JP7048202B2 - 車両用表示装置及び車両用表示方法 - Google Patents

車両用表示装置及び車両用表示方法 Download PDF

Info

Publication number
JP7048202B2
JP7048202B2 JP2016133325A JP2016133325A JP7048202B2 JP 7048202 B2 JP7048202 B2 JP 7048202B2 JP 2016133325 A JP2016133325 A JP 2016133325A JP 2016133325 A JP2016133325 A JP 2016133325A JP 7048202 B2 JP7048202 B2 JP 7048202B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
guidance
vehicle
mark
display
point
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016133325A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017021019A (ja
Inventor
真志 宍戸
則雄 小坂
博司 渡辺
謙二 丸山
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nissan Motor Co Ltd
Original Assignee
Nissan Motor Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Nissan Motor Co Ltd filed Critical Nissan Motor Co Ltd
Publication of JP2017021019A publication Critical patent/JP2017021019A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP7048202B2 publication Critical patent/JP7048202B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Landscapes

  • Instructional Devices (AREA)
  • Navigation (AREA)
  • Instrument Panels (AREA)

Description

本発明は、車両の目的地への誘導経路を表示する車両用表示装置及びその方法に関する。
従来では、ヘッドアップディスプレイを用いて画像を表示する運転支援装置として、特許文献1が開示されている。この特許文献1に開示された運転支援装置では、車両前方の道路上に誘導マークを所定の間隔で重畳するように表示していた。
特開2013-196359号公報
しかしながら、上述した従来の運転支援装置では、誘導マークを単に道路面上に表示していただけなので、誘導マークは道路面と平行に表示されていた。このため、誘導マークの表示位置が車両から離れるほど、運転者からは誘導マークが前後方向に潰れた形状に見えてしまう。したがって、誘導マークの表示位置が車両から離れるにしたがって、運転者は誘導マークを認識し難くなるという問題点があった。
そこで、本発明は、上述した実情に鑑みて提案されたものであり、車両から離れた位置に表示された誘導マークであっても、運転者が容易に認識することのできる車両用表示装置及びその方法を提供することを目的とする。
上述した課題を解決するために、本発明の一態様に係る車両用表示装置及びその方法は、車両の目的地までの誘導経路を取得し、取得した誘導経路上で車両が走行している道路から分岐した誘導地点を検出する。そして、誘導経路を示す誘導マークが、車両が走行する道路と誘導地点で分岐した後の道路面に重畳して表示されるように誘導マークの表示位置を設定し、表示位置が設定された誘導マークを道路面から所定の傾斜角度だけ車両側に傾けて表示するように設定する。こうして設定された誘導マークの表示画像を、車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に表示する。
本発明によれば、誘導マークを車両側に立ち上げているように表示できるので、車両から離れた位置に表示された誘導マークであっても運転者が容易に認識することができ、誘導マークの視認性を向上させることができる。
図1は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置の構成を示すブロック図である。 図2は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置による誘導マーク表示処理の処理手順を示すフローチャートである。 図3は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示方法を説明するための図である。 図4は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置による効果を説明するための図である。 図5は、本発明の第1実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示方法を説明するための図である。 図6は、本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示方法を説明するための図である。 図7は、本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示の一例を示す図である。 図8は、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示方法を説明するための図である。 図9は、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示方法を説明するための図である。 図10は、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示方法を説明するための図である。 図11は、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置による誘導マークの表示の一例を示す図である。
以下、本発明を適用した第1~第3実施形態について図面を参照して説明する。
[第1実施形態]
[車両用表示装置の構成]
図1は、本実施形態に係る車両用表示装置の構成を示すブロック図である。図1に示すように、本実施形態に係る車両用表示装置1は、制御ユニット3とHUD表示部5を備えている。また、車両用表示装置1は、車両に搭載されているセンサ類に接続されており、特にナビゲーション装置7と車速センサ9に接続されている。このような構成の車両用表示装置1は、車両に搭載されており、ヘッドアップディスプレイ(HUD)によって車両のフロントウィンドウを通じて、車両の目的地までの誘導経路を表示するための装置である。
制御ユニット3は、誘導経路を示す誘導マークの表示制御を実行する制御部であり、HUD表示部5に誘導マークの表示画像を出力する。制御ユニット3は、入力インターフェース11と、誘導経路取得部13と、表示位置設定部15と、傾斜角度設定部17と、HUD映像生成部19とを備えている。
入力インターフェース11は、車両に搭載されたセンサ類、特にナビゲーション装置7と車速センサ9に接続され、誘導マークの表示処理に必要となるデータの送受信を行う。
誘導経路取得部13は、ナビゲーション装置7から誘導経路情報を取得し、その誘導経路情報に記録されている車両の目的地までの誘導経路を取得する。このとき、誘導経路取得部13は、ナビゲーション装置7の地図座標を車両の3D空間の座標へ変換し、取得した誘導経路を車両の3D空間に配置する。
表示位置設定部15は、誘導経路取得部13で取得した誘導経路上で車両が曲がる誘導地点を検出し、誘導マークが誘導地点の前後の道路面に重畳して表示されるように誘導マークの表示位置を設定する。誘導マークは、誘導経路を示すための表示マークであり、誘導経路上で車両が曲がる誘導地点の前後に所定の間隔で表示され、車両の進行方向を示す頂点を有している。例えば、三角形や矢印の形状とする。
傾斜角度設定部17は、表示位置が設定された誘導マークを道路面から所定の傾斜角度だけ車両側に傾けて表示するように設定する。これにより、誘導マークは、道路面から車両側に立ち上がっているように表示されるので、車両から離れた位置に表示された誘導マークであっても運転者が容易に認識することができる。
HUD映像生成部19は、表示位置設定部15及び傾斜角度設定部17による設定にしたがって、誘導マークを表示するためのヘッドアップディスプレイの表示画像を生成する。
尚、制御ユニット3は、マイクロコンピュータ、マイクロプロセッサ、CPUを含む汎用の電子回路とメモリ等の周辺機器から構成されている。そして、特定のプログラムを実行することにより、上述した誘導経路取得部13、表示位置設定部15、傾斜角度設定部17及びHUD映像生成部19として動作する。
HUD表示部5は、映像を投影する投影部や映像を反射させるスクリーン及びフレネルミラー等を備えたヘッドアップディスプレイであり、車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に、誘導マークの表示画像を表示する。特に、HUD表示部5は、ミラーで反射させた画像を虚像としてフロントウィンドウの先に映し出すことによって、車両前方の風景に重畳させて画像を表示することのできるヘッドアップディスプレイである。ただし、HUD表示部5は、このような方式のヘッドアップディスプレイに限定されるわけではない。例えば、フロントウィンドウに表示させる代わりに透明のパネルを用いたコンバイナ型や、フロントウィンドウに直接画像を表示させる方式であっても構わない。すなわち、本実施形態のヘッドアップディスプレイは、運転者が頭を下げずに、フロントウィンドウ越しに運転者が視認する風景と重ねて情報を表示することができればよい。尚、HUD表示部5は、請求項1に記載された表示部に対応する。
ナビゲーション装置7は、車両の現在位置を検出し、現在位置から目的地までの誘導経路を設定して、車両を目的地まで誘導する。また、車速センサ9は、車軸の回転数に応じたパルス信号から車両の車速を検出する。
[誘導マーク表示処理の手順]
次に、本実施形態に係る車両用表示装置1による誘導マーク表示処理の手順を図2のフローチャートを参照して説明する。
図2に示すように、まずステップS10において、誘導経路取得部13は、ナビゲーション装置7から誘導経路情報を取得し、その誘導経路情報に記録されている車両の目的地までの誘導経路を取得する。誘導経路情報には、車両の出発地点から目的地までの誘導経路が地図座標とともに記録されており、車両の現在位置や車両が曲がる交差点等の誘導地点も記録されている。
ステップS20において、誘導経路取得部13は、取得した誘導経路の地図座標を車両の3D空間の座標へ変換することによって、取得した誘導経路を車両の3D空間に配置する。
ステップS30において、表示位置設定部15は、取得した誘導経路上で交差点等の車両が曲がる地点を誘導地点として検出し、誘導マークが誘導地点の前後の道路面に重畳して表示されるように誘導マークの表示位置を設定する。ここで、誘導マークは、誘導地点または車両位置から所定の間隔で誘導地点の前後の道路面上に配置される。例えば、図3(a)に示すように、誘導地点となる交差点から車両の方向に等間隔に誘導マークM1~M4を配置し、誘導地点の先の誘導経路上に誘導マークM5を配置する。ただし、誘導マークの間隔は等間隔でなくてもよい。また、誘導マークは、車両位置から誘導地点の方向へ配置されてもよい。こうして誘導マークの表示位置が設定されると、表示位置設定部15は、車両の3D空間において、設定された表示位置に誘導マークを配置する。
ステップS40において、傾斜角度設定部17は、表示位置が設定された誘導マークを道路面から所定の傾斜角度だけ車両側に傾けて表示するように設定する。例えば、図3(b)に示すように、誘導マークM1~M5を傾斜角度θ、例えば10°だけ車両側に傾けて表示する。これにより、誘導マークは、道路面から車両側に立ち上がっているように表示されるので、車両から離れた位置に表示された誘導マークであっても運転者が容易に認識することができる。
例えば、図4(a)に示すように、誘導マークを車両側に傾けずに道路面に平行に表示した場合には、車両から離れた位置に表示された誘導マークM1、M5は、運転者から見ると、前後方向(車両の進行方向)に潰れた形状に見えてしまう。したがって、運転者は、誘導マークを認識することが難しい。これに対して、本実施形態では、誘導マークを道路面から車両側に傾けて表示するので、図4(b)に示すように、車両から遠くに位置する誘導マークM1、M5でも前後方向に潰れることなく、運転者から見やすく表示することができる。したがって、誘導マークの視認性を向上させることができる。ただし、傾斜角度θを大きくし過ぎると、誘導マークが空の方向を向いてしまうので、運転者に違和感を与える。そこで、傾斜角度θは、予め実験やシミュレーションによって、車両を進行方向に誘導しているように見える値を求めておき、その値に設定する。
また、傾斜角度設定部17は、誘導マークの表示位置から車両までの距離に応じて、誘導マークの傾斜角度を変化させてもよい。例えば、図5(b)に示すように、誘導マークM1~M4は、誘導マークの表示位置から車両までの距離Lが大きくなるのに応じて、傾斜角度θが大きくなるように設定されている。また、誘導マークM5の傾斜角度は誘導マークM1の傾斜角度と同一に設定すればよい。車両から一番手前に位置する誘導マークM4は、車両との距離が近いので傾斜させなくても、運転者は認識することができる。しかし、車両からの距離が大きくなるにしたがって、誘導マークは見にくくなるので、距離Lに応じて傾斜角度θを大きくする。これにより、傾斜角度θを一定にした場合よりも誘導マークを運転者から見やすく表示することができる。また、各誘導マークM1~M4の位置に対してそれぞれ最適な傾斜角度θを設定すれば、各誘導マークを最も見やすく表示することができる。
尚、距離Lに応じて傾斜角度θを変更する場合、車両が移動して交差点に近づいたときには、誘導マークの傾斜角度θを距離Lに応じて徐々に低下させる。例えば、交差点の手前で誘導マークの表示が開始されたときには、図5(b)に示すように誘導マークM1の傾斜角度は大きな値に設定されているが、車両が交差点に近づくと、誘導マークM1の傾斜角度は距離Lが小さくなるのに応じて徐々に小さくする。そして、車両が交差点の直前まで来ると、誘導マークM1の傾斜角度は0°、すなわち道路面と平行になる。ただし、誘導マークの表示を開始したときに設定された傾斜角度θをそのまま変更しないようにしてもよい。すなわち、車両が交差点の手前で、誘導マークM1~M4の傾斜角度を、図5(b)に示すように設定して表示を開始したら、車両が交差点に近づいても、傾斜角度を変更せずにそのまま表示し続けるようにしてもよい。
ステップS50において、HUD映像生成部19は、車両の3D空間において、上述した各処理で設定された表示位置及び傾斜角度となるように誘導マークの表示画像を生成して、HUD表示部5に出力する。
ステップS60において、HUD表示部5は、車両の3D空間上に設定された誘導マークの表示画像を、フロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に表示する。これにより、誘導マークの表示画像が交差点等の誘導地点の前後の道路面に重畳して表示され、運転者はフロントウィンドウの先に誘導マークを視認する。こうして誘導マークが表示されると、本実施形態に係る誘導マーク表示処理は終了する。
[第1実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、誘導マークを道路面から所定の傾斜角度だけ車両側に傾けて表示するので、誘導マークを車両側に立ち上げて表示することができる。これにより、車両から離れた位置に表示された誘導マークであっても運転者が容易に認識することができるので、誘導マークの視認性を向上させることができる。
また、本実施形態に係る車両用表示装置1では、誘導マークの表示位置から車両までの距離に応じて誘導マークの傾斜角度を変化させる。これにより、誘導マークの表示位置から車両までの距離に応じて最適な傾斜角度を設定することができるので、誘導マークの視認性をさらに向上させることができる。
[第2実施形態]
次に、本発明の第2実施形態に係る車両用表示装置について図面を参照して説明する。ただし、本実施形態に係る車両用表示装置の構成は第1実施形態と同一なので、詳細な説明は省略する。
本実施形態では、誘導マークの傾斜角度を誘導地点の前後で変化させるようにしたことが、第1実施形態と相違している。すなわち、図2に示すフローチャートのステップS40において、傾斜角度設定部17が誘導マークを傾斜させる際に、誘導マークの傾斜角度を誘導地点の前後で変化させている。ただし、図2のフローチャートのその他のステップについては、第1実施形態と同一の処理が実行されるので、詳細な説明は省略する。
ステップS40において、傾斜角度設定部17は、表示位置が設定された誘導マークを道路面から所定の傾斜角度だけ車両側に傾けて表示するように設定する。このとき、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークと誘導地点以降に表示される誘導マークとの間で傾斜角度を変化させる。例えば、図6に示すように、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークM2~M4の傾斜角度θを10°に設定し、誘導地点以降に表示される誘導マークM1、M5の傾斜角度αを90°に設定する。ただし、傾斜角度αを必ず90°に設定しなければならない訳ではなく、傾斜角度θよりも大きくなるように設定すればよい。これにより、図7に示すように、誘導地点以降に表示される誘導マークを、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークよりも運転者に対して明確に表示することができる。したがって、運転者は誘導地点よりも先の誘導経路を明確に認識することができる。
[第2実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、誘導マークの傾斜角度を誘導地点の前後で変化させるので、誘導地点の前後で運転者が誘導マークを見やすくなるように変化させて表示することができる。これにより、運転者は曲がる地点を容易に認識することができる。
[第3実施形態]
次に、本発明の第3実施形態に係る車両用表示装置について図面を参照して説明する。ただし、本実施形態に係る車両用表示装置の構成は第1実施形態と同一なので、詳細な説明は省略する。
上述した第2実施形態では、誘導マークの傾斜角度を誘導地点の前後で変化させ、誘導地点以降に表示される誘導マークの傾斜角度αを90°に設定していた。しかし、本実施形態では、誘導地点の後に表示される誘導マークの傾斜角度αを、車両が走行する道路と誘導地点で曲がった後の誘導経路とが交差する角度に応じて設定するようにしている。ただし、図2のフローチャートのステップS40以外の処理については、第1及び第2実施形態と同一の処理が実行されるので、詳細な説明は省略する。
ステップS40において、傾斜角度設定部17は、表示位置が設定された誘導マークを道路面から所定の傾斜角度だけ車両側に傾けて表示するように設定する。このとき、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークと誘導地点以降に表示される誘導マークとの間で傾斜角度を変化させる。さらに、本実施形態では、誘導地点となる交差点が直角に交差する交差点ではない場合に、誘導地点で分岐した後の道路面に表示される誘導マークの傾斜角度αを、車両が走行する道路と誘導地点で曲がった後の誘導経路とが交差する角度、すなわち分岐前後の誘導経路が交差する角度に応じて設定する。ただし、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークの傾斜角度θは第1及び第2実施形態と同様に設定される。
例えば、図8において、誘導地点となる交差点が直角に曲がる交差点ではなく、車両がβの角度で曲がる場合、すなわち車両が走行する道路と誘導地点の後に車両が走行する道路との間の交差角度がβである場合について説明する。この場合に、傾斜角度設定部17は、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークM2~M4の傾斜角度θを例えば10°に設定し、誘導地点の後に表示される誘導マークM1、M5の傾斜角度αを、車両が走行する道路と誘導地点で曲がった後の誘導経路とが交差する角度βに応じて設定する。この交差角度βについては、誘導経路情報から取得すればよい。
ここで、具体的な傾斜角度αの設定方法を、図9を参照して説明する。図9に示すように、交差角度βが0~90°の範囲では、傾斜角度αを、交差角度βが大きくなるのに応じて直線的に増加し、β=90°のときにα=90°となるように設定する。また、交差角度βが90~180°の範囲では、β=90°のときにα=90°とし、傾斜角度αを、交差角度βが大きくなるのに応じて直線的に減少するように設定する。ただし、傾斜角度αは、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークの傾斜角度θ以上となるように設定する必要がある。そこで、図9では、交差角度βが0°または180°のときに、傾斜角度αがθとなるように設定されている。また、傾斜角度αの設定方法としては、図10に示すように、交差角度βの変化に応じて曲線的に傾斜角度αを増減させるようにしてもよい。尚、傾斜角度αの設定方法は、図9、10に示した方法に限定されるものではなく、他の方法で設定してもよい。特に、誘導マークの形状に応じて運転者からの見え方が異なるので、誘導マークの形状に応じて傾斜角度αの設定方法を変更することが好ましい。
また、傾斜角度設定部17は、誘導地点の後に表示される誘導マークを、誘導地点の後に車両が走行する道路と直交する方向に傾斜角度αだけ車両側に傾けて表示する。すなわち、誘導地点の後に表示される誘導マークは車両正面に向けて傾けるのではなく、誘導地点の後に車両が走行する道路に沿って立ち上げるように傾ける。例えば、図8に示すように、誘導マークM1は、誘導地点の後に車両が走行する道路に直交する方向となるA-A断面において、傾斜角度αだけ車両側に傾けて表示される。誘導マークM5も同様に表示される。こうして誘導地点の後に表示される誘導マークの傾斜角度αが設定され、傾ける方向が設定されると、図11に示すように、誘導地点の後に表示される誘導マークが表示される。また、誘導地点よりも車両側に表示される誘導マークも第1実施形態で説明したように表示される。
[第3実施形態の効果]
以上詳細に説明したように、本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、誘導地点の後に表示される誘導マークの傾斜角度を、車両が走行する道路と誘導地点で曲がった後の誘導経路とが交差する角度に応じて設定する。これにより、誘導地点となる交差点が直角に曲がる交差点ではなくても、誘導地点の後に表示される誘導マークを運転者に対して明確に表示することができる。
また、本実施形態に係る車両用表示装置1によれば、誘導地点の後に表示される誘導マークを、誘導地点の後に車両が走行する道路と直交する方向に、設定された傾斜角度だけ車両側に傾けて表示する。これにより、誘導地点となる交差点が直角に曲がる交差点ではなくても、誘導地点の後に表示される誘導マークを運転者に対して明確に表示することができる。特に、車両が走行する道路に対して鋭角に交差する道路がある交差点では、誘導マークを見ても、運転者は誘導経路が交差点を直進しているのか、鋭角に曲がるのか、明確に認識できない場合があった。しかし、本実施形態では、車両が走行する道路と誘導地点で曲がった後の誘導経路とが交差する角度、すなわち誘導地点で車両が曲がる角度に応じて傾斜角度を設定し、誘導地点の後に車両が走行する道路と直交する方向に誘導マークを傾けて表示するので、鋭角に交差する道路がある交差点であっても、運転者に誘導経路を明確に認識させることができる。
なお、上述の実施形態は本発明の一例である。このため、本発明は、上述の実施形態に限定されることはなく、この実施形態以外の形態であっても、本発明に係る技術的思想を逸脱しない範囲であれば、設計などに応じて種々の変更が可能であることは勿論である。
1 車両用表示装置
3 制御ユニット
5 HUD表示部(表示部)
7 ナビゲーション装置
9 車速センサ
11 入力インターフェース
13 誘導経路取得部
15 表示位置設定部
17 傾斜角度設定部
19 HUD映像生成部

Claims (4)

  1. 車両の目的地への誘導経路を表示する車両用表示装置であって、
    前記車両の目的地までの誘導経路を取得する誘導経路取得部と、
    前記誘導経路取得部で取得された誘導経路上で前記車両が走行している道路から分岐した誘導地点を検出し、前記誘導経路を示す誘導マークが、前記車両が走行する道路と前記誘導地点で分岐した後の道路面に重畳して表示されるように前記誘導マークの表示位置を設定する表示位置設定部と、
    前記表示位置設定部で表示位置が設定された前記誘導マークを、前記道路面から所定の傾斜角度だけ前記車両側に傾けて表示するように設定する傾斜角度設定部と、
    前記傾斜角度設定部で前記傾斜角度が設定された前記誘導マークの表示画像を、前記車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に表示する表示部とを備え、
    前記表示位置設定部は、複数の前記誘導マークを所定の間隔で前記誘導地点の前後の道路面上に配置し、
    前記傾斜角度設定部は、前記誘導地点と前記車両の間に配置された前記誘導マークの傾斜角度を、前記誘導マークの表示位置から前記車両までの距離が大きくなるのに応じて、大きくするように変化させることを特徴とする車両用表示装置。
  2. 前記傾斜角度設定部は、前記誘導マークの傾斜角度を前記誘導地点の前後で変化させることを特徴とする請求項1に記載の車両用表示装置。
  3. 前記傾斜角度設定部は、前記誘導地点で分岐した後の道路面に表示される前記誘導マークの傾斜角度を、前記分岐前後の誘導経路が交差する角度に応じて設定することを特徴とする請求項2に記載の車両用表示装置。
  4. 車両の目的地への誘導経路を表示する車両用表示装置の車両用表示方法であって、
    前記車両用表示装置は、
    前記車両の目的地までの誘導経路を取得し、
    取得した前記誘導経路上で前記車両が曲がる誘導地点を検出し、前記誘導経路を示す誘導マークが前記誘導地点の前後の道路面に重畳して表示されるように前記誘導マークの表示位置を設定し、
    前記表示位置が設定された誘導マークを、前記道路面から所定の傾斜角度だけ前記車両側に傾けて表示するように設定し、
    前記傾斜角度が設定された前記誘導マークの表示画像を、前記車両に備えられたフロントウィンドウの位置と重複するように設けられた表示領域に表示し、
    複数の前記誘導マークが、所定の間隔で前記誘導地点の前後の道路面上に配置され、
    前記誘導地点と前記車両の間に配置された前記誘導マークの傾斜角度を、前記誘導マークの表示位置から前記車両までの距離が大きくなるのに応じて、大きくするように変化させることを特徴とする車両用表示方法。
JP2016133325A 2015-07-08 2016-07-05 車両用表示装置及び車両用表示方法 Active JP7048202B2 (ja)

Applications Claiming Priority (2)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2015136721 2015-07-08
JP2015136721 2015-07-08

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017021019A JP2017021019A (ja) 2017-01-26
JP7048202B2 true JP7048202B2 (ja) 2022-04-05

Family

ID=57888349

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016133325A Active JP7048202B2 (ja) 2015-07-08 2016-07-05 車両用表示装置及び車両用表示方法

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JP7048202B2 (ja)

Families Citing this family (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP6938367B2 (ja) 2017-12-28 2021-09-22 アルパイン株式会社 車載システム
JP6896108B2 (ja) * 2018-01-10 2021-06-30 三菱電機株式会社 車両用表示制御装置および画像表示方法
EP4093629A1 (en) * 2020-01-24 2022-11-30 Ricoh Company, Ltd. Display apparatus, movable body, display method, program, and non-transitory recording medium
JP2023013336A (ja) 2021-07-15 2023-01-26 トヨタ自動車株式会社 車両用表示制御装置、表示方法及び表示プログラム

Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142084A1 (ja) 2006-06-05 2007-12-13 Panasonic Corporation ナビゲーション装置
WO2010109941A1 (ja) 2009-03-23 2010-09-30 株式会社 東芝 車載用表示システム、表示方法及び車両

Patent Citations (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
WO2007142084A1 (ja) 2006-06-05 2007-12-13 Panasonic Corporation ナビゲーション装置
WO2010109941A1 (ja) 2009-03-23 2010-09-30 株式会社 東芝 車載用表示システム、表示方法及び車両

Also Published As

Publication number Publication date
JP2017021019A (ja) 2017-01-26

Similar Documents

Publication Publication Date Title
RU2675760C1 (ru) Устройство отображения транспортного средства и способ отображения для транспортного средства
JP5136671B2 (ja) 地図表示装置
JP6540817B2 (ja) 車両用表示装置及び車両用表示方法
JP6775188B2 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置および表示制御方法
JP6536856B2 (ja) 車両用表示装置
JP7048202B2 (ja) 車両用表示装置及び車両用表示方法
JP5783155B2 (ja) 表示装置
KR102306790B1 (ko) 컨텐츠 시각화 장치 및 방법
JP6521081B2 (ja) 車両用表示装置
CN110001400B (zh) 车辆用显示装置
JP6695049B2 (ja) 表示装置及び表示制御方法
JP5136950B2 (ja) 車載機器の操作装置
JP6443122B2 (ja) 車両用表示装置
JPWO2016067574A1 (ja) 表示制御装置及び表示制御プログラム
CN107923761B (zh) 显示控制装置、显示装置及显示控制方法
JP7009057B2 (ja) 表示装置、表示システム、及びプログラム
EP3776156A1 (en) Image control apparatus, display apparatus, movable body, and image control method
WO2019189619A1 (en) Image control apparatus, display apparatus, movable body, and image control method
JP2016078498A (ja) 表示制御装置、表示システム
JP2018103697A (ja) 車両用表示装置
CN114077306A (zh) 实现内容可视化的装置和方法
CN108427197B (zh) 用于控制增强现实平视显示器设备的显示的方法和设备
JPWO2019131296A1 (ja) ヘッドアップディスプレイ装置
CN114127614B (zh) 平视显示装置
JP6597128B2 (ja) 車両用表示装置

Legal Events

Date Code Title Description
A621 Written request for application examination

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A621

Effective date: 20190328

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200225

A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20200228

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200413

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20200519

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20200713

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20201215

A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A523

Effective date: 20210311

C60 Trial request (containing other claim documents, opposition documents)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C60

Effective date: 20210311

A911 Transfer to examiner for re-examination before appeal (zenchi)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A911

Effective date: 20210319

C21 Notice of transfer of a case for reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C21

Effective date: 20210323

A912 Re-examination (zenchi) completed and case transferred to appeal board

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A912

Effective date: 20210521

C211 Notice of termination of reconsideration by examiners before appeal proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C211

Effective date: 20210525

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210615

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20210928

C22 Notice of designation (change) of administrative judge

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C22

Effective date: 20220111

C23 Notice of termination of proceedings

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C23

Effective date: 20220215

C03 Trial/appeal decision taken

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C03

Effective date: 20220322

C30A Notification sent

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: C3012

Effective date: 20220322

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20220324

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 7048202

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150