JP6654240B2 - 無線通信システム及び通信方法 - Google Patents

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Description

本発明は、無線通信システム及び通信方法に関する。
Long Term Evolution(LTE)では、システム容量の更なる大容量化、データ伝送速度の更なる高速化、無線区間における更なる低遅延化などを実現するために、5Gと呼ばれる無線通信方式の検討が進んでいる。
また、5Gの無線通信方式の検討と並行して、5Gの無線アクセス技術(new RAT(Radio Access Technology))、進化型E-UTRA(evolved E-UTRA)、3GPP以外のアクセス技術(non-3GPP access type)などをサポートするための無線通信システムに関する検討が進められている(例えば、非特許文献1参照)。非特許文献1によれば、当該無線通信システムは、次世代システム(Next Generation System)と呼ばれている。
次世代システムでは、テレコミュニケーションサービスを提供するために必要なネットワーク機能を実現するリソースを複数に分割することを可能にするNetwork Slice(NW Slice)と呼ばれる仕組みを導入することが検討されている。NW Sliceの仕組みを用いることで、ネットワークオペレータは、コアネットワークが備える各種の機能について、QoS及び伝送遅延などの要求条件に応じて物理的に又は論理的にリソースを分割することが可能になる。なお、NW Sliceにより分割された機能の範囲は、NW Sliceインスタンスとも呼ばれる。
3GPP TR23.799 V0.5.0(2016−05)
しかしながら、現在までの3GPPの検討において、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術は提案されていない。
開示の技術は上記に鑑みてなされたものであって、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術を提供することを目的とする。
開示の技術の無線通信システムは、ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数のNetwork Sliceインスタンスとを有する無線通信システムであって、前記ユーザ装置は、前記複数のNetwork Sliceインスタンスのうちいずれか1つのNetwork Sliceインスタンスを特定する特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子を前記呼制御装置に送信する第一の通信処理部、を有し、前記呼制御装置は、前記特定情報で特定される前記1つのNetwork Sliceインスタンスに、前記通信先識別子を送信する、第二の通信処理部、を有し、前記1つのNetwork Sliceインスタンスは、前記通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定する設定部、を有する。
開示の技術によれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術が提供される。
各実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。 各実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。 各実施の形態に係るHSSの機能構成例を示す図である。 各実施の形態に係る共通CPFの機能構成例を示す図である。 各実施の形態に係るCPFの機能構成例を示す図である。 各実施の形態に係るUPFの機能構成例を示す図である。 各実施の形態に係るユーザ装置、HSS、共通CPF、CPF及びUPFのハードウェア構成例を示す図である。 第一の実施の形態においてHSSに格納されるアクセス情報の一例を示す図である。 第一の実施の形態に係るアクセス情報の通知手順の一例を示すシーケンス図である。 第一の実施の形態に係る通信開始処理の一例を示すシーケンス図である。 第一の実施の形態においてUEタイプが「#1」に該当するアクセス情報の一例である。 第二の実施の形態に係るアクセス情報の一例を示す図である。 第二の実施の形態に係るアクセス情報通知手順の一例を示すシーケンス図である。 第二の実施の形態においてUEタイプが「#1」に該当するアクセス情報の一例である。 第二の実施の形態に係る通信開始処理の一例を示すシーケンス図である。
以下、図面を参照して本発明の実施の形態を説明する。なお、以下で説明する実施の形態は一例に過ぎず、本発明が適用される実施の形態は、以下の実施の形態に限られるわけではない。なお、以下の説明において、「NW Slice」とは、特に断りが無い限り「NW Sliceインスタンス」を意図する意味で使用する。
<システム構成>
図1は、各実施の形態に係る無線通信システムの構成例を示す図である。図1に示すように、各実施の形態に係る無線通信システムは、ユーザ装置UEと、RAN10と、HSS(Home subscriber Server)20と、共通CPF301〜Nと、共通CPF(デフォルト)30Defと、NW Slice(サービス#A)に含まれるCPF40及びUPF50と、NW Slice(サービス#B)に含まれるCPF40及びUPF50と、APN#1のネットワークに設置されるApplication Server(AS)60と、APN#2のネットワークに設置されるApplication Server(AS)60と、を含む。図1には、ユーザ装置UEが1つ示されているが、複数存在していてもよい。また、図1にはNW Slice(サービス#A)及びNW Slice(サービス#B)の2つのNW Sliceが設定されているが、3つ以上のNW Sliceが設定されていてもよい。
サービス#A及びサービス#Bは、各NW Sliceにより提供されるサービスを意図しており、例えば、U−planeにおけるQoS及び伝送遅延などの要求条件が異なるサービスである。一例として、低遅延かつ広帯域のモバイルブロードバンドサービス(例えば、Enhanced Mobile Broadband service)、消防・警察等が行う重要通信などをサポートするクリティカル通信サービス(Critical Communication Service)、IP Multimedia Subsystem(IMS)音声サービスなどが挙げられる。
本実施の形態では、ユーザ装置でサービス#Aに関するアプリケーション(以下、「アプリケーション(サービス#A)」と記載する」が実行される場合、APN#1との間の通信路を確立するために必要な処理はNW Slice(サービス#A)内のCPF及びUPFで行われる。また、ユーザ装置でサービス#Bに関するアプリケーション(以下、「アプリケーション(サービス#B)」と記載する」が実行される場合、APN#1との間の通信路を確立するために必要な処理はNW Slice(サービス#B)内のCPF及びUPFで行われる。
以下の説明において、共通CPF301〜Nを特に区別しない場合は「共通CPF30」と記載する。また、CPF40及びCPF40を特に区別しない場合は「CPF40」と記載する。また、UPF50及びUPF50特に区別しない場合は「UPF50」と記載する。
ユーザ装置UEは、スマートフォンのように大量のデータを頻繁に送受信する端末(Mobile Broad Band(MBB)端末)、IoTデバイスのように少量のデータのみを低頻度で送受信する端末(MTC端末)などであり、本実施の形態では、あらゆる種別のユーザ装置UEを含む。また、ユーザ装置UEの種別とは、ユーザ装置UEの用途に限られず、例えば、ユーザ装置UEを保持する企業を意図してもよい。
また、ユーザ装置UEには、サービス#Aに関するアプリケーション及びサービス#Bに関するアプリケーションがインストールされている。例えば、サービス#Aが低遅延かつ広帯域のモバイルブロードバンドサービスである場合、サービス#Aに関するアプリケーションとしては、Webブラウザ、動画閲覧アプリケーションなどが挙げられる。また、サービス#Bがクリティカル通信サービスである場合、サービス#Bに関するアプリケーションとしては、重要通信を行う通話アプリケーション(例えば、緊急呼であることを通知可能な通話アプリケーションなど)などが挙げられる。
RAN10は、New-RAT、進化型E-UTRA、3GPP以外のアクセス技術(例えば、WLAN、固定アクセス回線)などを含む、アクセスネットワークである。
HSS20は、加入者情報を記憶するサーバである。HSS20は、加入者データリポジトリ(Subscriber Data Repository)と呼ばれてもよい。
共通CPF30は、NW Sliceに依存しない共通的な呼制御を行う装置であり、例えば、モビリティ管理機能(MM:Mobility Management)、認証及び認可機能(AU:Authentication&Authorization)、NW Slice選択機能(NSSF:NW Slice Selection Function)を含む。共通CFP30は、共通C-plane Network Function(CP−NF)と呼ばれてもよい。
共通CPF(デフォルト)30Defは、共通CPF30の一種であり、RAN10側でアクセス先の共通CPF301〜Nを認識していない(又は認識できない)場合に、最初にRAN10からアクセスされる共通CPF30である。共通CPF(デフォルト)30Defは、RAN10からのアクセスを適切な共通CPF30にリダイレクトさせる機能を有する。なお、RAN10側でアクセス先の共通CPF301〜Nを適切に選択できるのであれば、共通CPF(デフォルト)30Defは必ずしも存在しなくてもよい。
CPF40は、NW Slice内で必要な呼処理を行う装置であり、例えば、セッション管理機能(SM:Session Management)を含む。CFP40は、CP−NFと呼ばれてもよい。
UPF50は、ユーザデータ(U-plane信号)を処理する装置であり、LTEにおけるServing Gateway(SGW)及びPacket data network Gateway(PGW)に相当する装置である。UPF50は、CPF40からの指示により、ユーザ装置UE及びAPNの間に、NW Sliceとして提供すべきサービスの要求条件を満たすU−planeの通信路を確立する機能を有する。UPF50は、U-plane-Gateway(UP−GW)と呼ばれてもよい。
AS60は、ユーザ装置UEと通信するアプリケーションを実行するサーバである。AS60は、例えば、Webサーバ、警察・消防などで用いられるサーバ、IMSで用いられる各種サーバ(例えばP−CSCFなど)などであるが、これらに限定されない。
共通CPF301〜Nと、共通CPF(デフォルト)30Defと、CPF40と、CPF40とは、物理的な装置であってもよいし、仮想化技術により実現される論理的な機能であってもよい。共通CPF301〜N、CPF40及びCPF40、UPF50及びUPF50は、それぞれ物理的に同一の装置に実装され、ソフトウェア処理により、内部のリソース(CPUリソース及びメモリリソースなど)がNW Slice毎に分割(スライス)されていてもよい。
なお、図1に示す各NW Sliceには、CPF40及びUPF50が含まれているが、NW Sliceにおける分割方法の一例でありこれに限定されない。例えば、各NW Sliceには、UPF50のみが含まれていてもよい。つまり、U−planeに関する処理のみがNW Sliceにより分割されるようにしてもよい。この場合、CPF40に実装される各機能は、共通CPF30に実装される。
<動作概要>
ユーザ装置UEは、特定のサービスに関するアプリケーションが通信を開始する際に、通信先のAPNと、当該APNにアクセスされている複数のNW Sliceのうち、当該特定のサービスを提供するNW Sliceを特定する情報(以下、「NW Slice特定情報」と呼ぶ)とを含むアクセス要求信号を共通CPF30に送信する。また、共通CPF30は、受信したアクセス要求信号に含まれる「NW Slice特定情報」に基づいてNW Sliceを選択する。また、共通CPF30により選択されたNW Slice内のCPF40及びUPF50は、ユーザ装置UE及び当該APNの間に、当該特定のサービスの要求条件を満たすU−planeの通信路を確立する。
また、本実施の形態に係る無線通信システムでは、NW Slice特定情報とAPNとの対応づけを示す情報(以下、「アクセス情報」と呼ぶ)を、アタッチ又は位置更新手順の中でユーザ装置UEに送信する。ユーザ装置UEは、アプリケーションが通信を開始する際に、共通CPF30に送信するアクセス要求信号に含めるNW Slice特定情報とAPNとを、アクセス情報に基づいて決定する。
<機能構成>
次に、各実施の形態の動作を実行するユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50の機能構成例を説明する。
(ユーザ装置)
図2は、各実施の形態に係るユーザ装置の機能構成例を示す図である。図2に示すように、ユーザ装置UEは、通信部101と呼処理部102とアプリケーション処理部103とを有する。なお、図2は、ユーザ装置UEにおいて本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図2に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部101は、RAN10、共通CPF30、CPF40、UPF50との間で各種の通信を行う。
呼処理部102は、通信部101を介して送受信される呼制御信号(C-plane信号)を処理する機能を有する。また、呼処理部102は、ユーザ装置UEにインストールされたアプリケーションが特定のAPNと通信を行う場合に、当該特定のAPNにアクセスされている複数のNW Sliceのうちいずれか1つのNW Sliceを特定するNW Slice特定情報と、ユーザデータの通信先を示すAPNとを含むアクセス要求信号を共通CPF30に送信する。
また、呼処理部102は、アクセス情報を共通CPF30から受信し、受信したアクセス情報に基づいて、アクセス要求信号に含めるNW Slice特定情報と、ユーザデータの通信先を示すAPNとを決定するようにしてもよい。
アプリケーション処理部103は、ユーザ装置UEにインストールされたアプリケーションを実行する。なお、アプリケーション処理部103は、アプリケーションを実行する際に、当該アプリケーションが要求するサービスに関する情報(例えば、モバイルブロードバンドサービスを要求することを示す情報など)を呼処理部102に通知するようにしてもよい。
(HSS)
図3は、各実施の形態に係るHSSの機能構成例を示す図である。図3に示すように、HSS20は、通信部201と記憶部202とを有する。なお、図3は、HSS20において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図3に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部201は、共通CPF30、共通CPF(デフォルト)30Def、CPF40との間で各種の通信を行う。
記憶部202は、「アクセス情報」を格納する。記憶部202に記憶される「アクセス情報」については後述する。
(共通CPF)
図4は、各実施の形態に係る共通CPFの機能構成例を示す図である。図4に示すように、共通CPF30(共通CPF(デフォルト)30Defを含む)は、通信部301と呼処理部302とを有する。なお、図4は、共通CPF30において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図4に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部301は、RAN10、HSS20、CPF40との間で各種の通信を行う。
呼処理部302は、通信部301を介して送受信される呼制御信号(C-plane信号)を処理する機能を有する。また、呼処理部302は、モビリティ管理機能、認証及び認可機能、NW Slice選択機能を含む。また、共通CPF30が共通CPF(デフォルト)30Defとして動作する場合、呼処理部302は、RAN10から受信した呼制御信号を、適切な共通CPF30にリダイレクトさせる機能を有する。
また、呼処理部302は、ユーザ装置UEからアクセス要求信号を受信した場合に、アクセス要求信号に含まれるNW Slice特定情報で特定されるNW Sliceに属するCPF40に、APNを含むアクセス要求信号を送信する。
また、前述したようにCPF40に実装される各機能が共通CPF30に実装される場合、呼処理部302は、ユーザ装置UEからアクセス要求信号を受信した場合に、アクセス要求信号に含まれるAPNで示される通信先にアクセスされる複数のUPF50のうち、NW Slice特定情報で特定される1つのNW Sliceに属するUPF50に、APNを含むアクセス要求信号を送信する。
また、呼処理部402は、ユーザ装置UEからアタッチ要求信号又は位置更新要求信号を受信した場合に、アクセス情報をHSS20から取得し、取得したアクセス情報をユーザ装置UEに送信するようにしてもよい。
(CPF)
図5は、各実施の形態に係るCPFの機能構成例を示す図である。図5に示すように、CPF40は、通信部401と呼処理部402とを有する。なお、図5は、CPF40において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図5に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部401は、HSS20、共通CPF30、UPF50との間で各種の通信を行う。
呼処理部402は、通信部401を介して送受信される呼制御信号(C-plane信号)を処理する機能を有する。また、呼処理部402は、共通CPF30からアクセス要求信号を受信した場合に、自身のNW Sliceに属するUPF50に、APNを含むアクセス要求信号を送信する。
(UPF)
図6は、各実施の形態に係るUPFの機能構成例を示す図である。図6に示すように、UPF50は、通信部501と設定部502とを有する。なお、図6は、UPF50において本発明の実施の形態に特に関連する機能部のみを示すものである。また、図6に示す機能構成は一例に過ぎない。本実施の形態に係る動作を実行できるのであれば、機能区分及び機能部の名称はどのようなものでもよい。
通信部501は、RAN10、CPF40、AS60との間で各種の通信を行う。
設定部502は、CPF40からアクセス要求信号を受信した場合に、当該アクセス要求信号に含まれるAPNで示される通信先とユーザ装置UEとの間にユーザデータ(U−plane)の通信路を設定する機能を有する。
<ハードウェア構成>
以上、機能構成の説明に用いたブロック図(図2乃至図6)は、機能単位のブロックを示している。これらの機能ブロック(構成部)は、ハードウェア及び/又はソフトウェアの任意の組み合わせによって実現される。また、各機能ブロックの実現手段は特に限定されない。すなわち、各機能ブロックは、物理的及び/又は論理的に結合した1つの装置により実現されてもよいし、物理的及び/又は論理的に分離した2つ以上の装置を直接的及び/又は間接的に(例えば、有線及び/又は無線で)接続し、これら複数の装置により実現されてもよい。
例えば、各実施の形態におけるユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50は、本発明の通信方法の処理を行うコンピュータとして機能してもよい。図7は、各実施の形態に係るユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50のハードウェア構成例を示す図である。上述のユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50は、物理的には、プロセッサ1001、メモリ1002、ストレージ1003、通信装置1004、入力装置1005、出力装置1006、バス1007などを含むコンピュータ装置として構成されてもよい。
なお、以下の説明では、「装置」という文言は、回路、デバイス、ユニットなどに読み替えることができる。ユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50のハードウェア構成は、図に示した各装置を1つ又は複数含むように構成されてもよいし、一部の装置を含まずに構成されてもよい。
ユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50における各機能は、プロセッサ1001、メモリ1002などのハードウェア上に所定のソフトウェア(プログラム)を読み込ませることで、プロセッサ1001が演算を行い、通信装置1004による通信、メモリ1002及びストレージ1003におけるデータの読み出し及び/又は書き込みを制御することで実現される。
プロセッサ1001は、例えば、オペレーティングシステムを動作させてコンピュータ全体を制御する。プロセッサ1001は、周辺装置とのインターフェース、制御装置、演算装置、レジスタなどを含む中央処理装置(CPU:Central Processing Unit)で構成されてもよい。例えば、ユーザ装置UEの通信部101と呼処理部102とアプリケーション処理部103と、HSS20の通信部201と記憶部202と、共通CPF30の通信部301と呼処理部302と、CPF40の通信部401と呼処理部402と、UPF50の通信部501と設定部502とは、プロセッサ1001で実現されてもよい。
また、プロセッサ1001は、プログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュール又はデータを、ストレージ1003及び/又は通信装置1004からメモリ1002に読み出し、これらに従って各種の処理を実行する。プログラムとしては、各実施の形態で説明する動作の少なくとも一部をコンピュータに実行させるプログラムが用いられる。例えば、ユーザ装置UEの通信部101と呼処理部102とアプリケーション処理部103と、HSS20の通信部201と記憶部202と、共通CPF30の通信部301と呼処理部302と、CPF40の通信部401と呼処理部402と、UPF50の通信部501と設定部502とは、メモリ1002に格納され、プロセッサ1001で動作する制御プログラムによって実現されてもよく、他の機能ブロックについても同様に実現されてもよい。上述の各種処理は、1つのプロセッサ1001で実行される旨を説明してきたが、2以上のプロセッサ1001により同時又は逐次に実行されてもよい。プロセッサ1001は、1以上のチップで実装されてもよい。なお、プログラムは、電気通信回線を介してネットワークから送信されても良い。
メモリ1002は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Read Only Memory(ROM)、Erasable Programmable ROM(EPROM)、Electrically Erasable Programmable ROM(EEPROM)、Random Access Memory(RAM)などの少なくとも1つで構成されてもよい。メモリ1002は、レジスタ、キャッシュ、メインメモリ(主記憶装置)などと呼ばれてもよい。メモリ1002は、各実施の形態に係る通信方法を実施するために実行可能なプログラム(プログラムコード)、ソフトウェアモジュールなどを保存することができる。
ストレージ1003は、コンピュータ読み取り可能な記録媒体であり、例えば、Compact Disc ROM(CD−ROM)などの光ディスク、ハードディスクドライブ、フレキシブルディスク、光磁気ディスク(例えば、コンパクトディスク、デジタル多用途ディスク、Blu−ray(登録商標)ディスク)、スマートカード、フラッシュメモリ(例えば、カード、スティック、キードライブ)、フロッピー(登録商標)ディスク、磁気ストリップなどの少なくとも1つで構成されてもよい。ストレージ1003は、補助記憶装置と呼ばれてもよい。上述の記憶媒体は、例えば、メモリ1002及び/又はストレージ1003を含むデータベース、サーバその他の適切な媒体であってもよい。
通信装置1004は、有線及び/又は無線ネットワークを介してコンピュータ間の通信を行うためのハードウェア(送受信デバイス)であり、例えばネットワークデバイス、ネットワークコントローラ、ネットワークカード、通信モジュールなどともいう。例えば、ユーザ装置UEの通信部101と、HSS20の通信部201と、共通CPF30の通信部301と、CPF40の通信部401と、UPF50の通信部501とは、通信装置1004で実現されてもよい。
入力装置1005は、外部からの入力を受け付ける入力デバイス(例えば、キーボード、マウス、マイクロフォン、スイッチ、ボタン、センサなど)である。出力装置1006は、外部への出力を実施する出力デバイス(例えば、ディスプレイ、スピーカー、LEDランプなど)である。なお、入力装置1005及び出力装置1006は、一体となった構成(例えば、タッチパネル)であってもよい。
また、プロセッサ1001及びメモリ1002などの各装置は、情報を通信するためのバス1007でアクセスされる。バス1007は、単一のバスで構成されてもよいし、装置間で異なるバスで構成されてもよい。
また、ユーザ装置UE、HSS20、共通CPF30、CPF40及びUPF50は、マイクロプロセッサ、デジタル信号プロセッサ(DSP:Digital Signal Processor)、Application Specific Integrated Circuit(ASIC)、Programmable Logic Device(PLD)、Field Programmable Gate Array(FPGA)などのハードウェアを含んで構成されてもよく、当該ハードウェアにより、各機能ブロックの一部又は全てが実現されてもよい。例えば、プロセッサ1001は、これらのハードウェアの少なくとも1つで実装されてもよい。
<処理手順>
続いて、本実施の形態に係る無線通信システムが行う具体的な処理手順を第一の実施の形態及び第二の実施の形態に分けて説明する。
[第一の実施の形態]
第一の実施の形態では、NW Slice特定情報として、NW Sliceで提供されるサービスを識別する識別子(以下、「サービス識別子」と呼ぶ)を用いる。サービス識別子は、サービスパラメータ(Service Parameter)と呼ばれてもよい。サービス識別子は、例えば、モバイルブロードバンドサービスを示すID、クリティカル通信サービスを示すIDなどである。
図8は、第一の実施の形態においてHSSに格納されるアクセス情報の一例を示す図である。図8に示すように、HSSに格納されるアクセス情報には、ユーザ装置UEの種別を示す「UEタイプ」と、共通CPF30を一意に識別する「DCN−ID(Dedicated Core Network-ID)」と、「サービス識別子」と、「APN」とがそれぞれ対応づけられている。ここで、第一の実施の形態においては、ユーザ装置UEの種別ごとに異なる共通CPF301〜Nが対応づけられていることを前提とする。つまり、ユーザ装置UEの種別が異なると、呼制御を行う共通CPF301〜Nも異なるが、ユーザ装置UEの種別が同一である場合、呼制御を行う共通CPF301〜Nも同一となる。従って、図8に示すように、同一の「UEタイプ」には同一の「DCN−ID」が設定されることになる。
(ユーザ装置UEへのアクセス情報の通知)
図9は、第一の実施の形態に係るアクセス情報の通知手順の一例を示すシーケンス図である。まず、ユーザ装置UEの呼処理部102は、ユーザ装置UE自身の種別を示す「UEタイプ」を含むAttach Request又はTAU(Tracking Area Update)RequestをRAN10に送信する(S101)。RAN10は、ユーザ装置UEから受信したAttach Request又はTAU Requestを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S102)。共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、「UEタイプ」を含むUE's subscription requestをHSS20に送信する(S103)。HSS20の通信部201は、「UEタイプ」をキーに「アクセス情報」を検索することでユーザ装置UEに通知する「アクセス情報」を生成し、生成したアクセス情報を含むUE's subscription responseを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S104)。UEタイプが「#1」の場合に生成されるアクセス情報の例を図11に示す。
共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、Attach Request又はTAU RequestをUEタイプに対応する共通CPF30にリダイレクトさせるために、アクセス情報及びリダイレクト先の共通CPF30を示す情報を含むReroute Attach Request又はReroute TAU RequestをRAN10に送信する(S105)。RAN10は、アクセス情報を含むAttach Request又はTAU Requestを共通CPF30に送信する(S106)。
続いて、共通CPF30の呼処理部302は、受信したAttach Request又はTAU Requestに基づいてユーザ装置UEの認証処理を行う(S107)。認証処理が完了した場合、共通CPF30の呼処理部302は、アクセス情報を含むAttach Accept又はTAU AcceptをRAN10に送信する(S108)。RAN10は、アクセス情報を含むAttach Accept又はTAU Acceptをユーザ装置UEに送信する(S109)。
以上説明した処理手順により、ユーザ装置UEに、DCN−IDと、サービス識別子と、APNとを含むアクセス情報を通知(設定)することができる。
また、次世代システムでは、LTEとは異なり、ユーザ装置UEの位置更新時にUPF50が変更される可能性がある。ユーザ装置UEの位置が更新される場合についても図8の処理手順に含めたことで、UPF50の変更に伴いアクセス情報が変更される場合に、変更後のアクセス情報をユーザ装置UEに通知(設定)することが可能になる。
なお、以上説明した処理手順において、UEタイプに対応する共通CPF30を示す情報を予めRAN10側に記憶させておき、リダイレクト処理(S105及びS106)を省略するようにしてもよい。具体的には、RAN10は、Attach Request又はTAU RequestをUEタイプに対応する共通CPF30に送信し(S102)、共通CPF30は、「UEタイプ」を含むUE's subscription requestをHSS20に送信し(S103)、HSS20の通信部201は、生成したアクセス情報を含むUE's subscription responseを共通CPF30に送信する(S104)ようにしてもよい。これにより、共通CPF(デフォルト)30Defが不要となると共に、リダイレクト処理(S105及びS106)が省略されることで、アタッチ又は位置更新に係る処理手順を簡略化することができる。
(通信開始処理)
図10は、第一の実施の形態に係る通信開始処理の一例を示すシーケンス図である。図10の例では、ユーザ装置UEの種別はUEタイプ#1であり、ユーザ装置UEに通知されるアクセス情報として、HSS20に記憶されているアクセス情報(図8)のうち、UEタイプが「#1」に該当するアクセス情報(図11)が抽出されてユーザ装置UEに通知されたと仮定する。
図10の例では、サービス#Aに関するアプリケーション及びサービス#Bに関するアプリケーションのアクセス先APNは、共にAPN#1であると仮定する。また、DCN−ID#1に対応する共通CPF30は共通CPF30であるとする。また、ユーザ装置UEの呼処理部102は、自身が実行するアプリケーションが要求するサービスのサービス識別子を、アプリケーション処理部103からの通知等により把握している前提とする。
まず、ユーザ装置UEがサービス#Aに関するアプリケーションを実行した場合の処理手順を説明する。
ユーザ装置UEの呼処理部102は、アクセス情報に基づいて、アクセス要求に含めるDCN−ID#1と、サービス識別子#Aと、アクセス先APNであるAPN#1とを決定する。例えば、呼処理部102は、アクセス情報に含まれるDCN−IDを、アクセス要求に含めるDCN−IDとして決定する。
また、呼処理部102は、自身が実行するアプリケーションが要求するサービスのサービス識別子とアクセス先のAPNとを、アクセス要求に含めるサービス識別子とAPNとして決定する。なお、呼処理部102は、アクセス情報の中に、自身が実行するアプリケーションが要求するサービスのサービス識別子とAPNとが存在するか否かを確認し、存在する場合にアクセス要求を送信するようにしてもよい。例えば、呼処理部102は、サービス#Aに対応するサービス識別子#Aが、図11に示すアクセス情報のうちAPN#1に対応するレコードに存在するか否かを確認し、存在する場合にアクセス要求を送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、ネットワーク側でサポートされていないサービス識別子及びAPNをアクセス要求に含めて送信してしまうことを避けることができる。
続いて、呼処理部102は、決定されたDCN−ID#1と、サービス識別子#Aと、APN#1とを含むアクセス要求をRAN10に送信する(S201)。
続いて、RAN10は、アクセス要求に含まれるDCN−IDに基づいて、アクセス要求を送信する共通CPF30を決定する。図10の例では、RAN10は、アクセス要求に含まれるDCN−ID#1に対応する共通CPF30に、サービス識別子#AとAPN#1とを含むアクセス要求を送信する(S202)。
続いて、共通CPF30の呼処理部302は、ステップS202で受信したサービス識別子#Aで特定されるNW Slice(サービス#A)に属するCPF40に、APN#1を含むアクセス要求を送信する(S203)。続いて、CPF40の呼処理部402は、APN#1を含むアクセス要求を、NW Slice(サービス#A)内のUPF50に送信する(S204)。
続いて、UPF50の設定部502は、APN#1とユーザ装置UEとの間にユーザデータ(U−plane)の通信路を確立させる(S205)。なお、ユーザデータの通信路は、PDU(Packet Data Unit)コネクションと呼ばれてもよい。
次に、ユーザ装置UEがサービス#Bのアプリケーションを実行した場合の処理手順を説明する。
ユーザ装置UEの呼処理部102は、アクセス情報に基づいて、アクセス要求に含めるDCN−ID#1と、サービス識別子#Bと、アクセス先APNであるAPN#1とを決定する。続いて、ユーザ装置UEの呼処理部102は、決定されたDCN−ID#1と、サービス識別子#Bと、APN#1とを含むアクセス要求をRAN10に送信する(S251)。続いて、RAN10は、アクセス要求に含まれるDCN−ID#1に対応する共通CPF30に、サービス識別子#BとAPN#1とを含むアクセス要求を送信する(S252)。
続いて、共通CPF30の呼処理部302は、ステップS252で受信したサービス識別子#Bで特定されるNW Slice(サービス#B)に属するCPF40に、APN#1を含むアクセス要求を送信する(S253)。続いて、CPF40の呼処理部402は、APN#1を含むアクセス要求を、NW Slice(サービス#B)内のUPF50に送信する(S254)。
続いて、UPF50の設定部502は、APN#1とユーザ装置UEとの間にユーザデータ(U−plane)の通信路を確立させる(S255)。
以上説明した処理手順のステップS201又はステップS251において、ユーザ装置UEはアクセス要求にAPNを含めないようにしてもよい。この場合、CPF40は、アクセス先APNはデフォルトAPNであると認識する。なお、CPF40は、デフォルトAPNをHSS20に問い合わせるようにしてもよい。
また、以上説明した処理手順において、U−planeに関する処理のみがNW Sliceにより分割される場合(すなわち、CPF40に実装される各機能が共通CPF30に実装される場合)、ステップS203で、共通CPF30の呼処理部302は、APN#1を含むアクセス要求をNW Slice(サービス#A)内のUPF50に直接送信する。同様に、ステップS253で、共通CPF30の呼処理部302は、APN#2を含むアクセス要求をNW Slice(サービス#B)内のUPF50に直接送信する。
(第一の実施の形態における変形例)
第一の実施の形態において、ユーザ装置UEの種別は「DCN−ID」で識別されるようにしてもよい。すなわち、DCN−IDは、共通CPF30を一意に識別するIDであると共に、ユーザ装置UEの種別を意味するIDであってもよい。また、そもそもユーザ装置UEの種別を考慮しなくてもよい。すなわち、ユーザ装置UEは、何らかの属性に基づいていずれかのDCN−IDに対応づけられていてもよい。
この場合、図8に示すアクセス情報には「UEタイプ」は含まれず、「DCN−ID」、「サービス識別子」及び「APN」が対応づけられて格納される。
また、図9において、ユーザ装置UEの呼処理部102は、ユーザ装置UE自身に割当てられた「DCN−ID」を含むAttach Request又はTAU(Tracking Area Update)RequestをRAN10に送信する(S101)。RAN10は、ユーザ装置UEから受信したAttach Request又はTAU Requestを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S102)。共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、「DCN−ID」を含むUE's subscription requestをHSS20に送信する(S103)。HSS20の通信部201は、「DCN−ID」をキーに「アクセス情報」を検索することでユーザ装置UEに通知する「アクセス情報」を生成し、生成したアクセス情報を含むUE's subscription responseを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S104)。
以上、第一の実施の形態について説明した。これまでの3GPPの検討では、NW Sliceの選択はAPNを用いて行われる前提であったため、そもそも同一のAPNに複数のNW Sliceが設定されることは想定されていなかった。しかしながら、将来的には、同一のAPNに複数のNW Sliceを設定し、サービスに応じて通信路を確立するNW Sliceを切替える仕組みが必要になることが想定される。具体的には、ユーザ装置でサービス#Aに関するアプリケーションが実行された場合、APN#1との間の通信路を確立するために必要な処理はNW Slice(サービス#A)内のCPF及びUPFで行い、ユーザ装置でサービス#Bに関するアプリケーションが実行された場合、APN#1との間の通信路を確立するために必要な処理はNW Slice(サービス#B)内のCPF及びUPFで行うことを可能にする仕組みが必要になると想定される。第一の実施の形態によれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合であっても、NW Sliceが適切に選択されることになる。
[第二の実施の形態]
第二の実施の形態では、NW Slice特定情報として、共通CPF30を一意に識別する「DCN−ID」を用いる。
図12は、第二の実施の形態に係るアクセス情報の一例を示す図である。図12に示すように、第二の実施の形態に係るアクセス情報には、ユーザ装置UEの種別を示す「UEタイプ」と、「DCN−ID」と、「APN」とがそれぞれ対応づけられている。第二の実施の形態においては、NW Slice特定情報として「DCN−ID」が用いられることから、1つの共通CPF30に複数の「DCN−ID」が対応づけられる。第二の実施の形態では、共通CPF30にDCN−ID#1及びDCN−ID#2が対応づけられていることを前提とする。
(アクセス情報の通知)
図13は、第二の実施の形態に係るアクセス情報通知手順の一例を示すシーケンス図である。まず、ユーザ装置UEの呼処理部102は、ユーザ装置UE自身の種別を示す「UEタイプ」を含むAttach Request又はTAU(Tracking Area Update)RequestをRAN10に送信する(S301)。RAN10は、ユーザ装置UEから受信したAttach Request又はTAU Requestを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S302)。共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、「UEタイプ」を含むUE's subscription requestをHSS20に送信する(S303)。HSS20の通信部201は、「UEタイプ」をキーに「アクセス情報」を検索することでユーザ装置UEに通知する「アクセス情報」を生成し、生成したアクセス情報を含むUE's subscription responseを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S304)。UEタイプが「#1」の場合に生成されるアクセス情報の例を図14に示す。
ここで、第二の実施の形態では同一の共通CPF30に複数のDCN−IDが対応づけられている。そこで、同一の共通CPF30に割当てられた複数のDCN−IDのうち、無線通信システム内で共通CPF30を識別するために用いられるIDをデフォルトDCN−IDと定義する。
共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、Attach Request又はTAU RequestをリダイレクトさせるRAN10に通知するデフォルトDCN−IDを選択する。(S305)。デフォルトDCN−IDは、複数のDCN−IDの中で予め決定されていてもよいし、所定の条件に基づいて(例えば最も若番のDCN−IDなど)決定されてもよい。ここでは、デフォルトDCN−IDとしてDCN−ID#1が選択されたと仮定する。
続いて、共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、Attach Request又はTAU Requestを共通CPF30にリダイレクトさせるために、アクセス情報及びDCN−ID#1を含むReroute Attach Request又はReroute TAU RequestをRAN10に送信する(S306)。RAN10は、アクセス情報を含むAttach Request又はTAU Requestを共通CPF30に送信する(S307)。
続いて、共通CPF30の呼処理部302は、受信したAttach Request又はTAU Requestに基づいてユーザ装置UEの認証処理を行う(S308)。認証処理が完了した場合、共通CPF30の呼処理部302は、アクセス情報を含むAttach Accept又はTAU AcceptをRAN10に送信する(S309)。RAN10は、アクセス情報を含むAttach Accept又はTAU Acceptをユーザ装置UEに送信する(S310)。
以上説明した処理手順により、ユーザ装置UEに、DCN−IDとAPNとを含むアクセス情報を通知(設定)することができる。
また、次世代システムでは、LTEとは異なり、ユーザ装置UEの位置更新時にUPF50が変更される可能性がある。ユーザ装置UEの位置が更新される場合についても図13の処理手順に含めたことで、UPF50の変更に伴いアクセス情報が変更される場合に、変更後のアクセス情報をユーザ装置UEに通知(設定)することが可能になる。
なお、以上説明した処理手順において、リダイレクト処理(S105及びS106)を省略するようにしてもよい。具体的には、RAN10は、Attach Request又はTAU RequestをUEタイプに対応する共通CPF30(又は、ランダム若しくは予め設定された共通CPF30)に送信し(S302)、共通CPF30は、「UEタイプ」を含むUE's subscription requestをHSS20に送信し(S303)、HSS20の通信部201は、生成したアクセス情報を含むUE's subscription responseを共通CPF30に送信する(S304)ようにしてもよい。これにより、共通CPF(デフォルト)30Defが不要となると共に、リダイレクト処理(S306及びS307)が省略されることで、アタッチ又は位置更新に係る処理手順を簡略化することができる。
(通信開始処理)
図15は、第二の実施の形態に係る通信開始処理の一例を示すシーケンス図である。図15の例では、ユーザ装置UEの種別はUEタイプ#1であり、アクセス情報として、図12のアクセス情報のうちUEタイプが「#1」に該当するアクセス情報(図14)が抽出されてユーザ装置UEに送信されたと仮定する。
図15の例では、サービス#Aに関するアプリケーション及びサービス#Bに関するアプリケーションのアクセス先APNは、共にAPN#1であると仮定する。
また、ユーザ装置UEの呼処理部102は、自身が実行するアプリケーションが要求するサービスのDCN−IDを、アプリケーション処理部103からの通知等により把握していることを前提とする。図15の例では、DCN−ID#1はサービス#A(すなわちNW Slice(サービス#A))に対応づけられており、DCN−ID#2はサービス#B(すなわちNW Slice(サービス#B))に対応づけられていると仮定する。
まず、ユーザ装置UEがサービス#Aに関するアプリケーションを実行した場合の処理手順を説明する。
ユーザ装置UEの呼処理部102は、アクセス情報に基づいて、アクセス要求に含めるDCN−ID#1と、アクセス先APNであるAPN#1とを決定する。例えば、呼処理部102は、アクセス情報の中に、自身が実行するアプリケーションが要求するサービスのDCN−IDとAPNとが存在するか否かを確認し、存在する場合にアクセス要求を送信するようにしてもよい。例えば、呼処理部102は、サービス#Aに対応するDCN−ID#1が、図14に示すアクセス情報のうちAPN#1に対応するレコードに存在するか否かを確認し、存在する場合にアクセス要求を送信するようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEは、ネットワーク側でサポートされていないDCN−ID及びAPNをアクセス要求に含めて送信してしまうことを避けることができる。
なお、第二の実施の形態では、ユーザ装置UEに通知されるアクセス情報に、サービス識別子をDCN−IDと対応づけて含めておき、呼処理部102は、自身が実行するアプリケーションが要求するサービスのサービス識別子に対応するDCN−IDを、アクセス情報を検索することで決定するようにしてもよい。
続いて、呼処理部102は、決定されたDCN−ID#1と、APN#1とを含むアクセス要求をRAN10に送信する(S401)。
続いて、RAN10は、アクセス要求に含まれるDCN−IDに基づいて、アクセス要求を送信する共通CPF30を決定する。図15の例では、RAN10は、アクセス要求に含まれるDCN−ID#1に対応する共通CPF30に、APN#1を含むアクセス要求を送信する(S402)。
続いて、共通CPF30の呼処理部302は、ステップS402で受信したDCN−IDで特定されるNW Slice(サービス#A)に属するCPF40に、APN#1を含むアクセス要求を送信する(S403)。続いて、CPF40の呼処理部402は、APN#1を含むアクセス要求を、NW Slice(サービス#A)内のUPF50に送信する(S404)。
続いて、UPF50の設定部502は、APN#1とユーザ装置UEとの間にユーザデータ(U−plane)の通信路を確立させる(S405)。
次に、ユーザ装置UEがサービス#Bのアプリケーションを実行した場合の処理手順を説明する。
ユーザ装置UEの呼処理部102は、アクセス情報に基づいて、アクセス要求に含めるDCN−ID#2と、アクセス先APNであるAPN#1とを決定する。続いて、ユーザ装置UEの呼処理部102は、決定されたDCN−ID#2と、APN#1とを含むアクセス要求をRAN10に送信する(S451)。続いて、RAN10は、アクセス要求に含まれるDCN−ID#2に対応する共通CPF30に、DCN−ID#2とAPN#1とを含むアクセス要求を送信する(S452)。
続いて、共通CPF30の呼処理部302は、ステップS452で受信したDCN−ID#2で特定されるNW Slice(サービス#B)に属するCPF40に、APN#1を含むアクセス要求を送信する(S453)。続いて、CPF40の呼処理部402は、APN#1を含むアクセス要求を、NW Slice(サービス#B)内のUPF50に送信する(S454)。
続いて、UPF50の設定部502は、APN#1とユーザ装置UEとの間にユーザデータ(U−plane)の通信路を確立させる(S455)。
以上説明した処理手順のステップS401又はステップS451において、ユーザ装置UEはアクセス要求にAPNを含めないようにしてもよい。この場合、CPF40は、アクセス先APNはデフォルトAPNであると認識する。なお、CPF40は、デフォルトAPNをHSS20に問い合わせるようにしてもよい。
また、以上説明した処理手順において、U−planeに関する処理のみがNW Sliceにより分割される場合(すなわち、CPF40に実装される各機能が共通CPF30に実装される場合)、ステップS403で、共通CPF30の呼処理部302は、APN#1を含むアクセス要求をNW Slice(サービス#A)内のUPF50に直接送信する。同様に、ステップS453で、共通CPF30の呼処理部302は、APN#2を含むアクセス要求をNW Slice(サービス#B)内のUPF50に直接送信する。
(第二の実施の形態における変形例)
第一の実施の形態と同様に、第二の実施の形態においても、ユーザ装置UEの種別は「DCN−ID」で識別されるようにしてもよい。
この場合、図12に示すアクセス情報には「UEタイプ」は含まれず、「DCN−ID」、「サービス識別子」及び「APN」が対応づけられて格納される。なお、アクセス情報には、同一の共通CPF30に割当てられているDCN−IDであることを特定可能な情報を含む。
また、図13において、ユーザ装置UEの呼処理部102は、ユーザ装置UE自身に割当てられた「DCN−ID」(例えば、デフォルトDCN−IDでもよい)を含むAttach Request又はTAU(Tracking Area Update)RequestをRAN10に送信する(S301)。RAN10は、ユーザ装置UEから受信したAttach Request又はTAU Requestを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S302)。共通CPF(デフォルト)30Defの呼処理部302は、「DCN−ID」を含むUE's subscription requestをHSS20に送信する(S303)。HSS20の通信部201は、「DCN−ID」をキーに、同一の共通CPF30に割当てられているDCN−IDであることを特定可能な情報を用いて「アクセス情報」を検索することでユーザ装置UEに通知する「アクセス情報」を生成し、生成したアクセス情報を含むUE's subscription responseを共通CPF(デフォルト)30Defに送信する(S304)。
以上、第二の実施の形態について説明した。これまでの3GPPの検討では、NW Sliceの選択はAPNを用いて行われる前提であったため、そもそも同一のAPNに複数のNW Sliceが設定されることは想定されていなかった。しかしながら、将来的には、同一のAPNに複数のNW Sliceを設定し、サービスに応じて通信路を確立するNW Sliceを切替える仕組みが必要になることが想定される。第二の実施の形態によれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合であっても、NW Sliceが適切に選択されることになる。
<まとめ>
実施の形態によれば、ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数の通信装置とを有し、当該複数の通信装置の各々は、リソース分割単位である複数のグループのいずれかに属する無線通信システムであって、前記ユーザ装置は、前記複数のグループのうちいずれか1つのグループを特定するグループ特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを含む第一のアクセス要求信号を前記呼制御装置に送信する第一の通信処理部、を有し、前記呼制御装置は、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と通信する複数の前記通信装置のうち、前記グループ特定情報で特定される1つのグループに属する通信装置に、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子を含む第二のアクセス要求信号を送信する、第二の通信処理部、を有し、前記通信装置は、前記第二のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定する設定部、を有する、無線通信システムが提供される。この無線通信システムによれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術が提供される。
また、前記第二の通信処理部は、前記ユーザ装置から所定の信号を受信した場合に、グループ特定情報と通信先識別子とが対応づけられるアクセス情報を加入者管理装置から取得し、取得した前記アクセス情報を前記ユーザ装置に送信し、前記第一の通信処理部は、受信した前記アクセス情報に基づき、前記第一のアクセス要求信号に含めるグループ特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを決定する、ようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEに、グループ特定情報と通信先識別子とを含むアクセス情報を通知(設定)することができる。
また、前記複数のグループのうちいずれか1つのグループを特定するグループ特定情報は、前記呼制御装置を識別する識別子であるようにしてもよい。これにより、DCN−IDを用いてNW Sliceを一意に特定することができる。
また、実施の形態によれば、ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数の通信装置とを有し、当該複数の通信装置の各々は、リソース分割単位である複数のグループのいずれかに属する無線通信システムが実行する通信方法であって、前記ユーザ装置が、前記複数のグループのうちいずれか1つのグループを特定するグループ特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを含む第一のアクセス要求信号を前記呼制御装置に送信するステップと、前記呼制御装置が、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と通信する複数の前記通信装置のうち、前記グループ特定情報で特定される1つのグループに属する通信装置に、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子を含む第二のアクセス要求信号を送信するステップと、前記通信装置が、前記第二のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定するステップと、を有する通信方法が提供される。この通信方法によれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術が提供される。
さらに、実施の形態によれば、ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数のNetwork Sliceインスタンスとを有する無線通信システムであって、前記ユーザ装置は、前記複数のNetwork Sliceインスタンスのうちいずれか1つのNetwork Sliceインスタンスを特定する特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを含む第一のアクセス要求信号を前記呼制御装置に送信する第一の通信処理部、を有し、前記呼制御装置は、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と通信する前記1つのNetwork Sliceインスタンスに、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子を含む第二のアクセス要求信号を送信する、第二の通信処理部、を有し、前記1つのNetwork Sliceインスタンスは、前記第二のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定する設定部、を有する、無線通信システムが提供される。この無線通信システムによれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術が提供される。
また、前記第二の通信処理部は、前記ユーザ装置から所定の信号を受信した場合に、特定情報と通信先識別子とが対応づけられるアクセス情報を加入者管理装置から取得し、取得した前記アクセス情報を前記ユーザ装置に送信し、前記第一の通信処理部は、受信した前記アクセス情報に基づき、前記第一のアクセス要求信号に含める特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを決定する、ようにしてもよい。これにより、ユーザ装置UEに、特定情報と通信先識別子とを含むアクセス情報を通知(設定)することができる。
また、前記複数のNetwork Sliceインスタンスのうちいずれか1つのNetwork Sliceインスタンスを特定する特定情報は、前記呼制御装置を識別する識別子であるようにしてもよい。これにより、DCN−IDを用いてNW Sliceを一意に特定することができる。
また、実施の形態によれば、ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数のNetwork Sliceインスタンスとを有する無線通信システムが実行する通信方法であって、前記ユーザ装置が、前記複数のNetwork Sliceインスタンスのうちいずれか1つのNetwork Sliceインスタンスを特定する特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを含む第一のアクセス要求信号を前記呼制御装置に送信するステップと、前記呼制御装置が、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と通信する前記1つのNetwork Sliceインスタンスに、前記第一のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子を含む第二のアクセス要求信号を送信するステップと、前記1つのNetwork Sliceインスタンスが、前記第二のアクセス要求信号に含まれる通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定するステップと、を有する通信方法が提供される。この通信方法によれば、同一のAPNに複数のNW Sliceが設定される場合に、NW Sliceを適切に選択することを可能とする技術が提供される。
<実施形態の補足>
本明細書で説明した各態様/実施形態は、Long Term Evolution(LTE)、LTE-Advanced(LTE−A)、SUPER 3G、IMT−Advanced、4G、5G、Future Radio Access(FRA)、W−CDMA(登録商標)、GSM(登録商標)、CDMA2000、Ultra Mobile Broadband(UMB)、IEEE 802.11(Wi−Fi)、IEEE 802.16(WiMAX)、IEEE 802.20、Ultra-WideBand(UWB)、Bluetooth(登録商標)、その他の適切なシステムを利用するシステム及び/又はこれらに基づいて拡張された次世代システムに適用されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態の処理手順、シーケンス、フローチャートなどは、矛盾の無い限り、順序を入れ替えてもよい。例えば、本明細書で説明した方法については、例示的な順序で様々なステップの要素を提示しており、提示した特定の順序に限定されない。
入出力された情報等は特定の場所(例えば、メモリ)に保存されてもよいし、管理テーブルで管理してもよい。入出力される情報等は、上書き、更新、または追記され得る。出力された情報等は削除されてもよい。入力された情報等は他の装置へ送信されてもよい。
本明細書で説明した各態様/実施形態は単独で用いてもよいし、組み合わせて用いてもよいし、実行に伴って切り替えて用いてもよい。また、所定の情報の通知(例えば、「Xであること」の通知)は、明示的に行うものに限られず、暗黙的(例えば、当該所定の情報の通知を行わない)ことによって行われてもよい。
本明細書で使用する「システム」および「ネットワーク」という用語は、互換的に使用される。
本明細書で使用する「判断(determining)」、「決定(determining)」という用語は、多種多様な動作を包含する場合がある。「判断」、「決定」は、例えば、判定(judging)、計算(calculating)、算出(computing)、処理(processing)、導出(deriving)、調査(investigating)、探索(looking up)(例えば、テーブル、データベースまたは別のデータ構造での探索)、確認(ascertaining)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、受信(receiving)(例えば、情報を受信すること)、送信(transmitting)(例えば、情報を送信すること)、入力(input)、出力(output)、アクセス(accessing)(例えば、メモリ中のデータにアクセスすること)した事を「判断」「決定」したとみなす事などを含み得る。また、「判断」、「決定」は、解決(resolving)、選択(selecting)、選定(choosing)、確立(establishing)、比較(comparing)などした事を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。つまり、「判断」「決定」は、何らかの動作を「判断」「決定」したとみなす事を含み得る。
本明細書で使用する「に基づいて」という記載は、別段に明記されていない限り、「のみに基づいて」を意味しない。言い換えれば、「に基づいて」という記載は、「のみに基づいて」と「に少なくとも基づいて」の両方を意味する。
本明細書で使用する「第1の」、「第2の」などの呼称を使用した要素へのいかなる参照も、それらの要素の量または順序を全般的に限定するものではない。これらの呼称は、2つ以上の要素間を区別する便利な方法として本明細書で使用され得る。したがって、第1および第2の要素への参照は、2つの要素のみがそこで採用され得ること、または何らかの形で第1の要素が第2の要素に先行しなければならないことを意味しない。
「含む(including)」、「含んでいる(comprising)」、およびそれらの変形が、本明細書あるいは特許請求の範囲で使用されている限り、これら用語は、用語「備える」と同様に、包括的であることが意図される。さらに、本明細書あるいは特許請求の範囲において使用されている用語「または(or)」は、排他的論理和ではないことが意図される。
本開示の全体において、例えば、英語でのa, an, 及びtheのように、翻訳により冠詞が追加された場合、これらの冠詞は、文脈から明らかにそうではないことが示されていなければ、複数のものを含むものとする。
情報の通知は、本明細書で説明した態様/実施形態に限られず、他の方法で行われてもよい。例えば、情報の通知は、物理レイヤシグナリング(例えば、Downlink Control Information(DCI)、Uplink Control Information(UCI))、上位レイヤシグナリング(例えば、RRCシグナリング、MACシグナリング、ブロードキャスト情報(Master Information Block(MIB)、System Information Block(SIB)))、その他の信号又はこれらの組み合わせによって実施されてもよい。また、RRCメッセージは、RRCシグナリングと呼ばれてもよい。また、RRCメッセージは、例えば、RRC接続セットアップ(RRC Connection Setup)メッセージ、RRC接続再構成(RRC Connection Reconfiguration)メッセージなどであってもよい。
判定又は判断は、1ビットで表される値(0か1か)によって行われてもよいし、真偽値(Boolean:trueまたはfalse)によって行われてもよいし、数値の比較(例えば、所定の値との比較)によって行われてもよい。
なお、本明細書で説明した用語及び/又は本明細書の理解に必要な用語については、同一の又は類似する意味を有する用語と置き換えてもよい。例えば、チャネル及び/又はシンボルは信号(シグナル)であってもよい。また、信号はメッセージであってもよい。
UEは、当業者によって、加入者局、モバイルユニット、加入者ユニット、ワイヤレスユニット、リモートユニット、モバイルデバイス、ワイヤレスデバイス、ワイヤレス通信デバイス、リモートデバイス、モバイル加入者局、アクセス端末、モバイル端末、ワイヤレス端末、リモート端末、ハンドセット、ユーザエージェント、モバイルクライアント、クライアント、またはいくつかの他の適切な用語で呼ばれる場合もある。
本明細書で説明した情報、信号などは、様々な異なる技術のいずれかを使用して表されてもよい。例えば、上記の説明全体に渡って言及され得るデータ、命令、コマンド、情報、信号、ビット、シンボル、チップなどは、電圧、電流、電磁波、磁界若しくは磁性粒子、光場若しくは光子、又はこれらの任意の組み合わせによって表されてもよい。
以上、本発明について詳細に説明したが、当業者にとっては、本発明が本明細書中に説明した実施形態に限定されるものではないということは明らかである。本発明は、特許請求の範囲の記載により定まる本発明の趣旨及び範囲を逸脱することなく修正及び変更態様として実施することができる。したがって、本明細書の記載は、例示説明を目的とするものであり、本発明に対して何ら制限的な意味を有するものではない。
なお、各実施の形態において、共通CPF30(又は、共通CPF30及びCPF40)は、呼制御装置の一例である。NW Slice特定情報、サービス識別子又はDCN−IDは、グループ特定情報の一例である。アタッチ要求信号又は位置更新要求信号は、所定の信号の一例である。
本国際特許出願は2016年7月8日に出願した日本国特許出願第2016−136420号に基づきその優先権を主張するものであり、日本国特許出願第2016−136420号の全内容を本願に援用する。
10 RAN
20 HSS
30 共通CPF
40 CPF
50 UPF
60 AS
101 通信部
102 呼処理部
103 アプリケーション処理部
201 通信部
202 記憶部
301 通信部
302 呼処理部
401 通信部
402 呼処理部
501 通信部
502 設定部
1001 プロセッサ
1002 メモリ
1003 ストレージ
1004 通信装置
1005 入力装置
1006 出力装置

Claims (3)

  1. ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数のNetwork Sliceインスタンスとを有する無線通信システムであって、
    前記ユーザ装置は、
    前記複数のNetwork Sliceインスタンスのうちいずれか1つのNetwork Sliceインスタンスを特定する特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子を前記呼制御装置に送信する第一の通信処理部、を有し、
    前記呼制御装置は、
    前記特定情報で特定される前記1つのNetwork Sliceインスタンスに、前記通信先識別子を送信する、第二の通信処理部、を有し、
    前記1つのNetwork Sliceインスタンスは、
    前記通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定する設定部、を有する、
    無線通信システム。
  2. 前記第二の通信処理部は、前記ユーザ装置から所定の信号を受信した場合に、前記特定情報と前記通信先識別子と対応づけるアクセス情報を加入者管理装置から取得し、取得した前記アクセス情報を前記ユーザ装置に送信し、
    前記第一の通信処理部は、受信した前記アクセス情報に基づき、前記特定情報と、前記ユーザデータの通信先を示す通信先識別子とを決定する、
    請求項1に記載の無線通信システム。
  3. ユーザ装置と、呼制御を行う1以上の呼制御装置と、ユーザデータを処理する複数のNetwork Sliceインスタンスとを有する無線通信システムが実行する通信方法であって、
    前記ユーザ装置が、
    前記複数のNetwork Sliceインスタンスのうちいずれか1つのNetwork Sliceインスタンスを特定する特定情報と、ユーザデータの通信先を示す通信先識別子を前記呼制御装置に送信するステップと、
    前記呼制御装置が、
    前記特定情報で特定される前記1つのNetwork Sliceインスタンスに、前記通信先識別子を送信するステップと、
    前記1つのNetwork Sliceインスタンスが、
    前記通信先識別子で示される通信先と前記ユーザ装置との間にユーザデータの通信路を設定するステップと、
    を有する通信方法。
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