JP6659049B2 - 血糖値予測装置、血糖値予測方法及びプログラム - Google Patents

血糖値予測装置、血糖値予測方法及びプログラム Download PDF

Info

Publication number
JP6659049B2
JP6659049B2 JP2017547880A JP2017547880A JP6659049B2 JP 6659049 B2 JP6659049 B2 JP 6659049B2 JP 2017547880 A JP2017547880 A JP 2017547880A JP 2017547880 A JP2017547880 A JP 2017547880A JP 6659049 B2 JP6659049 B2 JP 6659049B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
blood glucose
glucose level
user
fasting blood
level
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2017547880A
Other languages
English (en)
Other versions
JPWO2017073713A1 (ja
Inventor
一平 上村
一平 上村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
NEC Solutions Innovators Ltd
Original Assignee
NEC Solutions Innovators Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by NEC Solutions Innovators Ltd filed Critical NEC Solutions Innovators Ltd
Publication of JPWO2017073713A1 publication Critical patent/JPWO2017073713A1/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6659049B2 publication Critical patent/JP6659049B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • GPHYSICS
    • G16INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR SPECIFIC APPLICATION FIELDS
    • G16HHEALTHCARE INFORMATICS, i.e. INFORMATION AND COMMUNICATION TECHNOLOGY [ICT] SPECIALLY ADAPTED FOR THE HANDLING OR PROCESSING OF MEDICAL OR HEALTHCARE DATA
    • G16H50/00ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics
    • G16H50/20ICT specially adapted for medical diagnosis, medical simulation or medical data mining; ICT specially adapted for detecting, monitoring or modelling epidemics or pandemics for computer-aided diagnosis, e.g. based on medical expert systems
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B5/00Measuring for diagnostic purposes; Identification of persons
    • AHUMAN NECESSITIES
    • A61MEDICAL OR VETERINARY SCIENCE; HYGIENE
    • A61BDIAGNOSIS; SURGERY; IDENTIFICATION
    • A61B10/00Other methods or instruments for diagnosis, e.g. instruments for taking a cell sample, for biopsy, for vaccination diagnosis; Sex determination; Ovulation-period determination; Throat striking implements

Description

本発明は、ユーザの将来の血糖値を予測するための血糖値予測装置、血糖値予測方法及びこれらを実現するためのプログラムに関する。
近年、日本人の食生活の変化により、糖尿病患者は増加の一途をたどっている。一般に、糖尿病患者は、血液中のグルコースの濃度が一定の基準を超えた状態になる。そのため、糖尿病患者は、のどの渇き、大量の尿の排泄、さらには、意識障害、昏睡などの重大な症状を有する。よって、糖尿病を発症または糖尿病が重症化する前に、食事や運動などの生活改善を行うとともに、必要に応じて投薬などの適切な治療を行う必要がある。
糖尿病の発症の有無は、人体の血液中のグルコースの濃度、すなわち血糖値に基づいて判定される。例えば、特許文献1には、血糖値に応じて、境界型糖尿病及び糖尿病の判定を行う点が開示されている。
しかしながら、血糖値は、食後に増加した後、減少するなど、一日の間で変化する。したがって、正確な血糖値を把握するためには、一日の間に、何度も血糖値を測定する必要がある。そのため、糖尿病患者は、携帯型の血糖値計で自身の血糖値を測定することにより、血糖値の管理を行っている。
このような血糖値の管理は、糖尿病の治療だけでなく、糖尿病の発症または糖尿病の重症化を予防するためにも、重要である。例えば、血糖値の管理は、糖尿病患者に対してインスリンの投与量を決定する際に重要になるとともに、食事や運動などの生活改善にも役立てられる。しかしながら、血糖値測定を何度も行うことは、被測定者に大きな負担となる。
これに対し、血糖値測定時のユーザ(被測定者)の負担を軽減するために、血糖値を予測する方法が考えられている。例えば特許文献2には、ユーザの空腹時血糖値に基づいて、予め設定された血糖値の時系列変化のパターンの中から1つのパターンを選択し、該パターンを光学的測定によって得られた複数の測定値を用いて補正する血糖値予測装置が開示されている。また、例えば特許文献3には、経口糖負荷試験において各時点で血糖値及びインスリン値を測定し、その測定結果を血糖値及びインスリン値のグラフに表し、正常型、境界型及び糖尿病型の領域のうちどの領域に属するかを判定する糖尿病検査装置が開示されている。
国際公開第2014/168125号 特開2014−109984号公報 特開平4−256744号公報
上述のように、血糖値を測定または予測する様々な方法が考えられている。しかしながら、血糖値は、時間によって変化するだけでなく、個人の生活習慣や年齢等によっても変わる。そのため、従来のような血糖値の測定方法や予測方法では、糖尿病かどうかを精度良く判定することが難しい。特に、食後に血糖値が大きく上昇する糖尿病予備群(境界型)の人は、糖尿病患者のように空腹時血糖値が高くならない。そのため、糖尿病予備群の人と健常者との見極めが難しい。
一方、糖尿病の発症または重症化を防止するためには、ユーザの将来の血糖値を精度良く予測して、適切な対策を実施することが好ましい。しかしながら、上述のように血糖値は時間以外の要因によっても変化するため、ユーザの現在の血糖値から将来の血糖値を推測することはさらに困難であった。
本発明の目的は、ユーザの将来の血糖値を精度良く予測可能な血糖値予測装置を得ることにある。
上記目的を達成するため、本発明の一側面における血糖値予測装置は、ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測装置である。この血糖値予測装置は、前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断の結果を取得する取得部と、前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別部と、前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測部とを備える。
また、上記目的を達成するため、本発明の一側面における血糖値予測方法は、ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測方法である。この血糖値予測方法は、前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断の結果を取得する取得ステップと、前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別ステップと、前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測ステップとを備える。
更に、上記目的を達成するため、本発明の一側面におけるプログラムは、ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測方法を実行するためのプログラムである。このプログラムは、コンピュータに、前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断の結果を取得する取得ステップと、前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別ステップと、前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測ステップとを実行させる。
以上のように、本発明の一側面における血糖値予測装置によれば、ユーザの将来の血糖値を精度良く予測可能な血糖値予測装置が得られる。
血糖値予測装置の概略構成を示す図である。 発症リスク予測装置の詳細構成を示すブロック図である。 ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値の算出に用いる統計データの一例を示すグラフである。 発症リスクを予測する際に用いる標準正規分布の一例を示す図である。 発症リスク予測装置の動作の一例を示すフローである。 層判別の動作の一例を示すフローである。 コンピュータの構成の一例を示す図である。
以下、本発明の実施の形態に係る血糖値予測装置、血糖値測定方法及びプログラムについて、図1から図7を参照しながら説明する。
図1は、本発明の実施形態に係る血糖値予測装置1の概略構成を示す図である。この血糖値予測装置1は、ユーザの糖尿病に関する判別結果と、過去の空腹時血糖値と、該空腹時血糖値の計測時点でのユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値とを用いて、ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する。
詳しくは、血糖値予測装置1は、ユーザの血糖値の測定値と、ユーザのHbA1cの測定値と、ユーザの健康診断の結果とに基づいて、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判別する。そして、血糖値予測装置1は、ユーザが過去に測定した空腹時血糖値と、該空腹時血糖値の測定時点でのユーザの年齢における空腹時血糖値の平均値との差分を求め、その差分と上述の判別結果とを用いて、ユーザの将来の空腹時血糖値を予測する。
具体的には、血糖値予測装置1は、取得部11と、層判別部12と、予測部13とを備える。取得部11は、血糖値の予測を行うユーザの健康診断の結果を、データベース等から取得する。また、取得部11は、ユーザの血糖値の測定結果及びユーザのHbA1cの測定結果を、血糖値測定装置またはデータベース等から取得する。取得部11は、ユーザの血糖値の測定結果として、空腹時血糖値の測定値、食後から1時間後の血糖値(以下、食後1hの血糖値という)の測定値、及び食後から2時間後の血糖値(以下、食後2hの血糖値という)の測定値を取得する。また、取得部11が取得する空腹時血糖値の測定値は、最新の測定結果だけでなく、過去の測定結果も含む。
なお、血糖値測定装置は、血液を採取して血糖値を測定する従来のような構成の血糖値測定装置や、光を用いて血糖値を測定する光学式の血糖値測定装置など、どのような測定装置であってもよい。
層判別部12は、取得部11によって取得された、ユーザの健康診断結果と、ユーザの血糖値の測定結果と、ユーザのHbA1cの測定値とを用いて、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判別する。層判別部12には、ユーザの血糖値の測定結果として、空腹時血糖値の測定値、食後1hの血糖値の測定値、及び食後2hの血糖値の測定値が入力される。
予測部13は、ユーザの過去の空腹時血糖値の測定値と、該空腹時血糖値を測定した時点でのユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める。また、予測部13は、その差分の時系列変化を算出するとともに、算出した差分の時系列変化に対して層判別部12による判別結果に基づいて補正を行う。予測部13は、この補正結果を用いて、ユーザの今後の空腹時血糖値を求める。
なお、ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値とは、ユーザの年齢における平均空腹時血糖値であり、図3に示すような統計データ(例えば健康診断によって得られた性別及び年齢区分別の統計値)から得られた平均値を用いる。図3に示す統計データは一例であり、他の統計データを用いて、ユーザの年齢における平均空腹時血糖値を求めてもよい。
以上のような血糖値予測装置1の構成により、ユーザの将来の空腹時血糖値を精度良く予測することができる。すなわち、血糖値予測装置1は、過去の空腹時血糖値の時系列変化を用いて、ユーザの将来の空腹時血糖値を予測するため、ユーザ毎に将来の空腹時血糖値をより正確に算出することが可能である。このように、血糖値予測装置1によってユーザの将来の空腹時血糖値を精度良く予測することにより、ユーザの将来の糖尿病の罹患可能性を精度良く判定することが可能になる。
次に、血糖値予測装置1のより具体的な構成を、図2を用いて詳細に説明する。図2は、本発明の実施形態に係る血糖値予測装置1を含む発症リスク予測装置10の詳細構成を示すブロック図である。
発症リスク予測装置10は、血糖値予測装置1で予測されたユーザの将来の血糖値を用いて、ユーザの糖尿病の発症リスクを予測する。発症リスク予測装置10は、ネットワークに接続されたサーバ等のコンピュータ装置によって構成される。なお、血糖値予測装置1を、発症リスク予測装置10の他の構成とは別のコンピュータ装置によって構成してもよい。
発症リスク予測装置10は、血糖値予測装置1と、層判別予測部2と、リスク予測部3とを備える。まず、血糖値予測装置1について、以下で説明する。
血糖値予測装置1は、取得部11と、層判別部12と、予測部13とを備える。取得部11は、データサーバ5に記憶されているユーザの健康診断結果及び血糖値測定結果のデータを発症リスク予測装置10に取り込む。この実施形態では、ユーザの健康診断結果及び血糖値測定結果を記憶するデータサーバ5が、発症リスク予測装置10とは別のコンピュータ装置によって構成されている。そのため、取得部11は、インターネットを介してデータサーバ5からデータを取得している。
なお、本実施形態では、データサーバ5にユーザの健康診断結果及び血糖値測定結果を記憶させているが、この限りではなく、発症リスク予測装置10に記憶部を設けて、該記憶部に健康診断結果及び血糖値測定結果を記憶させるようにしてもよい。
取得部11は、健康診断結果として、例えば、ユーザのBMIや年齢などを取得する。取得部11は、ユーザの血糖値の測定結果として、例えば、空腹時血糖値の測定値、食後1hの血糖値の測定値、及び食後2hの血糖値の測定値を取得する。取得部11が取得する空腹時血糖値の測定値は、最新の測定結果だけでなく、過去の測定結果も含む。過去の測定結果は、後述の予測部13でユーザの将来の空腹時血糖値を予測する際に用いられる。なお、糖尿病と診断される5年以上前から血糖値の上昇などの兆候が見られることから、ユーザの将来の空腹時血糖値を予測する際に用いられる過去の測定結果は、過去5年以内の結果であることが好ましい。
層判別部12は、取得部11によってデータサーバ5から取得したユーザの健康診断結果及び血糖値測定結果を用いて、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判別する。詳しくは、層判別部12は、空腹時血糖値、食後1hの血糖値、食後2hの血糖値及びHbA1cの各測定値と、健康診断で得られたBMI及び年齢とを用いて、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判別する。具体的なフローを図6に示す。
層判別部12は、図6に示すように、空腹時血糖値、食後2hの血糖値及び食後1hの血糖値の各測定値が、それぞれ規定値よりも小さければ、ユーザは正常型と判定する。また、層判別部12は、空腹時血糖値及びHba1cの各測定値が、それぞれ閾値よりも大きく且つBMI及び年齢が所定の条件を満たす場合には、ユーザは糖尿病型と判定する。図6に示すフローの詳しい説明は後述する。
予測部13は、層判別部12による層判別結果を用いて、ユーザの将来の空腹時血糖値を予測する。本実施形態では、予測部13は、現在から5年後までのユーザの空腹時血糖値を予測する。なお、予測部13は、ユーザの将来の空腹時血糖値を予測可能であれば、1から4年後、6年後以降の空腹時血糖値を予測するように構成されていてもよい。
予測部13は、差分算出部21と、血糖値算出部22とを備える。差分算出部21は、ユーザの過去5年分の空腹時血糖値の測定値と、該空腹時血糖値を計測した時点でのユーザの各年齢における平均空腹時血糖値との差分を算出する。すなわち、差分算出部21は、以下の(1)から(5)の各式を用いて、差分ΔYi−nを算出する。以下の各式において、Yi−n(iはユーザの年齢、nは1〜5年)は、ユーザの過去5年分の空腹時血糖値を示しており、Xi−nは、過去5年間のユーザの各年齢における平均空腹時血糖値を示している。
ΔYi−5=Yi−5−Xi−5 (1)
ΔYi−4=Yi−4−Xi−4 (2)
ΔYi−3=Yi−3−Xi−3 (3)
ΔYi−2=Yi−2−Xi−2 (4)
ΔYi−1=Yi−1−Xi−1 (5)
ΔY=Y−X
差分算出部21は、上述のように算出したΔYi−nを用いて、過去5年間の平均値ΔYを求めるとともに、このΔYを用いて、以下の(6)式のようなユーザの空腹時血糖値の推定モデルZを設定する。
=ΔY×i×α+X (6)
ここで、αは、層判別部12によってユーザが正常型であると判定された場合にはα=1に設定され、層判別部12によってユーザが境界型であると判定された場合にはα=1.2に設定される。
差分算出部21は、上式(6)を用いて、5年後までの各年におけるユーザの空腹時血糖値の推定値Zi+m(mは1〜5年)を算出する。
以上のような血糖値予測装置1の構成により、ユーザの過去5年分の空腹時血糖値を用いて、ユーザの今後5年間の空腹時血糖値を予測することができる。よって、ユーザの将来の空腹時血糖値を精度良く求めることができる。しかも、血糖値予測装置1は、層判別部12による判別結果を用いて空腹時血糖値の推定値を補正するため、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれの層であるかに応じて将来の空腹時血糖値を精度良く求めることができる。
層判別予測部2は、血糖値予測装置1によって予測されたユーザの将来の空腹時血糖値を用いて、ユーザが将来、正常型、境界型及び糖尿病型のいずれになるかを予測する。具体的には、層判別予測部2は、予測される空腹時血糖値が126mg/dl以上であれば、その時点でユーザが糖尿病型であると予測する。また、層判別予測部2は、予測される空腹時血糖値が110mg/dl以上で126mg/dlよりも小さい場合には、その時点でユーザが境界型であると予測する。層判別予測部2は、予測される空腹時血糖値が110mg/dlよりも小さい場合には、その時点でユーザが正常型であると予測する。
リスク予測部3は、所定期間内の空腹時血糖値の変化のばらつきを用いて標準正規分布を作成し、糖尿病と判定される閾値である空腹時血糖値126mg/dlの値が前記標準正規分布における95%信頼区間内のどの位置に位置付けられるかによって、糖尿病のリスク判定を行う。
具体的には、リスク予測部3は、図4に示すように、ユーザの所定期間内における空腹時血糖値の変化のばらつきを考慮して標準正規分布を作成する。リスク予測部3は、図4に示す標準正規分布の95%信頼区間に対し、糖尿病と判定される閾値(空腹時血糖値126mg/dl)を分割線Pとする。リスク予測部3は、この分割線Pによって分割された95%信頼区間の面積比率を、95%に乗算することにより、糖尿病の罹病リスクを算出する。
例えば、図4に示すように、分割線Pによって95%信頼区間が、領域Aと領域Bに分割された場合、標準正規分布の曲線によって得られる95%信頼区間内の面積(図4に斜線で示す範囲)に対する領域Aの面積比率Sに、95%を乗算した値、すなわち95%×Sがユーザの糖尿病の罹病リスクになる。
以上のような発症リスク予測装置10の構成により、血糖値予測装置1によって精度良く予測されたユーザの将来の空腹時血糖値を用いて、ユーザの糖尿病の罹病リスクを予測することができる。しかも、発症リスク予測装置10は、ユーザの将来の空腹時血糖値のばらつきを考慮して糖尿病の罹病リスクを算出するため、該罹病リスクを精度良く求めることができる。
次に、本発明の実施形態に係る発症リスク予測装置10の動作について図5及び図6を用いて説明する。図5は、発症リスク予測録置10の動作を示すフロー図である。図6は、発症リスク予測装置10に含まれる血糖値予測装置1の層判別の動作を示すフロー図である。以下の説明において、図1から図4を適宜、参酌する。本実施形態では、発症リスク予測装置10内の血糖値予測装置1を動作させることによって、血糖値予測方法が実施される。よって、本実施形態における血糖値予測方法の説明は、以下の血糖値予測装置1の動作説明に代える。
図5に示すフローがスタートすると(スタート)、まず、発症リスク予測装置10では、血糖値予測装置1の取得部11が、ユーザの健康診断結果を、データサーバ5から取得する(ステップS1)。取得部11は、健康診断結果として、例えば、ユーザのBMIや年齢などを取得する。
次に、取得部11は、ユーザの血糖値測定結果を、データサーバ5から取得する(ステップS2)。取得部11は、ユーザの血糖値の測定結果として、例えば、空腹時血糖値の測定値、食後1hの血糖値の測定値、及び食後2hの血糖値の測定値を取得する。取得部11が取得する空腹時血糖値の測定値は、最新の測定結果だけでなく、過去の測定結果も含む。過去の測定結果は、ステップS4におけるΔYの計算に用いられる。
層判別部12は、取得部11が取得した健康診断結果及び血糖値測定結果を用いて、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判別する(ステップS3)。層判別部12による層判別のフローを図6に示す。図6に示すフローの詳細の説明については後述する。
図6に示すフローによるユーザの層判別が行われた後、ステップS4において、差分算出部21は、過去の空腹時血糖値と該空腹時血糖値を測定した際のユーザの年齢毎における統計上の平均空腹時血糖値とを用いてΔYを算出する。具体的には、差分算出部21は、過去5年間の空腹時血糖値の測定値Yi−nと、過去5年間におけるユーザの年齢での統計上の平均空腹時血糖値Xi−nとの差分ΔYi−nを求めた後、算出したΔYi−nを用いて過去5年間の平均値ΔYを求める。
次に、血糖値算出部22は、ステップS5において、空腹時血糖値推定モデルZを求める。具体的には、血糖値算出部22は、ステップS4で求めたΔYと、ステップS3で求めた判別結果を用いて、上述の(6)式を求める。なお、ステップS3においてユーザが正常型であると判定された場合には上述の(6)式においてα=1とし、ステップS3においてユーザが境界型であると判定された場合には上述の(6)式においてα=1.2とする。
続くステップS6において、血糖値算出部22は、ステップS5で求めた空腹時血糖値推定モデルZ(上述の(6)式)を用いて、所定期間後(例えば5年後)までの空腹時血糖値を一年毎に求める。
そして、層判別予測部2は、ステップS6において求めた前記所定期間後までの空腹時血糖値の推定値を用いて、将来のユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判別する(ステップS7)。すなわち、層判別予測部2は、空腹時血糖値の推定値が、例えば100mg/dlよりも小さい場合には、ユーザは正常型と判別する。また、層判別予測部2は、空腹時血糖値の推定値が、例えば100mg/dl以上で126mg/dlよりも小さい場合には、ユーザは境界型と判別する。層判別予測部2は、空腹時血糖値の推定値が、例えば126mg/dl以上の場合には、ユーザは糖尿病型と判別する。
続くステップS8では、リスク予測部3は、ステップS6で求めた所定期間後までの空腹時血糖値を用いて図4に示す標準正規分布を求める。また、リスク予測部3は、標準正規分布の95%信頼区間において、糖尿病と判定される閾値(空腹時血糖値126mg/dl)によって分割される領域Aの面積比を求めた後、該面積比と95%との乗算によって、罹病リスクを算出する。
その後、このフローを終了する(エンド)。
<層判別>
次に、図5に示すフローのステップS3で実行される層判別のフローを、図6を用いて説明する。
図6に示すように、層判別部12による層判別フローがスタートすると(スタート)、まず、層判別部12は、ユーザの空腹時血糖値が100mg/dlよりも小さく且つHbA1cが6.0%よりも小さいと判定した場合(ステップSA1においてYESの場合)には、ステップSA2に進んで、食後2hの血糖値が140mg/dlよりも小さいかどうかを判定する。
一方、層判別部12は、ユーザの空腹時血糖値が100mg/dl以上またはHbA1cが6.0%以上の場合(ステップSA1においてNOの場合)、ステップSA4以降に進んで、ユーザの空腹時血糖値が100mg/dl以上で126mg/dl以下かどうかを判定する。
層判別部12は、ステップSA2で食後2hの血糖値が140mg/dlよりも小さいと判定した場合(ステップSA2においてYESの場合)には、ステップSA3に進んで、食後1hの血糖値が140mg/dlよりも小さいかどうかを判定する。
一方、層判別部12は、ステップSA2で食後2hの血糖値が140mg/dl以上であると判定した場合(ステップSA2においてNOの場合)には、ステップSA9に進んで、ユーザが境界型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が100mg/dlよりも小さく且つHbA1cが6.0%よりも小さい場合でも、食後2hの血糖値が140mg/dl以上の場合には、ユーザは境界型と判定される。
層判別部12は、ステップSA3で食後1hの血糖値が140mg/dlよりも小さいと判定した場合(ステップSA3においてYESの場合)には、ステップSA10に進んで、ユーザが正常型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が100mg/dlよりも小さく且つHbA1cが6.0%よりも小さい場合で、食後2hの血糖値及び食後1hの血糖値がそれぞれ140mg/dlよりも小さい場合に、ユーザは正常型と判定される。
一方、層判別部12は、ステップSA3で食後1hの血糖値が140mg/dl以上であると判定した場合(ステップSA3においてNOの場合)には、ステップSA7に進んで、食後1hの血糖値が200mg/dlよりも大きいかどうかを判定する。
ステップSA7において、層判別部12が、食後1hの血糖値が200mg/dlよりも大きいと判定した場合(ステップSA7においてYESの場合)には、ステップSA8に進んで、ユーザが糖尿病型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が100mg/dlよりも小さく且つHbA1cが6.0%よりも小さい場合で、食後2hの血糖値が140mg/dlよりも小さい場合でも、食後1hの血糖値が200mg/dlよりも大きい場合には、ユーザは糖尿病型と判定される。
一方、ステップSA7において、層判別部12が、食後1hの血糖値が200mg/dl以下であると判定した場合(ステップSA7においてNOの場合)には、ステップSA9に進んで、ユーザが境界型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が100mg/dlよりも小さく且つHbA1cが6.0%よりも小さい場合で、食後2hの血糖値が140mg/dlよりも小さい場合でも、食後1hの血糖値が140mg/dl以上で200mg/dl以下の場合には、ユーザは境界型と判定される。
上述のステップSA4において、層判別部12が、空腹時血糖値が100mg/dl以上で126mg/dl以下であると判定した場合(ステップSA4においてYESの場合)には、ステップSA9に進んで、ユーザが境界型であると判定する。すなわち、HbA1cが6.0%以上の場合でも、空腹時血糖値が100mg/dl以上で126mg/dl以下の場合には、ユーザは境界型と判定される。
一方、上述のステップSA4において、層判別部12が、空腹時血糖値が126mg/dlよりも大きいと判定した場合(ステップSA4においてNOの場合)には、ステップSA5に進んで、HbA1cが6.5%以下かどうかを判定する。このステップSA5において、層判別部12が、HbA1cが6.5%以下であると判定した場合(ステップSA5においてYESの場合)には、ステップSA9に進んで、ユーザが境界型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が126mg/dlよりも大きい場合でも、HbA1cが6.5%以下の場合には、ユーザは境界型と判定される。
一方、ステップSA5において、層判別部12が、HbA1cが6.5%よりも大きいと判定した場合(ステップSA5においてNOの場合)には、ステップSA6に進んで、健康診断結果からユーザのBMIが24.5以上であり且つ年齢が40歳よりも大きいかどうかを判定する。このステップSA6において、層判別部12が、BMIが24.5以上であり且つ年齢が40歳よりも大きいと判定した場合(ステップSA6においてYESの場合)には、ステップSA9に進んで、ユーザが境界型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が126mg/dlよりも大きくて、HbA1cが6.5よりも大きい場合でも、BMIが24.5以上であり且つ年齢が40歳よりも大きい場合には、ユーザは境界型と判定される。
一方、ステップSA6において、層判別部12が、ユーザのBMIが24.5よりも小さいまたは年齢が40歳以下であると判定した場合(ステップSA6においてNOの場合)には、ステップSA8に進んで、ユーザが糖尿病型であると判定する。すなわち、空腹時血糖値が126mg/dlよりも大きくて、HbA1cが6.5%よりも大きい場合で、且つ、BMIが24.5よりも小さいまたは年齢が40歳以下の場合には、ユーザは糖尿型と判定される。
以上のように本実施の形態によれば、ユーザの過去の空腹時血糖値の測定値を用いて将来の空腹時血糖値を予測するため、各ユーザに合わせて将来の空腹時血糖値を精度良く予測することができる。
しかも、ユーザの血糖値の測定値、HbA1cの測定値及び健康診断の結果を用いて、ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれであるかを判定するため、ユーザの現在の状態を精度良く判定することができる。すなわち、従来のような血糖値及びHbA1cの測定値だけでなく、健康診断結果も用いて、ユーザの現在の状態を判定することにより、ユーザの定常的な健康状態も考慮した判定が可能になる。しかも、ユーザの過去の空腹時血糖値の測定値を用いて将来の空腹時血糖値を予測する際に、前記判定結果も用いることにより、将来の空腹時血糖値をより精度良く予測することができる。
本発明の実施の形態におけるプログラムは、コンピュータに、図5及び図6に示すステップS1〜S8、SA1〜SA10を実行させるプログラムであれば良い。このプログラムをコンピュータにインストールし、実行することによって、本実施の形態における血糖値予測装置1及び血糖値予測方法を実現することができる。この場合、コンピュータのCPU(Central Processing Unit)は、取得部11、層判別部12及び予測部13として機能し、処理を行う。
ここで、本実施形態におけるプログラムを実行することによって、血糖値予測装置1を実現するコンピュータについて図7を用いて説明する。図7は、本発明の実施形態における血糖値予測装置1を実現するコンピュータの一例を示すブロック図である。
図7に示すように、コンピュータ110は、CPU111と、メインメモリ112と、記憶装置113と、入力インターフェイス114と、表示コントローラ115と、データリーダ/ライタ116と、通信インターフェイス117とを備える。これらの各部は、バス121を介して、互いにデータ通信可能に接続される。
CPU111は、記憶装置113に格納された、本実施の形態におけるプログラム(コード)をメインメモリ112に展開し、これらを所定順序で実行することにより、各種の演算を実施する。メインメモリ112は、典型的には、DRAM(Dynamic Random Access Memory)等の揮発性の記憶装置である。また、本実施の形態におけるプログラムは、コンピュータ読み取り可能な記録媒体120に格納された状態で提供される。なお、本実施の形態におけるプログラムは、通信インターフェイス117を介して接続されたインターネット上で流通するものであっても良い。
また、記憶装置113の具体例としては、ハードディスクドライブの他、フラッシュメモリ等の半導体記憶装置が挙げられる。入力インターフェイス114は、CPU111と、キーボード及びマウスといった入力機器118との間のデータ伝送を仲介する。表示コントローラ115は、ディスプレイ装置119と接続され、ディスプレイ装置119での表示を制御する。
データリーダ/ライタ116は、CPU111と記録媒体120との間のデータ伝送を仲介し、記録媒体120からのプログラムの読み出し、及びコンピュータ110における処理結果の記録媒体120への書き込みを実行する。通信インターフェイス117は、CPU111と、他のコンピュータとの間のデータ伝送を仲介する。
また、記録媒体120の具体例としては、CF(Compact Flash(登録商標))及びSD(Secure Digital)等の汎用的な半導体記憶デバイス、フレキシブルディスク(Flexible Disk)等の磁気記憶媒体、又はCD−ROM(Compact Disk Read Only Memory)などの光学記憶媒体が挙げられる。
(その他の実施形態)
以上、本発明の実施の形態を説明したが、上述した実施の形態は本発明を実施するための例示に過ぎない。よって、上述した実施の形態に限定されることなく、その趣旨を逸脱しない範囲内で上述した実施の形態を適宜変形して実施することが可能である。
前記実施形態では、リスク予測部3は、糖尿病の罹病リスクの予測を、標準正規分布を用いて行う。しかしながら、リスク予測が可能な方法であれば、他の方法を用いて糖尿病の罹病リスクの予測を行ってもよい。
前記実施形態では、層判別予測部2が、血糖値予測装置1によって予測された空腹時血糖値に基づいてユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のいずれに該当するかを予測した後、リスク予測部3が、ユーザの糖尿病の罹病リスクを予測する。しかしながら、ユーザが将来、正常型、境界型及び糖尿病型のいずれに該当するかを予測することなく、リスク予測部3による糖尿病の罹病リスクを予測してもよい。また、糖尿病の罹病リスクの予測を行わなくてもよい。
前記実施形態では、血糖値予測装置1の取得部11は、データサーバ5から血糖値の測定結果を取得するように構成されている。しかしながら、取得部11は、血糖値測定装置から血糖値の測定結果を取得してもよい。また、血糖値測定部を血糖値予測装置1と一体に設けるとともに、取得部11が該血糖値測定部から血糖値の測定結果を取得してもよい。
前記実施形態では、血糖値予測装置1は、ユーザの層判別を行う際に、食後1hの血糖値及び食後2hの血糖値の各測定値を用いる。しかしながら、血糖値予測装置1は、食後から所定時間経過した血糖値であれば、1時間及び2時間以外の時間経過後の血糖値の測定値を用いて、ユーザの層判別を行ってもよい。
上述した実施の形態の一部または全部は、以下に記載する(付記1)〜(付記15)によって表現することができるが、以下の記載に限定されるものではない。
(付記1)
ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測装置であって、
前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断の結果を取得する取得部と、
前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別部と、
前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測部とを備える、血糖値予測装置。
(付記2)
前記層判別部は、前記血糖値の測定値として、空腹時血糖値及び食後から所定時間経過後の血糖値のそれぞれの測定値を用いる、付記1に記載の血糖値予測装置。
(付記3)
前記予測部は、
前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値と、該過去の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める差分算出部と、
前記差分算出部によって算出した差分と前記層判別部による判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する血糖値算出部とを有する、付記1または2に記載の血糖値予測装置。
(付記4)
前記差分算出部は、前記ユーザの過去における空腹時血糖値として、過去の複数の時点での空腹時血糖値を用いるとともに、前記差分として、前記過去の複数の時点での空腹時血糖値の測定値と該複数の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分の時系列変化を求め、
前記血糖値算出部は、前記差分算出部によって求められた差分の時系列変化と前記層判別部による判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する、付記3に記載の血糖値予測装置。
(付記5)
前記健康診断結果は、BMI及び年齢である、付記1から4のいずれか一つに記載の血糖値予測装置。
(付記6)
ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測方法であって、
前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断の結果を取得する取得ステップと、
前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別ステップと、
前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測ステップとを備える、血糖値予測方法。
(付記7)
前記層判別ステップは、前記血糖値の測定値として、空腹時血糖値及び食後から所定時間経過後の血糖値のそれぞれの測定値を用いる、付記6に記載の血糖値予測方法。
(付記8)
前記予測ステップは、
前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値と、該過去の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める差分算出ステップと、
前記差分算出ステップによって算出した差分と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する血糖値算出ステップとを有する、付記6または7に記載の血糖値予測方法。
(付記9)
前記差分算出ステップは、前記ユーザの過去における空腹時血糖値として、過去の複数の時点での空腹時血糖値を用いるとともに、前記差分として、前記過去の複数の時点での空腹時血糖値の測定値と該複数の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分の時系列変化を求め、
前記血糖値算出ステップは、前記差分算出ステップによって求められた差分の時系列変化と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する、付記8に記載の血糖値予測方法。
(付記10)
前記健康診断結果は、BMI及び年齢である、付記6から9のいずれか一つに記載の血糖値予測方法。
(付記11)
ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測方法を実行するためのプログラムであって、
コンピュータに、
前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断の結果を取得する取得ステップと、
前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別ステップと、
前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測ステップとを実行させる、プログラム
(付記12)
前記層判別ステップにおいて、前記血糖値の測定値として、空腹時血糖値及び食後から所定時間経過後の血糖値のそれぞれの測定値を用いる、付記11に記載のプログラム
(付記13)
前記コンピュータによって、前記予測ステップにおいて
前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値と、該過去の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める差分算出ステップと、
前記差分算出ステップによって算出した差分と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する血糖値算出ステップとを実行させる、付記11または12に記載のプログラム
(付記14)
前記差分算出ステップにおいて、前記ユーザの過去における空腹時血糖値として、過去の複数の時点での空腹時血糖値を用いるとともに、前記差分として、前記過去の複数の時点での空腹時血糖値の測定値と該複数の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分の時系列変化を求め、
前記血糖値算出ステップにおいて、前記差分算出ステップによって求められた差分の時系列変化と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する、付記13に記載のプログラム
(付記15)
前記健康診断結果は、BMI及び年齢である、付記11から14のいずれか一つに記載のプログラム
以上、実施の形態を参照して本願発明を説明したが、本願発明は上記実施の形態に限定されるものではない。本願発明の構成や詳細には、本願発明のスコープ内で当業者が理解し得る様々な変更をすることができる。
この出願は、2015年10月30日に出願された日本出願特願2015−215061を基礎とする優先権を主張し、その開示の全てをここに取り込む。
本発明は、ユーザの将来の血糖値を予測するための血糖値予測装置に利用可能である。
1 血糖値予測装置
2 層判別予測部
3 リスク予測部
10 発症リスク予測装置
11 取得部
12 層判別部
13 予測部
21 差分算出部
22 血糖値算出部

Claims (15)

  1. ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測装置であって、
    前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断結果を取得する取得部と、
    前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別部と、
    前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測部と、
    所定期間内の空腹時血糖値の変化のばらつきを用いて標準正規分布を生成し、生成した前記標準正規分布の信頼区間を、糖尿病と判定される閾値である空腹時血糖値に設定した分割線により分割し、前記分割線により分割された前記信頼区間の領域と前記信頼区間の面積とを用いて面積比率を求め、前記面積比率に前記信頼区間の信頼度を乗算して糖尿病の罹病リスクを算出するリスク予測部と、
    を備える、血糖値予測装置。
  2. 前記層判別部は、前記血糖値の測定値として、空腹時血糖値及び食後から所定時間経過後の血糖値のそれぞれの測定値を用いる、請求項1に記載の血糖値予測装置。
  3. 前記予測部は、
    前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値と、該過去の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める差分算出部と、
    前記差分算出部によって算出した差分と前記層判別部による判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する血糖値算出部とを有する、請求項1または2に記載の血糖値予測装置。
  4. 前記差分算出部は、前記ユーザの過去における空腹時血糖値として、過去の複数の時点での空腹時血糖値を用いるとともに、前記差分として、前記過去の複数の時点での空腹時血糖値の測定値と該複数の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分の時系列変化を求め、
    前記血糖値算出部は、前記差分算出部によって求められた差分の時系列変化と前記層判別部による判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する、請求項3に記載の血糖値予測装置。
  5. 前記健康診断結果は、BMI及び年齢である、請求項1から4のいずれか一つに記載の血糖値予測装置。
  6. ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測方法であって、
    コンピュータが、
    前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断結果を取得する取得ステップと、
    前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別ステップと、
    前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測ステップと、
    所定期間内の空腹時血糖値の変化のばらつきを用いて標準正規分布を生成し、生成した前記標準正規分布の信頼区間を、糖尿病と判定される閾値である空腹時血糖値に設定した分割線により分割し、前記分割線により分割された前記信頼区間の領域と前記信頼区間の面積とを用いて面積比率を求め、前記面積比率に前記信頼区間の信頼度を乗算して糖尿病の罹病リスクを算出するリスク判定ステップと、
    を実行する、血糖値予測方法。
  7. 前記層判別ステップは、前記血糖値の測定値として、空腹時血糖値及び食後から所定時間経過後の血糖値のそれぞれの測定値を用いる、請求項6に記載の血糖値予測方法。
  8. 前記予測ステップは、
    前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値と、該過去の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める差分算出ステップと、
    前記差分算出ステップによって算出した差分と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する血糖値算出ステップとを有する、請求項6または7に記載の血糖値予測方法。
  9. 前記差分算出ステップは、前記ユーザの過去における空腹時血糖値として、過去の複数の時点での空腹時血糖値を用いるとともに、前記差分として、前記過去の複数の時点での空腹時血糖値の測定値と該複数の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分の時系列変化を求め、
    前記血糖値算出ステップは、前記差分算出ステップによって求められた差分の時系列変化と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する、請求項8に記載の血糖値予測方法。
  10. 前記健康診断結果は、BMI及び年齢である、請求項6から9のいずれか一つに記載の血糖値予測方法。
  11. ユーザの血糖値を予測するための血糖値予測方法を実行するためのプログラムであって、
    コンピュータに、
    前記ユーザの血糖値の測定値、前記ユーザのHbA1cの測定値及び前記ユーザの健康診断結果を取得する取得ステップと、
    前記血糖値の測定値、前記HbA1cの測定値及び前記健康診断結果に基づいて、前記ユーザが正常型、境界型及び糖尿病型のうちいずれであるかを判別する層判別ステップと、
    前記判別の結果と前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値とを用いて、
    前記ユーザの今後の空腹時血糖値を予測する予測ステップと、
    所定期間内の空腹時血糖値の変化のばらつきを用いて標準正規分布を生成し、生成した前記標準正規分布の信頼区間を、糖尿病と判定される閾値である空腹時血糖値に設定した分割線により分割し、前記分割線により分割された前記信頼区間の領域と前記信頼区間の面積とを用いて面積比率を求め、前記面積比率に前記信頼区間の信頼度を乗算して糖尿病の罹病リスクを算出するリスク判定ステップと、
    を実行させる、プログラム。
  12. 前記層判別ステップにおいて、前記血糖値の測定値として、空腹時血糖値及び食後から所定時間経過後の血糖値のそれぞれの測定値を用いる、請求項11に記載のプログラム。
  13. 前記コンピュータによって、前記予測ステップにおいて、
    前記ユーザの過去の時点における空腹時血糖値の測定値と、該過去の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分を求める差分算出ステップと、
    前記差分算出ステップによって算出した差分と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する血糖値算出ステップとを実行させる、請求項11または12に記載のプログラム。
  14. 前記差分算出ステップにおいて、前記ユーザの過去における空腹時血糖値として、過去の複数の時点での空腹時血糖値を用いるとともに、前記差分として、前記過去の複数の時点での空腹時血糖値の測定値と該複数の時点での前記ユーザの年齢における空腹時血糖値の統計的な平均値との差分の時系列変化を求め、
    前記血糖値算出ステップにおいて、前記差分算出ステップによって求められた差分の時系列変化と前記層判別ステップによる判別の結果とを用いて前記ユーザの今後の空腹時血糖値を算出する、請求項13に記載のプログラム。
  15. 前記健康診断結果は、BMI及び年齢である、請求項11から14のいずれか一つに記載のプログラム。
JP2017547880A 2015-10-30 2016-10-28 血糖値予測装置、血糖値予測方法及びプログラム Active JP6659049B2 (ja)

Applications Claiming Priority (3)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015215061 2015-10-30
JP2015215061 2015-10-30
PCT/JP2016/082017 WO2017073713A1 (ja) 2015-10-30 2016-10-28 血糖値予測装置、血糖値予測方法及びコンピュータ読み取り可能な記録媒体

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JPWO2017073713A1 JPWO2017073713A1 (ja) 2018-08-09
JP6659049B2 true JP6659049B2 (ja) 2020-03-04

Family

ID=58630577

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2017547880A Active JP6659049B2 (ja) 2015-10-30 2016-10-28 血糖値予測装置、血糖値予測方法及びプログラム

Country Status (3)

Country Link
JP (1) JP6659049B2 (ja)
CN (1) CN108352193A (ja)
WO (1) WO2017073713A1 (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102418339B1 (ko) * 2021-08-13 2022-07-08 주식회사 유투메드텍 연속혈당 데이터를 이용한 혈당 수치 추출 장치 및 그 방법

Families Citing this family (7)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
AU2019335192A1 (en) * 2018-09-07 2021-04-08 Informed Data Systems Inc. D/B/A One Drop Forecasting blood glucose concentration
CN110974158B (zh) * 2019-10-23 2020-12-18 重庆特斯联智慧科技股份有限公司 一种基于深度学习的社区病患识别、呼救方法和系统方法及系统
CN112370053B (zh) * 2020-10-16 2022-10-04 湖州美奇医疗器械有限公司 血糖数据通信的监护方法及应用方法
KR102418340B1 (ko) * 2021-08-13 2022-07-08 주식회사 유투메드텍 표준음식의 혈당 변화 패턴을 이용한 당 대사능력 장애 예측 장치 및 그 방법
CN114093518B (zh) * 2022-01-24 2022-04-26 北京健康有益科技有限公司 一种基于肥胖度的糖尿病风险评估系统及评估方法
CN116519811A (zh) 2022-01-24 2023-08-01 杭州凯莱谱精准医疗检测技术有限公司 预测妊娠个体血糖值的系统
CN114166977B (zh) * 2022-01-24 2022-06-21 杭州凯莱谱精准医疗检测技术有限公司 预测妊娠个体血糖值的系统

Family Cites Families (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP3127379B2 (ja) * 1991-02-12 2001-01-22 清三郎 有田 糖尿病検査装置および方法,糖負荷試験結果出力方法,糖尿病診断用シートならびに糖尿病検査用紙
JP2007265347A (ja) * 2006-03-30 2007-10-11 Hitachi Software Eng Co Ltd 健康指導支援装置、システム、及びプログラム
CN102063568A (zh) * 2010-12-29 2011-05-18 中国疾病预防控制中心慢性非传染性疾病预防控制中心 个体水平糖尿病预测模型
JP5836017B2 (ja) * 2011-08-31 2015-12-24 シスメックス株式会社 糖尿病診療支援装置及び糖尿病診療支援方法
JP5511033B1 (ja) * 2012-12-04 2014-06-04 Necシステムテクノロジー株式会社 血糖値予測装置、測定装置、血糖値予測方法、及びプログラム
KR101328643B1 (ko) * 2013-04-22 2013-11-20 주식회사 바이오에이지 생체 나이 예측 장치 및 방법

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR102418339B1 (ko) * 2021-08-13 2022-07-08 주식회사 유투메드텍 연속혈당 데이터를 이용한 혈당 수치 추출 장치 및 그 방법

Also Published As

Publication number Publication date
JPWO2017073713A1 (ja) 2018-08-09
CN108352193A (zh) 2018-07-31
WO2017073713A1 (ja) 2017-05-04

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP6659049B2 (ja) 血糖値予測装置、血糖値予測方法及びプログラム
JP5135197B2 (ja) 生体指標管理装置
JP6531161B2 (ja) 健康リスク指標決定
JP5185785B2 (ja) 健康状態判断装置
Danzig et al. The wrist is not the brain: Estimation of sleep by clinical and consumer wearable actigraphy devices is impacted by multiple patient‐and device‐specific factors
JP6881289B2 (ja) 疾患発症リスク予測装置、方法およびプログラム
EP3076868B1 (en) Processor for processing skin conductance data and device for detecting at least one stage of burnout and/or chronic fatigue syndrome of a living being
JP2012515570A (ja) ユーザのエネルギー消費の決定
BR112013007781A2 (pt) Método implementado por computador para processar dados relacionados com saúde privada em um placar numérico adequado para publicação e sistema de monitoramento de saúde
KR102302071B1 (ko) 우울증 발병 예측 방법 및 이를 이용한 우울증 발병 예측 디바이스
US20220059226A1 (en) Device and Method for Inferring Depressive State and Program for Same
Tracy et al. Separating bedtime rest from activity using waist or wrist-worn accelerometers in youth
CN115312194A (zh) 生理数据分析系统、方法、设备及存储介质
Kim et al. Advanced prediction model for individual thermal comfort considering blood glucose and salivary cortisol
EP2826420B1 (en) Apparatus for predicting change in physical index
KR20180109867A (ko) 심박수 변동부전을 검출하기 위한 장치 및 방법
JP7301343B2 (ja) 健康管理装置、健康管理システム、健康管理プログラム、及び健康管理方法
JP5176942B2 (ja) 特徴抽出装置
JP6625840B2 (ja) 健康管理支援装置、健康管理支援システム及び健康管理支援方法
JP2010207272A (ja) 生体情報の評価システム及び評価方法
CN112040859A (zh) 无氧代谢阈值估计方法和装置
KR20130024875A (ko) 피부 특성을 이용한 건강 상태 판단 장치 및 방법, 건강 분류 함수 생성 장치 및 그 방법
JP2018126519A (ja) 生体情報の評価システム及び評価方法
US20220277839A1 (en) Model to dynamically predict patient's discharge readiness in general ward
JP2019117069A (ja) 生体情報処理装置、生体情報処理システム、生体情報処理方法及びプログラム

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20180426

A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20180426

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20190528

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20190613

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20191119

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20191216

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200107

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200130

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6659049

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150