JP6664538B1 - サーバ装置、調理機器、システム、方法およびプログラム - Google Patents

サーバ装置、調理機器、システム、方法およびプログラム Download PDF

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Abstract

【課題】ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善を可能とする。【解決手段】レシピ設定システム1において、調理機器100および端末装置200と通信する通信部320と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器100の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部330と、端末装置200の求めに応じてレシピ情報を当該端末装置200に配信するレシピ配信部311と、端末装置200にてレシピ情報が表示されていることを検知するレシピ表示検知部312と、レシピ情報が端末装置200で表示されている場合、調理機器100へ制御情報を送信する制御情報送信部313を備えるサーバ装置300を含む構成とする。【選択図】図7

Description

本開示は、ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善を可能とするサーバ装置、調理機器、システム、方法およびプログラムに関する。
近年、インターネット、テレビ、雑誌などを介して様々なレシピが公開されている。公開されたレシピには一連の調理手順が記載されていて、一般のユーザは、これらのレシピを自身の調理機器に設定し、実際の調理に利用することができる。例えば、特許文献1には、ユーザの情報端末から加熱調理器に調理メニューを指定可能で、当該指定された調理メニューについて加熱調理器を実行可能な状態にすることで、利便性を向上させるシステムが開示されている。
特開2019−71615号公報
例えばインターネット上で公開されたレシピデータをユーザが利用する場合、レシピ閲覧に使用している端末で、自身の調理機器に向けたレシピデータの送信指示を行うことになる。
こうしたユーザにとっては、公開されたレシピデータを利用することで、料理本を逐一紐解いてレシピを探すという旧来の作業から解放される点は、大きな利点である。ただし、レシピデータを調理機器に送信する操作自体は、調理動作そのものとは無関係であり、却って一手間増えた格好となる。
特に、頻繁に調理を行うユーザにとって、或いは一度に複数レシピを利用するユーザにとって、レシピデータの送信が煩わしい操作となりうる。さらには、当該レシピが複数の調理機器を使用するものである場合、調理機器ごとに設定すべきレシピデータを確認し、これをそれぞれ送信する操作が別途必要となる。ユーザにとっての煩雑さはさらに増大する。
そこで、本開示はこのような事情に鑑み、ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善を可能とする可能とするサーバ装置、調理機器、システム、方法およびプログラムを提供することを目的とする。
上記目的を達成するため、本開示に係るサーバ装置は、調理機器および端末装置と通信する通信部と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部と、前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信するレシピ配信部と、前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知するレシピ表示検知部と、前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する制御情報送信部と、を備える。
また、上記目的を達成するため、本開示に係る調理機器は、サーバ装置と通信する通信部と、前記サーバ装置からレシピ情報に応じた制御情報を受信する情報取得部と、前記制御情報に基づいて調理動作を設定し実行する調理実行部とを備え、前記調理実行部は、前記制御情報に基づく調理動作の実行完了に応じて調理実施済情報を記憶する処理と、前記実行完了となった制御情報とは別に未実行の制御情報が存在する場合、当該未実行の制御情報に基づいて調理動作を設定するものである。
また、上記目的を達成するため、本開示に係るシステムは、調理機器および端末装置と通信する通信部と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部と、前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信するレシピ配信部と、前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知するレシピ表示検知部と、前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する制御情報送信部と、を備えるサーバ装置と、前記サーバ装置と通信する通信部と、前記サーバ装置からレシピ情報に応じた制御情報を受信する情報取得部と、前記制御情報に基づいて調理動作を設定し実行する調理実行部とを備え、前記調理実行部は、前記制御情報に基づく調理動作の実行完了に応じて調理実施済情報を記憶する処理と、前記実行完了となった制御情報とは別に未実行の制御情報が存在する場合、当該未実行の制御情報に基づいて調理動作を設定する調理機器と、を含むものである。
また、上記目的を達成するため、本開示に係る方法は、サーバ装置が、調理機器および端末装置と通信する通信部と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部とを備えて、前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信する処理と、前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知する処理と、前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する処理と、を実行することを特徴とする。
また、上記目的を達成するため、本開示に係るプログラムは、サーバ装置において、調理機器および端末装置と通信する通信部と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部とを備え、前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信する処理と、前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知する処理と、前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する処理と、を実行させるものである。
本開示によれば、ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善が可能となる。
本実施形態におけるレシピ情報のデータ構造を示す図である。 本実施形態におけるレシピ設定システムの構成図である。 本実施形態におけるハードウェア構成例を示すブロック図である。 本実施形態における端末装置の機能ブロック構成を示す図である。 本実施形態におけるユーザ情報の構成例を示す図である。 本実施形態における環境情報の構成例を示す図である。 本実施形態のレシピ配信サーバの機能ブロック構成を示す図である。 本実施形態におけるレシピ情報DBの構成例を示す図である。 本実施形態におけるユーザ情報DBの構成例を示す図である。 本実施形態における環境情報DBの構成例を示す図である。 本実施形態における実行履歴DBの構成例を示す図である。 本実施形態における調理機器の機能ブロック構成を示す図である。 本実施形態における仕様情報DBの構成例を示す図である。 本実施形態における制御情報DBの構成例を示す図である。 本実施形態におけるレシピ設定システムの動作例を示す図である。 本実施形態における出力例1を示す図である。 本実施形態におけるレシピ設定システムの動作例を示す図である。 本実施形態におけるレシピ設定システムの動作例を示す図である。
以下、本開示の実施形態について図面を参照して説明する。実施形態を説明する全図において、共通の構成要素には同一の符号を付し、繰り返しの説明を省略する。なお、以下の実施形態は、特許請求の範囲に記載された本開示の内容を不当に限定するものではない。また、実施形態に示される構成要素のすべてが、本開示の必須の構成要素であるとは限らない。
<実施形態の概要>
本実施形態に係るレシピ設定システムは、ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善を可能とするシステムである。
本実施形態におけるレシピの情報(以下レシピ情報)としては、定量的表現で調理内容が記述されたレシピ情報と、定性的表現で調理内容が記述されたレシピ情報のいずれも対象となりうるが、調理機器100による調理動作を踏まえると、定量的表現によるレシピ情報が好ましい。
定量的表現は、調理工程の作業内容に関して具体的な数値を用いた説明が該当する。より具体的には、「肉を200度に温めたオーブンで20分焼く」、「塩3グラム」、「じゃがいもを電子レンジにて600ワットで5分温める」等の表現による説明である。定量的表現は、調理機器(道具)を用いた作業内容が具体的に数値によって表されるので、上述の通り調理機器100の制御に適した表現であるといえる。
ところで、近年、インターネット、テレビ、雑誌などを介して様々なレシピが公開されている。公開されたレシピには一連の調理手順が記載されていて、一般のユーザは、これらのレシピを自身の調理機器に設定し、実際の調理に利用することができる。
例えばインターネット上で公開されたレシピデータをユーザが利用する場合、レシピ閲覧に使用している端末から、自身の調理機器にレシピデータの送信を行うことになる。その場合、当該ユーザは、レシピデータの送信操作を端末上で行う必要がある。
こうしたユーザにとっては、公開されたレシピデータを利用することで、料理本を逐一紐解いてレシピを探すという旧来の作業から解放される点は、大きな利点である。ただし、レシピデータを調理機器に送信する操作自体は、調理動作そのものとは無関係であり、却って一手間増えた格好となる。
特に、頻繁に調理を行うユーザにとって、或いは一度に複数レシピを利用するユーザにとって、レシピデータの送信が煩わしい操作となりうる。さらには、当該レシピが複数の調理機器を使用するものである場合、調理機器ごとに設定すべきレシピデータを確認し、これをそれぞれ送信する操作が別途必要となる。ユーザにとっての煩雑さはさらに増大する。
そこで、本実施形態に係るレシピ設定システムでは、ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善を可能とする。
<レシピ情報>
本実施形態に係るレシピ情報の一例として、調理機器が解読可能な、一連の調理工程から成るレシピ情報、すなわち定量的表現で記述されたレシピ情報を想定する。このレシピ情報は調理機器における調理動作等を制御する制御情報となりうる。
なお、レシピ情報により機器を制御するとした場合、その対象の機器は、料理の材料又はそれを用いた調理に関連する調理機器(単に情報を出力するのみの装置も含みうる)である。その場合のレシピ情報が与えられた調理機器100は、当該レシピ情報に従ったアクション(処理)を行う。なお、本明細書では、調理機器100が読み込んで解読可能なレシピ情報をMRR(Machine Readable Recipe)と記載する。
図1は、実施形態に係るレシピ情報のデータ構造を示す図である。図1に示すように、実施形態に係るMRRたるレシピ情報は、複数のノードとノード間のエッジとからなるグラフ(有向グラフ)により表現される。図1において、ノードを円で示し、エッジを矢印で示している。
複数のノードは、各材料の状態遷移を定義する。エッジは、ノード間の状態遷移に必要なアクションを表す。アクションとは調理を構成する基本的な手順をいい、例えば「切る」、「温める」等の手順がアクションに該当する。また、アクションには、調理機器100の具体的な設定温度や調理時間、作業内容などを含む。アクションの種類及びそのIDが予め規定され、或いはアクションの種類に対してIDが事後的に付与され、アクション及びそのIDの一覧を定義し、エッジにはこの一覧から選択されたアクションIDが付与される。なお、状態(中間ノード)にもIDが付与されてもよい。
グラフ内の複数のノードは、グラフの始点であって、料理の材料を表す材料ノードと、グラフの終点であって、当該料理を表す料理ノードと、料理に至るまでの途中における材料の状態を表す中間ノードと、を含む。
材料とは料理を作るための材料をいうが、調味料や、調理の過程で廃棄されるものも材料に含まれてもよい。材料の種類及びそのIDが予め規定されており、材料及びそのIDの一覧を定義し、材料ノードにはこの一覧から選択された材料IDが付与される。
材料の状態とは、アクションが施された後の状態をいい、例えば「3等分に切られた材料A」、「3cm角に切られた材料B」、「温められた材料C」等が材料の状態に該当する。
このように、実施形態に係るレシピ情報のデータ構造は、自然言語であるレシピ文章の記述をそのままグラフとして表現するのではなく、各材料の状態遷移をグラフとして表現したものである。
各材料には材料を一意に識別する材料IDが付与され、状態遷移に必要な各アクションにはアクションを一意に識別するアクションIDが付与されている。よって、IDに基づいて容易且つ確実に機械がレシピ情報を解読できる。
また、アクションを行うべき機器をレシピ情報において必ずしも指定する必要がないため、将来的に登場する新たな機器を含む様々な機器に対応することが容易である。さらに、各アクションがすべてエッジとして表現されているため、レシピ情報中から各アクションを抽出することが容易である。
また、図1で示すようなグラフからいくつかエッジを開放除去し、さらにいくつかの孤立するノードを除去して得られる部分グラフは、レシピ情報に示される一連の調理工程のうち、或る特定の調理機器を制御して調理する調理工程のレシピ情報とみなすことができる。
本実施形態に係るレシピ情報におけるノードの種類を表1に示す。
各ノードには、ノードの属性として、例えば表2に示す属性を付与可能である。ここではノードが材料ノードであって、この材料ノードが「ニンジン」を表すと仮定する。
なお、「名前」は、人間がMRRを作成及び解読するために必要な情報であって、必ずしも機械可読である必要は無い。
各エッジには、エッジの属性として、表3に示す属性を付与可能である。
ここで、各ノードの具体的な例を挙げて説明する。料理「サラダ」をつくる場合、料理ノードは、「サラダ」である。また、材料ノードは、例えば、「玉ネギ」、「キュウリ」、「トマト」、「ケチャップ」、「マヨネーズ」である。各材料ノードには、材料を一意に識別するIDが付与される。
材料ノード「玉ネギ」は、エッジ(アクション)である「カット」により、中間ノード「みじん切り玉ネギ」と連結される。また、材料ノード「キュウリ」は、エッジ(アクション)である「カット」により、中間ノード「1センチ角キュウリ」と連結される。
さらに、材料ノード「トマト」は、エッジ(アクション)である「カット」により、中間ノード「1/2トマト」と連結される。さらにまた、材料ノード「ケチャップ」及び材料ノード「マヨネーズ」は、エッジ(アクション)である「混ぜる」により、中間ノード「オーロラソース」と連結される。なお、「カット」、「混ぜる」のそれぞれには、アクションを一意に識別するIDが付与される。
そして、中間ノード「みじん切り玉ネギ」、「1センチ角キュウリ」、及び「1/2トマト」は、エッジ(アクション)である「盛り付ける」により、料理ノード「サラダ」に連結される。また、中間ノード「オーロラソース」は、エッジ(アクション)である「かける」により、料理ノード「サラダ」に連結される。なお、「盛り付ける」、「かける」のそれぞれには、アクションを一意に識別するIDが付与される。また、「かける」は、「盛り付ける」の次に行われるように、エッジ間での順序が設定される。なお、「かける」に代えて、「あえる」というアクションであってもよい。
<実施形態の説明>
上述したデータ構造を用いるレシピ設定システムの実施形態について説明する。
(レシピ設定システム1の構成)
図2は、レシピ設定システム1の構成図である。図2を参照して、レシピ設定システム1の構成について説明する。
レシピ設定システム1は、調理機器100と、端末装置200と、レシピ配信サーバ300と、を備え、ネットワークNWを介して互いに通信可能に接続される。なお、ネットワークNWは、WAN(World Area Network)、LAN(Local Area Network)等から構成される。
また、調理機器100は、ネットワークNWを介さずに端末装置200と直接的に通信(例えば、近距離無線通信)を行ってもよい。また、図2において、調理機器100および端末装置200は、代表として1つが記載されているが、複数台がネットワークNWに接続されていてもよい。
調理機器100は、通信機能を有しており、料理の材料又はそれを用いた調理に関連する機器、キッチンスペースに存在する機器である。調理機器100は、家庭内で用いる家電機器であってもよいし、業務用の機器であってもよい。
調理機器100は、材料又はそれを用いた調理に関連する機器、キッチンスペースに存在する機器であればどのような機器であってもよいが、例えば、冷蔵庫、電子レンジ、オーブン、電磁調理器、トースター、フードプロセッサー、ミキサー、炊飯器、電気鍋、電気フライヤー、電気蒸し器、製麺機、計量器、調理ロボット、ガス調理器、照明等である。
また調理機器100は、レシピ配信サーバ300から、上述のレシピ情報たる制御情報すなわちMRRを受信し、これに基づいて調理動作を設定し自動実行する。また、当該レシピ情報の出力等を実行し、ユーザに提示するとしてもよい。
端末装置200は、通信機能を有しており、ユーザインターフェイスを提供する装置である。端末装置200は、ユーザの操作に応じて、レシピ配信サーバ300へ、レシピ情報(レシピ文章や料理の画像データ等)を投稿(送信)する。また、レシピ配信サーバ300から、上述のレシピ情報を受信し、これに基づいてレシピ情報の出力等を実行し、ユーザの閲覧用に提示する。
端末装置200は、情報処理端末であり、例えば、モバイル端末(例えば、タブレット、スマートフォン、ラップトップ、フィーチャーフォン、ポータブルゲーム機、電子書籍リーダなど)である。或いは、端末装置200は、テレビ受像機(インターネットテレビを含む)、PC(Personal Computer)、VR(Virtual Reality)端末、AR(Augmented Reality)端末等であってもよい。
一方、レシピ配信サーバ300は、端末装置200から投稿されたレシピ情報をレシピ情報DB331に格納するとともに、レシピ情報を参照したいユーザの端末装置200からの要求に応じて、当該端末装置200にレシピ情報を配信する。
また、レシピ配信サーバ300は、端末装置200にてレシピ情報が表示されていることを検知した場合、これに応じて、調理機器100へ制御情報を送信する。つまり、レシピ情報を閲覧中のユーザが、何らの特段の操作をすることなく、当該レシピ情報に対応した制御情報が、当該ユーザの調理機器100に配信されることになる。勿論、この調理機器100では、受信した制御情報を設定し調理動作を自動実行することとなる。
また、レシピ配信サーバ300は、レシピ情報に応じた制御情報を調理機器100に配信するに際し、今回の制御情報の送信対象となる調理機器100とは別の、他調理機器に対して、既存の制御情報をリセットするリセット情報を送信する。
つまり、端末装置200のユーザが使用する各調理機器100のうち、今回の調理で使用するもの以外については、無用な調理動作を抑止する処理が事前になされるのである。レシピ配信サーバ300は、こうしたリセット情報の送信後、今回利用される調理機器100への制御情報を行う。
ただし、上述のように、リセット情報を送信した上で、制御情報の送信を行うケースの他にも、調理機器100へ制御情報を送信し、既存の制御情報を上書きする運用を行うとしてもよい。
なお、端末装置200でレシピ情報を閲覧しているユーザは、1つのレシピ情報のみを閲覧し続けるケース以外に、めぼしいレシピ情報を連続して複数閲覧するケースも十分起こりうる。
そこでレシピ配信サーバ300は、端末装置200でのレシピ情報閲覧の検知に伴い当該制御情報を調理機器100へ送信した後、端末装置200での表示が他レシピ情報に遷移した場合、当該他レシピ情報に対応する制御情報を、当該他レシピ情報で使用する調理機器100に送信する。
なお、上述のように、最初に或るレシピ情報を閲覧した後、他のレシピ情報を閲覧し、さらに最初のレシピ情報に戻って閲覧するケースも十分想定できる。ユーザとしては、バラエティに富むレシピ情報を手軽に手間無く閲覧し利用できるのがレシピ公開サイトのよさと認識しており、レシピ情報のホッピングはごく一般的である。
そこで、そうした状況におけるレシピ配信サーバ300が、当初の閲覧対象であったレシピ情報に関して、その制御情報を対応する調理機器100へ送信した後、当該調理機器100にて制御情報のうち一部手順のみ実行されて手順残りが存在する状況で、端末装置100での表示が他レシピ情報に遷移したとする。
また、そのユーザの端末装置200で、閲覧対象が上述の他レシピ情報から再び当初のレシピ情報に遷移した場合、レシピ配信サーバ300は、この当初のレシピ情報に対応する制御情報のうち上述の手順残りの分を、調理機器100に送信する。
こうした処理を実行するため、レシピ配信サーバ300は、各調理機器100における制御情報の実行履歴について、実行履歴DB334にて蓄積し、各調理機器100での制御情報の実行状態を把握可能であるものとする。或いは、該当処理の都度、調理機器100に要求して必要な情報を得るとしてもよい。
また、レシピ配信サーバ300は、調理機器100へ制御情報を送信し、当該調理機器100にて制御情報が全て実行された状況で、端末装置200での表示が他レシピ情報に遷移した後、再び当初のレシピ情報に遷移した場合、当該調理機器100にリセット情報を送信する。つまり、手順残りが存在しない調理機器100については、今回の利用対象から外れるのであるから、リセット情報を送信し、無用な調理動作を抑止する。
なお、レシピ配信サーバ300は、ネットワークNWにつながる全ての端末装置200を、レシピ情報の表示の検知対象としてもよいが、予め会員登録をした者、所定の認証が取れている者、特定の属性を備えた者、或いは、特定の環境におかれた者、といったユーザの端末装置200のみを、検知対象とする制御を行ってもよい。
そのためレシピ配信サーバ300は、レシピ情報の表示状態を検知対象とする端末装置200として、例えばユーザ情報DB332の該当ユーザのレコードにて、検知対象の当否を規定しており、この値に従ってレシピ情報の表示に関して検知するものとする。または、このユーザ情報DB332における、所定の属性が予め定めたルールに適合する者、を特定する制御としてもよい。
ユーザの属性に関する情報としては、(ユーザ情報DB332で例示するように)例えば、年齢層、性別、趣味、運動歴、体質、気分、体調、翌日の予定、好みの料理ジャンル(例:和洋中)、過去の食事メニューの履歴/頻度、持病、通院歴、服薬履歴、などといったものを一例として想定できる。ただし、これらはあくまでも一例であって、その他の事象についても種々に適用可能である。
また、ユーザの属性の別の例としては(環境情報DB333で例示するように)当該ユーザが置かれた環境も想定できる。その例は、居住地域やその天候、室内外の温湿度、食材の在庫状況、および調理機器100の仕様、などといったものを一例として想定できる。ただし、これらはあくまで一例であって、その他の事象についても種々に適用可能である。
なお、レシピ配信サーバ300は、上述の端末装置200のユーザやその環境に関する各情報を、ネットワークNWを介し、調理機器100ないし端末装置200から収集するものとする。ここで収集される情報は、調理機器100ないし端末装置200の備える適宜なセンサ類で検知されたものか、調理機器100ないし端末装置200を操作するユーザにより入力されたものを想定できる。
なお、レシピ配信サーバ300は、端末装置200で表示されているレシピ情報であれば、どのような閲覧形態であったとしても、その制御情報を調理機器100に送信するとしてもよいが、より好ましくは、当該ユーザが相応の興味、関心を持っているもの、すなわち実際に調理対象とする考えのあるもの、の制御情報を選択的に送信するとすれば、ユーザの満足度からしても、情報処理効率からしても好適である。
そこで、レシピ配信サーバ300は、端末装置200で一定時間以上表示されているレシピ情報について、調理機器100への制御情報の送信を行うものとする。或いは、レシピ配信サーバ300は、端末装置200で、例えばスクロールやクリック等のユーザ操作量(勿論、頻度や累積回数の概念を含みうる)が一定以上あるレシピ情報について、調理機器100への制御情報の送信を行うものとする。
一方、調理機器100ないし端末装置200は、上述のレシピ情報やその制御情報の配信に伴い、当該情報を出力装置に表示させる。なお、配信されてくる制御情報がMRRである場合、調理機器100は当該MRRに応じた調理動作を自動設定し、ユーザの指定を待って開始することも想定しうる。
(ハードウェア構成)
レシピ設定システム1に含まれる各機器及び各装置のハードウェア構成について説明する。図3は、調理機器100、端末装置200、およびレシピ配信サーバ300のそれぞれのハードウェア構成例を示すブロック図である。
図3に示すように、調理機器100、端末装置200、およびレシピ配信サーバ300のそれぞれは、CPU21と、RAM22と、ROM23と、補助記憶装置24と、通信モジュール25と、入力装置26と、出力装置27とを備える。
CPU21は、主記憶装置を構成するRAM22及びROM23からソフトウェア(プログラム)を読み出して実行する。
RAM22は、CPU21の作業領域として用いられる。補助記憶装置24は、ハードディスクやフラッシュメモリ等により構成される。
通信モジュール25は有線通信又は無線通信によりデータを送受信するモジュールである。入力装置26は、タッチパネル及び/又はキーボード等により構成され、ユーザの操作を受け付ける。入力装置26は、音声入力により操作を受け付けてもよい。出力装置27は、ディスプレイ等により構成され、各種の情報を出力(表示する)。
CPU21及びRAM22等のハードウェア上にソフトウェアを読み込ませることにより、CPU21の制御のもとで通信モジュール25、入力装置26、出力装置27を動作させるとともに、RAM22や補助記憶装置24におけるデータの読み出し及び書き込みを行うことで、各機器及び各装置における一連の機能が実現される。
調理機器100は、さらに、各種機構28を備える。各種機構28は、調理機器100におけるアクションを実行するための機構であり、例えば、加熱機構、冷蔵・冷凍機構、切断機構、撹拌機構等により構成される。
(端末装置200の機能ブロック構成)
端末装置200の機能ブロック構成について説明する。図4は、本実施形態に係る端末装置200の機能ブロック構成を示す図である。
図4に示すように、端末装置200は、制御部210と、通信部220と、記憶部230と、操作部240と、出力部250と、センサ部260を備える。
制御部210は、CPU21を含んで構成され、端末装置200の動作を制御する。通信部220は、通信モジュール25を含んで構成され、ネットワークNWを介した通信を行う。通信部220は、調理機器100と直接的に通信する機能を有していてもよい。記憶部230は、RAM22、ROM23、及び補助記憶装置24を含んで構成され、各種の情報及びデータを記憶する。
上述の制御部210は、状況検知部211およびレシピ表示部212を備える。このうち状況検知部211は、この端末装置200のユーザである上述の家族およびその環境の各情報を検知する。このうち家族の情報は、例えば、上述の家族の構成員の気分、体調、翌日の予定、好みの料理ジャンル(例:和洋中)、過去の食事メニューの履歴/頻度、持病、通院歴、および服薬履歴、などといった情報を想定できる。これらの情報は記憶部230においてユーザ情報231として保持される。
なお、上述のユーザ情報231のリソースは限定しないが、例えば、センサ部260で感知した当該構成員の体調、気分、運動歴の各値や、当該構成員により操作部240で受け付けた値を想定できる。
また、状況検知部211は、上述の環境の情報として、当該家族における、居住地域やその天候、室内外の温湿度、食材の在庫状況、および調理機器100の仕様、といった情報を検知する。これらの情報は記憶部230において環境情報232として保持される。
なお、環境情報232のリソースは限定しないが、例えば、センサ部260の気圧計ユニットで感知した気圧変化に基づく天候、センサ部260の温湿度計ユニットで感知した当該家族の居宅における温湿度、センサ部260のGPSユニットで得た位置情報に基づく居宅の所在地域の情報、などを想定できる。
一方、レシピ表示部212は、レシピ配信サーバ300から通信部220を介して配信されたレシピ情報を取得し、これを出力部250で表示するとともに、そうして表示中すなわち閲覧中のレシピ情報に関し、レシピ配信サーバ300に通知する。
また、記憶部230は、既に述べたように、この端末装置200のユーザの情報を、ユーザ情報231として保持している。
このユーザ情報231は、図5で示すように、例えば、ユーザの氏名、年齢層、性別、趣味、運動歴、体質、気分、体調、翌日の予定、好みの料理ジャンル(例:和洋中)、過去の食事メニューの履歴/頻度、持病、通院歴、および服薬履歴、などといった値を対応づけたものを想定できる。
また、記憶部230は、上述のユーザ情報231の他にも、当該ユーザが置かれた環境に関する情報すなわち環境情報232を保持している。この環境情報232は、図6で示すように、例えば当該ユーザにおける、居住地域やその天候、室内外の温湿度、食材の在庫状況、および調理機器100の仕様、といったものを一例として想定できる。
また、端末装置200の操作部240は、入力装置26を含んで構成され、ユーザ操作を受け付ける。出力部250は、ディスプレイおよびスピーカー等の出力装置27を含んで構成され、各種の情報及びデータを表示・音声出力する。
なお、センサ部260は、上述のユーザ情報231や環境情報232を取得するためのセンサであり、例えば、GPSユニット、気圧計ユニット、温湿度計ユニット、体温計ユニット、血流量計ユニット、血糖値計ユニット、血圧計ユニット、歩数計ユニット、心拍計ユニット、など様々なセンサユニットを想定できる。
(レシピ配信サーバ300の機能ブロック構成)
レシピ配信サーバ300の機能ブロック構成について説明する。図7は、本実施形態に係るレシピ配信サーバ300の機能ブロック構成を示す図である。
図7に示すように、レシピ配信サーバ300は、制御部310、通信部320、および記憶部330を備える。
このうち制御部310は、CPU21を含んで構成され、レシピ配信サーバ300の動作を制御する。通信部320は、通信モジュール25を含んで構成され、ネットワークNWを介した通信を行う。
また、記憶部330は、RAM22、ROM23、及び補助記憶装置24を含んで構成され、各種の情報及びデータを記憶する。また、記憶部330は、レシピ情報DB331、ユーザ情報DB332、環境情報DB333、および実行履歴DB334を含む。これらのDBについては、下記制御部310の構成要素とともに説明する。
制御部310は、レシピ配信部311、レシピ表示検知部312、および制御情報送信部313を含む。このうちレシピ配信部311は、例えば、通信部320を介して端末装置200から受けたレシピ情報の検索要求に基づき、当該検索要求が示す諸条件に対応するレシピ情報をレシピ情報DB331で検索し、これを当該端末装置200に返す。
この場合、レシピ配信部311は、上述の検索要求が示すユーザの識別情報に基づいて、ユーザ情報DB332および環境情報DB333で該当情報の検索を実行し、この検索で得た情報すなわちユーザの属性および環境の各情報のうち、上述の諸条件に対応する項目のものをキーにレシピ情報の検索を実行するとすれば好適である。
なお、上述のレシピ情報DB331は、図8で例示するように、複数のレシピ情報が格納されている。例えば、ユーザから投稿されたレシピ情報や、レシピ設定システム1の事業者によって予め作成されたレシピ情報などが格納される。各レシピ情報には、レシピ情報を利用したユーザによるレシピの評価やコメントを含んでもよい。
また、レシピ情報DB331は、MRR形式のレシピ情報の他、定性的表現に付随した定量的表現がセットで記載されているレシピ情報を含みうる。例えば、「ニンニクをIH調理器600ワットで3分間香り立つまで焼く」などのように、定性的表現である「香り立つ」に定量的表現である「600ワット」、「3分間」が付随し、セットで記載されているレシピ情報である。また、例えば、定性的表現で記載されている調理工程に対して、実際調理したユーザから、具体的な調理機器の設定がコメントされていたり、レシピ設定システム1の事業者によって定量的表現が付与されていたりしてもよい。
また、ユーザ情報DB332は、図9にて示すように、例えば、各ユーザの氏名、年齢層、性別、趣味、運動歴、体質、気分、体調、翌日の予定、好みの料理ジャンル(例:和洋中)、過去の食事メニューの履歴/頻度、持病、通院歴、および服薬履歴、などといった値を対応づけたものを想定できる。このユーザ情報DB332の各レコードは、ユーザ情報231に対応する。
また、環境情報DB333は、図10で示すように、例えば各ユーザにおける、居住地域やその天候、室内外の温湿度、食材の在庫状況、および調理機器100の仕様、といったものを一例として想定できる。この環境情報DB333の各レコードは、環境情報232に対応する。
また、上述の実行履歴DB334は、図11で示すように、例えば、端末装置200のユーザごとに、そのユーザが保有しネットワークNWに接続可能な調理機器100と、その調理機器100におけるレシピ情報すなわち制御情報の実行状況、といった情報を蓄積したものを想定できる。
一方、レシピ表示検知部312は、端末装置200のレシピ表示部212が表示中のレシピ情報について、当該レシピ表示部212から所定の通知を受けて検知する。この場合、端末装置200のレシピ表示部212は、例えば一定時間ごとに、現在のレシピ表示有無、および表示対象のレシピ情報について、レシピ配信サーバ300に通知するとすれば好適である。
また、制御情報送信部313は、端末装置200にてレシピ情報が表示されていることをレシピ表示検知部312にて検知した場合、これに応じて、調理機器100へ制御情報を送信する。つまり、レシピ情報を閲覧中のユーザが、何らの特段の操作をすることなく、当該レシピ情報に対応した制御情報が、当該ユーザの調理機器100に配信されることになる。勿論、この調理機器100では、受信した制御情報を設定し調理動作を自動実行することとなる。
また、制御情報送信部313は、レシピ情報に応じた制御情報を調理機器100に配信するに際し、今回の制御情報の送信対象となる調理機器100とは別の、他調理機器に対して、既存の制御情報をリセットするリセット情報を送信する。
つまり、端末装置200のユーザが使用する各調理機器100のうち、今回の調理で使用するもの以外については、無用な調理動作を抑止する処理が事前になされるのである。制御情報送信部313は、こうしたリセット情報の送信後、今回利用される調理機器100への制御情報を行う。
また、制御情報送信部313は、端末装置200でのレシピ情報閲覧をレシピ表示検知部312にて検知するに伴い、当該制御情報を調理機器100へ送信した後、端末装置200での表示が他レシピ情報に遷移した場合、当該他レシピ情報に対応する制御情報を、当該他レシピ情報で使用する調理機器100に送信する。
なお、上述のように、最初に或るレシピ情報を閲覧した後、他のレシピ情報を閲覧し、さらに最初のレシピ情報に戻って閲覧するケースも十分想定できる。ユーザとしては、バラエティに富むレシピ情報を手軽に手間無く閲覧し利用できるのがレシピ公開サイトのよさと認識しており、レシピ情報のホッピングはごく一般的である。
そこで、そうした状況におけるレシピ配信サーバ300の制御情報送信部313は、当初の閲覧対象であったレシピ情報に関して、その制御情報を対応する調理機器100へ送信した後、当該調理機器100にて制御情報のうち一部手順のみ実行されて手順残りが存在する状況で、端末装置100での表示が他レシピ情報に遷移したとする。
また、そのユーザの端末装置200で、閲覧対象が上述の他レシピ情報から再び当初のレシピ情報に遷移した場合、レシピ配信サーバ300の制御情報送信部313は、この当初のレシピ情報に対応する制御情報のうち上述の手順残りの分を実行履歴DB334で特定し、これを調理機器100に送信する。
勿論、こうした処理を実行するため、レシピ配信サーバ300は、各調理機器100における制御情報の実行履歴について、実行履歴DB334にて蓄積し、各調理機器100での制御情報の実行状態を把握可能であるものとする。或いは、該当処理の都度、調理機器100に要求して必要な情報を得るとしてもよい。
また、制御情報送信部313は、調理機器100へ制御情報を送信し、当該調理機器100にて制御情報が全て実行された状況で、端末装置200での表示が他レシピ情報に遷移した後、再び当初のレシピ情報に遷移した場合、当該調理機器100にリセット情報を送信する。つまり、手順残りが存在しない調理機器100については、今回の利用対象から外れるのであるから、リセット情報を送信し、無用な調理動作を抑止する。
なお、レシピ表示検知部312は、ネットワークNWにつながる全ての端末装置200を、レシピ情報の表示の検知対象としてもよいが、予め会員登録をした者、所定の認証が取れている者、特定の属性を備えた者、或いは、特定の環境におかれた者、といったユーザの端末装置200のみを、検知対象とする制御を行ってもよい。
そのためレシピ表示検知部312は、レシピ情報の表示状態を検知対象とする端末装置200として、例えばユーザ情報DB332の該当ユーザのレコードにて、検知対象の当否を規定しており、この値に従ってレシピ情報の表示に関して検知するものとする。または、このユーザ情報DB332における、所定の属性が予め定めたルールに適合する者、を特定する制御としてもよい。
ユーザの属性に関する情報としては、(ユーザ情報DB332で例示するように)例えば、年齢層、性別、趣味、運動歴、体質、気分、体調、翌日の予定、好みの料理ジャンル(例:和洋中)、過去の食事メニューの履歴/頻度、持病、通院歴、服薬履歴、などといったものを一例として想定できる。ただし、これらはあくまでも一例であって、その他の事象についても種々に適用可能である。
また、ユーザの属性の別の例としては(環境情報DB333で例示するように)当該ユーザが置かれた環境も想定できる。その例は、居住地域やその天候、室内外の温湿度、食材の在庫状況、および調理機器100の仕様、などといったものを一例として想定できる。ただし、これらはあくまで一例であって、その他の事象についても種々に適用可能である。
なお、レシピ配信サーバ300は、上述の端末装置200のユーザやその環境に関する各情報を、ネットワークNWを介し、調理機器100ないし端末装置200から収集するものとする。ここで収集される情報は、調理機器100ないし端末装置200の備える適宜なセンサ類で検知されたものか、調理機器100ないし端末装置200を操作するユーザにより入力されたものを想定できる。
なお、制御情報送信部313は、端末装置200で表示されているレシピ情報であれば、どのような閲覧形態であったとしても、その制御情報を調理機器100に送信するとしてもよいが、より好ましくは、当該ユーザが相応の興味、関心を持っているもの、すなわち実際に調理対象とする考えのあるもの、の制御情報を選択的に送信するとすれば、ユーザの満足度からしても、情報処理効率からしても好適である。
そこで、制御情報送信部313は、端末装置200で一定時間以上表示されているレシピ情報についてレシピ表示検知部312から取得し、当該調理機器100への制御情報の送信を行うものとする。或いは、制御情報送信部313は、端末装置200で、例えばスクロールやクリック等のユーザ操作量(勿論、頻度や累積回数の概念を含みうる)が一定以上あるレシピ情報についてレシピ表示検知部312から得て、調理機器100への制御情報の送信を行うものとする。
(調理機器100の機能ブロック構成)
次に、調理機器100の機能ブロック構成について説明する。図13は、本実施形態に係る調理機器100の機能ブロック構成を示す図である。
図13に示すように、調理機器100は、制御部110と、通信部120と、記憶部130と、操作部140と、表示部150と、を備える。
このうち制御部110はCPU21を含んで構成され、調理機器100の動作を制御する。通信部120は、通信モジュール25を含んで構成され、ネットワークNWを介した通信を行う。この通信部120は、端末装置200と直接的に通信する機能を有していてもよい。
記憶部130は、RAM22、ROM23、及び補助記憶装置24を含んで構成され、各種の情報及びデータを記憶する。操作部140は、入力装置26を含んで構成され、ユーザ操作を受け付ける。この操作部140は、アクション(処理)を受け付けるための物理ボタン又はソフトウェアボタンを有する。また、表示部150は、レシピ配信サーバ300から通信部120が受信したレシピ情報やその制御情報の出力処理を行う。
上述のうち制御部110は、情報取得部111と調理実行部112とを備える。情報取得部111は、例えば操作部140で受けたユーザ指示に応じて、レシピ配信サーバ300にレシピの検索要求を送信し、これに応じてレシピ配信サーバ300から配信されたレシピ情報すなわちMRR132を通信部120により取得し、これを記憶部130に格納する。
なお、情報取得部111は、記憶部130で保持する仕様情報131を、レシピ配信サーバ300からの要求に応じて又は所定タイミングの到来に応じてレシピ配信部311やレシピ表示検知部312に配信する。この仕様情報131は、当該調理機器100が予め保持する情報であって、図14で示すように、当該調理機器100の種別、最大レンジ出力、オーブン最高温度、庫内容量、などといった情報となる。
また、調理実行部112は、上述の情報取得部111によりMRR132が取得された後、当該MRR132に基づく、各種機構28(調理機器100におけるアクションを実行する機構:加熱機構、冷蔵・冷凍機構、切断機構、撹拌機構等)の制御を行い、調理動作を自動実行する。これにより、当該MRR132に記載の料理が完成する。
(実施形態に係る動作例)
本実施形態のレシピ設定システム1の動作の一例について説明する。図11は、レシピ設定システム1の動作例を示す図である。
図11に示すように、ステップS101において、端末装置200は、操作部240に対するユーザの操作に応じて、レシピ配信サーバ300に対し、通信部220を介してレシピの検索要求を送信する。
ステップS102において、レシピ配信サーバ300は、受信した検索要求が示す検索条件(料理ジャンル、分量、キーワード、等々)を取得する。
ステップS103において、レシピ配信サーバ300は、上述の検索要求が示すユーザの識別情報に基づき、例えば当該ユーザとその環境に関する情報を、ユーザ情報DB332および環境情報DB333で特定する。
ステップS104において、レシピ配信サーバ300は、上述のS102で得た検索条件に合致するレシピ情報をレシピ情報DB331で検索し、さらには、このレシピ情報のうち、S103で得たユーザおよび環境の各情報のうち、所定項目について合致するものを特定する。ただし、このS103の処理はオプションであって、省略可能である。
また、ステップS105において、レシピ配信サーバ300は、上述のS104で特定したレシピ情報を、ネットワークNWを介して端末装置200に送信(図16の画面1000参照)する。
また、ステップS106において、端末装置200は、レシピ配信サーバ300から配信されたレシピ情報を取得し、これを表示するとともに、その詳細情報の表示指示を当該ユーザから取得する。
また、ステップS107において、端末装置200は、レシピ情報に関して詳細情報の表示指示があって、当該詳細情報の表示中か判定する。この判定の結果、詳細情報の表示がなされていない場合(ステップS107:N)、処理をS106に戻すか、或いは処理を終了する。
一方、上述の判定の結果、図17の画面1100で例示するように、詳細情報の表示指示を受けて現在表示中である場合(ステップS107:Y)、ステップS108において、端末装置200は、これを、ネットワークNWを介してレシピ配信サーバ300に通知する。この通知は、例えば、端末装置200のユーザの識別情報、および詳細情報の表示中すなわち閲覧中のレシピ情報の識別情報を想定できる。
なお、レシピ配信サーバ300は、端末装置200で詳細表示されているレシピ情報であれば、どのような閲覧形態であったとしても、その制御情報を調理機器100に送信するとしてもよいが、より好ましくは、当該ユーザが相応の興味、関心を持っているもの、すなわち実際に調理対象とする考えのあるもの、の制御情報を選択的に送信するとすれば、ユーザの満足度からしても、情報処理効率からしても好適である。
そこで、端末装置200は、上述の詳細情報の表示が一定時間以上継続しているレシピ情報について、レシピ配信サーバ300への上述の通知(S108)を行うものとする。或いは、端末装置200は、例えば上述の詳細情報の表示に対するスクロールやクリック等のユーザ操作量(勿論、頻度や累積回数の概念を含みうる)が一定以上あるレシピ情報について、レシピ配信サーバ300への上述の通知(S108)を行うものとする。
また、ステップS109において、レシピ配信サーバ300は、端末装置200から上述の通知を受信し、これをもって端末装置200にてレシピ情報が表示されていることを検知する。
また、ステップS110において、レシピ配信サーバ300は、上述のS110での検知に応じて、端末装置200で表示中のレシピ情報に対応した制御情報(例:MRR)を、当該端末装置200のユーザに紐付く調理機器100へ送信する。
つまり、レシピ情報を閲覧中のユーザが、何らの特段の操作をすることなく、当該レシピ情報に対応した制御情報が、当該ユーザの調理機器100に配信されることになる。勿論、この調理機器100では、受信した制御情報を設定し調理動作を自動実行することとなる。
なお、レシピ配信サーバ300は、S110において制御情報を調理機器100に配信するに先立ち、図17のフローで示すように、今回の制御情報の送信対象となる調理機器100とは別の、他調理機器が存在するか判定する(S120)。
この判定の結果、他調理機器が存在しない場合(S121:N)、レシピ配信サーバ300は、当該フローでの処理を終了する。一方、上述の判定の結果、他調理機器が存在する場合(S121:Y)、レシピ配信サーバ300は、当該他調理機器に対し、既存の制御情報をリセットするリセット情報を送信し(S122)、処理を終了する。
つまり、端末装置200のユーザが使用する各調理機器100のうち、今回の調理で使用するもの以外については、無用な調理動作を抑止する処理が事前になされるのである。レシピ配信サーバ300は、こうしたリセット情報の送信後、今回利用される調理機器100への制御情報の送信(S110)を行うこととなる。
なお、端末装置200でレシピ情報を閲覧しているユーザは、1つのレシピ情報のみを閲覧し続けるケース以外に、めぼしいレシピ情報を連続して複数閲覧するケースも十分起こりうる。
そこでレシピ配信サーバ300は、端末装置200でのレシピ情報閲覧の検知に伴って当該制御情報を調理機器100へ送信した後、図18のフローで示すように、端末装置200での表示が他レシピ情報に遷移したか判定する(S130)。
この判定の結果、表示が他レシピ情報に遷移した場合(S131:Y)、レシピ配信サーバ300は、当該他レシピ情報に対応する制御情報を、当該他レシピ情報で使用する調理機器100に送信する(S132)。
なお、上述のように、最初に或るレシピ情報を閲覧した後、他のレシピ情報を閲覧し、さらに最初のレシピ情報に戻って閲覧するケースも十分想定できる。ユーザとしては、バラエティに富むレシピ情報を手軽に手間無く閲覧し利用できるのがレシピ公開サイトの良さと認識しており、レシピ情報のホッピングはごく一般的である。
そこで上述のS132の実行後、さらに当初のレシピ情報に戻って閲覧されているか判定する(S133)。この判定の結果、当初のレシピ情報に戻って閲覧されている状況である場合(S133:Y)、レシピ配信サーバ300は、当該当初のレシピ情報に応じた制御情報が、その送信先の調理機器100にて一部手順のみ実行されて手順残りが存在する状況か、実行履歴DB334を参照し判定する(S134)。
こうした処理を実行するため、レシピ配信サーバ300は、各調理機器100における制御情報の実行履歴について、実行履歴DB334にて蓄積し、各調理機器100での制御情報の実行状態を把握可能であるものとする。或いは、該当処理の都度、調理機器100に要求して必要な情報を得るとしてもよい。
上述の判定の結果、手順残りが存在しない場合(S135:N)、レシピ配信サーバ300は、処理を終了する。一方、上述の判定の結果、手順残りが存在する場合(S135:Y)、レシピ配信サーバ300は、この当初のレシピ情報に対応する制御情報のうち上述の手順残りの分を、調理機器100に送信する(S136)。
なお、レシピ配信サーバ300は、調理機器100へ制御情報を送信し、当該調理機器100にて制御情報が全て実行された状況で、端末装置200での表示が他レシピ情報に遷移した後、再び当初のレシピ情報に遷移した場合、当該調理機器100にリセット情報を送信するものとする。つまり、手順残りが存在しない調理機器100については、今回の利用対象から外れるのであるから、リセット情報を送信し、無用な調理動作を抑止する。
また、レシピ配信サーバ300は、ネットワークNWにつながる全ての端末装置200を、レシピ情報の表示の検知対象としてもよいが、予め会員登録をした者、所定の認証が取れている者、特定の属性を備えた者、或いは、特定の環境におかれた者、といったユーザの端末装置200のみを、検知対象とする制御を行ってもよい。
そのためレシピ配信サーバ300は、レシピ情報の表示状態を検知対象とする端末装置200として、例えばユーザ情報DB332の該当ユーザのレコードにて、検知対象の当否を規定しており、この値に従ってレシピ情報の表示に関して検知するものとする。または、このユーザ情報DB332における、所定の属性が予め定めたルールに適合する者、を特定する制御としてもよい。
ユーザの属性に関する情報としては、(ユーザ情報DB332で例示するように)例えば、年齢層、性別、趣味、運動歴、体質、気分、体調、翌日の予定、好みの料理ジャンル(例:和洋中)、過去の食事メニューの履歴/頻度、持病、通院歴、服薬履歴、などといったものを一例として想定できる。ただし、これらはあくまでも一例であって、その他の事象についても種々に適用可能である。
また、ユーザの属性の別の例としては(環境情報DB333で例示するように)当該ユーザが置かれた環境も想定できる。その例は、居住地域やその天候、室内外の温湿度、食材の在庫状況、および調理機器100の仕様、などといったものを一例として想定できる。ただし、これらはあくまで一例であって、その他の事象についても種々に適用可能である。
ここで図15のフローに戻る。S111において、調理機器100は、上述のレシピ情報やその制御情報の配信に伴い、当該情報を出力装置に表示させ、処理を終了する。
一方、ステップS112において、調理機器100は、レシピ配信サーバ300から配信された制御情報すなわちMRRを取得し、調理実行部112がこれに基づいて機構28の制御を行い、調理動作を自動実行し、処理を終了する。
<その他の実施形態>
以上、実施形態について記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を
限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施形態、実施例及び運用技術が明らかとなる。
上述した実施形態において、調理機器100および端末装置200が別々の装置である一例について説明した。しかしながら、調理機器100および端末装置200のそれぞれの機能・情報をいずれか1つの装置に統合し運用するとしてもよい。勿論、レシピ配信サーバ300の機能・情報を、調理機器100ないし端末装置200に持たせるとしてもよい。
レシピ設定システム1における各処理をコンピュータに実行させるプログラムが提供されてもよい。また、プログラムは、コンピュータ読取り可能媒体に記録されていてもよい。コンピュータ読取り可能媒体を用いれば、コンピュータにプログラムをインストールすることが可能である。ここで、プログラムが記録されたコンピュータ読取り可能媒体は、非一過性の記録媒体であってもよい。非一過性の記録媒体は、特に限定されるものではないが、例えば、CD−ROMやDVD−ROM等の記録媒体であってもよい。
(効果の説明)
本実施形態に係るレシピ設定システムは、レシピデータを、ユーザがレシピデータを閲覧した段階で、シームレスに対象となる調理機器へ一度で送信することが可能となる。このことで、調理機器毎にユーザが当該送信操作をする必要がなくなり、ユーザの操作負荷が低減できる。また、ユーザの端末で使用するアプリに、「転送ボタン」等のUIを設ける必要がなく、アプリ設計・運用の観点でも効率化やコスト低減を可能とする。
したがって本実施形態に係るレシピ設定システムでは、ユーザによる調理機器へのレシピデータ設定操作を不要とし、調理効率の改善が可能となる。
本実施形態は、その他の様々な形態で実施されることが可能であり、発明の要旨を逸脱しない範囲で種々の省略、置き換え、変更を行うことができる。これら実施形態やその変形は、発明の範囲や要旨に含まれると同様に、特許請求の範囲に記載された発明とその均等の範囲に含まれるものとする。
1 :レシピ設定システム
21 :CPU
22 :RAM
23 :ROM
24 :補助記憶装置
25 :通信モジュール
26 :入力装置
27 :出力装置
28 :機構
100 :調理機器
110 :制御部
111 :情報取得部
112 :調理実行部
120 :通信部
130 :記憶部
131 :仕様情報
132 :MRR
133 :制御情報DB
140 :操作部
150 :表示部
200 :端末装置
210 :制御部
211 :状況検知部
212 :レシピ表示部
220 :通信部
230 :記憶部
231 :ユーザ情報
232 :環境情報
240 :操作部
250 :出力部
260 :センサ部
300 :レシピ配信サーバ
310 :制御部
311 :レシピ配信部
312 :レシピ表示検知部
313 :制御情報送信部
320 :通信部
330 :記憶部
331 :レシピ情報DB
332 :ユーザ情報DB
333 :環境情報DB
334 :実行履歴DB

Claims (12)

  1. 調理機器および端末装置と通信する通信部と、
    レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部と、
    前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信するレシピ配信部と、
    前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知するレシピ表示検知部と、
    前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する制御情報送信部と、
    を備えるサーバ装置。
  2. 前記制御情報送信部は、
    前記調理機器へ前記制御情報を送信した後、前記端末装置での表示が他レシピ情報に遷移した場合、前記他レシピ情報に対応する制御情報を、当該他レシピ情報で使用する調理機器に送信する、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  3. 前記制御情報送信部は、
    前記制御情報の送信対象となる前記調理機器とは別の、他調理機器に対して、既存の制御情報をリセットするリセット情報を送信した後、前記調理機器へ前記制御情報を送信する、
    請求項2に記載のサーバ装置。
  4. 前記制御情報送信部は、
    前記調理機器へ前記制御情報を送信し、当該調理機器にて前記制御情報のうち一部手順のみ実行されて手順残りが存在する状況で、前記端末装置での表示が前記他レシピ情報に遷移した後、再び前記レシピ情報に遷移した場合、前記レシピ情報に対応する前記制御情報の前記手順残りの分を前記調理機器に送信する、
    請求項3に記載のサーバ装置。
  5. 前記制御情報送信部は、
    前記調理機器へ前記制御情報を送信し、当該調理機器にて前記制御情報が全て実行された状況で、前記端末装置での表示が前記他レシピ情報に遷移した後、再び前記レシピ情報に遷移した場合、前記調理機器に前記リセット情報を送信する、
    請求項3に記載のサーバ装置。
  6. 前記レシピ表示検知部は、
    前記検知の対象とする端末装置として予め定めた端末装置に関してのみ、前記レシピ情報の表示に関して検知する、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  7. 前記制御情報送信部は、
    前記端末装置で一定時間以上表示されているレシピ情報について、前記調理機器への前記制御情報の送信を行う、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  8. 前記制御情報送信部は、
    前記端末装置でユーザ操作量が一定以上あるレシピ情報について、前記調理機器への前記制御情報の送信を行う、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  9. 前記制御情報送信部は、前記調理機器へ前記制御情報として、料理の材料および当該材料に基づく料理を示す複数のノードと、前記ノードの間にあって該当材料の状態遷移に関する情報を示すエッジとからなるグラフで表現される定量的レシピ情報を送信する、
    請求項1に記載のサーバ装置。
  10. 調理機器および端末装置と通信する通信部と、
    レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部と、
    前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信するレシピ配信部と、
    前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知するレシピ表示検知部と、
    前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する制御情報送信部と、
    を備えるサーバ装置と、
    前記サーバ装置と通信する通信部と、
    前記サーバ装置からレシピ情報に応じた制御情報を受信する情報取得部と、
    前記制御情報に基づいて調理動作を設定し実行する調理実行部とを備え、
    前記調理実行部は、
    前記制御情報に基づく調理動作の実行完了に応じて調理実施済情報を記憶する処理と、前記実行完了となった制御情報とは別に未実行の制御情報が存在する場合、当該未実行の制御情報に基づいて調理動作を設定する、
    調理機器と、
    を含むシステム。
  11. サーバ装置が、
    調理機器および端末装置と通信する通信部と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部とを備えて、
    前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信する処理と、
    前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知する処理と、
    前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する処理と、
    を実行することを特徴とする方法。
  12. サーバ装置において、
    調理機器および端末装置と通信する通信部と、レシピ情報と当該レシピ情報で使用する調理機器の制御情報とを記憶するレシピ情報記憶部とを備え、
    前記端末装置の求めに応じて前記レシピ情報を当該端末装置に配信する処理と、
    前記端末装置にて前記レシピ情報が表示されていることを検知する処理と、
    前記レシピ情報が前記端末装置で表示されている場合、前記調理機器へ前記制御情報を送信する処理と、
    を実行させるプログラム。
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