JP6659029B2 - 曲げ角度検出装置 - Google Patents

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Description

本発明は、プレスブレーキ等の曲げ加工機で曲げ加工されたワークの曲げ角度を検出する装置、特に、ワークと上金型又は下金型との擦れにより発生する鉄粉に基づく不都合を無くした曲げ角度検出装置に関する。
従来より、プレスブレーキで曲げ加工されたワークの曲げ角度を検出する装置としては、例えば特開2006−205256号公報(後述する特許文献1)に開示されているものがある。
前記特許文献1に開示されている曲げ角度検出装置としては、曲げ角度を機械的に検出する装置(特許文献1の図1等)と、曲げ角度を光学的に検出する装置(特許文献1の図10等)の2つに大別される。
このうち、曲げ角度を機械的に検出する装置(特許文献1の図1等)は、検出器本体103(特許文献1の図1)が有する筐体109を下金型であるダイDの側面に接触させて固定した状態で、筐体109に内蔵された接触子137、139(特許文献1の図4)をワークWの裏面に接触させながら曲げ角度180°-θ11-θ13を検出するという所謂接触式角度センサである。
特開2006-205256号公報
しかしながら、前記曲げ角度を機械的に検出する装置(特許文献1の図1等)である接触式角度センサは、次のような課題がある。
即ち、本願の図12に示すように、接触式角度センサは、構造上接触子を含む検出器本体が上下動自在に設けられている。
従って、前記上下動自在を確保するために、検出器本体は空中に剥き出しになっており、カバー等で覆うことができない。
ところが、曲げ角度検出時において(例えば前記特許文献1の図4)、ワークを曲げ加工したときに該ワークと上金型又は下金型、例えばダイとの擦れにより発生した鉄粉が、検出器本体側に降りかかる。
そして、上記鉄粉(本願の図12)が長時間の間検出器本体側に降りかかると、該検出器本体に堆積し、曲げ角度検出動作に支障を来たす場合がある。
例えば、鉄粉が、支持部材119(特許文献1の図4)と検出器本体103の筐体109間の回動軸CL3や、接触子137、139の付勢ばね143、145に付着すれば、検出器本体103全体の動作が不安定になり、曲げ角度180°-θ11-θ13が正確に検出できない)。
また、ワークの曲げ加工位置に、接触式角度センサを配置したままの状態で、該ワークを曲げ加工することがあるが、その場合でも、該ワークとダイとの擦れにより発生した鉄粉が、接触子を含む検出器本体側に降りかかる。
即ち、曲げ角度を検出しない時であって待機中であっても、検出器本体に鉄粉が降りかかることがある。
その結果、鉄粉に基づいて検出器本体の動作に支障を来たすことがあり、その都度アラームが鳴って非常に不安定な状態となり、安心して曲げ加工に集中できないおそれがあり、また、検出器本体の内部に鉄粉が入りこんで溜まってしまうと、エアーガン等を用いて清掃すると、検出器本体内部で鉄粉が対流し、更に、動作不良を起こす。
本発明の目的は、上金型と下金型との協働によってワークの曲げ加工を行うプレスブレーキ等の曲げ加工機におけるワークの曲げ角度検出装置において、ワークと上金型又は下金型との擦れにより発生した鉄粉を除去する清掃機能を有すると共に、該鉄粉の進入を阻止する防塵機能を有することにより、ワークの曲げ角度を精度良く測定することができる曲げ角度検出装置を提供する。
前記課題を解決するために、本発明は、請求項1 に記載したように、
上金型P(図1)と下金型Dとの協働によってワークWの曲げ加工を行う曲げ加工機1に用いるワークの曲げ角度検出装置5であって、接触子8が内蔵された筐体6を備え、この筐体6が前記上金型P又は前記下金型Dの被接触部に接触し固定された状態で、前記接触子8を介してワークWの曲げ角度を検出可能な検出器本体7を有する曲げ角度検出装置5において、
上記検出器本体7が上下動自在に設けられたケース9の開口部11に、ワークWと上金型P又は下金型Dとの擦れにより発生する鉄粉Tを除去・防護するブラシBが植設されたブラシカバー10を開閉自在に取り付け、該ブラシカバー10を閉鎖したままで、検出器本体7が上下動時には、該検出器本体7がブラブラシBを突出することにより、該ブラシBがそれと接触して上下動する検出器本体7に付着した鉄粉Tを除去し、検出器本体7が待機時には、該検出器本体7がブラシBより下方に配置されることにより、上記鉄粉TがブラシBにより防護されてケース9内への混入を防ぐことを特徴とする曲げ角度検出装置5という技術的手段が提供される。
上記本発明の構成によれば、前記ブラシカバー10のブラシ植設領域を、例えば少なくとも2分割で構成すれば(図8、図9)、検出器本体7が中心線Cに関して両側のブラシB間を突き抜けて上下動する間に(図10)、該検出器本体7側に付着した鉄粉TがブラシBにより除去され、また、検出器本体7がブラシB(図11)の下方においてケース9内に待機していれば、鉄粉TがブラシBにより防護されてケース9内への進入が阻止される。
このため、本発明によれば、上金型と下金型との協働によってワークの曲げ加工を行うプレスブレーキ等の曲げ加工機におけるワークの曲げ角度検出装置において、ワークと上金型又は下金型との擦れにより発生した鉄粉を除去する清掃機能を有すると共に、該鉄粉の進入を阻止する防塵機能を有することにより、ワークの曲げ角度を精度良く測定することができる曲げ角度検出装置を提供するという効果を奏する。
本発明が適用される曲げ加工機1の全体図である。 図1の正面図である。 本発明に係る曲げ角度検出装置5と曲げ加工機1との関係を示す図である。 本発明に係る曲げ角度検出装置5と検出器本体7と鉄粉Tとの関係を示す図である。 本発明に係る曲げ角度検出装置5の全体図である。 図5における曲げ角度検出装置5のA方向から見た全体図である。 図5における曲げ角度検出装置5の分解斜視図である。 本発明に係る曲げ角度検出装置5を構成する鉄粉Tを除去・防護するブラシBが植設されたブラシカバー10におけるブラシ植設領域BS1、BS2が2分割の場合の全体図である。 図8におけるブラシカバー10の詳細図である。 本発明を構成する検出器本体7の上下動時の動作説明図である。 本発明を構成する検出器本体7の待機時の動作説明図である。 従来技術の説明図である。
図1は本発明が適用される曲げ加工機1の一例であるプレスブレーキの全体図である。
上記プレスブレーキは、機械本体の両側に側板29を有し、該側板29の上部には、ラム駆動源(例えば油圧シリンダや電動機等)12、13を介してラムである上部テーブル20が取り付けられ、該上部テーブル20には、パンチホルダ19が取り付けられ、該パンチホルダ19には上型であるパンチPが装着されている。
上記上部テーブル20には、側板29に取り付けた制御部2に接続した操作パネル18が移動自在に設けられ、例えば曲げ順、曲げ順ごとに使用されるパンチP、ダイDから成る金型等が、前記操作パネル18の画面に表示される。
また、側板29の下部には、下部テーブル21が配置され、該下部テーブル21には、ダイホルダ22を介して下型であるダイDが装着されている。
即ち、図1のプレスブレーキは、下降式プレスブレーキであり、下部テーブル21の後方に配置されたバックゲージの突当23に、作業者SがワークWを突き当てて位置決めした後、フットペダル4を踏み込むと、既述したラム駆動源12、13が作動し、上部テーブル20を下降させれば、前記パンチPとダイDの協働により該ワークWが折り曲げられる。
また、図1のプレスブレーキとしては、下部テーブル21が上昇することにより、同様に、パンチPとダイDの協働により該ワークWが折り曲げられる上昇式プレスブレーキでもよい。
更に、前記下部テーブル21には、機械本体の長手方向(X軸方向)に沿ってレール3が設けられ、該レールには、後述する曲げ角度検出装置5(図3)が滑り結合している。
そして、既述した制御部2(図1)により、例えばCAD(Computer Aided Design)情報に基づき、曲げ順、金型、金型レイアウト、加工位置(ワーク位置)等が加工開始前に予め決定されるが(特許文献1の図6のステップS101)、ワークWを把持した作業者S(図1)が曲げ順ごとに、機械本体の長手方向(X軸方向)に沿って加工ステーションst1(図2)、st2・・・・へ移動しながら曲げ加工するステップベンド加工においては、前記曲げ角度検出装置5は加工位置(ワーク位置)へ位置決め自在である(特許文献1の図6のステップS107)。
各加工位置においては、パンチPが下降し、ピンチングポイントで一旦停止したときに、検出器本体7が上昇して筐体6がダイDの側面である被接触部に接触し固定された状態で(特許文献1の図4)、パンチPが再下降してダイDと協働してワークWが曲げられ該ワークWの裏面に当接した接触子8を介して曲げ角度が検出されるが(特許文献1の図6のステップS109〜S125)、そのときに発生した鉄粉Tが、後述するように(図10〜図11)、ブラシカバー10に植設されたブラシBにより除去・防護されることにより、本発明の効果が達成される。
この鉄粉Tは、図4に示すように、加工中のワークW(特にクロカワ材)と上金型又は下金型、例えばダイDとの擦れにより発生するものである。
そして、上記鉄粉Tが検出器本体7側、即ち、支持部材26、ピストンロッド27に取り付けられた筐体5及び接触子8等の検出器本体7全体に付着して堆積すると、曲げ角度が正確に検出できないので、本発明により、ブラシBによる鉄粉Tの除去等の手段を講じることとし(図10〜図11)、曲げ角度の精度を向上させることにした。
上記曲げ角度検出装置5は、図3に示すように、作業者S側(左側)とバックゲージ側(右側)にそれぞれ配置され、作業者S側(左側)の曲げ角度検出装置5により検出した曲げ角度θ11 と、バックゲージ側(右側)の曲げ角度検出装置5により検出した曲げ角度θ13 とにより、ワークの実際の曲げ角度θ15 =180°−θ 11−θ13を求めることができる(詳細は特許文献1の段落番号0076〜0080、図2〜図4を参照)。
また、曲げ角度検出装置5(図1)全体は、既述したように、機械本体の長手方向、即ち、左右方向(X軸方向)に移動自在であって、加工位置に位置決め可能であり、また検出器本体7が上下方向(Z軸方向)に移動自在であり、更には、曲げ角度の検出動作は、従来から公知であり、詳細な説明は省略する(特許文献1の段落番号0032〜0034、図1〜図5に示す第1の移動手段111と第2の移動手段113、段落番号0082〜0100、図6〜図7に示す曲げ加工機101の動作を参照)。
一方、曲げ角度検出装置5は、図4〜図7に示すように、内蔵される検出器本体7等を覆う被覆体であるケース9(特許文献1の破線で示すローラガイド123(段落番号0055、図2)に相当)を有する。
上記ケース9(図4)には、開口部11が形成され、該開口部11には、鉄粉Tを除去・防護するブラシBが植設されたブラシカバー10が開閉自在に設けられている。
ケース9の開口部11は、詳細には、図5に示すように、最外側の斜めに形成された部分11Aと、それに連続した水平部分11Bと、該水平部分11Bより若干下方に形成されたヘ字状部分11Cにより構成されている。
即ち、ケース9の開口部11は、斜め部分11Aと水平部分11Bとヘ字状部分11Cにより構成されている。
そして、開口部11を構成する斜め部分11Aの下部に連結した垂直壁9Aには、蝶番24を介して開閉部材25が設けられている。
上記開閉部材25は、開口部11の斜め部分11Aに対応した第1開閉部材25Aと開口部11の水平部分11Bに対応した第2開閉部材25Bから成り、該第2開閉部材25Bには、開口部11のヘ字状部分11Cに対応したブラシカバー10が設けられている。
前記ブラシカバー10は、そのブラシ植設領域BS1、BS2、BS3、BS4が4分割されている。
しかし、後述するように(図8〜図9)、上記ブラシ植設領域は、少なくとも2分割BS1、BS2により構成されていれば、鉄粉Tの除去・防護という本発明の効果は達成可能である(図10〜図11)。
ブラシカバー10は、一般には図7に示すように、ケース9の開口部11を構成するヘ字状部分11Cに対応するように、全体がヘ字状に構成されている。
そして、ブラシカバー10は、図示するように、ブラシBが植設されている枠14、15、16、17を有し、各枠14、15、16、17は、ブラシ押さえ34、35で挟み込んで固定し、ブラシ押さえ34、35は前記開閉部材25に取り付けた固定部材32、33にボルト30、31で固定する。
上記図7において、手前にある対向する枠14と15は、ブラシ押さえ34、35のうちの手前のブラシ押さえ34Aと35Aの断面コ字状の挟持部34a、35aに挟まれ、遠方にある対向する枠16と17は、ブラシ押さえ34、35のうちの遠方のブラシ押さえ34Bと35Bの断面コ字状の挟持部34b、35bに挟まれている。
その後、前記枠14、15、16、17を挟み込んだブラシ押さえ34、35を、既述したように、固定部材32、33にねじ込めば、ブラシ植設領域BS1、BS2、BS3、BS4が4分割で構成されたブラシカバー10が形成される(図4〜図7)。
しかし、既述したように(図8〜図9)、上記ブラシ植設領域BS1、BS2は、少なくとも2分割により構成されていれば、鉄粉Tの除去・防護という本発明の効果は達成可能である(図10〜図11)。
即ち、図8に示すように、曲げ角度検出装置5の開口部11が、図4〜図7の場合に比べて極めて単純で、例えば矩形状であると仮定すると、ケース9(図 8)の垂直壁9Aに蝶番24を介して取り付けた開閉部材25は、より簡単な構造であって平板であり、この平板状開閉部材25にブラシ植設領域BS1、BS2が2分割のブラシカバー10が設けられている。
このブラシ植設領域BS1、BS2が2分割のブラシカバー10の全体の構造は、既述した4分割の場合(図4〜図7)とほぼ同じである。
即ち、ブラシカバー10は、図9に示すように、ブラシBが植設されている対向する2本の枠14、15を有し、その2本の枠14、15は、ブラシ押さえ34A、35Aの断面コ字状挟持部34a、35aで挟み込んで固定し、ブラシ押さえ34A、35Aは前記平板状開閉部材25(図8)に取り付けた固定部材32A、33Aにボルト30、31で固定する。
上記ブラシカバー10の2本の枠14、15(図9)のうちの左側の枠14には、一方のブラシBの基端部B2が植設され、その植設されたブラシBは対向する右側の枠15に向って延び、先端部B1は、中心線Cに接触している。
また、右側の枠15には、他方のブラシBの基端部B2が植設され、その植設されたブラシBは対向する左側の枠14に向って延び、先端部B1は、中心線Cに接触している。
即ち、少なくとも2分割されたブラシ植設領域BS1、BS2の中心線Cに関して両側のブラシBは、基端部B2が対向する枠14、15に植設され、植設されたブラシBは、相手方の枠15、14に向って延び、先端部B1どうしが互いに接触している。
この構成により、既述したように、ワークWの曲げ加工時に(図4)例えばダイDとの擦れにより発生した鉄粉Tは、前記ブラシカバー10に植設されたブラシBにより除去・防護されることにより(図10〜図11)、本発明の効果が達成される。
以下、本発明の動作を図10〜図11に基づいて説明する。
(A)検出器本体7の上下動時における鉄粉Tの除去。
即ち、曲げ加工が開始されてパンチP(図1)が下降するが、ワークWの上面のピンチングポイント位置で一旦停止させ、そのとき、加工位置に位置決めされた曲げ角度検出装置5の検出器本体7(図4)を、曲げ角度検出のために上昇させる。
例えば、図10(A)において、検出器本体7を上昇させると、検出器本体7を構成する接触子8や筐体6更には支持部材26、ピストンロッド27(図4)等がブラシBを上方に向って(Z軸方向)突出する。
そのとき、両側のブラシB(図10(A))が、それと接触して上昇する検出器本体7に引っ張られて図示するように上を向いた状態で該検出器本体7側に付着した鉄粉Tを除去し、その鉄粉TがブラシB側に移ることにより、鉄粉Tは清掃される。
そして、ブラシBに移った鉄粉Tは、メンテナンス時((C)メンテナンス時における鉄粉Tの除去を参照)に、エアーガン等で除去できる。
反対に、曲げ角度検出後は、曲げ角度検出位置に位置決めされていた検出器本体7(図4)を下降させる。
そのとき、図10(B)に示すように、検出器本体7を構成する接触子8や筐体6更には支持部材26、ピストンロッド27(図4)等が、ブラシBを(図10(B))反対方向に下方に向って突出する。
そして、両側のブラシBが、それと接触して下降する検出器本体7に引っ張られて図示するように下を向いた状態で該検出器本体7側に付着した鉄粉Tを除去し、その鉄粉TがブラシB側に移ることにより、鉄粉Tは清掃される。
上記ブラシB側に移った鉄粉Tは、同様に、メンテナンス時((C)メンテナンス時における鉄粉Tの除去を参照)に、エアーガン等で除去できる。
(B)検出器本体7の待機時における鉄粉Tの防護。
既述したように、曲げ角度を検出せず検出器本体7が待機中であっても、ワークWを曲げ加工することは可能であるが、そのときに、該ワークWとダイDとの擦れより発生した鉄粉Tが検出器本体7側に降りかかることがある。
しかし、図11に示すように、検出器本体7が待機中の場合には、該検出器本体7は、ケース9を閉鎖しているブラシカバー10のブラシBより下方に配置されているので、このとき発生した鉄粉Tは、ブラシBにより防護され、ケース9内への進入は阻止される。
そして、ブラシBにより防護された鉄粉Tは、そのままブラシB側に堆積されるが、同様に((C)メンテナンス時における鉄粉Tの除去を参照)、メンテナンス時に、エアーガン等で除去できる。
(C)メンテナンス時における鉄粉Tの除去。
全ての動作が終了すると、一定の時期を設定して曲げ加工機1(図1)全体の保守・点検等のメンテナンスが行われるが、このとき、本発明に係る曲げ角度検出装置5のメンテナンスも行われる。
そのとき、検出器本体7が待機しているケース9(図5)の開口部11を閉鎖しているブラシカバー10を、メンテナンス時に開放し、ブラシカバー10を含むケース9全体に堆積された鉄粉Tを、例えばエアーガン等を用いて除去する。
本発明は、上金型と下金型との協働によってワークの曲げ加工を行うプレスブレーキ等の曲げ加工機におけるワークの曲げ角度検出装置において、ワークと上金型又は下金型との擦れにより発生した鉄粉を除去する清掃機能を有すると共に、該鉄粉の進入を阻止する防塵機能を有することにより、ワークの曲げ角度を精度良く測定することができる曲げ角度検出装置に利用され、極めて有益である。
1 曲げ加工機
2 制御部
3 レール
4 フットペダル
5 曲げ角度検出装置
6 筐体
7 検出器本体
8 接触子
9 ケース
10 ブラシカバー
11 開口部
12、13 ラム駆動源
14〜17 ブラシBが植設される枠
18 操作パネル
19 パンチホルダ
20 上部テーブル
21 下部テーブル
22 ダイホルダ
23 突当
24 蝶番
25 開閉部材
26 検出器本体7の支持部材
27 ピストンロッド
30、31 ボルト
32、33 ブラシ押さえ34、35を固定する固定部材
34、35 ブラシ押さえ

Claims (5)

  1. 上金型と下金型との協働によってワークの曲げ加工を行う曲げ加工機に用いるワークの曲げ角度検出装置であって、接触子が設けられた筐体を備え、この筐体が前記上金型又は前記下金型の被接触部に接触し固定された状態で、前記接触子を介してワークの曲げ角度を検出可能な検出器本体を有する曲げ角度検出装置において、
    上記検出器本体が上下動自在に設けられたケースの開口部に、ワークと上金型又は下金型との擦れにより発生する鉄粉を除去・防護するブラシを植設したブラシカバーを開閉自在に取り付け、
    上記ブラシカバーにより前記開口部を閉鎖した状態において上記検出器本体が上下動することにより、上記ブラシが上記検出器本体と接触して該検出器本体側に付着した鉄粉を除去し、
    上記検出器本体待機時には、該検出器本体が上記ブラシより下方に配置され、該ブラシにより防護されることにより、鉄粉がケース内へ進することを防ぐ
    ことを特徴とする曲げ角度検出装置。
  2. 上記ブラシカバーのブラシ植設領域が少なくとも2分割で構成されている請求項1記載の曲げ角度検出装置。
  3. 上記少なくとも2分割されたブラシ植設領域の中心線に関して両側のブラシは、基端部が対向する枠に植設され、植設されたブラシは、相手方の枠に向って延び、先端部どうしが互いに接触している請求項2記載の曲げ角度検出装置。
  4. 上記中心線に関して両側のブラシが植設された対向する枠は、ケースに取り付けた開閉部材に固定されているブラシ押さえに挟み込まれている請求項3記載の曲げ角度検出装置。
  5. 上記検出器本体が待機しているケースの開口部を閉鎖しているブラシカバーを、メンテナンス時に開放することにより、ブラシカバーを含むケース全体に堆積された鉄粉を除去することが可能に構成されている請求項1記載の曲げ角度検出装置。
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