JP6662719B2 - 自動車用ホイールリムの製造装置 - Google Patents

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Description

本発明は、自動車用ホイールリムの製造装置に関する。
従来より、環状のリムワークをリムワーク外周側に配置したトップロールとリムワーク内周側に配置したボトムロールとの双方を用いてロール成形するための、自動車用ホイールリムの製造装置が知られている(例えば、特許文献1,2を参照)。
この文献に記載の装置は、ボトムロールを取り付けるボトムロール取付軸と、ボトムロール取付軸を回転駆動するボトムロール駆動機構と、トップロールを取り付けるトップロール取付軸と、トップロール取付軸を回転駆動するトップロール駆動機構と、ボトムロール取付軸とトップロール取付軸との間隔を調整する調整機構と、を備えている。
この種の装置では、回転するトップロールとボトムロールとでリムワークを挟み込んでリムワークを回転させながら、リムワークのロール成形が行われる。その際、リムワークを安定して回転させ続ける必要がある。このため、上記文献に記載の装置では、ボトムロールにセットされたリムワークをリムワーク外周側から押さえるためのガイドロールを取り付けるガイドロール取付軸と、ガイドロール取付軸に取り付けられたガイドロールをリムワークに押し付ける押付機構と、が設けられている。ガイドロール取付軸は、ボトムロール取付軸に対して上方に配置されている。ガイドロール取付軸を回転駆動する機構は設けられていない。
ガイドロールは、ロール成形実行中(正確には、ガイドロールがリムワークに押し付けられている間)は回転しているリムワークの回転によって回転駆動される一方、ロール成形非実行中(正確には、ガイドロールがリムワークに押し付けられていない間)は回転駆動されない。通常、この種の装置を用いたリムワークのロール成形は、数秒に1回(1個)という極めて短い周期で繰り返し実行される。このため、慣性モーメントが比較的大きいガイドロールは、ロール成形非実行中も、回転停止することなく惰性で回転し続ける。
ところで、比較的長い期間に亘ってこの装置を停止させた後において上述したロール成形を繰り返し実行する動作を再開させた場合、再開後の一回目のロール成形(従って、再開後の1個目のリムワーク)において、そのリムワームに所謂「座屈」が発生し易いという問題があった。
本発明者は、係る問題に対処するために種々の検討を行った結果、再開後の1個目のリムワークに座屈が発生し易いのは、再開後の1回目のロール成形の開始段階にてガイドロールの回転が停止していることに起因することを見出した(詳細は後述する)。
本発明は上記問題に対処するためになされたものであり、その目的は、比較的長い期間に亘って装置を停止させた後にロール成形を再開する場合において、再開後の1個目のリムワークに座屈が発生し難い自動車用ホイールリムの製造装置を提供することである。
実開昭62−169733号公報 実開昭62−263838号公報
本発明に係る自動車用ホイールリムの製造装置は、上記文献に記載の装置と同様、ボトムロール取付軸と、ボトムロール駆動機構と、トップロール取付軸と、トップロール駆動機構と、(第1)調整機構と、ガイドロール取付軸と、押付機構と、を備える。
本発明に係る自動車用ホイールリムの製造装置の特徴は、前記ガイドロール取付軸を回転駆動するガイドロール駆動機構を備えたことにある。
これによれば、比較的長い期間に亘って装置を停止させた後にロール成形を再開する場合、再開前にガイドロール駆動機構を利用してガイドロールを回転駆動することで、再開後の1回目のロール成形の開始時点にてガイドロールが回転している状態を実現することができる。この結果、再開後の1個目のリムワークに座屈が発生し難くなる(詳細は後述する)。
上記本発明に係る製造装置では、前記ガイドロール駆動機構は、駆動源から前記ガイドロール取付軸への駆動トルクの伝達系統を接続する接続状態と遮断する遮断状態とを選択的に実現するクラッチ機構を備えることが好適である。
再開後の1回目のロール成形の実行後は、上述のように、ガイドロールは、ロール成形非実行中も回転停止することなく惰性で回転し続けることができる。従って、ガイドロール駆動機構を利用してガイドロールを回転駆動し続ける必要性が低い。
上記構成によれば、再開前にてクラッチ機構を接続状態に維持して駆動源を稼動することでガイドロールを回転駆動した後、再開後の1回目のロール成形の実行後は、クラッチ機構を遮断状態に維持して駆動源を停止することで、ガイドロールが惰性で回転し続ける状態を実現できる。従って、ロール成形を繰り返し実行する動作の実行中に亘って駆動源を稼動し続ける態様と比べて、装置の消費エネルギーを少なくすることができる。
上記本発明に係る製造装置では、典型的には、前記押付機構は、基体と、前記基体に対して相対移動可能に支持されると共に前記ガイドロール取付軸を支持する移動体と、前記基体に対する前記移動体の位置を調整することによって、前記ガイドロール取付軸を、退避位置と、前記ガイドロールが前記リムワークを前記リムワーク外周側から押さえる押付位置との間で移動可能な第2調整機構と、を備える。この構成では、前記ガイドロール駆動機構が前記移動体に設けられることが好ましい。
この場合、前記第1調整機構が、前記ボトムロール取付軸に対して前記トップロール取付軸が上下方向に移動することによって、前記ボトムロール取付軸と前記トップロール取付軸との間隔を調整するように構成され、前記トップロール取付軸が上下方向に移動する際、前記基体が前記トップロール取付軸と一体で上下方向に移動するように構成されることが好適である。
これによれば、ガイドロール取付軸(ガイドロール)とトップロール取付軸(トップロール)とが一体で上下方向に移動する。従って、ガイドロール取付軸(ガイドロール)とトップロール取付軸(トップロール)とが個別に上下方向に移動する構成と比べて、ガイドロール取付軸の「退避位置」と「押付位置」との距離を小さくし易くなる。この結果、第2調整機構において要求される「基体に対する移動体の相対移動範囲」を小さくし易くなり、第2調整機構が小型化され得る。
図1は、本発明に係る自動車用ホイールリムの製造装置の実施形態の概略構成を模式的に示す正面図である。 図2は、図1に示す実施形態の右側面図である。 図3は、図2に示す3−3矢視図であり、図3(a)は、基体51の軸線方向の位置を調整する様子を示す第1の図であり、図3(b)は、基体51の軸線方向の位置を調整する様子を示す第2の図である。 図4は、基体62の軸線方向の位置を調整する様子を示す図1に対応する第1の図である。 図5は、基体62の軸線方向の位置を調整する様子を示す図1に対応する第2の図である。 図6は、基体62の上下方向の位置を調整する様子を示す図2に対応する第1の図である。 図7は、基体62の上下方向の位置を調整する様子を示す図2に対応する第2の図である。 図8は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第1の図である。 図9は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第2の図である。 図10は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図1に対応する第3の図である。 図11は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第4の図である。 図12は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図1に対応する第5の図である。 図13は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図1に対応する第6の図である。 図14は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第7の図である。 図15は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図1に対応する第8の図である。 図16は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第9の図である。 図17は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第10の図である。 図18は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第11の図である。 図19は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図1に対応する第12の図である。 図20は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第13の図である。 図21は、リムワークWをロール成形する際の手順を示す図2に対応する第14の図である。 図22は、本発明に係る自動車用ホイールリムの製造装置の実施形態の変形例の図1に対応する図である。 図23は、図22に示す変形例の図2に対応する図である。
以下、本発明に係る自動車用ホイールリムの製造装置の実施形態(以下、「本装置」と呼ぶ)について図面を参照しながら説明する。なお、図面では、軸線方向(水平方向)がx軸方向に、軸線方向と直交する水平方向がy軸方向に、上下方向がz軸方向に、それぞれ対応している。
(構成)
図1及び図2に示すように、本実施形態は、金属製のフレーム10を備える。フレーム10の外郭は、床面(載置面、水平面)上に載置されると共に水平方向に延在する下部フレーム11と、下部フレーム11と一体に設けられると共に上下方向に延在する側部フレーム12と、側部フレーム12と一体に設けられると共に水平方向に延在する上部フレーム13と、により構成される。
図1に示すように、軸線方向(x軸方向)の両端部に位置する1対の側部フレーム12における上下方向の中間部付近には、フレーム10の内部に向けて片持ち状に水平方向に延在する1対の中間フレーム14が一体に設けられている。1対の中間フレーム14の先端面同士は、フレーム10の軸線方向(x軸方向)の中央部にて、所定距離だけ「隙間」を空けて軸線方向(x軸方向)に対向している。
図1に示すように、各中間フレーム14の上面には、モータ21を軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に支持する調整機構23がそれぞれ設けられている。各モータ21のモータ軸22は、フレーム10の中央に向けて軸線方向に同軸的にそれぞれ延在している。各調整機構23は、図示しないモータ等の駆動トルクを利用して、制御装置(マイクロコンピュータ)100からの指令に基づき、対応するモータ21の軸線方向の位置を、「第1位置」(図1にて実線で示す位置)と「第2位置」(図1にて二点鎖線で示す位置)との間でそれぞれ調整可能となっている。
図1に示すように、各モータ21のモータ軸22には、ボトムロールBを構成する2つの分割ロールB1,B2のうち対応する分割ロールが一体回転するようにそれぞれ取り付けられている。1対のモータ21が共に「第2位置」にあるとき、2つの分割ロールB1,B2が軸線方向において離間した「離間状態」となっている。一方、この「離間状態」から、1対の調整機構23を利用して、1対のモータ21を軸線方向において互いに近づけて共に「第1位置」に移動すると、2つの分割ロールB1,B2が一体的に結合してボトムロールBが形成される「結合状態」となる。ボトムロールBは、リムワークWのロール成形に用いる円柱状の金属部材であり、リムワークWのリムワーク内周側に配置される。リムワークWは、ホイールリムの成形に使用される円筒状の金属部材であり、典型的には、環状に丸めた金属板片の端面同士を溶接等することによって形成される。
1対のモータ21は、制御装置(マイクロコンピュータ)100からの指令に基づき、ボトムロールBの回転速度を制御する。各モータ21は、モータ軸22の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータ(サーボモータ)であってもよい。この場合、エンコーダの検出結果が制御装置100に供給され、制御装置100からの指令に基づき、1対のモータ21が駆動制御される。ここで、1対のモータ軸22が本発明の「ボトムロール取付軸」に相当し、1対のモータ21が本発明の「ボトムロール駆動機構」に相当する。
図1に示すように、上部フレーム13の下方には、可動フレーム15が配置されている。可動フレーム15の上面には、柱状部15aが上方に向けて一体に立設されている。柱状部15aが、上部フレーム13の下面の突出部に設けられた下方に向けて開口する有底穴部13aに挿入されることによって、可動フレーム15が、上部フレーム13に対して、上下方向(z軸方向)に相対移動可能、且つ、z軸周りに相対回転不能に支持されている。
上部フレーム13の上面には、サーボモータ31が固定されている。サーボモータ31のモータ軸32は、下方に向けて、上部フレーム13を貫通して有底穴部13aの内部まで延在している。モータ軸32に一体で設けられた雄ねじ部が、柱状部15aの内部に形成された雌ねじ部と螺合している。これにより、サーボモータ31がモータ軸32を回転させることによって、可動フレーム15が上下方向(z軸方向)に移動するようになっている。
サーボモータ31は、モータ軸32の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータである。エンコーダの検出結果が制御装置100に供給され、制御装置100からの指令に基づいてサーボモータ31の回転角が制御されることによって、可動フレーム15の上下方向(z軸方向)の位置が調整されるようになっている。
図1に示すように、可動フレーム15の下面には、モータ41が固定されている。モータ41のモータ軸42は軸線方向(x軸方向)に延在している。モータ軸42は、モータ軸22と略平行(又は、平行)に設けられている。モータ軸42には、トップロールTが一体回転するように取り付けられている。トップロールTは、リムワークWのロール成形に用いる円柱状の金属部材であり、リムワークWのリムワーク外周側に配置される。モータ41は、制御装置(マイクロコンピュータ)100からの指令に基づき、トップロールTの回転速度を制御する。上記モータ21と同様、モータ41は、モータ軸42の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータ(サーボモータ)であってもよい。
モータ軸42に取り付けられたトップロールTは、1対のモータ軸22に取り付けられたボトムロールBの上方に配置されている。従って、サーボモータ31の回転角を制御することにより、モータ軸42(トップロールT)と1対のモータ軸22(ボトムロールB)との上下方向(z軸方向)の間隔が調整され得るようになっている。ここで、モータ軸42が本発明の「トップロール取付軸」に相当し、モータ41が本発明の「トップロール駆動機構」に相当し、「サーボモータ31、モータ軸32の雄ねじ部、及び、柱状部15aの雌ねじ部」が本発明の「第1調整機構」に相当する。
図2、及び、図2の3−3矢視図である図3に示すように、可動フレーム15の水平方向(y軸方向)の両端部に形成された1対の傾斜部15bのそれぞれの下面には、基体51を軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に支持する2本の平行なガイドレール15cが設けられている。
図3に示すように、各傾斜部15bの下面には、サーボモータ54が固定されている。各サーボモータ54のモータ軸55は、軸線方向(x軸方向)に延在し、基体51を貫通している。各モータ軸55に一体で設けられた雄ねじ部が、基体51の内部に形成された雌ねじ部と螺合している。
各サーボモータ54は、上述したサーボモータ31と同様、対応するモータ軸55の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータである。従って、エンコーダの検出結果に基づく制御装置100からの指令に基づいて各サーボモータ54の回転角が制御されることによって、図3(a)及び、図3(b)に示すように、各基体51の軸線方向(x軸方向)の位置が調整されるようになっている。
図2に示すように、各基体51の内部には、ボトムロールBの存在方向に向けて斜め下方に開口するシリンダ部51aが配置されている。各シリンダ部51aには、棒状の移動体52の一端部が挿入されており、移動体52が、基体51に対して、シリンダ部51aの軸線方向に相対移動可能、且つ、シリンダ部51aの軸線周りに相対回転不能に支持されている。
各移動体52の他端部には、軸線方向(x軸方向)に延びる回転軸53が軸周りに回転可能にそれぞれ設けられている。回転軸53は、モータ軸22と略平行(又は、平行)に設けられている。各回転軸53には、ガイドロールGが一体回転するようにそれぞれ取り付けられている。これら1対のガイドロールGは、ボトムロールBにセットされたリムワークWを安定させるためにリムワーク外周側から押さえるための回転部材である。
各基体51と対応する回転軸53(ガイドロールG)とは、一体で軸線方向(x軸方向)に移動する。従って、1対のサーボモータ54の回転角を制御することによって、図3(a)及び、図3(b)に示すように、1対の回転軸53(1対のガイドロールG)の軸線方向(x軸方向)の位置が調整され得るようになっている。
また、各基体51のシリンダ部51aと対応する移動体52とによって、所謂「油圧シリンダ機構」がそれぞれ構成されている。制御装置100からの指令に基づき、各シリンダ部51a内の油圧を調整することによって、後述するように、各回転軸53(各ガイドロールG)が、「退避位置」と、ガイドロールGがリムワークWをリムワーク外周側から押さえる「押付位置」と、の間で直線的に移動可能となっている。「押付位置」は、「退避位置」に対して斜め下方に位置している。
また、可動フレーム15に配置されている1対の基体51とモータ軸42とは、一体で上下方向(z軸方向)に移動する。従って、サーボモータ31の回転角を制御することによって、1対の基体51(従って、1対のガイドロールG)とモータ軸42(従って、トップロールT)とが、一体で上下方向(z軸方向)に移動するようになっている。
ここで、1対の回転軸53が本発明の「ガイドロール取付軸」に相当し、1対の基体51が本発明の「基体」に相当し、1対の移動体52が本発明の「移動体」に相当し、1対の「基体51のシリンダ部51a、及び移動体52」が本発明の「押付機構」に相当し、「基体51のシリンダ部51a、及び移動体52」が本発明の「第2調整機構」に相当する。
また、図2、及び、図3に示すように、各移動体52の下面には、モータ71が固定されている。各モータ71のモータ軸72は軸線方向(x軸方向)に延在している。各モータ軸72の動力は、ベルト(或いは、チェーン)73を介して対応する回転軸53に伝達される。即ち、各回転軸53(従って、ガイドロールG)は、対応するモータ71によって回転駆動されるようになっている。
各モータ71は、クラッチ機構74を備える。各クラッチ機構74は、モータ71からモータ軸72(従って、回転軸53)への駆動トルクの伝達系統を接続する接続状態と遮断する遮断状態とを選択的に実現するようになっている。
1対のモータ71、及び、1対のクラッチ機構74は、制御装置(マイクロコンピュータ)100からの指令に基づいて制御される。上記モータ21と同様、モータ71は、モータ軸72の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータ(サーボモータ)であってもよい。ここで、1対の「モータ71、モータ軸72、及び、ベルト73」が本発明の「ガイドロール駆動機構」に相当し、1対のモータ71が本発明の「駆動源」に相当し、1対のクラッチ機構74が本発明の「クラッチ機構」に相当する。
図1及び図2に示すように、下部フレーム11の上面には、可動台61を軸線方向(x軸方向)に相対移動可能に支持する2本の平行なガイドレール11aが設けられている。図1に示すように、下部フレーム11の上面には、サーボモータ68が固定されている。サーボモータ68のモータ軸69は、軸線方向(x軸方向)に延在し、可動台61を貫通している。モータ軸69に一体で設けられた雄ねじ部が、可動台61の内部に形成された雌ねじ部と螺合している。
サーボモータ68は、上述したサーボモータ31と同様、モータ軸69の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータである。従って、エンコーダの検出結果に基づく制御装置100からの指令に基づいてサーボモータ68の回転角が制御されることによって、図4に示す「作動位置」から、図5に示す「原位置」まで、可動台61の軸線方向(x軸方向)の位置が調整されるようになっている。
図1及び図2に示すように、可動台61の上方には、基体62が配置されている。可動台61の上面に立設された複数本の柱状部が基体62の下面に設けられた下方に向けて開口する対応する有底穴部にそれぞれ挿入されることによって、基体62が、可動台61に対して、上下方向(z軸方向)に相対移動可能、且つ、z軸周りに相対回転不能に支持されている。
可動台61の上部には、サーボモータ66が埋設・固定されている。サーボモータ66のモータ軸67は、上方に向けて、基体62の内部まで延在している。モータ軸67に一体で設けられた雄ねじ部が、基体62の内部に形成された雌ねじ部と螺合している。
サーボモータ66は、上述したサーボモータ31と同様、モータ軸67の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータである。従って、エンコーダの検出結果に基づく制御装置100からの指令に基づいてサーボモータ66の回転角が制御されることによって、図6及び図7に示すように、基体62の上下方向(z軸方向)の位置が調整されるようになっている。
基体62の傾斜した上面には、ボトムロールBの存在方向に向けて斜め上方に開口するシリンダ部63が一体に配置されている。シリンダ部63には、棒状の移動体64の一端部が挿入されており、移動体64が、シリンダ部63(従って、基体62)に対して、シリンダ部63の軸線方向に相対移動可能、且つ、シリンダ部63の軸線周りに相対回転不能に支持されている。移動体64の他端部には、リムワークWを載置するための載置部65が一体に設けられている。
基体62と載置部65とは、一体で軸線方向(x軸方向)に移動する。従って、サーボモータ68の回転角を制御することによって、図4に示す「作動位置」から、図5に示す「原位置」まで、載置部65の軸線方向(x軸方向)の位置が調整されるようになっている。図4に示す「作動位置」では、軸線方向(x軸方向)において、基体62(載置部65)が、1対の中間フレーム14の先端面同士間の上述した「隙間」の存在範囲内に位置している。図5に示す「原位置」では、軸線方向(x軸方向)において、基体62(載置部65)が、上記「結合状態」にある1対のモータ軸22の存在範囲外に位置している。また、図5に示す「原位置」では、軸線方向(x軸方向)において、基体62(載置部65)が、モータ軸42の存在範囲外に位置している。
加えて、基体62と載置部65とは、一体で上下方向(z軸方向)に移動する。従って、サーボモータ66の回転角を制御することによって、図6及び図7に示すように、載置部65の上下方向(z軸方向)の位置が調整されるようになっている。
また、シリンダ部63と移動体64とによって、所謂「エアシリンダ機構」が構成されている。制御装置100からの指令に基づき、シリンダ部63内の空気圧を調整することによって、後述するように、載置部65が、「退避位置」と、ボトムロールBにリムワークWをセットするための「セット位置」と、の間で直線的に移動可能となっている。「セット位置」は、「退避位置」に対して斜め上方に位置している。
(ロール成形)
次に、本装置を利用してリムワークWをロール成形する際の手順について、図8〜図21を参照しながら簡単に説明する。本装置は、公知のフレア加工が事前に施されたリムワークWに対してロール成形を行って、所望の自動車用ホイールリムを製造する装置である。本装置を用いたリムワークWのロール成形は、数秒に1回(1個)という極めて短い周期で繰り返し実行される。
先ず、リムワークWに対するロール成形を行うにあたり、サーボモータ66の回転角を制御して、「セット位置」(後述する図11及び図12を参照)にある載置部65に載置されたリムワークWの中心軸心の上下方向の位置が、1対のモータ軸22(ボトムロールB)に対して最適位置となるように、基体62(従って、載置部65)の上下方向(z軸方向)の位置を事前に調整しておく。サーボモータ68の回転角を制御して、基体62(従って、載置部65)の軸線方向(x軸方向)の位置を「作動位置」(後述する図10を参照)に事前に調整しておく。
毎回のロール成形の開始段階では、上記「エアシリンダ機構」の制御により、載置部65が「退避位置」(後述する図8を参照)に維持されている。また、上記1対の「油圧シリンダ機構」の制御により、1対のガイドロールGが「退避位置」(後述する図8を参照)に維持されている。
加えて、1対の調整機構23を利用して、1対のモータ21の軸線方向(x軸方向)の位置が共に「第2位置」(後述する図10を参照)に維持されている。更に、1対のモータ21、及び、モータ41の制御により、2つの分割ロールB1,B2の回転速度が一致するように、且つ、2つの分割ロールB1,B2の周速がトップロールTの周速と一致するように、且つ、2つの分割ロールB1,B2の回転方向とトップロールTの回転方向とが逆になるように、1対のモータ軸22、及び、モータ軸42の回転速度が一定に制御されている。
また、ロール成形の繰り返し実行中では、1対のモータ71は停止状態に維持され、1対のクラッチ機構74は遮断状態に維持される。ここで、1対のガイドロールGは、ロール成形実行中(正確には、ガイドロールGがリムワークWに押し付けられている間)は回転しているリムワークWの回転によって回転駆動される一方、ロール成形非実行中(正確には、ガイドロールGがリムワークWに押し付けられていない間)は回転駆動されない。
しかしながら、ロール成形非実行中の期間が極めて短いこと、及び、ガイドロールGの慣性モーメントが比較的大きいことに起因して、1対のガイドロールGは、ロール成形非実行中も、回転停止することなく惰性で回転し続ける。以下、ロール成形の繰り返し実行中における1回のロール成形を行う際の手順について説明する。
前回のロール成形の終了後、先ず、図8に示すように、リムワークWを、側部フレーム12に固定された投入シューター16に投入する。これにより、リムワークWが、「退避位置」にある載置部65に向けて投入シューター16上を転がり、図9及び図10に示すように、リムワークWが載置部65に載置される。
次に、図11及び図12に示すように、上記「エアシリンダ機構」を制御して、載置部65を、「退避位置」から「セット位置」に移動する。これにより、リムワークWが、離間して回転駆動されている2つの分割ロールB1,B2の間の空間に配置される。
続いて、図13に示すように、1対の調整機構23を利用して、1対のモータ21の軸線方向(x軸方向)の位置を共に「第1位置」に移動する。これにより、2つの分割ロールB1,B2が一体的に結合してボトムロールBが形成されると共に、ボトムロールBが、リムワークWのリムワーク内周側に配置される。次いで、図14及び図15に示すように、上記「エアシリンダ機構」を制御して、載置部65を、「セット位置」から「退避位置」に戻す。
このように載置部65が「セット位置」から「退避位置」に戻ることにより、リムワークWが、回転駆動されているボトムロールBと接触する状態となる。しかしながら、ボトムロールBの外径がリムワークWの内径より小さいことで両者の接触態様が線接触に極めて近い面接触となり両者間の摺動抵抗が比較的小さいこと、及び、リムワークWの慣性モーメントが比較的大きいこと等に起因して、リムワークWは回転を開始しない(或いは、僅かに回転するのみである)。
次に、図16に示すように、サーボモータ31の回転角を制御して、回転駆動されているトップロールTを下降してボトムロールBに近づける。このとき、上述したように惰性で回転している1対のガイドロールGも一体で下降する。なお、この段階では、トップロールT、及び、1対のガイドロールGはリムワークWに接触していない。
次いで、図17に示すように、上記1対の「油圧シリンダ機構」を制御して、1対のガイドロールGを、「退避位置」から「押付位置」に移動する。これにより、惰性で回転している1対のガイドロールGがリムワークWに接触してリムワークWをリムワーク外周側から押圧する。この押圧力は、上記「油圧シリンダ機構」内の油圧に応じた大きさとなる。
このように惰性で回転している1対のガイドロールGがリムワークWを押圧することによって、リムワークWは、ボトムロールBの回転に追従するように回転を開始する。なお、この段階では、トップロールTはリムワークWに接触していない。
次に、図18及び図19に示すように、サーボモータ31の回転角を制御して、回転駆動されているトップロールTを更に下降して回転しているリムワークWに接触させる。なお、このとき、1対のガイドロールGはリムワークWをなおも押圧し続けている。これにより、回転駆動されているトップロールTとボトムロールBとでリムワークWを挟み込みながらリムワークWが回転する状態が得られる。1対のガイドロールGがリムワークWを押圧しているので、リムワークWは安定して回転し続けることができる。
この状態で、サーボモータ31の回転角を制御して、トップロールTとボトムロールBとの間隔を徐々に小さく(従って、リムワークWを挟み込む押圧力を徐々に大きく)なるように調整する。これにより、リムワークWは、その外周面がトップロールTの外周面の形状に倣い、且つ、その内周面がボトムロールBの外周面の形状に倣うように、圧延(ロール成形)される。この結果、所望の形状に整えられたホイールリムが得られる。
このようにしてホイールリムが得られた後、図20に示すように、サーボモータ31の回転角を制御して、トップロールTを上昇させてボトムロールBから離間させると共に、上記1対の「油圧シリンダ機構」を制御して、1対のガイドロールGを「退避位置」に戻して1対のガイドロールGをボトムロールBから離間する。
そして、1対の調整機構23を利用して、1対のモータ21の軸線方向(x軸方向)の位置を共に「第1位置」から「第2位置」に戻す。これにより、2つの分割ロールB1,B2が離間する。この結果、図21に示すように、リムワークWが落下して、側部フレーム12に固定された排出シューター17上を転がり、フレーム10の外部へ排出される。
以上、図8〜図21を参照しながら説明した上述の一連の工程(1回のロール成形)を繰り返し実行することによって、本装置を用いたリムワークWのロール成形が短い周期で繰り返し実行される。
(装置停止後のロール成形再開時におけるガイドロールGの回転駆動)
上述したロール成形を繰り返し実行する動作を一旦終了して比較的長い期間に亘って本装置を停止させた後、上述したロール成形を繰り返し実行する動作を再開させた場合、再開後の一回目のロール成形(従って、再開後の1個目のリムワークW)において、そのリムワームWに所謂「座屈」が発生し易いという問題があった。
本発明者は、係る問題に対処するために種々の検討を行った結果、再開後の1個目のリムワークWに座屈が発生し易いのは、再開後の1回目のロール成形の開始段階にてガイドロールGの回転が停止していることに起因することを見出した。
即ち、1対のモータ71が停止状態に維持され且つ1対のクラッチ機構74が遮断状態に維持されたまま、再開後の1回目のロール成形が行われる場合、1回目のロール成形の開始段階では、ガイドロールGの回転が停止している。この状態で、上述した図17に示すように、回転していない1対のガイドロールGをリムワークWに押し付けても、リムワークWは回転を開始しない。従って、1対のガイドロールGも回転を開始しない。
この状態にて、図18及び図19に示すように、回転駆動されているトップロールTをリムワークWに押し付けると、リムワークWが、トップロールTの回転に追従するように、回転を開始する。リムワークWが回転を開始すると、1対のガイドロールGが、リムワークWの回転に追従して回転を開始する。
ここで、トップロールTの押し付けによってリムワークWが回転を開始する際、回転していない状態でリムワークWを押し付けている1対のガイドロールGは、リムワークWの回転の開始を阻害するように作用する。このため、リムワークWの回転が円滑に開始され難い状態で、回転駆動されているトップロールTがリムワークWに押し付けられることになる。この結果、トップロールTがリムワークWに押し付けられた直後に、リムワークWに座屈が発生し易い。
このような座屈の発生を防止するためには、再開後の1回目のロール成形の開始時点にて1対のガイドロールGが回転している状態を実現すればよい。本装置では、上述のように、1対のガイドロールGを回転駆動するために1対のモータ71が設けられている。従って、再開前に、1対のクラッチ機構74を接続状態に制御し且つ1対のモータ71を稼動して1対のガイドロールGを回転駆動することによって、上述の座屈の発生を防止できる。
ここで、1対のガイドロールGの周速がトップロールTの周速と一致するように、且つ、1対のガイドロールGの回転方向とトップロールTの回転方向とが一致するように、1対のモータ71を制御することが好ましい。
再開後の1回目のロール成形の実行後は、上述のように、1対のガイドロールGは、ロール成形非実行中も回転停止することなく惰性で回転し続けることができる。従って、1対のモータ71を利用して1対のガイドロールGを回転駆動し続ける必要性が低い。従って、再開後の1回目のロール成形の実行後は、1対のクラッチ機構74を遮断状態に維持して1対のモータ71を停止することが好ましい。これにより、1対のガイドロールGが惰性で回転し続ける状態を実現できることに加え、ロール成形を繰り返し実行する動作の実行中に亘って一対のモータ71を稼動し続ける態様と比べて、本装置の消費エネルギーを少なくすることができる。
(作用・効果)
以上、本実施形態によれば、比較的長い期間に亘って本装置を停止させた後にロール成形を再開する場合、再開前に「ガイドロール駆動機構」を利用して1対のガイドロールGを回転駆動することで、再開後の1回目のロール成形の開始時点にて1対のガイドロールGが回転している状態を実現することができる。この結果、再開後の1個目のリムワークWに座屈が発生し難くなる。
また、本実施形態によれば、1対の回転軸53(一対のガイドロールG)とモータ軸42(トップロールT)とが一体で上下方向に移動する。従って、ガイドロールGとトップロールTとが個別に上下方向に移動する構成と比べて、1対のガイドロールGの「退避位置」と「押付位置」との距離を小さくし易くなる。この結果、上記1対の「油圧シリンダ機構」において要求される「基体51に対する移動体52の相対移動範囲」を小さくし易くなり、上記1対の「油圧シリンダ機構」が小型化され得る。
本発明は、上記の典型的な実施形態のみに限定されるものではなく、本発明の目的を逸脱しない限りにおいて種々の応用や変形が考えられる。例えば、上記実施形態を応用した次の各形態を実施することもできる。
上記実施形態では、サーボモータ31、1対のサーボモータ54、サーボモータ66、及び、サーボモータ68として、対応するモータ軸の回転角を検出するエンコーダを搭載したサーボ機構式の電動モータが使用されているが、これらのモータとして、サーボ機構式の電動モータ以外の電動モータが使用されてもよい。
また、上記実施形態では、トップロールTのみが上下方向(z軸方向)に移動することによってボトムロールBとトップロールTとの間隔が調整されているが、ボトムロールBのみ、又は、ボトムロールB及びトップロールTの双方が上下方向(z軸方向)に移動することによってボトムロールBとトップロールTとの間隔が調整されてもよい。
また、上記実施形態では、サーボモータ66,68の回転角を制御することによって、基体62(載置部65)の上下方向(z軸方向)及び軸線方向(x軸方向)の位置が調整可能となっているが、基体62(載置部65)の上下方向(z軸方向)及び軸線方向(x軸方向)の位置が調整不能であってもよい。更には、上記実施形態では、載置部65(及び、これらに関係する各種部材)が設けられているが、載置部65(及び、これらに関係する各種部材)が省略されていてもよい。
また、上記実施形態では、1対のサーボモータ54の回転角を制御することによって、1対の回転軸53(1対のガイドロールG)の軸線方向(x軸方向)の位置が調整され得るようになっているが、1対の回転軸53(1対のガイドロールG)の軸線方向(x軸方向)の位置が調整不能であってもよい。
また、上記実施形態では、1対の回転軸53(一対のガイドロールG)とモータ軸42(トップロールT)とが一体で上下方向に移動するように構成されているが、1対の回転軸53(一対のガイドロールG)とモータ軸42(トップロールT)とが個別に上下方向に移動するように構成されていてもよい。
また、上記実施形態では、ボトムロールBとして2つの分割ロールB1,B2が一体的に結合して形成されるボトムロールが使用されているが、図22及び図23に示すように、ボトムロールBとして非分割の1つのボトムロールBが使用されてもよい。図22及び図23に示す例では、1対のモータ21、及び1対の調整機構23のうち片方のモータ21、及び片方の調整機構23が省略されている。なお、図22及び図23において、図1及び図2に示す部材と同一又は等価な部材については、図1及び図2に示した符号と同じ符号が付されている。
図22及び図23に示すようにボトムロールBが非分割タイプの場合、上記実施形態のようにボトムロールBが分割タイプの場合と比べて、ボトムロールBの外径をより小さく設計し易い。ボトムロールBの外径がより小さくなると、ボトムロールBの外径がリムワークWの内径に対してより小さくなることで、両者の接触態様が線接触により一層近づく。この結果、両者間の摺動抵抗がより一層小さくなり、リムワークWがより一層回転を開始し難くなる。換言すれば、リムワークWに座屈がより一層発生し易くなる。従って、図22及び図23に示すようなボトムロールBが非分割タイプの装置に上述した「ガイドロール駆動機構」を適用すると、座屈発生の防止の観点においてより一層効果的である、といえる。
21…モータ、22…モータ軸、31…サーボモータ、32…モータ軸、41…モータ、42…モータ軸、51…基体、52…移動体、53…回転軸、71…モータ、72…モータ軸、73…ベルト、74…クラッチ機構、B…ボトムロール、T…トップロール、G…ガイドロール

Claims (4)

  1. 環状のリムワークをリムワーク外周側に配置したトップロールとリムワーク内周側に配置したボトムロールとの双方を用いてロール成形するための、自動車用ホイールリムの製造装置であって、
    前記ボトムロールを取り付けるボトムロール取付軸と、
    前記ボトムロール取付軸を回転駆動するボトムロール駆動機構と、
    前記ボトムロール取付軸に対して上方に配置されると共に、前記トップロールを取り付けるトップロール取付軸と、
    前記トップロール取付軸を回転駆動するトップロール駆動機構と、
    前記ボトムロール取付軸と前記トップロール取付軸との間隔を調整する第1調整機構と、
    前記ボトムロール取付軸に対して上方に配置されると共に、前記ボトムロールにセットされた前記リムワークを前記リムワーク外周側から押さえるためのガイドロールを取り付けるガイドロール取付軸と、
    前記ガイドロール取付軸に取り付けられる前記ガイドロールを前記リムワークに押し付ける押付機構と、
    前記ガイドロール取付軸を回転駆動するガイドロール駆動機構と、
    を備えた、自動車用ホイールリムの製造装置。
  2. 請求項1に記載の自動車用ホイールリムの製造装置において、
    前記ガイドロール駆動機構は、駆動源から前記ガイドロール取付軸への駆動トルクの伝達系統を接続する接続状態と遮断する遮断状態とを選択的に実現するクラッチ機構を備えた、自動車用ホイールリムの製造装置。
  3. 請求項1又は請求項2に記載の自動車用ホイールリムの製造装置であって、
    前記押付機構は、
    基体と、
    前記基体に対して相対移動可能に支持されると共に前記ガイドロール取付軸を支持する移動体と、
    前記基体に対する前記移動体の位置を調整することによって、前記ガイドロール取付軸を、退避位置と、前記ガイドロールが前記リムワークを前記リムワーク外周側から押さえる押付位置との間で移動可能な第2調整機構と、
    を備え、
    前記ガイドロール駆動機構が前記移動体に設けられた、自動車用ホイールリムの製造装置。
  4. 請求項3に記載の自動車用ホイールリムの製造装置において、
    前記第1調整機構は、前記ボトムロール取付軸に対して前記トップロール取付軸が上下方向に移動することによって、前記ボトムロール取付軸と前記トップロール取付軸との間隔を調整するように構成され、
    前記トップロール取付軸が上下方向に移動する際、前記基体が前記トップロール取付軸と一体で上下方向に移動するように構成された、自動車用ホイールリムの製造装置。
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