JP6665630B2 - 運転支援方法及び運転支援装置 - Google Patents

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Description

本発明は、運転者の運転操作を支援する運転支援方法及び運転支援装置に関する。
車両の周囲の画像を表示することにより、狭路等における運転者の運転操作を支援する技術が知られている(特許文献1参照)。このような技術では、狭路等における乗員の運転操作に際して、車両を俯瞰した画像を生成し、車両側面と走路境界とを平行に表示することにより、両者の間隔を把握できるようにしている。
特開2004−159186号公報
一般的に、車両の幅寄せにおいては、車両と走路境界との間隔の変化を正確に把握することが必要になるが、従来の技術では、間隔の変化を把握するための指標がないため、間隔の変化を把握することが困難である。
本発明は、上記問題点を鑑み、車両と走路境界との間隔の変化を容易に把握することができる運転支援方法及び運転支援装置を提供することを目的とする。
画像生成回路によって、車両の一側方の走路の境界を画角内に含むように車両に配置されたカメラの出力信号から、境界と車輪の側面を含む車両とが映り、境界と車両とが実空間において平行な場合に境界と車両とが平行になる表示画像を生成する。
本発明によれば、走路の境界と車輪の側面を含む車両とが映り、境界と車両とが実空間において平行な場合に境界と車両とが平行になる画像を表示することにより、車両と走路境界との間隔の変化を容易に把握することができる運転支援方法及び運転支援装置を提供できる。
図1は、本発明の実施の形態に係る運転支援装置の基本的な構成を説明するブロック図である。 図2は、本発明の実施の形態に係る運転支援装置が搭載された車両の上面図の一例である。 図3は、車両の斜視図を用いて、仮想空間における仮想視点及び投影面の位置関係を説明する図である。 図4は、車両の側面図を用いて、仮想空間における仮想視点及び投影面の位置関係を説明する図である。 図5は、車両の正面図を用いて、仮想空間における仮想視点及び投影面の位置関係を説明する図である。 図6は、本発明の実施の形態に係る運転支援装置による表示画像を図示した一例である。 図7は、車輪が透過されて視認可能な表示画像を説明する図である。 図8は、本発明の実施の形態に係る運転支援方法の一例を説明するフローチャートである。 図9は、車両の正面図を用いて、仮想空間における2つの仮想視点及び投影面の位置関係を説明する図である。 図10は、2つの仮想視点を用いて生成された表示画像を説明する図である。 図11は、車両の前方の走路が映る表示画像を説明する図である。 図12は、車両の両側方の走路が映る表示画像を説明する図である。
図面を参照して、本発明の実施の形態を説明する。図面の記載において、同一又は類似の部分には同一又は類似の符号を付し、重複する説明を省略する。
(運転支援装置)
図1に示すように、本発明の実施の形態に係る運転支援装置は、カメラ10と、画像生成回路20と、ディスプレイ30と、車両センサ40と、入力インターフェース(I/F)50とを備える。
図2に示すように、カメラ10は、例えば、車両Aの前端部に搭載されたフロントカメラ11と、車両Aの左側のドアミラー等、車両Aの左端部に搭載されたサイドカメラ12とを備える。但し、図2に示すように、カメラ10から取得される画像のうち、ディスプレイ30に表示される範囲に対応する表示範囲Rが、車両Aの左側の前輪Ba近傍のみであり、フロントカメラ11の画角に含まれない場合、フロントカメラ11は不要である。
フロントカメラ11及びサイドカメラ12は、例えば、それぞれ180°程度の画角を有する広角カメラである。フロントカメラ11は、車両Aの前方を撮影する。サイドカメラ12は、車両Aの左方(運転席の反対方向)を撮影する。フロントカメラ11及びサイドカメラ12は、足し合わせた画角が、車両Aの周囲の路面の領域のうち、少なくとも走路Cの一側方(運転席の反対方向)の境界Dを含むように配置される。フロントカメラ11及びサイドカメラ12は、撮影した画像を示す出力信号を画像生成回路20にそれぞれ出力する。
車両センサ40は、車速センサ41と、舵角センサ42とを備える。車速センサ41は、車両Aの速度を検出し、車速として画像生成回路20に出力する。舵角センサ42は、例えば車両Aのステアリングシャフトの回転角を検出することにより、車両Aの舵角を検出し、画像生成回路20に出力する。
入力I/F50は、乗員による操作を受け付け、操作に応じた信号を画像生成回路20に入力する入力装置である。入力I/F50は、車両Aの乗員が操作可能な車両Aの各種スイッチや、タッチパネルディスプレイ等、種々の入力装置を採用可能である。
ディスプレイ30は、画像生成回路20により生成された表示画像を表示する表示装置である。ディスプレイ30は、タッチパネルディスプレイとして、入力I/F50と一体に構成されてもよい。
画像生成回路20は、条件判定部21と、画像変換部22と、仮想画像生成部23と、表示画像生成部24と、出力処理部25とを論理構造として有する。画像生成回路20は、例えば、中央処理装置(CPU)、メモリ及び入出力I/F等を備えるマイクロコンピュータにより構成可能である。この場合、マイクロコンピュータは、画像生成回路20による演算処理に必要なコンピュータプログラム(画像生成プログラム)を実行することにより、画像生成回路20として機能する。画像生成回路20を構成する各部は、一体のハードウェアから構成されてもよく、別個の専用ハードウェアから構成されてもよい。画像生成回路20は、車両Aに関わる他の制御に用いる電子制御ユニット(ECU)と兼用されてもよい。
条件判定部21は、車両Aが狭路を走行することが検出されたか等の所定の条件により、本発明の実施の形態に係る運転支援装置における表示処理を開始するか否かを判定する。条件判定部21は、例えば、車両Aの側方(左方)の走路Cの境界Dが車両Aから所定の距離範囲内の場合に、走路Cが狭路であると判定する。条件判定部21は、カメラ10の出力信号から取得される画像から、画像処理により車両Aから境界Dまでの距離を取得するようにしてもよく、レーザーレンジファインダー(LRF)等の測距装置を用いて境界Dまでの距離を取得するようにしてもよい。条件判定部21は、車両Aの走行経路に関する情報をナビゲーション装置等から取得し、走行経路の道幅が閾値以下の場合に、走路Cが狭路であると判定するようにしてもよい。或いは、条件判定部21は、専用のスイッチ等の入力I/F50に対する表示処理の開始を示す乗員の操作に応じて、表示処理を開始すると判定するようにしてもよい。
図3に示すように、画像変換部22は、カメラ10の出力信号から取得される画像(生画像データ)を、仮想視点P1から見える画像となるように歪み補正して変換する。各カメラ10が広角カメラの場合、生画像データは、実空間と比べて歪みを有する。画像変換部22は、生画像データを、境界Dを含む地面を投影面T1、車両Aの少なくとも前輪Baを含む一側面を投影面T2とする仮想空間上にマッピングすることにより、仮想視点P1から見える画像を生成する。
投影面T1は、境界Dを含むように、車両Aからの左方への距離範囲d1(図2参照)が、例えば1.5m〜2m程度となるように設計に応じて適宜設定可能である。投影面T1,T2は、表示範囲Rに対応可能である。車両Aの前後方向における表示範囲Rは、例えば、前輪Baのすぐ前方から、後方に向かって前輪Baの2本分の距離を超える程度までの範囲である。
図4及び図5示すように、仮想視点P1は、舵角が0の場合に車両Aの前輪Ba及び後輪Bbの各側面が見えるように、車両Aの上方且つ一側方(左方)に設定される。車輪の側面は、車両Aの側方の面のうち、タイヤを除くホイール部分に対応する領域である。仮想視点P1からの仮想視線Q1は、下方且つ他側方(右方)を向く。即ち、画像変換部22により変換された画像は、仮想視点P1から、下方且つ右方を見た画像である。仮想視線Q1は、車両Aの前後方向(長さ方向)において垂直であり、左右方向(幅方向)において傾斜する。但し、カメラ10の画角内に車両Aの領域がない又は少ない場合を含めて、ディスプレイ30に表示される画像において、前輪Ba及び後輪Bbを含む車両Aの画像は、必ずしも実写画像ではない。
仮想画像生成部23は、仮想視点P1から見える車両Aを模した仮想画像Hを、予め保持する画像データから生成する。仮想画像Hは、車両Aの車体を模した仮想車体画像HAと、車輪を模した仮想車輪画像HBとからなる。仮想車輪画像HBは、前輪Baを模した仮想前輪画像HBaと、後輪Bbを模した仮想後輪画像HBbとからなる。仮想画像生成部23は、車速センサ41から取得される車速に連動するように、仮想車輪画像HBを変更する。仮想画像生成部23は、舵角センサ42から取得される舵角に連動するように、仮想前輪画像HBaを変更する。但し、表示範囲R(図2参照)に後輪Bbが含まれない場合、仮想後輪画像HBbは不要である。
表示画像生成部24は、画像変換部22により変換された画像から、ディスプレイ30に表示する表示画像Gを生成する。例えば、仮想視点P1からの画角が、図2の表示範囲Rのように設定される場合、各カメラ10の画角により、車両Aの上部が表示画像Gに含まれない可能性がある。この為、表示画像生成部24は、仮想車体画像HA及び仮想車輪画像HBを、それぞれ、車両Aの車体及び車輪として、表示画像Gに重畳する。
図6に示すように、表示画像Gは、車両Aの車体及び前輪Baに対応する領域に、仮想車体画像HA及び仮想前輪画像HBaがそれぞれ映る。また、表示画像Gは、仮想視線Q1が車両Aの前後方向に対して垂直に設定されていることにより、走路Cの境界Dと車両Aとが実空間において平行な場合に境界Dと車両Aとが平行に映る。なお、本発明において平行とは、完全に平行である必要はなく、運転者が平行であることを認識できる程度に実質的に平行であればよい。即ち、仮想視線Q1は、車両Aの前後方向に対して完全に垂直である必要はなく、実質的に垂直であればよい。
また、図7に示すように、表示画像Gにおいて仮想前輪画像HBaの全体が映るように、仮想車体画像HA又は仮想前輪画像HBaは、透過性を有する画像であってもよい。又は、仮想前輪画像HBaは、仮想車体画像HAの上層として重畳されるようにしてもよい。これにより、表示画像Gにおいて、仮想前輪画像HBaの全体が映り、前輪Baの挙動を更に視認し易くなる。
出力処理部25は、表示画像生成部24により生成された表示画像Gを示す信号をディスプレイ30に出力し、表示画像Gをディスプレイ30に表示させる。ディスプレイ30は、出力処理部25による制御に応じて、表示画像Gを表示する。
(運転支援方法)
図8のフローチャートを参照して、本発明の実施の形態に係る運転支援装置の動作の一例を説明する。図8のフローチャートに示す一連のタスクは、運転支援装置による運転支援方法の一例であり、各ステップは、種々の条件に応じて、省略、順序及び内容の変更等がなされてよい。
先ず、ステップS101において、条件判定部21は、車両Aが狭路を走行することが検出されたか、又は、入力I/F50に対する表示処理の開始を示す操作が検出されたか等の所定の条件により、ステップS102以降の表示処理を開始するか否かを判定する。条件判定部21は、表示処理を開始すると判定する場合、ステップS102に処理を進め、表示処理を開始すると判定しない場合、ステップS101の処理を繰り返す。
ステップS102において、画像変換部22は、各カメラ10の出力信号から各カメラ10により撮影された画像を取得する。
ステップS103において、画像変換部22は、車両Aに対する相対的な仮想空間において、画像を投影する投影面と、仮想視点P1とを設定する。仮想視点P1は、車両Aの上方且つ左方に設定される。仮想視点P1からの仮想視線Q1は、下方且つ右方を向く。仮想視点P1からの画角は、車両Aの前輪Baの側面及び走路Cの境界Dを含むように設定される。
ステップS104において、画像変換部22は、ステップS103において設定された投影面に各カメラ10から取得される画像をマッピングし、仮想視点P1から見た画像を生成することにより、各カメラ10から取得される画像に対して、視点の変換処理を行う。
ステップS105において、表示画像生成部24は、ステップS104において変換された画像から表示画像Gを生成し、仮想画像生成部23により生成された仮想車体画像HAを、車両Aの車体に対応するように、表示画像Gに重畳する。
ステップS106において、表示画像生成部24は、仮想画像生成部23により生成された仮想前輪画像HBa及び仮想後輪画像HBbを、前輪Ba及び後輪Bbにそれぞれ対応するように、表示画像Gに重畳する。
ステップS107において、仮想画像生成部23は、舵角センサ42の出力(舵角)を監視し、出力に変化があるか否かを判定する。仮想画像生成部23は、舵角の変化量に閾値を設定し、閾値以上の場合に出力が変化したと判定するようにしてもよい。仮想画像生成部23は、出力に変化があると判定する場合、ステップS108に処理を進め、出力に変化がないと判定する場合、ステップS109に処理を進める。
ステップS108において、仮想画像生成部23は、舵角センサ42により検出された舵角に連動するように、表示画像Gに重畳された仮想前輪画像HBaを変更する。これにより、仮想前輪画像HBaは、表示画像Gにおいて、車両Aの操舵方向に連動する。
ステップS109において、仮想画像生成部23は、車速センサ41の出力(車速)を監視し、出力に変化があるか否かを判定する。仮想画像生成部23は、車速の変化量に閾値を設定し、閾値以上の場合に出力が変化したと判定するようにしてもよい。仮想画像生成部23は、出力に変化があると判定する場合、ステップS110に処理を進め、出力に変化がないと判定する場合、ステップS111に処理を進める。
ステップS110において、仮想画像生成部23は、舵角センサ42により検出された車速に連動するように、表示画像Gに重畳された仮想車輪画像HBを変更する。これにより、仮想車輪画像HBは、表示画像Gにおいて、車両Aの速度に連動する。
ステップS111において、出力処理部25は、ステップS102からステップS110までの処理により生成された表示画像Gを、ディスプレイ30に表示させる。
ステップS112において、条件判定部21は、狭路の走行が終了したか、又は、入力I/F50に対する表示処理の終了を示す操作が検出されたか等の所定の条件により、ステップS102からステップS111までの表示処理を終了するか否かを判定する。条件判定部21は、表示処理を終了すると判定する場合、一連のタスクを終了し、表示処理を終了すると判定しない場合、ステップS102に処理を戻す。
ここで、車両を垂直方向に俯瞰した画像を見ながら走路Cの境界Dに幅寄せする場合の運転行動の一例を説明する。車両を垂直方向に俯瞰した画像は、車両の前後方向に対して仮想視点からの視線方向が垂直であるため、走路Cと車両とが実空間において平行な場合に境界Dと車両とが平行に映り、車輪は直方体状に映る。車輪は、接地位置から前後方向に離れるほど路面からの高さが大きくなるため、画像上で車輪の角部が境界Dに接していても、実際は接触していないことがある。よって、運転者は、境界Dに対して平行になるように車両を操作できるが、車輪の角部を境界Dに接触しないようにハンドルを操作し、結果として、車輪と境界Dとの間隔が不要に空いてしまう可能性がある。
また、車両の左端部に設置された広角カメラにより撮影された画像を見ながら走路Cの境界Dに幅寄せする場合の運転行動の一例を説明する。広角カメラは、画角内に車両の側面と境界Dとを含むように配置される。更に、広角カメラにより撮影され、視点変換等の画像処理がされていない画像は、実空間に比べて歪みを有するため、運転者は、車両が境界Dに対して平行であることを認識することが困難であり、平行な状態にするまで時間が掛かってしまう可能性がある。
一方、本発明の実施の形態に係る運転支援装置によれば、ディスプレイ30に表示される表示画像Gは、車両Aの車輪の側面が映るため、車輪が境界Dに向かって膨らみ、車輪の接地位置が境界Dに最も近くなるように映る。よって、運転者は、車輪の接地位置を車両Aと境界Dとの間隔の指標として利用することができるため、両者の間隔を精度良く把握することができ、幅寄せの際に車両Aと境界Dとの間隔を低減するとともに、幅寄せに必要な時間を低減することができる。同様に、本発明の実施の形態に係る運転支援装置によれば、車両Aと境界Dとの間隔と車輪のサイズとを比較することができるため、車両Aと境界Dとの間隔の変化を容易に把握することができるので、狭路等の走行が容易になる。
更に、表示画像Gは、表示範囲R(図2参照)のように設定され、仮想視点P1からの仮想視線Q1が、車両Aの前後方向に対して垂直に設定されることにより、境界Dと車両Aとが実空間において平行な場合に境界Dと車両Aとが平行に映る。よって、運転者は、車両Aの側面が境界Dと平行であることを容易に認識でき、幅寄せ等の運転操作がし易くなる。
また、表示画像Gにおいて、車両Aの車輪のうち、操舵輪である前輪Baのみが映る場合、前輪Ba及び前輪Ba近傍が拡大されて表示されるため、操舵輪と境界Dとの間隔を把握することが容易になる。よって、運転者は、幅寄せ、狭路の走行等が容易になる。
また、本発明の実施の形態に係る運転支援装置によれば、仮想車輪画像HBが、前輪Ba(及び後輪Bb)の画像として表示画像Gに重畳される。一般的に、車輪と路面とは類似した色を有する為、画面介して車輪の輪郭を把握することが困難な場合がある。運転者は、仮想車輪画像HBにより、車輪の挙動を把握し易くなる。仮想車輪画像HBが、運転者にとって視認容易な色調であったり、車両Aの車体を透過して視認可能であったりすれば、車輪の挙動の把握が更に容易になる。
また、本発明の実施の形態に係る運転支援装置によれば、仮想前輪画像HBaが操舵輪である前輪Baの舵角に連動して表示される。これにより、運転者は、操舵と、操舵に応じた走路Cにおける前輪Baの位置関係の把握が容易になり、境界Dへの幅寄せ等における操作性が向上する。
また、本発明の実施の形態に係る運転支援装置によれば、仮想車輪画像HBが車両Aの速度に連動して表示される。これにより、運転者は、画面を介して車速を把握することが可能となり、車速に合わせた運転操作が容易になる。
また、本発明の実施の形態に係る運転支援装置によれば、仮想車体画像HAが車両Aの車体の画像として表示画像Gに重畳される。これにより、運転者は、実際にはカメラにより撮影されない車両Aの部分を含めて、車両Aの画像を見ながら運転操作を行うことが可能となる。
―第1変形例―
図9に示すように、画像変換部22は、2つの仮想視点P1,P2を用いて、生画像データを変換するようにしてもよい。即ち、画像変換部22は、生画像データを、車両Aの上方かつ左方に設定された第1仮想視点P1から投影面T2を見た第1画像G1と、車両Aの上方に設定された第2仮想視点P2から投影面T1を見た第2画像G2とに変換する(図10参照)。第2仮想視点P2からの仮想視線Q2は、下方を向き、車両A及び路面に対して垂直方向である。第2画像G2において投影面T2の投影面T1と接する境界は、車両Aの側面に対応する。仮想視線Q2は、車両Aの前後方向に対して垂直であるため、第2画像G2は、走路Cと車両Aとが実空間において平行な場合に境界Dと車両Aの側面とが平行に映る。
図10に示すように、表示画像生成部24は、第1画像G1と第2画像G2とを連結することにより表示画像Gを生成する。表示画像生成部24は、仮想画像生成部23により生成された仮想車体画像HA及び仮想車輪画像HBを、車両Aの車体及び車輪として表示画像Gに重畳する。表示画像Gにおいて、車両Aに対応する領域は第1画像G1からなり、走路Cに対応する領域は第2画像G2からなる。このように、表示画像Gは、走路Cに対応する領域が第2仮想視点P2から垂直に下方を見た第2画像G2からなるため、実空間に近い走路Cの画像を表示することができる。
或いは、画像変換部22は、車両Aの上方に設定された第2仮想視点P2のみを用いて、生画像データを変換するようにしてもよい。この場合、画像変換部22は、車両Aの側面に対応する投影面T2を車両Aの内側方向に傾斜させ、第2仮想視点P2から垂直方向に投影面T1及び投影面T2を見た画像を生成するようにすればよい。
―第2変形例―
図11に示すように、画像変換部22は、フロントカメラ11、左側のサイドカメラ12、及び他のカメラから取得される画像を、仮想視点P1から見た画像に変換するようにしてもよい。これにより、表示画像Gは、車両Aの左方のみならず、前方等の走路Cが映ることになる。なお、図11の例では、フロントカメラ11、左側のサイドカメラ12の他、右側のサイドカメラ、後方を撮影するリアカメラにより取得される画像に基づいて生成された表示画像Gを示している。
画像変換部22は、各カメラ10の出力信号から取得される画像を、車両Aの周囲の走路C(地面)を各投影面とする仮想空間上にマッピングすることにより、車両Aの上方に設定された仮想視点から見た画像に変換する。但し、変換後の画像は、車輪の側面が映る必要があるため、車両Aの上方且つ左方に設定された仮想視点P1から車両Aの側面に対応する投影面T2を見た画像、又は、車両Aの上方に設定された仮想視点P2から車両Aの側面に対して傾斜された投影面T2を見た画像を含む。仮想視点が複数設定される場合であっても、各仮想視点からの仮想視線は、車両Aの前後方向に対して垂直であるため、表示画像Gは、境界Dと車両Aとが実空間において平行な場合に境界Dと車両Aとが平行に映る。
図11に示すように、表示範囲のうち、車両Aから左方への距離範囲d1は、例えば、車両Aの幅と同等の2m程度とすることができる。運転者は、車両Aから左方の境界Dまでの距離が車両Aの幅と同等であれば、左方の境界Dに対して全く不安を感じることなく運転操作を行うことができると考えられる。よって、距離範囲d1を2m程度とすることにより、境界Dまでの距離が2mに満たなくなる場合に、運転者は、表示画像Gから、死角を含む車両Aの左方の状況を判断することができる。
或いは、距離範囲d1は、車両Aの幅以上の2.5m程度であってもよい。例えば、走路Cの幅が4.5mの場合に距離範囲d1が2.5mと設定されていれば、車両Aが走路Cのうち最も右側を走行しても、左方の境界Dが表示画像Gに含まれることになる。
また、表示範囲のうち、車両Aから前方への距離範囲d2は、例えば、2m程度とすることができる。これにより、車両Aの前方に駐車車両等の障害物が存在する場合であっても、運転者は、表示画像Gから、前方の障害物の存在を認識することができる。但し、距離範囲d2が大きくなり過ぎると、表示画像Gにおいて、前方に存在する他の車両は、車輪から表示されることになり、運転者に違和感を与える可能性がある。この為、距離範囲d2は、運転者に違和感を与えることなく表示画像Gを表示可能な範囲とすればよい。
なお、図11に示す例において、表示画像Gは、車両Aの前輪Ba及び後輪Bbにそれぞれ対応する仮想前輪画像HBa及び仮想後輪画像HBbが映るため、境界Dと車両Aとが平行であることを把握し易い。
―第3変形例―
図12に示すように、表示画像Gは、車両Aの左右のドアミラー等に配置された2つのサイドカメラ12を用いてそれぞれ生成された、左方の画像Gaと、右方の画像Gbとを含むようにしてもよい。画像変換部22は、車両Aの右端部に配置されたサイドカメラ12から取得された画像を、左側と同様に投影面T1及び投影面T2が設定された仮想空間上にマッピングすることにより、左側と鏡面対称性を有する画像Gbを生成することができる。この場合、運転者は、狭路等を走行中において、表示画像Gから、左右両方の死角を含む車両Aの周囲の状況を把握することができる。
(その他の実施の形態)
上記のように、本発明を実施の形態によって記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面は本発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
例えば、既に述べた実施の形態において、乗員による入力I/F50に対する仮想視点の変更を示す操作に応じて、画像変換部22は、仮想視線が車両Aの前後方向に対して垂直方向であることを条件として、仮想視点の位置又は投影面T2の傾きを、変更できるようにしてもよい。これにより、運転者は、車種や嗜好に応じて、表示画像Gにおける車両の傾きを調節することが可能となる。更に、画像変換部22は、条件判定部21により取得された境界Dまでの距離に基づいて、仮想視点、投影面、表示範囲等を設定することにより、表示画像Gを変更するようにしてもよい。
また、既に述べた実施の形態において、条件判定部21は、他の種々の条件により、運転支援装置における表示処理を開始又は終了するようにしてもよい。本発明の実施の形態に係る運転支援装置は、幅寄せ、狭路の他、S字カーブ、交差点等の場面で有用である。条件判定部21は、予め保持する地図情報における、所定の位置に対する車両Aの位置に基づいて、表示処理を開始又は終了するようにしてもよい。
また、既に述べた実施の形態において、投影面T1と投影面T2との間は、直線状に屈曲されたような境界である必要はなく、湾曲されたような境界であってもよい。これにより、表示画像Gにおいて車両Aと走路Cとの境界を滑らかに表示することが可能となり、実空間と異なる画像により運転者に与える違和感を低減することができる。
また、既に述べた実施の形態において、仮想画像生成部23は、仮想車体画像HAに、車両Aの左側面に映る画像を模した映り込み画像を重畳するようにしてもよい。仮想画像生成部23は、例えば、画像変換部22により変換された画像のうち、車両Aの側面に映る領域の画像を左右反転することにより映り込み画像を生成し、透過率を調整した上で仮想車体画像HAに重畳する。表示画像Gにおいて、実際の車両Aに映るような映り込み画像が仮想車体画像HAに重畳されることにより、運転者は、車両Aの挙動を把握することがより容易になる。
上述の実施の形態に記載される各機能は、1または複数の処理回路により実装され得る。処理回路は、電気回路を含む処理装置等のプログラムされた処理装置を含む。処理回路は、また、記載された機能を実行するようにアレンジされた特定用途向け集積回路(ASIC)や回路部品等の装置を含むようにしてもよい。
上記の他、上記の実施形態において説明される各構成を任意に応用した構成等、本発明はここでは記載していない様々な実施の形態等を含むことは勿論である。したがって、本発明の技術的範囲は上記の説明から妥当な特許請求の範囲に係る発明特定事項によってのみ定められるものである。
10 カメラ
11 フロントカメラ(カメラ)
12 サイドカメラ(カメラ)
20 画像生成回路
30 ディスプレイ
A 車両
Ba 前輪
Bb 後輪
C 走路
D 境界
G 表示画像
HA 仮想車体画像
HBa 仮想前輪画像(仮想車輪画像)
HBb 仮想後輪画像(仮想車輪画像)
P1 第1仮想視点(仮想視点)
P2 第2仮想視点(仮想視点)

Claims (10)

  1. 車両の一側方の走路の境界を画角内に含むように前記車両に配置されたカメラと、前記カメラの出力信号から表示画像を生成する画像生成回路と、前記表示画像を表示するディスプレイとを備える運転支援装置の運転支援方法において、
    前記画像生成回路によって、前記カメラの出力信号から取得した画像を、前記車両の外側であって前記車両の上方かつ前記一側方に配置されたカメラよりも前記車両の外側へ離れた位置に設定された仮想視点から、下方且つ他側方を見た画像へと視点変換することにより、前記境界と車輪の外側面全体及び前記車輪の接地位置を含む前記車両とが映り、前記境界と前記車両とが実空間において平行な場合に前記境界と前記車両とが平行になる前記表示画像を生成することを含み、
    前記表示画像を前記ディスプレイに表示する
    ことを特徴とする運転支援方法。
  2. 車両の一側方の走路の境界を画角内に含むように前記車両に配置されたカメラと、前記カメラの出力信号から表示画像を生成する画像生成回路と、前記表示画像を表示するディスプレイとを備える運転支援装置の運転支援方法において、
    前記画像生成回路によって、前記カメラの出力信号から取得される画像を、前記車両の上方且つ前記一側方に設定された第1仮想視点から下方且つ他側方を見た第1画像と、前記車両の上方に設定された第2仮想視点から下方を見た第2画像とに変換することにより、前記境界と車輪の側面を含む前記車両とが映り、前記境界と前記車両とが実空間において平行な場合に前記境界と前記車両とが平行になる前記表示画像を生成することを含み、
    前記表示画像のうち、前記車両に対応する領域は前記第1画像からなり、前記走路に対応する領域は前記第2画像からなる
    ことを特徴とする運転支援方法。
  3. 前記表示画像は、前記車輪のうち、操舵輪のみが映ることを特徴とする請求項1又は2に記載の運転支援方法。
  4. 前記画像生成回路によって、前記車輪を模した仮想車輪画像を、前記車輪として前記表示画像に重畳させることを更に含むことを特徴とする請求項1乃至3の何れか1項に記載の運転支援方法。
  5. 前記仮想車輪画像は、前記車輪の舵角に連動することを特徴とする請求項4に記載の運転支援方法。
  6. 前記仮想車輪画像は、前記車両の速度に連動することを特徴とする請求項4又は5に記載の運転支援方法。
  7. 前記画像生成回路によって、前記車両の車体を模した仮想車体画像を、前記車体として前記表示画像に重畳させることを更に含むことを特徴とする請求項4乃至6の何れか1 項に記載の運転支援方法。
  8. 前記画像生成回路は、前記車両が狭路を走行することが検出された、又は、前記表示画像を表示する操作が検出された場合に、前記表示画像を生成することを特徴とする請求項1乃至7の何れか1項に記載の運転支援方法。
  9. 前記カメラの画角は、前記車両の前方の前記走路を含み、
    前記表示画像は、前記車両の前方の前記走路が映ることを特徴とする請求項1乃至8の何れか1項に記載の運転支援方法。
  10. 車両の一側方の走路の境界を画角内に含むように前記車両に配置されたカメラと、
    前記カメラの出力信号から表示画像を生成する画像生成回路と、
    前記表示画像を表示するディスプレイとを備え、
    前記画像生成回路は、前記カメラの出力信号から取得した画像を、前記車両の外側であって前記車両の上方かつ前記一側方に配置されたカメラよりも前記車両の外側へ離れた位置に設定された仮想視点から、下方且つ他側方を見た画像へと視点変換することにより、前記境界と車輪の外側面全体及び前記車輪の接地位置を含む前記車両とが映り、前記境界と前記車両とが実空間において平行な場合に前記境界と前記車両とが平行になる前記表示画像を生成し、前記表示画像を前記ディスプレイに表示することを特徴とする運転支援装置。
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