JP6660328B2 - Gaming machine - Google Patents
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Description
本発明は、複数種類の要素演出を含んで構成される変動演出が実行される遊技機に関する。 The present invention relates to a gaming machine in which a variable effect including a plurality of types of element effects is executed.
従来、始動口に遊技球が入球すると保留情報が記憶部に記憶されるとともに、始動条件の成立により、記憶部に記憶された保留情報が順次読み出されて大役抽選が行われ、この大役抽選により大当たりに当選すると、大入賞口が開放される大役遊技が実行可能となる遊技機が知られている。こうした遊技機においては、複数種類の要素演出を含んで構成される変動演出が実行され、要素演出の実行可否や実行パターンに応じて、大当たりの当選可否の示唆または報知がなされている。 Conventionally, when a game ball enters the starting opening, the hold information is stored in the storage unit, and when the start condition is satisfied, the hold information stored in the storage unit is sequentially read out to perform a main role lottery. 2. Description of the Related Art There has been known a gaming machine capable of executing a large-scale game in which a large winning opening is opened when a jackpot is won by lottery. In such a gaming machine, a variable effect including a plurality of types of element effects is executed, and a suggestion or notification of a jackpot winning or not is made in accordance with whether or not the element effects can be executed and an execution pattern.
例えば、特許文献1に示される遊技機では、要素演出としてさまざまな予告演出が設けられており、各予告演出の実行パターンそれぞれに大当たりの信頼度が設定されている。そして、変動演出中に、予告演出の実行パターンをより大当たりの信頼度の高い実行パターンに昇格させる昇格演出を行うことで、遊技者の期待感を高揚させ、遊技の興趣向上を図っている。
For example, in the gaming machine disclosed in
上記の遊技機のように、大当たりの信頼度を示唆、報知する予告演出が多数設けられたとしても、各予告演出の出現時期は予め設定されており、1回の変動演出中には、そもそも予告演出が出現しない時期がどうしても存在してしまう。また、予告演出を出現させるか否かは抽選で決定されることから、全ての変動演出において予告演出が出現するわけではない。そのため、変動演出中に予告演出が何ら出現しない時期が長期に亘って継続することもあり、こうした時期が頻発すると、遊技者が倦怠感を覚えてしまい、遊技の興趣が低下するという課題がある。 As in the above-mentioned gaming machine, even if a number of announcement effects that indicate and inform the reliability of the jackpot are provided, the appearance time of each announcement effect is set in advance, and during one fluctuation effect, in the first place, There is always a time when the notice effect does not appear. In addition, since whether or not to make the notice effect appear is determined by lottery, the notice effect does not appear in all the variable effects. For this reason, a period in which no notice effect appears during the fluctuation effect may continue for a long period of time, and if such a period occurs frequently, the player may feel tired and the interest in the game may be reduced. .
本発明は、遊技者の倦怠感を低減して遊技の興趣を向上することができる遊技機を提供することを目的とする。 An object of the present invention is to provide a gaming machine that can reduce the fatigue of a player and improve the interest of the game.
上記課題を解決するために、本発明の遊技機は、始動条件の成立により、所定の遊技利益を付与するか否かを判定する判定手段と、前記判定手段の判定結果に基づいて、複数種類の要素演出それぞれの実行可否もしくは実行パターンを決定する要素演出決定手段と、前記要素演出決定手段の決定にしたがって前記要素演出を実行する要素演出実行手段と、いずれかの前記要素演出を対象要素演出とする示唆演出の実行可否を決定する示唆演出決定手段と、前記示唆演出決定手段によって前記示唆演出の実行が決定された場合、前記対象要素演出の開始前に所定の示唆画像が表示される待機演出を実行し、該待機演出の実行後に所定の権利使用演出を実行する示唆演出実行手段と、を備え、前記対象要素演出になり得る前記要素演出は複数の実行パターンが設けられ、複数の実行パターンには、前記判定結果に応じた選択比率の設定により、それぞれ信頼度が設定されており、前記待機演出は、異なる種類の前記対象要素演出に対して共通の演出態様にて実行可能であり、前記対象要素演出としていずれの前記要素演出が対象となっているのかを識別できないような態様で実行されるとともに、前記権利使用演出が実行されるタイミングを識別できないような態様で実行され、前記要素演出実行手段は、前記示唆演出が実行される場合に、前記待機演出を実行した後に該示唆演出の対象要素演出を第1の実行パターンで実行し、その後に実行される前記権利使用演出の実行に応じて、該第1の実行パターンよりも前記信頼度の高い第2の実行パターンで該対象要素演出を実行することを特徴とする。 In order to solve the above-mentioned problem, a gaming machine of the present invention includes a determining unit that determines whether or not a predetermined gaming profit is provided based on the establishment of a starting condition, and a plurality of types of gaming machines based on a determination result of the determining unit. Element effect determining means for determining whether or not each element effect can be executed or an execution pattern; element effect executing means for executing the element effect in accordance with the determination of the element effect determining means; A suggestion effect determining means for determining whether or not the suggestion effect can be executed, and a standby in which a predetermined suggestion image is displayed before the start of the target element effect when execution of the suggestion effect is determined by the suggestion effect determination means. And a suggestion effect executing means for executing a predetermined right use effect after the execution of the standby effect, wherein the element effect that can be the target element effect includes a plurality of real effects. Pattern is provided, the plurality of execution pattern, the determination by the result selection ratio set in accordance with, and each reliability is set, the standby effect is common to different types of the target element effect It is executable in an effect mode, and is executed in a mode in which it is not possible to identify which of the elemental effects is the target elemental effect, and it is not possible to identify the timing at which the right use effect is executed Executed in such a manner, the element effect execution means, when the suggestion effect is executed, executes the target element effect of the suggestion effect in the first execution pattern after executing the standby effect, and thereafter Executing the target element effect in a second execution pattern having a higher reliability than the first execution pattern in response to execution of the executed right use effect. And it features.
本発明によれば、遊技者の倦怠感を低減して遊技の興趣を向上することができる。 ADVANTAGE OF THE INVENTION According to this invention, a player's fatigue can be reduced and the interest of a game can be improved.
以下に添付図面を参照しながら、本発明の好適な実施形態について詳細に説明する。かかる実施形態に示す寸法、材料、その他具体的な数値等は、発明の理解を容易とするための例示にすぎず、特に断る場合を除き、本発明を限定するものではない。なお、本明細書および図面において、実質的に同一の機能、構成を有する要素については、同一の符号を付することにより重複説明を省略し、また本発明に直接関係のない要素は図示を省略する。 Hereinafter, a preferred embodiment of the present invention will be described in detail with reference to the accompanying drawings. The dimensions, materials, other specific numerical values, and the like shown in the embodiments are merely examples for facilitating the understanding of the invention, and do not limit the present invention unless otherwise specified. In the specification and the drawings, elements having substantially the same function and configuration will be denoted by the same reference numerals, and redundant description will be omitted. Elements not directly related to the present invention will be omitted. I do.
本発明の実施形態の理解を容易にするため、まず、遊技機の機械的構成および電気的構成を簡単に説明し、その後、各基板における具体的な処理を説明する。 In order to facilitate understanding of the embodiments of the present invention, first, a mechanical configuration and an electrical configuration of the gaming machine will be briefly described, and then, specific processing on each substrate will be described.
図1は、本実施形態の遊技機100の斜視図であり、扉が開放された状態を示している。図示のように、遊技機100は、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成される外枠102と、この外枠102にヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた中枠104と、この中枠104に、ヒンジ機構によって開閉自在に取り付けられた前枠106と、を備えている。
FIG. 1 is a perspective view of the
中枠104は、外枠102と同様に、略矩形状に組まれた四辺によって囲繞空間が形成されており、この囲繞空間に遊技盤108が保持されている。また、前枠106には、ガラス製または樹脂製の透過板110が保持されている。そして、これら中枠104および前枠106を外枠102に対して閉じると、遊技盤108と透過板110とが所定の間隔を維持して略平行に対面するとともに、遊技機100の正面側から、透過板110を介して遊技盤108が視認可能となる。
Like the
図2は、遊技機100の正面図である。この図に示すように、前枠106の下部には、遊技機100の正面側に突出する操作ハンドル112が設けられている。この操作ハンドル112は、遊技者が回転操作可能に設けられており、遊技者が操作ハンドル112を回転させて発射操作を行うと、当該操作ハンドル112の回転角度に応じた強度で、不図示の発射機構によって遊技球が発射される。このようにして発射された遊技球は、遊技盤108に設けられたレール114a、114b間を上昇して遊技領域116に導かれることとなる。
FIG. 2 is a front view of the
遊技領域116は、遊技盤108と透過板110との間隔に形成される空間であって、遊技球が流下または転動可能な領域である。遊技盤108には、多数の釘や風車が設けられており、遊技領域116に導かれた遊技球が釘や風車に衝突して、不規則な方向に流下、転動するようにしている。
The
遊技領域116は、発射機構の発射強度に応じて遊技球の進入度合いを互いに異にする第1遊技領域116aおよび第2遊技領域116bを備えている。第1遊技領域116aは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の左側に位置し、第2遊技領域116bは、遊技機100に正対した遊技者から見て遊技領域116の右側に位置している。レール114a、114bが遊技領域116の左側にあることから、発射機構によって所定の強度未満の発射強度で発射された遊技球は第1遊技領域116aに進入し、所定の強度以上の発射強度で発射された遊技球は第2遊技領域116bに進入することとなる。
The
また、遊技領域116には、遊技球が入球可能な一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122が設けられており、これら一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122に遊技球が入球すると、それぞれ所定の賞球が遊技者に払い出される。なお、賞球数は1個以上であれば何個でもよく、また、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122のそれぞれで払い出す賞球数を異ならせてもよいし、同じ賞球数に設定してもよい。このとき、第1始動口120に遊技球が入球して払い出す賞球数を、第2始動口122に遊技球が入球して払い出す賞球数よりも少なく設定することも可能である。
The
なお、詳しくは後述するが、第1始動口120内には第1始動領域が設けられ、また、第2始動口122内には第2始動領域が設けられている。そして、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球して第1始動領域または第2始動領域に遊技球が進入すると、予め設けられた複数の特別図柄の中からいずれか1の特別図柄を決定するための抽選が行われる。各特別図柄には、遊技者にとって有利な大役遊技の実行可否や、以後の遊技状態をどのような遊技状態にするかといった種々の遊技利益が対応付けられている。したがって、遊技者は、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、所定の賞球を獲得するのと同時に、種々の遊技利益を受ける権利獲得の機会を獲得することとなる。
As will be described in detail later, a first starting area is provided in the
また、第2始動口122には、可動片122bが開閉可能に設けられており、この可動片122bの状態に応じて、第2始動口122への遊技球の進入容易性が変化するようになっている。具体的には、可動片122bが閉状態にあるときには、第2始動口122への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、遊技領域116に設けられたゲート124内の進入領域を遊技球が通過すると、後述する普通図柄の抽選が行われ、この抽選によって当たりに当選すると、可動片122bが所定時間、開状態に制御される。このように、可動片122bが開状態になると、当該可動片122bが遊技球を第2始動口122に導く受け皿として機能し、第2始動口122への遊技球の入球が容易となる。なお、ここでは、第2始動口122が閉状態にあるときに、当該第2始動口122への遊技球の入球が不可能であることとしたが、第2始動口122が閉状態にある場合にも一定の頻度で遊技球が入球可能となるように構成してもよい。
A
さらに、遊技領域116には、遊技球が入球可能な大入賞口128が設けられている。この大入賞口128には、開閉扉128bが開閉可能に設けられており、通常、開閉扉128bが大入賞口128を閉鎖して、大入賞口128への遊技球の入球が不可能となっている。これに対して、前述の大役遊技が実行されると、開閉扉128bが開放されて、大入賞口128への遊技球の入球が可能となる。そして、大入賞口128に遊技球が入球すると、所定の賞球が遊技者に払い出される。
Further, the
なお、遊技領域116の最下部には、一般入賞口118、第1始動口120、第2始動口122、大入賞口128のいずれにも入球しなかった遊技球を、遊技領域116から遊技盤108の背面側に排出する排出口130が設けられている。
At the bottom of the
そして、遊技機100には、遊技の進行中等に演出を行う演出装置として、液晶表示装置からなる演出表示装置200、可動装置からなる演出役物装置202、さまざまな点灯態様や発光色に制御されるランプからなる演出照明装置204、スピーカからなる音声出力装置206、遊技者の操作を受け付ける演出操作装置208が設けられている。
In the
演出表示装置200は、画像を表示する画像表示部からなる演出表示部200aを備えており、この演出表示部200aを、遊技盤108の略中央部分において、遊技機100の正面側から視認可能に配置している。この演出表示部200aには、図示のように演出図柄210a、210b、210cが変動表示され、これら各演出図柄210a、210b、210cの停止表示態様によって大役抽選結果が遊技者に報知される変動演出が実行されることとなる。
The
演出役物装置202は、演出表示部200aよりも前面に配置され、通常、遊技盤108の背面側に退避しているが、上記の演出図柄210a、210b、210cの変動表示中などに、演出表示部200aの前面まで可動して、遊技者に大当たりの期待感を付与するものである。
The
演出照明装置204は、演出役物装置202や遊技盤108等に設けられており、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、さまざまに点灯制御される。
The
音声出力装置206は、前枠106の上部位置や外枠102の最下部位置に設けられ、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて、遊技機100の正面側に向けてさまざまな音声を出力する。
The
演出操作装置208は、遊技者の押下操作を受け付けるボタンで構成され、遊技機100の幅方向略中央位置であって、かつ、透過板110よりも下方位置に設けられている。この演出操作装置208は、演出表示部200aに表示される画像等に合わせて有効化されるものであり、操作有効期間内に遊技者の操作を受け付けると、当該操作に応じて、さまざまな演出が実行される。
The
なお、図中符号132は、遊技機100から払い出される賞球や、遊技球貸出装置から貸し出される遊技球が導かれる上皿であり、この上皿132が遊技球で一杯になると、遊技球は下皿134に導かれることとなる。また、この下皿134の底面には、当該下皿134から遊技球を排出するための球抜き孔(不図示)が形成されている。この球抜き孔は、通常、開閉板(不図示)によって閉じられているが、球抜きつまみ134aを図中左右方向にスライドさせることにより、当該球抜きつまみ134aと一体となって開閉板がスライドし、球抜き孔から下皿134の下方に遊技球を排出することが可能となっている。
また、遊技盤108には、遊技領域116の外方であって、かつ、遊技者が視認可能な位置に、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が設けられている。これら各表示器160〜172は、遊技に係る種々の状況を表示するための装置であるが、その詳細については後述する。
The first
(制御手段の内部構成)
図3は、遊技の進行を制御する制御手段の内部構成を示すブロック図である。
(Internal configuration of control means)
FIG. 3 is a block diagram showing the internal configuration of the control means for controlling the progress of the game.
主制御基板300は遊技の基本動作を制御する。この主制御基板300は、メインCPU300a、メインROM300b、メインRAM300cを備えている。メインCPU300aは、各検出スイッチやタイマからの入力信号に基づいて、メインROM300bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、各装置や表示器を直接制御したり、あるいは演算処理の結果に応じて他の基板にコマンドを送信したりする。メインRAM300cは、メインCPU300aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
The
上記主制御基板300には、一般入賞口118に遊技球が入球したことを検出する一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口120に遊技球が入球したことを検出する第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口122に遊技球が入球したことを検出する第2始動口検出スイッチ122s、ゲート124を遊技球が通過したことを検出するゲート検出スイッチ124s、大入賞口128に遊技球が入球したことを検出する大入賞口検出スイッチ128sが接続されており、これら各検出スイッチから主制御基板300に検出信号が入力されるようになっている。
The
また、主制御基板300には、第2始動口122の可動片122bを作動する普通電動役物ソレノイド122cと、大入賞口128を開閉する開閉扉128bを作動する大入賞口ソレノイド128cと、が接続されており、主制御基板300によって、第2始動口122および大入賞口128の開閉制御がなされるようになっている。
Further, the
さらに、主制御基板300には、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172が接続されており、主制御基板300によって、これら各表示器の表示制御がなされるようになっている。
Further, the
また、本実施形態の遊技機100は、主に第1始動口120または第2始動口122への遊技球の入球によって開始される特別遊技と、ゲート124を遊技球が通過することによって開始される普通遊技とに大別される。そして、主制御基板300のメインROM300bには、特別遊技および普通遊技を進行するための種々のプログラムや、各種の遊技に必要なデータ、テーブルが記憶されている。
Also, the
また、主制御基板300には、払出制御基板310および副制御基板330が接続されている。
Further, a
払出制御基板310は、遊技球を発射させるための制御、および、賞球を払い出すための制御を行う。この払出制御基板310も、CPU、ROM、RAMを備えており、主制御基板300に対して双方向に通信可能に接続されている。この払出制御基板310には遊技情報出力端子板312が接続されており、主制御基板300から出力される遊技進行上の種々の情報が、払出制御基板310および遊技情報出力端子板312を介して、遊技店のホールコンピュータ等に出力されることとなる。
The
また、払出制御基板310には、貯留部に貯留された遊技球を賞球として遊技者に払い出すための払出モータ314が接続されている。払出制御基板310は、主制御基板300から送信された払出個数指定コマンドに基づいて払出モータ314を制御して所定の賞球を遊技者に払い出すように制御する。このとき、払い出された遊技球数が払出球計数スイッチ316sによって検出され、払い出すべき賞球が遊技者に払い出されたかが把握されるようになっている。
The
また、払出制御基板310には、下皿134の満タン状態を検出する皿満タン検出スイッチ318sが接続されている。この皿満タン検出スイッチ318sは、賞球として払い出される遊技球を下皿134に導く通路に設けられており、遊技球検出信号が払出制御基板310に入力されるようになっている。
Further, to the dispensing
そして、下皿134に所定量以上の遊技球が貯留されて満タン状態になると、下皿134に向かう通路内に遊技球が滞留し、皿満タン検出スイッチ318sから払出制御基板310に向けて、遊技球検出信号が連続的に入力される。払出制御基板310は、遊技球検出信号が所定時間連続して入力された場合に、下皿134が満タン状態であると判断し、皿満タンコマンドを主制御基板300に送信する。一方、皿満タンコマンドを送信した後、遊技球検出信号の連続入力が途絶えた場合には、満タン状態が解除されたと判断し、皿満タン解除コマンドを主制御基板300に送信する。
Then, when a predetermined amount or more of the game balls are stored in the
また、払出制御基板310には、遊技球の発射制御を行う発射制御回路320が設けられている。払出制御基板310には、操作ハンドル112に設けられ、当該操作ハンドル112に遊技者が触れたことを検出するタッチセンサ112sと、操作ハンドル112の操作角度を検出する操作ボリューム112aと、が接続されている。そして、タッチセンサ112sおよび操作ボリューム112aから信号が入力されると、発射制御回路320において、遊技球発射装置に設けられた発射用ソレノイド112cを通電して遊技球を発射させる制御がなされる。
Further, the
副制御基板330は、主に遊技中や待機中等の各演出を制御する。この副制御基板330は、サブCPU330a、サブROM330b、サブRAM330cを備えており、主制御基板300に対して、当該主制御基板300から副制御基板330への一方向に通信可能に接続されている。サブCPU330aは、主制御基板300から送信されたコマンドやタイマからの入力信号等に基づいて、サブROM330bに格納されたプログラムを読み出して演算処理を行うとともに、演出を実行制御する。このとき、サブRAM330cは、サブCPU330aの演算処理時におけるデータのワークエリアとして機能する。
The
具体的には、副制御基板330は、上記演出表示部200aに画像を表示させる画像表示制御を行う。サブROM330bには、演出表示部200aに表示される図柄や背景等の画像データが多数格納されており、サブCPU330aが、画像データをサブROM330bから不図示のVRAMに読み出して、演出表示部200aの画像表示を制御する。
Specifically, the
また、副制御基板330は、音声出力装置206から音声を出力させる音声出力制御や、演出役物装置202を可動したり演出照明装置204を点灯制御したりする。さらには、演出操作装置208が押下操作されたことを検出する演出操作装置検出スイッチ208sから操作検出信号が入力された際に、所定の演出を実行する。
Further, the
なお、各基板には、不図示の電源基板が接続されており、電源基板を介して商用電源から各基板に電力供給がなされている。また、電源基板にはコンデンサからなるバックアップ電源が設けられている。 A power supply board (not shown) is connected to each board, and power is supplied from a commercial power supply to each board via the power supply board. Further, a backup power supply including a capacitor is provided on the power supply board.
次に、本実施形態の遊技機100における遊技について、メインROM300bに記憶されている各種テーブルと併せて説明する。
Next, a game in the
前述したように、本実施形態の遊技機100は、特別遊技と普通遊技の2種類の遊技が並行して進行するものであり、これら両遊技を進行する際の遊技状態として、低確率遊技状態または高確率遊技状態のいずれかの遊技状態と、非時短遊技状態または時短遊技状態のいずれかの遊技状態と、が組み合わされたいずれかの遊技状態にて遊技が進行する。
As described above, in the
各遊技状態の詳細については後述するが、低確率遊技状態というのは、大入賞口128が開放される大役遊技を実行する権利獲得の確率が低く設定された遊技状態であり、高確率遊技状態というのは、大役遊技を実行する権利獲得の確率が高く設定された遊技状態である。
Although details of each gaming state will be described later, the low-probability gaming state is a gaming state in which the probability of acquiring the right to execute a large winning game in which the large winning
また、非時短遊技状態というのは、可動片122bが開状態になりにくく、第2始動口122に遊技球が入球しにくい遊技状態であり、時短遊技状態というのは、非時短遊技状態よりも可動片122bが開状態になりやすく、第2始動口122に遊技球が入球しやすい遊技状態である。なお、遊技機100の初期状態は、低確率遊技状態および非時短遊技状態に設定され、この遊技状態を本実施形態では通常遊技状態と称する。
In addition, the non-time-saving gaming state is a game state in which the
遊技者が操作ハンドル112を操作して遊技領域116に遊技球を発射させるとともに、遊技領域116を流下する遊技球が第1始動口120または第2始動口122に入球すると、遊技者に遊技利益を付与するか否かの抽選(以下、「大役抽選」という)が行われる。この大役抽選において、大当たりに当選すると、大入賞口128が開放されるとともに当該大入賞口128への遊技球の入球が可能となる大役遊技が実行され、また、当該大役遊技の終了後の遊技状態が、上記のいずれかの遊技状態に設定される。以下では、大役抽選方法について説明する。
When the player operates the operation handle 112 to fire a game ball into the
なお、詳しくは後述するが、第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、大役抽選に係る種々の乱数値(大当たり決定乱数、当たり図柄乱数、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数)が取得されるとともに、これら各乱数値がメインRAM300cの特図保留記憶領域に記憶される。以下では、第1始動口120に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特1保留とよび、第2始動口122に遊技球が入球して特図保留記憶領域に記憶された種々の乱数を総称して特2保留とよぶ。
As will be described later in detail, when a game ball enters the
メインRAM300cの特図保留記憶領域は、第1特図保留記憶領域と第2特図保留記憶領域とを備えている。第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域は、それぞれ4つの記憶部(第1〜第4記憶部)を有している。そして、第1始動口120に遊技球が入球すると、特1保留を第1特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶し、第2始動口122に遊技球が入球すると、特2保留を第2特図保留記憶領域の第1記憶部から順に記憶する。
The special figure reserved storage area of the
例えば、第1始動口120に遊技球が入球したとき、第1特図保留記憶領域の第1〜第4記憶部のいずれにも保留が記憶されていない場合には、第1記憶部に特1保留を記憶する。また、例えば、第1記憶部〜第3記憶部に特1保留が記憶されている状態で、第1始動口120に遊技球が入球した場合には、特1保留を第4記憶部に記憶する。また、第2始動口122に遊技球が入球した場合にも、上記と同様に、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部の中で、特2保留が記憶されていない、最も番号(序数)の小さい記憶部に特2保留が記憶される。
For example, when a game ball enters the
ただし、第1特図保留記憶領域および第2特図保留記憶領域に記憶可能な特1保留数(X1)および特2保留数(X2)は、それぞれ4つに設定されている。したがって、例えば、第1始動口120に遊技球が入球したときに、第1特図保留記憶領域に既に4つの特1保留が記憶されている場合には、当該第1始動口120への遊技球の入球によって新たに特1保留が記憶されることはない。同様に、第2始動口122に遊技球が入球したときに、第2特図保留記憶領域に既に4つの特2保留が記憶されている場合には、当該第2始動口122への遊技球の入球によって新たに特2保留が記憶されることはない。
However, the number of special 1 reservations (X1) and the number of special 2 reservations (X2) that can be stored in the first special figure reserved storage area and the second special figure reserved storage area are each set to four. Therefore, for example, when a game ball enters the
図4は、大当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、0〜65535の範囲内から1つの大当たり決定乱数が取得される。そして、大役抽選を開始するとき、すなわち、大当たりの判定を行うときの遊技状態に応じて大当たり決定乱数判定テーブルが選択され、当該選択された大当たり決定乱数判定テーブルと取得された大当たり決定乱数とによって大役抽選が行われる。
FIG. 4 is a diagram illustrating a jackpot determination random number determination table. When a game ball enters the
低確率遊技状態において、特1保留および特2保留について大役抽選を開始する場合には、図4(a)に示すように、低確時大当たり決定乱数判定テーブルが参照される。この低確時大当たり決定乱数判定テーブルによれば、大当たり決定乱数が10001〜10164であった場合に大当たりと判定し、その他の大当たり決定乱数であった場合にはハズレと判定する。したがって、この場合の大当たり確率は約1/399.6となる。 In the low-probability gaming state, when starting the large winning lottery for the special 1 hold and the special 2 hold, as shown in FIG. 4A, the low probability jackpot determination random number determination table is referred to. According to the low-probability jackpot determination random number determination table, if the jackpot determination random number is 10001 to 10164, it is determined to be a jackpot, and if it is another jackpot determination random number, it is determined to be a loss. Therefore, the jackpot probability in this case is about 1 / 399.6.
また、高確率遊技状態において、特1保留および特2保留について大役抽選を開始する場合には、図4(b)に示すように、高確時大当たり決定乱数判定テーブルが参照される。この高確時大当たり決定乱数判定テーブルによれば、大当たり決定乱数が10001〜11640であった場合に大当たりと判定し、その他の大当たり決定乱数であった場合にはハズレと判定する。したがって、この場合の大当たり確率は約1/39.96となる。このように、高確率遊技状態である場合には、低確率遊技状態である場合に比べて、大当たり確率が10倍となる。なお、低確率遊技状態において「大当たり」となる大当たり決定乱数(10001〜10164)は、高確率遊技状態においても「大当たり」となる。 In addition, in the high-probability gaming state, when starting the special combination lottery for the special 1 hold and the special 2 hold, as shown in FIG. 4B, the high-probability jackpot determination random number determination table is referred to. According to the high-accuracy jackpot determination random number determination table, when the jackpot determination random number is 10001 to 11640, it is determined to be a jackpot, and when it is another jackpot determination random number, it is determined to be a loss. Therefore, the jackpot probability in this case is about 1 / 39.96. Thus, in the case of the high-probability gaming state, the jackpot probability is ten times as large as in the case of the low-probability gaming state. In addition, the jackpot determination random numbers (10001 to 10164) which become “big hits” in the low-probability gaming state also become “big hits” in the high-probability gaming state.
図5は、当たり図柄乱数判定テーブルを説明する図である。第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、0〜99の範囲内から1つの当たり図柄乱数が取得される。そして、上記の大役抽選により「大当たり」の判定結果が導出された場合に、取得している当たり図柄乱数と当たり図柄乱数判定テーブルとによって、特別図柄の種別が決定される。このとき、特1保留によって「大当たり」に当選した場合には、図5(a)に示すように、特1用当たり図柄乱数判定テーブルが選択され、特2保留によって「大当たり」に当選した場合には、図5(b)に示すように、特2用当たり図柄乱数判定テーブルが選択される。以下では、当たり図柄乱数によって決定される特別図柄、すなわち、大当たりの判定結果が得られた場合に決定される特別図柄を大当たり図柄とよび、ハズレの判定結果が得られた場合に決定される特別図柄をハズレ図柄とよぶ。
FIG. 5 is a diagram illustrating a winning symbol random number determination table. When a game ball enters the
図5(a)に示す特1用当たり図柄乱数判定テーブル、および、図5(b)に示す特2用当たり図柄乱数判定テーブルによれば、取得した当たり図柄乱数の値に応じて、図示のとおり、特別図柄の種別(大当たり図柄)が決定される。また、大役抽選結果が「ハズレ」であった場合に、当該抽選結果が特1保留によって導出されたときは、抽選を行うことなくハズレ図柄として特別図柄Xが決定され、当該抽選結果が特2保留によって導出されたときは、抽選を行うことなくハズレ図柄として特別図柄Yが決定される。つまり、当たり図柄乱数判定テーブルは、大役抽選結果が「大当たり」であった場合にのみ参照され、大役抽選結果が「ハズレ」であった場合に参照されることはない。 According to the special symbol random number determination table shown in FIG. 5 (a) and the special symbol random number determination table shown in FIG. 5 (b), according to the value of the acquired symbol random number obtained, As described above, the type of the special symbol (big hit symbol) is determined. If the lottery result is “losing” and the lottery result is derived by special 1 hold, a special symbol X is determined as a loss symbol without performing the lottery, and the lottery result is determined to be special 2. When derived by suspension, a special symbol Y is determined as a lost symbol without performing a lottery. That is, the winning symbol random number determination table is referred to only when the large winning lottery result is “big hit”, and is not referred to when the large winning lottery result is “losing”.
図6は、リーチグループ決定乱数判定テーブルを説明する図である。このリーチグループ決定乱数判定テーブルは複数設けられており、保留種別や保留数、さらには遊技状態に対応付けて設定される変動状態等に応じて1のテーブルが選択される。第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、0〜10006の範囲内から1つのリーチグループ決定乱数が取得される。上記のように、大役抽選結果が導出されると、当該大役抽選結果を報知する変動演出パターンを決定する処理が行われる。本実施形態では、大役抽選結果が「ハズレ」であった場合に、変動演出パターンを決定するにあたって、まず、リーチグループ決定乱数とリーチグループ決定乱数判定テーブルとによってグループ種別が決定される。
FIG. 6 is a diagram illustrating a reach group determination random number determination table. A plurality of reach group determination random number determination tables are provided, and one table is selected according to a hold type, a hold number, and a fluctuation state set in association with a game state. When a game ball enters the
例えば、遊技状態が非時短遊技状態に設定されており、変動状態が通常1変動状態に設定されているときに、特1保留に基づいて「ハズレ」の大役抽選結果が導出された場合において、大役抽選を行うときの特1保留数(以下、単に「保留数」という)が0個であれば、図6(a)に示すように、リーチグループ決定乱数判定テーブル1が選択される。同様に、保留数が1、2個であれば、図6(b)に示すように、リーチグループ決定乱数判定テーブル2が選択され、保留数が3個であれば、図6(c)に示すように、リーチグループ決定乱数判定テーブル3が選択される。なお、図6において、グループ種別の欄に記載しているグループxは、任意のグループ番号を示している。したがって、取得したリーチグループ決定乱数と、参照するリーチグループ決定乱数判定テーブルの種類とに応じて、グループ種別として種々のグループ番号が決定されることとなる。 For example, when the gaming state is set to the non-time-saving gaming state, and the changing state is set to the normal 1 changing state, when the major winning lottery result of “losing” is derived based on the special 1 hold, If the number of special reservations (hereinafter simply referred to as “reservation number”) at the time of performing the main role lottery is 0, the reach group determination random number determination table 1 is selected as shown in FIG. Similarly, if the number of reservations is one or two, the reach group determination random number determination table 2 is selected as shown in FIG. 6B, and if the number of reservations is three, as shown in FIG. As shown, the reach group determination random number determination table 3 is selected. In FIG. 6, the group x described in the group type column indicates an arbitrary group number. Therefore, various group numbers are determined as the group type according to the obtained reach group determination random number and the type of the reach group determination random number determination table to be referred to.
このように、本実施形態では、変動演出パターンを決定するためのテーブルが、設定されている遊技状態に加えて、変動状態に基づいて決定される。つまり、変動状態とは、いずれのテーブルを参照して変動演出パターンを決定するかが規定されたものであり、遊技状態とは別に設定される概念である。 As described above, in the present embodiment, the table for determining the fluctuation effect pattern is determined based on the fluctuation state in addition to the set game state. In other words, the fluctuating state defines which table to refer to for determining the fluctuating effect pattern, and is a concept that is set separately from the gaming state.
なお、大役抽選結果が「大当たり」であった場合には、変動演出パターンを決定するにあたってグループ種別を決定することはない。つまり、リーチグループ決定乱数判定テーブルは、大役抽選結果が「ハズレ」であった場合にのみ参照され、大役抽選結果が「大当たり」であった場合に参照されることはない。 In addition, when the main role lottery result is “big hit”, the group type is not determined in determining the variable effect pattern. That is, the reach group determination random number determination table is referred to only when the result of the main role lottery is “losing”, and is not referred to when the result of the main role lottery is “big hit”.
図7は、リーチモード決定乱数判定テーブルを説明する図である。このリーチモード決定乱数判定テーブルは、大役抽選結果が「ハズレ」であった場合に選択されるハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルと、大役抽選結果が「大当たり」であった場合に選択される大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルとに大別される。なお、ハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルは、上記のように決定されたグループ種別ごとに設けられており、大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルは、遊技状態や図柄種別ごとに設けられている。また、各リーチモード決定乱数判定テーブルは、保留種別ごとに設けてもよい。ここでは、所定の遊技状態および図柄種別において参照されるグループx用ハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルの一例を図7(a)に示し、大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルの一例を図7(b)に示す。 FIG. 7 is a diagram illustrating a reach mode determination random number determination table. The reach mode determination random number determination table is a loss mode reach mode determination random number determination table selected when the large role lottery result is “losing”, and a big hit selected when the large role lottery result is “big hit”. Time reach mode determination random number determination table. The loss mode reach mode determination random number determination table is provided for each group type determined as described above, and the jackpot reach mode determination random number determination table is provided for each game state and symbol type. Also, each reach mode determination random number determination table may be provided for each hold type. Here, FIG. 7A shows an example of the loss mode reach mode determination random number determination table for group x referred to in a predetermined game state and symbol type, and FIG. It is shown in b).
第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、0〜250の範囲内から1つのリーチモード決定乱数が取得される。そして、上記の大役抽選の結果が「ハズレ」であった場合には、図7(a)に示すように、上記のグループ種別の抽選により決定されたグループ種別に対応するハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルが選択され、選択されたハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルとリーチモード決定乱数とに基づいて、変動モード番号が決定される。また、上記の大役抽選の結果が「大当たり」であった場合には、図7(b)に示すように、読み出された遊技状態や図柄の種別に対応する大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルが選択され、選択された大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルとリーチモード決定乱数とに基づいて、変動モード番号が決定される。
When a game ball enters the
また、各リーチモード決定乱数判定テーブルにおいては、リーチモード決定乱数に、変動モード番号とともに、後述する変動パターン乱数判定テーブルが対応付けられており、変動モード番号が決定されるのと同時に、変動パターン乱数判定テーブルが決定される。なお、図7において、変動パターン乱数判定テーブルの欄に記載しているテーブルxは、任意のテーブル番号を示している。したがって、取得したリーチモード決定乱数と、参照するリーチモード決定乱数判定テーブルの種類とに応じて、変動モード番号と、変動パターン乱数判定テーブルのテーブル番号とが決定されることとなる。また、本実施形態において、変動モード番号および後述する変動パターン番号は、16進数で設定されている。以下において、16進数を示す場合には「H」を付するが、図7〜図9に○○Hと記載しているのは、16進数で示される任意の値を示すものである。 Further, in each reach mode determination random number determination table, a variation pattern random number determination table, which will be described later, is associated with the reach mode determination random number, together with the variation mode number. A random number determination table is determined. In FIG. 7, the table x described in the column of the fluctuation pattern random number determination table indicates an arbitrary table number. Therefore, the variation mode number and the table number of the variation pattern random number determination table are determined according to the obtained reach mode determination random number and the type of the reach mode determination random number determination table to be referred to. In this embodiment, the variation mode number and the variation pattern number described later are set in hexadecimal. In the following, when indicating a hexadecimal number, “H” is added. However, what is indicated by ○ H in FIGS. 7 to 9 indicates an arbitrary value represented by a hexadecimal number.
以上のように、大役抽選結果が「ハズレ」であった場合には、まず、図6に示すリーチグループ決定乱数判定テーブルとリーチグループ決定乱数とによってグループ種別が決定される。そして、決定されたグループ種別と遊技状態に応じ、図7に示すハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルとリーチモード決定乱数とによって、変動モード番号および変動パターン乱数判定テーブルが決定される。 As described above, when the main role lottery result is “losing”, first, the group type is determined based on the reach group determination random number determination table and the reach group determination random number shown in FIG. Then, a change mode number and a change pattern random number determination table are determined by the loss mode reach mode determination random number determination table and the reach mode determination random number shown in FIG. 7 according to the determined group type and game state.
一方、大役抽選結果が「大当たり」であった場合には、決定された大当たり図柄(特別図柄の種別)、大当たり当選時の遊技状態等に応じ、図7に示す大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルとリーチモード決定乱数とによって、変動モード番号、変動パターン乱数判定テーブルが決定されることとなる。 On the other hand, if the big role lottery result is “big hit”, the big hit reach mode determination random number determination table shown in FIG. 7 according to the determined big hit symbol (special symbol type), the gaming state at the time of the big hit win, and the like. The change mode number and the change pattern random number determination table are determined based on the reach mode determination random number.
図8は、変動パターン乱数判定テーブルを説明する図である。ここでは、所定のテーブル番号xの変動パターン乱数判定テーブルxを示すが、変動パターン乱数判定テーブルは、この他にも、テーブル番号ごとに多数設けられている。 FIG. 8 is a diagram illustrating a variation pattern random number determination table. Here, a variation pattern random number determination table x of a predetermined table number x is shown, but a large number of variation pattern random number determination tables are provided for each table number.
第1始動口120または第2始動口122に遊技球が入球すると、0〜238の範囲内から1つの変動パターン乱数が取得される。そして、上記の変動モード番号と同時に決定された変動パターン乱数判定テーブルと、取得した変動パターン乱数とに基づいて、図示のように変動パターン番号が決定される。
When a game ball enters the
このように、大役抽選が行われると、大役抽選結果、決定された図柄種別、遊技状態、保留数、保留種別等に応じて、変動モード番号、変動パターン番号が決定される。これら変動モード番号、変動パターン番号は、変動演出パターンを特定するものであり、そのそれぞれに、変動演出の態様および時間が対応付けられている。なお、以下では、変動モード番号および変動パターン番号を総称して変動情報と呼ぶ場合がある。 As described above, when the main role lottery is performed, the fluctuation mode number and the fluctuation pattern number are determined according to the main role lottery result, the determined symbol type, the game state, the number of holds, the type of hold, and the like. The variation mode number and the variation pattern number specify a variation effect pattern, and each of them is associated with a variation effect mode and time. In the following, the fluctuation mode number and the fluctuation pattern number may be collectively referred to as fluctuation information.
図9は、変動時間決定テーブルを説明する図である。上記のように、変動モード番号が決定されると、図9(a)に示す変動時間1決定テーブルにしたがって変動時間1が決定される。この変動時間1決定テーブルによれば、変動モード番号ごとに変動時間1が対応付けられており、決定された変動モード番号に応じて、対応する変動時間1が決定される。
FIG. 9 is a diagram for explaining the fluctuation time determination table. When the variation mode number is determined as described above, the
また、上記のように、変動パターン番号が決定されると、図9(b)に示す変動時間2決定テーブルにしたがって変動時間2が決定される。この変動時間2決定テーブルによれば、変動パターン番号ごとに変動時間2が対応付けられており、決定された変動パターン番号に応じて、対応する変動時間2が決定される。このようにして決定された変動時間1、2の合計時間が、大役抽選結果を報知する変動演出の時間、すなわち、変動時間となる。
Further, as described above, when the variation pattern number is determined, the
以上のようにして変動モード番号が決定されると、当該決定された変動モード番号に対応する変動モードコマンドが副制御基板330に送信され、変動パターン番号が決定されると、当該決定された変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドが副制御基板330に送信される。副制御基板330においては、受信した変動モードコマンドに基づいて、主に変動演出の前半の態様が決定され、受信した変動パターンコマンドに基づいて、主に変動演出の後半の態様が決定されることとなる。以下では、変動モードコマンドおよび変動パターンコマンドを総称して変動コマンドと呼ぶ場合があるが、その詳細については後述する。
When the variation mode number is determined as described above, a variation mode command corresponding to the determined variation mode number is transmitted to the
図10は、特別電動役物作動ラムセットテーブルを説明する図である。この特別電動役物作動ラムセットテーブルは、大役遊技を制御するための各種データが記憶されたものであり、大役遊技中は、この特別電動役物作動ラムセットテーブルを参照して、大入賞口ソレノイド128cが通電制御される。なお、実際は、特別電動役物作動ラムセットテーブルは、大当たり図柄の種別ごとに複数設けられており、決定された大当たり図柄の種別に応じて、対応するテーブルが大役遊技の開始時にセットされるが、ここでは、説明の都合上、1つのテーブルに全ての大当たり図柄の制御データを示す。
FIG. 10 is a diagram illustrating a special electric auditors product operating ram set table. The special electric auditors operation ram set table stores various data for controlling the large role game, and during the special role game, the special electric auditors operation ram set table is referred to and the special winning opening The energization of the
大当たり図柄である特別図柄A〜Dが決定されると、図10に示すように、特別電動役物作動ラムセットテーブルを参照して大役遊技が実行される。大役遊技は、大入賞口128が所定回数開閉される複数回のラウンド遊技で構成されている。この特別電動役物作動ラムセットテーブルによれば、オープニング時間(最初のラウンド遊技が開始されるまでの待機時間)、特別電動役物最大作動回数(1回の大役遊技中に実行されるラウンド遊技の回数)、特別電動役物開閉切替回数(1ラウンド中の大入賞口128の開放回数)、ソレノイド通電時間(大入賞口128の開放回数ごとの大入賞口ソレノイド128cの通電時間、すなわち、1回の大入賞口128の開放時間)、規定数(1回のラウンド遊技における大入賞口128への最大入賞可能数)、大入賞口閉鎖有効時間(ラウンド遊技間の大入賞口128の閉鎖時間、すなわち、インターバル時間)、エンディング時間(最後のラウンド遊技が終了してから、通常の特別遊技(後述する特別図柄の変動表示)が再開されるまでの待機時間)が、大役遊技の制御データとして、大当たり図柄の種別ごとに、図示のように予め記憶されている。
When the special symbols A to D, which are the jackpot symbols, are determined, as shown in FIG. 10, the large winning game is executed with reference to the special electric auditors product operating ram set table. The big role game is constituted by a plurality of round games in which the special winning
図11は、大役遊技の終了後の遊技状態を設定するための遊技状態設定テーブルを説明する図である。図11に示すとおり、特別図柄Aが決定された場合には、大役遊技の終了後に低確率遊技状態に設定され、特別図柄B〜Dが決定された場合には、大役遊技の終了後に高確率遊技状態に設定されるとともに、高確率遊技状態の継続回数(以下、「高確回数」という)は10000回に設定される。これは、大役抽選結果が10000回確定するまでの間、高確率遊技状態が継続することを意味している。ただし、上記した高確回数は1の高確率遊技状態における最大継続回数を示すものであり、上記の継続回数に到達するまでの間に大当たりに当選した場合には、再度、遊技状態の設定が行われることとなる。したがって、大役遊技の終了後に高確率遊技状態に設定された場合に、当該高確率遊技状態において大当たりの抽選結果が導出されることなく、ハズレの抽選結果が10000回導出されると、低確率遊技状態に遊技状態が変更されることとなる。 FIG. 11 is a diagram illustrating a game state setting table for setting a game state after the end of the large role game. As shown in FIG. 11, when the special symbol A is determined, the low probability game state is set after the end of the large role game, and when the special symbols BD are determined, the high probability game state is set after the large symbol game is completed. The game state is set, and the number of continuations of the high-probability game state (hereinafter, referred to as “high-accuracy number”) is set to 10,000. This means that the high-probability gaming state continues until the winning combination lottery result is determined 10,000 times. However, the above-mentioned high probability number indicates the maximum number of continuations in the high-probability game state of 1. If the jackpot is won before reaching the above-mentioned number of continuations, the game state is set again. Will be performed. Therefore, if the high-probability gaming state is set after the end of the large role game, and if the lottery result of the loss is derived 10,000 times without the jackpot lottery result being derived in the high-probability gaming state, the low-probability game is performed. The game state is changed to the state.
また、特別図柄Aが決定された場合には、大役遊技の終了後に非時短遊技状態に設定され、特別図柄B〜Dが決定された場合には、大役遊技の終了後に時短遊技状態に設定されるとともに、時短遊技状態の継続回数(以下、「時短回数」という)は10000回に設定される。これは、大役抽選結果が10000回確定するまでの間、時短遊技状態が継続することを意味している。ただし、上記した時短回数は1の時短遊技状態における最大継続回数を示すものであり、上記の継続回数に到達するまでの間に大当たりに当選した場合には、再度、遊技状態の設定が行われることとなる。 Also, when the special symbol A is determined, the non-time saving game state is set after the end of the large role game, and when the special symbols BD are determined, the time reduction game state is set after the end of the large role game. At the same time, the number of continuations of the time-saving gaming state (hereinafter, referred to as “time-saving number”) is set to 10,000. This means that the time-saving gaming state continues until the winning combination lottery result is determined 10,000 times. However, the above-mentioned number of time savings indicates the maximum number of continuations in the time-saving gaming state of 1. If the jackpot is won before the number of continuations is reached, the game state is set again. It will be.
なお、ここでは、大当たり図柄の種別に応じて、遊技状態や高確回数、時短回数を設定することとしたが、大当たり図柄の種別と大当たり当選時の遊技状態との双方に応じて、大役遊技の終了後の遊技状態および高確回数、時短回数を設定してもよい。 Here, the game state, the number of highly accurate times, and the number of times saved are set according to the type of the big hit symbol, but the big role game is set according to both the type of the big hit symbol and the game state at the time of the big hit winning. May be set after the end of the game, the number of times of high accuracy, and the number of times saved.
図12は、当たり決定乱数判定テーブルを説明する図である。遊技領域116を流下する遊技球がゲート124を通過すると、第2始動口122の可動片122bを通電制御するか否かが対応付けられた普通図柄の判定処理(以下、「普図抽選」という)が行われる。
FIG. 12 is a diagram illustrating the hit determination random number determination table. When a game ball flowing down the
なお、詳しくは後述するが、遊技球がゲート124を通過すると、0〜99の範囲内から1つの当たり決定乱数が取得されるとともに、この乱数値がメインRAM300cの普図保留記憶領域に4つを上限として記憶される。つまり、普図保留記憶領域は、当たり決定乱数をセーブする4つの記憶部を備えている。したがって、普図保留記憶領域の4つの記憶部全てに当たり決定乱数が記憶された状態で、遊技球がゲート124を通過した場合には、当該遊技球の通過に基づいて当たり決定乱数が記憶されることはない。以下では、ゲート124を遊技球が通過して普図保留記憶領域に記憶された当たり決定乱数を普図保留とよぶ。
As will be described in detail later, when the game ball passes through the
非時短遊技状態において普図抽選を開始する場合には、図12(a)に示すように、非時短遊技状態用当たり決定乱数判定テーブルが参照される。この非時短遊技状態用当たり決定乱数判定テーブルによれば、当たり決定乱数が0であった場合に、普通図柄の種別として当たり図柄が決定され、当たり決定乱数が1〜99であった場合に、普通図柄の種別としてハズレ図柄が決定される。したがって、非時短遊技状態において当たり図柄が決定される確率、すなわち、当選確率は1/100となる。詳しくは後述するが、この普図抽選において当たり図柄が決定されると、第2始動口122の可動片122bが開状態に制御され、ハズレ図柄が決定された場合には、第2始動口122の可動片122bが閉状態に維持される。
When starting the normal drawing lottery in the non-time-saving game state, as shown in FIG. According to this non-time-saving game state hit determination random number determination table, when the hit determination random number is 0, the hit symbol is determined as the type of the normal symbol, and when the hit determination random number is 1 to 99, A lost symbol is usually determined as the type of the symbol. Therefore, the probability of the winning symbol being determined in the non-time saving game state, that is, the winning probability is 1/100. As will be described in detail later, when a winning symbol is determined in this general drawing lottery, the
また、時短遊技状態において普図抽選を開始する場合には、図12(b)に示すように、時短遊技状態用当たり決定乱数判定テーブルが参照される。この時短遊技状態用当たり決定乱数判定テーブルによれば、当たり決定乱数が0〜98であった場合に、普通図柄の種別として当たり図柄が決定され、当たり決定乱数が99であった場合に、普通図柄の種別としてハズレ図柄が決定される。したがって、時短遊技状態において当たり図柄が決定される確率、すなわち、当選確率は99/100となる。 In addition, when the general-purpose drawing is started in the time-saving game state, as shown in FIG. According to this time-saving game state hit determination random number determination table, when the hit determination random number is 0 to 98, a hit symbol is determined as the type of the normal symbol, and when the hit determination random number is 99, the normal symbol is determined. A lost symbol is determined as a symbol type. Therefore, the probability of the winning symbol being determined in the time-saving gaming state, that is, the winning probability is 99/100.
図13(a)は、普通図柄変動時間データテーブルを説明する図であり、図13(b)は、開閉制御パターンテーブルを説明する図である。上記のように、普図抽選が行われると、普通図柄の変動時間が決定される。普通図柄変動時間データテーブルは、普図抽選によって当たり図柄もしくはハズレ図柄が決定されたときに、当該普通図柄の変動時間を決定する際に参照されるものである。この普通図柄変動時間データテーブルによれば、遊技状態が非時短遊技状態に設定されている場合には変動時間が10秒に決定され、遊技状態が時短遊技状態に設定されている場合には変動時間が1秒に決定される。このようにして変動時間が決定されると、当該決定された時間にわたって普通図柄表示器168が変動表示(点滅表示)される。そして、当たり図柄が決定された場合には普通図柄表示器168が点灯し、ハズレ図柄が決定された場合には普通図柄表示器168が消灯する。
FIG. 13A is a diagram illustrating a normal symbol variation time data table, and FIG. 13B is a diagram illustrating an opening / closing control pattern table. As described above, when the regular drawing lottery is performed, the fluctuation time of the ordinary symbol is determined. The ordinary symbol variation time data table is referred to when determining a variation time of the ordinary symbol when a winning symbol or a lost symbol is determined by ordinary symbol lottery. According to the ordinary symbol fluctuation time data table, the fluctuation time is determined to be 10 seconds when the gaming state is set to the non-time reduction gaming state, and the fluctuation time is determined when the gaming state is set to the time reduction gaming state. The time is determined to be one second. When the fluctuating time is determined in this manner, the
そして、普図抽選によって当たり図柄が決定されるとともに、普通図柄表示器168が点灯した場合には、第2始動口122の可動片122bが、図13(b)に示すように、開閉制御パターンテーブルを参照して通電制御される。なお、実際は、開閉制御パターンテーブルは、遊技状態ごとに設けられており、普通図柄が決定されたときの遊技状態に応じて、対応するテーブルが普通電動役物ソレノイド122cの通電開始時にセットされるが、ここでは、説明の都合上、1つのテーブルに各遊技状態に対応する制御データを示す。
Then, when the winning symbol is determined by the ordinary symbol lottery and the
当たり図柄が決定されると、図13(b)に示すように、開閉制御パターンテーブルを参照して第2始動口122が開閉制御される。この開閉制御パターンテーブルによれば、普電開放前時間(第2始動口122の開放が開始されるまでの待機時間)、普通電動役物最大開閉切替回数(第2始動口122の開放回数)、ソレノイド通電時間(第2始動口122の開放回数ごとの普通電動役物ソレノイド122cの通電時間、すなわち、1回の第2始動口122の開放時間)、規定数(第2始動口122の全開放中における第2始動口122への最大入賞可能数)、普電閉鎖有効時間(第2始動口122の各開放間の閉鎖時間、すなわち、休止時間)、普電有効状態時間(第2始動口122の最後の開放終了からの待機時間)、普電終了ウェイト時間(普電有効状態時間の経過後、後述する普通図柄の変動表示が再開されるまでの待機時間)が、第2始動口122の制御データとして、遊技状態ごとに、図示のように予め記憶されている。
When the winning symbol is determined, as shown in FIG. 13B, the opening and closing of the
このように、非時短遊技状態および時短遊技状態には、それぞれ、第2始動口122を開閉するための開閉制御条件が、遊技進行条件として対応付けられており、時短遊技状態においては、非時短遊技状態よりも第2始動口122に遊技球が入球しやすくなる。つまり、時短遊技状態においては、ゲート124を遊技球が通過する限りにおいて、次々と普図抽選がなされるとともに、第2始動口122が頻繁に開放状態となるため、遊技者は遊技球の費消を低減しながら、大役抽選を行うことが可能となる。
As described above, the open / close control condition for opening / closing the
なお、第2始動口122の開閉条件は、普通図柄の当選確率、普通図柄の変動表示の時間、第2始動口122の開放時間の3つの要素を規定するものである。そして、本実施形態では、この3つの要素のうち2つの要素において、非時短遊技状態よりも時短遊技状態の方を有利に設定することで、時短遊技状態の方が、非時短遊技状態よりも、第2始動口122に遊技球が入球しやすくなるように設定した。しかしながら、上記3つの要素のうち、1つまたは3つの要素について、時短遊技状態の方が、非時短遊技状態よりも有利に設定してもよい。いずれにしても、時短遊技状態の方が非時短遊技状態に比べて、少なくとも1つの要素について有利となることで、総合的に時短遊技状態の方が、非時短遊技状態よりも第2始動口122に遊技球が容易に入球するようにすればよい。つまり、遊技状態が非時短遊技状態に設定されている場合に、第1の条件にしたがって可動片122bが開閉制御され、遊技状態が時短遊技状態に設定されている場合に、第1の条件よりも開状態になりやすい第2の条件にしたがって可動片122bが開閉制御されればよい。
The opening / closing condition of the
次に、遊技機100における遊技の進行に伴う主制御基板300の主な処理について、フローチャートを用いて説明する。
Next, a main process of the
(主制御基板300のCPU初期化処理)
図14は、主制御基板300におけるCPU初期化処理(S100)を説明するフローチャートである。
(CPU initialization processing of main control board 300)
FIG. 14 is a flowchart illustrating the CPU initialization processing (S100) in
電源基板より電源が供給されると、メインCPU300aにシステムリセットが発生し、メインCPU300aは、以下のCPU初期化処理(S100)を行う。
When power is supplied from the power supply board, a system reset occurs in the
(ステップS100−1)
メインCPU300aは、電源投入に応じて、初期設定処理として、メインROM300bから起動プログラムを読み込むとともに、各種処理を実行するために必要な設定処理を行う。
(Step S100-1)
The
(ステップS100−3)
メインCPU300aは、タイマカウンタにウェイト処理時間を設定する。
(Step S100-3)
The
(ステップS100−5)
メインCPU300aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。なお、主制御基板300には、電源断検知回路が設けられており、電源電圧が所定値以下になると、電源検知回路から電源断予告信号が出力される。電源断予告信号を検出している場合には、上記ステップS100−3に処理を移し、電源断予告信号を検出していない場合には、ステップS100−7に処理を移す。
(Step S100-5)
The
(ステップS100−7)
メインCPU300aは、上記ステップS100−3で設定したウェイト時間が経過したか否かを判定する。その結果、ウェイト時間が経過したと判定した場合にはステップS100−9に処理を移し、ウェイト時間は経過していないと判定した場合には上記ステップS100−5に処理を移す。
(Step S100-7)
The
(ステップS100−9)
メインCPU300aは、メインRAM300cへのアクセスを許可するために必要な処理を実行する。
(Step S100-9)
The
(ステップS100−11)
メインCPU300aは、RAMクリアフラグがオンしているか否かを判定する。なお、遊技盤108の背面には不図示のRAMクリアボタンが設けられており、このRAMクリアボタンが押圧操作されると、RAMクリア検出スイッチがRAMクリアボタンの押圧操作を検出して、主制御基板300にRAMクリア信号が出力される。RAMクリアボタンが押圧操作された状態で電源が投入されると、RAMクリア信号が入力され、RAMクリアフラグがオンされる。そして、RAMクリアフラグがオンしていると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、RAMクリアフラグはオンしていないと判定した場合にはステップS100−19に処理を移す。
(Step S100-11)
The
(ステップS100−13)
メインCPU300aは、メインRAM300cのうち、電源投入時(メインRAM300cをクリアするリセット時)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
(Step S100-13)
The
(ステップS100−15)
メインCPU300aは、メインRAM300cがクリアされたことを副制御基板330に伝達するためのサブコマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理(コマンドを送信バッファに格納)を行う。
(Step S100-15)
The
(ステップS100−17)
メインCPU300aは、メインRAM300cがクリアされたことを払出制御基板310に伝達するための払出コマンド(RAMクリア指定コマンド)の送信処理(コマンドを送信バッファに格納)を行う。
(Step S100-17)
The
(ステップS100−19)
メインCPU300aは、チェックサムを算出するために必要な処理を実行する。
(Step S100-19)
The
(ステップS100−21)
メインCPU300aは、上記ステップS100−19で算出したチェックサムが、電源断時に保存されたチェックサムと不一致であるかを判定する。その結果、両者が不一致であると判定した場合にはステップS100−13に処理を移し、両者が不一致ではない(一致する)と判定した場合にはステップS100−23に処理を移す。
(Step S100-21)
The
(ステップS100−23)
メインCPU300aは、メインRAM300cのうち、電源復帰時(メインRAM300cをクリアせずに、電源断前のデータを維持するとき)にクリアすべきクリア対象のデータをクリアする初期化処理を行う。
(Step S100-23)
The
(ステップS100−25)
メインCPU300aは、電源断から復帰したことを副制御基板330に伝達するためのサブコマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理(コマンドを送信バッファに格納)を行う。
(Step S100-25)
The
(ステップS100−27)
メインCPU300aは、電源断から復帰したことを払出制御基板310に伝達するための払出コマンド(電源復帰指定コマンド)の送信処理(コマンドを送信バッファに格納)を行う。
(Step S100-27)
The
(ステップS100−29)
メインCPU300aは、特別図柄の種別を示す電源投入時特図図柄種別指定コマンド、特1保留数(X1)を示す特1保留指定コマンド、特2保留数(X2)を示す特2保留指定コマンド、記憶されている特1保留および特2保留の入賞順序を示す特別図柄入賞順序コマンド等、電源投入時の初期状態の演出に必要なコマンドを副制御基板330に送信するための電源投入時サブコマンドセット処理(コマンドを送信バッファに格納)を実行する。
(Step S100-29)
The
(ステップS100−31)
メインCPU300aは、タイマ割込みの周期を設定する。
(Step S100-31)
The
(ステップS100−33)
メインCPU300aは、割込みを禁止するための処理を行う。
(Step S100-33)
The
(ステップS100−35)
メインCPU300aは、当たり図柄乱数用初期値更新乱数を更新する。なお、当たり図柄乱数用初期値更新乱数は、当たり図柄乱数の初期値および終了値を決定するためのものである。つまり、後述する当たり図柄乱数の更新処理によって当たり図柄乱数が、当たり図柄乱数用初期値更新乱数から、当該当たり図柄乱数用初期値更新乱数−1まで1周すると、当たり図柄乱数は、そのときの当たり図柄乱数用初期値更新乱数に更新されることとなる。
(Step S100-35)
The
(ステップS100−37)
メインCPU300aは、払出制御基板310から受信した受信データ(主コマンド)を解析し、受信データに応じた種々の処理を実行する。
(Step S100-37)
The
(ステップS100−39)
メインCPU300aは、送信バッファに格納されているサブコマンドを副制御基板330に送信するための処理を行う。
(Step S100-39)
The
(ステップS100−41)
メインCPU300aは、割込みを許可するための処理を行う。
(Step S100-41)
The
(ステップS100−43)
メインCPU300aは、リーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数を更新し、以後、上記ステップS100−33から処理を繰り返す。なお、以下では、変動演出パターンを決定するためのリーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数を総称して変動演出用乱数と呼ぶ。
(Step S100-43)
The
次に、主制御基板300における割込み処理について説明する。ここでは、電源断時退避処理(XINT割込み処理)およびタイマ割込み処理について説明する。
Next, an interrupt process in the
(主制御基板300の電源断時退避処理(XINT割込み処理))
図15は、主制御基板300における電源断時退避処理(XINT割込み処理)を説明するフローチャートである。メインCPU300aは、電源断検知回路を監視しており、電源電圧が所定値以下になると、CPU初期化処理の割込み許可期間中(ステップS100−41とステップS100−33の処理の間)に割り込んで電源断時退避処理を実行する。
(Evacuation processing when the
FIG. 15 is a flowchart illustrating a power-off save process (XINT interrupt process) in the
(ステップS300−1)
電源断予告信号が入力されると、メインCPU300aは、レジスタを退避する。
(Step S300-1)
When the power-off notice signal is input, the
(ステップS300−3)
メインCPU300aは、電源断予告信号をチェックする。
(Step S300-3)
The
(ステップS300−5)
メインCPU300aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。その結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−11に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−7に処理を移す。
(Step S300-5)
The
(ステップS300−7)
メインCPU300aは、レジスタを復帰させる。
(Step S300-7)
The
(ステップS300−9)
メインCPU300aは、割込みを許可するための処理を行い、当該電源断時退避処理を終了する。
(Step S300-9)
The
(ステップS300−11)
メインCPU300aは、出力ポートの出力を停止する出力ポートクリア処理を実行する。
(Step S300-11)
The
(ステップS300−13)
メインCPU300aは、チェックサムを算出して保存するチェックサム設定処理を実行する。
(Step S300-13)
The
(ステップS300−15)
メインCPU300aは、メインRAM300cへのアクセスを禁止するために必要なRAMプロテクト設定処理を実行する。
(Step S300-15)
The
(ステップS300−17)
メインCPU300aは、電源断発生監視時間を設定すべく、ループカウンタのカウンタ値に所定の電源断検出信号検出回数をセットする。
(Step S300-17)
The
(ステップS300−19)
メインCPU300aは、電源断予告信号をチェックする。
(Step S300-19)
The
(ステップS300−21)
メインCPU300aは、電源断予告信号を検出しているかを判定する。その結果、電源断予告信号を検出していると判定した場合にはステップS300−17に処理を移し、電源断予告信号を検出していないと判定した場合にはステップS300−23に処理を移す。
(Step S300-21)
The
(ステップS300−23)
メインCPU300aは、上記ステップS300−17でセットしたループカウンタの値を1減算する。
(Step S300-23)
The
(ステップS300−25)
メインCPU300aは、ループカウンタのカウンタ値が0でないかを判定する。その結果、カウンタ値が0ではないと判定した場合にはステップS300−19に処理を移し、カウンタ値が0であると判定した場合には上記したCPU初期化処理(ステップS100)に移行する。
(Step S300-25)
The
なお、実際に電源断が生じた場合には、ステップS300−17〜ステップS300−25をループしている間に遊技機100の稼働が停止する。
When the power is actually cut off, the operation of the
(主制御基板300のタイマ割込み処理)
図16は、主制御基板300におけるタイマ割込み処理を説明するフローチャートである。主制御基板300には、所定の周期(本実施形態では4ミリ秒、以下「4ms」という)毎にクロックパルスを発生させるリセット用クロックパルス発生回路が設けられている。そして、リセット用クロックパルス発生回路によって、クロックパルスが発生すると、CPU初期化処理(ステップS100)に割り込んで、以下のタイマ割込み処理が実行される。
(Timer interrupt processing of main control board 300)
FIG. 16 is a flowchart illustrating a timer interrupt process in
(ステップS400−1)
メインCPU300aは、レジスタを退避する。
(Step S400-1)
The
(ステップS400−3)
メインCPU300aは、割込みを許可するための処理を行う。
(Step S400-3)
The
(ステップS400−5)
メインCPU300aは、コモン出力バッファにセットされたコモンデータを出力ポートに出力し、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172を点灯制御するダイナミックポート出力処理を実行する。
(Step S400-5)
The
(ステップS400−7)
メインCPU300aは、各種の入力ポート情報を読み込み、最新のスイッチ状態を正確に取得するためのポート入力処理を実行する。
(Step S400-7)
The
(ステップS400−9)
メインCPU300aは、各種タイマカウンタを更新するタイマ更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該主制御基板300のタイマ割込み処理の度に減算され、0になると減算を停止する。
(Step S400-9)
The
(ステップS400−11)
メインCPU300aは、上記ステップS100−35と同様、当たり図柄乱数用初期値更新乱数の更新処理を実行する。
(Step S400-11)
The
(ステップS400−13)
メインCPU300aは、当たり図柄乱数を更新する処理を行う。具体的には、乱数カウンタを1加算して更新し、加算した結果が乱数範囲の最大値を超えた場合には、乱数カウンタを0に戻し、乱数カウンタが1周した場合には、その時の当たり図柄乱数用初期値更新乱数の値から乱数を更新する。
(Step S400-13)
The
なお、詳しい説明は省略するが、本実施形態では、大当たり決定乱数および当たり決定乱数は、主制御基板300に内蔵されたハードウェア乱数生成部によって更新されるハードウェア乱数を用いている。ハードウェア乱数生成部は、大当たり決定乱数および当たり決定乱数を、いずれも一定の規則にしたがって更新し、乱数列が一巡するごとに自動的に乱数列を変更するとともに、システムリセット毎にスタート値を変更している。
Although detailed description is omitted, in the present embodiment, the jackpot determination random number and the hit determination random number use a hardware random number updated by a hardware random number generation unit built in the
(ステップS500)
メインCPU300aは、第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口検出スイッチ122s、ゲート検出スイッチ124sから信号の入力があったか否か判定するスイッチ管理処理を実行する。なお、このスイッチ管理処理の詳細については後述する。
(Step S500)
The
(ステップS600)
メインCPU300aは、上記の特別遊技を進行制御するための特別遊技管理処理を実行する。なお、この特別遊技管理処理の詳細については後述する。
(Step S600)
The
(ステップS700)
メインCPU300aは、上記の普通遊技を進行制御するための普通遊技管理処理を実行する。なお、この普通遊技管理処理の詳細については後述する。
(Step S700)
The
(ステップS400−15)
メインCPU300aは、各種エラーの判定およびエラー判定結果に応じた設定を行うためのエラー管理処理を実行する。
(Step S400-15)
The
(ステップS400−17)
メインCPU300aは、一般入賞口検出スイッチ118s、第1始動口検出スイッチ120s、第2始動口検出スイッチ122s、大入賞口検出スイッチ128sのチェックを行い、該当する賞球制御用のカウンタ等を加算するための入賞口スイッチ処理を実行する。
(Step S400-17)
The
(ステップS400−19)
メインCPU300aは、上記ステップS400−17でセットされた賞球制御用のカウンタのカウンタ値等に基づく払出コマンドの作成および送信を行うための払出制御管理処理を実行する。
(Step S400-19)
The
(ステップS400−21)
メインCPU300aは、遊技情報出力端子板312から外部へ出力する外部情報用の出力データをセットするための外部情報管理処理を実行する。
(Step S400-21)
The
(ステップS400−23)
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160、第2特別図柄表示器162、第1特別図柄保留表示器164、第2特別図柄保留表示器166、普通図柄表示器168、普通図柄保留表示器170、右打ち報知表示器172等の各種表示器(LED)を点灯制御するためのコモンデータをコモン出力バッファにセットするLED表示設定処理を実行する。
(Step S400-23)
The
(ステップS400−25)
メインCPU300aは、普通電動役物ソレノイド122cおよび大入賞口ソレノイド128cのソレノイド出力イメージを合成し、出力ポートバッファに格納するためのソレノイド出力イメージ合成処理を実行する。
(Step S400-25)
The
(ステップS400−27)
メインCPU300aは、各出力ポートバッファに格納されたコモン出力バッファの値を出力ポートに出力するためのポート出力処理を実行する。
(Step S400-27)
The
(ステップS400−29)
メインCPU300aは、レジスタを復帰してタイマ割込み処理を終了する。
(Step S400-29)
The
以下に、上記したタイマ割込み処理のうち、ステップS500のスイッチ管理処理、ステップS600の特別遊技管理処理、ステップS700の普通遊技管理処理について、詳細に説明する。 Hereinafter, among the timer interrupt processing described above, the switch management processing in step S500, the special game management processing in step S600, and the normal game management processing in step S700 will be described in detail.
図17は、主制御基板300におけるスイッチ管理処理(ステップS500)を説明するフローチャートである。
FIG. 17 is a flowchart illustrating a switch management process (step S500) in
(ステップS500−1)
メインCPU300aは、ゲート検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、ゲート124を遊技球が通過してゲート検出スイッチ124sからの検出信号がオンされたかを判定する。その結果、ゲート検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS510に処理を移し、ゲート検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−3に処理を移す。
(Step S500-1)
The
(ステップS510)
メインCPU300aは、ゲート124への遊技球の通過に基づいてゲート通過処理を実行する。なお、このゲート通過処理の詳細については後述する。
(Step S510)
The
(ステップS500−3)
メインCPU300aは、第1始動口検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、第1始動口120に遊技球が入球して第1始動口検出スイッチ120sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、第1始動口検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS520に処理を移し、第1始動口検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−5に処理を移す。
(Step S500-3)
The
(ステップS520)
メインCPU300aは、第1始動口120への遊技球の入球に基づいて第1始動口通過処理を実行する。なお、この第1始動口通過処理の詳細については後述する。
(Step S520)
The
(ステップS500−5)
メインCPU300aは、第2始動口検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、第2始動口122に遊技球が入球して第2始動口検出スイッチ122sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、第2始動口検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS530に処理を移し、第2始動口検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合にはステップS500−7に処理を移す。
(Step S500-5)
The
(ステップS530)
メインCPU300aは、第2始動口122への遊技球の入球に基づいて第2始動口通過処理を実行する。なお、この第2始動口通過処理の詳細については後述する。
(Step S530)
The
(ステップS500−7)
メインCPU300aは、大入賞口検出スイッチオン検出時であるか、すなわち、大入賞口128に遊技球が入球して大入賞口検出スイッチ128sから検出信号が入力されたかを判定する。その結果、大入賞口検出スイッチオン検出時であると判定した場合にはステップS500−9に処理を移し、大入賞口検出スイッチオン検出時ではないと判定した場合には当該スイッチ管理処理を終了する。
(Step S500-7)
The
(ステップS500−9)
メインCPU300aは、現在、大役遊技中であるか否かを判定し、大入賞口128への遊技球の入球が適正になされたものであるかを判定する。ここでは、大役遊技中ではないと判定した場合には、所定の不正検出処理を実行し、大役遊技中であり、大入賞口128への遊技球の入球が適正になされたと判定した場合には、大入賞口入賞球数カウンタを1加算して、当該スイッチ管理処理(ステップS500)を終了する。
(Step S500-9)
The
図18は、主制御基板300におけるゲート通過処理(ステップS510)を説明するフローチャートである。
FIG. 18 is a flowchart illustrating a gate passage process (step S510) in
(ステップS510−1)
メインCPU300aは、ハードウェア乱数生成部によって更新された当たり決定乱数をロードする。
(Step S510-1)
The
(ステップS510−3)
メインCPU300aは、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値が最大値以上であるか、つまり、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値が4以上であるかを判定する。その結果、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値が最大値以上であると判定した場合には当該ゲート通過処理を終了し、普通図柄保留球数カウンタは最大値以上ではないと判定した場合にはステップS510−5に処理を移す。
(Step S510-3)
The
(ステップS510−5)
メインCPU300aは、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
(Step S510-5)
The
(ステップS510−7)
メインCPU300aは、普図保留記憶領域の4つの記憶部のうち、取得した当たり決定乱数をセーブする対象となる対象記憶部を算定する。
(Step S510-7)
The
(ステップS510−9)
メインCPU300aは、上記ステップS510−1で取得した当たり決定乱数を、上記ステップS510−7で算定した対象記憶部にセーブする。
(Step S510-9)
The
(ステップS510−11)
メインCPU300aは、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留数を示す普図保留指定コマンドを送信バッファにセットし、当該ゲート通過処理を終了する。
(Step S510-11)
The
図19は、主制御基板300における第1始動口通過処理(ステップS520)を説明するフローチャートである。
FIG. 19 is a flowchart illustrating a first start-up opening passage process (step S520) in
(ステップS520−1)
メインCPU300aは、特別図柄識別値として「00H」をセットする。なお、特別図柄識別値は、保留種別として特1保留および特2保留のいずれであるかを識別するためのもので、特別図柄識別値(00H)は特1保留を示し、特別図柄識別値(01H)は特2保留を示す。
(Step S520-1)
The
(ステップS520−3)
メインCPU300aは、特別図柄1保留球数カウンタのアドレスをセットする。
(Step S520-3)
The
(ステップS535)
メインCPU300aは、特別図柄乱数取得処理を実行して、当該第1始動口通過処理を終了する。なお、この特別図柄乱数取得処理は、第2始動口通過処理(ステップS530)と共通のモジュールを利用して実行される。したがって、特別図柄乱数取得処理の詳細は、第2始動口通過処理の説明後に説明する。
(Step S535)
The
図20は、主制御基板300における第2始動口通過処理(ステップS530)を説明するフローチャートである。
FIG. 20 is a flowchart illustrating the second starting port passage processing (step S530) in
(ステップS530−1)
メインCPU300aは、特別図柄識別値として「01H」をセットする。
(Step S530-1)
The
(ステップS530−3)
メインCPU300aは、特別図柄2保留球数カウンタのアドレスをセットする。
(Step S530-3)
The
(ステップS535)
メインCPU300aは、後述する特別図柄乱数取得処理を実行する。
(Step S535)
The
(ステップS530−5)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズをロードする。なお、詳しくは後述するが、普通遊技管理フェーズは、普通遊技の実行処理の段階、すなわち、普通遊技の進行状況を示すものであり、普通遊技の実行処理の段階に応じて更新される。
(Step S530-5)
The
(ステップS530−7)
メインCPU300aは、上記ステップS530−5でロードした普通遊技管理フェーズが「04H」ではないかを判定する。なお、普通遊技管理フェーズの「04H」は、普通電動役物入賞口開放制御処理中であることを示すものである。この普通電動役物入賞口開放制御処理においては、普通電動役物ソレノイド122cが通電されて第2始動口122の可動片122bが開状態に制御されることから、ここでは、第2始動口122が適正に開放され得る状態にあるかを判定することとなる。その結果、普通遊技管理フェーズが「04H」ではないと判定した場合には当該第2始動口通過処理を終了し、普通遊技管理フェーズが「04H」であると判定した場合にはステップS530−9に処理を移す。
(Step S530-7)
The
(ステップS530−9)
メインCPU300aは、普通電動役物入賞球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該第2始動口通過処理を終了する。
(Step S530-9)
The
図21は、主制御基板300における特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を説明するフローチャートである。この特別図柄乱数取得処理は、上記した第1始動口通過処理(ステップS520)および第2始動口通過処理(ステップS530)において、共通のモジュールを用いて実行される。
FIG. 21 is a flowchart illustrating the special symbol random number acquisition process (step S535) in the
(ステップS535−1)
メインCPU300aは、上記ステップS520−1またはステップS530−1でセットした特別図柄識別値をロードする。
(Step S535-1)
The
(ステップS535−3)
メインCPU300aは、対象特別図柄保留球数をロードする。ここでは、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「00H」であれば、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数をロードする。また、上記ステップS535−1でロードした特別図柄識別値が「01H」であれば、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数をロードする。
(Step S535-3)
The
(ステップS535−5)
メインCPU300aは、ハードウェア乱数生成部によって更新された大当たり決定乱数をロードする。
(Step S535-5)
The
(ステップS535−7)
メインCPU300aは、上記ステップS535−3でロードした対象特別図柄保留球数が上限値以上であるかを判定する。その結果、上限値以上であると判定した場合には、ステップS535−23に処理を移し、上限値以上ではないと判定した場合には、ステップS535−9に処理を移す。
(Step S535-7)
The
(ステップS535−9)
メインCPU300aは、対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
(Step S535-9)
The
(ステップS535−11)
メインCPU300aは、特図保留記憶領域の記憶部のうち、取得した大当たり決定乱数をセーブする対象となる対象記憶部を算定する。
(Step S535-11)
The
(ステップS535−13)
メインCPU300aは、上記ステップS535−5でロードした大当たり決定乱数、上記ステップS400−13で更新された当たり図柄乱数、上記ステップS100−43で更新されたリーチグループ決定乱数、リーチモード決定乱数、変動パターン乱数を取得し、上記ステップS535−11で算定した対象記憶部に格納する。
(Step S535-13)
The
(ステップS535−15)
メインCPU300aは、特図保留記憶領域に記憶されている特1保留および特2保留の入賞順序を更新して記憶する特別図柄保留球入賞順序設定処理を行う。
(Step S535-15)
The
(ステップS536)
メインCPU300aは、上記ステップS535−13で対象記憶部に格納した各種の乱数に基づいて、取得時演出判定処理を実行する。この取得時演出判定処理の詳細は後述する。
(Step S536)
The
(ステップS535−17)
メインCPU300aは、特別図柄1保留球数カウンタおよび特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値をロードする。
(Step S535-17)
The
(ステップS535−19)
メインCPU300aは、上記ステップS535−17でロードしたカウンタ値に基づいて、特図保留指定コマンドを送信バッファにセットする。ここでは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値(特1保留数)に基づいて特図1保留指定コマンドをセットし、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値(特2保留数)に基づいて特図2保留指定コマンドをセットする。これにより、特1保留または特2保留が記憶されるたびに、特1保留数および特2保留数が副制御基板330に伝達されることとなる。
(Step S535-19)
The
(ステップS535−21)
メインCPU300aは、上記ステップS535−15で記憶した特1保留および特2保留の入賞順序に対応する特別図柄入賞順序コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S535-21)
The
(ステップS535−23)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズをロードする。
(Step S535-23)
The
(ステップS535−25)
メインCPU300aは、上記ステップS535−23でロードした普通遊技管理フェーズを確認し、後述する普通電動役物入賞口開放制御状態未満(普通遊技管理フェーズ<04H)であるかを判定する。その結果、普通電動役物入賞口開放制御状態未満であると判定した場合にはステップS535−27に処理を移し、普通電動役物入賞口開放制御状態未満ではないと判定した場合には当該特別図柄乱数取得処理を終了する。
(Step S535-25)
The
(ステップS535−27)
メインCPU300aは、異常入賞があったか否かを判定するとともに、異常入賞があったと判定した場合には、所定の処理を行う始動口異常入賞エラー処理を実行し、当該特別図柄乱数取得処理(ステップS535)を終了する。
(Step S535-27)
The
図22は、主制御基板300における取得時演出判定処理(ステップS536)を説明するフローチャートである。
FIG. 22 is a flowchart for describing the acquisition-time effect determination processing (step S536) in the
(ステップS536−1)
メインCPU300aは、低確率遊技状態であるか高確率遊技状態であるかを識別する確率状態識別カウンタのカウンタ値(j)をリセット(0に)する。なお、確率状態識別カウンタのカウンタ値(j)=0は低確率遊技状態を示し、カウンタ値(j)=1は高確率遊技状態を示す。
(Step S536-1)
The
(ステップS536−3)
メインCPU300aは、確率状態識別カウンタのカウンタ値(j)に基づいて、対応する大当たり決定乱数判定テーブルを選択する。具体的には、カウンタ値(j)が「0」であれば、低確時大当たり決定乱数判定テーブル(図4(a)参照)を選択し、カウンタ値(j)が「1」であれば、高確時大当たり決定乱数判定テーブル(図4(b)参照)を選択する。そして、選択したテーブルと、上記ステップS535−13で対象記憶部に記憶した大当たり決定乱数とに基づいて、大当たりまたはハズレのいずれかを仮判定する特別図柄当たり仮判定処理を行う。
(Step S536-3)
The
(ステップS536−5)
メインCPU300aは、特別図柄を仮決定するための特別図柄図柄仮判定処理を実行する。ここでは、上記ステップS536−3の仮大役抽選の結果(特別図柄当たり仮判定処理によって導出された結果)が大当たりであった場合には、上記ステップS535−13で対象記憶部に記憶した当たり図柄乱数、保留種別をロードし、対応する当たり図柄乱数判定テーブル(図5参照)を選択して特別図柄判定データを抽出し、抽出した特別図柄判定データ(大当たり図柄の種別)をセーブする。また、上記ステップS536−3の仮大役抽選の結果がハズレであった場合には、保留種別に対応するハズレ用の特別図柄判定データ(ハズレ図柄の種別)をセーブする。
(Step S536-5)
The
(ステップS536−7)
メインCPU300aは、ステップS536−5でセーブした特別図柄判定データに対応する先読み図柄種別指定コマンド(先読み指定コマンド)を送信バッファにセットする。
(Step S536-7)
The
(ステップS536−9)
メインCPU300aは、上記ステップS536−3の特別図柄当たり仮判定処理によって導出された結果が、大当たりであるかを判定する。その結果、大当たりであると判定した場合にはステップS536−11に処理を移し、大当たりではない(ハズレである)と判定した場合にはステップS536−13に処理を移す。
(Step S536-9)
The
(ステップS536−11)
メインCPU300aは、大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブル(図7(b)参照)をセットし、ステップS536−21に処理を移す。
(Step S536-11)
The
(ステップS536−13)
メインCPU300aは、上記ステップS535−13で対象記憶部に記憶したリーチグループ決定乱数をロードする。
(Step S536-13)
The
(ステップS536−15)
メインCPU300aは、上記ステップS536−13でロードしたリーチグループ決定乱数が固定値(8500以上)であるかを判定する。ここで、グループ種別は、リーチグループ決定乱数判定テーブルを参照して決定されるが、このリーチグループ決定乱数判定テーブルは、記憶されている保留数に応じて選択される。このとき、リーチグループ決定乱数は、0〜10006の範囲から取得され、リーチグループ決定乱数の値が8500以上であれば、保留数に拘わらず、同一のリーチグループ決定乱数判定テーブルが選択され、リーチグループ決定乱数の値が8500未満であれば、保留数に応じて異なるリーチグループ決定乱数判定テーブルが選択される。以下では、リーチグループ決定乱数のうち、保留数に応じて異なるリーチグループ決定乱数判定テーブルが選択される0〜8499の範囲の値を不定値とし、保留数に拘わらず同一のリーチグループ決定乱数判定テーブルが選択される8500〜10006の範囲の値を固定値と呼ぶ。上記ステップS536−13でロードしたリーチグループ決定乱数が固定値(8500以上)であると判定した場合にはステップS536−17に処理を移し、上記ステップS536−13でロードしたリーチグループ決定乱数が固定値(8500以上)ではないと判定した場合にはステップS536−29に処理を移す。
(Step S536-15)
The
(ステップS536−17)
メインCPU300aは、確率状態識別カウンタのカウンタ値および保留種別に基づいて、対応するリーチグループ決定乱数判定テーブル(図6参照)をセットする。なお、リーチグループ決定乱数判定テーブルは、保留数に応じて複数種類設けられているが、ここでは、保留数が0のときに用いられるテーブルが選択される。そして、セットしたリーチグループ決定乱数判定テーブルと、上記ステップS535−13で対象記憶部に記憶したリーチグループ決定乱数とに基づいて、リーチグループ(グループ種別)を仮決定する。
(Step S536-17)
The
(ステップS536−19)
メインCPU300aは、上記ステップS536−17で仮決定されたグループ種別に対応するハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブル(図7(a)参照)をセットし、ステップS536−21に処理を移す。
(Step S536-19)
The
(ステップS536−21)
メインCPU300aは、上記ステップS536−11または上記ステップS536−19でセットしたリーチモード決定乱数判定テーブルと、上記ステップS535−13で対象記憶部に記憶したリーチモード決定乱数とに基づいて、変動モード番号を仮決定する。また、ここでは、変動モード番号とともに、変動パターン乱数判定テーブルが仮決定される。
(Step S536-21)
The
(ステップS536−23)
メインCPU300aは、上記ステップS536−21で仮決定した変動モード番号に対応する先読み指定変動モードコマンド(先読み指定コマンド)を送信バッファにセットする。
(Step S536-23)
The
(ステップS536−25)
メインCPU300aは、上記ステップS536−21で仮決定した変動パターン乱数判定テーブルと、上記ステップS535−13で対象記憶部に記憶した変動パターン乱数とに基づいて、変動パターン番号を仮決定する。
(Step S536-25)
The
(ステップS536−27)
メインCPU300aは、上記ステップS536−25で仮決定した変動パターン番号に対応する先読み指定変動パターンコマンド(先読み指定コマンド)を送信バッファにセットし、ステップS536−31に処理を移す。
(Step S536-27)
The
(ステップS536−29)
メインCPU300aは、対象記憶部に新たに記憶された保留について、当該保留が読み出されたときの保留数に応じて、グループ種別、すなわち、変動演出パターンが変化することを示す不定値コマンド(先読み指定変動モードコマンドおよび先読み指定変動パターンコマンド=7FH)を送信バッファにセットする。
(Step S536-29)
The
(ステップS536−31)
メインCPU300aは、確率状態識別カウンタのカウンタ値(j)が最大(1)であるかを判定し、最大であると判定した場合には当該取得時演出判定処理を終了し、最大ではないと判定した場合には、ステップS536−33に処理を移す。
(Step S536-31)
The
(ステップS536−33)
メインCPU300aは、確率状態識別カウンタのカウンタ値(j)を、現在のカウンタ値(j)に「1」を加算した値に更新し、上記ステップS536−3から処理を繰り返す。これにより、新たに記憶された保留が、低確率遊技状態であるときに読み出された場合に決定される変動モード番号および変動パターン番号と、高確率遊技状態であるときに読み出された場合に決定される変動モード番号および変動パターン番号とが、当該保留の記憶時に導出されることとなる。
(Step S536-33)
The
以上のように、上記の取得時演出判定処理によれば、記憶された保留が大当たりに当選する保留であった場合、および、記憶された保留がハズレとなる保留であり、かつ、リーチグループ決定乱数が固定値であった場合には、先読み指定コマンドとして、先読み指定変動モードコマンドおよび先読み指定変動パターンコマンドが副制御基板330に送信される。一方、記憶された保留がハズレとなる保留であり、かつ、リーチグループ決定乱数が不定値であった場合には、先読み指定コマンドとして不定値コマンドが副制御基板330に送信されることとなる。なお、上記の各先読み指定コマンドは、低確率遊技状態用のコマンドと、高確率遊技状態用のコマンドとを互いに識別可能に構成されている。
As described above, according to the above-described acquisition-time effect determination processing, when the stored hold is the hold that wins the jackpot, and the stored hold is the loss that is lost, and the reach group is determined. If the random number is a fixed value, a prefetch designation change mode command and a prefetch designation change pattern command are transmitted to the
図23は、特別遊技管理フェーズを説明する図である。既に説明したとおり、本実施形態では、第1始動口120または第2始動口122への遊技球の入球を契機とする特別遊技と、ゲート124への遊技球の通過を契機とする普通遊技とが、同時並行して進行する。特別遊技に係る処理は、段階的に、かつ、繰り返し実行されるが、主制御基板300では、こうした特別遊技に係る各処理を特別遊技管理フェーズによって管理している。
FIG. 23 is a diagram illustrating the special game management phase. As described above, in the present embodiment, a special game triggered by entering a game ball into the
図23に示すように、メインROM300bには、特別遊技を実行制御するための複数の特別遊技制御モジュールが格納されており、これら特別遊技制御モジュールごとに、特別遊技管理フェーズが対応付けられている。具体的には、特別遊技管理フェーズが「00H」である場合には、「特別図柄変動待ち処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特別遊技管理フェーズが「01H」である場合には、「特別図柄変動中処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特別遊技管理フェーズが「02H」である場合には、「特別図柄停止図柄表示処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特別遊技管理フェーズが「03H」である場合には、「大入賞口開放前処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特別遊技管理フェーズが「04H」である場合には、「大入賞口開放制御処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特別遊技管理フェーズが「05H」である場合には、「大入賞口閉鎖有効処理」を実行するためのモジュールがコールされ、特別遊技管理フェーズが「06H」である場合には、「大入賞口終了ウェイト処理」を実行するためのモジュールがコールされる。
As shown in FIG. 23, a plurality of special game control modules for executing and controlling a special game are stored in the
図24は、主制御基板300における特別遊技管理処理(ステップS600)を説明するフローチャートである。
FIG. 24 is a flowchart illustrating the special game management process (step S600) in
(ステップS600−1)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズをロードする。
(Step S600-1)
The
(ステップS600−3)
メインCPU300aは、上記ステップS600−1でロードした特別遊技管理フェーズに対応する特別遊技制御モジュールを選択する。
(Step S600-3)
The
(ステップS600−5)
メインCPU300aは、上記ステップS600−3で選択した特別遊技制御モジュールをコールして処理を開始する。
(Step S600-5)
The
(ステップS600−7)
メインCPU300aは、特別遊技の制御時間を管理する特別遊技タイマをロードし、当該特別遊技管理処理を終了する。
(Step S600-7)
The
図25は、主制御基板300における特別図柄変動待ち処理を説明するフローチャートである。この特別図柄変動待ち処理は、特別遊技管理フェーズが「00H」であった場合に実行される。
FIG. 25 is a flowchart illustrating a special symbol change waiting process in the
(ステップS610−1)
メインCPU300aは、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特2保留数(X2)が「1」以上であるかを判定する。その結果、特2保留数(X2)が「1」以上であると判定した場合にはステップS610−7に処理を移し、特2保留数(X2)は「1」以上ではないと判定した場合にはステップS610−3に処理を移す。
(Step S610-1)
The
(ステップS610−3)
メインCPU300aは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値、すなわち、特1保留数(X1)が「1」以上であるかを判定する。その結果、特1保留数(X1)が「1」以上であると判定した場合にはステップS610−7に処理を移し、特1保留数(X1)は「1」以上ではないと判定した場合にはステップS610−5に処理を移す。
(Step S610-3)
The
(ステップS610−5)
メインCPU300aは、客待ちコマンドを送信バッファにセットするとともに、客待ち状態に設定するための客待ち設定処理を実行し、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。
(Step S610-5)
The
(ステップS610−7)
メインCPU300aは、第2特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留、または、第1特図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。具体的には、上記ステップS610−1において、特別図柄2保留球数が「1」以上であると判定した場合には、第2特図保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている特2保留を、第1記憶部〜第3記憶部に転送する。また、メインRAM300cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、第1記憶部に記憶されている特2保留を、第0記憶部にブロック転送する。また、上記ステップS610−3において、特別図柄1保留球数が「1」以上であると判定した場合には、第1特図保留記憶領域の第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている特1保留を、第1記憶部〜第3記憶部に転送するとともに、第1記憶部に記憶されている特1保留を、第0記憶部にブロック転送する。なお、この特別図柄記憶エリアシフト処理においては、第0記憶部に転送された保留種別に対応する対象特別図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算するとともに、特1保留または特2保留が「1」減算したことを示す、保留減指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S610-7)
The
(ステップS610−9)
メインCPU300aは、第0記憶部に転送された大当たり決定乱数、保留種別、高確率遊技状態であるか低確率遊技状態であるかを識別する特別図柄確率状態フラグをロードし、対応する大当たり決定乱数判定テーブルを選択して大役抽選を行い、その抽選結果を記憶する特別図柄当たり判定処理を実行する。
(Step S610-9)
The
(ステップS610−11)
メインCPU300aは、特別図柄を決定するための特別図柄図柄判定処理を実行する。ここでは、上記ステップS610−9の大役抽選の結果が大当たりであった場合には、第0記憶部に転送された当たり図柄乱数、保留種別をロードし、対応する当たり図柄乱数判定テーブルを選択して特別図柄判定データを抽出し、抽出した特別図柄判定データ(大当たり図柄の種別)をセーブする。また、上記ステップS610−9の大役抽選の結果がハズレであった場合には、保留種別に対応するハズレ用の特別図柄判定データ(ハズレ図柄の種別)をセーブする。このようにして、特別図柄判定データをセーブしたら、当該特別図柄判定データに対応する図柄種別指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S610-11)
The
(ステップS610−13)
メインCPU300aは、上記ステップS610−11で抽出した特別図柄判定データに対応する特別図柄停止図柄番号をセーブする。なお、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162は、それぞれ7セグで構成されており、7セグを構成する各セグメントには番号(カウンタ値)が対応付けられている。ここで決定する特別図柄停止図柄番号は、最終的に点灯するセグメントの番号(カウンタ値)を示すものである。
(Step S610-13)
The
(ステップS612)
メインCPU300aは、変動モード番号および変動パターン番号を決定する特別図柄変動番号決定処理を実行する。この特別図柄変動番号決定処理の詳細は後述する。
(Step S612)
The
(ステップS610−15)
メインCPU300aは、上記ステップS612で決定された変動モード番号および変動パターン番号をロードするとともに、変動時間決定テーブルを参照して、変動時間1および変動時間2を決定する。そして、決定した変動時間1、2の合計時間を、特別図柄変動タイマにセットする。
(Step S610-15)
The
(ステップS610−17)
メインCPU300aは、上記ステップS610−9における大役抽選の結果が大当たりであるか否かを判定し、大当たりであった場合には、上記ステップS610−11でセーブした特別図柄判定データをロードして、大当たり図柄の種別を確認する。そして、遊技状態設定テーブルを参照して、大役遊技終了後に設定される遊技状態および高確回数を判定し、その判定結果を特別図柄確率状態予備フラグおよび高確回数切り予備カウンタにセーブする。また、ここでは、大当たり当選時に設定されている遊技状態が記憶される。
(Step S610-17)
The
(ステップS610−19)
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162において、特別図柄の変動表示を開始するために、特別図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162を構成する7セグの各セグメントにはカウンタ値が対応付けられており、特別図柄表示図柄カウンタに設定されたカウンタ値に対応するセグメントが点灯制御される。ここでは、特別図柄の変動表示の開始時に点灯させるセグメントに対応するカウンタ値が特別図柄表示図柄カウンタに設定されることとなる。なお、特別図柄表示図柄カウンタは、第1特別図柄表示器160に対応する特別図柄1表示図柄カウンタと、第2特別図柄表示器162に対応する特別図柄2表示図柄カウンタとが別個に設けられており、ここでは、保留種別に対応するカウンタにカウンタ値が設定される。
(Step S610-19)
The
(ステップS610−21)
メインCPU300aは、特別図柄1保留球数カウンタおよび特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値をロードし、特図保留指定コマンドを送信バッファにセットする。ここでは、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値(特1保留数)に基づいて特図1保留指定コマンドをセットし、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値(特2保留数)に基づいて特図2保留指定コマンドをセットする。また、ここでは、上記ステップS610−7で記憶した特1保留および特2保留の入賞順序に対応する特別図柄入賞順序コマンドを送信バッファにセットする。これにより、特1保留または特2保留が消化されるたびに、特1保留数および特2保留数、ならびに、これら各保留の入賞順序が副制御基板330に伝達されることとなる。
(Step S610-21)
The
(ステップS610−23)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「01H」に更新し、当該特別図柄変動待ち処理を終了する。
(Step S610-23)
The
図26は、主制御基板300における特別図柄変動番号決定処理を説明するフローチャートである。
FIG. 26 is a flowchart illustrating a special symbol variation number determination process in the
(ステップS612−1)
メインCPU300aは、上記ステップS610−9における大役抽選の結果が大当たりであるかを判定する。その結果、大当たりであると判定した場合にはステップS612−3に処理を移し、大当たりではない(ハズレである)と判定した場合にはステップS612−5に処理を移す。
(Step S612-1)
The
(ステップS612−3)
メインCPU300aは、現在の変動状態、大当たり図柄の種別、保留種別に対応する大当たり時リーチモード決定乱数判定テーブルをセットする。
(Step S612-3)
The
(ステップS612−5)
メインCPU300aは、読み出した保留の保留種別が特2保留である場合には、特別図柄2保留球数カウンタのカウンタ値を確認し、読み出した保留の保留種別が特1保留である場合には、特別図柄1保留球数カウンタのカウンタ値を確認する。
(Step S612-5)
The
(ステップS612−7)
メインCPU300aは、現在の変動状態、上記ステップS612−5で確認した保留数、保留種別に基づいて、対応するリーチグループ決定乱数判定テーブルをセットする。そして、セットしたリーチグループ決定乱数判定テーブルと、上記ステップS610−7で第0記憶部に転送したリーチグループ決定乱数とに基づいて、リーチグループ(グループ種別)を決定する。
(Step S612-7)
The
(ステップS612−9)
メインCPU300aは、上記ステップS612−7で決定されたグループ種別に対応するハズレ時リーチモード決定乱数判定テーブルをセットする。
(Step S612-9)
The
(ステップS612−11)
メインCPU300aは、上記ステップS612−3または上記ステップS612−9でセットしたリーチモード決定乱数判定テーブルと、上記ステップS610−7で第0記憶部に転送したリーチモード決定乱数とに基づいて、変動モード番号を決定する。また、ここでは、変動モード番号とともに、変動パターン乱数判定テーブルが決定される。
(Step S612-11)
The
(ステップS612−13)
メインCPU300aは、上記ステップS612−11で決定した変動モード番号に対応する変動モードコマンドを送信バッファにセットする。
(Step S612-13)
The
(ステップS612−15)
メインCPU300aは、上記ステップS612−11で決定した変動パターン乱数判定テーブルと、上記ステップS610−7で第0記憶部に転送した変動パターン乱数とに基づいて、変動パターン番号を決定する。
(Step S612-15)
The
(ステップS612−17)
メインCPU300aは、上記ステップS612−15で決定した変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドを送信バッファにセットして、当該特別図柄変動番号決定処理を終了する。
(Step S612-17)
The
図27は、主制御基板300における特別図柄変動中処理を説明するフローチャートである。この特別図柄変動中処理は、特別遊技管理フェーズが「01H」であった場合に実行される。
FIG. 27 is a flowchart illustrating the special symbol change processing in the
(ステップS620−1)
メインCPU300aは、特別図柄変動ベースカウンタを更新する処理を実行する。なお、特別図柄変動ベースカウンタは、所定周期(例えば100ms)で1周するようにカウンタ値が設定される。具体的には、特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であった場合には、所定のカウンタ値(例えば25)がセットされ、カウンタ値が「1」以上であった場合には、現在のカウンタ値から「1」減算した値にカウンタ値を更新する。
(Step S620-1)
The
(ステップS620−3)
メインCPU300aは、上記ステップS620−1で更新した特別図柄変動ベースカウンタのカウンタ値が「0」であるかを判定する。その結果、カウンタ値が「0」であった場合にはステップS620−5に処理を移し、カウンタ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−9に処理を移す。
(Step S620-3)
The
(ステップS620−5)
メインCPU300aは、上記ステップS610−15で設定された特別図柄変動タイマのタイマ値を所定値減算する特別図柄変動タイマ更新処理を行う。
(Step S620-5)
The
(ステップS620−7)
メインCPU300aは、上記ステップS620−5で更新した特別図柄変動タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、タイマ値が「0」であった場合にはステップS620−15に処理を移し、タイマ値が「0」ではなかった場合にはステップS620−9に処理を移す。
(Step S620-7)
The
(ステップS620−9)
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160および第2特別図柄表示器162を構成する7セグの各セグメントの点灯時間を計時する特別図柄表示タイマを更新する。具体的には、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であった場合には、所定のタイマ値がセットされ、タイマ値が「1」以上であった場合には、現在のタイマ値から「1」減算した値にタイマ値を更新する。
(Step S620-9)
The
(ステップS620−11)
メインCPU300aは、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS620−13に処理を移し、特別図柄表示タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該特別図柄変動中処理を終了する。
(Step S620-11)
The
(ステップS620−13)
メインCPU300aは、更新対象の特別図柄表示図柄カウンタのカウンタ値を更新する。これにより、7セグを構成する各セグメントが、所定時間おきに順次点灯することとなる。
(Step S620-13)
The
(ステップS620−15)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「02H」に更新する。
(Step S620-15)
The
(ステップS620−17)
メインCPU300aは、対象の特別図柄表示図柄カウンタに、上記ステップS610−13で決定した特別図柄停止図柄番号(カウンタ値)をセーブする。これにより、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に、決定された特別図柄が停止表示されることとなる。
(Step S620-17)
The
(ステップS620−19)
メインCPU300aは、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に特別図柄が停止表示されたことを示す特図停止指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S620-19)
The
(ステップS620−21)
メインCPU300aは、特別図柄を停止表示する時間である特別図柄変動停止時間を特別遊技タイマにセットし、当該特別図柄変動中処理を終了する。
(Step S620-21)
The
図28は、主制御基板300における特別図柄停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。この特別図柄停止図柄表示処理は、特別遊技管理フェーズが「02H」であった場合に実行される。
FIG. 28 is a flowchart illustrating a special symbol stop symbol display process in the
(ステップS630−1)
メインCPU300aは、上記ステップS620−21でセットした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該特別図柄停止図柄表示処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS630−3に処理を移す。
(Step S630-1)
The
(ステップS630−3)
メインCPU300aは、大役抽選の結果を確認する。
(Step S630-3)
The
(ステップS630−5)
メインCPU300aは、大役抽選の結果が大当たりであるかを判定する。その結果、大当たりであると判定した場合にはステップS630−17に処理を移し、大当たりではないと判定した場合にはステップS630−7に処理を移す。
(Step S630-5)
The
(ステップS630−7)
メインCPU300aは、回数切り管理処理を実行する。ここでは、特別図柄確率状態フラグをロードして、現在の遊技状態が低確率遊技状態であるか高確率遊技状態であるかを確認する。そして、遊技状態が高確率遊技状態であった場合には、高確回数切りカウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値から「1」減算した値に更新する。なお、高確回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値が「0」になった場合には、低確率遊技状態に対応する特別図柄確率状態フラグをセットする。これにより、高確率遊技状態において、大当たりに当選することなく、特別図柄が所定回数確定したところで、遊技状態が低確率遊技状態に移行することとなる。
(Step S630-7)
The
また、ここでは、遊技状態が非時短遊技状態であるか時短遊技状態であるかを識別するための普通図柄時短状態フラグをロードして、現在の遊技状態が非時短遊技状態であるか時短遊技状態であるかを確認する。そして、遊技状態が時短遊技状態であった場合には、時短回数切りカウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値から「1」減算した値に更新する。なお、時短回数切りカウンタを更新した結果、カウンタ値が「0」になった場合には、非時短遊技状態に対応する普通図柄時短状態フラグをセットする。これにより、時短遊技状態において、大当たりに当選することなく、特別図柄が所定回数確定したところで、遊技状態が非時短遊技状態に移行することとなる。 Also, here, a normal symbol time-saving state flag for identifying whether the gaming state is a non-time-saving gaming state or a time-saving gaming state is loaded, and the current gaming state is a non-time-saving gaming state or a time-saving gaming state. Check the status. Then, when the gaming state is the time saving gaming state, the counter value of the time saving number cut counter is updated to a value obtained by subtracting “1” from the current counter value. If the counter value becomes “0” as a result of updating the time-saving number cut counter, a normal symbol time-saving state flag corresponding to the non-time-saving gaming state is set. As a result, in the time-saving game state, when the special symbol is determined a predetermined number of times without winning a jackpot, the game state shifts to the non-time-saving game state.
(ステップS630−9)
メインCPU300aは、変動状態更新処理を実行する。ここでは、現在、変動状態が特殊変動状態であるかを判定する。そして、特殊変動状態であると判定した場合には、特殊変動回数カウンタのカウンタ値を確認し、特殊変動状態から通常変動状態に切り替えるか否かを判定する。その結果、通常変動状態に切り替えると判定した場合、すなわち、特殊変動状態における最後の特別図柄の変動表示が終了したと判定した場合には、変動状態識別フラグを通常変動状態用のフラグに更新する。
(Step S630-9)
The
(ステップS630−11)
メインCPU300aは、特別図柄が確定したときの遊技状態を示す特図確定時遊技状態確認指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S630-11)
The
(ステップS630−13)
メインCPU300aは、上記ステップS630−7で更新した高確回数および時短回数を副制御基板330に伝達するための回数コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S630-13)
The
(ステップS630−15)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該特別図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、1の保留に基づく特別遊技管理処理が終了し、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、次の保留に基づく特別図柄の変動表示を開始するための処理が行われることとなる。
(Step S630-15)
The
(ステップS630−17)
メインCPU300aは、確定した特別図柄の種別に応じて、特別電動役物作動ラムセットテーブルのデータをセットする。
(Step S630-17)
The
(ステップS630−19)
メインCPU300aは、特別電動役物最大作動回数設定処理を行う。具体的には、上記ステップS630−17でセットしたデータを参照し、特別電動役物最大作動回数カウンタに、カウンタ値として所定数(特別図柄の種別に対応するカウンタ値=ラウンド数)をセットする。なお、この特別電動役物最大作動回数カウンタは、これから開始する大役遊技において実行可能なラウンド数を示すものである。一方、メインRAM300cには、特別電動役物連続作動回数カウンタが設けられており、各ラウンド遊技の開始時に、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を「1」加算することで、現在のラウンド遊技数が管理される。ここでは、大役遊技の開始に伴って、この特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値をリセット(「0」に更新)する処理が併せて実行される。
(Step S630-19)
The
(ステップS630−21)
メインCPU300aは、上記ステップS630−17でセットしたデータを参照し、特別遊技タイマに、タイマ値として所定のオープニング時間をセーブする。
(Step S630-21)
The
(ステップS630−23)
メインCPU300aは、大役遊技の開始を副制御基板330に伝達するためのオープニング指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S630-23)
The
(ステップS630−25)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「03H」に更新し、当該特別図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、大役遊技が開始されることとなる。
(Step S630-25)
The
図29は、主制御基板300における大入賞口開放前処理を説明するフローチャートである。この大入賞口開放前処理は、特別遊技管理フェーズが「03H」であった場合に実行される。
FIG. 29 is a flowchart for explaining the special winning opening pre-processing in the
(ステップS640−1)
メインCPU300aは、上記ステップS630−21でセットした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口開放前処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS640−3に処理を移す。
(Step S640-1)
The
(ステップS640−3)
メインCPU300aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新する。
(Step S640-3)
The
(ステップS640−5)
メインCPU300aは、大入賞口128の開放開始(ラウンド遊技の開始)を副制御基板330に伝達するための大入賞口開放指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S640-5)
The
(ステップS641)
メインCPU300aは、大入賞口開閉切替処理を実行する。この大入賞口開閉切替処理については後述する。
(Step S641)
The
(ステップS640−7)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「04H」に更新し、当該大入賞口開放前処理を終了する。
(Step S640-7)
The
図30は、主制御基板300における大入賞口開閉切替処理を説明するフローチャートである。
FIG. 30 is a flowchart illustrating a special winning opening opening / closing switching process in the
(ステップS641−1)
メインCPU300aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数(1回のラウンド遊技中における大入賞口128の開閉回数)の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS641−3に処理を移す。
(Step S641-1)
The
(ステップS641−3)
メインCPU300aは、特別電動役物作動ラムセットテーブルのデータを参照し、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値に基づいて、大入賞口ソレノイド128cを通電制御するためのソレノイド制御データ、および、大入賞口ソレノイド128cの通電時間もしくは通電停止時間であるタイマデータを抽出する。
(Step S641-3)
The
(ステップS641−5)
メインCPU300aは、上記ステップS641−3で抽出したソレノイド制御データに基づいて、大入賞口ソレノイド128cの通電を開始するか、もしくは、大入賞口ソレノイド128cの通電を停止するための大入賞口ソレノイド通電制御処理を実行する。この大入賞口ソレノイド通電制御処理の実行により、上記ステップS400−25およびステップS400−27において、大入賞口ソレノイド128cの通電開始もしくは通電停止の制御がなされることとなる。
(Step S641-5)
Based on the solenoid control data extracted in step S641-3, the
(ステップS641−7)
メインCPU300aは、上記ステップS641−3で抽出したタイマデータに基づくタイマ値を、特別遊技タイマにセーブする。なお、ここで特別遊技タイマにセーブされるタイマ値は、大入賞口128の1回の最大開放時間となる。
(Step S641-7)
The
(ステップS641−9)
メインCPU300aは、大入賞口ソレノイド128cの通電開始状態か、すなわち、上記ステップS641−5において、大入賞口ソレノイド128cの通電を開始する制御処理がなされたかを判定する。その結果、通電開始状態であると判定した場合にはステップS641−11に処理を移し、通電開始状態ではないと判定した場合には当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
(Step S641-9)
The
(ステップS641−11)
メインCPU300aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該大入賞口開閉切替処理を終了する。
(Step S641-11)
The
図31は、主制御基板300における大入賞口開放制御処理を説明するフローチャートである。この大入賞口開放制御処理は、特別遊技管理フェーズが「04H」であった場合に実行される。
FIG. 31 is a flowchart for explaining the special winning opening opening control processing in the
(ステップS650−1)
メインCPU300aは、上記ステップS641−7でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS650−5に処理を移し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS650−3に処理を移す。
(Step S650-1)
The
(ステップS650−3)
メインCPU300aは、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合にはステップS650−7に処理を移し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS641に処理を移す。
(Step S650-3)
The
(ステップS641)
上記ステップS650−3において、特別電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物開閉切替回数の上限値ではないと判定した場合には、メインCPU300aは、上記ステップS641の処理を実行する。
(Step S641)
If it is determined in step S650-3 that the counter value of the special electric auditors product opening / closing switching counter is not the upper limit of the special electric auditors product opening / closing switching frequency, the
(ステップS650−5)
メインCPU300aは、上記ステップS500−9で更新された大入賞口入賞球数カウンタのカウンタ値が規定数に到達していないか、すなわち、大入賞口128に、1ラウンド中の最大入賞可能数と同数の遊技球が入球していないかを判定する。その結果、規定数に到達していないと判定した場合には当該大入賞口開放制御処理を終了し、規定数に到達したと判定した場合にはステップS650−7に処理を移す。
(Step S650-5)
The
(ステップS650−7)
メインCPU300aは、大入賞口ソレノイド128cの通電を停止して大入賞口128を閉鎖するために必要な大入賞口閉鎖処理を実行する。これにより、大入賞口128が閉鎖状態となる。
(Step S650-7)
The
(ステップS650−9)
メインCPU300aは、大入賞口閉鎖有効時間(インターバル時間)を特別遊技タイマにセーブする。
(Step S650-9)
The
(ステップS650−11)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「05H」に更新する。
(Step S650-11)
The
(ステップS650−13)
メインCPU300aは、大入賞口128が閉鎖されたことを示す大入賞口閉鎖指定コマンドを送信バッファにセットし、当該大入賞口開放制御処理を終了する。
(Step S650-13)
The
図32は、主制御基板300における大入賞口閉鎖有効処理を説明するフローチャートである。この大入賞口閉鎖有効処理は、特別遊技管理フェーズが「05H」であった場合に実行される。
FIG. 32 is a flowchart illustrating the special winning opening closing effective processing in the
(ステップS660−1)
メインCPU300aは、上記ステップS650−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該大入賞口閉鎖有効処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS660−3に処理を移す。
(Step S660-1)
The
(ステップS660−3)
メインCPU300aは、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致するか、すなわち、予め設定された回数のラウンド遊技が終了したかを判定する。その結果、特別電動役物連続作動回数カウンタのカウンタ値が、特別電動役物最大作動回数カウンタのカウンタ値と一致すると判定した場合にはステップS660−9に処理を移し、一致しないと判定した場合にはステップS660−5に処理を移す。
(Step S660-3)
The
(ステップS660−5)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「03H」に更新する。
(Step S660-5)
The
(ステップS660−7)
メインCPU300aは、所定の大入賞口閉鎖時間を特別遊技タイマにセーブし、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。これにより、次のラウンド遊技が開始されることとなる。
(Step S660-7)
The
(ステップS660−9)
メインCPU300aは、エンディング時間を特別遊技タイマにセーブするエンディング時間設定処理を実行する。
(Step S660-9)
The
(ステップS660−11)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「06H」に更新する。
(Step S660-11)
The
(ステップS660−13)
メインCPU300aは、エンディングの開始を示すエンディング指定コマンドを送信バッファにセットし、当該大入賞口閉鎖有効処理を終了する。
(Step S660-13)
The
図33は、主制御基板300における大入賞口終了ウェイト処理を説明するフローチャートである。この大入賞口終了ウェイト処理は、特別遊技管理フェーズが「06H」であった場合に実行される。
FIG. 33 is a flowchart illustrating the special winning opening end wait process in the
(ステップS670−1)
メインCPU300aは、上記ステップS660−9でセーブした特別遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、特別遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該大入賞口終了ウェイト処理を終了し、特別遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS670−3に処理を移す。
(Step S670-1)
The
(ステップS670−3)
メインCPU300aは、大役遊技終了後の遊技状態を設定するための状態設定処理を実行する。ここでは、上記ステップS610−17でセーブした特別図柄確率状態予備フラグおよび高確回数切り予備カウンタをロードして、状態データをセーブする。また、ここでは、特別図柄(大当たり図柄)の種別に応じて、普通図柄時短状態フラグおよび時短回数切りカウンタに所定の状態データをセーブする。さらに、ここでは、大役遊技の実行契機となった大当たり図柄と、大役遊技の実行前の遊技状態(大当たり当選時の遊技状態)とに基づいて、大役遊技の終了後の変動状態を設定する。また、変動状態が特殊変動状態に設定された場合には、以後、特殊変動状態がどのように切り替わるのかにかかる情報が同時に記憶され、以後、ここで記憶された情報に基づいて、変動状態の切り替え処理がなされることとなる。
(Step S670-3)
The
(ステップS670−5)
メインCPU300aは、大役遊技の終了後に設定される遊技状態を伝達するための遊技状態変化指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S670-5)
The
(ステップS670−7)
メインCPU300aは、上記ステップS670−3でセーブした高確回数および時短回数に対応する回数コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S670-7)
The
(ステップS670−9)
メインCPU300aは、特別遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該大入賞口終了ウェイト処理を終了する。これにより、特1保留または特2保留が記憶されている場合には、特別図柄の変動表示が再開されることとなる。
(Step S670-9)
The
図34は、普通遊技管理フェーズを説明する図である。既に説明したとおり、本実施形態では、ゲート124への遊技球の通過を契機とする普通遊技に係る処理が、段階的に、かつ、繰り返し実行されるが、主制御基板300では、こうした普通遊技に係る各処理を普通遊技管理フェーズによって管理している。
FIG. 34 is a diagram illustrating the normal game management phase. As described above, in the present embodiment, the processing related to the normal game triggered by the passage of the game ball to the
図34に示すように、メインROM300bには、普通遊技を実行制御するための複数の普通遊技制御モジュールが格納されており、これら普通遊技制御モジュールごとに、普通遊技管理フェーズが対応付けられている。具体的には、普通遊技管理フェーズが「00H」である場合には、「普通図柄変動待ち処理」を実行するためのモジュールがコールされ、普通遊技管理フェーズが「01H」である場合には、「普通図柄変動中処理」を実行するためのモジュールがコールされ、普通遊技管理フェーズが「02H」である場合には、「普通図柄停止図柄表示処理」を実行するためのモジュールがコールされ、普通遊技管理フェーズが「03H」である場合には、「普通電動役物入賞口開放前処理」を実行するためのモジュールがコールされ、普通遊技管理フェーズが「04H」である場合には、「普通電動役物入賞口開放制御処理」を実行するためのモジュールがコールされ、普通遊技管理フェーズが「05H」である場合には、「普通電動役物入賞口閉鎖有効処理」を実行するためのモジュールがコールされ、普通遊技管理フェーズが「06H」である場合には、「普通電動役物入賞口終了ウェイト処理」を実行するためのモジュールがコールされる。
As shown in FIG. 34, the
図35は、主制御基板300における普通遊技管理処理(ステップS700)を説明するフローチャートである。
FIG. 35 is a flowchart illustrating the normal game management process (step S700) in the
(ステップS700−1)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズをロードする。
(Step S700-1)
The
(ステップS700−3)
メインCPU300aは、上記ステップS700−1でロードした普通遊技管理フェーズに対応する普通遊技制御モジュールを選択する。
(Step S700-3)
The
(ステップS700−5)
メインCPU300aは、上記ステップS700−3で選択した普通遊技制御モジュールをコールして処理を開始する。
(Step S700-5)
The
(ステップS700−7)
メインCPU300aは、普通遊技の制御時間を管理する普通遊技タイマをロードする。
(Step S700-7)
The
図36は、主制御基板300における普通図柄変動待ち処理を説明するフローチャートである。この普通図柄変動待ち処理は、普通遊技管理フェーズが「00H」であった場合に実行される。
FIG. 36 is a flowchart for explaining the ordinary symbol change waiting process in the
(ステップS710−1)
メインCPU300aは、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値をロードし、カウンタ値が「0」であるか、すなわち、普図保留が「0」であるかを判定する。その結果、カウンタ値が「0」であると判定した場合には当該普通図柄変動待ち処理を終了し、カウンタ値は「0」ではないと判定した場合にはステップS710−3に処理を移す。
(Step S710-1)
The
(ステップS710−3)
メインCPU300aは、普図保留記憶領域の第1記憶部〜第4記憶部に記憶されている普図保留(当たり決定乱数)を、1つ序数の小さい記憶部にブロック転送する。具体的には、第2記憶部〜第4記憶部に記憶されている普図保留を、第1記憶部〜第3記憶部に転送する。また、メインRAM300cには、処理対象となる第0記憶部が設けられており、第1記憶部に記憶されている普図保留を、第0記憶部に転送する。なお、この普通図柄記憶エリアシフト処理においては、普通図柄保留球数カウンタのカウンタ値を「1」減算するとともに、普図保留が「1」減算したことを示す、普図保留減指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S710-3)
The
(ステップS710−5)
メインCPU300aは、第0記憶部に転送された当たり決定乱数をロードし、現在の遊技状態に対応する当たり決定乱数判定テーブルを選択して普図抽選を行い、その抽選結果を記憶する普通図柄当たり判定処理を実行する。
(Step S710-5)
The
(ステップS710−7)
メインCPU300aは、上記ステップS710−5の普図抽選の結果に対応する普通図柄停止図柄番号をセーブする。なお、本実施形態では、普通図柄表示器168は1つのLEDランプで構成されており、当たりの場合には普通図柄表示器168を点灯させ、ハズレの場合には普通図柄表示器168を消灯させる。ここで決定する普通図柄停止図柄番号は、最終的に普通図柄表示器168を点灯するか否かを示すものであり、例えば、当たりに当選した場合には、普通図柄停止図柄番号として「0」が決定され、ハズレの場合には、普通図柄停止図柄番号として「1」が決定される。
(Step S710-7)
The
(ステップS710−9)
メインCPU300aは、現在の遊技状態を確認し、対応する普通図柄変動時間データテーブルを選択してセットする。
(Step S710-9)
The
(ステップS710−11)
メインCPU300aは、上記ステップS710−3で第0記憶部に転送した当たり決定乱数と、上記ステップS710−9でセットした普通図柄変動時間データテーブルとに基づいて、普通図柄変動時間を決定する。
(Step S710-11)
The
(ステップS710−13)
メインCPU300aは、上記ステップS710−11で決定した普通図柄変動時間を普通遊技タイマにセーブする。
(Step S710-13)
The
(ステップS710−15)
メインCPU300aは、普通図柄表示器168において、普通図柄の変動表示を開始するために、普通図柄表示図柄カウンタを設定する処理を実行する。この普通図柄表示図柄カウンタに、カウンタ値として例えば「0」が設定されている場合には普通図柄表示器168が点灯制御され、カウンタ値として「1」が設定されている場合には普通図柄表示器168が消灯制御される。ここでは、普通図柄の変動表示の開始時に所定のカウンタ値が普通図柄表示図柄カウンタに設定されることとなる。
(Step S710-15)
The
(ステップS710−17)
メインCPU300aは、普図保留記憶領域に記憶されている普図保留数を示す普図保留指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S710-17)
The
(ステップS710−19)
メインCPU300aは、上記ステップS710−7で決定された普通図柄停止図柄番号、すなわち、普通図柄当たり判定処理によって決定された図柄種別(当たり図柄またはハズレ図柄)に基づいて、普通図柄指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S710-19)
The
(ステップS710−21)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「01H」に更新し、当該普通図柄変動待ち処理を終了する。
(Step S710-21)
The
図37は、主制御基板300における普通図柄変動中処理を説明するフローチャートである。この普通図柄変動中処理は、普通遊技管理フェーズが「01H」であった場合に実行される。
FIG. 37 is a flowchart for explaining the normal symbol change processing in the
(ステップS720−1)
メインCPU300aは、上記ステップS710−13でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、タイマ値が「0」であった場合にはステップS720−9に処理を移し、タイマ値が「0」ではなかった場合にはステップS720−3に処理を移す。
(Step S720-1)
The
(ステップS720−3)
メインCPU300aは、普通図柄表示器168の点灯時間および消灯時間を計時する普通図柄表示タイマを更新する。具体的には、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」であった場合には、所定のタイマ値がセットされ、タイマ値が「1」以上であった場合には、現在のタイマ値から「1」減算した値にタイマ値を更新する。
(Step S720-3)
The
(ステップS720−5)
メインCPU300aは、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」であるかを判定する。その結果、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS720−7に処理を移し、普通図柄表示タイマのタイマ値が「0」でないと判定した場合には当該普通図柄変動中処理を終了する。
(Step S720-5)
The
(ステップS720−7)
メインCPU300aは、普通図柄表示図柄カウンタのカウンタ値を更新する。ここでは、普通図柄表示図柄カウンタのカウンタ値が、普通図柄表示器168の消灯を示すカウンタ値であった場合には点灯を示すカウンタ値に更新し、普通図柄表示器168の点灯を示すカウンタ値であった場合には消灯を示すカウンタ値に更新し、当該普通図柄変動中処理を終了する。これにより、普通図柄表示器168は、普通図柄変動時間にわたって、所定時間おきに点灯、消灯を繰り返す(点滅する)こととなる。
(Step S720-7)
The
(ステップS720−9)
メインCPU300aは、普通図柄表示図柄カウンタに、上記ステップS710−7で決定した普通図柄停止図柄番号(カウンタ値)をセーブする。これにより、普通図柄表示器168が最終的に点灯もしくは消灯制御され、普図抽選の結果が報知されることとなる。
(Step S720-9)
The
(ステップS720−11)
メインCPU300aは、普通図柄を停止表示する時間である普通図柄変動停止時間を普通遊技タイマにセットする。
(Step S720-11)
The
(ステップS720−13)
メインCPU300aは、普通図柄の停止表示が開始されたことを示す普図停止指定コマンドを送信バッファにセットする。
(Step S720-13)
The
(ステップS720−15)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「02H」に更新し、当該普通図柄変動中処理を終了する。
(Step S720-15)
The
図38は、主制御基板300における普通図柄停止図柄表示処理を説明するフローチャートである。この普通図柄停止図柄表示処理は、普通遊技管理フェーズが「02H」であった場合に実行される。
FIG. 38 is a flowchart for explaining the normal symbol stop symbol display processing in the
(ステップS730−1)
メインCPU300aは、上記ステップS720−11でセットした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通図柄停止図柄表示処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS730−3に処理を移す。
(Step S730-1)
The
(ステップS730−3)
メインCPU300aは、普図抽選の結果を確認する。
(Step S730-3)
The
(ステップS730−5)
メインCPU300aは、普図抽選の結果が当たりであるかを判定する。その結果、当たりであると判定した場合にはステップS730−9に処理を移し、当たりではない(ハズレである)と判定した場合にはステップS730−7に処理を移す。
(Step S730-5)
The
(ステップS730−7)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該普通図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、1の普図保留に基づく普通遊技管理処理が終了し、普図保留が記憶されている場合には、次の保留に基づく普通図柄の変動表示を開始するための処理が行われることとなる。
(Step S730-7)
The
(ステップS730−9)
メインCPU300aは、開閉制御パターンテーブルのデータを参照し、普通遊技タイマに、タイマ値として普電開放前時間をセーブする。
(Step S730-9)
The
(ステップS730−11)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「03H」に更新し、当該普通図柄停止図柄表示処理を終了する。これにより、第2始動口122の開閉制御が開始されることとなる。
(Step S730-11)
The
図39は、主制御基板300における普通電動役物入賞口開放前処理を説明するフローチャートである。この普通電動役物入賞口開放前処理は、普通遊技管理フェーズが「03H」であった場合に実行される。
FIG. 39 is a flow chart for explaining a process for opening the ordinary electric auditors' prize hole opening process in the
(ステップS740−1)
メインCPU300aは、上記ステップS730−9でセットした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口開放前処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS741に処理を移す。
(Step S740-1)
The
(ステップS741)
メインCPU300aは、普通電動役物入賞口開閉切替処理を実行する。この普通電動役物入賞口開閉切替処理については後述する。
(Step S741)
The
(ステップS740−3)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「04H」に更新し、当該普通電動役物入賞口開放前処理を終了する。
(Step S740-3)
The
図40は、主制御基板300における普通電動役物入賞口開閉切替処理を説明するフローチャートである。
FIG. 40 is a flowchart for explaining the ordinary electric auditors' prize opening and closing switching process in the
(ステップS741−1)
メインCPU300aは、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、普通電動役物開閉切替回数(1回の開閉制御中における第2始動口122の可動片122bの開閉回数)の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合には当該普通電動役物入賞口開閉切替処理を終了し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS741−3に処理を移す。
(Step S741-1)
In the
(ステップS741−3)
メインCPU300aは、開閉制御パターンテーブルのデータを参照し、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値に基づいて、普通電動役物ソレノイド122cを通電制御するためのソレノイド制御データ(通電制御データまたは通電停止制御データ)、および、普通電動役物ソレノイド122cの通電時間(ソレノイド通電時間)もしくは通電停止時間(普電閉鎖有効時間=休止時間)であるタイマデータを抽出する。
(Step S741-3)
The
(ステップS741−5)
メインCPU300aは、上記ステップS741−3で抽出したソレノイド制御データに基づいて、普通電動役物ソレノイド122cの通電を開始するか、もしくは、普通電動役物ソレノイド122cの通電を停止するための普通電動役物ソレノイド通電制御処理を実行する。この普通電動役物ソレノイド通電制御処理の実行により、上記ステップS400−25およびステップS400−27において、普通電動役物ソレノイド122cの通電開始もしくは通電停止の制御がなされることとなる。
(Step S741-5)
Based on the solenoid control data extracted in step S741-3, the
(ステップS741−7)
メインCPU300aは、上記ステップS741−3で抽出したタイマデータに基づくタイマ値を、普通遊技タイマにセーブする。なお、ここで普通遊技タイマにセーブされるタイマ値は、第2始動口122の1回の最大開放時間となる。
(Step S741-7)
The
(ステップS741−9)
メインCPU300aは、普通電動役物ソレノイド122cの通電開始状態か、すなわち、上記ステップS741−5において、普通電動役物ソレノイド122cの通電を開始する制御処理がなされたかを判定する。その結果、通電開始状態であると判定した場合にはステップS741−11に処理を移し、通電開始状態ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口開閉切替処理を終了する。
(Step S741-9)
The
(ステップS741−11)
メインCPU300aは、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値を、現在のカウンタ値に「1」加算した値に更新し、当該普通電動役物入賞口開閉切替処理を終了する。
(Step S741-11)
The
図41は、主制御基板300における普通電動役物入賞口開放制御処理を説明するフローチャートである。この普通電動役物入賞口開放制御処理は、普通遊技管理フェーズが「04H」であった場合に実行される。
FIG. 41 is a flow chart for explaining the control process for opening the ordinary electric auditors' winning opening in the
(ステップS750−1)
メインCPU300aは、上記ステップS741−7でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合にはステップS750−5に処理を移し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS750−3に処理を移す。
(Step S750-1)
The
(ステップS750−3)
メインCPU300aは、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、普通電動役物開閉切替回数の上限値であるかを判定する。その結果、カウンタ値が上限値であると判定した場合にはステップS750−7に処理を移し、カウンタ値は上限値ではないと判定した場合にはステップS741に処理を移す。
(Step S750-3)
The
(ステップS741)
上記ステップS750−3において、普通電動役物開閉切替回数カウンタのカウンタ値が、普通電動役物開閉切替回数の上限値ではないと判定した場合には、メインCPU300aは、上記ステップS741の処理を実行する。
(Step S741)
If it is determined in step S750-3 that the counter value of the ordinary electric auditors product opening / closing switching frequency counter is not the upper limit of the ordinary electric auditors product opening / closing switching frequency, the
(ステップS750−5)
メインCPU300aは、上記ステップS530−9で更新された普通電動役物入賞球数カウンタのカウンタ値が規定数に到達していないか、すなわち、第2始動口122に、1回の開閉制御中の最大入賞可能数と同数の遊技球が入球していないかを判定する。その結果、規定数に到達していないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口開放制御処理を終了し、規定数に到達したと判定した場合にはステップS750−7に処理を移す。
(Step S750-5)
The
(ステップS750−7)
メインCPU300aは、普通電動役物ソレノイド122cの通電を停止して第2始動口122を閉鎖するために必要な普通電動役物閉鎖処理を実行する。これにより、第2始動口122が閉鎖状態となる。
(Step S750-7)
The
(ステップS750−9)
メインCPU300aは、普電有効状態時間を普通遊技タイマにセーブする。
(Step S750-9)
The
(ステップS750−11)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「05H」に更新し、当該普通電動役物入賞口開放制御処理を終了する。
(Step S750-11)
The
図42は、主制御基板300における普通電動役物入賞口閉鎖有効処理を説明するフローチャートである。この普通電動役物入賞口閉鎖有効処理は、普通遊技管理フェーズが「05H」であった場合に実行される。
FIG. 42 is a flowchart illustrating the normal electric auditors' prize hole closing effective processing in the
(ステップS760−1)
メインCPU300aは、上記ステップS750−9でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口閉鎖有効処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS760−3に処理を移す。
(Step S760-1)
The
(ステップS760−3)
メインCPU300aは、普電終了ウェイト時間を普通遊技タイマにセーブする。
(Step S760-3)
The
(ステップS760−5)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「06H」に更新し、当該普通電動役物入賞口閉鎖有効処理を終了する。
(Step S760-5)
The
図43は、主制御基板300における普通電動役物入賞口終了ウェイト処理を説明するフローチャートである。この普通電動役物入賞口終了ウェイト処理は、普通遊技管理フェーズが「06H」であった場合に実行される。
FIG. 43 is a flowchart for explaining the ordinary electric auditors' winning port end wait processing in the
(ステップS770−1)
メインCPU300aは、上記ステップS760−3でセーブした普通遊技タイマのタイマ値が「0」でないかを判定する。その結果、普通遊技タイマのタイマ値が「0」ではないと判定した場合には当該普通電動役物入賞口終了ウェイト処理を終了し、普通遊技タイマのタイマ値が「0」であると判定した場合にはステップS770−3に処理を移す。
(Step S770-1)
The
(ステップS770−3)
メインCPU300aは、普通遊技管理フェーズを「00H」に更新し、当該普通電動役物入賞口終了ウェイト処理を終了する。これにより、普図保留が記憶されている場合には、普通図柄の変動表示が再開されることとなる。
(Step S770-3)
The
以上のように、主制御基板300において各種の処理が実行されることにより、特別遊技および普通遊技が進行することとなるが、こうした遊技の進行中には、主制御基板300から送信されるコマンドに基づいて、副制御基板330において、さまざまな演出を実行するための制御が行われる。以下では、所定の遊技状態で実行される演出について、一例を用いて説明する。
As described above, by executing various processes in the
(演出図柄の説明)
図44は、演出図柄210a、210b、210cを説明する図である。上記したように、主制御基板300では、大役抽選が行われると、変動モード番号および変動パターン番号が決定され、変動コマンドが副制御基板330に送信される。副制御基板330では、受信した変動コマンドに基づいて変動演出の実行パターンを決定するとともに、決定した実行パターンで変動演出を実行制御する。
(Explanation of the production design)
FIG. 44 is a diagram illustrating
変動演出の実行パターンは多数設けられているが、いずれも、演出表示部200aに、3つの図柄構成群210A、210B、210Cが変動表示された後に、いずれかの演出図柄210a、210b、210cが演出表示部200aに停止表示され、演出表示部200aにおける演出図柄210a、210b、210cの最終的な停止表示態様によって、大役抽選の結果が報知される点で共通している。
Although many execution patterns of the variable effect are provided, any one of the
図44(a)に示すように、図柄構成群210Aは、1〜9の数字が記された9種類の演出図柄210aで構成されている。ここでは図示を省略しているが、各演出図柄210aには、数字とともにキャラクタ等が記されており、図柄構成群210Aを構成する各演出図柄210aを遊技者が容易に識別できるようになっている。また、図柄構成群210B、210Cも、図柄構成群210Aと同様、それぞれ9種類の演出図柄210b、210cで構成されている。なお、ここでは説明の都合上、図柄構成群210Aが9種類の演出図柄210aで構成され、図柄構成群210Bが9種類の演出図柄210bで構成され、図柄構成群210Cが9種類の演出図柄210cで構成されていることとするが、図柄構成群210A、210B、210Cは、いずれも同一表示態様の9種類の演出図柄で構成されている。
As shown in FIG. 44 (a), the
変動演出では、演出表示部200aにおいて、図柄構成群210A、210B、210Cが同時に上方から下方に向けてスクロール表示された後に、最終的にいずれか1つの演出図柄210a、210b、210cが、演出表示部200aに停止表示されたり、あるいは、スクロール表示されることなく、いずれか1つの演出図柄210a、210b、210cが演出表示部200aに停止表示されたりする。
In the fluctuating effect, after the
そして、大役抽選によって大当たりに当選した場合には、図44(b)に示すように、大当たり図柄として、特別図柄A〜Cが決定される。大当たりに当選した場合、つまり、大当たりの当選を報知する変動演出では、最終的に、演出表示部200aにおいて、一直線上に同一の演出図柄210a、210b、210cが停止表示される。
Then, when the big hit is won by the big winning lottery, as shown in FIG. 44 (b), the special symbols A to C are determined as the big hit symbols. In the case of the winning of the jackpot, that is, in the variable effect for notifying the winning of the jackpot, the
ただし、特別図柄A、B、Cが決定された場合には、「2」、「4」、「6」、「8」の偶数の数字が記された演出図柄210a、210b、210c(以下、単に「偶数図柄」と呼ぶ)が停止表示される。一方、特別図柄Dが決定された場合には、「1」、「3」、「5」、「7」、「9」の奇数の数字が記された演出図柄210a、210b、210c(以下、単に「奇数図柄」と呼ぶ)が停止表示される。
However, when the special symbols A, B, and C are determined, the
また、大役抽選の結果がハズレであった場合、つまり、ハズレ図柄が決定された場合には、演出表示部200aにおいて、最終的に、全て同一の演出図柄210a、210b、210cが停止表示されることはない。以下に、演出図柄210a、210b、210cが変動表示される変動演出の一例について説明する。
In addition, when the result of the main role lottery is a loss, that is, when a loss symbol is determined, the
(演出の一例)
図45は、リーチなし変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。上記のように、主制御基板300において大役抽選が行われると、特別図柄の変動表示中、すなわち、特別図柄の変動時間に亘って、大役抽選の結果を報知する変動演出が実行される。この変動演出においては、演出表示部200aにおいて種々の背景画像が表示されるとともに、この背景画像に重畳して、演出図柄210a、210b、210cが表示される。なお、変動演出中は、演出表示部200aに表示される画像に伴って、音声出力装置206から音声が出力されるとともに、演出照明装置204が点灯制御され、また、演出役物装置202が可動制御されるが、ここでは詳細な説明は省略する。
(Example of directing)
FIG. 45 is a diagram illustrating an example of a fluctuation effect of a fluctuation pattern without reach. As described above, when the main winning lottery is performed on the
本実施形態の変動演出は、リーチなし変動パターン、リーチ変動パターンに大別される。リーチなし変動パターンの変動演出では、演出表示部200aに背景画像(図示を省略)が表示されるとともに、この背景画像に演出図柄210a、210b、210cが重畳して変動表示される。例えば、図45(a)に示すように、大役抽選結果がハズレであったことを示す組み合わせで演出図柄210a、210b、210cが停止表示されているとする。この状態で、新たに特別図柄の変動表示が行われると、当該特別図柄の変動表示の開始に伴って、図45(b)に示すように、3つの演出図柄210a、210b、210cが変動表示(スクロール表示)を開始する。なお、図中下向きの白抜き矢印は、演出図柄210a、210b、210cが高さ方向にスクロール表示されていることを示している。
The fluctuation effects of the present embodiment are roughly classified into a non-reach fluctuation pattern and a reach fluctuation pattern. In the fluctuation effect of the non-reach fluctuation pattern, a background image (not shown) is displayed on the
そして、図45(c)に示すように、まず、演出図柄210aが停止表示され、その後、図45(d)に示すように、演出図柄210aと異なる演出図柄210cが停止表示される。そして、特別図柄の変動表示が終了して、第1特別図柄表示器160または第2特別図柄表示器162に特別図柄が停止表示するのとほぼ同じタイミングで、図45(e)に示すように、演出図柄210bが停止表示され、このときの3つの演出図柄210a、210b、210cの最終的な停止表示態様によって、大役抽選結果が遊技者に報知される。
Then, as shown in FIG. 45 (c), the
図46は、ノーマルリーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。本実施形態では、リーチ変動パターンが、ノーマルリーチ変動パターン、発展リーチ変動パターン、擬似連続リーチ変動パターンに大別される。ノーマルリーチ変動パターンの変動演出は、リーチなし変動パターンの変動演出と同様に、特別図柄の変動表示の開始に伴って、演出図柄210a、210b、210cの変動表示が開始され、図46(a)に示すように、演出図柄210aがまず停止表示される。その後、図46(b)に示すように、演出図柄210aと同一の演出図柄210cが停止表示される。
FIG. 46 is a diagram illustrating an example of a fluctuation effect of a normal reach fluctuation pattern. In the present embodiment, the reach variation pattern is roughly classified into a normal reach variation pattern, an advanced reach variation pattern, and a pseudo continuous reach variation pattern. In the fluctuation effect of the normal reach fluctuation pattern, the fluctuation display of the
このように、演出表示部200aにおいて、同一の演出図柄210a、210cが停止表示されるリーチ態様で表示されると、図46(c)に示すように、演出表示部200aにおいて、演出図柄210a、210cに重畳して「リーチ」と表示される。なお、リーチ態様は複数種類設けられており、「1」〜「9」のいずれかの数字が記された同一の演出図柄210a、210cが停止表示される。その後、図46(d)に示すように、演出図柄210a、210cの形状を、リーチ態様になる前と異にして変動表示が継続される。そして、図46(e)に示すように、最終的に、演出図柄210a、210cと異なる演出図柄210bが停止表示され、大役抽選の結果がハズレであったことが遊技者に報知される。
As described above, when the
図47は、発展リーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。発展リーチ変動パターンの変動演出は、図47(a)〜(d)に示すように、ノーマルリーチ変動パターンの変動演出と同様に、演出表示部200aにおいて、演出図柄210a、210cがリーチ態様で表示される。その後、図47(e)に示すように、演出表示部200aにおいて、所定の発展画像(動画)が再生表示されるリーチ発展演出が実行される。なお、このリーチ発展演出は、例えば、味方キャラクタが敵キャラクタと対戦する内容や、味方キャラクタが所定のミッションに挑むといった内容となっている。
FIG. 47 is a diagram illustrating an example of a fluctuation effect of the development reach fluctuation pattern. As shown in FIGS. 47 (a) to (d), the fluctuation effects of the development reach fluctuation pattern are similar to the fluctuation effects of the normal reach fluctuation pattern, in which the
こうしたリーチ発展演出の内容は、主制御基板300で決定された変動パターン番号に基づいて決定される。このとき、味方キャラクタと敵キャラクタとの対戦内容や、味方キャラクタが挑むミッションの内容は複数パターン設けられており、そのいずれのパターンについても、味方キャラクタが敵キャラクタに勝利したり、味方キャラクタがミッションを達成したりする大当たりパターンと、味方キャラクタが敵キャラクタに敗北したり、味方キャラクタがミッションに失敗したりするハズレパターンとがそれぞれ設けられている。
The content of the reach development effect is determined based on the variation pattern number determined by the
大当たりパターンは、大役抽選の結果が大当たりであった場合にのみ選択され、ハズレパターンは、大役抽選の結果がハズレであった場合にのみ選択される。これら両パターンは、演出の終盤までは同一内容で構成されており、最終的に味方キャラクタが勝利するか敗北するか、あるいは、味方キャラクタがミッションを達成するか失敗するかといった点を異にしている。したがって、リーチ発展演出中は、変動演出の終盤まで、大役抽選の結果を遊技者が識別することができず、遊技者に大当たりの期待感が付与されることとなる。 The big hit pattern is selected only when the result of the big winning lottery is a big hit, and the loss pattern is selected only when the result of the big winning lottery is a lose. These two patterns consist of the same content until the end of the production, and differ in whether the teammate character eventually wins or loses, or whether the teammate character completes or fails the mission. I have. Therefore, during the reach development effect, the player cannot identify the result of the winning combination lottery until the end of the fluctuation effect, and the player is given a sense of expectation of a jackpot.
なお、図47(e)に示すように、各リーチ発展演出には、その内容ごとに名称、すなわちタイトル名が設定されており、リーチ発展演出の開始時には、そのタイトル名が演出表示部200aに表示される。また、リーチ発展演出中は、演出図柄210a、210b、210cが、演出表示部200aの右上において小さく変動表示を継続している。そして、発展画像の表示中もしくは発展画像の表示後に、演出図柄210a、210b、210cが演出表示部200aの中央に最終的に停止表示され、演出図柄210a、210b、210cの停止表示態様によっても、大役抽選結果が遊技者に報知されることとなる。
As shown in FIG. 47 (e), a name, that is, a title name is set for each reach development effect, for each content, and at the start of the reach development effect, the title name is displayed on the
図48は、擬似連続リーチ変動パターンの変動演出の一例を説明する図である。擬似連続リーチ変動パターンの変動演出は、図48(a)に示すように、演出図柄210a、210b、210cの変動表示が開始されると、図48(b)に示すように、演出図柄210a、210b、210cが、予め設けられた複数種類の態様(以下「擬似態様」という)のうちのいずれかで仮停止表示される。この擬似態様は、例えば、同一の演出図柄210a、210bと、これら演出図柄210a、210bよりも、「2」大きな数字が記された演出図柄210cとが仮停止表示されるものである。
FIG. 48 is a diagram illustrating an example of a fluctuation effect of a pseudo continuous reach fluctuation pattern. As shown in FIG. 48 (a), when the fluctuation display of the
演出図柄210a、210b、210cが擬似態様で仮停止表示されると、図48(c)に示すように、演出図柄210a、210b、210cの変動表示が再開される。つまり、擬似態様は、演出図柄210a、210b、210cの再変動表示を示すものと言える。その後、図48(d)に示すように、演出図柄210a、210b、210cが、再び擬似態様で仮停止表示される。
When the
そして、図48(e)に示すように、演出図柄210a、210b、210cの変動表示が再開されると、図48(f)に示すように、演出図柄210a、210cがリーチ態様で表示され、以後、図48(g)〜(i)に示すように、発展リーチ変動パターンと同様にリーチ発展演出が実行され、大役抽選の結果が遊技者に報知される。
Then, as shown in FIG. 48 (e), when the fluctuation display of the
このように、擬似連続リーチ変動パターンの変動演出は、演出図柄210a、210cがリーチ態様となるまでの内容が、発展リーチ変動パターンの変動演出と異なっており、リーチ態様となった後は、発展リーチ変動パターンと同様に変動演出が進行されることとなる。
As described above, the fluctuation effect of the pseudo continuous reach fluctuation pattern is different from the fluctuation effect of the development reach fluctuation pattern in the contents until the
なお、擬似連続リーチ変動パターンにおいて、リーチ態様となるまでの演出図柄210a、210b、210cの変動表示パターンは複数パターン設けられており、変動表示パターンごとに、演出図柄210a、210b、210cの仮停止表示の回数、換言すれば、演出図柄210a、210b、210cの変動表示回数が異なっている。この変動表示パターンは、変動モードコマンドによって決定され、演出図柄210a、210b、210cの仮停止表示(変動表示)の回数が多くなるほど、最終的に大当たりの当選が報知される可能性(以下「信頼度」という)が高くなるように、大当たり当選時およびハズレ時における変動モードコマンドの選択比率が設定されている。
In the pseudo continuous reach variation pattern, a plurality of variation display patterns of the
具体的には、大役抽選の結果が大当たりであった場合には、変動表示回数の多い変動モードコマンドの選択比率が、変動表示回数の少ない変動モードコマンドの選択比率よりも高く設定されており、大役抽選の結果がハズレであった場合には、変動表示回数の少ない変動モードコマンドの選択比率が、変動表示回数の多い変動モードコマンドの選択比率よりも高く設定されている。 Specifically, when the result of the main role lottery is a jackpot, the selection ratio of the variable mode command having a large number of variable display times is set higher than the selection ratio of the variable mode command having a small variable display number, If the result of the main role lottery is a loss, the selection ratio of the variable mode command with a small number of variable display times is set higher than the selection ratio of the variable mode command with a large number of variable display times.
また、主制御基板300においては、擬似連続リーチ変動パターンの信頼度が、発展リーチ変動パターンの信頼度よりも高くなるように設定されている。したがって、演出図柄210a、210b、210cの仮停止表示(変動表示)の回数によって信頼度が示唆されることとなり、遊技者は、演出図柄210a、210b、210cがより多く仮停止表示(変動表示)されることを期待しながら、演出の行方を見守ることとなる。
In the
上記した変動演出の実行パターンは、主制御基板300で決定された変動コマンドに基づいて、副制御基板330において決定、実行制御される。つまり、変動演出の実行パターンは、主制御基板300と副制御基板330とで協働して決定されると言える。
The execution pattern of the above-described variation effect is determined and controlled by the
図49は、変動演出決定テーブルを説明する図であり、図49(a)には前半変動演出決定テーブルを示し、図49(b)には後半変動演出決定テーブルを示す。上記したように、主制御基板300において大役抽選が行われると、大役抽選の結果に基づいて、変動コマンドが決定され、決定された各コマンドが副制御基板330に送信される。副制御基板330においては、変動モードコマンドを受信すると、0〜249の範囲から1の演出乱数を取得するとともに、前半変動演出決定テーブルを参照して、取得した演出乱数と、受信した変動モードコマンドとに基づいて、前半の変動演出の実行パターンを決定する。また、変動パターンコマンドを受信すると、0〜249の範囲から1の演出乱数を取得するとともに、後半変動演出決定テーブルを参照して、取得した演出乱数と、受信した変動パターンコマンドとに基づいて、後半の変動演出の実行パターンを決定する。なお、図49においては、前半変動演出決定テーブルおよび後半変動演出決定テーブルの一部のみを抽出して示している。
FIGS. 49A and 49B are diagrams for explaining the variable effect determination table. FIG. 49A shows the first half variable effect determination table, and FIG. 49B shows the second half variable effect determination table. As described above, when the main winning lottery is performed on the
図49に示すように、前半変動演出決定テーブルによれば、変動モード番号(変動モードコマンド)ごとに、前半の変動演出の実行パターンについての選択比率がそれぞれ設定され、後半変動演出決定テーブルによれば、変動パターン番号(変動パターンコマンド)ごとに、後半の変動演出の実行パターンについての選択比率がそれぞれ設定されている。そして、決定された前半および後半の変動演出の実行パターンを組み合わせて実行することで、1回の変動演出が実行されることとなる。 As shown in FIG. 49, according to the first half variation effect determination table, the selection ratio of the execution pattern of the first half variation effect is set for each variation mode number (variation mode command), and according to the second half variation effect determination table. For example, the selection ratios for the execution patterns of the second half variation effect are set for each variation pattern number (variation pattern command). Then, by executing the determined first half and second half variation effect execution patterns in combination, one variation effect is executed.
リーチなし変動パターンの変動演出は、前半の実行パターンとして、前半の変動演出を実行しないことを示す「なし」が決定され、後半の実行パターンとして、リーチなし変動パターンに対応する「ノーマルハズレ1」、「ノーマルハズレ2」、「特殊ハズレ1」、「特殊ハズレ2」が決定された場合に実行される。例えば、前半の変動演出が実行されないことを示す「01H」の変動モード番号に対応する変動モードコマンドを受信すると、副制御基板330では、必ず、前半の実行パターンとして「なし」が決定される。また、このとき、同時に受信し得る変動パターンコマンドには、「ノーマルハズレ1」、「ノーマルハズレ2」、「特殊ハズレ1」、「特殊ハズレ2」のいずれかのみが決定されるように、後半変動演出決定テーブルにおいて選択比率の設定がなされている。したがって、前半の実行パターンとして「なし」が決定され、後半の実行パターンとして「ノーマルハズレ1」、「ノーマルハズレ2」、「特殊ハズレ1」、「特殊ハズレ2」が決定されることで、変動演出の実行パターンは、上記のリーチなし変動パターンに決定されることとなる。
In the fluctuation effect of the reach-less fluctuation pattern, “None” indicating that the fluctuation effect of the first half is not executed is determined as the first half execution pattern, and “
一方、リーチ変動パターンの変動演出は、前半の実行パターンとして「なし」以外が決定され、後半の実行パターンとして、いずれかのリーチ発展演出(図中、発展1〜5で示す)が決定された場合に実行される。換言すれば、演出表示部200aにおいて、リーチ変動パターンの変動演出が実行される場合には、必ず、変動モード番号=01H以外の変動モード番号に対応する変動モードコマンドを受信しており、発展1〜5のいずれかが決定される変動パターン番号に対応する変動パターンコマンドを受信していることとなる。
On the other hand, the variation effect of the reach variation pattern was determined to be other than “none” as the first half execution pattern, and any of the reach development effects (indicated by
ここで、図49(a)において、前半の実行パターンにおける「ノーマルリーチ1」や「ノーマルリーチ2」等は、それぞれ、ノーマルリーチ変動パターンの変動演出のうち、演出図柄210a、210b、210cがリーチ態様になるまで、より詳細には、リーチ発展演出が開始されるまでの、演出表示部200aに表示される背景画像や演出図柄210a、210b、210cの変動表示パターンを示している。これらの画像パターンは、変動モード番号に対応付けられた特別図柄の変動表示の時間と一致するように予め設計されており、例えば、「ノーマルリーチ1」が決定されると、図46(a)〜(d)に示す画像が演出表示部200aに表示されることとなる。
Here, in FIG. 49 (a), “
また、図49(a)において、前半の実行パターンにおける「擬似2a」等は、擬似連続リーチ変動パターンの変動演出のうち、リーチ発展演出が開始されるまでの、演出表示部200aに表示される主変動演出画像の表示パターン、すなわち、演出図柄210a、210b、210cが変動表示される図柄表示演出の実行パターンを示している。例えば、「擬似2a」は、演出図柄210a、210b、210cの変動表示回数が2回である「擬似2」の擬似連続リーチ変動パターンであって、主変動演出画像が表示パターンaであることを示している。また、「擬似3b」は、演出図柄210a、210b、210cの変動表示回数が3回である「擬似3」の擬似連続リーチ変動パターンであって、主変動演出画像が表示パターンbであることを示している。
In FIG. 49 (a), “pseudo 2a” and the like in the first half execution pattern are displayed on the
なお、図49に示す前半変動演出決定テーブルおよび後半変動演出決定テーブルにおいては、リーチなし変動パターンおよびノーマルリーチ変動パターンの変動演出は、大役抽選の結果がハズレであった場合にのみ実行されるように、選択比率の設定がなされている。また、発展リーチ変動パターンおよび擬似連続リーチ変動パターンは、ハズレ時および大当たり時の双方で決定されるが、発展リーチ変動パターンは、擬似連続リーチ変動パターンよりも、ハズレ時の選択比率が高く、大当たり時の選択比率が低く設定されている。このように、ハズレ時と大当たり時とで選択比率を設定することにより、擬似連続リーチ変動パターンは、発展リーチ変動パターンよりも、信頼度が高く設定されることとなる。 In the first half fluctuation effect determination table and the second half fluctuation effect determination table shown in FIG. 49, the fluctuation effect of the no-reach fluctuation pattern and the normal reach fluctuation pattern is executed only when the result of the main role lottery is a loss. , The selection ratio is set. Further, the development reach fluctuation pattern and the quasi-continuous reach fluctuation pattern are determined both at the time of the loss and at the time of the jackpot, but the development reach fluctuation pattern has a higher selection ratio at the time of the loss than the pseudo-continuous reach fluctuation pattern, The selection ratio at the time is set low. In this way, by setting the selection ratio between the time of the loss and the time of the big hit, the reliability of the pseudo continuous reach variation pattern is set to be higher than the reliability of the developed reach variation pattern.
さらに、擬似連続リーチ変動パターンの中でも、擬似回数が多くなるほど、大当たり時の選択比率が高く、ハズレ時の選択比率が低く設定されており、擬似回数が多くなるほど、信頼度が高くなるように設定がなされている。 Furthermore, among the pseudo continuous reach fluctuation patterns, the selection ratio at the time of the big hit is set higher as the number of times of simulation is increased, and the selection ratio at the time of loss is set lower, and the reliability is set higher as the number of times of simulation is increased. Has been made.
以上のように、副制御基板330においては、変動コマンドを受信すると、変動演出決定テーブルを参照して変動演出の実行パターンが決定される。ただし、変動演出決定テーブルによって決定される変動演出の実行パターンというのは、大まかな演出の流れ、すなわち、1回の変動演出のタイムテーブルを決定するものである。そして、変動モードコマンドまたは変動パターンコマンドに基づいて、変動演出を構成するさまざまな要素演出の実行可否および実行パターンがさらに決定される。
As described above, upon receiving the variable command, the
ここで、要素演出というのは、例えば、上記のように、演出表示部200aにおける演出図柄210a、210b、210cの変動表示や、リーチ発展演出で演出表示部200aに表示される画像、さらには、演出役物装置202を可動させる演出等をいう。本実施形態では、変動演出を構成する要素演出として、変動演出中のさまざまなタイミングで予告演出が実行される。
Here, the element effect is, for example, as described above, the variation display of the
この予告演出というのは、変動演出の開始時や、擬似連続リーチ変動パターンの変動演出における演出図柄210a、210b、210cの再変動表示時、さらには、リーチ発展演出中等に、演出表示部200aに所定の画像を表示したり、所定のタイミングで演出役物装置202を可動したりする演出であり、予告演出ごとに、その実行可否や実行パターンが決定される。各予告演出には、それぞれ実行パターンが複数種類設けられ、複数種類の実行パターンそれぞれについて、変動パターン番号や変動モード番号ごとに、換言すれば、大当たりの当選可否ごとに選択比率が設定され、この選択比率によって、実行パターンごとに信頼度が設定されている。以下に、予告演出について詳述する。
The notice effect is displayed on the
図50は、予告演出の一例を説明する図である。この予告演出は、変動演出の開始後、所定時間が経過したところで実行されるものであり、擬似連続リーチ変動パターンの変動演出においては、演出図柄210a、210b、210cの再変動表示時にも実行される。具体的には、この予告演出が実行される場合には、図50に示すように、演出表示部200aに所定の画像が表示される。変動演出の開始後、所定時間が経過して実行される予告演出は複数種類設けられており、各予告演出には、それぞれ複数の実行パターンが設けられている。
FIG. 50 is a diagram illustrating an example of a notice effect. This notice effect is executed when a predetermined time has elapsed after the start of the variable effect, and in the variable effect of the pseudo continuous reach fluctuation pattern, the notice effect is also executed when the re-variation display of the
例えば、図50(a)、(b)に示すように、演出表示部200aの下部に、キャラクタおよびメッセージが表示される会話予告演出と、図50(c)〜(e)に示すように、演出表示部200aの中央に、さまざまな画像がウィンドウ画像内に表示されるウィンドウSU予告演出とが含まれている。図50(a)、(b)に示すように、会話予告演出では、キャラクタおよびメッセージが表示されるが、このときのキャラクタとメッセージとの組み合わせを異にする実行パターンが複数(本実施形態では6つ)設けられている。
For example, as shown in FIGS. 50 (a) and 50 (b), a conversation notice effect in which a character and a message are displayed below the
また、ウィンドウSU予告演出で演出表示部200aに表示されるウィンドウ画像は、第1ウィンドウ画像〜第5ウィンドウ画像の5種類設けられており、5種類のウィンドウ画像それぞれにおいて、ウィンドウの縁の色や模様、ウィンドウ内の表示内容が異なっている。そして、ウィンドウSU予告演出は、SU1〜SU5の5つの実行パターンが設けられており、実行パターンに応じて、次のようにウィンドウ画像が表示される。具体的には、SU1の実行パターンでは、図50(c)に示すように、第1ウィンドウ画像が所定時間(例えば2秒)表示されて、ウィンドウSU予告演出が終了となる。また、SU2の実行パターンでは、図50(c)に示す第1ウィンドウ画像が所定時間(例えば1.5秒)表示された後、図50(d)に示す第2ウィンドウ画像が所定時間(例えば1.5秒)表示される。同様に、SU3の実行パターンでは、図50(c)に示す第1ウィンドウ画像が所定時間(例えば1.0秒)表示された後、図50(d)に示す第2ウィンドウ画像が所定時間(例えば1.0秒)表示され、その後、さらに、図50(e)に示す第3ウィンドウ画像が所定時間(例えば1.0秒)表示される。なお、詳細な説明は省略するが、SU4の実行パターンでは第1ウィンドウ画像〜第4ウィンドウ画像が順次表示され、SU5の実行パターンでは第1ウィンドウ画像〜第5ウィンドウ画像が順次表示される。このように、ウィンドウSU予告演出では、SU1〜SU5の5つの実行パターンが設けられており、実行パターンに応じて、ウィンドウ画像の表示数、換言すれば、ウィンドウ画像の切り替え回数が異なっている。
In addition, five types of window images displayed on the
なお、ここでは、変動演出の開始後、所定時間が経過したときに実行される予告演出として、会話予告演出およびウィンドウSU予告演出について説明したが、この他にも、例えば、キャラSU予告演出、カットインSU予告演出等、さまざまな予告演出が設けられている。これらの予告演出の実行タイミングは、変動演出の開始から所定時間以内に設定されているため、1回の変動演出中に2種類以上の予告演出が出現することはない。つまり、予告演出は、その実行タイミングが予め定められており、実行タイミングが大凡等しく設定された予告演出の中から、換言すれば、実行タイミングごとにグルーピングされた複数種類の予告演出の中から、いずれか1種類の予告演出のみが実行されることとなる。 Note that, here, the conversation notice effect and the window SU notice effect have been described as the notice effects to be executed when a predetermined time has elapsed after the start of the variable effect, but in addition, for example, the character SU notice effect, Various notice effects such as a cut-in SU notice effect are provided. Since the execution timing of these announcement effects is set within a predetermined time from the start of the variable effect, two or more types of advance effects do not appear during one fluctuation effect. In other words, the notice effect, the execution timing is predetermined, and from among the notice effects in which the execution timing is set substantially equal, in other words, from among a plurality of kinds of notice effects grouped for each execution timing, Only one type of notice effect is executed.
なお、各予告演出は、その実行可否、および、実行する場合における実行パターンの選択比率が、変動コマンドごとに予め設定されており、大当たり時の選択比率と、ハズレ時の選択比率とから、大当たりの当選期待度としての信頼度が設定されている。例えば、会話予告演出の実行パターンは6種類、ウィンドウSU予告演出の実行パターンは5種類設けられており、そのそれぞれに信頼度が設定されている。ただし、予告演出の種類によっては、実行パターンが1種類のみ設けられているものもあり、この場合には、当該予告演出が出現するか否かによって、信頼度の示唆または報知がなされることとなる。 In addition, for each announcement effect, whether or not it can be executed, and the selection ratio of the execution pattern in the case of execution, are set in advance for each variable command. Is set as the degree of expectation of winning. For example, there are six types of conversation announcement effect execution patterns and five types of window SU announcement effect execution patterns, and the reliability is set for each of them. However, depending on the type of notice effect, only one type of execution pattern may be provided. In this case, depending on whether or not the notice effect appears, the suggestion or notification of the reliability is made. Become.
ここで、上記したように、各予告演出の実行タイミングは予め設定されている。そのため、1回の変動演出中には、予告演出が出現しない期間が当然に存在してしまう。また、詳しくは後述するが、予告演出の実行可否は抽選によって決定されており、抽選の結果によっては、複数の実行タイミングにおいて予告演出の不実行が決定されてしまい、1回の変動演出中に何らの予告演出も出現しない時期が長期に亘ってしまうこともある。このように、予告演出が出現しない時期が長期に亘るといった事態が頻発すると、演出効果が低下して遊技の興趣が低下してしまう。そこで、本実施形態では、予告演出等の不実行期間においても遊技者に一定の期待感を付与するべく、昇格演出(示唆演出)を実行する。以下に、昇格演出について詳述する。 Here, as described above, the execution timing of each announcement effect is set in advance. Therefore, during one fluctuation effect, there is naturally a period in which the notice effect does not appear. Also, as will be described in detail later, whether or not the notice effect can be performed is determined by lottery, and depending on the result of the lottery, non-execution of the notice effect is determined at a plurality of execution timings, and during one variable effect, There may be a long period of time when no notice effects appear. As described above, when a situation in which the notice effect does not appear for a long time frequently occurs, the effect of the effect is reduced and the interest of the game is reduced. Therefore, in the present embodiment, a promotion effect (suggested effect) is executed in order to give the player a certain feeling of expectation even during a non-execution period such as a notice effect. Hereinafter, the promotion effect will be described in detail.
図51は、当該昇格演出の一例を説明する図であり、図52は、先読み昇格演出の一例を説明する図である。本実施形態では、昇格演出が1回の変動演出の範囲内でのみ実行される場合と、複数回の変動演出に跨って実行される場合とがある。ここでは、理解を容易にするため、1回の変動演出の範囲内でのみ実行される昇格演出を当該昇格演出と呼び、複数回の変動演出に跨って実行される昇格演出を先読み昇格演出と呼ぶ。ただし、当該昇格演出と先読み昇格演出とでは、その実行時間が異なるだけで、演出の内容自体に差はない。 FIG. 51 is a diagram illustrating an example of the promotion effect, and FIG. 52 is a diagram illustrating an example of the prefetch promotion effect. In the present embodiment, there are cases where the promotion effect is executed only within the range of one fluctuation effect, and cases where the promotion effect is executed over a plurality of fluctuation effects. Here, in order to facilitate understanding, a promotion effect that is executed only within the range of one variable effect is referred to as the promotion effect, and a promotion effect that is executed across multiple variable effects is referred to as a look-ahead promotion effect. Call. However, there is no difference between the promotion effect and the look-ahead promotion effect, only in the execution time, and the content of the effect itself.
昇格演出は、変動演出を構成する複数種類の要素演出のうち、大当たり時の選択比率およびハズレ時の選択比率によって、複数の実行パターンそれぞれに大当たりの信頼度が設定されたいずれかの要素演出が実行されること、および、その要素演出中に実行パターンが変更されることを示唆する演出であり、必ず、複数の実行パターンを有するいずれかの要素演出を対象要素演出として実行される。 The promotion effect is one of the element effects in which the reliability of the jackpot is set for each of a plurality of execution patterns, depending on the selection ratio at the time of the jackpot and the selection ratio at the time of the loss, out of a plurality of types of the element effects constituting the variable effect. This is an effect indicating that the execution is to be performed and that the execution pattern is changed during the element effect, and any element effect having a plurality of execution patterns is always executed as the target element effect.
例えば、図51(a)〜(d)に示すように、発展リーチ変動パターンの変動演出では、リーチ発展演出の開始時に、要素演出として、タイトル名を演出表示部200aに表示するタイトル予告演出(図51(d))が実行される。このタイトル予告演出で演出表示部200aに表示される文字は、リーチ発展演出ごとに異なるが、同じ文字に対して、文字の色や模様を異にする複数の表示パターンが設けられており、各表示パターンに大当たりの信頼度が設定されている。ここでは、タイトル予告演出を対象要素演出として当該昇格演出を実行する場合について説明する。
For example, as shown in FIGS. 51 (a) to 51 (d), in the fluctuation effect of the development reach fluctuation pattern, at the start of the reach development effect, a title announcement effect (a title name is displayed as an element effect on the
なお、昇格演出は、所定時間に亘って継続的に実行され、いずれかの要素演出が実行されることを示す待機演出と、この待機演出に続いて実行され、いずれの要素演出が対象要素演出であったかを示す権利使用演出と、を含んでいる。例えば、図51(a)に示すように、変動演出の開始に伴って当該昇格演出が実行される場合には、まず、演出表示部200aの左下の領域にロケットを模した昇格示唆画像220が表示され、待機演出が開始される。そして、図51(b)、(c)に示すように、演出図柄210a、210cがリーチ態様となるが、この間も待機演出が継続しており、昇格示唆画像220は演出表示部200aの左下の領域に表示され続けている。
Note that the promotion effect is continuously executed for a predetermined time, and a standby effect indicating that any one of the element effects is to be executed, and the standby effect is executed following the standby effect, and any one of the element effects is a target element effect. And a right-use production that indicates whether the For example, as shown in FIG. 51A, when the promotion effect is executed along with the start of the variable effect, first, a
その後、図51(d)に示すように、演出表示部200aにタイトル名が表示されるタイトル予告演出が実行されると、図51(e)に示すように、昇格示唆画像220が演出表示部200aの右上の領域に向けて発射される権利使用演出が実行されるとともに、この権利使用演出の実行に伴って、タイトル名の表示パターンが変更される。このように、昇格演出においては、対象要素演出の開始前に待機演出が実行されるとともに、対象要素演出が第1の実行パターンで開始されてから第2の実行パターンで終了するまでの間のいずれかの時期に、権利使用演出が実行されることとなる。
Thereafter, as shown in FIG. 51 (d), when a title preview effect in which the title name is displayed on the
つまり、昇格演出が実行される場合、対象要素演出がまず第1の実行パターンで実行され、その後、対象要素演出が第1の実行パターンと異なる第2の実行パターンで再度実行される。そして、対象要素演出の開始前に待機演出が実行されることで、以後に、何らかの要素演出が実行され、かつ、実行パターンが途中で変更されることが示唆される。このとき、待機演出では、昇格示唆画像220が演出表示部200aに表示されているだけで、いずれの要素演出が対象要素演出であるのかについては何らの示唆も報知もなされていない。したがって、遊技者は、いずれの要素演出が実行されるのか、また、いずれの要素演出が対象要素演出となっているのかを識別することができなくなっている。
That is, when the promotion effect is executed, the target element effect is first executed in the first execution pattern, and thereafter, the target element effect is executed again in the second execution pattern different from the first execution pattern. Then, by executing the standby effect before the start of the target element effect, it is suggested that some element effect is executed thereafter, and that the execution pattern is changed on the way. At this time, in the stand-by effect, only the
このように、対象要素演出を遊技者に報知しないことにより、どのような要素演出が実行されるのか、また、実行パターンがどのように変更されるのかについて、遊技者の期待感を一層高めることができる。ただし、待機演出において、昇格演出の対象要素演出を遊技者に報知しても構わない。この場合でも、対象要素演出の実行パターンがどのように変更されるのかについての期待感が遊技者に付与されるため、昇格演出によって演出効果の向上を図ることができる。 By not informing the player of the target element effect in this way, it is possible to further increase the player's expectation on what element effect is executed and how the execution pattern is changed. Can be. However, in the standby effect, the player may be notified of the target element effect of the promotion effect. Also in this case, since the player is given an expectation about how the execution pattern of the target element effect is changed, the effect can be improved by the promotion effect.
また、本実施形態では、対象要素演出の第2の実行パターンに設定された大当たりの信頼度は、第1の実行パターンに設定された大当たりの信頼度よりも高い。つまり、対象要素演出は、大当たりの信頼度が相対的に低い実行パターンで実行された後、大当たりの信頼度が相対的に高い実行パターンで再度実行される。このように、信頼度が必ず上昇することから、どの程度信頼度が上昇するのかといった期待感が遊技者に付与され、演出効果の一層の向上を図ることができる。 In the present embodiment, the jackpot reliability set in the second execution pattern of the target element effect is higher than the jackpot reliability set in the first execution pattern. In other words, the target element effect is executed in an execution pattern in which the jackpot reliability is relatively low, and then executed again in an execution pattern in which the jackpot reliability is relatively high. As described above, since the reliability always increases, a sense of expectation as to how much the reliability increases is given to the player, and the effect can be further improved.
また、図52に示すように、先読み昇格演出は、複数回の変動演出に跨って待機演出が実行される。例えば、先読み昇格演出を3回の変動演出に跨って実行することが決定されたとする。この場合、図52(a)に示すように、1回目の変動演出(先読み昇格演出の対象要素演出が含まれる変動演出の2回前の変動演出)の開始時に、演出表示部200aの左下の領域に昇格示唆画像220が表示される。この昇格示唆画像220は、図52(b)に示すように、1回目の変動演出の終了時にも継続して表示されている。そして、図52(c)、(d)に示すように、2回目の変動演出(先読み昇格演出の対象要素演出が含まれる変動演出の1回前の変動演出)の実行中も、演出表示部200aの左下の領域に昇格示唆画像220が表示されたままとなっている。そして、図52(e)に示すように、3回目の変動演出の開始時にも、昇格示唆画像220が継続して表示されたままとなり、以後、図52(f)〜(i)に示すように、当該昇格演出と同様に、対象要素演出の実行に伴って権利使用演出が実行されることとなる。
As shown in FIG. 52, in the prefetching promotion effect, a standby effect is performed over a plurality of variable effects. For example, it is assumed that it is determined that the prefetch promotion effect is to be executed over three variable effects. In this case, as shown in FIG. 52 (a), at the start of the first variable effect (the variable effect two times before the variable effect including the target element effect of the look-ahead promotion effect), the lower left of the
このように、先読み昇格演出によれば、より一層長期に亘って遊技者に期待感が付与される。また、先読み昇格演出では、予告演出等が実行されない時期を長期に亘ってカバーすることになるので、単なるハズレ用の変動演出が実行された場合の倦怠感を長期に亘って低減することが可能となる。以下に、上記の予告演出および昇格演出の実行可否の決定方法について説明する。ただし、昇格演出の実行可否の決定方法、決定タイミングは、当該昇格演出と先読み昇格演出とで異なる。ここでは、まず、当該昇格演出の実行可否の決定方法等について説明する。 As described above, according to the prefetching promotion effect, a sense of expectation is given to the player for a much longer period of time. In addition, in the look-ahead promotion production, it will cover the period when the notice production etc. is not executed for a long time, so it is possible to reduce the fatigue for a long time when the mere loss production is performed. Becomes Hereinafter, a method of determining whether or not to execute the above-described notice effect and the promotion effect will be described. However, the method of deciding whether or not the promotion effect can be executed and the decision timing differ between the promotion effect and the prefetching promotion effect. Here, first, a method of determining whether or not the promotion effect is executable will be described.
図53は、予告演出主カテゴリ決定テーブルを説明する図である。上記したように、変動演出中には、さまざまなタイミングで予告演出が実行される。予告演出主カテゴリ決定テーブルは、予告演出が実行されるタイミングごとに設けられており、例えば、変動演出の開始後所定時間経過時に実行する予告演出を決定する場合には、図53(a)に示す第1予告演出主カテゴリ決定テーブルを参照して、予告演出の実行可否、または、実行する予告演出の種類が決定される。また、図53(b)に示す第2予告演出主カテゴリ決定テーブルは、変動演出中の他のタイミングで実行される予告演出の実行可否、種類を決定する際に用いられる。また、図53(c)に示す第3予告演出主カテゴリ決定テーブルは、上記したタイトル予告演出の実行可否、実行パターンを決定する際に用いられる。 FIG. 53 is a diagram for explaining the notice director main category determination table. As described above, during the fluctuation effect, a notice effect is executed at various timings. The notice production main category determination table is provided for each timing at which the notice production is executed. For example, when the notice production to be executed when a predetermined time elapses after the start of the variable production is determined, the table shown in FIG. With reference to the first announcement production main category determination table shown, whether or not the announcement effect is to be executed or the type of the announcement effect to be executed is determined. The second announcement production main category determination table shown in FIG. 53 (b) is used when determining whether or not to execute the announcement production executed at another timing during the variable production, and the type. The third announcement production main category determination table shown in FIG. 53 (c) is used when determining whether or not to execute the above-described title announcement production and the execution pattern.
ここでは、予告演出主カテゴリ決定テーブルを3つのみ示しているが、副制御基板330のサブROM330bには、予告演出の実行タイミングと同数の予告演出主カテゴリ決定テーブルが設けられており、場合によっては10以上の予告演出主カテゴリ決定テーブルが設けられることもある。また、例えば、発展リーチ変動パターンの変動演出は、演出図柄210a、210cがリーチ態様となるまでの前半の変動演出と、リーチ発展演出が実行される後半の変動演出とで構成される。このとき、予告演出は、前半の変動演出で実行されるものと、後半の変動演出で実行されるものとがあり、前半の変動演出で実行される予告演出については、変動モード番号(変動モードコマンド)ごとに各予告演出の選択比率が設定され、後半の変動演出で実行される予告演出については、変動パターン番号(変動パターンコマンド)ごとに各予告演出の選択比率が設定されている。
Here, only three notice production main category decision tables are shown, but the same number of notice production main category decision tables as the execution timing of the notice production is provided in the
例えば、図53(a)に示す第1予告演出主カテゴリ決定テーブルによれば、変動演出の開始後、所定時間経過時に実行される全ての予告演出に対して、変動モード番号ごとに図示のように選択比率が設定されている。なお、図53に示される数値は、予告演出主カテゴリ決定テーブルにおいて設定されている置数、すなわち、選択比率を示している。ここで、図中「なし」は、予告演出を実行しないことを示しており、この「なし」が決定された場合には、変動演出の開始後、所定時間が経過したときの予告演出は不実行となる。一方、「なし」以外のいずれかの予告演出の種別が決定された場合には、さらに、予告演出副カテゴリ決定テーブルを参照して実行パターンが決定される。 For example, according to the first announcement production main category determination table shown in FIG. 53 (a), as shown in the drawing, every announcement mode executed for a predetermined time after the start of the animation variation, for each announcement mode number. Is set to the selection ratio. The numerical value shown in FIG. 53 indicates the number set in the announcement director main category determination table, that is, the selection ratio. Here, “None” in the figure indicates that the notice effect is not executed, and when this “None” is determined, the notice effect is not performed when a predetermined time has elapsed after the start of the variable effect. It will be executed. On the other hand, when the type of the announcement effect other than “none” is determined, the execution pattern is further determined with reference to the announcement effect sub-category determination table.
また、例えば、図53(c)に示す第3予告演出主カテゴリ決定テーブルによれば、変動パターン番号に応じて、図示のようにタイトル予告の種類が決定される。図53(c)では、縦軸に変動パターン番号を示し、横軸にタイトル予告の種類を示しているが、タイトル予告の種類のうち、「なし」はタイトル予告演出を実行しないことを示している。ここで、副制御基板330においては、変動パターン番号に拘わらず、すなわち、変動演出の実行パターンに拘わらず、第3予告演出主カテゴリ決定テーブルを用いたタイトル予告演出の実行可否、および、タイトル予告の種類を決定する抽選処理が行われる。そのため、リーチなし変動パターンの変動演出や、ノーマルリーチ変動パターンの変動演出等、リーチ発展演出が実行されない場合の変動パターン番号には、タイトル予告演出の不実行を示す「なし」が必ず決定されるように、選択比率の設定がなされている。
Further, for example, according to the third announcement director main category determination table shown in FIG. 53 (c), the type of the title announcement is determined as shown in the figure according to the variation pattern number. In FIG. 53 (c), the vertical axis indicates the variation pattern number, and the horizontal axis indicates the type of the title notice. Among the types of the title notice, “none” indicates that the title notice effect is not performed. I have. Here, in the
また、タイトル予告演出の種類のうち、タイトル予告A、B等のローマ字は、タイトル名が互いに異なることを示している。例えば、主制御基板300では、大役抽選の結果がハズレのときに30Hの変動パターン番号が所定の確率で決定され、大役抽選の結果が大当たりのときに3AHの変動パターン番号が所定の確率で決定されるとする。そして、30Hの変動パターン番号が決定された場合には、味方キャラクタと敵キャラクタとが対戦し、最終的に味方キャラクタが敗北するハズレパターンのリーチ発展演出が実行されるように決定がなされ、3AHの変動パターン番号が決定された場合には、30Hの変動パターン番号が決定された場合と同じ味方キャラクタと敵キャラクタとが対戦し、最終的に味方キャラクタが勝利する大当たりパターンのリーチ発展演出が実行されるように決定がなされるとする。この場合、リーチ発展演出の種別が等しいため、リーチ発展演出の開始時に表示されるタイトル名はどちらも同じでなければならない。したがって、30H、3AHの変動パターン番号が決定された場合には、いずれも、必ず、タイトル予告Aが決定されるように、選択比率の設定がなされている。
In addition, among the types of title announcement effects, Roman characters such as title announcements A and B indicate that the title names are different from each other. For example, in the
また、これと同じ理由で、ハズレ時に決定され得る40Hの変動パターン番号、および、大当たり時に決定され得る4AHの変動パターン番号が決定された場合には、必ず、タイトル予告Cが決定されるように選択比率が設定されている。 Also, for the same reason, when a variation pattern number of 40H that can be determined at the time of a loss and a variation pattern number of 4AH that can be determined at the time of a jackpot are determined, the title notice C is always determined. The selection ratio is set.
図54は、予告演出副カテゴリ決定テーブルを説明する図である。副制御基板330のサブROM330bには、予告演出の種別ごとに、予告演出副カテゴリ決定テーブルが記憶されている。つまり、予告演出副カテゴリ決定テーブルは、予告演出の種別と同数設けられている。副制御基板330においては、変動コマンドを受信すると、上記の予告演出主カテゴリ決定テーブルを参照して、予告演出の実行可否、および、予告演出を実行する場合における予告演出の種別を決定する。そして、いずれかの予告演出の種別が決定された場合には、決定された予告演出の種別に対応する予告演出副カテゴリ決定テーブルを参照して、さらに予告演出の実行パターンが決定される。
FIG. 54 is a diagram for explaining a notice effect subcategory determination table. In the sub-ROM 330b of the
例えば、予告演出主カテゴリ決定テーブルを用いて、変動演出の開始時に実行する予告演出として、会話予告演出が決定されたとする。この場合には、図54(a)に示す会話予告演出副カテゴリ決定テーブルを参照して、会話予告演出の実行パターンが決定される。この会話予告演出副カテゴリ決定テーブルによれば、6つの実行パターンそれぞれの選択比率が、変動モード番号ごとに、図示のとおりに設定されている。ここでは、会話予告演出の実行パターンとして、会話予告パターン1〜6の6パターンが設けられており、これら6つの実行パターンのうちのいずれか1つが必ず決定されるように、選択比率の設定がなされている。
For example, it is assumed that a conversation announcement effect is determined as an announcement effect to be executed at the start of a variable effect, using an announcement effect main category determination table. In this case, the conversation announcement effect execution pattern is determined with reference to the conversation announcement effect sub-category determination table shown in FIG. According to the conversation announcement effect sub-category determination table, the selection ratio of each of the six execution patterns is set as shown in the figure for each variation mode number. Here, six patterns of
同様に、予告演出主カテゴリ決定テーブルを用いて、変動演出の開始時に実行する予告演出として、ウィンドウSU予告演出が決定されたとする。この場合には、図54(b)に示すウィンドウSU予告演出副カテゴリ決定テーブルを参照して、ウィンドウSU予告演出の実行パターンが決定される。このウィンドウSU予告演出副カテゴリ決定テーブルによれば、SU1〜SU5の5つのウィンドウSU予告演出の実行パターンそれぞれの選択比率が、変動モード番号ごとに、図示のとおりに設定されており、これら5つの実行パターンのうちのいずれか1つが必ず決定されることとなる。 Similarly, it is assumed that the window SU preview effect is determined as the preview effect to be executed at the start of the variable effect, using the preview effect main category determination table. In this case, the execution pattern of the window SU announcement effect is determined with reference to the window SU announcement effect sub-category determination table shown in FIG. According to the window SU preview effect sub-category determination table, the selection ratio of each of the execution patterns of the five window SU preview effects of SU1 to SU5 is set for each variation mode number as shown in the drawing. Any one of the execution patterns will always be determined.
また、予告演出主カテゴリ決定テーブルを用いて、変動演出の開始時に実行する予告演出として、タイトル予告演出の実行が決定された場合には、図54(c)に示すタイトル予告演出副カテゴリ決定テーブルを参照して、タイトル予告演出の実行パターンが決定される。なお、ここでは説明の都合上、タイトル予告演出の種類に拘わらず、共通のタイトル予告演出副カテゴリ決定テーブルが用いられることとするが、図54(a)、(b)と同様に、このタイトル予告演出副カテゴリ決定テーブルも、タイトル予告演出の種類ごとに設けられている。このタイトル予告演出副カテゴリ決定テーブルによれば、変動パターン番号ごとに、演出表示部200aに表示されるタイトル名の表示パターンの選択比率が、図示のように設定されている。ここで、図54(c)に示すタイトル予告演出の実行パターンのうち、タイトルA、B、Cのローマ字(大文字)は、演出表示部200aに表示されるタイトル名、すなわち、文字の内容を示しており、図53(c)の第3予告演出主カテゴリ決定テーブルと同じタイトル名が決定されるように選択比率が設定されている。具体的には、30H、3AHの変動パターン番号が決定された場合、図53(c)の第3予告演出主カテゴリ決定テーブルでは、必ず、タイトル予告Aが決定され、図54(c)のタイトル予告演出副カテゴリ決定テーブルでは、必ず、タイトル名としてタイトルA(Aは所定の文字)が決定される。
When the execution of the title advance production is determined as the advance production to be executed at the start of the variable production using the advance production main category determination table, the title advance production sub-category determination table shown in FIG. , The execution pattern of the title announcement effect is determined. Here, for the sake of explanation, a common title advance production sub-category determination table is used irrespective of the type of the title advance production. However, as in FIGS. 54A and 54B, this title advance production sub-category determination table is used. A preview effect sub-category determination table is also provided for each type of title preview effect. According to the title announcement effect sub-category determination table, the selection ratio of the display pattern of the title name displayed on the
ただし、本実施形態では、演出表示部200aに表示される文字(タイトル名)は同じであるものの、その文字の色や模様といった表示態様を異にする複数の実行パターン(表示パターン)が設けられている。例えば、タイトルAパターンa、タイトルAパターンb、タイトルAパターンcは、いずれも演出表示部200aに同じ文字が表示されるが、表示される文字の色や模様が互いに異なっている。ここでは、理解を容易にするために、タイトル名に拘わらず、パターンaは黒色、パターンbは赤色、パターンcは金色、パターンdは虎柄、パターンeは虹色で、タイトル名を示す文字が表示されることとする。なお、タイトルAの実行パターンはパターンa、b、cの3種類、タイトルBの実行パターンはパターンa、bの2種類、タイトルCの実行パターンはパターンa、b、c、dの4種類設けられているが、これは一例にすぎず、実行パターンを1種類しかもたないものや、5種類の実行パターンが設けられたタイトル名も存在する。
However, in the present embodiment, although the characters (title names) displayed on the
そして、タイトル予告演出では、パターンa(黒色)→b(赤色)→c(金色)→d(虎柄)→e(虹色)の順に大当たりの信頼度が高くなるように、各実行パターンの選択比率が設定されている。例えば、ハズレ時に決定される30Hの変動パターン番号には、パターンaが200/250、パターンb、cがそれぞれ25/250の確率で決定されるように置数が割り振られている。これに対して、大当たり時に決定される3AHの変動パターン番号には、パターンaが5/250、パターンbが45/250、パターンcが200/250の確率で決定されるように置数が割り振られている。したがって、タイトル名Aが、パターンa(黒色)で表示された場合、当該変動演出で最終的に大当たりの当選が報知される確率は極めて低く、タイトル名Aが、パターンc(金色)で表示された場合、最終的に大当たりの当選が報知される確率は極めて高くなる。このように、本実施形態では、タイトル予告演出の各実行パターンに信頼度が設定されることとなる。 Then, in the title announcement effect, the execution patterns of each execution pattern are increased in the order of pattern a (black) → b (red) → c (gold) → d (tiger pattern) → e (rainbow). The selection ratio is set. For example, numbers are assigned to the variation pattern numbers of 30H determined at the time of loss so that pattern a is determined at a probability of 200/250 and patterns b and c are determined at a probability of 25/250, respectively. On the other hand, numbers are assigned to the fluctuation pattern numbers of 3AH determined at the time of the jackpot so that the pattern a is determined with a probability of 5/250, the pattern b with a probability of 45/250, and the pattern c with a probability of 200/250. Have been. Therefore, when the title name A is displayed in the pattern a (black), the probability that the jackpot winning is finally announced in the variable effect is extremely low, and the title name A is displayed in the pattern c (gold). In such a case, the probability that the jackpot is finally announced will be extremely high. Thus, in the present embodiment, the reliability is set for each execution pattern of the title announcement effect.
図55(a)は昇格前実行パターン決定テーブルを説明する図であり、図55(b)は昇格演出実行パターン決定テーブルを説明する図である。上記のようにして、各要素演出の実行可否、実行パターンが決定されると、次に、昇格演出の実行可否、実行パターンが決定される。具体的には、昇格演出を実行する際には、必ず、いずれかの要素演出を対象要素演出に決定しなければならない。このとき、対象要素演出になり得る要素演出は予め定められており、対象要素演出になり得る要素演出が1つも実行されない場合には、昇格演出も不実行となる。また、対象要素演出になり得る要素演出の実行が決定されたとしても、その実行パターンがもっとも信頼度の低いものであれば、昇格演出は不実行となる。したがって、対象要素演出になり得る要素演出の実行が決定され、しかも、その実行パターンが、最も信頼度の低い実行パターン以外の実行パターンに決定されたことを実行条件とし、この実行条件が成立した場合に限り、昇格演出が実行されることとなる。 FIG. 55 (a) is a diagram illustrating a pre-promotion execution pattern determination table, and FIG. 55 (b) is a diagram illustrating a promotion effect execution pattern determination table. When the execution of each elemental effect and the execution pattern are determined as described above, next, the execution of the promotion effect and the execution pattern are determined. Specifically, when executing a promotion effect, it is necessary to always determine one of the element effects as the target element effect. At this time, the element effects that can be the target element effects are predetermined, and if no element effects that can be the target element effects are executed, the promotion effect is also not executed. Further, even if the execution of an element effect that can be the target element effect is determined, if the execution pattern has the lowest reliability, the promotion effect is not executed. Accordingly, the execution of the element effect that can be the target element effect is determined, and the execution condition is determined to be an execution condition other than the execution pattern having the lowest reliability. Only in such a case, the promotion effect will be executed.
副制御基板330においては、上記のように各要素演出の実行可否、実行パターンが決定されると、昇格演出の実行条件が成立しているかを判定する。そして実行条件が成立していると判定した場合には、昇格演出の実行可否を抽選で決定する。そして、その抽選により、昇格演出の実行が決定されると、対象要素演出の1回目の実行パターンが、図55(a)の昇格前実行パターン決定テーブルを参照して追加的に決定される。この昇格前実行パターン決定テーブルによれば、昇格後の実行パターンすなわち、図53および図54に示す各テーブルを参照して決定された実行パターン(第2の実行パターン)ごとに、1回目の実行パターン(第1の実行パターン)の選択比率が図示のように設定されている。
In the
例えば、タイトル予告演出の実行パターンとしてタイトルAパターンc(図54(c)参照)が決定され、このタイトル予告演出を対象要素演出とする昇格演出の実行が決定されたとする。この場合には、タイトルAパターンcが第2の実行パターン、すなわち、対象要素演出の最終的な実行パターンとなる。そして、タイトルAパターンcが第2の実行パターンに決定されると、図55(a)の昇格前実行パターン決定テーブルによれば、第1の実行パターンとして、タイトルAパターンaが150/250、タイトルAパターンbが100/250の確率で決定される。これにより、タイトル予告演出では、まず、黒色(パターンa)または赤色(パターンb)でタイトルAの文字が表示され、その後、タイトルAの文字が金色(パターンc)に変化することになる。 For example, it is assumed that a title A pattern c (see FIG. 54 (c)) is determined as the execution pattern of the title announcement effect, and the execution of the promotion effect using the title announcement effect as the target element effect is determined. In this case, the title A pattern c is the second execution pattern, that is, the final execution pattern of the target element effect. Then, when the title A pattern c is determined as the second execution pattern, according to the pre-promotion execution pattern determination table in FIG. 55 (a), the title A pattern a is 150/250 as the first execution pattern. Title A pattern b is determined with a probability of 100/250. Thus, in the title announcement effect, first, the characters of the title A are displayed in black (pattern a) or red (pattern b), and then the characters of the title A change to gold (pattern c).
このように、昇格前実行パターン決定テーブルによれば、先に決定されている実行パターン(第2の実行パターン)よりも、信頼度の低い実行パターンのみが第1の実行パターンに決定されるように、選択比率の設定がなされている。これにより、昇格演出が実行されると、対象要素演出は、必ず、相対的に信頼度の低い実行パターンで開始され、その後に、相対的に信頼度の高い実行パターンに変更されることとなり、信頼度が昇格したかのような印象が遊技者に与えられることとなる。 As described above, according to the pre-promotion execution pattern determination table, only the execution pattern with lower reliability than the previously determined execution pattern (second execution pattern) is determined as the first execution pattern. The selection ratio is set. Thereby, when the promotion effect is executed, the target element effect always starts with a relatively low-reliability execution pattern, and thereafter is changed to a relatively high-reliability execution pattern. This gives the player the impression that the reliability has been promoted.
また、本実施形態では、上記のようにして昇格演出の実行が決定されると、昇格演出の実行パターンが、図55(b)に示す昇格演出実行パターン決定テーブルを参照して決定される。ここで、昇格演出の実行パターンは複数(ここでは6種類)設けられており、実行パターンごとに、異なる昇格示唆画像220が表示される。昇格演出実行パターン決定テーブルによれば、対象要素演出における昇格後の実行パターン(第2の実行パターン)ごとに、昇格演出の実行パターンの選択比率が設定されている。このとき、昇格演出の実行パターン、すなわち、昇格示唆画像220の表示態様により、どのような実行パターンに対象要素演出が昇格するのか、つまり、対象要素演出の最終的な実行パターンへの期待度が示唆されるように、選択比率の設定がなされている。
In the present embodiment, when the execution of the promotion effect is determined as described above, the execution pattern of the promotion effect is determined with reference to the promotion effect execution pattern determination table shown in FIG. Here, a plurality of promotion patterns (here, six types) of promotion effects are provided, and a different
なお、1回の変動演出において、対象要素演出となり得る複数の要素演出について、昇格演出の実行条件が成立する場合がある。この場合、対象要素演出となり得る要素演出それぞれに対して、昇格演出の実行可否の抽選等、昇格演出の実行に際して必要となる上記の各抽選が行われる。これにより、昇格演出の実行可否の抽選結果によっては、1の変動演出中に実行される複数の要素演出が対象要素演出となり、1変動演出中に、複数の昇格示唆画像220が同時に演出表示部200aに表示され得ることになる。このように、複数の昇格演出が同時に実行されることにより、遊技者の期待感をさらに向上させ、遊技の興趣向上が図られる。
In one variable effect, the execution condition of the promotion effect may be satisfied for a plurality of element effects that can be target element effects. In this case, each of the above-described lotteries necessary for executing the promotion effect, such as a lottery of the execution of the promotion effect, is performed for each of the element effects that can be the target element effects. Thereby, depending on the lottery result of whether or not the promotion effect can be executed, a plurality of element effects performed during one variable effect become target element effects, and during one variable effect, a plurality of
以下に、上記の変動演出を実行するための副制御基板330の処理について説明する。
Hereinafter, processing of the
(副制御基板330のサブCPU初期化処理)
図56は、副制御基板330のサブCPU初期化処理(S1000)を説明するフローチャートである。
(Sub CPU initialization processing of the sub control board 330)
FIG. 56 is a flowchart illustrating the sub CPU initialization processing (S1000) of the
(ステップS1000−1)
サブCPU330aは、電源投入に応じて、サブROM330bからCPU初期化処理プログラムを読み込むとともに、サブRAM330cに記憶されるフラグ等の初期化、設定処理を行う。
(Step S1000-1)
The
(ステップS1000−3)
次に、サブCPU330aは、各演出乱数を更新する処理を行うとともに、以後は、割込み処理が行われるまで当該ステップS1000−3の処理を繰り返し行う。なお、演出乱数は複数種類設けられており、ここでは、それぞれの演出乱数が非同期的に更新されている。
(Step S1000-3)
Next, the
(副制御基板330のサブタイマ割込み処理)
図57は、副制御基板330のサブタイマ割込み処理(S1100)を説明するフローチャートである。副制御基板330には、所定の周期でクロックパルスを発生するリセット用クロックパルス発生回路(不図示)が設けられている。そして、このリセット用クロックパルス発生回路によるクロックパルスの発生により、サブCPU330aはタイマ割込み処理プログラムを読み込んで当該サブタイマ割込み処理を開始する。
(Sub timer interrupt processing of sub control board 330)
FIG. 57 is a flowchart illustrating the sub-timer interrupt processing (S1100) of the
(ステップS1100−1)
サブCPU330aは、レジスタを退避する。
(Step S1100-1)
The
(ステップS1100−3)
サブCPU330aは、割込みを許可するための処理を行う。
(Step S1100-3)
The
(ステップS1100−5)
サブCPU330aは、副制御基板330で用いられる各種タイマカウンタの更新処理を行う。ここで、各種タイマカウンタは、特に断る場合を除き、当該副制御基板330のサブタイマ割込み処理の度に1ずつ減算され、0になると減算を停止する。
(Step S1100-5)
The
(ステップS1200)
サブCPU330aは、サブRAM330cの受信バッファに格納されているコマンドを解析するとともに、受信したコマンドに応じた種々の処理を行う。副制御基板330においては、主制御基板300からコマンドが送信されると、コマンド受信割込み処理が行われ、主制御基板300から送信されたコマンドが受信バッファに格納される。ここでは、コマンド受信割込み処理によって受信バッファに格納されたコマンドを解析することとなる。
(Step S1200)
The
(ステップS1100−7)
サブCPU330aは、変動演出の経過時間を計時するとともに、変動演出ごとにセットされるタイムテーブルを参照して、当該タイムテーブルに記憶された該当時間に対応する処理を実行するタイムスケジュール管理処理を行う。ここでは、タイムテーブルにセットされたタイムデータに応じて各種フラグのオン、オフ制御がなされるとともに、各種演出デバイスにコマンドが送信され、これによって変動演出が実行されることとなる。
(Step S1100-7)
The
(ステップS1100−9)
サブCPU330aは、レジスタを復帰して当該サブタイマ割込み処理を終了する。
(Step S1100-9)
The
図58は、上記コマンド解析処理のうち、先読み指定コマンドを受信した際に実行される先読み指定コマンド受信処理を説明するフローチャートである。上記したとおり、先読み指定コマンドは、主制御基板300において、図22のステップS536−7、ステップS536−23、ステップS536−27、ステップS536−29でセットされた後、ステップS100−39のサブコマンド送信処理(図14参照)によって副制御基板330に送信される。
FIG. 58 is a flowchart illustrating a prefetch designation command reception process executed when a prefetch designation command is received, in the command analysis process. As described above, the prefetch designation command is set on the
(ステップS1210−1)
先読み指定コマンドを受信すると、サブCPU330aは、まず、受信した先読み指定コマンドを解析する。
(Step S1210-1)
Upon receiving the prefetch designation command, the
(ステップS1210−3)
サブCPU330aは、上記ステップS1210−1の解析の結果に基づき、新たに記憶された保留の変動演出で実行される要素演出を対象要素演出として、先読み昇格演出が実行可能であるかを判定する。具体的には、変動情報(変動モード番号および変動パターン番号)の中には、必ず、変動演出中に所定の要素演出が実行され、かつ、その要素演出の実行パターンが、最も信頼度の低い実行パターン以外の所定の実行パターンに決定される特定変動情報(特定変動モード番号および特定変動パターン番号)が含まれている。ここでは、上記ステップS1210−1の解析の結果から、新たに記憶された保留が、主制御基板300において読み出された際に必ず特定変動情報が決定される保留であると判定した場合に、先読み昇格演出を実行可能と判定し、必ずしも特定変動情報が決定されるとは限らない、もしくは、必ず特定変動情報以外の変動情報が決定される保留であると判定した場合に、先読み昇格演出を実行不可能と判定する。そして、先読み昇格演出を実行可能であると判定した場合にはステップS1210−5に処理を移し、先読み昇格演出は実行可能でないと判定した場合には当該先読み指定コマンド受信処理を終了する。
(Step S1210-3)
The
(ステップS1210−5)
サブCPU330aは、上記ステップS1210−1の解析結果から、昇格演出の対象要素演出になり得る要素演出を抽出するとともに、昇格演出の実行条件が成立する1または複数の要素演出を特定する。詳しい説明は省略するが、ここでは、最も信頼度の低い実行パターン以外の所定の実行パターンが必ず決定される1または複数の要素演出と、その要素演出において実行されることになる当該実行パターンとが、先読み指定コマンドごとに対応付けられたテーブルが記憶されている。そして、このテーブルを参照して、最も信頼度の低い実行パターン以外の所定の実行パターンで実行される要素演出と、その実行パターンとを特定する。
(Step S1210-5)
The
(ステップS1210−7)
サブCPU330aは、上記ステップS1210−5で抽出した要素演出ごとに、先読み昇格演出の実行可否を決定する昇格演出抽選処理を実行する。
(Step S1210-7)
The
(ステップS1210−9)
サブCPU330aは、上記ステップS1210−7において、先読み昇格演出の実行が決定されたかを判定する。その結果、先読み昇格演出の実行が決定されたと判定した場合にはステップS1210−11に処理を移し、先読み昇格演出の実行は決定されなかったと判定した場合には当該先読み指定コマンド受信処理を終了する。
(Step S1210-9)
The
(ステップS1210−11)
サブCPU330aは、図55の昇格前実行パターン決定テーブルおよび昇格演出実行パターン決定テーブルを参照し、対象要素演出の第1の実行パターン、および、昇格演出の実行パターンを決定する。なお、上記ステップS1210−7において、複数の対象要素演出について先読み昇格演出の実行が決定された場合には、対象要素演出ごとに、対象要素演出の第1の実行パターン、および、昇格演出の実行パターンを決定する。
(Step S1210-11)
The
(ステップS1210−13)
サブCPU330aは、先読み昇格演出の対象要素演出、対象要素演出の第1の実行パターン、先読み昇格演出の実行パターン等、上記ステップS1210−11で決定した先読み昇格演出にかかる種々の実行情報をサブRAM330cに記憶する。
(Step S1210-13)
The
(ステップS1210−15)
サブCPU330aは、上記ステップS1210−11で決定した実行パターンで昇格演出(待機演出)を開始するために必要な処理を実行し、当該先読み指定コマンド受信処理を終了する。これにより、複数回の変動演出に跨って先読み昇格演出が実行されることとなる。
(Step S1210-15)
The
図59は、上記コマンド解析処理のうち、変動コマンドを受信した際に実行される変動コマンド受信処理を説明するフローチャートである。上記したとおり、変動コマンドは、主制御基板300において、図26のステップS612−13、ステップS612−17でセットされた後、ステップS100−39のサブコマンド送信処理(図14参照)によって副制御基板330に送信される。
FIG. 59 is a flowchart illustrating a variable command receiving process executed when a variable command is received among the command analysis processes. As described above, the variable command is set on the
(ステップS1220−1)
変動コマンドを受信すると、サブCPU330aは、まず、受信した変動パターンコマンドを解析して、記憶する。
(Step S1220-1)
Upon receiving the fluctuation command, the
(ステップS1220−3)
サブCPU330aは、上記ステップS1000−3で更新された演出乱数(0〜249)を取得し、当該取得した演出乱数および上記ステップS1220−1における解析結果に基づいて、後半の変動演出の実行パターンを決定、記憶する。
(Step S1220-3)
The
(ステップS1220−5)
サブCPU330aは、受信した変動モードコマンドを解析して、記憶する。
(Step S1220-5)
The
(ステップS1220−7)
サブCPU330aは、上記ステップS1000−3で更新された演出乱数(0〜249)を取得し、当該取得した演出乱数および上記ステップS1220−5における解析結果に基づいて、前半の変動演出の実行パターンを決定、記憶する。
(Step S1220-7)
The
(ステップS1220−9)
サブCPU330aは、上記ステップS1000−3で更新された演出乱数(0〜249)を取得し、当該取得した演出乱数および上記ステップS1220−1、ステップS1220−5における解析結果に基づいて、各種予告演出の実行可否、実行パターンを決定する予告演出決定処理を行う。この予告演出決定処理では、図53に示す各予告演出主カテゴリ決定テーブルを参照して予告演出の実行可否、種別を決定する。そして、予告演出の実行が決定されると、決定された予告演出の種別に対応する副カテゴリ決定テーブル(図54参照)を選択し、選択した副カテゴリ決定テーブルにしたがって予告演出の実行パターンを決定する。なお、既に実行されている先読み予告演出の対象要素演出については処理が省かれ、保留が記憶されたときと異なる決定がなされることがないようにしている。
(Step S1220-9)
The
(ステップS1220−11)
サブCPU330aは、サブRAM330cに先読み昇格演出実行情報が記憶されているか(ステップS1210−13)を確認する。
(Step S1220-11)
The
(ステップS1220−13)
サブCPU330aは、上記ステップS1220−11の確認の結果、上記ステップS1220−9で実行を決定した要素演出の中に、現在実行されている先読み昇格演出の対象要素演出が含まれているかを判定する。その結果、先読み昇格演出の対象要素演出が含まれていると判定した場合にはステップS1220−15に処理を移し、先読み昇格演出の対象要素演出は含まれていないと判定した場合にはステップS1220−19に処理を移す。
(Step S1220-13)
The
(ステップS1220−15)
サブCPU330aは、第2の実行パターンで対象要素演出が実行されるまでの時間、すなわち、先読み昇格演出において、待機演出から権利使用演出に切り替わるまでの時間を算出する。
(Step S1220-15)
The
(ステップS1220−17)
サブCPU330aは、上記ステップS1220−15で算出した時間の経過時に、権利使用演出を開始するとともに、これに合わせて第2の実行パターンに対象要素演出を変更するための実行情報を記憶する。
(Step S1220-17)
The
(ステップS1220−19)
サブCPU330aは、上記ステップS1220−9の決定結果に基づき、これから開始する変動演出中に、当該昇格演出が実行可能であるかを判定する。具体的には、上記ステップS1220−9において、昇格演出の対象要素演出になり得るいずれかの要素演出について、最も信頼度の低い実行パターン以外の実行パターンが決定された場合、すなわち、昇格演出の実行条件が成立した場合に、当該昇格演出を実行可能と判定する。そして、当該昇格演出を実行可能であると判定した場合にはステップS1220−21に処理を移し、当該昇格演出は実行可能でないと判定した場合にはステップS1220−35に処理を移す。
(Step S1220-19)
The
(ステップS1220−21)
サブCPU330aは、実行条件が成立している要素演出ごとに、当該昇格演出の実行可否を決定する昇格演出抽選処理を実行する。
(Step S1220-21)
The
(ステップS1220−23)
サブCPU330aは、上記ステップS1220−21において、当該昇格演出の実行が決定されたかを判定する。その結果、当該昇格演出の実行が決定されたと判定した場合にはステップS1220−25に処理を移し、当該昇格演出の実行は決定されなかったと判定した場合にはステップS1220−35に処理を移す。
(Step S1220-23)
The
(ステップS1220−25)
サブCPU330aは、図55の昇格前実行パターン決定テーブルおよび昇格演出実行パターン決定テーブルを参照し、対象要素演出の第1の実行パターン、および、昇格演出の実行パターンを決定する。なお、上記ステップS1220−21において、複数の対象要素演出について当該昇格演出の実行が決定された場合には、対象要素演出ごとに、対象要素演出の第1の実行パターン、および、当該昇格演出の実行パターンを決定する。
(Step S1220-25)
The
(ステップS1220−27)
サブCPU330aは、当該昇格演出の対象要素演出、対象要素演出の第1の実行パターン、当該昇格演出の実行パターン等、上記ステップS1220−25で決定した当該昇格演出にかかる種々の実行情報をサブRAM330cに記憶する。
(Step S1220-27)
The
(ステップS1220−29)
サブCPU330aは、上記ステップS1220−27で記憶した実行パターンで昇格演出(待機演出)を開始するために必要な処理を実行する。なお、ここでは、当該変動演出のいずれのタイミングで昇格演出(待機演出)を開始するかを決定し、決定されたタイミングで昇格演出を開始するための処理がなされる。
(Step S1220-29)
The
(ステップS1220−31)
サブCPU330aは、第2の実行パターンで対象要素演出が実行されるまでの時間、すなわち、当該昇格演出において、待機演出から権利使用演出に切り替わるまでの時間を算出する。
(Step S1220-31)
The
(ステップS1220−33)
サブCPU330aは、上記ステップS1220−31で算出した時間の経過時に、権利使用演出を開始するとともに、これに合わせて第2の実行パターンに対象要素演出を変更するための実行情報を記憶する。
(Step S1220-33)
The
(ステップS1220−35)
サブCPU330aは、上記各ステップの決定に基づいてタイムテーブルのタイムデータをセットして、当該変動コマンド受信処理を終了する。なお、ここでセットされたタイムテーブルに基づいて、上記ステップS1100−7において、変動演出画像を演出表示部200aに表示したり、変動演出画像に対応する音声を出力したり、演出照明装置204を点灯したりする処理がなされることとなる。
(Step S1220-35)
The
以上、添付図面を参照しながら本発明の好適な実施形態について説明したが、本発明はかかる実施形態に限定されないことは言うまでもない。当業者であれば、特許請求の範囲に記載された範疇において、各種の変更例または修正例に想到し得ることは明らかであり、それらについても当然に本発明の技術的範囲に属するものと了解される。 As described above, the preferred embodiments of the present invention have been described with reference to the accompanying drawings, but it goes without saying that the present invention is not limited to such embodiments. It is obvious to those skilled in the art that various changes or modifications can be conceived within the scope of the claims, and it is understood that these also naturally belong to the technical scope of the present invention. Is done.
例えば、上記実施形態における遊技性は一例にすぎず、遊技性は適宜設定可能であることは言うまでもない。したがって上記実施形態では、大役遊技の実行可否と、大役遊技が実行された場合における当該大役遊技の終了後の遊技状態とを、遊技者に付与する遊技利益として決定することとしたが、遊技利益はこれに限らず適宜設定可能である。また、上記実施形態では、大当たりの当選確率を異にする2つの遊技状態と、第2始動口122への遊技球の入球容易性を異にする2つの遊技状態とを組み合わせた4つの遊技状態が設けられているが、遊技状態の内容や種類はこれに限定されるものではない。さらには、上記実施形態では、始動口として第1始動口120および第2始動口122を設けることとしたが、始動口は1つでもよいし、3以上であってもよい。
For example, it is needless to say that the playability in the above embodiment is merely an example, and the playability can be appropriately set. Therefore, in the above-described embodiment, whether the execution of the main role game and the game state after the end of the main role game when the main role game is executed are determined as the game profit to be given to the player. Is not limited to this and can be set as appropriate. Further, in the above embodiment, four game states in which two game states having different jackpot winning probabilities and two game states having different ease of entering game balls into the
また、上記実施形態で説明した演出の内容は一例に過ぎず、本発明の目的を実現可能な範囲で適宜設計可能である。いずれにしても、遊技者に所定の遊技利益を付与する大当たり結果、および、いずれの遊技利益も付与しないとするハズレ結果を少なくとも含む複数種類の抽選結果の中からいずれかの抽選結果を導出する大役抽選が実行されるとともに、大役抽選で導出された抽選結果に基づいて、複数種類の予告演出を含んで構成される変動演出が実行され、変動演出中の各予告演出の実行可否もしくは実行パターンによって、大役抽選の結果の示唆または報知がなされる遊技機であればよい。 Further, the contents of the effects described in the above embodiments are merely examples, and can be appropriately designed as long as the object of the present invention can be realized. In any case, one of the lottery results is derived from a plurality of types of lottery results including at least a jackpot result that provides a predetermined game profit to the player and a loss result that does not provide any game profit. The variable lottery is executed, and based on the lottery result derived in the large role lottery, a variable effect including a plurality of types of preview effects is executed. It is only necessary for the gaming machine to indicate or notify the result of the main role lottery.
また、上記実施形態では、1の変動演出の範囲内で実行される当該昇格演出と、複数回の変動演出に跨って実行される先読み昇格演出とを設けることとした。しかしながら、昇格演出は、1の変動演出の範囲内でのみ実行されることとしてもよいし、複数回の変動演出に跨ってのみ実行されるとしてもよい。いずれにしても、昇格演出の開始時期は、対象要素演出の開始前であればいつでもよく、また開始時期は1点でもよいし、複数のいずれかから選択されてもよい。 In the above-described embodiment, the promotion effect that is executed within the range of one variable effect and the look-ahead promotion effect that is executed over a plurality of variable effects are provided. However, the promotion effect may be performed only within the range of one variable effect, or may be performed only over a plurality of variable effects. In any case, the start time of the promotion effect may be any time before the start of the target element effect, and the start time may be one point or may be selected from any of a plurality of times.
また、上記実施形態では、示唆演出としての昇格演出が、待機演出と権利使用演出とを含む場合について説明した。しかしながら、示唆演出は、複数の実行パターンそれぞれに大当たりの信頼度が設定されたいずれかの要素演出が実行されること、および、要素演出中に実行パターンが変更されることを示唆する内容であれば、その具体的な内容は上記実施形態に限定されるものではない。例えば、対象要素演出が実行されるのと同時に、待機演出を終了させ、権利使用演出のような特別な演出は実行しないとしても構わない。 In the above-described embodiment, a case has been described in which the promotion effect as the suggestion effect includes a standby effect and a right use effect. However, the suggestion effect is a content that indicates that any one of the element effects with the jackpot reliability set for each of the plurality of execution patterns is executed, and that the execution pattern is changed during the element effect. For example, the specific contents are not limited to the above embodiment. For example, the standby effect may be ended at the same time as the target element effect is executed, and a special effect such as a right use effect may not be executed.
また、上記実施形態では、同時並行して複数の昇格演出が実行され得ることとしたが、複数の昇格演出が同時並行して行われることがないように設定することも可能である。
また、上記実施形態では、タイトル予告演出を対象要素演出とする場合について説明したが、昇格演出の対象要素演出はこれに限らない。いずれにしても、信頼度を異にする複数の実行パターンが設けられた演出であれば、どのタイミングでどのように実行される演出であっても、対象要素演出になり得る。
In the above-described embodiment, a plurality of promotion effects can be executed in parallel. However, it is also possible to set so that a plurality of promotion effects are not performed in parallel.
Further, in the above-described embodiment, the case has been described in which the title announcement effect is the target element effect, but the target element effect of the promotion effect is not limited to this. In any case, as long as the effect is provided with a plurality of execution patterns having different degrees of reliability, the effect can be a target element effect regardless of how and when the effect is executed.
また、同時並行して複数の昇格演出が実行される場合に、各昇格演出の対象要素演出を異ならせてもよいし、1の対象要素演出に対して複数の昇格演出を同時並行して行うとしてもよい。1の対象要素演出に対して複数の昇格演出を同時並行して行う場合、例えば、対象要素演出が所定の実行パターンで実行された後、信頼度の高い実行パターンに変更され、その後、さらに信頼度の高い実行パターンに変更されることとなる。 In addition, when a plurality of promotion effects are executed simultaneously and in parallel, the target element effects of each promotion effect may be different, and a plurality of promotion effects are performed in parallel for one target element effect. It may be. In the case where a plurality of promotion effects are simultaneously performed in parallel with respect to one target element effect, for example, after the target element effect is executed in a predetermined execution pattern, the target element effect is changed to an execution pattern having a high degree of reliability, and then the reliability is further increased. The execution pattern will be changed to a higher execution pattern.
なお、上記実施形態において、図25のステップS610−9およびステップS610−11の処理を実行するメインCPU300aが、本発明の抽選手段に相当する。
また、上記実施形態において、図26の処理を実行するメインCPU300a、および、図59のステップS1220−9の処理を実行するサブCPU330aが、本発明の要素演出決定手段に相当する。
また、上記実施形態において、図57の処理を実行するサブCPU330aが、本発明の要素演出実行手段および示唆演出実行手段に相当する。
また、上記実施形態における昇格演出が本発明の示唆演出に相当し、図58のステップS1210−5〜ステップS1210−11、図59のステップS1220−21〜ステップS1220−25の処理を実行するサブCPU330aが、本発明の示唆演出決定手段に相当する。
In the above embodiment, the
In the above embodiment, the
In the above embodiment, the
In addition, the promotion effect in the above embodiment corresponds to the suggestion effect of the present invention, and the
100 遊技機
300 主制御基板
300a メインCPU
300b メインROM
300c メインRAM
330 副制御基板
330a サブCPU
330b サブROM
330c サブRAM
100
300b Main ROM
300c main RAM
330
330b sub ROM
330c sub RAM
Claims (1)
前記判定手段の判定結果に基づいて、複数種類の要素演出それぞれの実行可否もしくは実行パターンを決定する要素演出決定手段と、
前記要素演出決定手段の決定にしたがって前記要素演出を実行する要素演出実行手段と、
いずれかの前記要素演出を対象要素演出とする示唆演出の実行可否を決定する示唆演出決定手段と、
前記示唆演出決定手段によって前記示唆演出の実行が決定された場合、前記対象要素演出の開始前に所定の示唆画像が表示される待機演出を実行し、該待機演出の実行後に所定の権利使用演出を実行する示唆演出実行手段と、
を備え、
前記対象要素演出になり得る前記要素演出は複数の実行パターンが設けられ、複数の実行パターンには、前記判定結果に応じた選択比率の設定により、それぞれ信頼度が設定されており、
前記待機演出は、
異なる種類の前記対象要素演出に対して共通の演出態様にて実行可能であり、
前記対象要素演出としていずれの前記要素演出が対象となっているのかを識別できないような態様で実行されるとともに、前記権利使用演出が実行されるタイミングを識別できないような態様で実行され、
前記要素演出実行手段は、
前記示唆演出が実行される場合に、前記待機演出を実行した後に該示唆演出の対象要素演出を第1の実行パターンで実行し、その後に実行される前記権利使用演出の実行に応じて、該第1の実行パターンよりも前記信頼度の高い第2の実行パターンで該対象要素演出を実行することを特徴とする遊技機。 Determining means for determining whether or not to provide a predetermined game profit based on the establishment of the starting condition;
Based on the determination result of the determination unit, an element effect determination unit that determines whether or not each of a plurality of types of element effects can be executed or an execution pattern,
Element effect execution means for executing the element effect according to the determination of the element effect determination means,
Suggestion effect determining means for determining whether or not execution of a suggestion effect with any one of the element effects as a target element effect,
When the execution of the suggestion effect is determined by the suggestion effect determination means, a standby effect in which a predetermined suggestion image is displayed is executed before the start of the target element effect, and a predetermined right use effect is executed after the execution of the standby effect. A suggestion effect execution means for executing
With
The element effect that can be the target element effect is provided with a plurality of execution patterns, and the plurality of execution patterns are set with a reliability by setting a selection ratio according to the determination result,
The standby effect,
Different types of the target element effects can be executed in a common effect mode,
It is executed in such a manner that it is not possible to identify which one of the element effects is targeted as the target element effect, and executed in such a manner that the timing at which the right use effect is executed cannot be identified,
The element effect execution means,
When the suggestion effect is executed, after executing the standby effect, the target element effect of the suggestion effect is executed in the first execution pattern, and the right use effect executed thereafter is executed. A gaming machine wherein the target element effect is executed in a second execution pattern having a higher reliability than the first execution pattern.
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