JP6653204B2 - 取水ピット及びプラント - Google Patents

取水ピット及びプラント Download PDF

Info

Publication number
JP6653204B2
JP6653204B2 JP2016067124A JP2016067124A JP6653204B2 JP 6653204 B2 JP6653204 B2 JP 6653204B2 JP 2016067124 A JP2016067124 A JP 2016067124A JP 2016067124 A JP2016067124 A JP 2016067124A JP 6653204 B2 JP6653204 B2 JP 6653204B2
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
plate
flow path
water
pit
suction port
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Active
Application number
JP2016067124A
Other languages
English (en)
Other versions
JP2017179822A (ja
Inventor
貴司 川野
貴司 川野
川根 浩
浩 川根
良三 佐々木
良三 佐々木
晴治 香川
晴治 香川
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Mitsubishi Power Ltd
Original Assignee
Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd filed Critical Mitsubishi Hitachi Power Systems Ltd
Priority to JP2016067124A priority Critical patent/JP6653204B2/ja
Priority to CN201780020163.8A priority patent/CN108884649B/zh
Priority to PCT/JP2017/000627 priority patent/WO2017168934A1/ja
Priority to MYPI2018703512A priority patent/MY194508A/en
Publication of JP2017179822A publication Critical patent/JP2017179822A/ja
Application granted granted Critical
Publication of JP6653204B2 publication Critical patent/JP6653204B2/ja
Active legal-status Critical Current
Anticipated expiration legal-status Critical

Links

Images

Classifications

    • EFIXED CONSTRUCTIONS
    • E02HYDRAULIC ENGINEERING; FOUNDATIONS; SOIL SHIFTING
    • E02BHYDRAULIC ENGINEERING
    • E02B9/00Water-power plants; Layout, construction or equipment, methods of, or apparatus for, making same
    • E02B9/02Water-ways
    • E02B9/04Free-flow canals or flumes; Intakes
    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F04POSITIVE - DISPLACEMENT MACHINES FOR LIQUIDS; PUMPS FOR LIQUIDS OR ELASTIC FLUIDS
    • F04DNON-POSITIVE-DISPLACEMENT PUMPS
    • F04D29/00Details, component parts, or accessories
    • F04D29/66Combating cavitation, whirls, noise, vibration or the like; Balancing
    • YGENERAL TAGGING OF NEW TECHNOLOGICAL DEVELOPMENTS; GENERAL TAGGING OF CROSS-SECTIONAL TECHNOLOGIES SPANNING OVER SEVERAL SECTIONS OF THE IPC; TECHNICAL SUBJECTS COVERED BY FORMER USPC CROSS-REFERENCE ART COLLECTIONS [XRACs] AND DIGESTS
    • Y02TECHNOLOGIES OR APPLICATIONS FOR MITIGATION OR ADAPTATION AGAINST CLIMATE CHANGE
    • Y02EREDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
    • Y02E10/00Energy generation through renewable energy sources
    • Y02E10/20Hydro energy

Landscapes

  • Engineering & Computer Science (AREA)
  • General Engineering & Computer Science (AREA)
  • Mechanical Engineering (AREA)
  • Civil Engineering (AREA)
  • Structural Engineering (AREA)
  • Structures Of Non-Positive Displacement Pumps (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)
  • Sewage (AREA)

Description

本発明は、ピット本体、及びピット本体内を流れる水をくみ上げるポンプを備えた取水ピット及びプラントに関する。
従来、火力発電プラントでは、排気ガスを浄化するために脱硫装置が用いられている。
このような脱硫装置は、排気ガスを浄化する際に、排気ガスの上方から水(例えば、海水)を降らせることで、排気ガスの浄化を行う。
脱硫装置は、ピット本体、及びピット本体内を流れる水をくみ上げるポンプを備えた取水ピットを有する。ポンプは、吸い込み管、及び吸い込み管の下端に設けられた吸い込み口を含む。
上記ポンプは、復水器に供給される水を冷却する冷却水である海水を捨てる放水路内に配置されている。火力発電プラントで使用される放水路は、深さ方向及び幅方向において大きなサイズとされた水路である。
ポンプの吸い込み管の一部及び吸い込み口は、放水路の途中であって、放水路内を流れる海水に浸漬されている。上記放水路としては、オーバーフロータイプの放水路が使用されている。
このようなポンプを使用する場合、ポンプの性能の低下を抑制する観点から、空気吸い込み渦の発生を抑制することが重要である。
特許文献1には、オーバーフロータイプではないピットの突き当りに配置されたポンプの周囲において、空気吸い込み渦の発生を抑制することを目的とした排水ポンプの渦防止装置が開示されている。
特開2001−214898号公報
ところで、従来、放水路内に配置されるポンプでは、放水路の内底面に近い位置に吸い込み口を配置させていたため、吸い込み管の長さを長くする必要があった。このように、吸い込み管の長さを長くする場合、吸い込み管のコストが上昇するとともに、ポンプの主軸が長くなるため、支持部材(軸受部材)を別途設ける必要があり、取水ピットのコスト上昇につながっていた。
一方、特許文献1では、このような取水ピットのコスト上昇の問題について、なんら考慮されていない。
なお、放水路の内底面と吸い込み口の下端との距離は、従来、プラントによって所定の距離とされている。したがって、単純に従来よりも放水路の内底面の上方に吸い込み口を配置すると、放水路の内底面と吸い込み口の下端との距離が従来よりも大きくなり、渦対策が困難になる恐れがあるため、このような手法を用いることはできない。
そこで、本発明は、空気吸い込み渦の発生を抑制することが可能で、かつ流路の底面と吸い込み口の下端との距離を従来の距離から変化させることなく、取水ピットのコストを低減することの可能な取水ピット及びプラントを提供することを目的とする。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係る取水ピットは、所定方向に延在しており、上流側から下流側に向かって水が流通するピット本体と、前記ピット本体内において、該ピット本体の幅方向に亘って設けられた後壁と、前記水を吸い込む吸い込み口を含み、かつ前記上流側領域を流れる水に浸漬された吸い込み管を有するポンプと、前記水に浸漬された状態で、前記後壁から前記上流側に向かう方向に延在して、前記吸い込み口の下方に設けられており、前記吸い込み口の下端と対向する上面を有するとともに、前記ピット本体の内底面との間に第1の流路を区画する第1の板状部材と、前記水に浸漬された状態で、前記後壁から前記上流側に向かう方向に延在して、前記吸い込み口の上方に設けられており、前記第1の板状部材との間に第2の流路を区画する第2の板状部材と、を備え、前記第2の板状部材上に、前記水が流れる第3の流路を有しており、前記吸い込み管は、前記第2の板材を貫通するように配置されていることを特徴とする。
本発明によれば、ピット本体の内底面よりも上方であって、かつ吸い込み口の下端よりも下方に第1の板状部材を設けることで、従来のピット本体の内底面と吸い込み口の下端との距離と、第1の板状部材の上面と吸い込み口の下端との距離と、を一致させた上で、水に浸漬される吸い込み管の長さを短くすることが可能となる。
このように吸い込み管の長さが短くなることで、吸い込み管のコストを低減可能になるとともに、吸い込み管を支持する支持部材(軸受部材)を別途設ける必要がなくなるため、取水ピットのコストを低減することができる。
また、水に浸漬された状態で、後壁から上流側に向かう方向に延在するように、吸い込み口の上方に第2の板状部材を設けることで、第1の板状部材と第2の板状部材との間に区画される第2の流路と、第2の板状部材上に配置され、流れる水が空気と接触する第3の流路と、を完全に分離することが可能となる。
これにより、第3の流路で空気吸い込み渦が発生した際に、第2の板状部材で空気吸い込み渦が第2の流路に移動することを抑制可能できる。また、第2の流路を流れる水が空気と接触することを抑制可能となるので、第2の流路内を流れる水に空気吸い込み渦が発生することを抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記後壁は、前記ピット本体内を上流側領域と下流側領域とに区画するとともに、前記上流側領域を流れる前記水の一部が越流して前記下流側領域に流れ込む高さとされた越流堰であってもよい。
このように、後壁として、越流堰を用いてもよい。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記越流堰のうち、前記第1の流路と対向する部分に設けられており、前記第1の流路を流れる前記水を前記上流側領域から前記下流側領域に連通させる連通部を含んでもよい。
このように、越流堰に連通部を設けることで、連通部を介して、第1の流路を流れる水を越流堰の上流側から下流側に流すことで、第3の流路を流れる水の流量と第2の流路を流れる水の流量との差を小さくすることが可能となる。
これにより、第2及び第3の流路を流れる水の流量の差に起因する偏流の発生を抑制することができる。つまり、偏流に起因するポンプ性能の低下を抑制できる。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記第1及び第2の板状部材は、前記ピット本体の内底面に対して平行となるように配置してもよい。
このように、例えば、第1及び第2の板状部材は、ピット本体の内底面に対して平行となるように配置させることができる。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記第2の板状部材は、前記ピット本体の内底面に対して平行となるように配置されており、前記第1の板状部材は、前記後壁に向かうにつれて、前記第2の流路の深さが深くなるように、前記ピット本体の内底面に対して前記第1の板状部材の上面を傾斜させて配置してもよい。
このように、ピット本体の内底面に対して第1の板状部材の上面を傾斜させて配置することで、第1の板状部材の上面に沿うように、第2の流路内を水が流れるため、吸い込み口に向かう方向に第2の流路内を流れる水を案内することができる。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記第1及び第2の板状部材の幅方向に位置する一対の側面に、前記第1ないし第3の流路の幅方向を区画する側壁をそれぞれ設けてもよい。
このように、第1ないし第3の流路の幅方向を区画する側壁を設けることで、第1ないし第3の流路の幅を狭くすることが可能となる。これにより、例えば、第2の流路内に水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材を配置させた場合において、水中渦抑制部材により効果的に水中渦の発生を抑制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記第2の流路内に配置された前記吸い込み口の周囲に、前記第2の流路内における水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材を配置してもよい。
このように、第2の流路内に配置された吸い込み口の周囲に、第2の流路内における水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材を配置することで、水中渦に起因するポンプの性能の低下を抑制することができる。
また、上記本発明の一態様に係る取水ピットにおいて、前記第1の板状部材または前記第2の板状部材に、前記第2の流路を流れる前記水を前記吸い込み口に案内するガイド部材を設けてもよい。
このような構成とされたガイド部材を設けることで、吸い込み口に向かう方向に第2の流路内を流れる水を案内することができる。
上記課題を解決するため、本発明の一態様に係るプラントは、上記取水ピットを含むことを特徴とする。
このような構成とされたプラントは、空気吸い込み渦の発生を抑制することが可能で、かつ流路の底面と吸い込み口の下端との距離を従来の距離から変化させることなく、取水ピットのコストを低減することができる。
本発明によれば、空気吸い込み渦の発生を抑制することが可能で、かつ流路の底面と吸い込み口の下端との距離を従来の距離から変化させることなく、取水ピットのコストを低減することができる。
本発明の第1の実施形態に係る取水ピットの主要部の平面図である。 図1に示す取水ピットのA−A線方向の断面図である。 図1に示す取水ピットのA−A線方向の断面図である。 図2に示す取水ピットの吸い込み口、及び吸い込み口の周囲の構成を拡大した断面図である。 本発明の第1の実施形態の変形例に係る取水ピットの主要部の平面図である。 本発明の第2の実施形態の取水ピットの主要部の平面図である。 図6に示す取水ピットのL−L線方向の断面図である。 図6及び図7に示す水中渦抑制部材の斜視図である。 本発明の第3の実施形態に係る取水ピットの主要部の断面図である。 本発明の第3の実施形態の変形例に係る取水ピットの主要部の断面図である。 本発明の第4の実施形態に係る取水ピットの主要部の断面図である。 本発明の第4の実施形態の変形例に係る取水ピットの主要部の断面図である。
以下、図面を参照して本発明を適用した実施形態について詳細に説明する。なお、以下の説明で用いる図面は、本発明の実施形態の構成を説明するためのものであり、図示される各部の大きさや厚さや寸法等は、実際の取水ピットの寸法関係とは異なる場合がある。
(第1の実施形態)
図1は、本発明の第1の実施形態に係る取水ピットの主要部の平面図である。図1では、ポンプ15を構成する図2に示すポンプ本体35及び吸い込み口38の図示を省略し、吸い込み管37のみを図示する。
図1において、Cはピット本体11内を流れる水(以下、「水C」という)、R1は越流堰13(後壁の一例)よりも上流側に位置するピット本体11(以下、「上流側領域R1」という)、R2は越流堰13よりも下流側に位置するピット本体11(以下、「下流側領域R2」という)をそれぞれ示している。水Cには、海水等も含まれる。
図1において、B1は第1及び第2の板状部材17,18よりも上流側における水Cの流れる方向(以下、「B1方向」という)、B2は下流側領域R2における水Cが流れる方向(以下、「B2方向」という)、Gは第3の流路28内における水Cの流れる方向(以下、「G方向」という)をそれぞれ示している。
図1において、X方向はピット本体11の延在方向、Y方向はピット本体11の幅方向、Z方向はピット本体11の深さ方向(ピット本体11内を流れる水の深さ方向)をそれぞれ示している。
図2は、図1に示す取水ピットのA−A線方向の断面図である。図2において、Caは第3の流路28を流れる水Cの上面(以下、「上面Ca」という)を示している。図2において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図3は、図1に示す取水ピットのA−A線方向の断面図である。図3において、図1及び図2に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図4は、図2に示す取水ピットの吸い込み口、及び吸い込み口の周囲の構成を拡大した断面図である。図4において、Dは吸い込み口38の下端38Aの直径(以下、「直径D」という)、Iは吸い込み管37の中心軸(以下、「中心軸I」という)、Jは吸い込み口38の下端38Aから第1の板状部材17の上面17aまでの距離(以下、「距離J」という)、Kは中心軸Iから越流堰13までの距離(以下、「距離K」という)をそれぞれ示している。
図4において、図1〜図3に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図1〜図4を参照するに、第1の実施形態の取水ピット10は、プラント(例えば、火力プラントや化学プラント等)に設けられる設備であり、ピット本体11と、後壁の一例である越流堰13と、ポンプ15と、側壁16−1〜16−4と、第1の板状部材17と、第2の板状部材18と、第1の流路26と、第2の流路27と、第3の流路28と、連通部31と、を有する。
ピット本体11は、底板部11Aと、一対の側壁部11B,11Cと、を有する。底板部11Aは、X方向に延在しており、ピット本体11の内底面11aを有する。
一対の側壁部11B,11Cは、Y方向に配置された底板部11の一対の端に設けられている。これにより、一対の側壁部11B,11Cは、Y方向において、対向配置されている。
上記構成とされたピット本体11は、X方向(所定方向)に延在しており、上流側から下流側に向かって水Cが流通している。
越流堰13は、ピット本体11内において、Y方向に亘って設けられている。越流堰13の下端は、底板部11Aの内底面11aと接続されている。Y方向に位置する越流堰13の2つの端のうち、一方の端は、側壁部11Bと接続されており、他方の端は、側壁部11Cと接続されている。
これにより、越流堰13は、X方向において、ピット本体11内を上流側領域R1と下流側領域R2とに区画している。
越流堰13の高さは、上流側領域R1を流れる水Cの一部が越流して下流側領域R1に流れ込むことの可能な高さとされている。
ポンプ15は、ポンプ本体35と、吸い込み管37と、吸い込み口38と、を有する。ポンプ本体35は、水Cをくみ上げる機構(図示せず)を有する。ポンプ本体35は、吸い込み管37の一端と接続されている。
吸い込み管37は、Z方向に延在している。吸い込み管37は、一部(下端側)が越流堰13の上流側を流れる水Cに浸漬されている。
吸い込み管37の他端は、第1の板状部材17と第2の板状部材18との間に配置されている。
吸い込み口38の下端38Aの直径がDの場合、吸い込み管37の中心軸Iと越流堰13との距離Kは、例えば、0.75D〜1.0Dの範囲内で適宜設定することが可能である。このような範囲内で距離Kを設定することで、第2の流路27内における水中渦の発生を抑制することができる。
吸い込み口38は、吸い込み管37の他端に設けられている。吸い込み口38は、第1の板状部材17と第2の板状部材18との間に配置されている。吸い込み口38は、第2の流路27を流れる水Cを吸い込む。
吸い込み口38としては、例えば、ベルマウスを用いることが可能である。吸い込み口38の下端38Aの直径Dは、目的に応じて、適宜設定することが可能である。
側壁16−1〜16−4は、板状の部材である。側壁16−1〜16−4は、ピット本体11内の上流側領域R1において、Y方向に対して、側壁16−1、側壁16−2、側壁16−3、側壁16−4の順で所定の間隔を空けて配置されている。
側壁16−1は、側壁部11Cから離間した状態で、側壁部11Cと対向している。側壁16−4は、側壁部11Bから離間した状態で、側壁部11Bと対向している。これにより、Y方向における側壁16−1と側壁16−4との距離は、側壁部11Bと側壁部11Cとの距離よりも小さくなるように構成されている。
側壁16−1〜16−4は、底板部11Aの内底面11aに対して直交するとともに、下端が底板部11Aと接続されている。X方向に位置する側壁16−1〜16−4の一方の端部は、越流堰13と接続されている。
側壁16−1〜16−4の上端は、越流堰13の上端よりも高い位置に配置されている。側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う2つの側壁は、第1ないし第3の流路26〜28の幅方向(Y方向)を区画している。
このように、第1ないし第3の流路26〜28の幅方向を区画する側壁26−1〜26−4を設けることで、第1ないし第3の流路26〜28の幅を狭くすることが可能となる。これにより、例えば、第2の流路27内に水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材を配置させた場合において、水中渦抑制部材により効果的に水中渦の発生を抑制することができる。
第1の板状部材17は、矩形とされた板状部材である。第1の板状部材17は、水Cに浸漬された状態で、側壁16−1〜16−4間の下部に設けられている。
Y方向に配置された第1の板状部材17の両端は、側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁と接続されている。X方向に配置された第1の板状部材17の両端のうち、一方の端は、越流堰13の下部と接続されている。
第1の板状部材17は、越流堰13から上流側に向かう方向に延在している。第1の板状部材17は、底板部11Aの内底面11aに対して、平行となるように配置されている。
第1の板状部材17は、底板部11Aの内底面11aとの間において、第1の流路26の深さ方向(Z方向)を区画している。
第1の板状部材17は、平面とされた上面17a及び下面17bを有する。上面17aは、水Cを介して、第2の板状部材18と対向している。下面17bは、水Cを介して、底板部11Aの内底面11aと対向配置されている。
第1の板状部材17の上面17aは、吸い込み口38の下端と対向しており、吸い込み口38の下方に配置されている。第1の板状部材17の上面17aは、吸い込み口38から離間している。
吸い込み口38の下端38Aの直径がDの場合、吸い込み口38の下端38Aと上面17aとの距離Jは、例えば、0.3D〜0.5Dの範囲内で適宜設定することが可能である。このような範囲内で距離Jを設定することで、第2の流路27内における水中渦の発生を抑制することができる。
第1の板状部材17の厚さは、例えば、500mm(第1の板状部材17がコンクリート構造物の場合)の範囲内で適宜設定することが可能である。また、第1の板状部材17の材料としては、耐水性(水Cとして海水を用いる場合は、耐海水性)を有する材料が好ましい。このような材料としては、例えば、コンクリートを用いることが可能である。
上述した第1の板状部材17を有することで、従来のピット本体の内底面と吸い込み口の下端との距離と、第1の板状部材17の上面17aと吸い込み口38の下端38Aとの距離Jと、を一致させた上で、水Cに浸漬される吸い込み管37の長さを短くすることが可能となる。
このように吸い込み管37の長さが短くなることで、吸い込み管37のコストを低減可能になるとともに、吸い込み管37を支持する図示していない支持部材(軸受部材)を別途設ける必要がなくなるため、取水ピット10のコストを低減することができる。
第2の板状部材18は、矩形とされた板状部材である。第2の板状部材18は、水Cに浸漬された状態で、第1の板状部材17の上方に位置する側壁16−1〜16−4間に設けられている。
Y方向に配置された第2の板状部材18の両端は、側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁と接続されている。X方向に位置する第2の板状部材18の両端のうち、一方の端は、越流堰13の上部と接続されている。
第2の板状部材18は、越流堰13から上流側に向かう方向に延在している。第2の板状部材18は、底板部11Aの内底面11aに対して、平行となるように配置されている。
第2の板状部材18は、平面とされた上面18a及び下面18bと、貫通穴18Aと、を有する。上面18aは、第3の流路28の底を区画している。下面18bは、水Cを介して、第1の板状部材17の上面17aと対向している。貫通穴18Aは、吸い込み管37を挿入するための穴である。
第2の板状部材18は、例えば、先に説明した第1の板状部材17と同じ厚さ、及び同じ材料で構成することが可能である。
上述した第2の板状部材18を設けることで、第1の板状部材17と第2の板状部材18との間に区画される第2の流路27と、第2の板状部材18上に配置され、流れる水Cが空気と接触する第3の流路28と、を完全に分離することが可能となる。
これにより、第3の流路28で空気吸い込み渦が発生した際に、第2の板状部材18で空気吸い込み渦が第2の流路27に移動することを抑制可能できる。また、第2の流路27を流れる水Cが空気と接触することを抑制可能となるので、第2の流路27内を流れる水に空気吸い込み渦が発生することを抑制できる。
なお、Z方向における第1及び第2の板状部材17,18の配設位置は、越流堰13の高さの範囲内で適宜設定することが可能であり、図2及び図3に示す第1及び第2の板状部材17,18の配設位置に限定されない。
第1の流路26は、深さ方向がピット本体11の内底面11aと第1の板状部材17で区画されるとともに、幅方向が側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁で区画されている。
図1及び図3の場合、Y方向に対して、3つの第1の流路26が配列されている。
第2の流路27は、深さ方向が第1の板状部材17と第2の板状部材18とで区画されるとともに、幅方向が側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁で区画されている。
第2の流路27は、第1の板状部材17を介して、第1の流路26上に配置されている。図1及び図3の場合、Y方向に対して、3つの第2の流路27が配列されている。
第3の流路28は、底が第2の板状部材18で区画されるとともに、幅方向が側壁16−1〜16−4のうち、隣り合う位置に設けられた2つの側壁で区画されている。
第3の流路27は、第2の板状部材18を介して、第2の流路27上に配置されている。第3の流路27には、越流堰13を越流する水Cが流れる。
図1及び図3の場合、Y方向に対して、3つの第3の流路28が配列されている。
上述した第1ないし第3の流路26〜28は、Z方向に積層配置されている。
連通部31は、越流堰13のうち、各第1の流路26と対向する部分を貫通するように設けられている。連通部31は、第1の流路26を流れる水Cを上流側領域R1から下流側領域R22に連通させる。
水Cの流れ方向から見たときの連通部31の形状は、例えば、多角形や円形等を用いることが可能である。また、連通部31の開口面積は、例えば、第1の流路26を流れる水Cの流速と、第2の流路27を流れる水Cの流速と、第3の流路28を流れる水Cの流速と、が等しくなるように決定するとよい。
上述した連通部31を有することで、連通部31を介して、第1の流路26を流れる水Cを越流堰13の上流側から下流側に流すことで、第3の流路28を流れる水Cの流量と第2の流路27を流れる水Cの流量との差を小さくすることが可能となる。これにより、第2及び第3の流路27,28を流れる水Cの流量の差に起因する偏流の発生を抑制することができる。
つまり、上記偏流に起因するポンプ15の性能の低下を抑制できる。
第1の実施形態の取水ピット10によれば、吸い込み口38が配置された第2の流路27における空気吸い込み渦の発生を抑制することが可能で、かつ第2の流路27の底面となる第1の板状部材17の上面17aと吸い込み口28の下端との距離Jを従来の距離(所定の距離)から変化させることなく、取水ポット10のコストを低減することができる。
また、上述した取水ピット10を備えたプラント(例えば、火力プラントや化学プラント等)は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な効果を得ることができる。
図5は、本発明の第1の実施形態の変形例に係る取水ピットの主要部の平面図である。図5において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図5を参照するに、第1の実施形態の変形例の取水ピット40は、越流堰13に向かうにつれて、第2の流路27の深さが深くなるように、ピット本体11の内底面11aに対して第1の板状部材17の上面17aを傾斜させて配置させたこと以外は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な構成とされている。
第1の実施形態の変形例の取水ピット40によれば、ピット本体11の内底面11aに対して第1の板状部材17の上面17aを傾斜させて配置することで、第1の板状部材17の上面17aに沿うように、第2の流路27内を水Cが流れるため、吸い込み口38に向かう方向に第2の流路27内を流れる水Cを案内することができる。
(第2の実施形態)
図6は、本発明の第2の実施形態に係る取水ピットの主要部の平面図である。図6では、説明の便宜上、ポンプ15を構成するポンプ本体35(図7参照)、及び第2の板状部材18(図7参照)の図示を省略する。また、図6では、水中渦抑制部材46と吸い込み管37及び吸い込み口38との位置関係が明確となるように、吸い込み管37及び吸い込み口38を模式的に図示している。図6において、図1に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図7は、図6に示す取水ピットのL−L線方向の断面図である。図7において、図2及び図6に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図8は、図6及び図7に示す水中渦抑制部材の斜視図である。図8において、図6及び図7に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図6〜図8を参照するに、第2の実施形態の取水ピット45は、第1の実施形態の取水ピット10の構成に、さらに水中渦抑制部材46を設けたこと以外は、取水ピット10と同様に構成される。
水中渦抑制部材46は、第2の流路27内であって、吸い込み管37の周囲に配置されている。水中渦抑制部材46は、十字状底板部49と、第1ないし第3の柱部51〜53と、を有する。
十字状底板部49は、十字形状とされた部材である。十字状底板部49は、第1の板状部材17の上面17aに配置されている。十字状底板部49は、第1の板状部材17の上面17aと接触する外面49aを有する。十字状底板部49の中央に位置する交差部分は、吸い込み口38の下方に配置されている。
このような構成とされた十字状底板部49は、吸い込み口38の下方側において、水中渦が発生することを抑制する。
第1の柱部51は、十字状底板部49の4つの端部のうち、水Cの流れの下流側に配置された1つの端部に設けられている。第1の柱部51は、Z方向に延在しており、越流堰13の面13aと対向する外面51aを有する。
このような構成とされた第1の柱部51は、吸い込み口38の下流側において、水中渦が発生することを抑制する。
第2の柱部52は、Y方向に配置された十字状底板部49の2つの端部のうち、Y方向に配置された一方の端部に設けられている。第2の柱部52は、Z方向に延在している。
第3の柱部53は、Y方向に配置された十字状底板部49の2つの端部のうち、Y方向に配置されたた他方の端部に設けられている。第3の柱部52は、Z方向に延在している。
第3の柱部53は、Y方向において、第2の柱部52と対向するように配置されている。第3の柱部53の高さは、第2の柱部52と同じ高さとされている。
上述した第2及び第3の柱部52,53は、吸い込み口38のY方向において、水中渦が発生することを抑制する。
第2の実施形態の取水ポット45によれば、第2の流路27内に配置された吸い込み口38の周囲に、第2の流路27内における水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材46を配置することで、水中渦に起因するポンプの性能の低下を抑制することができる。
また、第1の実施形態の取水ポット45は、第1の実施形態の取水ポット10と同様な効果を得ることができる。
なお、上述した水中渦抑制部材46の形状は、一例であって、水中渦抑制部材46の形状は、図6〜図8に示す形状に限定されない。例えば、水中渦が発生しやすい部分が予め分かっているときには、その部分での水中渦の発生を抑制するような形状にしてもよい。
また、図5に示す取水ポット40に、上述した水中渦抑制部材46と同様な機能を有する水中渦抑制部材を設けてもよい。
(第3の実施形態)
図9は、本発明の第3の実施形態に係る取水ピットの主要部の断面図である。図9において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図9を参照するに、第3の実施形態の取水ピット60は、第1の板状部材17の長さを短くし、X方向であって、かつ上流側に位置する第1の板状部材17の端に、ガイド部材61を設けたこと以外は、第1の実施形態の取水ポット10と同様な構成とされている。
ガイド部材61は、L字型の段差形成用部材であり、第2の流路27の入口側の深さを浅くし、第1の板状部材17の配設位置において、第2の流路27の深さを深くするための部材である。これにより、ガイド部材61と第1の板状部材17との間には、段差が形成されている。
第2の流路27に流入する水Cは、第2の流路27を区画するガイド部材61の面に沿って流れ、その後、第1の板状部材17の上面17aに沿って流れることで、吸い込み口38に供給される。
ガイド部材61の材料としては、例えば、第1の板状部材61と同様な材料を用いることが可能である。
第3の実施形態の取水ピット60によれば、上述したガイド部材61(L字型の段差形成用部材)を有することで、吸い込み口38に向かう方向(F方向)に第2の流路27内に流入した水Cを案内することができる。
つまり、第2の流路27内における水Cの流れが上向きになることを抑制して、吸い込み口38から効率良く水Cをくみ上げることができる。
また、上述した第3の実施形態の取水ピット60は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な効果を得ることができる。
なお、第3の実施形態では、第1の板状部材17とガイド部材61とを別体にした場合を例に挙げて説明したが、第1の板状部材17とガイド部材61とを一体にしてもよい。
図10は、本発明の第3の実施形態の変形例に係る取水ピットの主要部の断面図である。図10において、図9に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図10を参照するに、第3の実施形態の変形例の取水ピット65は、第3の実施形態の取水ポット60を構成するガイド部材61に替えて、ガイド部材66を設けたこと以外は、第3の実施形態の取水ピット60と同様に構成されている。
ガイド部材66は、X方向であって、かつ上流側に位置する第1の板状部材17の端に設けられている。
ガイド部材66は、湾曲した形状の段差形成用部材である。ガイド部材66は、第2の流路27の入口側の深さを浅くし、第1の板状部材17の配設位置において、第2の流路27の深さを深くすることの可能な形状とされている。これにより、ガイド部材66の上流側から第1の板状部材17に向かうにつれて、第2の流路27の深さは、徐々に深くなる。
第2の流路27に流入する水Cは、第2の流路27を区画するガイド部材66の面に沿って流れ、その後、第1の板状部材17の上面17aに沿って流れることで、吸い込み口38に供給される。
ガイド部材66の材料としては、例えば、第1の板状部材61と同様な材料を用いることが可能である。
このような構成とされたガイド部材66を有する第3の実施形態の変形例の取水ピット65は、先に説明した第3の実施形態の取水ピット60と同様な効果を得ることができる。
(第4の実施形態)
図11は、本発明の第4の実施形態に係る取水ピットの主要部の断面図である。図11において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図11を参照するに、第4の実施形態の取水ピット70は、第2の板状部材18の下面18bに、ガイド部材71を設けたこと以外は、第1の実施形態の取水ポット10と同様な構成とされている。
ガイド部材71は、Y方向に延在する四角柱形状とされた部材である。ガイド部材71は、第2の流路27の上部を流れる水Cの移動方向を第2の流路27の下部に向かう方向(吸い込み口38に向かう方向)に案内するための部材である。
第4の実施形態の取水ピット70によれば、上述したガイド部材71を有することで、第2の流路27の上部を流れる水Cの移動方向を第2の流路27の下部に向かう方向に案内することができる。
また、上述した第4の実施形態の取水ピット70は、第1の実施形態の取水ピット10と同様な効果を得ることができる。
なお、第4の実施形態では、第1の板状部材17とガイド部材71とを別体にした場合を例に挙げて説明したが、第1の板状部材17とガイド部材71とを一体構成してもよい。
図12は、本発明の第4の実施形態の変形例に係る取水ピットの主要部の断面図である。図12において、図1〜図4に示す構造体と同一構成部分には、同一符号を付す。
図12を参照するに、第4の実施形態の変形例の取水ピット75は、第4の実施形態の取水ポット70を構成するガイド部材71に替えて、ガイド部材76を設けたこと以外は、第4の実施形態の取水ピット70と同様に構成されている。
ガイド部材76は、上流側に配置された湾曲面76aを有する。湾曲面76aは、第2の流路27の上部を流れる水Cの移動方向を第2の流路27の下部に向かう方向に案内する。
ガイド部材76の材料としては、例えば、第2の板状部材18と同じ材料を用いることが可能である。
このような構成とされた第4の実施形態の変形例の取水ピット75は、ガイド部材76にぶつかる水Cの衝撃を湾曲面76aにより低減することができる。
また、第4の実施形態の変形例の取水ピット75は、第4の実施形態の取水ピット70と同様な効果を得ることができる。
以上、本発明の好ましい実施形態について詳述したが、本発明はかかる特定の実施形態に限定されるものではなく、特許請求の範囲内に記載された本発明の要旨の範囲内において、種々の変形・変更が可能である。
なお、第1ないし第4の実施形態では、後壁の一例として越流堰13を例に挙げて説明したが、越流堰13に替えて、第3の流路28を流れる水Cが越流しない後壁(図示せず)を用いてもよい。この場合、第1ないし4の実施形態と同様な効果を得ることができる。
例えば、図9及び図10に示す取水ポット60,65に、図11に示すガイド部材71または図12に示すガイド部材76を設けてもよい。
これにより、吸い込み口38に向かう方向に第2の流路27内を流れる水Cを確実に案内することができる。
10,40,45,60,65,70,75…取水ポット、11…ピット本体、11a…内底面、11A…底板部、11B,11C…側壁部、13…越流堰、13a…面、15…ポンプ、16−1〜16−4…側壁、17…第1の板状部材、17a,18a,Ca…上面、17b,18b…下面、18…第2の板状部材、18A…貫通穴、26…第1の流路、27…第2の流路、28…第3の流路、31…連通部、35…ポンプ本体、37…吸い込み管、38…吸い込み口、38A…下端、46…水中渦抑制部材、49…十字状底板部、49a,51a…外面、51…第1の柱部、52…第2の柱部、53…第3の柱部、61,66,71,76…ガイド部材、76a…湾曲面、B1,B2,E〜G…方向、C…水、Ca…上面、D…直径、I…中心軸、J,K…距離、R1…上流側領域、R2…下流側領域

Claims (9)

  1. 所定方向に延在しており、上流側から下流側に向かって水が流通するピット本体と、
    前記ピット本体内において、該ピット本体の幅方向に亘って設けられた後壁と、
    前記水を吸い込む吸い込み口を含み、かつ前記上流側領域を流れる水に浸漬された吸い込み管を有するポンプと、
    前記水に浸漬された状態で、前記後壁から前記上流側に向かう方向に延在して、前記吸い込み口の下方に設けられており、前記吸い込み口の下端と対向する上面を有するとともに、前記ピット本体の内底面との間に第1の流路を区画する第1の板状部材と、
    前記水に浸漬された状態で、前記後壁から前記上流側に向かう方向に延在して、前記吸い込み口の上方に設けられており、前記第1の板状部材との間に第2の流路を区画する第2の板状部材と、
    を備え、
    前記第2の板状部材上に、前記水が流れる第3の流路を有しており、
    前記吸い込み管は、前記第2の板材を貫通するように配置されていることを特徴とする取水ピット。
  2. 前記後壁は、前記ピット本体内を上流側領域と下流側領域とに区画するとともに、前記上流側領域を流れる前記水の一部が越流して前記下流側領域に流れ込む高さとされた越流堰であることを特徴とする請求項1記載の取水ピット。
  3. 前記越流堰のうち、前記第1の流路と対向する部分に設けられており、前記第1の流路を流れる前記水を前記上流側領域から前記下流側領域に連通させる連通部を含むことを特徴とする請求項2記載の取水ピット。
  4. 前記第1及び第2の板状部材は、前記ピット本体の内底面に対して平行となるように配置することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
  5. 前記第2の板状部材は、前記ピット本体の内底面に対して平行となるように配置されており、
    前記第1の板状部材は、前記後壁に向かうにつれて、前記第2の流路の深さが深くなるように、前記ピット本体の内底面に対して前記第1の板状部材の上面を傾斜させて配置することを特徴とする請求項1ないし3のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
  6. 前記第1及び第2の板状部材の幅方向に位置する一対の側面に、前記第1ないし第3の流路の幅方向を区画する側壁をそれぞれ設けたことを特徴とする請求項1ないし5のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
  7. 前記第2の流路内に配置された前記吸い込み口の周囲に、前記第2の流路内における水中渦の発生を抑制可能な水中渦抑制部材を配置することを特徴とする請求項1ないし6のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
  8. 前記第1の板状部材または前記第2の板状部材に、前記第2の流路を流れる前記水を前記吸い込み口に案内するガイド部材を設けることを特徴とする請求項1ないし7のうち、いずれか1項記載の取水ピット。
  9. 請求項1ないし8のうち、いずれか1項記載の取水ピットを含むことを特徴とするプラント。
JP2016067124A 2016-03-30 2016-03-30 取水ピット及びプラント Active JP6653204B2 (ja)

Priority Applications (4)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016067124A JP6653204B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 取水ピット及びプラント
CN201780020163.8A CN108884649B (zh) 2016-03-30 2017-01-11 取水坑及设备
PCT/JP2017/000627 WO2017168934A1 (ja) 2016-03-30 2017-01-11 取水ピット及びプラント
MYPI2018703512A MY194508A (en) 2016-03-30 2017-01-11 Water intake pit and plant

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP2016067124A JP6653204B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 取水ピット及びプラント

Publications (2)

Publication Number Publication Date
JP2017179822A JP2017179822A (ja) 2017-10-05
JP6653204B2 true JP6653204B2 (ja) 2020-02-26

Family

ID=59963994

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP2016067124A Active JP6653204B2 (ja) 2016-03-30 2016-03-30 取水ピット及びプラント

Country Status (4)

Country Link
JP (1) JP6653204B2 (ja)
CN (1) CN108884649B (ja)
MY (1) MY194508A (ja)
WO (1) WO2017168934A1 (ja)

Family Cites Families (9)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JPS57197308A (en) * 1981-05-30 1982-12-03 Mitsubishi Heavy Ind Ltd Water intake device
JPS63104700U (ja) * 1986-12-26 1988-07-06
JPH0579000U (ja) * 1992-03-31 1993-10-26 株式会社クボタ ポンプ吸水槽の渦防止装置
DE4340711A1 (de) * 1993-11-30 1995-06-01 Klein Schanzlin & Becker Ag Einrichtung zur Verhinderung von Unterwasserwirbeln an Pumpeneinläufen
JP2000096539A (ja) * 1998-09-22 2000-04-04 Marushima Aqua System:Kk 取水装置
US6533543B2 (en) * 2000-02-02 2003-03-18 Ebara Corporation Vortex prevention apparatus in pump
JP4005299B2 (ja) * 2000-06-23 2007-11-07 株式会社荏原製作所 ポンプの空気吸込渦防止装置
JP6017774B2 (ja) * 2011-11-09 2016-11-02 Koa株式会社 取水装置
CN203879813U (zh) * 2014-06-03 2014-10-15 齐宝明 消除气泵噪音并输出平稳气流的装置

Also Published As

Publication number Publication date
CN108884649A (zh) 2018-11-23
MY194508A (en) 2022-11-30
WO2017168934A1 (ja) 2017-10-05
JP2017179822A (ja) 2017-10-05
CN108884649B (zh) 2020-09-01

Similar Documents

Publication Publication Date Title
JP2016114034A (ja) オイルミストセパレータ
JP2021100761A (ja) 移送装置
CN101517347A (zh) 热交换器及其制造方法
JP6186574B2 (ja) 流体輸送管
JP6653204B2 (ja) 取水ピット及びプラント
JP2017210930A (ja) 渦流ポンプ
JP2008025310A (ja) 魚道用隔壁及び魚道用ブロック並びに魚道構造
JP2009132085A5 (ja)
EP2653623B1 (en) Vortex flow type water surface control device for drainage system
JP2568887Y2 (ja) 取水槽
JP2005120906A (ja) リザーブタンクの気液分離構造
JP2013189818A (ja) サージタンクの整流構造
KR102473022B1 (ko) 건설 기계의 배기 가스 안내 장치
EP2410135B1 (en) Exhaust plenum flow splitter
JP3347978B2 (ja) クローズ型ポンプ吸込水槽の水中渦防止装置
JP3882409B2 (ja) 渦発生防止装置を備えるポンプ装置
JP2006314890A (ja) 中空糸膜モジュール
JP2012122647A (ja) 排気筒
JP2009281362A (ja) マイクロポンプ
JP5603829B2 (ja) 地下水の取水構造
JP2016176486A (ja) 流路構造
JP2006275312A (ja) ファンフィルターユニット
JP2019173618A (ja) ポンプ吸込槽
JP2005002876A (ja) ポンプ設備
JP2013188441A (ja) 体外循環回路用エア抜き装置及び体外循環回路

Legal Events

Date Code Title Description
A521 Request for written amendment filed

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A821

Effective date: 20160331

RD03 Notification of appointment of power of attorney

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A7423

Effective date: 20181109

A625 Written request for application examination (by other person)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A625

Effective date: 20190125

TRDD Decision of grant or rejection written
A01 Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01

Effective date: 20200114

A61 First payment of annual fees (during grant procedure)

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A61

Effective date: 20200127

R150 Certificate of patent or registration of utility model

Ref document number: 6653204

Country of ref document: JP

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R150

S533 Written request for registration of change of name

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R313533

R350 Written notification of registration of transfer

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: R350