JP6652704B2 - 縦葺き屋根材取付金具及び縦葺き屋根材の取付構造 - Google Patents

縦葺き屋根材取付金具及び縦葺き屋根材の取付構造 Download PDF

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本願は、縦葺き屋根材が取り付けやすく、かつ取付強度が高い縦葺き屋根材取付金具及び縦葺き屋根材の取付構造を提供することを目的とする。
従来技術について、図10から図11までで説明する。
図10は、意匠登録第1273049号公報にて公開されている屋根板用取付金具に関する技術である。図10に示した先行技術では、底面と、底面の左右が立ち上げられた左立面および右立面と、底面の前後が立ち上げられた前立面および後立面を有する。前立面と後立面には、屋根板の被嵌合部を有する。また、左立面および右立面は、前立面および後立面の左右端縁に当接又は近接している。
図11は、特開2015−132091号公報にて公開されている縦葺き屋根用嵌合部材、折板屋根用取付部材及び二重折板屋根用取付部材に関する技術である。図11に示した先行技術は、縦葺き屋根用嵌合部材を構成する内側部材である。内側部材は、底面と、底面を上方に折り曲げて形成され、外側に突出する外側部材用被嵌合部が設けられている立面を有している。
意匠登録第1273049号公報
特開2015−132091号公報
図10に示した先行技術では、屋根板用取付金具に取り付けた屋根板に屋根の流れ方向の荷重が加わった場合に、前立面と後立面だけでそれを支える構成である。このような構成であるために、前立面や後立面が倒れてしまったり、変形してしまったりする恐れがあった。そのため、強度を向上させるには、リブを形成したり、板厚を厚くしたりする必要があった。
図11に示した先行技術は、縦葺き屋根用嵌合部材が2部材で構成されているため、コストがかかっていた。また、さらなる強度向上が求められていた。
また、図10に示した屋根板用取付金具、および図11に示した縦葺き屋根用嵌合部材に、嵌合式の縦葺き屋根材を組み合わせる場合、それらが嵌合される位置が低いと強度が高いことが知られている。その一方、図10に示した屋根板用取付金具、および図11に示した縦葺き屋根用嵌合部材は、その嵌合される部分の上部に略ハ字状の端縁が形成されている。この略ハ字状の端縁は、長くすることによって縦葺き屋根材を小さな力で嵌合させやすくなる。ここで、略ハ字状の端縁を長くするために前立面や後立面を高くすると、縦葺き屋根材を嵌合させるときに、前立面や後立面が倒れやすくなってしまうという問題があった。
本願は、底面と、底面の左右が立ち上げられた左立面および右立面と、底面の前後が立ち上げられた前立面および後立面とが形成された縦葺き屋根材取付金具である。前立面は、左立面および右立面の前端縁に当接又は近接している。後立面は、左立面および右立面の後端縁に当接又は近接している。前立面および後立面の左右両端縁には、左右一対で略ハ字状となる被嵌合導入部と、左立面および右立面よりも外側に突出する被嵌合部が形成されている。左立面および右立面の上端には、前立面および後立面の上端よりも高い位置に被嵌合補助部が形成され、前後端縁が前立面および後立面より外側に突出している。被嵌合補助部の左右外側面と被嵌合部との間に、前記被嵌合導入部が形成されている。
また、本願は、上記に加え、左立面および右立面は、前後端部において被嵌合補助部よりも低い位置に挿入部を有する。前立面および後立面は、挿入孔を有する。その挿入孔に挿入部が挿入されている縦葺き屋根材取付金具である。
さらに、本願は、縦葺き屋根材の嵌合部が、上記の縦葺き屋根材取付金具の被嵌合部に嵌合された縦葺き屋根材の取付構造である。
本願は、縦葺き屋根材取付金具に取り付けた縦葺き屋根材に対して、屋根の流れ方向の荷重が加わった場合に、前立面や後立面が、左立面および右立面で支えられる構成である。このような構成であるために、リブを形成したり、板厚を厚くしたりすることなく、縦葺き屋根材の取付強度を向上させることができる。
本願は、1部材で縦葺き屋根材を取り付けることができる。そのため、コストが抑えられる。
本願は、左立面および右立面の上端には、前立面および後立面の上端よりも高い位置に被嵌合補助部が形成されている。そして、被嵌合補助部は、前後端縁が前立面および後立面より外側に突出しており、その左右外側面と被嵌合部との間に、左右一対で略ハ字状となる被嵌合導入部が形成されている。そのため、被嵌合部までの寸法が十分に確保されているので、縦葺き屋根材を嵌合させやすい。また、被嵌合補助部を左立面および右立面に形成したことによって、スプリングバック等の性質も利用することができる。その結果、より小さな力で縦葺き屋根材を嵌合させることができる。それに加え、前立面や後立面は、高さを低くおさえることができるので、倒れにくくなる。
また、本願は、挿入部が挿入孔に挿入されている。そのため、左立面および右立面、前立面および後立面が常に適正な位置関係になる。また、被嵌合補助部に対して上からの荷重がかかった場合、挿入孔に挿入部が挿入されていることによって、左立面および右立面が倒れにくくなる効果が得られる。
本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例(実施例1)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例(実施例1)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材の取付構造の実施例(実施例1)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例(実施例2)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例(実施例2)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材の取付構造の実施例(実施例2)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例(実施例3)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例(実施例3)を示す説明図である。 本願の縦葺き屋根材の取付構造の実施例(実施例3)を示す説明図である。 従来技術の説明図である。 従来技術の説明図である。
本願の縦葺き屋根材取付金具及び縦葺き屋根材の取付構造について、図1から図9までにより説明する。図1は、本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例1を示す斜視図である。図2は、図1に示した縦葺き屋根材取付金具の正面図、平面図及び側面図である。図3は、図1に示した縦葺き屋根材取付金具を用いた本願の縦葺き屋根材の取付構造の実施例である。図4は、本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例2を示す斜視図である。図5は、図4に示した縦葺き屋根材取付金具の正面図、平面図及び側面図である。図6は、図4に示した縦葺き屋根材取付金具を用いた本願の縦葺き屋根材の取付構造の実施例である。図7は、本願の縦葺き屋根材取付金具の実施例3を示す斜視図である。図8は、図7に示した縦葺き屋根材取付金具の正面図、平面図及び側面図である。図9は、図7に示した縦葺き屋根材取付金具を用いた本願の縦葺き屋根材の取付構造の実施例である。
まず、図1から図9までによって、本願の縦葺き屋根材取付金具および縦葺き屋根材取付構造について説明する。本願の縦葺き屋根材取付金具Kは、嵌合部Y1を有する縦葺き屋根材Yを取り付けるのに用いる。本願の縦葺き屋根材取付金具Kは、下地Sに直接固定されたり、タイトフレームの上部に固定されたりする。そのため、本願の縦葺き屋根材取付金具Kは、固定されるところを問わない。
本願の縦葺き屋根材取付金具Kは、底面K1を有する。底面K1は、下地Sやタイトフレームの上部などに、本願の縦葺き屋根材取付金具Kを固定する役割を果たす部分である。本実施例では、ビス等の固定具を挿通させる固定具用孔K11が形成されており、前後方向に3つ並んでいる。この固定具用孔K11は、複数形成されていることが望ましい。本実施例の縦葺き屋根材取付金具Kは、2つ以上の固定具用孔K11を用いて固定される。そうすることによって、縦葺き屋根材Yが嵌合される際に、加えられる力によって縦葺き屋根材取付金具Kが回転しない効果が得られる。
本願の縦葺き屋根材取付金具Kの底面K1には、3つ以上の固定具用孔K11が形成されていることが望ましい。そうすることによって、いずれかの固定具用孔K11の位置がビス等の固定具を打ち込めない位置に当たってしまった場合でも、ほかの固定具用孔K11を用いて、縦葺き屋根材取付金具Kを固定させることができる。
本願は、底面K1の左右が立ち上げられた左立面K2および右立面K3が形成されている。本実施例においては、左立面K2および右立面K3は、それぞれ平行な位置に、同方向(上方向)への折り曲げによって形成されている。
本願は、底面K1の前後が立ち上げられた前立面K4および後立面K5が形成されている。この前立面K4は、左立面K2および右立面K3の前端縁に当接又は近接するように形成されている。一方、後立面K5は、左立面K2および右立面K3の後端縁に当接又は近接するように形成されている。本実施例においては、前立面K4および後立面K5は、それぞれ平行な位置に、同方向(上方向)への折り曲げによって形成されている。
前立面K4および後立面K5は、左立面K2および右立面K3に対して略直角になる位置に形成されていることが望ましい。そうすることによって、屋根の流れ方向の荷重が加わった場合、前立面K4や後立面K5が、左立面K2および右立面K3の前後縁端にまっすぐ当たる。そのため、より強度が高い構成になる。
本願は、前立面K4および後立面K5の左右両端部には、左立面K2および右立面K3よりも外側に突出する被嵌合部K42・K42・K52・K52を有する。この被嵌合部K42・K42・K52・K52は、縦葺き屋根材Yの嵌合部Y1・Y1が嵌められる部分である。一般的な嵌合式の縦葺き屋根材Yの場合、縦葺き屋根材取付金具Kに対して上側から押し込むように取り付けられる。したがって、縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K42・K52・K52は、左右一対で略ハ字状となる被嵌合導入部K44・K44・K54・K54の下に形成されている。
被嵌合導入部K44・K44・K54・K54は、本実施例のように前立面K4および後立面K5を折り曲げて、「面」で形成してもよい。そうすることによって、縦葺き屋根材Yを嵌合させる際に、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54と面同士で当接される構成になる。そのため、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54を「端縁」に形成するのに比べ、縦葺き屋根材Yの裏面を傷つけることが少ない。また、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54を面として形成することによって、縦葺き屋根材Yを嵌合させる際、縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K52が「点」ではなく、「線」で構成される。その結果、縦葺き屋根材Yが縦葺き屋根材取付金具Kに当接している部分が大きくなる。そのため、集中荷重が分散され、縦葺き屋根材Yが破れにくくなる効果がある。
本願では、左立面K2および右立面K3の上端に、前立面K4および後立面K5の上端よりも高い位置に形成された被嵌合補助部K22・K22・K32・K32を有する。本実施例では、前立面K4および後立面K5よりも、左立面K2および右立面K3の方が高く形成されている。
被嵌合補助部K22・K32・K22・K32は、前後端縁が前立面K4および後立面K5より外側に突出している。すなわち、左立面K2および右立面K3が、側面視略T字状になっている。
本願では、縦葺き屋根材取付金具Kにおいて、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の左右外側面から被嵌合導入部K44・K44・K54・K54を経て被嵌合部K42・K42・K52・K52まで(縦葺き屋根材Yの嵌合部Y1・Y1が沿う部分)が略ハ字状に形成されている。本実施例では、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の下端縁と、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54の上縁端が近接しており、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の外側面と、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54の面とがゆるやかな鈍角になる位置関係に形成されている。
本願の縦葺き屋根材取付金具Kは、嵌合部Y1を有する縦葺き屋根材Yを嵌合させて、取り付けるものである。そのため、本願において縦葺き屋根材Yとは、嵌合部Y1を1つ以上有するものであればよい。
本実施例において、縦葺き屋根材Yの取り付けに当たっては、はじめに、嵌合部Y1・Y1が被嵌合補助部K22・K22・K32・K32の左右外側面に当接される。そして、縦葺き屋根材Yに対して上から下方向への荷重が加えられると、嵌合部Y1・Y1は被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の左右外側面、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54と連続してそれらに沿って押し広げられて、被嵌合部K42・K42・K52・K52に嵌合される。なお、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32は、左立面2および右立面3に形成されており、その弾性も利用できるので、より小さな力で縦葺き屋根材Yを嵌合させることができる。このように、本願は、縦葺き屋根材取付金具Kに対して、縦葺き屋根材Yが取り付けやすい構成になっている。
本実施例の被嵌合補助部K22・K22・K32・K32は、上端がやや内側に曲げられた曲面で形成されている。このような構成によって、縦葺き屋根材Yの嵌合部Y1・Y1を、縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K42・K52・K52に、より嵌合させやすくなっている。
さらに、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の左右内側面に近接又は当接する受支部K43・K53が、前立面K4および後立面K5に形成されていてもよい。受支部K43・K53を形成させることによって、縦葺き屋根材Yを取り付けるときに、縦葺き屋根材Yに対して下方向への荷重が加えられても、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32が受支部K43・K53に当接されて内側方向に変形しにくくなる。
次に、図1から図3までによって、本願の縦葺き屋根材取付金具について実施例1を説明する。本実施例は、実施例2および実施例3で示す挿入部および挿入孔を有さない。ただし、本願は、挿入部および挿入孔が形成されている方が望ましい。
本実施例の縦葺き屋根材Yの取付構造について図3にて説明する。本実施例では、キャップを用いない縦葺き屋根材Yを取り付けるものである。なお、本願で用いる縦葺き屋根材Yは、キャップの有無を問わない。後述する実施例3にて、キャップを用いる場合について説明する。
本実施例では、まず、縦葺き屋根材取付金具Kを下地Sに固定する。このとき、底面K1に形成された固定具用孔K11にビス等の固定具が打ち込まれることによって固定される。これを所定の間隔ごと、屋根の流れ方向、桁行方向に並べるように、複数の縦葺き屋根材取付金具Kを固定していく。
本実施例では、屋根の流れ方向に並べられた縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K42・K52・K52に、縦葺き屋根材Yの嵌合部Y1・Y1が嵌合されて取り付けられる。縦葺き屋根材Yが、はじめに嵌合部Y1・Y1が被嵌合補助部K22・K22・K32・K32の左右外側面に当接される。そして、縦葺き屋根材Yに対して上から下方向への荷重が加えられると、嵌合部Y1・Y1は被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の左右外側面、被嵌合導入部K44・K44・K54・K54に沿って押し広げられて、被嵌合部K42・K42・K52・K52に嵌合される。そのあと、取り付けられた縦葺き屋根材Yの隣に取り付ける縦葺き屋根材Yを嵌合させて取り付ける。
次に、図4から図6までによって、本願の縦葺き屋根材取付金具及び縦葺き屋根材の取付構造について、上記実施例1とは異なる実施例2を説明する。本実施例は、挿入部および挿入孔が形成されている場合を示している。なお、本実施例は、実施例1に記載した特徴をすべて有する。
本願は、左立面K2および右立面K3の前後端部において被嵌合補助部よりも低い位置に、挿入部K21・K21・K31・K31を有する。一方、前立面K4および後立面K5は、挿入孔K41・K41・K51・K51を有する。そして、挿入部K21・K21・K31・K31は、挿入孔K41・K51・K41・K51に挿入されている。このような構成によって、左立面K2および右立面K3、前立面K4および後立面K5が常に適正な位置になる。もし、それらが適正な位置でない場合、挿入部K21・K21・K31・K31は、挿入孔K41・K51・K41・K51に挿入されないので、成形不良と判断できる。たとえば、左立面K2および右立面K3、前立面K4および後立面K5は、底面K1からの直角曲げで形成されるのが望ましい。これらが適正な位置で直角に折り曲げられていなければ、挿入部K21・K21・K31・K31は、挿入孔K41・K51・K41・K51に挿入された構成にならない仕組みである。
本願では、縦葺き屋根材Yを取り付ける際、そこに下方向への荷重がかかった場合、被嵌合補助部K22・K32を有する左立面K2および右立面K3を内側に倒すような荷重が加わる。本実施例は、挿入部K21・K21・K31・K31が挿入孔K41・K51・K41・K51に挿入されている構成である。そのため、左立面K2や右立面K3に対して内側に倒すような荷重が加わった場合、挿入部K21・K21・K31・K31が挿入孔K41・K51・K41・K51に当接し、本願の縦葺き屋根材取付金具Kが変形するのを防ぐことができる。
次に、本実施例の縦葺き屋根材Yの取付構造について図6にて説明する。本実施例では、キャップを用いない縦葺き屋根材Yを取り付けるものである。なお、本願で用いる縦葺き屋根材Yは、キャップの有無を問わない。後述する実施例3にて、キャップを用いる場合について説明する。
本実施例では、まず、縦葺き屋根材取付金具Kを下地Sに固定する。このとき、底面K1に形成された固定具用孔K11に、ビス等の固定具が打ち込まれることによって固定される。これを所定の間隔ごと、屋根の流れ方向、桁行方向に並べるように、複数の縦葺き屋根材取付金具Kを固定していく。屋根の流れ方向に並べられた縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K42・K52・K52に、縦葺き屋根材Yの嵌合部Y1・Y1が嵌合されて取り付けられる。そのあと、取り付けられた縦葺き屋根材Yの隣に取り付ける縦葺き屋根材Yを嵌合させて取り付ける。
次に、図7から図9までによって、本願の縦葺き屋根材取付金具及び縦葺き屋根材の取付構造について、上記実施例とは異なる例を説明する。本実施例は、実施例2に記載した特徴をすべて有する。
本実施例3は、キャップCを用いる縦葺き屋根材Y・Yを取り付けるものである。なお、本願で用いる縦葺き屋根材Yは、キャップCの有無を問わない。
本実施例では、被嵌合補助部K22・K32・K22・K32の左右内側面に近接又は当接する受支部K43・K43・K53・K53が、前立面K4および後立面K5に形成されている。実施例1や実施例2と形状が異なり、左立面K2の被嵌合補助部K22・K22を受支する受支部K43・K53、右立面K3の被嵌合補助部K32・K32を受支する受支部K43・K53と、別々に形成されている。いいかえれば、実施例1および実施例2における前立面K4の左右の受支部K43・K43の間、および後立面K5の受支部K53・K53の間が切り欠かれたような形状になっている。このような受支部K43・K53・K43・K53であっても実施例2同様、縦葺き屋根材Yを取り付けるときに、縦葺き屋根材Yに対して下方向への荷重が加えられても、被嵌合補助部K22・K22・K32・K32が内側方向に変形しにくくなる。
本実施例では、前立面K4の左右の受支部K43・K43の間、および後立面K5の受支部K53・K53の間が切り欠かれたような形状になっている。この切り欠かれた部分には、縦葺き屋根材Yの端部が納まるようになっている。その結果、縦葺き屋根材Yを縦葺き屋根材取付金具Kに引っ掛けた状態になる。そのため、キャップCを取り付ける際に、左右に隣り合う縦葺き屋根材Y・Y同士がずれにくくなる。
本実施例では、まず、縦葺き屋根材取付金具Kを下地Sに固定する。このとき、底面K1に形成された固定具用孔K11にビス等の固定具が打ち込まれることによって固定される。これを所定の間隔ごと、屋根の流れ方向、桁行方向に並べるように、複数の縦葺き屋根材取付金具Kを固定していく。屋根の流れ方向に並べられた縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K52に、縦葺き屋根材Yの嵌合部Y1が嵌合されて取り付けられる。そのあと、取り付けられた縦葺き屋根材Yの隣に取り付ける縦葺き屋根材Yを縦葺き屋根材取付金具Kの被嵌合部K42・K52に嵌合させて取り付ける。そして、左右に隣り合う縦葺き屋根材Y・Y同士の間、すなわち、縦葺き屋根材取付金具Kの上を覆うように、キャップCを取り付ける。
K 縦葺き屋根材取付金具
K1 底面
K11 固定具用孔
K2 左立面
K21 挿入部
K22 被嵌合補助部
K3 右立面
K31 挿入部
K32 被嵌合補助部
K4 前立面
K41 挿入孔
K42 被嵌合部
K43 受支部
K44 被嵌合導入部
K5 後立面
K51 挿入孔
K52 被嵌合部
K53 受支部
K54 被嵌合導入部
Y 縦葺き屋根材
Y1 嵌合部
C キャップ
S 下地

Claims (3)

  1. 底面と、
    底面の左右が立ち上げられた左立面および右立面と、
    底面の前後が立ち上げられた前立面および後立面と
    が形成された縦葺き屋根材取付金具であって、
    前立面は、
    左立面および右立面の前端縁に当接又は近接しており、
    後立面は、
    左立面および右立面の後端縁に当接又は近接しており、
    前立面および後立面の左右両端縁には、
    左右一対で略ハ字状となる折曲部で前又は後ろに折り曲げられた面として形成された被嵌合導入部と、
    該被嵌合導入部下端縁に左立面および右立面よりも外側に突出する被嵌合部が形成されており、
    左立面および右立面の上端には、
    前立面および後立面の上端よりも高い位置に被嵌合補助部が形成され、
    該被嵌合補助部は、
    前後端縁が前立面および後立面より外側に突出しており、
    前記被嵌合補助部の左右外側面と被嵌合部との間に、
    前記被嵌合導入部が形成されており、
    被嵌合補助部の下端縁と被嵌合導入部の上端縁が近接しており、被嵌合補助部の外側面と、被嵌合導入部の外側面とがゆるやかな鈍角になる位置関係に形成されている
    縦葺き屋根材取付金具。
  2. 前記左立面および右立面は、
    前後端縁において被嵌合補助部よりも低い位置に挿入部を有し、
    前記前立面および後立面は、
    挿入孔を有し、
    該挿入孔に前記挿入部が挿入されている
    請求項1の縦葺き屋根材取付金具。
  3. 縦葺き屋根材の嵌合部が、
    請求項1又は請求項2の縦葺き屋根材取付金具の被嵌合部に嵌合された
    縦葺き屋根材の取付構造。
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