JP6652658B2 - 分割反復アップリンクメッセージ伝送中の周波数誤差推定 - Google Patents

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Description

本発明は、セルラネットワークにおける、及び対応デバイスへの無線伝送を制御する方法に関する。
3GPP(3rd Generation Partnership Project)により仕様化されるLTE(Long Term Evolution)無線技術に基づくセルラネットワークなどのセルラネットワークでは、典型的には、ユーザ機器(UE)内の無線受信機/送信機によって利用される周波数が、eNB(evolved Node B)と呼ばれる、LTE無線技術におけるセルラネットワークの基地局内の無線受信機/送信機によって利用される周波数と合致することが必要とされる。この要件を満たすために、UEは、基地局によって伝送される参照信号に基づいて、周波数誤差測定を実行し得る。LTE無線技術では、これらの周波数誤差測定は、典型的には、最大20MHzの広域周波数帯にわたって分散される、セル固有参照シンボル(CRS)に対して実行される。
LTE無線技術の一態様は、具体的には、マシン型通信(MTC)、及びMTCデバイスと呼ばれるUEの対応クラスに対処し、並びに効率的なMTCをサポートするための特定の機能が、ネットワーク側及びUE側の双方において定義されている。MTCの特定の変形が、NB−IoT(Narrow Band Internet of Things)と呼ばれる。MTC及びNB−IoTの1つの目的は、低電力消費で拡張カバレッジを有する低コスト及び/又は低複雑性の無線デバイスを可能にすることである。これは、典型的には、LTE無線技術によってサポートされる完全帯域幅及び高データレートを利用するためのそれらのケイパビリティに関して、MTC又はNB−IoTデバイスを制限することによって達成される。例えば、MTCデバイスは、1.4MHzの狭周波数帯域において動作され得る。この動作は、狭帯域LTEとも呼ばれる。NB−IoT(Narrow Band Internet of Things)の場合、利用される帯域幅は、200kHzぐらい小さくてもよい。
コスト及び複雑性を低下させるために、NB−IoT及びMTC無線デバイスは、無線受信機/送信機を動作させるための局部発振器又はより一般的には周波数参照源として、低コストの発振器、例えば、デジタル制御水晶発振器(DCXO)又はフリーランニング水晶発振器(XO)を使用してもよい。しかしながら、そのような低コストの発振器は、より正確かつコストのかかる発振器よりも多くの欠点を有する場合がある。例えば、発振器は、温度にわたるそれらの出力周波数の安定性に関して制限されることがある。さらに、NB−IoT及びMTC無線デバイスは、半二重伝送のみをサポートしてもよく、それは、それらが、同時に受信及び送信することができないことを意味する。
NB−IoT技術は、また、通常カバレッジ、拡張カバレッジ、及び極限カバレッジと呼ばれる、異なるカバレッジレンジをサポートするために使用され得る。極限カバレッジの場合、少なくとも300bpsのデータレートがサポートされ得る。NB−IoTアプリケーションの典型的なメッセージサイズは、数百バイトの範囲にある。例えば、3GPP TR45.820によれば、モバイル自律レポーティング(MAR)アプリケーションは、最大200バイトのパケットサイズを有し、それは、最終的に1つ以上のトランスポートブロックで伝達されることとなる。例として、アップリンク方向において1000ビットの最大トランスポートブロックサイズ及び300bpsのデータレートを仮定すると、各トランスポートブロックを伝送するために約3.3秒かかることになる。アップリンク伝送期間の増加に伴って、より高い周波数誤差のリスクも増加し、UEは、その周波数誤差を推定するためにDL信号を受信することができないために、その周波数誤差を補償することができないことから、そのような条件は、典型的には±0.1ppmである特定の周波数誤差の要件を満たすための課題を設定する。このような周波数誤差は、例えば、長い連続的な伝送の間の電力増幅器の自己発熱に起因する、温度変化によってもたらされ得る。過剰な周波数誤差は、今度は、eNBにおけるキャリア間干渉(ICI)をもたらす場合があり、例えば、スループットに関して、伝送性能を著しく低下させる恐れがある。
したがって、半二重モードで動作する無線デバイスによって使用される参照周波数源の周波数誤差を効率的に推定することを可能にする技術に対する必要性が存在する。
実施形態によれば、セルラネットワークにおいて無線伝送を制御する方法が、提供される。方法によれば、半二重無線デバイスが、セルラネットワークの基地局に対するアップリンクメッセージの反復伝送を生成する。無線デバイスは、アップリンクメッセージの反復伝送を、複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割し、伝送ピリオド間に少なくとも1つの測定ギャップを構成する。伝送ピリオドのサイズは、1秒以下、例えば、500msec、200msec、又は100msecに制限され得る。伝送ピリオドにおいて、無線デバイスが、反復伝送を基地局に送信する。伝送ピリオド間に構成される少なくとも1つの測定ギャップにおいて、無線デバイスは、少なくとも1つのダウンリンク信号を基地局から受信することに一時的に切り替える。受信される少なくとも1つのダウンリンク信号に基づいて、無線デバイスは、無線デバイスの参照周波数源の周波数誤差を推定する。
実施形態によれば、無線デバイスは、少なくとも1つの測定ギャップにおいて基地局からダウンリンク制御情報も、受信してもよい。ダウンリンク制御情報は、ダウンリンク制御チャネル、例えば、PDCCH(physical downlink control channel)、又はNB−PDCCH(narrowband physical downlink control channel)上で受信されてもよい。
ダウンリンク制御情報は、アップリンクメッセージの受信成功を確認応答するための確認応答情報を含んでもよい。アップリンクメッセージの基地局による受信が成功したことを示す確認応答情報に応答して、無線デバイスは、アップリンクメッセージの反復伝送を終了してもよい。
加えて、又は代替として、ダウンリンク制御情報は、休止指標も含んでもよい。休止指標を受信することに応答して、無線デバイスが、アップリンクメッセージの反復伝送を中断してもよい。休止指標は、代替的又は追加的に、無線デバイスがアップリンクメッセージの伝送を再開すべき時を示してもよい。代替的又は追加的に、アップリンクメッセージの反復伝送の送信は、基地局から受信され得る再開指標を受信すると、無線デバイスによって再開されてもよい。再開指標は、例えば、NB−PDCCH上のダウンリンク制御情報を使用して、又は他の適当な手段によって通信されてもよい。
実施形態によれば、無線デバイスは、例えば、位置及び/又は期間に関して、少なくとも1つの測定ギャップを定義する構成情報を基地局から受信してもよい。構成情報は、明示的又は暗示的に受信されてもよい。実施形態によれば、無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを基地局から受信し、ダウンリンク制御チャネル、例えば、NB−PDCCHに依存して少なくとも1つの測定ギャップの期間を構成してもよい。例えば、少なくとも1つの測定ギャップの期間は、その際、ダウンリンク制御チャネルの伝送のための探索空間、特に、アップリンクメッセージの伝送をスケジューリングするために使用される探索空間の一部の反復数に依存してもよい。
加えて、又は代替として、無線デバイスは、また、例えば、周波数誤差の以前の推定、及び/又は参照周波数源の特性に基づいて、参照周波数源の周波数ドリフトを判断し、周波数ドリフトに依存して伝送ピリオドの期間(又は連続した測定ギャップ間の距離)を構成してもよい。
実施形態によれば、セルラネットワークにおいて無線伝送を制御する方法が、提供される。方法によれば、セルラネットワークの基地局が、少なくとも1つのダウンリンク信号を半二重無線デバイスに送信する。さらに、基地局が、アップリンクメッセージの反復伝送を半二重無線デバイスから受信する。アップリンクメッセージの反復伝送が、複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割され、少なくとも1つの測定ギャップが、伝送ピリオド間に構成される。この測定ギャップにおいて、無線デバイスが、無線デバイスの参照周波数源の周波数誤差を推定するために、少なくとも1つのダウンリンク信号を基地局から受信することに一時的に切り替える。伝送ピリオドのサイズは、1秒以下、例えば、500msec、200msec、又は100msecに制限され得る。
実施形態によれば、アップリンクメッセージを受信するための受信処理において、基地局は、少なくとも1つの測定ギャップにおいて受信される信号を無視してもよい。
実施形態によれば、少なくとも1つの測定ギャップにおいて、基地局は、ダウンリンク制御情報を無線デバイスに送信する。ダウンリンク制御情報は、ダウンリンク制御チャネル、例えば、PDCCH又はNB−PDCCH上で送信されてもよい。ダウンリンク制御情報は、基地局によるアップリンクメッセージの受信成功を確認応答するための確認応答情報を含んでもよい。この場合、基地局は、アップリンクメッセージの基地局による受信が成功したことを示す確認応答情報を構成することによって、アップリンクメッセージの反復伝送を終了してもよい。加えて、又は代替として、ダウンリンク制御情報は、無線デバイスにアップリンクメッセージの反復伝送を中断させるための休止指標も含んでもよい。アップリンクメッセージの反復伝送が中断されている間に、基地局は、アップリンクメッセージの伝送に割り当てられるアップリンク無線リソースを再分配してもよい。
実施形態によれば、基地局は、少なくとも1つの測定ギャップを、1つ以上の他の無線デバイスによって伝送される1つ以上の信号、例えば、アップリンクデータを伝達する信号、参照信号、及び/又はランダムアクセス手続の信号と、協調させてもよい。
実施形態によれば、少なくとも1つの測定ギャップにおいて、基地局は、別の無線デバイスによるアップリンクメッセージの伝送をスケジューリングしてもよい。
実施形態によれば、基地局は、例えば、位置及び/又は期間に関して、少なくとも1つの測定ギャップを定義する構成情報を無線デバイスに送信してもよい。構成情報は、明示的又は暗示的に送信されてもよい。実施形態によれば、基地局は、ダウンリンク制御チャネル、例えば、NB−PDCCHを無線デバイスに送信することによって、少なくとも1つの測定ギャップの期間を構成してもよい。例えば、少なくとも1つの測定ギャップの期間は、その際、ダウンリンク制御チャネルの伝送のための探索空間、特に、アップリンクメッセージの伝送をスケジューリングするために使用される探索空間の一部の反復数に依存してもよい。
実施形態によれば、基地局は、例えば、無線デバイスによってレポートされる周波数誤差の以前の推定及び/又は基地局に示される参照周波数源の特性に基づいて、無線デバイスの参照周波数源の周波数ドリフトを判断してもよい。基地局は、その際、周波数ドリフトに依存して伝送ピリオドの期間(又は連続した測定ギャップ間の距離)を構成してもよい。
さらなる実施形態によれば、無線デバイスが提供される。無線デバイスは、セルラネットワークに接続するための半二重無線インタフェースと、参照周波数源とを備える。さらに、無線デバイスは、
−セルラネットワークの基地局へのアップリンクメッセージの反復伝送を生成し、
−アップリンクメッセージの反復伝送を複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割し、少なくとも1つの測定ギャップを伝送ピリオド間に構成し、
−伝送ピリオドにおいて、反復伝送を基地局に送信し、
−伝送ピリオド間に構成される少なくとも1つの測定ギャップにおいて、少なくとも1つのダウンリンク信号を基地局から受信することに半二重インタフェースを一時的に切り替え、
−受信される少なくとも1つのダウンリンク信号に基づいて、参照周波数源の周波数誤差を推定するように構成される、1つ以上のプロセッサを備える。
特に、無線デバイスの少なくとも1つのプロセッサは、上述した方法における半二重無線デバイスによって実行されるステップを実行するように構成され得る。
さらなる実施形態によれば、セルラネットワークのための基地局が、提供される。基地局は、半二重無線デバイスに対する無線インタフェースを備える。さらに、基地局は、
−少なくとも1つのダウンリンク信号を半二重無線デバイスに送信し、
−アップリンクメッセージの反復伝送を半二重無線デバイスから受信するように構成され、
アップリンクメッセージの反復伝送が、複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割され、少なくとも1つの測定ギャップが、伝送ピリオド間に構成され、測定ギャップにおいて、無線デバイスが、無線デバイスの参照周波数源の周波数誤差を推定するために、少なくとも1つのダウンリンク信号を基地局から受信することに一時的に切り替える、1つ以上のプロセッサを備える。
特に、基地局の少なくとも1つのプロセッサは、上述した方法における基地局によって実行されるステップを実行するように構成され得る。
上記方法、無線デバイス、又は基地局の実施形態において、アップリンクメッセージは、物理層トランスポートチャネル上で伝達されるトランスポートブロックに対応し得る。トランスポートプロックは、複数の冗長バージョンのセットにマッピングされてもよく、伝送ピリオドのそれぞれは、冗長バージョンのうちの1つ以上のサブセットを含んでもよい。代替的には、伝送ピリオドのそれぞれが、物理層トランスポートチャネル上で伝達されるトランスポートブロックを含んでもよい。
上記方法、無線デバイス、又は基地局の実施形態において、少なくとも1つのダウンリンク信号は、システム情報を伝達するブロードキャスト信号を含んでもよい。基地局は、ブロードキャスト信号の少なくとも一部を反復して伝送して、ブロードキャスト信号の反復される一部に基づいて周波数誤差の推定を可能にしてもよい。それに応じて、無線デバイスは、ブロードキャスト信号の少なくとも一部の反復される伝送に基づいて、周波数誤差を推定してもよい。例えば、システム情報が、複数バージョンで送信されてもよく、バージョンのうちの少なくとも1つが、反復して伝送されてもよく、無線デバイスが、少なくとも1つのバージョンの反復される伝送に対応するブロードキャスト信号の一部に基づいて、周波数誤差を推定してもよい。複数バージョンの1つの例では、レート1/3の畳み込み符号が、例えば、NB−PBCH上で伝送されるMIBを符号化するために使用され、複数バージョンのそれぞれ1つが、畳み込み符号の1つの生成多項式によって生成されるパリティビットを含んでもよい。代替的に、又は加えて、少なくとも1つのダウンリンク信号が、同期信号及び参照信号のうちの少なくとも1つを含んでもよい。
本発明の上記の、及びさらなる実施形態が、ここで添付図面を参照してより詳細に説明される。
本発明の実施形態による、セルラネットワークシステムを概略的に示す。 本発明の実施形態による、無線デバイスにおいて使用され得る半二重送受信機アーキテクチャの例を示す。 本発明の実施形態による、無線伝送のために使用され得る例示的なプロトコルレイヤスタックを示す。 本発明の実施形態による、アップリンクメッセージの反復伝送の分割を概略的に示す。 本発明の実施形態による、周波数誤差推定を可能にするために使用され得る無線リソースエレメントにブロードキャストチャネルをマッピングする例を示す。 本発明の実施形態による、方法を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の実施形態による、さらなる方法を説明するためのフローチャートを示す。 本発明の実施形態による、無線デバイスのプロセッサベースの実施を概略的に示す。 本発明の実施形態による、基地局のプロセッサベースの実施を概略的に示す。 REマッパーの前にインタリーバを有するNB−PBCHチャネル処理の概略ブロック図である。
以下では、本発明の例示的実施形態が、より詳細に説明される。以下の説明は、本発明の原理を説明する目的のためだけに与えられ、限定的な意味で取られるべきではないと理解すべきである。むしろ、本発明の範囲は、添付の特許請求の範囲のみによって定義され、以降説明される例示的実施形態によって限定されることを意図するものではない。
説明される実施形態は、無線デバイスが、無線デバイスとセルラネットワークの基地局との間のデータ伝送用の搬送波周波数を適用するシナリオに関連し、それは、基地局から受信される搬送波信号の周波数から外れてもよいが、これら2つの周波数は、名目上は同一であるべきである。このような周波数誤差は、搬送波周波数が無線デバイスによってそこから導き出される参照周波数源、例えば、局部発振器の特性の温度依存の変動に関連し得る。他の例では、周波数誤差は、発振器の経時変化、位相ノイズ、無線チャネル変動、及び/又は基地局に対する無線デバイスの移動から生じるドップラーシフトに起因し得る。説明されるコンセプトは、そのような周波数誤差を効率的に推定することを目的とし、それは、例えば、搬送波周波数が導き出される発振器をチューニングすることによって、並びに/又は無線デバイス及び/若しくは基地局により実行される信号処理において周波数誤差を考慮することによって、周波数誤差を補償することを可能にする。
以下で説明される実施形態では、無線デバイスは、LTE無線技術に基づくセルラネットワークにおいて動作されるMTCデバイスであり、特に、無線デバイスは、NB−IoT無線デバイスであってもよいと仮定される。しかしながら、説明されるコンセプトは、他の種類の無線デバイス及び/又は無線技術にも関連して適用され得ると理解されるべきである。
図1は、実施形態による、セルラネットワークシステムを概略的に示す。具体的には、図1は、MTC無線デバイス100、100’、100’’と、以下でLTE無線技術の仮定した利用に従ってeNBとも呼ばれる、基地局150とを示す。無線デバイス100は、NB−IoT無線デバイスであると仮定される。図示されるように、基地局150によってサービスされるセルは、異なるカバレッジレンジC1、C2、C3を提供し得る。図示されるシナリオでは、カバレッジレンジC1は、通常カバレッジに対応すると仮定され、カバレッジレンジC2は、拡張カバレッジに対応すると仮定され、カバレッジレンジC3は、NB−IoTによってサポートされる極限カバレッジに対応すると仮定される。極限カバレッジは、堅牢な変調及び符号化方式、並びに反復伝送を使用することによって達成され得る。しかしながら、これは、例えば、300bpsと同程度の低い値に、達成可能なデータレートを制限することがある。
図示されるように、無線デバイス100、100’、100’’はそれぞれ、ダウンリンク(DL)信号10をeNB150から受信し得る。これらのダウンリンク信号は、例えば、LTE無線技術のNB−PBCH(narrowband physical broadcast channel)などの、システム情報の少なくとも一部を伝達するブロードキャストチャネルを含んでもよい。NB−PBCHは、システム情報の一部である、マスタ情報ブロックを伝達してもよい。代替的に、又は加えて、DL信号10は、LTE又はNB−IoT無線技術のPSS(Primary Synchronization Signal)又はSSS(Secondary Synchronization Signal)などの同期信号も含んでもよい。さらに、DL信号10は、LTE無線技術のCRS又はNB−IoTのNB−RSなどの、参照信号も含んでもよい。ダウンリンク信号10に基づいて、無線デバイス100、100’、100’’は、eNB150のセルにアクセスし、例えばPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)又はNB−PUSCH上でアップリンク(UL)メッセージ20、20’、20’’をeNB150に送信し得る。これらのULメッセージ20、20’、20’’は、それぞれ、物理層上で定義される1つ以上のトランスポートブロックにおいて伝達される。上述のように、無線デバイス100の場合、極限カバレッジレンジC3は、ULメッセージ20を反復して伝送することを必要とし、その結果、eNB150は、複数受信された同一データの反復を平均することを実行し、それによってその反復性能を改善し得る。
図1のシナリオでは、無線デバイス100は、半二重モードで動作するNB−IoT無線デバイスであると仮定され、それは、無線デバイス100が、同時に送信及び受信することができないことを意味する。
図2は、無線デバイス100において利用され得る、半二重送受信機200を概略的に説明するブロック図を示す。送受信機200は、例えば、LTE無線技術のHD−FDD(Half-Duplex Frequency Division Duplex)モードをサポートし得る。図示されるように、送受信機200は、アンテナ210と、アンテナ210の付近に配置されるスイッチ220と、TX(送信)処理モジュール230、変調器240、及び電力増幅器(PA)250を含む送信経路と、低ノイズ増幅器(LNA)260、復調器270、及びRX(受信)処理モジュール280を含む受信経路と、を含む。さらに、送受信機200は、所与の周波数の局部搬送波信号を変調器240及び復調器270に提供する、局部発振器290を含む。
スイッチ220を用いて、アンテナ210が、送信経路によって、即ちPA250によって提供されるUL信号を送信するか、あるいはアンテナ210によって受信されるDL信号が、受信経路、即ちLNA260に供給されるかが、選択され得る。第1の選択肢は、送受信機200のUL動作に対応し、第2の選択肢は、送受信機200のDL動作に対応する。図2に示される送受信機のアーキテクチャにおいて、UL信号を送信している間同時にDL信号が受信されることは不可能である。
UL動作において、TX処理モジュール230は、UL方向にeNB150へ送信されるべきベースバンド信号を生成する。この目的のために、TX処理モジュール230は、UL物理チャネル処理、ULトランスポートチャネル処理、及び符号化、IFFT(Inverse Fast Fourier Transform)などの様々な機能を実施し得る。TX処理モジュール230からのベースバンド信号は、次いで、変調器240によって変調される。この目的のために、変調器240は、局部発振器290によって生成される局部搬送波信号に基づいて動作し、かつベースバンド信号を無線周波数レンジに変換する、ミキサを含む。このように、変調器240は、例えば、数GHzレンジの周波数を有する、1つ以上の搬送波信号にベースバンド信号を変調し得る。変調された信号は、次いで、増幅のためにPA250に供給され、次いで、UL信号としてアンテナ210によって伝送される。
DL動作において、LNA260は、DL信号をアンテナ210から受信及び増幅する。LNA260からの増幅された信号は、復調器270によって復調される。復調器270のコンポーネントのうちの1つが、ミキサである。ミキサは、LNA260からの信号をベースバンド信号にダウンコンバートする。このダウンコンバートは、局部発振器290によって作られる局部搬送波信号に基づく。RX処理モジュール280は、次いで、FFT(Fast Fourier Transform)、復号、DL物理チャネル処理、DLトランスポートチャネル処理、チャネル推定などの、ベースバンド信号に対する様々な機能を実行し得る。
図示されるように、送受信機200は、送受信機200によって受信されるDL信号に基づいて動作する周波数誤差推定器300も含む。図示される例では、周波数誤差推定器300は、RX処理モジュール280から1つ以上の出力信号を受信する。これらの出力信号は、例えば、周波数誤差推定に適当な、あるDL信号の特性、例えば、PBCHなどのブロードキャストチャネルの特性、PSS若しくはSSS(又はNB−PSS/NB−SSS)などの同期信号の特性、CRS又はNB−RS(Narrowband Reference Signal)などの参照信号の特性を示し得る。周波数誤差推定器300は、例えば、受信されるDL信号を伝達する搬送波信号の周波数に対する周波数オフセットに関して、局部発振器290の周波数誤差を推定する。推定される周波数誤差は、周波数誤差が補償されるように局部発振器290を制御するために適用される。これは、推定される周波数誤差に依存して、その出力周波数を増加又は減少されることによって局部発振器290を調整することを伴い得る。したがって、受信されるDL信号をモニタリングすることによって、送受信機は、指定される許容誤差限度内の安定性が達成され得るように、UL信号の伝送に使用される局部搬送波信号の周波数を制御し得る。しかし、送受信機200は、周波数誤差を補償するために局部発振器290の出力周波数を制御する、受信されるDL信号に基づくフィードバックループを提供する。しかしながら、長期間にわたるUL信号の連続伝送の場合、周波数誤差を補償するこの能力が、損なわれ得る。
概して、無線デバイス100、100’、100’’によって使用されるそれぞれの局部発振器の周波数誤差が、ULメッセージ20、20’、20’’の伝送中に発生し得る。無線デバイス100よりも高いデータレートをサポートする無線デバイス100’、100’’の場合、高いデータレートによって、周波数誤差が指定限度を超える前にULメッセージ20’、20’’の伝送を終了することが可能となり得るため、このような周波数誤差は、あまり重要ではない。さらに、無線デバイス100’、100’’は、また、全二重動作をサポートし、即ち、同時に送信及び受信してもよく、それによって、ULメッセージ20’、20’’の伝送が続いている間に、周波数誤差が、ダウンリンク信号に基づいて推定され、補償され得る。
無線デバイス100によって伝送されるULメッセージ20が、1000ビットのサイズを有し、300bpsのデータレートに基づくとき、ULメッセージ20を伝送するために約3.3秒かかることとなる。無線デバイス100の局部発振器は、十分な周波数安定性を欠いている可能性があるため、これは、例えば、±0.1ppmの、低い周波数誤差の要件を満たすための課題を設定する。一方、無線デバイス100は、半二重モードで動作するため、同時に送信及び受信することができない。これは、無線デバイス100が、ULメッセージ20の伝送が継続している間、周波数誤差を推定し、及び補償することができないという結果を有する。
無線デバイス100、100’、100’’は、上述した周波数誤差を追跡してもよい。したがって、例えば、温度変動が考慮されてもよい。このような温度変動は、無線デバイス100、100’、100’’において無線伝送がそれに基づき搬送波周波数を導き出すために使用される、局部発振器の周波数の変動を引き起こし得る。このような周波数変動は、非線形方式で温度に依存し得る。よって、温度が測定できた場合でさえも、周波数誤差を正確に予測することは難しい。典型的なシナリオでは、無線デバイス100、100’、100’’の温度は、最大1°C/秒のレートで変化してもよく、水晶発振器(XO)の関連する周波数誤差は、最大0.6ppm/°Cであってもよい。この周波数誤差は、半二重モード、及び300bpsと同程度の低さであり得るデータレートで動作するNB−IoT無線デバイスであると仮定される無線デバイス100の場合に特に問題となり得る。それは、1000ビットのULメッセージ20の適度なサイズを仮定するときでさえ、ULメッセージの伝送期間が、3.3秒となることを意味する。例として2GHzの搬送波周波数を仮定すると、周波数誤差は、したがって、無線デバイス100によるULメッセージ20の3.3秒伝送期間内において最大2kHzであり得る。
LTE無線技術では、CRSは、概して、周波数オフセットを追跡するために利用され得る。一方、例えば、MTCに使用される狭帯域LTEの場合、限定された数のCRSのみが、MTC無線デバイス100、100’、100’’によって受信され得る。それは、推定される周波数オフセットの誤差が増加する結果となり得る。このような問題は、拡張カバレッジ用の低SNR(Signal to Noise)動作が(例えば、15dBの拡張カバレッジ拡張、又は20dBの極限カバレッジ拡張に基づいて)選択されるときに、さらに拡大し得る。本明細書で説明されるコンセプトでは、MTC無線デバイス100、100’、100’’は、よって代替的又は追加的に、周波数誤差の推定をCRSではなくその他の信号、特に、NB−PBCHなどのeNB200からシステム情報を伝達するブロードキャストチャネル、又はPSS/SSS及び/若しくはNB−PSS/SSSなどの同期信号に基づいてもよい。推定プロセス自体は、周波数誤差測定のための既知のアルゴリズムに基づいてもよく、例えば、Qi Wang、Christian Mehlfuhrer、及びMarkus Ruppによる「Carrier Frequency Synchronization in the Downlink of 3GPP LTE」2010 IEEE 21st International Symposium on Personal Indoor and Mobile Radio Communications(2010年9月)に記載されているように、信号の相関に基づいてもよい。
図3は、無線デバイス20から、無線デバイス100からeNB150へのULメッセージ20の伝送に適用され得る通信プロトコルアーキテクチャを示す。図示されるように、プロトコルアーキテクチャは、無線デバイス100内に物理層311、及びeNB150内に物理層321を含む。物理層は、ULメッセージ20の1つ以上のトランスポートブロックを無線信号上に符号化及び変調する。無線信号は、eNB150の物理層321によって受信され、対応する方式で復調及び復号される。上述のように、トランスポートブロックは、反復型伝送に従う。反復型伝送は、また、トランスポートブロックの冗長バージョン循環を伴い得る。無線デバイス100のMAC(medium access control)層は、より上位のプロトコル層313、例えば、RLC(Radio Link Control)又はPDCP(Packet Data Convergence Protocol)によって提供されるプロトコルデータユニットからトランスポートブロックを生成することを担当する。eNB150において、MAC層322は、より上位のプロトコル層323のプロトコルデータユニットの受信済みトランスポートブロックを再構成することを担当する。
上述のように、半二重モードで動作し、同時に送信及び受信することができない無線デバイス100の場合、周波数誤差を推定及び補償することは、ULメッセージ20の反復伝送を続ける間同時には不可能である。しかしながら、反復伝送は、むしろ長い伝送期間をもたらすことがあることから、周波数誤差の補償は、特に関連性がある。本明細書で説明されるコンセプトでは、この問題は、ULメッセージ20の反復伝送を複数の伝送ピリオドに分割すること、及び伝送ピリオド間に測定ギャップを構成することによって対処される。このようなULメッセージ20の反復伝送の分割の例が、図4に示されている。図4において、伝送ピリオド(TXP#1、TXP#2、TXP#3、TXP#4)は、T1の期間を有し、測定ギャップは、期間T2を有する。測定ギャップの間、無線デバイス100は、例えば、スイッチ220を使用してDL動作に切り替え、1つ以上のDL信号を受信し、受信したDL信号に基づいて周波数誤差を推定及び補償し、次いで、次の伝送ピリオドの伝送を続けるように戻って切り替える。各伝送ピリオドの期間T1は、局部発振器の周波数が伝送ピリオドの期間T1の間にドリフトするときに、周波数誤差が、0.1ppmを超えないように構成され得る。したがって、例えば、温度変動があるか、又は低コスト局部発振器が使用されるために、より大きな周波数誤差が予想される場合、より短い伝送ピリオドの期間T1が構成され得る。
伝送ピリオドは、様々な方法で編成され得る。例えば、単一のトランスポートブロックが、より小さなトランスポートブロックに分割されてもよい。その際、これらのより小さなトランスポートブロックのそれぞれが、反復して送信されてもよく、測定ギャップが、その間に配置される。例として、1000ビットサイズのトランスポートブロックは、100ビットサイズの10個の小さなトランスポートブロックに分割され得る。eNB150は、その際、従来のスケジューリングの仕組みを使用して、これらのより小さなトランスポートブロックの伝送をスケジューリングしてもよい。無線デバイス100は、その際、eNB150がある期間を超えるUL伝送をスケジューリングしないことを考慮に入れるように、対応する規則で構成されてもよい。
いくつかの実施では、無線デバイスにおいて構成されるこのような規則は、無線デバイス100のUL伝送がスケジューリングされるときに、無線デバイス100が継続的に送信し得る最大期間(例えば、T1)、及びDL信号が受信され得るように無線デバイス100がDL動作に切り替える必要がある最小期間(例えば、T2)があることを定義し得る。
加えて、又は代替として、例えば、ダウンリンク制御情報によって伝達されるULグラントにおいて、無線デバイス100にシグナリングされるトランスポートブロックサイズは、長いUL伝送が可能でないように制約され得る。例えば、UL伝送の反復数が増加するにつれて、UL伝送に可能なトランスポートブロックサイズは、減少し得る。
加えて、又は代替として、同一のトランスポートブロックが、冗長バージョン循環に従ってもよく、測定ギャップが、1つ以上の冗長バージョンの伝送間に配置されてもよい。例として、1000ビットサイズのトランスポートブロックは、20個の冗長バージョンにマッピングされてもよく、4つの冗長バージョンが各伝送ピリオドにおいて伝送され得る。
加えて、又は代替として、同一のトランスポートブロックが、反復伝送に従ってもよく、測定ギャップが、ある数の反復伝送間に配置されてもよい。例として、1000ビットサイズのトランスポートブロックは、200回反復されてもよく、伝送ギャップが、50伝送毎の後に挿入される。
周波数誤差の推定に測定ギャップを利用することに加えて、測定ギャップは、他の目的にも使用され得る。例えば、無線デバイス100は、ULメッセージ20の進行中の反復伝送に関する肯定的又は否定的な確認応答(ACK/NACK)を受信してもよい。この確認応答情報は、反復伝送の早期終了を制御するために使用されてもよい。例えば、ある数の反復が構成され、かつeNB150が、構成済みの反復が完了する前に既にULメッセージ20の受信に成功することができる場合、eNB150は、測定ギャップにおいて肯定的な確認応答(ACK)を送信してもよく、ACKを受信すると、無線デバイス100は、反復伝送を終了、即ち、さらなる反復を送信することを控えてもよい。
確認応答情報を送信することに加えて、又は代替として、測定ギャップは、無線デバイス100に中断(即ち、一時的に停止)させる、休止指標を送信するためにも使用されてもよい。この休止は、例えば、無線デバイス100により反復伝送に割り当てられるUL無線リソース上で、無線デバイス100よりもレイテンシの影響を受けやすい可能性がある別の無線デバイス、例えば、無線デバイス100、100’’のうちの1つをスケジューリングするために使用されてもよい。
加えて又は代替として、無線デバイス100は、また、測定ギャップを使用して、受信したダウンリンク信号、例えば、ETWS(Earthquake and Tsunami Warning Signal)又はシステム情報を伝達するブロードキャストチャネルから他の情報を復号してもよい。
測定ギャップは、典型的には、周波数誤差の推定、周波数誤差の補償、並びに送信から受信及び受信から送信への周波数切替及びチューニングのための十分な時間を提供するように構成される。上述のように、周波数誤差推定のために、無線デバイス100は、参照信号(例えば、CRS若しくはNB−RS)、同期信号(例えば、PSS/SSS若しくはNB−PSS/SSS)、及び/又はブロードキャスト信号(例えば、PBCH若しくはNB−PBCH)を使用し得る。無線デバイス100は、これらの信号を再生成して位相参照を提供してもよく、それに基づいて周波数誤差が推定され得る。
周波数誤差推定のためにブロードキャストチャネルを使用するとき、eNB150は、周波数誤差推定のためにその有用性を拡大させるように、ブロードキャストチャネルの伝送を適合させてもよい。例えば、測定ギャップの間、eNB150によって伝送されるPBCHは、その畳み込み符号化器からの出力が図5に示されるようなリソースエレメントにマッピングされるように配置され得る。NB−IoTでは、NB−PBCHによって搬送されるMIB(Master Information Block)は、50の情報ビットを含み、NB−PBCHを含むPRB(Physical Resource Block)は、200ビットを搬送し得る。畳み込み符号化器によって生成される出力は、図5においてV0、V1、及びV2と示される3つのバージョン−ブロックとも呼ばれることもある−に分割され得る。これらのバージョンのそれぞれが、例えば、50の符号化されたビット(例えば、50のパリティビット)を含む。QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)によって変調される100のQPSK REにマッピングされる、合計200の符号化されたビットが生成されるように、(図示される例V0における)バージョンのうちの1つ以上が、反復されてもよい。
図10を参照すると、反復される信号の位置は、PBCHリソースエレメントマッピング段階1001の前にインタリーバ1000を使用することによって、例えば、「周波数第1、時間第2」のマッピングアルゴリズムを使用して、制御され得る。リソースエレメントマッピング1001の直前のインタリーバ1000の位置は、インタリーバ1000が挿入され得る例としての位置である。インタリーバ1000が挿入され得る、他の可能性のある位置が存在する。インタリーバ100は、変調マッピング1003の前又は後を含むチャネル符号化機能1002の後、レートマッチング1004の後などのどこかに挿入されるべきである。いくつかの例では、インタリーバ1000は、レートマッチング機能1004内の修正されたインタリーブアルゴリズムを介して実施されてもよく、レートマッチング機能は、既にインタリーバを含み得ることに留意する。
再び図5を参照して、説明される例において、V0は、同一サブキャリア上に配置されるリソースエレメントのためのOFDM(Orthogonal Frequency Division Multiplexing)シンボルにわたって相関を実行することにより、周波数推定に使用され得る。この相関は、PBCHの再生成(復調及び/又は復号)を必ずしも必要としない。したがって、周波数誤差推定は、低複雑性で実施され得る。
eNB150の側では、測定ギャップは、様々なやり方で考慮され得る。1つの選択肢によれば、eNB150は、無線デバイス100が周波数誤差推定のために測定ギャップを利用することを認識してもよく、したがって、測定ギャップの間は無線デバイス100からいかなる有用な信号も予期しなくともよい。ULメッセージ20を受信するための受信処理において、eNB150は、したがって、測定ギャップの間に受信された信号を無視してもよい。しかしながら、そのような受信された信号は、当然ながら、異なる目的のため、例えば、別の無線デバイスからのUL伝送の受信のために考慮されてもよい。反復伝送の全体長に依存して、複数の測定ギャップが、例えば、それぞれT2の期間を有するM個の測定ギャップが、UL伝送内に挿入されてもよい。反復UL伝送(分割前の)が、T0の期間を有する場合、測定ギャップを含む反復UL伝送の全体期間は、そのとき、T0+M*T2である。即ち、反復UL伝送の分割及び測定ギャップの挿入なしのシナリオと比較してわずかに増加する。
別の選択肢によれば、eNB150は、無線デバイス100が周波数誤差推定のために測定ギャップを利用することをこの場合もやはり認識してもよく、したがって、測定ギャップの間は無線デバイス100からいかなる有用な信号も予期しなくともよい。この場合もまた、eNB150は、したがって、ULメッセージ20を受信するための受信処理において測定ギャップの間に受信される信号を無視してもよい。しかしながら、この選択肢では、反復UL伝送の全体期間が、反復UL伝送の分割及び測定ギャップの挿入なしのシナリオと同じになるように、反復UL伝送が生成される。これは、反復数をわずかに減少させることによって達成され得る。
別の選択肢によれば、無線デバイス100が、周波数誤差推定のために測定ギャップを利用することを、eNB150が認識する必要はない。この場合、eNB150は、ULメッセージ20を受信するための受信処理において測定ギャップの間に受信される信号も考慮することとなる。測定ギャップにおいて、無線デバイスからの有用な信号は存在しないため、これらの信号は、追加のノイズ構成要素に見えることがある。しかしながら、このような追加のノイズ構成要素は、より複雑性の低い実施の観点においては許容できる場合がある。
測定ギャップ中に、ULメッセージの伝送のために無線デバイス100に割り当てられるUL無線リソースは、無線デバイス100によって使用されることができないため、他の目的のためにこれらのUL無線リソースを一時的に利用することによって、リソース効率は改善され得る。例えば、これらのUL無線リソースは、他の無線デバイスによって、例えば、PUCCH(Physical Uplink Control Channel)上で、UL制御情報の伝送に使用されてもよい。別の例によれば、これらのUL無線リソースは、他の無線デバイスによってULメッセージの(短い)伝送、例えば、PUSCH上での高データレート伝送に使用されてもよい。後者の選択肢は、低レイテンシを必要とする他の無線デバイスの場合において特に有用であり得る。
いくつかのシナリオでは、測定ギャップは、また、他のUL信号でアラインされてもよい。例えば、いくつかのシナリオでは、eNB150は、構成された測定ギャップを有する複数の反復UL伝送を、異なる無線デバイスから同時に受信してもよい。このような場合、異なる無線デバイスの測定ギャップが、協調されてもよい。例えば、いくつかの無線デバイスについては、測定ギャップがある位相に配置されてもよく、一方、他の無線デバイスについては、測定ギャップが別の位相に配置されてもよい。例示的なシナリオでは、無線デバイスの第1のサブセットは、無線フレームのサブフレーム0〜4における測定ギャップ、及び無線フレームのサブフレーム5〜9におけるUL伝送ピリオドで構成されてもよい。一方、無線デバイスの第2のサブセットは、無線フレームのサブフレーム5〜9における測定ギャップ、及びサブフレーム0〜4におけるUL伝送ピリオドで構成されてもよい。このように、eNB150は、逆位相方式で無線デバイスをスケジューリングし、UL無線リソースが未使用のままになっている時間ピリオドを回避し得る。
いくつかのシナリオでは、測定ギャップは、また、他の無線デバイスによって参照信号の伝送、例えば、SRS(Sounding Reference Signal)の伝送と協調されてもよい。いくつかの例では、周波数誤差推定の妨害を回避するために、測定ギャップの間、他の無線デバイスによるSRSの伝送を回避することが可能であってもよい。
いくつかのシナリオでは、測定ギャップは、また、それらが、ランダムアクセスチャネル、例えば、PRACH(Physical Random Access Channel)又はNB−PRACH(Narrow Band Physical Random Access Channel)のリソースと衝突しないように協調されてもよい。これは、多くのNB−IoT配備における場合である、NB−PUSCH及びNB−PRACHが同一のPRBを共有するシナリオにおいて、特に関連し得る。例として、PRACHリソースが、全UL無線フレームのサブフレーム0及び1を占有するシステムでは、測定ギャップが、サブフレーム9、0、及び1とアラインされてもよい。この場合、長い反復UL伝送を実行する無線デバイスは、サブフレーム9においてDL動作に切り替え、例えば、図5に関連して説明されるようにPBCHに基づいて、サブフレーム0において周波数推定を実行し、次いで、サブフレーム1においてUL動作に戻って切り替えてもよい。
上記の場合、測定位置は、それらがアラインされるUL信号の位置によって暗示的にシグナリングされ得るため、無線デバイス100に対する測定ギャップ位置の明示的なシグナリングは、必要でなくともよい。例えば、無線デバイス100は、SRS、PRACHリソースなどの位置から測定ギャップの位置を導出してもよい。
他の場合、eNB150は、測定ギャップの位置又は他の構成、及びUL伝送ピリオドを無線デバイス100にシグナリングしてもよい。これは、様々な手法で完成され得る。例えば、eNB150は、RRC(radio Resource Control)シグナリングを使用して、測定ギャップの位置を無線デバイス100に示してもよい。代替的に、又は加えて、eNB150は、例えば、ULグラントがUL無線リソースを無線デバイス100に割り当てることに関連して、ダウンリンク制御情報によって測定ギャップの構成を示してもよい。RRCシグナリング又はダウンリンク制御情報を使用するとき、測定ギャップの構成は、UE固有の方式でシグナリングされてもよく、即ち、無線デバイス100に対して個別に構成されてもよい。
代替的に、又は加えて、eNB150は、例えば、MIB又はSIB(System Information Block)において、ブロードキャストされるシステム情報によって測定ギャップの構成を示してもよい。eNB150は、また、測定ギャップを構成するためのさらなる情報を無線デバイス100に示してもよい。例えば、反復UL伝送(分割なし)の予想される期間が閾値を超える場合、又は反復UL伝送(分割なし)の間に予想される周波数ドリフトが、閾値を超える場合にのみ、測定ギャップが挿入されるべきであることを、eNB150は無線デバイス100に示してもよい。いくつかのシナリオでは、測定ギャップの挿入は、また、反復UL伝送の(例えば、反復数又はビット数に関する)予想されるサイズに依存してもよい。例えば、反復数若しくはトランスポートブロックサイズ、又は反復数及びトランスポートブロックサイズの組み合わせが閾値を超える場合にのみ、測定ギャップが挿入されてもよい。
いくつかのシナリオでは、測定ギャップの挿入は、無線デバイス100に割り当てられるサブキャリアにも依存してもよい。例えば、eNB150は、予想される周波数ドリフトが高い無線デバイスにより使用されるべきいくつかのサブキャリアを確保してもよい。例示的なシナリオでは、eNB150は、5個の隣接サブキャリアを確保し、予想される周波数ドリフトが高い無線デバイスからのUL伝送のために中央のサブキャリアを割り当てるだけであってもよい。この場合、周波数誤差は、他の無線デバイスによってUL伝送を妨げることなく、最大±2までサブキャリア間隔を増加させ得る。無線デバイス100が、このような周波数ドリフト耐性のあるサブキャリア上でスケジューリングされる場合、測定ギャップを挿入するのを控えてもよい。一方、無線デバイス100が、別のサブキャリア上でスケジューリングされる場合、無線デバイス100は、測定ギャップを挿入してもよい。
いくつかのシナリオでは、予想される高い周波数ドリフトを有する無線デバイス100によるUL伝送が開始した後で、eNB150は、周波数ドリフト耐性のあるサブキャリアを実施するためのサブキャリアを確保してもよい。例えば、周波数誤差は、UL伝送の開始においてはまだ低いため、eNB150は、まず、周波数ドリフト耐性を保証するためにどの隣接サブキャリアも確保することなく、第1のサブキャリアのみを無線デバイス100に割り当ててもよい。ある時間後、例えば、1秒後に、周波数誤差が、±1サブキャリア間隔まで増加し得るとき、eNB150は、周波数ドリフト耐性を保証するために第1のサブキャリアの両側に隣接する第2のサブキャリアを確保してもよい。さらに後、例えば、2秒後に、周波数誤差が、±2サブキャリア間隔まで増加し得るとき、eNB150は、周波数ドリフト耐性を保証するために第2のサブキャリアの両側に隣接する第3のサブキャリアを確保してもよい。これは、UL伝送が終了されるまで、又はサブキャリアがもはや確保できなくなるまで継続されてもよい。後者の場合、無線デバイス100は、次いで、挿入された測定ギャップを有するUL無線伝送を継続してもよい。
いくつかのシナリオでは、測定ギャップの構成、特に測定ギャップの期間は、ULメッセージ20の伝送をスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネル、例えば、NB−PDCCHによって、暗示的に示されてもよい。特に、NB−PDCCHは、反復探索空間で構成されてもよく、測定ギャップの期間は、NB−PDCCH探索空間について構成される反復数、例えば、Rmaxで示される最大反復数に依存してもよい。ダウンリンク信号品質がより低い場合ほど、より多くの反復数が、NB−PDCCH探索空間のために使用されることとなる。同時に、周波数誤差を推定するときにダウンリンク信号品質が低いほど、それを補償するためにより長い測定ギャップの期間が構成され得る。したがって、測定ギャップの期間は、ダウンリンク信号品質に依存して設定されてもよい。
さらに、測定ギャップの期間は、PRACHカバレッジレベルにも依存して、例えば、より高いPRACHカバレッジレベルに対してより長い期間を選択することによって、構成されてもよい。
いくつかのシナリオでは、無線デバイス100は、それが測定ギャップを挿入する必要があるかどうかを、eNB150に示してもよい。例えば、無線デバイス100は、eNB150による測定ギャップの構成を要求してもよい。このようにして、無線デバイスは、それらの参照周波数源の特性に関して変化してもよく、例えば、いくらか正確な局部発振器を使用してもよいことが、考慮され得る。例として、無線デバイス100が、非常に正確なTCXO(Temperature Compensated Crystal Oscillator)を備える場合、測定ギャップは、必要でなくともよい。無線デバイス100は、例えば、デバイスケイパビリティ情報において、又は対応するデバイスカテゴリに関して、eNB150による考慮のための対応する情報を示してもよい。他のシナリオでは、測定ギャップの構成は、例えば、対応するRRCメッセージによっても、明示的に要求されてもよい。
いくつかの場合、無線デバイス100は、また、測定ギャップが必要とされるかどうかを、例えば、eNB150のセルにアクセスするためのランダムアクセス手続を実行する際に特定のリソースを選択することによって、eNB150に暗示的に示してもよい。例えば、eNB150によって構成されるPRACH(Physical Random Access Channel)のいくつかのリソースは、利用される参照周波数源の正確性を示すUEケイパビリティ、例えば、「低周波数正確性」のカテゴリに関連付けられ得る。そして、これらのリソースを使用してランダムアクセス手続を実行することによって、無線デバイス100は、測定ギャップが必要であることをeNB150に示してもよい。いくつかのシナリオでは、例えば、図1に示されるような通常カバレッジ、拡張カバレッジ、及び極限カバレッジについての、異なるPRACHカバレッジレベルも存在し得る。そして、あるPRACHカバレッジレベル、例えば、極限PRACHカバレッジレベルを選択することによって、無線デバイス100は、また、測定ギャップが必要であることを示してもよい。eNB150は、その際、測定ギャップを構成するための制御情報を無線デバイス100に提供することによって反応してもよい。
いくつかのPRACHリソースは、無線デバイス100からの低レイテンシ要求にも関連付けられ得る。例えば、無線デバイス100が、送信する警報又は他の緊急ULメッセージを有する場合、対応するPRACHリソースを使用してセルにアクセスしてもよい。eNB150は、その際、上述したように周波数ドリフト耐性のあるサブキャリア上で無線デバイス100をスケジューリングすることによって反応してもよく、その結果、無線デバイス100は、測定ギャップの挿入に起因してレイテンシを増加させる可能性なしに緊急ULメッセージを送信し得る。
図6は、セルラネットワークにおける無線伝送を制御する方法を説明するフローチャートを示す。その方法により、半二重無線デバイス、例えば、上述の無線デバイス100は、上述のようなコンセプトを実施し得る。無線デバイスのプロセッサベースの実施が利用される場合、方法のステップのうちの少なくとも一部が、無線デバイスの1つ以上のプロセッサによって実行され、及び/又は制御され得る。
ステップ610において、半二重無線デバイスは、セルラネットワークの基地局、例えば、基地局150へのULメッセージの反復伝送を生成する。
ステップ620において、無線デバイスは、ULメッセージの反復伝送を複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割し、伝送ピリオド間に少なくとも1つの測定ギャップを構成する。反復伝送の分割は、無線デバイスによって、例えば、基地局から受信される構成情報に基づき得る。この構成情報は、例えば、RRCシグナリングによって、ダウンリンク制御情報によって、又はブロードキャストされたシステム情報によって明示的にシグナリングされ得る。一方、この構成情報は、また、例えば、ある無線リソースの割り当てを通して、無線デバイスに暗示的に示され得る。構成情報は、例えば、位置及び/又は期間に関して、少なくとも1つの測定ギャップを定義してもよい。
いくつかのシナリオでは、無線デバイスは、ダウンリンク制御チャネルを基地局から受信し、ダウンリンク制御チャネルに依存して少なくとも1つの測定ギャップの期間を構成してもよい。特に、少なくとも1つの測定ギャップの期間は、ダウンリンク制御チャネル、特に、アップリンクメッセージの伝送をスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネルの一部の伝送のための探索空間の反復数に依存してもよい。反復数は、最大反復数に関して考慮され得る。ダウンリンク制御チャネルは、例えば、NB−PDCCHであってもよく、少なくとも1つの測定ギャップの期間は、そのとき、ULメッセージの伝送用にUL無線リソースを割り当てるULグラントを伝達するために使用される、探索空間候補の反復数に依存してもよい。
いくつかのシナリオでは、無線デバイスは、参照周波数源の周波数ドリフトを判断し、周波数ドリフトに依存する伝送ピリオドの期間を構成してもよい。これは、無線デバイスにおいてローカルに完成されてもよいが、基地局もまた、この構成プロセスに関与してもよい。例えば、無線デバイスは、基地局に周波数ドリフトをレポートし、又は示してもよく、基地局は、次いで、対応する構成情報を無線デバイスに示してもよい。概して、より大きな周波数ドリフトの場合、より短い期間の伝送ピリオドが使用され得る。
ULメッセージは、物理層トランスポートチャネル上で伝達されるトランスポートブロックに対応し得る。したがって、単一のトランスポートブロックは、複数の伝送ピリオドに分割され得る。これは、無線デバイスにおいて構成される通信プロトコルスタックの物理層上で完成され得る。いくつかのシナリオでは、トランスポートプロックは、複数の冗長バージョンのセットにマッピングされてもよく、伝送ピリオドのそれぞれは、冗長バージョンのうちの1つ以上のサブセットを含んでもよい。したがって、冗長バージョン循環が、伝送信頼性をさらに向上させるために使用され得る。いくつかのシナリオでは、伝送ピリオドのそれぞれが、また、制限されたサイズ、例えば、1000ビット以下、例えば、500ビット、200ビット、又は100ビットのトランスポートブロックを含んでもよい。トランスポートブロックサイズの対応する制限は、反復伝送の予想される期間に依存して制御されてもよい。
伝送ピリオドにおいて、無線デバイスは、反復伝送を基地局に送信する。伝送ピリオド間に構成される少なくとも1つの測定ギャップにおいて、無線デバイスが、少なくとも1つのダウンリンク信号を基地局から受信することに一時的に切り替え、無線デバイスの参照周波数源の周波数誤差を推定する。参照周波数源は、例えば、無線デバイスの局部発振器によって形成されてもよい。参照周波数源は、ULメッセージの反復伝送を送信するための基礎として使用される、搬送波信号を提供し得る。
少なくとも1つのダウンリンク信号が、システム情報を伝達するブロードキャスト信号、例えば、PBCH又はNB−PBCHを伝達する信号を含み得る。無線デバイスは、図5に関連して説明されるように、次いで、ブロードキャスト信号の少なくとも一部の反復される伝送に基づいて、周波数誤差を推定し得る。例えば、システム情報が、複数バージョン又はブロックで送信されてもよく、バージョンのうちの少なくとも1つが、例えば、バージョンV0について図5に示されるように反復して伝送されてもよく、その際、無線デバイスが、少なくとも1つのバージョンの反復される伝送に対応するブロードキャスト信号の一部に基づいて、周波数誤差を推定してもよい。代替的に、又は加えて、少なくとも1つのダウンリンク信号は、また、同期信号、例えば、PSS/SSS又はNB−PSS/SSS、及び参照信号、例えば、CRS又はNB−RSのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
図6に示されるように、分割反復伝送の送信は、ステップ630で、無線デバイス100が、伝送ピリオドのうちの1つにおいて反復伝送の一部を送信し、次いでステップ640で、少なくとも1つのダウンリンク信号を受信するように切り替えることを伴い得る。ステップ650において、無線デバイス100は、分岐「Y」で示されるようにステップ630に戻ることによって、次の伝送ピリオドにおいて反復伝送を継続するかどうかをチェックし得る。例えば、まだ反復伝送の未送部分がある場合、即ち、全ての反復が完了していない場合、無線デバイス100は、ステップ630に戻ってもよい。一方、全ての反復が完了している場合、無線デバイス100は、また、ステップ650によって示されるように、反復伝送を終了させるように決定してもよい。
いくつかの場合において、無線デバイスは、また、早期に、即ち、全ての意図される反復が完了する前に、反復伝送を終了させてもよい。例えば、測定ギャップにおいて、無線デバイスは、また、ULメッセージの基地局による受信が成功したかどうかを示すダウンリンク制御情報を受信してもよく、ULメッセージの受信が成功したことを示す肯定的な確認応答(ACK)の場合、無線デバイス100は、反復伝送を終了し、さらに意図される反復を全てスキップしてもよい。
いくつかの場合、無線デバイスにより測定ギャップにおいて受信されるダウンリンク制御情報は、休止指標も含んでもよい。休止指標を受信することに応答して、無線デバイスは、ステップ650において、反復伝送を中断するように、即ち、反復伝送を一時的に停止して後で反復伝送を継続するように、決定してもよい。
図7は、セルラネットワークにおける無線伝送を制御する方法を説明するフローチャートを示す。その方法により、基地局、例えば、上述のeNB150などのeNBは、上述のようなコンセプトを実施し得る。基地局のプロセッサベースの実施が利用される場合、方法のステップのうちの少なくとも一部が、基地局の1つ以上のプロセッサによって実行され、及び/又は制御され得る。
ステップ710において、基地局は、半二重無線デバイス、例えば、上述の半二重無線デバイス100による長い反復伝送を複数の伝送ピリオドに分割するための、少なくとも1つの測定ギャップを構成し得る。これらの測定ギャップの構成は、対応する構成情報を無線デバイスに送信することを伴い得る。この構成情報は、例えば、RRCシグナリングによって、ダウンリンク制御情報によって、又はブロードキャストされたシステム情報によって明示的にシグナリングされ得る。一方、この構成情報は、また、例えば、ある無線リソースの割り当てを通して、無線デバイスに暗示的に示され得る。構成情報は、例えば、位置及び/又は期間に関して、少なくとも1つの測定ギャップを定義してもよい。測定ギャップの構成は、また、少なくとも1つの測定ギャップによって分離される伝送ピリオドの期間を構成することを伴い得る。いくつかのシナリオでは、基地局は、例えば、無線デバイスからのレポート又は他の標識に基づいて、無線デバイスの参照周波数源の周波数ドリフトを判断し、周波数ドリフトに依存して伝送ピリオドの期間を構成してもよい。
いくつかのシナリオでは、基地局は、ダウンリンク制御チャネルを無線デバイスに送信することによって、少なくとも1つの測定ギャップの期間を構成してもよい。特に、少なくとも1つの測定ギャップの期間は、ダウンリンク制御チャネル、特に、アップリンクメッセージの伝送をスケジューリングするために使用されるダウンリンク制御チャネルの一部の伝送のための探索空間の反復数に依存してもよい。反復数は、最大反復数に関して考慮され得る。ダウンリンク制御チャネルは、例えば、NB−PDCCHであってもよく、少なくとも1つの測定ギャップの期間は、そのとき、ULメッセージの伝送用にUL無線リソースを割り当てるULグラントを伝達するために使用される、探索空間候補の反復数に依存してもよい。
例えば、基地局は、上述した半二重無線デバイス100のケイパビリティに依存して、少なくとも1つの測定ギャップを構成してもよい。例えば、半二重無線デバイス100のケイパビリティは、XOの品質に対応してもよい。例えば、XOの品質は、XOの周波数安定性に対応してもよい。このようなケイパビリティは、基地局のメモリ内に記憶されてもよい。例えば、半二重無線デバイス100から受信される測定レポートに依存して、半二重無線デバイス100の性能を判断することも可能である。
ステップ720において、基地局は、少なくとも1つのダウンリンク信号を半二重無線デバイスに送信する。少なくとも1つのダウンリンク信号が、システム情報を伝達するブロードキャスト信号、例えば、PBCH又はNB−PBCHを伝達する信号を含み得る。代替的に、又は加えて、少なくとも1つのダウンリンク信号は、また、同期信号、例えば、PSS又はSSS、及び参照信号、例えば、CRS又はNB−RSのうちの少なくとも1つを含んでもよい。
ステップ730において、基地局は、ULメッセージの反復伝送を半二重無線デバイスから受信する。ULメッセージの反復伝送が、複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割され、少なくとも1つの測定ギャップが、例えば、ステップ710で実行される構成に基づいて、伝送ピリオド間に構成される。
測定ギャップにおいて、無線デバイスは、基地局から少なくとも1つのダウンリンク信号を受信することに一時的に切り替える。これは、無線デバイスの参照周波数源の周波数誤差を推定する目的で行われる。基地局は、無線デバイスにより実行されるこのような動作を認識し、ULメッセージを受信するための受信処理においてこの認識を利用し得る。例えば、基地局は、少なくとも1つの測定ギャップにおいて受信される信号を無視してもよい。他のシナリオでは、測定ギャップにおいて無線デバイスにより実行される動作に関する基地局の認識は、必要でない場合がある。
いくつかの場合、無線デバイスは、例えば図5に関連して説明されるように、ブロードキャスト信号の少なくとも一部の反復される伝送に基づいて、周波数誤差を推定してもよい。例えば、基地局が、複数バージョン又はブロックでシステム情報を伝送してもよく、バージョンのうちの少なくとも1つが、例えば、バージョンV0について図5に示されるように反復して伝送されてもよく、次いで、無線デバイスが、少なくとも1つのバージョンの反復される伝送に対応するブロードキャスト信号の一部に基づいて、周波数誤差を推定してもよい。例えば、基地局における畳み込み符号化器は、複数のバージョンを生成することが可能であってもよい。
少なくとも1つの測定ギャップにおいて、基地局は、また、ダウンリンク制御情報を無線デバイスに送信してもよい。ダウンリンク制御情報は、基地局によるULメッセージの受信成功を確認応答するための確認応答情報を含んでもよい。この場合、基地局は、ULメッセージの基地局による受信が成功したことを示す確認応答情報を構成することによって、ULメッセージの反復伝送を終了してもよい。いくつかのシナリオでは、ダウンリンク制御情報は、無線デバイスにULメッセージの反復伝送を中断させるための休止指標も含んでもよい。後者の場合、ULメッセージの反復伝送が中断されている間に、基地局は、ULメッセージの反復伝送に割り当てられるUL無線リソースを再分配してもよい。
いくつかのシナリオでは、基地局は、少なくとも1つの測定ギャップを、1つ以上の他の無線デバイスによって伝送される1つ以上の信号と協調させてもよい。このような他の信号は、例えば、SRSなどの参照信号、ランダムアクセス手続の信号、又はULデータを伝達する信号を含んでもよい。いくつかの場合、この協調は、また、基地局が、少なくとも1つの測定ギャップにおいて別の無線デバイスによるUL伝送をスケジューリングすることを伴ってもよい。例えば、これは、短い、又は低レイテンシのUL伝送であってもよい。上述のように、長い反復UL伝送を実行する複数の無線デバイスについては、測定ギャップ及び伝送ピリオドが逆位相で配置されることも可能である。
ULメッセージは、物理層トランスポートチャネル上で伝達されるトランスポートブロックに対応し得る。したがって、単一のトランスポートブロックは、複数の伝送ピリオドに分割され得る。これは、基地局において構成される通信プロトコルスタックの物理層上で完成され得る。いくつかのシナリオでは、トランスポートプロックは、複数の冗長バージョンのセットにマッピングされてもよく、伝送ピリオドのそれぞれは、冗長バージョンのうちの1つ以上のサブセットを含んでもよい。したがって、冗長バージョン循環が、伝送信頼性をさらに向上させるために使用され得る。いくつかのシナリオでは、伝送ピリオドのそれぞれが、また、制限されたサイズ、例えば、1000ビット以下、例えば、500ビット、200ビット、又は100ビットのトランスポートブロックを含んでもよい。トランスポートブロックサイズの対応する制限は、反復伝送の予想される期間に依存して制御されてもよい。
図6及び図7の方法は、また、図7の方法に従って動作する基地局と、図6の方法に従って動作する少なくとも1つの無線デバイスと、を含むシステムに結合されてもよいと理解されるべきである。
図8は、上記コンセプトを実施するために利用され得る無線デバイスのプロセッサベースの実施を概略的に説明するためのブロック図を示す。無線デバイスは、例えば、MTCデバイス、特に、図1の無線デバイス100などのNB−IoT無線デバイスに対応し得る。
図示されるように、無線デバイスは、半二重無線インタフェース810を含む。無線デバイスは、例えば、eNB150などのセルラネットワークの基地局を通して、セルラネットワークに接続するために無線インタフェース810を利用してもよい。半二重無線インタフェース810は、例えば、図2に示される送受信機アーキテクチャに基づいてもよい。さらに、無線デバイスには、無線伝送において無線インタフェース810を通して使用される搬送波周波数及び/又は搬送波信号が引き出され得る発振器820が提供される。
さらに、無線デバイスには、1つ以上のプロセッサ840と、メモリ850とが提供される。無線インタフェース810及びメモリ850は、例えば、無線デバイスの1つ以上の内部バスシステムを使用して、プロセッサ840に連結される。
メモリ850は、プロセッサ840によって実行されるべきプログラムコードを有するプログラムコードモジュール860、870、880を含む。図示される例では、これらのプログラムコードモジュールは、無線制御モジュール860、測定制御モジュール870、及び周波数オフセット推定モジュール880を含む。
無線制御モジュール860は、データの反復伝送を実行し、ブロードキャスト信号を受信する、上述した機能性を実施し得る。測定制御モジュール870は、長い反復伝送を分割するために測定ギャップを構成し、測定ギャップの間ダウンリンク信号を受信することに切り替える、上述した機能性を実施し得る。周波数誤差推定モジュール880は、測定ギャップの間に受信したダウンリンク信号から周波数誤差を推定する、上述した機能性を実施し得る。
図8に示される構造は、単なる例示であり、無線デバイスは、図示されていない他のエレメント、例えば、NB−IoT無線デバイス又は他の種類のUEの既知の機能性を実施するための構造又はプログラムコードモジュールも含み得ると理解されるべきである。
図9は、上記コンセプトを実施するために利用され得る基地局のプロセッサベースの実施を概略的に説明するためのブロック図を示す。基地局は、例えば、図1のeNB150などのeNBに対応し得る。
図示されるように、基地局は、無線インタフェース910を含む。基地局は、少なくとも1つの半二重無線デバイス、例えば、無線デバイス100などのNB−IoT無線デバイスに接続するために無線インタフェース910を利用し得る。さらに、基地局には、無線伝送において無線インタフェース910を通して使用される搬送波周波数及び/又は搬送波信号が引き出され得る発振器920が提供される。
さらに、基地局には、1つ以上のプロセッサ940と、メモリ950とが提供される。無線インタフェース910及びメモリ950は、例えば、基地局の1つ以上の内部バスシステムを使用して、プロセッサ940に連結される。
メモリ950は、プロセッサ940によって実行されるべきプログラムコードを有するプログラムコードモジュール960、970、980を含む。図示される例では、これらのプログラムコードモジュールは、無線制御モジュール960、SI(System Information)ブロードキャスト制御モジュール970、及び測定管理モジュール980を含む。
無線制御モジュール960は、データの送信及び/又はデータの受信を実行する、上述した機能性を実施し得る。無線制御モジュールは、また、参照信号又は同期信号、例えば、CRS、PSS、又はSSSの、基地局による伝送を制御することを担当し得る。SIブロードキャスト制御モジュール970は、システム情報を伝達するブロードキャスト信号を伝送する、上述した機能性を実施し得る。測定管理モジュール980は、測定ギャップを構成し、例えば、測定ギャップの間に受信した信号を無視すること、又は測定ギャップの間にUL無線リソースを再分配することにより、構成された測定ギャップに従って基地局の動作を制御する、上述した機能性を実施し得る。
図9に示される構造は、単なる例示であり、基地局は、図示されていない他のエレメント、例えば、eNB又は他の種類の基地局の既知の機能性を実施するための構造又はプログラムコードモジュールも含み得ると理解されるべきである。
上記で説明されたコンセプトは、様々な修正が可能であると理解されるべきである。例えば、コンセプトは、MTC無線デバイス、NB−IoT無線デバイス、又はLTE無線技術に限定することなく、様々な種類の無線技術及び無線デバイスに関連して適用され得る。さらに、説明されたコンセプトは、また、周波数誤差を推定するための他の技術と組み合わされてもよいと、理解されるべきである。
上記で説明されたコンセプトは、様々な修正が可能であると理解されるべきである。例えば、少なくとも1つの測定ギャップを定義するための決定ロジックは、基地局に位置してもよい。基地局は、測定ギャップのパラメータ、例えば、そのタイミング、開始位置、及び/又は終了位置などについて、それぞれの構成情報を使用して端末に通知してもよい。端末は、それに応じて測定ギャップを構成することによって、これらのパラメータを実施してもよい。さらなる例では、少なくとも1つの測定ギャップを定義するための決定ロジックは、少なくとも部分的に端末に位置してもよい。

Claims (17)

  1. セルラネットワークにおいて無線伝送を制御する方法であって、
    半二重の無線デバイス(100)が、前記セルラネットワークの基地局(150)に対するアップリンクメッセージの反復伝送を生成することと、
    前記無線デバイス(100)が、事前に構成された規則に従い、前記アップリンクメッセージの前記反復伝送を、複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割すること、及び前記伝送ピリオド間に少なくとも1つの測定ギャップを構成することと、ここで、前記規則は、前記複数の伝送ピリオドの最大期間、および少なくとも1つの測定ギャップの最小期間を定義し、
    前記伝送ピリオドにおいて、前記無線デバイス(100)が、前記反復伝送を前記基地局(150)に送信することと、
    前記伝送ピリオド間に構成される前記少なくとも1つの測定ギャップにおいて、前記無線デバイス(100)が、少なくとも1つのダウンリンク信号を前記基地局(150)から受信することに一時的に切り替えることと、
    受信される前記少なくとも1つのダウンリンク信号に基づいて、前記無線デバイス(100)が、前記無線デバイス(100)の参照周波数源(290;820)の周波数誤差を推定することと、を含む、方法。
  2. 前記反復伝送は、前記複数の伝送ピリオドを含むスケジュールされたアップリンク伝送に従って行われる、請求項1に記載の方法。
  3. 前記少なくとも1つの測定ギャップの位置の明示的なシグナリングは無い、請求項1または2に記載の方法。
  4. 前記少なくとも1つの測定ギャップにおいて、前記無線デバイス(100)が、ダウンリンク制御情報を前記基地局(150)から受信することを含み、
    前記ダウンリンク制御情報が、前記アップリンクメッセージの受信成功を確認応答するための確認応答情報を含む、請求項1〜3のいずれか一項に記載の方法。
  5. 前記アップリンクメッセージの前記基地局による受信が成功したことを示す前記確認応答情報に応答して、前記無線デバイス(100)が、前記アップリンクメッセージの前記反復伝送を終了することを含む、請求項4に記載の方法。
  6. 前記少なくとも1の測定ギャップにおいて、前記無線デバイス(100)は前記基地局(150)からダウンリンク制御情報を受信することを含み、
    前記ダウンリンク制御情報が、休止指標を含み、
    前記休止指標を受信することに応答して、前記無線デバイス(100)が、前記アップリンクメッセージの前記反復伝送を中断する、請求項1〜5のいずれか1項に記載の方法。
  7. 前記アップリンクメッセージが、物理層トランスポートチャネル上で伝達されるトランスポートブロックに対応し、
    前記トランスポートブロックが、複数の冗長バージョンのセットにマッピングされ、
    前記伝送ピリオドのそれぞれが、前記冗長バージョンの1つ以上のサブセットを含む、請求項1〜6のいずれか一項に記載の方法。
  8. 前記伝送ピリオドのそれぞれが、物理層トランスポートチャネル上で伝達されるトランスポートブロックを含む、請求項1〜6のいずれか1項に記載の方法。
  9. 前記少なくとも1つのダウンリンク信号が、システム情報を伝達するブロードキャスト信号を含み、
    前記無線デバイス(100)が、前記ブロードキャスト信号の少なくとも一部の反復される伝送に基づいて、前記周波数誤差を推定することをさらに含む、請求項1〜8のいずれか一項に記載の方法。
  10. 前記システム情報が、複数のバージョンで伝送され、
    前記バージョンのうちの少なくとも1つが、反復して伝送され、
    前記無線デバイス(100)が、前記少なくとも1つのバージョンの前記反復される伝送に対応する前記ブロードキャスト信号の一部に基づいて前記周波数誤差を推定する、請求項9に記載の方法。
  11. セルラネットワークにおいて無線伝送を制御する方法であって、前記方法が、
    前記セルラネットワークの基地局(150)が、少なくとも1つのダウンリンク信号を半二重の無線デバイス(100)に送信することと、
    前記基地局(150)が、アップリンクメッセージの反復伝送を前記半二重の無線デバイス(100)から受信することと、を含み、
    前記アップリンクメッセージの前記反復伝送が、事前に構成された規則に従って、複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割され、少なくとも1つの測定ギャップが、前記伝送ピリオド間に構成され、ここで、前記規則は、前記複数の伝送ピリオドの最大期間、および少なくとも1つの測定ギャップの最小期間を定義し、測定ギャップにおいて、前記無線デバイス(100)が、前記無線デバイス(100)の参照周波数源(290;820)の周波数誤差を推定するために、少なくとも1つのダウンリンク信号を前記基地局(150)から受信することに一時的に切り替える、方法。
  12. 前記アップリンクメッセージを受信するための受信処理において、前記基地局(150)が、前記少なくとも1つの測定ギャップにおいて受信される信号を無視することを含む、請求項11に記載の方法。
  13. 前記少なくとも1つの測定ギャップにおいて、前記基地局(150)が、ダウンリンク制御情報を前記無線デバイス(100)に送信することを含み、
    前記ダウンリンク制御情報が、前記基地局(150)による前記アップリンクメッセージの受信成功を確認応答するための少なくとも1つの確認応答情報、および前記アップリンクメッセージの前記反復伝送を前記無線デバイス(100)に中断させる休止指標を含む、請求項11または12に記載の方法。
  14. 前記基地局(150)が、前記少なくとも1つの測定ギャップを、1つ以上の他の無線デバイス(100’;100’’)によって伝送される1つ以上の信号と協調させることを含む、請求項11〜13のいずれか一項に記載の方法。
  15. 前記少なくとも1つの測定ギャップにおいて、前記基地局(150)が、別の無線デバイス(100’;100’’)によるアップリンク伝送をスケジューリングすることを含む、請求項11〜14のいずれか1項に記載の方法。
  16. セルラネットワークに接続するための半二重無線インタフェース(810)と、
    参照周波数源(290;820)と、
    前記セルラネットワークの基地局(150)へのアップリンクメッセージの反復伝送を生成し、
    事前に構成された規則に従い前記アップリンクメッセージの前記反復伝送を複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割し、少なくとも1つの測定ギャップを前記伝送ピリオド間に構成し、ここで、前記規則は、前記複数の伝送ピリオドの最大期間、および少なくとも1つの測定ギャップの最小期間を定義し、
    前記伝送ピリオドにおいて、前記反復伝送を前記基地局(150)に伝送し、
    前記伝送ピリオド間に構成される前記少なくとも1つの測定ギャップにおいて、少なくとも1つのダウンリンク信号を前記基地局(150)から受信することに前記半二重無線インタフェース(810)を一時的に切り替え、
    受信される前記少なくとも1つダウンリンク信号に基づいて、前記参照周波数源(290;820)の周波数誤差を推定するように構成される、1つ以上のプロセッサ(840)と、を備える、無線デバイス(100)。
  17. セルラネットワーク用の基地局(150)であって、
    半二重の無線デバイス(100)への無線インタフェース(910)と、
    少なくとも1つのダウンリンク信号を前記半二重の無線デバイス(100)に送信し、
    アップリンクメッセージの反復伝送を前記半二重の無線デバイス(100)から受信し、
    前記アップリンクメッセージの前記反復伝送が、事前に構成された規則に従い複数の伝送ピリオドのシーケンスに分割され、少なくとも1つの測定ギャップが、前記伝送ピリオド間に構成され、ここで、前記規則は、前記複数の伝送ピリオドの最大期間、および少なくとも1つの測定ギャップの最小期間を定義し、測定ギャップにおいて、前記無線デバイス(100)が、前記無線デバイス(100)の参照周波数源(290;820)の周波数誤差を推定するために、少なくとも1つのダウンリンク信号を前記基地局(150)から受信することに一時的に切り替えるように構成される、1つ以上のプロセッサ(940)と、を備える、基地局(150)。
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