JP6654040B2 - 作業指示システム - Google Patents

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Description

本発明は、作業指示システムに関する。
従来、コンテナターミナルにおいてコンテナの荷役作業を行う荷役車両に、作業内容と作業位置とからなる作業指示を出す作業指示システムが知られている(例えば、特許文献1)。
特開2011−73796号公報
従来技術は、荷役車両の燃料消費量を考慮した作業指示を出すことができなかった。
本発明の第1の態様によると、作業指示システムは、1つのコンテナを前記コンテナの現在位置である第1位置から前記コンテナの目的位置である第2位置まで搬送する荷役作業について、第1荷役車両が現在位置から前記第1位置まで移動する第1経路と、第2荷役車両が現在位置から前記第1位置まで移動する第2経路と、を算出する経路算出部と、前記第1荷役車両が前記第1経路を移動するのに必要な第1所要時間および第1燃料消費量と、前記第2荷役車両が前記第2経路を移動するのに必要な第2所要時間および第2燃料消費量と、の比較結果に基づき、前記第1荷役車両と前記第2荷役車両との一方に前記荷役作業を行わせる作業指示を出力する指示部と、を備える作業指示システムにおいて、前記指示部は、前記第1燃料消費量が前記第2燃料消費量よりも少ない場合には、前記第1荷役車両に前記荷役作業を行わせる作業指示を出力し、前記第1所要時間が前記第2所要時間よりも所定時間以上大きい場合には、前記第1燃料消費量が前記第2燃料消費量よりも少ない場合であっても、前記第2荷役車両に前記荷役作業を行わせる作業指示を出力する
本発明によれば、荷役車両の燃料消費量を抑制することができる。
コンテナターミナルの全体構成を示す模式図 管理棟に設けられた管理システムの構成を模式的に示す図 指示部による作業指示の出力方法の説明図 管理システムが実行する作業指示送信処理のフローチャート 変形例1に係る経路算出部の説明図
(第1の実施の形態)
図1は、本発明に係る作業指示システムを適用したコンテナターミナル1の全体構成を示す模式図である。コンテナターミナル1は、岸壁2、コンテナヤード3、受付ゲート4、および管理棟5を含む。
岸壁2には、コンテナ船Sが接岸する。コンテナヤード3は、岸壁2の近くに設けられる。コンテナヤード3には、コンテナ船Sに搬入したりコンテナ船Sから搬出したりするコンテナCが、一時的に載置(蔵置)される。受付ゲート4は、コンテナヤード3の近くに設けられる。受付ゲート4は、コンテナCのコンテナヤード3からの搬入および搬出を管理するためのゲートである。コンテナCは、トレーラなどの搬送車両Aによって、受付ゲート4を通って搬入および搬出される。
管理棟5は、コンテナターミナル1の全体を管理するための設備である。管理棟5には、コンテナターミナル管理システム8(以下、単に、管理システム8という)が設けられる。管理システム8は、コンテナCの搬入および搬出、コンテナ船SへのコンテナCの積み込み(船積)または荷降ろし(陸揚)などの各種作業を指示するためのコンピュータシステムである。
コンテナヤード3には、コンテナCを列状に載置するためのコンテナ載置用レーンRが複数設けられる。コンテナターミナル1で発生する荷役作業の大部分は、コンテナヤード3にて発生するコンテナCの取り扱いに関するものである。
コンテナCのコンテナ船Sに対する積み込み作業および荷降ろし作業は、岸壁2に配置されたガントリクレーン6にて行われる。コンテナヤード3における搬送車両Aに対するコンテナCの積み込みおよび荷降ろし作業は、主として、ストラドルキャリアなどの荷役車両7により行われる。なお、ストラドルキャリアの他に、トランスファクレーン、トップリフタなども用いられる。
図2は、管理棟5に設けられた管理システム8の構成を模式的に示す図である。管理システム8は、車両情報記憶部81、荷役作業記憶部82、経路算出部83、燃料消費量演算部84、指示部85、および通信部86を備える。
車両情報記憶部81は、各々の荷役車両7に関する情報である車両情報を記憶する。車両情報には、例えば荷役車両7の位置情報、荷役車両7に割り当てられた荷役作業の情報などが含まれる。荷役作業記憶部82は、コンテナターミナル1において発生した荷役作業に関する情報を記憶する。
経路算出部83は、1つのコンテナCを現在位置から目的位置まで搬送する荷役作業について、ある荷役車両7がその荷役作業を行う場合の経路と、その経路を用いて荷役作業を行った場合の荷役作業の所要時間(作業時間)とを算出する。本実施の形態において、経路算出部83は、作業時間が最短になる経路を算出する。
燃料消費量演算部84は、ある荷役車両7が経路算出部83により算出された経路を用いて荷役作業を行った場合の燃料消費量を演算する。燃料消費量の演算方法については後に詳述する。指示部85は、ある荷役作業について、各々の荷役車両7にその荷役作業を行わせた場合の所要時間および燃料消費量の比較結果に基づき、いずれか1つの荷役車両7にその荷役作業を行わせる作業指示を出力する。
通信部86は、指示部85により出力された作業指示に基づき、いずれか1つの荷役車両7にその作業指示を示す作業指示情報を送信する。通信部86は、例えば周知の無線通信により、作業指示情報を送信する。作業指示情報には、作業対象となるコンテナCを示す情報と、コンテナCの現在位置および目的位置を示す情報と、経路算出部83により算出された経路を示す情報と、が少なくとも含まれる。
荷役車両7は、通信部86により送信された作業指示情報を受信すると、不図示のディスプレイ装置に、受信した作業指示情報の内容を表示して荷役車両7のオペレータに提示する。オペレータは、ディスプレイ装置の表示内容を確認して、指示された荷役作業を行う。例えば、ディスプレイ装置には、荷役車両7の現在位置と、コンテナCの現在位置と、コンテナCの目的位置とを含む、コンテナターミナル1内の地図が表示される。オペレータは、この地図を参照して、指定された経路に沿ってコンテナCの現在位置まで荷役車両7を移動させ、荷役作業を行う。
管理システム8による作業指示送信処理について説明する。コンテナターミナル1において荷役作業が発生すると、指示部85は、どの荷役車両7にその荷役作業を行わせるかを決定する。通信部86は、決定した荷役車両7に対して、その荷役作業に関する作業指示情報を送信する。
荷役作業には、例えばコンテナ船SにコンテナCを積み込む作業、コンテナ船SからコンテナCを荷降ろしする作業、搬送車両AにコンテナCを積み込む作業、搬送車両AからコンテナCを荷降ろしする作業、コンテナヤード3に載置されたコンテナCの整理を行うマーシャリング作業など、種々の作業が該当する。
受付ゲート4にコンテナCを積載した搬送車両Aが到着すると、受付ゲート4から管理システム8に受付データが送信される。受付データは、コンテナCを特定するためのデータや、コンテナCの送り先を示すデータなどを含む。管理システム8は、コンテナヤード3におけるコンテナCの載置箇所を決定する。これにより、コンテナCを搬送車両Aの位置から決定された載置箇所に移動させる荷役作業が発生する。管理システム8は、この荷役作業の作業指示を示す作業指示情報をいずれかの荷役車両7に送信する。
燃料消費量演算部84による燃料消費量の演算方法について説明する。燃料消費量演算部84は、経路算出部83により算出された経路を次式(1)に当てはめ、燃料消費量を演算する。
F=Fv+k1×d+k2×c+k3×m ・・・(1)
上式(1)において、Fは燃料消費量(リットル単位)、FvはコンテナCの上げ下ろしによる燃料消費量(リットル単位)、dは経路内の直線走行距離(メートル単位)、cは経路内の旋回(コーナリング)回数、mは経路内のコンテナ蔵置走行回数である。また、k1、k2、k3はそれぞれ定数であり、例えばk1=0.0019、k2=0.0486、k3=0.0449である。これらの定数は、いくつかの経路に沿って荷役車両7を実際に走行させ、燃料消費量を測定することにより定めればてもよいし、荷役車両7の設計値から計算により定めてもよい。
なお、Fvは同一機種の荷役車両7について共通であると考えられるので、荷役作業に要する燃料消費量を比較する場合にはFに含まれていなくてもよい。つまり、燃料消費量演算部84が算出する燃料消費量Fが、Fvを含んでいなくてもよい。
また、コンテナCを持ち上げてから目的地まで走行してコンテナCを荷降ろしするまでの経路は、どの位置にいる荷役車両7についても共通であり、従って燃料消費量も共通であると考えられるので、これについてもFに含まれていなくてもよい。つまり、燃料消費量演算部84が算出する燃料消費量Fは、荷役作業を行うための経路全体のうち、荷役車両7が荷役車両7の現在位置からコンテナCの現在位置まで移動するのに必要な燃料消費量のみであってもよい。
指示部85による作業指示の出力方法について説明する。指示部85は、新たに発生した荷役作業を、複数の荷役車両7のうち、どの荷役車両7に割り当てるかを決定する。指示部85は、現時点で荷役作業が割り当てられていない荷役車両7が1つだけ存在する場合には、その荷役車両7に荷役作業を割り当てる。指示部85は、現時点で荷役作業が割り当てられていない荷役車両7が複数台存在する場合には、それらの荷役車両7の中から、後述する方法によりいずれか1つの荷役車両7を選択して荷役作業を割り当てる。指示部85は、全ての荷役車両7に荷役作業が割り当てられている場合、いずれかの荷役車両7が既に割り当てられている荷役作業を終えるまで待機する。
指示部85による荷役車両7の選択方法について説明する。以下の説明において、現時点で荷役作業が割り当てられていない荷役車両7を、候補車両と称する。
指示部85は、経路算出部83に対して、各々の候補車両に対応する荷役作業の経路を算出させる。前述の通り、経路算出部83は、所要時間が最短となる経路を算出する。指示部85は、算出された経路を用いて荷役作業を行った場合の燃料消費量を、燃料消費量演算部84に演算させる。この時点で、全ての候補車両について、荷役作業の経路と、所要時間と、燃料消費量とが判明する。
指示部85は、燃料消費量が最も少なくなる候補車両を、荷役作業を割り当てる対象として選択する。ただし、指示部85は、燃料消費量が最も少なくなる候補車両の所要時間が、他のいずれかの候補車両の所要時間よりも所定時間以上大きい場合には、燃料消費量が最も少なくなる候補車両を候補から除外する。この場合、指示部85は、残りの候補車両の中から、燃料消費量が最も少ない候補車両を、荷役作業を割り当てる対象として選択することになる。
図3は、指示部85による作業指示の出力方法の説明図である。以下、指示部85による作業指示の出力方法について、図3に示した具体例を参照して説明する。なお、図3では、説明の便宜上、各々の候補車両がコンテナCの位置に移動する経路のみを図示している。実際には、経路算出部83は、コンテナCの現在位置まで移動する経路のみならず、更にコンテナCの現在位置からコンテナCの目的位置(蔵置位置)まで移動する経路を算出する。
図3(a)の例では、2台の候補車両7a、7bが存在する。経路算出部83は、候補車両7aがコンテナCの位置に移動する経路71を算出する。経路算出部83は、候補車両7bがコンテナCの位置に移動する経路72を算出する。燃料消費量演算部84は、経路71に対応する燃料消費量と、経路72に対応する燃料消費量とを、前述の式(1)に基づき算出する。ここでは、前者の経路71の燃料消費量の方が、後者の経路72の燃料消費量よりも大きい値となる。この場合、指示部85は、荷役作業を割り当てる対象として、候補車両7bを選択する。
図3(b)の例では、2台の候補車両7c、7dが存在する。経路算出部83は、候補車両7cがコンテナCの位置に移動する経路73を算出する。経路算出部83は、候補車両7dがコンテナCの位置に移動する経路74を算出する。燃料消費量演算部84は、経路73に対応する燃料消費量と、経路74に対応する燃料消費量とを、前述の式(1)に基づき算出する。ここでは、前者の経路73の燃料消費量の方が、後者の経路74の燃料消費量よりも大きい値となる。しかしながら、候補車両7dはコンテナCから大きく離れているため、候補車両7dがコンテナCの位置に移動するのに必要な所要時間は、候補車両7cがコンテナCの位置に移動するのに必要な所要時間に比べて一定以上大きくなる。この場合、指示部85は、荷役作業を割り当てる対象として、候補車両7dの方が燃料消費量が少ないにも関わらず、候補車両7cを選択する。
図4は、管理システム8が実行する作業指示送信処理のフローチャートである。ステップS100において、指示部85が候補車両の台数を確認する。候補車両の台数が0台である場合、指示部85は処理をステップS110に進める。ステップS110において、指示部85は、候補車両が1台以上になるまで待機し、その後、処理をステップS100に進める。ステップS100において、候補車両の台数が1台である場合、指示部85は処理をステップS170に進める。ステップS100において、候補車両の台数が2台以上である場合、指示部85は処理をステップS120に進める。
ステップS120において、経路算出部83は、各々の候補車両について経路を算出する。ステップS130において、燃料消費量演算部84は、各々の候補車両について、算出された経路に対応する燃料消費量を演算する。ステップS140において、指示部85は、燃料消費量が最小となる候補車両を1台選択する。
ステップS150において、指示部85は、ステップS140で選択した候補車両の所要時間が他の候補車両の所要時間よりも所定時間以上大きいか否かを判定する。所要時間が他の所要時間よりも所定時間以上大きい場合、指示部85は処理をステップS160に進める。ステップS160において指示部85は、選択した候補車両を候補車両から除外し、処理をステップS140に進める。他方、ステップS150において、所要時間が他の所要時間よりも所定時間以上大きくない場合、指示部85は処理をステップS170に進める。
ステップS170において、指示部85は、ステップS140で選択した候補車両に対する作業指示を出力する。ステップS180において、通信部86は、ステップS140で選択された候補車両に対して、作業指示情報を送信する。
上述した実施の形態によれば、次の作用効果が得られる。
(1)経路算出部83は、コンテナCを現在位置から目的位置まで搬送する荷役作業について、第1荷役車両が現在位置からコンテナCの現在位置まで移動する第1経路と、第2荷役車両が現在位置からコンテナCの現在位置まで移動する第2経路と、を算出する。指示部85は、第1荷役車両が第1経路を移動するのに必要な第1所要時間および第1燃料消費量と、第2荷役車両が第2経路を移動するのに必要な第2所要時間および第2燃料消費量と、の比較結果に基づき、第1荷役車両と第2荷役車両との一方に荷役作業を行わせる作業指示を出力する。このようにしたので、荷役車両7の燃料消費量を考慮した作業指示を出し、荷役車両7の燃料消費量を抑制することができる。
(2)指示部85は、第1燃料消費量が第2燃料消費量よりも少ない場合に、第1荷役車両に荷役作業を行わせる作業指示を出力する。このようにしたので、荷役車両7の燃料消費量を抑制することができる。
(3)指示部85は、第1所要時間が第2所要時間よりも所定時間以上大きい場合には、第1燃料消費量が第2燃料消費量よりも少ない場合であっても、第2荷役車両に荷役作業を行わせる作業指示を出力する。このようにしたので、燃料消費量を重視しすぎることによる荷役作業の所要時間の過剰な増大を抑止することができる。
(4)通信部86は、指示部85が出力した作業指示に基づき、第1荷役車両に第1経路を含む作業指示情報を送信するか、または第2荷役車両に第2経路を含む作業指示情報を送信する。このようにしたので、荷役車両7のオペレータに対して、燃料消費量の少ない経路を提示することができる。
(5)燃料消費量演算部84は、第1経路内の直線走行に要する燃料消費量と、第1経路内の旋回走行に要する燃料消費量と、第1経路内のコンテナ蔵置走行に要する燃料消費量と、が加算された第1燃料消費量と、第2経路内の直線走行に要する燃料消費量と、第2経路内の旋回走行に要する燃料消費量と、第2経路内のコンテナ蔵置走行に要する燃料消費量と、が加算された前記第2燃料消費量と、を演算する。このようにしたので、燃料消費量を精度よく演算することができる。
次のような変形も本発明の範囲内であり、変形例の一つ、もしくは複数を上述の実施形態と組み合わせることも可能である。
(変形例1)
上述した第1の実施の形態では、まず経路算出部83が、荷役車両7の各々について、所要時間が最短となる経路を1つ算出していた。ここで各々の荷役車両7について算出される1つの経路は、所要時間が最短となる経路ではなくてもよい。例えば経路算出部83が、燃料消費量が最小となる経路を算出するようにしてもよい。以下、具体例を用いて、この変形例について説明する。
図5は、変形例1に係る経路算出部83の説明図である。図5に示した荷役車両7eが、コンテナCの位置に移動する経路が、経路75、経路76の2通り存在する。ここで、1つ目の経路75を用いた場合、2つ目の経路76よりも所要時間は短くなる。上述した第1の実施の形態では、経路算出部83は、1つ目の経路75を算出することになる。ところが、1つ目の経路75は2つ目の経路76よりも多くの旋回動作を必要とするため、上式(1)により演算される燃料消費量が、2つ目の経路76について演算される燃料消費量よりも大きくなる。変形例1に係る経路算出部83は、このような場合に、2つ目の経路76を算出する。
上述した変形例1によれば、次の作用効果が得られる。
(6)経路算出部83は、コンテナCを現在位置から目的位置まで搬送する荷役作業について、第1荷役車両が現在位置からコンテナCの現在位置まで最小の燃料消費量で移動する第1経路と、第2荷役車両が現在位置からコンテナCの現在位置まで最小の燃料消費量で移動する第2経路と、を算出する。このようにしたので、燃料消費量をより少なくすることができる。
(変形例2)
上述した第1の実施の形態では、経路算出部83が、コンテナCの目的位置までの経路、すなわち荷役作業全体の経路を算出していた。本発明は、このような実施の形態に限定されない。例えば、指示部85によって作業指示が出力されるまで、経路算出部83が、荷役車両7の各々について、荷役車両7の現在位置からコンテナCの現在位置までの経路のみを算出するようにしてもよい。これは、コンテナCを持ち上げてから目的地まで走行してコンテナCを荷降ろしするまでの経路は、どの位置にいる荷役車両7についても共通であるためである。この場合、指示部85による作業指示が出力された後で、経路算出部83がコンテナCを現在位置から目的位置まで運ぶための経路を改めて算出する。経路算出部83がコンテナCを現在位置から目的位置まで運ぶための経路を算出するタイミングは、作業指示情報が送信される前であってもよいし、作業指示情報が送信された後であってもよい。作業指示情報が送信された後に改めて経路を算出した場合、通信部86は、算出された経路を作業指示情報とは別に荷役車両7に送信する。
上述した変形例2によれば、次の作用効果が得られる。
(7)経路算出部83は、複数の荷役車両7について、荷役車両7の現在位置からコンテナCの現在位置までの経路を算出する。その後、経路算出部83は、1つの荷役車両7について、コンテナCの現在位置からコンテナCの目的位置までの経路を算出する。このようにしたので、経路算出部83による演算量を低減することができる。
(変形例3)
複数の荷役車両7が、異なる機種であってもよい。この場合、上述した式(1)の定数k1、k2、k3を、機種毎に設けることが望ましい。
上記では、種々の実施の形態および変形例を説明したが、本発明はこれらの内容に限定されるものではない。本発明の技術的思想の範囲内で考えられるその他の態様も本発明の範囲内に含まれる。
1…コンテナターミナル、5…管理棟、7…荷役車両、8…管理システム、81…車両情報記憶部、82…荷役作業記憶部、83…経路算出部、84…燃料消費量演算部、85…指示部、86…通信部

Claims (3)

  1. 1つのコンテナを前記コンテナの現在位置である第1位置から前記コンテナの目的位置である第2位置まで搬送する荷役作業について、第1荷役車両が現在位置から前記第1位置まで移動する第1経路と、第2荷役車両が現在位置から前記第1位置まで移動する第2経路と、を算出する経路算出部と、
    前記第1荷役車両が前記第1経路を移動するのに必要な第1所要時間および第1燃料消費量と、前記第2荷役車両が前記第2経路を移動するのに必要な第2所要時間および第2燃料消費量と、の比較結果に基づき、前記第1荷役車両と前記第2荷役車両との一方に前記荷役作業を行わせる作業指示を出力する指示部と、
    を備える作業指示システムにおいて、
    前記指示部は、
    前記第1燃料消費量が前記第2燃料消費量よりも少ない場合には、前記第1荷役車両に前記荷役作業を行わせる作業指示を出力し、
    前記第1所要時間が前記第2所要時間よりも所定時間以上大きい場合には、前記第1燃料消費量が前記第2燃料消費量よりも少ない場合であっても、前記第2荷役車両に前記荷役作業を行わせる作業指示を出力する、作業指示システム。
  2. 請求項1に記載の作業指示システムにおいて、
    前記指示部は、前記第1経路内の直線走行に要する燃料消費量と、前記第1経路内の旋回走行に要する燃料消費量と、前記第1経路内のコンテナ蔵置走行に要する燃料消費量と、が加算された前記第1燃料消費量と、前記第2経路内の直線走行に要する燃料消費量と、前記第2経路内の旋回走行に要する燃料消費量と、前記第2経路内のコンテナ蔵置走行に要する燃料消費量と、が加算された前記第2燃料消費量と、を比較する作業指示システム。
  3. 請求項1または2に記載の作業指示システムにおいて、
    前記第1燃料消費量および前記第2燃料消費量はそれぞれ、次の式(1)により算出する、作業指示システム。
    F=Fv+k1×d+k2×c+k3×m・・・(1)
    ただし、Fは前記第1燃料消費量または前記第2燃料消費量(リットル単位)、Fvは前記第1荷役車両または前記第2荷役車両がコンテナの上げ下ろしをする際に必要な燃料消費量(リットル単位)、dは前記第1経路または前記第2経路における直線走行距離(メートル単位)、cは前記第1経路または前記第2経路における旋回(コーナリング)回数、mは前記第1経路または前記第2経路におけるコンテナ蔵置走行回数、k1、k2 、k3はそれぞれ定数である。
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