JP6657747B2 - 車両用表示装置及び車両用表示方法 - Google Patents

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Description

本発明は、車両に搭載されるヘッドアップディスプレイなどの表示部を備える車両用表示装置及び車両用表示方法に関する。
自動車などの車両では、近年、車両のフロントウィンドウ越しにドライバーに視認される物体に合わせて画像を表示する、いわゆるヘッドアップディスプレイを備える車両用表示装置が用いられるようになっている。
例えば、車両が走行する道路上にコイン状のアイコンの画像を複数表示することによって、進行すべき方向などを示し、ドライバーに適切な運転操作を促す車両用表示装置が知られている(特許文献1参照)。
特開2013-196359号公報
上述したようなアイコンの画像を道路に重なるように複数表示する場合、当該道路上において概ね等間隔となるようにアイコンを表示すると、車両がカーブしている道路を走行する際に不具合が生じる。
具体的には、当該道路(平面図)上において概ね等間隔となるようにアイコンを表示すると、ヘッドアップディスプレイにより実際にドライバーに視認されるアイコンの間隔は、カーブしている道路の先に行くほど広くなってしまう。このような現象は、カーブの曲率が大きい程顕著である。このような表示は、不自然であり、ドライバーのイメージとも合致し難い。
そこで、本発明は、このような状況に鑑みてなされたものであり、カーブした道路でも車両が進行すべき方向を示すアイコンの画像を当該道路と重ねて不自然なく表示することができる車両用表示装置及び車両用表示方法の提供を目的とする。
本発明の一態様に係わる車両用表示装置は、車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に画像を表示する。車両用表示装置は、表示領域に画像を表示する表示部と、方向案内画像を表示領域に複数表示させる表示処理部と、方向案内画像の表示間隔を決定する間隔決定部とを備える。
間隔決定部は、道路の曲率が所定値を超える場合、車両の車幅方向を基準とした車幅方向基準間隔で方向案内画像を表示領域に表示することを決定する。ここで、間隔決定部は、道路の曲率が大きくなるに連れて、前記車幅方向基準間隔を狭くする。
表示処理部は、決定された車幅方向基準間隔に基づいて方向案内画像を表示領域に複数表示する。
本発明の別の態様に係わる車両用表示装置は、車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に画像を表示する。車両用表示装置は、表示領域に画像を表示する表示部と、方向案内画像を表示領域に複数表示させる表示処理部と、方向案内画像の表示間隔を決定する間隔決定部とを備える。
間隔決定部は、道路の曲率が所定値を超える場合、車両の車幅方向を基準とした車幅方向基準間隔で方向案内画像を表示領域に表示することを決定する。ここで、間隔決定部は、道路のカーブの開始地点における車両の進行方向に平行な直線と、車両の前記カーブ内における進行すべき方向とが成す角度を演算し、当該角度が大きくなるに連れて、車幅方向基準間隔を狭くする。
表示処理部は、決定された車幅方向基準間隔に基づいて方向案内画像を表示領域に複数表示する。
車両用表示装置及び車両用表示方法によれば、カーブした道路でも車両が進行すべき方向を示すアイコンの画像を当該道路と重ねて不自然なく表示することができる。
図1は、車両用表示装置100を搭載した車両Vの概略図である。 図2は、車両用表示装置100の機能ブロック構成図である。 図3は、車両用表示装置100の方向案内画像の表示動作フローを示す図である。 図4(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例1の説明図である。 図5(a)及び(b)は、表示領域DAに表示される方向案内画像200の比較例及び表示例(ドライバービュー)を示す。 図6(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例2の説明図である。 図7(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例3の説明図である。 図8(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例4の説明図である。
以下、実施形態を図面に基づいて説明する。なお、同一の機能や構成には、同一または類似の符号を付して、その説明を適宜省略する。
(車両用表示装置を搭載した車両の概略構成)
図1は、本実施形態に係る車両用表示装置100を搭載した車両Vの概略図である。具体的には、図1は、車両Vの運転席からの光景を示す。
図1に示すように、車両Vには車両用表示装置100が搭載される。車両用表示装置100は、車両Vに備えられたフロントウィンドウFWの位置と重複するように設けられた表示領域DAに画像を表示する。
具体的には、車両用表示装置100は、フロントウィンドウFW越しにドライバーに視認される物体に合わせて、表示領域DAに画像を表示する。すなわち、車両用表示装置100は、ヘッドアップディスプレイ(HUD)を備える。特に、車両用表示装置100は、フロントウィンドウFW越しにドライバーに視認される物体と合わせて仮想的なシンボル(画像)を表示することができる拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)として機能する。
表示領域DAは、運転席に座ったドライバーの視点において、フロントウィンドウFWの一部の領域と重複するように設けられる。具体的な表示領域DAの位置は、特に限定されないが、一般的には、フロントウィンドウFWの運転席側を含む一部の領域に設けられる。
また、本実施形態では、車両用表示装置100は、車両Vが進行すべき進行方向を案内する画像である方向案内画像200を表示領域DAに表示する。方向案内画像200は、車両Vが進行すべき方向を案内するくさび形のアイコンであり、車両Vの進行方向前方の道路RDと重なるように表示領域DAに複数表示される。
図1に示す例では、右カーブした道路RDに沿って、車両Vが右方向に進行すべきことを促すために、道路RDがカーブしている方向に応じて複数の方向案内画像200が表示されている。
但し、方向案内画像200の表示態様は、図1に示すようなくさび形の形状に限定されない。例えば、方向案内画像200は、矢印のような形状でもよいし、車両Vのリヤビューを模したアイコンでもよい。すなわち、方向案内画像200は、車両Vが進行すべき進行方向を案内できるような形状であればよい。
なお、車両用表示装置100が搭載される車両Vは、典型的には四輪の乗用自動車(SUV及びミニバンを含む)だが、トラックやバスなどでも勿論構わない。
(車両用表示装置の機能ブロック構成)
図2は、車両用表示装置100の機能ブロック構成図である。図2に示すように、車両用表示装置100は、自車位置検出部110、間隔決定部120、地図データ保持部130、表示処理部140及びHUD画像表示部150を備える。なお、各機能ブロックは、CPUなどの情報処理プロセッサ及びメモリやハードディスクなどの記憶装置によって構成される。
自車位置検出部110は、車両V(自車)の位置を検出する。具体的には、自車位置検出部110は、自車位置検出センサ111、座標検出部113及び画像基準点演算部115を備える。
自車位置検出センサ111は、車両Vの位置を検出するセンサ群で構成される。当該センサ群としては、Global Positioning System(GPS)からの信号を受信するGPS受信機、及び車両Vの角度や角速度と対応する信号を出力するジャイロセンサなどが用いられる。
また、自車位置検出センサ111には、車両Vの走行速度を検出する車速センサ、車両Vの操舵角を検出する操舵角センサ、及び車両Vの進行方向前方の画像を取得するカメラが用いられてもよい。
座標検出部113は、自車位置検出部110によって検出された車両Vの位置に基づいて、三次元における車両Vの座標データを検出する。
画像基準点演算部115は、座標検出部113によって検出された車両Vの座標データに基づいて、表示領域DAに表示される方向案内画像200の基準点を演算する。具体的には、画像基準点演算部115は、車両Vの現在位置に基づいて、表示領域DAに表示される複数の方向案内画像200のうち、表示領域DA内の最も下方に表示される方向案内画像200の位置(S0、図2において不図示、図4(a)及び(b)など参照))を演算する。
間隔決定部120は、表示領域DAに表示される複数の方向案内画像200の表示間隔を決定する。
具体的には、車両Vが走行している道路RDの曲率が所定値以下の場合、つまり、道路RDの曲率半径が所定値以上の場合、間隔決定部120は、距離基準間隔で方向案内画像200を表示領域DAに表示することを決定する。
距離基準間隔は、道路RD上の距離を基準とした間隔である。具体的には、距離基準間隔は、平面図上における道路RDの距離を基準とした間隔であり、例えば、道路RDに沿った10メートルが距離基準間隔として決定される。
このように、間隔決定部120によって距離基準間隔が決定されると、方向案内画像200は、平面図上において当該距離基準間隔毎に表示されることとなる。
一方、道路RDの曲率が所定値を超える場合、つまり、道路RDの曲率半径が所定値以下の場合、間隔決定部120は、車幅方向基準間隔で方向案内画像200を表示領域DAに表示することを決定する。
車幅方向基準間隔は、車両Vの車幅方向、つまり、表示領域DAの横軸AXHを基準とした間隔である。図2に示すように、横軸AXHは、ドライバービューにおいて車両Vの車幅方向と平行な軸であり、道路RDのカーブする方向に沿っている。
なお、道路RDの曲率(曲率半径)は、所定距離(例えば、50メートル毎)の道路RDにおける平均の曲率(曲率半径)を意味する。間隔決定部120は、地図データ保持部130に保持される道路地図のデータに基づいて、道路RDの曲率を判定する。
また、間隔決定部120は、道路RDの曲率(曲率半径)に基づいて、車幅方向基準間隔を決定してもよい。具体的には、間隔決定部120は、道路RDの曲率が大きくなるに連れて、車幅方向基準間隔を狭くしてもよい。
さらに、間隔決定部120は、道路RDのカーブの開始地点における車両Vの進行方向に平行な直線L(図2において不図示、図8(a)参照)と、車両のカーブ内における進行すべき方向F(図8(a)参照)とが成す角度θを演算する。
直線Lは、道路RDのデータを構成するノード点または当該ノード点の補間点を通過する。なお、ノード点については、後述する。間隔決定部120は、角度θが大きくなるに連れて、車幅方向基準間隔を狭くする。
地図データ保持部130は、道路地図のデータを保持する。具体的には、地図データ保持部130は、車両Vに搭載される経路案内装置(カーナビゲーションシステム、不図示)において用いられる道路地図のデータを保持する。
また、地図データ保持部130は、道路地図のデータを間隔決定部120に提供する。上述したように、道路地図のデータは、間隔決定部120において、道路RDの曲率(曲率半径)の判定に用いられる。
道路地図のデータは、一般的なカーナビゲーションシステムにおいて用いられているものである。具体的には、道路地図のデータは、主要な道路の交差点などの基準となる位置と対応付けられるノード点、及び道路上における当該ノード点の間に位置する補間点を含む。
表示処理部140は、表示領域DAに表示される画像処理を実行する。具体的には、表示処理部140は、方向案内画像200を、車両Vの進行方向前方の道路RDと重なるように表示領域DAに複数表示させる。
より具体的には、表示処理部140は、間隔決定部120によって決定された距離基準間隔または車幅方向基準間隔に基づいて、方向案内画像200を表示領域DAに複数表示する。上述したように、距離基準間隔は、道路RD上の距離を基準とした間隔であり、車幅方向基準間隔は、表示領域DAの横軸AXHを基準とした間隔である。
なお、距離基準間隔及び車幅方向基準間隔は、平面図上において決定された間隔であり、表示処理部140は、表示領域DAに重なる道路RDの遠近感に一致するように、距離基準間隔または車幅方向基準間隔に基づいて、複数の方向案内画像200を表示する。
HUD画像表示部150は、表示領域DAに画像を表示するヘッドアップディスプレイ(HUD)である。本実施形態において、HUD画像表示部150は、表示部を構成する。
上述したように、HUD画像表示部150は、フロントウィンドウFW越しにドライバーに視認される物体と合わせて仮想的なシンボル(方向案内画像200など)を表示することができる拡張現実ヘッドアップディスプレイ(AR-HUD)である。
本実施形態では、HUD画像表示部150は、液晶ディスプレイなどに所望の画像を表示させ、ミラーで反射させた当該画像を虚像としてフロントウィンドウFWに表示させる。
(車両用表示装置の動作)
図3は、車両用表示装置100の方向案内画像の表示動作フローを示す。図3に示すように、車両用表示装置100は、車両V(自車)の位置を検出する(S10)。
車両用表示装置100は、検出した自車位置に基づいて、道路地図のデータを取得する(S20)。具体的には、車両用表示装置100は、車両Vの進行方向前方に位置する道路RDのデータを取得する。
車両用表示装置100は、取得した道路RDのデータに基づいて、表示領域DAに表示される方向案内画像200の基準点を決定する(S30)。
具体的には、車両用表示装置100は、検出した車両Vの位置に基づいて、三次元における車両Vの座標データを検出する。また、車両用表示装置100は、検出した車両Vの座標データに基づいて、表示領域DAに表示される方向案内画像200の基準点を演算する。
車両用表示装置100は、車両Vの進行方向前方に位置する道路RDの形状に応じて、表示領域DAに複数表示される方向案内画像200の間隔を決定する(S40)。
具体的には、車両用表示装置100は、車両Vが走行している道路RDの曲率が所定値以下の場合、距離基準間隔で方向案内画像200を表示領域DAに表示することを決定する。距離基準間隔は、道路RD上の距離を基準とした間隔である。
一方、車両用表示装置100は、道路RDの曲率が所定値を超える場合、車幅方向基準間隔で方向案内画像200を表示領域DAに表示することを決定する。車幅方向基準間隔は、表示領域DAの横軸AXHを基準とした間隔である。
車両用表示装置100は、道路RDの曲率に基づいて、方向案内画像200を表示領域DAに複数表示する(S50)。具体的には、車両用表示装置100は、決定した間隔(距離基準間隔または車幅方向基準間隔)毎に、方向案内画像200を表示領域DAに複数表示する。
(車両用表示装置による画像表示例)
次に、図4〜図8を参照して、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例について説明する。
(1)表示例1
図4(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例1の説明図である。具体的には、図4(a)は、距離基準間隔(道路RD距離基準)による方向案内画像200の表示例の説明図(平面図)である。図4(b)は、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)による方向案内画像200の表示例の説明図(平面図)である。
図4(a)及び(b)に示すように、表示例1では、S0〜F0までの4つの方向案内画像200が表示領域DAに表示されるものとして説明する。勿論、表示領域DAに表示される方向案内画像200の数は、複数であればよく、4つ以外でも構わない。
図4(a)に示すように、距離基準間隔(道路RD距離基準)の場合、隣接する方向案内画像200間の距離D10が等しい。距離D10は、隣接する方向案内画像200の基準点間の直線距離である。
このように、隣接する方向案内画像200の基準点間の距離は、全て等しいが、表示領域DAの横軸AXH、つまり、車両Vの車幅方向に沿った方向案内画像200の基準点間の距離(D11〜D13)は異なっている。なお、道路RDの曲率によっては、D11〜D13が等しくなることもあり得る。
一方、図4(b)に示すように、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)の場合、表示領域DAの横軸AXHに沿った方向案内画像200の基準点間の距離D0が等しい。逆に、隣接する方向案内画像200の基準点間の直線距離(D1〜D3)は異なっている。なお、道路RDの曲率によっては、D1〜D3が等しくなることもあり得る。
図4(a)の表示形態、または図4(b)の表示形態の何れが用いられるかは、上述したように、道路RDの曲率(曲率半径)に基づく。
具体的には、道路RDの曲率が所定値以下の場合、距離基準間隔(道路RD距離基準)による表示(図4(a))が実行される。一方、道路RDの曲率が当該所定値を超える場合、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)による表示(図4(b))が実行される。
なお、道路RDの曲率に代えて、道路RDの曲率半径が所定値を下回った場合、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)による表示としてもよい。また、当該所定値は、特に限定されないが、一般的には、曲率(1/曲率半径(メートル))が1/100程度とすることが好ましい。
図5(a)及び(b)は、表示領域DAに表示される方向案内画像200の比較例及び表示例(ドライバービュー)を示す。具体的には、図5(a)は、距離基準間隔(道路RD距離基準)による方向案内画像200の表示例(ドライバービュー)を示す。図5(b)は、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)による方向案内画像200の表示例(ドライバービュー)を示す。
なお、図5(a)及び図5(b)に示される道路RDの曲率は同一である。図5(a)は、図5(b)に対する比較例であり、車幅方向基準間隔で表示すべき道路RDの曲率であるにも関わらず、距離基準間隔によって方向案内画像200の表示した場合を示す。
図5(b)に示すように、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)で方向案内画像200を表示した場合、表示領域DAに表示される複数の方向案内画像200は、道路RD上において概ね等間隔で配置されているようにドライバーに視認される。
一方、図5(a)に示すように、道路RDの曲率が所定値以上であるにも関わらず、距離基準間隔(道路RD距離基準)で方向案内画像200を表示した場合、表示領域DAに表示される複数の方向案内画像200は、道路RD上において不等な間隔で配置されているようにドライバーに視認される。
具体的には、道路RD(カーブ)の先に行くに連れて、方向案内画像200の間隔が広がってしまう。このため、間延びした表示になるとともに、ドライバーに対しても道路RDがどの程度カーブしているかなど、正確な情報伝達を阻害することも懸念される。
車両用表示装置100では、上述したように、道路RDの曲率に応じて方向案内画像200の表示方法が切り替えられるため、このような不具合が解消される。
(2)表示例2
図6(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例2の説明図である。具体的には、図6(a)は、方向案内画像200の表示例2の説明図(平面図)である。図6(b)は、表示例2における方向案内画像200の間隔と、道路RDの曲率との関係を示すグラフである。
以下、上述した表示例1と異なる部分について主に説明し、同様の部分については、その説明を適宜省略する。表示例2〜4は、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)の決定方法が異なる。一方、道路RDの曲率が所定値以下の場合、距離基準間隔(道路RD距離基準)で方向案内画像200が表示される点は、表示例1と同様である。
表示例2では、道路RDの曲率(曲率半径)に応じて方向案内画像200の間隔を決定する。具体的には、図6(b)に示すように、道路RDの平均の曲率半径(R1)と対応する間隔D1、つまり、表示領域DAの横軸AXHに沿った方向案内画像200間の距離が決定される。
より具体的には、図6(b)に示すように、路RDの曲率(1/R1)が大きくなるに連れて、間隔D1が小さくなる。
また、図6(a)に示すように、方向案内画像200は、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)であれば、必ずしも道路RDの曲率半径(R1)のライン(図中の点線)上に表示されなくても構わない。
(3)表示例3
図7(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例3の説明図である。具体的には、図7(a)は、方向案内画像200の表示例3の説明図(平面図)である。図7(b)は、表示例3における方向案内画像200の間隔と、道路RDの曲率との関係を示すグラフである。
表示例3でも、表示例2と同様に、道路RDの曲率(曲率半径)に応じて方向案内画像200の間隔が決定される。表示例2と表示例3との相違点は、道路RDの曲率(曲率半径)に応じて、方向案内画像200の間隔をリニアに変化させる点である。
つまり、表示例2では、S0〜F0の方向案内画像200間における道路RDの「平均」の曲率に基づいて方向案内画像200の間隔が決定されるが、表示例3では、S0〜F0の方向案内画像200の各区間における道路RDの曲率に応じて、方向案内画像200の間隔が決定される。
一般的に、道路RDのカーブは、複数の曲率で構成されている。このため、図7(a)及び(b)に示すように、道路RDの曲率半径(R1, R2, R3)に応じた方向案内画像200の間隔(D1, D2, D3)が決定される。
図7(a)及び(b)に示すように、道路RDは、カーブの先に行くに連れて曲率半径が小さく(R1>R2>R3)なっており、方向案内画像200の間隔、曲率応じて小さく(D1>D2>D3)となる。なお、D2のように、道路RDの曲率半径(R2)が同じ区間では、同一の方向案内画像200の間隔が繰り返される。
(4)表示例4
図8(a)及び(b)は、車両用表示装置100による方向案内画像200の表示例4の説明図である。具体的には、図8(a)は、方向案内画像200の表示例4の説明図(平面図)である。図8(b)は、表示例4における方向案内画像200の間隔と、角度θとの関係を示すグラフである。
図8(a)及び(b)に示すように、表示例4では、道路RDのカーブ開始地点における車両Vの進行方向に平行な直線Lと、車両Vのカーブ内における進行すべき方向Fとが成す角度θに基づいて、方向案内画像200の間隔(D1, D2, D3)が決定される。
具体的には、直線Lは、道路地図のデータに含まれるノード点の位置において設定される。なお、直線Lは、道路RDのデータを構成するノード点または当該ノード点の補間点を通過するものであればよい。
例えば、図8(a)において、S0の方向案内画像200の位置は、道路RDのノード点と対応し、当該ノード点を追加する直線Lと、車両VがS0の位置において進行すべき方向Fとの角度θ1が演算される。
他の方向案内画像200の位置についても同様の方法により、角度θ2, θ3が演算される。なお、方向案内画像200の位置によっては、ノード点ではなく、当該ノード点の間に位置する補間点の位置を用いてもよい。
図8(b)に示すように、車両用表示装置100は、角度θ1, θ2, θ3に対応する方向案内画像200の間隔(D1, D2, D3)を決定し、決定された間隔で複数の方向案内画像200を表示領域DAに表示する。
上述した実施形態によれば、以下の作用効果が得られる。
車両用表示装置100によれば、表示例1に示したように、車両Vが走行している道路RDの曲率が所定値以下の場合、つまり、道路RDの曲率半径が所定値以上の場合、距離基準間隔(道路RD距離基準)で方向案内画像200が表示領域DAに表示される。
一方、道路RDの曲率が所定値を超える場合、つまり、道路RDの曲率半径が所定値以下の場合、車幅方向基準間隔(表示領域の横軸AXH基準)で方向案内画像200が表示領域DAに表示される。
これにより、曲率が所定値以上の道路RDを車両Vが走行する場合でも、表示領域DAにおいて方向案内画像200が概ね等間隔に表示される。また、道路RDが直線状である場合、或いは道路RDの曲率が極めて小さい場合には、距離基準間隔(道路RD距離基準)で方向案内画像200が表示領域DAに表示される。
従って、カーブした道路RDでも車両Vが進行すべき進行方向を示す方向案内画像200(本実施形態では、くさび形のアイコン)を道路RDと重ねて不自然なく表示することができる。また、このような表示は、ドライバーのイメージにも合致し易い。
つまり、車両用表示装置100によれば、道路RDの曲率に関わらず方向案内画像200の自然な表示を実現し得る。さらに、このような表示によれば、方向案内画像200を不自然なく表示できるため、ドライバーに対してより確実に必要な情報(車両Vが進行すべき方向)を提供できる。
本実施形態では、表示例2に示したように、道路RDの曲率(曲率半径)に基づいて、車幅方向基準間隔を決定することもできる。これにより、道路RDの曲率に応じて方向案内画像200の間隔が決定されるため、方向案内画像200をさらに不自然なく表示できる。
さらに、本実施形態では、表示例3に示したように、道路RDの曲率が大きくなるに連れて、車幅方向基準間隔を狭くすることができる。これにより、道路RDの曲率が刻々と変化するような場合でも、方向案内画像200を不自然なく表示できる。
本実施形態では、表示例4に示したように、角度θが大きくなるに連れて、車幅方向基準間隔を狭くすることができる。これにより、カーナビゲーションなどに利用される道路地図のデータに含まれるノード点及び補間点を活用して、道路RDの曲率に応じた方向案内画像200の間隔を決定することができる。
また、このような方向案内画像200の間隔の決定方法によれば、既存のノード点及び補間点を活用することによって、演算量を抑制しつつ、精度の高い方向案内画像200の表示が可能となる。
(その他の実施形態)
以上、実施例に沿って本発明の内容を説明したが、本発明はこれらの記載に限定されるものではなく、種々の変形及び改良が可能であることは、当業者には自明である。
例えば、上述した実施形態では、図2に示したように、車両用表示装置100は、自車位置検出部110、間隔決定部120、地図データ保持部130、表示処理部140及びHUD画像表示部150を備えていたが、自車位置検出部110、地図データ保持部130及びHUD画像表示部150は、車両用表示装置100として必須ではない。
自車位置検出部110及び地図データ保持部130は、経路案内装置(カーナビゲーションシステム)などの機能として提供されても構わないし、HUD画像表示部150は、他の画像表示と共用してもよい。
上述した実施形態では、車両Vが走行している道路RDの曲率が所定値以下の場合、距離基準間隔で方向案内画像200を表示領域DAに表示していたが、このような動作は、必ずしも必須ではない。すなわち、道路RDの曲率が所定値以下の場合でも、車幅方向基準間隔に基づいて方向案内画像200を表示領域DAに表示してもよい。
上述した実施形態では、ミラーで反射させた画像を虚像としてフロントウィンドウに表示させるHUD画像表示部150(ヘッドアップディスプレイ)を例として説明したが、ヘッドアップディスプレイは、このような方式に限定されない。
例えば、フロントウィンドウFWに表示させる代わりに透明のパネルを用いるコンバイナー型や、フロントウィンドウFWに直接画像を表示させる方式であっても構わない。すなわち、本発明に係るHUD画像表示部150は、ドライバーが頭を下げずに、フロントウィンドウFW越しにドライバーに視認される物体と重ねて情報を表示することができればよい。
上述した実施形態では、車両Vとして、四輪の乗用自動車(SUV及びミニバンを含む)、及びトラック/バスを挙げて説明したが、車両用表示装置100は、三輪自動車及び二輪自動車に適用しても構わない。
上記のように、本発明の実施形態を記載したが、この開示の一部をなす論述及び図面はこの発明を限定するものであると理解すべきではない。この開示から当業者には様々な代替実施の形態、実施例及び運用技術が明らかとなろう。
100 車両用表示装置
110 自車位置検出部
111 自車位置検出センサ
113 座標検出部
115 画像基準点演算部
120 間隔決定部
130 地図データ保持部
140 表示処理部
150 HUD画像表示部
200 方向案内画像
AXH 横軸
DA 表示領域
F 方向
FW フロントウィンドウ
RD 道路
V 車両

Claims (6)

  1. 車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に画像を表示する車両用表示装置であって、
    前記表示領域に画像を表示する表示部と、
    前記車両が進行すべき進行方向を案内する画像である方向案内画像を、前記車両の進行方向前方の道路と重なるように前記表示領域に前記進行方向に沿って複数表示させる表示処理部と、
    前記方向案内画像の表示間隔を決定する間隔決定部と
    を備え、
    前記間隔決定部は、
    前記道路の曲率が所定値を超える場合、前記車両の車幅方向を基準とした車幅方向基準間隔で前記方向案内画像を前記表示領域に表示することを決定し、
    前記表示処理部は、前記間隔決定部によって決定された前記車幅方向基準間隔に基づいて、前記方向案内画像を前記表示領域に複数表示し、
    前記間隔決定部は、前記道路の曲率が大きくなるに連れて、前記車幅方向基準間隔を狭くする車両用表示装置。
  2. 前記間隔決定部は、前記道路の曲率が前記所定値以下の場合、前記道路上の距離を基準とした距離基準間隔で前記方向案内画像を前記表示領域に表示することを決定する請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に画像を表示する車両用表示装置であって、
    前記表示領域に画像を表示する表示部と、
    前記車両が進行すべき進行方向を案内する画像である方向案内画像を、前記車両の進行方向前方の道路と重なるように前記表示領域に前記進行方向に沿って複数表示させる表示処理部と、
    前記方向案内画像の表示間隔を決定する間隔決定部と
    を備え、
    前記間隔決定部は、前記道路の曲率が所定値を超える場合、前記車両の車幅方向を基準とした車幅方向基準間隔で前記方向案内画像を前記表示領域に表示することを決定し、
    前記表示処理部は、前記間隔決定部によって決定された前記車幅方向基準間隔に基づいて、前記方向案内画像を前記表示領域に複数表示し、
    前記間隔決定部は、
    前記道路のカーブの開始地点における前記車両の進行方向に平行な直線と、前記車両の前記カーブ内における進行すべき方向とが成す角度を演算し、
    前記角度が大きくなるに連れて、前記車幅方向基準間隔を狭くする車両用表示装置。
  4. 前記直線は、前記道路のデータを構成するノード点または前記ノード点の補間点を通過するものである請求項3に記載の車両用表示装置。
  5. 車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に、前記車両が進行すべき進行方向を案内する画像である方向案内画像を、前記車両の進行方向前方の道路と重なるように前記表示領域に前記進行方向に沿って複数表示する車両用表示方法であって、
    前記道路の曲率が所定値を超える場合、前記車両の車幅方向を基準とした車幅方向基準間隔で前記方向案内画像を前記表示領域に表示し、
    前記道路の曲率が大きくなるに連れて、前記車幅方向基準間隔を狭くする車両用表示方法。
  6. 車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に、前記車両が進行すべき進行方向を案内する画像である方向案内画像を、前記車両の進行方向前方の道路と重なるように前記表示領域に前記進行方向に沿って複数表示する車両用表示方法であって、
    前記道路の曲率が所定値を超える場合、前記車両の車幅方向を基準とした車幅方向基準間隔で前記方向案内画像を前記表示領域に表示し、
    前記道路のカーブの開始地点における前記車両の進行方向に平行な直線と、前記車両の前記カーブ内における進行すべき方向とが成す角度を演算し、
    前記角度が大きくなるに連れて、前記車幅方向基準間隔を狭くする車両用表示方法。
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