JP6654338B2 - 車両用シート - Google Patents

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Description

本発明は、少なくとも一部が樹脂であるフレーム(すなわち骨格構造)を備えた車両用シートに関する。本発明は、また、金属フレーム等といった金属部材が樹脂によって形成されたフレームに取付けられる構造を持った車両用シートに関する。
従来、樹脂フレームに金属部材が取付けられる構造を有した車両用シートが特許文献1(特開2015−040001号公報)に開示されている。特許文献1で用いられている符号をカッコで括って用いれば、特許文献1に開示された車両用シート(1)は、シートバック(3)の骨格構造である樹脂バックフレーム(10)に金属部材としてのアッパプレート(20)がリベット(50)によって取付けられている。
樹脂バックフレーム(10)にはリベット(50)を挿入するための挿入孔(12)が開けられており、その挿入孔(12)の内周面に脆弱部としてのハット(32)が設けられている。車両の走行中に当該車両に別の車両が追突すると、樹脂バックフレーム(10)に着座者によって大荷重がかかる。すると、脆弱部としてのハット(32)が潰れることにより、樹脂バックフレームにかかった大荷重をハット(32)の潰れによって吸収できる。その結果、樹脂バックフレームが破損することを防止できる。
しかしながら、ハット(32)は挿入孔(12)の内周面に設けられているので、リベットのラジアル方向(すなわち半径方向、すなわち車両の前後方向)の荷重をハット(32)によって吸収することはできるが、リベットのスラスト方向(すなわち軸方向、すなわち車両の左右方向)の荷重をハット(32)によって吸収することができなかった。このため、特許文献1に示された車両用シートにおいては、車両の側方からの衝突や樹脂サイドフレームの内倒れが発生したときに、それらの衝撃荷重が許容荷重以上であると、すなわちスラスト方向の荷重が許容量以上であると、樹脂バックフレームが破損するおそれがあった。
なお、「樹脂サイドフレームの内倒れ」とは次の現象である。すなわち、車両に別の車両が追突すると、着座者の体重に起因して樹脂製のシートバックフレームに後方へ向かう大きな荷重が瞬間的にかかる。すると、シートバックフレームの左右の樹脂製のサイドフレームは荷重の大きさに応じてシートバックフレームの内側へ向けて横方向へ回動(すなわち傾斜移動)する。このサイドフレームの回動が樹脂サイドフレームの内倒れである。
特開2015−040001号公報
本発明は、従来装置における上記の問題点に鑑みて成されたものであって、樹脂製のフレームに金属部材が取付けられた部分に、ラジアル方向に限られない種々の方向から大荷重が加わった場合でも、金属部材が取付けられた部分の樹脂フレームが破損するのを防止することを目的とする。
本発明に係る車両用シートは、少なくとも一部が樹脂であるフレームと、当該フレームの樹脂の部分に取付けられた金属部材とを有する車両用シートにおいて、前記金属部材が前記フレームに結合されている部分を取り囲んでいる金属部材の周囲部分は、前記フレームと前記金属部材との結合部分において当該フレームと当該金属部材とを貫通する線の延びる方向及び当該方向と直角の方向の両方向に関して、前記金属部材の他の部分よりも強さが弱い部分であり、当該強さが弱い部分の強さは、前記樹脂が破損するときの力よりも小さな力で前記金属部材が変形を生じる強さであることを特徴とする。
本発明に係る車両用シートによれば、金属部材がフレームに結合されている部分を取り囲んでいる金属部材の周囲部分を、金属部材の他の部分よりも強さが弱い部分と設定し、且つ、その強さが弱い部分の強さは、樹脂が破損するときの力よりも小さな力で金属部材が変形を生じる強さと設定した。これにより、樹脂製のフレームに破損を生じさせるような大きな衝撃力が金属部材とフレームとの結合部分に作用すると、樹脂製のフレームが破損する前に、結合部の周囲部分がその衝撃力によって変形する。
結合部の周囲部分の変形は衝撃力を吸収するように作用し、その結果、本来であれば樹脂製フレームを破損させる衝撃力が加わったにもかかわらず、樹脂製フレームが破損することが防止される。樹脂製フレームが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本発明の車両用シートではそのような樹脂製フレームの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
本発明の第2の発明態様において、前記フレームは左右のサイドフレームを有しており、当該左右のサイドフレームの少なくとも1つが樹脂である。この発明態様によれば、大きな衝撃力が加わったときに、樹脂製のサイドフレームの破損を回避できる。
本発明の第3の発明態様においては、フレームの全体が樹脂である。この発明態様においては、サイドフレームに限られずフレームの全体が樹脂である。
本発明の第4の発明態様において、前記金属部材は平板状の金属部材であり、その金属部材の平板状部分が前記フレームに取付けられる。
本発明の第5の発明態様において、前記樹脂は繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics/FRP)であり、前記金属部材は鉄を主成分とする金属部材である。
本発明の第6の発明態様において、前記フレームは、着座者の背中部を受けるシートバックの骨格構造であるシートバックフレームであり、前記金属部材は、着座者の臀部を受けるシートクッションの骨格構造であるシートクッションフレームに前記シートバックフレームを連結するための金属フレームである。
本発明の第7の発明態様において、前記強さが弱い部分は、前記フレームと前記金属部材との結合部分において前記フレーム及び前記金属部材を貫通する線を中心とする円軌跡に沿って、複数の穴と複数の梁部とを交互に配列することによって形成される。
本発明の第8の発明態様において、前記強さが弱い部分は、前記金属部材のその他の部分に対して厚さが薄い部分である。
本発明の第9の発明態様において、前記強さが弱い部分は、前記フレームと前記金属部材との結合部分において前記フレーム及び前記金属部材を貫通する線を中心とする円軌跡に沿って設けられた環状の突部である。
本発明の第10の発明態様において、前記金属部材が前記フレームに結合されている部分を取り囲んでいる周囲部分であって強さが弱い部分は、前記金属部材のその他の部分とは異なる材料によって形成されており、且つ当該強さが弱い部分は、その他の部分に比較して、加えられた力に対して、より変形し易い材料によって形成されている。
本発明に係る車両用シートによれば、金属部材がフレームに結合されている部分を取り囲んでいる金属部材の周囲部分を、金属部材の他の部分よりも強さが弱い部分と設定し、且つ、その強さが弱い部分の強さは、樹脂(FRP等)が破損するときの力よりも小さな力で金属部材が変形を生じる強さと設定した。これにより、樹脂製のフレームに破損を生じさせるような大きな衝撃力が金属部材とフレームとの結合部分に作用すると、樹脂製のフレームが破損する前に、結合部の周囲部分がその衝撃力によって変形する。
結合部の周囲部分のこの変形は衝撃力を吸収するように作用し、その結果、本来であれば樹脂製フレームを破損させる衝撃力が加わったにもかかわらず、樹脂製フレームが破損することが防止される。樹脂製フレームが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本発明の車両用シートではそのような樹脂製フレームの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
本発明に係る車両用シートの一実施形態を示す斜視図である。 図1の車両用シートのフレーム構造(すなわち骨格構造)である。 図2における金属部材とフレームとの連結構造を拡大して示す斜視図である。 図3AのA−A線に従った断面図である。 図3A及び図3Bの連結構造に許容値以上のスラスト荷重が加わったときの状態を示す斜視図である。 図4AのE−E線に従った断面図である。 図3A及び図3Bの連結構造に許容値以上のラジアル荷重が加わったときの状態を示す斜視図である。 図5AのI−I線に従った断面図である。 図3Aにおける金属部材とフレームとの連結部分に関する「荷重−変位量」線図を示すグラフである。 本発明に係る車両用シートの他の実施形態で用いる金属部材とフレームとの連結構造を示す斜視図である。 図7AのN−N線に従った断面図である。 図7A及び図7Bの連結構造に許容値以上のラジアル荷重が加わったときの状態を示す断面図である。 図7A及び図7Bの連結構造に許容値以上のスラスト荷重が加わったときの状態を示す断面図である。 本発明に係る車両用シートの更に他の実施形態で用いる金属部材とフレームとの連結構造を示す斜視図である。 図9Aの断面図である。 図9A及び図9Bの連結構造に許容値以上のラジアル荷重が加わったときの状態を示す断面図である。 図9A及び図9Bの連結構造に許容値以上のスラスト荷重が加わったときの状態を示す断面図である。 本発明に係る車両用シートの更に他の実施形態で用いる金属部材とフレームとの連結構造を示す斜視図である。 図11Aの断面図である。
以下、本発明に係る車両用シートを実施形態に基づいて説明する。なお、本発明がこの実施形態に限定されないことはもちろんである。また、本明細書に添付した図面では特徴的な部分を分かり易く示すために実際のものとは異なった比率で構成要素を示す場合がある。
(第1の実施形態)
図1は本発明に係る車両用シートの一実施形態を示している。この車両用シート1は、着座者の臀部を受けるシートクッション2と、着座者の背中部を受けるシートバック3とを有している。シートバック3はその頂部にヘッドレスト4を一体に有している。
シートクッション2の内部には骨格構造としてのシートクッションフレーム8が設けられている。シートクッションフレーム8の周囲にはパッド10aが設けられている。パッド10aの表面が表皮11aによって覆われている。他方、シートバック3の内部には骨格構造としてのシートバックフレーム9が設けられている。シートバックフレーム9の周囲にパッド10bが設けられている。パッド10bの表面が表皮11bによって覆われている。
パッド10a,10bは弾性材料、例えば発泡ウレタンによって形成されている。表皮11a,11bは、通気性を有する材料、例えばファブリック、革、合成皮革等によって形成されている。ファブリックは布であり、布は織物、編物、レース、フェルト、不織布等である。
シートバックフレーム9は、図2に示すように、リクライニング装置15,15を介してシートクッションフレーム8に連結されている。リクライニング装置15,15の外側表面はシートクッションフレーム8の左右のサイドフレーム8a,8bの後端部の内面に連結されている。シートバックフレーム9の左右のサイドフレーム9a,9bの下端部に金属部材としての金属フレーム(すなわち金属ブラケット)16a,16bが取付けられている。金属フレーム16a,16bは互いに対称の形状となっている。リクライニング装置15,15の内側表面は金属フレーム16a,16bの下端部に連結されている。
シートバックフレーム9はその全体が樹脂、本実施形態では繊維強化プラスチック(FRP/Fiber Reinforced Plastics)によって形成されている。サイドフレーム9a,9bもFRPによって形成されている。リクライニング装置15は、シートバックフレーム9をシートクッションフレーム8に対して傾斜移動可能に支持する装置である。
金属フレーム16a,16bは本実施形態では、鉄を主成分とする材料、例えば冷間圧延高張力鋼板(SPFC/Steel Plate Formability Cold)によって形成されている。金属フレーム16a,16bは1枚の鋼材にプレス加工を施すことにより、全体的には平板であり、全周縁が所定の高さで立っている形状になっている。金属フレーム16a,16bは連結構造17Aによってサイドフレーム9a,9bに連結、具体的には固定されている。
図3Aは図2の連結構造17Aを拡大して示している。図3Bは図3AのA−A線に従った断面図である。連結構造17Aは、結合手段としてのリベット20と、円弧状の長穴21と、梁部22とを有している。リベット20は金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bとを結合している。つまり、リベット20が在る部分が、金属フレーム16a,16bがサイドフレーム9a,9bに結合されている部分である。
複数(本実施形態では4個)の長穴21と複数(本実施形態では4個)の梁部22は、リベット20の中心軸線(すなわち、金属フレーム16a,16b及びサイドフレーム9a,9bを貫通する線)X0を中心とした円軌跡に沿って、交互に並べられている。複数の長穴21と複数の梁部22は、リベット20によって形成されている金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bとの結合部分、を取り囲む部分である周囲部分23を形成している。この周囲部分23をこれ以降、結合周囲部分ということがある。
結合周囲部分23は、長穴21と梁部22とによって形成されることにより、結合部分(すなわちリベット20の軸部分)における金属フレーム16a,16b及びサイドフレーム9a,9bの接線方向B−B及びそれと直角の方向(すなわち中心軸線X0の延在方向)の両方向に関して、金属フレーム16a,16bの他の部分よりも強さが弱い部分となっている。なお、接線B−Bは図3A及び図3Bでは1本だけが示されているが、実際には、中心軸線X0を中心として接線B−Bを回転させたときにその接線B−Bの回転軌跡によって形成される平面内に含まれる全ての線が接線B−Bである。接線方向B−Bはリベット20のラジアル方向であり、軸線X0の延在方向はリベット20のスラスト方向である。
強さが弱い部分の強さとは、具体的には、サイドフレーム9a,9bを形成している材料であるFRPを破損させる大きさの力よりも所定の値だけ小さい力が、接線方向B−B及びそれと直角の方向(中心軸線の延在方向)X0のそれぞれに加わったときに、金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23が接線方向B−B及びそれと直角の方向X0のそれぞれにおいて変形を生じるような強さである。
(スラスト方向の衝撃荷重)
図1において、例えば車両に対して矢印Cで示す側方から衝突があったために、図3A及び図3Bにおいて結合部分(すなわちリベット20の軸部分)に矢印C方向から大きな衝撃力、具体的にはFRPから成るサイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような衝撃力が加わった場合を考える。すなわち、図4A及び図4Bにおいて、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせる力F1がリベット20のスラスト方向に関して結合部分(すなわちリベット20の軸部分)に加わる場合を考える。
金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bの結合部分(すなわちリベット20の軸部分)の周囲部分23は上記のように強さが弱い部分となっているので、上記のようにサイドフレーム9a,9bを破損させるような大きさの力F1が結合部分(すなわちリベット20の軸部分)にスラスト方向から加わると、サイドフレーム9a,9bが破損する前に、図4Bに矢印Gで示すように、金属フレーム16a,16bの周囲部分23がスラスト方向へ変形する。なお、図4Bは図4AのE−E線に従った断面図である。
この変形は衝撃力F1を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力F1が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
(ラジアル方向の衝撃荷重)
図1において、例えば車両に対して矢印Dで示す後方から衝突があったために、図3A及び図3Bにおいて結合部分(すなわちリベット20の軸部分)に矢印D方向から大きな衝撃力、具体的にはFRPから成るサイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような衝撃力が加わった場合を考える。すなわち、図5A及び図5Bにおいて、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせる力F2がリベット20のラジアル方向に関して結合部分(すなわちリベット20の軸部分)に加わる場合を考える。
金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bの結合部分(すなわちリベット20の軸部分)の周囲部分23は上記のように金属フレーム16a,16bの他の部分に比べて強さが弱い部分となっているので、上記のようにサイドフレーム9a,9bを破損させるような大きさの力F2が結合部分(すなわちリベット20の軸部分)にラジアル方向から加わると、サイドフレーム9a,9bが破損する前に、図5Bに矢印Hで示すように、金属フレーム16a,16bの周囲部分23がラジアル方向へ変形する。なお、図5Bは図5AのI−I線に従った断面図である。
この変形は衝撃力F2を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力F2が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
(グラフによる解析)
図4B及び図5Bで説明したようなサイドフレーム9a,9bの破損防止の現象は次のように理解できる。すなわち、図6に示す荷重−変形線図を考えると、荷重が大きくなるにつれて金属フレームの変形量は大きくなる。仮に、金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23の強さを弱くしていないと、図6において荷重が点K1に達した時点、すなわち荷重がFRPの許容荷重Jに達した時点でFRPから成るサイドフレーム9a,9bが破損する。
本実施形態では、図3A及び図3Bにおいて金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23の強さを弱く設定しているので、図6において衝撃力がFRPの許容荷重Jに達する前の点K2において金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23の変形、具体的には梁部22の変形が開始する。この変形の開始により、荷重曲線のピークはP1に達することなく、サイドフレーム9a,9bに加わる荷重は許容荷重Jよりも低い値に維持される(矢印L)。ピークが下がった分、結合周囲部分23の変形量が増えるので、総エネルギ量は変わらない(矢印M)。
(変形例)
上記実施形態では図3Bに示すようにサイドフレーム9a,9bと金属フレーム16a,16bをリベット20によって結合した。つまり、サイドフレーム9a,9bと金属フレーム16a,16bの結合部分をリベット20によって形成した。しかしながら、サイドフレーム9a,9bと金属フレーム16a,16bとの結合は、リベット20に限られず任意の結合手段によって達成できる。例えば、ボルトによる結合、溶接による結合、接着による結合、等とすることもできる。
(第2の実施形態)
図7Aは、金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bとの連結構造の他の実施形態を示している。この連結構造17Bは、結合手段としてのリベット20と、湾曲突部26とを有している。湾曲突部26は、リベット20の中心軸線(すなわち金属フレーム16a,16b及びサイドフレーム9a,9bを貫通する線)X0を中心として環状、すなわちリング状に形成されている。湾曲突部26は金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23の強さを弱めるように作用している。
このように環状の湾曲突部26を設けたことにより、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような大きな衝撃力F2が図8Aに示すように結合部分(リベット20)のラジアル方向(図7Aの接線方向B−B)に作用すると、FRPから成るサイドフレーム9a,9bが破損する前に、衝撃力F2が作用した側の湾曲突部26が大きく変形し、それと反対側の湾曲突部26は平坦になるように変形する。
この変形は衝撃力F2を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力F2が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
他方、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような大きな衝撃力F1が図8Bに示すように結合部分(リベット20)のスラスト方向(図7Aの接線方向B−Bと直角の方向X0)に作用すると、FRPから成るサイドフレーム9a,9bが破損する前に、金属フレーム16a,16bが矢印Gで示すように荷重の作用方向へ大きく変形する。
この変形は衝撃力F1を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力F1が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
(第3の実施形態)
図9Aは、金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bとの連結構造のさらに他の実施形態を示している。この連結構造17Cは、結合手段としてのリベット20と、異種金属27とを有している。異種金属27は、リベット20の中心軸線(すなわち金属フレーム16a,16b及びサイドフレーム9a,9bを貫通する線)X0を中心として円形状に形成されている。異種金属27は金属フレーム16a,16bの他の部分に比べて強さが弱い材料によって形成されている。これにより、異種金属27は金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23の強さを弱めるように作用している。異種金属27の接合方法は、溶接その他の任意の方法を採用できる。
金属フレーム16a,16bの主体部分が例えばSPFC780によって形成されるならば、引張強度がSPFC780よりも小さい鋼材であるSPFC590を異種金属27として適用できる。また、鋼材よりも引張強度が小さい銅を主成分とする材料によって異種金属27を形成することもできる。
このように強さが弱い異種金属27を設けたことにより、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような大きな衝撃力F2が図10Aに示すように結合部分(リベット20)のラジアル方向(図9Aの接線方向B−B)に作用すると、FRPから成るサイドフレーム9a,9bが破損する前に、衝撃力F2が作用した側に盛り上がりMが生じて異種金属27が変形する。
この変形は衝撃力F2を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力F2が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
他方、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような大きな衝撃力F1が図10Bに示すように結合部分(リベット20)のスラスト方向(図9Aの接線方向B−Bと直角の方向X0)に作用すると、FRPから成るサイドフレーム9a,9bが破損する前に、金属フレーム16a,16bが矢印Gで示すように荷重の作用方向へ大きく変形する。
この変形は衝撃力F1を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力F1が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
(第4の実施形態)
図11Aは、金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bとの連結構造のさらに他の実施形態を示している。この連結構造17Dは、結合手段としてのリベット20と、厚さが薄い部分28とを有している。厚さが薄い部分28は、リベット20の中心軸線(すなわち金属フレーム16a,16b及びサイドフレーム9a,9bを貫通する線)X0を中心として円形状に形成されている。厚さが薄い部分28は金属フレーム16a,16bの他の部分に比べて薄い板厚になっている。これにより、厚さが薄い部分28は金属フレーム16a,16bの結合周囲部分23の強さを弱めるように作用している。
このように厚さが薄い部分28を設けたことにより、サイドフレーム9a,9bに破損を生じさせるような大きな衝撃力が結合部分(リベット20)に作用すると、FRPから成るサイドフレーム9a,9bが破損する前に、その衝撃力によって厚さが薄い部分28が変形する。
厚さが薄い部分28を形成する方法は任意の方法を採用できる。例えば、プレス、テーラードブランクを採用できる。プレスは、厚さが薄い部分28をプレスによって薄くする方法である。テーラードブランクは、板厚が異なる鋼板を溶接等によって2つ以上接合して1つのブランク材にし、そのブランク材を一度にプレス加工することである。
厚さが薄い部分28の変形は衝撃力を吸収するように作用し、その結果、本来であればサイドフレーム9a,9bを破損させる衝撃力が加わったにもかかわらず、サイドフレーム9a,9bが破損することが防止される。サイドフレーム9a,9bが破損すると破損片が飛散することにより着座者が傷付くおそれがあるが、本実施形態の車両用シートではそのようなサイドフレーム9a,9bの破損が回避されるので、着座者の安全が確保される。
(他の実施形態)
以上、好ましい実施形態を挙げて本発明を説明したが、本発明はその実施形態に限定されるものでなく、請求の範囲に記載した発明の範囲内で種々に改変できる。
例えば、以上の実施形態では図2においてシートバックフレーム9の全体がFRPによって形成されて成る、いわゆる樹脂フレームに対して本発明の連結構造17A,17B,17C,17Dを適用した。しかしながら、連結構造17A,17B,17C,17Dは全体ではなく一部がFRPあるいはその他の樹脂であるシートバックフレームの樹脂部分に対しても適用できる。
また、以上の実施形態では図2においてシートバックフレーム9をシートクッションフレーム8へ連結するための金属フレーム16a,16bに対して本発明を適用した。しかしながら、車両用シートにおいては、種々の理由により樹脂フレームに金属部材を連結する場合がある。例えば、樹脂フレームに金属ブラケットを固定し、その金属ブラケットにサイドエアバッグを設置することがある。そのような金属ブラケットと樹脂フレームとの連結に関して本発明を適用することもできる。
さらに、図2に示した実施形態ではシートバックフレーム9のサイドフレーム9a及び9bに金属部材としての金属フレーム16a,16bを連結構造17A,17B,17C,17Dによって連結した。これに限られず、金属部材はシートバックフレーム9の背面に連結することができ、その連結部分に本発明を適用することもできる。
以上の実施形態においては、金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bをリベット20によって結合した。すなわち、結合部分がリベット20によって形成されていた。しかしながら、金属フレーム16a,16bとサイドフレーム9a,9bは他の任意の結合手段、例えば、ボルトによる結合、溶接による結合、接着による結合とすることもできる。
1.車両用シート、 2.シートクッション、 3.シートバック、 4.ヘッドレスト、 8.シートクッションフレーム、 8a,8b.サイドフレーム、 9.シートバックフレーム(フレーム、骨格構造)、 9a,9b.サイドフレーム(樹脂の部分)、
10a,10b.パッド、 11a,11b.表皮、 15.リクライニング装置、 16a,16b.金属フレーム(金属部材)、 17A,17B,17C,17D.連結構造、 20.リベット(結合手段、結合部分)、 21.長穴、 22.梁部、 23.結合周囲部分、 26.湾曲突部、 27.異種金属、 28.厚さが薄い部分、 B−B.接線方向、 C.スラスト方向、 D.ラジアル方向、 F1.破損を生じさせるスラスト力、 F2.破損を生じさせるラジアル力、 G.金属フレームの変形、 H.金属フレームの変形、 J.許容限界、 K1.樹脂破損点、 K2.梁部の変形開始点、 L.許容限界Jよりも低い値、 M.盛り上がり、 P1.荷重曲線のピーク、 X0.リベットの中心軸線

Claims (10)

  1. 少なくとも一部が樹脂であるフレームと、
    当該フレームの樹脂の部分に取付けられた金属部材と、を有する車両用シートにおいて、
    前記金属部材が前記フレームに結合されている部分を取り囲んでいる金属部材の周囲部分は、前記フレームと前記金属部材との結合部分において当該フレームと当該金属部材とを貫通する線の延びる方向及び当該方向と直角の方向の両方向に関して、前記金属部材の他の部分よりも強さが弱い部分であり、
    当該強さが弱い部分の強さは、前記樹脂が破損するときの力よりも小さな力で前記金属部材が変形を生じる強さである
    ことを特徴とする車両用シート。
  2. 前記フレームは左右のサイドフレームを有しており、当該左右のサイドフレームの少なくとも1つが樹脂であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  3. フレームの全体が樹脂であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  4. 前記金属部材は平板状の金属部材であり、その金属部材の平板状部分が前記フレームに取付けられることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  5. 前記樹脂は繊維強化プラスチック(Fiber Reinforced Plastics/FRP)であり、
    前記金属部材は鉄を主成分とする金属部材である
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  6. 前記フレームは、着座者の背中部を受けるシートバックの骨格構造であるシートバックフレームであり、
    前記金属部材は、着座者の臀部を受けるシートクッションの骨格構造であるシートクッションフレームに前記シートバックフレームを連結するための金属フレームである
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  7. 前記強さが弱い部分は、
    前記フレームと前記金属部材との結合部分において前記フレーム及び前記金属部材を貫通する線を中心とする円軌跡に沿って、複数の穴と複数の梁部とを交互に配列して成る
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  8. 前記強さが弱い部分は、
    前記金属部材のその他の部分に対して厚さが薄い部分であることを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  9. 前記強さが弱い部分は、
    前記フレームと前記金属部材との結合部分において前記フレーム及び前記金属部材を貫通する線を中心とする円軌跡に沿って設けられた環状の突部である
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
  10. 前記金属部材が前記フレームに結合されている部分を取り囲んでいる周囲部分であって強さが弱い部分は、
    前記金属部材のその他の部分とは異なる材料によって形成されており、
    当該強さが弱い部分は、その他の部分に比較して、加えられた力に対して、より変形し易い材料によって形成されている
    ことを特徴とする請求項1記載の車両用シート。
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