JP2017091676A - 配線モジュール - Google Patents
配線モジュール Download PDFInfo
- Publication number
- JP2017091676A JP2017091676A JP2015217442A JP2015217442A JP2017091676A JP 2017091676 A JP2017091676 A JP 2017091676A JP 2015217442 A JP2015217442 A JP 2015217442A JP 2015217442 A JP2015217442 A JP 2015217442A JP 2017091676 A JP2017091676 A JP 2017091676A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- electric wire
- transmission member
- detection line
- power transmission
- terminal
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Images
Classifications
-
- Y—GENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
- Y02—TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E60/00—Enabling technologies; Technologies with a potential or indirect contribution to GHG emissions mitigation
- Y02E60/10—Energy storage using batteries
Landscapes
- Battery Mounting, Suspending (AREA)
- Connection Of Batteries Or Terminals (AREA)
Abstract
【課題】配線モジュールを小型化する。【解決手段】配線モジュール20は、複数の蓄電素子12が並べられた蓄電素子群11における直列接続又は並列接続の端部の電極端子13A,13Bに接続されて外部に送電する送電部材30と、送電部材30に対して蓄電素子12側又は蓄電素子12とは反対側に並んで配され、蓄電素子12の状態に応じた信号が送信される検知線40と、送電部材30と検知線40とが配される絶縁プロテクタ50と、を備え、絶縁プロテクタ50は、送電部材30と検知線40との間を仕切る仕切部76を備える。【選択図】図4
Description
本明細書では、配線モジュールに関する技術を開示する。
従来、電気自動車やハイブリッド自動車等の車両の電源として使用される蓄電モジュールは、蓄電素子の隣り合う電極端子を電池接続アセンブリで接続することにより、複数の電池を直列接続又は並列接続するようになっている。
特許文献1では、直列接続の端部は、第2端子によって側方側に接続されるとともに、電線配索部に収容された電圧検知線が第2端子と同一平面上に並んで側方に導出されている。
ところで、車両に搭載される蓄電モジュールは、省スペース化の観点から小型化することが好ましいが、特許文献1の構成では、外部に接続される第2端子と電圧検知線が同一平面上に並んで導出されているため、配線モジュールの面積が大きくなり、小型化の障害となっていた。
本明細書に記載された技術は、上記のような事情に基づいて完成されたものであって、配線モジュールを小型化することを目的とする。
本明細書に記載された配線モジュールは、複数の蓄電素子が並べられた蓄電素子群における直列接続又は並列接続の端部の電極端子に接続されて外部に送電する送電部材と、前記送電部材に対して前記蓄電素子側又は前記蓄電素子とは反対側に並んで配され、前記蓄電素子の状態に応じた信号が送信される検知線と、前記送電部材と前記検知線とが配される絶縁プロテクタと、を備え、前記絶縁プロテクタは、前記送電部材と前記検知線との間を仕切る仕切部を備える。
本構成によれば、検知線が送電部材に対して蓄電素子側又は蓄電素子とは反対側に並んで配されることにより、例えば、検知線と送電部材とが横並びに配される構成と比較して配線モジュールの面積を小さくすることができるため、配線モジュールを小型化することが可能になる。
ここで、検知線と送電部材とが並んで配される構成では、送電部材と検知線との間から異物が侵入することが懸念される。本構成によれば、送電部材と検知線との間が仕切部で仕切られることで、仕切部がない構成と比較して送電部材と検知線との間の隙間を小さくすることが可能になる。これにより、送電部材と検知線との間の隙間からの異物の侵入を抑制することができる。
ここで、検知線と送電部材とが並んで配される構成では、送電部材と検知線との間から異物が侵入することが懸念される。本構成によれば、送電部材と検知線との間が仕切部で仕切られることで、仕切部がない構成と比較して送電部材と検知線との間の隙間を小さくすることが可能になる。これにより、送電部材と検知線との間の隙間からの異物の侵入を抑制することができる。
上記構成の実施態様としては以下の態様が好ましい。
前記送電部材は、電線と、前記電線に接続された端子とを備え、前記絶縁プロテクタは、前記仕切部から前記電線側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第1規制壁を備え、前記第1規制壁は、前記電線の外周面に当接する第1凹状部を有する。
このようにすれば、第1凹状部が電線の外周面に当接することで、より一層、送電部材と仕切部との間の隙間を小さくすることが可能になる。
前記送電部材は、電線と、前記電線に接続された端子とを備え、前記絶縁プロテクタは、前記仕切部から前記電線側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第1規制壁を備え、前記第1規制壁は、前記電線の外周面に当接する第1凹状部を有する。
このようにすれば、第1凹状部が電線の外周面に当接することで、より一層、送電部材と仕切部との間の隙間を小さくすることが可能になる。
前記送電部材を覆うカバーを備え、前記カバーは、前記電線の外周面に当接する第2凹状部を有し、前記電線側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第2規制壁を備え、前記第2規制壁は、前記電線の軸方向に沿う方向について前記第1規制壁に重なる重なり部を有する。
このようにすれば、第2規制壁が重なり部を有することにより、外部からの異物の侵入を抑制することができる。
このようにすれば、第2規制壁が重なり部を有することにより、外部からの異物の侵入を抑制することができる。
前記送電部材は、電線と、前記電線に接続された端子とを備え、前記絶縁プロテクタは、前記端子が収容される端子収容部を備え、前記端子収容部には、異物の内部への侵入を規制する第3規制壁が設けられている。
検知線が複数であると、仮に仕切部に検知線側に突出する規制壁を設けても仕切部と複数の検知線との間の隙間に隙間が生じやすいため、この隙間を塞ぐことは容易ではないが、本構成によれば、端子が収容される端子収容部に第3規制壁が設けられるため、仕切部と複数の検知線との間の隙間から異物が侵入したとしても第3規制壁により、異物の内部への侵入を規制することができる。
検知線が複数であると、仮に仕切部に検知線側に突出する規制壁を設けても仕切部と複数の検知線との間の隙間に隙間が生じやすいため、この隙間を塞ぐことは容易ではないが、本構成によれば、端子が収容される端子収容部に第3規制壁が設けられるため、仕切部と複数の検知線との間の隙間から異物が侵入したとしても第3規制壁により、異物の内部への侵入を規制することができる。
本明細書に記載された技術によれば、配線モジュールを小型化することが可能になる。
<実施形態1>
実施形態1を図1〜図16を参照しつつ説明する。
本実施形態の配線モジュール20は、複数の蓄電素子12に装着されて蓄電モジュール10を構成する。蓄電モジュール10は、例えば電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両に搭載されて、車両を駆動するための主電源や補助電源として使用することができる。以下では、X方向を前方、Y方向を左方、Z方向を上方として説明する。
実施形態1を図1〜図16を参照しつつ説明する。
本実施形態の配線モジュール20は、複数の蓄電素子12に装着されて蓄電モジュール10を構成する。蓄電モジュール10は、例えば電気自動車又はハイブリッド自動車等の車両に搭載されて、車両を駆動するための主電源や補助電源として使用することができる。以下では、X方向を前方、Y方向を左方、Z方向を上方として説明する。
(蓄電モジュール10)
蓄電モジュール10は、図1に示すように、複数の蓄電素子12が並べられた蓄電素子群11と、蓄電素子群11に取り付けられた配線モジュール20とを備えている。各蓄電素子12は、扁平な直方体状のケースの内部に蓄電要素(図示しない)が収容されて構成された本体部の一面から突出する電極端子13A,13B(正極13Aを負極を13Bとして図示)を備える。隣り合う蓄電素子12の向きは、隣り合う電極端子13A,13Bの極性が反対になるように配置される。これにより、隣り合う電極端子13A,13Bが接続部材21で接続されると、蓄電素子群11を構成する複数の蓄電素子12が直列に接続される。直列接続の端部に位置する電極端子13A(13B)は、後述する送電部材30を介して外部のインバータ等の機器に接続される。なお、配線モジュール20は、蓄電素子群11に対して一対取付けられているが、図1では一方の配線モジュール20を図示し、他方の配線モジュールは省略されている。
蓄電モジュール10は、図1に示すように、複数の蓄電素子12が並べられた蓄電素子群11と、蓄電素子群11に取り付けられた配線モジュール20とを備えている。各蓄電素子12は、扁平な直方体状のケースの内部に蓄電要素(図示しない)が収容されて構成された本体部の一面から突出する電極端子13A,13B(正極13Aを負極を13Bとして図示)を備える。隣り合う蓄電素子12の向きは、隣り合う電極端子13A,13Bの極性が反対になるように配置される。これにより、隣り合う電極端子13A,13Bが接続部材21で接続されると、蓄電素子群11を構成する複数の蓄電素子12が直列に接続される。直列接続の端部に位置する電極端子13A(13B)は、後述する送電部材30を介して外部のインバータ等の機器に接続される。なお、配線モジュール20は、蓄電素子群11に対して一対取付けられているが、図1では一方の配線モジュール20を図示し、他方の配線モジュールは省略されている。
(配線モジュール20)
配線モジュール20は、図2に示すように、隣り合う電極端子13A,13B間を接続する複数の接続部材21と、直列接続の端部の電極端子13A(13B)に接続されて外部に送電する送電部材30と、蓄電素子12の電圧に応じた信号を送信する複数の検知線40と、複数の接続部材21、送電部材30及び複数の検知線40が配される絶縁プロテクタ50と、を備えて構成されている。
配線モジュール20は、図2に示すように、隣り合う電極端子13A,13B間を接続する複数の接続部材21と、直列接続の端部の電極端子13A(13B)に接続されて外部に送電する送電部材30と、蓄電素子12の電圧に応じた信号を送信する複数の検知線40と、複数の接続部材21、送電部材30及び複数の検知線40が配される絶縁プロテクタ50と、を備えて構成されている。
(接続部材21)
接続部材21は、図15に示すように、長方形状であって、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼(SUS)等の金属板材からなる。接続部材21は、平板状の平板部22と、検知線40を接続可能な検知線接続部24とを備えている。平板部22は、長方形状であって、電極端子13A,13Bを挿通可能な一対の通し孔23が貫通形成されている。検知線接続部24は、平板部22における検知線40側の端縁部から検知線40側に突出しており、検知線40の端末部の導体部を圧着するワイヤバレル部と、絶縁層を保持するインシュレーションバレル部とを備えている。
接続部材21は、図15に示すように、長方形状であって、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼(SUS)等の金属板材からなる。接続部材21は、平板状の平板部22と、検知線40を接続可能な検知線接続部24とを備えている。平板部22は、長方形状であって、電極端子13A,13Bを挿通可能な一対の通し孔23が貫通形成されている。検知線接続部24は、平板部22における検知線40側の端縁部から検知線40側に突出しており、検知線40の端末部の導体部を圧着するワイヤバレル部と、絶縁層を保持するインシュレーションバレル部とを備えている。
(送電部材30)
送電部材30は、電線31と、電線31の端末部に接続された端子35とを備えている。電線31は、導体部32の周囲が絶縁層33で覆われた被覆電線が用いられており、電線31の端末部は絶縁層33が除去されて導体部32が露出している。導体部32は、多数の金蔵素線が撚り合わされた撚り線や、1本の導体からなる単芯線等の公知の芯線を用いることができる。電線31は、車両の駆動に必要な高電圧(高電力)の送電が可能な太径のパワーケーブルが用いられている。
送電部材30は、電線31と、電線31の端末部に接続された端子35とを備えている。電線31は、導体部32の周囲が絶縁層33で覆われた被覆電線が用いられており、電線31の端末部は絶縁層33が除去されて導体部32が露出している。導体部32は、多数の金蔵素線が撚り合わされた撚り線や、1本の導体からなる単芯線等の公知の芯線を用いることができる。電線31は、車両の駆動に必要な高電圧(高電力)の送電が可能な太径のパワーケーブルが用いられている。
端子35は、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼(SUS)等の金属からなり、金属板材を曲げた形状の板状部36と、電線31に接続される電線接続部37とを備えている。板状部36は、電極端子13A,13Bと接続される電極接続部39と、電極接続部39とは異なる高さの上段部36Aと、電極接続部39と上段部36Aとを段差状に接続する段差部38とを備える。電極接続部39及び上段部36Aは、送電経路が直交する方向(交差する方向)に曲げられている。電極接続部39は、電極端子13A(13B)を挿通可能な円形状の通し孔39Aが貫通形成されている。電線接続部37は、電線31の端末部にて絶縁層33を除去して露出させた導体部32を圧着する一対のバレル片を備えている。
(検知線40)
複数の検知線40は、接続部材21の検知線接続部24と、蓄電素子12の電圧を検知するための電圧検知端子44とに接続されている。検知線40は、導体部の周囲が絶縁層で覆われた被覆電線が用いられており、検知線40の端末部において絶縁層が除去されて露出した導体部が検知線接続部24や電圧検知端子44に接続される。
複数の検知線40は、接続部材21の検知線接続部24と、蓄電素子12の電圧を検知するための電圧検知端子44とに接続されている。検知線40は、導体部の周囲が絶縁層で覆われた被覆電線が用いられており、検知線40の端末部において絶縁層が除去されて露出した導体部が検知線接続部24や電圧検知端子44に接続される。
電圧検知端子44は、例えば銅、銅合金、アルミニウム、アルミニウム合金、ステンレス鋼(SUS)等の金属板材からなり、図12に示すように、長方形状の平板部45に、検知線40を接続可能な検知線接続部46が一体に形成されている。平板部45の上には端子35の電極接続部39が重ねられる。平板部45には、電極端子13A(13B)を挿通可能な通し孔45Aが貫通形成されている。検知線接続部46は、検知線40の導体部を圧着するワイヤバレル部と、絶縁層を保持するインシュレーションバレル部とを備えている。検知線40は、配線モジュール20の外部に延出されて、図示しない外部のECU(Electronic Control Unit)に接続される。ECUは、マイクロコンピュータ、素子等が搭載されたものであって、蓄電素子12の電圧・電流・温度等の検知、各蓄電素子12の充放電コントロール等を行うための機能を備えた周知の構成のものである。
(絶縁プロテクタ50)
絶縁プロテクタ50は、絶縁性の合成樹脂からなり、図6,図7に示すように、接続部材21を収容する接続部材収容部51と、端子35を収容する端子収容部56と、検知線40と電線31とが重ねて挿通される挿通部70と、検知線40が配索される検知線配索路85と、接続部材収容部51又は端子収容部56と検知線配索路85とを連ねる通し溝88とを備えている。
絶縁プロテクタ50は、絶縁性の合成樹脂からなり、図6,図7に示すように、接続部材21を収容する接続部材収容部51と、端子35を収容する端子収容部56と、検知線40と電線31とが重ねて挿通される挿通部70と、検知線40が配索される検知線配索路85と、接続部材収容部51又は端子収容部56と検知線配索路85とを連ねる通し溝88とを備えている。
接続部材収容部51は、接続部材21を載置可能な底板52と、接続部材21を仕切る絶縁壁53とを備えている。底板52の両側は、電極端子13A,13Bが通る開口部65とされている。絶縁壁53の内面には、撓み変形可能に片持ち状に延び、接続部材21の離脱を規制する複数の離脱規制部54が形成されている。
端子収容部56は、クランク状の経路で延びており、端子35を載置可能な板状の底板57と、端子35を仕切る絶縁壁58とを備えている。底板57における接続部材収容部51側には、電極端子13A,13Bが通る開口部65が形成されている。端子収容部56のうち、検知線配索路85の前方に連なる部分は、検知線40が通る検知線通し部61とされている。検知線通し部61の底板57上には検知線40が配される。検知線通し部61の検知線40の上は端子35の上段部36Aが配される。
検知線通し部61には、底板57の上面及び絶縁壁58の内面から内方に突出する一対の第3規制壁62が形成されている。一対の第3規制壁62間は、検知線40が通される検知線挿通溝63とされている。絶縁壁58の外面には、カバー90の被係止部94に係止してカバー90を閉じた状態に保持する枠状の係止部60が設けられている。
(挿通部70)
挿通部70は、検知線40を受ける受け部71と、受け部71の右側方に連なる可撓性を有するヒンジ部74と、ヒンジ部74の右側方に連なり、受け部71の上に被せられる仕切り蓋部75とを備えている。受け部71は、断面がU字状であって、上面が湾曲した載置面とされており、前端側に幅寸法が段差状に縮径された縮径部72を有する。検知線40は縮径部72において図示しないバンド状の結束部材で結束される。
挿通部70は、検知線40を受ける受け部71と、受け部71の右側方に連なる可撓性を有するヒンジ部74と、ヒンジ部74の右側方に連なり、受け部71の上に被せられる仕切り蓋部75とを備えている。受け部71は、断面がU字状であって、上面が湾曲した載置面とされており、前端側に幅寸法が段差状に縮径された縮径部72を有する。検知線40は縮径部72において図示しないバンド状の結束部材で結束される。
受け部71におけるヒンジ部74とは反対側の外面には、仕切り蓋部75に係止して仕切り蓋部75の開放を規制する枠状の係止部73が形成されている。仕切り蓋部75は、長方形の板状の仕切部76と、板状の一対の側壁部77とを備えている。一方の側壁部77におけるヒンジ部74とは反対側の外面には、撓み変形可能な被係止部78が形成されている。被係止部78が係止部73に挿通されると、被係止部78の爪状の先端部の段差が係止部73の孔縁に係止されて仕切り蓋部75の開放が規制される。
図11,図12に示すように、仕切り蓋部75において上方(検知線40とは反対側)に突出する一対の側壁部77間には、外部からの異物の侵入を規制する第1規制壁80が形成されている。第1規制壁80は、YZ平面(電線31の軸方向と直交する方向)に延びており、先端部には、電線31の外周に沿うように凹んだ第1凹状部80Aが形成されている。第1凹状部80Aは、電線31の外周に嵌合する曲率で形成されており、左右の端縁は、電線31の上下方向の中間部よりも上方まで延びている。
検知線配索路85は、前後方向に板状に延びている。検知線配索路85の一方の側縁からは、複数の側壁86Aが起立しており、他方の壁部との間に検知線40が通される検知線挿通溝86を形成している。通し溝88は、溝底から一対の溝壁が起立しており、電圧検知線40に接続された検知線接続部24,46が通される。
絶縁プロテクタ50は、図6に示すように、複数の連結ユニット96A,96Bを左右に連結して構成されている。複数の連結ユニット96A,96Bは、端子収容部56を含む連結ユニット96Aと、接続部材収容部51を含む連結ユニット96Bとを備えている。なお、連結ユニット96Bは、蓄電素子12の数に応じて複数連結してもよい。
(カバー90)
カバー90は、図4に示すように、第1規制壁80とは異なる側から電線31側に突出する第2規制壁91を備えている。第2規制壁91は、電線31の外周面に当接する第2凹状部92を有する。第2凹状部92は、電線31の外周に嵌合する曲率で形成されており、左右の端縁は、電線31の上下方向の中間部よりも下方まで延びている。第2規制壁91は、電線31の軸方向に沿う方向について第1規制壁80に重なる(正面視で重なる)重なり部93を有する。カバー90の外面には、撓み変形可能な被係止部94が下方に延びている。被係止部94の爪状の先端部の段差は係止部60の孔縁に係止される。
なお、絶縁プロテクタ50におけるカバー90で覆われない領域は、図示しない別体の本体カバーで覆われる。
カバー90は、図4に示すように、第1規制壁80とは異なる側から電線31側に突出する第2規制壁91を備えている。第2規制壁91は、電線31の外周面に当接する第2凹状部92を有する。第2凹状部92は、電線31の外周に嵌合する曲率で形成されており、左右の端縁は、電線31の上下方向の中間部よりも下方まで延びている。第2規制壁91は、電線31の軸方向に沿う方向について第1規制壁80に重なる(正面視で重なる)重なり部93を有する。カバー90の外面には、撓み変形可能な被係止部94が下方に延びている。被係止部94の爪状の先端部の段差は係止部60の孔縁に係止される。
なお、絶縁プロテクタ50におけるカバー90で覆われない領域は、図示しない別体の本体カバーで覆われる。
次に、蓄電モジュール10の組み付けについて説明する。
連結ユニット96A,96Bを連結して絶縁プロテクタ50を形成し(図6)、接続部材収容部51に、検知線40が接続された接続部材21を収容する。また、検知線40の端末部に接続された電圧検知端子44を端子収容部56に装着し、各検知線40を検知線配索路85に配策し、複数の検知線40を検知線挿通溝63に通して受け部71に載置する(図9)。
次に、仕切り蓋部75を回転させて被係止部78を係止部73に係止させると、仕切り蓋部75は、電線31を挿通可能な正規位置に配される(図11)。
連結ユニット96A,96Bを連結して絶縁プロテクタ50を形成し(図6)、接続部材収容部51に、検知線40が接続された接続部材21を収容する。また、検知線40の端末部に接続された電圧検知端子44を端子収容部56に装着し、各検知線40を検知線配索路85に配策し、複数の検知線40を検知線挿通溝63に通して受け部71に載置する(図9)。
次に、仕切り蓋部75を回転させて被係止部78を係止部73に係止させると、仕切り蓋部75は、電線31を挿通可能な正規位置に配される(図11)。
次に、端子収容部56に電線31の端末部に接続された端子35を収容し、電線31を第1規制壁80の第1凹状部80Aの上に載置する(図15)。
次に、カバー90を絶縁プロテクタ50に被せて、被係止部94を係止部60に係止させる。このとき電線31の外周は、第1凹状部80A及び第2凹状部92に密着する。
次に、カバー90を絶縁プロテクタ50に被せて、被係止部94を係止部60に係止させる。このとき電線31の外周は、第1凹状部80A及び第2凹状部92に密着する。
そして、この状態の配線モジュール20の接続部材21及び端子35の通し孔23,39Aに、蓄電素子群11の各電極端子13A,13Bを通し、電極端子13A,13Bを締結部材としてのナットで締結することで蓄電モジュール10が形成される。なお、配線モジュール20の組み付けは、上記構成に限られず、例えば、蓄電素子群11に配線モジュールを組み付けた後に、端子35を端子収容部56に収容して締結するようにしてもよい。
本実施形態によれば、以下の作用、効果を奏する。
本実施形態によれば、検知線40が送電部材30に対して蓄電素子12側に並んで配されることにより、例えば、検知線40と送電部材30とが横並びに配される構成と比較して配線モジュール20の面積を小さくすることができるため、配線モジュール20を小型化することが可能になる。
本実施形態によれば、検知線40が送電部材30に対して蓄電素子12側に並んで配されることにより、例えば、検知線40と送電部材30とが横並びに配される構成と比較して配線モジュール20の面積を小さくすることができるため、配線モジュール20を小型化することが可能になる。
ここで、検知線40が送電部材30に対して並んで配される構成では、送電部材30と検知線40との間から異物が侵入することが懸念されるが、本実施形態によれば、送電部材30と検知線40との間が仕切部76で仕切られることで、仕切部76がない構成と比較して送電部材30と検知線40との間の隙間を小さくすることが可能になる。これにより、送電部材30と検知線40との間の隙間からの埃等の異物の侵入を抑制することができる。また、送電部材30と検知線40との間の隙間からの感電を防止することができる。
また、送電部材30は、電線31と、電線31に接続された端子35とを備え、絶縁プロテクタ50は、仕切部76から電線31側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第1規制壁80を備え、第1規制壁80は、電線31の外周面に当接する第1凹状部80Aを有する。
このようにすれば、より一層、送電部材30と仕切部76との間の隙間を小さくすることが可能になる。
このようにすれば、より一層、送電部材30と仕切部76との間の隙間を小さくすることが可能になる。
また、送電部材30を覆うカバー90を備え、カバー90は、電線31の外周面に当接する第2凹状部92を有し、電線31側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第2規制壁91備え、第2規制壁91は、電線31の軸方向に沿う方向について第1規制壁80に重なる重なり部93を有する。
このようにすれば、第1規制壁80の重なり部93により、外部からの異物の侵入を抑制することができる。
このようにすれば、第1規制壁80の重なり部93により、外部からの異物の侵入を抑制することができる。
また、送電部材30は、電線31と、電線31に接続された端子35とを備え、絶縁プロテクタ50は、端子35が収容される端子収容部56を備え、端子収容部56には、異物の内部への侵入を規制する第3規制壁62が設けられている。
検知線40が複数であると、仮に仕切部76に検知線40側に突出する規制壁を設けても仕切部76と複数の検知線40との間の隙間を塞ぐことは容易ではないが、本実施形態によれば、端子35が収容される端子収容部56に第3規制壁62が設けられるため、仕切部76と複数の検知線40との間の隙間から異物が侵入したとしても第3規制壁62により、異物の内部への侵入を規制することができる。
検知線40が複数であると、仮に仕切部76に検知線40側に突出する規制壁を設けても仕切部76と複数の検知線40との間の隙間を塞ぐことは容易ではないが、本実施形態によれば、端子35が収容される端子収容部56に第3規制壁62が設けられるため、仕切部76と複数の検知線40との間の隙間から異物が侵入したとしても第3規制壁62により、異物の内部への侵入を規制することができる。
<他の実施形態>
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、送電部材30の下に検知線40が配される構成としたが、これに限られず、送電部材30の上に検知線40を配する(送電部材30に対して検知線40を蓄電素子12とは反対側に配する)構成としてもよい。
(2)仕切り蓋部75には、第1規制壁80を設けたが、第1規制壁80を設けなくてもよい。
本明細書に記載された技術は上記記述及び図面によって説明した実施形態に限定されるものではなく、例えば次のような実施形態も本明細書に記載された技術の技術的範囲に含まれる。
(1)上記実施形態では、送電部材30の下に検知線40が配される構成としたが、これに限られず、送電部材30の上に検知線40を配する(送電部材30に対して検知線40を蓄電素子12とは反対側に配する)構成としてもよい。
(2)仕切り蓋部75には、第1規制壁80を設けたが、第1規制壁80を設けなくてもよい。
(3)検知線40は、蓄電素子12の電圧を検知する電圧検知線としたが、これに限られない。例えば、蓄電素子12の温度を検知する温度センサに接続された温度検知線としてもよい。
(4)接続部材21の検知線接続部24に検知線40が接続される構成としたが、これに限られず、接続部材21とは別部材の検知端子を設けて、検知端子を接続部材21に重ねる等により電圧を検知するようにしてもよい。
(4)接続部材21の検知線接続部24に検知線40が接続される構成としたが、これに限られず、接続部材21とは別部材の検知端子を設けて、検知端子を接続部材21に重ねる等により電圧を検知するようにしてもよい。
(5)蓄電モジュール10を構成する蓄電素子12の数については、上記実施形態の数に限られず、任意の数とすることができ、配線モジュール20の大きさも蓄電素子12の数に応じて適宜設定することができる。
(6)蓄電素子12は電池としたが、これに限られず、キャパシタ等であってもよい。
(6)蓄電素子12は電池としたが、これに限られず、キャパシタ等であってもよい。
(7)配線モジュール20を構成する連結ユニット96A,96Bの数は、上記実施形態の数に限られない。例えば、連結ユニット96Bを蓄電素子12の数に応じて更に連結することができる。
(8)複数の蓄電素子12は直列に接続される構成に限られない。複数の蓄電素子12を並列や直並列に接続してもよい。
(8)複数の蓄電素子12は直列に接続される構成に限られない。複数の蓄電素子12を並列や直並列に接続してもよい。
10: 蓄電モジュール
11: 蓄電素子群
12: 蓄電素子
13A,13B: 電極端子
20: 配線モジュール
21: 接続部材
30: 送電部材
31: 電線
35: 端子
40: 検知線
44: 電圧検知端子
50: 絶縁プロテクタ
56: 端子収容部
61: 検知線通し部
62: 第3規制壁
63: 検知線挿通溝
70: 挿通部
71: 受け部
75: 仕切り蓋部
76: 仕切部
80: 第1規制壁
80A: 第1凹状部
85: 検知線配索路
90: カバー
91: 第2規制壁
92: 第2凹状部
93: 重なり部
11: 蓄電素子群
12: 蓄電素子
13A,13B: 電極端子
20: 配線モジュール
21: 接続部材
30: 送電部材
31: 電線
35: 端子
40: 検知線
44: 電圧検知端子
50: 絶縁プロテクタ
56: 端子収容部
61: 検知線通し部
62: 第3規制壁
63: 検知線挿通溝
70: 挿通部
71: 受け部
75: 仕切り蓋部
76: 仕切部
80: 第1規制壁
80A: 第1凹状部
85: 検知線配索路
90: カバー
91: 第2規制壁
92: 第2凹状部
93: 重なり部
Claims (4)
- 複数の蓄電素子が並べられた蓄電素子群における直列接続又は並列接続の端部の電極端子に接続されて外部に送電する送電部材と、
前記送電部材に対して前記蓄電素子側又は前記蓄電素子とは反対側に並んで配され、前記蓄電素子の状態に応じた信号が送信される検知線と、
前記送電部材と前記検知線とが配される絶縁プロテクタと、を備え、
前記絶縁プロテクタは、
前記送電部材と前記検知線との間を仕切る仕切部を備える、配線モジュール。 - 前記送電部材は、電線と、前記電線に接続された端子とを備え、
前記絶縁プロテクタは、前記仕切部から前記電線側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第1規制壁を備え、
前記第1規制壁は、前記電線の外周面に当接する第1凹状部を有する請求項1に記載の配線モジュール。 - 前記送電部材を覆うカバーを備え、
前記カバーは、前記電線の外周面に当接する第2凹状部を有し、前記電線側に突出して外部からの異物の侵入を規制する第2規制壁を備え、
前記第2規制壁は、前記電線の軸方向に沿う方向について前記第1規制壁に重なる重なり部を有する請求項2に記載の配線モジュール。 - 前記送電部材は、電線と、前記電線に接続された端子とを備え、
前記絶縁プロテクタは、前記端子が収容される端子収容部を備え、
前記端子収容部には、異物の内部への侵入を規制する第3規制壁が設けられている請求項1から請求項3のいずれか一項に記載の配線モジュール。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015217442A JP2017091676A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 配線モジュール |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP2015217442A JP2017091676A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 配線モジュール |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JP2017091676A true JP2017091676A (ja) | 2017-05-25 |
Family
ID=58769134
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP2015217442A Pending JP2017091676A (ja) | 2015-11-05 | 2015-11-05 | 配線モジュール |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP2017091676A (ja) |
Cited By (3)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019021593A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | 矢崎総業株式会社 | 電線配索構造及びバスバモジュール |
JP2021068558A (ja) * | 2019-10-23 | 2021-04-30 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置 |
WO2023190503A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | バッテリパック |
-
2015
- 2015-11-05 JP JP2015217442A patent/JP2017091676A/ja active Pending
Cited By (4)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2019021593A (ja) * | 2017-07-21 | 2019-02-07 | 矢崎総業株式会社 | 電線配索構造及びバスバモジュール |
JP2021068558A (ja) * | 2019-10-23 | 2021-04-30 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置 |
JP7400339B2 (ja) | 2019-10-23 | 2023-12-19 | 株式会社Gsユアサ | 蓄電装置 |
WO2023190503A1 (ja) * | 2022-03-31 | 2023-10-05 | 本田技研工業株式会社 | バッテリパック |
Similar Documents
Publication | Publication Date | Title |
---|---|---|
JP5779010B2 (ja) | バスバモジュール構造体 | |
JP5550290B2 (ja) | 電線配索体、バスバモジュール、及び、電源装置 | |
JP6118176B2 (ja) | バスバモジュール及び電源装置 | |
US20160315459A1 (en) | Electrical connection box and wire harness | |
JP6202338B2 (ja) | 配線モジュール、配線モジュール中間体、及び配線モジュールの製造方法 | |
US20190334152A1 (en) | Wiring module | |
JP6699464B2 (ja) | 接続モジュール | |
US9425595B2 (en) | Wiring module | |
JP2015015091A (ja) | バスバモジュール及び電源装置 | |
CN107112458B (zh) | 蓄电模块 | |
EP3098878B1 (en) | Wiring module | |
WO2014192858A1 (ja) | バスバモジュール及び電源装置 | |
JP5382149B2 (ja) | 配線モジュール | |
JP6623833B2 (ja) | 配線モジュール | |
JP6593166B2 (ja) | 配線モジュール | |
JP2017091676A (ja) | 配線モジュール | |
JP6044495B2 (ja) | 配線モジュール | |
JP6724627B2 (ja) | 配線モジュール | |
US11075430B2 (en) | Wiring module | |
JP2018159656A (ja) | プロテクタ及びセンサ取付構造 | |
CN109565023B (zh) | 布线模块 | |
JP7309314B2 (ja) | 車両用電池パック | |
WO2015015812A1 (ja) | 配線モジュール |