JP6653099B2 - 反芻動物の行動分析方法及び行動分析装置 - Google Patents

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本発明は、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法及び行動分析装置に関する。
牛などの反芻動物の健康状態、発情や分娩のタイミングを把握することができる反芻動物の健康管理システムが提案されている(特許文献1)。
特開2008−228573号公報
特許文献1では、反芻動物の首に、反芻動物の前後方向の加速度を計測する加速度センサと、反芻動物の下顎部や体部の温度を計測する温度センサを取り付け、加速度センサ及び温度センサにより計測された加速度データ及び温度データに基づいて反芻動物の健康状態、発情、又は分娩のタイミングを把握している。
特許文献1では、3軸加速度センサを用いているが、1軸だけを用い反芻動物の前後方向を計測している。
本発明は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の少なくともいずれかを判別することができる反芻動物の行動分析方法及び行動分析装置を提供することを目的とする。
また本発明は、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出し、この単位活動量から算出する総和、又は経過時刻に伴う前後の単位活動量の差分から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の少なくともいずれかを判別することができる反芻動物の行動分析方法及び行動分析装置を提供することを目的とする。
請求項1記載の本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
請求項2記載の本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、前記同一時刻における、前記前後方向加速度と前記上下方向加速度との差、前記前後方向加速度と前記左右方向加速度との差、又は前記上下方向加速度と前記左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
請求項3記載の本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は前記負の値から前記正の値に、大きく変化する場合には、首が下から上に、又は上から下に動いたとして、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
請求項4記載の本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、閾値を越えない均一な値であり、前記同一時刻における、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、前記採食及び前記伏臥休息ではなく前記反芻時の前記咀嚼であると判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
請求項5記載の本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、前記分析データ抽出ステップで抽出し、継続する前記経過時刻における前記所定時間での前記単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出ステップと、前記活動量算出ステップで算出した前記活動量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
請求項6記載の本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、前記分析データ抽出ステップで抽出し、前記経過時刻に伴う前後の前記単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出ステップと、前記変化量算出ステップで算出した前記変化量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップとを有することを特徴とする。
請求項7記載の本発明の反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段とを有することを特徴とする。
請求項8記載の本発明の反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、前記同一時刻における、前記前後方向加速度と前記上下方向加速度との差、前記前後方向加速度と前記左右方向加速度との差、又は前記上下方向加速度と前記左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段とを有することを特徴とする。
請求項9記載の本発明の反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は前記負の値から前記正の値に、大きく変化する場合には、首が下から上に、又は上から下に動いたとして、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段とを有することを特徴とする。
請求項10記載の本発明の反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、閾値を越えない均一な値であり、前記同一時刻における、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、前記採食及び前記伏臥休息ではなく前記反芻時の前記咀嚼であると判別する判別手段とを有することを特徴とする。
請求項11記載の本発明の反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出手段と、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、前記分析データ抽出手段で抽出し、継続する前記経過時刻における前記所定時間での前記単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出手段と、前記活動量算出手段で算出した前記活動量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段とを有することを特徴とする。
請求項12記載の本発明の反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出手段と、検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、前記分析データ抽出手段で抽出し、前記経過時刻に伴う前後の前記単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出手段と、前記変化量算出手段で算出した前記変化量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段とを有することを特徴とする。
本発明によれば、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から判別することができる。
また本発明によれば、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、活動量又は変化量によって採食であることを判別することができる。
本発明の第1の実施例による反芻動物の行動分析方法を示すフロー図 第1の実施例による反芻動物の行動分析方法を実現する装置を機能実現手段で表したブロック図 本発明の第2の実施例による反芻動物の行動分析方法を示すフロー図 第2の実施例による反芻動物の行動分析方法を実現する装置を機能実現手段で表したブロック図 本発明の第3の実施例による反芻動物の行動分析方法を示すフロー図 第3の実施例による反芻動物の行動分析方法を実現する装置を機能実現手段で表したブロック図 本発明の第1から第3の実施例で説明した第1制御部を示す写真 牛の行動と20Hzでモニタした単位活動量の変化と、経過時刻に伴う2時間あたりの単位活動量を示すグラフ 採食における加速度の特徴的変化を示すグラフ 反芻時の咀嚼における加速度の特徴的変化を示すグラフ 伏臥休息における加速度の特徴的変化を示すグラフ 採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における活動量を示すグラフ 採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における変化量を示すグラフ 採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における活動量のヒストグラム
本発明の第1の実施の形態による反芻動物の行動分析方法は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、分析データ抽出ステップで抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から判別することができる。また、閾値を用いることで、採食であることを判別することができる。
本発明の第2の実施の形態による反芻動物の行動分析方法は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、分析データ抽出ステップで抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、同一時刻における、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差から採食であることを判別することができる。
本発明の第3の実施の形態による反芻動物の行動分析方法は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、分析データ抽出ステップで抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は負の値から正の値に、大きく変化する場合には、首が下から上に、又は上から下に動いたと判別するして、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、前後方向加速度における正の値から負の値への変化によって採食であることを判別することができる。
本発明の第4の実施の形態による反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、分析データ抽出ステップで抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えない均一な値であり、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、採食及び伏臥休息ではなく反芻時の咀嚼であると判別する判別ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、嚥下を判断することで反芻時の咀嚼を判別することができる。
本発明の第5の実施の形態による反芻動物の行動分析方法は、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、単位活動量が所定時間継続する期間における単位活動量を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、分析データ抽出ステップで抽出し、継続する経過時刻における所定時間での単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出ステップと、活動量算出ステップで算出した活動量が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、活動量によって採食であることを判別することができる。
本発明の第6の実施の形態による反芻動物の行動分析方法は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出ステップと、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、単位活動量が所定時間継続する期間における単位活動量を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、分析データ抽出ステップで抽出し、経過時刻に伴う前後の単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出ステップと、変化量算出ステップで算出した変化量が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別ステップとを有するものである。本実施の形態によれば、単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、変化量によって採食であることを判別することができる。
本発明の第7の実施の形態による反芻動物の行動分析装置は、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、分析データ抽出手段で抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別手段とを有するものである。本実施の形態によれば、単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から判別することができる。また、閾値を用いることで、採食であることを判別することができる。
本発明の第8の実施の形態による反芻動物の行動分析装置は、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、分析データ抽出手段で抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、同一時刻における、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別手段とを有するものである。本実施の形態によれば、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差から採食であることを判別することができる。
本発明の第9の実施の形態による反芻動物の行動分析装置は、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、分析データ抽出手段で抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は負の値から正の値に、大きく変化する場合には、首が下から上に、又は上から下に動いたとして、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別手段とを有するものである。本実施の形態によれば、前後方向加速度における正の値から負の値への変化によって採食であることを判別することができる。
本発明の第10の実施の形態による反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、分析データ抽出手段で抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えない均一な値であり、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、採食及び伏臥休息ではなく反芻時の咀嚼であると判別する判別手段とを有するものである。本実施の形態によれば、嚥下を判断することで反芻時の咀嚼を判別することができる。
本発明の第11の実施の形態による反芻動物の行動分析装置は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出手段と、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、単位活動量が所定時間継続する期間における単位活動量を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、分析データ抽出手段で抽出し、継続する経過時刻における所定時間での単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出手段と、活動量算出手段で算出した活動量が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別手段とを有するものである。本実施の形態によれば、単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、活動量によって採食であることを判別することができる。
本発明の第12の実施の形態による反芻動物の行動分析装置は、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する検出手段と、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、単位活動量が所定時間継続する期間における単位活動量を、経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、分析データ抽出手段で抽出し、経過時刻に伴う前後の単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出手段と、変化量算出手段で算出した変化量が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する判別手段とを有するものである。本実施の形態によれば、単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、変化量によって採食であることを判別することができる。
以下本発明の実施例について図面とともに説明する。
本発明の反芻動物の行動分析方法は、反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する。
図1は本発明の第1の実施例による反芻動物の行動分析方法を示すフロー図である。
本発明の第1の実施例による反芻動物の行動分析方法は、3軸加速度センサで加速度を検出する検出ステップ1(S1)と、検出した加速度を記憶する加速度記憶ステップ2(S2)と、単位活動量を算出する単位活動量算出ステップ3(S3)と、算出した単位活動量を記憶する単位活動量記憶ステップ4(S4)と、分析データを抽出する分析データ抽出ステップ5(S5)と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を加速度によって判別する判別ステップ6(S6)とを有する。
検出ステップ1では、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する。
加速度記憶ステップ2では、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する。
単位活動量算出ステップ3では、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する。
単位活動量記憶ステップ4では、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する。
分析データ抽出ステップ5では、あらかじめ設定した行動抽出閾値より低い単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する。
加速度による判別ステップ6では、分析データ抽出ステップ5で抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の少なくともいずれかを判別する。
本実施例によれば、行動抽出閾値より低い単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から判別することができる。
加速度による判別ステップ6では、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する。
本実施例によれば、閾値を用いることで、採食であることを判別することができる。
また加速度による判別ステップ6では、同一時刻における、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する。
本実施例によれば、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差から採食であることを判別することができる。
また加速度による判別ステップ6では、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は負の値から正の値に変化している場合には、首が下(飼槽)から上(立位正常位置)に上げられた、又は上(立位正常位置)から下(飼槽)に下げられたとして、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する。
本実施例によれば、前後方向加速度における正の値から負の値、又は負の値から正の値への変化によって採食であることを判別することができる。
また加速度による判別ステップ6では、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えない均一な値であり、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、採食及び伏臥休息ではなく反芻時の咀嚼であると判別する。
本実施の形態によれば、嚥下を判断することで反芻時の咀嚼を判別することができる。
図2は本発明の第1の実施例による反芻動物の行動分析方法を実現する装置を機能実現手段で表したブロック図である。
第1の実施例による反芻動物の行動分析装置は、反芻動物の頸部に取り付ける第1制御部10と、第1制御部10からのデータを受信して採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する第2制御部20とから構成される。
第1制御部10は、3軸加速度センサからなる検出手段11と、検出した加速度を記憶する加速度記憶手段12と、単位活動量を算出する単位活動量算出手段13と、算出した単位活動量を記憶する単位活動量記憶手段14と、加速度記憶手段12及び単位活動量記憶手段14に記憶したデータを送信する送信手段15とを有する。
第2制御部20は、送信手段15から送信されるデータを受信する受信手段21と、受信手段21で受信したデータを記憶する記憶手段22と、記憶手段22に記憶したデータの中から分析データを抽出する分析データ抽出手段23と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を加速度によって判別する判別手段24と、判別手段24で判別した結果を出力する出力手段25とを有する。
検出手段11では、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する。
加速度記憶手段12では、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する。
単位活動量算出手段13では、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する。
単位活動量記憶手段14では、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する。
送信手段15では、経過時刻データとともに記憶した、前後方向加速度、上下方向加速度、左右方向加速度、及び単位活動量を送信する。
分析データ抽出手段23では、あらかじめ設定した行動抽出閾値より低い単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶手段22から抽出する。
加速度による判別手段24では、分析データ抽出手段23で抽出した、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の少なくともいずれかを判別する。
加速度による判別手段24では、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する。
また加速度による判別手段24では、同一時刻における、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する。
また加速度による判別手段24では、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は負の値から正の値に変化している場合には、首が下(飼槽)から上(立位正常位置)に上げられた、又は上(立位正常位置)から下(飼槽)に下げられたとして、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別する。
また加速度による判別手段24では、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値を越えない均一な値であり、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、採食及び伏臥休息ではなく反芻時の咀嚼であると判別する。
図3は本発明の第2の実施例による反芻動物の行動分析方法を示すフロー図である。
本発明の第2の実施例による反芻動物の行動分析方法は、3軸加速度センサで加速度を検出する検出ステップ1と、検出した加速度を記憶する加速度記憶ステップ2と、単位活動量を算出する単位活動量算出ステップ3と、算出した単位活動量を記憶する単位活動量記憶ステップ4と、分析データを抽出する分析データ抽出ステップ5と、単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出ステップ7(S7)と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を活動量によって判別する判別ステップ8(S8)とを有する。
検出ステップ1では、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する。
加速度記憶ステップ2では、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する。
単位活動量算出ステップ3では、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する。
単位活動量記憶ステップ4では、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する。
分析データ抽出ステップ5では、あらかじめ設定した行動抽出閾値より低い単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する。
活動量算出ステップ7では、分析データ抽出ステップ5で抽出し、継続する経過時刻における所定時間での単位活動量の総和を活動量として算出する。
活動量による判別ステップ8では、活動量算出ステップ7で算出した活動量を、採食と、反芻時の咀嚼と、伏臥休息とで比較することで、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく、採食であることを判別する。
本実施例によれば、行動抽出閾値より低い単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、活動量によって採食であることを判別することができる。
図4は本発明の第2の実施例による反芻動物の行動分析方法を実現する装置を機能実現手段で表したブロック図である。第1制御部10については第1の実施例と同一であるので同一符号を付して説明を省略する。
第2制御部20は、送信手段15から送信されるデータを受信する受信手段21と、受信手段21で受信したデータを記憶する記憶手段22と、記憶手段22に記憶したデータの中から分析データを抽出する分析データ抽出手段23と、単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出手段26と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を活動量によって判別する判別手段27と、判別手段27で判別した結果を出力する出力手段25とを有する。
分析データ抽出手段23では、あらかじめ設定した行動抽出閾値より低い単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶手段22から抽出する。
活動量算出手段26では、分析データ抽出手段23で抽出し、継続する経過時刻における所定時間での単位活動量の総和を活動量として算出する。
活動量による判別手段27では、活動量算出手段26で算出した活動量を、採食と、反芻時の咀嚼と、伏臥休息とで比較することで、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく、採食であることを判別する。
図5は本発明の第3の実施例による反芻動物の行動分析方法を示すフロー図である。
本発明の第3の実施例による反芻動物の行動分析方法は、3軸加速度センサで加速度を検出する検出ステップ1と、検出した加速度を記憶する加速度記憶ステップ2と、単位活動量を算出する単位活動量算出ステップ3と、算出した単位活動量を記憶する単位活動量記憶ステップ4と、分析データを抽出する分析データ抽出ステップ5と、単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出ステップ9(S9)と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を変化量によって判別する判別ステップ10(S10)とを有する。
検出ステップ1では、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を3軸加速度センサで検出する。
加速度記憶ステップ2では、検出した前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する。
単位活動量算出ステップ3では、同一時刻における、前後方向加速度の絶対値、上下方向加速度の絶対値、及び左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する。
単位活動量記憶ステップ4では、単位活動量を経過時刻データとともに記憶する。
分析データ抽出ステップ5では、あらかじめ設定した行動抽出閾値より低い単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに抽出する。
変化量算出ステップ9では、分析データ抽出ステップ5で抽出し、経過時刻に伴う前後の単位活動量の差分を変化量として算出する。
変化量による判別ステップ10では、変化量算出ステップ9で算出した変化量を、採食と、反芻時の咀嚼と、伏臥休息とで比較することで、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく、採食であることを判別する。
本実施例によれば、行動抽出閾値より低い単位活動量となる、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、変化量によって採食であることを判別することができる。
図6は本発明の第3の実施例による反芻動物の行動分析方法を実現する装置を機能実現手段で表したブロック図である。第1制御部10については第1の実施例と同一であるので同一符号を付して説明を省略する。
第2制御部20は、送信手段15から送信されるデータを受信する受信手段21と、受信手段21で受信したデータを記憶する記憶手段22と、記憶手段22に記憶したデータの中から分析データを抽出する分析データ抽出手段23と、単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出手段28と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を変化量によって判別する判別手段29と、判別手段29で判別した結果を出力する出力手段25とを有する。
分析データ抽出手段23では、あらかじめ設定した行動抽出閾値より低い単位活動量が所定時間継続する期間における前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶手段22から抽出する。
変化量算出手段28では、分析データ抽出手段23で抽出し、経過時刻に伴う前後の単位活動量の差分を変化量として算出する。
変化量による判別手段29では、変化量算出手段28で算出した変化量を、採食と、反芻時の咀嚼と、伏臥休息とで比較することで、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく、採食であることを判別する。
図7は、各実施例で説明した第1制御部を示す写真である。
第1制御部10は、牛の右側頸部に取り付けている。
図8は、第1から第3の実施例で説明した経過時刻に伴う2時間あたりの単位活動量を示すグラフである。
図8において、横軸は経過時刻であり、縦軸は同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度である。
図8に示す行動抽出閾値Aは、例えば0.5m/secに設定し、歩行動作のように高い単位活動量と、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息のように低い単位活動量とを区分するものである。
本発明では、あらかじめ設定した行動抽出閾値Aより低い単位活動量が所定時間継続する期間を、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息のいずれかの行動パターンとして抽出する。
図8における行動抽出閾値Aを越えているデータは機材の衝突などで発生した雑音であるが、歩行動作の場合には、行動抽出閾値Aを越える連続するデータが発生する。例えば、採食上限値を行動抽出閾値Aとし、行動抽出閾値Aを越えるデータ範囲を除外することで、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息に関する行動を抽出することができる。
図9から図11は、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における加速度の特徴的変化を示すグラフであり、図9は採食、図10は反芻時の咀嚼、図11は伏臥休息を示している。
3軸加速度センサ付ロガー(バイセン株式会社製)を用い、サンプリング周期は20Hz、振幅分解能は10bitとした。
試験牛の右側頸部にロガーを装着し、試験牛の行動をビデオと共に記録し、ビデオ記録から、目視にて、採食・反芻時の咀嚼・休息行動の時間を確認し、加速度データを検出した。
図9に示す閾値Bは、例えば0.1m/secに設定する。閾値Bを0.1m/secに設定することで、採食を示す図9では加速度は閾値Bを越えているのに対して、反芻時の咀嚼を示す図10、及び伏臥休息を示す図11では加速度は閾値Bより低い。
従って、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値Bを越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別することができる。
次に、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度に着目すると、採食を示す図9では、それぞれの加速度は、前後方向、上下方向、及び左右方向で同一時刻においてランダムな大きさを示しているのに対して、反芻時の咀嚼を示す図10、及び伏臥休息を示す図11では、それぞれの加速度は、ほぼ同じ大きさで均一な大きさを示している。
従って、同一時刻における、前後方向加速度と上下方向加速度との差、前後方向加速度と左右方向加速度との差、又は上下方向加速度と左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別することができる。
また、図9に示すように、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は負の値から正の値に変化している場合には、首が下(飼槽)から上(立位正常位置)に上げられた、又は上(立位正常位置)から下(飼槽)に下げられたとして、反芻時の咀嚼及び伏臥休息ではなく採食であると判別することができる。
図10に示すように、嚥下では、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生している。
従って、継続する経過時刻における所定時間に、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、閾値Bを越えない均一な値であり、同一時刻における、前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、採食及び伏臥休息ではなく反芻時の咀嚼であると判別することができる。
図11に示すように、伏臥休息では、体動が少ないため加速度の変化はほとんど認められない。
図12は、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における活動量を示すグラフ、図13は、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における変化量を示すグラフ、図14は、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息における活動量のヒストグラムである。なお、統計解析は分散分析法を用いている。
図12に示す縦軸は、継続する経過時刻における単位活動量の総和(活動量)の平均値であり、図12に示す縦軸は、経過時刻に伴う前後の単位活動量の差分(変化量)の平均値である。
図12に示すように、採食と反芻時の咀嚼、採食と伏臥休息との間には、活動量に有意な差が認められ、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、活動量によって採食であることを判別することができる。
図13に示すように、採食と反芻時の咀嚼、採食と伏臥休息との間には、変化量に有意な差が認められ、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息の中から、変化量によって採食であることを判別することができる。
図14において、横軸は単位活動量、縦軸は頻度を示している。
図14(a)に示すように、採食時は首の大きな動きと咀嚼の細かい運動が連動しているため単位活動量の分布は広く、明瞭なピークは認めらない。
図14(b)に示すように、反芻時の咀嚼時は3方向で周期性を持った動きであるため、正規分布に近い分布となり、図14(c)に示すように、伏臥休息時では大きな変動は少なく、特に目立つ律動性の高い運動もないため、小さい加速度を捉えた片側の分布を示す。
このように、ヒストグラム分布を用いることでも、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別することができる。
本発明の反芻動物の行動分析方法及び行動分析装置は、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別することで、反芻動物の健康状態、発情、又は分娩のタイミングを把握できる。
10 第1制御部
11 検出手段
12 加速度記憶手段
13 単位活動量算出手段
14 単位活動量記憶手段
15 送信手段
20 第2制御部
21 受信手段
22 記憶手段
23 分析データ抽出手段
24 判別手段
25 出力手段
26 活動量算出手段
27 判別手段
28 変化量算出手段
29 判別手段
A 行動抽出閾値
B 閾値

Claims (12)

  1. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、
    前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、閾値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップと
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析方法。
  2. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、
    前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、前記同一時刻における、前記前後方向加速度と前記上下方向加速度との差、前記前後方向加速度と前記左右方向加速度との差、又は前記上下方向加速度と前記左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップと
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析方法。
  3. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、
    前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は前記負の値から前記正の値に、大きく変化する場合には、首が下から上に、又は上から下に動いたとして、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップと
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析方法。
  4. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、
    前記分析データ抽出ステップで抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、
    閾値を越えない均一な値であり、
    前記同一時刻における、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、前記採食及び前記伏臥休息ではなく前記反芻時の前記咀嚼であると判別する判別ステップと
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析方法。
  5. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、
    前記分析データ抽出ステップで抽出し、継続する前記経過時刻における前記所定時間での前記単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出ステップと、
    前記活動量算出ステップで算出した前記活動量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップと
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析方法。
  6. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析方法であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出ステップと、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶ステップと、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出ステップと、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶ステップと、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出ステップと、
    前記分析データ抽出ステップで抽出し、前記経過時刻に伴う前後の前記単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出ステップと、
    前記変化量算出ステップで算出した前記変化量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別ステップと
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析方法。
  7. 反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、
    前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、
    閾値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段と
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析装置。
  8. 反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、
    前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、前記同一時刻における、前記前後方向加速度と前記上下方向加速度との差、前記前後方向加速度と前記左右方向加速度との差、又は前記上下方向加速度と前記左右方向加速度との差が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段と
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析装置。
  9. 反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、
    前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度が、正の値から負の値に、又は前記負の値から前記正の値に、大きく変化する場合には、首が下から上に、又は上から下に動いたとして、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段と
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析装置。
  10. 反芻動物の頸部に取り付けた3軸加速度センサで得られる、単位時間あたりの前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、
    前記分析データ抽出手段で抽出した、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度から、継続する前記経過時刻における前記所定時間に、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、
    閾値を越えない均一な値であり、
    前記同一時刻における、前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度が、±0.5m/sec2以下の値で、1分間に70〜90回発生する場合には、前記採食及び前記伏臥休息ではなく前記反芻時の前記咀嚼であると判別する判別手段と
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析装置。
  11. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出手段と、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、
    前記分析データ抽出手段で抽出し、継続する前記経過時刻における前記所定時間での前記単位活動量の総和を活動量として算出する活動量算出手段と、
    前記活動量算出手段で算出した前記活動量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段と
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析装置。
  12. 反芻動物の頸部に3軸加速度センサを取り付け、前記3軸加速度センサで得られる加速度から、採食、反芻時の咀嚼、及び伏臥休息を判別する反芻動物の行動分析装置であって、
    前後方向加速度、上下方向加速度、及び左右方向加速度を前記3軸加速度センサで検出する検出手段と、
    検出した前記前後方向加速度、前記上下方向加速度、及び前記左右方向加速度を、経過時刻データとともに記憶する加速度記憶手段と、
    同一時刻における、前記前後方向加速度の絶対値、前記上下方向加速度の絶対値、及び前記左右方向加速度の絶対値を加算することで、経過時刻に伴う単位時間あたりの単位活動量を算出する単位活動量算出手段と、
    前記単位活動量を前記経過時刻データとともに記憶する単位活動量記憶手段と、
    前記単位活動量が所定時間継続する期間における前記単位活動量を、前記経過時刻データとともに抽出する分析データ抽出手段と、
    前記分析データ抽出手段で抽出し、前記経過時刻に伴う前後の前記単位活動量の差分を変化量として算出する変化量算出手段と、
    前記変化量算出手段で算出した前記変化量が、所定値を越えている場合には、前記反芻時の前記咀嚼及び前記伏臥休息ではなく前記採食であると判別する判別手段と
    を有する
    ことを特徴とする反芻動物の行動分析装置。
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