン1のイヤホン端子101と着脱可能に接続される端子である。端末側端子200は、例えば、音声信号をイヤホン端子101に出力する端子である。また、端末側端子200は、例えば、イヤホン端子101を介して起動指示出力部104が出力する起動指示を受け付ける端子である。
端末側端子200の形状等は問わない。端末側端子200の形状は、例えば、イヤホン端子101の形状に対応した形状である。例えば、端末側端子200は、例えば、イヤホン端子101の形状に嵌合する形状を有している。例えば、イヤホン端子101が、プラグ等の凸型端子である場合、端末側端子200は、このプラグを挿入可能なジャックやソケット等の凹型の端子である。また、例えば、イヤホン端子101が、ジャックやソケット等の凹型の端子である場合、端末側端子200は、この凹型端子に挿入可能なプラグ等の凸型端子である。端末側端子200は、多くの携帯情報端末2が有している外部接続端子の一つであるイヤホンジャックを用いることが好ましい。このイヤホンジャックは、制御用の情報、例えば、起動指示を受け付ける際に利用される端子や、マイク用の端子をさらに備えたジャック、例えば4極のステレオミニプラグに対応するジャックであってもよい。例えば、イヤホン端子101が、イヤホンプラグである場合、端末側端子200は、イヤホンジャックであってもよい。例えば、イヤホン端子101であるイヤホンプラグを、端末側端子200であるイヤホン用のイヤホンジャックに挿入することで、イヤホン1を、携帯情報端末2に直接、着脱可能に接続することができる。
なお、端末側端子200は、イヤホン1のイヤホン端子101と接続可能であり、音声信号の出力や起動指示の入力が可能な端子であれば、イヤホンジャック以外の端子、例えば、USB端子や、ライン入出力端子等であってもよい。
起動指示受付部201は、イヤホン1から出力される起動指示を、例えば、端末側端子200を介して受け付ける。また、起動指示受付部201は、イヤホン1から出力される起動状態継続指示を、さらに、端末側端子200を介して受け付けるようにしてもよい。ここでの起動指示等の受付は、起動指示等の入力受付や受信と考えてもよい。
起動部202は、起動指示受付部201が受け付けた起動指示に応じて、携帯情報端末2の起動を行う。例えば、起動部202は、起動指示に応じて携帯情報端末2に対し電源を投入(オン)する。また、起動部202が、例えば、起動指示に応じて携帯情報端末2を待機状態や、休止状態、スリープ状態から解除(復帰)させることも、ここでは起動指示に応じた起動と考えてもよい。例えば、起動部202は、携帯情報端末2の待機状態において利用できなかった一部の機能のうちの少なくとも一以上の機能を、利用可能となるようにする。例えば、起動部202は、停止状態(オフ状態)にあるキーやボタンやタッチパネル等のユーザが操作する入力デバイスや、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS通信モジュール、モニタ等の、携帯情報端末2が有している電子デバイスに対し、起動指示に応じて電力を供給する。また、ここでの起動とは、携帯情報端末2を起動以外の操作が不可である状態から、操作可能な状態とすることと考えてもよい。
起動部202は、例えば、図示しない電力を供給する電源や、その電力供給を制御部(図示せず)等に、電力供給を行う指示や制御信号等を送信することにより、携帯情報端末2の起動を行ってもよい。起動部202は、例えば、上述したような携帯情報端末2を構成する2以上の各電子デバイスやモジュール等を、予め指定された順番で起動させるようにしてもよい。
また、起動部202は、起動指示受付部201が受け付けた起動状態継続指示に応じて、この起動状態継続指示が出力されている間は、携帯情報端末2を待機状態や、休止状態や、スリープ状態に移行させないようにしてもよい。
処理実行部203は、予め指定された処理を実行する。例えば、操作受付部204が受け付けた操作に応じた処理を実行する。例えば、処理実行部203は、図示しない記憶媒体等に格納されているアプリケーションプログラム等を、操作受付部204が受け付けた操作に応じて実行する。
処理実行部203は、通常、MPUやメモリ等から実現され得る。処理実行部203の処理手順は、通常、ソフトウェアで実現され、当該ソフトウェアはROM等の記録媒体に記録されている。但し、ハードウェア(専用回路)で実現しても良い。
操作受付部204は、ユーザが入力する操作を受け付ける。操作受付部204は、例えば、操作を、図示しないテンキーやキーボードやタッチパネル等の入力デバイスを介して受け付ける。操作受付部204は、これらの入力手段のデバイスドライバーや、メニュー画面の制御ソフトウェア等で実現され得る。
表示部205は、処理実行部203が実行した処理結果等を表示する。表示部205は、ディスプレイデバイスを含むと考えても含まないと考えても良い。表示部205は、ディスプレイデバイスのドライバーソフトまたは、ディスプレイデバイスのドライバーソフトとディスプレイデバイス等で実現され得る。
なお、図示していないが、携帯情報端末2は、加速度センサ、ジャイロセンサ、GPS通信モジュール等の電子デバイスやモジュールや、モニタ等を有していてもよい。また、上述した処理実行部203は、これらのデバイス等が出力する情報等を利用して、処理を実行してもよい。また、携帯情報端末2が、音声情報等の情報を送受信するアンテナや送受信部等(図示せず)を備えていてもよいことはいうまでもない。
図5は、本実施の形態におけるイヤホンと、このイヤホンと接続される携帯情報端末との構成の一例を説明するための図である。なお、ここでは、イヤホン1が、二つのスピーカユニット102を備えたステレオタイプのイヤホンである場合を例に挙げて説明する。
イヤホン1のイヤホン端子101は、例えば、起動指示を出力することが可能なイヤホン端子である。具体的には、イヤホン端子101は、例えば、イヤホンプラグである。例えば、イヤホン端子101は、イヤホンプラグの端子の接続状態の組み合わせによって、抵抗値等を変更することで、起動指示を出力することが可能な端子である。
イヤホン1は、イヤホン端子101の一部を覆うカバー105を備えている。カバー105は、例えば、絶縁性を有していれば、その材質は問わない。カバー105は、具体的には、イヤホン端子101の、コード106の電線と接続されている部分等を覆っている。ただし、イヤホン端子101の端末側端子200と接続される部分は、カバー105で覆わないようにする。また、ここでは、一例として、振動センサ103及び起動指示出力部104は、カバー105内に設けられている。
二つのスピーカユニット102は、それぞれ、電線をビニル等の絶縁性を有する材質で被覆して構成されたコード106によりイヤホン端子101と接続されている。イヤホン1は、スピーカユニット102をそれぞれ覆うハウジング107を備えている。各ハウジング107には、スピーカユニット102が出力する音声を出力するための開口部107aが設けられている。
携帯情報端末2は、例えば、スマートフォンと呼ばれる多機能携帯電話であり、端末側端子200としてステレオタイプのイヤホンジャックを備えている。
次に、イヤホン1の動作の一例について説明する。
まず、振動センサ103は、振動を検知したか否かを判断する。振動センサ103が振動を検知しなかった場合、再度振動を検知したか否かの判断を繰り返す。
振動センサ103が振動を検知した場合、起動指示出力部104は、振動センサ103が検知した振動が、予め指定された条件を満たすか否かを判断する。この条件は、図示しない記憶媒体に予め格納されていてもよいし、この条件は、判断処理を行うアルゴリズムに組み込まれた条件であってもよい。
振動センサ103が検知した振動が、予め指定された条件を満たさない場合、起動指示の出力は行わず、再度、振動センサ103が、上述した振動検知の判断処理を行う。
振動センサ103が検知した振動が、予め指定された条件を満たす場合、起動指示出力部104は、起動指示をイヤホン端子101を介して携帯情報端末2に送信する。そして、再度、振動センサ103が、上述した振動を検知する処理に戻る。なお、上記の処理は、電源オフや処理終了の割り込みにより終了してよい。
なお、起動指示出力部104は、既に携帯情報端末2が起動している場合、起動指示を携帯情報端末2に送信しないようにしてもよい。例えば、イヤホン端子101を介して、携帯情報端末2から、携帯情報端末2が起動していることを示す予め指定された情報、あるいは任意の情報が出力されている場合に、起動指示出力部104が、携帯情報端末2が起動していると判断し、出力されていない場合、起動していないと判断してもよい。あるいは、携帯情報端末2が起動している場合、振動センサ103が振動を検知する処理を行わないようにしてもよい。また、起動指示出力部104が起動指示を出力した場合において、携帯情報端末2が既に起動している場合、携帯情報端末2が、この起動指示を破棄するようにしたり、この起動指示を無視したりするようにしてもよい。
次に、本実施の形態のイヤホン1の使用例について具体例を挙げて説明する。ここでは、図5に示したイヤホン1と、携帯情報端末2を用いた場合を例に挙げて説明する。
イヤホン1のイヤホン端子101であるイヤホンプラグを、携帯情報端末2の端末側端子200であるイヤホンジャックに挿入することで、イヤホン端子101と端末側端子200とが電気的に接続されるとともに、携帯情報端末2にイヤホン1が取り付けられる。イヤホン1のスピーカユニット102を有する2つのハウジング107を、ユーザの左右の耳にそれぞれ装着した状態で、携帯情報端末2の端末側端子200から、音楽や、通話、効果音等の音声信号を出力すると、音声信号が、イヤホン端子101を介してスピーカユニット102に入力され、音声に変換されて、ユーザの耳に出力される。これにより、イヤホン1を、携帯情報端末2の音声を出力するための装置として用いることができる。例えば、携帯情報端末2の処理実行部203が、端末側端子200を介して、音声信号を出力する。
ここで、例えば、イヤホン1と、このイヤホン1が取り付けられた状態の携帯情報端末2が、図示しない安定したテーブル上に載置され、予め指定された時間が経過するまで、携帯情報端末2に対して、ユーザによる操作等が行われなかったとすると、携帯情報端末2は待機状態となる。この待機状態は、例えば、電話の受信及びメールの受信のみが可能な状態であり、他の処理を行う図示しない処理部やデバイス等は、停止状態であるとする。ただし、電話の受信及びメールの受信もできない状態であってもよい。
テーブル上に置かれた状態では、イヤホン1の振動センサ103が振動を検知しないため、イヤホン1は起動指示の出力を行わない。
次に、ユーザが、携帯情報端末2を利用するために、テーブル上の携帯情報端末2を手に持って、テーブルから持ち上げたとする。この動作によって、携帯情報端末2に取り付けられたイヤホン1の振動センサ103のセンサ部1031の球体1021がセンサ部1031内を移動して、第一電極1022と第二電極とに同時に接触する状態と、同時に接触しない状態とを繰り返す。これにより、第一電極1022と第二電極1023との間において、導通状態と非導通状態とが繰り返され、振動検知部1032が、第一電極1022と第二電極1023との間の導通状態と非導通状態との繰り返しを検知する。そして、予め指定された時間内において検知した繰り返しの回数が閾値以上である場合に、振動検知部1032は、振動を検知したことを示す情報を起動指示出力部104に出力する。
起動指示出力部104は、振動検知部1032が出力する振動を検知したことを示す情報を受け付けると、最初に受信した時点からの時間の計測を図示しない時計等を用いて開始するとともに、振動検知部1032から最初に受信した時点以降に出力される振動を検知したことを示す情報の受信数をカウントする。そして、計測した時間が、予め指定された時間となるまでにカウントした振動を検知したことを示す情報の受信数が閾値以上である場合、起動指示出力部104は、起動指示を送信するための条件を満たすと判断する。ここでの予め指定された時間は、上記の振動検知部1032が振動を検知する際に利用する時間よりも長い時間とする。また、この時間は、数秒未満、好ましくは1秒未満であることが好ましい。なお、閾値未満である場合、条件を満たさないと判断し、起動指示を送信せず、再度、振動センサ103により振動を検知する処理を行う。
ここでは、例えば、予め指定された時間内においてカウントした振動を検知したことを示す情報の受信数が、閾値以上であったとすると、起動指示出力部104は、起動指示を送信するための条件を満たすと判断して、イヤホン端子101を介して起動指示を携帯情報端末2に送信する。
携帯情報端末2の起動指示受付部201は、端末側端子200を介して、イヤホン1から起動指示を受け付ける。そして、起動部202は、起動指示受付部201が受け付けた起動指示に応じて、携帯情報端末2を起動させる。ここでは、起動部202は、携帯情報端末2を、待機状態から通常の起動状態に復帰させる。そして、例えば、表示部205が図示しないモニタ等に、携帯情報端末2の操作画面等を出力する。そして、処理実行部203は、例えば、操作受付部204が受け付けた操作に応じた処理を実行する。
なお、ここでは、携帯情報端末2をユーザが持ち上げた場合に、イヤホン1が振動を検知して携帯情報端末2を起動させる場合について説明したが、ユーザがイヤホン1のハウジング107等を持った場合においても、コード106等を介して、カバー105内の振動センサ103に振動が伝わるため、携帯情報端末2を同様に起動させることができる。
以上のように、本実施の形態によれば、ユーザが、携帯情報端末や、イヤホンに触れた際(例えば手に持つ際)の振動を検知して、イヤホンを取り付けた携帯情報端末の起動を行うため、ユーザが携帯情報端末を操作する際の、携帯情報端末を起動状態にするまでの待ち時間を短縮することができる。
例えば、ユーザが携帯情報端末2を利用するために、携帯情報端末2やイヤホン1を手に持った直後から携帯情報端末2の起動を行うようにして、ユーザが携帯情報端末2に対して起動する操作等を行うよりも前に、携帯情報端末2を起動を開始することができるため、携帯情報端末2を利用できるようにするまでの実質的な待ち時間を短くすることができる。この結果、例えば、省電力化を図るために、携帯情報端末を頻繁に電源オフや待機状態にして利用する場合においても、再度利用する際の起動による待ち時間を軽減して、利用時の利便性を損なわないようにすることができる。
図6は、本実施の形態のイヤホンの、第一の変形例の主要部を示す図(図6(a))、及び第二の変形例の主要部を示す図(図6(b))である。
上記実施の形態においては、イヤホン1のイヤホン端子101のカバー105内に振動センサ103及び起動指示出力部104を設けた場合について説明したが、本発明においては、図6(a)に示すように、イヤホン1の一のハウジング107内に、振動センサ103及び起動指示出力部104を設けるようにしてもよい。このような場合においても、イヤホン1や、携帯情報端末2に触れた際の振動が、振動センサ103に伝達されて、携帯情報端末2を起動することが可能となる。
また、同様に、本発明においては、コード106上に、振動センサ103及び起動指示出力部104を設けるようにしてもよい。例えば、図6(a)に示すように、例えば、コード106に設けられた音声出力等を調節するためのリモコン108内に、振動センサ103及び起動指示出力部104を設けるようにしてもよい。このような場合においても、イヤホン1や、携帯情報端末2に触れた際の振動が、振動センサ103に伝達されて、携帯情報端末2を起動することが可能となる。
なお、これらの変形例においては、起動指示出力部104が出力する起動信号を、イヤホン端子101に出力するための電線等を、コード106に追加するようにしてもよく、あるいは、起動信号を、コード106が有する既存の電線を用いてイヤホン端子101に出力するようにしてもよい。
また、上記各実施の形態において、各構成要素は専用のハードウェアにより構成されてもよく、あるいは、ソフトウェアにより実現可能な構成要素については、プログラムを実行することによって実現されてもよい。例えば、ハードディスクや半導体メモリ等の記録媒体に記録されたソフトウェア・プログラムをCPU等のプログラム実行部が読み出して実行することによって、各構成要素が実現され得る。その実行時に、プログラム実行部は、格納部(例えば、ハードディスクやメモリ等の記録媒体)にアクセスしながらプログラムを実行してもよい。
本発明は、以上の実施の形態に限定されることなく、種々の変更が可能であり、それらも本発明の範囲内に包含されるものであることは言うまでもない。
以上のように、本発明にかかるイヤホンは、携帯情報端末用のイヤホンとして適しており、特に、イヤホンと接続される端末側端子を介して入力される起動指示により起動することが可能な携帯情報端末用のイヤホン等として有用である。
1 イヤホン
2 携帯情報端末
101 イヤホン端子
102 スピーカユニット
103 振動センサ
104 起動指示出力部
105 カバー
106 コード
107 ハウジング
107a 開口部
108 リモコン
200 端末側端子
201 起動指示受付部
202 起動部
203 処理実行部
204 操作受付部
205 表示部
1031 センサ部
1032 振動検知部

Claims (3)

  1. 携帯情報端末の端末側端子に接続されるイヤホン端子と、
    前記イヤホン端子と接続された1以上のスピーカユニットと、
    導電性を有する1以上の球体を備えた接点方式の振動センサと、
    前記振動センサが振動を検知した場合に、前記イヤホン端子と接続された端末側端子を介して、当該端末側端子を有する携帯情報端末に起動指示を出力する起動指示出力部と、
    を備えたイヤホン。
  2. 前記イヤホン端子の一部を覆うカバーを更に備え、
    前記振動センサ及び起動指示出力部は、前記カバー内に設けられている請求項1記載のイヤホン。
  3. 前記1以上のスピーカユニットをそれぞれ覆うハウジングを更に備え、
    前記振動センサ及び起動指示出力部は、前記ハウジング内に設けられている請求項1記載のイヤホン。
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