JP3127379B2 - 糖尿病検査装置および方法,糖負荷試験結果出力方法,糖尿病診断用シートならびに糖尿病検査用紙 - Google Patents

糖尿病検査装置および方法,糖負荷試験結果出力方法,糖尿病診断用シートならびに糖尿病検査用紙

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JP3127379B2
JP3127379B2 JP03038858A JP3885891A JP3127379B2 JP 3127379 B2 JP3127379 B2 JP 3127379B2 JP 03038858 A JP03038858 A JP 03038858A JP 3885891 A JP3885891 A JP 3885891A JP 3127379 B2 JP3127379 B2 JP 3127379B2
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は,糖尿病検査装置およ
び方法,糖負荷試験結果出力方法,糖尿病診断用シート
ならびに糖尿病検査用紙に関する。
【0002】
【従来の技術】糖尿病とは,体の中の糖代謝に異常がお
こり,その結果血管障害をはじめとするさまざまな合併
症が起こる病気である。この病気は種々の異なった原因
によって引き起こされる不均一な疾患で,単一の病気と
いうよりも症候群と解釈した方がよく理解できる。
【0003】糖尿病は大別して,インスリン依存型とイ
ンスリン非依存型の2種類に分けられる。糖尿病患者
(現在約300 万人)の95%を占めるインスリン非依存型
の糖尿病(NIDDM )は40歳以後に多発している。これは
徐々に発病するため発病時期を正確に判明することがで
きない。倦怠感などの自覚症状で診断を受けてわかる場
合もあるし,人間ドック,集団検診,生命保険加入時の
検査等で偶然発見されるものも少なくない。治療として
は食事療法や運動療法により血糖をコントロールするも
のが多い。しかし腎症,肝障害,感染症など合併症がひ
どい場合にはインスリン療法が必要である。糖尿病は文
明病といわれるが,成人病の中で大きな地位を占め,そ
の診断と治療経過を科学的に把握することが重要な課題
となっている。
【0004】糖尿病の診断は経口糖負荷による糖代謝能
力(耐糖能)の判定を中心に行なわれる。
【0005】糖負荷試験(GTT:Glucose Tolerance
Test)とは,75gのグルコースを経口注入し,0分,30
分,60分,90分,120 分,180 分経過時の血糖値(B
G:Blood Glucose ,またはBS)を測定するものであ
る。注入するグルコース量や血糖値測定時間を異ならせ
ることもある。我国ではWHOの血糖値による診断基準
を参考にして,日本糖尿病学会が糖尿病診断基準を作成
している。これによると所定の測定時点における血糖値
がある値を超えるか,超えないかによって正常型,境界
型および糖尿病型の3つに分類している。
【0006】すなわち,糖尿病型は空腹時の血糖値(以
下,空腹時値という)が140 mg/dl以上または糖負荷試
験開始後2時間経過後の血糖値(以下2時間値という)
が200 gm/dl以上である。正常型は,空腹時値が110 mg
/dl未満でかつ1時間値が16mg/dl未満でかつ2時間値
が120 mg/dl未満である。境界型は上記の糖尿病型およ
び正常型のいずれにも属さないものをいう。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の診断方法には次
のような問題点がある。 (1) 耐糖能は実際には連続的な変化量であり,人工的な
クリスプ判定で3群に分けることに無理がある。 (2) 人間の評価と同じように,耐糖能には多様性が存在
し,血糖値だけの単一の尺度ではかることに危険性をは
らんでいる。
【0008】この発明は,より正確に糖尿病ないしは耐
糖能を検査できるようにすることを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】この発明による糖尿病検
査装置は,経口糖負荷試験の開始時点から所定時間経過
した時定において測定された血糖値およびインスリン値
を入力する手段,血糖値を一方の軸,インスリン値を他
方の軸とする2次元平面内にあらかじめ設定された少な
くとも正常型,境界型および糖尿病型を含む複数種類の
領域のうちのどの領域に,入力された血糖値およびイン
スリン値が属するかを判定する手段,ならびに上記判定
手段による判定結果を出力する手段を備えている。
【0010】上記において,好ましくは,上記境界型が
主にインスリン値の大小に応じて少なくとも2種類設定
される。
【0011】また,複数の経過時点において測定されか
つ入力された血糖値およびインスリン値のそれぞれのピ
ーク値が上記判定において用いられることが好ましい。
【0012】この発明はコンピュータによる糖尿病検査
方法を提供しており,この方法は経口糖負荷試験の開始
時点から所定時間経過した時定において測定された血糖
値およびインスリン値をコンピュータに入力し,血糖値
を一方の軸,インスリン値を他方の軸とする2次元平面
内にあらかじめ設定された少なくとも正常型,境界型お
よび糖尿病型を含む複数種類の領域のうちのどの領域
に,入力された血糖値およびインスリン値が属するかを
判定させ,その判定結果を出力するように上記コンピュ
ータを動作させるものである。
【0013】上記境界型として主にインスリン値の大小
に応じて少なくとも2種類設定することが好ましい。
【0014】また,複数の経過時点において測定されか
つ入力された血糖値およびインスリン値のそれぞれのピ
ーク値を上記判定において用いるように上記コンピュー
タを動作させることが好ましい。
【0015】この発明はまた,コンピュータによる糖負
荷試験結果の出力方法を提供しており,この方法は血糖
値を一方の軸,インスリン値を他方の軸とする2次元平
面を出力媒体上に形成し,経口糖負荷試験の開始時点か
ら所定時間経過した時定において測定された血糖値とイ
ンスリン値によって定まる点を上記2次元平面内に表わ
すものである。好ましくは,上記2次元平面内に,少な
くとも正常型,境界型および糖尿病型を含む複数種類の
領域を表わす。
【0016】上記出力媒体は,たとえば紙もしくはシー
ト状媒体,または2次元の表示面をもつ表示装置であ
る。
【0017】上記境界型の領域を少なくとも2つの領域
から構成するとよい。
【0018】また,複数の経過時点において測定された
血糖値およびインスリン値のそれぞれの最大値によって
定まる点を上記2次元平面内に表わすとよい。
【0019】複数の経過時点において測定された各測定
時点ごとの血糖値およびインスリン値によって定まる複
数の点を時間の経過の順序にしたがって線で結ばれた形
態で上記2次元平面内に表わすこともできる。
【0020】さらに,複数の測定時点ごとに上記複数の
領域を変化させ,各測定時点ごとに上記複数の領域およ
び測定された血糖値とインスリン値とによって定まる点
を表わすようにしてもよい。
【0021】さらに,複数の測定時点ごとに,上記複数
の領域および測定された血糖値とインスリン値によって
定まる点を2次元平面内に表わし,さらにこれらの2次
元平面を時間軸上に3次元的に配列して表わすようにす
ると一層分りやすい。このとき,上記複数の2次元平面
内に表わされた点を時間の経過にしたがって線で結んで
表わすとよい。
【0022】この発明は,経口糖負荷による糖代謝能力
判定のためのシートを提供しており,この糖尿病診断用
シートは透明シート状媒体上に,血糖値を一方の軸,イ
ンスリン値を他方の軸とする2次元平面が表わされ,こ
の2次元平面上に少なくとも正常型,境界型および糖尿
病型を含む複数の領域が表わされているものである。
【0023】上記境界型領域を少なくとも2つの領域か
ら構成するとよい。
【0024】上記シート状媒体には,経口糖負荷試験の
複数の測定時点における測定血糖値および測定インスリ
ン値のそれぞれの最大値によって定まる点に対する糖代
謝能力判定のための上記複数の領域を表わすとよい。
【0025】上記シート状媒体には,経口糖負荷試験の
複数の測定時点のいずれかにおける測定血糖値および測
定インスリン値によって定まる点に対する糖代謝能力判
定のための上記複数の領域を表わすこともできる。
【0026】この発明による糖尿病検査用紙は,経口糖
負荷試験において測定された血糖値およびインスリン値
を表わすための糖尿病検査用紙であり,直交する2つの
軸が表わされ,一方の軸に血糖値の目盛が,他方の軸に
インスリン値の目盛がそれぞれ表わされ,上記2つの軸
によって規定される象限内に少なくとも正常型,境界型
および糖尿病型を含む複数の領域が表わされているもの
である。
【0027】上記境界型領域を少なくとも2つの領域か
ら構成するとよい。
【0028】上記用紙には,経口糖負荷試験の複数の測
定時点における測定血糖値および測定インスリン値のそ
れぞれの最大値によって定まる点に対する糖代謝能力判
定のための上記複数の領域を表わすとよい。
【0029】上記用紙には,経口糖負荷試験の複数の測
定時点のいずれかにおける測定血糖値および測定インス
リン値によって定まる点に対する糖代謝能力判定のため
の上記複数の領域を表わすこともできる。
【0030】
【作用】この発明による糖尿病検査装置および方法によ
ると,従来の血糖値に加えてインスリン値が考慮されて
おり,経口糖負荷試験における血糖とインスリンの測定
値を用いることにより,インスリン分泌を含めた総合的
かつ動的な耐糖能が分る。
【0031】この発明による糖負荷試験結果出力方法に
よると,糖負荷試験により得られた血糖値およびインス
リン値が2次元平面内にダイナミックに表現される。
【0032】この発明による糖尿病診断用シートには血
糖値軸およびインスリン値軸によって規定される2次元
平面内に判定のための複数の領域が表わされているの
で,これを検査結果を表わすグラフ上に重ね合わせるこ
とにより,糖尿病の判定が可能となる。
【0033】この発明による糖尿病検査用紙には血糖値
軸およびインスリン値軸によって規定される象限におい
て判定のための複数の領域が表わされているので,この
用紙上に検査結果を記入すれば一目して糖尿病判定が可
能となる。
【0034】
【発明の効果】この発明による糖尿病検査装置および方
法によると,従来の血糖値に加えてインスリン値が考慮
されており,経口糖負荷試験における血糖とインスリン
の測定値を用いることにより,インスリン分泌を含めた
総合的かつ動的な耐糖能が分るので,糖尿病の診断はも
とより,その治療効果の確認,病状の進行または回復の
推移がきわめて分りやすくなる。
【0035】この発明による糖負荷試験結果出力方法に
よると,糖負荷試験により得られた血糖値およびインス
リン値が2次元平面内にダイナミックに表現されるの
で,耐糖能の評価を総合的に行なえるとともに評価が容
易となる。
【0036】この発明による糖尿病診断用シートには血
糖値軸およびインスリン値軸によって規定される2次元
平面内に判定のための複数の領域が表わされているの
で,これを検査結果を表わすグラフ上に重ね合わせるこ
とにより,糖尿病の判定が可能となる。この発明による
糖尿病診断用シートは,とくに上記の糖負荷試験結果出
力方法により出力された結果を,現場において評価する
のに有用である。
【0037】この発明による糖尿病検査用紙には血糖値
軸およびインスリン値軸によって規定される象限におい
て判定のための複数の領域が表わされているので,この
用紙上に検査結果を記入すれば一目して糖尿病判定が可
能となる。この発明による検査用紙はとくに医療現場に
おいて非常に便利である。
【0038】
【実施例】図1,図2,図3,図4,図5および図6
は,75gグルコースを用いた糖負荷試験(以下単に75g
GTTという)において,空腹時(t=0°),30分経
過時点(t=30°),60分(1時間)経過時点(t=60
°),90分経過時点(t=90°),120 分(2時間)経
過時点(t=120 °)および180 分(3時間)経過時点
(t=180 °)でそれぞれ測定された血糖値BG(mg/
dl)およびインスリン値IRI(μU /ml)により定ま
る点を,血糖値を横軸,インスリン値を縦軸として,多
くの被検体(人間)についてプロットしたものである。
丸印は正常型(NOR),白の三角印は境界型A(IG
T−A),黒の三角印は境界型B(IGT−B),ばっ
てん印は糖尿病型(DM)を表わしている。ここで,糖
尿病型および正常型は主に上述した日本糖尿病学会の糖
尿病診断基準によって判定されたものである。また境界
型AとBは主にインスリン値の大小に応じて区分けした
ものであり,詳しくは後述する。境界型Aはインスリン
の分泌量が多く復元力(=耐糖能)に比較的すぐれてい
るもの,境界型Bはインスリンの分泌量が少なく糖尿病
に移行しやすいものである。血糖値は電極法を用いて,
インスリン値はラジオ・イムノ・アッセイ(RI)法を
用いて測定されている。
【0039】空腹時(図1)においては上記の4つの型
は数量的に分別しにくい。30分値(図2)においては上
記の4つの型は分離しはじめている。60分値(図3)お
よび90分値(図4)では上記4つの型は数量的にかなり
分別できるようになっている。120 分値(図5),180
分値(図6)のように時間がさらに経過とすると上記の
4つの型は再び分離しにくくなることが分る。
【0040】図7(A) ,(B) ,図8(A) ,(B) および図
9(A) ,(B) はそれぞれ,空腹時,30分値,60分値,90
分値,120 分値および180 分値における正常型(NO
R),境界型A(IGT−A),境界型B(IGT−
B)および糖尿病型(DM)の領域を示すものである。
これらの領域は一部重複しているところがある。図8
(B)の90分値では4つの領域が相互に明確に分別可能と
なっている。90分値が非常に重要であることが分る。
【0041】図10は正常型の典型例を示すものであり,
(A) は血糖値,(B) はインスリン値を表わしている。横
軸はいずれも時間(分)である。このグラフから,正常
型においては血糖値,インスリン値とも比較的低く,か
つそれらのピークが30分前後のところで現われている。
これが正常型の特徴である。
【0042】図11は境界型Aの典型例を示すものであ
る。境界型Aでは血糖値も比較的高いが,インスリン値
が非常に高い。また血糖値のピークは60分前後に現わ
れ,インスリン値のピークは90分前後に現われている。
【0043】図12は境界型Bの典型例を示すものであ
る。血糖値は境界型Aと同じような傾向を示すが,イン
スリン値が境界型Aに比べて低い。
【0044】境界型Aはインスリンの分泌量が多く,境
界型Aと比べると復元力にすぐれている。多くの症例か
らみると,境界型Aから直接に糖尿病型には移行せず,
必ず境界型Bを経由して糖尿病型に移ることが分った。
このように,血糖値に加えてインスリン値を考慮に入れ
ることにより,糖尿病に移行する過程が分析的かつ数量
的によく把えることができるようになる。インスリン値
を考慮することの大きな利点は境界型を少なくともAと
Bの2種類に分類することができることである。
【0045】図13は糖尿病型の典型例を示している。血
糖値が非常に高い。これに対して,インスリン値は非常
に低くかつ反応が遅い(ピークが現われる時点が遅
い)。
【0046】以上のように,4つの型において血糖値お
よびインスリン値のピーク値およびその現われる時間が
非常に特徴的であることが分る。
【0047】図14は,図1〜図6に示す各症例における
血糖のピーク値とインスリンのピーク値とにより定まる
点をプロットしたものである。この図では境界型はAと
Bに分けられていず,単に黒の三角で表わされている。
【0048】図15は,血糖ピーク値とインスリン・ピー
ク値とによって定まる点に対する正常型(NOR),境
界型A(IGT−A),境界型B(IGT−B)および
糖尿病型(DM)の各領域を示すとともに,図10〜図13
に示す各型の典型例における血糖値とインスリン値とに
よって定まる点を時間をパラメータとしてプロットし,
かつ時間の経過の順序にしたがって線で結んだもの(ダ
イナミック・グラフ)である。時間の経過方向が矢印で
示されている。また,血糖ピーク値とインスリン・ピー
ク値とによって定まる点が各型についてPN ,PA ,P
B ,PD として示されている。このグラフから,各型の
特徴が一目してよく分るであろう。
【0049】境界型Aと境界型Bの領域は多くの測定値
を多変量解析することにより定めることができる。実際
に,図15に示すようなダイナミック・グラフにおける
幅,インスリン値の最小値と最大値との差,インスリン
値の変化量(0分値と30分値との差),血糖値の変化量
(0分値と30分値との差),血糖値の2時間値,血糖値
のピーク値およびピーク時間の項目を用いて多変量解析
した結果,95%という高い分別能力で両領域を分離でき
ることが分った。
【0050】上記においては耐糖能を4つの型に分類し
ているがさらに多くの型に分類することもできる。たと
えば境界型を3種類に分け,第1の境界型を正常型より
も少し境界型の方向に移行したものとし,第2の境界型
を上述した境界型Aのようにインスリン分泌が多いもの
とし,第3の境界型を糖尿病に近いものとする。第3の
境界型は糖尿病への移行の危険性がある。また糖尿病型
を軽,中,重の3種類に分けることもできる。たとえば
糖尿病型(軽)は比較的軽い糖尿病で適切な治療をすれ
ば境界型または正常型への移行が充分可能なものとす
る。糖尿病型(中)は中程度の糖尿病であって適切な治
療,特にインスリン投与治療が必要であるものとする。
糖尿病型(重)は極めて重い糖尿病とする。
【0051】図16は糖尿病検査装置の外観を示してい
る。糖尿病検査装置は簡単なコンピュータによって実現
することができる。糖尿病検査装置10は,キーボード11
と表示装置12と印字装置(図示略)を備えている。また
糖尿病検査装置にはそのコンピュータのプログラムを格
納したフロッピィ・ディスク13と各種データを記憶する
データ・ファイルとして用いられるフロッピィ・ディス
ク14とが装着される。
【0052】この糖尿病検査装置における処理手順が図
17に示されている。まずキーボード11を用いて糖負荷試
験において得られた血糖値およびインスリン値のデータ
が入力される(ステップ20)。表示装置12の表示画面上
には,横軸が血糖値,縦軸がインスリン値の座標が表示
されている。血糖値およびインスリン値のデータが入力
されるたびに,それらのデータによって定められる点が
上記座標上に順次表わされていく。またこれらの点が時
間の経過の順序に従って直線で結ばれる(ステップ2
1)。フロッピィ・ディスク14には,上述した4つの型
の領域を表わすデータがあらかじめ格納されている。入
力された血糖値およびインスリン値がどの型の領域に属
するかが判定される(ステップ22)。この判定は図15に
示すように血糖ピーク値とインスリン・ピーク値に対し
て設定された各型の領域を用いて行なうこともできる
し,図7〜図9に示すような各測定時点ごとに定められ
た各型の領域を表わすデータを用いて行なうこともでき
る。このとき特に90分値および120 分値の領域データが
重要となるであろう。いずれにしても入力されたデータ
が正常型,境界型A,境界型Bおよび糖尿病型のいずれ
に属するかが判定されると,その判定に用いた各型の領
域を表わす画像とともに,入力されたデータが表示装置
12の画面に表示される(ステップ23)。この表示はたと
えば図15のような表示になるであろう。このとき各領域
は色分け表示されることが好ましい。たとえば正常型の
領域は青,境界型領域Aは緑,境界型領域Bは黄色,糖
尿病型領域は赤といった表示が好ましいであろう。この
後,判定結果および必要ならば図15に示すようなグラフ
が印字装置によって印字され出力される(ステップ2
4)。
【0053】上記において,表示装置12に表示される表
示画面は図15に示すように各型の領域を示す画像と入力
されたデータを表わす点の画像との両方を表示してもよ
いし,入力されたデータを表わす点のみを表示するよう
にしてもよい。このとき血糖値およびインスリン値によ
って定まる点は,入力されたデータそのものによって表
わされる点であってもよいし,血糖値のピーク値とイン
スリン値のピーク値とによって定められる点でもよい。
印字装置によって印字されるデータもまた,入力された
データが上述した4つの型のどの型に属するのかという
ことだけを表わすデータのみでもよいし,血糖値を横軸
としインスリン値を縦軸とする象限内に入力されたデー
タまたは血糖ピーク値およびインスリン・ピーク値によ
って定められる点のみを印字することもできるし,これ
らの点を時間の経過に従って直線で結んだものとしても
よいし,図15に示すように各領域を示す曲線とともに上
述したデータによって表わされる点を表わすようにして
もよい。また印字装置で用いる印字用紙にあらかじめ図
7〜図10および図15に示すような4つの領域を示す絵を
印刷しておいてもよい。このとき4つの領域はそれぞれ
上述したように色分けしておくことが好ましい。そうす
ることにより印字装置によって,単に入力されたデータ
によって表わされる点または血糖ピーク値とインスリン
・ピーク値とによって定まる点を印刷することで足りる
ようになる。
【0054】印字装置で用いられる用紙が単なる白い紙
の場合において,印字装置によって横軸と縦軸によって
表わされる座標とその座標における入力データを表わす
点のみが印字されるときには,特定の糖尿病診断用シー
トを用いることが好ましい。この糖尿病診断用シートと
は透明のシートであって,そのシート上に血糖値を横
軸,インスリン値を縦軸とする2次元平面が表わされ,
その2次元平面内に図7〜図9または図15に示すような
4つの領域を示す絵が色分けされている。このようなシ
ートを印字装置によって印字された座標上に座標軸を一
致させた状態で重ね合わせて見ることにより,印字装置
に印字された点がどの領域に属するかが分るようにな
る。
【0055】さらに表示装置12にはたとえば図18に示す
ような画像を表示することもできる。この画像は図7〜
図9に示すような6枚の座標画像が時間軸を奥行方向に
とることによって斜めに配列されて構成される。そして
これらの各座標画像上において対応する測定時点の入力
データによって表わされる点が表示され,しかもこれら
の点が直線によって結ばれている。このような表示によ
って糖負荷試験の測定データが時間的にどのように変化
し,しかも各測定時点において4つの型の領域のどこに
属しているかが一目して分るようになる。この場合にも
各型の領域は色分けすることが好ましく,しかも糖尿病
型領域または境界型B領域に入力データによって表わさ
れる点が属するような場合にはその点を点滅させるよう
にすると,どの測定時点において特に糖尿病型領域等の
注意すべき領域に属しているかが分るようになる。
【図面の簡単な説明】
【図1】糖負荷試験における空腹時の測定値を示すグラ
フである。
【図2】糖負荷試験における30分値を示すグラフであ
る。
【図3】糖負荷試験における60分値を示すグラフであ
る。
【図4】糖負荷試験における90分値を示すグラフであ
る。
【図5】糖負荷試験における120 分値を示すグラフであ
る。
【図6】糖負荷試験における180 分値を示すグラフであ
る。
【図7】(A) は空腹時における4つの型の領域を示すグ
ラフであり,(B) は30分値における4つの型の領域を示
すグラフである。
【図8】(A) は60分値における4つの型の領域を示すグ
ラフであり,(B) は90分値における4つの型の領域を示
すグラフである。
【図9】(A) は120 分値における4つの型の領域を示す
グラフであり,(B) は180 分値における4つの型の領域
を示すグラフである。
【図10】(A) および(B) は正常型の血糖値およびイン
スリン値の時間変化をそれぞれ示すグラフである。
【図11】(A) および(B) は境界型Aの血糖値およびイ
ンスリン値の時間変化をそれぞれ示すグラフである。
【図12】(A) および(B) は境界型Bの血糖値およびイ
ンスリン値の時間変化をそれぞれ示すグラフである。
【図13】(A) および(B) は糖尿病型の血糖値およびイ
ンスリン値の時間的変化をそれぞれ示すグラフである。
【図14】血糖ピーク値とインスリン・ピーク値によっ
て定まる点を示すグラフである。
【図15】血糖ピーク値とインスリン・ピーク値とによ
って定まる点に対する4つの型の各領域と,血糖値とイ
ンスリン値とによって定まる点を時間をパラメータとし
てプロットした点を示すグラフである。
【図16】糖尿病検査装置の外観を示す斜視図である。
【図17】糖尿病検査装置における処理手順を示すフロ
ー・チャートである。
【図18】表示例を示すものである。
【符号の説明】
10 糖尿病検査装置 11 キーボード 12 表示装置 13 プログラム用フロッピィ・ディスク 14 データ・ファイル用フロッピィ・ディスク
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (58)調査した分野(Int.Cl.7,DB名) A61B 10/00 JICSTファイル(JOIS)

Claims (24)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 経口糖負荷試験の開始時点から所定時間
    経過した時定において測定された血糖値およびインスリ
    ン値を入力する手段,血糖値を一方の軸,インスリン値
    を他方の軸とする2次元平面内にあらかじめ設定された
    少なくとも正常型,境界型および糖尿病型を含む複数種
    類の領域のうちのどの領域に,入力された血糖値および
    インスリン値が属するかを判定する手段,ならびに上記
    判定手段による判定結果を出力する手段,を備えた糖尿
    病検査装置。
  2. 【請求項2】 上記境界型が主にインスリン値の大小に
    応じて少なくとも2種類設定されている,請求項1に記
    載の糖尿病検査装置。
  3. 【請求項3】 複数の経過時点において測定されかつ入
    力された血糖値およびインスリン値のそれぞれのピーク
    値が上記判定において用いられる,請求項1または2に
    記載の糖尿病検査装置。
  4. 【請求項4】 経口糖負荷試験の開始時点から所定時間
    経過した時定において測定された血糖値およびインスリ
    ン値をコンピュータに入力し,血糖値を一方の軸,イン
    スリン値を他方の軸とする2次元平面内にあらかじめ設
    定された少なくとも正常型,境界型および糖尿病型を含
    む複数種類の領域のうちのどの領域に,入力された血糖
    値およびインスリン値が属するかを判定させ,その判定
    結果を出力するように上記コンピュータを動作させる,
    糖尿病検査方法。
  5. 【請求項5】 上記境界型が主にインスリン値の大小に
    応じて少なくとも2種類設定されている,請求項4に記
    載の糖尿病検査方法。
  6. 【請求項6】複数の経過時点において測定されかつ入力
    された血糖値およびインスリン値のそれぞれのピーク値
    を上記判定において用いるように上記コンピュータを動
    作させる請求項4または5に記載の糖尿病検査方法。
  7. 【請求項7】 血糖値を一方の軸,インスリン値を他方
    の軸とする2次元平面を出力媒体上に形成し,経口糖負
    荷試験の開始時点から所定時間経過した時定において測
    定された血糖値とインスリン値によって定まる点を上記
    2次元平面内に表わす,糖負荷試験結果出力方法。
  8. 【請求項8】 上記2次元平面内に,少なくとも正常
    型,境界型および糖尿病型を含む複数種類の領域を表わ
    す,請求項7に記載の糖負荷試験結果出力方法。
  9. 【請求項9】 上記出力媒体が紙またはシート状媒体で
    ある,請求項7に記載の糖負荷試験結果出力方法。
  10. 【請求項10】 上記出力媒体が2次元の表示面をもつ
    表示装置である,請求項7に記載の糖負荷試験結果出力
    方法。
  11. 【請求項11】 上記境界型の領域が少なくとも2つの
    領域から構成されている,請求項8に記載の糖負荷試験
    結果出力方法。
  12. 【請求項12】 複数の経過時点において測定された血
    糖値およびインスリン値のそれぞれの最大値によって定
    まる点を上記2次元平面内に表わす,請求項7に記載の
    糖負荷試験結果出力方法。
  13. 【請求項13】 複数の経過時点において測定された各
    測定時点ごとの血糖値およびインスリン値によって定ま
    る複数の点を時間の経過の順序にしたがって線で結ばれ
    た形態で上記2次元平面内に表わす,請求項7に記載の
    糖負荷試験結果出力方法。
  14. 【請求項14】 複数の測定時点ごとに上記複数の領域
    が変化し,各測定時点ごとに上記複数の領域および測定
    された血糖値とインスリン値とによって定まる点を表わ
    す,請求項8に記載の糖負荷試験結果出力方法。
  15. 【請求項15】 複数の測定時点ごとに,上記複数の領
    域および測定された血糖値とインスリン値によって定ま
    る点を2次元平面内に表わし,さらにこれらの2次元平
    面を時間軸上に3次元的に配列して表わす,請求項8に
    記載の糖負荷試験結果出力方法。
  16. 【請求項16】 上記複数の2次元平面内に表わされた
    点を時間の経過にしたがって線で結んで表わす,請求項
    15に記載の糖負荷試験結果出力方法。
  17. 【請求項17】 経口糖負荷による糖代謝能力判定のた
    めのシートであり,透明シート状媒体上に,血糖値を一
    方の軸,インスリン値を他方の軸とする2次元平面が表
    わされ,この2次元平面上に少なくとも正常型,境界型
    および糖尿病型を含む複数の領域が表わされている糖尿
    病診断用シート。
  18. 【請求項18】 上記境界型領域が少なくとも2つの領
    域から構成されている,請求項17に記載の糖尿病診断用
    シート。
  19. 【請求項19】 経口糖負荷試験の複数の測定時点にお
    ける測定血糖値および測定インスリン値のそれぞれの最
    大値によって定まる点に対する糖代謝能力判定のための
    上記複数の領域が表わされている,請求項17または18に
    記載の糖尿病診断用シート。
  20. 【請求項20】 経口糖負荷試験の複数の測定時点のい
    ずれかにおける測定血糖値および測定インスリン値によ
    って定まる点に対する糖代謝能力判定のための上記複数
    の領域が表わされている,請求項17または18に記載の糖
    尿病診断用シート。
  21. 【請求項21】 経口糖負荷試験において測定された血
    糖値およびインスリン値を表わすための糖尿病検査用紙
    であり,直交する2つの軸が表わされ,一方の軸に血糖
    値の目盛が,他方の軸にインスリン値の目盛がそれぞれ
    表わされ,上記2つの軸によって規定される象限内に少
    なくとも正常型,境界型および糖尿病型を含む複数の領
    域が表わされている糖尿病検査用紙。
  22. 【請求項22】 上記境界型領域が少なくとも2つの領
    域から構成されている,請求項21に記載の糖尿病検査用
    紙。
  23. 【請求項23】 経口糖負荷試験の複数の測定時点にお
    ける測定血糖値および測定インスリン値のそれぞれの最
    大値によって定まる点に対する糖代謝能力判定のための
    上記複数の領域が表わされている,請求項21または22に
    記載の糖尿病検査用紙。
  24. 【請求項24】 経口糖負荷試験の複数の測定時点のい
    ずれかにおける測定血糖値および測定インスリン値によ
    って定まる点に対する糖代謝能力判定のための上記複数
    の領域が表わされている,請求項21または22に記載の糖
    尿病検査用紙。
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