JP6664064B2 - 電気接続構造体 - Google Patents

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Description

本発明は、電気回路同士を電気的に接続する電気接続構造に関する。
例えば特許文献1には、1つの筐体の内部を仕切り部材によって第1空間と第2空間に分け、第1空間に第1の電気回路(例えば、インバータ)を配置し、第2空間に第2の電気回路(例えば、ジャンクションボックス)を配置し、仕切り部材に設けられた開口部を貫く1つのバスバーによって第1の電気回路と第2の電気回路を電気的に接続する構造が開示されている。
特開2014−204553号公報
特許文献1の構造では、防水された1つの筐体内に第1空間と第2空間が作られているため、第1空間と第2空間の間(仕切り部材に設けられた開口部)に防水構造は不要であった。一方、第1空間と第2空間とに要求される防水規格の等級が異なる場合、防水用封止部材を用いて仕切り部材の開口部を封止する必要がある。さらに、複数のバスバーにより第1の電気回路と第2の電気回路を接続する場合、各バスバーに対応する複数の開口部を仕切り部材に設け、各開口部を防水用封止部材により封止する必要がある。したがって、部品点数および組立工数が増加するという課題がある。
本発明の目的は、防水規格の等級が異なる空間にそれぞれ配置された電気回路同士を電気的に接続する構造において、防水のための部品点数および組立工数を削減できる電気接続構造を提供することを目的とする。
本発明の一態様に係る電気接続構造は、開口部が設けられた仕切り部材と、前記仕切り部材によって内部が第1空間第2空間に分けられた筐体と前記第1空間に収容される第1電気回路と前記第2空間に収容される第2電気回路とを電気的に接続する接続部材と、前記仕切り部材の前記開口部を閉塞する閉塞部材と、を備え、前記仕切り部材は、前記第1空間に面する第1面と、前記第1面の裏面であり、前記第2空間に面する第2面を有するとともに、前記開口部は、前記第1面と前記第2面とを貫通しており前記接続部材は、前記閉塞部材を介して、前記第2空間から前記第1空間を貫通し、前記閉塞部材における、前記第2面に相対する面の周囲部分と、前記第2面とが、水用封止部材を介して密着し、前記接続部材は、可撓性を有する第1接続部材、前記第1接続部材に接続された可撓性を有しない第2接続部材を有する構成を採る。
本発明は、防水規格の等級が異なる空間にそれぞれ配置された電気回路同士を複数のバスバーによって電気的に接続する構造において、防水のための部品点数および組立工数を削減できる。
本発明の実施の形態1に係る筐体の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る第1の箱型部材の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る板状部材の第1面の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る板状部材の第2面の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る第2の箱型部材の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る第2の箱型部材に配置されたバスバーの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係るモールドの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係るモールドの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る第2の箱型部材とモールドがネジ留めされた状態を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る第2の箱型部材とモールドに防水用封止部材が配置された状態を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る第2の箱型部材に板状部材が載置された状態を示す外観斜視図 本発明の実施の形態1に係る板状部材とモールドがネジ留めされ、板状部材と第2の箱型部材がネジ留めされた状態を示す外観斜視図 図12に示したモールドの図示を省略した外観斜視図 本発明の実施の形態2に係るバスバーおよびワイヤーハーネスの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態2に係るバスバーおよびワイヤーハーネスの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態2に係るバスバー、ワイヤーハーネス、およびモールドの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態2に係るバスバー、ワイヤーハーネス、およびモールドの一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態3に係る筐体の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態3に係る蓋部材の一例を示す外観斜視図 本発明の実施の形態3に係る板状部材の第1面の一例を示す外観斜視図
本発明の電気接続構造の実施の形態について、図面を参照して説明する。本発明の電気接続構造は、実施の形態で説明する筐体100とその内部の構成(例えば、バスバー、モールド等)を含むものである。
(実施の形態1)
以下、実施の形態1について説明する。
まず、図1を用いて、本実施の形態に係る筐体100の全体構成について説明する。図1は、筐体100の一例を示す外観斜視図である。
図1に示すように、筐体100は、第1の箱型部材1、板状部材2、第2の箱型部材3を有し、板状部材2によって内部が第1の空間(例えば、後述の内部空間6)と第2の空間(後述の内部空間14)に分けられた1つの筐体である。第1の箱型部材1と板状部材2は、複数のネジ4によりネジ留めされる。第2の箱型部材3と板状部材2は、複数のネジ5によりネジ留めされる。第1の箱型部材1、板状部材2、第2の箱型部材3は、例えば、金属製である。
次に、図2を用いて、第1の箱型部材1について説明する。図2は、第1の箱型部材1の一例を示す外観斜視図である。
図2に示すように、第1の箱型部材1は、一面(底面)が開口した箱型(略直方体状)の部材である。第1の箱型部材1の開口面は、後述する板状部材2の第1面によって被覆される。
第1の箱型部材1の内部空間6(第1の空間の一例)には、第1の電気回路(図示略)が収容される。第1の電気回路は、後述する第2の箱型部材3の内部空間14(第2の空間の一例。図5参照)に収容される第2の電気回路(図示略)との間で、電力の伝達を行うデバイスである。
本実施の形態では例として、第1の電気回路に求められる防水規格の等級は、第2の電気回路に求められる防水規格の等級よりも低いとする。よって、第1の箱型部材1の内部空間6は、第2の箱型部材3の内部空間14よりも高い防水性は要求されない。
また、図2に示すように、第1の箱型部材1には、図1に示したネジ4が挿通される貫通孔7が形成されている。
次に、図3、図4を用いて、板状部材2について説明する。図3は、板状部材2の第1面の一例を示す外観斜視図である。図4は、板状部材2の第2面(第1面の裏面)の一例を示す外観斜視図である。
図3、図4に示す板状部材2は、第1の箱型部材1の内部空間6と第2の箱型部材3の内部空間14とを仕切る板状の部材(仕切り部材ともいう)である。板状部材2は、第1の箱型部材1の底面を構成するとともに、第2の箱型部材3の上面を構成する。
図3に示すように、板状部材2の第1面には、枠体8が形成されている。枠体8は、第1面と一体的に設けられてもよいし、第1面に対して着脱可能に設けられてもよい。
枠体8には、図1に示したネジ4が挿入されるネジ受け部(ネジ孔)9が設けられている。ネジ4が貫通孔7を介してネジ受け部9に挿入されることにより、第1の箱型部材1と板状部材2とがネジ留めされる。
また、図3、図4に示すように、板状部材2の中央部分には、板状部材2の第1面と第2面を貫通する1つの開口部10が設けられている。また、開口部10の周囲部分には、板状部材2の第1面と第2面を貫通する4つの貫通孔11が設けられている。
また、図3、図4に示すように、板状部材2の外周部分には、図1に示したネジ5が挿通される貫通孔12が設けられている。
次に、図5を用いて、第2の箱型部材3について説明する。図5は、第2の箱型部材3の一例を示す外観斜視図である。
図5に示すように、第2の箱型部材3は、一面(上面)が開口した箱型(略直方体状)の部材である。第2の箱型部材3の開口面は、上述した板状部材2の第2面によって被覆される。
第2の箱型部材3の内部空間14には、第2の電気回路(図示略)が収容される。第2の電気回路は、第1の箱型部材1の内部空間6に収容される第1の電気回路との間で、電力の伝達を行うデバイスである。
本実施の形態では例として、第2の電気回路に求められる防水規格の等級は、第1の電気回路に求められる防水規格の等級よりも高いとする。よって、第2の箱型部材3の内部空間14は、第1の箱型部材1の内部空間6よりも高い防水性が要求される。
また、図5に示すように、第2の箱型部材3の内部空間14には、第2の箱型部材3の底面から突出したネジ受け部材15が設けられている。ネジ受け部材15は、第2の箱型部材3の底面と一体的に設けられてもよいし、第2の箱型部材3の底面に対して着脱可能に設けられてもよい。
ネジ受け部材15には、後述するモールド28の位置決め用突起部31(図8参照)が挿入される位置決め用受け部16(孔)が設けられている。
また、ネジ受け部材15には、後述するネジ33(図9参照)が挿入されるネジ受け部17(ネジ孔)が設けられている。
また、図5に示すように、第2の箱型部材3の開口面の周囲部分には、後述する防水用封止部材32(図10参照)が配置される溝部18が設けられている。
また、図5に示すように、第2の箱型部材3の外周部分には、図1に示したネジ5が挿入されるネジ受け部19(ネジ孔)が設けられている。ネジ5が板状部材2の貫通孔12を介してネジ受け部19に挿入されることにより、第2の箱型部材3と板状部材2とがネジ留めされる。
次に、図6を用いて、第1の電気回路と第2の電気回路とを電気的に接続するバスバーについて説明する。図6は、第2の箱型部材3の内部空間14におけるバスバーの一例を示す外観斜視図である。なお、図6では、説明の便宜上、後述するモールド28の図示を省略している。
図6に示すように、第2の箱型部材3の内部空間14には、バスバー20、21、22、23、25、26が配置される。
まず、バスバー20について説明する。
バスバー20の一端には貫通孔20aが設けられており、バスバー20の他端には貫通孔20bが設けられている。
貫通孔20aには図示しないネジが挿通される。そのネジが貫通孔20aを介して第2の電気回路のネジ受け部(図示略)に挿入されることにより、バスバー20と第2の電気回路とがネジ留めされる。
貫通孔20bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔20bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー20と第1の電気回路とがネジ留めされる。
次に、バスバー21について説明する。
バスバー21の一端には貫通孔21aが設けられており、バスバー21の他端には貫通孔21bが設けられている。
貫通孔21aには図示しないネジが挿通される。そのネジが貫通孔21aを介して第2の電気回路のネジ受け部(図示略)に挿入されることにより、バスバー21と第2の電気回路とがネジ留めされる。
貫通孔21bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔21bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー21と第1の電気回路とがネジ留めされる。
次に、バスバー22、23について説明する。
バスバー22の一端には貫通孔22aが設けられており、バスバー22の他端には貫通孔22bが設けられている。また、バスバー23の一端には貫通孔23aが設けられており、バスバー23の他端には貫通孔23bが設けられている。
貫通孔22aと貫通孔23bにはネジ24が挿通される。これにより、バスバー22とバスバー23が接続される。なお、バスバー22とバスバー23は、一体的に形成されていてもよい。
貫通孔23aには図示しないネジが挿通される。そのネジが貫通孔23aを介して第2の電気回路のネジ受け部(図示略)に挿入されることにより、バスバー23と第2の電気回路とがネジ留めされる。
貫通孔22bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔22bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー22と第1の電気回路とがネジ留めされる。
次に、バスバー25、26について説明する。
バスバー25の一端には貫通孔25aが設けられており、バスバー25の他端には貫通孔25bが設けられている。また、バスバー26の一端には貫通孔26aが設けられており、バスバー26の他端には貫通孔26bが設けられている。
貫通孔25aと貫通孔26bにはネジ27が挿通される。これにより、バスバー25とバスバー26が接続される。なお、バスバー25とバスバー26は、一体的に形成されていてもよい。
貫通孔26aには図示しないネジが挿通される。そのネジが貫通孔26aを介して第2の電気回路のネジ受け部(図示略)に挿入されることにより、バスバー26と第2の電気回路とがネジ留めされる。第2の電気回路の回路設計や配置最適化のために、第1の電気回路と電気的に接続する第2の電気回路(のネジ受け部)が、開口部10から離れた位置に設けられることがある。そのため、バスバー23、26を用いて延設させている。
貫通孔25bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔25bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー25と第1の電気回路とがネジ留めされる。
バスバー20、21、22、25は、絶縁性および耐熱性を有する樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂、または、ナイロン等)によりインサート成形される。本実施の形態では、インサート成形により成形された樹脂を「モールド28」と呼ぶ。
次に、図7、図8を用いて、モールド28について説明する。図7は、モールド28の上面側を示す外観斜視図である。図8は、モールド28の底面側を示す外観斜視図である。
図7、図8に示すように、モールド28は、バスバー20、21、22、25の一部分を被覆する。ここでいう一部分は、例えば、貫通孔20b、21b、22b、25bの形成部分の下方であって、少なくとも開口部10に挿通される部分を含む。
また、図7に示すように、モールド28の上面には、後述するネジ35(図12参照)が挿入されるネジ受け部(ネジ孔)29が設けられている。なお、モールド28の上面とは、板状部材2の第2面に相対する面をいう。
また、図7に示すように、モールド28の上面には、ネジ受け部29の開口面よりも上方に突出し、開口部10を閉塞しつつ、貫通する突出部28aが設けられている。突出部28aにおいて、貫通孔20b、21b、22b、25bの形成部分は、外部に露出している。この突出部28aは、板状部材2の開口部10を閉塞する部分である(図11、図12参照)。
また、図7に示すように、モールド28の上面には、モールド28の上面の外周に沿って、後述する防水用封止部材34(図10参照)が配置される溝部13が設けられている。溝部13は、突出部28aの外周よりもモールド28の外周側に設けられ、また、ネジ受け部(ネジ孔)29よりもモールド28の外周側に設けられる。
また、図8に示すように、モールド28の底面には、上述した位置決め用受け部16(図5参照)に挿入される位置決め用突起部31が設けられている。
また、図7、図8に示すように、モールド28の側面には、後述するネジ33(図9参照)が挿通される貫通孔30(ネジ孔)が設けられている。
次に、図9を用いて、モールド28と第2の箱型部材3とのネジ留めについて説明する。図9は、第2の箱型部材3とモールド28とがネジ留めされた状態を示す外観斜視図である。
まず、図8に示した位置決め用突起部31を、図5に示した位置決め用受け部16に挿入する。そして、図9に示すように、ネジ33を、図8に示した貫通孔30を介して、図5に示したネジ受け部17に挿入する。これにより、第2の箱型部材3とモールド28とがネジ留めされる。
次に、図9〜図13を用いて、第2の箱型部材3と板状部材2とのネジ留めについて説明する。図10は、第2の箱型部材3とモールド28に防水用封止部材が配置された状態を示す外観斜視図である。図11は、第2の箱型部材3に板状部材2が載せられた状態を示す外観斜視図である。図12は、板状部材2とモールド28がネジ留めされ、板状部材2と第2の箱型部材3がネジ留めされた状態を示す外観斜視図である。図13は、図12に示したモールド28の図示を省略した外観斜視図である。
図9に示したように第2の箱型部材3とモールド28とをネジ33によりネジ留めした後、図10に示すように、図9に示した溝部13に防水用封止部材34を配置(はめ込み)し、図9に示した溝部18に防水用封止部材32を配置する。防水用封止部材32、34は、弾性部材であり、例えば、シリコンまたはエチレンプロピレンゴムである。
溝部13、18にそれぞれ配置された防水用封止部材32、34は、図10に示すように上方にはみ出すが、後述する板状部材2と第2の箱型部材3とのネジ留めおよび板状部材2とモールド28とのネジ留めにより、押しつぶされる。これにより、板状部材2の第2面と第2の箱型部材3の開口面の周囲部分とが隙間無く接着される。また、板状部材2の第2面とモールド28の上面(突出部28a以外の面)とが隙間無く接着される。
図10に示したように防水用封止部材32、34を配置した後、図11に示すように、板状部材2を第2の箱型部材3に載置する。このとき、突出部28aは、板状部材2の開口部10に挿入され、その開口部10を閉塞する。また、このとき、板状部材2の貫通孔11の位置と、モールド28のネジ受け部29(図7、図9参照)の位置とが一致する。また、このとき、板状部材2の貫通孔12の位置と、第2の箱型部材3のネジ受け部19の位置とが一致する。
図11に示したように第2の箱型部材3に板状部材2を載置した後、図12に示すように、ネジ5を用いて板状部材2と第2の箱型部材3とのネジ留めを行い、ネジ35を用いて板状部材2とモールド28とのネジ留めを行う。具体的には、ネジ5を、図11に示した貫通孔12とネジ受け部19に挿入することにより、板状部材2と第2の箱型部材3とをネジ留めする。また、ネジ35を、図11に示した貫通孔11とネジ受け部29(図7、図9参照)に挿入することにより、板状部材2とモールド28とをネジ留めする。
図12において突出部28aの図示を省いた状態を、図13に示す。図13に示すように、バスバー20、21、22、25は、それぞれ、開口部10に挿通されている。また、バスバー20における貫通孔20bの形成部分、バスバー21における貫通孔21bの形成部分、バスバー22における貫通孔22bの形成部分、および、バスバー25における貫通孔25bの形成部分は、それぞれ、板状部材2の第1面よりも上方に位置している。すなわち、上記各形成部分は、第1の箱型部材1の内部空間6に位置することになる。
図1を用いて、第1の箱型部材1と板状部材2とのネジ留めについて説明する。
図12に示したように板状部材2と第2の箱型部材3とのネジ留めおよび板状部材2とモールド28とのネジ留めを行った後、図1に示すように、第1の箱型部材1を板状部材2に載置する。このとき、第1の箱型部材1の貫通孔7(図2参照)の位置と、板状部材2の枠体8に形成されたネジ受け部9(図12参照)の位置とが一致する。
そして、ネジ4を、図2に示した貫通孔7と図12に示したネジ受け部9に挿入することにより、第1の箱型部材1と板状部材2とをネジ留めする。これにより、図1に示した筐体100が完成される。
以上説明したように、本実施の形態によれば、1つの開口部10に複数のバスバー20、21、22、25が挿通させ、それらのバスバーをインサート成形したモールド28により開口部10を閉塞し、モールド28と板状部材2とを防水用封止部材32を介して密着させ、第2の箱型部材3と板状部材2とを防水用封止部材34を介して密着させる。すなわち、防水規格の等級が異なる空間(内部空間6、14)の間を挿通させる必要があるバスバーが複数ある場合であっても、複数のバスバー20、21、22、25を収束させて1つの開口部10から挿通させることで、複数のバスバー各々に対応する開口部を設け、当該開口部を閉塞(防水)させる場合に比べて、防水のための部品点数および組立工数を削減しつつ、防水性を確保することが可能である。
(実施の形態2)
次に、実施の形態2について説明する。
実施の形態1では、ネジ33によりモールド28と第2の箱型部材3とをネジ留めし、かつ、ネジ35によりモールド28と板状部材2とをネジ留めしたが、その場合、モールド28は上下方向の両方から締結されることになるため、板状部材2とモールド28の間に空隙が生じ、内部空間14の防水性が弱くなるおそれがある。そこで、下方向の締結(ネジ33によるモールド28と第2の箱型部材3とのネジ留め)を止めて、上方向の締結(ネジ35によるモールド28と板状部材2とのネジ留め)のみにすることが考えられる。しかしながら、高い剛性を有する複数のバスバー20、21、22、23、25、26が第2の電気回路に接続固定されているため、上方向の締結により、モールド28が上方向に持ち上がった際に、バスバーや第2の電気回路の所定箇所に負荷が生じるおそれがある。そこで、本実施の形態では、可撓性を有しないバスバーに可撓性を有するワイヤーハーネスを接続する構成を採用することで、モールド28と板状部材2とのネジ留めによるモールドの上方向の持ち上がりを許容し、防水性を確保するとともに、バスバーや第2の電気回路の所定箇所における負荷の発生を抑えるようにする。
以下、本実施の形態の構成を説明するが、筐体100を構成する第1の箱型部材1、板状部材2、および第2の箱型部材3については、実施の形態1と基本的に同じであるので、それらの説明は省略する。
まず、図14、図15を用いて、本実施の形態に係るバスバーとワイヤーハーネスの接続構成の一例について説明する。図14、図15は、本実施の形態に係るバスバーおよびワイヤーハーネスの一例を示す外観斜視図である。なお、図14、図15において、実施の形態1の説明に用いた各図と同一の構成要素については同一符号を付し、それらの説明は省略する。
図14、図15において、ワイヤーハーネス36〜39は可撓性を有する一方、バスバー23、26、40〜43は可撓性を有しない。
まず、ワイヤーハーネス36とバスバー43について説明する。
ワイヤーハーネス36の一端には貫通孔36aが設けられており、ワイヤーハーネス36の他端には貫通孔36bが設けられている。また、バスバー43の一端には貫通孔43aが設けられており、バスバー43の他端には貫通孔43bが設けられている。
貫通孔36aには図示しないネジが挿通される。そのネジが貫通孔36aを介して第2の電気回路のネジ受け部(図示略)に挿入されることにより、ワイヤーハーネス36と第2の電気回路とがネジ留めされる。
貫通孔36bと貫通孔43aにはネジ44(図17参照)が挿通される。これにより、ワイヤーハーネス36とバスバー43が接続される。
貫通孔43bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔43bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー43と第1の電気回路とがネジ留めされる。
次に、ワイヤーハーネス37とバスバー40について説明する。
ワイヤーハーネス37の一端には貫通孔37aが設けられており、ワイヤーハーネス37の他端には貫通孔37bが設けられている。また、バスバー40の一端には貫通孔40aが設けられており、バスバー40の他端には貫通孔40bが設けられている。
貫通孔37aには図示しないネジが挿通される。そのネジが貫通孔37aを介して第2の電気回路のネジ受け部(図示略)に挿入されることにより、ワイヤーハーネス37と第2の電気回路とがネジ留めされる。
貫通孔37bと貫通孔40aにはネジ45(図17参照)が挿通される。これにより、ワイヤーハーネス37とバスバー40が接続される。
貫通孔40bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔40bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー40と第1の電気回路とがネジ留めされる。
次に、ワイヤーハーネス38とバスバー41について説明する。
ワイヤーハーネス38の一端には貫通孔38aが設けられており、ワイヤーハーネス38の他端には貫通孔38bが設けられている。また、バスバー41の一端には貫通孔41aが設けられており、バスバー41の他端には貫通孔41bが設けられている。
貫通孔38aとバスバー23の貫通孔23bにネジ24が挿通される。これにより、ワイヤーハーネス38とバスバー23が接続される。
貫通孔38bと貫通孔41aにはネジ46(図17参照)が挿通される。これにより、ワイヤーハーネス38とバスバー41が接続される。
貫通孔41bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔41bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー41と第1の電気回路とがネジ留めされる。
次に、ワイヤーハーネス39とバスバー42について説明する。
ワイヤーハーネス39の一端には貫通孔39aが設けられており、ワイヤーハーネス39の他端には貫通孔39bが設けられている。また、バスバー42の一端には貫通孔42aが設けられており、バスバー42の他端には貫通孔42bが設けられている。
貫通孔39aとバスバー26の貫通孔26bにネジ27が挿通される。これにより、ワイヤーハーネス39とバスバー26が接続される。
貫通孔39bと貫通孔42aにはネジ47(図17参照)が挿通される。これにより、ワイヤーハーネス39とバスバー42が接続される。
貫通孔42bには図示しないネジが挿通される。例えば、そのネジが貫通孔42bと第1の電気回路(または、第1の電気回路と電気的に接続された図示しないバスバー)に設けられた図示しない貫通孔に挿通されることにより、バスバー42と第1の電気回路とがネジ留めされる。
バスバー40〜43は、絶縁性および耐熱性を有する樹脂(例えば、ポリブチレンテレフタレート樹脂、または、ナイロン等)により、貫通孔40a〜43a、貫通孔40b〜43bにネジ留めが可能となるようにインサート成形される(図16、図17参照)。このインサート成形により成形されたモールド28bは、実施の形態1で説明したモールド28の形状とほぼ同じである。
次に、図16、図17を用いて、モールド28bについて説明する。図16は、モールド28bの上面側を示す外観斜視図である。図17は、モールド28bの底面側を示す外観斜視図である。
図16、図17に示すように、モールド28bは、バスバー40〜43の一部分を被覆する。ここでいう一部分は、例えば、貫通孔40b、41b、42b、43bの形成部分の下方であって、少なくとも開口部10に挿通される部分を含む。
また、図16、図17に示すように、モールド28bは、実施の形態1で説明した貫通孔30(図7、図8参照)を備えない。また、図示は省略するが、第2の箱型部材3の受け部材15は、ネジ受け部17(図5、図6参照)を備えない。すなわち、本実施の形態では、図9に示したネジ33によるモールド28bと第2の箱型部材3とのネジ留めは行われない。
具体的には、まず、図17に示した位置決め用突起部31を、図5に示した位置決め用受け部16に挿入することにより、モールド28bの位置が仮固定される。ここで、モールド28bは第2の箱型部材3と締結されないため、上下方向に変位可能である。なお、図5には、ネジ受け部17が図示されているが、実施の形態2では、ネジ受け部17は不要である。
次に、実施の形態1と同様に、図11に示すように、板状部材2を第2の箱型部材3に載置する。このとき、突出部28aは、板状部材2の開口部10に挿入され、その開口部10を閉塞する。また、このとき、板状部材2の貫通孔11の位置と、モールド28のネジ受け部29(図16参照)の位置とが一致する。
図11に示したように第2の箱型部材3に板状部材2を載置した後、図12に示すように、ネジ35を用いて板状部材2とモールド28bとのネジ留めを行う。具体的には、ネジ35を、図11に示した貫通孔11とネジ受け部29(図16参照)に挿入することにより、板状部材2とモールド28bとをネジ留めする。
このとき、上述の通り、モールド28bと第2の箱型部材3とのネジ留めは行われていないため、ネジ35のネジ留めにより、モールド28bは上方向(板状部材2側)に変位する。これにより、モールド28bの外周に沿って設けられた防水用封止部材34が、板状部材2とモールド28bに確実に押しつぶされ、板状部材2の第2面とモールド28bの上面(突出部28a以外の面)とが隙間無く接着され、防水性が確保される。
また、モールド28bが上方向(板状部材2側)に変位した場合であっても、バスバー40〜43と第2の電気回路の間に、可撓性を有するワイヤーハーネス36〜39が介在するため、モールド28bの変位による位置ずれをワイヤーハーネス36〜39で吸収することが可能であり、バスバー23、26や第2の電気回路への負荷の発生を抑えることができる。
以上説明したように、本実施の形態によれば、実施の形態1の作用効果に加え、以下の作用効果を得ることができる。すなわち、本実施の形態では、可撓性を有しないバスバーに可撓性を有するワイヤーハーネスを接続する構成を採用することで、モールド28と板状部材2とのネジ留めによるモールドの上方向の持ち上がりを許容し、筐体100の所定箇所における負荷の発生を抑えることができる。
(実施の形態3)
次に、実施の形態3について説明する。
以下、本実施の形態の構成について、図18〜図20を用いて説明する。なお、図18〜図20において図1〜図17と共通する構成要素には同一符号を付し、それらの説明は省略する。
まず、図18を用いて、本実施の形態に係る筐体101の全体構成について説明する。図18は、筐体101の一例を示す外観斜視図である。
図18に示すように、筐体101は、蓋部材50、板状部材2、第2の箱型部材3(本実施の形態では、以下、箱型部材3という)を有し、板状部材2によって内部が第1の空間(例えば、後述の枠体8aの内部空間6)と第2の空間(例えば、箱型部材3の内部空間14)に分けられた1つの筐体である。蓋部材50と板状部材2の枠体8aは、複数のネジ4によりネジ留めされる。箱型部材3と板状部材2は、複数のネジ5によりネジ留めされる。蓋部材50、板状部材2、箱型部材3は、例えば、金属製である。
次に、図19を用いて、蓋部材50について説明する。図19は、蓋部材50の一例を示す外観斜視図である。
図19に示すように、蓋部材50は板状の部材であり、その外周部分には図1に示したネジ4が挿通される貫通孔51が形成されている。
次に、図20を用いて、板状部材2について説明する。図20は、板状部材2の第1面の一例を示す外観斜視図である。
図20に示す板状部材2は、枠体8aの内部空間6(第1の空間の一例)と箱型部材3の内部空間14(図5参照。第2の空間の一例)とを仕切る板状の部材(仕切り部材ともいう)である。板状部材2の第1面は、内部空間6に面し、板状部材2の第2面(第1面の裏面)は、内部空間14に面する。なお、板状部材2の第2面の外観は、実施の形態1で説明した図5と同様である。
図20に示すように、板状部材2の第1面には、枠体8aが形成されている。枠体8aは、第1面と一体的に設けられてもよいし、第1面に対して着脱可能に設けられてもよい。
図20に示した枠体8aは、実施の形態1で説明した枠体8(例えば図3参照)よりも高背である。本実施の形態では、枠体8aにより囲まれた空間が内部空間6となる。
図20に示した内部空間6には、実施の形態1、2と同様に、第1の電気回路(図示略)が収容される。第1の電気回路は、後述する箱型部材3の内部空間14(図5参照)に収容される第2の電気回路(図示略)との間で、電力の伝達を行うデバイスである。
本実施の形態では例として、第1の電気回路に求められる防水規格の等級は、第2の電気回路に求められる防水規格の等級よりも低いとする。よって、枠体8aに囲まれた内部空間6は、箱型部材3の内部空間14よりも高い防水性は要求されない。
また、図20に示すように、枠体8aには、図18に示したネジ4が挿入されるネジ受け部(ネジ孔)9が設けられている。ネジ4が貫通孔51(図19参照)を介してネジ受け部9に挿入されることにより、蓋部材50と枠体8aとがネジ留めされる。これにより、枠体8aの開口面は、蓋部材50によって被覆される。
また、図20に示すように、板状部材2の中央部分には、板状部材2の第1面と第2面を貫通する1つの開口部10が設けられている。また、開口部10の周囲部分には、板状部材2の第1面と第2面を貫通する4つの貫通孔11が設けられている。
また、図20に示すように、板状部材2の外周部分には、図18に示したネジ5が挿通される貫通孔12が設けられている。
なお、本実施の形態では、枠体8aが形成された板状部材2を用いたが、これに限定されない。例えば、図20に示した板状部材2の代わりに、上面が開口した箱型部材(以下、第3の箱型部材という)を用いてもよい。その場合、第3の箱型部材の上面(開口面)は蓋部材50によって被覆され、第3の箱型部材の底面は箱型部材3の上面(開口面)を被覆する。このとき、第3の箱型部材の底面は、第3の箱型部材の内部空間と箱型部材3の内部空間14とを仕切る仕切り部材として機能する。
箱型部材3の外観は、図5と同様である。また、箱型部材3の内部空間14における構成(例えば、バスバー、モールド等)は、実施の形態1の構成(例えば、図6〜図10参照)または実施の形態2の構成(例えば、図14〜図17参照)のいずれであってもよい。
以上説明したように、本実施の形態によれば、実施の形態1または実施の形態2の作用効果を得ることができる。
以上、本発明の実施の形態1〜3について説明したが、上記説明は一例であり、種々の変形が可能である。以下、変形例について説明する。
(変形例1)
上記各実施の形態では、所定の部材同士をネジ留めする場合を例に挙げて説明したが、所定の部材同士の接続方法は、ネジ留めに限定されない。
(変形例2)
上記各実施の形態では、開口部10を挿通するバスバーが4つである場合を例に挙げて説明したが、開口部10を挿通するバスバーの数は、これに限定されず、複数であればよい。
(変形例3)
上記各実施の形態では、バスバー20(またはワイヤーハーネス36)、バスバー21(またはワイヤーハーネス37)、バスバー23、バスバー26に接続される第2の電気回路が共通の1つである場合を例に挙げたが、異なる複数の第2の電気回路であってもよい。例えば、バスバー20(またはワイヤーハーネス36)とバスバー21(またはワイヤーハーネス37)が第2の電気回路Aに接続され、バスバー23とバスバー26が第2の電気回路B(第2の電気回路Aとは異なるもの)に接続されてもよい。
上記各実施の形態では、バスバー20(またはバスバー43)、バスバー21(またはバスバー40)、バスバー22(またはバスバー41)、バスバー25(またはバスバー42)に接続される第1の電気回路が共通の1つである場合を例に挙げたが、異なる複数の第1の電気回路であってもよい。例えば、バスバー20(またはバスバー43)とバスバー21(またはバスバー40)が第1の電気回路Aに接続され、バスバー22(またはバスバー41)とバスバー25(またはバスバー42)が第1の電気回路B(第1の電気回路Aとは異なるもの)に接続されてもよい。
(変形例4)
上記各実施の形態では、第2の電気回路に求められる防水規格の等級は、第1の電気回路に求められる防水規格の等級よりも高く、第2の箱型部材3の内部空間14は、第1の箱型部材1の内部空間6よりも高い防水性が要求される場合を例に挙げたが、逆であってもよい。すなわち、第1の電気回路に求められる防水規格の等級は、第2の電気回路に求められる防水規格の等級よりも高く、第1の箱型部材1の内部空間6は、第2の箱型部材3の内部空間14よりも高い防水性が要求される場合でもよい。
(変形例5)
上記各実施の形態では、第2の箱型部材3の底面から突出して設けられた受け部材15に、位置決め用受け部16およびネジ受け部17を設ける場合を例に挙げたが、これに限定されない。例えば、受け部材15の代わりに、位置決め用受け部16およびネジ受け部17を設けたやぐら形状の部材を用いてもよい。
(変形例6)
上記各実施の形態では、筐体100は、第1の箱型部材1、板状部材2、第2の箱型部材3を合わせて1つの筐体を構成するとしたが、これに限定されない。例えば、筐体100は、第1の箱型部材1、板状部材2、第2の箱型部材3を合わせない1つの筐体(複数の筐体に分離できない1つの筐体)であってもよい。また、上記各実施の形態では、板状部材2が1枚である場合を例に挙げて説明したが、板状部材2は複数枚であってもよい。
(変形例7)
上記実施の形態2では、ワイヤーハーネス38がバスバー23と接続され、ワイヤーハーネス39がバスバー26と接続される構成を例に挙げて説明したが、これに限定されない。例えば、図14、図15において、バスバー23、バスバー26の代わりに、ワイヤーハーネスを用いてもよい。
または、例えば、図14、図15において、バスバー23、バスバー26の代わりに、ワイヤーハーネスを用い、かつ、ワイヤーハーネス38とバスバー41、ワイヤーハーネス39とバスバー42の代わりに、バスバー(例えば、図6に示したバスバー22、25)を用いてもよい。すなわち、インサート成形されたバスバー40〜43と第2の電気回路の間に、可撓性を有するワイヤーハーネスが介在する構成になればよい。
(変形例8)
上記各実施の形態では、板状部材2の開口部10が1つ設けられる場合を例示したが、これに限定されない。例えば、2つ開口部10が設けられ、各開口部10に対応してモールドが設けられてもよい。但し、複数のバスバー(20、21、22、25)の数よりも開口部10の数が小さいことが好ましい。
(変形例9)
上記実施の形態3では、枠体8aが、内部空間6の4側面を構成する場合を例示したが、これに限定されない。例えば、枠体の一部のみが高背化され、内部空間6の1側面のみを構成してもよい。この場合、残りの3側面および上面を覆うように、実施の形態1の第1の箱型部材1の側面が1つ開口されたような部材が、配置される。なお、第1の電気回路と筐体外の電気回路を接続するコネクタは、内部空間6の側面を構成する枠体に設けられることが好ましい。
本発明は、電気回路同士を電気的に接続する技術全般に適用することができる。
1 第1の箱型部材
2 板状部材
3 第2の箱型部材
4、5、24、27、33、35、44、45、46、47 ネジ
6、14 内部空間
7、11、12、20a、20b、21a、21b、22a、22b、23a、23b、25a、25b、26a、26b、30、36a、36b、37a、37b、38a、38b、39a、39b、40a、40b、41a、41b、42a、42b、43a、43b 貫通孔
8、8a 枠体
9、17、19、29 ネジ受け部
10 開口部
13、18 溝部
15 ネジ受け部材
16 位置決め用受け部
20、21、22、23、25、26、40、41、42、43 バスバー
28、28b モールド
28a 突出部
31 位置決め用突起部
32、34 防水用封止部材
36、37、38、39 ワイヤーハーネス
50 蓋部材
100、101 筐体

Claims (11)

  1. 開口部が設けられた仕切り部材と、
    前記仕切り部材によって内部が第1空間第2空間に分けられた筐体と
    前記第1空間に収容される第1電気回路と前記第2空間に収容される第2電気回路とを電気的に接続する接続部材と、
    前記仕切り部材の前記開口部を閉塞する閉塞部材と、を備え、
    前記仕切り部材は、前記第1空間に面する第1面と、前記第1面の裏面であり、前記第2空間に面する第2面を有するとともに、前記開口部は、前記第1面と前記第2面とを貫通しており
    前記接続部材は、前記閉塞部材を介して、前記第2空間から前記第1空間を貫通し、
    前記閉塞部材における、前記第2面に相対する面の周囲部分と、前記第2面とが、水用封止部材を介して密着し
    記接続部材は、可撓性を有する第1接続部材、前記第1接続部材に接続された可撓性を有しない第2接続部材を有する
    電気接続構造
  2. 前記第1接続部材は、ワイヤーハーネスであり、
    前記第2接続部材は、バスバーである、
    請求項1記載の電気接続構造
  3. 前記バスバーは、前記開口部に挿通された第1バスバーと、前記第2電気回路と接続される第2バスバーとを含み、
    前記ワイヤーハーネスは、前記第1バスバーと接続された第1端と、前記第2バスバーと接続された第2端とを有し、
    前記閉塞部材は、前記第1バスバーを被覆している、
    請求項2記載の電気接続構造
  4. 前記閉塞部材は、
    前記開口部を閉塞しつつ前記仕切り部材を貫通する突出部を有する、
    請求項1から3のいずれか1項に記載の電気接続構造
  5. 前記仕切り部材は、通孔がさらに設けられ
    前記閉塞部材は、ジ受け部を有し、
    前記電気接続構造体は、前記仕切り部材の前記貫通孔と前記閉塞部材前記ネジ受け部とに挿入され、前記仕切り部材と前記閉塞部材とを固定するネジをさらに備えた
    請求項1から4のいずれか1項に記載の電気接続構造
  6. 前記仕切り部材の前記貫通孔は、前記開口部の周囲部分に設けられ、
    前記閉塞部材前記ネジ受け部は、前記第2面に相対する前記面に設けられている、
    請求項5記載の電気接続構造
  7. 前記閉塞部材は、位置決め用突起部を有し、
    前記筐体は、前記位置決め用突起部が挿入される位置決め用受け部を有する、
    請求項1から6のいずれか1項に記載の電気接続構造
  8. 前記接続部材は、複数備えられ、
    前記複数の接続部材前記閉塞部材を介して、前記第2空間から前記第1空間を貫通する
    請求項1から7のいずれか1項に記載の電気接続構造
  9. 前記開口部は、前記仕切り部材の中央部分に設けられている、
    請求項1から8のいずれか1項に記載の電気接続構造
  10. 前記閉塞部材は、モールドである、
    請求項1から9のいずれか1項に記載の電気接続構造体。
  11. 前記第1電気回路に求められる防水規格の等級と、前記第2電気回路に求められる防水規格の等級とは異なる、
    請求項1から10のいずれか1項に記載の電気接続構造体。
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