JP6656367B2 - ログデータ退避装置およびログデータ退避方法 - Google Patents

ログデータ退避装置およびログデータ退避方法 Download PDF

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Description

本発明は、プログラム実行時のログデータを退避させる技術に関し、特に、表示装置に画像を表示させる表示制御プログラムのログデータを退避させる技術に関する。
車載装置など、プログラムが実行されることでその動作が実現される機器の開発において、各プログラムが生成するログデータ(以下、単に「ログ」ということもある)を取得して、機器で生じた障害の内容を解析することが行われている(例えば、下記の特許文献1)。
一般に、プログラムのログデータは、サイクリックに上書き保存する記憶装置に保存されるため、ログデータが増えると、古いログデータは消失してしまう。そのため、障害発生時にプログラムが生成したログデータは、後で障害解析を行うために、消失のおそれのない他の記憶装置に保存してバックアップすることが望ましい。このようにログデータを消失のおそれのない他の記憶装置に移すことを「退避」という。
特開2014−182715号公報
例えば、ログパターンマッチングなどの手法により、障害発生時のログデータを自動的に抽出することができれば、障害解析に必要なログデータを自動的に退避させることが可能である。しかし、表示装置の画面に画像を表示させる情報処理装置の開発では、画面のちらつきや画面を構成する部品画像の配置ズレなど、目視でしか確認できない障害があり、そのような障害を自動的に検知することは困難である。
本発明は上記のような課題を解決するためになされたものであり、目視でしか確認できない障害が発生したときのログデータを退避させることが可能なログ退避装置を提供することを目的とする。
本発明に係るログデータ退避装置は、表示装置に画像を表示させる表示制御プログラム用のログデータ退避装置であって、入力装置に対するユーザの特定の操作を検出する操作検出部と、表示制御プログラムが出力するログデータの一部を抽出して退避させるログ退避部と、を備え、ログ退避部は、操作検出部が特定の操作を検出すると、表示制御プログラムが出力するログデータの退避を開始し、操作検出部が特定の操作の終了を検出すると、ログデータの退避を終了する。
本発明にかかるログ退避装置によれば、表示装置の画面の目視でしか確認できない障害が発生したときのログデータを退避させることが可能である。
本発明の目的、特徴、態様、および利点は、以下の詳細な説明と添付図面とによって、より明白となる。
本発明に係るログ退避装置を含む情報表示システムの構成を示すブロック図である。 ログ退避装置のハードウェア構成例を示す図である。 実施の形態1に係るログ退避装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態2に係るログ退避装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態3に係るログ退避装置の動作を示すフローチャートである。 実施の形態4に係るログ退避装置の動作を示すフローチャートである。 表示装置の画面に現れた障害およびユーザが指定した領域の例を示す図である。
<実施の形態1>
図1は、本発明に係る情報表示システムの構成を示すブロック図である。当該情報表示システムは、表示制御装置100と、それに接続された表示装置101および入力装置102とから構成される。このような情報表示システムとしては、例えば車両に搭載されるカーマルチメディア端末などがある。
表示装置101は、表示制御装置100が出力する表示信号に応じた画像を画面に表示するものであり、例えば液晶表示装置などである。入力装置102は、ユーザが表示制御装置100および表示装置101の操作を行うためのユーザインターフェイスである。入力装置102は、物理ボタン、キーボード、マウスなどのハードウェアキーでもよいし、画面に表示されるソフトウェアキーでもよい。入力装置102としてのソフトウェアキーを表示装置101の画面に表示させることで、表示装置101と入力装置102を1つのタッチパネルとして構成してもよい。
表示制御装置100は、表示制御部1、ログ出力部2、ログ保持部3およびログ退避装置10を備えている。
表示制御部1およびログ出力部2は、表示制御装置100のプロセッサがメモリに記憶された表示制御プログラムを実行することによって実現される構成要素である。表示制御部1は、表示装置101に画像を表示させるための表示信号を生成する。ログ出力部2は、表示制御部1の動作状況すなわち表示制御プログラムの実行状況を示すログデータを出力する。ここでは、ログ出力部2は、通常ログを出力する通常ログ出力部2aと、詳細ログを出力する詳細ログ出力部2bと、シリアルログを出力するシリアルログ出力部2cとを含むものとするが、それらのうち少なくとも1つを備えていればよい。以下、ログ出力部2が出力する通常ログ、詳細ログ、シリアルログをまとめて「ログデータ」という。
ログ保持部3は、ログ出力部2が出力するログデータを保持する記憶装置である。ここでは、ログ保持部3は、ログデータをサイクリックに上書き保存するものとする。すなわち、ログ保持部3内のログデータは、表示制御部1が動作を継続するうちに新たなログデータによって上書きされて消失してしまう。
ログ退避装置10は、表示制御装置100の動作試験の際に、ログ保持部3に書き込まれるログデータの一部を抽出して、ログ保持部3とは別の記憶装置に退避させることで、ログデータのバックアップをとるものである。ログ退避装置10は、操作検出部11、ログ退避部12および退避ログ保持部13を備えている。
操作検出部11は、入力装置102に対するユーザの特定の操作を検出する。ログ退避部12は、操作検出部11が特定の操作を検出したときに、ログ保持部3に書き込まれた最新のログデータ(すなわち、ログ出力部2が直前に出力したログデータ)を抽出して、退避ログ保持部13に退避させる。図1のように、ログ退避部12は、操作検出部11による特定の操作の検出結果に応じてログデータの抽出範囲を指定するログ抽出制御部12aと、ログ抽出制御部12aが指定した範囲のログデータをログ保持部3から抽出して、退避ログ保持部13に退避させるログ抽出部12bとから構成されている。
ログ退避部12が退避ログ保持部13に退避させるログデータは、通常ログ出力部2aが出力した通常ログ、詳細ログ出力部2bが出力した詳細ログ、シリアルログ出力部2cが出力したシリアルログのいずれでもよいし、それらのうちの2つ以上でもよい。また、通常ログ、詳細ログ、シリアルログのうち、どれを退避ログ保持部13に退避させるかを、ユーザが任意に設定できるようにしてもよい。
退避ログ保持部13は、ログ退避部12が退避させたログデータを保持する記憶装置である。退避ログ保持部13は、保持しているログデータを、ユーザが消去を命じない限り保持し続けることが好ましい。そのため、退避ログ保持部13の記憶容量はログ保持部3よりも大きいことが好ましい。
なお、退避ログ保持部13が十分に大きな記憶容量を持つ場合には、退避ログ保持部13も、ログ保持部3と同様にログデータをサイクリックに上書き保存してもよい。ログ退避部12が退避させるログデータは、ログ保持部3に書き込まれるログデータの一部に過ぎないため、退避ログ保持部13にログデータが保持される時間は、ログ保持部3のそれよりも十分長いものになる。また、退避ログ保持部13の容量が大きければ、その時間をより長くできる。
図2は、ログ退避装置10のハードウェア構成を示す図である。図2のように、ログ退避装置10は、少なくともプロセッサ51、メモリ52、入出力インターフェイス(I/F)53を含む構成となっている。
プロセッサ51は、メモリ52に格納されるプログラムを実行するCPU(Central Processing Unit、中央処理装置、処理装置、演算装置、マイクロプロセッサ、マイクロコンピュータ、プロセッサ、DSPともいう)である。また、メモリ52は、例えば、RAM(Random-Access Memory)、ROM(Read-Only Memory)、フラッシュメモリ、EPROM(Erasable Programmable Read-Only Memory)、EEPROM(Electrically Erasable Programmable Read-Only Memory)等の、不揮発性または揮発性の半導体メモリや、磁気ディスク、フレキシブルディスク、光ディスク、コンパクトディスク、ミニディスク、DVD(Digital Versatile Disc)等が該当する。
本実施の形態のように、ログ退避装置10が表示制御装置100に適用される場合、プロセッサ51は、表示制御部1およびログ出力部2を実現する表示制御プログラムを実行するプロセッサと同じものでもよい。また、メモリ52は、当該表示制御プログラムを記憶するメモリや、ログ保持部3としての記憶装置と同じものでもよい。
表示装置101および入力装置102は、入出力インターフェイス53に接続される。図1では、表示装置101および入力装置102がログ退避装置10を含む表示制御装置100に外付けされた構成としたが、それらは一体的に構成されていてもよい。
ログ退避装置10の各要素(操作検出部11、ログ退避部12および退避ログ保持部13)の機能は、プロセッサ51がメモリ52に格納されたプログラムを実行することにより実現される。すなわち、ログ退避装置10は、入力装置102に対するユーザの特定の操作を検出する操作検出部11と、操作検出部11が特定の操作を検出したときに、表示制御プログラムが出力するログデータを抽出して退避ログ保持部13に退避させるログ退避部12とを、プログラムを実行することで実現するプロセッサ51を備えている。なお、退避ログ保持部13は、メモリ52の一部を用いて実現される。
言い換えれば、ログ退避装置10は、プロセッサ51により実行されることによって、入力装置102に対するユーザの特定の操作が行われたか否かを確認する処理と、特定の操作を検出したときに、表示制御プログラムが出力するログデータの退避を開始する処理とが、結果的に実行されるプログラムを格納するためのメモリ52を備える。また、これらのプログラムは、これらの処理およびその手順をコンピュータに実行させるものであるともいえる。
次に、実施の形態1に係るログ退避装置10の動作を説明する。図3は、その動作を示すフローチャートである。ログ退避装置10は、表示制御装置100の動作試験の際に用いられるため、ここでのユーザは当該試験を行う試験実施者である。また、本実施の形態では、入力装置102は物理ボタンを含み、操作検出部11はその物理ボタンの押下を検出するものとする。また、ユーザは、表示制御装置100の動作試験において、表示装置101の画面上に障害(ちらつきや部品画像の配置ズレなど)を見つけると、上記の物理ボタンを押下するものとする。
ユーザが、表示制御装置100を動作させて表示装置101に画像を表示させる動作試験を開始すると、ログ退避装置10が図3の動作を開始する。
ログ退避装置10が動作を開始すると、操作検出部11が、入力装置102の物理ボタンが押下されるのを待つ(ステップS101)。ユーザは、表示装置101の画面を目視することで、表示制御装置100が正常に動作しているかどうかを確認する。ユーザが表示装置101の画面上に障害を見つけ、入力装置102の物理ボタンを押下すると、その操作が操作検出部11によって検出される。
操作検出部11が物理ボタンの押下を検出すると(ステップS101でYES)、ログ退避部12のログ抽出制御部12aが、ログ抽出部12bにログデータの抽出を開始させる。ログ抽出部12bは、ログ出力部2が出力してログ保持部3に書き込まれた最新のログデータを抽出し(ステップS102)、抽出したログデータを退避ログ保持部13へ退避させる(ステップS103)。
その後、操作検出部11は、入力装置102の物理ボタンの押下が解除されたかどうかを確認する(ステップS104)。物理ボタンの押下が解除されていなければ(ステップS104でNO)、ステップS102へ戻り、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を継続させる。物理ボタンの押下が解除されていれば(ステップS104でYES)、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を終了させる。
このように、実施の形態1に係るログ退避装置10によれば、ユーザが入力装置102の物理ボタンを押下している間にログ出力部2が出力したログデータが、退避ログ保持部13に退避される。よって、ユーザが目視で障害を見つけたときに物理ボタンを押すことで、目視でしか確認できない障害が発生したときのログデータを退避させることができる。
<実施の形態2>
実施の形態1では、ユーザ(試験実施者)が入力装置102の物理ボタンを押下している間のログデータ、すなわち障害が発生中のログデータが、退避ログ保持部13に退避される構成としたが、障害の解析には、障害が発生する直前のログデータも有用である。そこで、実施の形態2では、ログ退避部12に、物理ボタンを押下している間のログデータだけでなく、物理ボタンが押下されたタイミングから一定時間遡った時点からのログデータも退避させる。
本実施の形態におけるログ退避装置10およびそれを備える表示制御装置100の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図4は、実施の形態2に係るログ退避装置10の動作を示すフローチャートである。ユーザが、表示制御装置100を動作させて、表示装置101に画像を表示させる動作試験を開始すると、ログ退避装置10が図4の動作を開始する。
ログ退避装置10が動作を開始すると、操作検出部11は、入力装置102の物理ボタンが押下されるのを待つ(ステップS101)。ユーザは、表示装置101の画面を目視し、表示装置101の画面上に障害を見つけると、入力装置102の物理ボタンを押下する。
操作検出部11が物理ボタンの押下を検出すると(ステップS101でYES)、ログ退避部12のログ抽出制御部12aが、ログ抽出部12bにログデータの抽出を開始させる。ログ抽出部12bは、まず、すでにログ保持部3に記憶されているログデータのうち、一定時間前から現在までの間にログ出力部2が出力したログデータを抽出して退避ログ保持部13へ退避させる(ステップS110)。続いて、ログ抽出部12bは、ログ出力部2が出力してログ保持部3に書き込まれた最新のログデータを抽出し(ステップS102)、抽出したログデータを退避ログ保持部13へ退避させる(ステップS103)。
次に、操作検出部11は、入力装置102の物理ボタンの押下が解除されたかどうかを確認する(ステップS104)。物理ボタンの押下が解除されていなければ(ステップS104でNO)、ステップS102へ戻り、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を継続させる。物理ボタンの押下が解除されていれば(ステップS104でYES)、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を終了させる。
このように、本実施の形態に係るログ退避装置10によれば、ユーザが入力装置102の物理ボタンを押下している間にログ出力部2が出力したログデータに加え、物理ボタンの押下よりも一定時間前からのログデータを、退避ログ保持部13に退避させることができる。よって、ユーザが、目視で障害を見つけたときに物理ボタンを押すことで、目視でしか確認できない障害の発生時および発生前のログデータを退避させることができる。また、ユーザが物理ボタンを押下するタイミングが遅れた場合でも、障害発生時のログデータを確実に退避させることができるという利点もある。
なお、物理ボタンの押下のタイミングから遡る時間の長さは、ユーザが任意の長さに設定できるようにしてもよい。
<実施の形態3>
障害の解析には、障害の発生中および発生直前のログデータだけでなく、障害が解消された直後のログデータも有用になる場合がある。そこで、実施の形態3では、さらに、ログ退避部12に、物理ボタンの押下が終了したタイミングから一定時間経過後までのログデータを退避させるようにする。
本実施の形態におけるログ退避装置10およびそれを備える表示制御装置100の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図5は、実施の形態3に係るログ退避装置10の動作を示すフローチャートである。ユーザが、表示制御装置100を動作させて、表示装置101に画像を表示させる動作試験を開始すると、ログ退避装置10が図5の動作を開始する。
ログ退避装置10が動作を開始すると、操作検出部11は、入力装置102の物理ボタンが押下されるのを待つ(ステップS101)。ユーザは、表示装置101の画面を目視し、表示装置101の画面上に障害を見つけると、入力装置102の物理ボタンを押下する。
操作検出部11が物理ボタンの押下を検出すると(ステップS101でYES)、ログ退避部12のログ抽出制御部12aが、ログ抽出部12bにログデータの抽出を開始させる。ログ抽出部12bは、まず、すでにログ保持部3に記憶されているログデータのうち、一定時間前から現在までの間にログ出力部2が出力したログデータを抽出して退避ログ保持部13へ退避させる(ステップS110)。続いて、ログ抽出部12bは、ログ出力部2が出力してログ保持部3に書き込まれた最新のログデータを抽出し(ステップS102)、抽出したログデータを退避ログ保持部13へ退避させる(ステップS103)。
次に、操作検出部11は、入力装置102の物理ボタンの押下が解除されたかどうかを確認する(ステップS104)。物理ボタンの押下が解除されていなければ(ステップS104でNO)、ステップS102へ戻り、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を継続させる。
物理ボタンの押下が解除されると(ステップS104でYES)、ログ抽出制御部12aは、物理ボタンの押下が解除されてから一定時間が経過したかどうか確認する(ステップS120)。ログ抽出制御部12aは、物理ボタンの押下が解除されてから一定時間が経過するまでは(ステップS120でNO)、ログ抽出部12bにログデータの抽出と退避を継続させる(ステップS121)。物理ボタンの押下が解除されてから一定時間が経過すると(ステップS120でYES)、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を終了させる(ステップS120)。
このように、本実施の形態に係るログ退避装置10によれば、ユーザが入力装置102の物理ボタンを押下している間にログ出力部2が出力したログデータに加え、物理ボタンの押下よりも一定時間前からのログデータ、並びに、物理ボタンの押下の解除から一定時間後までのログデータを、退避ログ保持部13に退避させることができる。よって、ユーザが、目視で障害を見つけたときに物理ボタンを押すことで、目視でしか確認できない障害の発生時、発生前および発生後のログデータを退避させることができる。
なお、物理ボタンの押下が解消された後に、ログデータの退避を継続する時間の長さは、ユーザが任意の長さに設定できるようにしてもよい。
<実施の形態4>
表示制御装置100の障害解析において、障害が表示装置101の画面のどの部分で生じたか、また、障害が画面上にどのように現れたかなどの情報は有用である。そこで、実施の形態4では、ユーザが表示装置101の画面上に生じた障害を見つけると、その障害が生じている領域を指定する操作を行うものとし、ログ出力部2が、その指定された領域を示す情報(指定領域情報)をログデータに含ませた上で、退避ログ保持部13に退避させるようにする。領域指定の操作としては、例えば、マウスやタッチパネルで画面上の2点を指定することで、その2点を結ぶ線分を対角線とする矩形の領域を指定する操作が考えられる。
本実施の形態におけるログ退避装置10およびそれを備える表示制御装置100の構成は、実施の形態1と同様であるため、ここでの説明は省略する。
図6は、実施の形態4に係るログ退避装置10の動作を示すフローチャートである。ユーザが、表示制御装置100を動作させて、表示装置101に画像を表示させる動作試験を開始すると、ログ退避装置10が図6の動作を開始する。
ログ退避装置10が動作を開始すると、操作検出部11は、ユーザが入力装置102を用いて領域指定の操作を行うのを待つ(ステップS201)。ユーザは、表示装置101の画面を目視し、表示装置101の画面上に図7のような障害200が現れると、入力装置102を操作して、その障害200を含む領域210を指定する操作を行う。
操作検出部11は、領域指定の操作を検出すると(ステップS201でYES)、表示制御部1を制御して、表示装置101の画面に指定領域210を示す図形(図7における点線の矩形)を表示させる(ステップS202)。
次に、ログ抽出制御部12aが、ログ抽出部12bにログデータの抽出を開始させる。ログ抽出部12bは、ログ出力部2が出力してログ保持部3に書き込まれた最新のログデータを抽出し(ステップS203)、さらに、当該ログデータに指定領域210を示す情報を付加する(ステップS204)。そして、指定領域情報を含むログデータを退避ログ保持部13へ退避させる(ステップS205)。指定領域情報としては、指定領域210の位置を示す座標の情報や、指定領域210内に表示された画像の画像データなどが考えられる。
その後、操作検出部11は、ユーザが入力装置102を用いて領域指定の解除操作を行ったかどうかを確認する(ステップS206)。領域指定の解除操作が行われていなければ(ステップS206でNO)、ステップS203へ戻り、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を継続させる。領域指定の解除操作が行われれば(ステップS206でYES)、操作検出部11が表示制御部1を制御して表示装置101の画面から指定領域210を示す図形を消去し(ステップS207)、ログ抽出制御部12aがログ抽出部12bにログデータの退避処理を終了させる。
このように、本実施の形態に係るログ退避装置10によれば、ユーザが入力装置102を用いて障害を含む領域を指定している間にログ出力部2が出力したログデータと、その領域を示す指定領域情報とが、退避ログ保持部13に退避される。よって、目視でしか確認できない障害が発生したときのログデータを退避させることができると共に、その障害が生じた位置を示す情報を退避させることができる。
上記した実施の形態2,3の技術は、実施の形態4にも適用可能である。すなわち、ログ退避部12が、操作検出部11が領域指定の操作を検出したタイミングから一定時間遡った時点からのログデータ(領域指定情報を含む)を、退避ログ保持部13へ退避させてもよい。また、ログ退避部12が、操作検出部11が領域指定の解除操作を検出したタイミングから一定時間経過後までのログデータ(領域指定情報を含む)を、退避ログ保持部13へ退避させてもよい。
なお、本発明は、その発明の範囲内において、各実施の形態を自由に組み合わせたり、各実施の形態を適宜、変形、省略することが可能である。
本発明は詳細に説明されたが、上記した説明は、すべての態様において、例示であって、この発明がそれに限定されるものではない。例示されていない無数の変形例が、この発明の範囲から外れることなく想定され得るものと解される。
100 表示制御装置、1 表示制御部、2 ログ出力部、2a 通常ログ出力部、2b 詳細ログ出力部、2c シリアルログ出力部、3 ログ保持部、10 ログ退避装置、11 操作検出部、12 ログ退避部、12a ログ抽出制御部、12b ログ抽出部、13 退避ログ保持部、101 表示装置、102 入力装置、51 プロセッサ、52 メモリ、53 入出力インターフェイス、200 障害、210 指定領域。

Claims (12)

  1. 表示装置に画像を表示させる表示制御プログラム用のログデータ退避装置であって、
    入力装置に対するユーザの特定の操作を検出する操作検出部と、
    前記表示制御プログラムが出力するログデータの一部を抽出して退避させるログ退避部と、
    を備え、
    前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始し、前記操作検出部が前記特定の操作の終了を検出すると、前記ログデータの退避を終了する
    ログデータ退避装置。
  2. 表示装置に画像を表示させる表示制御プログラム用のログデータ退避装置であって、
    入力装置に対するユーザの特定の操作を検出する操作検出部と、
    前記表示制御プログラムが出力するログデータの一部を抽出して退避させるログ退避部と、
    を備え、
    前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記操作検出部が前記特定の操作の開始を検出したタイミングから一定時間遡った時点からの前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始する
    ログデータ退避装置。
  3. 表示装置に画像を表示させる表示制御プログラム用のログデータ退避装置であって、
    入力装置に対するユーザの特定の操作を検出する操作検出部と、
    前記表示制御プログラムが出力するログデータの一部を抽出して退避させるログ退避部と、
    を備え、
    前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始し、前記操作検出部が前記特定の操作の終了を検出したタイミングから一定時間経過後までの前記ログデータを退避させる
    ログデータ退避装置。
  4. 表示装置に画像を表示させる表示制御プログラム用のログデータ退避装置であって、
    入力装置に対するユーザの特定の操作を検出する操作検出部と、
    前記表示制御プログラムが出力するログデータの一部を抽出して退避させるログ退避部と、
    を備え、
    前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始し、
    前記特定の操作は、前記表示装置の画面上の領域指定操作であり、
    前記ログ退避部は、前記領域指定操作によって指定された領域を示す情報を前記ログデータに含ませて退避させる
    ログデータ退避装置。
  5. 前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記領域指定操作による領域指定の解除操作を検出すると、前記ログデータの退避を終了する
    請求項4に記載のログデータ退避装置。
  6. 前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記領域指定操作を検出したタイミングから一定時間遡った時点からの前記ログデータを退避させる
    請求項4に記載のログデータ退避装置。
  7. 前記ログ退避部は、前記操作検出部が前記領域指定操作による領域指定の解除操作を検出したタイミングから一定時間経過後までの前記ログデータを退避させる
    請求項4に記載のログデータ退避装置。
  8. 前記ログ退避部が退避させる前記ログデータは、通常ログ、詳細ログ、シリアルログのうちの1つ以上である
    請求項1から請求項7のいずれか一項に記載のログデータ退避装置。
  9. ログデータ退避装置におけるログデータ退避方法であって、
    プロセッサに表示制御プログラムを実行させて表示装置に画像を表示させ、
    前記ログデータ退避装置の操作検出部が、入力装置に対するユーザの特定の操作が行われたか否かを確認し、
    前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記ログデータ退避装置のログ退避部が、前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始し、前記操作検出部が前記特定の操作の終了を検出すると、前記ログデータの退避を終了する
    ログデータ退避方法。
  10. ログデータ退避装置におけるログデータ退避方法であって、
    プロセッサに表示制御プログラムを実行させて表示装置に画像を表示させ、
    前記ログデータ退避装置の操作検出部が、入力装置に対するユーザの特定の操作が行われたか否かを確認し、
    前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記ログデータ退避装置のログ退避部が、前記操作検出部が前記特定の操作の開始を検出したタイミングから一定時間遡った時点からの前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始する
    ログデータ退避方法。
  11. ログデータ退避装置におけるログデータ退避方法であって、
    プロセッサに表示制御プログラムを実行させて表示装置に画像を表示させ、
    前記ログデータ退避装置の操作検出部が、入力装置に対するユーザの特定の操作が行われたか否かを確認し、
    前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記ログデータ退避装置のログ退避部が、前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始し、前記操作検出部が前記特定の操作の終了を検出したタイミングから一定時間経過後までの前記ログデータを退避させる
    ログデータ退避方法。
  12. ログデータ退避装置におけるログデータ退避方法であって、
    プロセッサに表示制御プログラムを実行させて表示装置に画像を表示させ、
    前記ログデータ退避装置の操作検出部が、入力装置に対するユーザの特定の操作が行われたか否かを確認し、
    前記操作検出部が前記特定の操作を検出すると、前記ログデータ退避装置のログ退避部が、前記表示制御プログラムが出力する前記ログデータの退避を開始し、
    前記特定の操作は、前記表示装置の画面上の領域指定操作であり、
    前記ログ退避部は、前記領域指定操作によって指定された領域を示す情報を前記ログデータに含ませて退避させる
    ログデータ退避方法。
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