JP6499976B2 - 端末装置、基地局装置、および、通信方法 - Google Patents

端末装置、基地局装置、および、通信方法 Download PDF

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Description

本発明は、端末装置、基地局装置、および、通信方法に関する。
本願は、2014年1月30日に、日本に出願された特願2014−015295号に基づき優先権を主張し、その内容をここに援用する。
セルラー移動通信の無線アクセス方式および無線ネットワーク(以下、「Long Term Evolution (LTE)」、または、「Evolved Universal Terrestrial Radio Access : EUTRA」と称する。)が、第三世代パートナーシッププロジェクト(3rd Generation Partnership Project: 3GPP)において検討されている。LTEでは、基地局装置をeNodeB(evolved NodeB)、端末装置をUE(User Equipment)とも称する。LTEは、基地局装置がカバーするエリアをセル状に複数配置するセルラー通信システムである。単一の基地局装置は複数のセルを管理してもよい。
LTEは、時分割複信(Time Division Duplex: TDD)に対応している。TDD方式を採用したLTEをTD−LTEまたはLTE TDDとも称する。ここで、TDDにおいて、上りリンク信号と下りリンク信号は、時分割多重される。
3GPPにおいて、トラフィックアダプテーション技術と干渉軽減技術(DL-UL Interference Management and Traffic Adaptation)をTD−LTEに適用することが検討されている。トラフィックアダプテーション技術は、上りリンクのトラフィックと下りリンクのトラフィックに応じて、上りリンクリソースと下りリンクリソースの比率を変更する技術である。ここで、トラフィックアダプテーション技術をダイナミックTDDとも称する。
非特許文献1において、フレキシブルサブフレーム(flexible subframe)を用いる方法が、トラフィックアダプテーションを実現する方法として提示されている。基地局装置は、フレキシブルサブフレームにおいて、上りリンク信号の受信または下りリンク信号の送信を行なうことができる。非特許文献1において、端末装置は、基地局装置によって、フレキシブルサブフレームにおいて上りリンク信号の送信を指示されない限り、フレキシブルサブフレームを下りリンクサブフレームとみなす。
非特許文献1には、新たに導入するUL−DL設定(uplink-downlink configuration)(UL/DL設定とも称される)に基づいてPDSCH(Physical Downlink Shared Channel)に対するHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)タイミングを決定し、従来のUL−DL設定に基づいてPUSCH(Physical Uplink Shared Channel)に対するHARQタイミングを決定することが記載されている。
また、非特許文献2には、(a)UL/DL参照設定を導入すること、(b)いくつかのサブフレームはスケジューラからのダイナミック・グラント/アサインメントによって上りリンク、または下りリンクの何れかのためにスケジュールされ得ることが記載されている。
"On standardization impact of TDD UL-DL adaptation", R1-122016, Ericsson, ST-Ericsson, 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #69, Prague, Czech Republic,21st - 25th May 2012. "Signalling support for dynamic TDD", R1-130558, Ericsson, ST-Ericsson, 3GPP TSG-RAN WG1 Meeting #72, St Julian’s, Malta, 28th January - 1st February 2013.
しかしながら、上述のような無線通信システムにおいて、基地局装置と端末装置が、下りリンク物理チャネル、または、上りリンク物理チャネルを用いて、通信を行う際の具体的な手順について記載されていなかった。
例えば、物理下りリンク共用チャネル(Physical Downlink Shared Channel: PDSCH)を用いて通信を行う際の具体的な手順について記載されていなかった。また、例えば、エンハンスド物理下りリンク制御チャネル(Enhanced Physical Downlink Control Channel: EPDCCH)を用いて通信を行う際の具体的な手順について記載されていなかった。また、例えば、物理上りリンク制御チャネル(Physical Uplink Control Channel: PUCCH)を用いて通信を行う際の具体的な手順について記載されていなかった。
本発明のいくつかの態様は上記の点に鑑みてなされたものであり、その目的は、無線リソースを効率的に使用した通信を可能とすることができる端末装置、基地局装置、集積回路、および、通信方法を提供することを目的とする。
(1)上記の目的を達成するために、本発明のいくつかの態様は、以下のような手段を講じた。すなわち、本発明の一様態における端末装置は、端末装置であって、共通RRCメッセージによって設定される第1のUL−DL設定をセットする上位層処理部と、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定する制御部と、を備え、物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定がセットされた場合、制御部は、サブフレームが、第2のUL−DL設定において所定のスペシャルサブフレームである場合に、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域(DwPTS)とガードピリオド(GP)と上りリンク送信を行う領域(UpPTS)の順で3つの領域を含むサブフレームであることを特徴としている。
(2)また、本発明の一様態における端末装置は上記の端末装置であって、所定のスペシャルサブフレームは、DwPTSが所定数以下のOFDMシンボルから構成されることを特徴としている。
(3)また、本発明の一様態における端末装置は上記の端末装置であって、所定のスペシャルサブフレームは、ノーマルサイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレーム、または拡張サイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームであることを特徴としている。
(4)また、本発明の一様態における端末装置は上記の端末装置であって、制御部は、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームである場合、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0にセットし、上位層処理部がUL−DL設定をセットした場合、制御部は、サブフレームが、第2のUL−DL設定において所定のスペシャルサブフレームである場合、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0にセットすることを特徴としている。
(5)また、本発明の一様態における基地局装置は、基地局装置であって、共通RRCメッセージによって第1のUL−DL設定を設定する上位層処理部と、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定する制御部と、を備え、物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定が設定された場合、制御部は、サブフレームが、第2のUL−DL設定において所定のスペシャルサブフレームである場合に、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域(DwPTS)とガードピリオド(GP)と上りリンク送信を行う領域(UpPTS)の順で3つの領域を含むサブフレームであることを特徴としている。
(6)また、本発明の一様態における基地局装置は上記の基地局装置であって、所定のスペシャルサブフレームは、DwPTSが所定数以下のOFDMシンボルから構成されることを特徴としている。
(7)また、本発明の一様態における基地局装置は上記の基地局装置であって、所定のスペシャルサブフレームは、ノーマルサイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレーム、または拡張サイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームであることを特徴としている。
(8)また、本発明の一様態における基地局装置は上記の基地局装置であって、制御部は、サブフレームが、第1のUL−DL設定において所定のスペシャルサブフレームである場合、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0にセットし、上位層処理部がUL−DL設定を設定した場合、制御部は、サブフレームが、第2のUL−DL設定において所定のスペシャルサブフレームである場合、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0にセットすることを特徴としている。
(9)また、本発明の一様態における通信方法は、端末装置における通信方法であって、共通RRCメッセージによって設定される第1のUL−DL設定をセットし、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定し、物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定がセットされた場合、サブフレームが、第2のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域(DwPTS)とガードピリオド(GP)と上りリンク送信を行う領域(UpPTS)の順で3つの領域を含むサブフレームであることを特徴としている。
(10)また、本発明の一様態における通信方法は、基地局装置における通信方法であって、共通RRCメッセージによって第1のUL−DL設定を設定し、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定し、物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定が設定された場合、サブフレームが、第2のUL−DL設定において所定のスペシャルサブフレームである場合に、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域(DwPTS)とガードピリオド(GP)と上りリンク送信を行う領域(UpPTS)の順で3つの領域を含むサブフレームであることを特徴としている。
この発明のいくつかの態様によれば、無線リソースを効率的に使用した通信を可能とすることができる。
本実施形態における無線通信システムの概念図である。 無線フレームの構成を示す図である。 スロットの構成を示す図である。 下りリンクサブフレームにおける信号の配置の例を示す図である。 上りリンクサブフレームにおける信号の配置の例を示す図である。 スペシャルサブフレームにおける信号の配置の例を示す図である。 上りリンク−下りリンク設定の例を示す表である。 第1のUL参照UL−DL設定および第1のDL参照UL−DL設定のセッティング方法を示すフロー図である。 第2のUL参照UL−DL設定のセッティング方法を示すフロー図である。 他のサービングセル(プライマリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定、および、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定によって形成されるペア、および、セカンダリセルに対する第2のUL参照UL−DL設定の対応を示す図である。 第2のDL参照UL−DL設定のセッティング方法を示すフロー図である。 プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定、および、セカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定によって形成されるペア、および、セカンダリセルに対する第2のDL参照UL−DL設定の対応を示す図である。 PDCCH/EPDCCH/PHICHが配置されるサブフレームnと前記PDCCH/EPDCCH/PHICHが対応するPUSCHが配置されるサブフレームn+kとの対応を示す図である。 PUSCHが配置されるサブフレームnと前記PUSCHが対応するPHICHが配置されるサブフレームn+kとの対応を示す図である。 PDSCHが配置されるサブフレームn−kと前記PDSCHが対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームnとの対応を示す図である。 スペシャルサブフレームの設定を示す図である。 本実施形態における通信方法を説明するための図である。 本実施形態における通信方法を説明するための別の図である。 本実施形態における通信方法を説明するための別の図である。 本実施形態における通信方法を説明するための別の図である。 本実施形態におけるPDCCHフォーマットとEPDCCHあたりのECCEの数(アグリゲーションレベル)の対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。 本実施形態におけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドの値とHARQ−ACKリソースオフセット値の関係を示す図である。 本実施形態におけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドの値とHARQ−ACKリソースオフセット値の関係を示す図である。 端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。 基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。
以下、本発明の実施形態について説明する。
本実施形態では、端末装置は、複数のセルが設定されてもよい。端末装置が複数のセルを介して通信する技術を、セルアグリゲーション、またはキャリアアグリゲーションと称する。ここで、端末装置に対して設定される複数のセルのそれぞれにおいて、本実施形態が適用されてもよい。また、端末装置に対して設定される複数のセルの一部において、本発明が適用されてもよい。ここで、端末装置に対して設定されるセルを、サービングセルとも称する。
また、設定される複数のセルは、1つのプライマリセルと1つまたは複数のセカンダリセルとを含む。プライマリセルは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャが行なわれたサービングセル、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャを開始したサービングセル、または、ハンドオーバプロシージャにおいてプライマリセルと指示されたセルであってもよい。ここで、RRCコネクションが確立された時点、または、後に、セカンダリセルが設定されてもよい。
また、本実施形態における無線通信システムでは、少なくともTDD(Time Division Duplex)方式が適用される。例えば、セルアグリゲーションの場合には、複数のセルの全てに対してTDD方式が適用されてもよい。また、セルアグリゲーションの場合には、TDD方式が適用されるセルとFDD(Frequency Division Duplex)方式が適用されるセルが集約されてもよい。すなわち、セルアグリゲーションの場合には、一部のセルに対して本実施形態が適用されてもよい。
図1は、本実施形態における無線通信システムの概念図である。図1に示すように、本実施形態における無線通信システムは、端末装置1A〜1C、および基地局装置3を具備する。以下、端末装置1A〜1Cを、端末装置1とも記載する。
本実施形態における物理チャネルおよび物理信号について説明する。
図1において、端末装置1から基地局装置3への上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理チャネルが用いられる。上りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PUCCH(Physical Uplink Control Channel)
・PUSCH(Physical Uplink Shared Channel)
・PRACH(Physical Random Access Channel)
PUCCHは、上りリンク制御情報(Uplink Control Information: UCI)を送信するために用いられる。上りリンク制御情報は、下りリンクのチャネル状態情報(Channel State Information: CSI)、PUSCHリソースの要求を示すスケジューリング要求(Scheduling Request: SR)を含む。また、上りリンク制御情報は、下りリンクデータ(Downlink Transport block, Downlink-Shared Channel: DL-SCH)に対するACK(acknowledgement)/NACK(negative-acknowledgement)を含む。ここで、ACK/NACKを、HARQ−ACK、HARQフィードバック、または、応答情報とも称する。
PUSCHは、上りリンクデータ(Uplink Transport block, Uplink-Shared Channel: UL-SCH)を送信するために用いられる。すなわち、UL−SCHでの上りリンクデータの送信は、PUSCHを経由して行なわれる。すなわち、トランスポートチャネルであるUL−SCHは、物理チャネルであるPUSCHにマップされる。また、PUSCHは、上りリンクデータと共にHARQ−ACKおよび/またはチャネル状態情報を送信するために用いられてもよい。また、PUSCHは、チャネル状態情報のみ、または、HARQ−ACKおよびチャネル状態情報のみを送信するために用いられてもよい。
また、PUSCHは、RRCメッセージを送信するために用いられる。RRCメッセージは、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層において処理される情報/信号である。また、PUSCHは、MAC CE(Control Element)を送信するために用いられる。ここで、MAC CEは、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層において処理(送信)される情報/信号である。
PRACHは、ランダムアクセスプリアンブルを送信するために用いられる。PRACHは、初期コネクション確立(initial connection establishment)プロシージャ、ハンドオーバプロシージャ、コネクション再確立(connection re-establishment)プロシージャ、上りリンク送信に対する同期(タイミング調整)、およびPUSCHリソースの要求を示すために用いられる。
図1において、上りリンクの無線通信では、以下の上りリンク物理信号が用いられる。上りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・上りリンク参照信号(Uplink Reference Signal: UL RS)
本実施形態において、以下の2つのタイプの上りリンク参照信号が用いられる。
・DMRS(Demodulation Reference Signal)
・SRS(Sounding Reference Signal)
DMRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連する。DMRSは、PUSCHまたはPUCCHと時間多重される。例えば、基地局装置3は、PUSCHまたはPUCCHの伝搬路補正を行なうためにDMRSを使用する。
SRSは、PUSCHまたはPUCCHの送信に関連しない。基地局装置3は、上りリンクのチャネル状態を測定するためにSRSを使用する。端末装置1は、上位層によって設定された第1のリソースにおいて第1のSRSを送信する。さらに、端末装置1は、PDCCHを介してSRSの送信を要求することを示す情報を受信した場合に、上位層によって設定された第2のリソースにおいて第2のSRSを1回のみ送信する。ここで、第1のSRSを、ピリオディックSRSまたはタイプ0トリガードSRSとも称する。また、第2のSRSを、アピリオディックSRSまたはタイプ1トリガードSRSとも称する。
図1において、基地局装置3から端末装置1への下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理チャネルが用いられる。下りリンク物理チャネルは、上位層から出力された情報を送信するために使用される。
・PBCH(Physical Broadcast Channel)
・PCFICH(Physical Control Format Indicator Channel)
・PHICH(Physical Hybrid automatic repeat request Indicator Channel)
・PDCCH(Physical Downlink Control Channel)
・EPDCCH(Enhanced Physical Downlink Control Channel)
・PDSCH(Physical Downlink Shared Channel)
・PMCH(Physical Multicast Channel)
PBCHは、端末装置1で共通に用いられるマスターインフォメーションブロック(Master Information Block: MIB, Broadcast Channel: BCH)を報知するために用いられる。例えば、MIBは、40ms間隔で送信される。また、MIBは、10ms周期で繰り返し送信される。また、MIBには、SFN(System Frame Number)を示す情報が含まれる。ここで、SFNは、無線フレームの番号を示す。また、MIBはシステム情報である。
PCFICHは、PDCCHの送信に用いられる領域(OFDMシンボル)を指示する情報を送信するために用いられる。
PHICHは、基地局装置3が受信した上りリンクデータに対するACK(acknowledgement)/NACK(negative-acknowledgement)を示すHARQインディケータ(HARQフィードバック、応答情報)を送信するために用いられる。
PDCCHおよびEPDCCHは、下りリンク制御情報(Downlink Control Information: DCI)を送信するために用いられる。ここで、下りリンク制御情報の送信に対して、複数のDCIフォーマットが定義される。すなわち、下りリンク制御情報に対するフィールドがDCIフォーマットに定義され、情報ビットへマップされる。下りリンク制御情報を、DCIフォーマットと称してもよい。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPDSCH(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングのために使用されるDCIフォーマット1Aが定義される。例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットとして、DCIフォーマット1A、DCIフォーマット1B、DCIフォーマット1D、DCIフォーマット1、DCIフォーマット2A、DCIフォーマット2B、DCIフォーマット2C、DCIフォーマット2Dが定義される。
例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットには、PDSCHのスケジューリングに関する情報が含まれる。例えば、下りリンクに対するDCIフォーマットには、リソースブロック割り当てに関する情報、MCS(Modulation and Coding Scheme)に関する情報、PUCCHに対するTPCコマンドに関する情報、下りリンク割り当てインデックス(Downlink Assignment Index: DAI)などの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、下りリンクに対するDCIフォーマットを、下りリンクグラント(または、下りリンクアサインメント)とも称する。
また、例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットとして、1つのセルにおける1つのPUSCH(1つの上りリンクトランスポートブロックの送信)のスケジューリングのために使用されるDCIフォーマット0が定義される。
例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットには、PUSCHのスケジューリングに関する情報やが含まれる。例えば、上りリンクに対するDCIフォーマットには、リソースブロック割り当てに関する情報、MCSに関する情報、PUSCHに対するTPCコマンドに関する情報などの下りリンク制御情報が含まれる。ここで、上りリンクに対するDCIフォーマットを、上りリンクグラント(または、上りリンクアサインメント)とも称する。
端末装置1は、下りリンクアサインメントを用いてPDSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPDSCHで下りリンクデータを受信する。また、端末装置1は、上りリンクグラントを用いてPUSCHのリソースがスケジュールされた場合、スケジュールされたPUSCHで上りリンクデータおよび/または上りリンク制御情報を送信する。
また、端末装置1は、PDCCH候補(PDCCH candidates)および/またはEPDCCH候補(EPDCCH candidates)のセットをモニタする。以下の説明において、PDCCHは、PDCCHおよび/またはEPDDCHを示していてもよい。PDCCH候補とは、基地局装置3によって、PDCCHがマップおよび送信される可能性のある候補を示している。また、モニタとは、モニタされる全てのDCIフォーマットに応じて、PDCCH候補のセット内のPDCCHのそれぞれに対して、端末装置1がデコードを試みるという意味が含まれてもよい。
ここで、端末装置1が、モニタするPDCCH候補のセットは、サーチスペースとも称される。サーチスペースには、コモンサーチスペース(CSS: Common Search Space)およびユーザ装置スペシフィックサーチスペース(USS: UE-specific Search Space)が含まれる。CSSは、複数の端末装置1が共通してPDCCH/EPDCCHをモニタする領域である。また、USSは、少なくともC−RNTIに基づいて定義される領域である。端末装置1は、CSSおよび/またはUSSにおいて、PDCCHをモニタし、自装置宛てのPDCCHを検出する。
基地局装置3は、端末装置1がEPDCCHをモニタするサブフレーム(EPDCCHをモニタすべきサブフレームでもよい)を、端末装置1に対して設定してもよい。ここで、端末装置1がEPDCCHをモニタするサブフレームは、端末装置1がEPDDCHのUSSをモニタするサブフレーム(EPDDCHのUSSをモニタすべきサブフレームでもよい)を含んでもよい。また、端末装置1がEPDCCHをモニタするサブフレームは、予め規定されたルールに基づいたサブフレームを除く、端末装置1がEPDDCHのUSSをモニタするサブフレームを含んでもよい。
例えば、基地局装置は、RRCメッセージに、端末装置1がEPDCCHをモニタするサブフレームを示す情報(パラメータでもよい、subframePatternConfig)を含めて送信してもよい。また、端末装置1がEPDCCHをモニタするサブフレームは、各セルに対して設定されてもよい。
また、下りリンク制御情報の送信(PDCCHでの送信)には、基地局装置3が端末装置1に割り当てたRNTIが利用される。具体的には、DCIフォーマット(下りリンク制御情報でもよい)にCRC(Cyclic Redundancy check: 巡回冗長検査)パリティビットが付加され、付加された後に、CRCパリティビットがRNTIによってスクランブルされる。ここで、DCIフォーマットに付加されるCRCパリティビットは、DCIフォーマットのペイロードから得られてもよい。
端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットに対してデコードを試み、CRCが成功したDCIフォーマットを、自装置宛のDCIフォーマットとして検出する(ブラインドデコーディングとも呼称される)。すなわち、端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCを伴うPDCCHを検出する。また、端末装置1は、RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットを伴うPDCCHを検出する。
ここで、RNTIには、C−RNTI(Cell-Radio Network Temporary Identifier)が含まれる。C−RNTIは、RRC接続およびスケジューリングの識別に対して使用される、端末装置1に対するユニークな(一意的な)識別子である。C−RNTIは、動的(dynamically)にスケジュールされるユニキャスト送信のために利用される。
また、RNTIには、SPS C−RNTI(Semi-Persistent Scheduling C-RNTI)が含まれる。SPS C−RNTIは、セミパーシステントスケジューリングに対して使用される、端末装置1に対するユニークな(一意的な)識別子である。SPS C−RNTIは、半持続的(semi-persistently)にスケジュールされるユニキャスト送信のために利用される。
ここで、半持続的にスケジュールされる送信とは、周期的(periodically)にスケジュールされる送信の意味が含まれる。例えば、SPS C−RNTIは、半持続的にスケジュールされる送信の活性化(activation)、再活性化(reactivation)および/または再送信(retransmission)のために利用される。また、SPS C−RNTIは、半持続的にスケジュールされた送信のリリース(release)および/または非活性化(deactivation)のために利用される。ここで、半持続的なスケジューリングは、プライマリセルのみにおいて行われてもよい。
例えば、基地局装置3は、下りリンクに対するDCIフォーマット(例えば、DCIフォーマット1、または、DCIフォーマット1A)を用いて、半永続的なPDSCHのリソース(物理リソースブロック)を割り当てることができ、且つ、半永続的なPDSCHでの送信の活性化を端末装置1に対して指示してもよい。また、基地局装置3は、下りリンクに対するDCIフォーマットを用いて、半永続的なPDSCHのリソースのリリース(非活性化)を端末装置1に対して指示してもよい。
ここで、半永続的なPDSCHのリソースのリリースは、SPS C−RNTIによってスクランブルされたCRCパリティビットが付加されたDCIフォーマットに含まれる下りリンク制御情報のフィールドを、ある特定の値にセットすることによって指示されてもよい。例えば、DCIフォーマット1Aに含まれる、HARQプロセス番号のフィールドが“0000”にセットされ、MCSのフィールドが“11111”にセットされ、リダンダンシーバージョンのフィールドが“00”にセットされ、リソースブロック割り当てのフィールドが“全て1”にセットされることによって、半永続的なPDSCHのリソースのリリースが指示されてもよい。
ここで、半永続的なPDSCHのリソースのリリースを指示するDCIフォーマットは、下りリンクのSPSリリースを指示するPDCCH(a PDCCH indicating downlink SPS release)、または、下りリンクのSPSリリースを指示するEPDCCH(a EPDCCH indicating downlink SPS release)とも称される。以下、下りリンクのSPSリリースを指示するPDCCH、または、下りリンクのSPSリリースを指示するEPDCCHを総称して、下りリンクのSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCH(a PDCCH/EPDCCH indicating downlink SPS release)とも記載する。
PDSCHは、下りリンクデータを送信するために用いられる。以下、PDSCHでの下りリンクデータの送信を、PDSCHでの送信とも記載する。また、PDSCHでの下りリンクデータの受信を、PDSCHでの受信とも記載する。
また、PDSCHは、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを送信するために用いられる。また、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。また、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、RRCメッセージ(共通RRCメッセージ、端末共通のRRCメッセージ)である。
また、PDSCHは、システムインフォメーションメッセージを送信するために用いられる。システムインフォメーションメッセージは、システムインフォメーションブロックタイプ1以外のシステムインフォメーションブロックXを含んでもよい。また、システムインフォメーションメッセージは、セルスペシフィック(セル固有)な情報である。また、システムインフォメーションメッセージは、RRCメッセージである。
また、PDSCHは、RRCメッセージを送信するために用いられる。ここで、基地局装置3から送信されるRRCメッセージは、セル内における複数の端末装置1に対して共通であってもよい。また、基地局装置3から送信されるRRCメッセージは、ある端末装置1に対して専用のメッセージ(dedicated signalingとも称する)であってもよい。すなわち、ユーザ装置スペシフィック(ユーザ装置固有)な情報は、ある端末装置1に対して専用のメッセージを使用して送信される。また、PDSCHは、MAC CEを送信するために用いられる。
ここで、RRCメッセージおよび/またはMAC CEを、上位層の信号(higher layer signaling)とも称する。
PMCHは、マルチキャストデータ(Multicast Channel: MCH)を送信するために用いられる。
図1において、下りリンクの無線通信では、以下の下りリンク物理信号が用いられる。下りリンク物理信号は、上位層から出力された情報を送信するために使用されないが、物理層によって使用される。
・同期信号(Synchronization signal: SS)
・下りリンク参照信号(Downlink Reference Signal: DL RS)
同期信号は、端末装置1が下りリンクの周波数領域および時間領域の同期をとるために用いられる。例えば、TDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0、1、5、6に配置される。また、FDD方式において、同期信号は無線フレーム内のサブフレーム0と5に配置される。
下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンク物理チャネルの伝搬路補正を行なうために用いられる。また、下りリンク参照信号は、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられてもよい。
本実施形態において、以下の5つのタイプの下りリンク参照信号が用いられる。
・CRS(Cell-specific Reference Signal)
・PDSCHに関連するURS(UE-specific Reference Signal)
・EPDCCHに関連するDMRS(Demodulation Reference Signal)
・NZP CSI−RS(Non-Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・ZP CSI−RS(Zero Power Chanel State Information - Reference Signal)
・MBSFN RS(Multimedia Broadcast and Multicast Service over Single Frequency Network Reference signal)
・PRS(Positioning Reference Signal)
CRSは、サブフレームの全帯域で送信される。CRSは、PBCH/PDCCH/PHICH/PCFICH/PDSCHの復調を行なうために用いられる。CRSは、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられてもよい。PBCH/PDCCH/PHICH/PCFICHは、CRSの送信に用いられるアンテナポートで送信される。
PDSCHに関連するURSは、URSが関連するPDSCHの送信に用いられるサブフレームおよび帯域で送信される。URSは、URSが関連するPDSCHの復調を行なうために用いられる。
PDSCHは、CRSまたはURSの送信に用いられるアンテナポートで送信される。DCIフォーマット1Aは、CRSの送信に用いられるアンテナポートで送信されるPDSCHのスケジューリングに用いられる。例えば、CRSは、アンテナポートi(i=0、1、2、3)の1つ、または、いくつかで(on one or several of antenna ports 0 to 3)送信される。
EPDCCHに関連するDMRSは、DMRSが関連するEPDCCHの送信に用いられるサブフレームおよび帯域で送信される。DMRSは、DMRSが関連するEPDCCHの復調を行なうために用いられる。EPDCCHは、DMRSの送信に用いられるアンテナポートで送信される。
NZP CSI−RSは、設定されたサブフレームで送信される。NZP CSI−RSが送信されるリソースは、基地局装置が設定する。NZP CSI−RSは、端末装置1が下りリンクのチャネル状態情報を算出するために用いられる。端末装置1は、NZP CSI−RSを用いて信号測定(チャネル測定)を行なう。
ZP CSI−RSのリソースは、基地局装置3が設定する。基地局装置3は、ZP CSI−RSをゼロ出力で送信する。つまり、基地局装置3は、ZP CSI−RSを送信しない。基地局装置3は、ZP CSI−RSの設定したリソースにおいて、PDSCHおよびEPDCCHを送信しない。例えば、あるセルにおいてNZP CSI−RSが対応するリソースにおいて、端末装置1は、干渉を測定することができる。
MBSFN RSは、PMCHの送信に用いられるサブフレームの全帯域で送信される。MBSFN RSは、PMCHの復調を行なうために用いられる。PMCHは、MBSFN RSの送信用いられるアンテナポートで送信される。
PRSは、端末装置が、自装置の地理的な位置を測定するために用いられる。
ここで、下りリンク物理チャネルおよび下りリンク物理信号を総称して、下りリンク信号とも称する。また、上りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理信号を総称して、上りリンク信号とも称する。また、下りリンク物理チャネルおよび上りリンク物理チャネルを総称して、物理チャネルとも称する。また、下りリンク物理信号および上りリンク物理信号を総称して、物理信号とも称する。
また、BCH、MCH、UL−SCHおよびDL−SCHは、トランスポートチャネルである。媒体アクセス制御(Medium Access Control: MAC)層で用いられるチャネルをトランスポートチャネルと称する。MAC層で用いられるトランスポートチャネルの単位を、トランスポートブロック(transport block: TB)またはMAC PDU(Protocol Data Unit)とも称する。MAC層においてトランスポートブロック毎にHARQ(Hybrid Automatic Repeat reQuest)の制御が行なわれる。トランスポートブロックは、MAC層が物理層に渡す(deliver)データの単位である。物理層において、トランスポートブロックはコードワードにマップされ、コードワード毎に符号化処理が行なわれる。
以下、無線フレーム(radio frame)の構成について説明する。
図2は、本実施形態における無線フレームの概略構成を示す図である。図2において、横軸は時間軸を示している。例えば、それぞれの無線フレームの長さは、Tf=307200・Ts=10msである。ここで、Tfは、無線フレーム期間(Radio frame duration)と呼称される。また、Tsは、基準時間単位(Basic time unit)と呼称される。また、それぞれの無線フレームは2つのハーフフレームから構成され、それぞれのハーフフレームの長さは153600・Ts=5msである。また、それぞれのハーフフレームは5つのサブフレームから構成され、それぞれのサブフレームの長さは30720・Ts=1msである。
また、それぞれのサブフレームは2つの連続するスロットによって定義され、それぞれのスロットの長さは、Tslot=15360・Ts=0.5ms長である。また、無線フレーム内のi番目のサブフレームは、(2×i)番目のスロットと(2×i+1)番目のスロットとから構成される。すなわち、10ms間隔のそれぞれにおいて、10個のサブフレームが利用できる。ここで、サブフレームを、TTI(Transmission Time Interval)とも称する。
本実施形態において、以下の3つのタイプのサブフレームが定義される。
・下りリンクサブフレーム(第1のサブフレーム)
・上りリンクサブフレーム(第2のサブフレーム)
・スペシャルサブフレーム(第3のサブフレーム)
下りリンクサブフレームは、下りリンク送信のためにリザーブされるサブフレームである。また、上りリンクサブフレームは上りリンク送信のためにリザーブされるサブフレームである。また、スペシャルサブフレームは3つのフィールドから構成される。該3つのフィールドは、DwPTS(Downlink Pilot Time Slot)、GP(Guard Period)、および、UpPTS(Uplink Pilot Time Slot)である。
例えば、サブフレーム0、サブフレーム5、および、DwPTSは、常に下りリンク送信のためにリザーブされてもよい。また、UpPTS、および、スペシャルサブフレームの後のサブフレームは、常に上りリンク送信のためにリザーブされてもよい。ここで、単一の無線フレームは、少なくとも下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、およびスペシャルサブフレームから構成される。
また、無線フレームにおいて、5msと10msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期(downlink-to-uplink switch-point periodicity)がサポートされる。下りリンク‐上りリンク・スイッチポイント周期が5msの場合には、無線フレーム内の両方のハーフフレームに、スペシャルサブフレームが含まれる。また、下りリンク‐上りリンク・スイッチポイント周期が10msの場合には、無線フレーム内の最初のハーフフレームのみに、スペシャルサブフレームが含まれる。
以下、スロットの構成について説明する。
図3は、本実施形態におけるスロットの構成を示す図である。図3において、横軸は時間軸を、縦軸は周波数軸を示している。また、スロットのそれぞれにおいて送信される物理信号または物理チャネルは、リソースグリッドによって表現される。下りリンクにおいて、リソースグリッドは、複数のサブキャリアと複数のOFDMシンボルによって定義される。上りリンクにおいて、リソースグリッドは、複数のサブキャリアと複数のSC−FDMAシンボルによって定義される。
また、1つのスロットを構成するサブキャリアの数は、セルの帯域幅に依存する。例えば、1つのスロットを構成するOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルの数は7である。ここで、リソースグリッド内のエレメントのそれぞれをリソースエレメントと称する。また、リソースエレメントは、サブキャリアの番号とOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルの番号とを用いて識別される。
リソースブロックは、ある物理チャネル(PDSCH、PUSCHなど)のリソースエレメントへのマッピングを表現するために用いられる。リソースブロックは、仮想リソースブロックと物理リソースブロックが定義される。ある物理チャネルは、まず仮想リソースブロックにマップされる。その後、仮想リソースブロックは、物理リソースブロックにマップされる。
例えば、1つの物理リソースブロックは、時間領域において7個の連続するOFDMシンボルまたはSC−FDMAシンボルと、周波数領域において12個の連続するサブキャリアとから定義される。すなわち、1つの物理リソースブロックは(7×12)個のリソースエレメントから構成される。また、1つの物理リソースブロックは、時間領域において1つのスロットに対応し、周波数領域において180kHzに対応する。物理リソースブロックは周波数領域において0から番号が付けられる。
以下、サブフレームのそれぞれにおいて送信される物理チャネルおよび物理信号について説明する。
図4は、本実施形態における下りリンクサブフレームにおける物理チャネルおよび物理信号の配置の一例を示す図である。図4において、横軸は時間軸を、縦軸は周波数軸を示している。図4に示すように、基地局装置3は、下りリンクサブフレームにおいて、下りリンク物理チャネル(PBCH、PCFICH、PHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH)、および、下りリンク物理信号(同期信号、下りリンク参照信号)を送信してもよい。ここで、説明の簡略化のため、図4において下りリンク参照信号は図示しない。
ここで、PDCCHの領域において、複数のPDCCHが周波数および時間多重されてもよい。EPDCCH領域において、複数のEPDCCHが周波数、時間、および空間多重されてもよい。PDSCHの領域において、複数のPDSCHが周波数および空間多重されてもよい。PDCCHとPDSCHまたはEPDCCHは時間多重されてもよい。PDSCHとEPDCCHは周波数多重されてもよい。
図5は、本実施形態における上りリンクサブフレームにおける物理チャネルおよび物理信号の配置の一例を示す図である。図5において、横軸は時間軸を、縦軸は周波数軸を示している。端末装置1は、上りリンクサブフレームにおいて、上りリンク物理チャネル(PUCCH、PUSCH、PRACH)、および上りリンク物理信号(DMRS、SRS)を送信してもよい。
ここで、PUCCHの領域において、複数のPUCCHが周波数、時間、および符合多重されてもよい。PUSCH領域において、複数のPUSCHが周波数および空間多重されてもよい。PUCCHとPUSCHは周波数多重されてもよい。PRACHは単一のサブフレームまたは2つのサブフレームにわたって配置されてもよい。また、複数のPRACHが符号多重されてもよい。
また、SRSは、上りリンクサブフレーム内の最後のSC−FDMAシンボルを用いて送信されてもよい。端末装置1は、単一のセルの単一のSC−FDMAシンボルにおいて、SRSの送信と、PUCCH/PUSCH/PRACHでの送信と、を同時に行なうことはできない。端末装置1は、単一のセルの単一の上りリンクサブフレームにおいて、該上りリンクサブフレーム内の最後のSC−FDMAシンボルを除くSC−FDMAシンボルを用いて、PUSCHおよび/またはPUCCHでの送信を行ない、該上りリンクサブフレーム内の最後のSC−FDMAシンボルを用いてSRSの送信を行なうことができる。
すなわち、単一のセルの単一の上りリンクサブフレームにおいて、端末装置1は、SRSの送信と、PUSCH/PUCCHでの送信と、の両方を行なうことができる。ここで、DMRSはPUCCHまたはPUSCHと時間多重されてもよい。ここで、説明の簡略化のため、図5においてDMRSは図示しない。
図6は、本実施形態におけるスペシャルサブフレームにおける物理チャネルおよび物理信号の配置の一例を示す図である。図6において、横軸は時間軸を、縦軸は周波数軸を示している。
例えば、図6に示すように、DwPTSはスペシャルサブフレーム内の1番目から10番目のOFDMAシンボル(第1のスロットのOFDMAシンボル0から6、および、第2のスロットのOFDMAシンボル0から2)から構成される。また、GPはスペシャルサブフレーム内の11番目と12番目のシンボル(第2のスロットのシンボル3とシンボル4)に対応する期間から構成される。また、UpPTSはスペシャルサブフレーム内の13番目と14番目のSC−FDMAシンボル(第2のスロットのSC−FDMAシンボル5とSC−FDMAシンボル6)から構成される。
基地局装置3は、スペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、PCFICH、PHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、同期信号、および、下りリンク参照信号を送信してもよい。また、基地局装置3は、スペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、PBCHを送信しなくてもよい。また、端末装置1は、スペシャルサブフレームのUpPTSにおいて、PRACH、およびSRSを送信してもよい。すなわち、端末装置1は、スペシャルサブフレームのUpPTSにおいて、PUCCH、PUSCH、およびDMRSを送信しなくてもよい。ここで、説明の簡略化のため、図6において下りリンク参照信号は図示しない。
以下、第1のUL参照UL−DL設定(uplink reference uplink-downlink configuration)、第1のDL参照UL−DL設定(downlink reference uplink-downlink configuration)、第2のUL参照UL−DL設定、第2のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定(uplink-downlink configuration)について説明する。
ここで、第3のUL−DL設定を、明示的なレイヤ1の信号(Explicit L1 signaling)とも称する。また、第3のUL−DL設定を、明示的なレイヤ1の設定(Explicit L1 configuration)とも称する。また、第3のUL−DL設定を、送信方向UL−DL設定(transmission direction uplink-downlink configuration)とも称する。
例えば、第1のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、第2のUL参照UL−DL設定、第2のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定は、UL−DL設定(uplink - downlink configuration, UL - DL configuration)によって定義される。
ここで、UL−DL設定とは、無線フレーム内におけるサブフレームのパターンに関する設定である。すなわち、UL−DL設定は、無線フレーム内におけるサブフレームのそれぞれが、下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および、スペシャルサブフレームのいずれであるかを示す。
すなわち、第1のUL参照UL−DL設定、第2のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、第2のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定は、無線フレーム内における下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および、スペシャルサブフレームのパターンによって定義される。
例えば、下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および、スペシャルサブフレームのパターンとは、サブフレーム#0から#9のそれぞれが、下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および、スペシャルサブフレームのいずれであるかを示すものであり、好ましくは、DとUとS(それぞれ下りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および、スペシャルサブフレームを示す)の長さ10となる任意の組み合わせで表現される。より好ましくは、先頭(つまりサブフレーム#0)がDで、2番目(つまりサブフレーム#1)がSである。
図7は、本実施形態におけるUL−DL設定の一例を示す表である。図7において、Dは下りリンクサブフレームを示し、Uは上りリンクサブフレームを示し、Sはスペシャルサブフレームを示す。
ここで、第1または第2のUL参照UL−DL設定としてUL−DL設定iがセットされることを、第1または第2のUL参照UL−DL設定iがセットされると称する。また、第1または第2のDL参照UL−DL設定としてUL−DL設定iがセットされることを、第1または第2のDL参照UL−DL設定iがセットされると称する。また、第3のUL−DL設定としてUL−DL設定iがセットされることを、第3のUL−DL設定iがセットされると称する。
また、UL参照UL−DL設定としてUL−DL設定iがセットされることを、UL参照UL−DL設定iがセットされると称する。また、DL参照UL−DL設定としてUL−DL設定iがセットされることを、DL参照UL−DL設定iがセットされると称する。
以下、第1のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定にセッティング方法ついて説明する。
基地局装置3は、第1のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定をセットする。DL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定は、ダイナミックTDDが設定されない場合にも用いられるUL−DL設定(第1のUL参照UL−DL設定)に加えて、ダイナミックTDDのためにセットされるUL−DL設定である。
また、基地局装置3は、第1のUL参照UL−DL設定を示す第1の情報(TDD-Config)を、MIB、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージ、システムインフォメーションメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)、および、物理層の制御情報(例えば、DCIフォーマット)の少なくとも1つに含めて、端末装置1に送信してもよい。
また、基地局装置3は、第1のDL参照UL−DL設定を示す第2の情報を、MIB、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージ、システムインフォメーションメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)、および、物理層の制御情報(例えば、DCIフォーマット)の少なくとも1つに含めて、端末装置1に送信してもよい。
また、基地局装置3は、第3のUL−DL設定を示す第3の情報を、MIB、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージ、システムインフォメーションメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)、および、物理層の制御情報(例えば、DCIフォーマット)の少なくとも1つに含めて、端末装置1に送信してもよい。
ここで、複数のセルのそれぞれに対して、第1のUL参照UL−DL設定、第2のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、第2のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定が定義されてもよい。
すなわち、基地局装置3は、セルのそれぞれに対する、第1の情報、第2の情報、および、第3の情報を、複数のセルが設定された端末装置1に送信してもよい。すなわち、セルのそれぞれに対して、第1の情報、第2の情報、および、第3の情報が設定されてもよい。
すなわち、複数のセルが設定された端末装置1は、セルのそれぞれに対して、第1の情報、第2の情報、および、第3の情報に基づいて、第1のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、および、送信方向DL−UL設定をセットしてもよい。
例えば、プライマリセルに対する第1の情報は、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージ、または、RRCメッセージに含まれることが好ましい。また、セカンダリセルに対する第1の情報は、RRCメッセージに含まれることが好ましい。
また、プライマリセルに対する第2の情報は、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージ、システムインフォメーションメッセージ、または、RRCメッセージに含まれることが好ましい。また、セカンダリセルに対する第2の情報は、RRCメッセージ(専用RRCメッセージ、端末固有のRRCメッセージ)に含まれることが好ましい。また、第3の情報は、物理層の制御情報(例えば、DCIフォーマット)に含まれることが好ましい。
ここで、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、SFN mod 8 = 0を満たす無線フレームのサブフレーム5においてPDSCHで初期送信が行なわれ、SFN mod 2= 0を満たす他の無線フレームにおけるサブフレーム5においてPDSCHで再送信(repetition)が行なわれる。例えば、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、スペシャルサブフレームの構成(DwPTS、GP、およびUpPTSの長さ)を示す情報を含んでもよい。また、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージは、セル固有の情報である。
また、システムインフォメーションメッセージは、PDSCHで送信される。また、システムインフォメーションメッセージは、セル固有の情報である。システムインフォメーションメッセージは、システムインフォメーションブロックタイプ1以外のシステムインフォメーションブロックXを含む。
また、RRCメッセージは、PDSCHで送信される。ここで、RRCメッセージは、RRC層において処理される情報/信号である。RRCメッセージは、セル内の複数の端末装置1に対して共通であってもよいし、特定の端末装置1に対して専用であってもよい。
また、MAC CEはPDSCHで送信される。ここで、MAC CEは、MAC層において処理される情報/信号である。
図8は、本実施形態における第1のUL参照UL−DL設定および第1のDL参照UL−DL設定のセッティング方法を示すフロー図である。端末装置1は、複数のセルのそれぞれに対して、図8におけるセッティング方法を実行してもよい。
端末装置1は、あるセルに対して、第1の情報に基づいて第1のUL参照UL−DL設定をセットする(S800)。また、端末装置1は、該あるセルに対する第2の情報を受信しているかどうかを判断する(S802)。ここで、端末装置1は、該あるセルに対する第2の情報を受信している場合は、該あるセルに対して、該あるセルに対する第2の情報に基づいて第1のDL参照UL−DL設定をセットする(S806)。また、端末装置1は、該あるセルに対する第2の情報を受信していない場合は(else/otherwise)、該あるセルに対して、該あるセルに対する第1の情報に基づいて第1のDL参照UL−DL設定をセットする(S804)。
ここで、第2の情報に基づいて第1のDL参照UL−DL設定がセットされているセルを、ダイナミックTDD(eIMTAでもよい)が設定されているセルとも称する。
基地局装置3は、ダイナミックTDDに関連する情報(eIMTAに関連する情報)を送信することによって、端末装置1に対してダイナミックTDD(eIMTAでもよい)を用いて動作することを設定することができる。
また、あるセルに対する第2の情報を受信していない場合は、第1のUL参照UL−DL設定および第1のDL参照UL−DL設定は定義されなくてもよい。すなわち、端末装置1は、あるセルに対する第2の情報を受信していない場合は、該あるセルに対して、該あるセルに対する第1の情報に基づいて1つのUL−DL設定をセットしてもよい。
また、端末装置1は、第2の情報を受信し、第2の情報に基づいて上りリンクの送信が可能なサブフレームを判断する。次に、端末装置1は、第3の情報をモニタする。端末装置1は、第3の情報を受信した場合に、第3の情報に基づいて上りリンクの送信が可能なサブフレームを判断する。
例えば、基地局装置3は、PDCCH/EPDCCHを用いて、第3の情報を端末装置1に送信してもよい。すなわち、第3の情報は、基地局装置3(セル)がカバレッジ内のダイナミックTDDの動作を制御するために用いられてもよい。ここで、第3の情報は、CSSおよび/またはUSSにおいて送受信されてもよい。
端末装置1は、受信した信号に対して復号を試み、第3の情報が送信されるPDCCH/EPDCCH(DCIフォーマットでもよい)が検出されたか否かを判断する。端末装置1は、第3の情報が送信されるPDCCH/EPDCCHを検出した場合、検出した第3の情報に基づいて、上りリンクの送信が可能なサブフレームを判断する。また、端末装置1は、第3の情報が送信されるPDCCH/EPDCCHを検出しなかった場合、上りリンクの送信が可能なサブフレームに関して、これまでの判断を維持してもよい。
以下、第2のUL参照UL−DL設定のセッティング方法について説明する。
基地局装置3および端末装置1は、端末装置1に対して複数のセルが設定されており、少なくとも2つのセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合に、第2のUL参照UL−DL設定をセットしてもよい。
また、基地局装置3および端末装置1は、端末装置1に対して複数のセルが設定されており、少なくとも2つのセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合以外は、第2のUL参照UL−DL設定をセットしなくてもよい。ここで、少なくとも2つのサービングセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合以外とは、全ての(例えば、2つの)サービングセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合であることを含んでもよい。
また、基地局装置3および端末装置1は、端末装置1に対して1つのセル(のみ)が設定されている場合は、第2のUL参照UL−DL設定をセットしなくてもよい。
図9は、本実施形態における第2のUL参照UL−DL設定のセッティング方法を示すフロー図である。図9では、端末装置1に対して、1つのプライマリセルと1つのセカンダリセルが設定されていることを示している。ここで、端末装置1は、プライマリセルおよびセカンダリセルのそれぞれに対して、図9におけるセッティング方法を実行してもよい。
端末装置1は、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なるかどうかを判断する(S900)。ここで、端末装置1は、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合は、第2のUL参照UL−DL設定をセットせずに、第2のUL参照UL−DL設定に対するセッティング処理を終了する。
また、端末装置1は、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合は、サービングセルがプライマリセルであるか、セカンダリセルであるか、および/または、他のサービングセルにおいて、サービングセルに対応しCIF(Carrier Indicator Field)をともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されているかを判断する(S902)。
ここで、サービングセルがセカンダリセルであり、端末装置1が他のサービングセル(すなわち、プライマリセル)において、サービングセル(セカンダリセル)に対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されている場合は、他のサービングセル(プライマリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定、および、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定によって形成されるペアに基づいて、サービングセル(セカンダリセル)に対する第2のUL参照UL−DL設定がセットされる(S904)。
例えば、S904において、端末装置1は、図10の表に基づいて、サービングセル(セカンダリセル)に対する第2のUL参照UL−DL設定をセットする。図10は、他のサービングセル(プライマリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定、および、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定によって形成されるペア、および、セカンダリセルに対する第2のUL参照UL−DL設定の対応を示す図である。
図10において、プライマリセルUL−DL設定は、他のサービングセル(プライマリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定を参照する。また、セカンダリセルUL−DL設定は、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定を参照する。
例えば、他のサービングセル(プライマリセル)に対して第1のUL参照UL−DL設定0がセットされ、サービングセル(セカンダリセル)に対して第1のUL参照UL−DL設定2がセットされている場合には、セカンダリセルに対して第2のUL参照UL−DL設定1がセットされる。
また、サービングセルがプライマリセルである、または、サービングセルがセカンダリセルであり、端末装置1が他のサービングセル(すなわち、プライマリセル)において、サービングセル(セカンダリセル)に対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されていない場合は、サービングセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が、サービングセルに対する第2のUL参照UL−DL設定にセットされる(S906)。
同様に、基地局装置3は、図9に示すセッティング方法に基づいて、第2のUL参照UL−DL設定をセットする。
ここで、CIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタすることは、CIFを含むDCIフォーマットに応じてPDCCHまたはEPDCCHのデコードを試みることの意味を含む。また、CIFは、キャリアインディケータがマップされるフィールドを示す。また、キャリアインディケータの値は、該キャリアインディケータが関連するDCIフォーマットが対応するサービングセルを示す。
すなわち、他のサービングセルにおいて、サービングセルに対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されている端末装置1は、該他のサービングセルにおいて、CIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタする。
また、他のサービングセルにおいて、サービングセルに対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されている端末装置1は、該他のサービングセルにおいて、該サービングセルに対する第3の情報をPDCCH/EPDCCHを介して受信することが好ましい。
また、他のサービングセルにおいて、サービングセルに対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されていない端末装置1は、該他のサービングセルにおいてCIFをともなう、または、CIFをともなわないPDCCH/EPDCCHをモニタしてもよい。
また、他のサービングセルにおいて、サービングセルに対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されていない端末装置1は、該他のサービングセルにおいて、該サービングセルに対する第3の情報をPDCCH/EPDCCHを介して受信することが好ましい。
ここで、プライマリセルに対するPDCCH/EPDCCH(DCIフォーマットでもよい)は、プライマリセルにおいて送信される。すなわち、プライマリセルに対する第3の情報は、プライマリセルのPDCCH/EPDCCHを介して送信されることが好ましい。
基地局装置3は、プライマリセルにおいて送信されるDCIフォーマットにCIFが含まれるかどうかを示すパラメータ(cif-Presence-r10)を、端末装置1に送信してもよい。また、基地局装置3は、セカンダリセルのそれぞれに対して、クロスキャリアスケジューリングに関連するパラメータ(CrossCarrierSchedulingConfig-r10)を、端末装置1に送信してもよい。
ここで、パラメータ(CrossCarrierSchedulingConfig-r10)は、関連するセカンダリセルに対応するPDCCH/EPDCCHが、該セカンダリセルで送信されるか、他のサービングセルで送信されるかを示すパラメータ(schedulingCellInfo-r10)を含んでもよい。
また、パラメータ(schedulingCellInfo-r10)が、関連するセカンダリセルに対応するPDCCH/EPDCCHが該セカンダリセルで送信されることを示している場合、パラメータ(schedulingCellInfo-r10)は、該セカンダリセルにおいて送信されるDCIフォーマットにCIFが含まれるかどうかを示すパラメータ(cif-Presence-r10)を含んでもよい。
また、パラメータ(schedulingCellInfo-r10)が、関連するセカンダリセルに対応するPDCCH/EPDCCHが他のサービングセルで送信されることを示している場合、パラメータ(schedulingCellInfo-r10)は、関連する該セカンダリセルに対する下りリンクアサインメントまたは上りリンクグラントが、何れのサービングセルで送られるかを示すパラメータ(schedulingCellId)を含んでもよい。
以下、第2のDL参照UL−DL設定のセッティング方法について説明する。
例えば、基地局装置3および端末装置1は、端末装置1に対して複数のセルが設定されており、少なくとも2つのセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合に、第2のDL参照UL−DL設定をセットする。
また、基地局装置3および端末装置1は、端末装置1に対して複数のセルが設定されており、少なくとも2つのセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合以外は、第2のDL参照UL−DL設定をセットしなくてもよい。ここで、少なくとも2つのセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合以外とは、全ての(例えば、2つの)セルに対する第1のDL参照UL−DL設定が同一の場合であることを含んでもよい。
また、基地局装置3および端末装置1は、端末装置1に対して1つのセル(のみ)が設定されている場合は、第2のDL参照UL−DL設定をセットしなくてもよい。
図11は、本実施形態における第2のDL参照UL−DL設定のセッティング方法を示すフロー図である。図11では、端末装置1に対して、1つのプライマリセルと1つのセカンダリセルが設定されていることを示している。端末装置1は、プライマリセルおよびセカンダリセルのそれぞれに対して、図11におけるセッティング方法を実行してもよい。
端末装置1は、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なるかどうかを判断する(S1100)。ここで、端末装置1は、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が同一の場合は、第2のDL参照UL−DL設定をセットせずに、第2のDL参照UL−DL設定に対するセッティング処理を終了する。
また、端末装置1は、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合は、サービングセルがプライマリセルであるか、セカンダリセルであるかを判断する(S1102)。
ここで、サービングセルがセカンダリセルである場合は、他のサービングセル(すなわち、プライマリセル)に対する第1のDL参照UL−DL設、および、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のDL参照UL−DL設定によって形成されるペアに基づいて、サービングセル(セカンダリセル)に対する第2のUL参照UL−DL設定がセットされる(S1104)。
例えば、S1104において、端末装置1は、図12の表に基づいて、サービングセル(セカンダリセル)に対する第2のDL参照UL−DL設定をセットする。図12は、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定、および、セカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定によって形成されるペア、および、セカンダリセルに対する第2のDL参照UL−DL設定の対応を示す図である。
図12において、プライマリセルUL−DL設定は、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定を参照する。また、セカンダリセルUL−DL設定は、セカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定を参照する。
例えば、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定、および、セカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定によって形成されるペアが、図12におけるセット1に属する場合は、セカンダリセルに対する第2のDL参照UL−DL設定はセット1において定義される。
また、例えば、端末装置1が、プライマリセルにおいて、セカンダリセルに対応しCIFをともなうPDCCH/EPDCCHをモニタするように設定されておらず、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定、および、セカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定によって形成されるペアが、図12におけるセット2に属する場合は、セカンダリセルに対する第2のDL参照UL−DL設定はセット2において定義される。
また、プライマリセルに対して第1のDL参照UL−DL設定1がセットされ、セカンダリセルに対して第1のDL参照UL−DL設定0がセットされている場合は、セカンダリセルに対して第2のDL参照UL−DL設定1がセットされる。
また、サービングセルがプライマリセルである場合は、サービングセル(プライマリセル)に対する第1のDL参照UL−DL設定が、サービングセル(プライマリセル)に対する第2のDL参照UL−DL設定にセットされる(S1106)。
同様に、基地局装置3は、図11に示すセッティング方法に基づいて、第2のDL参照UL−DL設定をセットする。
以下、第1のUL参照UL−DL設定について説明する。
第1のUL参照UL−DL設定は、セルにおいて、上りリンクの送信が、可能または不可能なサブフレームを特定するために少なくとも用いられる。ここで、以下の記載において、‘特定する’は、少なくとも、‘決定する’、‘選択する’、‘指示する’の意味が含まれる。
例えば、端末装置1は、第1のUL参照UL−DL設定を用いて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、上りリンクの送信を行なわない。また、端末装置1は、第1のUL参照UL−DL設定を用いてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSおよびGPにおいて、上りリンクの送信を行なわない。
以下、第1のDL参照UL−DL設定について説明する。
第1のDL参照UL−DL設定は、セルにおいて、下りリンクの送信が、可能または不可能なサブフレームを特定するために少なくとも用いられる。
例えば、端末装置1は、第1のDL参照UL−DL設定を用いて上りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、下りリンクの送信を行なわない。また、端末装置1は、第1のDL参照UL−DL設定を用いてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのUpPTSおよびGPにおいて、下りリンクの送信を行なわない。
また、第1の情報に基づいて第1のDL参照UL−DL設定をセットしている端末装置1は、第1のUL参照UL−DL設定または第1のDL参照UL−DL設定を用いて指示された下りリンクサブフレームまたはスペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、下りリンクの信号を用いた測定(例えば、チャネル状態情報に関する測定)を行なってもよい。
ここで、第1のUL参照UL−DL設定を用いて上りリンクサブフレームとして指示され、第1のDL参照UL−DL設定を用いて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームを、第1のフレキシブルサブフレームとも称する。第1のフレキシブルサブフレームは、上りリンクの送信および下りリンクの送信のためにリザーブされるサブフレームであってもよい。
また、第1のUL参照UL−DL設定を用いてスペシャルサブフレームとして指示され、第1のDL参照UL−DL設定を用いて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームを、第2のフレキシブルサブフレームとも称する。第2のフレキシブルサブフレームは、下りリンクの送信のためにリザーブされるサブフレームであってもよい。また、第2のフレキシブルサブフレームは、DwPTSにおける下りリンクの送信、および、UpPTSにおける上りリンクの送信のためにリザーブされるサブフレームであってもよい。
また、第1のUL参照UL−DL設定を用いて上りリンクサブフレームとして指示され、第1のDL参照UL−DL設定を用いて上りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームを、フィックスド上りリンクサブフレーム(fixed uplink subframe)とも称する。フィックスド上りリンクサブフレームは、上りリンクの送信のためにリザーブされる。
以下、第3のUL−DL設定について説明する。
基地局装置3および端末装置1は、サブフレームにおける送信の方向(上り/下り)に関する第3のUL−DL設定をセットする。例えば、第3のUL−DL設定は、サブフレームにおける送信の方向を特定するために用いられてもよい。また、第3のUL−DL設定は、第1のUL参照UL−DL設定と第1のDL参照UL−DL設定とを用いて、異なるサブフレームとして指示されているサブフレームにおける、送信の方向を特定するために用いられてもよい。
すなわち、端末装置1は、スケジューリング情報(DCIフォーマットおよび/またはHARQ−ACK)、および、第3のUL−DL設定に基づいて、第1のフレキシブルサブフレームおよび第2のフレキシブルサブフレームにおける送信を制御する。
例えば、第3のUL−DL設定を示す第3の情報は、上りリンクの送信が可能なサブフレームを指示するための情報であってもよい。また、第3のUL−DL設定を示す第3の情報は、下りリンクの送信が可能なサブフレームを指示するための情報であってもよい。また、第3のUL−DL設定を示す第3の情報は、UpPTSにおける上りリンクの送信およびDwPTSにおける下りリンクの送信が可能なサブフレームを指示するための情報であってもよい。
基地局装置3は、第3のUL−DL設定を用いて下りリンクサブフレームとして指示したサブフレームにおいて、下りリンクの送信のスケジューリングを行なってもよい。また、端末装置1は、第3のUL−DL設定を用いて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、下りリンクの受信の処理を行ってもよい。
また、基地局装置3は、第3のUL−DL設定を用いて上りリンクサブフレームとして指示したサブフレームにおいて、上りリンクの送信のスケジューリングを行なってもよい。また、端末装置1は、第3のUL−DL設定を用いて上りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、上りリンクの送信の処理を行ってもよい。
また、基地局装置3は、第3のUL−DL設定を用いてスペシャルサブフレームとして指示したサブフレームのDwPTSにおいて、下りリンクの送信のスケジューリングを行なってもよい。また、端末装置1は、第3のUL−DL設定を用いてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、下りリンクの受信の処理を行ってもよい。
ここで、第3のUL−DL設定は、端末装置が、PDCCHおよび/またはEPDCCHをモニタする下りリンクサブフレームを指示(通知)するために使用されても良い。また、第3のUL−DL設定(第3の情報)は、端末装置が、チャネル状態情報を測定する下りリンクサブフレーム(チャネル状態情報の測定が可能な下りリンクサブフレーム)を指示(通知)するために使用されても良い。
以下、第1のUL参照UL−DL設定、および、第2のUL参照UL−DL設定について説明する。
第1のUL参照UL−DL設定および第2のUL参照UL−DL設定は、PDCCH/EPDCCH/PHICHが配置されるサブフレームnと前記PDCCH/EPDCCH/PHICHが対応するPUSCHが配置されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられてもよい。
例えば、1つのプライマリセルが設定されている場合、または、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第1のUL参照UL−DL設定が、PDCCH/EPDCCH/PHICHが配置されるサブフレームと前記PDCCH/EPDCCH/PHICHが対応するPUSCHが配置されるサブフレームとの対応を特定するために用いられる。
また、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第2のUL参照UL−DL設定が、PDCCH/EPDCCH/PHICHが配置されるサブフレームと前記PDCCH/EPDCCH/PHICHが対応するPUSCHが配置されるサブフレームとの対応を特定するために用いられる。
図13は、本実施形態におけるPDCCH/EPDCCH/PHICHが配置されるサブフレームnと前記PDCCH/EPDCCH/PHICHが対応するPUSCHが配置されるサブフレームn+kとの対応を示す図である。端末装置1は、図13の表に従ってkの値を特定する。
図13において、1つのプライマリセルが設定されている場合、または、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合は、UL参照UL−DL設定として、第1のUL参照UL−DL設定が参照される。
また、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合は、UL参照UL−DL設定として、第2のUL参照UL−DL設定が参照される。
以下、図13の説明において、第1のUL参照UL−DL設定および第2のUL参照UL−DL設定を、単にUL−DL設定と称する。
例えば、端末装置1は、サブフレームnにおいて、UL−DL設定1から6がセットされているセルに対応し、端末装置1を対象とする上りリンクグラントをともなうPDCCH/EPDCCHを検出した場合、図13の表に基づいて特定されるサブフレームn+kにおいて該上りリンクグラントに応じたPUSCHでの送信を行なう。
また、端末装置1は、サブフレームnにおいて、UL−DL設定1から6がセットされているセルに対応し、端末装置1を対象とするNACKをともなうPHICHの検出をした場合、図13の表に基づいて特定されるサブフレームn+kにおいてPUSCHでの送信を行なう。
また、UL−DL設定0が設定されたセルに対応し、端末装置1を対象とする上りリンクグラントには、2ビットの上りリンクインデックス(UL index)が含まれる。UL−DL設定1から6が設定されたセルに対応し、端末装置1を対象とする上りリンクグラントには、上りリンクインデックス(UL index)は含まれない。
端末装置1は、サブフレームnにおいて、UL−DL設定0がセットされているセルに対応する上りリンクグラントに含まれる上りリンクインデックスのMSB(Most Significant Bit)が1にセットされている場合、図13の表に基づいて特定されるサブフレームn+kにおいて該上りリンクグラントに応じたPUSCHでの送信を行なう(PUSCHでの送信を調整する)。
また、端末装置1は、サブフレームn=0または5における第1のリソースセットにおいて、UL−DL設定0がセットされているセルに対応するNACKをともなうPHICHを受信した場合には、図13の表に基づいて特定されるサブフレームn+kにおいて該PHICHに応じたPUSCHでの送信を行なう。
また、端末装置1は、サブフレームnにおいて、UL−DL設定0がセットされているセルに対応する上りリンクグラントに含まれる上りリンクインデックスのLSB(Least Significant Bit)が1にセットされている場合には、サブフレームn+7において該上りリンクグラントに応じたPUSCHでの送信を行なう。
また、端末装置1は、サブフレームn=0または5における第2のリソースセットにおいて、UL−DL設定0がセットされているセルに対応するNACKをともなうPHICHを受信した場合には、サブフレームn+7において該上りリンクグラントに応じたPUSCHでの送信を行なう。
また、端末装置1は、サブフレームn=1または6において、UL−DL設定0がセットされているセルに対応するNACKをともなうPHICHを受信した場合には、サブフレームn+7において該上りリンクグラントに応じたPUSCHでの送信を行なう。
例えば、端末装置1は、[SFN=m、サブフレーム1]において、UL−DL設定0がセットされているセルに対応するPDCCH/EPDCCH/PHICHを検出した場合に、6つ後のサブフレーム[SFN=m、サブフレーム7]においてPUSCHでの送信を行なう。
また、第1のUL参照UL−DL設定および第2のUL参照UL−DL設定は、PUSCHが配置されるサブフレームnと前記PUSCHが対応するPHICHが配置されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられてもよい。
すなわち、例えば、1つのプライマリセルが設定されている場合、または、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第1のUL参照UL−DL設定が、PUSCHが配置されるサブフレームnと前記PUSCHが対応するPHICHが配置されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられる。
また、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第2のUL参照UL−DL設定が、PUSCHが配置されるサブフレームnと前記PUSCHが対応するPHICHが配置されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられる。
図14は、本実施形態におけるPUSCHが配置されるサブフレームnと前記PUSCHが対応するPHICHが配置されるサブフレームn+kとの対応を示す図である。端末装置1は、図14の表に従ってkの値を特定する。
図14において、1つのプライマリセルが設定されている場合、または、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合は、UL参照UL−DL設定として、第1のUL参照UL−DL設定が参照される。
また、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が異なる場合は、UL参照UL−DL設定として、第2のUL参照UL−DL設定が参照される。
以下、図14の説明において、第1のUL参照UL−DL設定および第2のUL参照UL−DL設定を、単にUL−DL設定と称する。
端末装置1は、サブフレームnにおいてPUSCHでの送信がスケジュールされた場合には、図14の表から特定されるサブフレームn+kにおいてPHICHリソースを特定する。
例えば、UL−DL設定0がセットされているセルに対して、[SFN=m、サブフレームn=2]においてPUSCHでの送信がスケジュールされた場合には、[SFN=m、サブフレームn=6]においてPHICHリソースが特定される。
以下、第1のDL参照UL−DL設定および第2のDL参照UL−DL設定)について説明する。
第1のDL参照UL−DL設定および第2のDL参照UL−DL設定は、PDSCHが配置されるサブフレームnと前記PDSCHに対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられる。
例えば、1つのプライマリセルが設定されている場合、または、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が同じ場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第1のDL参照UL−DL設定が、PDSCHが配置されるサブフレームnと前記PDSCHに対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられる。
また、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第2のDL参照UL−DL設定が、PDSCHが配置されるサブフレームnと前記PDSCHに対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられる。
図15は、本実施形態におけるPDSCHが配置されるサブフレームn−kと前記PDSCHが対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームnとの対応を示す図である。端末装置1は、図15の表に従ってkの値を特定する。
ここで、図15のマス目のそれぞれにおけるkのセットは、下りリンクの関連セットインデックスK{k、k、…、kM−1}(Downlink association set index K{k0,k1,…,kM-1})とも称される。また、図15における、k、k、…、kM−1のそれぞれは、セットKにおける要素(element in the set K)とも称される。また、Mは、上りリンクサブフレームnに関連するセットKにおける要素の数(the number of elements in the set K)を示している。
図15において、1つのプライマリセルが設定されている場合、または、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が同一の場合は、DL参照UL−DL設定として、第1のDL参照UL−DL設定が参照される。
また、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合は、DL参照UL−DL設定として、第2のDL参照UL−DL設定が参照される。
以下、図15の説明において、第1のDL参照UL−DL設定および第2のDL参照UL−DL設定を、単にUL−DL設定と称する。
端末装置1は、サービングセルのサブフレームn−k(kは図15の表によって特定される)において、端末装置1を対象としており、対応するHARQ−ACKの送信を行なうべきPDSCHでの送信を検出した場合には、サブフレームnにおいてHARQ−ACKを送信する。
すなわち、端末装置1は、サブフレーム(複数のサブフレームでもよい)n−kにおけるPDSCHでの送信の検出に基づいて、上りリンクサブフレームnにおいてHARQ−ACKを送信する。また、端末装置1は、サブフレーム(複数のサブフレームでもよい)n−kにおける下りリンクのSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHの検出に基づいて、上りリンクサブフレームnにおいてHARQ−ACKを送信してもよい。ここで、k∈Kであり、Kは、図15によって示され、HARQ−ACKが供給されるべきために規定される。
ここで、例えば、端末装置1は、システムインフォメーションの送信に用いられるPDSCHでの送信に対するHARQ−ACKの応答を行なわない。また、端末装置1は、C−RNTIによってスクランブルされたCRCをともなうDCIフォーマットによってスケジュールされたPDSCHでの送信に対するHARQ−ACKの応答を行なう。
また、例えば、端末装置1は、サブフレームn=2において、UL−DL設定1がセットされているセルにおけるサブフレームn−6および/またはn−7において受信したPDSCHでの送信に対するHARQ−ACKの送信を行なう。すなわち、UL−DL設定1において、サブフレームn(上りリンクサブフレームn)に関連するセットKにおける要素の数Mは、M=2である。
ここで、第2の情報が受信されない場合には、第1のDL参照UL−DL設定は設定されなくてもよい。この場合、基地局装置3および端末装置1は、上述した第1のDL参照UL−DL設定に基づいて行なわれる処理を、第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)に基づいて行なってもよい。
例えば、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、セカンダリセルに対する第2の情報を受信しておらず、プライマリセルに対する第2の情報を受信しており、セカンダリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)およびプライマリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なり、サービングセルがセカンダリセルである場合は、他のサービングセル(プライマリセル)に対する第1のDL参照UL−DL設定、および、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定によって形成されるペアに基づいて、サービングセル(セカンダリセル)に対する第2のDL参照UL−DL設定をセットしてもよい。
また、例えば、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第2の情報を受信しておらず、セカンダリセルに対する第2の情報を受信しており、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なり、サービングセルがセカンダリセルである場合は、他のサービングセル(プライマリセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定、および、サービングセル(セカンダリセル)に対する第1のDL参照UL−DL設定によって形成されるペアに基づいて、サービングセル(セカンダリセル)に対する第2のDL参照UL−DL設定をセットしてもよい。
また、例えば、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第2の情報を受信しておらず、セカンダリセルに対する第2の情報を受信しており、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合は、2つのサービングセルのそれぞれにおいて、対応する第2のDL参照UL−DL設定が、PDSCHが配置されるサブフレームnと前記PDSCHに対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられてもよい。
また、例えば、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第2の情報を受信しておらず、セカンダリセルに対する第2の情報を受信しており、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が同じ場合は、プライマリセルにおいて、対応する第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)が、PDSCHが配置されるサブフレームnと前記PDSCHに対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられ、セカンダリセルにおいて、対応する第1のDL参照UL−DL設定が、PDSCHが配置されるサブフレームnと前記PDSCHに対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームn+kとの対応を特定するために用いられてもよい。
また、例えば、1つのプライマリセルおよび1つのセカンダリセルが設定され、プライマリセルに対する第2の情報を受信しておらず、セカンダリセルに対する第2の情報を受信しており、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定(サービングセルUL−DL設定)およびセカンダリセルに対する第1のDL参照UL−DL設定が異なる場合は、図10および図12において、プライマリセルUL−DL設定は、プライマリセルに対する第1のUL参照UL−DL設定を参照してもよい。
ここで、第1のDL参照UL−DL設定がセットされるサービングセルに対して、第2のUL参照UL−DL設定および第2のDL参照UL−DL設定はセットされなくてもよい。
図16は、本実施形態におけるスペシャルサブフレームの設定(Special subframe configuration)を示す図である。本実施形態では、下りリンクにおいて、ノーマルCP(normal Cyclic Prefix)が適用(サポート)されてもよい。また、下りリンクにおいて、拡張CP(extended Cyclic Prefix)が適用されてもよい。また、上りリンクにおいて、ノーマルCPが適用されてもよい。また、上りリンクにおいて、拡張CPが適用されてもよい。
ここで、DwPTS、GP、および、UpPTSの合計の長さは30720・Ts=1msであってもよい。また、DwPTSは、下りリンク送信のためにリザーブされるフィールドであってもよい。また、UpPTSは、上りリンク送信のためにリザーブされるフィールドであってもよい。また、GPは、下りリンク送信および上りリンク送信が行なわれないフィールドであってもよい。
すなわち、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、DwPTSの長さがセットされてもよい。また、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、UpPTSの長さがセットされてもよい。また、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、GPの長さがセットされてもよい。
基地局装置3は、スペシャルサブフレームの設定を示すパラメータ(specialSubframe Patterns)を端末装置1に送信してもよい。例えば、基地局装置3は、スペシャルサブフレームの設定を示すパラメータを、MIB、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージ、システムインフォメーションメッセージ、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)、および、物理層の制御情報(例えば、DCIフォーマット)の少なくとも1つに含めて、端末装置1に送信してもよい。
以下、スペシャルサブフレームの設定として設定iがセットされることを、スペシャルサブフレーム設定iがセットされると記載する。
ここで、HARQ−ACKの送信(上りリンク制御情報の送信でもよい)に対して、複数のPUCCHのフォーマットが定義(サポート)される。
例えば、4ビットまでのHARQ−ACKに対して、チャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1b(PUCCH format 1b for up to 4-bit HARQ-ACK with channel selection)が用いられる。また、20ビットまでのHARQ−ACKに対して、PUCCHフォーマット3が用いられる。ここで、PUCCHフォーマット3は、20ビットまでのHARQ−ACK、および、1ビットのスケジューリングリクエスト(1-bit positive/negative SR)に対して用いられてもよい。
ここで、PUCCHフォーマット3は、20ビットまでの空間的にバンドルされたHARQ−ACK(spacially bundled HARQ-ACK)、および、1ビットのスケジューリングリクエストに対して用いられてもよい。また、PUCCHフォーマット3は、22ビットまでの、HARQ−ACK、スケジューリングリクエスト、および、CSIに対して用いられてもよい。また、PUCCHフォーマット3は、22ビットまでの、空間的にバンドルされたHARQ−ACK、スケジューリングリクエスト、および、CSIに対して用いられてもよい。
ここで、1つのサービングセルにおける1つのサブフレーム内の複数のコードワードにわたる空間的なHARQ−ACKバンドリング(spatial HARQ-ACK bundling)は、全ての対応するそれぞれのHARQ−ACK(all the corresponding individual HARQ-ACKs)の論理和演算(logical AND operation)によって行なわれてもよい。
基地局装置3は、HARQ−ACKの送信に用いられるPUCCHのフォーマットを、端末装置1に対して設定してもよい。例えば、基地局装置3は、HARQ−ACKの送信に対して、複数のPUCCHのフォーマットのうちの1つを指示するパラメータ(pucch-Format)を、RRCメッセージに含めて端末装置1に送信してもよい。また、基地局装置3は、HARQ−ACKの送信に対して、チャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1b、または、PUCCHフォーマット3のいずれかを用いるように設定してもよい。
ここで、以下の記載は、TDDに対して、HARQ−ACKの送信に対してチャネル選択を伴うPUCCHフォーマット1bが設定された場合に(For TDD, in a case that PUCCH format 1b with channel selection is configured for transmission of HARQ-ACK)適用されてもよい。また、以下の記載は、TDDに対して、HARQ−ACKの送信に対してPUCCHフォーマット3が設定された場合に(For TDD, in a case that PUCCH format 3 is configured for transmission of HARQ-ACK)適用されてもよい。
また、以下、基本的には、端末装置1の動作を記載するが、端末装置1に対応して、基地局装置3が同様の動作を行なうことは勿論である。
端末装置1は、上りリンクサブフレームnに関連するHARQ−ACKビットの数を、数1に基づいて決定してもよい。
Figure 0006499976
ここで、数1において、Oは、HARQ−ACKビットの数を示している。また、Ncells DLは、設定されたセルの数を示している。また、O ACKは、c番目のセル(c-th cell、c?0)に対するHARQ−ACKビットの数を示している。ここで、c番目のセルとは、あるセルを意味してもよい。
また、c番目のセルに対するHARQ−ACKビット、oc、0 ACK、oc、1 ACK、…、oc、j ACK(j=O ACK−1)は、以下のように構成される。例えば、c番目のセルにおいて設定された送信モードが、1つのトランスポートブロック(1つの下りリンクトランスポートブロックの送信)をサポートする場合は、O ACK=B DLが適用されてもよい。また、例えば、c番目のセルにおいて空間的なバンドリングが適用される場合は、O ACK=B DLが適用されてもよい。また、例えば、c番目のセルにおいて設定された送信モードが、2つまでのトランスポートブロック(2つまでの下りリンクトランスポートブロックの送信)をサポートし、空間的なバンドリングが適用されない場合は、O ACK=2B DLが適用されてもよい。
ここで、DL参照UL−DL設定1−6に対して、c番目のセルにおいて設定された送信モードが、1つのトランスポートブロックをサポートする場合は、サブフレームn−kにおける、対応するPDCCH/EPDCCHによって指示されたPDSCHでの送信、または、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCH、に対するHARQ−ACKは、oc,DAI(k)−1 ACKに関連する。
また、DL参照UL−DL設定1−6に対して、c番目のセルにおいて設定された送信モードが、2つまでのトランスポートブロックをサポートする場合は、サブフレームn−kにおける、対応するPDCCH/EPDCCHによって指示されるPDSCHでの送信、または、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCH、に対するHARQ−ACKは、oc,DAI(k)−2 ACK、および、oc,DAI(k)−1 ACKに関連する。
ここで、DAI(k)は、サブフレームn−kにおいて検出された下りリンクに対するDCIフォーマットにおけるDAIの値を示している。また、oc,DAI(k)−2 ACK、oc,DAI(k)−1 ACKは、それぞれ、コードワード0、コードワード1に対するHARQ−ACKを示している。
また、DL参照UL−DL設定0に対して、c番目のセルにおいて設定された送信モードが、1つのトランスポートブロックをサポートする場合は、サブフレームn−kにおける、対応するPDCCH/EPDCCHによって指示されるPDSCHでの送信、または、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCH、に対するHARQ−ACKは、oc,0 ACKに関連する。
また、DL参照UL−DL設定0に対して、c番目のセルにおいて設定された送信モードが、2つまでのトランスポートブロックをサポートする場合は、サブフレームn−kにおける、対応するPDCCH/EPDCCHによって指示されるPDSCHでの送信、または、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCH、に対するHARQ−ACKは、oc,0 ACKおよびoc,1 ACKに関連する。ここで、oc,0 ACK、oc,1 ACKは、それぞれ、コードワード0、コードワード1に対するHARQ−ACKを示している。
ここで、基地局装置3は、複数の送信モードのうちの1つに基づいてPDSCHでの送信を受信するよう、端末装置1に対して設定してもよい。例えば、基地局装置3は、RRCメッセージを使用して、下りリンクの送信モードを端末装置1に対して設定してもよい。
また、B DLは、端末装置1が、c番目のセルに対するHARQ−ACKを送信する必要がある下りリンクサブフレームの数を示している。ここで、B DLは、端末装置1が、c番目のセルに対するHARQ−ACKを送信する必要がある下りリンクサブフレーム、および、スペシャルサブフレームの数を示してもよい。すなわち、B DLは、端末装置1が、c番目のセルに対するHARQ−ACKを送信する必要があるPDSCHでの送信の数を示してもよい。また、B DLは、端末装置1が、c番目のセルに対するHARQ−ACKを送信する必要がある、PDSCHでの送信、および、下りリンクのSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHの送信の数を示してもよい。
ここで、端末装置1がPUCCHでの送信を行なおうとする場合に対して、B DL=Mであってもよい。上述したように、Mは、上りリンクサブフレームnに関連するセットKにおける要素の数を示している。ここで、この場合においては、セットKは、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、のスペシャルサブフレームを含まない(the set K does not include a special subframe of special subframe configurations 0 and 5 with normal downlink CP or of special subframe configurations 0 and 4 with extended downlink CP)。
すなわち、端末装置1は、c番目のセルに対して、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、B DL=Mとして、該c番目のセルに対するHARQ−ACKビットを決定してもよい。
また、端末装置1がPUCCHでの送信を行なおうとする場合に対して、B DL=M−1であってもよい。ここで、この場合においては、セットKは、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、のスペシャルサブフレームを含む(the set K includes a special subframe of special subframe configurations 0 and 5 with normal downlink CP or of special subframe configurations 0 and 4 with extended downlink CP)。
すなわち、端末装置1は、c番目のセルに対して、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、B DL=M−1として、該c番目のセルに対するHARQ−ACKビットを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、c番目のセルに対して、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、該c番目のセルのスペシャルサブフレームを、HARQ−ACKビットを決定するために用いられるサブフレームから除外してもよい。
すなわち、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、スペシャルサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。また、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、スペシャルサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待するか否かを決定してもよい。
すなわち、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、スペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、スペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしなくてもよい。また、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、スペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタするか否かを決定してもよい。
すなわち、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、スペシャルサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれなくてもよい。
ここで、上述したような、HARQ−ACKビットの決定(HARQ−ACKビットの数の決定、HARQ−ACKのペイロードサイズの決定、リザーブされるHARQ−ACKフィールドの数の決定)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定とも称する。
すなわち、あるセルにおける、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、該セルのスペシャルサブフレームは、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外されてもよい(for special subframe configurations 0 and 5 with normal downlink CP or configurations 0 and 4 with extended downlink CP in a cell, the special subframe of the cell is excluded from the HARQ-ACK codebook size determinastion)。
上述までのHARQ−ACKのコードブックサイズの決定方法を踏まえて、以下、本実施形態における通信方法について、詳細に説明する。
ここで、以下の説明において、第1のUL参照UL−DL設定および第2のUL参照UL−DL設定を総称して、UL参照UL−DL設定とも称する。また、第1のDL参照UL−DL設定および第2のDL参照UL−DL設定を総称して、DL参照UL−DL設定とも称する。
また、第1のUL参照UL−DL設定がセットされ、且つ、第2のUL参照UL−DL設定がセットされていない場合には、UL参照UL−DL設定は第1のUL参照UL−DL設定でもよい。また、第1のUL参照UL−DL設定がセットされ、且つ、第2のUL参照UL−DL設定がセットされている場合には、UL参照UL−DL設定は第1のUL参照UL−DL設定でもよい。また、第1のUL参照UL−DL設定がセットされ、且つ、第2のUL参照UL−DL設定がセットされている場合には、UL参照UL−DL設定は第2のUL参照UL−DL設定でもよい。
また、第1のDL参照UL−DL設定がセットされ、且つ、第2のDL参照UL−DL設定がセットされていない場合には、DL参照UL−DL設定は第1のDL参照UL−DL設定でもよい。また、第1のDL参照UL−DL設定がセットされ、且つ、第2のDL参照UL−DL設定がセットされている場合には、DL参照UL−DL設定は第1のDL参照UL−DL設定でもよい。また、第1のDL参照UL−DL設定がセットされ、且つ、第2のDL参照UL−DL設定がセットされている場合には、DL参照UL−DL設定は第2のDL参照UL−DL設定でもよい。
図17は、本実施形態における通信方法を説明するための図である。ここで、図17では、一例として、あるセルに対して、UL参照UL−DL設定0、DL参照UL−DL設定2、第3のUL−DL設定4がセットされている場合を示している。端末装置1は、該セルに対するHARQ−ACKのコードブックサイズを決定する。
すなわち、図17におけるサブフレーム6は、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図17におけるサブフレーム6は、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図17におけるサブフレーム6は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームである。
すなわち、本実施形態において、5msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期と10msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期の間における設定(再設定でもよい)がサポートされる。
例えば、UL参照UL−DL設定に基づいて5msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期のUL−DL設定がセットされ、第3のUL−DL設定に基づいて10msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期のUL−DL設定がセットされてもよい。また、UL参照UL−DL設定に基づいて10msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期のUL−DL設定がセットされ、第3のUL−DL設定に基づいて5msの下りリンク−上りリンク・スイッチポイント周期のUL−DL設定がセットされてもよい。
ここで、端末装置1は、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いられるスペシャルサブフレームを、DL参照UL−DL設定に基づいて決定してもよい。すなわち、端末装置1は、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いるかどうかを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
例えば、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外してもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=M−1として、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待してもよい。
すなわち、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)として指示されたサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待するか否かを決定してもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしてもよい。
すなわち、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)として指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタするか否かを決定してもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図17におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれてもよい。
すなわち、あるセルにおける、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、DL参照UL−DL設定に基づいて指示された、該セルのスペシャルサブフレームは、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外されてもよい。端末装置1は、DL参照UL−DL設定、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
図18は、本実施形態における通信方法を説明するための別の図である。ここで、図18では、一例として、あるセルに対して、UL参照UL−DL設定0、DL参照UL−DL設定3、第3のUL−DL設定4がセットされている場合を示している。端末装置1は、該セルに対するHARQ−ACKのコードブックサイズを決定する。
すなわち、図18におけるサブフレーム6は、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図18におけるサブフレーム6は、DL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図18におけるサブフレーム6は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームである。
ここで、端末装置1は、DL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図18におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、DL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図18におけるサブフレーム6)におけるPDSCHでの送信を期待してもよい。すなわち、DL参照UL−DL設定に基づいて指示された、あるセルの下りリンクサブフレーム(すなわち、図18におけるサブフレーム6)は、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いられてもよい。
また、端末装置1は、DL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図18におけるサブフレーム6)において、EPDCCHをモニタしてもよい。
図19は、本実施形態における通信方法を説明するための別の図である。ここで、図19では、一例として、あるセルに対して、UL参照UL−DL設定0、DL参照UL−DL設定4、第3のUL−DL設定2がセットされている場合を示している。端末装置1は、該セルに対するHARQ−ACKのコードブックサイズを決定する。
すなわち、図19におけるサブフレーム6は、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図19におけるサブフレーム6は、DL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図19におけるサブフレーム6は、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。UL参照UL−DL設定とDL参照UL−DL設定の両方でDLである区間は、第3のUL−DL設定においてもDLである。UL参照UL−DL設定とDL参照UL−DL設定の両方でULである区間は、第3のUL−DL設定においてもULである。DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され得るサブフレームは、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、DL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームは、第3のUL−DL設定においてもスペシャルサブフレームとして指示される。
ここで、端末装置1は、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いられるスペシャルサブフレームを、第3のUL−DL設定に基づいて決定してもよい。すなわち、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いるかどうかを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
例えば、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外してもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=M−1として、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待してもよい。
すなわち、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)として指示されたサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待するか否かを決定してもよい。
すなわち、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしてもよい。
すなわち、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)として指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタするか否かを決定してもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図19におけるサブフレーム6)のDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれてもよい。
すなわち、あるセルにおける、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、第3のUL−DL設定に基づいて指示された、該セルのスペシャルサブフレームは、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外されてもよい。端末装置1は、第3のUL−DL設定、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
図20は、本実施形態における通信方法を説明するための別の図である。ここで、図20では、一例として、あるセルに対して、UL参照UL−DL設定0、DL参照UL−DL設定4、第3のUL−DL設定3がセットされている場合を示している。端末装置1は、該セルに対するHARQ−ACKのコードブックサイズを決定する。
すなわち、図20におけるサブフレーム6は、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図20におけるサブフレーム6は、DL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームである。また、図20におけるサブフレーム6は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームである。
ここで、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図20におけるサブフレーム6)を、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図20におけるサブフレーム6)におけるPDSCHでの送信を期待してもよい。すなわち、DL参照UL−DL設定に基づいて指示された、あるセルの下りリンクサブフレーム(すなわち、図20におけるサブフレーム6)は、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いられてもよい。
また、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレーム(すなわち、図20におけるサブフレーム6)において、EPDCCHをモニタしてもよい。
ここで、上述した、図17から図20におけるHARQ−ACKの送信方法(HARQ−ACKのコードワードサイズの決定方法)は、端末装置1に対して、少なくとも、DL参照UL−DL設定がセットされている場合の動作を示している。すなわち、図17から図20における動作は、ダイナミックTDD(eIMTAでもよい)が設定された端末装置1における動作を示している。
以下、端末装置1に対して、少なくとも、DL参照UL−DL設定がセットされていない場合のHARQ−ACKのコードブックサイズの決定方法を記載する。すなわち、ダイナミックTDD(eIMTAでもよい)が設定されていない端末装置1における動作を記載する。
ここで、DL参照UL−DL設定がセットされていない端末装置1は、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いられるスペシャルサブフレームを、UL参照UL−DL設定に基づいて決定してもよい。すなわち、端末装置1は、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いるかどうかを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
例えば、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外してもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=M−1として、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待してもよい。
すなわち、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおけるPDSCHでの送信を期待するか否かを決定してもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、PDSCHでの送信は行なわれてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタしてもよい。
すなわち、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHをモニタするか否かを決定してもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれなくてもよい。
また、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外に対して、UL参照UL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームのDwPTSにおいて、EPDCCHでの送信は行なわれてもよい。
すなわち、あるセルにおける、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4に対して、UL参照UL−DL設定に基づいて指示された、該セルのスペシャルサブフレームは、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外されてもよい。端末装置1は、UL参照UL−DL設定、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
また、端末装置1は、UL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズを決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、UL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおけるPDSCHでの送信を期待してもよい。すなわち、UL参照UL−DL設定に基づいて指示された、あるセルの下りリンクサブフレームは、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いられてもよい。
また、端末装置1は、UL参照UL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいてEPDCCHをモニタしてもよい。
上述のようにHARQ−ACKのコードブックサイズを決定した端末装置1は、決定したHARQ−ACKのコードブックサイズを用いて、HARQ−ACKを送信する。すなわち、端末装置1は、サブフレーム(複数のサブフレームでもよい)n−k(ここで、k∈K、Kは、図15によって示される)におけるPDSCHでの送信の検出に基づいて、対応するHARQ−ACKのフィールドにACKまたはNACKをセットし、上りリンクサブフレームnにおいて、HARQ−ACK、または、空間的にバンドルされたHARQ−ACKを送信する。
また、端末装置1は、サブフレーム(複数のサブフレームでもよい)n−k(ここで、k∈K、Kは、図15によって示される)における下りリンクのSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHの検出に基づいて、対応するHARQ−ACKのフィールドにACKまたはNACKをセットし、上りリンクサブフレームnにおいて、HARQ−ACKを送信してもよい。
ここで、端末装置1は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、PDSCH、および、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHのどちらも検出しなかった場合には、NACKを生成してもよい。すなわち、端末装置1は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、PDSCH、および、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHのどちらも検出しなかった場合には、対応するHARQ−ACKのフィールドにNACKをセットしてもよい。
ここで、端末装置1は、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが2つまでのトランスポートブロックをサポートし、且つ、空間的なバンドリングが適用されない場合には、2つのNACKを生成してもよい。また、端末装置1は、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが1つのトランスポートブロックをサポートする場合には、1つのNACKを生成してもよい。また、端末装置1は、該セルにおいて空間的なバンドリングが適用される場合には、1つのNACKを生成してもよい。
ここで、端末装置1は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが2つまでのトランスポートブロックをサポートし、且つ、該セルの該サブフレームにおいて1つのトランスポートブロックを受信し、且つ、該セルに対して空間的なHARQ−ACKバンドリングが適用されない場合には、受信した1つのトランスポートブロックとは異なるトランスポートブロックに対する1つのNACKを生成してもよい。
また、端末装置1は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが2つまでのトランスポートブロックをサポートし、且つ、該セルの該サブフレームにおいて下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHを受信(検出)し、且つ、該セルに対して空間的なHARQ−ACKバンドリングが適用されない場合には、コードワード1に対応するHAR−ACKとして、1つのNACKを生成する。ここで、受信した下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHに対する1つのACKは、コードワード0に対応するHARQ−ACKとして生成されてもよい。
また、端末装置1は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが2つまでのトランスポートブロックをサポートし、且つ、該セルの該サブフレームにおいて下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHを受信(検出)し、且つ、該セルに対して空間的なHARQ−ACKバンドリングが適用されない場合には、コードワード0に対応するHAR−ACKとして、1つのNACKを生成する。ここで、受信した下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHに対する1つのACKは、コードワード1に対応するHARQ−ACKとして生成されてもよい。
また、端末装置1は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが2つまでのトランスポートブロックをサポートし、且つ、該セルの該サブフレームにおいて下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHを受信(検出)し、且つ、該セルに対して空間的なHARQ−ACKバンドリングが適用されない場合には、2つのACKを生成してもよい。すなわち、この場合においては、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHへの応答として、両方のトランスポートブロックに対して2つのACK(同じHARQ−ACK応答)が生成されてもよい。
また、基地局装置3は、あるセルに対する、あるサブフレームにおいて、該セルにおいて設定された下りリンク送信モードが2つまでのトランスポートブロックをサポートし、且つ、該セルの該サブフレームにおいて下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHを送信し、且つ、該セルに対して空間的なHARQ−ACKバンドリングが適用されない場合、該両方のトランスポートブロックに対するHARQ−ACKのうち少なくとも1つがACKであるならば、端末装置1が、下りリンクSPSリリースを指示するPDCCH/EPDCCHの受信(検出)に成功したと判断してもよい。
ここで、上述したように、端末装置1は、CPの長さ、および、サブフレームの設定に基づいて、あるサブフレーム(あるサブフレームのDwPTSでもよい)におけるPDSCHでの送信を期待するか否かを決定してもよい。
以下、CPの長さ、サブフレームの設定、および、第3のUL−DL設定に基づく、端末装置1の動作の一例を記載する。
例えば、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(サブフレームのDwPTSでもよい)におけるPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおけるPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。
ここで、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合に、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、EPDCCH(EPDCCHで送信される上りリンクグラントでもよい)をモニタしてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合に、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、EPDCCH(EPDCCHで送信される上りリンクグラントでもよい)をモニタしなくてもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(サブフレームのDwPTSでもよい)におけるPDSCHでの送信を期待してもよい。
また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおけるPDSCHでの送信を期待してもよい。
すなわち、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(サブフレームのDwPTSでもよい)におけるPDSCHでの送信を期待するか否かを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
また、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたサブフレームにおけるPDSCHでの送信を期待するか否かを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
以下、CPの長さ、サブフレームの設定、UL参照UL−DL設定、DL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定に基づく、端末装置1の動作の一例を記載する。
上述したように、端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(以下、説明を明確にするために、DL−Sサブフレームとも記載する)においてPDSCHでの送信を期待してもよい。ここで、この場合において、端末装置1は、該DL−Sサブフレームが、第1のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示された場合には、該DL−SサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待するか否かを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、該DL−SサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待するか否かを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、該DL−SサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待しなくてもよい。また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、該DL−SサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待してもよい。
また、端末装置1は、該DL−Sサブフレームが、第1のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示された場合には、該DL−SサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待してもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該DL−SサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待してもよい。
ここで、上述したとおり、あるサブフレームにおけるPDSCHでの送信を期待しないことには、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外することが含まれる。
また、上述したように、端末装置1は、EPDCCHをモニタするサブフレーム(以下、説明を明確にするために、EPDCCHモニタリングサブフレームとも記載する)のうち、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレーム(以下、説明を明確にするために、EPDCCHモニタリングDL−Sサブフレームとも記載する)においてEPDCCHをモニタしてもよい。ここで、上述したように、EPDCCHをモニタするサブフレームは、端末装置1がEPDCCHをモニタすべきサブフレームとして設定される。
ここで、この場合において、端末装置1は、EPDCCHモニタリングDL−Sサブフレームが、第1のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示された場合(第1の場合とも記載される)には、該EPDCCHモニタリングDL−SサブフレームにおいてEPDCCHをモニタするか否かを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、該EPDCCHモニタリングDL−SサブフレームにおいてEPDCCHをモニタするか否かを、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされているかどうかに基づいて決定してもよい。
すなわち、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4がセットされている場合には、該EPDCCHモニタリングDL−SサブフレームにおいてEPDCCHをモニタしなくてもよい。また、端末装置1は、ノーマル下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および5、または、拡張下りリンクCPでのスペシャルサブフレーム設定0および4、以外がセットされている場合には、該EPDCCHモニタリングDL−SサブフレームにおいてEPDCCHをモニタしてもよい。
また、端末装置1は、該EPDCCHモニタリングDL−Sサブフレームが、第1のUL−DL設定に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームとして指示された場合(第1の場合とも記載される)には、該EPDCCHモニタリングDL−SサブフレームにおいてEPDCCHをモニタしてもよい。すなわち、この場合においては、端末装置1は、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該EPDCCHモニタリングDL−SサブフレームにおいてEPDCCHをモニタしてもよい。
ここで、上述のような通信方法は、端末装置1に対して1つのセル(のみ)が設定されている場合に対して、適用されてもよい。また、端末装置1に対して複数のセル(例えば、2つのセル)が設定されており、該複数のセルの全て(例えば、該2つのセル)に対する第1のUL参照UL−DL設定が同一の場合に対して、適用されてもよい。
また、端末装置1に対して複数のセルが設定されており、少なくとも2つのセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一ではない(異なる)場合に対して、適用されてもよい。
ここで、端末装置1に対して複数のセルが設定されており、少なくとも2つのセルに対する第1のUL参照UL−DL設定が同一ではない場合、端末装置1が、サブフレームnにおいて、PUCCHで送信を行なおうとする場合に対して、常に、B DL=Mとして、HARQ−ACKのコードブックサイズが決定されてもよい。
ここで、Mは、あるセルに対するサブフレームnに関連するセットKにおける要素の数を示している。すなわち、端末装置1は、該セルのサブフレームn−kにおけるPDSCHでの送信の検出に基づいて、上りリンクサブフレームnにおいてHARQ−ACKを送信する。ここで、k∈Kであり、Kは、図15によって示される。ここで、この場合においては、図15におけるUL−DL設定は、DL参照UL−DL設定を参照する。すなわち、この場合においては、図15におけるUL−DL設定として、DL参照UL−DL設定が用いられる。
次に、拡張物理下りリンク制御チャネル(EPDCCH:Enhanced Physical Downlink Control Channel)について説明する。なお、EPDCCHは、PDSCHなどの他の物理チャネルと同様、リソースエレメント(RE:Resource Element)を用いて送受信される。アンテナポートPに対するリソースグリッド(送信される信号をスロット毎に、サブキャリアとOFDMシンボルとのグリッドによって記載したもの)の各要素(1つのサブキャリアかつ1つのOFDMシンボルに対応する要素)は、REと呼ばれ、1つのスロット内でインデクスのペアであるk(0から開始し、周波数軸方向に昇順なインデクス)およびl(0から開始し、時間軸方向に昇順なインデクス)によって一意に識別される。
EREG(Enhanced RE Group)は、EPDCCHのREへのマッピングを規定するために用いられる。リソースブロックペア毎に、0から15までの番号が振られた16個のEREGがある。1つのPRBペア内で、通常のCP(Cyclic Prefix)に対してアンテナポート107、108、109および110のための、拡張のCPに対してアンテナポート107および108のためのDMRSを運ぶREを除くすべてのREに、周波数が先で時間が後の昇順で、0から15まで循環的に番号が振られる。そのPRBペア内の番号iが振られたすべてのREが、iの番号が振られたEREGを構成する。ここで、CPとは、下りリンクにおけるODFMシンボル(上りリンクの場合はSC−FDMAシンボル)の有効シンボル区間の前方に付加される信号であり、有効シンボル区間内の一部(通常は最後部)がコピーされた信号である。CP長には通常の長さ(例えば有効シンボル長2048サンプルに対して160サンプルあるいは144サンプル)の通常のCPと、通常のCPよりも長い(例えば有効シンボル長2048サンプルに対して512サンプルあるいは1024サンプル)拡張のCPの2種類がある。
EPDCCHは、スケジューリング割り当てを運ぶ。1つのEPDCCHは1つあるいはいくつかの連続するECCE(Enhanced Control Channel Element)の集合体(アグリゲーション)を用いて送信される。ここで、各ECCEは複数のEREGから構成される。1つのEPDCCHのために用いられるECCEの数は、そのEPDCCHのフォーマットと、ECCE毎のEREGの数とに依存する。局所的送信と分散的送信の両方がサポートされる。1つのEPDCCHは、ECCEのEREGおよびPRBペアへのマッピングが異なる局所的送信と分散的送信のいずれかを用いることができる。
端末装置は、後述するように複数のEPDCCHをモニタリングする。端末装置がEPDCCH送信をモニタする1つあるいは2つのPRBペアの設置が設定されることができる。上位層によって設定されるように、EPDCCHセットXにおけるすべてのEPDCCH候補は、局所的送信のみあるいは分散的送信のみが用いる。サブフレームiのEPDCCHセットXにおいて、EPDCCHの送信に利用可能なECCEは、0からNECCE、m、i−1までの番号が振られる。ここで、NECCE、m、iはサブフレームiのEPDCCHセットXにおけるEPDCCHの送信に利用可能なECCEの数である。番号nのECCEは、局所的マッピングの場合、インデクスがfloor(n/NRB ECCE)であるPRB中の(n mod NRB ECCE)+jNRB ECCEの番号が振られたEREGに対応し、分散的マッピングの場合、インデクスが(n+j max(1、NXm RB/NECCE EREG))mod NXm RBであるPRB中のfloor(n/NXm RB)+jNRB ECCEの番号が振られたEREGに対応する。ここで、j=0、1、・・・、NECCE EREG−1であり、NECCE EREGはECCEあたりのEREGの数である。また、NRB ECCEは16/NECCE EREGに等しく、PRBペアあたりのECCEの数である。また、floorとmodとmaxはそれぞれ床関数と剰余関数(mod関数)と最大値関数(max関数)である。なお、ここでは、EPDCCHセットXを構成するPRBペアは、0からNXm RB−1まで昇順に番号かふられているものとする。
ECCE EREGは、CPとサブフレームのタイプに基づいて決まる。より具体的には、通常のCPかつ通常のサブフレーム(通常の下りリンクサブフレーム)の場合、あるいは通常のCPかつスペシャルサブフレーム設定が3、4あるいは8のスペシャルサブフレームの場合は、NECCE EREGは=4である。通常のCPかつスペシャルサブフレーム設定が1、2、6、7あるいは9のスペシャルサブフレーム(つまりDwPTSが6個以上かつ10個以下のOFDMシンボルで構成されるスペシャルサブフレーム)の場合、拡張のCPかつ通常のサブフレームの場合、あるいは拡張のCPかつスペシャルサブフレーム設定が1、2、3、5あるいは6のスペシャルサブフレーム(つまりDwPTSが6個以上かつ10個以下のOFDMシンボルで構成されるスペシャルサブフレーム)の場合は、NECCE EREGは=8である。なお、スペシャルサブフレーム設定の詳細に関しては後述する。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、EPDCCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するECCEあたりのEREG数を規定することができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、ECCEあたりのEREG数としていずれの値が適用されるかが、明示的なレイヤ1の信号検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
図21はEPDCCHフォーマットとEPDCCHあたりのECCEの数(アグリゲーションレベル)の対応表を示す図である。図21の対応表におけるケースAは、後述するケース1に対応する条件が満たされる場合に用いられ、その他の場合はケースBが用いられる。特定の端末装置に対する数量であるnEPDCCHは、EPDCCHセットX(2つまでのEPDCCHセットのうちの最初のEPDCCHセット)のEPDCCH送信のために設定された1つのPRBペア内で、下記の(a1)から(a4)の基準のすべてを満たす下りリンクREの数として定義される。
(a1)そのPRBペア内の16個のEREGのうちのいずれか1つの一部である。
(a2)その端末装置によってCRSとして用いられないと想定される。ここで、CRSのアンテナポート数と周波数シフトのパラメータに対して他の値が提供されない限り、そのサービングセルにおけるこれらのパラメータ(PBCHと同じアンテナポート設定によるアンテナポート数および物理セル識別子に基づいて得られる周波数シフト)によってCRSの位置が与えられる。逆に、端末装置に上位層パラメータであるre−MappingQCL−ConfigID−r11によってこれらのパラメータの組が設定された場合には、そのパラメータを用いてCRSの位置が決定する。
(a3)その端末装置によってCSIRSとして用いられないと想定される。ここで、そのサービングセルにおけるゼロ電力CSIRSの設定(ゼロ電力CSIRSのための設定に対して他の値が提供されない場合)と非ゼロ電力CSIRSの設定とによってCSIRSの位置が与えられる。逆に、端末装置に上位層パラメータであるre−MappingQCL−ConfigID−r11によってゼロ電力CSIRSが設定された場合には、そのパラメータを用いてCSIRSの位置が決定する。
(a4)サブフレーム中の第1スロット内のインデクスlがlEPDCCHStart以上であることを満たす。すなわち、1つのサブフレーム中でlEPDCCHStart以降のOFDMシンボル上のREにマッピングされる。ここで、lは、スロット内のOFDMシンボルに振られるインデクスであり、スロット内の先頭のOFDMシンボルから順に、時間方向において0から昇順に振られる。lEPDCCHStartに関しては後述する。
1つのサブフレームにおける1つのEPDCCH上で送信されるビットのブロックであるb(0)、・・・、b(Mbit−1)は、h(i)=(b(i)+c(i))mod 2に基づいてスクランブルされ、その結果h(0)、・・・、h(Mbit−1)というスクランブルされたビットのブロックになる。ここで、Mbitは1つのEPDCCHで送信されるビットの数であり、c(i)はパラメータcinitで初期化される端末装置固有のスクランブリング系列である。このスクランブリング系列生成器は、cinit=floor(n/2)2+nEPDCCH ID,mである。mはEPDCCHセットの番号である。nは無線フレーム中のスロット番号である。nEPDCCH ID,mは上位層シグナリングによりEPDCCHセット毎に設定可能なDMRSスクランブリング初期化パラメータであり、0から503のいずれかの値を取ることできる。
スクランブルされたビットのブロックであるh(0)、・・・、h(Mbit−1)は変調され、その結果d(0)、・・・、d(Msymb−1)という複素値変調シンボルのブロックになる。ここで、Msymbは1つのEPDCCHで送信される変調シンボルの数である。EPDCCHの変調方法はQPSK(Quadrature Phase Shift Keying)である。複素値変調シンボルのブロックはy(i)=d(i)の関係式に基づき、単一レイヤにマッピングされてプレコーディングされる。ここで、i=0、・・・。Msymb−1であり、yはプレコーディングされた変調シンボルである。
複素値シンボルのブロックであるy(0)、・・・、y(Msymb−1)は下記の(m1)から(m4)の基準のすべてを満たすような関連するアンテナポート上のRE(kとlで決まる位置のRE)に、y(0)からスタートして順にマッピングされる。
(m1)EPDCCH送信のために割り当てられたEREGの一部である。
(m2)その端末装置によってCRSとして用いられないと想定される。ここで、CRSのアンテナポート数と周波数シフトのパラメータに対して他の値が提供されない限り、そのサービングセルにおけるこれらのパラメータ(PBCHと同じアンテナポート設定によるアンテナポート数および物理セル識別子に基づいて得られる周波数シフト)によってCRSの位置が与えられる。逆に、端末装置に上位層パラメータであるre−MappingQCL−ConfigID−r11によってこれらのパラメータの組が設定された場合には、そのパラメータを用いてCRSの位置が決定する。
(m3)その端末装置によってCSIRSとして用いられないと想定される。ここで、そのサービングセルにおけるゼロ電力CSIRSの設定(ゼロ電力CSIRSのための設定に対して他の値が提供されない場合)と非ゼロ電力CSIRSの設定とによってCSIRSの位置が与えられる。逆に、端末装置に上位層パラメータであるre−MappingQCL−ConfigID−r11によってゼロ電力CSIRSが設定された場合には、そのパラメータを用いてCSIRSの位置が決定する。
(m4)サブフレーム中の第1スロット内のインデクスlがlEPDCCHStart以上であることを満たす。すなわち、1つのサブフレーム中でlEPDCCHStart以降のOFDMシンボル上のREにマッピングされる。ここで、lは、スロット内のOFDMシンボルに振られるインデクスであり、スロット内の先頭のOFDMシンボルから順に、時間方向において0から昇順に振られる。lEPDCCHStartに関しては後述する。
アンテナポートPにおける上記の基準を満たすRE(kとlで決まる位置のRE)へのマッピングは、インデクスkが先でその後にインデクスlで昇順(kとlが増える方向)であり、これはサブフレームにおける第1スロットから開始して第2スロットで終了する。
ここでアンテナポートPは、論知的なアンテナのポートである。1つのアンテナポートが1つの物理アンテナに対応してもよいし、1つのアンテナポートの信号が、実際は複数の物理アンテナで送信されてもよい。あるいは、複数のアンテナポートの信号が、実際は同じ物理アンテナで送信されてもよい。アンテナポートが同じであれば、同じチャネル特性が得られる。ここでは、アンテナポート0から3までがCRSの送信に関連する(用いられる)アンテナポートであり、アンテナポート4がMBSFN(Multimedia Broadcast multicast service Single Frequency Network)用参照信号の送信に関連する(用いられる)アンテナポートであり、アンテナポート5および7から14までがPDSCHに関連した端末装置固有参照信号の送信に関連する(用いられる)アンテナポートであり、アンテナポート107から110までがEPDCCHに関連した復調参照信号の送信に関連する(用いられる)アンテナポートであり、アンテナポート6がポジショニング参照信号の送信に関連する(用いられる)アンテナポートであり、アンテナポート15から22までがCSIRSの送信に関連する(用いられる)アンテナポートである。
局所的送信では、用いる単一のアンテナポートPは、n’=nECCE、low mod NRB ECCE+nRNTI mod min(NEPDCCH ECCE,NRB ECCE)で算出されるn’と下記の(n1)から(n4)とで与えられる。ここで、nECCE、lowはそのEPDCCHセットにおけるこのEPDCCH送信により用いられる最低のECCEインデクスであり、nRNTIはRNTI(Radio Network Temporary Identifier)の1つであるC−RNTI(Cell−RNTI)に等しい。また、NEPDCCH ECCEはこのEPDCCHのために用いられたECCEの数である。また、minは最小値関数(min関数)である。
(n1)通常のCP、かつ通常のサブフレームあるいはスペシャルサブフレーム設定3、4、あるいは8のスペシャルサブフレームの場合、n’=0はP=107に対応する。通常のCP、かつスペシャルサブフレーム設定1、2、6、7あるいは9のスペシャルサブフレームの場合、n’=0はP=107に対応する。拡張のCPの場合、いずれのサブフレームタイプであっても、n’=0はP=107に対応する。
(n2)通常のCP、かつ通常のサブフレームあるいはスペシャルサブフレーム設定3、4、あるいは8のスペシャルサブフレーム(DwPTSに11個以上のOFDMシンボルが含まれるスペシャルサブフレーム)の場合、n’=1はP=108に対応する。通常のCP、かつスペシャルサブフレーム設定1、2、6、7あるいは9のスペシャルサブフレーム(DwPTSに4個以上10個以下のOFDMシンボルが含まれるスペシャルサブフレーム)の場合、n’=1はP=109に対応する。拡張のCPの場合、いずれのサブフレームタイプであっても、n’=1はP=108に対応する。
(n3)通常のCP、かつ通常のサブフレームあるいはスペシャルサブフレーム設定3、4、あるいは8のスペシャルサブフレームの場合、n’=2はP=109に対応する。
(n4)通常のCP、かつ通常のサブフレームあるいはスペシャルサブフレーム設定3、4、あるいは8のスペシャルサブフレームの場合、n’=3はP=110に対応する。
このように、サブフレームに含まれる下りリンク送信用のOFDMシンボルの数に応じて、用いられるアンテナポートが決定される。これにより、含まれるOFDMシンボルの数が少ない場合は、アンテナポートの総数を低減することができるため、下りリンクのREを効率的に利用することができる。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、EPDCCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するアンテナポートを規定することができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのアンテナポートが用いられるかが、明示的なレイヤ1の信号検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
分散的送信では、1つのEREGにおける各REはアンテナポート107からスタートし、交互にする規則に従って、2つのアンテナポートのうちの1つに関連付けられる。ここで、通常のCPでは、2つのアンテナポートはアンテナポート107とアンテナポート109であり、拡張のCPでは、2つのアンテナポートはアンテナポート107とアンテナポート108である。
それぞれのサービングセルに対して、基地局装置はUEに対して、EPDCCHのモニタリングのための1つまたは2つのEPDCCH−PRBセット(EPDCCHが配置され得るPRBペアの集合、EPDCCHセットとも称す)を、上位層のシグナリングで設定することができる。ここで、1つのEPDCCH−PRBセットに対応する複数のPRBペア(1つのEPDCCH−PRBセットに対応するPRBペアの個数およびそのEPDCCH−PRBセットがいずれのPRBペアに対応するか)も上位層のシグナリングで示される。それぞれのEPDCCH−PRBセットは、0番からNECCE、p、k−1番までの番号が振られたECCEの組(set)で構成される。ここで、NECCE、p、k−1はサブフレームkにおけるEPDCCH−PRBセットp(p+1番目のEPDCCH−PRBセット、pは0または1)内のECCEの数である。それぞれのEPDCCH−PRBセットは、局所的EPDCCH送信か分散的EPDCCH送信のいずれかのために設定されることができる。すなわち、局所的EPDCCH送信が設定されたEPDCCH−PRBセットでは、1つのEPDCCHが周波数方向に比較的局所的に配置され、分散的EPDCCH送信が設定されたEPDCCH−PRBセットでは、1つのEPDCCHが周波数方向に比較的分散的に配置される。
端末装置は、制御情報のために上位層シグナリングによって設定されるように、1つ以上の有効なサービングセルにおいてEPDCCH候補の組をモニタする。ここで、モニタリング(モニタすること)とは、モニタされるDCIフォーマットに応じて、EPDCCH候補の組におけるEDPCCHのそれぞれのデコードを試行することを暗に意味している。EPDCCHのUSS(UE−specific Search Space)において、モニタすべきEPDCCH候補の組が規定される。ここでUSSは、端末装置固有に設定される論理的な領域であり、下りリンク制御情報の伝送に用いられうる領域である。
それぞれのサービングセルに対して、UEがEPDCCH USSをモニタするサブフレームは、上位層によって設定される。より具体的には、アクティブタイム(間欠受信による非活性タイマー起動期間ではない期間、非受信期間ではない期間、端末装置が起きている総期間)中であって、FDDハーフデュープレックス端末装置のための上りリンク送信を要求されるサブフレームではなく、かつメジャメントギャップの一部ではないサブフレームにおいて、上位層はEPDCCHのモニタリングを設定する。ここで、間欠受信とは、端末装置のバッテリー消費適正化のために、一部の期間を除いて、端末装置が起きている(活性状態である)必要がない(非活性であってもよい)という動作である。FDD(Frequency Division Duplex)ハーフデュープレックス端末装置とは、FDDバンドにおいて、上りリンク送信と下りリンク受信を同時に(同じサブフレームで)行う機能を有しない端末装置である。また、メジャメントギャップとは、モビリティ(ハンドオーバ)のためのメジャメント(サービングセル以外のセルの受信電力測定)を行うために、サービングセルにおける送受信を停止する期間であり、メジャメントギャップのパターンはRRCにより設定される。
端末装置は、下記(e1)から(e4)の場合にはEPDCCHをモニタしない。
(e1)TDDかつ通常の下りリンクCPにおいて、スペシャルサブフレーム設定0および5のスペシャルサブフレーム(DwPTS内のOFDMシンボル数が6個より少ないスペシャルサブフレーム)である場合。
(e2)TDDかつ拡張の下りリンクCPにおいて、スペシャルサブフレーム設定0、4、および7のスペシャルサブフレーム(DwPTS内のOFDMシンボル数が6個より少ないスペシャルサブフレーム)である場合。
(e3)上位層によりPMCH(Physical Multicast Channel)のデコードを指示されたサブフレームである場合。
(e4)TDDかつプライマリセルとセカンダリセルとで異なるUL/DL設定が設定され、セカンダリセルにおける下りリンクサブフレームであって、プライマリセルにおける同じサヴフレームがスペシャルサブフレームであり、端末装置がプライマリセルとセカンダリセルとで同時送受信する能力が無い場合。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、EPDCCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対して、EPDCCHモニタが行われるサブフレームを規定することができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのサブフレームでEPDCCHがモニタされるかが、明示的なレイヤ1の信号検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
ここで、スペシャルサブフレームとは、1つのサブフレーム中に下りリンク送信を行う領域(DwPTS)とガードピリオド(GP)と上りリンク送信を行う領域(UpPTS)の順で3つの領域を含むサブフレームであり、スペシャルサブフレーム設定とCP長によりDwPTSとGPとUpPTSの長さが一意に決まる。PMCHは、MBMS(Multimedia Broadcast/Multicast Service)サービスを提供するためのチャネルであり、MBSFNサブフレームにおいてのみ配置されうる。
なお、スペシャルサブフレーム設定は下記の10個の設定のうちのいずれかが設定される。
スペシャルサブフレーム設定0では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは6592サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは7680サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。DwPTSは3個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは1個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定1では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは19760サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは20480サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。DwPTSには通常の下りリンクCPの場合は9個、拡張の下りリンクCPの場合は8個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは1個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定2では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは21952サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは23040サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は10個、拡張の下りリンクCPの場合は9個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは1個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定3では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは24144サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは25600サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は11個、拡張の下りリンクCPの場合は10個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは1個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定4では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは26336サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは2192サンプル、拡張の上りリンクCPでは2560サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは7680サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は12個、拡張の下りリンクCPの場合は3個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは通常の下りリンクCPの場合は1個のSC−FDMAシンボルで構成され、拡張の下りリンクCPの場合は2個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定5では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは6592サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは20480サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は3個、拡張の下りリンクCPの場合は8個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは2個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定6では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは19760サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは23040サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。DwPTSは9個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは2個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定7では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは21952サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。一方、拡張の下りリンクCPにおいてDwPTSは12800サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は10個、拡張の下りリンクCPの場合は5個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは2個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定8では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは24144サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は11個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは2個のSC−FDMAシンボルで構成される。
スペシャルサブフレーム設定9では、通常の下りリンクCPにおいてDwPTSは13168サンプルであり、UpPTSは通常の上りリンクCPでは4384サンプル、拡張の上りリンクCPでは5120サンプルである。DwPTSは通常の下りリンクCPの場合は6個のOFDMシンボルで構成され、UpPTSは2個のSC−FDMAシンボルで構成される。
ここで、UpPTSが1個のSC−FDMAシンボルで構成される場合は、端末装置は基地局装置からの要求に応じて、その1つのSC−FDMAシンボルを用いて上りリンクのサウンディングのための参照信号であるSRS(Sounding Reference Signal)を送信することができる。UpPTSが2個のSC−FDMAシンボルで構成される場合は、端末装置は基地局装置からの要求に応じて、その2つのSC−FDMAシンボルの少なくともいずれかを用いてSRSを送信することができる。
ここで、通常のCPにおいて、通常の下りリンクサブフレームは14個のOFDMシンボルで構成され、通常の上りリンクサブフレームは14個のSC−FDMAシンボルで構成される。また、拡張のCPにおいて、通常の下りリンクサブフレームは12個のOFDMシンボルで構成され、通常の上りリンクサブフレームは12個のSC−FDMAシンボルで構成される。
また、UL/DL設定は下記の7個の設定のうちのいずれかが設定される。
UL/DL設定0では、1つの無線フレーム(10サブフレーム)中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および上りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は5サブフレーム(5ミリ秒)である。
UL/DL設定1では、1つの無線フレーム中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および下りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は5サブフレームである。
UL/DL設定2では、1つの無線フレーム中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、および下りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は5サブフレームである。
UL/DL設定3では、1つの無線フレーム中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、および下りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は10サブフレーム(10ミリ秒)である。
UL/DL設定4では、1つの無線フレーム中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、および下りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は10サブフレームである。
UL/DL設定5では、1つの無線フレーム中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りサブフレーム、下りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、および下りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は10サブフレームである。
UL/DL設定6では、1つの無線フレーム中のサブフレーム0からサブフレーム9が、順にそれぞれ下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、下りリンクサブフレーム、スペシャルサブフレーム、上りリンクサブフレーム、上りリンクサブフレーム、および下りリンクサブフレームである。下りリンクから上りリンクへの変換点の周期は5サブフレームである。
ここで、少なくとも1つのサービングセルに対するUL/DL設定がUL/DL設定5である場合、2個より多いサービングセルは設定されない。
アグリゲーションレベルLにおけるEPDCCHのUSSであるES(L) はEPDCCH候補の組により規定される。ここでLは1、2、4、8、16および32のいずれかである。1つのEPDCCH−PRBセットpに対して、サーチスペースES(L) のEPDCCH候補mに対応するECCEは、L((Yp,k+floor(mNECCE,p,k/(LM(L) ))+b)mod(floor(NECCE,p,k/L)))+iで与えられる。ここで、i=0、・・・、L−1である。また、EPDCCHがモニタされるサービングセルに対してCIF(Carrier Indicator Field)が設定されている場合、bはCIFの値であり、それ以外の場合はb=0である。また、m=0、1、・・・、M(L) −1である。EPDCCHがモニタされるサービングセルに対してCIFが設定されていない場合、M(L) はEPDCCHがモニタされるそのサービングセルにおけるEPDCCH−PRBセットp内のアグリゲーションレベルLにおいてモニタすべきEPDCCHの数である。それ以外の場合、M(L) はCIFの値により示されるサービングセルにおけるEPDCCH−PRBセットp内のアグリゲーションレベルLにおきたモニタすべきEPDCCHの数である。ここで、CIFとは、DCIフォーマット内のフィールドであり、CIFの値はDCIフォーマットがいずれのサービングセルのPDSCH送信、PUSCH送信あるいはランダムアクセス手続きに対応するかを決定するために用いられ、プライマリセルあるいはセカンダリセルのいずれかに対応するサービングセルインデクスと同じ値を取る。
同一のサブフレーム内において、あるEPDCCH候補に対応するECCEが、PBCH、プライマリ同期信号あるいはセカンダリ同期信号のいずれかの送信と周波数上でオーバーラップするPRBペアにマッピングされる場合、端末装置はそのEPDCCH候補をモニタしない。
端末装置が2個のEPDCCH−PRBセットに同じ値のnEPDCCH ID,iが設定されており、その端末装置が一方のEPDCCH−PRBセットに対応するあるDCIペイロードサイズのEPDCCH候補であって、あるREの組にマッピングされるEPDCCH候補を受信し、かつ、その端末装置が他方のEPDCCH−PRBセットに対応する同じDCIペイロードサイズのEPDCCH候補であって、同じREの組にマッピングされるEPDCCH候補をモニタすることも設定されている場合であり、さらに受信されたEPDCCHの最初のECCEの番号がHARQ−ACK送信のためのPUCCHリソースの決定に用いられる場合は、その最初のECCEの番号はp=0のEPDCCH−PRBセットに基づいて決められる。ここで、nEPDCCH ID,iは、EPDCCHに関連するDMRS(Demoduration Reference Signal)の疑似ランダム系列生成の初期化に用いられるパラメータであり、上位層により設定される。なお、iは0または1の値を取り、DMRSに関連するEPDCCHがいずれのEPDCCHセットに属すかを示す。すなわち、pとほぼ同義である。
p,kはYp,k=(Ap,k−1)modDで定義される。ここで、Yp,−1は物理層において端末装置に設定される識別子であるRNTIの値であり、Aは39827であり、Aは39829であり、Dは65537であり、k=floor(n/2)である。すなわち、各サブフレームは2個のスロットで構成されるため、kは無線フレーム中のサブフレーム番号を示す。
図22から図31はEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応表を示す図である。サーチスペースとモニタされるEPDCCH候補の数を規定するアグリゲーションレベルは次のように与えられる。ここで、NXp RBは、EPDCCH−PRBセットpを構成するPRBペアの数である。
端末装置に、分散的送信のための1個のみのEPDCCH−PRBが設定される場合、サーチスペースとモニタされるEPDCCH候補の数を規定するアグリゲーションレベルは図22および図23にリストアップされている。
端末装置に、局所的送信のための1個のみのEPDCCH−PRBが設定される場合、サーチスペースとモニタされるEPDCCH候補の数を規定するアグリゲーションレベルは図24および図25にリストアップされている。
端末装置に、分散的送信のための2個のEPDCCH−PRBが設定される場合、サーチスペースとモニタされるEPDCCH候補の数を規定するアグリゲーションレベルは図26および図27にリストアップされている。
端末装置に、局所的送信のための2個のEPDCCH−PRBが設定される場合、サーチスペースとモニタされるEPDCCH候補の数を規定するアグリゲーションレベルは図28および図29にリストアップされている。
端末装置に、分散的送信のための1個のEPDCCH−PRBと局所的送信のための1個のEPDCCH−PRBとが設定される場合、サーチスペースとモニタされるEPDCCH候補の数を規定するアグリゲーションレベルは図30および図X31にリストアップされている。なお、図30および図31においては、p1は局所的EPDCCH−PRBセットを識別する符号であり、p1は局所的EPDCCH−PRBセットを識別する符号であり、p2は分散的EPDCCH−PRBセットを識別する符号である。すなわち、NXp1 RBは局所的EPDCCH−PRBセットを構成するPRBペアの数であり、NXp2 RBは分散的EPDCCH−PRBセットを構成するPRBペアの数である。また、M(L) p1は局所的EPDCCH−PRBセット内のアグリゲーションレベルLにおいてモニタすべきEPDCCHの数であり、M(L) p2は分散的EPDCCH−PRBセット内のアグリゲーションレベルLにおいてモニタすべきEPDCCHの数である。
図22から図31で示したEPDCCH−PRBセットに含まれるPRB数とアグリゲーションレベルとモニタされるEPDCCH候補の数との対応に対して、下記(c1)から(c4)の場合はケース1が、下記(c5)から(c7)の場合はケース2が、(c8)の場合はケース3がそれぞれ適用される。
(c1)通常のサブフレームかつ通常の下りリンクCPで、DCIフォーマット2、2A、2B、2C、2Dのいずれかがモニタされ、かつMDL RBが25以上の場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が比較的多く、かつDCIフォーマットのペイロードサイズが非常に大きい場合。
(c2)スペシャルサブフレーム設定3、4あるいは8のスペシャルサブフレームかつ通常の下りリンクCP(つまりDwPTSが11個以上のOFDMシンボルで構成されるスペシャルサブフレーム)で、DCIフォーマット2、2A、2B、2C、2Dのいずれかがモニタされ、かつMDL RBが25以上の場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が比較的多く、かつDCIフォーマットのペイロードサイズが非常に大きい場合。
(c3)通常のサブフレームかつ通常の下りリンクCPで、DCIフォーマット1A、1B、1D、1、2、2A、2B、2C、2D、0あるいは4のいずれかがモニタされ、かつnEPDCCHが104より小さい場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が非常に少ない場合。
(c4)スペシャルサブフレーム設定3、4あるいは8のスペシャルサブフレームかつ通常の下りリンクCP(つまりDwPTSが11個以上のOFDMシンボルで構成されるスペシャルサブフレーム)で、DCIフォーマット1A、1B、1D、1、2、2A、2B、2C、2D、0あるいは4のいずれかがモニタされ、かつnEPDCCHが104より小さい場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が非常に少ない場合。
(c5)通常のサブフレームかつ拡張の下りリンクCPで、DCIフォーマット1A、1B、1D、1、2、2A、2B、2C、2D、0あるいは4のいずれかがモニタされる場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が比較的少ない場合。
(c6)スペシャルサブフレーム設定1、2、6、7あるいは9のスペシャルサブフレームかつ通常の下りリンクCP(つまりDwPTSが6個以上かつ10個以下のOFDMシンボルで構成されるスペシャルサブフレーム)で、DCIフォーマット1A、1B、1D、1、2、2A、2B、2C、2D、0あるいは4のいずれかがモニタされる場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が比較的少ない場合。
(c7)スペシャルサブフレーム設定1、2、3、5あるいは6のスペシャルサブフレームかつ拡張の下りリンクCP(つまりDwPTSが6個以上かつ10個以下のOFDMシンボルで構成されるスペシャルサブフレーム)で、DCIフォーマット1A、1B、1D、1、2、2A、2B、2C、2D、0あるいは4のいずれかがモニタされる場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が比較的少ない場合。
(c8)上記(c1)から(c7)のいずれでもない場合。すなわち、1つのPRBペア内でEPDCCH送信に用いることができるRE数が比較的多く、かつDCIフォーマットのペイロードサイズがそれほど大きくない場合。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、(c2)および(c4)におけるスペシャルサブフレーム設定3、4あるいは8のスペシャルサブフレームとは,スペシャルサブフレーム設定3、4あるいは8の下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームを意味し、DwPTSに11個以上のOFDMシンボルが含まれるスペシャルサブフレームである。また、(c6)におけるスペシャルサブフレーム設定1、2、6、7あるいは9のスペシャルサブフレームとは,スペシャルサブフレーム設定1、2、6、7あるいは9の下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームを意味する。また、(c7)におけるスペシャルサブフレーム設定1、2、3、5あるいは6のスペシャルサブフレームとは,スペシャルサブフレーム設定1、2、3、5あるいは6の下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームを意味する。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、EPDCCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対する上記ケースを規定することができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのケースが適用されるかが、明示的なレイヤ1の信号検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
ここで、端末装置が、EPDCCHがモニタされるサービングセルに対してCIFが設定されていない場合、MDL RBはEPDCCHがモニタされるサービングセルのNDL RBである。端末装置が、EPDCCHがモニタされるサービングセルに対してCIFが設定されている場合、MDL RBはCIFの値により指定されるサービングセルのNDL RBである。ここで、NDL RBは下りリンクバンド幅設定であり、周波数方向のリソースブロックサイズの倍数単位で表現される。言い換えると、NDL RBはサービングセルにおける下りリンクコンポーネントキャリア内の周波数方向における総リソースブロック数である。また、DCIフォーマット1A、1B、2D、1は、1つのPDSCHを用いて1個のトランスポートブロックを送信可能な送信モードで用いられるDCIフォーマットであり、それぞれ送信ダイバーシチ、単一ポートを用いた閉ループ空間多重、マルチユーザMIMO(Multiple Input Multiple Output)、単一アンテナポート送信というPDSCH送信方法に用いられる。また、DCIフォーマット2、2A、2B、2C、2Dは、1つのPDSCHを用いて2個までのトランスポートブロックを送信可能な送信モードで用いられるDCIフォーマットであり、それぞれ閉ループ空間多重、大遅延CDD(Cyclic Delay Diversity)、2レイヤ送信、8レイヤ以下送信、および8レイヤ以下送信というPDSCH送信方法に用いられる。また、DCIフォーマット2、2Aはさらに送信ダイバーシチのPDSCH送信方法に、DCIフォーマット2B、2C、2Dはさらに単一アンテナポートのPDSCH送信方法にも用いられる。また、DCIフォーマット0および4は、それぞれ1つのPUSCHを用いて1個および2個までのトランスポートブロックを送信可能な送信モードで用いられるDCIフォーマットであり、それぞれ単一アンテナポート送信および閉ループ空間多重というPDSCH送信方法に用いられる。
また、送信モードとは、上位層シグナリングを介して、PDCCHあるいはEPDCCHを介してシグナリングされたPDSCHデータ送信を受信するために、端末装置に準静的に設定されるモードである。送信モードは、下記の送信モード1から送信モード10のうちのいずれかが設定される。
送信モード1は、単一アンテナポート送信(アンテナポート0による送信)のPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは1Aが用いられる。
送信モード2は、送信ダイバーシチのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは1Aが用いられる。
送信モード3は、大遅延CDDあるいは送信ダイバーシチのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは2Aが用いられる。
送信モード4は、閉ループ空間多重あるいは送信ダイバーシチのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは2が用いられる。
送信モード5は、マルチユーザMIMOあるいは送信ダイバーシチのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは1Dが用いられる。
送信モード6は、単一ポートを用いた閉ループ空間多重あるいは送信ダイバーシチのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは1Bが用いられる。
送信モード7は、単一アンテナポート送信(アンテナポート5による送信)あるいは送信ダイバーシチか単一アンテナポート送信(アンテナポート0による送信)いずれかのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは1が用いられる。
送信モード8は、2レイヤ送信(アンテナポート7およびアンテナポート8による送信)あるいは送信ダイバーシチか単一アンテナポート送信(アンテナポート0による送信)いずれかのPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは2Bが用いられる。
送信モード9は、8レイヤ以下送信(アンテナポート7からアンテナポート14による送信)あるいは送信ダイバーシチか単一アンテナポート送信(アンテナポート0による送信)いずれか(ただし、MBSFNサブフレームの場合はアンテナポート7による単一アンテナポート送信)のPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは2Cが用いられる。
送信モード10は、8レイヤ以下送信(アンテナポート7からアンテナポート14による送信)あるいは送信ダイバーシチか単一アンテナポート送信(アンテナポート0による送信)いずれか(ただし、MBSFNサブフレームの場合はアンテナポート7による単一アンテナポート送信)のPDSCH送信方法が用いられ、DCIフォーマット1あるいは2Cが用いられる。
なお、これ以外の送信モード(例えば、送信モード9や10と同様の規定による送信モード11など)を用いてもよい。
端末装置に、CIFが設定されていない場合、その端末装置はEPDCCHをモニタするように設定されている各活性化されたサービングセルにおいて、図22から図31の対応表によって与えられた各アグリゲーションレベルにおける1つのEPDCCHのUSSをモニタする。端末装置に、EPDCCHのモニタリングが設定されており、かつその端末装置にCIFが設定されている場合、その端末装置は、上位層シグナリングによって設定されたように、1つ以上の活性化されたサービングセルにおいて、図22から図31の対応表によって与えられた各アグリゲーションレベルにおける1つ以上のEPDCCHのUSSをモニタする。サービングセルcにおけるEPDCCHのモニタリングに関連するCIFが設定されている端末装置は、サービングセルcのEPDCCHのUSSにおいて、CIFが設定され、かつC−RNTIによってスクランブルされたCRCが付加されたEPDCCHをモニタする。プライマリセルにおけるEPDCCHのモニタリングに関連するCIFが設定されている端末装置は、プライマリセルのEPDCCHのUSSにおいて、CIFが設定され、かつSPS−RNTI(Semi Persistent Scheduling−RNTI)によってスクランブルされたCRCが付加されたEPDCCHをモニタする。ここで、C−RNTIは動的なPDSCH送信あるいはPUSCH送信に関連するEPDCCH送信に用いられるRNTIであり、SPS−RNTIは準定常的なPDSCH送信あるいはPUSCH送信に関連するEPDCCH送信に用いられるRNTIである。
EPDCCHがモニタされるサービングセルにおいて、端末装置にCIFが設定されていない場合、その端末装置はCIFを含まないEPDCCHのためにEPDCCHのUSSをモニタし、端末装置にCIFが設定されている場合、その端末装置はCIFを含むEPDCCHのためにEPDCCHのUSSをモニタする。すなわち、CIFが設定されているかどうかに応じて、EPDCCHがCIFを含むものとしてEPDCCHをデコードするか、EPDCCHがCIFを含まないものとしてEPDCCHをデコードするかが決まる。端末装置に、セカンダリセルに対応するCIFを含むEPDCCHを他のサービングセルにおいてモニタすることが設定されている場合、その端末相違はそのセカンダリセルにおけるEPDCCHをモニタしない。EPDCCHがモニタされるサービングセルおいて、その端末装置は少なくとも同じサービングセルに対するEPDCCH候補をモニタする。
あるサービングセル上の、CIFを含むあるDCIフォーマットサイズの、C−RNTIによりスクランブルされたCRCが付加されたEPDCCH候補をモニタすることが設定された端末装置は、そのDCIフォーマットサイズで、CIFの取り得るあらゆる値に対応するあらゆるEPDCCHのUSSにおいて、そのDCIフォーマットサイズのEPDCCH候補がそのサービングセル上で送信されるかもしれないと想定する。
EPDCCHがモニタされるサービングセルに対して、ポジショニング参照信号の送信機会がMBSFNサブフレーム内のみに設定され、かつサブフレーム0で用いられるCP長が通常のCPである場合、端末装置は、ポジショニング参照信号の送信機会の一部であると上位層にとって設定されたサブフレームにおいてEPDCCHのモニタは要求されない。
端末装置は、アンテナポート107と108のいずれかに関連するEPDCCH候補をモニタリングする間、同じCinitの値がアンテナポート107と108とに用いられると想定する。端末装置は、アンテナポート109と110のいずれかに関連するEPDCCH候補をモニタリングする間、同じCinitの値がアンテナポート109と110とに用いられると想定する。
あるサービングセルに対して、上位層シグナリングを介して、端末装置が送信モード1から9に応じたPDSCHのデータ送信を受信するように設定されている場合、その端末装置は、下記の(s1)および(s2)に従う。
(s1)その端末装置に上位層パラメータであるepdcch−StartSymbol−r11が設定されている場合、1つのサブフレームにおける第1スロット内のインデクスであるlEPDCCHStartによって与えられる、EPDCCHのための開始OFDMシンボル(1つのサブフレームにおいてEPDCCHがマッピングされる最初のOFDMシンボルであり、EPDCCHの開始位置とも呼ばれれる)は、その上位層パラメータから決められる。ここで、上位層パラメータであるepdcch−StartSymbol−r11は、EPDCCHセット毎に個別に設定可能なパラメータであり、EPDCCHの開始OFDMシンボルを指定するためのパラメータ(開始OFDMシンボルを示す情報)である。上位層パラメータであるepdcch−StartSymbol−r11は、RRCメッセージを用いて設定される。
(s2)その他の場合、1つのサブフレームにおける第1スロット内のインデクスであるlEPDCCHStartによって与えられる、EPDCCHのための開始OFDMシンボルは、NDL RBが10より大きい場合、そのサービングセルのそのサブフレームにおけるCFI(Control Format Indicator)の値により与えられ、NDL RBが10以下の場合、そのサービングセルのそのサブフレームにおけるCFIの値に1を加算することにより与えられる。ここでCFIとは、値として1、2および3のうちのいずれかを取るパラメータであり、PCFICH(Physical CFI Channel)を介して送受信される制御情報である。CFIは、1つのサブフレームにおいてPDCCHの送信のために用いられるOFDMシンボルの数についての情報である。
あるサービングセルに対して、上位層シグナリングを介して、端末装置が送信モード10に応じたPDSCHのデータ送信を受信するように設定されている場合、各EPDCCH^PRBセットに対して、サブフレームkにおけるEPDCCHのモニタリングのための開始OFDMシンボルは、下記の(s3)から(s6)までのように、上位層のパラメータであるpdsch−Start−r11に従う。ここで、上位層パラメータであるpdsch−Start−r11は、PDSCH用の4種類パラメータセットに対して個別に設定可能なパラメータであり、PDSCHの開始OFDMシンボルを指定するためのパラメータ(開始OFDMシンボルを示す情報)である。上位層パラメータであるpdsch−Start−r11は、RRCメッセージを用いて設定される。
(s3)pdsch−Start−r11の値が1、2、3および4の組に属している(値が1、2、3および4のいずれかである)場合、l’EPDCCHStartはpdsch−Start−r11によって与えられる。
(s4)その他の場合(pdsch−Start−r11の値が1、2、3および4の組に属していない場合)、l’EPDCCHStartは、NDL RBが10より大きい場合、そのサービングセルのサブフレームkにおけるCFIの値により与えられ、l’EPDCCHStartは、NDL RBが10以下の場合、そのサービングセルのサブフレームkにおけるCFIの値に1を加算することにより与えられる。
(s5)サブフレームkが上位層パラメータであるmbsfn―SubframeConfigList−r11によって指定されるサブフレームである、あるいはサブフレームkがTDD用のサブフレーム構成におけるサブフレーム1または6である場合、lEPDCCHStartは、lEPDCCHStart=min(2,l’EPDCCHStart)により与えられる。
(s6)その他の場合(サブフレームkが上位層パラメータであるmbsfn―SubframeConfigList−r11によって指定されるサブフレームではない、かつサブフレームkがTDD用のサブフレーム構成におけるサブフレーム1または6ではない場合)、lEPDCCHStartは、lEPDCCHStart=l’EPDCCHStartにより与えられる。
あるサービングセルに対して、上位層シグナリングを介して、端末装置が送信モード1から9に応じたPDSCHのデータ送信を受信するように設定されており、かつEPDCCHのモニタが設定されている場合、その端末装置は、そのサービングセルにおけるアンテナポート0から3と、107から110が、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延および遅延スプレッドに関して疑似コロケートであると想定する(同一の送信点から送信されているものとして受信する、あるいは異なる送信点から送信されていないものとして受信する)。
あるサービングセルに対して、上位層シグナリングを介して、端末装置が送信モード10に応じたPDSCHのデータ送信を受信するように設定されており、かつEPDCCHのモニタが設定されている場合、各EPDCCH−PRBセットに対して、下記の(q1)および(q1)が適用される。
(q1)その端末装置に、疑似コロケーションタイプAに基づいてPDSCHをデコードすることが上位層により設定されている場合、その端末装置は、そのサービングセルにおけるアンテナポート0から3と、107から110が、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延および遅延スプレッドに関して疑似コロケートであると想定する。
(q2)その端末装置に、疑似コロケーションタイプBに基づいてPDSCHをデコードすることが上位層により設定されている場合、その端末装置は、上位層パラメータであるqcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11に対応するアンテナポート15から22と、107から110とが、ドップラーシフト、ドップラースプレッド、平均遅延および遅延スプレッドに関して疑似コロケートであると想定する。ここで、上位層パラメータであるqcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11は、PDSCH用の4種類パラメータセットに対して個別に設定可能なパラメータであり、PDSCHの疑似コロケーションを指定するためのパラメータ(PDSCHに関連する端末固有参照信号がいずれのCSIRSと疑似コロケートしているかを示す情報)である。上位層パラメータであるqcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11は、RRCメッセージを用いて設定される。
ここで、疑似コロケーションタイプAと疑似コロケーションタイプBは、送信モード10が設定された端末装置に対してサービングセル毎にいずれか1つが設定されるパラメータであり、タイプAはアンテナポート7から14が、そのサービングセルのCRSアンテナポート0−3と疑似コロケートされていることを示し、タイプBはアンテナポート7から14が、いずれかのCSIRSアンテナポート15−22と疑似コロケートされていることを示す。逆に言えば、タイプBが設定される場合、CSIRSは必ずしもそのサービングセルに対応する基地局装置から送信されるわけではなく、別の基地局装置から送信されてもよい。その場合、そのCSIRSと疑似コロケートされるEPDCCHやPDSCHは、通常,そのCSIRSと同じ送信点(例えば基地局装置にバックホールで接続された遠隔地における張り出しアンテナ装置あるいは別の基地局装置)から送信されている。
あるサービングセルに対して、上位層シグナリングを介して、端末装置が送信モード10に応じたPDSCHのデータ送信を受信するように設定されており、かつEPDCCHのモニタが設定されている場合、各EPDCCH−PRBセットに対して、その端末装置はそのEPDCCHのREマッピングおよびアンテナポート疑似コロケーションの決定のために、上位層のパラメータであるMappingQCL−ConfigId−r11によって指定されるパラメータを用いる。パラメータセットには、EPDCCHのREマッピングおよびアンテナポート疑似コロケーションの決定のための下記の(Q1)から(Q6)までのパラメータが含まれる。
(Q1)crs−PortsCount−r11。crs−PortsCount−r11は、PDSCHやEPDCCHをREのマッピングする際に用いられるCRSのポート数を示すパラメータである。
(Q2)crs−FreqShift−r11。crs−FreqShift−r11は、PDSCHやEPDCCHをREのマッピングする際に用いられるCRSの周波数シフトを示すパラメータである。
(Q3)mbsdn―SubframeConfigList−r11。mbsdn―SubframeConfigList−r11は、PDSCHやEPDCCHをREのマッピングする際に用いられるMBSFNサブフレームの位置を示すパラメータである。このパラメータでMBSFNサブフレームとして設定されたサブフレームでは、PDCCHが配置されうるOFDMシンボルにのみCRSが存在するものとして(PDCCHが配置されないOFDMシンボルにはCRSが存在しないものとして)、PDSCHやEPDCCHがマッピングされる。
(Q4)csi−RS−ConfigZPId−r11。csi−RS−ConfigZPId−r11は、PDSCHやEPDCCHをREのマッピングする際に用いられるゼロ電力CSIRSの位置を示すパラメータである。
(Q5)pdsch−Start−r11。pdsch−Start−r11は、PDSCHやEPDCCHをREのマッピングする際に用いられる開始OFDMシンボルを示すパラメータである。
(Q6)qcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11。qcl−CSI−RS−ConfigNZPId−r11は、PDSCHやEPDCCHを復調するための参照信号がいずれのCSIRSとコロケートされているかを示すパラメータである。このパラメータは、1つ以上設定されたCSIRSのいずれかのIDを指定することができる。PDSCHやEPDCCHを復調するための参照信号は、IDが指定されたCSIRSと疑似コロケートされているものとする。
次に、PUCCHフォーマットについて説明する。PUCCHは上りリンク制御情報(UCI)を運ぶ。同一の端末装置からのPUCCHとPUSCHの同時送信は、上位層により可能とされている場合はサポートされる。フレーム構成タイプ2に対して、UpPTSフィールドではPUCCHは送信されない。PUCCHは複数のフォーマット(PUCCHフォーマット1、PUCCHフォーマット1a、PUCCHフォーマット1b、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット2a、PUCCHフォーマット2b、PUCCHフォーマット3)をサポートする。PUCCHフォーマット1a、PUCCHフォーマット1b、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット2a、PUCCHフォーマット2b、PUCCHフォーマット3は、変調方式として、それぞれBPSK、QPSK、QPSK、QPSKおよびBPCK、QPSKおよびQPCK、QPSKが用いられる。また、PUCCHフォーマット1a、PUCCHフォーマット1b、PUCCHフォーマット2、PUCCHフォーマット2a、PUCCHフォーマット2b、PUCCHフォーマット3は、サブフレーム毎のビット数として、それぞれ1、2、20、21、22、48ビットを運ぶ。なお、PUCCHフォーマット2aと2bは通常のCPに対してのみサポートされる。
PUCCHにおけるUCIの下記の組み合わせがサポートされる。
・PUCCHフォーマット1a。1ビットのHARQ−ACKに対して、あるいはFDDの場合に1ビットのHARQ−ACKとポジティブスケジューリングリクエスト(ポジティブSR)に対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット1b。2ビットのHARQ−ACKに対して、あるいは2ビットのHARQ−ACKとポジティブSRに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット1b。端末装置に2つ以上のサービングセルが設定されている場合あるいはTDDで単一のサービングセルが設定されている場合の、チャネル選択を用いた4ビットまでのHARQ−ACKに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット1。ポジティブSRに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット2。HARQ−ACKと多重されない場合の1つのCSIレポートに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット2a。通常のCPで、1ビットのHARQ−ACKと多重される1つのCSIレポートに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット2b。通常のCPで、2ビットのHARQ−ACKと多重される1つのCSIレポートに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット2。拡張のCPで、HARQ−ACKと多重される1つのCSIレポートに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット3。FDDでは10ビットまでのHARQ−ACKに対して、TDDでは20ビットまでのHARQ−ACKに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット3。FDDでは10ビットのHARQ−ACKと1ビットのポジティブ/ネガティブSRに対応する11ビットまでに対して、TDDでは20ビットのHARQ−ACKと1ビットのポジティブ/ネガティブSRに対応する21ビットまでに対してサポートされる。
・PUCCHフォーマット3。HARQ−ACKと(もしあれば)1ビットのポジティブ/ネガティブSRおよび1つのサービングセルに対する1つのCSIレポートに対してサポートされる。
なお、SRは、上位層における上りリンクデータチャネルであるUL−SCHの新規送信のために、UL−SCHリソースを要求するために用いられる。UL−SCHは物理層においてはPUSCHを用いて送受信される。HARQ−ACKとSRが同じサブフレームに送信される場合、ネガティブSR送信(ネガティブSRを示すための送信)のために、HARQ−ACKに割り当てられたPUCCHリソース(PUCCHフォーマット1a/1bリソースやチャネル選択に用いられるPUCCHフォーマット1bリソース)においてHARQ−ACKを送信する一方、ポジティブSR送信(ポジティブSRを示すための送信)のために、SRに割り当てられたPUCCHリソースにおいてHARQ−ACKを送信する。なお、SRのためのPUCCHリソースは、RRCメッセージを用いて設定される。
また、チャネル選択は、PUCCHフォーマット1bと一緒に用いられる方法である。複数のHARQ−ACKの組み合わせ(それぞれのHARQ−ACKとしてACKかNACKかDTXかの組み合わせ)毎に、複数のPUCCHリソースのうちのいずれのPUCCHリソースを用いてHARQ−ACKを送信するか、かつそのPUCCHリソースでどのようなビット情報(PUCCHフォーマット1bの場合は{00、01、10、00}の4種類)を送信するかが規定されている。端末装置は、HARQ−ACKの組み合わせに対応する適切なPUCCHリソースを選択してHARQ−ACKの信号を送信し、基地局装置は複数のPUCCHリソースをモニタし、各PUCCHリソースでHARQ−ACKの信号が検出されたか、およびどのような信号が検出されたかに基づいて、HARQ−ACKの組み合わせを知ることができる。なお、以降の記載において、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bのためにPUCCHリソースを用いるとは、そのPUCCHリソースを、選択される複数のPUCCHリソースとして用いるということを意味しており、必ずしも実際のHARQ−ACKの信号に用いられるわけではない。なお、基本的に、ACKは受信の成功を意味し、NACKは受信の失敗(送信されたことを検出した上でのデコードの失敗を含む)を意味し、DTXは送信を検出しなかったこと(送信されていないことを検出したこと)を意味する。
次にTDDにおけるHARQ−ACKフィードバックの手続きについて説明する。以下では、1つのサービングセルが設定されている場合のHARQ−ACKフィードバックの手続き、1つより多い(2つ以上の)サービングセルが設定されている場合のHARQ−ACKフィードバックの手続きの順で説明する。また、2つ以上のサービングセルが設定されている場合のHARQ−ACKフィードバックの手続きの説明の中で、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bによるHARQ−ACKフィードバック、PUCCHフォーマット3によるHARQ−ACKフィードバックの順で説明する。
TDDで、かつフレーム構成タイプ2の2つ以上の(1つより多い)サービングセルをキャリアアグリゲーションする(アグリゲートする)ことをサポートしていない端末装置に対して、2つのHARQ−ACKフィードバックモードが上位層の設定によってサポートされる。HARQ−ACKバンドリングとHARQ−ACK多重(HARQ−ACKマルチプレクシング)である。ただし、TDDのUL/DL設定5で、かつフレーム構成タイプ2の2つ以上の(1つより多い)サービングセルをキャリアアグリゲーションする(アグリゲートする)ことをサポートしていない端末装置に対しては、HARQ−ACKバンドリングのみがサポートされる。
フレーム構成タイプ2の2つ以上のサービングセルをアグリゲートすることをサポートする端末装置は、フレーム構成タイプ2の2つ以上のサービングセルが設定されているとき、上位層によって、HARQ−ACK送信のために、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bかPUCCHフォーマット3のいずれを用いるかが設定される。
フレーム構成タイプ2の2つ以上のサービングセルをアグリゲートすることをサポートする端末装置は、フレーム構成タイプ2の1つの(1つだけの)サービングセルが設定されているとき、上位層によって、HARQ−ACK送信のために、HARQ−ACKバンドリングか、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bか、またはPUCCHフォーマット3を用いることが設定される。チャネル選択のPUCCHフォーマット1bはTDDのUL/DL設定5に対してサポートされない。
図15は、PDSCHが配置されるサブフレームn−kと前記PDSCHが対応するHARQ−ACKが送信されるサブフレームnとの対応を示す図である。表の各セル内のM個の数字の各々はkを示している。M個の数字から構成される数字列はkの集合であるK(K={k、k、・・・、kM−1})を示している。Kは下りリンク関連セットと呼ばれる。なお、k、k、・・・、kM−1の順序は、セル内の数字の左側からの順序である。
TDDのHARQ−ACKバンドリングは、単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数DLサブフレームを跨いで、コードワード毎に、個別のPDSCH送信(対応するPDCCH/EPDCCHと一緒であるものも一緒でないものも含む)のHARQ−ACKと下りリンクのSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHへのレスポンスのACKのすべての論理和演算によって行われる。ここで、上述したように、Mは下りリンク関連セットKの中の要素の数である。このとき、1つのサービングセルに対して、バンドルされた1あるいは2個のHARQ−ACKビットが、それぞれPUCCHフォーマット1aあるいはPUCCHフォーマット1bを用いて送信される。このように、HARQ−ACKをバンドルすることにより、実際に送信されるビット数を低減することができるため、容量の小さいPUCCHフォーマットであるPUCCHフォーマット1aあるいはPUCCHフォーマット1bが用いられることができる。
TDDのHARQ−ACKで、M>1であるサブフレームnに対して、1つの下りリンクサブフレーム中の複数のコードワードを跨いた空間HARQ−ACKバンドリングが、対応する個別のHARQ−ACKのすべての論理和演算によって行われる。1つのサービングセルが設定される場合、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bが用いられる。TDDのHARQ−ACKで、M=1であるサブフレームnに対して、1つの下りリンクサブフレーム中の複数のコードワードを跨いた空間HARQ−ACKバンドリングは行われず、1つの設定されたサービングセルに対して、1または2ビットのHARQ−ACKビットが、それぞれPUCCHフォーマット1aまたはPUCCHフォーマット1bを用いて、送信される。
TDDで、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bの2つ以上の設定されたサービングセルで、かつ単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数下りリンクサブフレームおよびそれらのサービングセルに対して4ビットよりも多いHARQ−ACKビットの場合、すべての設定されたセルに対して、単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数DLサブフレームを跨いだHARQ−ACKバンドリングが行われ、それぞれの設定されたサービングセルに対するバンドルされたHARQ−ACKビットはチャネル選択のPUCCH1bを用いて送信される。TDDで、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bの2つ以上の設定されたサービングセルで、かつ単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数下りリンクサブフレームおよびそれらのサービングセルに対して4ビットまでのHARQ−ACKビットの場合、空間HARQ−ACKバンドリングは行われず、HARQ−ACKビットはチャネル選択のPUCCHフォーマット1bを用いて送信される。
TDDで、PUCCHフォーマット3の2つ以上の設定されたサービングセルで、かつ単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数下りリンクサブフレームおよびそれらのサービングセルに対して20ビットよりも多いHARQ−ACKビットの場合、すべての設定されたセルに対して、単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数DLサブフレームを跨いだHARQ−ACKバンドリングが行われ、PUCCH3を用いて送信される。TDDで、PUCCHフォーマット3の2つ以上の設定されたサービングセルで、かつ単一の上りリンクサブフレームnに関連するM個の複数下りリンクサブフレームおよびそれらのサービングセルに対して20ビットまでのHARQ−ACKビットの場合、空間HARQ−ACKバンドリングは行われず、HARQ−ACKビットはPUCCHフォーマット3を用いて送信される。
TDDでPUCCHフォーマット3に対して、端末装置は1つの上りリンクサブフレームnに関連して、HARQ−ACKビットの数oを前記数1に基づいて決定する。
次に、1つのサービングセルが設定されている場合に対するTDDのHARQ−ACKの手続きについて説明する。
TDDのHARQ−ACKバンドリングフィードバックモードを用いたPUCCHフォーマット1a/1bに対して、およびPUCCHフォーマット3に対して、2つのアンテナポート(アンテナポートpとしてpとp)におけるHARQ−ACK送信がサポートされる。また、フレーム構成タイプ2の2以上のサービングセルをアグリゲートすることをサポートする端末装置は、上位層により、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bに対して、2つのアンテナポート(アンテナポートpとしてpとp)でのHARQ−ACK送信が設定されることができる。
1つの設定されたサービングセルに対してTDDのHARQ−ACKバンドリングまたはTDDのHARQ−ACK多重、かつM=1の1つのサブフレームnに対して、端末装置はPUCCHフォーマット1a/1bでのアンテナポートpでのサブフレームnのHARQ−ACK送信に対して、PUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用いる。ここで、n(1,p) PUCCHは以下のようにして決定される。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素であるk、k、・・・、kM−1)において、対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信がある、あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHがあり、PDSCH送信あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCHがサブフレームn−k(kは、サブフレームn−kの中で、端末装置がPDSCH送信あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHを検出するセットKの中での最小の値)で検出される場合、その端末装置は、まず{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1とするcを選択し、アンテナポートpのために、n(1,p0) PUCCH=(M−m−1)N+mNc+1+nCCE+N(1) PUCCHを用いる。ここで、N(1) PUCCHは上位層によって設定され、N=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}であり、nCCEはサブフレームn−kと対応するmにおける対応するPDCCH送信のために用いられる最初のCCEの番号である。PUCCHフォーマット1a/1bに対して2つのアンテナポート送信が設定される場合、アンテナポートpにおけるHARQ−ACKバンドリングのためのPUDCCHリソースは、n(1,p1) PUCCH=(M−m−1)N+mNc+1+nCCE+1+N(1) PUCCHで与えられる。このようにして、cを選択してPUCCHリソースが決められることにより、サブフレームセットKを跨いで、各サブフレームの中で先頭のODFMシンボルのREにマッピングされるPDCCHが、最も低いインデクスのPUCCHリソースにリンクし、各サブフレームの中で後方のODFMシンボルのREにマッピングされるPDCCHが、より高いインデクスのPUCCHリソースにリンクする。先頭のODFMシンボルは、PDCCH送信に用いられる可能性が高く、後方になるほどPDCCH送信に用いられる可能性が低くなる。そのため、前方のOFDMシンボルだけがPDCCH送信に用いられる場合に、これらのPDCCHがインデクスの低いPUCCHリソースにリンクされていることで、残りの上りリンクリソースをPUSCH送信に用いることができる。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素であるk、k、・・・、kM−1)において検出された、対応するPDCCH/EPDCCHが無いPDSCH送信のみがある場合、端末装置はPUCCHフォーマット1a/1bを用い、PUCCHリソースn(1,p) PUCCHの値であるn(1,p) PUCCH=は上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。より具体的には、上位層により4つのPUCCHリソースの値が設定されており、2ビットのPUCCHに対するTPCコマンドフィールドにより表現されうる4つの値のそれぞれが、上位層により設定された4つのPUCCHリソースの値のそれぞれと対応付けられている。下りリンクのSPSアクティベーションを示すDCIフォーマットにおいて、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドが、上位層により設定された4つのPUCCHリソースの値のうちの1つの値に対応するインデクスとして用いられる。PUCCHフォーマット1a/1bに対する2つのアンテナポート送信およびHARQ−ACKバンドリングが設定されている端末装置に対して、上記の対応関係におけるPUCCHリソースの値(PUCCHに対するTPCコマンドフィールドにより示されるインデクス)はアンテナポートpのための最初のPUCCHリソースn(1,p0) PUCCHとアンテナポートpのための2番目のPUCCHリソースn(1,p1) PUCCHの2つのPUCCHリソースにマップし、その他の場合は、そのPUCCHリソースの値(PUCCHに対するTPCコマンドフィールドにより示されるインデクス)はアンテナポートpのための単一のPUCCHリソースn(1,p0) PUCCHにマップする。このようにして、対応するPDCCH/EPDCCHが無いPDSCH送信、すなわち、下りリンクSPSによるPDSCH送信(ただし、SPSアクティベーションと同時に送信されるPDSCH送信を除く)に対して準定常的にPUCCHリソースを割り当てることができる。また、この準定常的なPUCCHリソースは、PDCCH/EPDCCHの要素のインデクスから算出されるPUCCHリソース(動的なPUCCHリソース)とは別の領域に確保しておくことにより、基地局装置でのスケジューリングを効率化することができる。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素であるk、k、・・・、kM−1)において、対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信がある、あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHがあり、PDSCH送信あるいは下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHがサブフレームn−k(kは、サブフレームn−kの中で、端末装置がPDSCH送信あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHを検出するセットKの中での最小の値)で検出される場合、端末装置は、アンテナポートpに対して下記のPUCCHリソースn(1,p0) PUCCHを用いる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1,p0) PUCCHは数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1,p0) PUCCHは数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkと対応するmにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメント(DCIによる割り当て)の送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。図32および図33はHARQ−ACKリソースオフセットフィールドの値とHARQ−ACKリソースオフセット値であるΔAROの関係を示す図である。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1,p1) PUCCHは数2に1を加算して求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1,p1) PUCCHは数3に1を加算して求められる。
ここで、端末固有に設定可能なPUCCHリソースのオフセットであるN(e1) PUCCH,qは、EPDCCHの検出時に適用され、PDCCH時には適用されない。これにより、EPDCCH検出時に用いられるPUCCHリソースの領域と、PDCCH検出時に用いられるPUCCHリソースの領域とを分離することができ、その結果、両者の衝突を避けることができる。また、各サブフレームのEPDCCHからリンクされるPUCCHリソースの集合は、サブフレーム毎にNECCE,q,n−ki1ずつシフトされる。これにより、k、k、・・・、kM−1の順にPUCCHリソースインデクスの低いほうからリンクされるため、対応する下りリンクサブフレーム間でPUCCHリソースの衝突を避けることができる。また、ΔAROは、端末固有に動的に設定されることができる。そのため、2つのEPDCCHセットに対して同一のN(e1) PUCCH,qを設定する場合においても、EPDCCHセット間でのPUCCHリソースの衝突を避けることができる。また、第1のEPDCCHセット内のEPDCCHにリンクされるPUCCHリソースの次に、第2のEPDCCHセット内のEPDCCHにリンクされるPUCCHリソースが配置されるように、2つのEPDCCHセットに対して異なるN(e1) PUCCH,qを設定する場合においては、ΔAROにより、第2のEPDCCHセット内のEPDCCHを用いた場合であっても、第1のEPDCCHセット内のEPDCCHにリンクされるPUCCHリソースを用いることが可能となり、上りリンクリソースの効率的な使用が可能となる。また、アンテナポートから算出されるn’を用いてPUCCHリソースが決められることにより、空間多重を用いて、1つのECCE(同じECCE)を2個以上の端末装置に対するEPDCCH送信に用いる場合においても、これらの端末装置間で、PUCCHリソースの衝突を避けることができる。
Figure 0006499976
Figure 0006499976
これは、インプリシットなPUCCHリソースを規定するに際し、通常のCPにけるスペシャルサブフレーム設定0または5、あるいは拡張のCPにけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7は、DwPTSを構成するOFDMシンボル数が5個以下であるサブフレーム(1つのPRB中でEPDCCH送信のためのRE数が所定数より少なく、EPDCCH送信のために十分なRE数が無いサブフレーム)である場合に、このサブフレームに対応するPUCCHリソースをリザーブしない(このサブフレームに対応するPUCCHリソース数を0と想定する)ことを意味している。これにより、PUCCHリソースを圧縮することができるため、上りリンクリソースを効率的に使用することができる。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
1つの設定されたサービングセルに対してTDDのHARQ−ACK多重、かつM>1の1つのサブフレームnに対して、サブフレームn−kと、サブフレームn−kとからACL/NACK/DTXレスポンスとしてのHARQ−ACK(i)から得られるPUCCHリソースとしてn(1) PUCCH、iを表す。ここで、kはKの1つ以上の要素であり、0≦i≦M−1である。n(1) PUCCH,iは以下のようにして決定される。
サブフレームn−kにおいて、対応するPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信、あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCHに対して、PUCCHリソースはn(1) PUCCH=(M−i−1)N+iNc+1+nCCE,i+N(1) PUCCHである。ここで、cは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1とするものが選択され、nCCE,iはサブフレームn−kにおける対応するPDCCH送信のために用いられる最初のCCEの番号であり、N(1) PUCCHは上位層によって設定される。
サブフレームn−kにおいて検出された、対応するPDCCH/EPDCCH無いPDSCH送信に対して、PUCCHリソースの値n(1) PUCCH,iは上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。
サブフレームn−kにおける、対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信、あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHに対して、端末装置は、下記のPUCCHリソースn(1,p0) PUCCHを用いる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,iは数4で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,iは数5で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。このように、上位層で設定された複数のPUCCHリソースの内の1つからPUCCHリソースを決定するために、HARQ−ACKリソースオフセットフィールドを用いることにより、TPCフィールドは、TPCコマンドの送信に用いることができる。
Figure 0006499976
Figure 0006499976
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
もし端末装置に、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bに対して、2つのアンテナポート送信が設定されていない場合は、単一のサービングセルが設定されたその端末装置は、上位層シグナリングに基づいて、第1対応関係と第2対応関係および第3対応関係のセット、あるいは、第4対応関係と第5対応関係および第6対応関係のセットのいずれかに基づいたチャネル選択を行う。もし端末装置に、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bに対して、2つのアンテナポート送信が設定されている場合は、その端末装置は第4対応関係と第5対応関係および第6対応関係のセットに基づいたチャネル選択を行う。
ここで、第1対応関係から第6対応関係とは、HARQ−ACK多重の送信における、HARQ−ACKの内容と、チャネル選択で選択されるPUCCHリソース(n(1) PUCCH,0かn(1) PUCCH,1かn(1) PUCCH,2かn(1) PUCCH,3)およびそのPUCCHリソースで送信される2ビットの値(0か1)との対応関係を示す対応表である。第1対応関係と第4対応関係は、2つのPDSCH送信における対応関係である。第2対応関係と第5対応関係は、3つのPDSCH送信における対応関係である。第3対応関係と第6対応関係は、4つのPDSCH送信における対応関係である。また、第1対応関係と第2対応関係および第3対応関係は、単一のサービングセルが設定されている場合だけに用いられる対応関係であり、第4対応関係と第5対応関係および第6対応関係は、2つ以上のサービングセルが設定されている場合にも用いられる対応関係である。なお、第4対応関係と第5対応関係および第6対応関係は、複数のサービングセルが設定された場合であっても、実際にはプライマリセルのみで単一のPDSCH送信(あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH)が行われた場合に、1つのサービングセルのみ(プライマリセルのみ)が設定されている場合のHARQ−ACK送信と、同一の送信方法になるように設計されている。
より詳細には、各対応関係は下記の特徴を持つ。
第1対応関係は、2つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応する2つのHARQ−ACKであるHARQ−ACK(0)およびHARQ−ACK(1)の内容(ACKか、NACKか、DTXか)の組み合わせのそれぞれに対し、2つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応するPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,0およびn(1) PUCCH,1のうち、いずれのPUCCHリソースを選択されたPUCCHリソースであるn(1) PUCCHとして用いるか、およびn(1) PUCCHにおいて送信される2ビットb(0)およびb(1)の値とが、一意に対応する対応表である。なお、HARQ−ACK(0)およびHARQ−ACK(1)がともにDTXの場合は、HARQ−ACKの送信を行わない。
第2対応関係は、3つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応する3つのHARQ−ACKであるHARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)およびHARQ−ACK(2)の内容の組み合わせのそれぞれに対し、3つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応するPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,0とn(1) PUCCH,1およびn(1) PUCCH,2のうち、いずれのPUCCHリソースを選択されたPUCCHリソースであるn(1) PUCCHとして用いるか、およびn(1) PUCCHにおいて送信される2ビットb(0)およびb(1)の値とが、一意に対応する対応表である。なお、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)およびHARQ−ACK(2)がともにDTXの場合は、HARQ−ACKの送信を行わない。
第3対応関係は、4つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応する4つのHARQ−ACKであるHARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)とHARQ−ACK(2)およびHARQ−ACK(3)の内容の組み合わせのそれぞれに対し、4つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応するPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,0とn(1) PUCCH,1とn(1) PUCCH,2およびn(1) PUCCH,3のうち、いずれのPUCCHリソースを選択されたPUCCHリソースであるn(1) PUCCHとして用いるか、およびn(1) PUCCHにおいて送信される2ビットb(0)およびb(1)の値とが、一意に対応する対応表である。なお、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)とHARQ−ACK(2)およびHARQ−ACK(3)がともにDTXの場合は、HARQ−ACKの送信を行わない。
第4対応関係は、2つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応する2つのHARQ−ACKであるHARQ−ACK(0)およびHARQ−ACK(1)の内容の組み合わせのそれぞれに対し、2つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応するPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,0およびn(1) PUCCH,1のうち、いずれのPUCCHリソースを選択されたPUCCHリソースであるn(1) PUCCHとして用いるか、およびn(1) PUCCHにおいて送信される2ビットb(0)およびb(1)の値とが、一意に対応する対応表である。なお、HARQ−ACK(0)およびHARQ−ACK(1)が、それぞれDTXおよびNACK/DTXの場合は、HARQ−ACKの送信を行わない。
第5対応関係は、3つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応する3つのHARQ−ACKであるHARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)およびHARQ−ACK(2)の内容の組み合わせのそれぞれに対し、3つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応するPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,0とn(1) PUCCH,1およびn(1) PUCCH,2のうち、いずれのPUCCHリソースを選択されたPUCCHリソースであるn(1) PUCCHとして用いるか、およびn(1) PUCCHにおいて送信される2ビットb(0)およびb(1)の値とが、一意に対応する対応表である。なお、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)およびHARQ−ACK(2)が、それぞれDTXとNACK/DTXおよびNACK/DTXの場合は、HARQ−ACKの送信を行わない。
第6対応関係は、4つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応する4つのHARQ−ACKであるHARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)とHARQ−ACK(2)およびHARQ−ACK(3)の内容の組み合わせのそれぞれに対し、4つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)に対応するPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,0とn(1) PUCCH,1とn(1) PUCCH,2およびn(1) PUCCH,3のうち、いずれのPUCCHリソースを選択されたPUCCHリソースであるn(1) PUCCHとして用いるか、およびn(1) PUCCHにおいて送信される2ビットb(0)およびb(1)の値とが、一意に対応する対応表である。なお、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)とHARQ−ACK(2)およびHARQ−ACK(3)が、それぞれDTXとNACK/DTXとNACK/DTXおよびNACK/DTXの場合は、HARQ−ACKの送信を行わない。
選択された対応関係のセットに対して、端末装置はPUCCHフォーマット1bを用いて、アンテナポートpにおけるサブフレームnのリソースであるn(1,p) PUCCHでb(0)とb(1)を送信する。ここで、アンテナポートpおよびb(0)とb(1)の値に対して、n(1,p) PUCCH=n(1) PUCCHであり、PUCCHリソースn(1) PUCCHは、それぞれM=2、3および4における選択されたテーブルのセットに基づいて、チャネル選択により生成される。なお、M=2、3および4は、それぞれ2つ、3つおよび4つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)を意味している。また、端末装置にチャネル選択のPUCCHフォーマット1bに対して2つのアンテナポート送信が設定されているとき、アンテナポートp1に対してn(1,p1) PUCCHである。ここで、n(1,p1) PUCCHは、n(1) PUCCHをn(1,p1) PUCCHに置き換え、n(1) PUCCH,iをn(1、p1) PUCCH,iに置き換えることによって、それぞれM=2、3および4における選択された対応関係のセットに基づいて、上位層により設定されたPUCCHリソースであるn(1,p1) PUCCH,i(ただし、0≦i≦M−1)から選択される。
次に、2つ以上のサービングセルが設定されている場合に対するTDDのHARQ−ACKの手続きについて説明する。
2つ以上の設定されたサービングセルに対するTDDのHARQ−ACKフィードバック手続きは、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bの手続きあるいはPUCCHフォーマット3の手続きのいずれかに基づく。PUCCHフォーマット3かつ2つ以上の設定されたサービングセルのTDDに対して、2つのアンテナポート(アンテナポートpとしてpとp)におけるHARQ−ACK送信がサポートされる。チャネル選択のPUCCHフォーマット1bかつ2つの設定されたサービングセルのTDDに対して、2つのアンテナポートにおけるHARQ−ACK送信がサポートされる。
端末装置に2つ以上のサービングセルが設定されており、かつすべてのサービングセルのTDDのUL/DL設定が同じである場合、PUCCHフォーマット3でのTDDのUL/DL設定5は、2つまでの設定されたサービングセルに対してのみサポートされる。端末装置に2つのサービングセルが設定されており、かつすべてのサービングセルのTDDのUL/DL設定が同じである場合、2つの設定されたサービングセルに対して、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bでのTDDのUL/DL設定5はサポートされない。端末装置に2つのサービングセルが設定されており、かつその2つのサービングセルのTDDのUL/DL設定が同じではない(TDDのUL/DL設定が異なる)場合で、少なくとも1つのサービングセルにおける下りリンク参照UL/DL設定がTDDのUL/DL設定5である場合、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bはサポートされない。
次に、2つのサービングセルが設定されている場合に対する、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bによるTDDのHARQ−ACKの手続きについて説明する。
もし端末装置に、同じUL/DL設定の2つのサービングセルが設定されているなら、その場合は、MはセットKのサブフレームnに対する要素の数であり、Mprimary=Mである。もし端末装置に、異なるUL/DL設定の2つのサービングセルが設定されているなら、その場合は、その端末装置はM=max(Mprimary,Msecondary)として、サブフレームnに対するMを決定する。ここで、MprimaryはプライマリセルのTDDのUL/DL設定におけるセットKのサブフレームnに対する要素の数であり、Msecondaryはセカンダリセル(セカンダリサービングセル)のTDDのUL/DL設定におけるセットKのサブフレームnに対する要素の数である。さらに、もしMsecondary<Mならば、その場合は、端末装置はそのセカンダリセルにおいて、HARQ−ACK(j)に、j=MsecondaryからM−1に対して、DTXをセットする。一方、もしMprimary<Mならば、その場合は、端末装置はそのプライマリセルセルにおいて、HARQ−ACK(j)に、j=MprimaryからM−1に対して、DTXをセットする。
もし、端末装置に異なるUL/DL設定の2つのサービングセルが設定されているなら、その場合は、下記の説明のKはKであるものとすることができる。ただし、Kは、UL/DL設定として、プライマリセルのUL/DL設定とセカンダリセルのUL/DL設定の組み合わせから決まる下りリンク参照UL/DL設定を参照した場合のサブフレームnに関連する下りリンク関連セット(サブフレームnに関連する下りリンクサブフレームあるいはスペシャルサブフレーム)に対応するサブフレームn−kとなるようなkの集合である。なお、基地局装置が動的にUL/DL設定を設定できるシステムにおいては、下りリンク参照UL/DL設定はRRCメッセージを介して設定されてもよい。
チャネル選択のPUCCHフォーマット1bのTDDのHARQ−ACK多重で、2つの設定されたサービングセルで、かつM=1の1つのサブフレームnに対して、端末装置は設定されたサービングセルの数と、それぞれのサービングセルに対して設定された下りリンク送信モードとに基づいて、HARQ−ACKビット数oを決定する。端末装置は、2つまでのトランスポートブロックをサポートする下りリンク送信モードが設定されているサービングセルに対しては2ビットのHARQ−ACKビットを用い、それ以外の場合(1つのトランスポートブロックのみをサポートする下りリンク送信モードが設定されているサービングセルに対して)は1ビットのHARQ−ACKビットを用いる。
チャネル選択のPUCCHフォーマット1bのTDDのHARQ−ACK多重で、2つの設定されたサービングセルで、かつM≦2の1つのサブフレームnに対して、端末装置はPUCCHフォーマット1bを用いてアンテナポートpに対してPUCCHリソースn(1、p) PUCCHでHARQ−ACKビットであるb(0)およびb(1)を送信する。ここで、アンテナポートpにおけるサブフレームnのリソースであるn(1,p) PUCCHでb(0)とb(1)を送信する。ここで、アンテナポートpに対して、n(1,p) PUCCH=n(1) PUCCHであり、PUCCHリソースn(1) PUCCHは、A個のPUCCHリソースn(1) PUCCH,j(ただし、0≦j≦A−1、かつAは{2、3、4}の集合)から、PUCCHフォーマット1bを用いるサブフレームにおける第4対応関係、第5対応関係および第6対応関係に基づいて選択される。なお、A=2、3および4は、それぞれ全PDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)のうちの2つ、3つおよび4つのPDSCH送信(あるいはSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信)を意味している。また、端末装置にチャネル選択のPUCCHフォーマット1bに対して2つのアンテナポート送信が設定されているとき、アンテナポートp1に対してn(1,p1) PUCCHである。ここで、n(1,p1) PUCCHは、n(1) PUCCHをn(1、p1) PUCCHに置き換え、n(1) PUCCH,iをn(1,p1) PUCCH,iに置き換えることによって、第4対応関係、第5対応関係および第6対応関係に基づいて、上位層により設定されたA個のPUCCHリソースであるn(1,p1) PUCCH、i(ただし、0≦j≦A−1)から選択される。また、M=1であるサブフレームnに対して、HARQ−ACK(j)は、サービングセルに関連する1つのトランスポートブロックあるいはSPSリリースのPDCCH/EPDCCHに対するACK/NACK/DTXレスポンスを示している。ここで、HARQ−ACK(j)に対するそのトランスポートブロックおよびサービングセルおよびA個のPUCCHリソースは次の対応関係(サブフレームからHARQ−ACKへの第1の対応関係)にある。すなわち、A=2の場合、HARQ−ACK(0)およびHARQ−ACK(1)がそれぞれプライマリセルのトランスポートブロック1およびセカンダリセルのトランスポートブロック1に対応し、A=3の場合、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)およびHARQ−ACK(2)がそれぞれサービングセル1のトランスポートブロック1とサービングセル1のトランスポートブロック2およびサービングセル2のトランスポートブロック1に対応し、A=4の場合、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)とHARQ−ACK(2)およびHARQ−ACK(3)がそれぞれプライマリセルのトランスポートブロック1とプライマリセルのトランスポートブロック2とセカンダリセルのトランスポートブロック1およびセカンダリセルのトランスポートブロック2に対応する。また、M=2であるサブフレームnに対して、HARQ−ACK(j)は、それぞれのサービングセルにおけるセットK(下りリンク関連セット)によって与えられるサブフレーム内における関連する1つのPDSCH送信あるいはSPSリリースのPDCCH/EPDCCHに対するACK/NACK/DTXレスポンスを示している。ここで、HARQ−ACK(j)に対するそれぞれのサービングセルにおけるサブフレームとおよびサービングセルおよびA個のPUCCHリソースは次の対応関係(サブフレームからHARQ−ACKへの第2の対応関係)にある。すなわち、HARQ−ACK(0)とHARQ−ACK(1)とHARQ−ACK(2)およびHARQ−ACK(3)は、それぞれプライマリセルの1つ目のサブフレームとプライマリセルの2つ目のサブフレームとセカンダリセルの1つ目のサブフレームおよびセカンダリセルの2つ目のサブフレームに対応する。端末装置は、M=1の場合はサブフレームからHARQ−ACKへの第1の対応関係において、M=2の場合はサブフレームからHARQ−ACKへの第2の対応関係において、HARQ−ACK(j)(ただし0≦j≦A−1)に関連するA個のPUCCHリソースn(1) PUCCH,iを決定する。PUCCHリソースn(1) PUCCH,iの決定は、以下に基づいて行われる。
サブフレームn−k(ここでkはプライマリセルにおけるKの1つ以上の要素)において、対応するPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信に対して、あるいはプライマリセルにおけるサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)において、下りリンクSPSリリースを示すPDCCHに対して、PUCCHリソースは、n(1) PUCCH,j=(Mprimary−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+N(1) PUCCHである。ここで、cは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1かつN=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}となるものが選択され、NDL RBはプライマリセルから決まる。対応するPDSCH送信が生じるサービングセルにおいてM=1のサブフレームnかつ2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,j+1はn(1) PUCCH,j+1=(Mprimary−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+1+N(1) PUCCHで与えられる。ここで、nCCE,mは対応するDCIアサインメントの送信に用いられる最初のCCEの番号であり、N(1) PUCCHは上位層によって設定される。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)において検出された、対応するPDCCH/EPDCCHが無いプライマリセルにおけるPDSCH送信に対して、n(1) PUCCH,jの値は上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。
サブフレームn−k(ここでkはプライマリセルにおけるKの1つ以上の要素)における、対応するEPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信、あるいは下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,jは下記のように与えられる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,jは数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,jは数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE、q、n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。対応するPDSCH送信が生じるサービングセルにおいてM=1のサブフレームnかつ2つまでのトランスポートブロックをサポートする送信モードに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,j+1は次のように与えられる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,j+1は数2に1を加算して求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,j+1は数3に1を加算して求められる。
これは、インプリシットなPUCCHリソースを規定するに際し、通常のCPにおけるスペシャルサブフレーム設定0または5、あるいは拡張のCPにおけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7は、DwPTSを構成するOFDMシンボル数が5個以下であるサブフレーム(1つのPRB中でEPDCCH送信のためのRE数が所定数より少なく、EPDCCH送信のために十分なRE数が無いサブフレーム)である場合に、このサブフレームに対応するPUCCHリソースをリザーブしない(このサブフレームに対応するPUCCHリソース数を0と想定する)ことを意味している。これにより、上りリンクのリソースを効率的に利用することができる。なお、この想定は、EPDCCH送信に基づくPUCCHリソースの規定(OFDMシンボルベースのブロックインタリーブが適用されないインプリシットなPUCCHリソースの規定)で用いられ、PDCCH送信に基づくPUCCHリソースの規定においては、これらのサブフレームに対応するPUCCHリソースもリザーブされ、その他のサブフレームと区別されることなくOFDMシンボルベースのブロックインタリーブが適用される。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
サブフレームn−k(ここでkはセカンダリセルのKの1つ以上の要素)における対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信に対して、M=2のサブフレームnあるいはM=1のサブフレームnであって、かつ2つまでのトランスポートブロックをサポートするセカンダリセルにおける送信モードに対して、n(1) PUCCH,jの値とn(1) PUCCH,j+1の値は上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。対応するPDCCH/EPDCCHのDCIフォーマットにおけるそのTPCフィールドは、上位層によって設定された4つのリソースの値の1つからPUCCHリソースの値を決定するために用いられる。2つまでのトランスポートブロックをサポートするセカンダリセルにおける送信モードが設定されている端末装置かつM=1のサブフレームn、あるいはM=2のサブフレームに対して、関係テーブルにおけるPUCCHリソースの値は、2つのPUCCHリソースであるn(1) PUCCH,jとn(1) PUCCH,j+1にマップし、それ以外の場合はPUCCHリソースの値は単一のPUCCHリソースn(1) PUCCH,jにマップする。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはセカンダリセルのKの1つ以上の要素)内で、セカンダリセルにおけるすべてのPDCCH/EPDCCHアサインメントのTPCフィールドで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。このようにして、セカンダリセルにおけるPDSCH送信に対して準定常的にPUCCHリソースを用いることができる。この準定常的なPUCCHリソースは、動的なPUCCHリソースとは別の領域に確保しておくことにより、基地局装置が動的なPUCCHリソースをスケジューリングする際に、スケジューリングの負荷を低減することができる。
次に、チャネル選択のPUCCHフォーマット1bのTDDのHARQ−ACK多重、かつM>2のサブフレームn、かつ2つの設定されたサービングセルに対して、n(1) PUCCH,i(ただし0≦j≦3)は、上りリンクサブフレームnと関連するM個の下りリンクサブフレームにおける送信から得られたPUCCHリソースとして示される。n(1) PUCCH,0とn(1) PUCCH,1は、プライマリセルにおけるPDSCH送信あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信に関連し、n(1) PUCCH,0とn(1) PUCCH,1は、セカンダリセルにおけるPDSCH送信に関連する。
このとき、プライマリセルに対しては、以下の処理が行われる。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)において検出された対応するPDCCH/EPDCCHが無いプライマリセルにおけるPDSCH送信に対して、次のようにPUCCHリソースが決定される。
(1) PUCCH,0の値は上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。
サブフレームn−k(ここでkはKの、PDCCH中のDAI(Downlink Assignment Index)の値が1に等しい要素)における対応するPDCCHの検出によって示されるプライマリセルにおけるPDSCH送信、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの、PDCCH中のDAIの値が1に等しい要素)における下りリンクSPSリリースを示すPDCCHに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,1は、n(1) PUCCH,1=(Mprimary−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+N(1) PUCCHである。ここでcは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1かつN=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}となるものが選択され、nCCE,mはサブフレームn−kにおける対応するPDCCHの送信に用いられる最初のCCEの番号であり、N(1) PUCCHは上位層によって設定される。ここで、DAIとは、DCIフォーマット内のDAIフィールドによって示される値であり、下りリンク関連セットの中で、PDSCH送信あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHが送信を伴うサブフレーム数(そのDAIを有するPDCCH/EPDCCHに関連する送信を含む)を示す。つまり、DAIの値が1であることは、そのDAIを有するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信、あるいはそのDAIを有する下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信を伴う下りリンクサブフレームが、下りリンク関連セットの中で、それらを伴う最初のサブフレームであることを示す。また、DAIの値が2以上であることは、そのDAIを有するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信、あるいはそのDAIを有する下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH送信を伴う下りリンクサブフレームが、下りリンク関連セットの中で、それらを伴う2番目以降のサブフレームであることを示す。
サブフレームn−k(ここでkはKの、PDCCH中のDAIの値が1に等しい要素)における、対応するEPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの、PDCCH中のDAIの値が1に等しい要素)における下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,jは下記のように与えられる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,1は数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,1は数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。
これは、インプリシットなPUCCHリソースを規定するに際し、通常のCPにけるスペシャルサブフレーム設定0または5、あるいは拡張のCPにけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7は、DwPTSを構成するOFDMシンボル数が5個以下であるサブフレーム(1つのPRB中でEPDCCH送信のためのRE数が所定数より少なく、EPDCCH送信のために十分なRE数が無いサブフレーム)である場合に、このサブフレームに対応するPUCCHリソースをリザーブしない(このサブフレームに対応するPUCCHリソース数を0と想定する)ことを意味している。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
HARQ−ACK(0)は対応するPDCCH/EPDCCHのないPDSCH送信に対するACK/NACK/DTXレスポンスである。1≦j≦M−1に対して、もし対応するPDCCH/EPDCCHを伴うPDSCH送信で、かつそのPDCCH/EPDCCH内のDAIの値がjに等しいPDSCH送信、あるいは下りリンクSPSを示すPDCCH/EPDCCHで、かつそのPDCCH/EPDCCH内のDAIの値がjに等しいPDCCH/EPDCCHが受信された場合、HARQ−ACK(j)はそれに対応するACK/NACK/DTXレスポンスであり、それ以外の場合は、HARQ−ACK(j)はDTXにセットされる。
それ以外の場合、つまり、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)において検出された対応するPDCCH/EPDCCHが無いプライマリセルにおけるPDSCH送信ではない場合は、次のようにPUCCHリソースが決定される。
サブフレームn−k(ここでkはKの要素)における対応するPDCCHの検出によって示されるプライマリセルにおけるPDSCH送信で、プライマリセルにおけるTDDのUL/DL設定が{1、2、3、4、6}に属しており、かつそのPDCCH中のDAI値が1か2のいずれかに等しいPDSCHに対して、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの要素)における下りリンクSPSリリースを示すPDCCH送信で、プライマリセルにおけるTDDのUL/DL設定が{1、2、3、4、6}に属しており、かつそのPDCCH中のDAI値が1か2のいずれかに等しいPDCCHに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,iは、n(1) PUCCH,i=(Mprimary−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+N(1) PUCCHである。ここでcは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1かつN=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}となるものが選択され、nCCE,mはサブフレームn−kにおける対応するPDCCHの送信に用いられる最初のCCEの番号であり、N(1) PUCCHは上位層によって設定される。また、{1、2、3、4、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルにおいて、DAI値が1に等しい対応するEPDCCHに対してはi=0であり、DAI値が2に等しい対応するEPDCCHに対してはi=1である。また、TDDのUL/DL設定5のプライマリセルにおいて、対応するEPDCCHに対してi=0である。
サブフレームn−k(ここでkはKの要素)における対応するEPDCCHの検出によって示されるプライマリセルにおけるPDSCH送信で、プライマリセルにおけるTDDのUL/DL設定が{1、2、3、4、6}に属しており、かつそのEPDCCH中のDAI値が1か2のいずれかに等しいPDSCHに対して、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの要素)における下りリンクSPSリリースを示すEPDCCH送信で、プライマリセルにおけるTDDのUL/DL設定が{1、2、3、4、6}に属しており、かつそのEPDCCH中のDAI値が1か2のいずれかに等しいEPDCCHに対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,jは下記のように与えられる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,iは数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,iは数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q、n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q、n−ki1は0に等しい。ここで、{1、2、3、4、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルにおいて、DAI値が1に等しい対応するEPDCCHに対してはi=0であり、DAI値が2に等しい対応するEPDCCHに対してはi=1である。また、TDDのUL/DL設定5のプライマリセルにおいて、対応するEPDCCHに対してi=0である。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
1≦j≦M−1かつ{1、2、3、4、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルに対して、もし対応するPDCCH/EPDCCHを伴うPDSCH送信で、かつそのPDCCH/EPDCCH内のDAIの値がj+1に等しいPDSCH送信、あるいは下りリンクSPSを示すPDCCH/EPDCCHで、かつそのPDCCH/EPDCCH内のDAIの値がj+1に等しいPDCCH/EPDCCHが受信された場合、HARQ−ACK(j)はそれに対応するACK/NACK/DTXレスポンスであり、それ以外の場合は、HARQ−ACK(j)はDTXにセットされる。1≦j≦M−1かつTDDのUL/DL設定0のプライマリセルに対して、もし対応するPDCCH/EPDCCHを伴うPDSCH送信あるいは下りリンクSPSを示すPDCCH/EPDCCHが受信された場合、HARQ−ACK(0)はそれに対応するACK/NACK/DTXレスポンスであり、それ以外の場合は、HARQ−ACK(j)はDTXにセットされる。
また、セカンダリセルに対しては、以下の処理が行われる。
サブフレームn−k(ここでkはKの要素)における、1または2に等しいDAI値を伴う、プライマリセルにおける対応するPDCCHの検出によって示されるセカンダリセルにおけるPDSCH送信に対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,iは、n(1) PUCCH,i=(Mprimary−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+N(1) PUCCHである。ここでcは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1かつN=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}となるものが選択される。また、NDL RBはプライマリセルから決められ、nCCE,mはサブフレームn−kにおける対応するPDCCHの送信に用いられる最初のCCEの番号であり、N(1) PUCCHは上位層によって設定される。また、DAI値が1に等しい対応するPDCCHに対してはi=2であり、DAI値が2に等しい対応するPDCCHに対してはi=3である。
サブフレームn−k(ここでkはKの要素)における、1または2に等しいDAI値を伴う、プライマリセルにおける対応するEPDCCHの検出によって示されるセカンダリセルにおけるPDSCH送信に対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,jは下記のように与えられる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,iは数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,iは数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。ここで、DAI値が1に等しい対応するEPDCCHに対してはi=2であり、DAI値が2に等しい対応するEPDCCHに対してはi=3である。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
サブフレームn−k(ここでkはKの要素)における、1または2に等しいDAI値を伴う、セカンダリセルにおける対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるPDSCH送信に対して、n(1) PUCCH,2の値およびn(1) PUCCH,3の値は、上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。対応するPDCCH/EPDCCHのDCIフォーマットにおけるそのTPCフィールドは、上位層によって設定された4つのリソースの値の1つからPUCCHリソースの値を決定するために用いられる。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはセカンダリセルのKの1つ以上の要素)内で、セカンダリセルにおけるすべてのPDCCH/EPDCCHアサインメントのTPCフィールドで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。
1≦j≦M−1に対して、もし対応するPDCCH/EPDCCHを伴うPDSCH送信で、かつそのPDCCH/EPDCCH内のDAIの値がj+1に等しいPDSCH送信が受信された場合、HARQ−ACK(j)はそれに対応するACK/NACK/DTXレスポンスであり、それ以外の場合は、HARQ−ACK(j)はDTXにセットされる。
端末装置はチャネル選択を行い、PUCCHフォーマット1bを用いて、アンテナポートpにおけるリソースであるn(1,p) PUCCHでb(0)とb(1)を送信する。ここで、アンテナポートpに対して、サブフレームnでn(1,p) PUCCH=n(1) PUCCHである。b(0)とb(1)の値とPUCCHリソースn(1) PUCCHは、それぞれM=3および4における選択されたテーブルのセットに基づいて、チャネル選択により生成される。また、端末装置にチャネル選択のPUCCHフォーマット1bに対して2つのアンテナポート送信が設定されているとき、アンテナポートp1に対してn(1,p1) PUCCHである。ここで、n(1,p1) PUCCHは、n(1) PUCCHをn(1,p1) PUCCHに置き換え、n(1) PUCCH,iをn(1,p1) PUCCH,iに置き換えることによって、それぞれM=3および4における選択された対応関係のセットに基づいて、上位層により設定されたPUCCHリソースであるn(1,p1) PUCCH,i(ただし、0≦i≦3)から選択される。
次に、PUCCHフォーマット3によるTDDのHARQ−ACKの手続きについて説明する。
端末装置に1つのサービングセルが設定されている場合、あるいは端末装置に2つ以上のサービングセルが設定されており、すべてのサービングセルのUL/DL設定が同じである場合は、Kは上述したような通常のKであり、MはセットK内のエレメントの数である。もし、端末装置に2つ以上のサービングセルが設定されており、少なくとも2つのセルが異なるUL/DL設定を有しているなら、その場合は、下記の説明のKはKであるものとすることができる。この場合も、MはセットK内のエレメントの数である。
PUCCHフォーマット3でのTDDのHARQ−ACK送信で、M≧1(MはセットKの要素数)のサブフレームn、かつ2つ以上の設定されたサービングセルに対して、端末装置にアンテナポートpに対してサブフレームnでのHARQ−ACK送信のために、PUCCHリソースn(3,p) PUCCHまたはn(1,p) PUCCHを用いる。ここで、n(3,p) PUCCHまたはn(1,p) PUCCHをは以下のようにして決められる。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCHの検出によって示されるプライマリセルのみにおける単一のPDSCH送信、かつ{1、2、3、4、5、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルで、そのPDCCH内のDAI値が1であるPDSCH送信に対して、あるいはサブフレームn−kにおける下りリンクSPSリリースを示すPDCCH、かつ{1、2、3、4、5、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルで、そのPDCCH内のDAI値が1であるPDCCHに対して、端末装置はPUCCHフォーマット1a/1bで、アンテナポートpに対してn(1,p0) PUCCH=(M−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+N(1) PUCCHであるPUCCHリソースを用いる。ここで、N(1) PUCCHは上位層によって設定され、cは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1かつN=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}となるものが選択され、nCCE,mはサブフレームn−kにおいて対応するPDCCHの送信に用いられる最初のCCEの番号である。PUCCHフォーマット1a/1bに対して2つのアンテナポート送信が設定されている場合、アンテナポートpに対するPUCCHリソースはn(1,p1) PUCCH=n(1,p0) PUCCH+1で与えられる。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するEPDCCHの検出によって示されるプライマリセルのみにおける単一のPDSCH送信、かつ{1、2、3、4、5、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルで、そのEPDCCH内のDAI値が1であるPDSCH送信に対して、あるいはサブフレームn−kにおける下りリンクSPSリリースを示すEPDCCH、かつ{1、2、3、4、5、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルで、そのEPDCCH内のDAI値が1であるEPDCCHに対して、端末装置はPUCCHフォーマット1a/1bで、下記によって得られるPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用いる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1,p) PUCCHは数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1,p) PUCCHは数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。PUCCHフォーマット1a/1bに対して2つのアンテナポート送信が設定されている場合、アンテナポートpに対するPUCCHリソースはn(1,p1) PUCCH=n(1,p0) PUCCH+1で与えられる。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCH/EPDCCHの検出が無いプライマリセルのみにおける単一のPDSCH送信、かつサブフレームn−kにおける下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCHが無い場合のPDSCH送信に対して、端末装置はPUCCHフォーマット1a/1bで、上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まるn(1,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用いる。PUCCHフォーマット1a/1bに対して2つのアンテナポート送信が設定されている端末装置に対しては、関係テーブルにおける1つのPUCCHリソースの値は、アンテナポートp-に対する1つ目のPUCCHリソースn(1,p0) PUCCHとアンテナポートp-に対する2つ目のPUCCHリソースn(1,p1) PUCCHの2つのPUCCHリソースにマップし、それ以外の場合は、1つのPUCCHリソースの値は、アンテナポートp-に対する1つのPUCCHリソースn(1,p0) PUCCHにマップする。
M>1で、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCHの検出が無いプライマリセルのみにおけるPDSCH送信、およびサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCHの検出によって示されるプライマリセルのみにおける追加のPDSCH送信かつそのPDCCH内のDAI値が1である追加のPDSCH送信、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における下りリンクSPSリリースを示すPDCCHで、かつそのPDCCH内のDAI値が1であるPDCCHに対して、端末装置は、A=2およびA=3に対してそれぞれ第4の対応関係および第5の対応関係に基づき、A個のリソースブロックn(1) PUCCH,i(ただし0≦i≦A−1)から選択されたPUCCHリソースn(1) PUCCHにおいてPUCCHフォーマット1bを用いて、サブフレームnでb(0)とb(1)を送信する。プライマリセルにおいて2つまでのトランスポートをサポートする送信モードが設定されている端末装置に対してA=3であり、それ以外(プライマリセルにおいて1つのトランスポートをサポートする送信モードが設定されている端末装置)はA=2である。ここで、PUCCHリソースn(1) PUCCH,0は上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。また、n(1) PUCCH,1=(M−m−1)N+mNc+1+nCCE,m+N(1) PUCCHである。ここで、N(1) PUCCHは上位層によって設定され、cは{0、1、2、3}の中からN≦nCCE≦Nc+1かつN=max{0,floor((NDL RB(NRB SCc−4))/36)}となるものが選択され、nCCE,mはサブフレームn−kにおいて対応するPDCCHの送信に用いられる最初のCCEの番号である。プライマリセルにおいて2つまでのトランスポートをサポートする送信モードが設定されている端末装置に対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH,2はn(1) PUCCH,2=n(1) PUCCH,1+1で決められる。HARQ−ACK(0)は、対応するPDCCHのないPDSCH送信に対するACK/NACK/DTXレスポンスである。HARQ−ACK(1)は、対応するPDCCHの検出によって示されるPDSCHでかつそのPDCCH内のDAI値が1であるのPDSCHの1つ目のトランスポートブロックに対する、あるいはそのPDCCH内のDAI値が1であるの下りリンクSPSリリースを示すPDCCHに対するACK/NACK/DTXレスポンスである。HARQ−ACK(2)は、対応するPDCCHの検出によって示されるPDSCHでかつそのPDCCH内のDAI値が1であるのPDSCHの2つ目のトランスポートブロックに対するACK/NACK/DTXレスポンスである。
M>1で、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するEPDCCHの検出が無いプライマリセルのみにおけるPDSCH送信、およびサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するEPDCCHの検出によって示されるプライマリセルのみにおける追加のPDSCH送信かつそのEPDCCH内のDAI値が1である追加のPDSCH送信、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHで、かつそのEPDCCH内のDAI値が1であるEPDCCHに対して、端末装置は、A=2およびA=3に対してそれぞれ第4の対応関係および第5の対応関係に基づき、A個のリソースブロックn(1) PUCCH,i(ただし0≦i≦A−1)から選択されたPUCCHリソースn(1) PUCCHにおいてPUCCHフォーマット1bを用いて、サブフレームnでb(0)とb(1)を送信する。プライマリセルにおいて2つまでのトランスポートをサポートする送信モードが設定されている端末装置に対してA=3であり、それ以外(プライマリセルにおいて1つのトランスポートをサポートする送信モードが設定されている端末装置)はA=2である。ここで、PUCCHリソースn(1) PUCCH,0は上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(1) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まる。また、n(1) PUCCH,1は下記のように決められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに分散的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,1は数2で求められる。
もしEPDCCH−PRBセットqに局所的送信が設定されている場合、n(1) PUCCH,1は数3で求められる。
ここで、nECCE,qはサブフレームnーkにおけるEPDCCH−PRBセットq内の対応するDCIアサインメントの送信のために用いられる最初のCCEの番号(つまり、そのEPDCCHを構成するために用いられる最も低いECCEインデクス)であり、EPDCCH−PRBセットqにおけるN(e1) PUCCH,qは、上位層パラメータであるpucch−ResourceStartOffset−r11によって設定され、サブフレームn−kにおけるEPDCCH−PRBセットqに対するNECCE,q RBは上述のNRB ECCEと同義であるPRBペアあたりのECCEの数である。また、上述したように、n’はサブフレームn−kにおいてEPDCCH送信のために用いられたアンテナポートから決まる。もしm=0なら、図32で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もしm>0なら、図33で与えられるようにして、ΔAROは対応するEPDCCHDCIフォーマットにおけるHARQ−ACKリソースオフセットフィールドから決定される。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されている場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqにおけるECCEの数に等しい。もし端末装置に、サブフレームn−ki1においてEPDCCHをモニタすることが設定されていない場合、NECCE,q,n−ki1はサブフレームn−ki1においてその端末装置に設定されるEPDCCH−PRBセットqが設定されていると仮定して計算されるECCEの数に等しい。通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。プライマリセルにおいて2つまでのトランスポートをサポートする送信モードが設定されている端末装置に対して、PUCCHリソースn(1) PUCCH、2はn(1) PUCCH,2=n(1) PUCCH,1+1で決められる。HARQ−ACK(0)は、対応するEPDCCHのないPDSCH送信に対するACK/NACK/DTXレスポンスである。HARQ−ACK(1)は、対応するEPDCCHの検出によって示されるPDSCHでかつそのEPDCCH内のDAI値が1であるのPDSCHの1つ目のトランスポートブロックに対する、あるいはそのEPDCCH内のDAI値が1であるの下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHに対するACK/NACK/DTXレスポンスである。HARQ−ACK(2)は、対応するEPDCCHの検出によって示されるPDSCHでかつそのEPDCCH内のDAI値が1であるのPDSCHの2つ目のトランスポートブロックに対するACK/NACK/DTXレスポンスである。
なお、ダイナミックTDDが設定される場合、ここでいうスペシャルサブフレームは、上記第1から第3のUL/DL設定のうち、少なくとも、そのセルにおける下りリンク参照UL/DL設定に基づくスペシャルサブフレームであることが好ましい。つまり、上りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームであっても、下りリンク参照UL/DL設定においては下りリンクサブフレームであるサブフレームは、ここではスペシャルサブフレームではないものとして上記手続きが行われる。すなわち、通常のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または5の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。拡張のCPにおいて、もしサブフレームn−ki1がスペシャルサブフレーム設定0または4または7の下りリンク参照UL/DL設定におけるスペシャルサブフレームである場合、NECCE,q,n−ki1は0に等しい。アンテナポートpに対するPUCCHリソースは下記により与えられる。UL参照UL/DL設定ではなくDL参照UL/DL設定に基づくことにより、PDSCHが送信され得るスペシャルサブフレームに対するPUCCHリソースをリザーブすることができる。また、端末装置が検出できない可能性がある明示的なレイヤ1の信号ではなく、RRCメッセージを用いて設定されるDL参照UL/DL設定に基づくことにより、いずれのPUCCHリソースをリザーブするか(あるいは、しないか)が検出の可否に依存しないようにすることができる。一方、ダイナミックTDDが設定されていない場合、上りリンク参照UL/DL設定(つまり、基地局装置により、システムインフォメーションブロックタイプ1メッセージを用いて報知されるUL/DL設定であって、ダイナミックTDDが設定されていない(あるいはダイナミックTDDのケイパビリティを有しない)端末装置で用いられるUL/DL設定)におけるスペシャルサブフレームが、ここでいうスペシャルサブフレームであるものとして上記手続きが行われる。
このようにして、PUCCHフォーマット3での送信が設定されている場合においても、プライマリセルのみでのPDSCH送信(あるいは下りリンクSPSリリースを示すPDCCH/EPDCCH)が行われた場合、1つのサービングセルのみが設定されている場合と同様に、PUCCHフォーマット1a/1bあるいはチャネル選択のPUCCHフォーマット1bを用いる。これをPUCCHフォーマット3からPUCCHフォーマット1a/1bあるいはチャネル選択のPUCCHフォーマット1bへのフォールバックと呼び、これにより、セカンダリセルの品質が悪い場合においても、プライマリセルの送受信方法はシングルセルでの送受信方法と同様の方法となるため、強固な通信を確保できる。
M>1で、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCHの検出によって示されるプライマリセルのみにおけるPDSCH送信で、そのPDCCH内のDAI値が1より大きいPDSCH送信、あるいはサブフレームn−kにおける下りリンクSPSリリースを示すPDCCHで、そのPDCCH内のDAI値が1より大きいPDCCHに対して、端末装置はPUCCHフォーマット3で、PUCCHリソースn(3) PUCCHを用いる。ここで、n(3) PUCCHは、上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(3) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まり、DAI値が1より大きいPDCCHアサインメント中のTPCフィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)内で、PUCCHリソース値を決定するために用いられるEPDCCHアサインメントで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。
このようにして、PUCCHフォーマット3はPUCCHフォーマット1a/1bとは異なるPUCCHリソースであり,動的なPUCCHフォーマット1a/1bとは異なる領域において,PUCCHフォーマット3用のリソースが設定される。これにより、動的なPUCCHリソースのスケジューリングの複雑さを軽減することができる。
もしすべてのサービングセルのUL/DL設定が同じなら、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるセカンダリセルにおけるPDSCH送信に対して、端末装置はPUCCHフォーマット3で、PUCCHリソースn(3) PUCCHを用いる。ここで、n(3) PUCCHの値は、上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(3) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まり、対応するPDCCH/EPDCCH中のTPCフィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。TDDのUL/DL設定1から6に対して、もしサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)におけるプライマリセル上のPDSCHに対応するPDCCH、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における下りリンクSPSリリースを示すPDCCHが検出されたなら、DAI値が1より大きいPDCCH中のTPCフィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)内で、PUCCHリソース値を決定するために用いられるプライマリセルとそれぞれのセカンダリセルにおけるすべてのPDCCHアサインメントで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。TDDのUL/DL設定1から6に対して、もしサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)におけるプライマリセル上のPDSCHに対応するEPDCCH、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHが検出されたなら、DAI値が1より大きいEPDCCH中のHARQ−ACKリソースオフセット(ARO)フィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)内で、PUCCHリソース値を決定するために用いられるプライマリセルとそれぞれのセカンダリセルにおけるすべてのPDCCHアサインメントで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)内で、PUCCHリソース値を決定するために用いられるプライマリセルとそれぞれのセカンダリセルにおけるすべてのEPDCCHアサインメントで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。
もし少なくとも2つのサービングセルのUL/DL設定が異なるなら、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における対応するPDCCH/EPDCCHの検出によって示されるセカンダリセルにおけるPDSCH送信に対して、端末装置はPUCCHフォーマット3で、PUCCHリソースn(3) PUCCHを用いる。ここで、n(3) PUCCHは、上位層の設定と、PUCCHに対するTPCコマンドフィールドの値と上位層で設定されたn(3) PUCCHの値との関係テーブルに基づいて決まり、対応するPDCCH/EPDCCH中のTPCフィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。{1、2、3、4、5、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルに対して、もしサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)におけるプライマリセル上のPDSCHに対応するPDCCH、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における下りリンクSPSリリースを示すPDCCHが検出されたなら、DAI値が1より大きいPDCCH中のTPCフィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)内で、PUCCHリソース値を決定するために用いられるプライマリセルとそれぞれのセカンダリセルにおけるすべてのPDCCHアサインメントで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。{1、2、3、4、5、6}に属するTDDのUL/DL設定のプライマリセルに対して、もしサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)におけるプライマリセル上のPDSCHに対応するEPDCCH、あるいはサブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)における下りリンクSPSリリースを示すEPDCCHが検出されたなら、DAI値が1より大きいPDCCH中のHARQ−ACKリソースオフセットフィールドが、n(3,p) PUCCHの値を持つPUCCHリソースn(1,p) PUCCHを用い上位層によって設定された4つのPUCCHリソース値のうちの1つからPUCCHリソース値を決定するために用いられる。端末装置は、サブフレームn−k(ここでkはKの1つ以上の要素)内で、PUCCHリソース値を決定するために用いられるプライマリセルとそれぞれのセカンダリセルにおけるすべてのEPDCCHアサインメントで、同じHARQ−ACKのPUCCHリソースの値が送信されるとものとして処理を行う。
PUCCHフォーマット3で、PUCCHリソースn(3,p) PUCCHかつ2つのアンテナポート送信が設定されている端末装置に対しては、関係テーブルにおける1つのPUCCHリソースの値は、アンテナポートp-に対する1つ目のPUCCHリソースn(3,p0) PUCCHとアンテナポートp-に対する2つ目のPUCCHリソースn(3,p1) PUCCHの2つのPUCCHリソースにマップし、それ以外の場合は、1つのPUCCHリソースの値は、アンテナポートp-に対する1つのPUCCHリソースn(3,p0) PUCCHにマップする。
なお、上記の説明において、/での2つの用語の併記は、「または」と解釈してもよい。また、ダイナミックTDDが設定されるとは、基地局装置によって、専用RRCメッセージを用いて、ダイナミックTDD自体が端末装置に設定される場合を含む。この他にも、基地局装置によって、専用RRCメッセージを用いて、ダイナミックTDDを行うためのパラメータ(例えば下りリンク参照設定を示すパラメータなど)が端末装置に設定される場合も含む。
以下、本実施形態における装置の構成について説明する。
図34は、本実施形態における端末装置1の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、端末装置1は、上位層処理部101、制御部103、受信部105、送信部107と送受信アンテナ部109を含んで構成される。また、上位層処理部101は、無線リソース制御部1011、スケジューリング情報解釈部1013、および、受信制御部1015を含んで構成される。また、受信部105は、復号化部1051、復調部1053、多重分離部1055、無線受信部1057とチャネル測定部1059を含んで構成される。また、送信部107は、符号化部1071、変調部1073、多重部1075、無線送信部1077と上りリンク参照信号生成部1079を含んで構成される。
上位層処理部101は、ユーザの操作等により生成された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を、送信部107に出力する。また、上位層処理部101は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。
上位層処理部101が備える無線リソース制御部1011は、自装置の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御部1011は、基地局装置3から受信した上位層の信号に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。すなわち、無線リソース制御部1011は、基地局装置3から受信した各種設定情報/パラメータを示す情報に基づいて各種設定情報/パラメータをセットする。また、無線リソース制御部1011は、上りリンクの各チャネルに配置される情報を生成し、送信部107に出力する。無線リソース制御部1011を設定部1011とも称する。
すなわち、無線リソース制御部1011は、第1のUL参照UL−DL設定、第2のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、第2のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定をセットする。
上位層処理部101が備えるスケジューリング情報解釈部1013は、受信部105を介して受信したDCIフォーマット(スケジューリング情報)の解釈をし、前記DCIフォーマットを解釈した結果に基づき、受信部105、および送信部107の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部103に出力する。
上位層処理部101が備える受信制御部1015は、DCIフォーマットに付加されたCRCパリティビットのスクランブルに用いられたRNTIに基づいてサブフレームを識別し、受信部105に対して、識別したサブフレームに基づいてPDSCHをデコードするよう制御する。ここで、受信制御部1015の機能は、受信部105に含まれてもよい。
制御部103は、上位層処理部101からの制御情報に基づいて、受信部105、および送信部107の制御を行なう制御信号を生成する。制御部103は、生成した制御信号を受信部105、および送信部107に出力して受信部105、および送信部107の制御を行なう。
受信部105は、制御部103から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ部109を介して基地局装置3から受信した受信信号を、分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部101に出力する。
無線受信部1057は、送受信アンテナ部109を介して受信した下りリンクの信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信した信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。無線受信部1057は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去し、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出する。
多重分離部1055は、抽出した信号をPHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号に、それぞれ分離する。また、多重分離部1055は、チャネル測定部1059から入力された伝搬路の推定値から、PHICH、PDCCH、EPDCCH、およびPDSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部1055は、分離した下りリンク参照信号をチャネル測定部1059に出力する。
復調部1053は、PHICHに対して対応する符号を乗算して合成し、合成した信号に対してBPSK(Binary Phase Shift Keying)変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、自装置宛てのPHICHを復号し、復号したHARQインディケータを上位層処理部101に出力する。復調部1053は、PDCCHおよび/またはEPDCCHに対して、QPSK変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、PDCCHおよび/またはEPDCCHの復号を試み、復号に成功した場合、復号した下りリンク制御情報と下りリンク制御情報が対応するRNTIとを上位層処理部101に出力する。
復調部1053は、PDSCHに対して、QPSK(Quadrature Phase Shift Keying)、16QAM(Quadrature Amplitude Modulation)、64QAM等の下りリンクグラントで通知された変調方式の復調を行ない、復号化部1051へ出力する。復号化部1051は、下りリンク制御情報で通知された符号化率に関する情報に基づいて復号を行い、復号した下りリンクデータ(トランスポートブロック)を上位層処理部101へ出力する。
チャネル測定部1059は、多重分離部1055から入力された下りリンク参照信号から下りリンクのパスロスやチャネルの状態を測定し、測定したパスロスやチャネルの状態を上位層処理部101へ出力する。また、チャネル測定部1059は、下りリンク参照信号から下りリンクの伝搬路の推定値を算出し、多重分離部1055へ出力する。チャネル測定部1059は、CQIの算出のために、チャネル測定、および/または、干渉測定を行なう。
送信部107は、制御部103から入力された制御信号に従って、上りリンク参照信号を生成し、上位層処理部101から入力された上りリンクデータ(トランスポートブロック)を符号化および変調し、PUCCH、PUSCH、および生成した上りリンク参照信号を多重し、送受信アンテナ部109を介して基地局装置3に送信する。
符号化部1071は、上位層処理部101から入力された上りリンク制御情報を畳み込み符号化、ブロック符号化等の符号化を行う。また、符号化部1071は、PUSCHのスケジューリングに用いられる情報に基づきターボ符号化を行なう。
変調部1073は、符号化部1071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の下りリンク制御情報で通知された変調方式または、チャネル毎に予め定められた変調方式で変調する。変調部1073は、PUSCHのスケジューリングに用いられる情報に基づき、空間多重されるデータの系列の数を決定し、MIMO(Multiple Input Multiple Output)SM(Spatial Multiplexing)を用いることにより同一のPUSCHで送信される複数の上りリンクデータを、複数の系列にマッピングし、この系列に対してプレコーディング(precoding)を行なう。
上りリンク参照信号生成部1079は、基地局装置3を識別するための物理レイヤセル識別子(physical layer cell identity: PCI、Cell IDなどと称する。)、上りリンク参照信号を配置する帯域幅、上りリンクグラントで通知されたサイクリックシフト、DMRSシーケンスの生成に対するパラメータの値などを基に、予め定められた規則(式)で求まる系列を生成する。多重部1075は、制御部103から入力された制御信号に従って、PUSCHの変調シンボルを並列に並び替えてから離散フーリエ変換(Discrete Fourier Transform: DFT)する。また、多重部1075は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎に多重する。つまり、多重部1075は、PUCCHとPUSCHの信号と生成した上りリンク参照信号を送信アンテナポート毎にリソースエレメントに配置する。
無線送信部1077は、多重された信号を逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、SC−FDMAシンボルを生成し、生成されたSC−FDMAシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、ローパスフィルタを用いて余分な周波数成分を除去し、搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、電力増幅し、送受信アンテナ部109に出力して送信する。
図35は、本実施形態における基地局装置3の構成を示す概略ブロック図である。図示するように、基地局装置3は、上位層処理部301、制御部303、受信部305、送信部307、および、送受信アンテナ部309、を含んで構成される。また、上位層処理部301は、無線リソース制御部3011、スケジューリング部3013、および、送信制御部3015を含んで構成される。また、受信部305は、復号化部3051、復調部3053、多重分離部3055、無線受信部3057とチャネル測定部3059を含んで構成される。また、送信部307は、符号化部3071、変調部3073、多重部3075、無線送信部3077と下りリンク参照信号生成部3079を含んで構成される。
上位層処理部301は、媒体アクセス制御(MAC: Medium Access Control)層、パケットデータ統合プロトコル(Packet Data Convergence Protocol: PDCP)層、無線リンク制御(Radio Link Control: RLC)層、無線リソース制御(Radio Resource Control: RRC)層の処理を行なう。また、上位層処理部301は、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報を生成し、制御部303に出力する。
上位層処理部301が備える無線リソース制御部3011は、下りリンクのPDSCHに配置される下りリンクデータ(トランスポートブロック)、システムインフォメーション、RRCメッセージ、MAC CE(Control Element)などを生成し、又は上位ノードから取得し、送信部307に出力する。また、無線リソース制御部3011は、端末装置1各々の各種設定情報/パラメータの管理をする。無線リソース制御部3011は、上位層の信号を介して端末装置1各々に対して各種設定情報/パラメータをセットしてもよい。すなわち、無線リソース制御部1011は、各種設定情報/パラメータを示す情報を送信/報知する。無線リソース制御部3011を設定部3011とも称する。
すなわち、無線リソース制御部3011は、端末装置1各々に対して、第1のUL参照UL−DL設定、第2のUL参照UL−DL設定、第1のDL参照UL−DL設定、第2のDL参照UL−DL設定、および、第3のUL−DL設定を設定する。
上位層処理部301が備えるスケジューリング部3013は、受信したチャネル状態情報およびチャネル測定部3059から入力された伝搬路の推定値やチャネルの品質などから、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)を割り当てる周波数およびサブフレーム、物理チャネル(PDSCHおよびPUSCH)の符号化率および変調方式および送信電力などを決定する。スケジューリング部3013は、スケジューリング結果に基づき、受信部305、および送信部307の制御を行なうために制御情報(例えば、DCIフォーマット)を生成し、制御部303に出力する。スケジューリング部3013は、さらに、送信処理および受信処理を行うタイミングを決定する。
上位層処理部301が備える送信制御部3015は、送信部307に対して、DCIフォーマットに付加されたCRCパリティビットのスクランブルに用いられたRNTIに基づいてPDSCHをリソースエレメントにマップし、該PDSCHでの送信を行うよう制御する。ここで、送信制御部3015の機能は、送信部307に含まれてもよい。
制御部303は、上位層処理部301からの制御情報に基づいて、受信部305、および送信部307の制御を行なう制御信号を生成する。制御部303は、生成した制御信号を受信部305、および送信部307に出力して受信部305、および送信部307の制御を行なう。
受信部305は、制御部303から入力された制御信号に従って、送受信アンテナ部309を介して端末装置1から受信した受信信号を分離、復調、復号し、復号した情報を上位層処理部301に出力する。無線受信部3057は、送受信アンテナ部309を介して受信された上りリンクの信号を、直交復調によりベースバンド信号に変換し(ダウンコンバート: down covert)、不要な周波数成分を除去し、信号レベルが適切に維持されるように増幅レベルを制御し、受信された信号の同相成分および直交成分に基づいて、直交復調し、直交復調されたアナログ信号をディジタル信号に変換する。
無線受信部3057は、変換したディジタル信号からCP(Cyclic Prefix)に相当する部分を除去する。無線受信部3057は、CPを除去した信号に対して高速フーリエ変換(Fast Fourier Transform: FFT)を行い、周波数領域の信号を抽出し多重分離部3055に出力する。
多重分離部1055は、無線受信部3057から入力された信号をPUCCH、PUSCH、上りリンク参照信号などの信号に分離する。尚、この分離は、予め基地局装置3が無線リソース制御部3011で決定し、各端末装置1に通知した上りリンクグラントに含まれる無線リソースの割り当て情報に基づいて行なわれる。また、多重分離部3055は、チャネル測定部3059から入力された伝搬路の推定値から、PUCCHとPUSCHの伝搬路の補償を行なう。また、多重分離部3055は、分離した上りリンク参照信号をチャネル測定部3059に出力する。
復調部3053は、PUSCHを逆離散フーリエ変換(Inverse Discrete Fourier Transform: IDFT)し、変調シンボルを取得し、PUCCHとPUSCHの変調シンボルそれぞれに対して、BPSK(Binary Phase Shift Keying)、QPSK、16QAM、64QAM等の予め定められた、または自装置が端末装置1各々に上りリンクグラントで予め通知した変調方式を用いて受信信号の復調を行なう。復調部3053は、端末装置1各々に上りリンクグラントで予め通知した空間多重される系列の数と、この系列に対して行なうプリコーディングを指示する情報に基づいて、MIMO SMを用いることにより同一のPUSCHで送信された複数の上りリンクデータの変調シンボルを分離する。
復号化部3051は、復調されたPUCCHとPUSCHの符号化ビットを、予め定められた符号化方式の、予め定められた、又は自装置が端末装置1に上りリンクグラントで予め通知した符号化率で復号を行ない、復号した上りリンクデータと、上りリンク制御情報を上位層処理部101へ出力する。PUSCHが再送信の場合は、復号化部3051は、上位層処理部301から入力されるHARQバッファに保持している符号化ビットと、復調された符号化ビットを用いて復号を行なう。チャネル測定部309は、多重分離部3055から入力された上りリンク参照信号から伝搬路の推定値、チャネルの品質などを測定し、多重分離部3055および上位層処理部301に出力する。
送信部307は、制御部303から入力された制御信号に従って、下りリンク参照信号を生成し、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、下りリンクデータを符号化、および変調し、PHICH、PDCCH、EPDCCH、PDSCH、および下りリンク参照信号を多重して、送受信アンテナ部309を介して端末装置1に信号を送信する。
符号化部3071は、上位層処理部301から入力されたHARQインディケータ、下りリンク制御情報、および下りリンクデータを、ブロック符号化、畳み込み符号化、ターボ符号化等の予め定められた符号化方式を用いて符号化を行なう、または無線リソース制御部3011が決定した符号化方式を用いて符号化を行なう。変調部3073は、符号化部3071から入力された符号化ビットをBPSK、QPSK、16QAM、64QAM等の予め定められた、または無線リソース制御部3011が決定した変調方式で変調する。
下りリンク参照信号生成部3079は、基地局装置3を識別するための物理レイヤセル識別子(PCI)などを基に予め定められた規則で求まる、端末装置1が既知の系列を下りリンク参照信号として生成する。多重部3075は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号を多重する。つまり、多重部3075は、変調された各チャネルの変調シンボルと生成された下りリンク参照信号をリソースエレメントに配置する。
無線送信部3077は、多重された変調シンボルなどを逆高速フーリエ変換(Inverse Fast Fourier Transform: IFFT)して、OFDMシンボルを生成し、生成したOFDMシンボルにCPを付加し、ベースバンドのディジタル信号を生成し、ベースバンドのディジタル信号をアナログ信号に変換し、ローパスフィルタにより余分な周波数成分を除去し、搬送波周波数にアップコンバート(up convert)し、電力増幅し、送受信アンテナ部309に出力して送信する。
より具体的には、本実施形態における端末装置1は、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)をセットし、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)をセットし、第3のUL−DL設定をセットする制御部(無線リソース制御部1011)を備える。
また、本実施形態における端末装置1は、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外するかどうかを、該サブフレームが第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示されたか、該サブフレームが第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示されたか、に少なくとも基づいて決定する制御部(制御部103)を備える。
また、制御部(制御部103)は、該サブフレームが第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示された場合には、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外するかどうかを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定する。
また、制御部(制御部103)は、該サブフレームが第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示された場合には、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外しない。すなわち、この場合においては、制御部(制御部103)は、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いる。
また、本実施形態における端末装置1は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待する受信部(受信部105)を備え、該サブフレームが、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示された場合には、該サブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待するかどうかを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定し、該サブフレームが、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示された場合には、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該サブフレームにおいてPDSCHでの送信を期待する。
また、本実施形態における端末装置1は、EPDCCHをモニタするサブフレームを設定する制御部(無線リソース制御部1011)と、該設定されたサブフレームのうち、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームとして指示されたサブフレームにおいて、EPDCCHをモニタする受信部(受信部105)と、を備え、該設定および指示されたサブフレームが、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示された場合には、該設定および指示されたサブフレームにおいてEPDCCHをモニタするかどうかを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定し、該設定および指示されたサブフレームが、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示され、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示された場合には、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該設定および指示されたサブフレームにおいてEPDCCHをモニタする。
また、本実施形態における基地局装置3は、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)をセットし、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)をセットし、第3のUL−DL設定をセットする制御部(無線リソース制御部3011)を備える。
また、本実施形態における基地局装置3は、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示したサブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外するかどうかを、該サブフレームを第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示したか、該サブフレームを第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示したか、に少なくとも基づいて決定する制御部(制御部303)を備える。
また、制御部(制御部303)は、該サブフレームを第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示した場合には、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外するかどうかを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定する。
また、制御部(制御部303)は、該サブフレームを第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示した場合には、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定から除外しない。すなわち、この場合においては、制御部(制御部303)は、該サブフレームを、HARQ−ACKのコードブックサイズの決定に用いる。
あるいは、端末装置1において、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)や第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)は上位層処理部101がセットしてもよい。
ダイナミックTDDが設定されていない場合、制御部103は、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定する。また、制御部103は、局所的な拡張物理下りリンク制御チャネルの送信に対して、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、拡張物理下りリンク制御チャネルのためのアンテナポートをセットする。また、制御部103は、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、拡張制御チャネル要素あたりの拡張リソースエレメントグループの数をセットする。送信部107は上りリンク制御チャネルを含む信号を送信する。ここで、多重部1075は、制御部103の指示の元で、上りリンク制御チャネルリソースに上りリンク制御チャネルをマッピングする。受信部105は拡張物理制御チャネルを含む信号を受信する。多重分離部1055は、制御部103の指示の元で、拡張物理制御チャネルを分離する。
また、本実施形態における基地局装置3は、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームとして指示したサブフレームにおいてPDSCHでの送信を行う送信部(送信部307)を備え、該サブフレームを、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示し、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示した場合には、該サブフレームにおいてPDSCHでの送信を行うかどうかを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定し、該サブフレームを、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示し、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示した場合には、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該サブフレームにおいてPDSCHでの送信を行う。
また、本実施形態における基地局装置3は、端末装置1がEPDCCHをモニタするサブフレームを設定する制御部(無線リソース制御部3011)と、該設定したサブフレームのうち、第3のUL−DL設定に基づいて下りリンクサブフレームおよびスペシャルサブフレームとして指示したサブフレームにおいて、EPDCCHでの送信を行う送信部(送信部307)と、を備え、該設定および指示したサブフレームを、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示し、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示した場合には、該設定および指示したサブフレームにおいてEPDCCHでの送信を行うかどうかを、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に基づいて決定し、該設定および指示したサブフレームを、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)に基づいてスペシャルサブフレームとして指示し、且つ、第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)に基づいて下りリンクサブフレームとして指示した場合には、CPの長さ、および、スペシャルサブフレームの設定に関わらず、該設定および指示したサブフレームにおいてEPDCCHでの送信を行う。
基地局装置3において、第1のUL−DL設定(UL参照UL−DL設定)や第2のUL−DL設定(DL参照UL−DL設定)は上位層処理部301が共通RRCメッセージや専用RRCメッセージによって端末装置1に設定してもよい。
ダイナミックTDDが設定されていない場合、制御部303は、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースのインデクスを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定する。また、制御部303は、局所的な拡張物理下りリンク制御チャネルの送信に対して、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、拡張物理下りリンク制御チャネルのためのアンテナポートをセットする。また、制御部303は、サブフレームが、第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、拡張制御チャネル要素あたりの拡張リソースエレメントグループの数をセットする。受信部305は上りリンク制御チャネルを含む信号を受信する。ここで、多重分離部3055は、制御部303の指示の元で、上りリンク制御チャネルリソースから上りリンク制御チャネルを取得する。送信部107は拡張物理制御チャネルを含む信号を送信する。多重部1075は、制御部303の指示の元で、拡張物理制御チャネルをマッピングする。
上述したように、UL−参照UL−DL設定、DL参照UL−DL設定、第3の設定、CPの長さ、および/または、サブフレームの設定に基づいて、PDSCH、EPDCCH、または、PUCCHを用いた通信を行うことによって、無線リソースを効率的に使用することができる。
例えば、上位層の信号を用いて設定されるパラメータのみに基づいて、PDSCH、EPDCCH、または、PUCCHを用いた通信を行うことによって、よりロバストな通信を行うことが可能となり、結果として、無線リソースを効率的に使用することができる。
また、例えば、上位層の信号を用いて設定されるパラメータ、および、物理層の信号を用いて設定されるパラメータに基づいて、PDSCH、EPDCCH、または、PUCCHを用いた通信を行うことによって、より動的な通信を行うことが可能となり、結果として、無線リソースを効率的に使用することができる。
また、上述したように、UL−参照UL−DL設定、DL参照UL−DL設定、第3の設定、CPの長さ、および/または、サブフレームの設定に基づいて、EPDCCHでの送信(EPDCCHのモニタ)を制御することによって、端末装置1における動作を簡略化することができる。
本発明に関わる基地局装置3、および端末装置1で動作するプログラムは、本発明に関わる上記実施形態の機能を実現するように、CPU(Central Processing Unit)等を制御するプログラム(コンピュータを機能させるプログラム)であってもよい。そして、これら装置で取り扱われる情報は、その処理時に一時的にRAM(Random Access Memory)に蓄積され、その後、Flash ROM(Read Only Memory)などの各種ROMやHDD(Hard Disk Drive)に格納され、必要に応じてCPUによって読み出し、修正・書き込みが行われる。
尚、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、をコンピュータで実現するようにしてもよい。その場合、この制御機能を実現するためのプログラムをコンピュータが読み取り可能な記録媒体に記録して、この記録媒体に記録されたプログラムをコンピュータシステムに読み込ませ、実行することによって実現してもよい。
尚、ここでいう「コンピュータシステム」とは、端末装置1、又は基地局装置3に内蔵されたコンピュータシステムであって、OSや周辺機器等のハードウェアを含むものとする。また、「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、フレキシブルディスク、光磁気ディスク、ROM、CD−ROM等の可搬媒体、コンピュータシステムに内蔵されるハードディスク等の記憶装置のことをいう。
さらに「コンピュータ読み取り可能な記録媒体」とは、インターネット等のネットワークや電話回線等の通信回線を介してプログラムを送信する場合の通信線のように、短時間、動的にプログラムを保持するもの、その場合のサーバやクライアントとなるコンピュータシステム内部の揮発性メモリのように、一定時間プログラムを保持しているものも含んでもよい。また上記プログラムは、前述した機能の一部を実現するためのものであっても良く、さらに前述した機能をコンピュータシステムにすでに記録されているプログラムとの組み合わせで実現できるものであってもよい。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、複数の装置から構成される集合体(装置グループ)として実現することもできる。装置グループを構成する装置の各々は、上述した実施形態に関わる基地局装置3の各機能または各機能ブロックの一部、または、全部を備えてもよい。装置グループとして、基地局装置3の一通りの各機能または各機能ブロックを有していればよい。また、上述した実施形態に関わる端末装置1は、集合体としての基地局装置と通信することも可能である。
また、上述した実施形態における基地局装置3は、EUTRAN(Evolved Universal Terrestrial Radio Access Network)であってもよい。また、上述した実施形態における基地局装置3は、eNodeBに対する上位ノードの機能の一部または全部を有してもよい。
また、上述した実施形態における端末装置1、基地局装置3の一部、又は全部を典型的には集積回路であるLSIとして実現してもよいし、チップセットとして実現してもよい。端末装置1、基地局装置3の各機能ブロックは個別にチップ化してもよいし、一部、又は全部を集積してチップ化してもよい。また、集積回路化の手法はLSIに限らず専用回路、又は汎用プロセッサで実現してもよい。また、半導体技術の進歩によりLSIに代替する集積回路化の技術が出現した場合、当該技術による集積回路を用いることも可能である。
また、上述した実施形態では、通信装置の一例として端末装置を記載したが、本願発明は、これに限定されるものではなく、屋内外に設置される据え置き型、または非可動型の電子機器、たとえば、AV機器、キッチン機器、掃除・洗濯機器、空調機器、オフィス機器、自動販売機、その他生活機器などの端末装置もしくは通信装置にも適用出来る。
以上、この発明の実施形態に関して図面を参照して詳述してきたが、具体的な構成はこの実施形態に限られるものではなく、この発明の要旨を逸脱しない範囲の設計変更等も含まれる。また、本発明は、請求項に示した範囲で種々の変更が可能であり、異なる実施形態にそれぞれ開示された技術的手段を適宜組み合わせて得られる実施形態についても本発明の技術的範囲に含まれる。また、上記各実施形態に記載された要素であり、同様の効果を奏する要素同士を置換した構成も含まれる。
本発明は、携帯電話、パーソナル・コンピュータ、タブレット型コンピュータなどに適用できる。
1(1A、1B、1C) 端末装置
3 基地局装置
101、301 上位層処理部
103、303 制御部
105、305 受信部
107、307 送信部
109、309 アンテナ
1011、3011 無線リソース制御部
1013 スケジューリング情報解釈部
1015 受信制御部
1051、3051 復号化部
1053、3053 復調部
1055、3055 多重分離部
1057、3057 無線受信部
1059、3059 チャネル測定部
1071、3071 符号化部
1073、3073 変調部
1075、3075 多重部
1077、3077 無線送信部
1079 上りリンク参照信号生成部
3013 スケジューリング部
3015 送信制御部
3079 下りリンク参照信号生成部

Claims (10)

  1. 端末装置であって、
    共通RRCメッセージによって設定される第1のUL−DL設定をセットする上位層処理部と、
    上りリンク制御チャネルリソースを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定がセットされていない場合、前記サブフレームが、前記第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、前記拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定
    前記第2のUL−DL設定がセットされた場合、前記サブフレームが、前記第2のUL−DL設定において前記所定のスペシャルサブフレームである場合に、前記拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、
    前記所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域とガードピリオドと上りリンク送信を行う領域の順で3つの領域を含むサブフレームである端末装置。
  2. 前記所定のスペシャルサブフレームは、前記下りリンク送信を行う領域が所定数以下のOFDMシンボルから構成される請求項1に記載の端末装置。
  3. 前記所定のスペシャルサブフレームは、ノーマルサイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレーム、または拡張サイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである請求項1に記載の端末装置。
  4. 前記制御部は、前記サブフレームが、前記第1のUL−DL設定において前記所定のスペシャルサブフレームである場合、前記上りリンク制御チャネルリソースを決定する際に、前記サブフレームにおける前記1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における前記拡張制御チャネル要素の数を0にセットする請求項1に記載の端末装置。
  5. 基地局装置であって、
    共通RRCメッセージによって第1のUL−DL設定を設定する上位層処理部と、
    上りリンク制御チャネルリソースを決定する際に、サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定する制御部と、を備え、
    前記制御部は、
    物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定が設定されていない場合、前記サブフレームが、前記第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、前記拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定
    前記第2のUL−DL設定が設定された場合、前記サブフレームが、前記第2のUL−DL設定において前記所定のスペシャルサブフレームである場合に、前記拡張制御チャネル要素の数を0とセットし
    前記所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域とガードピリオドと上りリンク送信を行う領域の順で3つの領域を含むサブフレームである基地局装置。
  6. 前記所定のスペシャルサブフレームは、前記下りリンク送信を行う領域が所定数以下のOFDMシンボルから構成される請求項5に記載の基地局装置。
  7. 前記所定のスペシャルサブフレームは、ノーマルサイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または5のスペシャルサブフレーム、または拡張サイクリックプレフィックスにおけるスペシャルサブフレーム設定0または4または7のスペシャルサブフレームである請求項5に記載の基地局装置。
  8. 前記制御部は、前記サブフレームが、前記第1のUL−DL設定において前記所定のスペシャルサブフレームである場合、前記上りリンク制御チャネルリソースを決定する際に、前記サブフレームにおける前記1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における前記拡張制御チャネル要素の数を0にセットする請求項5に記載の基地局装置。
  9. 端末装置における通信方法であって、
    共通RRCメッセージによって設定される第1のUL−DL設定をセットし、
    物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定がセットされていない場合、サブフレームが、前記第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースを決定する際に、前記サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定し、
    前記第2のUL−DL設定がセットされた場合、前記サブフレームが、前記第2のUL−DL設定において、前記所定のスペシャルサブフレームである場合に、前記拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、
    前記所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域とガードピリオドと上りリンク送信を行う領域の順で3つの領域を含むサブフレームである通信方法。
  10. 基地局装置における通信方法であって、
    共通RRCメッセージによって第1のUL−DL設定を設定し、
    物理下りリンク制御チャネルで送信される下りリンク制御情報によって示される第2のUL−DL設定が設定されていない場合、サブフレームが、前記第1のUL−DL設定において、所定のスペシャルサブフレームであるか否かに基づいて、上りリンク制御チャネルリソースを決定する際に、前記サブフレームにおける1つの拡張物理下りリンク制御チャネルセット内における拡張制御チャネル要素の数を0とセットするか否かを決定し、
    前記第2のUL−DL設定が設定された場合、前記サブフレームが、前記第2のUL−DL設定において、前記所定のスペシャルサブフレームである場合に、前記拡張制御チャネル要素の数を0とセットし、
    前記所定のスペシャルサブフレームは、下りリンク送信を行う領域とガードピリオドと上りリンク送信を行う領域の順で3つの領域を含むサブフレームである通信方法。
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