JP6665436B2 - 制御装置、その制御方法、およびプログラム - Google Patents

制御装置、その制御方法、およびプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6665436B2
JP6665436B2 JP2015135376A JP2015135376A JP6665436B2 JP 6665436 B2 JP6665436 B2 JP 6665436B2 JP 2015135376 A JP2015135376 A JP 2015135376A JP 2015135376 A JP2015135376 A JP 2015135376A JP 6665436 B2 JP6665436 B2 JP 6665436B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
gas
power
information
control
meter
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2015135376A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017016564A (ja
Inventor
朝子 高柳
朝子 高柳
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Corp
Original Assignee
NEC Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Corp filed Critical NEC Corp
Priority to JP2015135376A priority Critical patent/JP6665436B2/ja
Publication of JP2017016564A publication Critical patent/JP2017016564A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6665436B2 publication Critical patent/JP6665436B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02BCLIMATE CHANGE MITIGATION TECHNOLOGIES RELATED TO BUILDINGS, e.g. HOUSING, HOUSE APPLIANCES OR RELATED END-USER APPLICATIONS
    • Y02B70/00Technologies for an efficient end-user side electric power management and consumption
    • Y02B70/30Systems integrating technologies related to power network operation and communication or information technologies for improving the carbon footprint of the management of residential or tertiary loads, i.e. smart grids as climate change mitigation technology in the buildings sector, including also the last stages of power distribution and the control, monitoring or operating management systems at local level
    • Y02B70/3225Demand response systems, e.g. load shedding, peak shaving
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E40/00Technologies for an efficient electrical power generation, transmission or distribution
    • Y02E40/70Smart grids as climate change mitigation technology in the energy generation sector
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S10/00Systems supporting electrical power generation, transmission or distribution
    • Y04S10/50Systems or methods supporting the power network operation or management, involving a certain degree of interaction with the load-side end user applications
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y04INFORMATION OR COMMUNICATION TECHNOLOGIES HAVING AN IMPACT ON OTHER TECHNOLOGY AREAS
    • Y04SSYSTEMS INTEGRATING TECHNOLOGIES RELATED TO POWER NETWORK OPERATION, COMMUNICATION OR INFORMATION TECHNOLOGIES FOR IMPROVING THE ELECTRICAL POWER GENERATION, TRANSMISSION, DISTRIBUTION, MANAGEMENT OR USAGE, i.e. SMART GRIDS
    • Y04S20/00Management or operation of end-user stationary applications or the last stages of power distribution; Controlling, monitoring or operating thereof
    • Y04S20/20End-user application control systems
    • Y04S20/222Demand response systems, e.g. load shedding, peak shaving

Landscapes

  • Measuring Volume Flow (AREA)
  • Remote Monitoring And Control Of Power-Distribution Networks (AREA)
  • Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
  • Management, Administration, Business Operations System, And Electronic Commerce (AREA)

Description

本発明は、制御装置、その制御方法、およびプログラムに関し、特に、電力およびガスを含むエネルギ消費機器を制御する制御装置、その制御方法、およびプログラムに関する。
複数の建物の間において、ユーティリティからの情報に対応して、消費エネルギを制御する管理装置の一例が特許文献1に記載されている。特許文献1の管理装置は、機器の情報を収集して、消費エネルギ経歴を保存し、消費エネルギ経歴から最適消費エネルギパターンを作成し、そのパターンを隣接する他の建物に転送する構成を有している。
また、特許文献2には、空調制御装置の一例が記載されている。特許文献2の空調制御装置は、電気式ヒートポンプ空調機と、ガスヒートポンプ空調機を、コントローラが制御する。ガス用デマンド契約と電力用デマンド契約で定められる第1デマンド時限における契約ガス量と第2デマンド時限における契約電力量とを記憶し、ガスヒートポンプ空調機のガス料金と、電気式ヒートポンプ空調機の電気料金とのトータルのエネルギコストが抑制されるように、契約ガス量と契約電力量に基づいて、電気式ヒートポンプ空調機と、ガスヒートポンプ空調機の制御を行う。
国際公開第2011/108244号 特開2012−7868号公報
しかしながら、上記文献では、ガスヒートポンプ空調機および電気式ヒートポンプ空調機のガスおよび電力消費量を確認することが開示されるに過ぎず、家屋全体でのガスおよび電力消費量を確認することまで言及されていない。すなわち、空調機以外のエネルギ消費機器も含む、需要家の家屋全体でのガスおよび電力の消費量に基づくガス料金および電気料金をトータルで低く抑えることはできなかった。
本発明は上記事情に鑑みてなされたものであり、その目的とするところは、需要家の最適なエネルギ消費を可能とする制御装置、制御方法、およびプログラムを提供することにある。
本発明の各側面では、上述した課題を解決するために、それぞれ以下の構成を採用する。
第一の側面は、制御装置に関する。
第一の側面に係る制御装置は、
電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する検針値取得手段と、
前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する生成手段と、
電力およびガスの料金プラン情報を取得する料金情報取得手段と、
前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を、需要家またはプロバイダから指定された電力会社、ガス会社、およびPPS(Power Producer and Supplier)の少なくともいずれか一つのサーバから特定する特定手段と、を有し、
前記検針値取得手段および前記料金情報取得手段は、記電力およびガスの検針値ならびに前記電力およびガスの料金プラン情報を、前記特定手段により特定された前記取得先から当該取得先に応じた経路および通信方法で通信して取得する。
第二の側面は、少なくとも1つのコンピュータにより実行される制御方法に関する。
第二の側面に係る制御方法は、制御装置が、
電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得し、
前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成し、
電力およびガスの料金プラン情報を取得し、
前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を、需要家またはプロバイダから指定された電力会社、ガス会社、およびPPS(Power Producer and Supplier)の少なくともいずれか一つのサーバから特定し、
前記電力およびガスの検針値ならびに前記電力およびガスの料金プラン情報を、前記取得先から当該取得先に応じた経路および通信方法で通信して取得する、ことを含む。
なお、本発明の他の側面としては、上記第二の側面の方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるプログラムであってもよいし、このようなプログラムを記録したコンピュータが読み取り可能な記録媒体であってもよい。この記録媒体は、非一時的な有形の媒体を含む。
このコンピュータプログラムは、コンピュータにより実行されたとき、コンピュータに、コンテンツ制御装置上で、その制御方法を実施させるコンピュータプログラムコードを含む。
なお、以上の構成要素の任意の組合せ、本発明の表現を方法、装置、システム、記録媒体、コンピュータプログラムなどの間で変換したものもまた、本発明の態様として有効である。
また、本発明の各種の構成要素は、必ずしも個々に独立した存在である必要はなく、複数の構成要素が一個の部材として形成されていること、一つの構成要素が複数の部材で形成されていること、ある構成要素が他の構成要素の一部であること、ある構成要素の一部と他の構成要素の一部とが重複していること、等でもよい。
また、本発明の方法およびコンピュータプログラムには複数の手順を順番に記載してあるが、その記載の順番は複数の手順を実行する順番を限定するものではない。このため、本発明の方法およびコンピュータプログラムを実施するときには、その複数の手順の順番は内容的に支障のない範囲で変更することができる。
さらに、本発明の方法およびコンピュータプログラムの複数の手順は個々に相違するタイミングで実行されることに限定されない。このため、ある手順の実行中に他の手順が発生すること、ある手順の実行タイミングと他の手順の実行タイミングとの一部ないし全部が重複していること、等でもよい。
上記各側面によれば、需要家の最適なエネルギ消費を可能とする制御装置、制御方法、およびプログラムを提供することができる。
本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムのシステム構成を概念的に示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が拡張機能を備えた場合の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置を実現するコンピュータの構成例を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が拡張機能を備えた場合の構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置が制御対象とする機器に関する機器リストの一例を示す図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の電気料金算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置のガス料金算出処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の電力消費機器制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置のガス消費機器制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の電力およびガス消費機器制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。 本発明の実施の形態に係る制御装置の論理的な構成を示す機能ブロック図である。 本発明の実施の形態に係る情報処理システムの概略構成を示すブロック図である。 本発明の実施の形態に係る制御装置の動作の一例を示すフローチャートである。 本発明の制御装置の実施例としてHEMSの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の情報処理システムの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例の情報処理システム全体の構成を示すブロック図である。 本発明の実施例の情報処理システムの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の制御装置の実施例としてスマートメーターの通信ユニットの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の情報処理システムの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例の情報処理システムの動作手順を示すフローチャートである。 本発明の実施例の情報処理システムの構成例を示すブロック図である。 本発明の制御装置の実施例としてクラウドサーバの構成例を示す機能ブロック図である。 本発明の実施例の情報処理システムの動作手順を示すフローチャートである。
以下、本発明の実施の形態について、図面を用いて説明する。尚、すべての図面において、同様な構成要素には同様の符号を付し、適宜説明を省略する。
(第1の実施の形態)
本発明の第1の実施の形態に係る制御装置、制御方法およびプログラムについて、以下説明する。
図1は、本発明の実施の形態に係る制御装置100の構成を論理的に示す機能ブロック図である。
制御装置100は、電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する検針値取得部102と、電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する生成部104と、を備える。
以下の各図において、本発明の本質に関わらない部分の構成については省略してあり、図示されていない。
図2は、本発明の実施の形態に係る情報処理システム1に関係するシステム全体構成例を概念的に示す図である。
本発明の情報処理システム1は、需要家の宅内の電力およびガスの消費量を検針する計量機能装置として、図2では、スマートメーター10およびガスメーター12を含む。さらに、情報処理システム1は、スマートメーター10およびガスメーター12で計測された電力およびガスの検針値を取得するHEMS(Home Energy Management System:住宅向けエネルギ管理システム)40と、を備える。
本実施形態では、図2のHEMS40が図1の制御装置100に相当し、HEMS40によって図1の検針値取得部102と生成部104が実現される。
本発明の制御装置100の各要素を実現する装置は、この例に限定されず、複数の形態が考えられる。以下に例示するがこれらに限定されない。
(a1)HEMS40が検針値取得部102と生成部104を実現する構成
(a2)スマートメーター10が検針値取得部102と生成部104を実現する構成
(a3)クラウドサーバ36が検針値取得部102と生成部104を実現する構成
本実施形態では、(a1)の構成例について説明する。他の構成例については、後述する。
以下、各装置または各機器間の接続方法は、無線および有線の少なくともいずれか一つとすることができ、特に限定されない。以下に示す通信方法は例示であり、これらに限定されない。各通信経路において、セキュリティ確保のための暗号化処理、ハッキング対策等が、適切に行われるのが望ましい。
スマートメーター10は、通信機能を有する電力量計である。たとえば、スマートメーター10は、電力会社20から需要家に供給される。電力量計は、電力会社20または電力小売事業者(不図示)から供給される電力の消費量を計測する。電力量計により計測される検針値は、消費電力瞬時値、所定期間(たとえば、30分間)の消費電力積算値の少なくともいずれか一方、ならびに、各値の時刻情報を含む情報である。さらに、電力の検針値は、需要家の発電機(図2のPVシステム42)等の余剰電力の逆潮流値と、その時刻情報を含んでもよい。
計測された電力の検針値は、スマートメーター10から電力会社20の電力会社サーバ22に、所謂Aルート(図中、ネットワーク3と示す)を介して定期的に送信される。電力会社サーバ22は、受信した情報をデータベース(図中、「DB」と示す)24に保存する。
スマートメーター10と電力会社サーバ22間のAルートの通信方法は、特に限定されないが、たとえば、920MHz帯を使用する特定小電力無線方式、または、3G(3rd Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の携帯電話通信方式を利用することができる。
ガスメーター12は、通信機能を有するガス流量計である。たとえば、ガスメーター12は、ガス会社30から需要家に供給される。ガスメーター12は、ガス会社30から供給される都市ガスまたはプロパンガスの使用量を計測する。計測されたガス使用量等の検針値と、ガスに関する情報は、ガスメーター12からガス会社30のガス会社サーバ32に、ネットワーク5を介して送信されてもよい。ガス会社サーバ32は、受信した情報をデータベース(図中、「DB」と示す)34に保存する。
ガスメーター12とガス会社サーバ32間の通信方法は、限定されないが、たとえば、920MHz帯を使用する特定小電力無線方式が採用される所謂Uバスエア通信方式を用いて他のガスメーター12間をマルチホップ通信で中継し、または、3G(3rd Generation)やLTE(Long Term Evolution)等の携帯電話通信方式を利用することができる。
さらに、スマートメーター10は、Aルートとは別の所謂Bルート(図中、ネットワーク7と示す)を介して、HEMS40に消費電力量などの検針値を含む情報を送信する。このスマートメーター10とHEMS40間のBルートの通信方法は、特に限定されないが、たとえば、920MHz帯を使用する特定小電力無線方式、たとえば、WiSUN等の通信規格に基づく通信方式、または、Zigbee(登録商標)等のIEEE802.15.4上で動作する無線通信規格の通信方式を利用することができる。
ガスメーター12も、Bルート(ネットワーク7)を介してHEMS40にガス使用量などの検針値を含む情報を送信する。このガスメーター12とHEMS40間のBルートの通信方法は、特に限定されないが、たとえば、920MHz帯を使用する特定小電力無線方式を利用することができる。
また、図2では、スマートメーター10およびガスメーター12がそれぞれ電力会社20およびガス会社30と通信するとともに、HEMS40と通信する構成としているが、これに限定されない。他の例では、たとえば、ガスメーター12がスマートメーター10の通信モジュールを利用して検針値を送信する構成の場合、ガスメーター12からガス使用量などの検針値を含む情報がスマートメーター10に送信される。そして、スマートメーター10がAルートを経由して、電力使用量に関する情報とあわせて、ガス使用量に関する情報を電力会社20に送信する。そして、電力会社20は、ガス会社30などにガスの使用量などの検針値を含む情報を送信する。また、スマートメーター10のBルートを経由してHEMS40に検針値を含む情報を転送してもよい。この構成では、ガスメーター12は、少なくともスマートメーター10と通信できる構成を有していればよく、ネットワーク5やネットワーク7に接続して通信する機能はなくてもよい。
HEMS40は、スマートメーター10およびガスメーター12と接続されるとともに、さらに、エネルギ消費機器50、太陽光発電(PV:PhotoVoltaics)システム42、蓄電システム44、および電気自動車(EV:Electric Vehicle、PHV:Plug-in Hybrid Vehicle)46等の電力関連装置に接続される。
HEMS40と、エネルギ消費機器50、PVシステム42、蓄電システム44、および電気自動車46等の各機器との間の通信方式は、特に限定されないが、たとえば、920MHz帯を使用する特定小電力無線方式、たとえば、WiSUN等の通信規格に基づく通信方式、または、Zigbee(登録商標)等のIEEE802.15.4上で動作する無線通信規格の通信方式を利用することができる。また、HEMS40は、ECHONET Lite認証されたエネルギ消費機器50とECHONET Lite通信規格に従って通信してもよい。
HEMS40は、スマートメーター10、ガスメーター12、エネルギ消費機器50、PVシステム42、蓄電システム44、電気自動車46と通信する通信機能を有しているものとは、各装置または各機器との通信方式に対応した通信インタフェース機能部(不図示)を備えているものとする。
エネルギ消費機器50は、電力またはガスもしくはその両方を少なくとも消費する機器であり、電力を主に消費する電力消費機器52およびガスを主に消費するガス消費機器54を含む。エネルギ消費機器50は、たとえば、給湯器、エアコン、照明機器等のECHONET Lite認証機器、床暖房システム、ガスコンロ、浴室暖房乾燥機、暖房機器、風呂給湯器等、様々な家電製品、ガス機器、ガス設備を含む。
電力消費機器52には、電力に加えてガスも消費する機器が含まれてもよく、ガス消費機器54には、ガスに加えて電力も消費する機器が含まれてもよい。すなわち、電力消費機器52とガス消費機器54との間に明確な区別はない。
たとえば、食器洗い乾燥機は、洗浄時は、ガス給湯による温水を利用し、乾燥時には電力により乾燥を行うため、電力消費機器52にもガス消費機器54にも含まれ得る。エネルギ消費機器50は、食器洗い乾燥機のように、ガスと電力を切り替えて利用できたり、ガスと電力の消費比率を変えて利用できたりする機器を含んでもよい。この場合、生成部104は、エネルギ消費機器50の制御情報に、電力とガスの消費比率の変更指示を含んで生成してもよい。
さらに、HEMS40は、スマートメーター10およびガスメーター12から取得した情報を、AルートとBルートとは異なるCルート(公衆回線網等のネットワーク9)を介してガス会社30または電力小売事業者(不図示)のクラウドサーバ36等に転送する。また、後述する実施形態では、HEMS40は、クラウドサーバ36から需要制御情報(所謂デマンドレスポンス:DR:Demand Response)等を受信し、受信したDRに従い、エネルギ消費機器50、PVシステム42、蓄電システム44、電気自動車46を制御したり、スマートメーター10またはガスメーター12に転送したりする。
HEMS40とクラウドサーバ36間の通信方式は、特に限定されないが、たとえば、WiMAX(Worldwide Interoperability for Microwave Access)、3G、またはLTE等の無線通信方式を使用できる。
クラウドサーバ36は、ガス会社30または電力小売事業者以外のサーバでもよく、たとえば、エネルギ消費機器50、PVシステム42、蓄電システム44、および電気自動車46の少なくともいずれか一つを製造または販売する事業者(たとえば、家電メーカ、家電製品量販店、ガス設備またはガス機器メーカ等)、あるいは、需要家に様々なサービスを提供するプロバイダ35のサーバであってもよい。
本実施形態では、HEMS40は、上述したように、異なる通信プロトコルで複数の装置または機器と通信を行うゲートウェイ機能を有しているが、これに限定されない。たとえば、各装置または機器との通信機能は他のゲートウェイ装置またはルータに任せ、HEMS40は、ゲートウェイまたはルータを経由して各装置または機器との通信を行う構成でもよい。
本実施形態では、HEMS40は、モバイル型の形態とし、宅内で通信環境のよい場所を選んで設置できるものとする。なお、HEMS40は、宅外に持ち出された場合に、使用できなくなるような機能を有するのが好ましい。たとえば、宅内の分電盤などにブルートゥースまたは無線LAN(Local Area Network)通信機能を持たせ、分電盤との通信距離が所定範囲内にHEMS40が存在することが確認できた場合のみ、HEMS40を動作可能に制御するようにしてもよい。存在確認方法は、様々考えられるが、ブルートゥースの通信エリア内にHEMS40が存在するか否かの判定、または、無線LANで分電盤またはHEMS40側からビーコンを発信し、レスポンスがあるか否かの判定などを含む。
また、HEMS40は、電力測定装置を含んでもよく、住宅用分電盤に含まれてもよい。また、電力測定装置または分電盤には、たとえば、CT(Current Transformer:変流器)が接続されてもよい。CTにより、分電盤に接続される複数機器(図2では、エネルギ消費機器50、PVシステム42、蓄電システム44、電気自動車46等)全体の総消費電流の電流波形を取得してもよい。分電盤に接続される複数機器の全体の総消費電力は、1つのCTにより取得してもいいし、複数のCTにより取得してもよい。
HEMS40は、計測された各機器の電力使用量に関する情報を取得して使用したり、無線通信でクラウドサーバ36に送信したりする機能を有してもよい。
図1に戻り、検針値取得部102は、電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する。
本明細書において、「取得」とは、自装置が他の装置や記憶媒体に格納されているデータまたは情報を取りに行くこと(能動的な取得)、たとえば、他の装置にリクエストまたは問い合わせして受信すること、他の装置や記憶媒体にアクセスして読み出すこと等、および、自装置に他の装置から出力されるデータまたは情報を入力すること(受動的な取得)、たとえば、配信(または、送信、プッシュ通知等)されるデータまたは情報を受信すること等、の少なくともいずれか一方を含む。また、受信したデータまたは情報の中から選択して取得すること、または、配信されたデータまたは情報を選択して受信することも含む。
検針値取得部102が取得する情報は、検針値だけでなく、電力およびガスに関する情報を含んでもよい。たとえば、上述したように、スマートメーター10から取得する検針値は、消費電力瞬時値、所定期間(たとえば、30分間)の消費電力積算値の少なくともいずれか一方、ならびに、各値の時刻情報を含む情報でもよいし、需要家の発電機(図2のPVシステム42)等の余剰電力の逆潮流値と、その時刻情報を含んでもよい。ガスメーター12から取得する検針値は、ガス使用量等の検針値と、ガスに関する情報(たとえば、ガス遮断に関する情報(流量オーバー遮断、継続使用時間オーバー遮断、圧力低下遮断、漏洩検知遮断、地震遮断等))、ならびに、各値の時刻情報を含む情報を含んでもよい。
生成部104は、電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する。
図3は、本実施形態の制御装置100が拡張機能を備えた場合の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施形態において、制御装置100は、さらに、生成部104が生成した制御情報に基づいて、エネルギ消費機器50の最適制御に関する情報を需要家に通知する通知部106を備えてもよい。
制御の対象となる機器は、エネルギ消費機器50だけでなく、PVシステム42、蓄電システム44、および電気自動車46の少なくともいずれか一つを含んでもよい。
制御情報は、たとえば、制御の対象となる機器の識別情報(型番、需要家が予め登録した名前、および製品種別(たとえば、冷蔵庫、エアコン等)等の少なくともいずれか一つ)と、その機器を制御する時間指定情報(指定期間(何日から何日、何時から何時)、指定曜日、指定日時、指定時間帯(夜間、昼間等)等)と、制御内容(運転/停止/モード設定、温度設定、制御の対象が電力かガスかの指定等)を含む。
通知部106は、たとえば、HEMS40が備える表示部(液晶ディスプレイ、有機EL((ElectroLuminescence))ディスプレイ、LED(Light Emitting Diode)表示器)、または、HEMS40とともに利用されるタブレット端末(不図示)等に表示する。または、通知部106は、需要家が予め登録している端末またはメールアドレスにメッセージを送信してもよい。メッセージを受信した端末は、たとえば、アプリケーション等により、メッセージをポップアップ表示して、需要家にメッセージの受信を通知する機能を有してもよい。通知部106によるこれらの通知を受けて、需要家によりエネルギ消費機器50の制御が行われる。
需要家によるこれらの情報の登録方法は、様々考えられるが、例として、たとえば、本システムの利用に際し、所定のウェブサイトにアクセスしてユーザ登録を行い、ログインして各種設定を行ってよい。
本実施形態において、制御装置100は、さらに、生成部104が生成した制御情報に基づいて、エネルギ消費機器50を制御する制御部108を備えてもよい。
制御の対象となる機器は、エネルギ消費機器50だけでなく、PVシステム42、蓄電システム44、および電気自動車46の少なくともいずれか一つを含んでもよい。
制御部108は、上記制御情報に基づいて、制御の対象となる機器に対して、指定された時間に、指定された制御内容で自動的に制御を行う。
制御装置100は、上記の通知部106および制御部108いずれか一つを備えてもよいし、両方を備えてもよい。本実施形態では、通知部106は、HEMS40が備える構成として説明するが、他の例では、生成部104が生成した制御情報をクラウドサーバ36等、他のコンピュータが受信し、コンピュータが有している表示部(不図示)に表示する構成としてもよい。
制御部108による制御開始前または制御終了前に需要家に制御内容を通知し、需要家の承諾を得てから制御開始または制御終了する構成としてもよいし、制御部108により自動制御が行われたことと、その制御内容を需要家に通知する構成としてもよい。
図4は、制御装置100を実現するコンピュータ60の構成例を示すブロック図である。
コンピュータ60は、CPU(Central Processing Unit)62、メモリ64、メモリ64にロードされた図1または図3の構成要素を実現するプログラム70、そのプログラム70を格納するハードディスクなどのストレージ66、ネットワーク接続用インタフェース(I/O(Input/Output)68)を備える。メモリ64、ストレージ66およびI/O68は、バス69を介して互いに接続され、CPU62により各要素とともに制御装置100全体が制御される。
図1または図3の本実施形態の制御装置100の各構成要素は、図4のコンピュータ60のハードウェアとソフトウェアの任意の組合せによって実現される。そして、その実現方法、装置にはいろいろな変形例があることは、当業者には理解されるところである。以下説明する各実施形態の制御装置を示す機能ブロック図は、ハードウェア単位の構成ではなく、論理的な機能単位のブロックを示している。また、コンピュータ60は、複数であってもよく、各コンピュータに機能分担させてもよい。
図4のコンピュータ60のCPU62が、ストレージ66に記憶されるプログラム70をメモリ64に読み出して実行することにより、制御装置100の図1または図3の各ユニットの各機能を実現することができる。
本実施形態のコンピュータプログラム70は、制御装置100を実現させるためのコンピュータ60に、電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する手順、電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する手順、を実行させるように記述されている。
本実施形態のコンピュータプログラム70は、コンピュータ60で読み取り可能な記録媒体に記録されてもよい。記録媒体は特に限定されず、様々な形態のものが考えられる。また、プログラム70は、記録媒体からコンピュータ60のメモリ64にロードされてもよいし、ネットワークを通じてコンピュータ60にダウンロードされ、メモリ64にロードされてもよい。
コンピュータプログラム70を記録する記録媒体は、非一時的な有形のコンピュータ60が使用可能な媒体を含み、その媒体に、コンピュータ60が読み取り可能なプログラムコードが埋め込まれる。コンピュータプログラム70が、コンピュータ60上で実行されたとき、コンピュータ60に、制御装置100を実現する以下の制御方法を実行させる。
このように構成された本実施形態の制御装置100の制御方法について、以下説明する。
図5は、本実施形態の制御装置100の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る制御方法は、制御装置100の制御方法であり、制御装置100を実現するコンピュータ60により実行される制御方法である。
本実施形態の制御方法は、制御装置100が、電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得し(ステップS101)、電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する(ステップS103)ことを含む。
以上説明したように、本実施形態の制御装置100において、検針値取得部102により、電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値が取得され、生成部104により、電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報が生成される。
この構成によれば、制御情報は、電力とガスの両方の検針値に基づいて、生成されるため、需要家の家屋全体の電力とガスの消費量に基づいて、エネルギ消費機器50を制御することが可能になる。
このようなエネルギ消費機器50の制御により、需要家の家屋全体でのガス料金および電気料金をトータルで抑えることも可能となり、ひいては、需要家の最適なエネルギ消費を実現できる。
(第2の実施の形態)
次に、本発明の第2の実施の形態に係る制御装置および制御方法について、以下説明する。なお、本実施形態のプログラムは、上記実施形態と同様に、制御装置の制御方法を少なくとも1つのコンピュータに実行させるものであり、本実施形態での詳細な説明は省略する。
図6は、本発明の実施の形態に係る制御装置200の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
本実施形態の制御装置200は、上記実施形態の制御装置100とは、さらに、電力およびガスの料金プラン情報をさらに取得し、料金プラン情報もさらに加味してエネルギ消費機器50の制御情報を生成する構成を有する点で相違する。
本実施形態の制御装置200は、上記実施形態の制御装置100と同様な検針値取得部102を有するとともに、さらに、料金情報取得部202と、生成部204とを有する。
制御装置200において、料金情報取得部202は、電力およびガスの料金プラン情報を取得する。
生成部204は、上記実施形態の生成部104と同様な機能を有するとともに、さらに、電力およびガスの検針値と、電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する。
電力およびガスの料金プラン情報とは、従来の電力またはガスの料金プラン情報だけでなく、電力とガスの組み合わせに基づく料金プラン情報を含む。たとえば、従来の料金プランは、たとえば、電力であれば、基本料金(瞬時電流の最大値を想定した契約の大きさ(以下、「契約アンペア数」とも呼ぶ)で決定)と、使用電力量に基づく電気料金と、使用時間帯や使用電力量の制限(閾値以上の使用で料金高)等に応じて設定される料金体系の情報を含む。また、ガスであれば、基本料金(月毎の使用量に応じて決定)と、従量料金との情報を含む。
本発明の電力とガスの組み合わせに基づく料金プラン情報とは、たとえば、ガス会社30が新電力事業を行っている場合や、ガス会社30が電力会社20または他の新電力事業者と提携してサービスを提供する場合等に、対象となる電力とガスの利用に基づいて設定される料金体系の情報を含む。たとえば、所定の新電力とガスの利用でお得な料金となったり、後述するデマンドレスポンスに呼応して電力とガスの利用を切り替えた場合にインセンティブが付与されたりといった情報を料金プラン情報に含んでもよい。
料金情報取得部202は、電力およびガスに関する料金プラン情報の取得先情報に基づいて、各取得先に、料金プラン情報を要求して取得してもよい。
たとえば、料金プラン情報の取得先は、電力会社20、新電力事業者(ガス会社30を含む)、および他のサービス提供事業者の少なくともいずれか一つのサーバ(電力会社サーバ22、ガス会社サーバ32、およびクラウドサーバ36の少なくともいずれか一つ)である。取得先情報は、これらのサーバから情報を取得するための、サーバのIPアドレスまたは識別情報、あるいは、所定のウェブサイトのURL(Uniform Resource Locator)である。
サーバまたはウェブサイトから取得する場合、自動的に取得してもよいし、需要家が手動で指示し、指示に従い取得してもよい。自動的に取得する場合、サーバまたはウェブサイトから、料金プランの更新情報を取得し、料金プランが更新されたことを検知した場合に、要求してもよいし、サーバから自動的に送信された更新後の料金プランを自動的に受信してもよい。定期的に更新の有無を、取得先に自動的に問い合わせ、更新が有る場合に、自動的に更新された料金プラン情報を取得してもよい。または、定期的に料金プラン情報を取得し、前回取得した情報との差異があるかないかを判別し、差異があった場合に料金プランが更新されたことを検知してもよい。そして、更新された場合に、予め料金プランを適用するか否か、需要家に問い合わせ、適用するプランの選択を受け付けて、需要家により選択された料金プランを取得してもよいし、予め需要家により設定されている条件(たとえば、以前より料金がお得になるプランであれば自動更新する等)に従い自動的に更新後の料金プランを取得してもよい。
制御装置200は、取得先情報を前記サーバのうち、少なくともいずれか一つから取得し、メモリ64等に記憶しておく。あるいは、前記サーバの少なくともいずれか一つから、料金プラン情報が、メール本文またはメールに添付されて、需要家のHEMS40またはユーザ端末に送信されてもよい。ユーザ端末にメールで送信された場合、ユーザ端末からHEMS40に料金プラン情報を転送してもよい。転送は、ブルートゥース、無線LAN、あるいは、赤外線通信等で、ユーザ端末がHEMS40と通信して行ってもよい。あるいは、ユーザ端末から記録媒体(SDカード、USBメモリ等)に料金プラン情報を記録し、HEMS40が記録媒体から読み出して取得してもよいし、HEMS40をユーザ端末に有線で接続して料金プラン情報を送受信してもよい。
生成部204による、電力およびガスの検針値ならびに、料金プラン情報に基づく、制御情報の生成について、以下説明する。
需要家の現在の電力およびガスの料金プラン情報と、電力およびガスの検針値の情報から、支払い料金を算出する。今後の支払い料金が、より安くなるような、電力とガスの利用の組み合わせを決定する。支払い料金は、所定の時間単位や時間帯毎に算出し、その時間単位や時間帯毎に、電力とガスの利用の組み合わせも決定してもよい。
そして、生成部204は、決定された組み合わせに基づいて、電力消費機器52とガス消費機器54に対する制御情報を生成する。
さらに、制御装置200は、エネルギ消費機器50(電力消費機器52、ガス消費機器54)から、その利用状況、動作状況、および各センサの情報、および利用効率に関する情報のうち少なくとも一つを含む機器情報を取得する機器情報取得部(不図示)をさらに備えてもよい。生成部204は、機器情報取得部が取得したエネルギ消費機器50の機器情報をさらに用いて、制御情報を生成してもよい。
たとえば、電力消費機器52とガス消費機器54のそれぞれの利用状況や動作状況(動作、停止、モード等)、各センサの情報(温度、湿度、風速、風量、風向、空気中の不純物質濃度、臭い、光、人感、重量、移動、加速度、GPS(Global Positioning System)、水位、水流等)の現在の情報、および利用効率に関する情報を取得し、制御情報の生成に利用してもよい。
また、これらの情報の履歴を保存し、履歴情報をさらに利用してもよい。利用効率に関する情報とは、たとえば、外気がある温度の場合に室温を所定の温度に保つために、エアコンと床暖房とを利用した場合に、それぞれ必要な消費電力量とガス使用量の情報を含む。また、電力消費機器52とガス消費機器54を需要家が利用する時間帯(平日と週末を区別してもよい)を、履歴から判別してもよい。必要な消費電力量とガス使用量と、電力とガスの料金情報から、かかる費用を算出し、料金がより安くなる組み合わせを求める。
本実施形態の制御装置200は、さらに、選択部206と、特定部208と、の少なくともいずれか1つをさらに備えてもよい。図7は、図6の制御装置200が、選択部206と、特定部208と、をさらに備えている構成例を示している。
選択部206は、制御情報に基づく制御の対象となる機器に関し、エネルギ消費機器50を識別可能なリスト情報を保持し、リスト情報に基づいて、制御情報に基づく制御の対象となる機器を選択する。
エネルギ消費機器50を識別可能なリスト情報とは、たとえば、機器の名称(たとえば、エアコン、床暖房、冷蔵庫、照明等)、製造メーカ名、製品名(ブランド名)、型番、製造番号等の情報の少なくともいずれかを含む。さらに、需要家が複数台同じ機器を有している場合は、使用場所(リビング、キッチン、トイレ、風呂、洋室1、洋室2、和室等)または単純に識別子(1、2等の)を付加してもよい。リスト情報は、需要家が使用している機器が、何か(エアコン)、2つあるならどれか(エアコン1、エアコン2)等の情報を少なくとも含む。さらに、各機器がガスと電力のいずれを消費する機器かまたは両方を消費する機器の場合その消費比率等の情報をさらに含む。また、HEMS40が、各機器を制御するために、リスト情報は、各機器のIPアドレス情報をさらに含んでもよい。
図8は、本実施形態のリスト情報の一例として機器リスト210の例を示す図である。
図8の例では、需要家が使用している機器の機器リスト210が、少なくとも、機器の識別情報(IPアドレスまたは機器種別)と、各機器がガスと電力のいずれを消費するかの情報を含んでいる。
機器リスト210において、機器種別は、たとえば、エアコン、床暖房、冷蔵庫、照明等の名称と、複数台の機器を識別する情報(エアコン1の「1」等)を含む。機器種別は、機器の名称以外に、製造メーカ名、製品名(ブランド名)、型番、製造番号等の情報であってもよい。
さらに、機器リスト210は、図示しないが、需要家が使用している機器の一覧が、エネルギ消費量(モード別)、使用時間帯、使用場所、優先順位等の情報を機器毎に含んでもよい。あるいは、機器リスト210は、需要家が使用している機器のみを含み、別リストで、機器毎に機器の各情報を有してもよい。
上述した優先順位は、需要家、プロバイダ35、ガス会社30、PPS(Power Producer and Supplier)80、および電力会社20のうち少なくともいずれか1つが、予め指定してもよい。優先順位は、たとえば、電気料金が第1所定値以上となった場合、または、第1所定値以上になると予測される場合などに、停止させる候補とする優先順位、および、電気料金が第1所定値より低い第2所定値未満であり、デマンドレスポンス等による電力消費量の削減要求がない場合などに、動作させる候補とする優先順位の少なくともいずれか1つであってもよい。
また、機器リスト210は、電力消費機器52のリビングのエアコン(暖房)とリビングのガス消費機器54の床暖房等のように、互いに同じ部屋で同じ機能を有する機器を予め代替機器として関連付ける情報を含んでもよい。
本実施形態では、HEMS40が、機器リスト210をストレージ66またはメモリ64に保持している。機器リスト210の取得方法および保存場所は、様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、これらは複数を組み合わせてもよい。また、機器リスト210のうち、需要家が使用している機器の情報を保持する装置と、各機器の属性情報(電力とガスの別等)を保持する装置が異なっていてもよい。
(b1)本システムを利用する際に、需要家が使用している各機器の情報をHEMS40またはクラウドサーバ36に登録する。各機器の属性情報は、需要家が登録してもよいし、HEMS40またはクラウドサーバ36が収集または予め保持している機器の属性情報を用いて、需要家が使用している各機器の情報と関連付けてもよい。
(b2)HEMS40が、各機器に問い合わせて機器の情報を取得し、保持する。各機器の属性情報は、HEMS40が予め保持している機器の属性情報を用いてもよいし、各機器から取得してもよいし、クラウドサーバ36や機器メーカのホームページにアクセスして、機器の型式などの情報に基づいて、取得し、需要家の機器の情報と関連付けて保持してもよい。
(b3)クラウドサーバ36が、機器メーカなどから需要家がユーザ登録した機器の情報と、その機器の属性情報を取得し、関連付けて保持する。必要に応じて、クラウドサーバ36がHEMS40に機器の情報およびその属性情報を提供してもよい。
(b4)クラウドサーバ36が、需要家からの登録により需要家が使用している機器の情報を取得するとともに、機器メーカなどから機器の属性情報を取得し、関連付けて保持する。
特定部208は、電力およびガスの検針値、ならびに、電力およびガスの料金プラン情報の取得先を特定する。
検針値取得部102は、特定部208が特定した取得先から電力およびガスの検針値を取得する。
料金情報取得部202は、特定部208が特定した取得先から電力およびガスの料金プラン情報を取得する。
電力およびガスの検針値、ならびに、電力およびガスの料金プラン情報の取得先と、取得経路は様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。
<電力の検針値の取得先と経路>
(c1)スマートメーター10からBルートでHEMS40が取得
(c2)スマートメーター10からBルートでHEMS40が取得し、さらにCルートでクラウドサーバ36(PPSサーバ82、ガス会社サーバ32)が取得
(c3)スマートメーター10からAルートで電力会社サーバ22が取得し、電力会社サーバ22からクラウドサーバ36(PPSサーバ82、ガス会社サーバ32)が所定のネットワークを介して取得
(c4)スマートメーター10からAルートで電力会社サーバ22が取得し、電力会社サーバ22からクラウドサーバ36(PPSサーバ82、ガス会社サーバ32)が所定のネットワークを介して取得し、クラウドサーバ36(PPSサーバ82、ガス会社サーバ32)からCルートを介してHEMS40が取得
<ガスの検針値の取得先と経路>
(d1)ガスメーター12から(スマートメーター10経由で)BルートでHEMS40が取得
(d2)ガスメーター12から(スマートメーター10経由で)BルートでHEMS40が取得し、さらにCルートでクラウドサーバ36(PPSサーバ82、ガス会社サーバ32)が取得
(d3)ガスメーター12からUバス経由でガス会社サーバ32が取得し、ガス会社サーバ32からCルートを介してHEMS40が取得
(d4)ガスメーター12からUバス経由でガス会社サーバ32が取得し、ガス会社サーバ32から所定のネットワークを介してクラウドサーバ36(PPSサーバ82)が取得
(d5)ガスメーター12からUバス経由でガス会社サーバ32が取得し、ガス会社サーバ32から所定のネットワークを介してクラウドサーバ36(PPSサーバ82)が取得し、クラウドサーバ36(PPSサーバ82)からCルートを介してHEMS40が取得
<料金プランの取得先と経路>
(e1)電力会社サーバ22(ガス会社サーバ32)から所定のネットワークを介してクラウドサーバ36が取得し、Cルートを介してHEMS40が取得
(e2)ガス会社サーバ32またはPPSサーバ82からCルートを介してHEMS40が取得
上記のように制御装置200が電力の検針値、ガスの検針値、料金プランなどを取得する方法は、制御装置200がHEMS40やクラウドサーバ36にある場合を想定している。
特定部208は、これらの取得先と経路の情報(たとえば、取得先のIPアドレス、通信方法の指定)を予め保持しておき、取得先情報を参照して特定してもよい。取得先と経路の情報は、需要家またはプロバイダ35が事前に登録してもよいし、システムの構成に変更があった場合等は、需要家またはプロバイダ35により変更されてもよい。
このように構成された本実施形態の制御装置200の制御方法について、以下説明する。
図9は、本実施形態の制御装置200の動作の一例を示すフローチャートである。
本発明の実施の形態に係る制御方法は、制御装置200の制御方法であり、制御装置200を実現するコンピュータ60(図4)により実行される制御方法である。
本実施形態の制御方法は、制御装置200が、電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得し(ステップS205)、電力およびガスの料金プラン情報を取得し(ステップS207)、電力およびガスの検針値と、電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する(ステップS209)、ことを含む。
より詳細には、特定部208が、電力およびガスの検針値の取得先としてスマートメーター10を特定し、通信方法として、920MHz帯使用の無線通信方式を利用したBルートを特定する(ステップS201)。さらに、特定部208が、電力およびガスの料金プラン情報の取得先として、ガス会社30のガス会社サーバ32を特定する(ステップS203)。そして、検針値取得部102が、特定部208により特定された取得先(スマートメーター10)から電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する(ステップS205)。そして、料金情報取得部202が、特定部208により特定された取得先(ガス会社30のガス会社サーバ32)から電力およびガスの料金プラン情報を取得する(ステップS207)。
生成部204が、電力およびガスの検針値と、電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する(ステップS209)。
以下、生成部104が制御情報を生成する手順について、具体例を説明するが、本発明の制御情報の生成処理は、これに限定されない。
図10から図12は、本実施形態の制御装置200の制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
本処理フローを実行するタイミングは様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、以下のタイミングを複数組み合わせてもよい。
(f1)定期的(たとえば、数時間毎、定時、所定日数毎、週毎、月毎、締め日など)
(f2)時間帯別の電気料金を契約している場合、時間帯が切り替わる前後
(f3)デマンドレスポンスを受信したとき
(f4)需要家が手動でリクエストしたとき(たとえば、HEMS40の操作部(不図示)の操作による)
まず、生成部104は、電力およびガスの検針値と、電力およびガスの料金プラン情報に基づいて、電気料金を算出する。
図10は、需要家の電気料金を算出する処理の一例を示すフローチャットである。
具体的には、図10に示すように、生成部104が、需要家の契約アンペア数に対応する基本料金を取得し(ステップS211)、電力の検針値、たとえば、消費電力積算値(30分値)の履歴に基づいて、需要家の所定期間(時間帯別)における消費電力精算値を算出する(ステップS213)。
さらに、生成部104が、電力の料金プラン情報を参照し、時間帯別の電力量料金単価を取得し(ステップS215)、取得した単価に基づいて、時間帯毎の消費電力積算値に対する電力量料金を算出する(ステップS217)。各時間帯の電力量料金と基本料金とを合計して電気料金を算出する(ステップS219)。
図11は、需要家のガス料金を算出する処理の一例を示すフローチャートである。
一方、図11に示すように、生成部104は、需要家のガスの検針値を精算して、当月のガス使用量を算出し(ステップS211)、算出したガス使用量に応じた基本料金を取得する(ステップS223)。さらに、生成部104は、ガス使用量に応じた単位料金を取得し(ステップS225)、単位料金とガス使用量に基づいて、従量料金を算出し(ステップS227)、基本料金と従量料金を合計し、ガス料金を算出する(ステップS229)。
図10および図11の処理は、並行して実行してもよいし、異なるタイミングで実行されてもよい。
図12は、制御情報を生成する処理の一例を示すフローチャートである。
図12に示すように、生成部104は、算出された電気料金とガス料金がそれぞれ所定値(α,β)未満か否か判定する(ステップS241)。電気料金とガス料金の両方がそれぞれ所定値未満の場合(ステップS241のCASE1)、生成部104は、制御対象となる機器はないことを示す制御情報を生成し(ステップS243)、本処理を終了する。
なお、本実施形態では、電気料金とガス料金がそれぞれ所定値未満の場合に、制御を行わない構成としているが、これに限定されない。たとえ所定値未満であっても、生成部104が、現状より効率のよいエネルギ消費が行われるように制御情報を生成してもよい。また、生成部104は、現状より料金が安くなるような制御情報を生成してもよい。
電気料金が所定値以上、かつ、ガス料金が所定値未満の場合(ステップS241のCASE2)、図13の電力消費機器制御情報生成処理に進む(ステップS245)。電気料金が所定値未満、かつ、ガス料金が所定値以上の場合(ステップS241のCASE3)、図14のガス消費機器制御情報生成処理に進む(ステップS247)。電気料金が所定値以上、かつ、ガス料金が所定値以上の場合(ステップS241のCASE4)、図15の電力およびガス消費機器制御情報生成処理に進む(ステップS249)。各処理を実行後、本処理を終了する。
図13は、本実施形態の電力消費機器制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12のステップS241で、電気料金が所定値以上、かつ、ガス料金が所定値未満の場合(ステップS241のCASE2)、本処理(ステップS245)が実行される。
まず、選択部206が、機器リスト210を参照し、電力消費機器52、または、電力消費量が所定値以上の機器を検索し、停止候補として抽出する(ステップS251)。停止候補が抽出されなかった場合(ステップS251のNO)、通知部106が、電力消費を削減できないこと示す情報を需要家に通知し(ステップS252)、図12に戻り、処理を終了する。
停止候補が抽出された場合(ステップS251のYES)、選択部206は、機器リスト210を参照し、ステップS251で抽出した停止候補の電力消費機器52の代替機器のガス消費機器54がないか検索し、動作候補として抽出する(ステップS253)。
動作候補が抽出された場合(ステップS253のYES)、生成部104は、当該ガス消費機器54に対応する停止候補の電力消費機器52について、動作停止することと、当該代替機器のガス消費機器54について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する(ステップS255)。このとき、制御情報に、ガス消費機器54の動作モード、設定温度などの設定を示す情報を含んでもよい。その後、図12に戻り、処理を終了する。
ステップS253で複数の電力消費機器52が停止候補として抽出された場合、選択部206は、予め指定された優先順位に従って、需要家宅全体の総消費電力量(瞬時値または積算値)が所定値未満になるまで、少なくとも1つの電力消費機器52を停止対象として選択してもよい(不図示)。
動作候補が抽出されなかった場合(ステップS253のNO)、選択部206および生成部104は、停止候補の電力消費機器52の種別と、予め指定された優先順位と、電力消費機器52のモード別消費電力量の情報などに基づいて、停止対象電力消費機器52の選択および制御内容を決定する(ステップS257)。制御内容とは、たとえば、電力消費機器52を停止する、または、節電モードに切り替える、設定温度を調整する等の制御を含む。
生成部104は、ステップS257で選択された電力消費機器52を、決定された制御内容で制御することを示す制御情報を生成する(ステップS259)。その後、図12に戻り、処理を終了する。
図14は、本実施形態のガス消費機器制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12のステップS241で、電気料金が所定値未満、かつ、ガス料金が所定値以上の場合(ステップS241のCASE3)、本処理(ステップS247)が実行される。
まず、選択部206が、機器リスト210を参照し、ガス消費機器54、または、ガス使用量が所定値以上の機器を検索し、停止候補として抽出する(ステップS261)。停止候補が抽出されなかった場合(ステップS261のNO)、通知部106が、ガス使用量を削減できないこと示す情報を需要家に通知し(ステップS262)、図12に戻り、処理を終了する。
停止候補が抽出された場合(ステップS261のYES)、選択部206は、機器リスト210を参照し、ステップS261で抽出した停止候補のガス消費機器54の代替機器の電力消費機器52がないか検索し、動作候補として抽出する(ステップS263)。
動作候補が抽出された場合(ステップS263のYES)、生成部104は、当該電力消費機器52に対応する停止候補のガス消費機器54について、動作停止することと、当該代替機器の電力消費機器52について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する(ステップS265)。このとき、制御情報に、電力消費機器52の動作モード、設定温度などの設定を示す情報を含んでもよい。その後、図12に戻り、処理を終了する。
ステップS263で複数のガス消費機器54が停止候補として抽出された場合、選択部206は、予め指定された優先順位に従って、需要家宅全体の総ガス使用量が所定値未満になるまで、少なくとも1つのガス消費機器54を停止候補として選択してもよい(不図示)。
動作候補が抽出されなかった場合(ステップS263のNO)、選択部206および生成部104は、停止候補のガス消費機器54の種別と、予め指定された優先順位と、ガス消費機器54のモード別ガス使用量の情報などに基づいて、停止候補のガス消費機器54の選択および制御内容を決定する(ステップS267)。制御内容とは、たとえば、ガス消費機器54を停止する、または、エコモードに切り替える、設定温度を調整する等の制御を含む。ここで、エコモードとは、ガス消費機器54において、ガスの消費量または電力消費量を通常より抑えて動作するモードである。
生成部104は、ステップS267で選択されたガス消費機器54を、決定された制御内容で制御することを示す制御情報を生成する(ステップS269)。その後、図12に戻り、処理を終了する。
図15は、本実施形態の電力およびガス消費機器制御情報生成処理の手順の一例を示すフローチャートである。
図12のステップS241で、電気料金が所定値以上、かつ、ガス料金が所定値以上の場合(ステップS241のCASE4)、本処理(ステップS249)が実行される。
まず、選択部206が、機器リスト210を参照し、電力使用量またはガス使用量がそれぞれ所定値以上の機器を検索し、停止候補としてそれぞれ抽出する(ステップS271)。停止候補が抽出されなかった場合(ステップS271のNO)、通知部106が、消費電力量およびガス使用量を削減できないこと示す情報を需要家に通知し(ステップS272)、図12に戻り、処理を終了する。
さらに、ステップS271で、複数の機器が停止候補として抽出された場合(ステップS271のYES、かつステップS273のYES)、選択部206は、予め指定された優先順位に従って、少なくとも1つの電力消費機器52およびガス消費機器54を停止対象として選択し、選択した停止対象の機器を停止したときの電力消費量またはガス使用量の削減量を算出する(ステップS275)。
そして、選択部206は、選択した停止対象の機器を停止したとき、需要家宅全体の電力消費量および総ガス使用量がそれぞれ所定値(x,y)未満になるまで(ステップS277のNO)、ステップS275に戻り、停止対象機器の選択を繰り返す。
需要家宅全体の電力消費量および総ガス使用量がそれぞれ所定値未満になったとき(ステップS277のYES)、生成部104は、停止対象の電力消費機器52およびガス消費機器54の種別と、各機器の予め指定された優先順位と、電力消費機器52のモード別消費電力量およびガス消費機器54のモード別ガス使用量の情報などに基づいて、停止対象の電力消費機器52およびガス消費機器54の制御内容を決定する(ステップS279)。制御内容とは、たとえば、電力消費機器52またはガス消費機器54を停止する、節電またはエコモードに切り替える、設定温度を変更する等の制御を含む。そして、生成部104は、ステップS275で選択された電力消費機器52およびガス消費機器54を、ステップS279で決定された制御内容でそれぞれ制御することを示す制御情報を生成する(ステップS281)。その後、図12に戻り、処理を終了する。
電気料金とガス料金とが所定値以上の場合、同様の機能を有する、つまりお互いに代替機器である電力消費機器52とガス消費機器54を停止対象の機器として選択しない。換言すると、電気料金とガス料金とが所定値以上の場合、異なる機能を有する、つまりお互いに代替機器である電力消費機器52とガス消費機器54を停止対象の機器として選択する。
なお、選択部206による停止対象の機器の選択方法は、上記の例に限定されない。たとえば、エアコンを停止した場合など、外気温度に基づいて、所定の居室の室温の温度を予測し、所定値より高く場合は停止対象として当該居室のエアコンを選択しない等の方法も考えられる。その結果、停止対象の機器が選択できない場合は、ステップS272に進み、通知部106が、需要家に消費電力量およびガス使用量を削減できないこと示す情報を通知してもよい。
ステップS271で1つの機器が停止候補として抽出された場合(ステップS273のNO)、選択部206は、抽出された機器を停止対象として選択し、ステップS279に進む。この場合も、ステップS275およびステップS277で停止後の需要家宅全体の電力消費量およびガス使用量を算出し、それぞれ所定値未満になるか否かを判定し、所定値未満にならない場合、ステップS272に進み、通知部106が、需要家に機器の動作を停止しても消費電力量およびガス使用量を削減できないこと示す情報を通知してもよい。
このケースでも、選択部206が、機器リスト210を参照し、ステップS271で抽出した停止候補の電力消費機器52およびガス消費機器54の少なくともいずれかの代替機器がないか検索し、動作候補として抽出してもよい。このとき、生成部104は、各機器のエネルギ効率に基づいて、エネルギ効率がよい代替機器に切り替える制御情報を生成してもよい。
このようにして生成された制御情報は、制御部108または通知部106に受け渡される。
そして、制御部108が、制御情報に基づいて、選択部206により選択された機器を制御する。また、通知部106が、制御情報に基づいて、エネルギ消費機器50の最適制御に関する情報を需要家に通知する。
以上説明したように、本実施形態の制御装置200において、料金情報取得部202により、電力およびガスの料金プラン情報が取得され、生成部204により、電力およびガスの検針値と、さらに、電力およびガスの料金プラン情報に基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報が生成される。
この構成によれば、制御情報は、電力とガスの両方の検針値と、さらに、電力とガスの料金プラン情報とに基づいて、生成されるため、上記実施形態と同様な効果を有するとともに、さらに、需要家の料金プランを考慮して、料金が低くなるようにエネルギ消費機器50を制御することができる。
(第3の実施の形態)
図16は、本実施形態の制御装置300の論理的な構成を示す機能ブロック図である。
図16では、制御装置300は、図7の上記実施形態の制御装置200の検針値取得部102と、料金情報取得部202と、選択部206と、特定部208とに加え、電力およびガスの需要制御情報を取得する需要制御情報取得部302と、生成部304と、をさらに備えている。他の例では、図7以外の他の上記実施形態の構成に、需要制御情報取得部302と、生成部304と、をさらに備えてもよい。
生成部304は、電力およびガスの検針値に基づく制御情報を、需要制御情報に基づいて更新する。
需要制御情報とは、所謂デマンドレスポンス(以下、デマンドレスポンスとも呼ぶ)であり、たとえば、電力不足が予想されるときや、電力の30分同時同量を維持するために、需要家に電力消費の削減を求めるために送信される。デマンドレスポンスの発信元および送信経路は様々考えられ、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、以下の複数を組み合わせてもよい。
ここで、図17のシステム構成の概略図を用いて説明する。
(g1)電力会社20からAルートを介してスマートメーター10に送信され、スマートメーター10からBルートを介してHEMS40に送信される。
(g2)電力会社20からPPS80(またはガス会社30)またはプロバイダ35に所定のネットワーク(不図示)を介して送信され、PPS80(またはガス会社30)またはプロバイダ35からCルートを介してHEMS40に送信される。
(g3)PPS80(またはガス会社30)からCルートを介してHEMS40に送信される。
(g4)PPS80(またはガス会社30)から所定のネットワーク(不図示)を介してプロバイダ35に送信され、プロバイダ35からCルートを介してHEMS40に送信される。
本実施形態において、デマンドレスポンスの内容は、以下に例示されるが、これらに限定されない。また、以下の複数を組み合わせてもよい。
(h1)指定された期間(または時間帯等)の消費電力量が第1の所定値以上の場合に、料金を上げる。
(h2)指定された期間(または時間帯等)の消費電力量が第2の所定値未満の場合に、インセンティブを付与する。
このように構成された本実施形態の制御装置300の動作について説明する。
図18は、本実施形態の制御装置300の動作の一例を示すフローチャートである。
まず、デマンドレスポンスを需要制御情報取得部302が取得したとき(ステップS301のYES)、本処理が開始され、生成部304が、指定された期間(または時間帯)の消費電力量を予測して算出する(ステップS303)。
算出方法は、様々考えられ、以下に例示されるがこれらに限定されない。また、複数を組み合わせてもよい。
(i1)過去の需要家の消費電力量の履歴情報に基づいて、過去の同じ時間帯の消費電力量を算出する。
(i2)過去の需要家の消費電力量の変動傾向(微分値やスケジュール)から、指定された期間の消費電力量を算出する。
また、需要制御情報取得部302が取得したデマンドレスポンスを需要家が受け入れるか否かの指示を受け付けて、受け入れる場合に、以下の処理を行う構成でもよい。あるいは、予め需要家がデマンドレスポンスを受け入れる基準を設定しておき、設定された基準に従って、取得したデマンドレスポンスを受け入れるか否か判定してもよい。
算出された消費電力量が、デマンドレスポンスで指定された第1の所定値(図中、「W1」と示す)以上か否か判定する(ステップS305)。第1の所定値以上の場合(ステップS305のYES)、生成部304は、上記実施形態の図13の電力消費機器制御情報生成処理(ステップS245)に従って、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する。たとえば、動作中の電力消費機器52を停止し、代替機器のガス消費機器54を動作させたり、動作中の電力消費機器52の動作モードを通常モードから節電モードに切り替えたりする制御情報を生成する。第1の所定値未満の場合(ステップS305のNO)、電力消費機器制御情報生成処理をバイパスし、ステップS307に進む。
さらに、算出された消費電力量がデマンドレスポンスで指定された第2の所定値(図中、「W2」と示す)未満か否かを判定する(ステップS307)。第2の所定値未満の場合(ステップS307のYES)、生成部304は、上記実施形態の図13の電力消費機器制御情報生成処理(ステップS245)に従って、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する。第2の所定値以上の場合(ステップS307のNO)、電力消費機器制御情報生成処理をバイパスし、本処理を終了する。
これらの動作により、需要家宅全体の消費電力量が削減されることになるとともに、PPS80はデマンドレスポンスによって、電力の30分同時同量を維持できる可能性が高くなる。
以上説明したように、本実施形態の制御装置300において、需要制御情報取得部302により、電力およびガスの需要制御情報が取得され、生成部304により、電力およびガスの検針値に基づく制御情報が、需要制御情報に基づいて更新される。
この構成によれば、上記実施形態と同様な効果を奏するとともに、さらに、デマンドレスポンスを受け付けた場合に、デマンドレスポンスを受け入れつつ、電力およびガスの消費を最適に制御することが可能になる。
以上、図面を参照して本発明の実施形態について述べたが、これらは本発明の例示であり、上記以外の様々な構成を採用することもできる。
(実施例1)
本実施例では、上述した本発明の実施の形態に係る制御装置をHEMSが実現する構成例について説明する。HEMSが制御装置を実現する構成例において、需要家が使用する電力は、電力会社20から提供される場合と、PPSから提供される場合が考えられる。また、PPSは、ガス会社30が行う場合と、ガス会社30以外の場合とが考えられる。はじめに、電力会社20から電力が供給される構成について説明する。ここでは、システム全体の説明に、図2を用いる。
図19は、本実施例のHEMS400の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施例では、上記実施形態の少なくともいずれかの制御装置の構成を、図19のHEMS400の各構成要素が実現する。図2ではHEMS40となっているが、本実施例では、HEMS400に読み換えるものとする。
HEMS400は、制御部402と、Bルート通信部404と、Cルート通信部406と、光熱使用効率データベース408と、算出部410と、データ保存部412と、を備える。
制御部402は、図4のコンピュータ60のCPU62に相当し、プログラム70に従って動作し、図19の各要素とともに、HEMS400全体を制御し、上記実施形態の各制御装置を実現する。
Bルート通信部404は、スマートメーター10またはガスメーター12とBルート認証を行い、Bルートを介して通信するインタフェース機能を有する。本実施例では、ガスメーター12はスマートメーター10にガス使用量の検針値を送信し、スマートメーター10からHEMS400に電力の検針値とガスの検針値がBルートで送信されるものとする。
上記各実施形態の制御装置の検針値取得部102は、Bルート通信部404を使用して、スマートメーター10から電力およびガスの検針値を取得する。
Cルート通信部406は、ガス会社サーバ32またはクラウドサーバ36とCルートを介して通信するインタフェース機能を有する。上記各実施形態の制御装置の料金情報取得部202は、Cルート通信部406を使用して電力およびガスの料金プラン情報を取得する。
光熱使用効率データベース408は、電力消費機器52とガス消費機器54のエネルギ使用効率に関する情報を記憶している。たとえば、各機器のエネルギ使用効率(設定温度別、モード別、外気または室温との関係)の情報、各機器の利用時間帯(曜日、季節等)の情報(履歴情報でもよい)などを含む。
算出部410は、上記実施形態の各制御装置の生成部104(204,304)に相当する。たとえば、算出部410は、電力およびガスの検針値と、電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器50の制御情報を生成する。
データ保存部412は、検針値取得部102が取得した電力およびガスの検針値の情報、料金情報取得部202が取得した電力およびガスの料金プラン情報等を記憶する。
光熱使用効率データベース408およびデータ保存部412は、たとえば、図4のメモリ64またはストレージ66により実現される。
このように構成された本実施例の制御装置(HEMS400)の制御方法について以下説明する。
図20は、本実施例の情報処理システム1の動作手順を示すフローチャートである。
まず、HEMS400のBルート通信部404が、スマートメーター10から電力とガスの検針値をBルート経由で取得する(ステップS401)。上述したように、HEMS400とスマートメーター10間は事前にBルート認証手続きが行われているものとする。また、ガスメーター12のガスの検針値はスマートメーター10に送信済みであるものとする。取得された検針値は、データ保存部412に保存される。
そして、電力会社サーバ22から、Aルートを経由してスマートメーター10に電力の料金プラン情報が送信され、スマートメーター10からBルートを経由してHEMS400に転送される。さらに、ガス会社サーバ32またはクラウドサーバ36からHEMS400にガスの料金プラン情報が送信される。このようにして、HEMS400では、Cルート通信部406が、電力およびガスの料金プランをそれぞれ取得する(ステップS403)。取得された料金プラン情報は、データ保存部412に保存される。
そして、HEMS400において、算出部410が、電力およびガスの検針値、料金プラン情報、および光熱使用効率データベース408に記憶される各機器のエネルギ使用効率に関する情報に基づいて、料金がより安くなる、あるいは、エネルギ効率が高くなる、使用機器の選択、選択された機器への切り替え、機器の停止、機器のモード切り替え等を行う制御内容を示す制御情報を生成する。そして、制御部402が、制御情報に基づいて、エネルギ消費機器50を制御する(ステップS405)。
次に、需要家にPPS80から電力が供給される場合の構成について説明する。ここでは、PPS80とガス会社30は別会社を想定して説明するが、ガス会社30がPPS80を含んでもよい。
図21は、本実施例の情報処理システム1全体の構成を示すブロック図である。
図22は、本実施例の情報処理システム1の動作手順を示すフローチャートである。図22の例は、図20とは、電力の料金プラン情報の取得先が異なる以外は、図20と同じである。
本実施例では、PPS80からHEMS400に電力の料金プラン情報が送信される。さらに、ガス会社サーバ32またはクラウドサーバ36からHEMS400にガスの料金プラン情報が送信される。
HEMS400では、Cルート通信部406が、PPS80とCルート経由で通信し、電力の料金プラン情報を取得し、ガス会社サーバ32またはクラウドサーバ36からCルート経由でガスの料金プラン情報を取得する(ステップS413)。
(実施例2)
次に、上述した本発明の実施の形態に係る制御装置をスマートメーターが実現する構成例について説明する。スマートメーターが制御装置を実現する構成例においても、需要家が使用する電力は、電力会社20から提供される場合と、PPSから提供される場合が考えられる。また、PPSは、ガス会社30が行う場合と、ガス会社30以外の場合とが考えられる。ここでは、電力会社20から電力が供給される場合と、ガス会社30以外のPPSから電力が供給される場合について説明する。はじめに、電力会社20から電力が供給される構成について説明する。ここでは、システム全体の説明に、図2を用いる。
図23は、本実施例のスマートメーター10の通信ユニット500の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施例では、上記実施形態の少なくともいずれかの制御装置の構成を、図23の通信ユニット500の各構成要素が実現する。本実施例では、通信ユニット500は、スマートメーター10のハウジング(不図示)内に含まれる構成とする。
通信ユニット500は、制御部502と、Aルート通信部504と、Bルート通信部506と、光熱使用効率データベース508と、算出部510と、データ保存部512と、電力計量装置通信部514と、ガス計量装置通信部516と、を備える。
制御部502と、光熱使用効率データベース508と、算出部510と、データ保存部512は、上記実施例の制御部402と、光熱使用効率データベース408と、算出部410と、データ保存部412と、それぞれ同様な機能を有するので詳細な説明は省略する。
Aルート通信部504は、電力会社20の電力会社サーバ22と、Aルートを介して通信するインタフェース機能を有する。電力会社サーバ22とのAルートを介した通信も事前に認証処理が行われているものとする。
Bルート通信部506は、HEMS40とBルート認証を行い、Bルートを介して通信するインタフェース機能を有する。
なお、本実施例では、ガスの料金プラン情報は、ガス会社サーバ32またはクラウドサーバ36から、Cルートを介してHEMS40に送信され、HEMS40からスマートメーター10に転送される。
上記各実施形態の制御装置の料金情報取得部202は、Aルート通信部504を使用して、電力の料金プラン情報を取得し、Bルート通信部506を使用して、ガスの料金プラン情報をHEMS40から取得する。
電力計量装置通信部514は、スマートメーター10(電力計量装置)と通信するインタフェース機能を有する。
ガス計量装置通信部516は、ガスメーター12(ガス計量装置)と通信するインタフェース機能を有する。
本実施例では、ガスメーター12はスマートメーター10にガス使用量の検針値を送信するものとする。上記各実施形態の制御装置の検針値取得部102は、電力計量装置通信部514およびガス計量装置通信部516を使用して、電力およびガスの検針値をそれぞれ取得する。
このように構成された本実施例の制御装置の制御方法について以下説明する。
図24は、本実施例の情報処理システム1の動作手順を示すフローチャートである。
まず、スマートメーター10において、通信ユニット500の電力計量装置通信部514およびガス計量装置通信部516が、それぞれ電力およびガスの検針値を取得する(ステップS501)。取得された検針値は、データ保存部412に保存される。
そして、電力会社サーバ22から、Aルートを経由してスマートメーター10に電力の料金プラン情報が送信される。さらに、ガス会社サーバ32またはクラウドサーバ36からHEMS400にガスの料金プラン情報が送信され、HEMS40からスマートメーター10に転送される。このようにして、スマートメーター10では、通信ユニット500のAルート通信部504およびBルート通信部506がそれぞれ電力およびガスの料金プラン情報を取得する(ステップS503)。取得された料金プラン情報は、データ保存部412に保存される。
そして、スマートメーター10において、通信ユニット500の算出部510が、電力およびガスの検針値、料金プラン情報、および光熱使用効率データベース508に記憶される各機器のエネルギ使用効率に関する情報に基づいて、料金がより安くなる、あるいは、エネルギ効率が高くなる、使用機器の選択、選択された機器への切り替え、機器の停止、機器のモード切り替え等を行う制御内容を示す制御情報を生成する(ステップS505)。
そして、スマートメーター10の通信ユニット500のBルート通信部506が、制御情報をHEMS40にBルートを介して送信する。HEMS40では、スマートメーター10から制御情報を受信する。HEMS40では、たとえば、上記実施形態の制御部108が、エネルギ消費機器50を制御してもよい(ステップS507)し、通知部106が、制御内容を需要家に通知してもよい(不図示)。
次に、需要家にPPS80から電力が供給される場合の構成について説明する。ここでは、システム全体の説明に、図21を用い、PPS80とガス会社30は別会社を想定して説明するが、ガス会社30がPPS80を含んでもよい。
図25は、本実施例の情報処理システム1の動作手順を示すフローチャートである。図25の例は、図24とは、電力の料金プラン情報の取得先が異なる以外は、図24と同じである。
電力の料金プラン情報は、Cルートを介してPPSサーバ82からHEMS40に送信され、Bルートを介してHEMS40からスマートメーター10に転送される。スマートメーター10では、Bルート通信部506が、Bルートを介してHEMS40から電力の料金プラン情報とガスの料金プラン情報を取得する(ステップS513)。
(実施例3)
次に、上述した本発明の実施の形態に係る制御装置をクラウドサーバ36が実現する構成例について説明する。スマートメーターが制御装置を実現する構成例においても、需要家が使用する電力は、電力会社20から提供される場合と、PPS80から提供される場合が考えられる。また、PPS80は、ガス会社30が行う場合と、ガス会社30以外の場合とが考えられる。ここでは、ガス会社30がPPS80を兼ねる構成について説明する。
図26は、本実施例の情報処理システム1の構成例を示すブロック図である。
図27は、本実施例のクラウドサーバ600の構成例を示す機能ブロック図である。
本実施例では、上記実施形態の少なくともいずれかの制御装置の構成を、図27のクラウドサーバ600の各構成要素が実現する。
クラウドサーバ600は、制御部602と、Cルート通信部604と、光熱使用効率データベース608と、算出部610と、データ保存部612と、を備える。
制御部602と、光熱使用効率データベース608と、算出部610と、データ保存部612とは、上記実施例の制御部402と、光熱使用効率データベース408と、算出部410と、データ保存部412と、それぞれ同様な機能を有するので詳細な説明は省略する。
Cルート通信部604は、HEMS40とCルートを介して通信するインタフェース機能を有する。上記各実施形態の制御装置の検針値取得部102は、Cルート通信部604を使用して電力およびガスの検針値を取得する。また、上記各実施形態の制御装置の料金情報取得部202は、Cルート通信部604を使用して電力およびガスの料金プラン情報を取得する。
Cルート通信部604は、HEMS40がスマートメーター10とガスメーター12からBルートを介して取得した電力およびガスの検針値をCルートにより取得する。
この例において、電力の検針値をスマートメーター10からAルートで電力会社サーバ22が収集し、その情報が所定のネットワーク(不図示)を介してクラウドサーバ600に送信され、検針値取得部102が取得する構成も排除されない。また、ガスの検針値をガスメーター12からUバス経由でガス会社サーバ32が収集し、その情報が所定のネットワーク(不図示)を介して制御装置300に送信され、検針値取得部102が取得する構成も排除されない。
このように構成された本実施例の制御装置の制御方法について以下説明する。
図28は、本実施例の情報処理システム1の動作手順を示すフローチャートである。
まず、ガスメーター12およびスマートメーター10からHEMS40に電力およびガスの検針値がそれぞれBルートを介して送信され、HEMS40からCルートを介してクラウドサーバ600に転送される。クラウドサーバ600において、Cルート通信部604が、HEMS40から電力およびガスの検針値をBルート経由で取得する(ステップS601)。上述したように、HEMS40とスマートメーター10(およびガスメーター12)間は、事前にBルート認証手続きが行われているものとする。本実施例では、ガスメーター12のガスの検針値はスマートメーター10とは別に送信されるものとする。取得された検針値は、データ保存部612に保存される。
そして、電力およびガスの料金プラン情報は、予めデータベース(図中、「DB」と示す)38、データベース(図中、「DB」と示す)84およびデータベース34の少なくともいずれかに記憶されているものを使用する。クラウドサーバ600のデータ保存部612に保存されてもよい。
次に、HEMS40が、エネルギ消費機器50にアクセスして、機器情報を取得し、HEMS40からクラウドサーバ600に転送される。クラウドサーバ600において、Cルート通信部604がCルート経由で機器情報を取得する(ステップS603)。取得した機器情報は、光熱使用効率データベース608に格納される。ここで、機器情報とは、需要家が使用(または所有)しているエネルギ消費機器50について、動作状況(動作、停止、モード、設定温度等)、エネルギ使用効率等の情報を含む。これらの情報は、時刻情報とともに保存され、機器使用履歴として使用されてもよい。
そして、クラウドサーバ600において、算出部610が、電力およびガスの検針値、料金プラン情報、および光熱使用効率データベース608に記憶される各機器のエネルギ使用効率に関する情報に基づいて、料金がより安くなる、あるいは、エネルギ効率が高くなる、使用機器の選択、選択された機器への切り替え、機器の停止、機器のモード切り替え等を行う制御内容を示す制御情報を生成する(ステップS605)。
そして、クラウドサーバ600のCルート通信部604が、制御情報をHEMS40にCルートを介して送信する。HEMS40では、スマートメーター10から制御情報を受信する。HEMS40では、たとえば、上記実施形態の制御部108が、エネルギ消費機器50を制御してもよい(ステップS507)し、通知部106が、制御内容を需要家に通知してもよい(不図示)。
以上、実施形態および実施例を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施形態および実施例に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
なお、本発明において利用者に関する情報を取得、利用する場合は、これを適法に行うものとする。
以下、参考形態の例を付記する。
1. 制御装置が、
電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得し、
前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する、
制御方法。
2. 前記制御装置が、
電力およびガスの料金プラン情報を取得し、
前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する、1.に記載の制御装置の制御方法。
3. 前記制御装置が、
前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、需要家の支払い料金を算出し、
前記支払い料金に基づいて、前記エネルギ消費機器の前記電力とガスの利用の組み合わせを決定し、
決定された組み合わせに基づいて、前記制御情報を生成する、2.に記載の制御装置の制御方法。
4.前記制御装置が、
前記電力および前記ガスに関する前記料金プラン情報の取得先情報に基づいて、各取得先に、前記料金プラン情報を要求して取得する、2.または3.に記載の制御装置の制御方法。
5. 前記制御装置が、
前記制御情報に基づく制御の対象となる機器に関し、前記エネルギ消費機器を識別可能なリスト情報を保持し、前記リスト情報に基づいて、前記制御情報に基づく制御の対象となる機器を選択する、1.から4.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
6. 前記制御装置が、
スマートメーター、HEMS(Home Energy Management System:住宅向けエネルギ管理システム)、およびクラウドサーバの少なくともいずれか一つにより実現される1.から5.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
7. 前記制御装置が、
前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を特定する、1.から6.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
8. 前記制御装置が、
前記電力およびガスの需要制御情報を取得し、
前記電力およびガスの検針値に基づく前記制御情報を、前記需要制御情報に基づいて更新する、1.から7.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
9. 前記制御装置が、
さらに、前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器の最適制御に関する情報を需要家に通知する、1.から8.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
10. 前記制御装置が、
さらに、前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器を制御する、1.から9.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
11. 前記エネルギ消費機器が、電力とガスの両方を消費する機器であり、かつ、前記電力とガスの消費比率を変更でき、
前記制御装置が、
前記エネルギ消費機器の前記制御情報に、前記電力とガスの前記消費比率の変更指示を含んで生成する、1.から10.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
12. 前記制御装置が、
さらに、前記エネルギ消費機器から、その利用状況、動作状況、および各センサの情報、および利用効率に関する情報のうち少なくとも一つを含む機器情報を取得し、
取得した前記エネルギ消費機器の前記機器情報をさらに用いて、前記制御情報を生成する、1.から11.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
13. 前記制御装置が、
電力消費量が所定値以上の電力消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記電力消費機器と代替可能なガス消費機器を抽出する、1.から12.いずれか1つに記載に制御装置の制御方法。
14. 前記制御装置が、
ガス消費量が所定値以上のガス消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記ガス消費機器と代替可能な電力消費機器を抽出する、1.から12.いずれか1つに記載に制御装置の制御方法。
15. 前記制御装置が、
前記ガス消費機器に対応する前記停止候補の前記電力消費機器について動作停止し、当該代替機器のガス消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する、13.に記載の制御装置の制御方法。
16. 前記制御装置が、
前記電力消費機器に対応する前記停止候補の前記ガス消費機器について動作停止し、当該代替機器の電力消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する、14.に記載の制御装置の制御方法。
17. 前記制御装置が、
前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がある場合、当該電力消費機器を動作停止することを示す制御情報を生成し、
前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がない場合、当該電力消費機器を停止または節電モードにすることを示す制御情報を生成する、13.から16.いずれか1つに記載の制御装置の制御方法。
18. コンピュータに、
電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する手順、
前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する手順、を実行させるためのプログラム。
19. さらに、電力およびガスの料金プラン情報を取得する手順、
前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する手順をコンピュータに実行させるための18.に記載のプログラム。
20. 前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、需要家の支払い料金を算出する手順、
前記支払い料金に基づいて、前記エネルギ消費機器の前記電力とガスの利用の組み合わせを決定する手順、
決定された組み合わせに基づいて、前記制御情報を生成する手順をコンピュータに実行させるための19.に記載のプログラム。
21. 前記電力および前記ガスに関する前記料金プラン情報の取得先情報に基づいて、各取得先に、前記料金プラン情報を要求して取得する手順をコンピュータに実行させるための19.または20.に記載のプログラム。
22. 前記制御情報に基づく制御の対象となる機器に関し、前記エネルギ消費機器を識別可能なリスト情報を保持し、前記リスト情報に基づいて、前記制御情報に基づく制御の対象となる機器を選択する手順をコンピュータに実行させるための18.から21.いずれか1つに記載のプログラム。
23. コンピュータが、スマートメーター、HEMS(Home Energy Management System:住宅向けエネルギ管理システム)、およびクラウドサーバの少なくともいずれか一つにより実現される18.から22.いずれか1つに記載のプログラム。
24. 前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を特定する手順をコンピュータに実行させるための18.から23.いずれか1つに記載のプログラム。
25. さらに、前記電力およびガスの需要制御情報を取得する手順、
前記電力およびガスの検針値に基づく前記制御情報を、前記需要制御情報に基づいて更新する手順をコンピュータに実行させるための18.から24.いずれか1つに記載のプログラム。
26. 前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器の最適制御に関する情報を需要家に通知する手順をコンピュータに実行させるための18.から25.いずれか1つに記載のプログラム。
27. 前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器を制御する手順をコンピュータに実行させるための18.から26.いずれか1つに記載のプログラム。
28. 前記エネルギ消費機器が、電力とガスの両方を消費する機器であり、かつ、前記電力とガスの消費比率を変更でき、
前記エネルギ消費機器の前記制御情報に、前記電力とガスの前記消費比率の変更指示を含んで生成する手順をコンピュータに実行させるための18.から27.いずれか1つに記載のプログラム。
29. さらに、前記エネルギ消費機器から、その利用状況、動作状況、および各センサの情報、および利用効率に関する情報のうち少なくとも一つを含む機器情報を取得する手順、
取得した前記エネルギ消費機器の前記機器情報をさらに用いて、前記制御情報を生成する手順をコンピュータに実行させるための18.から28.いずれか1つに記載のプログラム。
30. 電力消費量が所定値以上の電力消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記電力消費機器と代替可能なガス消費機器を抽出する手順をコンピュータに実行させるための18.から29.いずれか1つに記載にプログラム。
31. ガス消費量が所定値以上のガス消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記ガス消費機器と代替可能な電力消費機器を抽出する手順をコンピュータに実行させるための18.から29.いずれか1つに記載にプログラム。
32. 前記ガス消費機器に対応する前記停止候補の前記電力消費機器について動作停止し、当該代替機器のガス消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する手順をコンピュータに実行させるための30.に記載のプログラム。
33. 前記電力消費機器に対応する前記停止候補の前記ガス消費機器について動作停止し、当該代替機器の電力消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する手順をコンピュータに実行させるための31.に記載のプログラム。
34. 前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がある場合、当該電力消費機器を動作停止することを示す制御情報を生成する手順、
前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がない場合、当該電力消費機器を停止または節電モードにすることを示す制御情報を生成する手順をコンピュータに実行させるための30.から33.いずれか1つに記載のプログラム。
35. 電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する検針値取得手段と、
前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する生成手段と、
を備える制御装置。
36. 電力およびガスの料金プラン情報を取得する料金情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する35.に記載の制御装置。
37. 前記生成手段は、
前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、需要家の支払い料金を算出し、
前記支払い料金に基づいて、前記エネルギ消費機器の前記電力とガスの利用の組み合わせを決定し、
決定された組み合わせに基づいて、前記制御情報を生成する36.に記載の制御装置。
38. 前記料金情報取得手段は、前記電力および前記ガスに関する前記料金プラン情報の取得先情報に基づいて、各取得先に、前記料金プラン情報を要求して取得する36.または37.に記載の制御装置。
39. 前記制御情報に基づく制御の対象となる機器に関し、前記エネルギ消費機器を識別可能なリスト情報を保持し、前記リスト情報に基づいて、前記制御情報に基づく制御の対象となる機器を選択する選択手段をさらに備える35.から38.いずれか1つに記載の制御装置。
40. スマートメーター、HEMS(Home Energy Management System:住宅向けエネルギ管理システム)、およびクラウドサーバの少なくともいずれか一つにより実現される35.から39.いずれか1つに記載の制御装置。
41. 前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を特定する特定手段をさらに備える35.から40.いずれか1つに記載の制御装置。
42. 前記電力およびガスの需要制御情報を取得する需要制御情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記電力およびガスの検針値に基づく前記制御情報を、前記需要制御情報に基づいて更新する35.から41.いずれか1つに記載の制御装置。
43. 前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器の最適制御に関する情報を需要家に通知する通知手段をさらに備える35.から42.いずれか1つに記載の制御装置。
44. 前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器を制御する制御手段をさらに備える35.から43.いずれか1つに記載の制御装置。
45. 前記エネルギ消費機器が、電力とガスの両方を消費する機器であり、かつ、前記電力とガスの消費比率を変更でき、
前記生成手段は、前記エネルギ消費機器の前記制御情報に、前記電力とガスの前記消費比率の変更指示を含んで生成する35.から44.いずれか1つに記載の制御装置。
46. 前記エネルギ消費機器から、その利用状況、動作状況、および各センサの情報、および利用効率に関する情報のうち少なくとも一つを含む機器情報を取得する機器情報取得手段をさらに備え、
前記生成手段は、前記機器情報取得手段が取得した前記エネルギ消費機器の前記機器情報をさらに用いて、前記制御情報を生成する35.から45.いずれか1つに記載の制御装置。
47. 前記生成手段は、
電力消費量が所定値以上の電力消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記電力消費機器と代替可能なガス消費機器を抽出する35.から46.いずれか1つに記載に制御装置。
48. 前記生成手段は、
ガス消費量が所定値以上のガス消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記ガス消費機器と代替可能な電力消費機器を抽出する35.から46.いずれか1つに記載に制御装置。
49. 前記生成手段は、
前記ガス消費機器に対応する前記停止候補の前記電力消費機器について動作停止し、当該代替機器のガス消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する47.に記載の制御装置。
50. 前記生成手段は、
前記電力消費機器に対応する前記停止候補の前記ガス消費機器について動作停止し、当該代替機器の電力消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する48.に記載の制御装置。
51. 前記生成手段は、
前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がある場合、当該電力消費機器を動作停止することを示す制御情報を生成し、
前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がない場合、当該電力消費機器を停止または節電モードにすることを示す制御情報を生成する47.から50.いずれか1つに記載の制御装置。
1 情報処理システム
3 ネットワーク
5 ネットワーク
7 ネットワーク
9 ネットワーク
10 スマートメーター
12 ガスメーター
20 電力会社
22 電力会社サーバ
24 データベース
30 ガス会社
32 ガス会社サーバ
34 データベース
35 プロバイダ
36 クラウドサーバ
38 データベース
40 HEMS
42 PVシステム
44 蓄電システム
46 電気自動車
50 エネルギ消費機器
52 電力消費機器
54 ガス消費機器
60 コンピュータ
62 CPU
64 メモリ
66 ストレージ
69 バス
70 プログラム
80 PPS
82 PPSサーバ
84 データベース
100 制御装置
102 検針値取得部
104 生成部
106 通知部
108 制御部
200 制御装置
202 料金情報取得部
204 生成部
206 選択部
208 特定部
210 機器リスト
300 制御装置
302 需要制御情報取得部
304 生成部
400 HEMS
402 制御部
404 Bルート通信部
406 Cルート通信部
408 光熱使用効率データベース
410 算出部
412 データ保存部
500 通信ユニット
502 制御部
504 Aルート通信部
506 Bルート通信部
508 光熱使用効率データベース
510 算出部
512 データ保存部
514 電力計量装置通信部
516 ガス計量装置通信部
600 クラウドサーバ
602 制御部
604 Cルート通信部
608 光熱使用効率データベース
610 算出部
612 データ保存部

Claims (18)

  1. 電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する検針値取得手段と、
    前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する生成手段と、
    電力およびガスの料金プラン情報を取得する料金情報取得手段と、
    前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を、需要家またはプロバイダから指定された電力会社、ガス会社、およびPPS(Power Producer and Supplier)の少なくともいずれか一つのサーバから特定する特定手段と、
    を備え、
    前記検針値取得手段および前記料金情報取得手段は、記電力およびガスの検針値ならびに前記電力およびガスの料金プラン情報を、前記特定手段により特定された前記取得先から当該取得先に応じた経路および通信方法で通信して取得する、制御装置。
  2. 前記生成手段は、前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する請求項1に記載の制御装置。
  3. 前記生成手段は、
    前記電力およびガスの検針値と、前記電力およびガスの料金プラン情報とに基づいて、需要家の支払い料金を算出し、
    前記支払い料金に基づいて、前記エネルギ消費機器の前記電力とガスの利用の組み合わせを決定し、
    決定された組み合わせに基づいて、前記制御情報を生成する請求項1または2に記載の制御装置。
  4. 前記料金情報取得手段は、前記電力および前記ガスに関する前記料金プラン情報の取得先情報に基づいて、各取得先に、前記料金プラン情報を要求して取得する請求項1から3のいずれか1項に記載の制御装置。
  5. 前記制御情報に基づく制御の対象となる機器に関し、前記エネルギ消費機器を識別可能なリスト情報を保持し、前記リスト情報に基づいて、前記制御情報に基づく制御の対象となる機器を選択する選択手段をさらに備える請求項1から4のいずれか1項に記載の制御装置。
  6. スマートメーター、HEMS(Home Energy Management System:住宅向けエネルギ管理システム)、およびクラウドサーバの少なくともいずれか一つにより実現される請求項1から5のいずれか1項に記載の制御装置。
  7. 前記電力およびガスの需要制御情報を取得する需要制御情報取得手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記電力およびガスの検針値に基づく前記制御情報を、前記需要制御情報に基づいて更新する請求項1から6のいずれか1項に記載の制御装置。
  8. 前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器の最適制御に関する情報を需要家に通知する通知手段をさらに備える請求項1から7のいずれか1項に記載の制御装置。
  9. 前記制御情報に基づいて、前記エネルギ消費機器を制御する制御手段をさらに備える請求項1から8のいずれか1項に記載の制御装置。
  10. 前記エネルギ消費機器が、電力とガスの両方を消費する機器であり、かつ、前記電力とガスの消費比率を変更でき、
    前記生成手段は、前記エネルギ消費機器の前記制御情報に、前記電力とガスの前記消費比率の変更指示を含んで生成する請求項1から9のいずれか1項に記載の制御装置。
  11. 前記エネルギ消費機器から、その利用状況、動作状況、および各センサの情報、および利用効率に関する情報のうち少なくとも一つを含む機器情報を取得する機器情報取得手段をさらに備え、
    前記生成手段は、前記機器情報取得手段が取得した前記エネルギ消費機器の前記機器情報をさらに用いて、前記制御情報を生成する請求項1から10のいずれか1項に記載の制御装置。
  12. 前記生成手段は、
    電力消費量が所定値以上の電力消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記電力消費機器と代替可能なガス消費機器を抽出する請求項1から11のいずれか1項に記載の制御装置。
  13. 前記生成手段は、
    ガス消費量が所定値以上のガス消費機器を停止候補として抽出した場合、前記停止候補の前記ガス消費機器と代替可能な電力消費機器を抽出する請求項1から11のいずれか1項に記載の制御装置。
  14. 前記生成手段は、
    前記ガス消費機器に対応する前記停止候補の前記電力消費機器について動作停止し、当該代替機器のガス消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する請求項12に記載の制御装置。
  15. 前記生成手段は、
    前記電力消費機器に対応する前記停止候補の前記ガス消費機器について動作停止し、当該代替機器の電力消費機器について、動作開始を行うことを示す制御情報を生成する請求項13に記載の制御装置。
  16. 前記生成手段は、
    前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がある場合、当該電力消費機器を動作停止することを示す制御情報を生成し、
    前記停止候補の前記電力消費機器に代替機器がない場合、当該電力消費機器を停止または節電モードにすることを示す制御情報を生成する請求項12から15のいずれか1項に記載の制御装置。
  17. 制御装置が、
    電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得し、
    前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成し、
    電力およびガスの料金プラン情報を取得し、
    前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を、需要家またはプロバイダから指定された電力会社、ガス会社、およびPPS(Power Producer and Supplier)の少なくともいずれか一つのサーバから特定し、
    前記電力およびガスの検針値ならびに前記電力およびガスの料金プラン情報を、前記取得先から当該取得先に応じた経路および通信方法で通信して取得する、
    制御方法。
  18. コンピュータに、
    電力量計およびガスメーターにより計測された電力およびガスの検針値を取得する手順、
    前記電力およびガスの検針値に基づいて、エネルギ消費機器の制御情報を生成する手順、
    電力およびガスの料金プラン情報を取得する手順、
    前記電力およびガスの検針値、ならびに、前記電力およびガスの料金プラン情報の取得先を、需要家またはプロバイダから指定された電力会社、ガス会社、およびPPS(Power Producer and Supplier)の少なくともいずれか一つのサーバから特定する手順、
    前記電力およびガスの検針値ならびに前記電力およびガスの料金プラン情報を、前記取得先から当該取得先に応じた経路および通信方法で通信して取得する手順、
    を実行させるためのプログラム。
JP2015135376A 2015-07-06 2015-07-06 制御装置、その制御方法、およびプログラム Active JP6665436B2 (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015135376A JP6665436B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 制御装置、その制御方法、およびプログラム

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015135376A JP6665436B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 制御装置、その制御方法、およびプログラム

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017016564A JP2017016564A (ja) 2017-01-19
JP6665436B2 true JP6665436B2 (ja) 2020-03-13

Family

ID=57828147

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2015135376A Active JP6665436B2 (ja) 2015-07-06 2015-07-06 制御装置、その制御方法、およびプログラム

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP6665436B2 (ja)

Families Citing this family (11)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR101965486B1 (ko) * 2017-03-31 2019-04-03 한국전력공사 건물의 사용 에너지 관리 시스템, 장치 및 방법
JP2019027622A (ja) * 2017-07-26 2019-02-21 リンナイ株式会社 通信システム
JP2019060536A (ja) * 2017-09-26 2019-04-18 株式会社ノーリツ 温水装置
WO2019167138A1 (ja) * 2018-02-27 2019-09-06 アビームコンサルティング株式会社 エネルギー削減支援装置、プログラム及びプログラムを記録した記録媒体
US11322944B2 (en) * 2020-03-20 2022-05-03 Arcadia Power, Inc. Methods of optimizing energy usage from energy suppliers
US11658491B2 (en) 2019-08-15 2023-05-23 Arcadia Power, Inc. Methods of optimizing energy usage from energy suppliers
US11790349B2 (en) 2019-10-18 2023-10-17 Landis+Gyr Technology, Inc. Secure tokens for controlling access to a resource in a resource distribution network
US11481852B2 (en) * 2019-10-18 2022-10-25 Landis+Gyr Innovations, Inc. Secure tokens for controlling access to a resource in a resource distribution network
US11481851B2 (en) 2019-10-18 2022-10-25 Landis+Gyr Innovations, Inc. Secure tokens for controlling access to a resource in a resource distribution network
JP7201930B2 (ja) 2020-08-03 2023-01-11 ダイキン工業株式会社 生成装置、システムおよびプログラム
KR102542605B1 (ko) * 2023-01-16 2023-06-13 임현성 저층주거지 스마트 관리 플랫폼 서비스 제공 시스템

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002222241A (ja) * 2001-01-26 2002-08-09 Tokyo Gas Co Ltd エネルギ供給者決定方法及び装置
JP2004170310A (ja) * 2002-11-21 2004-06-17 Pure Spirits:Kk エネルギー管理システム
JP2004328851A (ja) * 2003-04-23 2004-11-18 Nec Soft Ltd 機器制御装置
JP2009041801A (ja) * 2007-08-07 2009-02-26 Daikin Ind Ltd 電気/ガス式混在空調制御システム
JP2009301529A (ja) * 2008-05-15 2009-12-24 Tempearl Ind Co Ltd 生活エネルギー適正使用支援システム
JP2012113425A (ja) * 2010-11-22 2012-06-14 Chugoku Electric Power Co Inc:The データ仲介システム
JP5663280B2 (ja) * 2010-11-26 2015-02-04 京セラ株式会社 制御装置及び制御方法
JP5693259B2 (ja) * 2011-01-26 2015-04-01 三菱重工業株式会社 運転パターン作成装置及びその方法並びにプログラム
US20160170428A1 (en) * 2013-07-30 2016-06-16 Nec Corporation Display device, power control system, display method, power control method, display program, and power control program

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017016564A (ja) 2017-01-19

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6665436B2 (ja) 制御装置、その制御方法、およびプログラム
TWI544712B (zh) 能量消耗管理
Saad al-sumaiti et al. Smart home activities: A literature review
RU2663876C2 (ru) Интеллектуальный электронный интерфейс для модуля хранения тепловой энергии и способы торговли сохраненной тепловой энергией и хранилищами тепловой энергии
US20100217451A1 (en) Energy usage control system and method
WO2013157481A1 (ja) エネルギー管理システム、エネルギー管理方法、プログラム、サーバ装置およびクライアント装置
WO2011108244A1 (ja) エネルギー管理装置、方法及びシステム
CN102136102A (zh) 针对消费者能源消耗的分析
JP5924626B2 (ja) エネルギー診断システム、及びエネルギー診断プログラム
JP2015056975A (ja) 自家発電電力制御システムおよび情報通信システム
JP4926330B2 (ja) コンサルティング用情報処理装置およびデータ処理方法
WO2017104237A1 (ja) 情報処理装置、その情報処理方法、およびプログラム
US9608446B2 (en) Method and apparatus for controlling energy supply
JP6074758B2 (ja) エネルギー診断システム、及びエネルギー診断プログラム
JP2015056976A (ja) 平準化調整システムおよび情報通信システム
WO2017119281A1 (ja) 情報処理装置、情報処理方法、およびプログラム
Aishwarya et al. IoT Detection based Energy Meter Integrated with Smart Devices
AU2012230262B2 (en) Energy consumption management
DK201870650A1 (en) MONITORING OF HEAT CONSUMPTION
NZ615460B2 (en) Energy consumption management

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180607

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20190409

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190507

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190618

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190910

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190926

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200121

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200203

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6665436

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150