JP6656888B2 - セグメント化ローターキャップアセンブリ - Google Patents

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Description

本開示はリグノセルロース系材料を処理するために構成されたリファイナーに一般に関し、リファイナー内のローターキャップに特に関する。
発明の背景
メカニカルパルプ化プロセス、ディスパージョンプロセス、及び中質繊維板(「MDF」medium density fiberboard)プロセスは、回転しているディスク間又はコーン間でのリグノセルロース系材料の機械的処理を含んでいる。本出願において、「リファイナー」とは、リグノセルロース系材料中の繊維を、研磨面を有するリファイナープレートで離解、解繊及び切断するように構成されたメカニカルリファイナー、ディスパーザー、又は他の装置を指称するものと理解されたい。
リファイナーは、ディスクリファイナーと、コニカルリファイナーとに大別される。ディスクリファイナーは、シングルディスクリファイナー、ダブルディスクリファイナー及びツインリファイナーを含む。ダブルディスクリファイナーは、「逆回転リファイナー」としても知られている。シングルディスクリファイナーは、1つの静止ステーターディスクに対向して設置されている1つのローターディスクを一般に有する。ダブルディスクリファイナーは、反対方向に回転する2つの対向しているディスクを一般に有する。ツインリファイナーは、2つの静止ディスク間に配置されている回転ダブルサイドディスクを典型的に利用する。コニカルリファイナーは、入れ子状の(nested)先端を切り取ったコーンを使用して、リグノセルロース系材料を解繊、離解及び切断する。いくつかのコニカルリファイナーは、フラットリファイニングエリアを含み、次にコニカルリファイナーが続くが、一方、他のいくつかのコニカルリファイナーはコニカルセクションのみを含み、リグノセルロース系材料の解繊、離解及び切断がこのコニカルセクションにおいて実質的に完全に起こる。
リファイナーは、2つ又はそれ以上のディスク又はコーン上に装着されたリファイナープレートを典型的に有する。リファイナープレートは、バーと溝とのパターン、噛合歯のパターン又はそれらの組合せを含む研磨面を通常有する。リファイナープレートの研磨面は、木材繊維又は他のリグノセルロース系材料を処理して、パルプを形成するように一般に適合されている。リファイニングギャップは、対向して配置されているディスク又はコーン上に対向して配置されている研磨面を隔てている。メカニカルパルプリファイナーにおいて、リファイニングギャップは1ミリメートル(「mm」)未満の間隔を典型的に有する。メカニカルディスパーザーにおいて、リファイニングギャップの間隔は1mmから約6mmまでの範囲である。
ディスクリファイナーは、対向しているディスクの1つの中心において供給入口を一般に有する。シングルディスクリファイナーにおいては、供給入口はステーターの中心を通って通常延びている。運転中に、ローターは、通常、1分間あたり1,200〜1,800回転(「rpm」)の範囲で迅速に回転する。運転者はリグノセルロース系供給材料を供給入口から投入し、リグノセルロース系材料は回転しているローターの中心にあるローターキャップに迅速に接触する。リグノセルロース系供給材料がローターキャップに接触すると、ローターキャップ上の幅広いバーがリグノセルロース系供給材料をリファイニングギャップに投入させる(fling)。従って、ローターキャップは「フリンガー(flinger)」としても知られている。
ローターの半径長さに沿う高遠心力は、リグノセルロース系材料がリファイニングギャップを通過するようにし、それによってリファイナープレートの研磨面がリグノセルロース系繊維を離解、解繊及び切断することを可能にする。リグノセルロース系材料のこの離解、解繊及び切断はスチームを生成し、時間がたつにつれて研磨面の侵蝕をもたらす。リファイナーを一回通過した後、リグノセルロース系材料はリファイナープレートの外径にあるリファイニングギャップを一般に出る。リファイニングギャップから一旦追い出されると、リグノセルロース系材料はさらなる処理のために収集されることがあり、これには、付加的にリファイニングを通過させることが含まれる。
長期間にわたってリグノセルロース系供給材料に持続的に晒されると、ローターキャップの幅広いバーは磨砕する。リグノセルロース系材料中の混入物、例えば、砂、石、コンクリート片、きょう雑物、金属片、及び他の粗い生物由来物質がローターキャップの損耗を加速させる。大きな混入物、例えば金属片又はコンクリートは、ローターキャップのかなりの部分を削ぎ取り、ローターキャップを非対称に損耗させる。ローターキャップの損耗、特に不均一な損耗は、リグノセルロース系材料がリファイニングギャップに入る速度を乱し、最終的にリファイナーを不安定にし、リファイニング能力を減少させ、繊維品質を低下させる。
これらの問題を回避するために、通常、運転者はメカニカルパルプリファイナーを停止し、損耗を評価するためのメンテナンス期間を定めている。もしローターキャップが大いに劣化していれば、運転者は交換の処置を施す。運転停止時間はリファイナーのタイプに依存して変化するが、運転停止時間は一般に3時間から12時間までの範囲であり、損耗したローターキャップを取り扱うために数人の作業員及び重機を必要とする。
ローターキャップは、スチール又は他の耐久性材料で通常は鋳造される。ローターキャップは重量が異なり、大型のローターキャップは100キログラム(「Kg」)を超える重量であることがある。運転者は、最軽量のローターキャップ以外のすべてのローターキャップを交換するときに、頭上式クレーン、フォークリフト又は類似の重機を通常は利用する。重機は、メンテナンスの時間、コスト及び人員の負傷リスクを増加させる。
ローターキャップの質量がローターの回転中心の周りに均等に分布するように位置され、ローターの運転中に均一な向心力を受けるローターキャップは、「誘導案内された」(piloted)ローターキャップとして知られている。もしローターキャップが不適切に誘導案内されれば、ローターキャップの不均一な重量分布及びアンバランスな物理的な力によって振動が生じ、ローターシャフトの損耗を加速することがある。不適切な誘導案内によって、対向して配置されているリファイナープレートが運転中に互いに接触するリスクが増加することもあり、それによって、激しいリファイナープレートの不安定化、作業員への危険性、及び周囲の機材への損傷の原因となる。
交換ローターキャップを誘導案内するために必要とされる時間は、メンテナンス期間に伴なう一時的コスト及び財務的なコスト(temporal and financial costs)と共に生産量の低減の原因となる。その結果、運転者はローターキャップの交換を遅らせ、ローターキャップの使用をローターキャップの耐用期間を超えて延ばすことがある。メンテナンスが遅れることによって、(例えば、不均一なローターキャップの損耗に由来して)メカニカルリファイナーの能力が非効率的になることがあり、これが安全性へのリスクをもたらし、エネルギー消費を増加させ、繊維品質に悪影響をおよぼすことがある。
そのため、運転要員に対する安全条件を改善しつつ、損耗したローターキャップの除去及び交換のためのメンテナンス時間を減少させる必要性が長い間認識されている。
従来のリファイナーローターキャップに起因する作業員の安全性へのリスク及び生産量の低減の問題は、ローターキャップセグメントの裏側に位置するキャップセグメント保持具を含むセグメント化ローターキャップアセンブリを使用することによって軽減され、各ローターキャップセグメントはキャップセグメント保持具によって保持されるように構成され、キャップセグメント保持具はローターの回転中心の周りで誘導案内され、キャップセグメント保持具は、ローターキャップセグメントをキャップセグメントの内径と外径との間の径において又はローターキャップセグメントの外径において誘導案内するために構成された保持手段を有する。
本開示は、ローターキャップセグメントが回転しているローターの遠心力(すなわち、ローターの質量が円運動の結果として受ける慣性)に抵抗するように、ローターキャップセグメントを位置させるために構成されたセグメント化ローターキャップアセンブリを利用するものである。高コンシステンシーリファイナーは、1,200〜1,800rpmで運転されるローターを一般に有し、セグメント化ローターキャップアセンブリは、ローターの円運動により生ずる対応する高い慣性に耐えるように構成されているのが望ましい。伝統的なシングルピースローターキャップのデザインにおいて、伝統的なローターキャップがピンによってローターの中心に正確に誘導案内されれば、この慣性は一般にごくわずかな懸念でしかない。伝統的なシングルピースローターキャップが、スチール又は業界でよく使用される他の類似の材料で作製されているならば、その材料の構造的一体性によって、運転下のローターの遠心力を相殺するために十分な向心力が一般に提供される。すなわち、シングルピースローターキャップの質量がローターの回転中心の周りに均等に分布されれば、遠心力と向心力は相殺され、それによってシングルピースローターキャップをバランスさせることができる。
例示的なローターキャップセグメントは、幾何学的な円環セクターの形状を典型的に有し、且つ環状セクターが先の尖ったクサビで終端しないように、環状に先端が切り取られた下部部分を有する。運転者が、複数のリファイナープレートセグメントをローターに直接的又は間接的に取り付け、そして他のローターキャップセグメントに隣接して取り付けると、複数のローターキャップセグメントは円環を典型的に形成する。他の例示的な実施態様において、セグメント化ローターキャップアセンブリはキャップセグメント保持具の中心に配置されている中心キャップセグメントをさらに含むことがある。さらに他の例示的な実施態様において、複数の中心キャップセグメントが提供されることがある。中心キャップセグメントを含む例示的なローターキャップセグメント及びキャップセグメント保持具は、ステンレススチール又は研磨性のリグノセルロース系供給材料及び腐蝕性のスチームとの頻繁な接触に耐えるように構成された他の材料で作製される。
元々はシングルピースであるローターキャップをセグメント化することは、シングルピースローターキャップの構造的一体性を除去し、複数の重心を作り出し、ローターキャップシステムをアンバランスにする。この事実にも拘わらず、出願人はローターキャップをセグメント化させることを決定し、ローターキャップセグメントを回転中心に誘導案内することを試みるよりも、むしろその代わりに、誘導案内する手段を、ローターキャップセグメントの中間径に提供することを試みることを決定した。他の例示的な実施態様において、ローターキャップセグメントはローターキャップセグメントの外径に誘導案内されることがある。もしローターキャップセグメントが不適切に誘導案内されれば、ローターの回転運動によって生ずる慣性は、ローターキャップセグメントがローターの回転中心から半径方向外側に移動することを引き起こし、このことは、振動を引き起こすか、ローターキャップセグメントがリファイニングギャップに入ることを引き起こすか、あるいはリファイナーの機能を妨害することになる。
この問題に対処するために、出願人は、ローターの周りに望ましく誘導案内されるキャップセグメント保持具を含むセグメント化ローターキャップアセンブリを提供した。キャップセグメント保持具は、一般に円形又は環状である。キャップセグメント保持具の前面は、特にローターの円運動中に、ローターキャップセグメントの背面上の位置決め手段を係合(engage)するように構成された保持手段を有する。このように、キャップセグメント保持具は、位置させ、ローターの円運動中にローターキャップセグメントが受ける慣性をバランスさせ、それによってローターキャップセグメントを誘導案内するのに十分な向心力を提供する。
例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、ローターキャップセグメントをローターキャップセグメントの外径に誘導案内するように構成された保持手段を有する。他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの外径と中径との中間にある径に誘導案内するように構成された保持手段を有することがある。さらに他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの中径と内径との中間にある径に誘導案内するように構成された保持手段を有することがある。
保持手段は、キャップセグメントを誘導案内するように構成された保持リップ、ステップ、突出部、クランプ、ピン、歯状体、又は他の類似の保持手段である。保持手段が保持リップである実施態様において、位置決め手段は、ローターキャップアセンブリを、1つ又はそれ以上の保持リップによって規定された凹形スペースに位置づけ、ローターの円運動中に保持リップに係合するように構成された位置決めリップである。このように、保持リップ及び位置決めリップは、ローターキャップセグメントをローターキャップ保持具上に位置させ、ローターの回転運動の結果としてローターキャップセグメントが受ける慣性を相殺し、それによってローターキャップセグメントを誘導案内するように構成された向心力を提供する。保持手段が保持ステップである実施態様において、位置決め手段は、保持ステップに係合するように構成された位置決めステップである。保持手段がクランプである実施態様において、位置決め手段は、クランプとインターロックするように構成された1つ又はそれ以上の突出部である。位置決め手段がピンである実施態様において、保持手段は、ピンを受け入れるように構成された孔である。保持手段が歯状体である実施態様において、位置決め手段は、歯状体に係合し、歯状体とインターロックするように構成された歯状の窪みである。保持手段がキャップセグメントを誘導案内するように構成された他の保持手段である実施態様において、位置決め手段は、保持手段に係合するように構成された他の位置決め手段であり、それによって、保持手段は、ローターの円運動によって引き起こされるローターキャップセグメントの慣性を相殺するために十分な向心力を提供し、それによって保持手段及び位置決め手段は、ローターキャップセグメントを、ローターの円運動中にキャップセグメント保持具上に位置づける。
リップ、ステップ、クランプ、ピン、歯状体、又は類似のインターロックメカニズムがローターキャップ上に配置されている実施態様において、キャップセグメント保持具上の保持手段は、ローターキャップセグメント上のインターロックメカニズムとインターロックするように構成され、これはローターキャップセグメントもまた同様であることを理解されたい。リップ、ステップ、クランプ、ピン、歯状体、又は類似のインターロックメカニズムは単独で使用されるか、又は本明細書に開示されているインターロックメカニズムと組み合わせて使用されることをさらに理解されたい。さらに、他の例示的な実施態様において、インターロックメカニズム(例えば、クランプ(clamps)と、該クランプ(the clamps)とインターロックするように構成された1つ又はそれ以上の突出部)を含むインターロックエレメントが、ローターキャップセグメント、中心キャップセグメント、キャップセグメント保持具、又はそれらの組み合わせ上に配置されることがある。キャップセグメント上に配置されたインターロックメカニズムのインターロックエレメントは、「キャップセグメントインターロックエレメント」として知られ、キャップセグメント保持具上のインターロックメカニズムのインターロックエレメントは「保持具インターロックエレメント」として知られ、中心キャップセグメント上に配置されているインターロックエレメントは「中心キャップセグメントインターロックエレメント」として知られている。位置決め手段と共に使用されるように構成された保持手段に加えて、インターロックメカニズムは、本開示において「誘導案内手段」と呼ばれることをさらに理解されたい。
保持手段が保持リップであるならば、保持リップは5mm〜15mmの高さを有する。保持リップは、保持リップの高さが、ローターキャップセグメントの背面から延びている位置決め突出部の側壁の高さに係合するために十分に高くなるように一般に構成されている。保持リップは、各保持リップがローターキャップセグメントの背面から延びている突出部の各側壁に実質的に接触するように、ローターキャップセグメントの背面から延びている突出部の側壁に係合するように構成されているのが望ましい。
ローターキャップセグメントをローターキャップセグメントの内径とローターキャップセグメントの外径との中間にある径において誘導案内するように構成された誘導案内手段を提供することによって、又はローターキャップセグメントをローターキャップセグメントの外径において誘導案内するように構成された誘導案内手段を提供することによって、出願人はローターキャップセグメントをシングルピースローターキャップの代わりに使用することが可能であることを見出した。
さらに、出願人は、ローターキャップの外径に近づく幅広いバー及びチャネルが、回転中心により近い幅広いバー及びチャネルよりも速い速度で損耗する傾向があることを見出した。従って、本開示の目的は、回転中心により近い使用可能な幅広いバー及びチャネルを使用し続けることを可能にしつつ、ローターキャップアセンブリの外縁に近い損耗した幅広いバーを局所的に交換することを可能にすることである。
所望の期間後、例えば2年に1回(biannually)ほど、取り外され、交換されるように構成されているローターキャップセグメントを得て、適切なリファイナーの運転能力を確実にし、それによって繊維品質を保持することが本開示の他の目的である。
ローターキャップセグメントを、キャップセグメント保持具上に、頭上式クレーンを使用する必要なく、手動で取り付けることを可能にすることが本開示のもう1つの目的である。
メンテナンス期間中のリファイナーの停止時間を減少させることが本開示のさらなる目的である。
キャップセグメント保持具と係合されたローターキャップセグメントに向心力を提供するように構成されたキャップセグメント保持具を提供することが本開示のまたさらなる目的である。
ローターキャップアセンブリの例示的な実施態様において、ローターキャップは、キャップセグメント保持具に隣接して配置されているキャップセグメント群を含む。キャップセグメント保持具は、リファイナーにおけるローターに装着されている。キャップセグメント保持具はローター上に配置されている背面サイドを有し、さらにキャップセグメント保持具は、キャップセグメント保持具がキャップセグメントとローターとの間に配置されるように、キャップセグメントに隣接している前面を有する。また他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、キャップセグメント保持具がキャップセグメント保持具の中心にある孔を規定するように、環状である。環状キャップセグメント保持具を含む実施態様において、ローター中心部分(例えばハブ)はローターに直接的に取り付けられることもあり、ローター中心部分は環状キャップセグメント保持具の中心にある孔を通って延びている。環状キャップセグメント保持具を含むそのような実施態様においては、キャップセグメント保持具の中心キャップセグメント又は中心部分が一般に存在しない。キャップセグメント保持具は、キャップセグメントのための誘導案内手段を有する。
本開示に従うローターキャップセンブリは、ディスクリファイナー又はコニカルリファイナーのいずれかのそれぞれと共に使用される。コニカルリファイナーに関しては、キャップセグメント保持具及びキャップセグメントは、ディスクリファイナーと共に使用されるキャップセグメント保持具と実質的に類似している。
他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメント上の第1中間径において誘導案内するように構成された第1保持手段、及びローターキャップセグメントを、第1中間径から半径方向に遠位するローターキャップセグメント上の第2中間径において誘導案内するように構成された第2保持手段をさらに含む。ある例示的な実施態様において、第2保持手段はローターキャップセグメント外径にあることがある。第1保持手段は、ローターキャップセグメントの第1中間径上の第1位置決め手段に係合し、第2保持手段は、ローターキャップセグメントの第2中間径上の第2位置決め手段に係合する。他の例示的な実施態様において、第1中間径は内側ローターキャップセグメント上に配置され、一方、第2中間径は外側ローターキャップセグメント上に配置される。内側ローターキャップセグメント及び外側ローターキャップセグメントを含む例示的な実施態様において、第1径は内側ローターキャップの外径にあり、第2径はローターキャップの外径にある。他の例示的な実施態様において、ローターキャップセグメントの2以上のセットがローター上に半径方向に配置されることがある。上記のものを組み合わせたものは、本開示の範囲内にあると考えられる。
保持手段は円周であることがある。ある例示的な実施態様において、一連の保持手段は、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの外径又はローターキャップセグメントの中間径において係合するように構成されている。ローターキャップセグメント上の一連の位置決め手段は、保持手段に係合するように構成されている。他の例示的な実施態様において、保持手段は、円周であり、連続的であり、キャップセグメント保持具外径、キャップセグメント保持具中間径、又はそれらの組合せにおいて、キャップセグメント保持具上に配置される。キャップセグメント保持具上の保持手段は、ローターの回転中心(例えば、回転軸)から約10mm〜約25mmの間に配置される。他の例示的な実施態様において、保持手段は、ローターキャップセグメント外径から約10mm〜約25mmの間に配置される。ローターの回転中心から保持手段までの距離は、半径長さとして通常知られている。保持手段は、12mmの半径長さを有することが望ましい。
セグメント化ローターキャップを交換するための例示的な方法は、作動中のリファイナーの動作を停止させること、ローターにアクセスすること、ローターキャップをローターから外すこと、キャップセグメント保持具をローターの中心上に位置させること、キャップセグメントをキャップセグメント保持具上に位置させること、キャップセグメント保持具を、ローターキャップセグメントからキャップセグメント保持具を通ってローターへ延びているファスナーを使用することによって、ローターの中心上に固定することを含み、
前記キャップセグメント保持具は、前面サイド、及びキャップセグメント保持具の前面サイド上に配置されている保持手段を有し、
前記ローターキャップセグメントは、背面サイド、及び背面サイド上の径において円周に配置されている位置決め手段を有し、
前記ローターキャップセグメントの位置決め手段は、キャップセグメント保持具の保持手段に係合している。
他の例示的な実施態様において、ファスナーはローターからキャップセグメント保持具を通ってローターキャップセグメントへ延びている。
他の例示的な方法において、キャップセグメント保持具は、プレートホルダーの中心の上に位置される。キャップセグメント保持具は、ローターキャップセグメントからキャップセグメント保持具を通ってプレートホルダーへ延びているファスナーによって、位置へ固定される。他の例示的な実施態様において、ファスナーはプレートホルダーからキャップセグメント保持具を通ってローターキャップセグメントへ延びている。
例示的なローターキャップアセンブリは、複数のローターキャップセグメント、及び
ローターにおいて予め存在している固定用の孔を通じてローターに係合されるように構成されたキャップセグメント保持具を含み、
各ローターキャップセグメントは、前面サイド、背面サイド、ローターキャップセグメント内径、ローターキャップセグメント外径、及び各ローターキャップセグメントの背面上の位置決め手段を有し、
前記キャップセグメント保持具は、背面サイド、及びキャップセグメント保持具の前面サイド上の保持手段を有し、
前記複数のローターキャップセグメントは、キャップセグメント保持具の前面サイド上に配置され、
前記保持手段は、保持手段及び位置決め手段が複数のキャップセグメントをローターキャップセグメントの径において誘導案内するように、各ローターキャップセグメントの背面サイド上の位置決め手段に係合している。
ローターキャップアセンブリのキャップセグメント保持具は、ローター上に予め存在している孔と位置が合う孔と、キャップセグメント保持具を通り、さらにローターに予め存在している孔を通って延びているファスナーとをさらに含み、キャップセグメント保持具をローターに係合させる。
ローターキャップアセンブリの他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、キャップセグメント保持具とローターとの間に配置されているプレートホルダーにおける孔と位置が合う孔をさらに含み、ファスナーがキャップセグメント保持具を通ってプレートホルダーへ延びている。
さらに他の例示的な実施態様において、保持手段及び位置決め手段は、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの外径において誘導案内している。
さらに例示的な実施態様において、ローターキャップセグメントは、ローターキャップセグメント内径とローターキャップセグメント外径との間の途中の中径をさらに含み、保持手段及び位置決め手段は、ローターキャップセグメントを、中径と外径との間の中間径において誘導案内している。
他の例示的な実施態様において、ローターキャップセグメントは、ローターキャップセグメント内径とローターキャップセグメント外径との途中の中径をさらに含み、保持手段及び位置決め手段は、ローターキャップセグメントを、中径と内径との間の中間径において誘導案内している。
キャップセグメント保持具は、環状キャップセグメント保持具である。
例示的な実施態様において、ローターキャップアセンブリは、複数のローターキャップセグメント、及びローターにおいて予め存在している孔を通じてローターに係合されるように構成されているキャップセグメント保持具を含み、
各ローターキャップセグメントは、前面サイド、背面サイド、ローターキャップセグメント内径、ローターキャップセグメント外径、ローターキャップ内径とローターキャップ外径との間に配置されているローターキャップセグメント中径、及び背面サイドから延びている突出部を有し、
該突出部は、突出部のサイドにおいて突出部側壁を有し、
前記キャップセグメント保持具は、背面サイド、前面サイド、本体、及びキャップセグメント保持具の前面サイドから延びている保持リップを有し、
該保持リップは、保持リップのサイドにおいて保持リップの側壁を有し、
該保持リップ側壁の頂部、及びキャップセグメント保持具の本体が凹形スペースを規定しており、
前記突出部は、突出部の側壁が保持リップの側壁に接触するように、凹形スペース内に配置されている。
さらなる例示的な実施態様において、保持リップ側壁は突出部側壁に接触し、ローターキャップセグメントをローターキャップセグメント外径において誘導案内する。他の例示的な実施態様において、保持リップ側壁は突出部側壁に接触し、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメント外径とローターキャップセグメント中径との間の中間径において誘導案内している。他の例示的な実施態様において、保持リップ側壁は突出部側壁に接触し、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメント内径とローターキャップセグメント中径との間の中間径において誘導案内している。
例示的なローターキャップアセンブリは、キャップセグメント保持具上に誘導案内されるように構成された中心キャップセグメントをさらに含む。
キャップセグメント保持具が環状キャップセグメント保持具である実施態様において、保持リップ側壁は突出部側壁に接触し、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメント外径とローターキャップセグメント中径との間の中間径において誘導案内している。
キャップセグメント保持具が環状キャップセグメントである他の実施態様において、保持リップ側壁は突出部側壁に接触し、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメント内径とローターキャップセグメント中径との間の中間径において誘導案内している。
例示的な環状ローターキャップアセンブリは、複数のローターキャップセグメント、及びローターにおいて予め存在している孔を通じてローターに係合しているキャップセグメント保持具を含み、
各ローターキャップセグメントは、前面サイド、背面サイド、ローターキャップセグメント内径、ローターキャップセグメント外径、及びキャップセグメントのインターロックエレメントを有し、
前記キャップセグメント保持具は、背面サイド、前面サイド、及び保持具インターロックエレメントを有し、
キャップセグメントインターロックエレメントは、ローターキャップセグメント内径から半径方向に遠位するローターキャップセグメント径において保持具インターロックエレメントに係合している。
例示的なキャップセグメント保持具は、ローター上に予め存在している孔と位置が合う孔と、キャップセグメント保持具を通り、さらにローターにおいて予め存在している孔を通って延びているファスナーとをさらに含み、キャップセグメント保持具をローターに係合させている。他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は、キャップセグメント保持具とローターとの間に配置されているプレートホルダーにおける孔と位置が合う孔をさらに含み、ファスナーはキャップセグメント保持具を通ってプレートホルダーへ延びている。
ある例示的な実施態様において、キャップセグメントインターロックエレメントと保持具インターロックエレメントとがインターロックメカニズムを規定し、該インターロックメカニズムがローターキャップセグメントを、ローターキャップ内径とローターキャップ外径との間の中間径において誘導案内している。
ローターキャップアセンブリがインターロックエレメントを含む実施態様において、キャップセグメント保持具は環状キャップセグメント保持具である。ファスナーは、複数のローターキャップセグメント、及びキャップセグメント保持具をローターに係合させるように構成されている。
ローターキャップアセンブリがインターロックエレメントを含む実施態様において、ローターキャップアセンブリは中心キャップセグメントをさらに含むが、該中心キャップセグメントは、回転中心、外径、及び中心キャップセグメントのインターロックエレメントを有し、該中心キャップセグメントのインターロックエレメントは、回転中心から半径方向に遠位する中心キャップの径において、保持具インターロックエレメントに係合するように構成されている。
前述のことは、添付の図面に示すように、本開示の例示的な実施態様の下記のより詳細な説明から明らかとなるであろう。図面は必ずしも縮尺通りのものではなく、開示されている実施態様を図示することに重点が置かれている。
図1Aは、従来のシングルピースローターキャップ、ロータープレートホルダー及びステータープレートホルダーを有するシングルディスクリファイナーの断面図である。
図1Bは図1Aのシングルディスクリファイナーの拡大図であり、これは回転中心の周りにシングルピースローターキャップを誘導案内することをさらに示している。
図2Aは従来のシングルピースローターキャップの正面図である。
図2Bは従来のシングルピースローターキャップの側断面図である。
図3Aは、セグメント化ローターキャップアセンブリの例示的な実施態様の正面図である。
図3Bは図3Aの側断面図であり、ローターキャップセグメント及び中心キャップセグメントのための誘導案内配置(piloting arrangement)を示している。 図3Cは、ローターキャップセグメントのための誘導案内配置を示す他の例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリの側断面図である。
図4はリファイナープレートを有するローターディスク上に配置された例示的なセグメント化ローターキャップの斜視図である。
図5Aは、環状キャップセグメント保持具に誘導案内されるように構成されたローターキャップセグメントの正面図である。
図5Bは、ライン5B−5Bに沿う図5Aにおけるローターキャップセグメントの側断面図であり、環状キャップセグメント保持具をさらに示している。
図5Cは例示的なセグメント化環状ローターキャップの正面図である。
図6Aは、ローター中心部分の周りに装着された例示的なローターキャップセグメント及び環状キャップセグメント保持具の側断面図である。
図6Bは、ローター中心部分の周りに装着された他の例示的なセグメント化ローターキャップセグメント及び環状キャップセグメント保持具の側断面図である。
好ましい実施態様についての下記の詳細な説明は、図示及び説明の目的のためのみに示されたものであり、論じ尽すこと又は発明の範囲及び要旨を制限することを意図するものではない。実施態様は、発明の原理及びその具体的な応用を最もよく説明するために選択され、記載されている。当業者は、本発明の範囲及び要旨から逸脱することなく、多くの変更が、本明細書に開示されている発明についてなされ得ることを認識するであろう。別途説明されない限り、対応する参照記号は、いくつかの図面を通して、対応する部材を示す。図面は本開示に従う種々の特徴及び構成要素の実施態様を示すが、これらの図面は必ずしも縮尺を通りのものではなく、ある特徴は本開示の実施態様をよりよく示すために誇張されており、そのような例示は、如何なる方法でも、本開示の範囲を制限するように解釈されるべきでない。
図1Aは、チャンバー109を規定しているハウジング104を有する従来のシングルディスクリファイナー101の断面図である。ローター105はチャンバー109内に存在する。ローター105は、プレートサイド176a及びローターシャフトサイド177を有する。ローターシャフトサイド177は、ハウジング104内に配置されたシール178を介して延びるローターシャフト190に係合している。ファスナー183は、シール178をハウジング104に係合させている。シール178は、チャンバー109内の温度及び圧力を外部環境から隔離している。モーター(図示せず)はローターシャフト190に係合し、ローターシャフト190及びローター105を回転中心106の周りで駆動させる。
ステーター107はローター105に対向して配置されている。ステーター107は、ローター105のプレートサイド176aに対向するプレートサイド176bを有する。ボルト181は、プレートホルダー113をステーター107における固定用の孔182を通じてステーター107のプレートサイド176bに係合させる。これらのボルト181は、プレートホルダー113を、ローター105における固定用の孔182を通じてローター105のプレートサイド176aに同様に係合させる。ボルト181はステーター107を通って延びている。ボルト181はローター105を通って延びている。ファスナー183はプレートホルダー113に延び、ステーター107上のリファイナープレートセグメント115bを係合させる。同様に、ファスナー183はプレートホルダー113を通って延び、ローター105上のリファイナープレートセグメント115aを保持する。プレートホルダー113は、ローター105と連通しない追加的なファスナーホールを提供することがある。これは、運転者が、プレートホルダー113をローター105に取り付ける前に、リファイナープレートセグメント115a、115bをシングルピースプレートホルダー上でアセンブリーすることを可能にする。
リファイナープレートセグメント115は、バーと溝とのパターン(図4参照)、噛合歯のパターン、又はこれらの組み合わせを含む研磨面を通常は有する。ローター105上のリファイナープレートセグメント115aはステーター107上のリファイナープレートセグメント115bと接触せず、むしろ、リファイナープレートセグメント115a及びリファイナープレートセグメント115bの対向しているセットの間に、リファイニングギャップ119が存在する。
図示されているシングルディスクリファイナーにおいて、ステーター107はシングルピースローターキャップ103に対向して配置されている供給入口111をさらに規定する。ローター105が回転すると、運転者はリグノセルロース系供給材料Fを供給入口111に供給する。幅広いバー130がシングルピースローターキャップ103上に配置されることがある。リグノセルロース系材料Fが回転しているシングルピースローターキャップ103又は幅広いバー130に接触すると、シングルピースローターキャップ103又は幅広いバー130はリグノセルロース系供給材料Fをリファイニングギャップ119を通じてリファイニングエリア168に投げ入れる(図1における矢印によって示されている経路を参照)。リグノセルロース系繊維、スチーム及びデブリ(debris)がリファイニングギャップ119を通って流れると、リファイナープレートセグメント115上の研磨面によってリグノセルロース系繊維が、通常、離解、解繊及び切断されて、所望の長さ及び特性を有することになる。リファイニングギャップ119を通過した後、運転者はリファイニングされたリグノセルロース系繊維をさらなる処理のために収集することがあり、これには追加的にリファイナーを通過させることが含まれ得る。
図1Bは、図1Aに示されたボックスBの詳細図である。ローター105は、回転中心106の周りに均等に分布された重量を有するローターシャフト190を有する。ローターシャフト190は、ローター105のプレートサイド176aにおいて凹形スペース195を規定するコア底部193から外側方向に延びているサイド192a、192bを有する。凹形スペース195は、回転中心106の周りに配置されている。プレートホルダー113の第1ブロック191は、凹形スペース195へ延びている。そのようにして、第1ブロック191は、プレートホルダー113をローターの回転中心106に誘導案内している。すなわち、ローターシャフト190のサイド192a、192bは、プレートホルダー113をローター105に誘導案内し、その結果、プレートホルダー113はプレートホルダーの重心の周りを回転する。
図1Bにおいて、プレートホルダー113は、シングルピースローターキャップ103の背面サイド188から延びているステップ187a、187bによって規定された凹形スペース197へ延びている第2ブロック196をさらに有する。ステップ187a、187bはシングルピースローターキャップ103を回転中心106の周りに位置づけ、シングルピースローターキャップ103の構造的一体性が、ローターの円運動の結果としてシングルピースローターキャップ103が受ける慣性をバランスする向心力を提供する。シングルピースローターキャップ103は、プレートホルダー113の第3のブロック184に係合している傾斜壁185a、185bによって中間径(MD)にさらに位置づけられている。
図2Aは、従来のシングルピースローターキャップ203の正面図である。シングルピースローターキャップは80ポンド〜200ポンドの間の重量であり、回転中心206の周りに一般に誘導案内されるが、この回転中心がシングルピースローターキャップの重力中心と一般に一致する。シングルピースローターキャップの重量によっては、運転者が損耗したローターキャップ203を交換するときに、クレーン、フォークリフト又は他の重機を使用することを考慮することになる。シングルピースローターキャップ203は、リグノセルロース系供給材料F(図1A)をリファイニングギャップ119(図1A)へ指向させるように構成された幅広いバー238及び幅広いチャネル237を有する。このバージョンにおいて、シングルピースローターキャップ203は、ネジ筋付き孔250を通って延びているファスナー183を通じて背面からプレートホルダー113(図1A)に固定されている。シングルピースローターキャップ203は、周辺に向かうネジ筋付き孔250を有し、より小さい径においてそのような孔を欠いている。
図2Bは、伝統的なシングルピースローターキャップ203の側断面図である。 シングルピースローターキャップ203は、前面サイド223及び背面サイド288を有する。シングルピースローターキャップ203は中径MD(middle diameter)において、シングルピースローターキャップ203の背面288から延びているステップ287a、287bを有する。ステップ287a、287bはシングルピースローターキャップ203を誘導案内し、それによってシングルピースローターキャップ203はローター205上の中心に置かれる。シングルピースローターキャップ203が回転すると、幅広いバー238及び幅広いチャネル237は、リグノセルロース系材料Fをリファイニングギャップ119へ指向させる。
図3Aは、セグメント化ローターキャップアセンブリ303の例示的な実施態様の正面図を示す。中心キャップセグメント365は回転中心306の周りに配置されている。例示的な実施態様において、中心キャップセグメント365は中間径IMD(intermediate diameter)において誘導案内されることがある。中心キャップセグメントの中間径IMDは、回転中心306と中心キャップセグメントの外径OD(outer diameter)との間に配置されている。中心キャップセグメントの外径ODは、ローターキャップセグメントの内径ID(inner diameter)に隣接して配置されている。他の例示的な実施態様において、中心キャップセグメント365はないこともあり、キャップセグメント保持具318がローターキャップセグメント317のための保持手段を提供しつつ、リグノセルロース系供給材料Fに曝露されている中心部分365´を有するように構成されていることがある(図3C参照)。
図3Aにおいて、ファスナー383は中心キャップセグメント365を通って延び、キャップセグメント保持具318で終端し、中心キャップセグメント365をキャップセグメント保持具318に係合させる。分離した孔(354、図3B参照)を通って延びているファスナー383は、キャップセグメント保持具318を、ローター105において予め存在している固定用の孔、又はプレートホルダー113における孔に係合させる。中心キャップセグメント365は、セグメント化ローターキャップアセンブリ303の前面サイド323上の隣接する幅広いバー338aによって規定された幅広いチャネル337を有する。中心キャップセグメント365上の1つ又はそれ以上の幅広いバー338aは、ローターキャップセグメント317上の1つ又はそれ以上の幅広いバー338bと半径方向に位置が合い、それによって半径方向に位置合わせされた幅広いバー338a、338bは中心キャップセグメント365上のポイント(306参照)から延びているようにみえる。他の例示的な実施態様において、中心キャップセグメント365上の幅広いバー338aはローターキャップセグメント317上の1つ又はそれ以上の幅広いバー338bと半径方向に位置が合わないこともある。
ローターキャップセグメント317は、中心キャップセグメント365又は中心キャップ部分365´の周りに回転中心から半径方向外側に配置されている。ローターキャップセグメント317は、幾何学的な円環の規則的なセグメント群であるように一般に構成されている。他の例示的な実施態様において、ファスナー383は、ローターキャップセグメント317、キャップセグメント保持具318を通って、さらにローター105において予め存在している孔を通って延び、キャップセグメント保持具318をローターキャップセグメント317とローター105との間にサンドイッチする。
図3Bは、各ローターキャップセグメント317がローターキャップセグメント317の背面サイド371から延びている突出部344を有することを示す。突出部344は、側壁359a、359bによって境界づけられている。保持リップ311が、キャップセグメント保持具318の本体347からセグメント化ローターキャップアセンブリ303の前面サイド323に向かって延びている。保持リップ311は、キャップセグメント保持具318の周りに環状に配置され得る。保持リップ311は、キャップセグメント保持具318の径の周りに配置されている単一の連続エレメントであると理解されるであろう。他の例示的な実施態様において、複数の保持リップ311がキャップセグメント保持具318上の共通の径の周りに配置されることもある。さらに他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具318は、キャップセグメント保持具318上の異なる径に配置されている1つ以上の保持リップ311を有することがある。さらに他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具318は、少なくとも1つの第1の共通の径の周りに配置された1つ以上の保持リップ311と、それに続く共通の径の周りに配置された1つ以上の保持リップとを有することがある。上記の実施態様の組合せも、本開示の範囲内にあると考えられる。
明確にするために、添え字「a」又は「b」がエレメントの後に使用されているが、このエレメントはシングルピースとして、ローター105、605、ローターキャップセグメント317、417、517、617、ローターキャップセグメント保持具318、中心キャップセグメント365、又は環状ローターキャップセグメント保持具527、627の径の周りに拡がるように構成されている。そしてこれらの添え字「a」、「b」はエレメントの上部部分をエレメントの下部部分から区別するために使用される。
保持リップ311aは、突出部344の側壁359aに接触するように構成された側壁326aを有する。保持リップ側壁326aは、キャップセグメント保持具318の本体347からセグメント化ローターキャップアセンブリ303の前面サイド323に向かって延びている側壁326bに対向して配置されている。保持リップ側壁326aと、側壁326a、側壁326b間に配置されているキャップセグメント保持具318の本体347と、側壁326bとが、ローターキャップの突出部344を受け入れるために構成された凹形スペース362を規定する。ローターキャップ突出部344は、側壁326aと側壁326bとの間に配置されている。このようにして、側壁326a、側壁326bは位置決め手段(例えば、ローターキャップの突出部344)を受け入れるために構成されたスペースを規定し、それによって、ローターの円運動の結果としてリファイナープレートセグメント317が受ける力をバランスさせるように構成された構造を提供しながら、ローターキャップセグメント317を、中心キャップセグメント365又は中心キャップ部分365´に対して位置づける。ファスナー383は、ローターキャップセグメント317を、キャップセグメント保持具318を介して、ローター105又はプレートホルダー113に係合させる。図示された例示的な実施態様において、ファスナー383はローターキャップセグメント317における孔354から、キャップセグメント保持具318における孔354を通って延びているが、ファスナー383はローター105又はプレートホルダー113の中へ延びていない。ネジ筋付き孔350を通って延びるファスナーは、中心キャップセグメント365とプレートホルダー113との間にキャップセグメント保持具318をサンドイッチし、それによって中心キャップセグメント365及びキャップセグメント保持具318をプレートホルダー113に保持している。図示されている実施態様において、孔354を通って延びているファスナー383はローターキャップセグメント317をキャップセグメント保持具318に係合させているだけである。このようにして、保持手段を有するキャップセグメント保持具318は、ローター105において予め存在する孔と位置が合うように構成されたネジ筋付き孔350を有するが(450、図4参照)、一方で、ローター105において予め存在する孔と位置が合わない追加的な孔354をさらに提供する。ファスナー383は、ローター105が回転していないときに、ローターキャップセグメント317をキャップセグメント保持具318に固定するために十分な軸方向の力(例えば、回転中心306を示すラインに平行な力)を一般に提供する。ファスナー383は、ローター105が回転しているときに、ローターキャップセグメント317が受ける慣性Iに耐えるように構成されていない。他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具318上の各孔はローター105において予め存在している孔と位置が合うことがある。ネジ筋付き孔350に関するさらに他の例示的な実施態様において、追加的なファスナー383は中心キャップセグメント365を通って延び、中心キャップセグメント365をキャップセグメント保持具318におけるネジ筋付き孔350に固定する。あるいはネジ筋付き孔350が中心キャップセグメント365に見られ、プレートホルダー113における孔と一直線になり、ファスナー383が中心キャップセグメント365及びキャップセグメント保持具318を通って延び、キャップセグメント保持具が中心キャップセグメント365とプレートホルダー113との間にサンドイッチされるように、中心キャップセグメント365をプレートホルダー113に固定する。
理論に拘束されるものではないが、ローター105が回転しているときに、保持リップ311aは、ローターの回転運動によって引き起こされる慣性Iを相殺するのに十分な向心力Cを提供する。この例示の実施態様において、保持リップ311aはキャップセグメント保持具318の外径ODの近くに位置され、ローターキャップセグメント317を、ローターキャップセグメントの外径ODとローターキャップセグメントの中径MDとの間に配置されている中間径IMDに誘導案内するように構成されている。図3B及び図3Cにおいて、キャップセグメント保持具318の外径OD及びローターキャップセグメント317の外径ODは、同一の外延を持つ。他の例示的な実施態様において、ローターキャップセグメント317の外径ODは、キャップセグメント保持具318の外径ODと同一の外延を持たないことがある。保持リップ311bは、セグメント化ローターキャップアセンブリ303の底部において同様な機能を果たす。もしローターキャップセグメント317が回転運動中に受ける慣性Iを無効にするための保持リップ311a又は類似の手段が存在しないならば、ローターキャップセグメント317はキャップセグメント保持具318の外径ODを超えて半径方向外側に移動し、そのような移動はローター105をアンバランスにし、ローターキャップセグメント317がリファイニングギャップ119に侵入し、リファイナーのメンテナンス又は交換の必要性を一般に加速する。
1つの突出部344を有するセグメント化ローターキャップ317がこれらの図において示されたが、複数の突出部(異なる寸法の複数の突出部を含む)を有するローターキャップ317、及び対応する位置決め手段が本開示の範囲内にあると考えられることを理解されたい。
図3Bは、キャップセグメント保持具318に配置された中心キャップセグメント365及びローターキャップセグメント317を有する例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリ303の側断面図をさらに示す。中心キャップセグメント365及びローターキャップセグメント317は、例えば2年に1回などの所望の期間の後で取り外して交換することが可能であり、これにより、適切なリファイナー性能を確実にし、繊維品質の完全性を保持する。ファスナー383は、キャップセグメント保持具318がローターキャップセグメント317とローター105との間でクサビとされるように、ローターキャップセグメント317をローター105に一般に係合させる。
キャップセグメント保持具318は、キャップセグメント保持具318の本体から延びている中心突出部345を有する。中心キャップセグメント365は、中心キャップセグメント365の背面サイド361から延びているステップ335a、335bを有する。中心キャップセグメント365のステップ335a、335b及び背面サイド361は、凹形スペース367を規定する。この例示的な実施態様において、ステップ335a、335bは、回転中心306と保持リップ311bとの間の中間に実質的に位置される。中心突出部345は、凹形スペース365へ延びるように構成され、その結果、ステップ335a及びステップ335bが中心突出部345の側壁363a、363bに接触し、それによって回転中心306の周りの中心キャップセグメントを中心キャップセグメントの中径MDに位置づける。
中心キャップセグメント365はシングルピースであるため、中心キャップセグメント365の連続構造によって、回転中心306の周りのローターの円運動によって引き起こされる慣性Iを無効にするために十分な向心力Cが提供される。中心キャップセグメント365によって与えられる向心力C、ステップ335a及びステップ335bによって提供される位置決定、及びキャップセグメント保持具318の中心突出部345が、回転中心306の周りの中心キャップセグメント365を、中心キャップセグメントの中径MDに誘導案内する。他の誘導案内手段が中心キャップセグメント365を誘導案内するために使用されることがある。他の例示的な実施態様において、中心キャップセグメント365は、キャップセグメント保持具の中間径(IMD)、キャップセグメント保持具の外径(OD)、又はそれらの組合せに誘導案内されることがある。キャップセグメント保持具318は鍛造され、精密な仕様に機械加工される。他の例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具は鋳造及び機械加工されることがある。図3B及び図3Cの例示の実施態様において、キャップセグメント保持具318は、キャップセグメント保持具318の背面サイド389から延びる位置決めステップ351a、351bをさらに含む。キャップセグメント保持具318の位置決めステップ351a、351b及び本体347は、中心ローター突出部(図示せず)を受け入れるように構成された第2凹形スペース373を規定する。それぞれの位置決めステップ351a、351bは、外壁353a、353bをそれぞれ有する。位置決めステップ351bについて特に言及すれば、位置決めステップ351bの外壁353bが、ローター105上に予め存在している環状突出部398の側壁396に係合する。予め存在している環状突出部398、及び位置決めステップ351bは、キャップセグメント保持具318をローター105上に位置づける。予め存在している環状突出部398は、ローターの円運動の結果としてキャップセグメント保持具318が受ける慣性力Iに等しく、反対向きである向心力Cを提供する。このようにして、位置決めステップ351b、及び予め存在している環状突出部398は、キャップセグメント保持具318を、位置決めステップ351bの外壁353bを使用してローター103上に誘導案内する。この例示的な実施態様において、位置決めステップ351aはキャップセグメント保持具318を実質的に同様に誘導案内する。他の例示的な実施態様では、キャップセグメント保持具318は、位置決めステップ351a、351bの内壁に誘導案内されることがあることを理解されたい。他の例示的な実施態様において、ローターキャップセグメントが、インターロックしているエレメントの外壁又は内壁によって誘導案内されることがあることをさらに理解されたい。
図3Cは、例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリ303の側断面図を示し、ローターキャップセグメント317の内径IDによって境界づけられている中心部分365´がキャップセグメント保持具318における不可欠なエレメントである。この例示的な実施態様において、キャップセグメント保持具318は、図3Bにおける実施態様と同様に、回転中心306の周りでローター105上に位置づけられている。
保持リップ 311及びローターキャップ突出部344は、図3A-図3Cにおけるローターキャップセグメント317を誘導案内するけれども、本明細書に開示されている誘導案内手段のいずれも単独で使用され、又は、本明細書に開示されている態様と両立する、ローターキャップセグメント317及びキャップセグメント保持具318を誘導案内するための他の誘導案内手段と組み合わされて使用されることがあることを理解されたい。
図4は、リファイナープレートセグメント415によって囲まれている例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリ403に面する斜視図である。この図において、ファスナー483は、セグメント化ローターキャップアセンブリ403及びリファイナープレートセグメント415の両方をローター(105参照)に係合させる。この特定の実施態様において、リファイナープレートセグメント415は、一連の交互するバー416と溝414とを有する。ダム412は2つ又はそれ以上のバー416を架橋し、それによって一般に半径方向(例えば、回転中心406を起点とし、ローター105の外径ODに向かって外側に移動する方向)にある溝を隔てている。ダム412は、リグノセルロース系供給材料Fをリファイニングギャップ119へ押しやるようにし、リファイニングを促進する。図4はリファイナーを示しているが、セグメント化ローターキャップアセンブリ406は、リグノセルロース系材料中の繊維を、研磨面を有するプレートで、離解、解繊及び切断するように構成されているディスパーザー又は他の装置で使用されるように構成されており、これは噛合歯のデザインを含むことがある。
図4に示されている例示的な実施態様において、セグメント化ローターキャップアセンブリ403は、ローターキャップセグメント417の1セットを含む。ローターキャップセグメント417は取り外し可能であり、所望の期間の経過後に交換される。図4における実施態様は、一体化した中心部分465´を有するローターキャップセグメント保持具418を有する。ファスナー483aは、ローター105中の元々の孔450を使用して、キャップセグメント保持具418をローター105に係合させることができる。キャップセグメント保持具418は、ローター105の元々の孔と位置が合う貫通孔450を提供する。例示的なキャップセグメント保持具418は、向心力Cを、ローターキャップセグメントの外径OD(図3B参照)の近くの中間径IMD(図3B参照)においてローターキャップセグメント417に適用するように構成された第1の保持リップ411aを含む。
図5Aは、環状キャップセグメント保持具527(図5B)を用いて、ローター605(図6A、図6B)の中心部分666(図6A、図6B)の周りに誘導案内されるように構成されたシングルローターキャップセグメント517を示す。ローターキャップセグメント517は、リグノセルロース系供給材料Fをリファイニングギャップ619(図6A、図6B)へ投入するように構成されている幅広いバー538及び幅広いチャネル537を有する。ローターキャップセグメント517は、ローターキャップセグメント517の本体558の厚さt(図5B)より厚い厚さT(図5B)を有するファスナー583の周りにエリアAをさらに有する。ファスナー583の周りのエリアAは、ファスナー583のサイドを、流入するリグノセルロース系供給材料Fから保護し、それによってファスナーの損耗を減少させる。
図5Bは、ライン5B−5Bに沿ってとられた図5Aにおける実施態様の側断面図である。環状キャップセグメント保持具527及びローターキャップセグメント517は、ファスナー583を受け入れるように構成された孔554を規定する。ファスナー583はローターキャップセグメント517を誘導案内するように構成されていないが、ファスナー583の頭部683a(図6A)が、弱い向心力cを、ファスナー583の周りのエリアAbの下部部分に提供する。この弱い向心力cは、ローターキャップセグメント517の慣性Iを相殺するのに不十分であり、それ故に、ファスナー583はローターキャップセグメント517を誘導案内しない。ある例示的な実施態様において、ローターキャップセグメントの内径IDにおけるローターキャップセグメント517の厚さtは、ローターキャップセグメントの外径ODにおけるローターキャップセグメント517の厚さt´を超えている。ローターキャップセグメント517の本体558の厚さtは、本体558に沿って、内径IDから外径ODまで、徐々に、連続的に減少する。
環状キャップセグメント保持具527は、シングルピースローターキャップセグメントの誘導案内プレートである。環状キャップセグメント保持具527は、ローターキャップセグメント517を、ローターキャップセグメントの外径ODにおいて誘導案内するように構成されている。他の例示的な実施態様において、環状キャップセグメント保持具527は、ローターキャップセグメント517を、ローターキャップセグメントの内径IDとローターキャップセグメントの外径ODとの間に配置されている中間径IMDにおいて誘導案内するように構成されている。さらに他の例示的な実施態様において、環状キャップセグメント保持具527は、ローターキャップセグメント517を、ローターキャップセグメントの中径MDに誘導案内するように構成されている。
図5Bの例示的な実施態様において、環状キャップセグメント保持具527は、ローターキャップ突出部544の側壁559aに係合するように構成された側壁526aを有する保持リップ511aを有する。この例示的な実施態様において、突出部544は、ローターキャップセグメント517の背面サイド571において、ローターキャップセグメント517の本体558から延びている。誘導案内リップ511aは、ローターの円運動の結果としてローターキャップセグメント517が受ける慣性Iを無効にするために十分な向心力Cを提供し、それによってローターキャップセグメント517を外径ODの近くに誘導案内する。
図5Cは、環状キャップセグメント保持具527と共に使用されるように構成された3つのローターキャップセグメント517の正面図である。例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリ503におけるローターキャップセグメント517の数は、3つ又はそれ以上が望ましい。図5Cにおいて、セグメント化ローターキャップアセンブリ503は、環状セグメント化ローターキャップアセンブリ503の中心における中心孔555を規定しているエリアを有する。
図6Aは、ローターキャップセグメントの外径ODとローターキャップセグメントの中径MDとの間の中間径IMDにおいて誘導案内された例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリ603が装着された、リファイナー601の側断面図である。環状キャップセグメント保持具627は、ローターキャップセグメント517を図5Bで説明したのと同様に誘導案内する保持リップ511aを有する。
環状ローターキャップアセンブリ603は、中心部分666の周りに配置されている。中心部分666は、リグノセルロース系供給材料Fを供給入口611からローターキャップセグメント617に向かって指向させ、最終的に、対向している、ローター605上に配置されているリファイナープレートセグメント615aと、ステーター607上に配置されているリファイナープレートセグメント615bとによって規定されているリファイニングギャップ619に指向させることを促進するようにコニカル形状である。
この例示的な実施態様において、ローター605は予め存在している環状突出部698を有する。環状キャップセグメント保持具627は、内径ID及び外径ODを有するシングルピースである。環状キャップセグメント保持具627の本体699は、予め存在している環状突出部698の高さh´と等しい高さhを有する。 予め存在している環状突出部698は、環状キャップセグメント保持具627を回転中心606の周りに位置づける。環状キャップセグメント保持具627はシングル環状ピースであるので、環状キャップセグメント保持具627の構造的一体性によって、ローターの円運動によって引き起こされる慣性Iを相殺するために十分な向心力が提供される。このようにして、予め存在している環状突出部698及び環状キャップセグメント保持具627は、環状キャップセグメント保持具627をキャップセグメント保持具の内径IDにおいて誘導案内する。
図6Bは、環状ローターキャップ保持具627を有する他の例示的なセグメント化ローターキャップアセンブリ603の断面図である。環状キャップセグメント保持具627は、ローターキャップセグメント617を、ローターキャップセグメントの中径MDとローターキャップセグメントの内径IDとの間の中間径IMDにおいて誘導案内する。環状キャップセグメント保持具627は、ローターキャップの外径ODにおいて、又はローターキャップの外径とローターキャップの中径MDとの間の中間径IMDにおいて、ローターキャップセグメントを誘導案内するように構成された環状キャップセグメント保持具627の長さl´(図6A)より一般に短い長さlを有する。ローターキャップセグメントは、ローターキャップセグメントの外径ODにおけるローターキャップの厚さt´より厚い、回転中心606近くの厚さtを有する。ローターキャップセグメント617は、リファイニングギャップ619を遮蔽することを避けるために外径ODにおいてより薄い。ローターキャップセグメント617をローターキャップセグメントの中径MDとローターキャップセグメントの内径IDとの間の中間径IMDにおいて誘導案内することによって、運転者は、ローター605とリファイニングギャップ619との間に限定されたクリアランスがある場合において、ローターキャップセグメントを使用することを可能にする。
本発明は、例示の実施態様を参照して特に示され、説明されたが、当業者は、添付の請求項によって規定されている本発明の範囲から逸脱することなく、形態や細部に種々の変更がなされ得ることを理解するであろう。

Claims (24)

  1. ローターキャップアセンブリであって、このローターキャップアセンブリは、
    複数のローターキャップセグメント;及び
    ローターにおいて予め存在している固定用の孔を通じてローターに係合されるように構成されたキャップセグメント保持具
    を含み、
    前記ローターキャップセグメントのそれぞれは、前面サイド、背面サイド、ローターキャップセグメント内径、ローターキャップセグメント外径、及び各ローターキャップセグメントの背面サイド上の位置決め手段を有し、
    前記キャップセグメント保持具は、背面サイド、及びキャップセグメント保持具の前面サイド上の保持手段を有し、
    前記複数のローターキャップセグメントは、キャップセグメント保持具の前面サイド上に配置され、
    前記保持手段は、各ローターキャップセグメントの背面サイド上の位置決め手段に係合し、それによって保持手段及び位置決め手段が、複数のキャップセグメントをローターキャップセグメントの径において誘導案内していることを特徴とするローターキャップアセンブリ。
  2. キャップセグメント保持具が、ローター上に予め存在している孔と位置が合う孔と、キャップセグメント保持具を通り、さらにローターに予め存在している孔を通って延びているファスナーとをさらに含み、キャップセグメント保持具をローターに係合させている請求項1に記載のローターキャップアセンブリ。
  3. キャップセグメント保持具が、キャップセグメント保持具とローターとの間に配置されているプレートホルダーにおける孔と位置が合う孔をさらに含み、ファスナーがキャップセグメント保持具を通ってプレートホルダーへ延びている請求項1に記載のローターキャップアセンブリ。
  4. 保持手段及び位置決め手段が、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの外径において誘導案内している請求項1に記載のローターキャップアセンブリ。
  5. ローターキャップセグメントが、ローターキャップセグメント内径とローターキャップセグメント外径との間の途中の中径をさらに含み、保持手段及び位置決め手段が、ローターキャップセグメントを、中径と外径との間の中間径において誘導案内している請求項1に記載のローターキャップアセンブリ。
  6. ローターキャップセグメントが、ローターキャップセグメント内径とローターキャップセグメント外径との間の途中の中径をさらに含み、保持手段及び位置決め手段が、ローターキャップセグメントを、中径と内径との間の中間径において誘導案内している請求項1に記載のローターキャップアセンブリ。
  7. キャップセグメント保持具が、環状キャップセグメント保持具である請求項1に記載のローターキャップアセンブリ。
  8. ローターキャップアセンブリであって、このローターキャップアセンブリは、
    複数のローターキャップセグメントを含み、
    各ローターキャップセグメントは、
    前面サイド、
    背面サイド、
    ローターキャップセグメント内径、
    ローターキャップセグメント外径、
    ローターキャップ内径とローターキャップ外径との間に配置されているローターキャップセグメント中径、及び
    背面サイドから延びており、そのサイドにおいて側壁を有する突出部を有し;
    さらに、ローターキャップアセンブリは、ローターにおいて予め存在している孔を通じてローターに係合されるように構成されたキャップセグメント保持具を含み、
    該キャップセグメント保持具は、
    背面サイド、
    前面サイド、
    本体、及び
    キャップセグメント保持具の前面サイドから延びている保持リップを有し、
    該保持リップは、保持リップのサイドにおいて保持リップ側壁を有し、
    該保持リップ側壁の頂部、及びキャップセグメント保持具の本体は凹形スペースを規定し、
    前記突出部は、突出部側壁が保持リップ側壁に接触するように凹形スペース内に配置されていることを特徴とするローターキャップアセンブリ。
  9. キャップセグメント保持具が、ローター上に予め存在している孔と位置が合う孔と、キャップセグメント保持具を通り、さらにローターにおいて予め存在している孔を通って延びているファスナーとをさらに含み、キャップセグメント保持具をローターに係合させている請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  10. キャップセグメント保持具が、キャップセグメント保持具とローターとの間に配置されているプレートホルダーにおける孔と位置が合う孔をさらに含み、ファスナーがキャップセグメント保持具を通ってプレートホルダーへ延びている請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  11. 保持リップの側壁が突出部の側壁に接触しており、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメント外径に誘導案内している請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  12. 保持リップ側壁が突出部側壁に接触しており、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの外径とローターキャップセグメントの中径との間の中間径において誘導案内している請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  13. 保持リップ側壁が突出部側壁に接触しており、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの内径とローターキャップセグメントの中径との間の中間径に誘導案内している請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  14. キャップセグメント保持具上に誘導案内されるように構成された中心キャップセグメントをさらに含む請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  15. キャップセグメント保持具が、環状キャップセグメント保持具である請求項8に記載のローターキャップアセンブリ。
  16. 保持リップ側壁が突出部側壁に接触しており、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの外径とローターキャップセグメントの中径との間の中間径に誘導案内している請求項15に記載のローターキャップアセンブリ。
  17. 保持リップ側壁が突出部側壁に接触しており、ローターキャップセグメントを、ローターキャップセグメントの内径とローターキャップセグメントの中径との間の中間径に誘導案内している請求項15に記載のローターキャップアセンブリ。
  18. 環状ローターキャップアセンブリであって、この環状ローターキャップアセンブリは、
    複数のローターキャップセグメント;及び
    ローターにおいて予め存在している孔を通じてローターに係合しているキャップセグメント保持具
    を含み、
    前記ローターキャップセグメントのそれぞれは、前面サイド、背面サイド、ローターキャップセグメント内径、ローターキャップセグメント外径、及びキャップセグメントインターロックエレメントを有し、
    前記キャップセグメント保持具は、背面サイド、前面サイド、及び保持具インターロックエレメントを有し、
    前記キャップセグメントのインターロックエレメントは、ローターキャップセグメント内径から半径方向に遠位するローターキャップセグメント径において、保持具インターロックエレメントに係合していることを特徴とする環状ローターキャップアセンブリ。
  19. キャップセグメント保持具が、ローター上に予め存在している孔と位置が合う孔と、キャップセグメント保持具を通り、さらにローターにおいて予め存在している孔を通って延びているファスナーとをさらに含み、キャップセグメント保持具をローターに係合させている請求項18に記載のローターキャップアセンブリ。
  20. キャップセグメント保持具が、キャップセグメント保持具とローターとの間に配置されたプレートホルダーにおける孔と位置が合う孔をさらに含み、ファスナーはキャップセグメント保持具を通ってプレートホルダーへ延びている請求項18に記載のローターキャップアセンブリ。
  21. キャップセグメントインターロックエレメント及び保持具インターロックエレメントが、インターロックメカニズムを規定し、該インターロックメカニズムが、ローターキャップセグメントを、ローターキャップの内径とローターキャップの外径との間の中間径において誘導案内している請求項18に記載のローターキャップアセンブリ。
  22. キャップセグメント保持具が、環状キャップセグメント保持具である請求項18に記載のローターキャップアセンブリ。
  23. 複数のローターキャップセグメント及びキャップセグメント保持具を、ローターに係合させるように構成されているファスナーをさらに含む請求項18に記載のローターキャップアセンブリ。
  24. 回転中心、外径を有する中心キャップセグメントをさらに含み、中心キャップセグメントインターロックエレメントが、回転中心から半径方向に遠位する中心キャップ径において、保持具インターロックエレメントに係合するように構成されている請求項16に記載のローターキャップアセンブリ。
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