JP6658327B2 - 強化ガラス板 - Google Patents

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Description

本発明は、強化ガラス板に係り、特に1.8〜2.5mm未満の厚さを有する強化ガラス板に関する。
従来から、自動車用の窓ガラス(特にサイドガラス及びリアガラス)として、強化ガラス板が使用されている。強化ガラス板は、表面(第1面及び第2面)に圧縮応力層を有し、厚さ方向の中央部に引張応力層を有している。強化ガラス板は、650〜700℃の高温状態のガラス板の表面に空気を吹き付けて強化処理を施すことにより製造することができる。
近年、環境問題の観点から、省燃費のために自動車の軽量化が強く求められ、自動車部品である自動車用窓ガラスに対する軽量化が求められている。
特許文献1には、風冷強化された、2.5〜3.1mmの厚さを有する自動車用の強化ガラス板であって、自動車の安全規格に規定されている、50×50mmサイズにおける破砕強度テスト(JIS R3212:2008)において破砕個数が40個以上であること(以下、破砕品質ともいう)、227gの鋼球を落下させて破壊する高さで決まる衝撃強度テスト(JIS R3212:2008)においてその高さが2m以上であること(以下、衝撃強度品質ともいう)を満たした強化ガラスが開示されている。
特開平9−183626号公報
しかしながら、特許文献1に記載の強化ガラス板では、板厚が厚く、自動車の軽量化の要求を満足するものではなく、破砕品質及び衝撃強度品質の両者を満たし、かつ板厚の薄い強化ガラス板の実現には至っていない。
本発明は、このような事情に鑑みてなされたもので、自動車用窓ガラスとして要求される破砕品質、及び衝撃強度品質の両者を満たすことができる、1.8〜2.5mm未満の厚さを有する強化ガラス板を提供することを目的とする。
本発明の一態様は、本発明の目的を達成するために、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、前記第1面と前記第2面とを接続する側面とを有する、1.8〜2.5mm未満の厚さの強化ガラス板であって、前記第1面において、表面圧縮応力の平均値が100〜160MPaの範囲であり、かつ面強度の平均値が220〜400MPaの範囲である強化ガラス板を提供する。
本発明の一態様によれば、自動車用窓ガラスとして要求される破砕品質、及び衝撃強度品質の両者を満たすことができる、1.8〜2.5mm未満の厚さを有する強化ガラス板が提供される。
本発明の一実施形態における風冷強化装置の要部拡大側面図 図1Aに示した風冷強化装置の正面図 図1Aに示した風冷強化装置の要部拡大正面図 風冷強化装置によって製造された実施例1〜5及び比較例1、2の強化ガラス板の特徴、及びそれらの強化ガラス板を製造したときの風冷強化装置のスペックを示した一覧表 実施例1〜5及び比較例1、2の強化ガラス板に対する破砕品質の評価結果を示した模式図 実施例1〜5及び比較例1の強化ガラス板に対するワイブルプロット 落球試験結果をプロットしたグラフ 実施例1〜5及び比較例1における落球試験結果の詳細を示した表 実施例1〜5及び比較例1の最高面強度、最低面強度、及び平均面強度を比較したグラフ
以下、添付図面と共に、本発明に係る強化ガラス板の好ましい実施形態について説明する。
本実施形態の強化ガラス板は、第1面と、前記第1面に対向する第2面と、前記第1面と前記第2面とを接続する側面とを有する。本実施形態では、第1面とは、フロート法によって製造されたガラス板において、フロート窯に溜められた溶融錫等の溶融金属に触れていた下面(以下、ボトム(B)面とも言う。)を指し、第2面とは下面に対向する上面(以下、トップ(T)面とも言う。)であり大気に触れていた上面を指すものとする。この場合、第1面と第2面との面性状を比較すると、溶融金属に触れている第1面は、溶融金属の液面が転写しているため、大気に触れていた第2面と比較して粗さが粗く、第2面よりも強度が低い場合が多い。つまり、第2面において、表面圧縮応力の平均値が第1面の表面圧縮応力の平均値以上であり、かつ面強度の平均値が第1面の面強度の平均値以上である。このような場合には、ガラス板の破砕品質及び衝撃強度品質は、第1面の特性が支配的となる。
なお、上記のような方法以外で製造する場合(例えばフュージョン法)には、B面とT面の区別がないため、いずれの面を第1面としてもよい。また、フロート法で作製したガラスのB面を研磨した場合も、B面とT面の区別がないため、いずれの面を第1面としてもよい。
また、本実施形態の強化ガラス板の板厚は、1.8mm以上2.5mm未満だが、自動車の軽量化の観点から、好ましくは2.3mm以下である。また、板厚が1.8mm以上であれば、風冷強化法において、破砕品質を満足する表面圧縮応力及び表面圧縮応力と対で生じる内部引張応力を形成することが可能である。
また、本実施形態の強化ガラス板は、第1面において、表面圧縮応力の平均値が100〜160MPa、より好ましくは、105〜155MPa、さらに好ましくは、110〜150MPaの範囲である。
このような表面圧縮応力の平均値とすることで、強化ガラス板が破損した際に、クラックが分岐して細かい破片の生成が容易になり、求められる破砕品質を満足しやすくなる。
また、本実施形態の強化ガラス板は、第1面において、表面圧縮応力の最低値が80MPa以上、好ましくは85MPa以上、より好ましくは90MPa以上、さらに好ましくは95MPa以上である。
このような表面圧縮応力の最低値とすることで、高い内部引張応力を得ることができ、強化ガラス板が破損した際に、クラックが分岐して細かい破片の生成が容易になり、求められる破砕品質を満足しやすくなる。
また、本実施形態の強化ガラス板は、面強度の平均値が220〜400MPa、好ましくは230〜390MPa、より好ましくは250〜380MPaの範囲である。
このような面強度の平均値とすることで、衝撃強度テストの際の鋼球の落下によって強化ガラス板に引張応力が発生しても、強化ガラス板を破壊するようなクラックの発生及びクラックの進展を抑制し、求められる衝撃強度品質を満足しやすくなる。
また、実施形態の強化ガラス板は、面強度の最低値170MPa以上、好ましくは180MPa以上、より好ましくは190MPa以上である。
このような面強度の最低値とすることで、衝撃強度テストの際の鋼球の落下によって強化ガラス板に引張応力が発生しても、強化ガラス板を破壊するようなクラックの発生及びクラックの進展を抑制し、求められる衝撃強度品質を満足しやすくなる。
さらに、面強度の平均値を上記範囲とし、かつ面強度の最低値を上記範囲とすることで、より衝撃強度品質が安定する。
また、本実施形態の強化ガラス板は、ワイブル係数7.5以上、より好ましくは8.0以上、さらに好ましくは8.5以上である。これにより、面強度のばらつきを小さく抑えることができるので、衝撃強度品質が安定する。
図1Aは、風冷強化装置10の要部側面図、図1Bは風冷強化装置10の正面図、図1Cは風冷強化装置10の要部拡大正面図である。
風冷強化装置10によって強化処理される、強化処理前のガラス板Gは、第1面G1と第1面G1に対向する第2面G2と、第1面G1と第2面G2とを接続する側面G3とを有し、厚さが1.8〜2.5mm未満のガラス板Gである。風冷強化装置10は、第1面G1及び第2面G2の全域に向けて空気を吹き付ける複数のノズル12を備えている。ノズル12の圧力損失はできるだけ小さい事が好ましい。
本実施形態の強化ガラス板は、図1A〜図1Cで示すような装置を用いて、詳細は後述するが、ノズルパターン、ノズル先端とガラスとの距離、最大風圧、冷却時間、ガラス加熱温度を下記実施例のように調整することにより作製できる。
図2は、風冷強化装置10によって製造された実施例1〜5、及び比較例1、2の強化ガラス板の特徴、及びそれらの強化ガラス板を製造したときの風冷強化装置10のスペック等を示した一覧表である。図2において、板厚とは強化ガラス板の厚さを示す。
また、ノズルパターンのΦはノズル径mmを示し、かつ「30×50」とは、図1Cの如く、ノズル12の配置形態であって、近接する4本のノズル12の中心を結んで形成される菱形形状において「30」は短軸aの長さmm、「50」は長軸bの長さmmを示す。また、最大風圧とは、ノズル12から噴射された空気の最大風圧を示し、ガラス加熱温度とは、加熱炉内から風冷強化ゾーンに搬送する際のガラス板Gの加熱炉内での温度を示す。
また、表面圧縮応力とは、表面応力計で測定した値である。具体的には、有限会社折原製作所製バビネ型表面応力計BTP−Hを計測器として使用した。強化ガラス板の中心付近の2点(ノズル12からの噴流が衝突する点、噴流が衝突する点で構成される三角形の重心)を測定点とした。応力の計測方向は、縦方向、横方向の2方向とした。
破砕品質の評価方法は、JIS R3212:2008に規定する自動車用安全ガラス試験方法の破砕試験により、破砕数が、50mm×50mmサイズの強化ガラス板において40個以上、400個以下であることとした。
また、面強度とは、ASTM規格のC1499-01に規定されたガラスのリング曲げ試験(リング・オン・リング試験とも言う。)にて測定した値である。具体的には、直径260mmのリングの上に、第1面G1を下側にして強化ガラス板を水平に載置し、SUS304製の直径46mmのリングを毎分10mmの速度で降下させて破壊応力を計測する作業を21〜23回繰り返し、その平均値を面強度の平均値とした。
また、ワイブル係数とは、JIS 1625:2010に規定されたワイブル統計解析法によりワイブル確率軸上にプロット(以下「ワイブルプロット」という)し、ワイブルプロットから求めた傾きを意味している。
また、落球試験2m非破壊枚数とは、衝撃強度テスト(JIS R3212:2008)に基づき、2mの高さから鋼球を落下させた際に、強化ガラス板が割れない枚数を示している。なお、安全基準としては、6枚中5枚割れなければ合格と定められている。
図3は、実施例1〜5、及び比較例1、2の強化ガラス板に対する破砕品質の評価結果を示している。図3中の各写真に描かれた正方形は、5cm角の正方形であり、この正方形の内部の破砕数が、破砕品質の評価の対象となる。図3より、実施例1〜5は、破砕数がJIS R3212:2008に規定する安全規格を満たした。一方、比較例1は、上記安全規格は満たすものの、実施例1〜5に比べると大きな破片が出やすい傾向にあり、やや不十分である。また、比較例2は、安全規格を満たさないことが分かった。
したがって、表面圧縮応力の平均値が100〜160MPaであれば、強化ガラス板が破損した際に、クラックが分岐して細かい破片の生成が容易になり、求められる破砕品質を満足しやすくなる。同様に、表面圧縮応力の最低値が80MPa以上であれば、求められる破砕品質を満足しやすくなる。
図4は、実施例1〜5、及び比較例1の強化ガラス板に対するワイブルプロットが示されている。ワイブルプロットは、累積破壊確率をF(%)、強度をσ(MPa)としたとき、縦軸にln(1−F)−1、横軸にlnσで目盛られたグラフに強度データをプロットすることで作成される。ここで、lnは自然対数である。プロットが図4の右側にあるほど面強度が大きく、プロットの傾き(ワイブル係数)が大きいほど面強度のばらつきが小さいことを表している。
また、図4において、○印でプロットした実施例1のワイブル係数yは約9.96であり、●印でプロットした実施例2のワイブル係数yは約7.82であり、□印でプロットした実施例3のワイブル係数yは約9.84であり、■印でプロットした実施例4のワイブル係数yは約11.17であり、◇印でプロットした実施例5のワイブル係数yは約10.63であり、▲印でプロットした比較例1のワイブル係数yは約9.91である。
ワイブル係数が7.5以上、より好ましくは8.0以上、さらに好ましくは8.5以上であれば、面強度のばらつきを小さく抑えることができるので、衝撃強度品質が安定した。
なお、比較例では、面強度のばらつきは小さいが、面強度自体が小さく、求められる衝撃強度品質を満足しなかった。
また、落球試験とは、JIS R3212:2008に規定する自動車用安全ガラス試験方法の耐衝撃性試験であり、直径38mmで質量227±2gの鋼球を強化ガラス板に対して2mの高さから自然に落下させたときの破壊状態を確認したものである。
落球試験の評価方法は、第1面G1を下にした強化ガラス板に対して鋼球を2mの高さから自然に落下させたときに破壊が生じないこととした。
図5は、落球試験結果をプロットしたグラフであり、縦軸が平均面強度(面強度の平均値)MPa、横軸が平均表面圧縮応力(表面圧縮応力の平均値)MPaである。
また、図5によれば、平均面強度が220〜400MPaであっても、平均表面圧縮応力が100MPa未満の強化ガラス板は、落球試験による面強度の安全基準値は満たすものの、破砕試験による破砕品質の安全基準値は満たさないことが示されている。
また、図5によれば、平均表面圧縮応力が100〜160MPaであっても、平均面強度が220MPa未満の強化ガラス板は、破砕試験による破砕個数の安全基準値は満たすものの、落球試験による衝撃強度品質の安全基準値は満たさないことが示されている。
更に、図5によれば、○印で実施例1をプロットし、●印で実施例2をプロットし、□印で実施例3をプロットし、■印で実施例4をプロットし、◆印で実施例5をプロットし、▲印で比較例1をプロットしている。
表面圧縮応力の平均値が100MPa以上、より好ましくは105MPa以上、さらに好ましくは110MPa以上の範囲で、破砕品質を満足した。
また、面強度の平均値が220MPa以上、より好ましくは230MPa以上、さらに好ましくは250MPaの範囲で、衝撃強度品質を満足した。
図6(a)は、実施例1における6枚の強化ガラス板1−1〜1−6に対する落球試験結果の詳細を示した表である。
同図によれば、6枚の全ての強化ガラス板1−1〜1−6が、安全基準である2mの高さを満たしている。また、強化ガラス板1−1、1−2については3mの高さを満たし、強化ガラス板1−5については2.5mの高さを満たしている。
図6(b)は、実施例2において、2mの高さからの落球試験において非破壊だった5枚の強化ガラス板2−1〜2−5に対する落球試験結果の詳細を示した表である。
同図によれば、5枚の全ての強化ガラス板2−1〜2−5が、安全基準である2mの高さを満たしている。また、強化ガラス板2−1については5.5mの高さを満たし、強化ガラス板2−2については4mの高さを満たし、強化ガラス板2−3については2.5mの高さを満たし、強化ガラス板2−4については6m以上の高さを満たし、強化ガラス板2−5については5mの高さをそれぞれ満たしている。
図6(c)は、実施例3において、2mの高さからの落球試験において非破壊だった5枚の強化ガラス板3−1〜3−5に対する落球試験結果の詳細を示した表である。
同図によれば、5枚の全ての強化ガラス板3−1〜3−5が、安全基準である2mの高さを満たしている。また、強化ガラス板3−1については3.5mの高さを満たし、強化ガラス板3−2については4mの高さを満たし、強化ガラス板3−3については3mの高さを満たし、強化ガラス板3−4については5m以上の高さを満たし、強化ガラス板3−5については2.5mの高さをそれぞれ満たしている。
図6(d)は、実施例4における12枚の強化ガラス板4−1〜4−12に対する落球試験結果の詳細を示した表である。
同図によれば、12枚の全ての強化ガラス板4−1〜4−12が、安全基準である2mの高さを満たしている。また、強化ガラス板4−1については4mの高さを満たし、強化ガラス板4−2については6m以上の高さを満たし、強化ガラス板4−3については4mの高さを満たし、強化ガラス板4−4、4−5については6m以上の高さを満たし、強化ガラス板4−6については2.5mの高さをそれぞれ満たしている。更に、強化ガラス板4−7については4.5mの高さを満たし、強化ガラス板4−8については4mの高さを満たし、強化ガラス板4−9については5mの高さを満たし、強化ガラス板4−10については4mの高さを満たし、強化ガラス板4−11については2mの高さを満たし、強化ガラス板4−12については3.5mの高さをそれぞれ満たしている。
図6(e)は、実施例5における6枚の強化ガラス板5−1〜5−6に対する落球試験結果の詳細を示した表である。
同図によれば、6枚の全ての強化ガラス板5−1〜5−6が、安全基準である2mの高さを満たしている。また、強化ガラス板5−1については6m以上の高さを満たし、強化ガラス板5−2については4.5mの高さを満たし、強化ガラス板5−3については5.5mの高さを満たし、強化ガラス板5−4については5mの高さを満たし、強化ガラス板5−5、5−6については6m以上の高さをそれぞれ満たしている。
図6(f)は、比較例1の6枚の強化ガラス板、比較−1〜比較−6に対する落球試験結果の詳細を示した表である。
同図によれば、3枚の比較−1〜比較−3は、安全基準である2mの高さを満たしているが、3枚の比較−4〜比較−6については2mの高さで破壊が生じ、安全基準を満たすことができなかった。
また、図7は、実施例1〜5、及び比較例1の最高面強度、最低面強度、及び平均面強度を比較したグラフである。なお、最高面強度は□印でプロットし、最低面強度は△印でプロットし、平均面強度は−印でプロットしている。
同図によれば、比較例1では、最低面強度が168.3MPaのため、衝撃強度品質を担保することができなかったが、本発明の強化ガラス板の面強度の最低値は170MPa以上なので、衝撃強度品質を担保することができた。
G…ガラス板、G1…第1面、G2…第2面、G3…側面、10…風冷強化装置、12…ノズル

Claims (7)

  1. 第1面と、前記第1面に対向する第2面と、前記第1面と前記第2面とを接続する側面とを有する、1.8〜2.0mm以下の厚さの強化ガラス板であって、
    前記第1面において、表面圧縮応力の平均値が100〜160MPaの範囲であり、かつ面強度の平均値が220〜400MPaの範囲である強化ガラス板。
  2. 前記表面圧縮応力の平均値が110〜150MPaである請求項1に記載の強化ガラス板。
  3. 前記表面圧縮応力の平均値が142.1〜160MPaである請求項1に記載の強化ガラス板。
  4. 前記面強度の平均値における、ワイブル係数が7.5以上である請求項1から3のいずれか1項に記載の強化ガラス板。
  5. 前記面強度の最低値は170MPa以上である請求項1からのいずれか1項に記載の強化ガラス板。
  6. 前記表面圧縮応力の最低値は80MPa以上である請求項1からのいずれか1項に記載の強化ガラス板。
  7. 前記第2面において、表面圧縮応力の平均値が前記第1面の表面圧縮応力の平均値以上であり、かつ面強度の平均値が前記第1面の面強度の平均値以上である請求項1から6のいずれか1項に記載の強化ガラス板。
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