JP6659930B2 - クライオポンプ・ハイブリッド前面アレイ - Google Patents

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Description

関連出願
本出願は、2014年3月21日に出願された米国仮出願第61/969,029号及び、2014年3月28日に出願された米国仮出願第61/971,973号に基づいて得られる優先権または利益を主張する。前記出願による教示は、援用することにより全て本明細書に組み入れられるものとする。
本発明は、クライオポンプ用のハイブリッド前面アレイに関する。
現在利用可能なクライオポンプは、低温開サイクルによって冷却されても、低温閉サイクルによって冷却されても、一般的には同じ設計概念に従っている。第二段の低温クライオパネルアレイは、通常4K乃至25Kの範囲で作動しており、主ポンプ動作面である。この面は、通常40K乃至130Kの温度範囲で作動する高温放射シールド(または高温放射熱シールド)で取り囲まれているが、このシールドは、前記クライオパネルアレイのような温度がより低いアレイに対して放射シールドを施す。一般に、放射シールドには筐体が備わるが、それは、主ポンプ動作面と真空にされるチャンバーとの間に位置する前面クライオパネルアレイを除いて、密閉されている。この第一段の、温度がより高い前面アレイは、水蒸気のような、タイプIガスとして知られる高沸点ガスのためのポンプ動作の場としての役割を果たす。
作動状態では、水蒸気のような高沸点ガスは、前面アレイで凝固する。沸点が比較して低いガスは、前面アレイを通り過ぎて放射シールド内の空間に入る。窒素のようなタイプIIガスは、第二段アレイで凝固する。水素、ヘリウム及びネオンのようなタイプIIIガスは、4Kで相当な蒸気圧を有する。タイプIIIガスを捕獲するために、第二段アレイの内面は、活性炭素、ゼオライト又は分子篩のような吸着剤で被覆されてもよい。この吸着材による吸着は、低温に保たれる物質によって、ガスが物理的に捕獲され、それによって環境から取り除かれるための処理である。このようにポンプ動作する各面でガスが凝固され、または吸着されると、作業チャンバー内は、真空状態のみとなってしまう。
閉サイクル冷却器によって冷却されるクライオポンプシステムにおいては、冷却器は、典型的には二段構成の冷凍機であって、放射シールドを通って延びるコールドフィンガー(冷却器)を有する。冷凍機の、最も冷たい第二段の冷端(cold end)は、コールドフィンガーの先端にある。主ポンプ動作面、すなわちクライオパネルは、コールドフィンガーの前記第二段の最も冷たい端でヒートシンクに接続される。このクライオパネルは、単純な金属板、カップ、又は金属整流板(baffle)のアレイであってもよく、前記第二段のヒートシンクの周りに配置されてそれに接続されており、例えば、米国特許第4,555,907号及び第4,494,381号に記載されているようなものである(これらの文献は、援用することによってここに組み入れられる)。この第二段クライオパネルもまた、前述したとおり、活性炭やゼオライトのような低温凝固ガス吸着剤を保持しても良い。
冷凍機のコールドフィンガーは、カップ状の放射シールドの基部を通って延びてもよく、そのシールドと同心であってもよい。他のシステムにおいては、コールドフィンガーは、放射シールドの側面を通って延びる。そのような構成の方が、時として、クライオポンプを配置するのに利用可能な空間により良く適合する。
放射シールドは、冷凍機の第一段の最も冷たい端で、ヒートシンク又はヒートステーションに接続される。このシールドは、第二段クライオパネルを放射熱から保護するようにして取り囲む。放射シールドを閉じる前面アレイは、シールドを通して、又は(援用することによってここに組み込まれる)米国特許第4,356,701号に開示されているように熱的支柱を通して、第一段ヒートシンクによって冷却される。
初期の前面アレイには、放射シールドに結合された熱的棒材に載置される円形のルーバー(羽板のよろい戸状部材)が備わっていた。ある種のルーバーは、放射に対してより不伝導的であるようにシェブロン(雁木飾り)の形をしている。
その他のポンプの設計は、例えば、(援用することによってここに組み入れられる)米国特許第4,449,373号、第4,611,467号及び第5,211,022号に記述されるポンプのように、複数のオリフィスを有する板で第一段のルーバーを置き換えている。オリフィスは、シェブロンまたはルーバーに比べて、第二段アレイへのガス流を制限している。スパッタリング処理のようなある種の応用例においては、内部の第二段ポンプ動作領域への流れを制御することによって、作業空間における不活性ガスの割合をそのままにして、不活性ガスの圧力を適正とすることで(典型的には、10 −3 トル以上)、処理を最適なものとすることが可能である。しかしながら、水蒸気のような、凝固点がより高いガスは、前面オリフィス板上で凝固することで、環境から素早く取り除かれてしまう。
前面アレイは、放射熱を低減して第二段アレイを放射熱に曝されることから保護し、タイプIIガス及びタイプIIIガスの第二段アレイへの流速を制御し、かつ沸点がより高いタイプIガスが、内部のより冷たい面や吸着層で凝固しないようにする。放射レートや流速の低下により、第二段クライオパネルの表面の温度及び、この表面並びに吸着材上で凝固したガスの温度が下がる。温度が下がると、結果的にガス捕獲能力が高まって、再生サイクルの度数が低下する。放射熱を一直線に第二段クライオパネル面に向けてしまうオリフィスを含んだオリフィス板と比べると、ルーバーでは、非常に良好な放射シールドが施される。しかしながら、オリフィス板によると、ルーバーに比べて、第二段クライオパネルに対してタイプII及びタイプIIIガスが厳しく制限され、その結果、これらのガスについてのポンプ動作速度が低下する。応用例によっては、このようにポンプ動作速度を厳しく制限することが好ましい。というのも、処理チャンバーの作業空間において、不活性ガスの割合をそのままにすることで、不活性ガスの圧力を適正にし、スパッタリングその他の処理を最適としているからである。
修正が加わえられたオリフィス(スパッター)板が、米国出願公開公報2013/0312431号に開示されている。なお、この文献は援用することによりその全体がここに組み入れられる。その前面オリフィス板は、複数のオリフィスを有しており、各オリフィスは、そのオリフィスの端で前面プレートに取り付けられ、そこから曲がっているフラップを有し、かつ各フラップは、前面板を通る経路に配置されている。オリフィスは、長方形、正方形、台形、円形、三角形その他の形状であって良い。フラップは、好ましくは、前面整流板の表面に対して10°から60°の角度で曲げられており、もっとも好ましくは、25°から35°の角度で曲げられている。第二段アレイへの熱負荷は高まるが速度をより大きくするには、35°乃至45°の角度が好ましい。フラップは整流器(baffle)として働き、それゆえ、板は整流板(baffle plate)とも称される。
前面整流板を有するクライオポンプの利点に挙げられるのは、製造が簡単であることと、クライオポンプが取り付けられる処理チャンバーからの放射をより良く遮断することである。前面整流板を有するクライオポンプのもう一つの利点は、タイプIIガス及びタイプIIIガスが、クライオポンプの第二段アレイでより良く分布することである。
ここに開示されるのは、ルーバー前面アレイとオリフィス板前面アレイの双方の利点を有するハイブリッド前面アレイである。特に、クライオポンプ用の前面アレイは、それがなければ(otherwise)実質的に何も設けられていない(open)中央領域を横切るまたは該中央領域に渡る(亘る)ルーバーと、そのルーバーを囲む板とを備える。その板は、オリフィスまたはその他の流路を有していても良い。
クライオポンプは、冷凍機と、その冷凍機によって冷却される凝固アレイと、その凝固アレイを取り囲んで冷凍機によって冷却される放射シールドであって、前面開口を有する放射シールドと、その放射シールドの前面開口を横切る前面アレイとを備える。その前面アレイは、冷凍機によって冷却され、かつ前記前面開口の中央領域を横切るまたは該中央領域に渡るルーバーと、その前面開口の外側領域を横切るまたは該外側領域に渡る板とを備える。前記中央領域は、前記ルーバーが無い場合には、実質的に何も設けられていない領域となっている。なお、一つ以上のルーバーは、シェブロンの形をなしていても良い。その板は、オリフィスまたはその他の流路を有していても良い。
ハイブリッド前面アレイでは、ルーバーアレイのようなものに近似するポンプ動作速度が可能であるが、オリフィス板が流れを制御しうる。ルーバーアレイと同様に、ハイブリッド設計でも、処理汚染物または処理混交物になり得るタイプIIガス及びタイプIIIガスについて、前面アレイを通るガス粒子の伝搬の、処理空間に戻るガス粒子の偏向(または偏り)(deflection)に対する割合が大きくなる。ハイブリッドアレイでも、第二段アレイへの放射エネルギーが比較的低く保たれる。
オリフィスは、従来のスパッター板における場合のように、設けられていても良く、及び/またはオリフィス板は、複数のオリフィスの各々が、オリフィス板に取り付けられるフラップを有する整流板であっても良い。フラップは、従来の設計におけるようにオリフィス板に直接取り付けられ、そこから曲げられても良く、またはオリフィスのプラグを通してオリフィス板に取り付けられても良い。オリフィス板の少なくとも一つのオリフィスは、取り外し可能なプラグで閉じられても良い。ポンプ速度は、フラップで栓をすることで、閉じられるか部分的に遮蔽される孔の数で調整可能である。
様々な応用例において、組み合わされたルーバーとオリフィス板とは、実質的に前面開口全体を、少なくとも前面開口の半径の90%に渡って延びている。その代わりに、実質的に何も設けられていない空間がオリフィス板を取り囲むか、またはルーバーとオリフィス板との間に設けられていても良い。
複数のオリフィス板がルーバーを取り囲んでいても良い。そのようなルーバーと複数の板は、実質的に前面開口全体に広がっていても良く、あるいは空間が設けられていても良く、それにはオリフィス板の間の空間を含む。
クライオポンプを従来通り円筒形に配置すると、ルーバーは円形で、オリフィス板がルーバーを取り囲み、その中に円形に配置されたオリフィスのアレイを有する。大きさが異なるオリフィスである、複数の円形の、オリフィスアレイが設けられても良い。一つの実施形態においては、内部の円形のオリフィスアレイには、各オリフィスの端部においてオリフィス板に取り付けられてそこから曲げられるフラップが備えられ、かつ外部の円形アレイは、フラップの無い開いたオリフィスである。
ルーバーを取り囲む板は中実であるが、ほとんどの実施形態において、その中に少なくとも一つのオリフィスを有してもよい。そのオリフィスは、板に囲まれる貫通孔であるか、板の端部の切欠き(切り取り部)であってもよい。その切り取り部は、板の外側端か内側端かその双方かでありうる。その代わりにあるいはそれに加えて、端部を波状にして、板を通る流路が定められても良い。波状とされるのは、板の外側端か内側端かその双方かであってもよい。
以上の記載は、以下の、本発明の実施形態の例示のより詳細な説明から明らかであって、添付した図面に例示されるとおりであるが、それらの図面においては、参照記号が同様であれば、図が異なっても同じ部分を指示している。これらの図面は、必ずしも縮尺が正しくはなく、本発明の実施形態をわかりやすく示すことが強調されている。
従来技術によるクライオポンプの断面側面図である。 従来技術による別のクライオポンプの断面側面図である。 前面整流板の例を有するクライオポンプの断面側面図である。 円形オリフィスを有する前面整流板の例の上面図である。 図3Aに示される前面整流板の例の断面側面図である。 長方形のオリフィスを有する前面整流板の例の上面図である。 オリフィス板が、放射シールドから間隔を開けられて、ルーバーを取り囲んでいるクライオポンプのハイブリッド前面アレイの平面図である。 図4のハイブリッド前面アレイをある方向から示す図である。 図4のハイブリッド前面アレイを別の方向から示す図である。 図4のハイブリッド前面アレイをさらに別の方向から示す図である。 図4のハイブリッド前面アレイをなお別の方向から示す図である。 図4のハイブリッド前面アレイをまた別の方向から示す図である。 図4のハイブリッド前面アレイをさらに別の方向から示す図である。 図4に類似するハイブリッド前面アレイを有するクライオポンプの断面図である。 図6に例示されているものであって、オリフィス板の孔に栓がされているハイブリッド前面アレイを有するクライオポンプの断面図である。 ハイブリッド前面アレイを含むいくつかの前面アレイの設計を比較する表である。 全てのオリフィスに栓をしていない場合と栓をしている場合とで、図4の前面アレイのポンプ動作速度を比較する図である。 オリフィス板に栓をしていない場合と栓をしている場合とで、アルゴンのポンプ速度についての試験データを示す図である。 従来の霧吹き板またはスパッター板、シェブロン前面アレイ及びハイブリッド前面アレイについてアルゴンのポンプ動作速度を比較する図である。 ルーバーとオリフィス板との間に間隔が空けられた別のハイブリッド前面アレイを例示する図である。 間隔を空けた2枚のオリフィス板を有する別のハイブリッドアレイを例示する図である。 ルーバーを取り囲んで最小の何も設けられていない空間を有する2枚のオリフィス板を有する別の実施形態を例示する図である。 オリフィス板が整流板であるハイブリッドアレイの実施形態を例示する図である。 オリフィス板が円形のオリフィスを有する整流板であるハイブリッドアレイの実施形態を示す図である。 図16のオリフィス板を実施するクライオポンプの断面図である。 円形のオリフィスにおけるフラップがプラグに形成されているハイブリッドアレイの実施形態を示す図である。 整流器がプラグに形成されている整流オリフィス板を有するクライオポンプの断面図である。 整流オリフィスと開放オリフィスの双方を備えるオリフィス板を有するハイブリッドアレイの実施形態を示す図である。 図19に類似するが整流器がプラグに形成されているハイブリッドアレイの実施形態を示す図である。 オリフィスが板の端部における切り取り部として形成されるハイブリッドアレイの実施形態を例示する図である。 板を通る流路が板の端部を波状にして提供されるハイブリッドアレイの実施形態を例示する図である。 中実板がルーバーを取り囲むハイブリッドアレイの実施形態を示す図である。
本発明の実施形態の例を以下に記述する。
処理チャンバー13に取り付けられる従来技術の円形クライオポンプ6A及び6Bの断面側面図が、図1A及び図1Bにそれぞれ示されている。各クライオポンプ6A及び6Bには、クライオポンプ筐体12が含まれており、フランジ14に沿って処理チャンバーに直接載置されているか、または、それと処理チャンバー13に接続される処理導管15との間の中間ゲートバルブ17に直接載置されていてもよい。導管15にはゲートバルブ17が含まれており、クライオポンプ6を処理チャンバー13から隔離するのに用いられうる。クライオポンプ6A及び6Bは、処理チャンバー13に対して、ポンプ動作を行うことが可能である。クライオポンプ6A及び6Bには、導管15にボルトで留められたクライオポンプ筐体12が含まれており、処理チャンバー13に結合されている。クライオポンプ筐体12の前面開口16は、処理チャンバー13の円形の開口に通じている。冷凍機の第二段のコールドフィンガー18が、容器または導管(vessel)の円筒状部分20を通ってクライオポンプ筐体12中に突出している。その冷凍機は、チェリスらによる米国特許第3,218,815号に開示されるようなギフォード・マクマホン冷凍機であってもよい。コールドフィンガー18の二段変位器は、モーター22によって駆動される。各サイクルにおいて、加圧下のコールドフィンガーに導入されるヘリウムガスが膨張されて冷却され、そしてラインを通じて排出される。第一段ヒートシンク又はヒートステーション28が、冷凍機の第一段29の冷端に載置されている。同様に、ヒートシンク30が冷凍機の第二段32の冷端に載置されている。
主ポンプ動作面は、第二段ヒートステーション30に載置された第二段アレイ34である。このアレイは、好ましくは20Kより低い温度に保たれて、低凝固点ガスを凝固させる。カップの形をした放射シールド36が第一段ヒートステーション28に接続される。コールドフィンガーの第二段32は、放射シールドの開口を通って延びる。このシールドは、第二段アレイ34を、当該アレイの後ろ、及び両側面まで取り囲んで、放射によるアレイの加熱を最小限にしている。好ましくは、この放射シールドの温度は約130K未満である。
図1Aには、第二段アレイ34に対して放射シールドとして働き、かつ水蒸気のような、沸点がより高いガスに対してクライオポンプ動作面としても働く、前面クライオパネルアレイ38が示されている。このアレイは、放射状の支持棒41によって結合されたルーバー39を備える。支持棒41は放射シールド36に載置される。放射シールド36は、前面クライオパネルアレイ38を支持し、かつ、ヒートシンク28から前面クライオパネルアレイ38への熱経路としても働く。ルーバーは、図示されるような中央のシェブロン31であっても良い。
図1Bには、別の前面クライオパネルの図案が示されており、それには、放射シールド36と熱的に接触して、第二段ポンプ動作領域に対する放射シールドとしても働く上、水蒸気のような、沸点がより高いガスに対してクライオポンプ動作面としても働く、前面整流板またはスパッター板33が含まれている。前面整流板33は、ブラケット37によって放射シールド36に取り付けられている。前面整流板33は、複数のオリフィス35を有しているが、それによって、沸点のより低いガスの、第二段アレイへの流れが制限される。
前面整流板は選択的に動作するが、それは、それが第一段ヒートシンクの温度(50Kと130Kの間)に近い温度に維持されるからである。凝固点がより高いガスが、整流板上で凍結する一方で、オリフィス35によって、これらの凝固点がより低いガスの、第二段の領域への移動が制限される。前述のとおり、内側第二段ポンプ動作領域への流れを制限することによって、ある割合の不活性ガスが作業空間に留まって、スパッタリングを最適とするよう不活性ガスの圧力(典型的には、10−3トル以上)を適切なものとすることが可能となる。要するに、クライオポンプポート16に到達するガスの内、沸点がより高いガスが、前面整流板上で凝固することによって、環境から取り除かれ、その一方、沸点のより低いガスの、第二段のポンプ動作面への流れが制限される。その流れの制限の結果、作業用チャンバーの圧力がより高くなる。流れの制限のレベルは、オリフィスの数とサイズの設計により制御でき、また米国特許第4,611,467号に開示されるように、個々のオリフィスに栓をすることで調整できる。
図2には、ある例による前面整流板40を有する円形クライオポンプ7が示されており、図3A及び図3Bには、クライオポンプから隔離される前面整流板40が示されている。前面整流板40は、複数のオリフィス42を有しており、各オリフィス42は、それと連なるフラップ44を有する。図3Aには、前面整流板40の上面図が示されている。前面整流板40は、複数のオリフィス35を有する。前面整流板40はまた、複数の孔46が開けられていて、前面整流板40をブラケット37に取り付けるためのリベット、ネジその他の締め具(図示されていない)を受けることが出来る。図示される例において、複数のオリフィス35が、前面整流板40にあるパターンで配置されるが、そこには、オフィス35を有さない領域48が備えられる。これらの領域48によって、前面整流板40の中心50と、孔46及び前面整流板40の周辺47との間で熱伝導をより高く出来る。一般に、前面整流板40は、孔46を介してブラケット37で、放射シールドに熱的に結合され、かつまた前面整流板40が、放射シールド36と接触する前に周辺47でも結合されている。図2には、放射シールド36内に丁度よく収まった前面整流板40が示されている。あるいは、前面整流板40は、放射シールド36の頂部に配置できる。図3Bには、図3Aの断面3B−3Bに沿った前面整流板40の断面側面図が示されている。前面整流板40における各オリフィス35は、フラップ44を有する。各フラップ44は、それぞれのオリフィス35の端部48で前面整流板40に取り付けられている。
図3Cには、別の例による、長方形のオフィス51を有する円形クライオポンプのための前面整流板49の斜視図が示されている。図3Cには、処理チャンバー13に面する側から見た、前面整流板49が示されている。各長方形のオリフィス51には、それに連なるフラップ53が折り線55において取り付けられている。各オリフィス51の折り線55は、そのオリフィスの前面整流板49の中心に最も近い端部にあって、処理チャンバー13から第二段アレイ34へ向けて遮断されていない経路が、オリフィス51を通って前面整流板の中心から放射状に外方を向いている。この放射状に外方を向く経路は、処理チャンバーから流れてくる比較的熱いガスを、まず第二段アレイ34に衝突しないように遠ざけ、整流板49のアレイへの熱負荷を低減する。その放射状の外向きの経路はまた、第二段アレイ34への放射負荷を低減するが、それは、放射もまた第二段アレイ34から遠ざけられているからである。
一般に、前面整流板40のオリフィス35の数を増やして、前面整流板40のオリフィス35を均等に配置すると、結果として、オリフィス35を通過したタイプIIガスが、クライオポンプの第二段アレイ34に、より均等に衝突することになる。しかしながら、所定のサイズのオリフィス35の数を増やし、そのオリフィス35の間隔を均等にすると、オリフィス35の無い領域48のサイズが低減され、前面整流板40の熱伝導が低減されることとなって、動作するクライオポンプにおける前面整流板40の温度が上昇しうる。また、オリフィス35の数を増やすには、オリフィス35を小さくする必要がおこりうるが、オリフィス35が小さくなると、凝固ガスによってより詰まりやすくなる。
図4は、本発明を実施するクライオポンプのハイブリッド前面アレイの平面図である。そのクライオポンプは、例えば、図1及び図2に示されるようなものであるが、これらの図の各前面アレイが本実施形態の前面アレイに置き換えられうる。図1乃至図3の前面アレイに対して、このハイブリッド前面アレイは、何も設けられていない(open)空間(部分または領域)409のために、タイプIIガス及びタイプIIIガスのポンプ動作速度が上昇しているが、オリフィスの数が低減しているため、ポンプ動作速度が調整しにくくなっている。特に、フランジ14を有する真空容器12内に、円筒形の放射シールド36が備わっている。従来の前面アレイと同様に、前面アレイは熱的棒材41を通して放射シールドに載置されても良い。ルーバー401は、放射シールドの前面開口の中央領域に備えられ、熱的棒材上に載置される。ルーバーの中心は円板407で塞がれている。ルーバー401を取り囲むのは、この場合、オリフィス405を12箇所有するオリフィス板403である。オリフィスの数、形及びサイズは、ポンプ速度を適当なものとしつつ、板を通って第二段アレイに至る放射を最小限にするよう設計されている。オリフィス405は、どのような形でもどのような大きさでもあり得る。オリフィス405は、円形、多角形、不規則形、対称形、非対称形、またはそれらの組み合わせのいずれかであり得る。全てのオリフィスは、同じ形で、及び/または同じ大きさであり得、またはオリフィスは、種々の形及び/または大きさを有し得る。図に例示されるクライオポンプ及び前面アレイは、概して円筒形であるが、いかなる形のクライオポンプや前面アレイを用いても発明を実施することができ、それには、断面が円形や多角形(例えば、正方形または長方形)のものも含まれるが、それらに限定されるものではない。実施形態によっては、一つ以上のアレイが処理空間へと延びるといった、処理空間へと延びるクライオポンプの構成を用いることもできる。
ルーバーやオリフィス板が、実質的に前面開口の全体を横切るように、または全体に渡るように、オリフィス板は、放射シールドの近くまで延びてもよい。例えば、オリフィス板は、最大の大きさ(例えば、直径)が、前面開口の最大の大きさ(例えば、直径)の少なくとも約90%であっても良い。しかしながら、図4に示される実施形態においては、実質的に何も設けられていない空間409が、オリフィス板と放射シールドとの間に設けられている。例えば、オリフィス板は、前面開口の最大の大きさの約70%乃至80%だけに延びていても良い。前記何も設けられていない空間は、ガスが自由にそこを通って流れることを可能とするが、第二段アレイに至る放射を実質的に増大させることはない。第二段アレイは、ポンプの中央軸に平行な軸に沿っての放射を相当量遮蔽するルーバーとオリフィス板の後ろに隠れている。中央軸に平行に、前記何も設けられていない空間へと入射する放射は、第二段の領域を迂回して放射シールドの基部に至る。中央に向かってある角度で前記何も設けられていない空間に入射する放射は、前記何も設けられていない空間のずっと小さな領域に投射される。実施形態によっては、実質的に何も設けられていない空間409の幅(すなわち、オリフィス板と放射シールドとの間の半径距離)が、少なくとも、隣接するルーバー間の距離とほぼ同じくらいの広さか、または少なくとも、隣接するルーバー間の距離の約2倍の広さかである。特定の実施形態においては、実質的に何も設けられていない空間409の幅は、前面開口の最大の大きさ(例えば、直径)の少なくとも約5%、10%、15%または少なくとも約20%である。
図5A乃至図5Fは、熱的棒材41上に載置された図4の前面アレイを示す様々な角度から見た図である。しかしながら、これらの図において、熱的棒材41は、梁416で置き換えられ、ルーバー401は二つのみが備わっている。
図5Aは、アレイを示す上方からの斜視図である。図5Bは、アレイを示す下方からの斜視図である。図5Cは、アレイを示す異なる角度の上方からの斜視図である。図5Dは、アレイを示す上面図であって、上方から見たときに、中央の円板407とルーバー401とがアレイの中央領域を完全に閉じることが示されている。図5Eは、アレイを示す下方の斜視図である。図5Fはアレイを示す底面図である。
図6は、図5A乃至図5Fのハイブリッド前面アレイを有するクライオポンプの断面図である。図1及び図2のクライオポンプと違って、冷凍機が、真空容器と放射シールドの底を通るように載置されているが、冷凍機を載置する構成は本発明にとって本質的なものではなく、(その他の周知の構成と共に)図1及び図2の側面に載置される冷凍機も本発明を実施する上でこの床の場合の載置と同等に有用である。二段構成の冷凍機のコールドフィンガーには、モーター605で駆動される第一段601と第二段603が含まれる。第二段603は、第二段アレイ613を冷却する。第二段アレイ613は破線で描かれていて、図1及び図2のものを含んで、いかなる形であっても良いことが示されている。第一段601は、真空容器607を通って延び、放射シールドの基部609を支持して冷却する。基部609は、放射シールド36の円筒の側面と前面アレイを冷却する。再掲するが、前面アレイには、中央の円板407、ルーバー401及びオリフィス405を有するオリフィス板403を支える支持梁416が含まれている。図7も、同様の断面図であるが、プラグ701が、オリフィス板403のオリフィスのうち二つを閉じている。
処理において所望されるいかなるガスに関しても、ポンプ動作の速度を調整しかつ、また前面アレイを通って第二段アレイに至りうる熱放射のレベルも調整するために、栓をする孔の数は幾つでも良い。中央ルーバーでは、前面アレイを通って第二段アレイに至るガス伝搬率は、全ての孔が空いていると、従来のルーバーアレイの伝播率に非常に近く、実質的には標準スパッター板の伝播率よりずっと高い。従来のルーバーアレイと違って、処理ガスのポンプ速度は、孔に栓をすることで調整でき、または特定の応用に応じて適切なオリフィス板を設計することで制御できる。とりわけ、タイプIIガス及びタイプIIIガスのポンプ速度は、このプラグで簡単に調整できる。
図8では、表の最後の行に示されるハイブリッド前面アレイを、従来のルーバーアレイ(第1行)と、オリフィスが開いたスパッター板(第2行)と、長方形のオリフィスと曲がったフラップを有する整流板(第3行)に対して比較している。第1列に示されるように、従来のルーバーとハイブリッドアレイの双方とも、タイプIIガス及びタイプIIIガスのポンプ速度が高くなっている。以下に述べられる通り、ハイブリッドアレイのポンプ速度はルーバーアレイのものに非常に近い。
図8の第2列に示されるように、スパッター板のみにおいて、第二段アレイへの熱負荷が大きく増大してしまう。スパッター板では、その負荷は、何よりもまず第二段アレイの真上に開いている孔から生じる。対照的に、ルーバーアレイとハイブリッドアレイの双方は、熱負荷を吸収できる放射シールドの壁に向けて放射を反射させるルーバーを有する。図示されている整流板は、第二段アレイの上に大きな閉じた領域を有し、かつ各オリフィスに反射整流器を有する。スパッター板とハイブリッドアレイの双方とも、放射を通過させる外側オリフィスを有するが、その放射は、放射シールドの裏面に向かって、そのシステムの軸に平行に通過するか、または角度をなすことで、オリフィスの小さな領域に投射される。
ガス容量、すなわち、第二段アレイに保持できる、凝固し、吸収されたガスの量は、第二段アレイの温度と反対の関係にあるが、それは、前面アレイを通って直接第二段アレイに至る放射の量と反対の関係にある。その結果、整流オリフィス板が最も高い容量を有するということが表の第3列に示されている。それは、アレイにより、閉じた中央領域と各オリフィスの整流器によって、第二段アレイへと真っ直ぐ向かう線がほとんど全く無いためである。しかしながら、ハイブリッドアレイの容量は、ポンプ速度を犠牲にして、閉止プラグまたは整流プラグでオリフィスに栓をすることによって増やすことができる。再掲するが、中央ルーバーとオリフィス板を備えるハイブリッドアレイは、熱負荷がかなり低くて従来のルーバーのものに近いことを可能とするが、プラグを用いて熱負荷と速度の調整を可能としている。このように調整可能であることが、表の第4列に例示されている。
クライオポンプにおいて、水蒸気が、いずれの表面でもポンプ動作されるタイプIガスである。タイプIIガスは、第二段アレイにおいてどこででもポンプ動作され、酸素、窒素及びアルゴンのようなガスを含む。タイプIIIガスは、第二段アレイのチャコール上でのみポンプ動作され、水素、ネオン及びヘリウムのようなガスを含む。典型的な処理ガスには、例えば、アルゴンやクリプトンが含まれうる。処理ガスのポンプ速度を制限して、処理に供給されなければならない量を最小限とし、そのシステムにおけるこれらのガスの望ましい分圧をより良く維持し、及び/またはポンプの再生が必要となるまでの時間を低減することが望ましい。他方、処理ガスは、高いポンプ動作速度が望ましい酸素や、窒素や水素のような処理汚染物と同じポンプ動作表面を共有しうる。従って、前面アレイの設計と調整によって、処理ガスの受け入れ可能なポンプ動作速度を得つつ、汚染物の高いポンプ動作速度を得るという釣り合いを取ることができる。例えば、ここに記述されるように、前面アレイを調整することで、処理ガスと処理汚染物ガスとの双方のポンプ速度を最初に可能な限り最大限に高くし、そして前面アレイを調整して、処理空間において望ましい処理ガス分圧が達成されるまで処理ガスのポンプ速度を低減することができる。
図9には、全てのオリフィスを開けたときと全てのオリフィスに栓をしたときとのハイブリッドアレイの水蒸気、窒素及びアルゴンについて、コンピューターでシミュレートしたポンプ動作速度が示される。オリフィスが開いていると各ガスについてのポンプ動作速度は、従来のルーバー前面アレイのそれに非常に近い(図示されていない)。他方、オリフィスを選択的に閉じることで、窒素やアルゴンのポンプ動作速度が調整可能であることが分かる。とりわけ一つの実施形態のシミュレーションにおいて、オリフィスの栓をしないルーバー前面アレイでは、アルゴンでの速度は秒速約2700リットルとなる。アルゴンは典型的な処理ガスであるので、アルゴンについて調整可能であることは重要である。
図10に、一つのハイブリッドアレイについて、全てのオリフィスを開けたときと、全てのオリフィスを閉じたときの、異なる圧力に対するアルゴンのポンプ速度を示す。速度は、サイズと設計によって異なる。低圧でのコンピューター・シミュレーション結果を示す図9との比較によって、図9のモデルは、図10の実際のデータの指標(predictor)として用いることができるということが見て取れる。そうすると、ハイブリッドアレイにすることで、大規模に試験を行う必要の無いコンピューター・シミュレーションに基づいた、特定のアレイの設計を迅速にモデル化することが可能となる。
図11では、標準スパッター板の性能が、シェブロンルーバーのアレイ及びハイブリッドアレイの性能と比較される。アルゴンのポンプ動作速度は、シェブロンアレイが最も高くなることが分かる。従来のスパッター板は、広範囲で調整が可能であるが、最大のポンプ動作速度が、ルーバーアレイのそれよりずっと小さく、秒速2700リットルに対して秒速約1500リットルである。ハイブリッドアレイのアルゴンポンプ動作速度は、シェブロンアレイのそれよりも少し小さいが、非常に近いものとなっている。さらには、それは、調整可能であって、秒速約2300リットルまで下げられる。そうすると、ハイブリッドアレイの場合には、調整可能性に制限があって、最大ポンプ動作速度はシェブロンアレイとほぼ同じである。ポンプ速度が最高であれば汚染物のポンプ動作も最大である。他方、ポンプ速度が低いと、汚染物の急速なポンプ動作を行わないことの代償として、処理ガスの節約(conservation)が可能となる。図示されていないが、整流アレイは、熱負荷が低くなる見返りにポンプ動作速度がずっと低くなる。
残りの図には、ハイブリッドアレイのいくつかの代替案が示されている。
図12の実施形態には、図4のように、中央円板407と中央ルーバー401とが含まれる。しかしながら、この実施形態において、オリフィス板1201がより大きくて、外径が放射シールドのそれに近く、内径がルーバーよりも大きくて、真ん中が何も設けられていない(open)空間1203となっている。本実施形態及びその他の実施形態では、外側のオリフィス板は、図2に示されるように、放射シールドまで延び、または図13に示されるように、そこから間隔が置かれていても良い。オリフィス板の直径がより大きくなれば、オリフィス1205の数を増やして、調整可能性をより大きくすることが可能となるが、ここでは、前記何も設けられていない空間が中央により近くなるので、より多くの放射が第二段アレイに到達できてしまう。また、前記何も設けられていない空間がより小さいと、タイプIIガス及びタイプIIIガスのポンプ速度が低減してしまう。
図13の実施形態には、何も設けられていない空間1305で分離される2枚のオリフィス板1301及び1303が含まれている。小さい方のオリフィス板1301には、小さいオリフィスが含まれる。外側の板1303の大きなオリフィスでは、プラグで荒い調整が行われ、一方、内側の板1301の小さなオリフィスでは、プラグで微調整が行われる。大体においてアレイは類似しているが、図では傾いているので長円形に見える。しかしながら、それらは、面において長円形であってもその他の形をしていても良い。
図14には、2枚のオリフィス板1403及び1401が含まれており、各々がサイズの異なるオリフィスを備え、放射シールドの前面開口を実質的に横切るルーバーを備える。
図15には、ルーバー401を取り囲む整流オリフィス板1501と、その整流オリフィス板を取り囲む何も設けられていない空間1507とが示されている。各オリフィス1503には、オリフィス板から曲げられている整流器(フラップまたは羽根)1505が含まれていて、放射を外方向に、放射シールドの方に向ける。この設計によって、設計上の自由度は大きくなるが、栓をすることのできる開口した孔に適した(in-place)調整ができなくなってしまう。
図16には、放射を外方向に、放射シールドの方に向けるフラップ(整流器)1605を備える円形のオリフィス1603を有するオリフィス板1601で、ルーバー401が囲まれた実施形態が示されている。図15の実施形態において、何も設けられていない空間1607がオリフィス板の外側に設けられている。同様に、この設計によってもポンプ速度が制御されるように設計されているが、その場での(on site)調整可能性に限界がある。
図16のクライオポンプの断面が図17に示されている。
図18は、整流器を形成するプラグを使用して、その場での調整可能性が大きくなっていることを除いて、図16に類似する実施形態を例示する。オリフィス板1801は、何も設けられていない空間1803に取り囲まれている。オリフィス1805は、円形に開いた孔であって、プラグで閉じられるか、または図示の通り、放射を外方向に、放射シールドに向ける整流器が備わるようフラップ1807を有する部分的に開いたプラグで栓をされうる。図18のクライオポンプは、図19に断面が示される。図から分かるように、プラグ1809は、開いたオリフィスにはめ込まれ、プラグを介してオリフィス板に取り付けられるフラップ1807を有する。
図20は、放射シールドの全直径に近いルーバー401を取り囲む単一のオリフィス板2001を有する実施形態を例示する。しかしながら、このオリフィス板には、選択的に栓をすることのできるオリフィス2003の、外側の円形アレイを有している。より大きなオリフィス2005の、内側のアレイも配置されている。オリフィス2005には、整流器として働くフラップ2007が含まれている。オリフィス2003は内側のオリフィス2005より大きくても小さくても良く、及び/またはオリフィスの大きさが様々であっても良い。あるいは、全てのオリフィスが同じサイズであっても良い。
図21の実施形態は、内側のオリフィスアレイが円形に開いた孔であることを除いて、図20のそれに類似している。プラグ2105に形成されるフラップ2103が整流器に備わっている。整流プラグに代わるものとして、孔を完全に閉じるプラグで、選択的にいくつかの孔が閉じられても良い。先に示したように、より小さなオリフィス2107の外側アレイもまた配置されている。これらのオリフィスもまた、選択的に閉じられるか整流器とされても良い。
図22は、板2203の端部の切り取り部2201によってオリフィスが定められている実施形態を例示する。この実施形態において、切り取り部は外側の端部においてであるが、それに代えてまたはそれに加えて板2203の内側の端部において含み得る。先に示したように、板2203は、中央円板407とルーバー401とを取り囲む。ルーバーと板2203との間には、何も設けられていない空間2205が備わっていても備わっていなくても良い。
図23において、やはりオリフィス2301が板2303の外側の端部に沿って形が定められている。この場合において、オリフィスは波状端部によって形成されている。波状は外側の端部に示されているが、板の内側の端部に備えられても良い。やはり、板は、中央円板407とルーバー401とを取り囲んでいる。ルーバーと板との間には、何も設けられていない空間2305が備わっていても備わっていなくても良い。
オリフィスはまた、円形の放射シールド内の多角形板によっても定められ得る。オリフィスが端部で形づけられる各実施形態において、板内においてオリフィスが形づけられても良い。
図24は、中実板2401が、中央円板407とルーバー401とを取り囲む実施形態を例示する。その中実円板は、全てのオリフィスに栓がされているオリフィス板と同じように機能する。第二段アレイにおける熱負荷の低減と処理圧の上昇がポンプ速度を超えて好ましいものであるとき、中実板2401は適切なものとなる。しかしながら、ポンプ速度を追加することが好ましいならば、その板を直ちにオリフィス板で置き換えることができる。
ここで引用される全ての特許、公開公報および参考文献の教示は、援用することによって、その全体がここに組み入れられる。
本発明は、その実施形態の例示を参照して、詳細に示され記述されているが、添付の特許請求の範囲に包含される発明の範囲から逸脱すること無く、形状及び細部に様々な変更を加えても良いことが当業者には理解される。
なお、本発明は、実施の態様として以下の内容を含む。
[態様1]
冷凍機と、
その冷凍機によって冷却される凝固アレイと、
その凝固アレイを取り囲み前記冷凍機によって冷却される放射シールドであって、前面開口を有する放射シールドと、
その放射シールドの前記前面開口を横切り、前記冷凍機によって冷却される前面アレイであって、
前記前面開口の中央領域を横切るルーバーと、
前記前面開口の外側領域を横切るオリフィスを有するオリフィス板と
を有する前面アレイと
を備え、
前記中央領域は、前記ルーバーが無い場合には、実質的に何も設けられていない、クライオポンプ。
[態様2]
前記オリフィス板の複数のオリフィスの各々が、そのオリフィス板に取り付けられるフラップを有する態様1に記載のクライオポンプ。
[態様3]
前記フラップが、前記オリフィスに挿入されるプラグによって取り付けられる態様2に記載のクライオポンプ。
[態様4]
前記オリフィス板の少なくとも一つのオリフィスが、取り外し可能なプラグで閉じられている態様1に記載のクライオポンプ。
[態様5]
前記ルーバー及びオリフィス板が、前記前面開口の少なくとも90%に渡って延びている態様1に記載のクライオポンプ。
[態様6]
実質的に何も設けられていない空間が前記オリフィス板を取り囲んでいる態様1に記載のクライオポンプ。
[態様7]
前記ルーバーと前記オリフィス板との間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている態様1に記載のクライオポンプ。
[態様8]
前記ルーバーを取り囲む複数のオリフィス板を備える態様1に記載のクライオポンプ。
[態様9]
前記複数のオリフィス板の間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている態様8に記載のクライオポンプ。
[態様10]
前記ルーバーが円形で、かつ前記オリフィス板がそれらルーバーを取り囲み、そのオリフィス板において、円形に配置されたオリフィスアレイを有している態様1に記載のクライオポンプ。
[態様11]
サイズの異なるオリフィスを有する複数通りのオリフィスアレイを更に備えている態様1に記載のクライオポンプ。
[態様12]
各オリフィスの端部で前記オリフィス板に取り付けられるフラップを備える内側のオリフィスアレイを備え、フラップの無い開いた外側のオリフィスアレイを備える態様1に記載のクライオポンプ。
[態様13]
前記ルーバーにシェブロンが含まれる態様1に記載のクライオポンプ。
[態様14]
クライオポンプ用の前面アレイであって、
中央領域を横切るルーバーと、
オリフィスを有し、前記ルーバーを取り囲むオリフィス板と
を備え、
前記中央領域は、前記ルーバーが無い場合には、実質的に何も設けられていない、前面アレイ。
[態様15]
前記オリフィス板の複数のオリフィスの各々が、そのオリフィス板に取り付けられるフラップを有する態様14に記載の前面アレイ。
[態様16]
前記フラップが、前記オリフィスに挿入されるプラグによって取り付けられる態様15に記載の前面アレイ。
[態様17]
前記オリフィス板の少なくとも一つのオリフィスが、取り外し可能なプラグで閉じられている態様14に記載の前面アレイ。
[態様18]
前記ルーバー及びオリフィス板が、前記前面開口の少なくとも90%に渡って延びている態様14に記載の前面アレイ。
[態様19]
実質的に何も設けられていない空間が前記オリフィス板を取り囲んでいる態様14に記載の前面アレイ。
[態様20]
前記ルーバーと前記オリフィス板との間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている態様14に記載の前面アレイ。
[態様21]
前記ルーバーを取り囲む複数のオリフィス板を備える態様14に記載の前面アレイ。
[態様22]
前記複数のオリフィス板の間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている態様21に記載の前面アレイ。
[態様23]
前記ルーバーが円形で、かつ前記オリフィス板がそれらルーバーを取り囲み、そのオリフィス板において、円形に配置されたオリフィスアレイを有している態様14に記載の前面アレイ。
[態様24]
サイズの異なるオリフィスを有する複数通りのオリフィスアレイを更に備えている態様14に記載の前面アレイ。
[態様25]
各オリフィスの端部で前記オリフィス板に取り付けられるフラップを備える内側のオリフィスアレイを備え、フラップのない開いた外側のオリフィスアレイを備える態様14に記載の前面アレイ。
[態様26]
前記ルーバーにシェブロンが含まれる態様14に記載の前面アレイ。
[態様27]
冷凍機と、
その冷凍機によって冷却される凝固アレイと、
その凝固アレイを取り囲み前記冷凍機によって冷却される放射シールドであって、前面開口を有する放射シールドと、
その放射シールドの前記前面開口を横切り、前記冷凍機によって冷却される前面アレイであって、
前記前面開口の中央領域を横切るルーバーと、
前記前面開口の外側領域を横切る板と
を有する前面アレイと
を備えるクライオポンプ。
[態様28]
前記板が平板である態様27に記載のクライオポンプ。
[態様29]
前記板が中実である態様27に記載のクライオポンプ。
[態様30]
前記板が少なくとも一つのオリフィスを有する態様27に記載のクライオポンプ。
[態様31]
少なくとも一つのオリフィスが前記板に取り囲まれる貫通孔である態様30に記載のクライオポンプ。
[態様32]
少なくとも一つのオリフィスが前記板の端部の切り取り部である態様30に記載のクライオポンプ。
[態様33]
前記板が波状端部を含む態様27に記載のクライオポンプ。
[態様34]
前記板の少なくとも一つのオリフィスが取り外し可能なプラグで閉じられている態様27に記載のクライオポンプ。
[態様35]
前記板が輪形である態様27に記載のクライオポンプ。
[態様36]
クライオポンプ用の前面アレイであって、
少なくとも一つの、中心に置かれたルーバーと、
その少なくとも一つのルーバーを取り囲む板と
を備える前面アレイ。
[態様37]
前記板が平板である態様36に記載の前面アレイ。
[態様38]
前記板が中実である態様36に記載の前面アレイ。
[態様39]
前記板が少なくとも一つのオリフィスを有する態様36に記載の前面アレイ。
[態様40]
少なくとも一つのオリフィスが前記板に取り囲まれる貫通孔である態様39に記載の前面アレイ。
[態様41]
少なくとも一つのオリフィスが前記板の端部の切り取り部である態様39に記載の前面アレイ。
[態様42]
前記板が波状端部を含む態様36に記載の前面アレイ。
[態様43]
前記板の少なくとも一つのオリフィスが取り外し可能なプラグで閉じられている態様36に記載の前面アレイ。
[態様44]
前記板が輪形である態様36に記載のクライオポンプ。
6A、6B クライオポンプ
16 前面開口
29、32、601、603 冷凍機
34 凝固アレイ
405、1503、1603 オリフィス
1805、2003、2005 オリフィス
2017、2301 オリフィス
403、1301、1303 オリフィス板
1401、1403、1501 オリフィス板
1601、1801 オリフィス板
36 放射シールド
401 ルーバー
409、1305、1507 何も設けられていない空間
1607、1803 何も設けられていない空間
1809、2105 プラグ
2201 切り取り部

Claims (40)

  1. 冷凍機と、
    その冷凍機によって冷却される凝固アレイと、
    その凝固アレイを取り囲み前記冷凍機によって冷却される放射シールドであって、前面開口を有する放射シールドと、
    その放射シールドの前記前面開口を横切り、前記冷凍機によって冷却される前面アレイであって、
    前記前面開口の中央領域を横切るルーバーと、
    前記前面開口の外側領域を横切るオリフィスを有するオリフィス板と
    を有する前面アレイと
    を備え、
    前記中央領域は、前記ルーバー以外には、実質的に何も設けられていない、クライオポンプ。
  2. 前記オリフィス板の複数のオリフィスの各々が、そのオリフィス板に取り付けられるフラップを有する請求項1に記載のクライオポンプ。
  3. 前記フラップが、前記オリフィスに挿入されるプラグによって取り付けられる請求項2に記載のクライオポンプ。
  4. 前記オリフィス板の少なくとも一つのオリフィスが、取り外し可能なプラグで閉じられている請求項1に記載のクライオポンプ。
  5. 前記ルーバー及びオリフィス板が、前記前面開口の少なくとも90%に渡って延びている請求項1に記載のクライオポンプ。
  6. 実質的に何も設けられていない空間が前記オリフィス板を取り囲んでいる請求項1に記載のクライオポンプ。
  7. 前記ルーバーと前記オリフィス板との間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている請求項1に記載のクライオポンプ。
  8. 前記ルーバーを取り囲む複数のオリフィス板を備える請求項1に記載のクライオポンプ。
  9. 前記複数のオリフィス板の間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている請求項8に記載のクライオポンプ。
  10. 前記ルーバーが円形で、かつ前記オリフィス板がそれらルーバーを取り囲み、そのオリフィス板において、円形に配置されたオリフィスアレイを有している請求項1に記載のクライオポンプ。
  11. サイズの異なるオリフィスを有する複数通りのオリフィスアレイを更に備えている請求項1に記載のクライオポンプ。
  12. 各オリフィスの端部で前記オリフィス板に取り付けられるフラップを備える内側のオリフィスアレイを備え、フラップの無い開いた外側のオリフィスアレイを備える請求項1に記載のクライオポンプ。
  13. 前記ルーバーにシェブロンが含まれる請求項1に記載のクライオポンプ。
  14. クライオポンプ用の前面アレイであって、
    中央領域を横切るルーバーと、
    オリフィスを有し、前記ルーバーを取り囲むオリフィス板と
    を備え、
    前記中央領域は、前記ルーバー以外には、実質的に何も設けられていない、前面アレイ。
  15. 前記オリフィス板の複数のオリフィスの各々が、そのオリフィス板に取り付けられるフラップを有する請求項14に記載の前面アレイ。
  16. 前記フラップが、前記オリフィスに挿入されるプラグによって取り付けられる請求項15に記載の前面アレイ。
  17. 前記オリフィス板の少なくとも一つのオリフィスが、取り外し可能なプラグで閉じられている請求項14に記載の前面アレイ。
  18. 前記ルーバー及びオリフィス板が、前記前面開口の少なくとも90%に渡って延びている請求項14に記載の前面アレイ。
  19. 実質的に何も設けられていない空間が前記オリフィス板を取り囲んでいる請求項14に記載の前面アレイ。
  20. 前記ルーバーと前記オリフィス板との間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている請求項14に記載の前面アレイ。
  21. 前記ルーバーを取り囲む複数のオリフィス板を備える請求項14に記載の前面アレイ。
  22. 前記複数のオリフィス板の間に実質的に何も設けられていない空間が備わっている請求項21に記載の前面アレイ。
  23. 前記ルーバーが円形で、かつ前記オリフィス板がそれらルーバーを取り囲み、そのオリフィス板において、円形に配置されたオリフィスアレイを有している請求項14に記載の前面アレイ。
  24. サイズの異なるオリフィスを有する複数通りのオリフィスアレイを更に備えている請求項14に記載の前面アレイ。
  25. 各オリフィスの端部で前記オリフィス板に取り付けられるフラップを備える内側のオリフィスアレイを備え、フラップのない開いた外側のオリフィスアレイを備える請求項14に記載の前面アレイ。
  26. 前記ルーバーにシェブロンが含まれる請求項14に記載の前面アレイ。
  27. 冷凍機と、
    その冷凍機によって冷却される凝固アレイと、
    その凝固アレイを取り囲み前記冷凍機によって冷却される放射シールドであって、前面開口を有する放射シールドと、
    その放射シールドの前記前面開口を横切り、前記冷凍機によって冷却される前面アレイであって、
    前記前面開口の中央領域を横切るルーバーと、
    前記前面開口の外側領域を横切る板と
    を有する前面アレイと
    を備え
    前記板が少なくとも一つのオリフィスを有するクライオポンプ。
  28. 前記板が平板である請求項27に記載のクライオポンプ。
  29. 少なくとも一つのオリフィスが前記板に取り囲まれる貫通孔である請求項27に記載のクライオポンプ。
  30. 少なくとも一つのオリフィスが前記板の端部の切り取り部である請求項27に記載のクライオポンプ。
  31. 前記板が波状端部を含む請求項27に記載のクライオポンプ。
  32. 前記板の少なくとも一つのオリフィスが取り外し可能なプラグで閉じられている請求項27に記載のクライオポンプ。
  33. 前記板が輪形である請求項27に記載のクライオポンプ。
  34. クライオポンプ用の前面アレイであって、
    少なくとも一つの、中心に置かれたルーバーと、
    その少なくとも一つのルーバーを取り囲む板と
    を備え
    前記板が少なくとも一つのオリフィスを有する前面アレイ。
  35. 前記板が平板である請求項34に記載の前面アレイ。
  36. 少なくとも一つのオリフィスが前記板に取り囲まれる貫通孔である請求項34に記載の前面アレイ。
  37. 少なくとも一つのオリフィスが前記板の端部の切り取り部である請求項34に記載の前面アレイ。
  38. 前記板が波状端部を含む請求項34に記載の前面アレイ。
  39. 前記板の少なくとも一つのオリフィスが取り外し可能なプラグで閉じられている請求項34に記載の前面アレイ。
  40. 前記板が輪形である請求項34に記載のクライオポンプ。
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